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FFDQかっこいい男コンテスト 〜ドラゴンクエスト3部門〜

1名無しの勇者:2002/10/18(金) 20:16
DQ3の小説専用スレです。
書き手も読み手もマターリと楽しくいきましょう。

*煽り荒らしは完全放置。レスするあなたも厨房です*

85名無しの勇者:2005/01/05(水) 00:55
セージはやれやれと目を伏せた。
セージ「トゲのむちでうたれたいの?
    裸で外に出されたい?
    故郷に写真ばらまいてほしい?」
セージは笑みを浮かべた。
絶対に言うことを聞くと思っていたのだ。

その時、女がいたずらして勇者の股間を触った。
勇者は怒りを爆発させた。
アルス「はなせ!!!!!」
部屋に怒号が響き、女たちはもちろんさすがのセージも驚いた。
見ると勇者は涙を流している。
セージは勇者の精神が限界にきていたことと、やりすぎたことを知った。

86名無しの勇者:2005/01/05(水) 00:56
セージ「できたよ」
セージはベッドに座っている勇者にスープを手渡した。
安眠効果のある薬湯だ。
勇者はそれを素直に受け取り、黙って啜った。
セージは勇者の横に座り、慈愛の眼で彼を見つめる。
セージ「おやすみ」
スープを飲み終えてしまうと、セージはカップを机においてアルスを寝かせた。
セージ「電気消すよ」
アルス「消さないで」
勇者が懇願した。
アルス「....こわいんだ...
    お前がオレを呼んだ夜は...眠れるんだけど
    そうじゃない夜は...また、いつ来るかって..」
闇が怖い。
怯えているのはセージに対してのはずなのに。
アルス「フロストギズモ...取ってきてくれないか?」
このままじゃいけない
セージ「え?」
アルス「寂しいんだ...ペットにでもしようかと思ってさ」
セージは不安げに勇者を見てから「わかった」とだけ言った。

87名無しの勇者:2005/01/05(水) 00:56
程なくして、セージはフロストギズモを袋に詰めて持って帰ってきた。

やっぱりだ。フロストギズモはネクロゴンドにのみ生息している。
今のパーティじゃまだまだ行けないレベルだ。
セージは実力を隠している。
アルス「ありがとう」
勇者はふくろを受け取ると、フロストギズモにかぶりついた。
セージ「!?」
セージは青くなった。
セージ「アルス!?」
凄まじい悪臭と吐き気にくらくらしながらも、必死に魔物を飲み込む。
セージ「やめろ!!」
なんとか袋を勇者の手から引きちぎって放り投げたが
勇者の意識はすでになかった。

88名無しの勇者:2005/01/05(水) 00:56
セージは何度も何度もキアリーをかけた。
それが無駄だとわかると今度はザオリクを唱え続けた。
だが、勇者は生き返らない。
ザオラルも世界樹の葉も蘇生の杖も、何度やっても駄目だった。
セージはあわてて近くの教会に飛び込んだ。

「これはお仲間の魂が戻ってくることを拒んでるんだよ。
 あんた一体何をしたんだね。」
真っ青な面持ちのセージに眼鏡をかけた老神父は
慰めるように諭した。
「彼のことはもう諦めて、
 どこか良いところに埋めて懇ろに弔ってやりなさい」
セージはがっくりと肩を落として教会を後にし
レイアムランドの神殿に棺を納めた。

89名無しの勇者:2005/01/05(水) 00:56
ルビスの声が鳴り響く。
─自らの行いを悔い改めなさい聡き悪魔よ
お前のせいで今この世は希望を失いました。
やがて世界は闇に覆われ人々を魔王が支配するようになるでしょう
お前はそこでも上手くやって生き延びていくでしょうが
私たちはこの恨み決して忘れはしません─

高らかな笑い声と共に、ルビスの姿はかき消えた。

90名無しの勇者:2010/08/30(月) 23:58:40
あまりにも遅レスだがここの小説みんなGJすぎる


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