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七資産@五番へたれ雀士さんの麻雀講座

1観鈴ボード:2002/01/21(月) 08:35
七資産@五番へたれ雀士さん解説の麻雀講座スレッドだよ♪

   へヘ      
   /〃⌒⌒ヽ
  〈〈 ノノノハ)))| 
   |ヽ|| ・∀・||∩ ロン!リーチ、一発、三色、ドラ !
  (U( リ ╂l/リノ にはは、あがったよ〜♪
    /___ヽ
    (_)___)

時間がある時にでも講座を開いてくださいね、待ってます。

99名無しボード:2005/11/18(金) 00:40:28

ビルは俺の相棒といっていい存在だが、その正体は俺でも掴みかねる。
なにせ昔沈没船の中で放った名文句が「どうすればいいんだ」だそうだ。
普通、窮地に陥ったらもう少し具体的な意見を出すか
いっそ吹っ切れてヒロイックな台詞でも飛ばしてみるもんだってのに。
――ま、そういう良く分からない部分が対局相手には怖いらしい。
「………」
「………」
「………」
今も見ての通り、卓は硬直し始めている。
捨て牌のバラバラさを見ると、ルミラも由宇も連荘を止める事を意識するあまり
真っ直ぐ伸ばせばいい手を難しく考えて、選択ミスが続いているってところか。
俺はこの局はじっくりと一発大物手を狙っている。
相棒の親を飛ばすんだ、それなりの成果がなければ申し訳ないからな。
もっとも、こういう硬直状態になった場合は――
「……ツモだ」
――ほら見ろ、乗ってる奴が順当にあがってくれる。

「やれやれ、この調子じゃビルに全部持ってかれちまうな」
少し悩んで、俺はカッターシャツを脱いでビルに手渡す。
肌着だけだと少し寒いが、この程度は麻雀熱で補えるさ。
それよりも――

100名無しボード:2005/11/18(金) 00:40:57


「もう、なんでこんな事になったんやろ……」
由宇が縞シャツをたくし上げると、白い肌には淡いブラジャー。
スタイルは決していいとは言えないが、勢いのある言動とは異なり
その裸は全体的に細い体躯が繊細な印象に映った。
このギャップ、なかなか悪くない。

「焦りは禁物だわ、勝負手が入るのを待って確実にKOするのよ」
ルミラが背中に手を回すと、胸元の緊張がふわっと解ける。
片腕で胸を押さえつけ隠すようにしてブラジャーを抜き取るが
豊満な胸は片腕から零れんばかりにその双丘を覗かせている。
これはストレートに悪くない。

「KO寸前なのはお前のほうだろ」
「形の上はね。でも、こっちはまだ切り札が残っているわ」
ムッとした表情のまま、それでもルミラの目は諦めていない――

 南一局 2本場
 東 ビル(23100) 南 ルミラ(4300) 西 龍二(42000) 北 由宇(20600) 

 イカサマ:龍二使用

A ビルが龍二から 12200
B ルミラが龍二から 8600
C 龍二がツモ 700・1200
D 由宇がビルから 12600
E 切り札はイカサマだ!(龍二以外で人物指定)

101名無しボード:2005/11/18(金) 01:19:37
反撃開始。B

102名無しボード:2005/11/18(金) 22:08:07

「ここからが本番よ」
ルミラが胸を押さえていた片腕を降ろす。
形のいい乳房が露となるが、それを見ても劣情は抱かなかった。
――彼女が全身から放つ気合が、それを感じさせないのだ。
「……これが彼女の真の姿か」
「こっちにまで気合が伝わってきよる……」
「やっと目が醒めたようだな」
もしこの場にオカルトな能力持ちがいたら、ルミラの素肌から
抑え切れない魔力が滲み出ているのが見えるだろう。

「ロン、ほんの満貫止まりだけど」
「満貫で止まりと来たか」

上半身裸となり、シャツを渡しながら確信する。
今ここにいるのは家庭教師で安寧と生きるルミラではない――

――雀鬼が、戻ってきた。


 南二局 0本場
 東 ルミラ(12900) 南 龍二(33400) 西 由宇(20600) 北 ビル(23100) 

 イカサマ:龍二使用

A ルミラが龍二から 12000
B 龍二がルミラから 5200
C 由宇が龍二から 16000
D ビルがツモ 1000・2000
E 展開はイカサマでさらに加速する!(龍二以外で人物指定)

103名無しボード:2005/11/19(土) 09:06:37
A

104名無しボード:2005/11/19(土) 16:51:03

ルミラの威圧感を身に浴びながら、それでも俺はなんとか食い下がる。
ギリギリまで絞り込んだ集中力で一打ごとに変わる展開を把握し続ける
この緊迫感こそがギャンブルの醍醐味だ。

4順目以降、ルミラはツモ切りを続けている。
これは必要牌が揃わないか――もう手を変える必要がないかだ。
一気に決めるなら希望的観測で前者だと決め付けての大物狙いだが
今のルミラはサマなしで手を仕上げてても不思議はない。
ここをどう乗り切るか、ヒリヒリしながら考える。
幸い手には中が3枚ある、鳴きをいれて速攻に切り替えるか……

「よし、その東をポンだ」
「しもた!?ルミラはん、すまん!」

由宇の切った東をポンする、これで2フーロ確定だ。
後は手なりでもOK、最悪でももう1鳴きすればいいんだが…
問題はどの牌も生牌で振り込むかもしれない事だ。
――ここで退いても勝負にはならないか、腹を括って切ろう。

105名無しボード:2005/11/19(土) 16:51:20

僅かな逡巡ののち、俺が選んだのは五萬だ。
理由はないが、ここまで来たら勘に頼るしか――

「ロン。由宇、結果オーライみたいよ」
「む、その手は……」

――参った、本当に参ったって奴だな。
倒したルミラの手を見て、脳内に嫌な叫び声が木霊する。
鳴いた東と暗刻の中以外、どれを切っても当たりじゃねえか!

「いいぜ、そうじゃないとお前さんを倒した気にはなれない」

ズボンを脱ぎながら言って様になる台詞じゃないが、
トランクス一丁で後がなくなった事を実感すると震えてくる。
寒いからじゃない、崖っぷちの勝負に武者ぶるいしてるのさ。

そう、強がりも張り通せば強さと同じだ。
あの時もそれでルミラに勝ったんだしな……

 南二局 1本場
 東 ルミラ(24900) 南 龍二(21400) 西 由宇(20600) 北 ビル(23100) 

 イカサマ:龍二使用

A ルミラがビルから 11900
B 龍二がツモ 800・1400
C 由宇が龍二から 5500
D ビルがルミラから 2900
E この気配は……イカサマ!?(龍二以外で人物指定)

106名無しボード:2005/11/19(土) 18:19:53
選択はA

>>100 で、ビルに10000点追加忘れてるよ。
なんで全員25000わってんだと調べちまったじゃねえかw

107名無しボード:2005/11/19(土) 20:39:38

「ほらほら、どうしたの?切れが鈍ってるわよ」
ルミラが嬉々としながら手を伸ばしてゆく。
最早チームも関係なく、由宇すらルミラの仕上がりに逆らうように
手を回し用心深く打ち始めている――威圧感に押し込まれてるんだろうな。
「俺たちが鈍ってるんじゃない、お前が冴え過ぎてるんだよ」
牌が通る。
「ほんまや、少しはウチにも上がらせてえなぁ」
牌が通る。
「厳しいな……ここは通るか?」
牌が通……らない。
「ダメ、それロンよ」
ロシアンルーレットと化していた場が、ビルの振込みで停止する。

108名無しボード:2005/11/19(土) 20:40:27

「どうすればいいんだ」
もう親は回らないビルが、ブリーフ一丁で嘆いている。
ふう……点差は痛いが、ひとまず半荘は終わらずに済んだか――
「チッ、どうも思考が守りに回って仕方ねえ」
思わず安堵の溜息をついてしまった事に気がつき、俺は舌打ちをした。
イカサマで負け、点差で負け、着衣でも負けている。
単に守ってても負ける、そんな展開なんだぞ、俺よ。

 南二局 2本場 (>>106 御無礼)
 東 ルミラ(36800) 南 龍二(21400) 西 由宇(20600) 北 ビル(11200) 
 イカサマ:龍二使用

A ルミラが由宇から 18600
B 龍二がルミラから 12600
C 由宇がツモ 600・900
D ビルが龍二から 8600
E イカサマで流れが変わる!?(龍二以外で人物指定)

109名無しボード:2005/11/20(日) 10:40:40


110名無しボード:2005/11/20(日) 17:37:10

本気のルミラの威圧感を乗り越えるため、俺は思考を巡らす。
俺はあの日、この魔物にどうやって勝ったのか?
どうすればこの場で勝てるような展開になるのか?
「どうしたの、手が止まってるわよ」
「うるさい、今切る」
望んだ窮地ではあるが、苦しいことには変わりない。
とりあえず安牌を切りながら場の様子を伺うが
相変わらずルミラの捨て牌はその手の良さを反映するように
調子良く並んでいく。
「龍二、本当に彼女に勝った事があるのか?」
「ああ、間違いなく俺は勝った――」

その瞬間、脳裏に何かが弾けた。

「そうか、そうだった!そうなんだな」
「な、なんや?プレッシャーに負けておかしくなったんか?」

すっかり思い違いをしていた。
ギャンブルってのはどうやれば勝てるとか考えても仕方ないんだ。
俺は彼女に勝った、つまり格上な事は証明済みなわけで
普通に戦えば俺が勝つに決まっているじゃないか。
それで勝つときは勝つし、負けるときは負けるものと相場は決まってる。
そんなもののために意地とか金とか名誉をかけるんじゃないか。

111名無しボード:2005/11/20(日) 17:38:47

不要牌を切ると、手元には必要牌が並ぶ。
全部の牌が必要牌になった時があがる時だ。
「急に強気に戻ったわね」
「ああ、欲しい牌があったら持っていきな。なんならロンしてもいいぜ」
生牌も沢山混ざっているが、ルミラは拾おうとしない。
そうだ、リズムがいいからって手が入ってるとは限らない。
勝手に悪い想像をして自爆していただけの事なんだ。
「………」
「お前が言わないなら俺が言おう。ロン」

「ハァ……相変わらず追い詰められると容赦ないわね」
唯一残っていた衣服――パンティを下ろす。
やや身をよじる姿勢とさりげない腕の位置で肝心の部分は良く見えないが
太腿から腰への緩やかなライン、形の崩れていない尻周りは
ルミラが女として充分過ぎるほどの魅力を蓄えている事を示していた。
「先に宣言しておくわ、この先私が点棒を取られた時
 イヤリングやチョーカーを外して誤魔化すなんて真似はしないわ」
言わなくてもいい事を口走る。
決意と言う名の集中力をさらに引き出すつもりのようだ。
「正真正銘、次が最後の背水の陣よ」

 南三局 0本場
 東 龍二(34000) 南 由宇(20600) 西 ビル(11200) 北 ルミラ(24200) 

 イカサマ:龍二使用

A 龍二がツモ 2000オール
B 由宇がビルから 5200
C ビルがルミラから 8000
D ルミラが龍二から 3900
E ここまで来たらイカサマしかない(龍二以外で人物指定)

112名無しボード:2005/11/21(月) 00:57:36
E 由宇が使用

113名無しボード:2005/11/21(月) 20:20:10

(待っとたで、この時を……)
表向きは平然を装いながら、由宇が好機を確信する。
龍二はルミラを意識するあまりこちらへの注意は疎かになっているし
ビルは元々何を考えているか良く分からないのでひとまず気にしない。
ここさえ凌げば自分が親になり、その親の終了と同時に対局も終わる席順となれば
仕掛けるにはこれ以上ない絶妙のタイミング――
ここでの勝負のために、これまで手は控えめに進めていたと言っても過言ではない。

(……よーし、いくでぇ!!)

由宇の放ったイカサマは

A 場が点数3倍の『辛味亭空間』に!(3倍でのあがりを>>のE以外から指定)
B 横取り10000点のチャンス『ゴールデンハリセン』!(横取りする相手指定)
C かわりに服を脱げ『サモン・大バカ詠美』!(詠美ちゃん様の服装指定)
D どれもノリが悪い!俺が決める!(指定者が考えたイカサマ)

114名無しボード:2005/11/21(月) 20:25:34

選択肢に抜けがあったので修正

A 場が点数3倍の『辛味亭空間』に!(3倍でのあがりを>>111のE以外から指定)
B 横取り10000点のチャンス『ゴールデンハリセン』!(横取りする相手指定)
C かわりに服を脱げ『サモン・大バカ詠美』!(詠美ちゃん様の服装指定)
D どれもノリが悪い!俺が決める!(指定者が考えたイカサマ)

115名無しボード:2005/11/21(月) 22:31:31
最高の笑顔でCにしたいところを涙をのんで力一杯こらえて
B 龍二から

ところでこの場合、脱ぐのか?(おまかせ)

116名無しボード:2005/11/21(月) 23:20:05

「ゴールデンハリセンチャーンスッ!!」
「おい、何をす……」
突然由宇は立ち上がるとハリセンで卓を叩いた。
龍二が文句を言おうとした瞬間、卓そのハリセンは閃光を放つ。
「む、なんだ、これは……」
「そのハリセンには特殊な魔法がかけられているのよ。
 強力な支配系の魔法なんだけど、ちょっと使い手を選ぶのよね」
「なんだと……くっ、腕が勝手に動く?」
龍二の腕は本人の意思とは関係なく点棒を鷲掴みにすると
由宇の前へと差し出してしまう。
「そうや、生まれつきハリセンを使い続けたハリセンの名手にして
 ハリセンで魔法が使えるなんて荒唐無稽な話を信じられる。
 これがウチのイカサマ、究極魔法『ゴールデンハリセン』や!」
「ぐ……その点棒…や、やるぜ……」
だからルミラはお前を相棒に呼んだのか、と言おうとしたが
今度は意思と関係なく口が動いてしまう。
「どうもおおきにー、よし、これでトップに踊り出たで!
 ……あ、別にパンツは脱がんでもええから。
 オッサンの全裸なんてデッサン用の画集だけで充分やさかいにな」
「くそ、随分と荒っぽいサマじゃねえか。
 サマってのはもっとこう、卓の上をどうこうしてだなぁ」
ようやく術から解放された龍二がひとりごちるが
すべてが終わってからでは文句を言えないというイカサマの掟に従い
大人しく最度伏せた牌を混ぜ始めた。


 南三局 0本場
 東 龍二(24000) 南 由宇(30600) 西 ビル(11200) 北 ルミラ(24200) 

 イカサマ:龍二、由宇使用

A 龍二がビルから 7700
B 由宇がツモ 1300・2600 
C ビルがルミラから 1300
D ルミラが由宇から 3900
E イカサマ連続発動!(ビルorルミラ指定)

117名無しボード:2005/11/21(月) 23:51:59
E ルミラ

118名無しボード:2005/11/22(火) 00:32:01

(さて、由宇も無事にゴールデンハリセンを使ったし……)
最後に確実に勝者となるべく、ルミラは密かに魔力を溜め始める。
点数では由宇が暫定トップとなったがその差は僅か、そしてなにより
龍二との本気の勝負でオヒキが勝ったから良しでは自分が納得出来ない。
満を持して完全勝利を宣言するために――

(食らいなさい……)

A 地和でいきなり役満をあがる『超写実的麻雀』
B 龍二と席が入れ替わる『空間転移』(南3場で東ルミラ南由宇西ビル北龍二に)
C ビルが魅了されて味方になる『ルミラ先生のはちみつ授業』
D 他にもっと面白い手がある(指定者が考えたイカサマ)

119名無しボード:2005/11/22(火) 01:25:53


120名無しボード:2005/11/22(火) 02:27:47

(『ルミラ先生のはちみつ授業』!)
ルミラの魔力が妖しい香りとなって場に漂う。
「ん、なんや、おやつの時間かいな」
「いや……こいつは……」
龍二の脳裏に、かつて訪れた洋館が浮かぶ。
あの時の漠然とした感覚が急に思い起こされたという事は……
「ルミラ、てめぇ何か仕掛けたな?」
「そう思うんなら指摘すればいいじゃない。
 私がどうやって何をやったのかをはっきり答えなさい」
「ぐ、そいつは分からないが……」
「そうだぞ、龍二。根拠もないのにイカサマだと言ってはいけない」
「ビル、お前はどっちの――!?」
文句を言おうとして、龍二はビルの様子がおかしい事に気が付いた。
「――そうか、今はルミラの味方ってわけか」
「トローリ甘いはちみつ授業がお気に召したようね」
最後のイカサマを残していたビルを持っていかれる。
しかもビルはハネ満以上に振り込んだら点数がマイナスになり
自動的に対局終了、由宇もルミラもトップに踊り出てしまう。

龍二はこの卓で最大のピンチを迎えた――

 南三局 0本場
 東 龍二(24000) 南 由宇(30600) 西 ビル(11200) 北 ルミラ(24200) 

 イカサマ:龍二、由宇、ルミラ使用

A 龍二がルミラから 2900
B 由宇がビルから 8000
C ビルが龍二から 2000
D ルミラがツモ 2000・3900
E イカサマが……どうしてだ!?(ビル)

121名無しボード:2005/11/22(火) 02:37:19
D

122名無しボード:2005/11/22(火) 20:34:01

――くそ、やっぱり手が進まねぇ。
由宇とビルがこっちが必要な牌をことごとく押さえちまって
鳴いて手を進める事が出来なくなっちまった。
この徹底ぶり、2人とも自分のあがりは放棄してるな。
「これで1対1の勝負になったわね」
「何が1対1だ、そっちは鳴き入れ放題じゃないか」
「そんな事ないで?ウチの手にない牌は切れんからな」
「………」
「そうそう、これでも……あ、ごめん」
牌を引いたルミラが手を一気に倒す。
「ツモったわ」

「……かなわんなぁ。土壇場で全裸の危機やんか」
由宇がブラジャーを外す。やはり胸は控えめだ。
「大丈夫よ、もう他は全員全裸なんだし」
そう、さすがの俺もついにすっぽんぽんって奴だ。
ビルは脱いだブリーフを頭に被ってる……ルミラめ、玩具にしてやがる。
「いざとなったらビルのサマで1回ガード可能だもの」
「そうやな、ウチが全裸になる心配はないわな」
そう、どう考えても勝機は薄くなっちまった。
俺が自力で2回ツモるか、何か突発的な事故がおきない限り
順当に勝たれちまうに違いない。
まあ、ここまで来て勝負を投げても仕方ない、泣いても笑ってもラス親だ――


 南四局 0本場
 東 由宇(28600) 南 ビル(9200) 西 ルミラ(32100) 北 龍二(20100) 

 イカサマ:龍二、由宇、ルミラ使用

A 由宇がルミラから 2000
B ビルが龍二から 8000
C ルミラが龍二から 1300
D 龍二が由宇から 12000
E ラストのイカサマ発動だ(ビル)

123名無しボード:2005/11/22(火) 21:34:06
E

124名無しボード:2005/11/22(火) 22:12:30

(む……)
ビルは深い霧の中に迷い込んだような感覚を感じていた。
自分が何をしているのかも良く分からず、ただ何となく
呼ばれているほうへと進んでいるような状態だった。
(ああ、もう最後か……)
何が最後なのかも良く分からない。
(このまま終わっては申し訳が立たないな)
誰に申し訳が立たないのだろう?
ルミラ、龍二、自分、それも分からない。
ただ、とにかく自分は勝負をしなければならない、その一念で――

A ATフィールド誤爆、何の影響も起きない!
B ルミラの洗脳に対して使用、正気を取り戻した!
C ATフィールドの使い方、こうっ!
D おならぷう

125名無しボード:2005/11/23(水) 00:12:29
あんたも少しはいいとこないとな。B

126名無しボード:2005/11/23(水) 00:53:46

         ∧_∧
        < `ш´>
 お前の感じている感情は洗脳の一種だ。
 鎮めかたは俺が知っている、俺にマカセロ――

「おおお、スーパーティーチャー!!」
突如ビルが叫ぶと、その身体から白光が噴き出し
ビルの周囲に漂っていた霞が一瞬で四散する。
光は奔流となり、塵芥を巻き上げてビルを覆い隠した。
「な、なんや、遂に壊れたか!?」
「これは…対抗魔法!?」
「いいや、こいつはATフィールドだ!?」
ATフィールド、要するに琴音の超能力のパクリだ。
だがこいつにこんな使い方があったとは……
「……親愛なる我らの父よ、私を復活させてくれた事を感謝する。
 そして龍二……うかつにも術中に嵌まって、君に迷惑をかけた」
もうもうと立ち込める煙の中、ビルの姿が現われる。
その姿は自意識と自信を取り戻した、俺の相棒に相応しい姿だった。

127名無しボード:2005/11/23(水) 00:54:16

「まあ、ちっとばっかし遅くはあるが……
 まだ巻き返せる、最後の一勝負を頼むぞ」
「まだよ、条件はやっと五分になっただけなんだから」
「そうやで、むしろ点数の分こっちが上や」
「……点数など役次第。最後は運比べだ」
「おうよ!こっちは社長とギャンブラー、運の太さじゃ負ける気がしないぜ」
万感の思いを胸に、今こそ最後の刻――!!

 南四局 0本場
 東 由宇(28600) 南 ビル(9200) 西 ルミラ(32100) 北 龍二(20100) 

 イカサマ:龍二、由宇、ビル、ルミラ使用

A 由宇がツモ 4000オール
B ビルがツモ 4000・8000
C ルミラがツモ 2000・4000
D 龍二がツモ 4000・8000
E 由宇が龍二から 7700
F ビルがルミラから 16000
G ルミラが龍二から 12000
H 龍二がルミラから 16000
I 思いもよらない結末に!(選択者指定)

128名無しボード:2005/11/23(水) 02:22:41
I
ビルが国士無双をツモ

129名無しボード:2005/11/23(水) 02:59:15

「……ツモ、国士無双」

ニッポンイチノヤクマンデス
         ∧_∧
        < `ш´>


 ……あ、ありのままに起こった事を今話すぜ。

 『俺とルミラの決戦ムードだと思っていたら
  いつのまにかビルが国士無双をツモっていた』

 な、なにを言っているのかわからねーと思うが
 俺も何が起きたのか分からなかった……
 イカサマとか選択無視なんて
 そんなチャチなものじゃ断じてねえ。
 選択スレの恐ろしさの片鱗を味わったぜ……

あまりに思いもよらない結末に、一瞬場が静まり返る。

130名無しボード:2005/11/23(水) 03:00:01

「――うふふ、とんでもない結末じゃない!」
最初に笑い出したのはルミラだった。
その顔には魔族の威厳も何もない、いい女のいい笑顔そのものだった。
「――そうだな、これがギャンブルだ!うわはははは!」
俺もつられて笑い出した。もう笑うしかないってのもあるが
ここまで豪快に負けちまったらいっそ気分がいい。
「……はは、どうだね、私の運は!」
「ははははは、まぐれ、それ絶対まぐれやろ!」
ビルも由宇も笑い出した。
そう――結局これがギャンブルなんだよ。
神経使ってヒリヒリして、イカサマ仕組んで、丁々発止のやり取りして、
それでも最後に運のいい奴がひょいと勝っちまうもんなんだ。
とんでもなく悔しいが、とんでもなく楽しいから、またやりたくなるんだ。

俺たちは廃屋の雀荘で、この上ないほど大笑いした。

131名無しボード:2005/11/23(水) 03:00:48

「さーて、どれだけ負けたか数えてみるか!」

 最終成績
 東 ビル(41200) 南 ルミラ(24100) 西 龍二(18100) 北 由宇(12600) 

「ふう、ギリギリでダブルスコアの負けだけは免れたわね」
「最下位のビルはんが1位で、ウチがドべ……きっついわぁ」
「……悪く思うな、これも天運」
「さて……俺とルミラはマッパだから、ツモ食らって命令ひとつずつ。
 最下位の由宇もトップのビルの命令を聞かないといけないから
 俺たち3人が平等にビル様の命令を聞かなきゃいけないって計算だな」
まったく、出来すぎた話だぜ?運命の女神さんよ。
「……うむう……そうだな」

※ビルから下される命令を指定してください
 龍二への命令:
 ルミラへの命令:
 由宇への命令:

132名無しボード:2005/11/23(水) 17:49:14
由宇→澤田編集長にケンカ売ってこい。全裸で。
ルミラ→鶴来屋名物キノコリゾットを食え。全裸で。
龍二→ウォルグ×ヘイミング(※)の801エロ同人探してこい。股間にアルミホイル一丁で。
※両方ともアビスボートの登場人物です。

133名無しボード:2005/11/23(水) 18:42:56

「……意外と容赦ねえな」
「……これでも社長なのでね、非情な決断には慣れている」
「……えっと、ほんまにやらないかん?」
「……観念しなさい」
さすがに今からそれぞれのホームグラウンドにいくわけにもいかず
ルミラの仲間達を監視につけながら後日実行という事で
その場はお開きとなった――

後日談。
由宇は「いやー、まいどまいど」といいながらさりげなく
全裸で編集部に乗り込んだ時点で澤田編集長のカミナリが落ちたので
喧嘩発生と判定され、無事命令完遂となったらしい。
その後の経緯は「とてもじゃないが語れないニャ」だそうだが
それからしばらくコミックZには何故かつるぺたヒロインばかり登場したそうだ。

ルミラは例の魔族の威厳で全裸をモロともせずに
こちらもキノコリゾットを食べる事に成功したそうだ。
ただ、その後セイカクハンテンなんとかってのにあたったらしくて
内気で気弱な反転ルミラが全裸を恥じ続けている姿は
今でも魔物達がルミラをからかういい材料になっているそうだ。
仲が良くて何よりだぜ。

そして、俺はというと――

134名無しボード:2005/11/23(水) 18:43:26

某月某日、こみパ会場。
「シルバー全裸でござる!」「こ、こっち向くんだなシルバー全裸!」
俺はコスプレブースで愛想笑いしている。

……ウォルグ×ヘイミングの801エロ同人なんて探しても見つかるわけないんで
ウチが描いたるから、それをこみパ会場で受け取るんはどうや?って由宇に提案されたんだ。
こみパ会場に股間にアルミホイル一丁で突入するわけにもいかないから
『シルバー全裸』ってヒーローのコスプレしてると言い張ってコスプレブースで待てなんて
涙の出そうな素敵なアドバイスまで貰って。

問題は、最初に受け取る予定だったこみパで由宇が本を落としたのと
俺の姿にインスパイアされたある作家が本気で「シルバー全裸」を描きやがった事だ。
おかげで、以来俺はこみパのためにこうやってシルバー全裸としてうろつくハメになった――

「おーおー、目立っとるで」
「あのな……頼むからいい加減本を描いてくれ」
「何いっとるんや、来年アニメ化でガッポリなんやろ?
 ウチも同人誌で稼がせてもらうさかい、今辞めてもらうと困るんや」
「主義はどうした、主義は!だいたいがっぽりなのは
 アニメのスポンサーについたビルの会社だけだ!」

くそ、ビルめ、ちゃっかり本業に繋げやがって。
俺のハードボイルドな探偵としての日々を返してくれ!

             ―劇終―

A 次の勝負だ、新しくメンツを集めるぜ(メンバー4名指定)
B 麻雀以外のギャンブルでもやってみるか(ゲーム指定)
C もっと別に何かやれることがあるはずだ!(選択者指定)
D 面白くないと感じられたら自然に選ばれなくなるだろうから
  選択されなくなるまでは一人でも続けてみよう、そう思ってたら
  本当に一人で最後まで書いてしまう事になってしまい
  この一週間は『趣味:麻雀SSを書くこと』になってた
  この話の作者にコメントを送る

135名無しボード:2005/11/23(水) 21:38:09
じゃあAで藤林姉妹

D:ご苦労さん。死ぬほど安定していたし派手さは無いけど結構楽しませてもらったよ。
おっぱいおっぱい騒ぐよりはこういう方がネタの寿命の延びるかな?

136名無しボード:2005/11/23(水) 22:02:03
一人で書いてたのかw
何はともあれお疲れさまでした。面白かったよー。

では残りのメンツ大丈夫ならイビル、ソポクで。>>135氏、サンクス。

137名無しボード:2005/11/23(水) 22:55:23
>>135-136
ありがとう、そしてCLANNADやってないけどどうしよう。
いや実は雀鬼もやってないからアビライ雀鬼の龍二だったりしてて
本スレで本家雀鬼の龍二をきちんとやるってのにワクワクしてる身だから
いいといえばいいんだが……

A おう、明日の帰りにでもブック○フ行って資料買って来い!
B それなら別の作品のキャラにするよ(再度2名選択)
C いいよ、なら俺が書いてみるわ(選択して書いてOK)

138名無しボード:2005/11/23(水) 23:18:07
B じゃあ来栖川姉妹で

139名無しボード:2005/11/24(木) 03:55:21
往人「往人と」
そら『そらの』

「『おもしろ麻雀講座!』」

SE「いやっほーぅ!麻雀最高ー!」

往人「よい子のみんなこんにちは。司会の往人お兄さんだ」
そら『助手のそらだよ』
往人「さて、第一回は麻雀の歴史の話をしてみよう。もちろん発祥の地は中国だ。
   麻雀の起源とされる紙牌は1000年以上も前からある。1000th Summerもびっくりだ。
   今のような牌をつかってやるようになったのは1860年頃ではないかということだ。
   日本ならちょうど幕末だな」
そら『てっきり僕らがエピローグに出てくると思ったのにねぇ』
往人「それは言わない約束だ」


スマン、気にしないでくれ。

140名無しボード:2005/11/24(木) 20:33:01
幕末講座はエピローグに来て欲しかったな。そうすれば全十回でなんかキリよくなったし。
ま、これ以上はスレ違いか。麻雀は打ち方知ってるぐらいだが頑張ってくれ。ちゃんと選びはするぞ。

141名無しボード:2005/11/25(金) 01:35:22
「それではこれより『第二回選択スレ極秘脱衣麻雀』を開始するわよ!」
「なんだよそりゃ?だいたい極秘に大会って意味あんのかよー」
イビルが悪態をつくが、構わず綾香は説明を続ける。
「細かいルールの詳細は>>69参照よ。今回のメンバーは……」

来栖川綾香
 来栖川家で美人で成績優秀でエクストリームな完壁キャラ。
 冴え渡る頭脳と度胸で麻雀でも無類の強さを誇る。
来栖川芹香
 来栖川家で無口でオカルト好きな綾香の姉。
 かなり霊感が強く、麻雀でも理屈より感性で結果を出すタイプ。
ソポク
 並み居る男どもを押しのけて村一番の打ち手として君臨するテオロの妻。
 辺境の女の肝っ玉は綾香をも凌駕するだろう。
イビル
 雀鬼の青髪貧乳。本当は特別ゲストにルミラを呼びたかったけど
 反転してて使い物にならないらしいので代理で呼んだ。

「おい、あたいだけ説明がヒデーじゃねーか」
「だったら私に勝って、きちんとした説明してもらうってのはどうかしら?」
「…………」
「『イビルさんに勝って魔族の力を頂きたいです』って、姉さんも本気みたいね」
「……(コクリ)」
「ゲッ、マジかよー……それは勘弁だぜ。
 まあ今月生活費足りねーし、いっちょこいつらからカッパぐか」
「皆やる気みたいだねぇ。
 まあ、尻の痣がとれないお子さまには負けないよ」

※東・南・西・北の席順を決定して下さい

142名無しボード:2005/11/25(金) 01:57:34
東 芹香
南 ソポク
西 綾香
北 イビル

143名無しボード:2005/11/25(金) 16:25:56
ttp://www.geocities.jp/exo_w/longkoneta/040516a.html
他意はない

144名無しボード:2005/11/25(金) 22:18:46
「……」
無表情の芹香が振ったのは四・三。
そのまま綾香がもう一度振る。
「二度振りとはちゃんとしてるね」
「来栖川製の全自動卓は信用できないなんていう人の言葉とも思えないわね」
「あたしもこの子も機械に弱いからね。他意はないさ」
「そう、ちゃんと洗牌も伏せようかしら」
「どこの麻雀放浪記だよ。面倒だぜ、全く」

「……」
ちょん、ちょんと取り、芹香の前に14枚の牌がならぶ。意外に確かな手つきで
理牌を済ませると第一打を切り出した。
タン、タンといいペースで牌が回りだす。今は誰も言葉を発さない。

「ん、なに、姉さん」
「……」
「男の人がいないのに、脱衣って意味があるの、って?」
「……」
「……」
二人はそういえばそうだった、という顔を隠さない。

「そうねぇ、まあそうだけど今更だし。かえって恥ずかしくないしいいんじゃない?
 それに、今レズもタイムリーだからね」
「……」
「……」
二人は絶対ごめんだ、という顔も隠さない。

「あそこにちょうどいい槍もあるし。姉さんが全裸であれに絡むところもちょっと
 見てみたいかも」
「……」
「……」
「……」
三人は、敵はコイツ一人かもしれないな、という顔をしてみせていた。

東一局 0本場
東 芹香(25000) 南 ソポク(25000) 西 綾香(25000) 北 イビル(25000) 

A ソポクが綾香から8000
B イビルが綾香から3900
C 芹香がソポクから5800
D 綾香がイビルから1300
E 全員ノーテン 東二局へ

145名無しボード:2005/11/25(金) 23:23:45
まずはE

146名無しボード:2005/11/25(金) 23:38:04
ところで今回はイカサマ無しのガチ勝負でいいのかな?

147名無しボード:2005/11/25(金) 23:48:13
流れ次第

148名無しボード:2005/11/26(土) 02:10:21
黙々とツモし、手に入れ、あるいはそのまま切る。
誰も鳴かず、誰もリーチをかけない、そんな重い空気が最後まで続いた。

「…………」
「流し満貫失敗って、最初から思い切るねぇ。
 ま、こっちも形式テンパイなんて趣味じゃないし、ノーテンさ」
「あら奇遇ね、私もギリギリまで粘ってノーテンよ」
「なんだよ、全員ノーテンか。テメーらあたいの急所牌押さえただろ」

全員その場に牌を伏せる。

「こういう時は互いに同じ牌狙ってるのよね。何なら見せっこしてみる?」
「悪いけど手のうちは見せらんないよ」
「…………」(フルフル)
「とにかく、次だ次。とっととあたいにあがらせろ」

東二局 0本場
東 ソポク(25000) 南 綾香(25000) 西 イビル(25000) 北 芹香(25000) 

A ソポクが綾香から7700
B 綾香が芹香から3900
C イビルがソポクから5200
D 芹香がイビルから8000
E 4人リーチ 場に計4000点供託して東三局へ

149名無しボード:2005/11/26(土) 02:21:20
Bなんかどうだ

150名無しボード:2005/11/26(土) 22:16:07
「ピンフ三色。3900ね」
「オープニングブローとしてはそんなもんだろうな」
「……」
「別に姉さんを狙ったわけではないわよ」

ソポクだ。テオロの嫁をやってるよ。
いっとくが、まだ若いからね。村長と勘違いしないように。
無口なほうの嬢ちゃんは靴下を脱いでるけど、もちろんそのケなんてない
あたしにはどうでもいい。
ヤマユラ一の腕前がどこまで通用するかわかればそれでいいさ。
しかし、親をさっくり流されたのはちょっともったいなかったね。
次は大きな手をきっちりとあがらせてもらうよ。

「姉さん、もっと太ももあげてくれないとつまんないー」

……とくにあの嬢ちゃんから。

東三局 0本場
東 綾香(28900) 南 イビル(25000) 西 芹香(21100) 北 ソポク(25000) 

A ソポクが綾香から12000
B イビルがソポクから2600
C 芹香がツモ 2000・4000
D 綾香がイビルから5800
E 三家和 東四局へ

151名無しボード:2005/11/26(土) 23:00:25
じゃあAで行くか

152名無しボード:2005/11/27(日) 18:55:47
「ちょっと早いけど……リーチだよ」
「確かに早いけど、捨て牌で染め手なのがバレバレ。
 まだ幾らでも手変わり出来るし、全然怖くないわね」
「染めてそうなピンズがドラなのはちょっとイヤだけどな」
「…………」

はい、みんなお待ちどうさま。
元祖ToHeartの大人気ヒロイン来栖川綾香よ。
最近は活発系小悪魔お嬢様と言えばタマ姉と答える人も多いらしいけど
まだまだ財力も美貌も戦闘力も、そして雀力も私が上だって事を見せないとね。

さて、肝心の対局のほうなんだけど
序盤でリーチを仕掛けたソポクさんを他3人が追いかける形で続いてるわ。
とはいっても、見るからにピンズで染めてる捨て牌だから
フリテンになる牌とソーズ、マンズを切ってる限り心配ゼロ。
ピンズも他の人の捨て牌に合わせてればどうって事もないし
速攻のつもりが拙速、仕掛けそこなったってところかしら――

153名無しボード:2005/11/27(日) 18:56:16
「そして油断したところををロンさ。
 混一色、ドラが頭でハネ満までいっとこうか」
「えっ!?ちょっと、その牌は姉さんが……」
「…………」
3順前に切りましたが、ルール的には問題ありませんと姉さんが呟く。
「3枚目は見逃して4枚目を狙う、やっかいな相手を仕留める時の常套手段さ」
「一歩間違えばあがれねーかもしれないのにトップ狙い撃ちか。すげー度胸だな」

――度胸と言うより結果オーライの暴走にしか見えないけど
こうして振り込んじゃったんだから何も言えないわね。

「ん……と、なんだかんだ言って皆も私の裸が見たいんでしょ?」

寺女指定の黄色のベストを脱いで、軽くポーズをつける。

「…………」
「…………」
「…………」

んー、リアクションが薄いとつまらないわね……

東四局 0本場
東 イビル(25000) 南 芹香(21100)  西 ソポク(37000) 北 綾香(16900) 

A イビルがツモ 2000オール
B 芹香が綾香から 5200
C ソポクがイビルから 3900
D 綾香が芹香から 8000
E 三家和 東四局へ

154名無しボード:2005/11/27(日) 19:39:36


155名無しボード:2005/11/30(水) 00:47:14
あたいがイビだから青のイビルだ、やっと親が来たぜ。
まったく、なんでこんな勝負しなきゃいけねーんだか……

「お、それポン」
「…………」
「白鳴いて早上がりとは、やる事がせこいねぇ」
「それもポンだ」
「もう、全然回ってこないじゃないの」
「…………」
「まあ、鳴きたいってんなら鳴けばいいよ。
 ガムシャラに鳴いたって、残った牌が悪形ならどうにもならないもんだよ」

何とでも言え、あたいはとっとと終わらせて帰りてーんだよ。
もちろん適当にカッパいで家に入金するつもりだから
単なる安手であがるつもりはサラサラないぜ。

156名無しボード:2005/11/30(水) 00:47:39
「トイトイ、役牌。きっかり一人2000点で頼むぜ」
「へえ、早いだけじゃなくてそれなりに仕掛けるのね」
「…………」
「いっつも早鳴きして手が揃わねえって騒いでる
 うちのに爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいねぇ」
「あら、だったら勝って貰えばいいじゃない」

芹香は制服のスカーフを、ソポクは肩にかけたショールを脱ぐと言うか外す。
こいつらは初めて獲られたからまだ全然余裕があるな。
綾香はブラウスを脱いで、なんか妙に派手なブラジャー姿になったが
こっちはなんつーか、絶対この状況を楽しんでるから問題外だ。

東四局 1本場
東 イビル(31000) 南 芹香(19100)  西 ソポク(35000) 北 綾香(14900) 

A イビルが綾香から 11900
B 芹香がイビルから 3500
C ソポクがイビルから 2900
D 綾香がツモ 2000・4100
E 四風連打 南一局へ

157名無しボード:2005/11/30(水) 03:05:12
追い詰めてみる。A.

158名無しボード:2005/12/01(木) 22:47:45
さて、稼ぐとなると獲る相手が重要だよな。
ソポクは腕が立つけどあんまり金はもってそーにねー。
来栖川姉妹は金持ってそうだが、芹香は随分とオカルトマニアらしいから
下手に貸し借り作ると、あとでミョーな儀式とかに巻き込まれそうだな。
そうなると狙いは一点、綾香だよな。さばけてるから後腐れなさそーだし。

「……ってなわけでロン」
「いい読みね、いろんな意味で」

振りこんだ綾香だが、何のためらいもなく背中に手を回し――

「ちょっと待てよ、先にブラジャー外す気か!?」
「別にどこから先に脱ぐってルールはないでしょ」
「まあ、そりゃ何から脱ぐかは脱ぐ側の勝手だけどさぁ」
「…………」

若さにはちきれそうな、張りのあるおっぱいをさらけ出す。
上半身は全裸、下半身は普通にスカート履きという、ちょっとマヌケな姿だ。

「…………」
「あー、何か見てるとアホみたいで気が抜けるぞ」
「それが狙い……だったら手ごわいんだけどねぇ。
 面白そうだからやってみたようにしか見えないんだよね、あんたの場合」
「さすがはヤマユラ1の打ち手――大した観察力ね」

他3人の溜息が重なった。

東四局 2本場
東 イビル(42900) 南 芹香(19100)  西 ソポク(35000) 北 綾香(3000) 

A イビルがソポクから 6400
B 芹香がツモ 2200・4200
C ソポクが芹香から 3200
D 綾香がイビルから 16600
E 綾香が九種九牌 南一局へ

159名無しボード:2005/12/02(金) 00:59:52


160名無しボード:2005/12/04(日) 02:08:35

「九種九牌、流局よ」
「おや」
「へえ」
「……」
綾香の倒した手牌を見て、ソポクとイビルが以外な顔をする。
「なに、九種九牌がそんなに珍しいの?」
「いや、あんたの性格からして流さずに国士無双を狙うんじゃないかってね」
「そーだぜ、今の点差でフツーに流すと思わなかったからな」
「国士無双って麻雀の基本ルールと全然関係ないじゃない。
 何の繋がりもなく、バラバラの牌を集める運試しなんてしても仕方ないわ」

東場が終了したわ。脱いだ服は

芹香:靴下、スカーフ
綾香:ベスト、ブラウス、ブラジャー
ソポク:ショール
イビル:なし

特筆すべきはイビル、伊達に魔族で雀鬼ファミリーではないって事でしょう。
反対に綾香の落ち込みが目立つが、逆にそこが不気味かもしれない。

「…………」
「自分で言わないで下さい?
 いいじゃない、ここまで負けてるとちょっとワクワクするのよ」

それでは残り半分、南場のはじまりはじまり――

南一局 0本場
東 芹香(19100)  南 ソポク(35000) 西 綾香(3000) 北 イビル(42900) 

A 芹香がイビルから 12000
B ソポクがツモ 1300・2600
C 綾香がソポクから 8000
D イビルが綾香から 5200
E 綾香から3人あがり 南二局へ

161名無しボード:2005/12/04(日) 03:34:14


162名無しボード:2005/12/05(月) 00:44:11
「………」
微かにロンです、と声が響く。
「姉さん、もう少し大きな声出さないと見逃されるわよ」
「………」
「チッ、相変わらずこっちを狙ってやがるな」
芹香は無表情だが、魔族を支配下におけるチャンスに相当張り切っているようだ。

「ヘッ、見て驚くなよ!」

イビルはファスナーを一気に降ろすと、上体を唯一覆うジャケットを脱ぎ捨てた――
と思ったら、その下はさらに密着するタイプの黒のインナーで覆われていた。

「………」
「いや、驚くなといわれてもねぇ」
「この……なんというか、見事な貧しさは驚いちゃうわよね」

そう、ナイトライターでさらに増した見事なまな板である。

「うるせー、魔族の価値は胸で決まるんじゃねー!ここで決まるんだよ!」

イビルは二の腕に手を添えると、ぐっと腕を突き出してみせる。

「なるほど、魔族には脇フェチのほうが多いわけね?」
「来栖川家の全財産ぶん取るからな」
「はいはい、頑張っておくれよっと」
「………」

ジャラジャラジャラ――
漫才コンビは放っておいて、芹香とソポクはテキパキ洗牌を始めた。

南一局 1本場
東 芹香(31100)  南 ソポク(35000) 西 綾香(3000) 北 イビル(30900) 

A 芹香が綾香から 5100
B ソポクが芹香から 4200
C 綾香がツモ 3100・6100
D イビルがツモ 2100・4000
E 4カンツ 南二局へ

163名無しボード:2005/12/05(月) 00:48:33
反撃開始 C

164名無しボード:2005/12/06(火) 21:48:10
……芹香です。
……麻雀しています。
今は親で上がったばっかりですから……絶好調でしょうか。

「リーチ!よしよし、やっといい手が来たわ」

……あまり絶好調ではなかったようです。
それでも、私は勝ちたいです……勝って、あそこにいる魔族の人を支配して
いままで分からなかったあの魔術書や、試せなかったあの儀式を……

「ツモ!七対子、ドラ2でハネ満ね」

……儀式が遠退いてしまいました。

「……バラバラの牌を集める運試しは嫌いじゃなかったのかよ」
「あら、全部綺麗に2牌ずつじゃない♪」
「対子にドラが乗ると痛いねぇ」

……イビルさんも点数と服が減ったので、良しとしましょう。

165名無しボード:2005/12/06(火) 21:49:55
ソポクさんは服を脱ぐと襦袢のような肌着姿になりました。
……知らない国の服装なので、どう呼べばいいのか良く分かりませんが
淡い色合いは雰囲気に良く合っていると思います。

イビルさんはデニム地のミニスカートを脱ぎます……キュロットでしょうか?
下着は上と同じくスポーティな黒ですが、もしかすると
あれも魔界で作られた生地だったりするのでしょうか?
そうだとすれば、あのパンティを手に入れるだけでも
今後の魔術の研究に物凄く役に立ったりするのかもしれませ

「姉さん、何でテンション上がってるのか知らないけど服は脱がないとね」
「……テンションあがってたのかよ。全然わかんねー」
「静かに燃えるタイプ……ってのかい?」

……失礼しました。
それでは、セーラー服の上を脱ぐ事にしましょう。
もっとも、私は儀式の都合上全裸になる機会も多いので
あまり脱ぐ事自体に抵抗はありません……
純正魔族を手に入れるくらいなら、この程度おちゃのこさいさいです。

「やっぱり姉さんテンションあがってる」
「わかんねーって……」
「だねぇ」

南二局 0本場
東 ソポク(31900) 南 綾香(15300) 西 イビル(27800) 北 芹香(25000)  

A ソポクがイビルから 12000
B 綾香がソポクから 8000
C イビルが芹香から 8000
D 芹香がツモ 2000・4000
E 流し満貫達成(人物指定)

166名無しボード:2005/12/06(火) 22:04:33
B

167名無しボード:2005/12/08(木) 23:18:42
葉の次回作は麻雀だそうだな。

168名無しボード:2005/12/11(日) 17:17:34

「残念!ダマテンだけど白がそのままドラアンコよ」
「おや、何か仕掛けてそうな雰囲気だったのは分かってたけどね」

テンパイしても敢えてリーチを宣言しない。
リーチがつかず、裏ドラが生まれないため点数が下がるかわりに
相手の警戒も下がる、基本的な奇襲攻撃だ。

「これで全員ほぼ原点、やっぱりメンツが揃うと楽な勝負じゃないねぇ」

ソポクが襦袢を脱ぐ。胸元にはサラシが巻かれ、
下は左右が紐で結ばれた、紐パンか褌のような下帯姿になる。

「さて、ここまで脱いでやったんだ……
 あんた達も身ぐるみ剥がれる覚悟は出来んだろうね?」

どっかと座ったソポクのさらし姿が卓の向こうに見える。
その物言いと合わさって、まるで……

(姐さんだわ……)
(姐さんだな……)
(姐さんです……)

南三局 0本場
東 綾香(23300) 南 イビル(27800) 西 芹香(25000) 北 ソポク(23900) 

A 綾香が芹香から 5800
B イビルが綾香から 6400
C 芹香がソポクから 5200
D ソポクがイビルから 8000
E ここで役満が飛び出した(人物指定)

169名無しボード:2005/12/11(日) 17:51:05
Dを

170名無しボード:2005/12/15(木) 00:18:59
「ひのふの……よし、こんなところかね」
ソポクが何かを数えてからリーチを宣言した。
私以外があがれば次でオーラスになるわけだから
リーチで仕掛けたって事はかなり良い手が入ってるはずね。
用心深く牌を切っていると
「そいつだよ、リーチ一通にドラで満貫手さ」
「くっ、きびしーところばっか押さえやがって」
トップのイビルから直取り、そして逆転トップになるソポク。
やっぱり腕に自信があるってだけあって、さり気ないけど厳しい攻めね。

「ほらよ、これでいーだろ」
イビルは造作もなくブラを外して、無造作に投げ捨てる。
まな板みたいに控えめ胸を平気で晒しだしてるけど
女同士だからって油断してるなら……
「胸が小さいほうが感度がいいって言うわよね」
「ヘ、ヘンな事言うんじゃねー!こっち見るな!」
妖しげな流し目で見つめてあげると、イビルは胸を押さえながら真っ赤になってる。
魔物だからたぶん年上なんだけど、こうしてみるとなかなか可愛らしいわね。
……本当に可愛らしいわね、葵とどっちが大きいのかしら?
これは触り比べて確かめてみるしかないわね。
「………」(笑顔が怖いです)
「注目する人が違わないかい?トップはこっちなんだけどねぇ……」
「くそっ、ラス親なんだ、負けるわけにはいかねえ!」

南四局 0本場
東 イビル(21800) 南 芹香(25000) 西 ソポク(31900) 北 綾香(23300) 

A イビルが芹香から 2000
B 芹香がソポクから 3900
C ソポクがツモ 1300・2600
D 綾香がイビルから 12000
E それ以外(選択者指定)

171名無しボード:2005/12/15(木) 02:29:19
A

172名無しボード:2005/12/16(金) 00:31:18
イビルだ、さすがにヤバイことになって来た。
いや、ラス親まで勝負がもつれこむまでは想像出来たんだが……
「満貫直撃か、7700以上ツモあがりッ!」
……綾香が牌をツモるたびに念仏のように唱えてる。
あからさまに自分がトップで終わらせるつもりだ、つーかこっちを見る目が怖い。
勝利への執着心というよりも、なんかもっと……違うヤバさだ。
「あと少し、あと少しで……」
「ポ、ポン!」
思わず場に切れた中を鳴く。
もう安くてもいいし相手が誰でもいい。
まずは最下位脱出しないとヤバイ!
「………」
「ロン!中ドラ1!」
「もう、姉さん!せっかくの大チャンスだったのに」
「ま、こっちは手の入りもイマイチだったし、一人浮きになるなら悪くないさ」
や、やった、ギリギリで凌いだぜッ!

173名無しボード:2005/12/16(金) 00:31:42
「………」
相変わらずポーッとした雰囲気のまま、芹香がスカートを脱ぐ。
白い下着が意外と豊満な胸やお尻を包んでいる姿は
この場に野郎がいたらたまらねーんだろうな。
……別に羨ましくなんてないぞ。アタイにはアタイの魅力があるんだ。
「姉さん、少し見ないうちにまたいいお尻になったじゃない」
「………」
……違った、たまらねー奴にはたまんねーんだな。
「形ばっかり大きくなってもガキはガキさね。
 本当の大人の女ってのは、もっといい味を出すもんだよ」
なんかソポクはソポクで妙な張り合い方してるし。

ああもう、とっとと生活費巻き上げて帰るぞ!

南四局 1本場
東 イビル(23800) 南 芹香(23000) 西 ソポク(31900) 北 綾香(23300) 

A イビルが綾香から 11900
B 芹香がイビルから 12300
C ソポクが芹香から 4200
D 綾香がツモ 3100・6000
E それ以外(選択者指定)

174名無しボード:2005/12/16(金) 01:54:41
もう少し粘って、A

175名無しボード:2005/12/18(日) 22:28:02
もう勝つ事だけ考えよう、そう思ったら結構いい手になった。
しかも低めながら綾香からロン牌がこぼれるあたり
やっぱりアタイの腕も捨てたモンじゃねーと思う。

「ロン。低めだから満貫にはちょっと届かなかったな」
「……そっか、そんなに私を脱がせたいんだ」
「違う!変な目でこっちみんな!」

綾香はなんか妙な目付きでこっちを見ながら、スカートに手を……
かけないでスカートの下から手を突っ込みやがった。
隠れてた白い布切れが丸まって、そのままスルスルと下ろされる。
「ん……ちょっと湿ってるかも……」
「知るか!あとイラネー!」
スカートはそのまま綾香がパンティだけ脱いで
差し出してきやがったので、むしりとって壁に叩き付けてやる。
……クソッ、すっかり遊ばれてるじゃねーか。

「2位は確保かい。ま、とりあえず面目は果たせたかねぇ」
「……いいや、続行だ。ケチな点棒拾う気なしッ!
 アタイの2本場でもう一勝負といこうぜ。
 綾香、ハコにして文字通り身ぐるみ剥がしてやるかんな」
「…………」
「ふふっ、私も別にいいわよ。でも……
 1位になっても続行って宣言するんなら、ここからは
 上がり止まるまで嫌でも親は続けてもらうわよ」
「いいぜ、アタイがあがり続ければあんたらの逆転はドンドン遠くなるからな」
「計算通りいけば、そうだろうけどねぇ。
 こっちとの点差ならザンクでも逆転出来るんだよ?」
「………」

やばい、挑発に乗ったかもしれない。
でも言っちまったモンはしょうがねー、勝って勝って勝ちまくってやる!

南四局 2本場
東 イビル(35700) 南 芹香(23000) 西 ソポク(31900) 北 綾香(11400) 

A イビルがソポクから 3500
B 芹香がツモ 3200・6200
C ソポクが綾香から 4500
D 綾香がイビルから 24600
E それ以外(選択者指定)

176名無しボード:2005/12/18(日) 23:29:25
美味しいところをもっていくB

177名無しボード:2005/12/19(月) 00:15:23
挑発に乗ったため気負っているイビル。
2位を確保したと一旦安堵して緩んだソポク。
最下位でそれなりの手でないとあがれない綾香。

三者が三様に自分のリズムを崩している中で
決着をつけたのはマイペースに手を進めていた芹香だった。

「………」
ツモ、チャンタ、発、ドラ3。
芹香が小さく呟きながら牌を倒す。

「おっと、これはきっちり差し切られたかい?」
「姉さんはツキが回ると凄いわね」
「チッ、挑発に乗らなきゃ勝ってたのによー」
「………」
ごまかさないで脱いでください。
芹香も来栖川の令嬢、勝負には意外と厳しかった。

178名無しボード:2005/12/19(月) 00:16:28
「世界はやっぱり広いねえ、いい勝負だったよ」
ソポクがサラシを解くと、豊満な胸が解放される。
緩やかな曲線を描いてわずかに垂れ下がる胸は
張りのある綾香とはまた違った趣きがあった。
「アタイは最後まで引っ掻き回された感じだ、納得いかねーぜ……」
イビルもパンティを脱ぐ。
芹香にとって残念な話だが、素材は普通の布のようだ。
悔しそうに後ろを向いた拍子にイビルの尻尾がふらりと揺れる。
「それで、優勝した姉さんは何をリクエストするのかしら?」
綾香は椅子に座ったままで右足を持ち上げ、片膝を立てた。
丈の短いスカートが太腿に持ち上げられ、抱えられた右足の奥では
綾香の一番大切な部分がスカートの影に見え隠れしている。
「勝ったのが浩之だったら、間違いなく私にルパンダイブしてるところでしょうけど」
「……ツッコム気力も失せた」
「姉妹なら普通に貸し借りとかしてそうだしねぇ」
「あら、特別になんでも言う事聞いてあげるわよ?」
「…………」

最終成績

芹香 (35600)
イビル (29500)
ソポク (28700)
綾香 (8200)
 

※芹香から綾香への命令を指定して下さい

179名無しボード:2005/12/19(月) 01:36:55
最近浩之にモーションをかけているあかりを
綾香のレズプレイで篭絡してほしい

180名無しボード:2005/12/22(木) 01:11:10
「はぁ……はぁ……あ、綾香さん、どうし……んっ!?」
あかりの困惑を舐め取るように、綾香の舌がゆっくりとあかりの体を這う。
綾香が頭の位置を変えるたびに新しい性感帯の場所を知らされて
あかりの脳は飽和状態となり、ただ喘ぐばかりになっていった。
「だいぶ出来上がってきたようね」
「あ、はぁ……こんなの……」
「まだよ、本当の女の子同士のお楽しみはこれから」
綾香はあかりの左足を持ち上げると、互いの剥き出しの股間を寄せる。
「え……あ、あっ!?んっ!?」
「んくっ!……どう、すごいでしょ?」
お互いを密着させた状態で綾香が腰をすり寄せるたびに走る衝撃に
あかりは敷布団に指を食い込ませながら、必死で耐える。
「我慢しなくていいのよ、体の力を抜いて全部受け入れちゃいなさい。
 そうすればきっと素敵な夜になるわよ……」
綾香は怪しく誘い、そして貝を合わせながらあかりの足の指を口に含んだ。
「んあああーっ!?」
遂にあかりの中で何かが弾けた――

181名無しボード:2005/12/22(木) 01:11:30
「………」
襖から覗いていた芹香がこっちにVサインを送る。
上手くいってるって事なんだろうが、アタイは興味ねー。
「しかしまぁ……なんでこんな洋風の屋敷で和室なんだろうねぇ」
「そうだな、まだそっちのほうが気になるぜ」
ソポクの手には3位入賞の賞品・食用油セットが抱えられている。
ここまで勝負して手ぶらで返すのも何だからと芹香から貰ったもんだ。
ちなみにアタイの2位入賞の商品はハム詰め合わせだった。
……横にあからさまにテープを剥がした後があるから
間違いなく中元、歳暮の使い回しだな、来栖川も案外セコイぜ。
ま、食えるんなら食費の足しになるから結果オーライだ。
「それじゃ、うちのが腹減らせてるだろうから
 帰ってこいつでモロロでも揚げてやるとするかね」
「アタイも帰るか」

来栖川姉妹に振り回されてハム詰め合わせか、実入りの悪い勝負だったぜ。
まあ、話のオチは「世の中上手い話はない」って教訓で充分か。
あ、あと……あれだ。

綾香はまたまたレズだった。

                  終わり

182名無しボード:2005/12/22(木) 01:15:11
本格派レズSSに期待してた人ごめんな、と謝りつつ

※次の対戦カードを決めてください(4人人物指定)

でいいかな?

183名無しボード:2005/12/22(木) 01:52:46
じゃあ完結記念で川名みさき

184名無しボード:2005/12/22(木) 08:25:15
七瀬彰

185名無しボード:2005/12/22(木) 10:43:34
佳乃は入れとく

186名無しボード:2005/12/22(木) 14:58:40
ならば綾香の雪辱戦

187名無しボード:2005/12/22(木) 17:15:32
約12時間で埋まってるだと!?
結構見てる人いたんだな……出遅れたorz

188名無しボード:2005/12/23(金) 23:02:32
確かに見ている人多かったんだな。
俺含めて二、三人かと思ってた。でもちょっと嬉しい。

189名無しボード:2005/12/23(金) 23:40:39
「必勝の極意、それは勝つまで戦い続ける事!」
「ギャンブラーが破産する時の理屈だなあ」
「いいのよ、グランドチャンピオン大会の席はまだ2つあるし
 ここに第3回選択スレ脱衣麻雀大会激闘編の開催を宣言するわよ!」

呆れる彰をよそに有無を言わさず開会宣言する綾香。
(ルールの詳細は>>69
ちなみに本気でグラチャンを開催した場合、今のところビルと芹香という
実に盛り上がらなさそうなメンツが登場するのが確定している。

「ところで佳乃ちゃんも参加するの?」
「うん、あたしも何かやってみたいって思ってたんだぁ。
 バトルだと勝ち目なくても、ゲームなら勝てるかもしれないもん」
「えっと、でも、その……負けたら服を脱がないといけないし」
「男の人は彰くんだけだから大丈夫だよぉ」
「あら、なかなか積極的な発言ね。やるじゃない、色男さん?」
「いやー、そんな本当のこと言われても」

綾香が冷やかすが、照れまくるバカップルはそれすら楽しそうだ。
だが、そんなやりとりに乗り遅れた彼氏争奪戦真っ只中の人がいた――

「うう、勝負はまだなのかな?」
「ああ、ごめんねみさきさん。それじゃ始めちゃいましょうか」
「えっと……あの、その人って目が……」
「大丈夫だよ、自分の牌は盲牌すれば分かるし
 皆が牌を切る時に何を切るか教えてくれればポンやロンも出来るよ」
「それだと相手のツモった牌が手に入ったか分からないから不利じゃないかな?」
「目が見えなくても勝負は出来るよ、アカギだって苦戦してたんだから」
「……そういえばアニメ化してたんだっけ」

そんなわけで、若干の過去ネタと時事ネタを交えつつ新たな対局が始まるのであった。

※席順を決定して下さい

190名無しボード:2005/12/24(土) 01:31:01
 東 彰
 南 みさき
 西 綾香
 北 佳乃

阿佐田哲也の「黄金の腕」では手出し、ツモ切り、と
声に出してあげてたな。

191名無しボード:2005/12/24(土) 01:41:07
みさきはけっこう麻雀強かったりする。ついでに綾香とただならぬ仲だったりする。
(εスレ参照)

192名無しボード:2005/12/24(土) 08:17:20
全自動卓の洗牌する音が聞こえる。流石に来栖川製の最高級品は静音にまでこだわってる。
カラカラカラというこの音は内蔵のサイコロを振る音だね。
「自5だよ。ドラは8筒。はい、川名さん、手を」
「ありがとう、彰さん。みさきでいいよ」
彰さんに誘導してもらった場所から4枚牌を取る。
五萬、4索、中、9筒と。
「みさきさん、取ったよ」
「うん、あ、もう場所はわかるよ」
牌の大きさから類推した場所から牌を取る。あ、中がトイツになった。

「じゃあ、いくよ。北、手出し」
「なに、その手出しって」
「阿佐田哲也の小説で、盲人の人と麻雀をやる時に、ツモった牌を
 どう処理したかを口でいってあげてるんだ。手出し、ツモ切りとね。
 参萬とかが手出しとツモ切りでは相手の牌形の推理に大きく差が出るからだろうね」
「へぇー、彰くん、詳しいんだねぇ」

そんな話をしながら、私は頭の中で、北の残り3、7筒の残り3、
彰さんの捨て牌が北と記憶する。将棋の奨励会では全く将棋の駒を使わずに
双方の頭の中だけで対局してみたりもするそうだけど、こんな感じなのかな。
あっと、中がアンコになった。うん、幸先良し。
「南、手出し」

A 彰が綾香から12000
B みさきが彰から5200
C 佳乃がみさきから2600
D 綾香がツモ 1000・2000
E 全員ノーテン 東二局へ

193名無しボード:2005/12/24(土) 09:50:19
c

194名無しボード:2005/12/25(日) 23:10:24
「ロン! 発ドラ1で2600!」
「うう、早いよ佳乃ちゃん」

彰です。
みさきちゃんが制服のカーディガンを脱いでる。……かなりのボリュームだ。
男としてこういうシチュエーションに一人でいるというありがたさを実感しながら、
表面上は気にも留めないようなポーカーフェースで会話を続ける自分が好きだ。
ちなみに、僕がみさきさんと呼んでいるのはそのほうがなんだかぞくぞくするからで、
佳乃ちゃんの前でそう呼ぶことに快感を感じるのはどこか変なのかも知れない。
先日出演した作品でもエキストラとして二人で出たし、僕も冬弥を責められないかも。

「彰くん、どうしたの?」
「ううん、なんでもないよ、佳乃ちゃん。そういえば、僕と佳乃ちゃんが
 一位と四位になったらどうしようか」
「ちゃんとお願い事言うよ。何がいいかなぁ」
「じゃあ僕は佳乃ちゃんが僕のことをもっと好きになってくれるように
 お願いしよう」
「それは難しすぎるお願いだよ。いまよりもっとなんて」

対角線を挟んだ片側からあきれた視線が飛んでくる。
「当てられちゃうね」
「まあせいぜい私が一位にならないように祈ることね」
さて、あの二人が四位になったらどんな命令をしようかな。

東二局 0本場
東 みさき(22400) 南 綾香(25000) 西 佳乃(27600) 北 彰(25000) 

A みさきがツモ 4000オール
B 佳乃がみさきから1000
C 綾香が彰から 3900
D 彰が綾香から 7700
E 綾香のみ形式テンパイ(1000オール) 東三局へ

195名無しボード:2005/12/25(日) 23:14:44


196名無しボード:2005/12/26(月) 02:25:03

みんな、こんにちは!みさきだよ。
実は私はこう見えても麻雀は強いんだ。
さっきはせっかくの中アンコが無駄になっちゃったけど
すぐにまたあがれそうな感じだよ。
これもきっと普段の行いがいいからだねっ!

「やった、今度はツモれたよ!
 リーチツモ、タンヤオ七対子。裏乗った?」
「乗ってないけど、ノーミスで七対子ってすごい確率だねぇ」
「うーん、何となく次に来る牌が分かるんだよ」
「まさか……君もニュータイプ……」
「相変わらず強いわね、そんなに私とのキスが忘れられないの?」

う、それは忘れたいかな。
そんなわけで皆に服を脱いでもらうんだけど――

「はい、まずはスカートを脱いだわ」
「僕はとりあえずジャケットを……」
「あたしは制服のタイを外したよぉ」

ごそごそとしてる物音が聞えるけど、それだけであんまり面白くない。

「ううっ、もっとどんどん恥ずかしそうな声とか出してよー」
「恥ずかしい声って、まだ一枚目じゃないの」
「それに女の子と彰くんだけだから、別に恥ずかしくないよぉ」
「僕も別に……あ、中学か高校のときにクラスメートに
 『お前は女顔だから女子更衣室で着替えてこい』ってからかわれたの思い出した」
「そんなちょっと切ない話はいらないよー……」

東二局 1本場
東 みさき(34400) 南 綾香(21000) 西 佳乃(23600) 北 彰(21000) 

A みさきが綾香から 12300
B 佳乃が彰から 4200
C 綾香がみさきから 8300
D 彰がツモ 2100・4000
E 「誰に断って妹の服を脱がせてるのだ!?」聖が乱入してきた!

197名無しボード:2005/12/26(月) 03:32:28
七瀬を脱がせとBが叫ぶ

198名無しボード:2005/12/26(月) 23:09:47
「ローン! ざんくの1本場はよんせんにひゃくー!」
「ううっ、もうちょっとだったのに」
「ほら、彰くん早く脱いでぬいで!」
「わ、わかったよ佳乃ちゃん」

彰さんが白いセーターを脱ぐとパチパチという静電気と一緒に
下に着ていた長袖のシャツがめくれ、おへそがあらわになった。
知らず、私の喉が鳴った。
白い、白い肌。腰に女の子の線とは違う色気がある。
セーターの頭を通したときに男性にしては長い髪が持ち上げられて、
視線を追わせるようにうなじがあらわになる。
他人に見せるための動きじゃないのに、素だとしたらすごい才能だと思う。
「ふう」
脱ぎ捨てた服を片手に持った横顔は、正面から見た童顔に比べて20歳頃の
男性なのがよく分かる。薄手のシャツを通して見える体は
華奢ながら引き締まった背中のラインを見せ付けているようで。

「ねぇ、そこの実況中継してる人をなんとかしてくれないかな、佳乃ちゃん」
「なんでぇ? みさきちゃんに聞かせてあげてるんだよね」
「うぅん、私にはなんだか自分自身を高めるために口にしてるだけな気がするけど」

「そして彰は切なげに、ああ……もう出させてと綾香に向かって懇願する。
 綾香の爪先は彰の敏感な部分をつくつくとこまめについて刺激を与え」
「綾香ちゃん、つぎっ、次きみが親だからっ! 早くサイ振って!」
「彰の振ってという言葉に綾香はだらりとたれていたその袋をもう片足で
 つまみあげゆさゆさと」

東三局 0本場
東 綾香(21000) 南 佳乃(27800) 西 彰(16800) 北 みさき(34400)

A 綾香が彰から 5800
B 佳乃が綾香から 3200
C みさきが佳乃から 1300
D 彰がツモ 2000・4000
E 途中で綾香がみんなに飲み物と食事を差し入れた。


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