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【ノベール】RED STONE 小説upスレッド 七冊目【SS】
23
:
姫々
:2008/05/07(水) 00:27:29 ID:VbnAj5DM0
7冊目おめでとうございます。
もうちょっと早く書いていたんですが学校の課題があまりに憂鬱だったので
ついついぼーっと48時間ほど過ごしてました。
今からやら無いと行けません憂鬱です。こんな事にならないために
課題はとっとと終わらせましょう。前スレ>967~969より続きます
「ほお、こんな所に通路が‥‥。」
盗賊の一人が松明の下に生えている草を掻き分けるとそこには小さい穴が開いていた。
そこを通って中に入ると人が40か50人は寝れるくらいのスペースがあった。
「さて、飲むかい姐さん?」
親指で部屋の奥の酒樽を指す。
「あら、お酒ですか。」
私くらいの高さの樽が6個並んでいた。あれは全部お酒が入っているのだろうか、だとしたら結構な量である。
「たまの機会だ、飲もうぜ。」
「不謹慎な気もしますが‥‥、まあたまにはいいでしょう。」
「いい返事だ、ほら。酌してやるよ。譲ちゃんにはシードルな。」
今度は瓶が出される。中には琥珀色の液体が入っていた。
「いやいや‥‥、それもお酒でしょう‥‥他には無いのですか?」
「んー?ジュースはあるが酔えねーだろ。」
「酔わなくていいのです」
「つまんねーなぁ‥‥。」
そう言ってさっきのお酒の入った瓶を片付けて別の瓶を持ってきた。お酒は少し飲んでみたかった気がする
から残念だ。
それよりこの人たちにジュースは似合わない、きっとタスカのだろう。勝手に飲んでいいのだろうか?
「じゃ、乾杯。」
木のコップがぶつかる音が響き、宴会が始まった。セラとタスカを忘れるためだろう、
皆何かしないと気になって仕方ないのだろう。私だって今日は出切れば気にしないでいたい。
「っておいあんた!それは水で割ったほうがいい、度数40越えてるんだぞ。」
「あ、そうなんですか?でも強いお酒は私の仕事場では中々飲めませんからね。中々に貴重な体験です。」
「はっはっは、強えーなぁ。」
私も今晩だけはセラとタスカのことは忘れる努力をしよう。この空気の中ならきっとすぐに忘れられるだろう…。
・・・
・・・
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