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FFDQかっこいい男コンテスト 〜ファイナルファンタジー8部門〜

1名無しの勇者:2002/10/18(金) 20:13
FF8の小説専用スレです。
書き手も読み手もマターリと楽しくいきましょう。

*煽り荒らしは完全放置。レスするあなたも厨房です*

23サイゼル・6:2005/05/11(水) 00:25:23
 抜けそうなほど引かれて肉を掻き分けて押し入ってくる乱暴さに声を抑えることも、その久しぶりの感覚に拒否することもできない。
 …本当に久しぶりなんだよ…。
 俺の二週間の任務の前にサイファーの三週間の長期任務があったせいで、最後にシタのはなんだかんだで一月半ぐらい前だぜ。
 そりゃ、俺だって普通にタマルし。
 ほぐれきってないその痛みすら気持ちよく思えてヤバイ。
「んんんっ、さいふぁ、あっぁ…、ふ…ゥん…」
 伸ばした舌に犬歯を舐められてそのまま深いキスになる。
 おもわず目を閉じたけど、どうせコイツはやらしい眼つきで人の顔見まくってんだろうなぁ…。
 余裕なんかないくらい翻弄されてんのに、やっぱり慣れたリズムってのはあって、惰性とはまた違うリズムの合わせかたっつーか…、とにかく、今はまだ少しの思考を保つくらいの波だ。
 …や、十分激しいんだけどな…、慣れた…慣らされた……、フホンイながら…。
「…ん、っはぁ…、アアッ」
 キスから解放された途端背中の支えを失って、いきなりの浮遊感にビックリして目開いたら…。
 ………ぎゃー!!
 な、なにッ、な、ななな、ナンナンダヨ!!??
「ッヒ…!」
 あまりの怖さに変な音が喉から鳴ったぞっ、いまっ!!
「な、…なんで、そん…な顔して、んだ…?」
 声が震えてなさけねーとかいう奴、殴ってやっからでてこいっ!
 マジでこえーってっ、…なんでいきなり怒ってんだよっ…。
 サイファーの口元が嫌なかんじで笑みをつくる。
「ホントに余裕あるみてぇだな? あ?」
 いやいやいやいやいやっ!
 ゼンッゼン眼が笑ってねーからっ。
「ちがっ…ッああぁっっ」
 慌てて口開けたらスゲーやらしい声がでた。
 こんな不安定な格好なのに、サイファーが的確に奥に擦りつけてくる。
「うァ、あっ、…ゃ、ッはぁ…」
「そんなに余裕あんなら、もっとイケルよな?」
 …だから!

24サイゼル・7:2005/05/11(水) 00:26:06
 別に余裕があったわけじゃねーんだってっ、……言いてーのにっ。
「…っク、ァあっあっ」
 口からは意味不明の音しか出ないから必死で首を振る。
 …ゼンゼン振れてねーけど……。
 わかってんだ、こんなの無駄な抵抗なんだってことは…。
 ただ奥に擦りつけるだけの動きに、だんだん俺のほうが我慢できなくなってきてるってのもわかってる。
 でも、…でもよぅ……。
 目尻に唇寄せられて体が震える。
「イケル、だろ?」
「…は、ァ、んんっ…」
 コイツ、ホント、きたねーんだよな…。
 こんな時ばっかり。
「なぁ? ゼル」
 そんな優しい声で、名前呼ぶなんて。
 たった今まで凶悪な面してたくせにどっからそんな声でんだ、バカ。


「もー…、ホント信じらんねー…、ヘンタイ…」
 どこもかしこも力はいんねーよ…。
「うるせぇなぁ、いつまでぶつくさ言ってやがんだ」
 ………。
 誰かコイツをドツキ倒してくれー!!
 おおおおお、俺にあんなカッコさせて、あまつさえそんなことやこんなことまでやらせておいてっ!
 『うるせぇなぁ』?
 フザケンナーッッッ!!!
 盛大に掠れて声が出ないのも、関節やら節やらが痛いのも、みんなお前のせいだぞっ、こんにゃろうっ!
 いま俺に出来る精一杯の鋭い眼光を浴びやがれっ!!
「…おら、いつまでも不貞腐れてんじゃねぇ」
 あらん限りに睨んでるってのに、まったく意に返さず俺を深く抱きこむ。
 ……くそ。

25サイゼル・8:2005/05/11(水) 00:26:54
 許したわけじゃねーんだぞ…。
 疲れてんだ、長い任務のあとに頭酷使して、さらに無理やり肉体奉仕させられて…。
 許してねーんだけど…、眠いし…、人の体温と心音は落ち着くんだ…。
「…ぅー……、……ぅー…」
 理不尽な眠さに抗えなくて唸ってたら、頭の上からでっかいため息が聞こえた。
「とっとと寝ろ。………起きても覚えてたら、メシ奢ってやる…」
 スゲー理不尽そうな言い草に、怒ってるのに噴き出しそうになる。
 あぶねーあぶねー、おもわず許しちまうとこだった。
「…パンがいい」
 眠気の中からとっさに返した言葉にでかいため息が返事するのを聞いて、つい。
「やったー!」
 手を振り上げて、あ?、と思ったときには、……もう遅かった。
 最中の凶悪顔以上に犯罪的な顔したサイファーが、片手で顎を覆って笑ってる。
 口元はひくついてるけど。
「あ…れ……?」
 もしかして…、もしかして俺……。
「まだまだ元気みてぇだなぁ…」
 顎をおさえてた手に素早く拘束されて身動きできなくなる。
「え? え?」
 ベッド脇に落ちてたベルトで両手を拘束され始めて、やっと血の気が引く思いと共になにをしたのか理解した。
 殴った?
 俺、殴っちまったのかっ!?
「ごめっ、ぶっっ」
 口を塞ぐ手に見開いた目の前、はじめて見るほどの怒りを携えた顔が寄せられる。
 その顎は、赤い。
「人の顔殴ってただで済むと思ってるわけじゃねぇだろ?」
「ヴーーーッ」
 だから謝ろうとしてんじゃねーかよっ!
 これからされるだろう理不尽な行為に涙で視界が霞んでくる。
「たっっぷり、オシオキだ」
 なんとかしねーと!!
 な、なんとかーーー!!!

「なぁ、ゼル?」

 だから、その声どっからでてんだー!!!!!

26FUMI </b><font color=#FF0000>(vIy/tsx2)</font><b>:2005/05/11(水) 00:43:24
以上でございます
短めに、さらりと読める長さを目指したんですが、成功してますかね…

では、失礼します


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