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第2回東方最萌トーナメント 17本目

1七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b>:2005/02/03(木) 12:31:20 ID:HGqg9Z9o
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、白兎海岸で全身皮剥ぎ。
・[[コード]]+<<キャラクター名>>の形式で有効票。ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は 同一レス内で 宣言を。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

2七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b>:2005/02/03(木) 12:31:42 ID:HGqg9Z9o
○運営スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1106406480/l30
○感想スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1106406603/l30
○結果発表スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1106840048/l30
○観戦記スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1106926638/l30
○削除依頼スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1106826884/l30
(※2chスレへの最萌関連の書き込みは非推奨です)

追加ルール
・ネタ票上等、ただし誤判断、判断不可が出ても泣かない。
・SS・CG・他あらゆる支援で人の心を動かそう。ただし、相手陣営の中傷はNG。
・SSはスレへ直書き推奨。10レスほどの長文でもOKです。
・支援報告は本スレで。投票と並ぶ重要な参加方法の一つです。
・支援へのレスも本スレへ。全て試合の流れになります。

詳しい詳細はインフォメーションページにて。
よく分からない事があったら運営スレッドまで。

3七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b>:2005/02/03(木) 12:31:54 ID:HGqg9Z9o
★投票コードについて★
・投票の際にはコード発行所 http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi にアクセスし、
 そこで発行されたコード(このような文字列→[[THx-xxxxxxxx-xx]]、括弧まで全部)を添付してください。
・コードの添付されていない票、投票日当日にここから発行されたものでないコードが添付された票、
 既に投票に使用されたコードが添付された票は無効票となります。
・有効コードの取得可能時間は、前日の23:31〜当日の23:03までです。終了間際は混み合いますので、早めの取得をお勧めします。

※コードが発行されない場合
・「同一ドメインへの短い間隔でのコード発行はできません。しばらくお待ちください。」と出た場合は、
 時間を置いて再アクセスして下さい。同じプロバイダから多数のアクセスがあった場合はコードが取り難くなります。
 その場合、短い間隔で何度も連続アクセスしないでください。発行所のサーバに負荷を与え、大変迷惑になります。
・「PROXY規制中です。」と出た場合は、PROXYを全て外して再アクセスして下さい。
 それでも同じメッセージが表示される場合は、その回線からはコードが取れません。

4七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b>:2005/02/03(木) 12:32:05 ID:HGqg9Z9o
□前スレ 第2回東方最萌トーナメント 16本目
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/game/20311/1107349859/l100

※このスレでの投票は前スレ↑のレス数が950を超えてからお願いします

5名無しさん:2005/02/03(木) 19:15:32 ID:Y5p3f4kg
[[TH3-LxU9IHkv-ZA]]

禿げしく迷う(;´д`)

迷った挙句、えーりん!!えーりん!!の誘惑に負けて、<<てゐ>>に一票!!!!(ぉ

ぶっちゃけ、迷いすぎて頭痛いわ(ぉ

6七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b>:2005/02/03(木) 19:17:34 ID:Jhb/MgiY

     , -,   ,.-.、
   i ̄/ ノ / ./ _,..-、
  / /\、ノ i /__/,..--,i    あら、こちらもようやく
  i /ノ,ヘ\ゝ"´,ヽ,ヘ
   ~ ヽ,ニ)くi Lノノハノ)メ<! /[]   投票開始のようですわね
   __ λ,§゚ ヮ゚ノi!__ / []]
   \//レ'ξ・∀・つ// [][]     また色々と吸わせていただきます
 ((  ,ノ⌒,く_,//†.iλ./  [] []
    `'ー´"`~`〜〜~

7名無しさん:2005/02/03(木) 19:17:41 ID:lN4se8ic
[[TH3-VUsbe7sv-ZD]]

<<八意 永琳>>に一票です。
あの笑みとかお姉様な所とか音楽とか弾幕とかもう大好き。
初めて永琳の姿を見た時の気持ちは忘れられません。
えーりん!えーりん!(AA略

あと支援ぽいのです。
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm1230.jpg

8名無しさん:2005/02/03(木) 19:18:36 ID:/BUwqjFU
[[TH3-4E.heWl.-ZK]]
    _, ,_ ∩
  ( ゚∀゚)彡 <<えーりん>>!えーりん!
   ⊂彡

全てはこのAAが語ってくれてますね(笑
東方ストライク最高ー! お姉さんな師匠が大好きだーッ!!

9名無しさん:2005/02/03(木) 19:19:12 ID:/bG0aaHU
[[TH3-VPXLTlAE-ZA]]
<<てゐ>>に一票

10名無しさん:2005/02/03(木) 19:19:49 ID:J24RpWUA
[[TH3-Uq.7Ef44-ZB]]

たっすっけって<<えーりん>>!

11名無しさん:2005/02/03(木) 19:20:00 ID:FEcysKsY
[[TH3-1c18aWLt-ZG]]

BGM、弾幕ともに萌える<<永琳>>に一票

    _, ,_ ∩
  ( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
   ⊂彡

12Silent Selene(1/5):2005/02/03(木) 19:22:00 ID:sUX3giBo
※パチュリーと永琳は、喘息治療&知識人つながりで友人、というかって設定です。導入書く余裕が
なかったので、冒頭設定宣言。

 ――物言わず 空に輝け 夜半の月 地に生く者の 罪を清めて


  Silent Selene


「これと・・・・これ。貸し出し、してもらえるかしら?」
「大丈夫ですよ。期限は二週間です」
 いつも通りにそう答えて、本のタイトルを確認する。「丹の生成研究」「古代の秘薬」・・・・。なん
だか、すごいもののような気がする。というかこんな本あったんだ・・・・。
「帰るの?」
 と、後ろからパチュリー様がいらっしゃった。目の前の方――八意永琳さんは、振り返り、
「ええ・・・・あんまり姫を放っておけないし」
「大変ね。本だけ読んでる方がいいんじゃないの?」
「パチュリー。言わせてもらうけど、姫を放っておいたら、なにかやらかしそうでおちおち本も読め
ないわ」
「確かにね」
 そう言うと、パチュリー様はコホコホと咳をなさった。・・・・喘息の軽い発作だ。
「パチュリー様、喘息が悪化しますから、お薬を・・・・」
「ああ、そうね。じゃあね永琳」
「ええ。今度薬も持ってくるわ」
「お願いす・・・・ごほっ・・・・!」
 がたんっ!!大きな音とともに、パチュリー様は床に倒れてしまった。
「パチュリー様!?」
 血・・・・!?気がつくとパチュリー様の口から、真っ赤な血があふれ出ていた。
「パチュリー様、パチュリー様!!」
 何で!?気が動転してしまって、何も考えることができなくなる。喘息の発作でここまでいくの・・・・!?
「リトル落ち着いて。喘息の急な発作よ」
 え?と思った。気がつくと目の前には、既に薬箱を出している永琳さんがいた。
「急いで酸素吸入をして、あとは薬を飲ませないと。まず風を起こせる方法ない?」
「は、はい、私は使えますけど・・・・」
「じゃあそれでいいわ。空気の酸素を集めてパチュリーに送って。口に貯まってる血を吐き出させて
からね」




「よし・・・・と。これで大丈夫。よっぽどのことが無い限り、無事なはずよ」
「ああ、よかった・・・・」
 永琳さんの言葉に、私は心底ホッとした。パチュリー様だって、ここまでの発作にはそうならない。
逆に言えば、ここまでの発作になると紅魔館にいる人間には手が出せない、ということだ。もし永琳
さんがいなかったら、と考えると、正直ぞっとする。
 そう思い、永琳さんを見る。・・・・この人を見てると、時々思うことがある。彼女も主に仕える身だ。
そうなら・・・・。
「あの・・・・少し、お話しをお聞きできませんか?」
「・・・・何を?」
「永琳さんは、月人ではなく輝夜さんをお助けしたんですよね・・・・。何故・・・・ですか?」
 その瞬間、永琳さんの表情がはっきりわかるぐらい曇った。
「何で・・・・それを聞くの?」
「同じ、主に仕える身としての・・・・興味、でしょうか?・・・・あの、もしお気を悪くされたのでしたら、
別に話されなくとも・・・・」
「・・・・いえ、大丈夫」
 そう言うと、永琳さんは遠くを見る表情になった。たぶんその目は・・・・図書館の壁の向こう、今は
隠れてる月のほうを見ている。・・・・もしかしたら、そこにいた頃の自分と輝夜さんとを、見つめてい
るのかもしれない。
「私は・・・・」

13Silent Selene(2/5):2005/02/03(木) 19:22:44 ID:sUX3giBo

 私はね、幼い頃から厳しい両親に育てられたの。月のエリートになるために、来る日も来る日も勉
強ばかり。同じぐらいの年の子と遊ぶなんて、とても許してもらえなかったわ。
 わかる?私、その頃まだ10にもならないのよ?なのに、毎日毎日本とばっかり向き合って・・・・。
本を読むのは好きだけど、やっぱり外に出て遊びたかった・・・・。
 それで・・・・そうね、あれはちょうど、10の誕生日だったかしら?私、とうとうそんな自分が押さ
えられなくなった。家からこっそり抜け出して、外に出たの。
 それで、近くの子達のところに遊びに行ったけど・・・・でも、誰も仲間に入れてくれなかった。
 当然よね。それまで顔も見たことのない子、仲間に入れたいなんて思ってくれるはずないわ。
 でも・・・・その頃の私には・・・・それがとっても悔しかった。






「・・・・その時なの。私が姫に会ったのは」
 私は無言で、頷いた。でも、永琳さんは誰に話してるの?私・・・・じゃ、ないのだろう。自分に話し
てるんだ。自分の過去をこうやって、見つめ直してる。
「悔しくって・・・・私は繁みに入ってっちゃった。わかるかしら。月の森はね、地上の森よりも危ない
の。道がわかりにくくて、その上方向感覚なんて役にも立たないから。気がついたら森のまっただ中。
帰り道なんてわかりはしないのよ」






 初めのうちは道を探してたけど、そのうち歩き疲れて泣きじゃくってた。そうしたら、後ろから声
が聞こえたの。
「あれ?見ない子だね。どこから来たの?」
 振り向いたところにいたのは、不思議な感じの女の子だった。
 それから一緒に遊んで・・・・楽しかった。心の底から楽しいって思えたのは、多分あの時が始めだと
思う。
 でも・・・・そのうち二人とも帰らなきゃならないから。なのに帰る私を、彼女は送ってくれた。でも
帰ったら、両親にひどく怒られたわ。どこをうろついてたんだ、そんな子供に育てた覚えはない、っ
てね。でも彼女、私の両親を前にこう言ったの。
「あの・・・・私が永琳ちゃんを誘ったの・・・・。悪いのは私だから」
 え?と思ったわ。何で、今日会ったばかりの私をかばってくれたのか。それで彼女が父に怒られち
ゃう――そう思って止めようとしたの。・・・・でも、そうはならなかった。その時に聞かされたわ。彼
女が、お姫様だってこと。
 しかも次の日には、宮殿から直々に呼ばれちゃった。しかも、お姫様の話し相手になってくれだっ
て。誰かのいたずらかと思ったわ。だから、実際に綺麗な衣装を着た姫を見たときは・・・・本当だった
んだって、驚いちゃった。それで行く途中、昨日のお礼をしたらね、お礼されるようなことはしてな
いって。それより一緒に遊ぼう、だって。――満面の笑みでそう言うんだもん、驚いちゃった。

14Silent Selene(3/5):2005/02/03(木) 19:23:14 ID:sUX3giBo

「それから・・・・10年ぐらいしたかな。私はなんとか勉強もうまくいって、薬に関しては誰にも負け
ないようになった。姫ともいつの間にか、親友になれた・・・・。それが、まずかったの」
 永琳さんの声が、微妙に翳る。思い出したくないところに話がさしかかった、ということなんだろ
う。私もそこから先は知ってる。あまり聞いてて楽しい話じゃないけど、でも・・・・。







 あの・・・・蓬莱の薬を作ってから、どれぐらい経ったころかしら。いつも通りに私が姫のお相手をし
てたら、急に捕吏が踏み込んできたわ。蓬莱の薬を使ったことが、ばれたの。必死で姫を守ろうとし
たけど、その頃の私には力も足りなくて・・・・結局捕まってしまったわ。
 そしたら、逃がしたはずの姫が・・・・いつの間にか戻って来てた。
「永琳は悪くないわ!私が、彼女がいやがるのに無理矢理作らせたのっ!!」
 それで・・・・姫は抵抗もしないで、捕まった。
 姫はそれから、ずっと私の――私「だけ」の無実を訴えて・・・・結局、私一人だけ、何の処罰も受け
なかった。
 姫が火あぶりにされるとき、必死でお助けしようとしたけど・・・・私にはどうすることもできなくて。
でも姫は私のほうに優しく微笑んで――炎に包まれてしまった・・・・。

15Silent Selene(4/5):2005/02/03(木) 19:23:36 ID:sUX3giBo
「・・・・でも」
「?」
「輝夜さんの罪はあの時、許されたんでしょう?そうしたら、なんで使者を殺す必要が・・・・?」
 永琳さんはそう言うと、少し悲しげに目を伏せた。
「そのはずだったんだけど・・・・実際は、違ったの。月のみんなは・・・・姫を一旦許しておいて、亡き者
にする計画だったのよ」
「え・・・・なんで、そんな・・・・」
「姫が戻ってこられては、都合の悪い連中がいた。これで、いいかしら」
「え・・・・はい」
 本当は全然納得できなかったけど、頷くしかない。だって・・・・永琳さんの表情が、これまでに見た
ことがないくらい悲しそうになってたから。
「正直言ってね、姫に味方したことは、私は後悔してないわ。だって、姫はこれまでに何回も私を助
けてくれて・・・・少しでもご恩をお返ししないと、私には耐えられないもの」
 でもね、と、言葉をつないで、
「そのために何人も月人を殺して・・・・罪を重ねてしまったことには、それでよかったのか・・・・わから
なくて・・・・」
 ぽろ、と、永琳さんの目から何かが零れた。・・・・え?泣いてらっしゃるの?私には一瞬、何かわか
らなかった。普段あんなにも強そうな永琳さんが、急に泣くなんて・・・・。
「でも、それでもよかったんじゃないの」
「っ!え、パチュリー様!?起きてらしたんですか・・・・!!」
「ちょっと前からね」
「よかった・・・・!」
 思わず抱きついてしまう私を、パチュリー様は払おうともしない。それだけで、私は嬉しくなる。
「ちょっと、って、一体いつからなの?」
「そうね、あなたが繁みの中に入っちゃったってあたりからかしら?」
「ほとんど全部じゃないの・・・・」
 永琳さんは呆れた
「だって二人とも、私のベッドのそばで話してるから。イヤでも聞こえちゃうわよ。それに・・・・盗み
聞きしてた人もいるようだし」

16名無しさん:2005/02/03(木) 19:23:37 ID:qB4PitMc
指定の日常はこんな状態なのかと想像してみました。
えーりんに一票いれておきますね(`・ω・)っ①

http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm1233.jpg

毎日助けてえーりんヽ('∀')ノ

17Silent Selene(5/5):2005/02/03(木) 19:24:08 ID:sUX3giBo
「ええ、それはわかってたけど・・・・」
 そう言って、お二人が同じ方向を見てる。すると、そこからすまなそうな顔をして出てきたのは・・・・
警備隊長だった。
「美鈴、あなたいい趣味してないわね」
「そんな!私だって聞くつもりはありませんでしたよ!でも、離れるタイミングが掴めなくて・・・・」
「言い訳はいいわよ。咲夜には伝えておくから」
「ええ〜!?」
 相変わらずなお二人を見たせいだろう。永琳さんの顔が、わずかにほころんだ。やっぱり、涙は残
っていたけど。それから隊長の方へ向き、
「で・・・・門番のあなた・・・・中国、だったかしら?」
「美鈴です!!」
 隊長がすごい勢いで反論してるけど、永琳さんは気にしない。・・・・ある意味、見事。
「あなたは・・・・門番なんかしてるんだから、自分と同じ妖怪を殺すこともあるんじゃない?」
「ええ、ありますよ?」
「それで・・・・それが辛いと思うことって、無いの?」
 隊長は一瞬首をかしげて・・・・何かに思い当たったように、話し始めた。
「そりゃ・・・・殺しちゃったら後味はよくないですけど、でも私の仕事だと仕方ないですから。ちょっ
とイヤな思いをしても、お嬢様や咲夜さん達が少しでも心安らかにいられれば、かまいません」
「私も・・・・」
 思わず、話に割り込んでしまう。でもみんな、嫌な顔もしないで聞いてくれた。
「私も、時々図書館に出る魔物を殺します。その時はイヤですけど、パチュリー様がゆっくり本が読
めるだけで、十分です」
 私たちの話を聞き、永琳さんは黙ってしまった。・・・・永琳さんがこんなことをおっしゃったのは、
多分、ご自分の罪の意識から。それをどう扱っていいのか、わかりかねているのだろう。
 それがおわかりなのだろうか。パチュリー様は苦笑して、
「まあ、この子達は単純だからね、あんまり参考にならないだろうけど」
「単純ってなんですか!?」
 隊長と二人、完璧に声が重なった。が、
「それで、永琳」
「無視ですか!?」
 カンッペキにスルー。パチュリー様、流石です。
「長居させたお詫びに、これあげるわ」
「え・・・・。スペルカード?」
「ええ」
 パチュリー様がお渡しになったのは、ご自身の符。「サイレント・セレナ」だった。・・・・なんです
か?意味がわからないんですけど。
「・・・・どういう意味なの?
「だから、お詫び。――月はね、無言で見守る母親のようなものだと思うの。誰かの力で輝き、誰か
の力で強くなる。誰かのためには・・・・他の何かをも隠してしまえる存在、なんじゃないかしら」
 だから、あなたにそれをあげる。パチュリー様はそう言って、微笑んだ。・・・・そうだ。ここにいる
みんなは、月なんだ。誰かのために輝き、誰かのために生きてる。そんな――月。
 永琳さんは黙ったまま、ふっと目を上げた。
「月から見る月は、穢れた厭わしい月だった。じゃあ、地上から見る月は――?」
「きっと、この上なく綺麗な月よ。月人が月を離れても、きっとその月人にも綺麗に見えるわ」
 パチュリー様はそう言うと、月のように綺麗な笑顔で、にっこりと微笑まれた。

18Silent Selene(あとがき):2005/02/03(木) 19:26:49 ID:sUX3giBo
えーりんにさん付けすると微妙に間抜けになる気がする今日この頃(何
というわけで、シリアスな話をあとがき一行目でぶちこわすキチガイこと、ALFEです。
罪の意識あるか怪しい輝夜に対して、永琳は過去の罪を背負って生きている気がします。
ホルテンの卵さんのところの4コマから受けたイメージですが。あの頭の黒地の赤十字とか。

まずは今回、名無し猫さんのラジオスレで話のネタをくださった小夏さん、F.F.さん、佐倉さん、本当にありがとうございました。
というか、いただいたネタを上手く活用できなくてすいません・・・・。orz
と思ってたら、投下直前にF.F.氏の支援SSが。・・・・マケタ!

てか、師匠のしゃべりどうでしたっけ?こんな幼い口調だったかな・・・・?まあ、昔を思い出して、ということで(オイ
あと、前作で指摘があったので中国出演。出番一番少ないけどなー。というか明らかに無理矢理ねじ込んだ臭いけどなー。

よく考えると師匠支援というかパチュリー支援のような気がしてきた。でも小悪魔メイン(こら
はいそこ、パチュリーが異常に素直だとか言わない。キャラ違うのわかってるから。
さらにそこ、オチが付いてないとか言わない。まとまりきらなかったんだから。
・・・・ショウジキスマンカッタ。_| ̄|○

全文は
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm1234.txt
に、あげました。

19名無しさん:2005/02/03(木) 19:28:21 ID:eBxC96Yo
[[TH3-S1OWjs50-ZA]]
    _, ,_ ∩
  ( ゚∀゚)彡 えーりん!えーりん!
   ⊂彡
月の頭脳、天八意思兼命こと<<八意 永琳>>に一票!!

うは〜ぶれいんみきさあ〜




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