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第2回東方最萌トーナメント 28本目

1 七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b> :2005/02/11(金) 23:08:24 ID:RbFn1M.c
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、ツェペシュの餌食。
・[[コード]](半角大カッコ2つずつ)+<<キャラクター名>>(半角不等号2つずつ)の形式で有効票。
 ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は同一レス内で宣言を。後付け宣言は無効です。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

290 1/4 :2005/02/12(土) 21:48:11 ID:vhXb/Vec
リグルの音楽支援があまりにも充実してるので、
音楽合わせでSS書いてみました。後半長くなってしまったけど。
BGMに前スレ687氏の
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm2321.mp3
をかけながらお楽しみください。 ↓


―――取り戻したと思った満月は、偽物だった。
永琳の策にはまって偽の月に誘導された霊夢と紫は、
本物の満月を取り戻すため、仕方なくもう一度夜を止めて永遠亭に出向くことにした。

「あーあ、またあの長い道中を進むのかぁ。面倒だなぁ…」
「あなたがちゃんと犯人を追い詰めないからじゃないの。自業自得よ」
「人に責任を押し付けないでよ。ならそう言うあんたが…」
とお互い愚痴を飛ばしながら、雑魚を軽々と蹴散らして進む二人。
そんな二人の前に飛び出す黒い影。

「また来たわね、今度はこないだのようにはいかないよ!」

前回の敗北もなんのその、リグルはまったく臆することなく立ちはだかる。

そんな彼女を見て、霊夢はうんざりしたようにため息をつく。
「あ〜、また邪魔者が出た」
「前回あれだけ痛い目にあっておいて、よく懲りないものね」

そんな二人に対し、リグルは余裕たっぷりに言い返す。
「前回は二対一だったから負けたけど、今日はちゃんと助っ人用意してるんだから」
リグルの後ろから、一匹の妖怪が小さな羽根をはためかせて、霊夢達の前に割って入る。

「いつぞやの夜雀?なんであんたがここにいるのさ」
ミスティアは不敵に笑って答える。
「ふふ、リグルがあんたたちとリターンマッチするっていうから、
 私もついでに雪辱を晴らさせてもらおうと駆けつけたのよ」
「ちょっと、いきなり二匹がかりなんてずるくない?」
「お前らが言える立場かっ」

ミスティアはリグルに向かって振り返り、言う。
「作戦通りにいくよ。私が時間を稼ぐから、その間にリグルはとっておきの準備を!」
「了解!」

ミスティアは素早くスペルカードを構える。

「まあ、リグルの出番はないかも知れないけどね!
 さあコンサートの始まりよ!」

291 2/4 :2005/02/12(土) 21:48:28 ID:vhXb/Vec

 ――夜盲『夜雀の歌』――

弾幕と共に解き放たれるミスティアの歌声が霊夢達の視力を奪う。
「相変わらず小細工を…」
苛立ちを抑えて霊夢がつぶやく。極度に狭まった視界の外から妖弾が飛来する。
目前に迫る攻撃をとっさに回避して反撃する。
「やっぱり厄介ね。まず雀からはたき落すことにするわ」
視力を奪われた霊夢たちに、ミスティアのしたり顔は見えなかった。


リグルは目を閉じて精神を集中する。
彼女の最強のスペルカードは、発動に結構な準備を必要とする。
だから一対一の弾幕ごっこでは、相手が誘いでもしなければ使う機会がないのだが、
今はミスティアが敵の攻撃を引き受けてくれている。


  秋、虫達が眠りにつこうとする季節。
  しかし蟲の王たる彼女の令は、その理にさえ優先する。


ミスティアも敵を仕留めるつもりで弾幕を張るが、そう簡単には直撃しない。
一方、彼女の防御結界は霊夢達の反撃で着実に削られていく。
「いつも思うんだけど、あんたたち、なんで鳥目になってるのに私の位置がわかるのさ」
紫が持ち前の胡散臭い笑みで返す。
「それはほら、四次元の力かしら」


  その生を果たして眠り逝く者達が、彼女の声にこたえて立ち上がる。
  来るべき冬に備えて土に潜む者達が、彼女の呼び掛けに応じて這い出づる。


「ねぇ紫、なんだかちょっと嫌な予感がするんだけど」
あたりに集まる不穏な気に気づいたのか、霊夢が言う。
「同感ね。あの妖怪蛍の仕業かしら。先にあっちを仕留めた方がよさそうだけど」
紫は本当に困っているのかどうかよくわからない声で言う。
「こう真っ暗じゃ、標的がどこにいるかさっぱりわからないわ」


  王の勅令を全うするべく、蟲達は飛び立つ。
  生命を懸けて命を為そうとする彼らの意志は、種の限界を超越する。


ミスティアの限界が近かった。
やはりこの二人の能力は強大だ。その膨大な霊力や妖力ももちろんだが、
視界をほとんど奪われているにも関わらず、全ての攻撃をことごとく回避し、
その上で的確に反撃を入れてくる。やはりこいつらは普通じゃない。
(やっぱり…私じゃかなわないか…けどね…)


  千万無量の蟲達が彼女の許へ集う。
  それは王の剣となり、槍となり、矢となって敵を討つべく、


「これで終わりよ!『夢想妙珠』!」
霊夢の放った霊珠がミスティアに直撃し、彼女のスペルを討ち破る。
「つっ…!リ、グル…!」
ミスティアが顔を歪める。夜雀の歌の魔力が消えていく。
「それで、蛍はどうなったの!?」
やがて霊夢達の視界が元に戻っていく。
その彼女達の目に映ったものは、

「な……なによ、アレ……」

  漆黒の夜空をなお黒く暗く埋め尽くす、無数の羽蟲を従えた女王の姿―――

292 3/4 :2005/02/12(土) 21:48:49 ID:vhXb/Vec

――――『季節外れのバタフライストーム』――――


悪夢の如き蟲の雲が、号令一閃、霊夢達に襲い掛かる。

「ちょ、ちょっと、洒落になんないわよアレ!」
壁のように迫ってくる蟲の隙間をかろうじてくぐり抜けたところへ、
横から串刺しにするかの如く、列をなして突進してくる蟲の群れ。
「う、うわっ!…っとっと」
肌をかすめるほどギリギリで避ける。背後で爆音が響く。
回避した蟲が地上の木々をなぎ倒していく音だ。
「当たったら洒落になんない……ああっ、またきたぁ!」
息もつかせまいと、左右から交互に放たれる蟲の槍。
それに気を取られれば、宙を埋めて迫る群れに取りつかれる。
とてもじゃないが、反撃なんて考えられない―――!

「これが私の最強のスペルだよ!
 さあこれでもまだ私を雑魚呼ばわりする余裕があるかな!?」

リグルは容赦なく蟲を放ち霊夢を追い詰める。
このままではいずれ限界を迎える。被弾も時間の問題。
「ううっ、こんなとこでこけたら、一生魔理沙に笑いものにされる…っ」
弾幕を回避するごとに、徐々にリグルとの距離が離れていく。
完全に手詰まりだ。この超高速高密度の弾幕に囲まれては、立て直しなど図れない…。
「…紫!おねがい、なんとかして!」
追い詰められた思考の中で、相方の名前を叫ぶ。その呼ばれた妖怪は…

「え…?」

霊夢とリグルの、両者の驚きの声が漏れる。

八雲紫は、この苛烈な弾幕の中で、なおリグルの真正面で対峙していた。

「…ふふ、なかなか楽しい弾幕だけど、これでは私は落せないわね」

左右から突き刺すように迫る蟲、広がりながら空間を埋める蟲、そのことごとくを、
八雲紫は前後に身を移すことのみで回避していた―――。

「そんな…初見で私のバタフライストームが見切られるなんてことが…」

「…藍。いきなさい。あの妖怪蛍に引導を」
「は。」
短く答えて、藍はリグルへ突進する。
それに呼応して紫自身も、無数の針を発射する。
その全てがリグルに直撃し、彼女のスペルを打ち破る。
「!っ…そ、そんな…こんなはずは…」
リグルの支配を失った虫達は、それぞれがあるべき姿へと戻っていく。
夜を埋め尽くすほどだった虫の群れは霧散し、あとには破壊され尽くした森だけが残っていた。

293 4/4 :2005/02/12(土) 21:49:03 ID:vhXb/Vec

がっくりとうなだれるリグル。
「私の全力をかけてもかなわないなんて…」
「リグル……」
落ち込むリグルに、ミスティアが声をかけるが、慰めの言葉が浮かばない。
どうにもできずオロオロするミスティアを横目に、紫がリグルに近づいて、
「―――見直したわ、リグル・ナイトバグ」
はっと、リグルが顔をあげる。
「――でも、私に勝とうなんてのは千年早かったわね。
 標的にするならそこの紅白くらいにしておいた方がいいわよ、妖怪蛍」
それだけ言うと、紫は後ろで息切れしている霊夢に振り返り、
「ほら、まだ夜は始まったばかりよ。急がないとまた出直しになってしまうわ」
と言って、そしてさっさと飛び去ってしまった。
霊夢も慌てて紫の後を追いかけるが、去り際にリグルに向かって一言。
「私はもうあんなのは勘弁だからね」
そう言って飛んでいった。

「リグル」
ミスティアが戦友に声をかける。
振り返ったリグルの顔に陰りはなく。
「ふふふ…」
その顔に、満面の笑みを浮かべて。
「どうよ、あの化け物みたいなやつらをあそこまで追い詰めてやったのよ。
 次やるときは絶対に私が勝ってみせるんだから!」
月に向かって、その手を高々と突き上げた。




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