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第2回東方最萌トーナメント 39本目

1 </b><font color=#FF0000>(KN2.InaQ)</font><b> :2005/02/20(日) 21:23:01 ID:41W8rK7g
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://thm.just-size.net/up/upload.html (小物向け,最大2MB)
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html (最大20MB)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (18禁,最大5MB)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、鈴仙の座薬で腸内幻想郷。
・[[コード]](半角大カッコ2つずつ)+<<キャラクター名>>(半角不等号2つずつ)の形式で有効票。
 ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は同一レス内で宣言を。後付け宣言は無効です。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

266 & </b><font color=#FF0000>(e72cCEXE)</font><b> :2005/02/21(月) 01:13:23 ID:UUpV92/2






――竹林。


青々とした穂先が天を衝き、月明かりに真っ直ぐその身を晒す。


草木も眠る丑三つ時。


夜の闇はますます濃さを増し、魑魅魍魎の跋扈する、人在らざるものの時間に。


――陰々と響く、何かの声。


それは、風に嬲られた竹達の悲鳴か、それとも姿なき者達の断末魔の叫びか――?


違う。


それは、竹林の中から聞こえていた。


「……ろしてやる……」


それは、人の言葉だった。


「……殺してやる……」


しかし――そこに込められた、噴出さんばかりの怨恨の響きは。


「……いつか、必ず……殺してやる……!!」


触れただけで、一切を焼き尽さんばかりの――憤怒は。




月の晩。


まるで巨人の見えざる手に弄ばれたように引き裂かれた竹林の中。




「――カグヤァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ――!!」




復讐を誓う、咆哮が――幻想郷の夜を震わせた――




第二回東方最萌トーナメント 上白沢 慧音 支援SS



人妖弾幕幻夜 東方永夜抄 〜 Imperishable Night.

Keine Kamishirasawa & Mokou Huziwara –お前”も紅”色に染まれ-

267 & </b><font color=#FF0000>(e72cCEXE)</font><b> :2005/02/21(月) 01:14:19 ID:UUpV92/2
「けんけん――ぱっ。けん、けん――ぱ!」

もう、日も暮れようかという刻限。
聞こえてきたその声に、私はふっと顔を上げる。
田んぼの畦で、子供達が時間も忘れて遊びに夢中になっていた。

子供達の、こういった姿というのは実に微笑ましいものがある。

しかし、こうも日が暮れていては話も違ってくる――

「こら――そこの少年達。何時まで遊んでいる?」

私がそう声をかけると、少年たちは揃って顔を上げる。
私の顔を見るや否や、その瞳をきらきらと輝かせて――

「あ――慧音おねえちゃんだ!」

嬉しそうに足元に駆け寄ってくる子供達に、しゃがみ込んで私はその目の高さを合わせた。

「楽しかったのか?」
「うん!」
「ねえ、慧音おねえちゃんもいっしょにやろう?」
「そうしたいところだが……もう日も暮れる。遊ぶのはまた今度にして、今日はもう家に帰るんだ」
「えー?」
まだまだ遊び足りないと、全身で訴えていた。
そんな彼らを、

「元気に遊ぶ子は好きだ――だが、日が暮れてもまだ遊びたいなんていう我侭な子は嫌いだな?」
「ぅっ……」

見る間に表情の曇る子供達を、私は軽く抱きしめて――汗でしっとりと湿った頭をそっと撫でてやると、

「あまりお前達のお父さんお母さんに心配をかけさせてやるな。
 ……なに、心配しなくたって私は突然消えたりはしないさ。
 また今度会うことがあったら、その時は私も一緒に遊ぼう――だから、今日は帰るんだ。
 私との約束、守れるか?」
微笑みかけてやると、少年達はまだ不満が残っているようでありながらも、頷く。
そんな彼らの様子が、また可愛らしく――ちょっとだけ強く、私は彼らを抱きしめた。
「よし――いい子だ」
彼らの頭をもう一度撫で、肩の辺りをぽんぽんと軽く叩いて――私はしゃんと立ち上がった。
すると彼らは、先刻までぐずっていたのが嘘のように一目散に、家へ向かって駆けていく。
恐らくはそれも、誰が一番最初に家に着くかの競走となっているのだろう。

周りがどんな状況になっても、子供というのはそこから楽しみを見つける心の強さを持っている。

そういった側面を持つ人間が――私は、とても好きだ。

268 お前”も紅”色に染まれ 3 :2005/02/21(月) 01:15:09 ID:UUpV92/2
私は軽く息を吐いて空を見上げた。
今日も、一日の終わりを告げる夕日の輝きが、幻想郷を一面の紅に包み込む。
知らずため息が漏れるほどに、綺麗な夕焼け空だった。

私――上白沢 慧音がこの幻想郷に居つくようになってから、結構な年月が流れた。
妖怪と人間が共存する不思議な地・幻想郷。
ここで私は、人間達のために力を使い集落を守護することで、彼らと共に住まわせてもらっている。

様々な幻想の生物が入り乱れるこの幻想郷では、外とは違って人間は決して多数に属する種族ではない。
にも関わらず、幻想郷で最も多数に属する種族たる妖怪の主食は、その人間ときているのである。
脆弱な彼らもまた、この幻想郷を構成する大事な存在であることをきちんと自覚はしているため、
妖怪達は決して彼らを戯れに殺したり、絶滅させるような真似はしないが――
人間がまるで動物のように狩られ、喰われることを、看過できる私ではなかった。

幸い、私の白沢<ハクタク>としての能力――歴史を操る力は、
この身が半獣であるにもかかわらず、他の妖怪と比べて強力な能力だったらしい。
圧倒的な実力差を持つ大妖怪には勝てないし、物量で雪崩を打たれてもその全てを凌ぎきることは出来ないが――ただでは、返さない。
手痛い一矢を報い続けるうち、彼らもわざわざそこまで苦労して幻想郷の人間を襲わなくてもと判断したらしい。
最近では、集落を襲い人間を狩ろうとする妖怪の数はめっきりと減り、荒事も大分少なくなった。
では、今の彼らが一体何を食べているかといえば――米や麦、野菜などといった、人間とそう変わりの無い食事風景。
彼らは人間だけしか食べられないのではなく、人間『も』食することが出来る究極の雑食性といったほうが正しいのかも知れない。

……もっとも、それ以外の手段として、幻想郷の『外』から人間を調達している妖怪もいる。
そればかりは、私でもどうしようもない。

中と外の人間を差別しているというわけではない。
確かに、外の人間達にされた仕打ちも忘れたわけではないが――それでも。

中や外とは関係なく、私は人間が――心の底から好きなのだ。

ただ、私はこの幻想郷で生きる事を決めた。
幻想郷の人間達を、放っていくことは出来ないから。

だからせめて、私は里の人間達を守り。

外から流れてきた人間達――この幻想郷にしか居場所を見つけられないような者達もまた、全力で守ってやろうと思う。




――そんな事を考えながら、歩いていたときだった。


私が――その少女の姿を見つけたのは。




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