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第2回東方最萌トーナメント 12本目

1名無しさん:2005/01/31(月) 22:39:23 ID:/KhyhKbQ
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、ビビンバの具。
・[[コード]]+<<キャラクター名>>の形式で有効票。ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は同一レス内で宣言を。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

31名無しさん:2005/01/31(月) 23:57:50 ID:QBYJJJ.w
さあ、超高年齢ロリ対決まで後五分を切った。
今宵は祭りだ宴だ百万鬼夜行だ。
鬼も悪魔も人間も吸血鬼も妖怪もみんな集まれ騒ぎ出せ。
殺るか殺られるか真剣勝負。楽しい楽しい夜の始まりだよ。

32名無しさん:2005/01/31(月) 23:59:10 ID:9ULvnlkc
年齢なんてかざりですよ
エロい人にはそれがわからんのです

>>30
(゚д゚)?

33名無しさん:2005/01/31(月) 23:59:19 ID:EbVlJZSw
>>29
確か、以前のレスで誤字突っ込んだのは自分だったが、入場SSには期待している。
誤字なんて気にするな!萌えられれば、それでいい!

34</b><font color=#FF0000>(HtnecUB6)</font><b>:2005/01/31(月) 23:59:29 ID:dns5eVEE
「さーて、次は私の番ね……って、あれ?」
一目散にステージへ駆け上がってきたフランドール。
だが、眼前にいるべき対戦相手は未だその姿を見せていない。
「あれぇ〜……??おかしいな、もう時間のはずなのに。
 ……もしかして不戦勝?そんなのつまんないよぉ」
「心配しなくてもいるわよ、さっきから」
「!?」
会場内に突如として妖しげな霧が漂う。
霧はだんだんとステージ上の1点へと収束し……やがて完全に晴れた。
霧の収束した、その先には……角を生やした小柄な少女がいた。
「……あなたは、だぁれ?」
「こうしてお会いするのは初めまして、ね。フランドールお嬢さん。
 私は萃香よ、伊吹萃香。
 あなたのことはお姉さんとかから聞いてるわ」
「お姉様と、知り合いなの?」
「えぇ、一応、弾幕と盃くらいは交わした仲よ?
 あなたは宴会にも出てきてなかったから知らないかもしれないけど」
「だって私、お酒とか飲めないし」
「ありゃー、それはまた惜しいわねぇ〜。
 人生の3分の2くらいは損してるわよ?」
「そもそも人じゃないんだけどなぁ……」
「そんなことより」
「え?」
「勝負よ、勝負。あなたと私は勝負するの。今から、ここで」
「え、私の対戦相手って、あなただったの?」
「……トーナメント表は見てなかったのかしら?」
「見たけど、名前は伏せられてたから」
「そっか……大方、紫辺りが変な気を利かせたのねぇ。まぁ、いいけど」
「で」
「ん?」
「戦うんでしょ?私と、あなたで」
「そうそう、それそれ。正々堂々の、決闘よ。
 といっても、私の弾幕はちょっと特殊だから、
 あなたにはちょっと酷かもしれないけどね」
「へぇ〜……どんな弾幕なの?」
「どっちかというとね、接近戦向きなのよ。投げ飛ばしたりもするわね。
 だから、結構痛いかもしれないわよ?」
「接近戦かぁ、それなら大丈夫!」
右手をかざすフラン。次の瞬間、その手に燃え盛る剣が現れる。
「へぇー……こりゃ驚いたわ」
「へへー、驚いた?レーヴァテインは私のお気に入りなんだから!
 これがあれば接近戦だって負けないよ!」
「流石は紅い悪魔の妹ね……その剣からも、尋常じゃない力を感じるわ。
 いいわ、それでこそ血が騒ぐってものよ!
 失われし鬼の力、あなたにも見せてあげるわ!」
「来いっ!跡形もなく吹き飛ばしてやるんだからっ!」

35名無しさん:2005/01/31(月) 23:59:58 ID:Urkm2HyU

  _  ∩
( ゚∀゚)彡 開始!開始!
 ⊂彡

36名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:00 ID:sVk5WKrQ
ゆあきん

37明後日に豆が撒けない程度の能力:2005/02/01(火) 00:00:04 ID:69xFOtAg
[[TH1-7wFtw8P/-ZZ]]
<<ビッグX>>

38名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:03 ID:MliudbbA
[[TH1-XUh84NTX-ZD]]
<<伊吹萃香>>に海パン

39syunniti:2005/02/01(火) 00:00:04 ID:RMNlsiHQ
[[TH1-VZrQ5k.C-ZI]]
はっきり言ってこの勝負に命かけてます。
これまでの5勝負すべて入れたキャラが負けてきた。
だが、萃夢想の自キャラ、ちっさい、ロリ、鬼、ちっさい、角。。。
どれをとっても最高の萌え属性だ。
妹も捨てがたかったが敢えてこっちを選ぶことにする。
<<伊吹 萃香>>に!く<伊吹 萃香>>に!1票投じます。

40入場SSを書く程度の能力:2005/02/01(火) 00:00:25 ID:cja0qDtQ
[[TH1-scXtYqYj-ZF]]
誤字ったお詫びで<<スイカ割り>>に一票・・・ってうわごめんなさい踏み潰さないd(ぷちっ

41名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:34 ID:lDu.IUw.
[[TH1-S6NSuHEm-ZE]]

<<萃香>>に一票。
歩きモーションが可愛かったので

42名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:33 ID:YjeH4.mc
実はこのカードが一番悩む
両サイドの支援に期待してます

43名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:35 ID:warUItbY
       フランが会場に着いた時、未だ名前が公開されていない相手は
        レミリアそして魔理沙を相手に弾幕ごっこをしていた

魔理沙   「星符「ドラゴンメテオ」」
       「だめだ あいつにドラゴンメテオはきかない!レミリア! レーヴァテインを使う時だっ!」
レミリア  「禁忌「レーヴァテイン」」

        しかし萃夢想キャラの名は????のままだった

???? 「運命を操る程度の能力のあんたがレーヴァテインを使おうが私の名は分からない
        ただ酔いが深まるだけだ。眠れ!」
     
        レミリアと魔理沙は 酔いつぶれた

フラン   「ね・・・・姉さま・・・・!」
レミリア  「フラン・・・・ こ これを・・・・!あなたが・・・・使うのよ・・・・!」

        フランは レーヴァテインを 手に入れた!

フラン   「????・・・・負けるわけには・・・・いかないッ・・・!」

        ???? Vs フランドール・スカーレット

魔理沙  「星よ 光をあたえたまえ!」
レミリア 「我が妹よ! あなたに秘められた ありとあらゆるものを破壊する程度の能力を
      レーヴァテインにたくすのよ! ????! 正体を見せるがいい!」

フラン  「禁忌「レーヴァテイン」」

     レーヴァテインが仮の名を破壊する ????の真の名を照らし出した!

      一回戦 最終試合
      伊吹 萃香 Vs フランドール・スカーレット




一応フラン支援です

44名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:37 ID:go/aMXyo
てるよに投票だっ
って思ってコード取りに言ったら
「1日のみ有効です」
(д)   ゚ 。

なんて詫びたら良いのやらorz

45名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:47 ID:9AZeXKW.
[[TH1-37D23OGE-ZE]]

<<zOMG LOLI TREE GIRL!!!!1111>>

46名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:55 ID:WWaOA32g
[[TH1-cDsb6SqD-ZZ]]
その体はきっと、酒で出来ていた。



というかぶっちゃけ神主のことだろ<<萃香>>って。酒の摂取量とか。

47名無しさん:2005/02/01(火) 00:00:56 ID:QWhVxlSA
[[TH1-WECr4FgH-ZZ]]

さあ、始めよう!
パチェ敗北の今、魔理沙との萌えカップリングを実現できるのは、彼女しかいない!
同属性のロリっ子、萃香に負けるな!
悪魔の妹、<<フランドール・スカーレット>>にコインいっこ!

48名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:00 ID:BqpHELjQ
[[TH1-/UhckmSu-ZB]]
<<腐乱人形>>

レーヴァテインとか恋の迷路とか、誰もいなくなるかとか。何かと印象の強いスペルがあるので。

49名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:02 ID:liWSSJlY
[[TH1-NPzKkqKz-ZC]]
<<悪魔の妹>>に1票!
東方で始めて萌えたキャラだった。

50名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:04 ID:n9fm/AAo
[[TH1-3HKLiShE-ZC]]
宴会が始まる。誰も拒まずみんなで萃まって、ただ愉快に賑やかに陽気に。
そこには怨みや妬みといった感情は無くて、あくまで余裕を持って幽雅に。

幾多の人妖を楽しく萃めるその力は、まるで東方シリーズそのものを彷彿とさせる。
……この最萌トーナメントの象徴である能力の持ち主、みんなを萃める<<伊吹萃香>>に一票。
宴会の主犯が、最初から負けるわけにはいかない。

51EXAM【いつも酔っている理由1/2】 </b><font color=#FF0000>(iabfOabA)</font><b>:2005/02/01(火) 00:01:09 ID:05roLVHM
[[TH1-Dy7tGBig-ZZ]]
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0757.txt
【いつも酔っている理由】


この日の対戦カードは、悪魔の妹・フランドールと
密疎の鬼・伊吹萃香だ。
鬼は幻想郷とは違う「鬼の国」に住んでいるので、幻想郷には存在しない。
だが、私の主人、八雲 紫はその鬼と知り合いだ。
「紫様、あの萃香という少女とお知り合いのようですが?」
観客席で眠そうにしている主人が欠伸をしながら答えてくれる。
「ふぁ・・・ふ、ん、そうよ?それがどうかしたかしら?」
「鬼と言われても、正直よくわからないんです。」
私は聞いてみることにした。
「そうねぇ・・・暇だし、教えてあげるわ。」
そう言うと、紫の表情から眠気が消える。
「鬼ってのは、元々、死んだ人間のことだったんだけど、土蜘蛛やら山ノ民などと言われた
迫害されて隠れ潜む人間達・・・いや、人間として扱われなかった者達の事を言うのよ。」
「へぇ・・・、では、あの少女も隠れる理由があったのですか?」
「もちろん。
鬼達は全て必ず隠れる理由があるわ。
人の世界では人に非ず、幻想郷では彼らは妖怪でないと言うわ。
そりゃあそうよね、人間なんだもの。
ならば鬼とは何なのかしらね?」
紫がなぞなぞを出すように藍に問う。
「え・・・、すみません、わからないです。」
「だからあちらの世界からも、幻想郷からも隠れ住んでいるの。
鬼の国にね。
まぁ、今となっては、手段が目的になってしまっているみたいね。
・・・そうそう、鬼自身にも、隠している事があるのよ。」
「隠している事?」
「ふふ、彼女、可愛いところがあるのよ?」
何か面白い事を思いついたという表情で紫は、少女――萃香を見つめた。

ステージ上では、投票開始直前の現在、フランドールが自己紹介をしているところだった。
司会を挟んで隣には萃香が座っている。
常に酔っ払っているようで、頭をぐわんぐわん揺らしながら、
足をフラフラ揺らしながら、自分の番を待っていた。
時折、ケタケタと笑い出す。
完全に酔っ払っている。
まぁ、いつも酔っているんだけれど・・・
藍は彼女を見て、「少しふざけすぎではないですか?」と何とも真面目な事を言う。
彼女の事だから、大方勝負の意味の無さに笑っているのだろう。


この戦いは個人の力、能力で勝負が決まるのではない。
第三者の票をどれだけ 集 め れ る か に決まっている。
そして、彼女の能力
――疎と密を操る能力――
自分への票を密に、相手への票を疎に。

私は、試合開始前の会話を思い出す。
「こんなトーナメント、勝負なんかじゃないわ。
遊びですらないわね、だって結果がわかってるんだもの。」
彼女はふふんと笑うと酒を瓢箪から直に飲む。
「んぐ、んぐ、ぷぁ〜・・それじゃ、行って来るわ。」
ひらひらと手を振って、彼女は控え室を出て行った。

思い出したら少しイヂワルしたくなってきた。
「・・・・藍ちゃん、」
「(藍ちゃん!?)・・・は、はい」
「これからあの子の様子、みててね」
紫がスキマを作って手を突っ込む。
「あ・・あの、なにをしてるんですか?」
「ふふふ・・・じゃーん♪」
スキマから手を出すと、瓢箪が握られていた。
「あ、それはッ」
「ふふ、これを取り上げた状態で・・・・境界を弄ってあげると・・・」
そう言って紫が境界を弄る。
―――泥酔と素面の境界を。

52名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:19 ID:iJFTu1/U
[[TH1-1htuTE5o-ZD]]
萃夢想やって惚れたので<<伊吹萃香>>にコイン1個

53名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:20 ID:WWaOA32g
何故二重になるんだ…orz

54名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:26 ID:RqUftHlY
[[TH1-C3y1Rflz-ZZ]]

zOMG!!!! LOLI TREE GIRL!!!!!11111one
なので<<萃香>>に一票

55名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:29 ID:4qJccNdE
[[TH1-ZzoLbBV4-ZB]]
>>12
<<フランちゃjkvじゃsdbんjかbkふう゛ぇ!!!111>>

56名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:47 ID:YjeH4.mc
実はこのカードが一番悩む
両サイドの支援に期待してます

57名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:50 ID:fGGcMFJw
[[TH1-fWxWOjZv-ZC]]

<<コイン一個>>にイッピョウ

ところでどこで対戦結果の速報載ってるのデツカ?

58名無しさん:2005/02/01(火) 00:01:56 ID:Csf6pLuY
[[TH1-2JvL09tP-ZA]]
お嬢様に最初の一票を捧げる者である
<<フランドール・スカーレット>>

59名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:04 ID:ncVRQUqs
[[TH1-BhmB8Ff/-ZF]]
<<妹様>>にコインいっこ!!!!

60名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:35 ID:pfPkycDM
[[TH1-eWYma.j0-ZF]]
<<フランちゃん>>
            /
  `-.      //           /|
  −>┌┐ <       \_WW/ |WWWWWWW/
   /,/└┘          ≫ クランベリー    ≪
       i´ `i          ≫   トリャープ    ≪
      `i、,←ー-,_,r'フ      /MMMMMMMMMMM\
       ゙l( ▽ ゙l-'  ⊿
       .リ\ ,イ,,--┤_)
          ,)'";:;:'.r'"゙゙~ 〉〉
       ノト-、,ン:;:;> 〈〈
      ./;:;:;:;:;:;:;:-x, \ `
       `-ィ'゙| ,ス,,/
           | '|,く,У
         ゙l, |゙|
             ゙'ゾ

61名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:40 ID:2gyYnQLo
[[TH1-/3oi4wwF-ZZ]]
<<伊吹萃香>>
やっぱりあのロリとピアノとロリと腋とロリですよ!

62名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:42 ID:A6L.D7Fo
>>43
FF4とは懐かしいね♪

63名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:45 ID:rvqLsryU
[[TH1-I3xEgLdD-ZZ]]
<<すいくぁ>>
アルコールハラスメント上等!!

64名無しさん:2005/02/01(火) 00:02:45 ID:6H5U7k3U
[[TH1-pgpCJdV5-ZC]]
<<乳臭ェーッ!>>

65EXAM【いつも酔っている理由2/3】 </b><font color=#FF0000>(iabfOabA)</font><b>:2005/02/01(火) 00:02:52 ID:05roLVHM
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0757.txt

「ん?」
椅子に座ってフラフラしていた萃香が動きを止める。
(・・・お酒が・・切れたのかしら?)
控え室を出てから一口も飲んでいなかったっけ。
酔いが醒める事程怖い事は無い。
腰に吊るした「酒が無限に湧き出る瓢箪」を手に取ろうとする。
(・・・あれ?)
手は空を切る。
どんなに手で腰の辺りを探っても
瓢箪に触れない。
(・・・あれれれれ?
お・・お酒が無い!!?
ど・・どうしよう、このままじゃ・・・)
そうこうしている内に、どんどん酔いは醒めていき・・・

「はい、フランドール・スカーレットさんでした〜。
それでは、次は伊吹萃香さんです!」
司会のレイラ・プリズムリバーが萃香の名を告げ、マイクを向ける。

「あ、紫様、萃香の顔色が、」
「ふふふ、素面でどこまで頑張れるかしらね・・・」


ガクガクと足が震える。
握った手は汗をかいている。
そして、
マイクを向けられた萃香の顔は真っ青だった。
挙動不審に、周囲を見渡す。
「ぁ・・・、ぅ・・・うぅ・・(ひッ・・・人が、いっぱい・・)」
観客の視線。
興味の視線。
視線、視線、視線、視線。
萃香は、周囲の視線が一身に集まっている事に恐怖を感じた。
(こ・・怖い、怖い・・・み、みんなが・・・見てる・・見てる・・)


「あれが”青鬼”の正体よ、フフフ」
蒼白な顔でガタガタ震える萃香を指差して、藍に教える。
「は、はぁ・・」
藍は正直気の毒に思えてきた。
(あんなにも脂汗をかいて震えてる・・・)

「萃香さん、大丈夫ですか?」
心配そうにレイラが覗き込む。
「は、はヒッ、!」
優しい言葉と、顔を覗かれた事にビックリして、いきなり立ち上がり、直立不動で固まってしまう。
「じゃあ、自己紹介をどうぞ〜。」
ぐぃ、とマイクが口元に向けられる。
「ぅ・・」
向けられた拍子に退いてしまう。
「ぁ・・・そ、その、・・えっと、・・・」
支援者やら観客は幻想郷にはいない鬼の自己紹介を聞き逃すまいと、視線、耳、全てを萃香に注いでいた。
更なる観客の視線。

「・・・・・・です・・」
ポソポソと、呟くように名前を告げる。
萃香の顔が赤くなってゆく。

「ちょっと、聞こえないわよ」
隣に座っているフランドールにすら聞こえない声。
「あ・・・萃香さん、もう少し、大きな声で・・・」
小声でレイラが再度の自己紹介を促す。

そう言われた萃香の目に涙が溜まる。
それでも、勇気を振り絞って声を出す。
「・・・ぶき、・ぃか・・・」
硬くにぎった両方の拳がブルブル震える。
「あの・・もう少し・・・」
レイラが困った表情で再度促す。
「い、伊吹・・・伊吹萃香よ!」
茹蛸の様に真っ赤になって大声で怒鳴る。
そして、
「ぐすッ・・・(ぅう・・・もう、やだぁああああッ)」
遂に決壊。
その場にペタリとしゃがみ込むと、
「、ぐすッ、うわぁあああああん、ぐすッ、えぐ、ふぇえええん」
普段、酔うことで「極端な人見知り」を「隠していた」萃香。
トーナメント会場という大勢が集まる場所で酔いが醒めてしまい、
遂に泣き出してしまった。
「え、あ、ちょっと、す、萃香さん?」
突然泣き出され、レイラも困惑する。
対戦相手のフランドールも目を丸くしている。
「ひぐッ、ひっくッ、ゆかりぃ〜、たすけてよぉ〜、ぐしゅ、ふえぇえええん」
幻想郷で唯一の友人である紫の名前を呼んでわんわんと泣きじゃくる。

66名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:00 ID:iMBfQgA6
<<フランドール・スカーレット>> 妹妹妹様ーーーーー!!
妹様もえもえー

67名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:02 ID:HkTpK3wk
[[TH1-q1DYmhAq-ZA]]
3部作最強のEXボス、<<フランドール・スカーレット>>に1票。
未だに抜けられぬ恋の迷路orz
ちなみに一番好きな弾幕はスターボウ。
あの妹様との追いかけっこが楽しいのです。

68名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:07 ID:FLVB911M
[[TH1-ZFhN/DV/-ZZ]]
No Reason・・・
ノ <<フランドール・スカーレット>>

東方LAN環境

69名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:16 ID:SHKVQw0w
[[TH1-v7jD1WNW-ZZ]]
<<フランちゃん>>
              ,'ヽ、
       , -、 ̄ ̄`'く 、ヽ-、
     _r´  _`ー- 、_ゝ、ノ イ ̄ヽ、
     'ゝr´`  ⌒ー 、`ヽイヽ、 <
  <>∠´/ /、i ,、  `ir´ヽヽ/、
      i/入i__ヽ'i`-ノ-i 、i   'ヽ、_フ
   <>レ'イ./⌒   ==、イ  | ヽ.  /<>
    <>ゝi  i'ー-,、"" .ノ|   !   i  /<>
      / ヽ、   ,ノ   /λ ノ| ノ/<>  白いの(゚Д゚)ウマー
    <>!/ル`, ー, イi, - 、レ'レ<>
      , ⌒ヽゝrゝイ/   ヽ,ノ
     /⌒、 ./ rフ   i      !、
    /   )// `ヽ, ゝ、r´⌒ヽノ´
    /⌒_ノ/く/  _ゝ ヽヽ、_ ヽ
    `ー- '´   ⌒     ´  ´

70名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:24 ID:hnMs9nj2
[[TH1-kQfBJHWu-ZA]]
カリスマ中のカリスマ。
東方シリーズ中一番長い時間弾幕ってた相手<<フラン>>にコインいっこ。

71名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:24 ID:uDmz6TFI
[[TH1-VNw1JSHI-ZD]]
<<伊吹萃香>>
みっしんぐぱわーですよ?

72EXAM【いつも酔っている理由3/3】 </b><font color=#FF0000>(iabfOabA)</font><b>:2005/02/01(火) 00:03:31 ID:05roLVHM
「うふふ、お顔が真っ赤ね〜。
あれが赤鬼よ〜。」
「ゆ・・紫さま、そんな事より、だ、大丈夫なんですか?
彼女泣いちゃってますよ!」
藍が慌てふためく。
「もう、萃香ったら・・」
そのセリフと共に、空間が裂ける。

「あ、あれ、紫様?」
一緒に観ていた主人がいつの間にかステージにいる。

「っく!、ゆかりぃい〜」
突然現れた紫に泣き付く萃香。
「ぅく、お酒、切れちゃって・・・人がいっぱいで・・ぐしゅ、ひっく、」
「よしよし、もう大丈夫よ・・・」
紫が優しく萃香の頭を撫ぜてやる。
「あ・・あの〜、紫さん、乱入はちょっと・・・」
紫の乱入に、司会であるレイラが困惑しながらも注意を促す。
近寄るレイラを警戒して紫の後ろに隠れる萃香。
「あぁ、すぐ退散するわよ。
萃香、忘れ物よ。」
とスキマから
チャポン、と音を立てて萃香の目の前に瓢箪が転がる。
「あ、お酒!」
片手で紫のスカートを掴んだまま、瓢箪を拾うと、一気に喉に流し込む。
「んぐ、ごくごくごくごくごくッ、ぱふぁ、うぅ、ぐすッ、」
飲んでいる最中に、泥酔と素面の境界を元に戻しておく。
「ダメじゃない、お酒忘れていっちゃ・・・」
「う、うん、ありがと、紫・・」
「(いつも可愛いわね〜、素の萃香は・・)うふふ、
じゃあ、頑張ってね。」
萃香を引き剥がすと、スキマを開く。
「う、うん・・」
「そうそう、ズルしちゃだめよ〜
ズルしたら、お酒切れた時に助けに行かないわよ?」
「・・・わ、わかったわ・・ありがとね、紫。」
手を振りながらスキマへ戻ってゆく。


そして、観客席。
「ただいま〜」
「もう、何が忘れ物ですか・・」
「まぁまぁ、」
萃香の自己紹介が再開される。
今度は適度に酔いが回ってきたようで、いつもの通りの萃香だ。
「結局、萃香は素面の自分を隠していたって事なんですね?」
「ふふ、可愛かったでしょ、素の萃香。」
ステージを見ると、調子を戻した萃香が元気に酔っ払いながら自己紹介をしているところだった。
周囲からドッと歓声が沸き起こる。
もう彼女は票を操作する気も起きないだろう。
「さ、これで面白くなるわね・・」
クスクスと胡散臭い笑い方をして、目を細める紫だった。


---------------------------------------

途中で2つに分けただけじゃ無理と判断orz

みんな、少し聞いてくれ。
萃香はいつも酔っている。
これは、「素の状態で居られない」と解釈する。
そして、酔いが抜けると、
実はとても人見知りで恥ずかしがりやで、とっても素直な子になる。
と推測できる。


つまり・・・
萃香たんは人見知り属性があったんだよ!(AA略

73名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:36 ID:lDu.IUw.
>43

ネタが分かる俺は大爆笑。てか、どれくらいの人が分かるかな・・・これ

74名無しさん:2005/02/01(火) 00:03:52 ID:2UPnP/cA
うーはー

75名無しさん:2005/02/01(火) 00:04:01 ID:kVF5.Z.I
[[TH1-GGjNOLS3-ZZ]]
 
酔漢スキー二級の俺としてはこれだけは譲れないな。
酔いどれロリ<<伊吹萃香>>に一票。
さあさあ宴会の始まりだ! 皆仲良く飲んで歌って笑いながら投票するべし!
 
CATVっす。

76名無しさん:2005/02/01(火) 00:04:25 ID:Zh4EPse6
[[TH1-fasYcCbH-ZK]]

<<緑先生>>に一票

CATVですよん

77萩原ゆう:2005/02/01(火) 00:04:29 ID:myWQCmvE
[[TH1-9TNq552p-ZZ]]
<<フランドール・スカーレット>>。
相手は強大ですが、妹様なら支援次第で活路は見出せる・・・といいな(弱気)
今回は支援物資も自分の総力出していきますよー

まず音。
紅魔郷をやった方なら、多少なりとUNオーエンに心動かされたのでは?
原曲のアブナさ怖さを強調する正統アレンジ投下ー
(半週しかないのは、時間が足りなかったからです・・・申し訳ない)
http://park19.wakwak.com/~kyou/uno_1b.mp3

次にSS。
こんなオイシイ設定持ちの人、弄らない訳には行かない!
例によって、不条理駄目な人にはお勧めできませんが・・・
ヴラドと姉妹の関係、及び吸血鬼化に至る過程の考察御伽噺ー
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0758.txt

東方ADSL

78妹様支援小話「この子の四九五のお祝いに」:2005/02/01(火) 00:04:39 ID:mCEy1.JU
「お姉様! お姉様!!」
「どうしたの? ずいぶんご機嫌じゃあないの」
「見て見て! このブレスレットにアンクレット!
 すごく可愛いでしょう?」
「ああそうね。とても重厚で。長持ちしそうで。
 誰にもらったのかしら」
「魔理沙がくれたの!」
「そうなの。良かったわね」
「でもちょっと、歩きにくいわ」
「それはそうね。そんなにたくさん鉄球がついているのだものね」
「魔理沙に、お礼を言いに行かなくちゃ!」


「お姉様、お姉様」
「なぁに? そんなにはしゃいで」
「見て、これ。このお札、綺麗でしょう……?」
「あぁそうね。けばけばしくて。極彩色で。
 誰が貼ってくれたのかしら」
「霊夢が、貼って、くれたの」
「そうなの。良かったわね」
「でも、すこし、息苦しいわ」
「それはそうね。そんなに胴を締め付けているのだものね」
「霊夢に、……お礼を、言わなくちゃ」


「お姉……さま……お姉様……」
「どうしたの? そんなに、目を潤ませて」
「見て……これ。この、槍……鋭い、でしょう……?」
「えぇそうね。まがまがしくて。紅く血塗られていて。
 誰が刺してくれたのかしら」
「……わから、……ない……」
「そうなの。良かったわね」
「お姉……さま、……痛い……わ、……とても……痛い……の……」
「それはそうね。そんなに正確に心臓を貫いているのだものね」
「……お姉、さ、ま、
 ……あ、り、が……とう……」


――これが妹にとって、最初で最後の誕生パーティとなったのでした




「……ひどいわ……お姉様……」
「それくらいじゃ死にやしないでしょ」

79名無しさん:2005/02/01(火) 00:04:43 ID:9rJu7Hls
[[TH1-vdIRcVJR-ZA]]

23時までに帰って来れそうにないので今投票!
<<伊吹 萃香>>に一票!!

鬼っ娘は勝ちに行きます!
・・・でもこの二人仲良くなりそうですねえ。

80名無しさん:2005/02/01(火) 00:04:53 ID:fhcDmfqo
[[TH1-fKQvxygb-ZD]]

無駄無駄無駄ぁ!まさに釈迦の掌の上よ。
萃まる夢、幻、そして百鬼夜行
         <<伊吹 萃香>>

81名無し:2005/02/01(火) 00:04:54 ID:D.Ym0eL.
[[TH1-8dZcxx/6-ZZ]]

悪魔の妹<<フランドール・スカーレット>>に1票と投じます。
紅、妖、永の3作品の中では、彼女こそが最強の名にふさわしい!
妹様がんばれ。

82名無しさん:2005/02/01(火) 00:05:05 ID:/o68m/0g
[[TH1-OPUiZqw7-ZA]]

東方で『鬼』というキーワードにぐらっときた
伝承マニア・設定馬鹿は自分だけではないはず!

83名無しさん:2005/02/01(火) 00:05:15 ID:/xEG4bnY
[[TH1-wIvAzh5E-ZA]]
<<伊吹萃香>>

ダッシュに惚れた。「我が軍隊は百鬼夜行、鬼の萃まる〜」に燃えて萌えた。
あと、

DEKEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!

84名無しさん:2005/02/01(火) 00:05:30 ID:owqY/eWA
[[TH1-7pFs7KSm-ZK]]
<<妹様>>にコインいっこ('A`)ノ⑩

85名無しさん:2005/02/01(火) 00:05:32 ID:RBYj9/ak
[[TH1-EtplzWw8-ZA]]
<<伊吹 萃香>>
しょうがないじゃん、ちっちゃいのにおっきいんだもん。
ついでに支援。
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0756.jpg

86EXAM </b><font color=#FF0000>(iabfOabA)</font><b>:2005/02/01(火) 00:05:33 ID:05roLVHM
[[TH1-Dy7tGBig-ZZ]]
って、<<萃香>>投票するの忘れてたorz
>51にコード書いちゃったけど大丈夫かな?

87名無しさん:2005/02/01(火) 00:05:52 ID:cr7Ny/Lc
[[TH1-npGtcxJn-ZC]]
剣にぶった斬られ、囲まれて圧殺され、スペカも通用せず、
そんな最強っぷりにやられた<<フラン>>に一票。
未だにクリアできてませんよー orz

88名無しさん:2005/02/01(火) 00:06:05 ID:iJFTu1/U
ちなみに萃夢想だと萃香はこんな顔です
http://f11.aaa.livedoor.jp/~coolier/phpup/img/file_1729.jpg

89名無し:2005/02/01(火) 00:06:05 ID:hUNc8t9E
[[TH1-njDwL2RC-ZE]]
<<伊吹萃香>>
ちびっ子の上にドット絵のかわいさとフラフラした動きがイイ!
ダッシュにやられた。

90名無しさん:2005/02/01(火) 00:06:09 ID:hbrQKadk
[[TH1-q9L7r/C5-ZZ]]

<<フランドール・スカーレット>>に一票。
未だ倒せませんがいつか必ず・・・!

東方CATV

91名無しさん:2005/02/01(火) 00:06:21 ID:K2V42/2E
[[TH1-vrep8pR6-ZZ]]
<<フランドール・スカーレット>>
最強、最狂、最凶、最幼

9284:2005/02/01(火) 00:06:23 ID:owqY/eWA
また書き忘れた東方CATV

93名無しさん:2005/02/01(火) 00:06:34 ID:rZ2z.8Xk
[[TH1-tJYWvXA0-ZC]]
<<フランドール・スカーレット>>
東方に限らず俺の中で最萌。
ゲーム中の活躍はもちろん
松倉氏やはせがわ氏のイラストの影響が大きい。

萃香は二番目に好きなキャラなのでこの組み合わせは悲しい

94名無しさん:2005/02/01(火) 00:06:55 ID:lyNMyFlo
[[TH1-kxH.3.Wv-ZA]]

<<すいか>>に一票!

「人も人気も…私に萃められないものはないわっ!」

95名無しさん:2005/02/01(火) 00:07:04 ID:9Pwf1Vz6
[[TH1-GuYupHFc-ZZ]]
<<フランちゃん>>にコインいっこ!
レミリア様との姉妹対決超絶希望…!

96名無しさん:2005/02/01(火) 00:07:06 ID:KU0qCybY
>>43
感動した、懐かしいの想い出してしまった。解る人には解る筈。
今戦も楽しくなりそうだ。

97名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:22 ID:1V3ik7bk
[[TH1-neyDhMrt-ZZ]]
みな落ち着け。名前が滅茶苦茶だぞ。
誰かわからんのもいるし。
<<伊吹萃香>>かフランドール・スカーレット

のどちらかにした方が良いかと

98名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:24 ID:yEungBYg
>>73
アレだろ、SEGAファンタジーだろ?



あれ?

99名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:28 ID:/oOMWhsQ
__________
    <○√
     ‖ 
     くく
しまった!これはミッシングパワーだ!
オレが支えているうちに投票しろ!
早く!早く!オレに構わず投票しろ!


  i    
  |  i!     |    l|  
_l|i|_li|___l!__liil__   ZU ZUN

※萃香支援
※投票はまだ

100スモール・コンプレックス:2005/02/01(火) 00:08:31 ID:H0Q.TWck

「あなたが伊吹萃香?」
「来訪が急なら台詞も急ね、悪魔の妹さん。人の名前を訊くときは自分が先に名乗るのがマナーってものよ?」
「何よ偉そうに、このチビ!!」
「なっ、なっ……!」
「……相変わらずね、あんたの所の妹様は」
「そっちの鬼さんこそ」

 咲夜と霊夢は顔を見合わせて苦笑した。






 事の発端は数時間前の紅魔館。最萌の一回戦にレミリアを送り出した後のこと。

「ねーねー、咲夜ぁ」
「はい、何でしょう」

 フランドールが持っているのは最萌の組み合わせ表。となると、質問は一つしかない。

「私の対戦相手のこいつ、誰?」
「妹様の対戦相手、ですか? それを見せていただいてもよろしいでしょうか」

 トーナメントの参加者である咲夜が知らないはずは無い。それでも紙を見て答えるのは、彼女がメイドだからである。

「名前は息吹萃香――数ヶ月前から博麗神社に居候している鬼の子供ですね」
「……鬼?」

 咲夜の言葉に、フランドールは目を丸くした。鬼はずっと昔に幻想郷から去って行った――そうパチュリーから聞かされていたからだ。

「詳しくは知りませんがどうやら本物の鬼みたいです。何故博麗神社に住んでいるかは分かりかねますが」
「鬼、かぁ」

 フランドールの中の好奇心がむくむくと膨らんでいく。本当は姉であるレミリアを応援しに行く予定だったのだが、鬼という謎の生き物を見ていたいという誘惑には抗えない。

「ねぇ咲夜」
「はい、何でしょう」
「その鬼に会いに行くわ。付いてきて」
「――かしこまりました」

 当然のように、咲夜は頷いた。






「大体こんな所。納得いったかしら?」
「面倒を引き連れてくるのは止めてくれないかしら」

 さも面倒そうに頭を手で押さえながら、霊夢は呟いた。

「メイドとしては理由も無く意見を述べるわけにはいかないのよ」
「レミリアの応援は理由じゃないのかしら?」

 霊夢の言葉には耳を貸さず、咲夜は口論になっている二人の方へ目を向けた。つられるように霊夢もそちらへと目を向ける。

「あんたの方が絶対チビよ!」
「何よ、あなたの方がチビに決まってるでしょ!」

 微笑ましいといえば微笑ましい、何とも分かりやすい口論が二人の間で展開されていた。

「角の分だけ私の方が背が高い!」
「角なんて飾りでしょ!? そんなのが身長に入るわけ無いじゃない!」
「残念、これは飾りじゃなくて私の体の一部。身長に入るに決まってるでしょ?」
「こ、の――――!! それなら、私だって――!」

 そう言うと、フランドールは翼を空に向けてピンと立てた。

「この翼も私の体の一部。あなたの理屈ならこれも身長に入るはずよね?」
「――――!!」

 いや、それは違うだろうと突っ込みたくなる霊夢と咲夜。もちろん、口出しなどしないのだが。

「どうしてあの鬼はチビって言われるとあんなにカッとなるのかしらね」
「さあ? 本人に聞いてみれば?」
「遠慮しておくわ」

 宴会で常にからかう側だった萃香が抱えていた密かな弱点。それが身長だった。今ではすっかり妖夢と並んでからかわれる代表格だったりする。

「……もういいわ。あんたとの格の違いを見せてあげる」

101名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:36 ID:iZnBWXPo
[[TH1-Y69eL9g7-ZK]]

気がふれてらっしゃるようにはあまり見えない<<フランドール>>に一票
二次創作で描かれるフランの萌えっぷりがまた堪らんのです。
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0760.jpg
ちょっとやりすぎて萌えから遠すぎたかも?あとファイルサイズでかいので注意…

東方CATV。

102名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:46 ID:lqclN/y6
>>43
吹いた。

もう二月か。
外ではチルノが大暴れですよ。

103名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:47 ID:is2ZA6.U
[[TH1-eBP.PWjs-ZC]]
       _____
    , '´  Λ_  ̄ ` ' ─- 、
   /  < 敗 /       ヽ、
   .i   _|/\|─- 、イ___ ,  ノ
   ゝ,-´         ヽ,` ̄.ヽ,
  r´    /r , 'ー-|-ヽ  ゝ | |
  !   i _イ| Lレ  ――  イ.」  |     一昨日チルノに入れて
  i__レLヽj /      " ,イ」   |      お嬢様に酷い目に遭わされた
      | i"        ,ヽイ    |       だから今回は素直に<<妹様>>に
     ,イゝ、  ¬    くイ  |  |        一票を入れることにするぞ
     |`ン´|`,.ー─, _ ´/(イ.   |  |
     |.(イ´| |r/'ー- ´イノヽ, || .|     まぁ 鬼っ子も今日一日頑張れ
     [ゝイノ//!i(><イ'[ゝイ]イ ヽ.|  |
      ノ」 ./⌒(⌒ヽ、くイ    iイ_/

104名無しさん:2005/02/01(火) 00:08:52 ID:7YmvOh5g
[[TH1-Z9D6BGtr-ZD]]
<<フランドール・スカーレット>>
に一票。いまだにEXクリアできません。
毎日負かされるとです。

105名無しさん:2005/02/01(火) 00:09:01 ID:j7Iijceg
[[TH1-Y4mGZ31D-ZC]]
萃香も捨てがたいが、
ここは<<妹様>>にいぴょ。

東方ADSL

106名無しさん:2005/02/01(火) 00:09:03 ID:BPwhUcUE
>>78
いいねぇ
こういう狂ったの大好き

107名無しさん:2005/02/01(火) 00:09:04 ID:Ibosz2XA
[[TH1-34ZeFx9m-ZH]]
<<酔いどれ萃香たん>>に一票〜
ミッシングパワーは対空です

10882:2005/02/01(火) 00:09:04 ID:/o68m/0g
[[TH1-OPUiZqw7-ZA]]

ぐぁ、投票するの忘れるとは。こっちで投票します。



  <<ミスター鬼っ子>>

109名無しさん:2005/02/01(火) 00:09:22 ID:TWCcZ2ZU
[[TH1-txRtO0G.-ZZ]]
    .iヽ,-‐-‐ 、
    </, ===' rヽ
 <>( ノノ メノノリ)〉(     大長編東方シリーズ
  <>\( i ゚ ヮ゚ノリ ))
   <>-〈i)~Y )<>     <<フランの巨乳>>
     <∩しし∩〉

110名無しさん:2005/02/01(火) 00:09:24 ID:UdGzre36
[[TH1-lDWkjiq0-ZD]]
<<フランドール・スカーレット>>に一票。
何としてもいつか会ってみたいのですよ。

111名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:00 ID:qR75g/bE
[[TH1-6.Pfdtj/-ZZ]]
<<フランちゃん>>
  く|   ,..-──-ヘ/i |>
 <>ヽ、 ,'y,..-=== y__」/<>
  <>〈`'γ ノノハノノハノ<>
   .<>ゝノルリ ゚ ヮ゚ノ!|ノ<> がおー
     <>' 〈(つyiつリ>
       ,く/_!__」>,
        `ト,ノ~トノ"

112名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:01 ID:5EBHVgvs
[[TH1-5xRoi3jR-ZZ]]
萃夢想楽しいよ萃香可愛いよ。
でも紅信者なので迷わず<<妹様>>!
最近全く出番貰えてないけど超頑張れ
CATV

113名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:07 ID:NDvU.LYM
[[TH1-gABvlBkK-ZA]]
ふらふらと不安定な動き、赤ほっぺ
酒で火吹いたり、でかくなったり小さくなったり
地べたに寝そべったり、ドロワーズ丸見えだったり
激しく萌えた
<<伊吹萃香>>に一票

114スモール・コンプレックスその2:2005/02/01(火) 00:10:11 ID:H0Q.TWck
 
 そう言って萃香は一枚のスペルカードを取り出す。フランドールは知らないのだが、宴会でもちょくちょく出されるそのカードは――

「これを見てひれ伏すがいいわ、フランドール・スカーレット!!」

 ――鬼符「ミッシングパワー」――

「何よ、それ。反則よそんなの」

 突如巨大化した萃香を見上げながら呆然と呟くフランドール。嘘だ、信じられない、と目が語っている。

「くすくす、観念した? 切り札は最後まで取っておくものなのよ」

 得意気に、自分の勝ちを確信する萃香。スペルカードで一時的に巨大化しているだけで身長とは何の関係も無いのだが、渦中の二人は全

く気が付かない。

「いい顔よ、あんた。これに懲りたら二度と私に逆らおうなんて思わないことね」

 勝ち誇った瞳がフランドールを見下ろす。その目を睨み付け、フランドールは逆転の一手を懸命に探す。

「クランベリートラップ、レーヴァテイン……」

 自分のスペルカードを一枚一枚思い描く。このまま引き下がるわけにはいかない。負けを認めてしまうわけにはいかない。

「どんなに頑張っても無駄よ悪魔。巨大化は鬼の特権、あんたに出来るわけ無いわ」

 萃香の言葉を無視して、フランドールは思考に没頭する。
 考えろフランドール、今必要なのは身長じゃない、純粋な高さ。例え巨大化が出来なくても、何か手段はきっとある。考えろ、考えろ―

―!

「……見つけた」

 ニヤリ、とフランドールは笑う。目には輝き。表情には自信。

「あなたの負けよ。古臭い鬼なんかに私が負けるわけないんだから!」

 高々とカードを掲げ、発動。絶対の自信をもって選び抜いたそのカードは――

「……っくくく、何よそれ」

 萃香の口から漏れるのは嘲笑。不敵に笑うフランドールを見上げながら、萃香は笑いを抑えられない。

「あっはっはっはっははははははは! 何よそのトーテムポール! そんなのが身長のはずないでしょ!? 悪あがきもいいけどもう少し

考えてからにしなさいよ!」

 フランドールが発動したのは『禁忌「フォーオブアカインド」』。四人のフランドールが垂直にそびえ立っている様は正にトーテムポー

ルそのもの。

「ねえ、メイド長」
「何かしら?」
「紅魔館の教育はどうなってるの?」
「各々の感性に任せてのびのびと、よ」

 中国雑技団もびっくりな四段タワー(各々が頭の上に立っているからきっちりフランドール四人分の高さだ)を見ながら軽く会話を交わ

す二人。既に笑いを通り越してしまって変に冷静だったりする。

「私の『フォーオブアカインド』は四人に分裂して弾幕を張るスペルなんだけど」

「あははははは、だから何?」
「四人全てが私そのもの、つまり体の一部。なら、私たち四人合わせて身長と言ってもOKよね?」
「――――ッ!」

 萃香の表情が驚きに塗りつぶされる。正直全然OKではないのだが、ヒートしている萃香の思考はそこまで回らない。

「ほらほらどうするの息吹萃香? 大人しく負けを認めるなら許してあげてもいいけど?」
「……」
「黙ってるなんてずるいわよ? それとも、もう何も言えない?」
「――鬼神」

 萃香の手にはいつの間にかスペルカード。怪訝な顔をしたフランドールの目の前で――

「ミッシングパープルパワー」

 巨大な鬼は更に巨大化するのだった。

115名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:12 ID:d1l7KW8g
最早この国には居ない鬼。
幻想郷にすら居られなかった鬼。

けれど鬼は、萃香は、ここにいる。

我々が忘れていた、失われていたもの。
だから最萌えくらい大目に見るとしよう。

お相手同様、少々加減を知らない娘だけれど。

116名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:25 ID:KR5/QjKo
[[TH1-dS9DZtVy-ZZ]]
ミッシングパワーの説明で吹いたので<<伊吹萃香>>に一票。
東方CATVです。

1170910:2005/02/01(火) 00:10:26 ID:RyG6lqKY
[[TH1-Ef/4rrHZ-ZB]]
<<フランドール・スカーレット>>
言葉は要らない。愛して欲しい。

118名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:29 ID:9TfosLSc
[[TH1-p7WRkr20-ZB]]
狙いすぎな姿と動きにやられました。
己が力は票を萃める事ができるのか…?
そんな<<伊吹萃香>>に一票!!

東方ADSL

119名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:35 ID:UfgaIem6
[[TH1-/f6tcCSN-ZB]]
<<コインいっこ>>に妹様

120名無しさん:2005/02/01(火) 00:10:36 ID:4cO5pTpI
[[TH1-xiEfEeF8-ZB]]
常にほろ酔いの<<伊吹萃香>>一票

121名無しさん:2005/02/01(火) 00:11:05 ID:6wizpKfY
[[TH1-5t1lGk3j-ZH]]
<<ウォーターメロン>>

122名無しさん:2005/02/01(火) 00:11:18 ID:OGaL002Y
[[TH1-sK5ABXpE-ZE]]

未だに勝利と敗北の境界を味あわせてくれる<<妹様>>に一票

123名無しさん:2005/02/01(火) 00:11:30 ID:pmTAX2bc
[[TH1-yrNT3Dw3-ZB]]
<<フランちゃん>>
          に
          優
          し
          く
          挿
          れ
          る
          よ

124名無しさん:2005/02/01(火) 00:12:01 ID:/8iNq7xY
[[TH1-Nnkx9JZk-ZZ]]
せっかくだから!俺はこの紅い<<妹様>>を選ぶぜ!
支援もしとく!
http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0764.jpg

125名無しさん:2005/02/01(火) 00:12:18 ID:L6gY8mqc
[[TH1-CziJM4uS-ZA]]
<<フランちゃん>>にコイン一個!

あのノリノリ(死語)の音楽に合わせて飛んでくる
凄まじい弾幕を思い出すだけでもう(*´д`*)ハァハァ

126スモール・コンプレックスその3:2005/02/01(火) 00:13:23 ID:H0Q.TWck
「……で、結局こうなるわけね」

 流れ弾を避けながら霊夢は呆れたように呟く。初めから支離滅裂だった口論は結局決着が付かず、いつしか弾幕ごっこへと発展していた。

「最初から分かっていたでしょう? だからこそ霊夢、あなたは」
「ええ、充電ばっちり。フルパワーよ」

 ――神技「八方龍殺陣」――

 普段とは桁違いの霊力が込められた札が、あっという間に二人を絡めとる。いくら萃香とフランドールが高い能力を持っているといっても、本気の博麗霊夢の結界をそう簡単に抜け出すことは出来ない。

「まったく。言い争うのは勝手だけど弾幕ごっこは他所でやってくれない? 後始末するのは私なんだからね」

 身動きの取れない二人へと歩み寄りながら霊夢は言う。

「今ここで争わなくてもあんた達存分に戦えるステージが準備されてるでしょうが」
「? 何それ?」
「第二回最萌トーナメント一回戦第六試合。フランドール・スカーレットVS伊吹萃香、ですよ」

 最初の一歩を既に覚えていないフランドールに、咲夜は語るように言う。

「私の聞いた話によりますと身長の高い方が勝つというデータがあるようです。どちらの方が身長が高いかは、結果が示してくれるでしょう」

 もちろん根拠の欠片も無い嘘なのだが、この場を纏めるにはちょうど良い言葉には間違いない。

「今ここでケリを付ける必要もないか。覚えておきなさい悪魔の妹。あんたなんかには絶対負けないから」
「その言葉、そのまま返してあげるわ太古の鬼。私のほうが背が高いって証明してやるんだから」

 強烈な敵意を込めて睨み合い、示し合わせたように二人は視線を外す。それと同時に結界が姿を消し、

「咲夜、帰ろ」
「霊夢、ご飯にしましょ」

 二人は各々の保護者に声をかけた。



「二人共張り切ってるわね……」
「さて、どうなることやら」

 ステージでは二人の少女が存分に自分をアピールしていた。よく見ると二人とも精一杯背伸びをしているのが見て取れる。
 どちらの身長が高いのか、それは結果が示してくれる。……かもしれない。

127名無しさん:2005/02/01(火) 00:13:28 ID:x4E8Dvys
[[TH1-BnfB4mW0-ZD]]
未だ最強を誇る<<フランドール・スカーレット>>に一票を!

思い出せ!彼女を倒すために幾度と無く聞いたU.N.オーエンを!
そして、あの名台詞を!

「あんたが、コンティニューできないのさっ!」

128名無しさん:2005/02/01(火) 00:13:54 ID:hj1zRDXo
[[TH1-uii2asOY-ZB]]
<<フランちゃん>>
        の
        中
        キ
        ツ
        キ
        ツ
        で
        気
        持
        ち
        い
        い
        よ

129名無しさん:2005/02/01(火) 00:14:00 ID:mz2Xwjdg
[[TH1-.6rrZKE7-ZZ]]
<<伊吹萃香>>に一票
あの動きがたまらん
東方CATV

130名無しさん:2005/02/01(火) 00:14:26 ID:mdEBQZPw
[[TH1-5G19TL1.-ZZ]]
鬼対鬼の対決なのか!?
吸血"鬼"だし・・・
東洋vs西洋か!がんばれニッポン!
というわけで日本人なら<<伊吹萃香>>を応援します。




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