したらばTOP ■掲示板に戻る■ 全部 1-100 最新50 | |
レス数が1スレッドの最大レス数(1000件)を超えています。残念ながら投稿することができません。

第2回東方最萌トーナメント 六本目

404 始まりはとびきりの笑顔で(1/3) :2005/01/28(金) 21:56:29 ID:wwQauwXc
※前半割とヤバめですんで、気をつけて。タイトルにだまされるとえらいことになります。


「パチェっ!いい加減にやめて!!」
「くっそ、マスタースパーク!!」
「危ない、魔理沙避けて!」
「え?うわあっ!」


 始まりはとびきりの笑顔で


 図書館の真ん中で、壮絶な弾幕ごっこが始まっていた。――弾幕ごっこ?違う。これは・・・・。
「殺し合い、ね・・・・」
 目の前の警備隊長がぽそりと呟いた。そう、今やられているのは、本気の殺し合い、なんだ。そし
て、その真ん中にいるのは・・・・。
「パチュリー様・・・・」
 図書館の主、私の主人は、今は無感情な目で、私たちを睥睨していた。

 きっかけは突然のことだった。いつものように本を読んでいる時、ぽそりと
「魔理沙、来ないわね・・・・」
 と、おっしゃった。
「研究か何かしてるんでしょう。大丈夫ですよ」
「でも・・・・もう1ヶ月よ?いくらなんでも・・・・」
 思わず、言葉に詰まってしまった。確かに魔理沙さんは、ずっと来ていない。
「私のことは、忘れてしまったのかしら・・・・」
「大丈夫ですよ。きっと、もうすぐいらっしゃいます」
 そう答えるしかない自分が、ひどく悔しかった。

――次に気がついたとき、既にパチュリー様の顔に感情は無かった。

 それから記憶はしばらくない。その瞬間、猛烈な冷気に包まれて、気絶してしまったのだ。
 騒ぎに気づいた咲夜さんが時間を止め、霊夢さん達を呼んで来たらしい。しかし、全員での説得も
効果無く、私が気づいた時には凄惨な戦いになってしまっていた。
 レミリア様、咲夜さん、魔理沙さん。長年の友人やあんなに会いたがった方の説得も、今のパチュ
リー様はお聞きにならなかった。警備隊長の言うところでは、魔理沙さんに会いたいあまり、狂気に
染まってしまったらしかった。
 私がもう少し、お力になっていれば。
 後悔に手をぎゅっと握りしめる。でももう、どうにもできなかった。
 魔理沙さんがマスタースパーク中に被弾。かなりの力を使ったらしく、ふらふらで床に降りられた。
 霊夢さんがその後の弾幕のスキをつき、一気に接近した。
「よしっ! 二重結か・・・・」
「・・・・ロイヤルフレア」
「えっ・・・・」
 パチュリー様の呟きと一緒に、霊夢さんは炎に包まれてしまった。咲夜さんが時を止めて助けたけ
ど、体力も限界なんだろう、気絶してしまっている。
「霊夢っ!!」
「プライベートスクウェア!」
 レミリア様が助けに行こうとする。それより一瞬早く、時を止めた咲夜さんが助け出した。でも霊
夢さんは、至近距離でくらってしまったせいか、既に気絶なさっている。
「霊夢・・・・?」
 レミリア様も咲夜さんも、それに一瞬気を取られる。それがまずかった。
「・・・・サイレントセレナ」
「きゃ・・・・!?」
「お嬢・・・・!!」
 あっという間に吹き飛ばされ、図書館の壁に打ち付けられてしまった。
「お嬢様、咲夜さん!」
 警備隊長はそちらに駆けていってしまう。残されたのは、私、だけ。
「パチュリー様・・・・」
 名前を呼ばれたのに気づいたのか、ただ声に反応しただけなのか。パチュリー様がこちらを向かれ
た。口が虚ろに魔理沙さんを呼ぶ。その瞳に映るのは・・・・ただ、空虚。
 ぎっ、と無意識に足が動いた。パチュリー様の悲しさが見えた気がして。自分の至らなさに責めら
れた気がして。
「ちょ・・・・!リトル下がってなさい、あなた死ぬわよ!?」
 後ろで警備隊長が声をかけてくる。でも・・・・
「大丈夫・・・・です。私だって伊達にここで暮らしてませんし、それに・・・・」





















「あの方に殺されるのなら、本望ですから」

 私の足は次の瞬間、宙へと舞っていった。




■ したらば のおすすめアイテム ■

「君の名は。」Blu-rayスタンダード・エディション - 新海誠


この欄のアイテムは掲示板管理メニューから自由に変更可能です。


掲示板管理者へ連絡 無料レンタル掲示板