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第2回東方最萌トーナメント 八本目
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(入場10分前)(1/2)
「よぉチルノ、調子はどうだ?」
「あ、魔理沙。さっきまでずーっと試合見てたよ、おめでとー!」
自分の試合が終わってチルノの控え室へ向う魔理沙だったが、ドアを開けるとチルノが飛びついて来た。
「こ、こらチルノ。くっつくな寒い」
そう口では言いつつもチルノを力いっぱい引き離そうとはしない魔理沙。まんざらでもないらしい。
その時、ふと気が付いた。チルノが少々ふらふらしている事に。
「おいおい。チルノ、お前どうした一体? 何だかかなり体調辛そうだぞ」
魔理沙の問いかけに、チルノは照れ隠しなのか小さく舌を出した。
「えっと。寝なきゃいけないって思ったんだけど、魔理沙の試合どうしても気になって、一日中ずっと見てちゃった」
チルノの言葉に一瞬、きょとんとする魔理沙。
それはすぐに特大の溜息にとって代わった。
「はぁあああ……お前って奴は本っっ当ーに、バカだな。自分の試合の前日に徹夜で応援する奴がどこにいるんだよ」
魔理沙もチルノの応援は気が付いていたし、それが心強くもあったのだが……自分の体調を犠牲にしていたとなれば話は別らしい。説教してやろうと思った時だった。
「え? 他人って……私と魔理沙、他人なの……?」
魔理沙の言葉をそのままの字面通りで受け取ったチルノはじんわりと涙目で、魔理沙の姿をじっと見ていた。この手のチルノの不意打ちにも大分慣れたと思っていた魔理沙だったが、現実はしばしば想像を凌駕する。
「うぉっ! い、いやそういう意味じゃない。だから泣くなチルノ」
そうしてチルノの頭を軽く撫でる魔理沙。
「……うん。えーっと、でもごめん。変な心配かけちゃって。そろそろ時間だし行って来るー! 魔理沙と当たるまでは絶対負けないって、決めてるんだ私! だから魔理沙もそれまで頑張ってよ!」
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