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第2回東方最萌トーナメント 16本目

1 七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b> :2005/02/02(水) 22:10:59 ID:9nOkswq6
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、白玉楼階段で浦田行進曲。
・[[コード]]+<<キャラクター名>>の形式で有効票。ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は 同一レス内で 宣言を。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

455 あの日の約束、帰らぬ約束1 :2005/02/03(木) 03:05:26 ID:8xnxSEKY
「なぁ、うどん子ちゃんよー」
「誰がうどん子ちゃんか。何よ」
 魔理沙の声に、鈴仙はため息をつきながら顔を上げる。
「公式資料に、『てゐは健康に気を使っている』って書いてあるんだが、これマジなのか?」
「ええ、本当だけど……どうして?」
「いや、ただ単に気になっただけだぜ」
 実に魔理沙らしい端的な回答。
「それに関しては、本人に聞いたほうが早いでしょ」
 言うなり、鈴仙は頭についた耳をくるくると回転させる。どうやら微弱な音波を発しているらしい。
「……おいうどん子」
「だからうどん子じゃないってば」
「その耳も、前々から私の蒐集魂をくすぐってるんだが」
「もってかないでー」
 ぐいぐいと耳を引っ張る魔砲少女を手で払いながら、鈴仙は耳でてゐを呼びつづける。
「んー……鈴仙さま、呼びました?」
 廊下の角から、噂の地上のウサギ、因幡てゐその人……もといその兎が姿を見せた。
「お、本当に来たぜ」
「あなたたちの声がうるさすぎて、地上電波傍受器が聞こえなかったのよ……」
「つまり、鈴仙の行為は無駄だったのか。この耳は飾りか」
 魔理沙の一言が鈴仙のハートにぐさっと突き刺さる。そのまま、廊下の端のほうでいじいじと地面に『うどんげ』と書き始めた。
「で、何か用なの?そこの黒いの」
「実は、かくかくしかじかだぜ」
 要は、健康に気を遣うっていう、その設定の出所が知りたい、と簡潔に述べた。
「そ、そんなのどうだっていいでしょ」
「そりゃそうだが、な。ただの知的好奇心だぜ」
「ふ、ふん! あんたになんか答えてやんない!」
 そっぽを向くてゐ。
 そんなてゐの脳裏によぎる、あの日の情景。
 忘れようとしても、おそらく忘れられないあの日の。

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東方最萌2 因幡てゐ支援SS
『あの日の約束、帰らぬ約束』

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456 あの日の約束、帰らぬ約束2 :2005/02/03(木) 03:05:56 ID:8xnxSEKY
 てゐは永遠亭に来る前、人間に飼われていた。もはや名前も覚えてはいないが、その人間は、すごく優しかったように思う。
「てゐ、おいで」
 笑顔でこちらに手を差し伸べる少年。しかし、てゐは近寄らない。その少年が飼い主であると言うことを知らなかったわけではない。むしろ、
この少年が自分の飼い主であることを、てゐは嬉しくすら思っていた。
「まったく……てゐはいつまでたっても僕に懐いてくれないなぁ」
 少し悲しそうな笑顔。てゐが今、飼い主を思い出すとき、真っ先に出てくるのはこの表情だった。
(ふふ、困ってる困ってる)
 てゐは、そんな飼い主の顔に、内心ほくそえむ。人を困らせて楽しむというてゐの悪癖は、生まれてついたものかどうかは知らないが、
どうやらこの時にはすでに形成されていたようだった。
「てゐー」
 てゐは知っていた。飼い主は、このご機嫌取りにそっぽを向くと困るということを。でも、決して怒らないということを。
「もう……しょうがないなぁ……」
 言って、餌だけ置いて飼い主は帰ってしまおうとする。てゐは慌ててその足元に駆け寄る。
 違うんだよ? 嫌いになったわけじゃないんだよ? そんなことは言わなかったが、その足元へのダッシュで飼い主にはすべて通じていたようだ。
 駆け寄ったてゐを、飼い主はいつもそっと抱き上げた。しかし、そんなに長くは持てない。
「……ごほっ! ごほぉっ!」
 てゐを地面に取り落とし、飼い主は口元を抑えてうずくまる。てゐはそんな飼い主を、じっと見詰めた。
「はぁ……は……げほっ……だ、大丈夫だよ……てゐ」
 苦しそうに咳き込みながら、それでも笑顔でこちらを向く飼い主。今回は……今回は幸いにも、吐血はしていないようだった。
 てゐの視線に、飼い主は苦笑する。そして、その背中をすっすっと優しく撫でた。
(はふ……ぅ……)
 てゐは、気持ちよさに思わず目を細める。てゐは、こんな飼い主との時間が、とても好きだった。

 そんな飼い主が流行り病に冒されていることをてゐが知ったのは、飼われ始めてから二年が経過しようかというときだった。
 きっかけは、もはや覚えていない。ただ、長いこと病魔に蝕まれているという飼い主の体は、てゐにしてみれば巨躯であったが、
他の人間に比べたら、小さいものだった。
 しかし、その事実が分かってからも、てゐは飼い主の誘いは断りつづけたし、飼い主はただ苦笑するばかりだった。
 見た目には、何も変わっていなかった。てゐも、先のような急な咳き込みでもない限り、そのことは忘れるようにしていた。
 笑っている飼い主は、本当に元気そうで。
 そんな飼い主の笑顔が見たくて、そんな飼い主の困り顔が見たくて。
 だから、てゐは繰り返した。
 終わることを知らなかったんじゃなく、終わることを知ろうとしなかった。




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