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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】

38黒頭巾:2008/05/13(火) 17:57:36 ID:fou9k2gM0
「……で、コレ如何する?」
これ、と呼ばれたのはやっぱり只今幸せ真っ只中のいけめんさんで。
普段は凄くいい人のいけめんさん、一度寝ると中々起きないのが玉に瑕。
ごきぶりさんが、困ったなぁと頬を掻いて提案する。
「……姐さん、いつものアレやっちゃって下さい」
「わかったわ……久々にマスターの美形な顔が苦痛に歪むのを見れるのね……うふふ」
ないすばでぃーなおねぇさまが、恍惚の笑みを浮かべて腰を振ると……そこには、もこもこしたお洋服のお人形さんみたいなねくらさんの姿!
ねくらさんは頭の青い炎で机を焼かない様に注意しながら隣の椅子に攀じ登ると、いけめんさんの耳元に大きなお手々を当ててぼそぼそ囁き始めた。
「nonameが一匹、nonameが二匹、nonameが三匹……」
途端に、幸せそうだったいけめんさんが苦悶の表情を浮かべる。
「姐御の悪夢、流石だな……」
あまりの即効性に、はんらさんが真っ青な顔で呟いた。
周りの皆も頷くしか出来ない。
「nonameが六匹、nonameが七匹、nonameが……」
「や、やめてくれ……」
ずっとねくらさんのたーん。
可哀想ないけめんさんはがたがた震えだした。
「nonameが十匹……」
やめて、ねくらさん……いけめんさんのらいふはもう0よ!
「せめて召喚獣とバラして……ごふっ」
……いけめんさんは力尽きた。

その後、まっするさんのりざで生き返ったいけめんさんは、ばつが悪そうに謝ってた。
皆は少し弄った後で床に円座で座って、集めた元素の出し合いっこ。
「私は98個!」
「おっしゃ、俺104個だから勝った!」
「ふ、甘い……僕は123個も集まったぞ」
「支援BISには2個が限界でした……申し訳ない」
「仕方ないよ、気にしないで……それより、頑張って2個も出してくれたのが凄いよ!」
「そうそう、ありがとう!」
和気藹々と交換して、次々に出来る200個のせっと。
「これ、一箇所ずつならもっと早く作れたんじゃ……」
はんらさん、それは言わないお約束!
「皆が思ったより頑張ったから、嬉しい誤算……だね」
そうそう、そういうこと!
元素の山が3つになったところで、皆の目線はまだ何も出してないいけめんさんへと。
いけめんさんは俯いたまま、懐に手を入れた。
「ふはははは、聞いて驚くがいい愚民共……私は386個だ!」
……いけめんさんが壊れた。
やっぱりまだ悪夢のだめーじから復活してないのかな。
「ええぇぇぇ」
「嘘だろぉぉぉ!?」
「まだ寝ぼけてるんじゃないの?」
「まぁ、冗談は口調だけなんですがね」
皆信じてなかった様だけど、いけめんさんが机の上に出したのは確かに2せっと弱。
いけめんさんは珍しくはっちゃけてみた口調に突っ込んで貰えなかったことにしょぼりしながら、驚き顔のめんばーに説明する。
「明け方のソロ狩り中に、ぽろっとカザヤン出ちゃったから。
 ソレを売ったお金を元手に……300個程さくっと買ってしまいました」
この人、さらりと凄いこと言った!
「運無振りなのにリアルラックだけはいいよな、お前……」
若干運振りのごきぶりさんがお部屋の隅でいじけだしたのも……仕方ないと思う。


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