【小説】絵空の灰色

1：彩度無しさん：2006/12/20(水) 01:08:16 ID:HkuzLAWIC: 小説向けスレッド。ジャンル不問。
あまりにあんまりならあんまりだけど。

例:
アレックスは一心不乱に律動した。
たった二人、いや一人の、大自然の発現とも称するべきか。
周囲には触れ合う音が響く。

単調に見えるが、そうでもない。
やがて、彼の自然は激しさを増す。
嵐の中の木々のようにざわめき、翻弄されながら、
しかし自然の主は彼、という不可解性。
むしろ、不可解性を以てして自然とするべきか。

ついに自然が猛威を振るう。
彼のその律動は地震のように小刻みとなり、
そして、彼のアレックスは噴火した。
刹那、彼は耳にする。
「ワシの締まりはどうじゃった？」

目の前に髭とバンダナのキメラを確認した彼は、
「アッー！」
と断末魔を叫んだ。

リリアはまだ、設定されていなかった……。【完】
2：Religion Ep1 : GWB：2006/12/23(土) 01:53:50 ID:RGFj43LYC: 最近、うさんくさい宗教が増えた。
人が宗教を求める理由なんて知らないが、
宗教に需要があるのは確かだ。
ある人の言うには、「ホモ・レリギオースス」とか。

そんな、ニーチェの言葉と同じくらい脳裏によぎる考えと、
行動する気になれない時間を相殺していたとき。
やれやれ、来客者か。と惜しくもノーベル賞作家になれなかった、
あの人の描く主人公のような気分で解錠し、セールスかもしれないそれを迎える。
音を鳴らすだけのインターホンが聞こえたからだ。
曇るドアスコープからは何も見えなかったが、
確かにそこに人はいた。アウチ！　と声が聞こえたから間違いない。
ぶつけた事に対して、反射で戻した扉を慎重に開くと、そこには……

【続く】

#自民ライダーインスパイヤ

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