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第2回東方最萌トーナメント 五本目

1 七色名無し </b><font color=#FF0000>(TOHONptI)</font><b> :2005/01/27(木) 23:18:59 ID:7sSzNvwI
◇インフォメーション(ルール詳細、トーナメント表、アップローダ等)
http://f39.aaa.livedoor.jp/~nullpopo/toho2/

◇コード発行所(投票は【コード必須】です。詳しくは>>3をご覧ください)
http://giants.s34.xrea.com/code06/code.cgi

○お絵描き板  http://az.ralt.jp/thbbs2/
○アップローダ http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/upload.html
○お絵描き板  http://th-alt.mine.nu/ (エログロ禁止)
○アップローダ http://www110.sakura.ne.jp/~saimoe/upload/ (年齢制限あり)

基本ルール
・投票受付時間は0:00:00〜23:00:59。
・有効票は>>950まで。それ以降の投票は次スレにて。
・1人1票。2重投票すると、ルーミアの餌。
・[[コード]]+<<キャラクター名>>の形式で有効票。ただし、1レス内に規定より多い票があると無効に。

・中間票発表、結果速報は禁止。
・○○が劣勢なので…のような票数を題材にした支援、投票は荒れの元なので控えましょう。
・CATVやLAN等IDが重複する可能性がある場合は同一レス内で宣言を。
・不意の二重書き込みはなるべく運営スレッドに報告を。

他スレッドへのリンク、追加ルールは>>2

569 小悪魔支援SS「小さな埃」1/4 :2005/01/28(金) 05:20:02 ID:dxlXAwMg
全体→http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0214.txt

紅魔館の大図書館の本には、うっすらと埃が積もっている。
わたしはその埃から生まれた。


「これだけあるんだから有効利用できないかと思ったけど、やっぱり駄目ね。
 これじゃ小さすぎて役に立たないわ。」
生まれたばかりのわたしを出迎えたのは、存在そのものの否定の言葉だった。
一冊の魔導書の上にちょこんと座っているわたしを覗き込んでいるのは、わたしを生み出した魔女。
名前はわかっている。パチュリー様。
わたしは彼女の使い魔になるべく生まれたのだから、彼女の情報は全て記憶しているのだ。
「もういいわ。無理矢理呼び出して悪かったわね。
 あなた、還りなさい」
きょとんとしているわたしに向かって、パチュリー様は人差し指を向けた。
その指先に、みるみる魔力がたまってゆく。
そうか、わたしは使えないから消されるんだ。
納得し、目を閉じた。わたしは彼女のために生まれた使い魔。
だから彼女が要らないと言うのなら、それに従うだけだ。
悲しみも何もない。
ただ、パチュリー様のお役に立てなかったことが残念だった。

…………

目を開けた。
私は消えていなかった。
パチュリー様はまだわたしを指差していたが、その先端からは魔力が消えていた。
「……やめた。」
パチュリー様が面倒くさそうに呟く。
「わざわざ消すこともなかったわね。埃がいっぱい舞いそうだし。
 どこへなりとも、好きなところに消えなさい。」
それだけ言い残すと、パチュリー様はふらふらと図書館の奥へと消えていった。
残されたわたしは、その背中をじっと見ていた。

わたしはパチュリー様のために生まれた使い魔。
だから、パチュリー様がどのような考え方をされていても、わたしは彼女に仕えるのみだ。
パチュリー様は、わたしは小さすぎて使えないと言っていた。
なら、とりあえず大きくなろうと思った。

ぺったん、ぺったん。
ちまちまと手近な本の埃を集めては、せっせと自分の体に付け足してゆく。
しかし乏しい私の魔力では、一度に付け足せる埃の量にも限界がある。
一日に三冊分の埃を吸収するのが手一杯だった。
そんな日々を過ごしているうちに、半年が経過した。


「パチュリー様、紅茶をお持ちしました。今日は紅茶でよろしかったですね?」
「ありがとう。そう、今日は紅茶よ。」
「良かった。たまに珈琲を飲まれることもあるから不安で。」
「それはそうと咲夜。最近あなた、随分頑張ってるみたいね。」
「何をですか?」
「掃除。この図書館、ずいぶん綺麗になってきてる。」
「はぁ……そうですか? 私には違いがよくわかりませんが……。
 しかし、それは私ではありませんよ。」
「なんで? 貴方がメイド長でしょう?」
「それはそうですけど、私は普段通りのことしかしておりませんから。
 この図書館は広すぎて、いくら時を止めても掃除しきれないんです。
 一応他のメイド達にも伺ってみますが、少なくともそれは私のしたことではありません。」
「そうなの? こんなことするのは貴方くらいしかいないと思ったけど……」


ぺったん、ぺったん。
来る日も来る日も、わたしは一心不乱に埃を付け足してゆく。
気がつくと、一日に百冊分程度の埃を追加できるようになっていた。

今の私の大きさは魔導書七冊分くらい。
これくらい大きくなれば、パチュリー様のお役に立てるだろうか。

570 小悪魔支援SS「小さな埃」2/4 :2005/01/28(金) 05:20:49 ID:dxlXAwMg
全体→http://tohomoe.sakuraweb.com/2nd/upload/src/thm0214.txt

そんなことをぼんやり考え始めてから、およそ一週間後。
館が突然騒がしくなった。

「侵入者よ、侵入者。」
「いまは門番長が必死で戦ってるけど、突破されそうなんだって。」
「それは困ったわ困ったわ。お嬢様が怒る前になんとかしなくちゃ。」
「メイド長が出てくれれば問題ないんだけど、あの人今どこにいるのかしら?
 あんまり速く移動する人もこれはこれで不便ね。捕まらなくて。」
「私たちがやるしかないわ、やるしかないわ。」
「そうね。」

メイドたちが噂話をしながら駆け抜けてゆく。
わたしは埃を体に刷り込みながら、その様子を眺めていた。

オジョウサマとは誰のこと?
わたしはパチュリー様のことしか知らない。
だから、わたしはただパチュリー様を守るだけだ。
それだけだ。


音がだんだん大きくなってゆく。
門番長とやらはどうやら突破されたらしく、音は確実に館内から響いていた。
――それどころか、この大図書館の中から聴こえてくる気がする。

いてもたってもいられなくなってわたしは飛び出した。
パチュリー様が侵入者と鉢合わせする前に。
わたしが侵入者を追い払うのだ。

広い図書館内を飛びながら、音のする方へ近付いてゆく。
パチュリー様は無事だろうか?
遠く響いていた轟音はいつの間にかはっきりした破壊音に変わっていた。
パチュリー様は無事だろうか?
そろそろ当たる頃、そう思って本棚を曲がった次の瞬間――

ほうきに乗った黒と白の塊が、突然目の前に現れた。




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