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第2回東方最萌トーナメント 三本目

653投票できる程度の能力:2005/01/27(木) 08:23:10 ID:Rg.23xaY
支援SS投下ー

「・・・ぁふ」
思わずあくびが出る。
いくら準備してあっても、夜通しになると眠くなるものね。
「って、のんびり構えてられないじゃない」
また、相手側の支援が立て込んできているようだ。
「何かのきっかけで、一気に爆発しちゃいそうで怖いのよね・・・」
相手があいてだけに、まだ半日以上も残した戦いとは言え油断はできない。
さて、次の手は・・・と考えていると。
「あら、ちょっと押されぎ気味かしら?」
「そうですね・・・あなたも前回、決勝で戦った相手なら、その強さがわかるでしょう?」
「そうね、あの娘はなかなかの強敵だったわ・・・でもね」
と、そこまで言ってから扇子を広げて顔を半分隠した。
「でもね。どうにもならないってわけじゃないでしょ?」
「え?」
「あなたを応援してくれる人たちは、前回のこともあるからそれだけ必死よ。これは大きいわ」
あ・・・
「気づいてなかったわね。そんなのだから友達が少ないのよ」
そういって軽く笑う。
さすがにお嬢様、動きの一つ一つが上品だ。
前回優勝するだけのことは、あるなぁ・・・
「痛いですね、それ」
苦笑を返すのが精一杯だった。
「大丈夫よ。前回よりあなたのファン増えてるでしょ。永遠邸の時のこともあるし」
「そう・・・ですね」
「自信を持ちなさい、アリス。あなたは、あなたが思ってるほど孤独なんかじゃないわよ」
「あ・・・ありが、とう」
なんか、こう、来るものがあるなぁ・・・
「そういうことで、応援してあげるから頑張りなさいな」
あれ?
「こういう時って、普通は前回の決勝の相手とまたやりましょう、見たいにするのが普通じゃないですか?」
「同じ相手だと代わり映えしないからね。違う相手とも戦ってみたいじゃない」
なるほど。彼女らしい意見かもしれない。
「そう、かもしれないですね・・・あなたらしいですわ」
そういうと、彼女はそう?と言って微笑んだ。
「あなたも頑張ってくださいね。対戦相手、大変なんでしょ?」
ちょっと逆襲してみようかな。
「そうなのよー、一回戦は永遠邸のお嬢様だし、その次はチルノとレミリアの勝者、その次に上がってくる人の中にはレミリアの妹に春先のアイツに魔理沙までいるのよ・・・」
うわぁ、そこまで確認してなかったけど、それは・・・
「が、頑張ってくださいね・・・」
「そうね、私も負けてられないわ。じゃ」
「?」
右手を差し出して、彼女はこう続けた。
「4回戦で会いましょう」
「あ・・・」
真剣な、目。威圧しているわけでもないのに、その目に少し飲まれていた。
「ほら、握手握手。あなたもそこまで勝ち上がるには、今の相手以外にも大変な相手がいっぱいいるでしょ?」
「あ、は、はい」
私も右手を差し出し、彼女の手を握った。
その途端、彼女の顔がふにゃっ、と笑顔になった。
「頑張りましょうね、お互いに」
「えぇ、負けませんからね」
「私だって」

ということで、アリスの支援に幽々子様が来てくださいました。
アリス支援の皆様、頑張って行きましょー!




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