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蜃気楼の街…………

36セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/05/20(金) 00:08:30 ID:???
……?

…Σぁ………っ!?
(実際に自分が体験したかのように、それはリアルな体験だった
ぞくり、と体を震わせたのは 振り降ろされる腕、そこで映像が終わったからか)

…こ、の…通り…って……
(にわかには信じがたいと、そう思って「いたい」、そんな顔
これが口頭なら、たとえ彼の言葉とて彼女が全てを信じたかわからない、でも
今の映像は、彼女の肩をまだ震わせているくらいには、効果があったようだ)

37ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2016/05/23(月) 02:42:44 ID:???
……だから、その…

僕は、本当はずっと昔に死んでて……
(……?
 何か、強烈な違和感を覚える言葉だが…)

何があったかちゃんと説明…できなくて、ごめんだし
僕…もう、いかなきゃ……
(まるで今までそうなるのを我慢していたかのように、身体の力をふっと抜くと
 今までの比でないくらい、身体の末梢からどんどん霧のように…)

38セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/05/29(日) 06:08:22 ID:???
……ずっと……昔……
(先ほど見たものとあわせてすっかりその話を信じ込んでいるようにも…)

Σぁ……、あぁっ……!;
待って、ボク、まだっ…!;
(痛いくらいにロキをぎゅう、と抱きしめる
それに何の意味もないことはわかっているのに
だんだんと霧散していくの彼を抱きしめるのを、それでも止められない)

39ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2016/05/29(日) 11:37:12 ID:???
ん……っ…
(まだ、彼の重さもぬくもりも彼女の腕の中にあって
 残酷なことにそれがどんどん軽くなっていくのも、きっと感じられるはず)

………まだ…、なんだし…?

40セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/05/31(火) 03:28:03 ID:???
…まだ…やりたい事いっぱいあるよ…
もっとたくさん思い出だって作りたいし、
この街の事も…もっと…

(腕の中で徐々に軽くなっていくその体
最後の時を引き延ばそうとすればするほど
悪戯に時間だけが過ぎていく
きっと この言葉が、最後)

41ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2016/05/31(火) 22:20:15 ID:???
………セフィ…
ありがと、僕…たのs……、……―――
(最期に、彼から彼女にキスをした
 僅かに触れただけかも、風のように通り抜けたかもしれないくらいの淡い感触を)


(あっという間に、彼の体は跡形もなく塵と化して散っていった
 …彼女の腕の中に、大きく美しい黄色の宝石を残して)

42セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/01(水) 08:18:36 ID:???
ロ、kっ……
(…それは、彼女にとって深い心残りを最後に残した
塵になっていく彼の姿にばかり気が行って、
直後である今でさえ その感触を覚えていない)

……ロキ……ッ……
(宝石としてはかなり大きく、光を放つ石
噛みしめるように泣き続けている彼女の目にもはっきりと映ったそれを
…腕の中に残った彼のそのぬくもりを、強く 強く抱きしめた

花畑の中で独りきり
風に揺れる草花の音が煩わしくさえ思えた)

43名無しさん:2016/06/02(木) 01:29:29 ID:???
(…さぁ、と花畑に風が吹く
 散りゆく花たちに紛れて、まるでずっとそこにいたかのような、そんな気配がした)


ほう。
アレはそんなものを残していったのか。

44セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/02(木) 09:01:34 ID:???
Σっ…!;
(誰もいないと思っていたところに、そんな声が聞こえて
背中をびくっと跳ねさせ、まだ涙の止まらない視線をそちらに向けて)

45九十九 ◆CNssssssss:2016/06/02(木) 20:47:20 ID:???
(歩いてきたわけでも、ましてや空から落ちてきたわけでもない
 今までずっと、背後で見ていたかのように
 それはただそこに佇んでいた、…空気椅子に深々と腰をかけて)

もうもたないとは思っていたが、案外あっさりとしたものだ。
アレのもう一つ運命…座標としてでなく、自らの軌跡を形にして果てることを選んだとは。

くく。
まさしく魂の輝きというやつか、心なしかまばゆいばかりだな。
(…とても、彼女にとって大切な存在を弔う態度ではない
 その扱いはまるで自らにとってはただの道具…駒でしか過ぎない、といったそれに近い)

46セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/08(水) 20:52:06 ID:???
………、な、に…? 何、なの…?
(すぅ、と血の気が引いていくのを感じたのは
正体不明な相手に対する恐れよりは
その言葉の一つ一つに感じた、怒りに近かっただろうか)

……あなたは。 ロキの、何ですか。
(まだ潤んだ瞳を片手でぬぐいながら ぶん、と軽く頭を振って
焔を取り戻した瞳は睨むようにそちらへ向き直った)

47九十九 ◆CNssssssss:2016/06/08(水) 21:09:44 ID:???
知れている。

わたしはアレを造ったものだ。
わたしがアレを生み出し、この時に送り込まなければ…
お前との邂逅も、ましてや過ごすこともなかった。
アレの存在はすべては私に帰着する、それが道理だろう?
(それは、あまりにも横暴が過ぎる論理
 彼をものとしか見ていない、そんな言葉を悪びれずに使っている)


…さて、わたしがここに来た訳だが…
その宝石を、渡して貰おうか?
(未だ深く腰を掛けた体勢のまま、軽く手を差し出すような仕草をしてみせて)

48セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/08(水) 21:31:28 ID:???
…………。
(よりに、よって
彼女に、その言葉を使ってしまった
彼女に、その論理を語ってしまった
もうその時点で、セフィラは相手の言葉を理解しようとすることすらやめた)

―……もんか。 ロキを… お前なんかに。
造った…? …生み出した…… …そんなの。

…そんなのもう! うんざりだ!
理由も都合も聞くつもり、ない!
お前なんかには! 絶対にロキを渡さない!

(轟、と吼えた …その音圧で辺りを覆う草花さえ揺れた気がした

…今の彼女の姿を見れば誰にでもわかる
彼女は一切の特別な能力も持たないし、戦ったことだってまるでないだろう
弱者の遠吠え 身の程知らずの大虚勢 だけど、それでも
今の彼女にとっては、それが相手にどう映ろうと…)

49九十九 ◆CNssssssss:2016/06/08(水) 21:45:55 ID:???
……ほう。
思ったより激情に駆られるタイプだな?
(ゆっくりと、その重い腰を上げる
 琴線に触れたかのように荒ぶる彼女と対照的に、余裕とも取れる動作でゆっくり立ち上がった
 …その咆哮に大気すら震えそうなこの場においても、まるで繭一つ動かさない)

くく、そうだな……そう言うのなら、わたしはそれを力づくで返してもらうことにしよう。
そして喜べ、ハンデもつけてやろう。
(これから起ころうとすること、まるでそれを楽しみでならないかのように
 …半ば別の方向に一人で盛り上がっている)


本気は出さないでやろう。
そして一発でもわたしを殴れたら……、"ロキ"を返してやる。

50セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/21(火) 21:20:00 ID:???
ーっ…、ー…っ

(フー、フーッ… まるで喧嘩している猫のような息遣い
耳元に心臓があるかのように自分の心音が聞こえているだろう、
おそらくそちらの言葉など耳に入っていない)

…っ…!
(…宝石を上着のポケットにしまい込むと
愚直にも正面からそちらに突っ込んでいく)

51九十九 ◆CNssssssss:2016/06/21(火) 22:51:53 ID:???
…くく、もう届いていないか。
いいぞ、獣と相対する感じは悪くない。
(この期に及んで、まだそんな余裕を口にする
 彼女に言い聞かせるよりは、自らの口から溢れた言葉の様だ)

……さあ、来い!
(こちらに向かってくる彼女に、両腕を広げたそれはまるで受け止める体勢
 …ただ、その姿にうっすらとノイズがかかるように)

52セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/21(火) 23:32:20 ID:???
………ぁぁあああああああっ!

(誘いこむようなそちらの振る舞いに、こちらはさらに怒りを加速させていく
姿勢を低くして、勢いよく飛びかかる…!)

53九十九 ◆CNssssssss:2016/06/21(火) 23:38:29 ID:???
………―――
(飛び掛かられて尚、余裕の態度
 このままであれば、直撃は免れない
 …ノイズのかかる、不気味な姿であることには関わらず)

―――どこを見ている?
(不意に、耳元…それも背後から、声が聞こえた
 飛び掛かっている最中の出来事だった)

54セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/21(火) 23:47:22 ID:???
……っ

(その声にぞわり、としたものの
「当たらない」事だけは予測済と言ったところ
随分勢いの乗った飛びかかりであったものの姿勢を崩さず地面を踏みしめ、そちらへ向き直る)

55九十九 ◆CNssssssss:2016/06/21(火) 23:51:03 ID:???
いやはや、また大きく飛び込んだものだ。
目の前以外のことも見えていないと、色々と苦労するぞ?
(…まるで最初から、そこに立っていたかのような余裕のある振る舞い
 彼女が自分の居るところとは別の場所に飛んで行った、そんなことを口にして)

…いや。当たらないことは承知の上。
寧ろわたしがどうやっていなすのか、それを試されていたのか?くく。

56セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/21(火) 23:55:42 ID:???
………ズルいよね。
今の、どういうからくりな、わけ?

(…その顔つきは、さっきまで激昂していたとは思えない、落ち着いたもの
息は荒く、今の一瞬で体中赤みがかっていることからも本気に近い状態であったのは間違いないが
今見えているそちらの姿に対して斜めに体を向けて 視線も若干流すような視線)

57九十九 ◆CNssssssss:2016/06/22(水) 00:04:59 ID:???
教えて欲しいのか?そんな態度には思えんが。
……まあ、知ったところで当てられるものではないが。
(激昂と程遠い、冷静な表情で言葉を向ける彼女に苦笑いを含めて言葉を返す
 …鼻を鳴らし、少し逡巡するように)

わたしは、過去を書き換えることができる。
為すことの度合いにもよるが……、このように自分が攻撃を受けるのを避けることくらい、造作もない。
(…丁度その時だろうか
 九十九は気づいているのかいないのか、自分の身体から、ひらりと透明な蝶のようなものが飛んでいったのは
 それも一瞬のこと、錯覚かとすら思えるそれだが、相対する彼女の眼を以てすれば…)

58セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/22(水) 00:12:51 ID:???
……過去を…書き換える…とかね。
はぁ…… 本当に、さっきから嫌な奴を思い出すなぁ…もう!
(イライラした様子で片手で頭を掻きむしるようにしながら
科学よりの人間でありながら、そんな突飛な話でも否定から入らない)


………蝶……?
(それは、そんなすぐ後の事
瞬きでもしていれば見逃していたかもしれない だが
一瞬でも視ていたのなら見逃さないし忘れることは無い
必要ならばその模様の一つまで、はっきりと思い出せるほど)

59九十九 ◆CNssssssss:2016/06/22(水) 00:16:25 ID:???
くく。そこまでお前の心をいらだたせる奴を思い出すか?
一緒にされても困るが、そいつの行動には興味はあるな?

……ふむ?
(どうやら、九十九はそれについて知らないらしい
 何を言い出すのかとばかり首を傾げて、心当たりもなさそうな反応を見せた
 ……彼女の視た蝶は、今は見えない)

60セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/22(水) 00:23:52 ID:???
うっさい。
実際にやってのけるだけ、そっちのが厄介だよ…。
(目を細めて、そちらを見据える…というよりは
自分の鼻先を見つめるような、ぼうっとした不思議な視線)

……。
(不思議な視線のまま思考を巡らせている
如何にして、過去を書き換えると言う相手に一泡吹かせられるか…?)

61九十九 ◆CNssssssss:2016/06/22(水) 00:28:03 ID:???
確かにそうだ。
理論だの御託を並べてことを為そうとする者より、理屈は分からんがやれてしまう者の方が余程タチが悪い。
故に…能力と言うより、権能に近いな?
(彼女の言葉に応えているつもりなのかどうか
 …言葉としての会話は成り立つが、果たしてお互いにどう意識しているか、定かでなく)

どうした?来ないのか?
先ほどまでの勢いはブラフだったか?
(今度は熟考する様に佇んだ彼女に、少し不満げな声を漏らす
 まるで相手にして貰えない子供が催促するようで)

62セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/27(月) 22:30:33 ID:???
権能…。
まるで神様みたいな事を言うんだね?
(…一度目を閉じ、今度ははっきりとそちらに視線を向けた
呼吸はまだ整っていない物のかなり落ち着いた様子でそちらを見据え)

………。
もう、一度…っ!
(過去を書き換える能力を持ちながら、なぜ「今」そうしない?
そもそも自分がここに居ること、それを書き換えないのはなぜだ?
ロキを作り出し、時を越えさせて それを権能でやってのけたと仮定するならば
それこそ敵にとって「造作もないこと」のはずでは?
ただの酔狂なのか、使えない理由があるのか。
…そこまで考えてやめたから、そちらに視線を向けた

…そもそもそんな能力相手では、どう動いたって手詰まりなのだ。
何をされるかわからない以上 今は、どんづまりにぶつかるまで進むしかない
先ほどより低い姿勢 勢いより速度を重視して走り出した)

63九十九 ◆CNssssssss:2016/06/27(月) 22:57:55 ID:???
現象だの、原理だの、そんな御託はどうでもいい。
結果が得られる権利があるから、そうする。
そういうものだろう?
(まるで、それが当然だという振る舞い
 …その言葉だけは割と、本音なのかもしれないが)

くく。
いいぞ?その未知に対する勇敢さ。
…いや、無謀というのか?

まあ、いずれにせよ。だ。
こうするだけで十分だろう?
(彼女がそうやって、頭の中で幾重も考えを巡らせているとも知らず
 そうやって走り出してきた時に、力を巡らせる

 …その時だろうか、彼女の眼に再び蝶が映り込む
 一瞬、また一瞬、あの場所で、今度はそこで、目の前で、…
 まるで暗闇の中で無造作に灯っては消える電球のように、彼女の眼にしっかりと瞬間的に映り込む

 ……その中で、一つだけ
 その一つの蝶の傍、それを指し示すように佇むは忘れ得ぬ彼の…幻影…?)

64セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/27(月) 23:17:13 ID:???
……ボクだって
…そうしたかもしれないね。
(疾走しながらの返答、あまり余計な思考に頭を巡らせていないからか返事に中身がない
だが、その言葉は彼女の仮定を一目盛り程確かなものにした)

…っ、またっ………

…………。
(それは唐突に訪れた、まるで時が止まっていくかのような錯覚

蝶 次 向こう いや近い? ああ、また…

現れたとおもえば次が、その次が 初めは短い思考しかできなかったが、
後になるとゆっくり考え事ができるほど

視界がゆっくりにすら感じられるそれを ああ、先生と同じみたいだ、と思った)

……ロキ……っ
(自分さえも止まっていくかのような世界で、
彼の面影に誘われるように草花から飛び出した影は
見えている九十九の身体と違う方向へと向かっている
最高速で飛び出した身体はもう自分では止められない)

65九十九 ◆CNssssssss:2016/06/27(月) 23:29:31 ID:???
………っ…
何を、見ている……?
(すると、こちらに向かっていた彼女が不意に異なる方向に走り始める
 …それを怪しむ暇もなく、能力を発動する、が)

―――…、っ…何…!?
ロキ、貴様…ッ……!!
(ひた走る彼女の目の前に、ぱっ、と現れたその身体
 何があったのか、先の余裕が見当たらない表情
 このままでは避けきれない、初めて見せた焦燥のそれ)

66セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/27(月) 23:47:30 ID:???
―――ぁあああああああああっ!
(ゆっくりだった視界が、遅れた分を取り返すように加速したのは
めがけて跳んだ蝶の位置に、それが表れたからだろう
討ち果たすべきもの ロキの運命を弄んだ仇とも呼ぶべき敵を)

( 捉えた )

吟風ぅうっ… 弄月ぅううううっ!
(身体を宙に舞わせ 飛び込む勢いは風を 体は空に浮く月を表すと先生は言った
たった たったそれだけの技であるが 今の彼女が持つたった一つの武器
飛び切り勢いの乗った掌が 地の方へと押し付けるように斜め上から捻じり込まれる)

67九十九 ◆CNssssssss:2016/06/27(月) 23:54:31 ID:???
ぅ、ぅあああああああぁぁあっっ!!
(避けきれない、という運命
 それを捻じ曲げることは、今の彼女には出来ない
 今更身体を捩って逃げることも、数歩後ずさることも許されない
 …その時初めて、彼女の意思とは無縁の声が口から溢れ出た)

(その刹那、拳に打たれるまま、地に頭から沈められる
 いつもの力が出ない…正確には、出せないまま、渾身の力を受けざるを得なかった
 …後はもう、彼女の拳の振るうままに…)

68セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:01:05 ID:???
(全力で地に叩き伏せたその体の少し上空を、勢いそのままに飛んでいく
全体重、全脚力をかけた突進に、どれだけの勢いがあっただろう)

――うぐっ、ぁ……!
(草花がクッションになったとはいえ、地面にたたきつけられ、何度か地を転がり
ようやく止まった黒い影は、そちらにとどめを刺すという風でもない)

69九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:05:30 ID:???
………
(仰向けになるように、転がっているその姿
 それを仕掛けた彼女と違い、暫くの間はぴくりとも動かなかった、が)

…くく、これが、これが痛みか。
そうか、この鋭く突き刺さる感覚、今すぐ忌避したいこの感覚こそ、痛み…!
(ゆらり、とまるで吊り上げられた糸で持ち上げられるように、不自然に身体が起きあがる
 …ざわ、と髪が戦慄いた)

70セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:11:48 ID:???
はっ…、っ…! げほっ…、ぐ…っ…
(しまったなぁ、やりすぎるなって、言われて、たのに
頬の内側を噛んでしまって、鉄の味がしてひどい
仰向けになってぜぇ、ぜぇと その渇いた喉に血が絡んで噎せた)

っ………、……。
(聞いてない、ってば。 一撃って、言ったじゃんか………
痛みに歪んだ顔で、顔だけを起こしていたが やがて体を起こす力も尽きて、また空を仰いだ
意識はしっかりとある ただ そちらを見ていられないだけ)

71九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:16:45 ID:???
く、くくく。
くく。
(ざわざわざわ、と蠢くそれは、大きく伸びてある形を取る
 …それはロキの回想で垣間見た、忘れようもない姿のそれと、重ねて見えるもの

 …と、少し興奮冷めやらぬ様子だった彼女だったが、まるで風船が一気にしぼむように戦意が喪失していった)

いや、もうやめだ。
…無理を通す道理は存在しない、契った約束は守らねばならん。
(そんな異形めいた自分の姿もロクに繕わないまま、そちらへと向き直る
 …顔は修復したようだが、その傷は完全に癒えていないのも窺える)

お前の勝ちだ。ロキは返す。

72セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:21:39 ID:???
………はっ
(…ああ、此奴が
やっぱり全力でぶん殴っておいて正解だったな、と思うのと同時に
余力を残しておいて徹底的にのめしておけばよかった、とも思った
でも今の彼女には
恐怖より何よりロキをこんなにも傍に感じていられる、それだけで十分だった)

……いいの?
ボクをやっつけて奪い返すの…、今なら簡単だよ…
(守り切った石を胸の上で抱きながら
視線だけそちらに向けてそう言った)

73九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:25:04 ID:???
……奪い返す?
馬鹿を言え、わたしはまだロキを渡した覚えはない。
(話の的を射てないな、とばかりの口ぶり
 …どうやら、言葉の食い違いがあるようだ)

………ああ。
そうか、お前は気づいていないのか?

74セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:28:05 ID:???
…っ
………?
(痛む体を何とか起こし
そちらの言葉に耳を傾けている
気付いていない、とはなんだろう)

75九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:30:03 ID:???
お前の知るロキ……それは言わば、レプリカだな。
その元となった、オリジナルのロキ。

奴は死んではいない。
今も、わたしの腹の中だ。

76セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:32:10 ID:???
……レプリ、カ
…じゃあ、この石、は…

いや、それより…
オリジナルの…ロキ………
ロキが見せてくれたあれが…オリジナルの記憶…?

77九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:36:46 ID:???
元々はロキの身体を分析して、わたしが作った模倣体だ。
だが、その石まではわたしの作ったものでもなければ…意図したものでもない。
(全てが全て、彼女の創造通りというわけでもないらしい
 …それは確かに、セフィラと過ごしたロキの証)

そうだな。
…ならば、お前も見たあの場面で、オリジナルは圧死したと思っただろう。
が、結末は違うのだ。

78セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:41:54 ID:???
………。
(無意識に、それをぎゅう、と強く抱きしめた
彼がボクに残してくれた、確かな証)

……あなた… …ええと、名前…わからないと不便かな…。 まぁいいけど…
(あなた、という言葉に言い慣れてない感じがあります
ばつが悪そうに人差し指で頭を掻きながら)

…あなたの中で…というのは?

79九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:47:23 ID:???
九十九でいい。
わたしは、あの忌々しい【わたし】から分かれた1の、その残りだ。
(…何やら、自分のことを指していそうで、自分のことではないみたいだ
 違和感を覚えそうなそれだが、何やら事情がありそうで)

……。
わたしの腹の中は、それこそ一つの世界といえる。
時間の概念も、法則も、理も、全てがわたしの意のままの世界だ。
あの時お前が視たロキの結末は、あの腕に取り込まれ…その世界に放り込まれた、それが全てだ。

80セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 00:52:04 ID:???
…………九十九。
(不思議な話し方をするな、とは思いはしたが
今はただ、そちらの話を聞くばかりだ
きっと彼女なりに、信じがたい話を咀嚼しながら整理している)

なんで…、なんでロキを?
(疑問は尽きない
ロキを返すとは?という明らかな本題を前にしても、なお)

81九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 00:55:34 ID:???
難しい質問だな。
わたしは、お前の見た【わたし】ではないが……そうだな。

命を持たないものが、命を知るために、することは何か?
思い返すと良い。
魅力的なものがあり、その構造が知りたいと思ったとき、再現したいと思ったとき、お前ならどうするか?
(彼女は、自分でいう【わたし】ではないと前置いておきながら
 分かりにくくも必死に、言葉として伝えようとはしているようで)

82セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 01:08:42 ID:???
……分かれた1の、その残り…
(…なんとなくだが見えてきた気がする
あの怪物を理解したわけでなく 「彼女」であって「彼女でない」こと
目の前のそれは、それからわかれた一部分に過ぎない)

…、それって…
(彼の主観を見ただけでは敵意しか感じなかったからそう思い込んでいただけで
その本質は好奇心に近いもので
それは、憧れに近い無垢で純粋なものだったのだろうか、なんてことを口にした)

83九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 01:19:37 ID:???
…わたしの姿は、元のそれと大きく違うからな。
怪物の姿をした人だ、尤も…心は持たなかったが。
(傍目に見れば、人の姿をしているがその実…という言い方
 それを特に気にする様子もなく言ってしまう辺りも、その通りなのかもしれないが)

…少し、違うな。否定はしないが、その感情はごく僅かだ。
【わたし】が目指したのは、命を得ること。命を無くして生まれた矛盾の塊が求めたのは、命そのものの創造だ。
性質が悪かったのは、【わたし】は生まれついての悪だったことだな。
(憧れ、好奇心、そういう言葉で済ませられればどれだけ穏やかだったろうか、と言いたげな言葉
 彼視点のそれしか見えなかった過去、…だが、その舞台となった街はこの有様である辺り…)

84セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 01:25:09 ID:???
………。
(それを静かに聞いていることしかできなかった
それは違う、と言えるほど まだ相手の事を知っていない)

命の…創造………
……。
(もう少し希望がある、と思いたかったのかもしれない
だがここまでの話を聞いて
この街を思い出せば 結果など明らかで…)

85九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 01:31:54 ID:???
…残った1は、人の心を持つに至ったようだがな。
(それだけ呟くと、どこか穏やかな顔をした気がした)

……結果は分かるな?
【わたし】は暴れに暴れ回ったが、自らの命の創造には未だ至っていない。
…それ故に、非常に面倒なことになっているのだが……まあ、それはいい。

さて、そんなわけで、お前にロキを迎えに行って貰おうと思う。(←

86セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 01:36:11 ID:???
…………?
(きょとん、と ここまでで 一番人間らしい顔を見た気がした)

…当然だよ。
ボクでさえ、

…ボクでさえ………
(命の創造、と先ほど呟いていた
九十九に激昂したときもそうだが、やけにそれに関する言葉に耳聡い が)


………。

…は?(

87九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 01:40:38 ID:???
うん?何か戸惑うことがあるか?
(涼しい顔をして、まるで自分の発言に疑問を持っていない感じ
 …とか言ってる合間に、髪の毛のそれがざわざわと大きくなってって、それだけであの異形の姿を為すように)

わたしの腹の中まで行くに決まっているだろう?(じり(←

88セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 01:43:05 ID:???
………い、いやいや。 えっと。
ボク、その、今ボロボロだし心の準備が…………(…起こしたままの身体をあとずらせようとするも ……逃げられるわけなど(

89九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 01:46:42 ID:???
気にするな。
その程度の理、わたしの世界では通用しない。(←
(すた、すたと割と容赦なく距離を詰めてくる
 …髪の毛から生えたそれの威圧感も相俟って、迫力は満点のようです(

安心しろ、終わったらここに吐き出してやる。(
……それに、わたしでは今のロキを腹から引き出せん。
だから、模倣体とはいえ…わたしを殴り飛ばすくらいにロキとそこまで強く結びついたお前なら…と思ったまでだ。
お前にしか、できんことだ。

90セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 01:49:33 ID:???
……〜〜〜っ!w;
(ぞぞぞーっ、と耳尻尾を逆立てて
こうやって間近で見ると、思っていたよりコワい……!!!(←

……………。
分かった、よ………。
…なるべく、優しくね………(

91九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 01:57:57 ID:???
……くく。
まあ、一瞬だ。気づけばそこについている。

その宝石、離すなよ?
(そう言い残すなり、異形のそれのぐぱっと開いた大きな口が、一思いにせふぃをばくっと食べちゃった(
 …そのまま、彼女は九十九の「内的宇宙」へ…)

92セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2016/06/28(火) 02:00:20 ID:???
………ごめんやっぱりちょっと待――
(という間もなく、ぱくっと頂かれてしまいました…
そのままおいしく消化され…ることもなく、ふかい、ふかいところへ…)

93九十九 ◆CNssssssss:2016/06/28(火) 02:02:54 ID:???
……けふ。
(彼女を食べ終えると、軽く自分の腹を撫でまわす
 …髪の毛を納めない辺り、まだやることがあるようで)


さて、奴が働いている合間に…わたしも動くか。
(…いよいよ崩壊を始めた、その街の風景を眺め…

 そして、セフィは彼女のお腹の中へ…カナ(

94名無しさん:2017/02/25(土) 12:22:23 ID:???
(気が付くと、そこはベッドの上だった
 よく見た天井……ロキの部屋)

95セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 12:24:35 ID:???
………あれ
(飲み込まれる間に何か言う暇もなく
…なんだか、長いこと眠っていたような気さえする
ぼんやりと見上げた天井は良く知っているそれで、ゆっくりと体を起こして周りを見回す)

96九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 12:28:53 ID:???
やっと目が覚めたか。
このまま瞼を開けなければどうしようかと思っていたところだ。

(…傍の椅子にもたれかかるようにして、ずっとそちらを見ていたようだ
 ロキもちょうど、セフィラの傍で寄り添うようにして眠りについている)

97セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 12:32:41 ID:???
…おっかしいな、そんなに?
どのくらい眠ってた…?
(片目を擦りながら九十九の方に声を掛け
すぐそばに彼がいることに気づいて
…起こさないようにぽふりとその体に片手を置きながら)

98九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 12:35:08 ID:???
私がお前を腹の中に招待してから丁度30分経ったころだ。(


…さて、そいつももうじき目覚めるだろう。
やつに言伝を願いたいのだが、頼めるか?

99セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 12:37:43 ID:???
………全然経ってないじゃん………(

……言伝? いいけど…
(ちょっぴり意外そうな顔で…)

100九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 12:43:18 ID:???
お前は意識しなかっただろうが…永遠にも等しいかもしれない時間を一瞬で経験したのだ。
強烈な時差に身体がついていかない、なんてことがあっては困るのでな?
現に、そこの子猫はまぎれもなく千年前から連れてきた代物だぞ?

ひとつは、この家だけは私が修復しておいたことだな。
お前が今まで入ったことのあった家は、元々はまがい物だったからな。
それが今回のことで本来は消えるはずだったが……、誕生祝に私の腹の中から引っ張り出してきた。(
なかなかボリュームのあるものだったからな、決して気分のいいものではなかったぞ?

101セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 12:47:58 ID:???
…あんまり実感ないな
なんだか…あそこでのことは全部夢みたい…で…?
(……ふと、彼女の声が何かに気づいたように止まった)

……九十九のお腹ってどうなってるの………(
…でもそっか。 わざわざありがとうね、九十九。
(ねぎらうようにそう声を掛けて まったく気づかなかった部屋の中をきょろきょろと見まわしてみたり)

102九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 12:51:39 ID:???
私の腹の中は、それこそ夢と現そのものだ。
そこに永遠も一瞬も存在してはいない、というのが正しいのだがな。

しかし私の腹か……
そうだな……例えるなら、4次元ポ〇ットのようなものだな。(
それともう一つ……っと、どうした?
(辺りをきょろきょろと探る様子を、少し不思議そうに首をかしげて尋ねてみた)

103セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 12:56:58 ID:???
………。
例えばあそこに入ったことで治った怪我って、こっちに戻っても治ってるのかな。(ぽそり、と疑問に思ったことを)

…そ、それあとでいろんなところから怒られない?(
あ、ああいや。 全然部屋に違和感なかったから、気づかなかったんだ。 それだけ。
…ところで、まだ伝言、あるんじゃなかった?(じー…

104九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 12:58:48 ID:???
ああ、それは治っているぞ。
…決して、夢ではないからな。

なあに、中はブラックボックスなのはあちらも同じだろう?(
…そうか、それならいいんだが……
二つ目は、……んー…その前に……


よかったな、これで奴は二度目の童貞喪失を味わえるわけだ。(←

105セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:02:38 ID:???
………治ってる
(…それは、たぶん九十九との戦いでできた傷のことではなさそうですが)

いやまぁそれはそうだけど… 九十九からその単語が出るのはちょっと意外過ぎるというか…(
…あんまり見慣れた光景そのままだったからさ。(じーっと天井を見上げるようにしながら

Σどっ…(ブフッ(←

106九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 13:05:22 ID:???
……?
(きょとん、と
 本人はロキ本人と何があったかは知らなさそう)

なあに、私くらいになれば第四の壁くらい越えてみせるさ。(
……だろうな、なら、戻してよかったということだ。

くく。
きっと初々しいぞ?身体自体は何も経験していない純潔のままだからな。(

107セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:09:11 ID:???
…あ、いや… なんでも、ない
いいんだ、怪我、治ってるだけだし。 助かるよ。

…う、うわあ。 やりかねないから怖いな…(
きっとロキも喜ぶよ。(ぽふりぽふり、と彼の頭を撫ぜながら…

や、あのっ、えっと… ほら、それはー………ほら…
(…ベッドの上だしぴったりくっついてるしでしっかり意識しちゃう系女子(

108九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 13:11:27 ID:???
…そうか、ならいいんだが。
かといって、私を救急箱扱いはするなよ?食ったものを戻すって結構辛いんだからな。(←


……奴の二度目の純潔、奪いたくはないのか?(にやにや、じー(

109セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:14:28 ID:???
………あー、そのたとえはよくわかるけどちょっと…キツいね…(
でも、大丈夫だよ。 もう、いいんだ。
(そっと自分の肩を抱くように…)

……興味がないと言ったら、嘘に、なるけど………w;(視線が合わせられない(

110九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 13:16:32 ID:???
だから、この家を文字通り戻すときは大変だったんだぞ?(
……?
そうか、なら…いいんだが。
(…どうやら本人は気づいていなさそう)


くく。素直じゃないやつめ。(楽しそうにくつくつと笑ってます(
ここで二つ目の伝言だ、……幸せにな?

111セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:22:25 ID:???
……うぷ… あんまり想像したくないな…(
…ありがとう、九十九。
(ぽそぽそと、ただそれだけ伝えて)

Σっ、うっさいうっさいっ!w;(耳をぴーんと立たせてくわーっ(
…馬鹿っ…、言われなくなって… ……ちゃんと伝えておくからね…w;
(…まだちょっぴり恥ずかしそうにしつつも 平静を装うように、何事もなかったかのように本題にもどしt)

112九十九 ◆CNssssssss:2017/02/25(土) 13:25:53 ID:???
…第二の人生、精々謳歌しろと言ってやれ。
なぜなら、今の奴は……
(ふと、ロキに目線を移す
 と、まるで何かを感じ取ったかの様に言葉を紡ぐのを止めて)


っと、目覚めそうだな。
では、私は去ろうか。くく、水入らずというやつだ。

113セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:31:32 ID:???
…今のロキは……?
Σあっ、ちょっとまっ……
(…止めようとしたとき、傍らで彼がもぞ、と動いたのを感じて
それ以上大きな声を出す事が出来なかった)

114ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 13:33:00 ID:???
……んん…
(瞼をもぞもぞ、やがてしぱしぱさせて…)

115セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:35:42 ID:???
……。(行ってしまったか、と九十九を視線だけで見送った後

(…その様子を、近くでじいっと見つめていた
まだ目が覚めたばかりの彼が、もう少ししゃきっとするまで)

116ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 13:36:54 ID:???
………。
(ぽー……っと、その場で辺りをきょろきょろと眺めてから…
 彼女と目が合った)


……セフィ…?

117セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:40:32 ID:???
っ………
(そう名前を呼ばれると、ついどきっとしてしまって
少しだけ潤んだ瞳で見つめ返した後)

………「おはよう」っ…、ロキっ……。
(ぎゅっ………と、ベッドの上で彼を強く抱きしめた)

118ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 13:42:38 ID:???
Σふぃいいっ!?///
な、なんだしと…突然っ…!//
(むぎゅぅぅっと強く抱きしめられると、それだけでぱたぱたと慌てちゃって)


……ん、おはよう…セフィ
ありがとう……全部、覚えてるし……

119セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:47:10 ID:???
……ああ、ロキ…、ロキっ………
(短い時間とはいえ 一度は届かないところへ行ってしまいそうだった彼が、今はここにいる
それがうれしくて、いつまでもその腕を離せない)

……よかった……っ
ほんとうにっ…、よかった……っ(ぐすっ…

120ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 13:49:13 ID:???
……え、えっと…そのお……
(罰が悪そうな顔をしながら、それでもしっかりと彼女を抱き返しながら…)

ご、ごめん……だし
覚えてなかったとはいえ……、僕…あんなひどいこと……

121セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 13:57:08 ID:???
……バカっ、そんなこと、気にしてないっ………

…謝ることなんて、なにもない…
(そちらの身体に顔をうずめたまま
…今はただ、ゆっくりとこうしていたい 彼を近くに感じていたかった)

122ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 14:00:31 ID:???
……僕が、君と一緒にいた僕みたいになりたいって、思ったんだし。
そしたらあの宝石が僕の中に入って来て……全部、教えてくれた…
僕の知らないところで、何があったのか……全部…
だから……思い出したっていうのも、少し変だし

僕は、君の知ってる僕じゃないし。
でも……僕は、君の知ってる僕でありたいし……
(ベッドの上で、身を寄せ合うようにして、今はただ彼女のぬくもりを味わっていたくて…)

123セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 14:11:04 ID:???
………そっか……
(少しだけ顔を上げて、彼の顔を見つめながらなでりこなでりことして
おとなしく彼の話を聞いている)

うん、うん…わかってる。
…キミは本当にそれで、いいの?
…それでも、ボクと一緒にいてくれる…?
(彼の記憶を持っているとしても
…だとしても、確認せずにはいられなかった
余計なことだとは知っていても、ただじっと答えを待つ)

124ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 14:13:55 ID:???
……あたりめーだし。
寧ろ今頃捨てられたら困るし、それこそ永遠にひきこもるしー。

……僕を連れてきたんだから、責任取ってもらわないとこまるしー。
(…少しだけ照れ臭そうにそう言ってから、そっぽを向いた)

125セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/02/25(土) 14:22:03 ID:???
…連れてきた責任って、どう取らせるわけー。
(…再びのっしりぎゅーしながら、挑発的に …こちらはそっぽ剥いてるろっくんをじーっと見つめてきます)

126ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/02/25(土) 14:24:09 ID:???
Σふぃ……それは、…えっとー……
(ベッドの上でのっしりぎゅーされると、途端に受け身っぽくなっちゃって)

127セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/03/12(日) 22:58:17 ID:???
………とらせる、わけ?
(…いたずらっぽく笑って 含みのある笑みとかじゃなくて、純粋にこんな状況が楽しそう)

128ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/03/12(日) 23:16:18 ID:???
……とらせる、し……!
(…こんな状況を彼女が楽しんでいることも、こちらもそれが楽しいことも、ぼんやり意識しているみたいで)

129セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/03/12(日) 23:21:39 ID:???
……だから、どうやってなわけ…?w
(…今度は、含みのある 彼に幾度となく見せてきたであろう、ちょっと意地悪なそれ
そちらの肩のあたりに頬を擦りつけつつ、その顔を近くでじーっと見つめながら…)

130ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/03/12(日) 23:27:23 ID:???
……んぅ……っ……
千年引きこもってきた僕にいきなりこんなこと言わせようとするとか鬼畜だしー!
(…なんて、何を言おうとしているのか、ぼんやり理解しているらしい
 引き継いだ意思に文句を言うつもりは毛頭もないが、やっぱり少しもったいぶろうとして)

131セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/03/13(月) 00:17:34 ID:???
…言えないなら、言えないままでもいいし…?
ボクは、どっちにしても……
(そういいながら、とても近かった顔を一度体を起こして離してから
……再度倒れ込むようにして …彼の唇に、自分の唇を重ねた)

132ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/03/13(月) 00:21:54 ID:???
………ん、…っ…
(いよいよしびれを切らしたように見える、彼女の様子
 そのまま倒れ込んでくるようにして、唇を奪われた
 …こちらはそれを避けることもなく、自ら受け入れるようにして…)

133セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/05/12(金) 20:08:01 ID:???
ん…ふっ…(短い口づけ、それはすぐに離れてしまったが

………一人の時間が、すごく、長く感じた。
…あんまり長くなかった筈なのにね。
ロキが居ないと… ボクがだめなんだ。

だから、ロキ。

134ルクシオ ◆Loki/YfmrM:2017/05/12(金) 20:40:17 ID:???
……っ…、は……
(短い口づけ、そのはずなのに息を切らしてる
 疲労や息苦しさのそれではなく、単に気持ちが昂っているのだろう)

………だから、……?
(そして、次に告げられる彼女の言葉を待つように)

135セフィラ ◆Loah.qK.Uk:2017/05/12(金) 20:56:35 ID:???
…ボクなりの責任の取り方ってわけじゃ、ないけど…

これからもよろしく、ロキ。
また離れることがあっても… きっとボク、キミを見つけるから。
…ずっと、いっしょだから。 約束。


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