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ゲームを混ぜてみるスレ

1あなたを、名無しさんです。:2002/12/27(金) 22:13
あゆ「それではボクの最後のお願いですっ」

   「ボクを殺した責任、とってもらうからね」

12あなたを、名無しさんです。:2003/01/21(火) 10:14
翡翠「両儀、巫淨、浅神、七夜。この四つの家系は混ざりモノには天敵とされています。………………あ、「長瀬」を忘れていました」
志貴「………………………………!?」

13あなたを、名無しさんです。:2003/01/21(火) 12:29
あゆ「レンのうんこ踏めっ!」

14あなたを、名無しさんです。:2003/01/21(火) 17:07
>>13
そりは踏む人多いかも。

15あなたを、名無しさんです。:2003/01/23(木) 15:28
千鶴さん「懺悔の真似事ですか、耕一さん」

16あなたを、名無しさんです。:2003/01/31(金) 12:22
「月姫読本」に、「旧月姫」の志貴は尾根(PS版)の影響で性格が攻撃的だったと書いてあったが……

・裸で寝ていたり隠れて寝たりして翡翠を困らせる志貴
・登校中にぶつかったシエルに肘打ちを食らわせる志貴
・秋葉をデートに呼び出しておいてラーメン屋につれて行く志貴
・アルクェイドを夜の学校に呼び出して死者に襲わせる志貴

とか?

17あなたを、名無しさんです。:2003/01/31(金) 13:31
>>16
それはそれでイイな(w
シエルルートの最後にはみずかに似た奴が出てくるし。

18あなたを、名無しさんです。:2003/01/31(金) 14:48
しかし、それだと「ほら、はーってしてよ。はーって」のあの涙なしでは見れないシーンが……

 「ころ して あげ る」

になってしまう……(ノД`)・゚・ 。

19あなたを、名無しさんです。:2003/01/31(金) 16:50
さらに
・永遠に逝ってしまった志貴を七夜の短刀を抱きながら待ち続ける秋葉
・眼が見えなくなる先輩
・真のヒロインを目指して奮闘するさっちん

とか。

20あなたを、名無しさんです。:2003/01/31(金) 19:06
>>19
(・∀・)イイ!
特に一番目

21あなたを、名無しさんです。:2003/02/06(木) 17:33
マジレスだが、「月姫」も尾根と同じく「永遠」否定の要素があるよな、と思うんだが、どうだろう。

22あなたを、名無しさんです。:2003/02/15(土) 20:22

                 夢。
              夢を見ている。
              毎日見る夢。
             終わりのない夢。
                赤い血。
               流れる流血。
              死に覆われた世界。
              誰かの断末魔。
              死徒の呻き声。
     夕焼け空を覆うように、人が慟哭していた。
            どうすることもできずに、
ただ、人を喰う その死徒を見ていることしかできなかった。
             だから せめて・・・
          一匹くらいは撃墜したかった。
       だけど 琥珀さんにもらったナイフは、忘れて
       ナイフの無い魔眼は、使い方がわからなくて
          見ていることしかできなくて・・・・
                 悔しくて・・・
                 悲しくて・・・

23あなたを、名無しさんです。:2003/02/15(土) 20:36
雨が降っていた。
重く曇った空から、憂鬱な雨がゆらゆらと舞い降りていた。
冷たく済んだ空気に、湿った木のベンチ。
「……」
俺はベンチに深く沈めた体を起こして、もう一度居住まいを正した。
空の上が雲に覆われた公園は、今もまばらに人を吐き出している。
白いため息をつきながら、公園の広場に設置された街頭の時計を見ると、
時刻は3時。
まだまだ夜中だが、分厚い雲に覆われてその向こうの月は見えない。
「遅い…」
再び椅子に持たれかかるように空を見上げて、一言だけ言葉を吐き出す。
視界が一瞬臭いもやに覆われて、そしてすぐに北風に流されていく。
体を突き刺すような心の傷。
そして、たえることなく降り続ける雨。
心なしか、空を覆う雲の雨の密度が濃くなったような気がする。
もう一度ため息混じりに見上げた空。
その視界を、ゆっくりと何かが遮る。

シエル「(略

24あなたを、名無しさんです。:2003/02/15(土) 20:45
>>22
キサマ!新手のRR使いか!

25あなたを、名無しさんです。:2003/02/15(土) 20:48
青子「志貴くん。
    お前の感じている感情は精神疾患の一部だ
    私が治す方法を知っている。
    私に任せろ。」

26あなたを、名無しさんです。:2003/02/15(土) 21:28
志貴の口癖が「わからない」じゃなくて
「どうすればいいんだ」だったら厭だな。
元の文章とすり替えてみたら面白そう。

27あなたを、名無しさんです。:2003/02/16(日) 02:11
>>26
それを見事にやってのけたのがSNOWの彼方なわけだが(。´Д⊂)゚。

28あなたを、名無しさんです。:2003/02/16(日) 23:29
この想いは生まれ変わる。
きっと、私を殺した責任に生まれ変わる。

29あなたを、名無しさんです。:2003/02/18(火) 12:53
>>23

最悪なキャストを目指してみるテスト。

あゆ ← 翡翠
名雪 ← 秋葉
栞 ← さっちん
舞 ← アルク
佐祐理 ← シエル

そして、真琴 ← 琥珀さん

30あなたを、名無しさんです。:2003/02/20(木) 11:03
>真琴 ← 琥珀さん
とんでもない仕返しをされそうなんですが…

31あなたを、名無しさんです。:2003/02/26(水) 12:13
「あゆが消えたのも」
「はい」
「秋子さんが轢かれたのも」
「はい」
「栞が助からなかったのも」
「はい」
「佐祐理さんが魔物に襲われたのも」
「はい」
「舞が自殺したのも」
「はい」

「全部おまえのせいだったって言うのかっ! 真琴っ!」

本当に「災いをもたらす妖狐」になりそうですな……。

32あなたを、名無しさんです。:2003/02/26(水) 14:43
>>31
真琴っていうよりまんま琥珀さんじゃないか。
はまり過ぎだけどw

33あなたを、名無しさんです。:2003/02/28(金) 15:16
真琴 ← 琥珀さん

も怖いが

名雪 ← 秋葉

も恐いな。

34あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 11:51
さらにやってみる。

「ねえ祐一さん。わたし誰も憎くないって言いましたけど、一人だけそういう人がいたんですよ。
 分かるでしょう? 真琴は祐一さんが憎かったんだと思います。だって祐一さんさえいなければ、
わたしは何も考える必要もなくものみの丘にいられたんですから」

35あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 17:27
お箸がつかえなくなるのも、
言葉数が少なくなったのも演技か。
やるなぁ真琴さんw

翡翠「そんな酷なことはないでしょう……」

36あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 17:41
>>35
なるほど。そこまでは考えつかなかった。

翡翠ワラタ。

37あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 17:47
>>34
あまりに琥珀さんっぽいので、まこぴー語バージョンをやってみた。

「ねえ祐一っ! 真琴、誰も憎くないって言ったけど、一人だけそういう人がいたのよっ!
 分かるでしょっ!? 真琴は祐一が憎かったのっ! だって祐一さえいなかったら、真琴はなんにも考えないでものみの丘にいられたんだからっ!」

琥珀さんだからあの表情だが、この語調だとわんわん泣きながら叫んでそうだ…。
真琴がものみの丘で祐一にパンチくらわすあたりのシーンで。

38あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 17:52
しかし真琴は毒をのんで……
鈴の代わりに白いリボンを。

39あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 18:49
真琴だと、琥珀さんとは別の形で切なくなりそうだな。

40あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 18:53
じゃあ、全然似てない伽羅同士を掛け合わせるってのはどーよ

41あなたを、名無しさんです。:2003/03/06(木) 19:02
真琴がいなくなった部屋の中で、折れた割り箸の代わりに、落書帳をハケーン。


タスケテ

タスケテ

タスケテ……

42あなたを、名無しさんです。:2003/03/07(金) 11:47
>>40

>>33とかどうだろう。
「―――泥棒狐。頃しておけば良かったんだおー」
とか逝ってると、サイコ名雪とかダーク名雪の方が好きな漏れとしてはGOOD。

43さらにマコピネタ:2003/03/12(水) 14:50
 「……なんて、間違い」
 なんていう間違いだろう。
 真琴はあんまりにも憎くて、何回もいたずらして、そのたびに祐一が怒ってくるのを待っていた。
 そのために彼女は何でもした。
 祐一を襲って、仔狐を拾ったという事さえ覚えてない祐一を襲って、行き倒れた。
 水瀬家の居候になった彼女は、浅はかな悪だくみで、食品を無駄づかいしてじっと祐一を待ったんだ。
 なんで、わからなかったのか。
 何十回といたずらしては祐一を苦しめようと待ち続けるその憎しみ。
 それは憎悪の類じゃない。
 真琴っていう少女は純粋すぎて、自分の感情さえわからなかった。
 自分がどうにかしてしまうぐらい、他者のことを思うこと。それは憎悪にひどく似ている。
 けど、たった一言。
 それが愛情というものだって教えられていたのなら、真琴という少女は、こんないたずらを犯さずにすんだっていうのに―――。

44あなたを、名無しさんです。:2003/04/24(木) 12:53
遠野家のおるすばん2
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/maepy/talk/t0019/0464.html
遠野家のおるすばん3
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/maepy/talk/t0019/0470.html

45あなたを、名無しさんです。:2003/05/09(金) 17:08
「One」の「えいえんのせかい」が浩平のつくった「固有結界」というアイデアが浮かんだんだが、似たような事考えたやついる?

46あなたを、名無しさんです。:2003/05/12(月) 01:34
<怒首領月>

ここからさきには
暴力的で
鬼のような
ヒロインどもが
あなたをまっています

そ れ で も 続けますか?

 はい  <いいえ>

47あなたを、名無しさんです。:2003/05/13(火) 11:11
<怒首領月>〜二週目冒頭〜

ご苦労だった・・・と
云いたいところだけど、
志貴には消えてもらうわ。

志貴は知らないだろうけど
私の1000年の闘争は
ここで勝利という終焉を迎える。

これからあなたたちは
何の手助けも受けず、

ただひたすら、死ぬだけよ。

どこまで、もがき苦しむか
見せてもらうわ。

「こ ろ し て あ げ る」

48あなたを、名無しさんです。:2003/05/14(水) 16:56
>>45
死徒二十七祖ですら数十分しか維持できない固有結界を一年にわたって維持できる浩平って……。

49あなたを、名無しさんです。:2003/05/14(水) 18:21
>48
つまりヤツはガイアそのものってことか

50あなたを、名無しさんです。:2003/05/14(水) 18:31
そうだったのか……。
するとヤツの奇行は人類に対する一種の制裁or警告?





ンナワケネーダロガ。

51あなたを、名無しさんです。:2003/05/15(木) 23:14
>>48
>>49
浩平が作って
みずかがキープします。

つまりガイアはみずかの方です。

52あなたを、名無しさんです。:2003/05/16(金) 14:48
>>48
固有結界の効果が「世界から消える」ということなので修正の対象にならないとか。

53あなたを、名無しさんです。:2003/05/16(金) 17:31
>>51
「みずか」を創り出したのは浩平だったのでは。
 となると、浩平は無意識にガイアに働きかけて「みずか」というガイアの分身を創造した、というのはどうだろう。
 こうなると、折原家も「達する」事を目指していた家だったのでは……。

54あなたを、名無しさんです。:2003/05/17(土) 22:06
【マルス】
ここが 遠野屋敷
志貴が 最後に
たどり着いたところ・・・▼

【ジェイガン】
そうです 志貴様は
ここで七夜の短刀をえて
ロア・バルダムヨォンを 倒された▼
そして 遠野の人々に
望まれて 初代当主と
なられたのです▼

【マルス】
でも 結局アルクェイドとは
一緒に なれなかった・・▼
なぜだ?
そんなに 愛しあっていたのに▼

【ジェイガン】
ヨーロッパの真祖達は
人間である 志貴様が
自分達の王になることを
望まなかった▼
それよりも 城に戻って
ウダウダ抜かさず とっとと 
眠りにつく事を 姫に強く
すすめたのです▼
アルクェイド姫は それを
こばむことが できなかった▼
「炎の紋章を行使する者
 その全てを 王家に
 ささげるべし」▼
それが真祖の王家に伝わる
変わらざる おきてなのです▼
姫は 志貴様には
別れを告げ 城に帰って再び
眠る運命を 受け入れられた▼

【マルス】
そんな・・・
それじゃ 志貴は
あまりに かわいそうだ▼

【ジェイガン】
あわれなのは 姫とて同じ
その後 城にもどられて
すぐに 引き篭もったといいます▼
志貴様は 生涯
つまをむかえることはなかった▼
遠野王国は 妹の
秋葉様・・つまり王子の
ひいおばあ様である方に
引き継がれたのです▼

【マルス】
悲しい話だね・・・それが
アルクェイドのさだめなのか▼
この ファイアーエムブレムに
まつわる 悲しい
さだめなのか・・・▼

55あなたを、名無しさんです。:2003/05/19(月) 00:32
志貴「夢を見ていた。
   とても仲のいい兄妹の夢。
   兄は、誰よりも妹のことを可愛がっていた。
   妹は、そんな兄が大好きだった。
   一緒の制服に身を包んで……。
   同じ学校に通って……。
   暖かい中庭でお弁当を広げて……。
   そして、楽しそうに話をしながら、同じ家に帰る。
   そんな些細な幸せが、ずっとずっと続くという……。
   ……悲しい……夢だった。」

56あなたを、名無しさんです。:2003/05/19(月) 00:38
>>55
ん、何か見覚えがある。
何のゲームだっけ?

57あなたを、名無しさんです。:2003/05/19(月) 00:44
KANONの栞編ですよ旦那

5856:2003/05/19(月) 00:49
>>57
ああそっか、久しく忘れとったよ。
なんか懐かしい・・・

59あなたを、名無しさんです。:2003/05/19(月) 17:59
葉鍵板で月宮あゆと高槻を絡ませるスレがあった時、ハカロワ時の御堂といい、あゆにからむと悪役が妙にマターリなるという説が出た。
月猫揚作品でも、悪役をあゆと絡ませてみるのはどうかと提案してみる。

60あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 01:48
ロア「つまり、月宮あゆという人物は正確には病院で寝ている
   だが、我々の目の前にいるのもやはり月宮あゆなのだよ・・・」
祐一「!?」
ロア「空想具現化・・・我々死徒ですら扱いきれぬ能力・・・・・・それを
   人の身のままに為しているのが・・・あのあゆという化け物だ
   君も随分と化け物には縁があるようだな・・・あゆといい舞といい
   真琴といい・・・・・・」
祐一「黙れ・・・あいつらは化け物なんかじゃない・・・・・・」
ロア「ふむ、真琴は別として、確かにあゆと舞は厳密には化け物ではない
   彼女達は退魔の末裔だ・・・・・・まあ、直系の家から比べれば相当に血は
   薄れているが・・・偶然劣性遺伝であるそうした血筋が目覚めたクチ・・・
   だが両者共にあまりに力が強すぎる・・・・・・空想具現化の使い手が二人
   しかも人間のままで行使しているなど・・・世に二つとはない事象がこの街で
   起きているのだよ」
祐一「それが、お前がこの街を訪れた理由か・・・・・・?」
ロア「然り・・・彼女達の能力、すなわち人間の身のままで空想具現化を
   為せるメカニズムを解明すれば・・・もはや姫君とて恐るるに足らん」
祐一「やらせないと言ったら・・・・・・?」
ロア「今、君と闘るつもりはない・・・空想具現化の使い手二人が守護している
   君を殺す事のできる手段など無いのでね・・・・・・彼女達が死なない限り
   君が死ぬという事態は起こりえないのだ・・・・・・恐らくはあの舞という
   少女が君を麦畑に招いて以来、世界から相沢祐一の死というものは
   削り取られてしまっているだろうから」
祐一「・・・どういうことだ?」
ロア「つまり・・・・・・あの木から落ちたのは君だったのかも知れないという
   推論だよ・・・それをあの少女が世界を書き換える事で・・・月宮あゆを
   落とさせた・・・そうすれば落ちるという事象を消去せずに世界を進行
   させられるのでね・・・・・・相沢祐一を失う事無く」
祐一「なら、あゆがあの力を持ってしまったのは」
ロア「そう・・・・・・元々の予定された事象と舞が書き換えた事象の間で世界には
   矛盾が生じた・・・それを修正する力が働く過程であゆは死ねなくなったのだ
   相沢祐一は死なないが月宮あゆも死なない・・・本来死人が一人出る場面で
   引き算が成立しなくなった事が全てのきっかけとなったのだよ・・・・・・・・・
   もっとも、その矛盾を修正する出来事――彼女の言葉を借りるなら約束が
   果たされれば、月宮あゆは死ぬ・・・・・・」
祐一「・・・・・・」
ロア「本来川澄舞の能力は彼女の固有結界内でのみ有効と成る能力なのだが
   彼女はそれを逸脱した・・・・・・運命を自ら望む形で創造し得る域まで
   達した・・・奇しくも彼女は幼少期世間から隔離された――あの状態が術者の
   育成に適した環境であるのは確かだが、それだけではあの領域には達さない
   では大きく逸脱したのは、彼女の能力に呼応した君にこそ原因があるのでは
   無いかと私は考えている」
祐一「俺・・・?俺がそもそものきっかけ・・・・・・!?」
ロア「そうだ、君は実に興味深い・・・・・・あの二人を始末した後、再び会おう
   あるいは君が私の終着地なのやもしれぬ・・・・・・」
祐一「ま、待てっ・・・!」
ロア「一つ、宿題を出しておく・・・・・・『雪兎』、君はこのキーワードをどう解く?」


跳ね起きる・・・・・・ベットの上にいた・・・・・・
夢・・・夢を見ていた・・・・・・薀蓄が大好きで・・・
その割に強くない・・・・・・無限転生があるから・・・
自分では割と強い方だと・・・・・・勘違いしていて・・・・・・
いつも人気投票では・・・・・・アルクにポイントをきっかり入れている・・・
いつまでもいつまでも・・・姫が一位である事・・・そんな何でも無い事を
願っている・・・・・・
そんな悲しい・・・頭でっかちの夢・・・・・・

61あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 05:49
天空に連なる七つの星のもと
1800年の長きに渡り
営々と受け継がれてきた
一子相伝の秘拳
七夜神拳―――――

だが先代黄理は
男児に恵まれなかった―――――

そこで黄理は四人の男を養子として迎えた・・・
七夜神拳をその中の一人に伝承するために・・・
長男螺襖 次男志貴 三男蛇欺 末弟蜷梓榔
それがおれが調べた七夜神拳に関する全てだ

62あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 06:04
蜷梓榔・・・お前が探している志貴とは一体どういう男なんだ?
うむ、志貴とは・・・七夜神拳伝承者と目された男
―――――あの蛇欺ですら志貴を認めていた
それほどの男が何故?
全てはあの日を境に―――――

七夜の森・・・あちこちで火がパチパチとはぜる・・・時折
忘れたように断末魔の苦鳴があがる・・・辺り一面血の海
もう、とうの昔に鼻は麻痺してしまって・・・そこで奴は
怪物に出会った・・・紅赤手・・・我等の暗殺術を以ってしても
太刀打ちできない相手・・・志貴はその怪物に魅入られてしまった

呆けていた志貴を遠野の当主が拾った・・・だが、その養子先で
志貴はあっさり殺されかけた・・・奇跡的に命は取り留めたものの・・・
もはや志貴の体は死病に冒されていた・・・・・・それが幻の継承者
七夜志貴という男だ・・・・・・

63あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:05
葉鍵板に投下したのを再投下

64あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:06
・・・それから。
西日が直接差し込む教室は、隅々まで紅く染まっている。
けど10分もすれば、日は沈み、青黒い影がそれに取って代わるだろう。
僕は、観鈴との約束を果たすために、授業が終わってからここでずっと待っていた。

トイレにいって、教室に戻ったら彼女がいた。

「にはは」

ー純白の、彼女の身長ほどの長さを持つ艶やかな翼。
夕陽を透かしたその姿は、僕の知っている彼女とは全く違っていた。
美し過ぎた。

「−、来て、くれたんだね」
「うん、約束したもの」

65あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:07
「少しつらかったけど、もう二度と会えないから」

綺麗な、笑顔だった。けど無理している証拠に、右目の目じりが光っている。

「そんな!?だってもう呪いは解けたんだろ?だったら、これからずっと・・・」
「無理だよ、私の翼は穢れちゃったから」

ー穢れた?あんなに美しい純白の翼が?

「翼人ってね、前にも言ったように、人間の環境破壊に対する反作用として生まれたんだよ。
だから本当は、人間を殺さないといけないんだ。
千年前、神奈ちゃんもそれですっごく苦しんで・・・。
今度こそはって、私が生まれたんだ。けどもうだめ、仕方のないことだったけど、死徒を随分殺しちゃったからね。
殺人衝動の蓋が開いて・・・。今は大丈夫だけど、定期的に人を殺したくてしょうがなくなるの。
だからもう駄目、空に帰らないと」

66あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:07
「そんな?」
信じられない。あんな、純粋無垢そのものといった表情をしている彼女が、そんなー!。

「これ以上地上にいると、祐介さんに迷惑をかけちゃうから」

彼女はまた微笑んだ。けど、

「僕が、いるじゃないか!」

「え?」

「観鈴が人を殺したくなったら、僕が電波で連れてきてやる!
世の中には死にたがってる人や、生きていてもしかたがないよう人とや、死んだほうがましなやつがたくさんいるから」

ーだから、離れたく、ない。

「にはは、いいね、それ」

67あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:08
「けど、いいや」

「どうしてー!?」

「祐介さんのこと好きだから。だから、そんなことさせられないよ。

ねえ、祐介さんは死にたがってる人とか、生きていても仕方がないような人がいるっていったけど、
どんな人でも、生きていればきっと良いことがあるって、私に教えてくれたのは祐介さんだよ」

ー絶句

「千年間ずっと私は苦しんでいたけど、祐介さんにあってからのこの2週間、短い間だったけどすごく楽しかったから。
だから、祐介さんにはずっと楽しくいて欲しい。私の人殺しを助けるなんて、そんなの駄目だよ」

ーそんな、僕はただ、君といれれば

「それにね、神奈ちゃんの所に戻らないと。
神奈ちゃんはね、千年前の事で、ずっとずっと苦しんでいたの。
けど、私が祐介さんとの記憶を持ち帰ってあげれば、私たちはその苦しみから解放されるから」

68あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:08
「祐介さんの夢を見るの。それだけで私は凄く楽しいから。
だから、そんな無理してくれなくていいよ」

僕はずっと呆然とした顔をしていた。

「ねえ祐介さん」
「ん?」
「会えてよかった。さようなら」

とてつもなく悲しい、けど彼女が無理しているからー
僕も無理に笑顔を作って答えた。

「また、いつか会えるといいな」
「そうだね、でも多分無理だけど」
「うん、でも僕はさよならはいわない。いいたくない。
だから、またな」
「うん、またね」

そして彼女は窓の方に向き直ると、翼を豪快に羽ばたかせて、飛んでいった。
僕は窓から、彼女が点になって、みえなくなるまでずっとそれを眺めていた。
ー教室の中は、まだ真っ赤だった。

69あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:09
次の日、僕は佐祐理さんが作ってくれた弁当をもって、屋上にあがった。

「ん、今日はお弁当か。いいなあ、少し分けてくれよ。
俺今日はすごく腹減ってるんだ」
「悪い藤田、今日は一人で食いたい気分なんだ」
「どうしたんだ長瀬?青春ってやつか!?このお」
「ほっといてくれ、少し残しといてやるから」
「おお、悪いな。なら食い終わったら中庭まで来てくれ」


僕は日常に帰ってきた。


みさき先輩は、観鈴がいなくなってからすぐに続けて姿を消した。
高野山にもどったんだと思う。浩之は、あんなに先輩にご執心だったのに嘘のように忘れ去ってしまった。
多分、学校で覚えているのは僕一人だろう。
そう思うと、あんなにうんざりしていたカレーを食いたくなってきた。

屋上には、まだ誰も来ていない。

70あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:10
青い、青い、ペルシアンブルーの空。

雲は風に流されて千切れ、つながり、形を変え続けていく。


そんな空の下で、

もう苦しむ事もなく安らかに眠る翼の少女のことを想い、

僕は涙の雫を落とすのだった。


-夏はどこまでも続いていく。彼女の眠る、この大気の中で-

71キャスト:2003/05/22(木) 08:10
遠野志貴ー長瀬祐介(雫)
アルクェイドー神尾観鈴(Air)
シエル(未登場)−川名みさき(ONE)
遠野秋葉(未登場)−柏木千鶴(痕、三十歳オメデトン、ぎゃー)
琥珀(未登場)ー倉田佐祐理(Kanon)
翡翠(未登場)−遠野美凪(kanon)
有彦ー藤田浩之(To Heart)

72キャスト:2003/05/22(木) 08:11
  「葉鍵十夜」

気がかりな夢を見た。

体を動かしてみる。うん、大丈夫だ。毒虫にはなっていない。

顔の上には影。

いつもなら朝日が顔に差して眩しいのに、何かが覆いかぶさっている。

73キャスト:2003/05/22(木) 08:12
「・・・・モーニン」

顔を僕の上に被せっ放しにして、美凪がいう。
(翡翠=美凪という設定にしております)

「ああ、おはよう、、、、ところで、どいてくれないかな」

「・・・・・」

美凪が持ってきてくれた詰襟に着替える。視線が気になって仕方がない。

「何か用?美凪」

「ぱちぱち・・・寝顔が素敵で賞・・・」

といって、僕に何も書かれていない白い封筒を渡す。

「ありがと、ところでこれ何?」

「・・・あとで、開封して・・・」
正直、彼女のペースには合わせられない。双子の姉の佐祐理さんや雇い主の千鶴さんも手を焼いている。
僕になにができようか?

74キャスト:2003/05/22(木) 08:12
で、いつものように千鶴さんと朝食を摂る。
佐祐理さんの作ってくれたご飯はいつもおいしい。千鶴さんは仕事で忙しく、家事に割く余裕は無いらしい。
もっとも、以前佐祐理さんが話した事が本当だとすると・・・

「祐介君?何か考え事でもしてるの?」
「いえ、全く何も」

綺麗な笑顔で千鶴さんが聞く。とはいっても、千鶴さんがこの顔をするときには警戒したほうがいいと佐祐理さんがいっていたので、
それにしたがっただけなのだけれども。何でも、彼女はカンが異常に強く、気にしていることを相手が少しでも考えるとその相手を
半殺しにしてしまう事が度々あるそうだ。だから彼女が総帥に就任してから、柏木グループが妙に調子付いて・・・

「祐介君?」
「何でもありません!」

もう殺し合いに巻き込まれるのはゴメンなので、急いで朝食をかっ込んで走って学校に行く。

75キャスト:2003/05/22(木) 08:13
・・・おかしい、睡眠不足のはずはないのだが、どうして授業中というのはこう眠くなるんだろう。
休み時間の後着席して、気がついたら次の休み時間だったということも珍しくは無い。
今日は、浩之は来ていないようだ。

と思ったら、昼休みに来た。

「何しに来た?」
「お前の弁当を食いに」

許可してもいないのにかってに箸を人の弁当箱に突っ込んで唐揚げだの漬物だのを盗む。
全く意地汚いやつだ。

食い終わると、僕は朝方美凪にもらった封筒の存在を思い出した。

「何だ?ラブレターか?借金の督促か?」
「多分、果たし状だと思う」

と、封筒の中には細長い紙切れが一枚入っていて

『愚鈍券』

と書かれていた。

76キャスト:2003/05/22(木) 08:14
は、ははは、ははははははははははhhhhhhhhh
ファッキン!

なんなんだよあのアマちょっとかーいっつからってちょーしづいてんじゃねーよだいたいてめーのげんどーいみぷーなんだよ
ちしょーなんじゃねーのかそもそもおれってやといぬしだろめいどのぶんざいでぐどんってなんだよぐどんって

とっさに僕は切れた。怒りが心臓から指先を満たし、脳髄の隅々までを支配する。
あまりに腹が立ったので、この怒りを電波に変えて美凪にぶつける事にした。

「お、おい。長瀬、どうしたんだ?」

浩之はとっくに逃げ出している。ツキアイガ長い盛夏漏れが多磨にコウナルノヲ知ってるからなぁ腐れ宴というのも観が獲物だぬぁ。
あまりに電波の出力が強いせいか、教室に残った連中がバタバタと倒れている。泡を吹いているのもいれば、痙攣しているのもいる。

「ひ、光あれ!」
黙れカス

「さ〜あ、おじちゃんとお医者さんごっこしようね」
ロリコンだったんかこの腐れ禿げ教師

教室はおろか、フロア全体が阿鼻叫喚の精神病棟。

77あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:15
・・・気がつくと、辺りは静まりかえっていた。

「いけない、いけない。やり過ぎちゃったよ」

僕の台詞では無い様な気もするが、ともかく学校中の人間がぶっ倒れてしまったらしい。
仕方がないので、自主的に午後の授業を休校とした。

早く屋敷に帰ってもすることが無いので、駅前をぶらつく。

一人で喫茶店でコーヒーを飲む。
一人で書店で立ち読みする。
一人でゲームセンターに入る。
一人で野良猫を撫でる。
一人で・・・・

浩之ともそうそうつるんでばかりいる訳ではないが、こうしていると観鈴の事が思い出されてならない。
僕は、彼女を楽しませてあげられただろうか?
この一月というもの、繁華街で、公園で、自室で、学校の食堂で、そんなことばかり考えている。
・・・帰ろう。何も解決する訳じゃないけど、幸いにも僕には帰れる場所がある。孤独を忘れさせてくれる家族がいる。

78あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:16
帰ると直ぐに部屋に戻り、ベッドに倒れこんで見る。
・・・駄目だ。どうしたって、僕はこの感情からは逃れられないらしい。

で、夕食である。

「今日は美凪ちゃんが作ったんですよー」
「へえ、珍しいわね」
「・・・・(ぽっ)」

「・・・なあ、どうして焼き魚にパルサミコ酢がかけてあるんだ?」
「どうして味噌汁の具にお客様用のキャビアを使うのかしら?それに豆腐の代わりに豆乳を入れるって・・・」
「あははー、サラダのドレッシングにジャムを使うなんて、佐祐理、知りませんでしたー」

しまった。丁度美凪が夕食の準備をしているときに、僕の電波の直撃を食らってしまったらしい。
だからこんな訳の分からない料理が出来上がるわけか。こんなことがばれたら、僕の身もどうなってしまう事か。

当の美凪はというと

「・・・・・千鶴様、そんないくら料理を作りたいからといって、私に化けるなんて、そんな・・・・」
駄目だ、これは。

79あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:18
「みいいいぃいぃぃなあああぎいいいぃぃいちゃあぁん?
それ、どういう意味かなぁ?私に詳しく説明してくれないかしるぁ?」

千鶴さんも駄目だ。語尾が『ゴルァ』ってなってるし。

「あははー、駄目ですよ美凪ちゃんー。
いくら千鶴様が料理下手だからといって、押し付けちゃ『めっ』ですよー」

「さあああぁぁぁアゆううううぅぅぅぅりっりいいりりr!!!!」

千鶴さん、頭に角生やさないでください。
そりゃ、僕だって大きなことが言える身ではありませんが、完全に人間止めちゃってどうするんですか。
あ、佐祐理さんの胸元をはだけて噛み付いた。血を吸ってる。

「・・・・思い出した」
美凪が突然口を開いた。ちょっととんでもない状況になっている千鶴さんと佐祐理さんがそのまま顔を向ける。
シュールだ。

「ゆーすけさん、、、私がお料理していると突然荒々しく入ってきて、私の中で暴れまわって・・・ぽ」
嗚呼、人を呪わば穴二つ。
美凪ちゃん、ちょっとその表現はおかしいんじゃ・・・・いや、別におかしくは無いか。主語に補足の必要があるだけで

80あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:20
「ゆうううすうけくぅぅぅn、学校もいかないで、なにやってたのかしらあ?
こんなに美人のお姉さんと一つ屋根の下にいるのに、こんなメイドに手を出すなんてえええええ!?」
「あははー、胸ちっちゃいですけど」
「ぬわんですってええええ!」

ねえ観鈴、君は今、楽しいですか?僕はどん底です(涙)。
こうして千鶴さんがなんら戦闘能力をもたない二人を容赦なく屠り去って、しかも完璧にエルクゥ化したらしく電波も全く通用せず、
そして立派な爪を僕の眼前に近づけている様を見ると、君と妖怪大戦争していた頃の方が心がおだやかっだと思います。
まあこういう話の常として、朝が来ると無傷の状態に戻っていて、またいつもの日常を過ごすことは分かっているんだけど・・・
悲しいことに、辞世の句が思いつきません。

「トイレには行きましたか?神様にお祈りは?本棚の裏でガクガクブルブルしながら命乞いをする準備はOK?」

千鶴さーん、こういうときにいう台詞じゃないですよ、それ。

「あなたを殺します」

やめてええええええええ

81あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:21
朝。
爽やかな朝。
深く眠り、活力に満ち溢れている人にも。
悪夢にうなされた人にも。
心配事があるのか体質なのか一晩中眠れなくて苦しんだ人にも。
朝日は平等に光を投げかける。
そう
徹底的に痛めつけられて、なのにSS特有のご都合主義で蘇生して、それでも全身に激しい痛みが残っている人にも。

・・・また、妙な夢を見た。セーラー服をきておかっぱ頭で、なぜか頭に猫みたいな耳がついている女の子が出てきた。
たしか、、、思い出せない。何かすごくいい事があったような気がするんだけど。

今日もまた、顔が何かで覆われているのか朝日が感じられない。

目を開ける。

観鈴がいた。

82あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:22
「にはは」
笑っている。けど、そんなことはどうでもよかった。僕は身を起こして彼女を抱きしめていたからだ。
・・・翼は、なかった。

「が、がお・・・苦しいよ、祐介さん」
「ご、ごめん。けどどうしたんだ?殺人衝動がどうとかいってなかったっけ」
「ああ、それね。
うん、どうしても一度だけ顔を見たくなって我慢できなくなっちゃって・・・
それで、さっきこのお屋敷に来たの。
そしたらね、綺麗だけどすっごく怖そうな女の人がいて、『何用ですかこのIQ80?』ってとってもお腹に響く声で聞くの。
で、『祐介さんの顔を見たいんです』っていったらいきなり襲い掛かってきて・・・・
あの人、人間じゃないでしょ?もう鬼のように強かったもん。
で、それで、、、、恥ずかしいんだけど、、、殺人衝動、十年分位使い切っちゃった」

部屋の外は酷く荒れ果てている。けど、そんなことはどうでもよかった。
千鶴さんは床にめり込んで、鼠位だったらショック死するような恐ろしいうめき声を上げている。そんなこともどうでもよかった。

翼が隠れた理由が分かった。僕はもう一度彼女を強く、強く抱きしめた。
「が、がお・・・」
「ねえ、観鈴」
「何?祐介さん」
「今日は、晴れてるから海まで行こう」

彼女はものすごく嬉しそうな顔をして、答えた。
「うんっ!」

83あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:24
以上です。
最初は葉鍵板の「気楽にSS」スレに書いたのですが、この板でやれとの声が大きかったので
試しに再投下してみました。

スレ汚し失礼

84あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 08:31
なんだコレ? 意味がさっぱりわからん。意味なんて無いのかもしれないけど。

85あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 09:46
>>84
説明不足失礼。
「葉鍵キャラで月姫」の試みです。
前半はアルクェイド・トゥルーエンドの再現。
後半はオリジナルの続編です。

86あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 12:29
月姫+スペランカー

シエル、街灯から飛び降りたら死ぬ。

87あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 16:11
>>60
>>59のコンセプトとは美妙にちがってるような気もするが、理屈や文章がいい感じだと思う。「固有結

界」を活用するのにシビれた。

>>63-83
 わりといい作品だった。観鈴ちんトゥルーエンドラストで、不覚にも少し震えてシマータ。微妙に配役の

ズレた伽羅がわりといい感じ。
>>76の壊れ長瀬ちゃんと愚鈍券、激藁。

88あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 17:19
>>59-60
…ワラキアがあゆの浮遊した意識と出会い、なにか興味深いものを感じて、祐一のトラウマを元にあの町に「タタリ」を展開するというのはどうだろう。
 あゆの存在も、舞の魔物も、真琴の人化も、すべては「タタリの冬」だったのでつ。

89あなたを、名無しさんです。:2003/05/22(木) 18:28
ロア「・・・・・・宿題は解けたかね?」
祐一「ああ・・・・・・『雪兎』と俺の関連性・・・それが謎を解く鍵」
ロア「ほう・・・聞かせてもらおう」
祐一「まず、『雪兎』とは舞の能力が覚醒した時、最も彼女の間近に
   あったもの・・・すなわち彼女の空想具現化のきっかけの一つで
   ある物体・・・幸せの象徴・・・この街では雪兎が鬼すら凌ぐ力を
   持ちうるって事・・・・・・」
ロア「ふむ・・・それだけか?」
祐一「まあ、そう結論を焦るなよ・・・次が重要なんだから・・・名雪が
   俺にその雪兎を捧げた行為・・・その時に言った言葉が意味する
   『唯一』・・・つまり舞が意味を与え、それを名雪が俺に捧げる
   ・・・あの一連の行為によって、俺は俺でありながら別の何かに
   なるよう運命付けられていた・・・・・・俺があのまま受け取っていれば
   だが・・・」
ロア「ふふ・・・まあ合格としておこう。君は実に優秀な生徒だ・・・もっと昔に
   別の場所で会っておきたかったよ・・・概ね今君がいった通り、君は
   舞が予定していた運命を一部跳ね除けてしまった・・・君があの時雪兎を
   手にしていれば、全ては彼女の望みどおり進行する予定だったのだよ
   ・・・・・・それが崩れた時から舞の暴走は始まった。あれだけの能力を
   持ちながら唯一望むものが手に入らない苦しみたるや、言語に絶するもの
   だろう・・・真祖の吸血衝動に似ていなくも無い・・・本体が眠りについている
   あゆと違い、舞は目覚めたままだったのも影響している・・・・・・狂気は
   やがて自己破壊衝動へ転換・・・結果は学校での彼女の奇行となった」
祐一「両雄相並び立たず。舞の奇跡にあゆの奇跡がケチをつけた・・・世界は
   二重の螺旋構造を持つようになり・・・俺がこの街に帰ってくるまで
   7年もかかった・・・・・・世界が運命の修復にそれだけ費やしたって事だ」
ロア「私との融合を果たさずにそこまでの推論を成し遂げるとは・・・つくづく
   面白い素体だな・・・・・・だがいい加減諦めたらどうだ?もう気付いていると
   は思うが、君の意識は半分以上私に侵食されている・・・・・・まだ半分しか
   と表現して良い程の健闘だがね」
祐一「ああ・・・舞もあゆも限界が迫ってるって証拠でもあるな・・・・・・お前の侵食は
   全て彼女達にフィードバックしている・・・・・・世界が作った一つの矛盾である
   お前の活動を妨げるには・・・いくらあいつ等でも役不足だ・・・」
ロア「矛盾を生むのは容易いがそれを修復するのは困難だ・・・・・・考えても
   見ると良い、水と泥を混ぜるのは簡単だがそこから再び水と泥に分ける
   作業は手間がかかるだろう・・・?」
祐一「一つだけ言えるのは百戦錬磨のお前がセールスマンみたいに俺をかき口説か
   なきゃならないぐらいあいつ等は手強いって事だな」
ロア「かもしれぬ・・・私は君に一つの可能性を見ている、あるいは君は私と融合し
   吸血鬼の能力と私の知識を受け継ぎながら、吸血衝動を持たないで存在
   しうるかもしれない・・・・・・そういう意味で君と融合してみたい・・・舞の
   空想具現化能力を凌いだのは、あながちあゆの横槍だけとは私には思えない
   のだ・・・・・・君は確かに自分の手で雪兎を撥ね退けたのだから」
祐一「選ばれるまえから特別な奴だった・・・それがお前の結論か?」
ロア「特別だったから選ばれた・・・・・・まあ似たようなものだな」

90あなたを、名無しさんです。:2003/05/23(金) 11:51
>>63-83

瀬尾晶−松原葵(To Heart)
ななこ(セブン)−今更マルチ(To Heart)でやっても面白くないので、真琴(Kanon) でも使ってみる。
時南宗玄−霧島聖(AIR)
シキ−柳川裕也(痕)
シオン・エルトナム・アトラシア−保科智子(To Heart)
有間都古−みちる(AIR)

伽羅追加。さっちんが思いつかねえ……。
有彦は浩平(ONE) の方が良くないかと言ってみるテスト。

9163:2003/05/23(金) 17:46
>>90
葉鍵板では
さっちん=長森瑞佳
という見解がありましたが。

続編書く気起きねえ・・・。メルブラ買おうかなぁ?けどパッドも買わなきゃいかんし。

92あなたを、名無しさんです。:2003/05/23(金) 23:21
―――――午後10時 遠野屋敷
夜の町に志貴が出歩いている・・・そんな噂が流れてから
一週間が経とうとしていた。そしてついに弓塚が夜の町に
あらわれたという情報が入った・・・・・・

四季「俺が出て一噛みしてこようか?」
秋葉「そう そうしてくれますか!」
四季「そんな言い方はいけない」
  「命令したまえ、君は当主だ」
秋葉「いえ!あなたはもともと琥珀の直属です。私に
   与えられている戦力ではありません」
  「わたしだって・・・」
四季「どうした?いつになく興奮しているようだが・・・」
  「今君の胸中を占めているのは遠野家ルートの志貴か
   それとも、7年前の子供の志貴かな?」
  「男性のために功をあせるのは良くない、落ち着くんだ」
秋葉(私が焦っているだと?・・・・・・ばかいえ!私は冷静だ―――)

四季「わざわざのお見送り 恐縮するな」
秋葉「頼みましたよ 四季!」
四季「秋葉 勝利の栄光を君に!!」

かくして弓塚は吸血鬼に・・・秋葉、志貴とアルクの接触を断つ事に成功する
だが・・・その裏で暗躍する意思に彼女は気付かなかった・・・・・・・・・

93あなたを、名無しさんです。:2003/05/23(金) 23:46
―――――深夜 遠野屋敷
四季の二度に渡る襲撃!秋葉は再び反転を迎えてしまう
秋葉・・・・・・その野望が終わりを遂げようとしていた

離れで目を覚ます秋葉
秋葉「二度目の反転だと・・・!?おのれ四季め!!!」
琥珀「秋葉様・・・聞こえていたらあなたの生まれの不幸を呪ったらどうですか?」
秋葉「その声は琥珀・・・私の生まれの不幸ですって!?」
琥珀「あなたはいい友人でしたけど・・・あなたのお父上がいけないのですよ!」
  「クスクスクス・・・・・・」
秋葉「琥珀・・・謀ったな、琥珀っ!」

裏返っていく意識の中で秋葉は自分が二度と戻ってこれなくなるのを
感じていた・・・・・・だが最後の意識を振り絞り、自らの凶暴性を押さえ込もう
とする・・・・・・
秋葉「私とて遠野の当主だ・・・無駄死にはしない!!」
せめて志貴の手を煩わせずに殺されるように・・・自分の血をギリギリまで
押さえ込む。単純な肉体強化のみの状態ならあの殺人貴が処理するのに
さほどかかるまい。
秋葉「遠野志貴に栄光あれえ!!」
そして意識が完全に飲み込まれた

94あなたを、名無しさんです。:2003/05/24(土) 04:10
「私には翡翠なんていう妹いませんよ?」
そう言った時の琥珀さんの目はとても空っぽだった・・・

「翡翠、琥珀さんに聞いてみたら『私には妹なんていません』って
 言ってたぞ?」
「そうですか・・・ではきっと私の勘違いです」

翡翠はいつも無表情だ。笑ったところを一度も見たことが無い。
笑ったら幸せが逃げてしまうとでも言うかのように・・・・・・。
姉に全ての重圧を預けて純潔を保った少女...だがその事がいつも
彼女を悩ませていた。そしていつしか少女は笑うのを辞めた・・・・・・。
その少女が・・・今・・・笑っていた・・・・・・。

95あなたを、名無しさんです。:2003/05/24(土) 14:18
ザクッ
四季「ふん、エレイシア・・・この出来そこないがっ!」
志貴「!?シエル先輩・・・・・・」
四季「ふっ・・・感情を持たない出来そこないのお前が涙を流すのか?
   おかしなものだな、志貴!」
志貴「だまれ!
   自然の摂理もお前の馬鹿げた計画も関係ない!
   シエルがいなくなってしまう
   
   シエルはもうしゃべらない
   もう……笑わない
   泣かない……怒らない……

   俺たちは……どうしたらいい?
   この痛みはどうしたらいい?

   指先がチリチリする
   口の中はカラカラだ
   目の奥が熱いんだ!」

四季「その感情も何もかも全て作り物に過ぎぬ・・・言ったろう貴様は出来そこない
   だと・・・いまだに自分の正体すら思い出せていないようだがな!」
志貴「俺の・・・正体?俺の・・・記憶・・・駄目だ、思い出せない!」
四季「遠野四季コピーノーナンバリング・・・それが貴様だ、志貴!」
志貴「じゃあ、俺の記憶は・・・全部偽物・・・・・・?」
四季「コピーの中でも出来そこないのお前がここまでやれるとは
   正直驚いたがな・・・いずれにしろお前は本物の遠野シキじゃあない!」
秋葉「そんな・・・兄さん!」
志貴「ごめんなさい・・・みんな騙してごめんなさい・・・秋葉さん、俺、あなたの
   兄さんにはなれませんでした・・・琥珀さん、俺、あなたの思い出の人に
   なれませんでした・・・翡翠さん、俺、リボン渡す人を間違えてました・・・
   ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

四季「ククク・・・ハハハハハ!これで遠野四季長男返り咲き計画を邪魔する者は
   いない・・・姫も秋葉も俺のモノだッ!!!!」
琥珀(ふふふ・・・踊れ踊れ四季!何も手に入れる事無く、あなたは
   全てを滅ぼすのです・・・・・・)

96あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 13:12
>>92-95
すまんが…元ネタは何だ?

97あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 13:23
ネタ書いた人じゃないんで定かではないけど

>>92-93
初代ガンダム・・・ってゲームじゃないじゃん

>>94
Kanon栞シナリオ

>>95はわかりません・・・ゴメン

98あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 13:36
>>97
恐らくFF7と思われ。

99あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 15:12
>>98教えてくれて、ありがとう

↓100ゲットおめ!

100あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 17:11
                 志貴〜、100getしたよ〜☆
                 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                        _ _
           ── ==≡≡  〃  ∧ヽ
     ズザー    - ==≡≡ _ | ノノノ))〉)
       ;;(´⌒(´⌒;;-==   (/ノリ リ ゚ ヮ゚ノリ
   (_(´⌒;;(´⌒(´⌒;;⌒;;≡≡ (lく_j⌒つ_つ
     ~~  ~ ~~ ~~~ ~       ~ ~~ ~

101あなたを、名無しさんです。:2003/05/26(月) 21:42
琥珀「志貴さん・・・ちょっといいですか?」

志貴「はい」

琥珀「レンのことなんですけれども・・・・」

志貴「こんな事突然言っても信じてもらえないかも知れないけど・・・
   レンは夢魔・・・正体は黒猫なんだよ」

琥珀「やっぱり・・・・・・」

志貴「え、じゃあ琥珀さんは気付いてたの?」

琥珀「何となく雰囲気で分かりましたよ」
  「志貴さんはもう覚えてないかもしれませんけど・・・7年前、屋敷に
   怪我をした一匹の黒猫が迷い込んできたんです・・・今でも覚えてますよ
   翡翠ちゃんが志貴さんに手当てを頼まれたんですけど、上手にできなくて
   泣きそうになってたのを私が手当てしたんですから」

志貴「そうか・・・あれは琥珀さんがやってくれたんだ」

琥珀「だから何となく分かったんです・・・ああこの子はあの時の子なんだなって」

102あなたを、名無しさんです。:2003/05/27(火) 09:51
>>91
>さっちん=長森

なんでだろ?

103あなたを、名無しさんです。:2003/05/30(金) 11:10
>>71>>90

朱い月 ⇒ 神奈
アルトルージュ ⇒ 月宮あゆ

いや、羽だし…。

104あなたを、名無しさんです。:2003/05/30(金) 12:32
OOH...違うでしょ・・・違うでしょ・・・何も違うでしょ?アルク、Listen!
Listen!Listen!「帰れ!」私言ったのは「帰れ!」アルクが持ってるのは
「カエル」。カエルと帰れ!・・・意味が違うでしょ?
意味が違うから名前も全然違うでしょ?OK?Try、 try アルク?

No,no,no,no,no!ああもうっ何もかもが違うっ!!!
それは「楓」私言ってるのは「帰れ!」
第一歳が全然違うでしょ?アルクにそのコスプレは不自然でしょ?
Ah、ボケ!アルク、殺しますよ?一辺喉掻っ切りますよ?ええっ!

シエルさーん、シエルさーんシエルさーん!Cooking stop!アルクが人の話を
聞いてくれないんです!心の耳で聞いてくれないんです!Oh!アルク、それは
「拍手」「拍手」!拍手の安なんてもう誰も覚えてないでしょ?私言ってるのは
「帰れ!」「帰れ!」

シエルさんシエルさーんCooking stop!Curry making stop!
Ah!アルクそれは「カマロ」!私言ってるのは「帰れ!」Oh〜No!
シエルさーん聞いてください!Stop!AH!アルク、それは「カラスミ」!
Ah、シエルさーん!Stop アルク!Aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa!

105あなたを、名無しさんです。:2003/05/30(金) 17:50
>>104
ワラタ。
あー、あのフラッシュどこにやったっけな。

106あなたを、名無しさんです。:2003/05/31(土) 14:25
申し上げます、秋葉の紅朱手化により遠野家を攻略する
名目が発生しました。遠野家攻略作戦を提案します

うむ、これより我が軍は遠野屋敷攻略作戦を実行する
目標は日本列島中部、関西だ・・・思い上がったジャップ共を
メギドの火で焼き尽くすのだ!

志貴「シエル先輩・・・どうしても秋葉を殺すって言うのか?」
シエル「如何に遠野君の妹さんとは言え、人に仇なす人外の者を
    放置する法は我々にはありません・・・神罰を下すのみ」
志貴「くっ・・・そんな理屈・・・・・・!」

――――――
秋葉「あら、もうここまで辿り着く者が出てくるなんて・・・
   兄さんも分家連中も口ほどにも無いですね」
刺客A「・・・・・・」
刺客B「A−Men!」
秋葉「ふふ・・・うるさい蚊トンボ共っ・・・貴様等如きにやらせはせん・・・
   遠野の栄光をやらせはせんぞぉぉぉぉぉ!!!」
刺客E「馬鹿なっ・・・一瞬で4人が消滅だと・・・ええい、日本の混血は化け物かっ」
エンハウンス「全員下がれ・・・これ以上の犠牲は出させねぇ・・・哀しいけど、
       これ戦争なのよねぇ・・・・・・」

――――――
軋間「・・・・・・俺に手傷を負わせるか・・・面白い」
No.3「ふん・・・所詮は極東の島国の猿に過ぎぬ・・・その怪力は恐るべきもの
   だが、当たらなければどうということは無いっ」
No.4「今日で遠野一派は殲滅する・・・人と魔の混合物など神がその存在を
   許してはおらぬ・・・・・・特に紅朱手と呼ばれる貴様等はな」

107あなたを、名無しさんです。:2003/06/04(水) 15:34
>>103
柳也がロアになってる場面を想像してしまった。
どんなだよ。

10863:2003/06/05(木) 00:01
>>107
生まれ変わり死に変わり、一人の女に付き纏い続ける。けど報われない、か。
まあ、方向性は真逆なのだが。

じゃあ、国崎はシキ!?

109あなたを、名無しさんです。:2003/06/09(月) 10:58
「シキの、シキの痛みがわかるよぉぉぉ、兄さん」

・・・こんなネタはありなのだろうか?

110あなたを、名無しさんです。:2003/06/09(月) 13:09
ロアが朱い月に益体なしとか呼ばれるのか……。

111あなたを、名無しさんです。:2003/06/17(火) 21:26
「ピンチの時には助けてくれるって言ったのに……!」
「面目ねぇ…」

「久しぶりだなぁ…志貴?」
「またおめーか!」

「ちょ、ちょっと志貴さん?」
「もういっちょ!」


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