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【場所】『名前の無い探偵社』

1『探偵社』:2004/05/19(水) 00:36
その入り口には一枚のプレートが掛っていた。
そこにはただ一言、こう書かれている。

『Trouble Follows Me』(トラブルは我が影法師)

159水川 死鏡『ザ・デッド・シー』:2005/04/04(月) 22:08:26
>>158
「仰せのままに、総代」
と軽い感じで答える。

「お見事やな。まぁ隠すつもりも無かったけどこうもあっさりと見破られるとは面白無いわ」
恋人は疑いぬいてくれたけどな。

「ということで今まで連絡不信やったけど、氷河淳……あー今は水川って名乗ってるんで
とりあえず人前では水川ってことで、氷河淳ただいま戻りました」

160『探偵社』:2005/04/04(月) 22:17:16
>>159
「なら・・・・・今、僕と君は二人きりだからこう呼ばせてもらうよ」

『刑部』は台に『オレンジ』を転がすと、キューを構える。

ボコッ    ・・・・ボコン

ごろごろと転がった『オレンジ』は『レモン』にぶつかり、サイドのポケットに
落ちていく。

「お帰り、氷河君・・・・・・・キシッ。
で・・・・・当面の生活はどうするんだい?」

161水川 死鏡『ザ・デッド・シー』:2005/04/04(月) 22:21:46
>>160
「ただいま、総代。俺が居らん間になんかあった?」
世間話の定番の質問。

「とりあえずは仕事がしたいな。このままやと彼女に食わしてもらってるという
情けない状況になってしまう」
なってしまう、じゃなくなっているが正しいだが、それは秘密だ。

162『探偵社』:2005/04/04(月) 22:42:57
>>160
「『新入り』が増えた。
彼には今ある『事件』を追ってもらっている・・・・・・。
あちらは、彼一人でもよかろう」

キューを台に置くと、『刑部』は唇に指を当てて考え込んだ。
携帯電話を出し、どこかへとかけ始める・・・・・・。

「そうだな・・・・・少し、待っていてくれたまえ」

163水川 死鏡『ザ・デッド・シー』:2005/04/04(月) 22:45:12
>>162
「てことは俺の後輩か」
同僚という考えは浮かばなかった。

「まさかもう仕事があるとは……ええよ、ごゆっくり」

164九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/09(土) 01:50:16
ボロボロになってしまった運動靴と
擦り切れたジーンズ、薄汚れたジージャンを着た
青年が事務所の戸を叩く。

 コン
    コン

165『探偵社』:2005/04/11(月) 01:50:33
>>163
「ああ・・・・肩慣らしには、丁度いいのが一つある。
氷河君一人でも、十分だろう・・・・・キシッ」

コン
  コン

と・・・ノックの音が聞こえた。
振り返った『刑部』が、玄関の方へと歩いて行く。

「うん・・・・・・?誰かな」

>>164
ガチャリ

ノックして、しばし待つこと数秒・・・・・。
ドアが開いた。

「九角君か・・・・・・ああ、例のメッセージは受け取ったよ。
あれから、何かつかめたかな・・・・・・・・?」

166九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/11(月) 01:59:46
>>165
似合わないくらい疲れた顔で笑う。

「ええ、まぁ、色々と。
一応全員とコンタクトをとりましたが
空閑君には警戒をされてしまったようで話を聞かせてはくれませんでした。

探す人物が全員俺の知り合いだったってのは驚きでしたけど。
世間は狭いですね。報告の前にちょっと一休みさせてください…。」

そういうとよろよろとソファに向かって歩いていき
崩れ落ちるように座り込んだ。

167水川 死鏡『ザ・デッド・シー』:2005/04/12(火) 20:52:33
>>165-166
「そら嬉しい限りや。丁度ええタイミングやな」
それとも仕事のキープは欠かさないということか。

「で、詳しい話聞かせてもらえますか?」

168『探偵社』:2005/04/12(火) 22:38:23
>>166
「ああ・・・・・・・ゆっくりお休み、キシシッ・・・」

座り込む『九角』の傍らに、『刑部』が掛けた。

「ご褒美に・・・・・・『膝枕』でもしてあげようか、九角君?」

>>167
「依頼人とは、既に繋がっている・・・・・・・。
後は、彼から聞いてくれたまえ」

『刑部』は、『蜘蛛の巣』とそれにかかった『蝶』のプリントされた黒い携帯電話を
『水川』に放って寄越す。

「君の働きに、期待するよ・・・・・水川君」

169水川 死鏡『ザ・デッド・シー』:2005/04/12(火) 22:43:54
総代から詳細を聞き、報酬の額で喜び『帰った』

170九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/12(火) 22:50:07
>>168-169
ちょと驚いた表情をする。

「それが『今回の報酬』じゃないならお願いしたいですね。

…冗談は置いておいて。
何から報告すればよろしいでしょうか、総代。」

171『探偵社』:2005/04/12(火) 23:06:06
>>170
「『それはそれ、これはこれ』さ・・・・・・で、どうする?」

ワンピースの裾を直していた『刑部』は、『九角』の返答に鼻を鳴らした。

「『冗談』?『冗談』ね・・・・・・・・・。
ふん・・・・・・真面目に聞いた僕が愚かだったよ。
まあいいか・・・・・・・・・まずは・・・」

ソファーから腰をあげ、『刑部』は『事務机』の上のPCを立ち上げる。

「例の5人、いや『アヤミ』君のは既に聞いていたな。
それぞれが何と言っていたか・・・・・それを教えてくれたまえ」

172九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/12(火) 23:16:51
>>171
「いや、総代の方が冗談を仰っているのかと。
せっかくの好意を断るのも嫌ですし、お願いできます?」

照れたような、笑顔でそういってみた。

そして、鞄から『ラフ・アン・レディに関する調査書』
と書かれたノートを取り出した。

「まずは『美咲』、フルネームは『菟原美咲』
水谷幸枝の婚約者の妹です。自称スタンド使い。

彼女は水谷幸枝が襲われたさい、近くにいたとのことです。

「神社で『黒いスタンド』に襲われた時『私が襲われた気がする』
『黒いスタンド』目の前の幸枝よりも『美咲』を気にしてた。」

と証言を得る事が出来ました。真偽を確かめるすべはありませんが。」

173『探偵社』:2005/04/12(火) 23:41:18
>>172
「だが断る。
この刑部シズイが最も好きな事のひとつは、自分からして欲しがってる
やつに『NO』と断ってやる事だ」

『刑部』がキーボードを叩く微かな音が聞こえた。

「それから?」

174九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/12(火) 23:55:10
>>173
鼻の頭をかいて呟く。

「さすが手厳しい。

『トキノ』、『菟原季之介』
『水谷幸枝』の婚約者です、『美咲』の話によると彼もスタンド使い。

彼は『美咲』と『水谷』は仲が良かったといっていましたが
『水谷』本人とはしばらくの間会っていなかった模様です。

『水谷幸枝』は『他人を自分の運命に巻き込む』能力を持つ
スタンド使いだったそうです。

崖崩れは、彼女が『黒いスタンド』を
『巻き込んで始末する』ために『水谷自身』で起したものです。

『黒いスタンド』については詳細は不明ですが
能力は『運命を誤魔化す能力』と聞きました。

『赤羽』、彼もおそらくスタンド使いです。能力は不明。
『水谷』とは世間話しかしなかったそうですが
初対面であるのに名前を言い当てたそうです。

その時の彼女曰く『何でも知っている知り合いに聞いた』との事
その席で『彼氏に振られた』とぼやいていたと言ってました。

『空閑』くんについてですが
警戒されて、水谷に関する話を聞くことは出来ませんでした。

ただ、『組織』がどうとか言っていました。
上司は『車椅子』に乗っているか、とも聞かれました。
『この街にはいくつかの勢力がある』とも言っていたので
裏の事情には普通以上に詳しそうです。彼もスタンド使いです。」

ここで、一度言葉を切った。

175『探偵社』:2005/04/13(水) 00:23:15
>>174
「僕は『意地悪』で『天邪鬼』なんだよ、知らなかったのかい?」

キーボードを叩く音が、途切れることなく続く。

「『トハラキノスケ』・・・・だから『トキノ』か。
どこで『黒いスタンド』の能力を知ったかは聞いたかい?
・・・・・・『彼氏』に『振られた』か。
しかし確かに、『生では2年会っていない』とも言っていた・・・・・。
『電話』でお別れでも告げたのかな?
『婚約者』にしては、少々無粋だね・・・・・・・・」

次の瞬間、ぴたりとその音が止まった。

「・・・・『車椅子』?
ふん・・・・・・・・・・『車椅子』・・・・ね。
成る程、となると・・・・・・・彼は・・・・・・・・」

176九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/13(水) 00:44:18
>>175
「そういう性格、かわいいと思いますけどね。」

そして腕を組む。

「『トハラ』ではなく『ウハラ』です。
『トキノスケ』からとって『トキノ』でしょう。

黒いスタンドの能力は『BBS』に書いてありました。
では5人以外に調査した人物の報告をします。

『菟原御幸』
二年ほど前から入院しています。
今は、何にも関心がないような性格ですが、昔は違ったと聞きました。

『本当に危ないのは私よりも美咲の方です。』
と言う台詞から、何らかの形で関与していると思います。

『月神』『D・D』『実野』
この『月神』『D・D』の2人は『水谷』と接触しているようです。
特に『月神』の方はこびり付く水谷の記憶にノイローゼ気味でした。

この三人は単独で水谷の事件を追っているそうです。
三人ともスタンド使いでしょう。『D・D』だけ微妙ですが。

最後に共通事項として
水谷と接触したものは見な、そのときの記憶が色濃く残るそうです。」

177『探偵社』:2005/04/13(水) 01:13:09
>>176
「そのBBSに書き込んだ人物を探すのは・・・・・無理か。
いかんせん、僕の知人にそういうことのできる人物は居ないしね。
・・・・・・・今のところは、保留しておこうか」

椅子を軋ませながら、『刑部』が立ち上がった。

「水谷君が、一番事情に通じていそうだったんだがね・・・惜しいことをしたよ。
彼女の口ぶりからすると、美咲君が限りなく黒に近いんだが・・・・・。
御幸君の『危ない』という言葉が引っかかるね・・・・・九角君にはそこのところを、
もう少し詳しく聞きだして来て欲しいな・・・・・・」

コートかけにかかっていた、黒いインヴァネスコートに袖を通す。

178九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/13(水) 01:21:45
>>177
足元に視線を落とし、口を開く。

「御幸さんは手強いです。
おそらくぼろを出させるには、俺では力不足でしょう。
しかし仕事ならば全力を尽くします。

現時点で怪しいのは『菟原姉妹』であることは確かです。
両方を追って見る事にします。

…そのコート、シャーロックホームズみたいですね。
これからお出かけですか?」

179『探偵社』:2005/04/13(水) 01:40:14
>>178
「何もぼろを出させようなんて考えなくていい」

頭の上に、黒いベレー帽を載せる。

「まずは仲良くなりたまえ。
仲良くなって『信頼』を勝ち取るんだ。
そうすれば、隙は自ずと向こうから見せてくれるものさ・・・・キシシッ」

『九角』を肩越しに振り返ると、『刑部』は唇の端を歪めて笑った。

「ああ、水谷君の生家にね・・・・・・・・。
日記帳の一つや二つはあるかもしれない、ちょっと行って、それを
拝借してこよう」

180九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/13(水) 01:48:44
>>179
「はい、解りました。
あ、報酬の件ですが、早めに渡してもらえると有難いです。
恥ずかしながら家賃の滞納でアパートを追い出されそうなもので…。

それと、これをどうぞ。」

何の変哲もない『毛糸の玉』を3つほど取り出した。

「『半スタンド物質』の毛糸です。
実体化してますがスタンドにも干渉できます。

トラップにでも使ってください。」

181『探偵社』:2005/04/13(水) 02:03:14
>>180
「ふむ・・・・・・・・・・」

口元に指を当てて考え込むと、一つだけ受け取った。

「折角だ、一つだけ貰っておこう・・・・・残りは君が使いたまえ。
報酬に関しては、次に出会った時に受け渡そう。
それでいいかな?」

182九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/13(水) 02:06:57
>>181
使い古した黒いスポーツバックに
ゴソゴソと2つの毛糸玉をしまいこむ。

「はい、それで構いません。
あー、それと。
少しばかり疲れと眠気が…限界みたいなので。
ソファー借りて寝てもいいですか?」

183『探偵社』:2005/04/13(水) 02:17:50
>>182
「ごゆっくり・・・・・・・キシシッ」

キィィ・・・
              バタン

・・・・そして『九角』は一人、『探偵社』に残された。

184九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/13(水) 02:19:28
>>183
「んじゃ、お言葉に甘えて・・・」

ソファにごろりと横になり、すぐに眠りに落ちていった。

数時間後、目を覚まし、自宅に『帰った』。

185九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 01:46:22
頭に包帯を巻いて、身体から湿布の匂いをさせて
足を引き摺り、松葉杖をついてゆっくり歩みを進めている。

そして事務所の前まで来るとノックを二回。

「刑部総代、いらっしゃいますか?」

186『探偵社』:2005/04/30(土) 01:49:27
「『ウハラトキノスケ』・・・・・・・・か。
まずは、彼と会ってみるとしよう・・・・・・・・キシッ」

自作のPCを立ち上げ、『刑部』はキーボードを叩き始める・・・・。

187『探偵社』:2005/04/30(土) 01:52:52
>>185
・・・・・ややあって、『探偵社』のドアが開く。

「ああ・・・・・・九角君か。
首尾はどうだい・・・・・・・上手く、懐に潜り込めたかな?」

紫のヘッドドレスと、揃いのネグリジェ姿で『刑部』が顔を出した。

「まあ、上がりたまえよ・・・・・・・キシシッ」

188九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 01:53:46
「いないのかな…?」

もう一度ノックした後で、ドアノブを回して
鍵が開いているなら中に入る。

189九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 01:57:52
>>188は無しで

「この格好見てもらえます?
暫く家で唸ってましたよ。

先立つものが無いと入院も出来ませんからね。」

190『探偵社』:2005/04/30(土) 02:22:17
>>189
「大変だったね・・・・・・・・」

革張りの、古びたソファーを勧める『刑部』。
真向かいに座ると『九角』を見遣る。

「もちろん、それだけの収穫はあった・・・と、思っていいのかな?」

191九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 02:26:16
>>190
申し訳なさそうに頭を下げる。

「すみません。ご期待を裏切るようですが成果はまだ上がっていません。

『AHWC』を使って匂いを追わせているんですが
どうにも引っ掛りません。

前回の分の報酬をいただければ
それを使って『御幸』のいる病院に入院しようと思ってます。」

怪我の原因が靴ヒモを踏んで怪談からすっ転んだなんていえない。

192『探偵社』:2005/04/30(土) 02:41:31
>>191
「そうかい。
ま・・・・・・頑張ってくれたまえよ」

『刑部』はソファーから腰をあげた。
そのまま、『事務机』の中を探る・・・・・・。

「とりあえず・・・・・『15万』もあればいいかな?」

茶封筒をひらひらさせると、指先で弾いて『九角』の方へと飛ばす。

193九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 02:50:23
>>192
「十分です。病院から半径3kmまでは毎日調査しますが
それ以上となると少し難しいことになります。」

片方の松葉杖を話して受け取る。

「ああ、それと。
どこか安いアパートの物件に心当たりはありませんか?

前のアパートを追い出されまして。今は1ヶ月限定で間借りしているんです。
幽霊が出ようが、殺人現場であろうが、自殺者がでていようが
どこでもいいです。」

194『探偵社』:2005/04/30(土) 03:02:20
>>193
「おかしなことを言うね君は・・・・・・・・・・・・・・」

素足を組み直すと、『刑部』は『事務机』の上のPCを操作し始めた。

「さし当たって君は菟原御幸のことを調べればいい、それ以外のことはしなくていい。
彼女は毎晩病院を抜け出すとでも言うのかい?
それだとしても、君は『3キロ』のアドバンテージがあるんだ・・・・・君も病院を抜け出して、
『3キロ先』から尾行すればいいだろう」

カチカチカチ・・・・と乾いたキーボードの音が鳴る。

「物件?
なら、ここの二階でも使うかい・・・・・・・・・?
・・・・・・ああ、心配しなくていいよ。
『幽霊』も『死体』も『自殺者』も、僕が綺麗さっぱり『片付けた』からね・・・・キシッ」

195九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 03:11:51
>>194
「お言葉に甘えさせてもらいます。
退院後に家財道具を二階に運ばせてもらいます。

それでは、これから病院に行って入院してきます。
では、失礼します。」

ドアを開けてから一礼する。

196『探偵社』:2005/04/30(土) 03:20:02
>>195
「お休み・・・・・・・・・いい夢を」

バタン

『九角』の背後で、ドアが閉まった・・・・。

197九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/04/30(土) 03:26:17
>>196
「おやすみなさい、総代。」

バタン

「さて、これから霧島さんのとこに戻って、着替えと保険証の準備だな。
特室って訳にはいかんけど、個室希望だな。」

ポラリスの世話は矢萩ねーさんか、霧島さんに頼もう。
って言うか、頼る人他にいないし…。」

先の予定を呟きながら仮の住まいへ帰った。

198九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 22:04:11
事務所のドアをノックする。
野宿からそのままなので少しヨレヨレだ。

「九角です、総代はいらっしゃいますか?」

199『探偵社』:2005/06/18(土) 22:16:40
キキィ・・・

「・・・・・・・・開いてるよ、入りたまえ・・・・・」

ノックをすると、その反動でドアがうっすらと開いた。
どうやら、鍵はかかっていなかったらしい。

200九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 22:24:15
>>199
ドアを開けてからまず一礼。

「九角龍人、只今戻りました。」

それから姿勢を正して、簡単な報告をする。

「入院中に判明した事は
御幸がスタンド使いであること。
御幸と姫谷が知り合いである事。
姫谷もスタンド使いです。

後は少し不信なところが。」

201『探偵社』:2005/06/18(土) 22:39:40
>>200
「よく戻ってきたね・・・・しかし酷い有様だ」

『刑部』は顔をしかめると、鼻を摘んで見せた。

「不審なところ・・・・・・何がだい?」

202九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 22:49:12
>>201
「いや、あの、この有様は勘弁してください。
昨日、知人に捕まって酒を飲まされて
時間が遅くて病院にも戻れないので野宿した結果
着替えを洗濯されてて…。」

最後の方がしどろもどろになってしまった。

「あ、はい。御幸はほぼ毎日決まった時刻…深夜1時くらいに
車椅子で病院を抜け出すんです、それも窓から。3階ですよ?病室。

それを確認したのちに、俺のスタンドの『犬』に
御幸の匂いを覚えさせてから追跡させようと試みたんですが
物凄い速度…およそ車椅子に乗った人間が出来る速さじゃない速度で
窓から飛び出していき、追えませんでした。
これはスタンド能力と考えればよいかもしれません。

しかし、追跡しようとした匂いすらすぐに消えてしまっていたんです。
匂いは雨でも降らない限り1日や2日では消えない物なんです。」

203『探偵社』:2005/06/18(土) 22:58:16
>>202
「キシシッ・・・・・・・・・」

しどろもどろで弁解する『九角』。
部屋は薄暗く、『刑部』の顔には薄っすらと陰がかかっていたが・・・どうやら笑っているようだ。

「追えない?
おかしなことを言うね・・・・・君のスタンドの、そのサイズなら飛び出す前にこっそり貼り付けて
おくくらいはできるだろう?
『車椅子』に乗ってるなら、なおさらだ・・・・・・・・それともそれも、もう試して失敗したのかい?」

『刑部』が、こつこつとペン先で机を叩く音が妙に響いて聞こえる・・・・。

「決まった時間に・・・・・・か。
方角は?時間前に屋上に潜んでいれば、その方向や移動方法も解るんじゃないかな?
その辺りは調べたかな?」

204九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 23:08:25
>>203
ハッと、気付いたような顔をして慌てて頭を下げる。

「あっ。…済みません、その方法は試していませんでした!

えーと、車椅子に貼り付けるなら人型でなくては難しいと思います。
俺のスタンドは動物型以外は時間制限があるので困難かと。

犬ならやってやれない事はないかもしれませんが
あの速度で振り落とされない様にするのは難しいと思います。

そうか…屋上は盲点だった…。
屋上の件は病院関係者に知り合いがいるので
その人にアポをとってから実行したいと思います。」

焦ってしまって、ちょっと早口に。

205『探偵社』:2005/06/18(土) 23:22:29
>>204
「結構・・・・・では試しておいてくれたまえ。
方角が解れば、先回りもできる・・・・・そうだろう?」

満足そうに、『刑部』の影が頷く。

「追いつけないのに、追いつこうとするから難しく考えてしまうんだ。
そういう時は・・・別の角度から方法を考えるべきなのさ・・・・・キシッ。
・・・・・・・・・・・・他には、もうないかな?」

206九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 23:32:46
>>205
「はい、その通りです。
一度方角を確認したのち、次の日にその方向に犬を配置して見張らせます。

他には…そうだ。

昨日、美咲の方に会ったのですが
なんだったかな…。そうだ

『本格的に動き出すのは8月からだと思う。』

と言っていました。経験と勘と本人は言っていましたが…。」

果たして伝えるべき事だったのか。
返答を少し迷いながら待つ。

207『探偵社』:2005/06/18(土) 23:39:08
>>206
「・・・・・・・・・その弁を信じるなら・・・・1ヶ月と少々か。
いいかい九角君、勝負と言うものは・・・・・・始まる前に7割方決着がついてるものなんだ」

『九角』と『刑部』までの距離は、5メートルほど・・・・。
だがその声は、まるで耳元でささやくように聞こえた。

「君が、勝利の鍵だ・・・・・・・・期待してるよ・・・・・キシシッ」

208九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/18(土) 23:47:09
>>207
耳元で囁かれた様な気がして
ドキッと飛び上がるような思いをした後、ワタワタと周りを確認する。
しばらくして落ち着きを取り戻した。

「勝負と言うものは始まる前に7割方決着がついてるもの…
心に銘じておきます。


って、俺が勝利の鍵!?
そ、そんな大層な奴ではないっすよ。
嫌だなぁ、持ち上げないでくださいよ。」

首を横に振って否定する。
取り戻した落ち着きはどこかに行ってしまった。

209『探偵社』:2005/06/18(土) 23:56:48
>>208
「何分僕は引きこもりだからね・・・・君みたいな手足は重宝するんだよ。
キシッ・・・・・・・・・・」

微かに、椅子が軋む音がした。

「・・・・・・・・・・・・・さて、帰る前に君に一つ命令しておこうか。九角君」

210九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 00:01:09
>>209
「帰る前にって、いや、あの。
そろそろここの二階に住みたいなー、と思ってるんですけど。

患者でもないのに病院に寝泊りしてると、物凄い白い眼で見られて。
そろそろ心苦しいって言うか、泣きそうです。

それに、書類上ホームレスも嫌なんで…。」

一度沈んでから、顔を上げる。

「それはさておいて。
何なりと申し付けください、総代。」

211『探偵社』:2005/06/19(日) 00:05:38
>>210
「ああ、服を脱ぎたまえ」

212九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 00:11:49
>>211
「うぇっ!?」

酷く間の抜けた声で驚く。

(どうする、どうするよ、俺!
…何なりとって言っちゃったしな、男に二言はないんだよな。)

覚悟を決めて上着から脱いでいく。

「…えーと、大変申し訳ないんすけど
凄く恥ずかしいので反対側向いていてもらえます?

駄目なら、それでいいですけども。」


結果、トランクス一枚の姿になった。

213『探偵社』:2005/06/19(日) 00:18:39
>>212
「キシシッ・・・・・・・・・・。
ここで脱げ、とは言っていないんだが・・・・・まあいいか」

底意地の悪そうな、『刑部』の笑い声。
あきらかに『わざと』言ってからかっている・・・・・。

「残り湯だが風呂が沸いている。
入って身体を洗ってきたまえ・・・・・・・・次に来るときは、その程度の最低限の身だしなみは
整えてから来ることだ・・・・・・・・・・・・・・キシッツ」

その影が、廊下の突き当りを指す。

「バスルームはあちらだ・・・・・解らなければ案内しようか?」

214九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 00:24:07
>>211
「そういう性格だとは知っていますけど…今回ばかりは言わせてください。
そりゃないっすよ、総代〜〜。」

脱いだ服を両手に抱えた姿が、酷く惨めだった。

「あの…案内していただけますか?」

とっても、惨めだ。

215『探偵社』:2005/06/19(日) 00:38:15
>>214
「キシシシッ・・・・・・いや、済まない」

悪びれもせずに、『刑部』は椅子から腰を上げた。
相変わらずの、黒のベビードールにバスローブを羽織っただけの姿で『九角』の
前に立つ。

「こちらだよ九角君。
お詫びに背中くらい流してあげようか・・・・・・・・・・・?」

肩越しに振り返り、冗談とも本気ともとれない口調で『九角』にささやく『刑部』。

216九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 00:46:45
>>215
「ぶっ!何つー格好をしとるんですか!?
そりゃ、総代の自宅ですから格好は自由ですけどねぇ!

冗談でも本気でも、お断りします!
落ち着いて入れないじゃないですか…。」

心臓がドクドク言ってる。

217『探偵社』:2005/06/19(日) 01:05:12
>>216
「残念。
ところで・・・・・・・これ、着ていると暑いんだ・・・・・」

バスルームの前に立つと、ローブを肩から落としかけて止めた。
『刑部』は、『九角』の方に向き直る。

「しかし脱ぐと寒いんだよ・・・・・どうしたらいいと思う?」

218九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 01:17:20
>>216
「それを脱いで別のもの、たとえば
浴衣みたいな薄手のものを着たらどうでしょうか?
タオル生地は熱を逃しにくいから暑く感じると思いますので。

もちろん!それを脱ぐのは俺が風呂に入ってからにしてくださいね?」

先に釘をさしておこう。
そして、これを言わねばなるまい。

「風呂の場所はわかりました。
入るにはもう一枚脱がねばなりません。

案内ありがとうございました。」

遠まわしだけどこの場から去ってくださいというお願い。

219『探偵社』:2005/06/19(日) 01:32:04
>>218
「浴衣・・・・・・・浴衣か。
そう言えばそんなのもあったな・・・・・・・・ん?」

顎に指をやり、小首を傾げる『刑部』は、『九角』の言葉に肩をすくめる・・・・・・・。

「解った解った。ゆっくりして行きたまえ」

ひらひらと手を振ると、『九角』に背を向けて廊下を戻っていく。
と・・・・その角から、ひょいと顔を出した。

「流して欲しくなったら、いつでも呼んでくれていいよ・・・・・キシシシッ」

220九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 01:36:40
>>219
あ、ヤベ、ちょっと可愛いと思ったぞ。
あれ?あれ位の歳の子には普通の感情じゃないのか?あれ?

「もうワケワカラン。
唯一つ身嗜みを整えないとこういう目に会うって事はわかった。

次から気をつけよう。」

もう一度廊下を確認していないことを確かめてから
最後の一枚を脱いで、すぐさま浴室に飛び込んだ。

221『探偵社』:2005/06/19(日) 01:48:37
>>220
「・・・・・・・・・・・さて、と」

再び、椅子に掛けると思案を巡らせる。

「安楽椅子探偵を気取って居たいけど・・・・・・そろそろ、そうも言って
いられなくなる、かな・・・・・・・・・キシッ」

・・・・・『九角』が上がった時、既にその姿は無い。
まるで最初から、誰も居なかったかのように・・・・・・消えていた。

222九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/06/19(日) 01:51:04
>>221
「ふぃー、いい湯だった。
あ、あれ?総代?そうだーい!

いないみたいだ。しゃあね、えーと、メモメモ。」

『とてもいい湯加減でした。』と書き残して
サッパリした気持ちで探偵社を出た。

223九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/19(金) 23:40:33
>>神社からの続き

意識がブラックアウトし、気が付き、数回辺りを見回すと
幾度か見た景色である事を理解した。

「あ…あれ?なんだってんだいったい?
総代の…力か?

…重くなかったのか?」

混乱しかかった思考を戻すため、頬をニ三度叩いた。

224『探偵社』:2005/08/20(土) 00:13:21
>>223
「全く君は」

ゴシャァ!

いきなり衝撃を受け、吹っ飛ばされる『九角』。
勢いよく壁にぶつかり、ようやく止まる・・・・・・・・・・・・・。

「まさかとは思うが・・・・・トキノ君に、僕のことを話したりはしてないだろうね?」

ひっくり返った『九角』を、上から『刑部』が見下ろしていた。

225九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 00:19:20
>>224
突然吹っ飛ばされた。背中を強打し息がむせる。

「ガッ、ゴホッ!!
つぅおぉ〜〜〜〜。つつつ、言う訳ないじゃないっすかぁ…。

個人的な情報のやり取りは事件に関係する事くらいしかしてないっすよ〜。」

ひっくり返った姿勢のまま答える。

226『探偵社』:2005/08/20(土) 00:49:17
>>225
「それにしても、あんなところにしゃしゃり出てくる奴があるか。
あの時あの場所でなければいけない理由でもあったのかい?」

窓枠に掛けた『刑部』の白い素足が、『九角』の目の前でぶらぶらと揺れている。

「それで・・・・・・・・・・・・・・・何の用かな、九角君」

227九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 01:07:37
>>226
首をさすりながら起き上がる。
揺れる素足を見て、ハッと顔を逸らしてから口を開く。

「理由は…掲示板の書き込み『ネロ』の書き込みが
限りなく総代に近かったからです。そこで興味が引かれた。

ネロが総代であったら総代が季之介さんと何を話すか
と言う風に興味を持ちました。

それにもし、外れていても季之介さんが俺以外に
どんな感情を向けるか知りたかった、と言うのが理由です。」

それから『よっ』と掛け声をかけて片足で立ち上がる。

「今から言う情報のソースは季之介さんです。
美咲と御幸のスタンド能力を教えてもらいました。抽象的ですけど。
美咲が『運命そのもの』で、御幸が『運命に触れる』だそうです。」

228『探偵社』:2005/08/20(土) 01:15:23
>>227
「知りたいなら後で聞けばいいだろう。
今はまだ、君と僕の繋がりを少しでも悟られたくないんだよ・・・・特に、彼にはね。
・・・・・・・・・・・それに君は、僕ほど隠れるのが上手くない」

にやにやと、底意地の悪い笑みを浮かべる『刑部』。

「キシシッ・・・・・・気をつけたまえよ九角君。
トキノ君は、妹を守るためならきっと『なんでもする』ぜ・・・・・・・・・・・?
僕は強いからいいが、君がもし彼に狙われたら一たまりもなかろうよ」

『九角』の報告に、デスクの上のPCを一つ起動させる。

「『運命』・・・・・・・・・・・・『運命』ね。
となると・・・・・・・トキノ君がスタンド使いであるなら、それも『運命』に関するそれだと
見たほうがいいか・・・・・・・・・となると僕とて、あまり楽観視もしていられないね」

229九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 01:28:35
>>228
口をヘの字に曲げて頬を掻く。

「…秘密主義者っぽい総代に後から聞いても
教えてくれそうに無いじゃないっすか。

その点は大丈夫、彼女らの味方っつーポジションにいますからね、俺。
立ち回りは得意なんですよ?人間関係の。」

そして最後の言葉を聞き、ぽかんとした顔をする。

「何いってんすか、総代。らしくないっすよ?
季之介さんもスタンド使いに決まってるじゃないですか。能力不明だけど。

あの『BBS』を見て書き込めるのはスタンド使いしかいないでんすよ?」

230『探偵社』:2005/08/20(土) 01:55:39
>>229
「・・・・・・・・・・君の『大丈夫』は今一信用が・・・・・。
まあ、いいさ・・・・・・・・・・」

窓枠に掛けたまま、起動したPCを見つめていた。
・・・・・・・キーボードが、誰も触れていないにも関わらず押されていく。

「うん?
僕は別に、トキノ君がスタンド使いではないという前提で話してるつもりは無いぞ?
・・・・・・・・・・・しかし、まあ・・・・・・『時間』よりはマシ、か・・・・・。
『運命』にはまだ、『抗える』からね・・・・・・・・・・・・・」

231九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 02:08:05
>>230
言葉を聴いてぐんにゃりと猫背になる。
ボソボソとした声で

「そー言う評価を払拭できるよう努めます。」

と答えた。
首を上げると、自動的に押されていくキーボードが目に入った。

「(スタンド…じゃない?どういう原理なんだ、あれ…。)

『運命がカードを混ぜ、我々が勝負する。』
ドイツの哲学者の言葉です。

どのような結果を出すのも、自分次第なんでしょうね。」

232『探偵社』:2005/08/20(土) 02:17:33
>>231
「・・・・・・・・・キシシッ」

『九角』の様子に、口元を歪めて笑う。

「報告は、それだけかい?」

233九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 02:28:16
>>232
背筋と姿勢を正してキチッとした格好で立つ。

「ハイ、少なくてすみませんけど、それだけです。
これからは御幸と交友がある姫谷と言う知人を少し探ってみるつもりです。

それとヤサを移させえてもらいます。前に言ってた通り、ココの2階に。

俺が考えているのはそれくらいです。総代からの指示はありますか?」

234『探偵社』:2005/08/20(土) 02:47:39
>>233
「君の家の場所は、極力教えないようにするべきだね。
不自然でない程度に、誤魔化したまえ・・・・・・・・・・・」

『刑部』は窓枠から降り、デスクにつくと眼鏡をかけて画面と向き合い始める。

「もし呼ぶなら・・・・・・・・・・・・・・何か、携帯でもなんでもつかって、さりげなく
僕に連絡するといい・・・・・・ここを『隠して』おくからね・・・・・・・・・・キシッ」

235九角龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/08/20(土) 02:53:48
>>234
「解りました。メールなら解りにくいと思いますので
そういったことが生じた場合にはメールで連絡します。

と言う事で後でメールアドレス教えてください。

では荷物の整理と預かり先に挨拶に行ってくるので失礼します。」

大きく礼をすると探偵事務所を後にした。

236『探偵社』:2005/08/20(土) 03:12:21
>>235
「空メールで結構だよ。
それならボタン一つで送信できる・・・・・・・・・・・・」

レンズに青白い光の照り返しを受けながら、頬杖をつき、どこか気だるげに答える。

「・・・・・・・ああ・・・・・・・・・・・・おやすみ、九角君」

237『探偵社』:2005/09/27(火) 00:34:44
「あの馬鹿・・・・・・・・・・『何処』かが解らなきゃどうしようもないぞ・・・・・」

携帯を片手に、黒い影が舌打ちをした。
濡れた髪の毛をタオルで拭いながら、薄暗い室内をずかずかと歩き回る。

「その上僕は風呂上りなんだ・・・・・・。
正直身体が冷えるのも汚れるのも御免被りたいね、全く・・・・・・・・・・・・・・」

愚痴をこぼしながらも、ストッキングに足を通し、ガーターで下着に留めると黒い
フリルブラウスを身に纏う。
唇に薄くルージュを刷くと、レースをあしらった傘を片手に、車のキーをもう片手に
持って出て行った。

「仕方ないな・・・・・・・僕はあっちに行って見るか。
無駄に探し回るより、効率はいいかもしれないしね・・・・・・・・・・・キシシッ」

238九角 龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/10/08(土) 04:38:15
ミッション『共同使用part1』>>526より

のろのろと重い足を引きずって、事務所に入ってきた。
誰が居ようとすでに関係なく、ただ一心に一つの場所を目指していた。
その場所にたどり着くと、安心したように笑ってつぶやいた。

「このソファが、一番、落ち着くんだよな…。」

それから崩れる様に倒れこみ、そしてすぐに深い寝息が聞こえ出した。

どこからともなく胸に白十字を抱く黒猫が忍び込み
ゆっくりと上下する胸の上で丸くなると、彼の相棒と同じように目を閉じた。

239九角 龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/10/09(日) 21:33:38
>>238
ようやっと目を覚ました。
体を起こすと、胸の上にいた猫はピョイと床に飛び降りた。

「っあ゙〜〜〜、よく寝たぁ、うわ、体ゴキゴキだ。
洗面所、洗面所…。」

フラフラしながら洗面所に向かう。
何事もなく終わったら総代を探そう。

240九角 龍人『アンホーリー・ウォークライ』:2005/10/10(月) 21:39:00
>>239
「いねぇ。外出嫌いとか言ってる割に結構居ないよなぁ。
んじゃ、久々に羽根伸ばすかね。

先週はもうイロイロありすぎた…。」

顔を洗ってさっぱりした気持ちのまま事務所を出た。
黒猫と連れ立って。

241姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 00:56:21
携帯をパチパチ打ちつつ歩いてきた

「住所によると、この辺、だった……っけ?
 あれ うっわー。超迷子になったっぽい」

242『探偵社』:2005/10/16(日) 01:14:42
>>241
地図を頼りに、歩き回る『姫谷』。
どうやら、この小奇麗なマンションがそうらしい・・・・・・・・・・・・が。

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

・・・・・教えられた番号の部屋が『存在しない』。
基本的にこのような集合住宅では、一の桁から十の桁で『部屋番号』を、百の桁から
千の桁で『階番号』を表している。
奇妙なことに『他の階』にはある『部屋番号』が、この階では一つだけすっぽりと抜けて
いるようだった・・・・・・・・・・・・・。

243姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 01:23:18
>>242
「やったはっけーん。オレってばあったまい………い?
 あれれ」

(……おのれクヅノゥンめ、嘘ついたな! この恨みハラサデオクベキカ)

とりあえず九角を呪った

「仕方ない。行ってみよ…他にアテとかないし」

呪いながら、『存在しない番号の部屋』の前まで、住所メモを頼りに行ってみる

244『探偵社』:2005/10/16(日) 01:42:36
>>243
前に立つ・・・・・・やはりそこには『何も無い』。
位置的には、そこにあって然るべきなのだろうが・・・・・・・・。

ふと、『姫谷』はここに来る前に立ち寄った『管理人室』の管理人のことを思い出す。
60過ぎの、にこやかな老人だったが・・・・・この『部屋番号』のことを聞いた途端、
蒼白になって『姫谷』を部屋から追い出した老人のことを。

ガチャリ

ドアノブの音が、『姫谷』を現実に引き戻した。
              ..........
・・・・・・その目の前に、『ドア』が『ある』。

245姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 01:49:12
>>244
「びゃっ」

ドアノブの音に、カエルが潰れたような短い悲鳴をあげる

「……く、クヅノゥンに罰があたりますように…コレ絶対幽霊だオバケだいわくつきだよ
 さっきのじーさんのリアクションからして、絶対コレやばいってば……
 ちくしょう ほんっとマジでカンベンしてよー


 よし行こう…そんでもし呪われたらクヅノゥンを地獄に送ろう」

物騒な独り言をひとしきり続けてから『ドア』をノック

「ごめんく、だ、さ…い」

246『探偵社』:2005/10/16(日) 02:02:58
>>245
ズ ズズズ

僅かに空いたその隙間から、何かが寄り縋るようにして姿を表し始めた。
『それ』は、『リ○グ』の『○子』のような動きで『姫谷』に向かって手を伸ばす・・・・。

『ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ』

247姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 02:08:51
>>246
「ひっ……ぎ、ぅあっ! あわ、わ。わ
 わあぁぁあああ!! わー! ホァーッ! アッー!」

ズザザザ と後ずさっ…ても廊下はきっと広くはないので、あまり距離はとれていない

「えぇ。え。ええっとなんだっけ…
 か、かしまさん、かしまさん、かしまさんッ!
 悪いのはクヅノゥンであってオレじゃあないんでッ!ぎゃーっ!」

248『探偵社』:2005/10/16(日) 02:21:05
>>247
ガシッ

後退る『姫谷』の腕が、何かに掴まれた。
そのまま、一気にグイッと引っ張られ・・・・・・・・・・・『それ』の目の前まで連れて
こられる。

「・・・・・・・・・・・・・・ん・・・・・」

鼻にかかった、どこか悩ましげな声。
ふるふると頭を振ると、『それ』の顔にかかっていた黒髪が、ばさばさと左右に
割れて広がる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・」

白磁のような肌は、生まれてから外に出たことが無いのではと思わせるほど。
『姫谷』を見つめる黒曜石をはめ込んだような瞳は、どこか茫洋として、同時に
湖水のような潤みを湛えている。
・・・・・・・・・桜色の唇から、ほう、と吐息が漏れた。

「・・・・・・・・・・・・・・・・うるさいな、静かにしてくれたまえよ・・・・・・」

249姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 02:28:05
>>248
「ひ」

腰を抜かして、へたりと座り込んだ

「…ま、待って、これ、離し……!」

いまいち歯の根が合っていないが、掴まれている部分を自由な方の手で引っ掻いて
どうにか抵抗する

250『探偵社』:2005/10/16(日) 02:39:00
>>249
「・・・・・・・・・・二度目だ・・・・・・・。
今週に入って、二度目・・・・・・・・・・・・・・・・」

『それ』が・・・・・・ぼそり、と呟く。

「一体、僕が何をしたっていうんだ・・・・・・・・。
そりゃあ前のは故意にやったことだから仕方ないにしても・・・・・・・・・」

掴まれている部分には『何も無い』。
引っ掻く手は空しく宙を切った、が・・・・・掴まれていた感触は不意に消えた。
出てきた時と同じ動きで、『それ』はドアの向こうに引っ込んでいく・・・・・・。

251姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 02:43:41
>>250
「うぅ。幽霊のクセに、わりとお客多いんだ」

二度目、ということはもう一人、可哀想な目にあったひとがいたのだろうなぁ…とか思った
掴まれていた部分を片方の手で押さえ、そろそろと立ち上がる

「……引っ込んだ。ねぇ。成仏するなら早くした方がいいよ
 あんまり生きてるひとにちょっかい出さないで、さぁ」

諭すような口調になっている

252『探偵社』:2005/10/16(日) 03:04:55
>>251
「無礼な子だな、君は・・・・・・・。
『幽霊』だの『成仏』だの、まるで僕が死んでるみたいじゃあないか」

バン

ドアが開き、裸身にシーツを纏っただけの姿で『それ』が『姫谷』の前に立つ。

「僕は引きこもりだし、太陽が嫌いだし・・・・・・確かに健康的な生活はしていないかも
しれないが、早死にするほど不摂生をしてるわけでもないぞ」

その時・・・・・『姫谷』はようやく、目の前に居るのが『貞○』や『富○』の類ではない、同じ
年くらいの『少女』だと気がついた。

「ほら・・・・・・足だって、ちゃんとあるだろう・・・・・・・・・?」

『少女』は片方の口元を歪めた、どこか左右非対称の笑みを浮かべると・・・・裾をそっと
めくり、少しずつ素足をあらわにして見せる。

253姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/16(日) 21:23:36
>>252
「えぁ、いや、あ、あの……ごめん」

しっかりお御足と顔とを見比べながら、一応は恐縮した様子で謝る

「…………あー、そうだそうだ。忘れるトコだった…
 えぇっと。『上司さん』? ていうのかな。ココって探偵社だよね?
 ココでいっちばん偉いひとに会いたいんだけど、連れてきてくんない……かな」

254『探偵社』:2005/10/17(月) 00:16:00
>>253
「・・・・・・・・・・・・」

目だけを動かして視線を逸らし、小首をかしげると裾から手を離した。

「君はつまらん。
けれどまあ・・・・・・・用があってここを尋ねた以上、無下に扱うこともできまい。
あがりたまえ、こんなところで立ち話をすると僕が風邪を引く」

微妙に不機嫌そうな顔つきで、『少女』は『姫谷』を部屋に誘った。

255姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/17(月) 00:19:25
>>254
「そりゃーどうも…
 …いや、あがりたまえって……そんなカッコで言わないほうが」

眉根を寄せ、居心地悪そうな表情をした
でも部屋には入る。言動不一致気味

256『探偵社』:2005/10/17(月) 00:38:45
>>255
「寝起きなんだ・・・・・・仕方ないだろう。
それもこれも、君と九角君の所為なんだぞ・・・・・・・・・・・・・・」

ますます機嫌が悪そうな雰囲気を漂わせる『少女』に、『姫谷』は
先導されていく。

「着替えてくる。
君はここで待っていたまえ」

『姫谷』が通されたのは、応接間か事務室を思しき一室だった。
大き目のデスクにはパソコンと周辺機器類が山と詰まれ、コードが蛇のようにのたくっている。
来客用だろうか・・・・・・中央には、申し訳程度のソファーとテーブルが置かれていた。
そして、部屋の四分の一を占めている『ビリヤード台』・・・。
この部屋にあるものは、それだけだった。

257姫谷羅印『ユーライア・ヒープ』:2005/10/17(月) 00:44:35
>>256
「文句は『好きなときに行け』っつったクヅノゥン…えーと、クヅノ?に言ってよ」

いい眺めだなー、とか思ったりしながら後ろからついていき

(……変な部屋。まー、なんか今の子だって変な感じするしー
 なんか最近変人ばっかりと縁があってヤだな)

少女が一旦いなくなるのをいいことに、ソファーでぐてぐてごろごろする

258『探偵社』:2005/10/17(月) 01:18:28
>>257
「待たせたね」

一時間後──
袂に桜の花弁をあしらい、赤いレースの帯を占めたゴスロリ風の着物姿の『少女』は
『姫谷』の対面に座り込んだ。

「で、こんな『名前の無い探偵社』に一体何の用できたのかな?」

『少女』はテーブルに肘をつきながら、『姫谷』をじっと見つめてくる・・・・・。


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