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【お前の夢と】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】
1 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 20:30:19 [ b9cMWTXM ]


文才・設定は二百由旬へぶっ飛ばし、東方キャラへの口説き文句等を思うがままに書いてみてくれ。
シチュエーションごとや告白後のラブラブもラブラブじゃ無いのも、長編、一行、妄想駄々漏れ何でもオーケー。
俺からキャラへ、キャラからお前に、誰からともなく住人へ。
ただしキャラ×キャラは勘弁な!!

このスレの連中は厳しいが公平だ。内容の差別は許さん。
一行告白、妄想、長編を、このスレの連中は見下さん。
すべて―――
平等にGJだ!
――ハートZUN軍曹

前スレ
【お前の夢も】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1134049709/l50

前々スレ
【お前の夢は】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1131811261/l50

初スレ
東方キャラへプロポーズしてみるスレ
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1121878727/l100

まとめサイト・専用うpロダ
ttp://www.lapislazuli.rm.st/propose/

関連スレ
投稿するまでもないSSスレ 3/3
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1129200914/l100

2 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 20:33:18 [ xOfXlTv2 ]
2

3 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 20:40:32 [ a2GL31iw ]
プロポーズスレ四箇条

①U-1ってなんだよwそういうのは良作作ってからで勘弁w
②出来るかぎりの推敲はしようぜ!
③ハーレムを作る場合は覚悟を持って晒す。叩かれても泣かない
④創作してくれる人には敬意を払おう。これお約束

……我ながら、何てアホなテンプレだ。他頼む

4 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 20:53:16 [ LDuLH/0o ]
3

5 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 21:00:09 [ YFjjoDPE ]
     /´ ̄ ̄ ̄`丶-‐z__
    /            ≦、     ちょっと待て…!
   ,'          /ニヽ、ゝ
   |       ,ィ/レ'\_, >``
   |    r=| | ̄=。==~「|        >>1のテンプレ…
   |    |ニ| | u `二´ U\
   |    ヾ,U    __ノ┌_ \    ハートマンZUN曹じゃなかったか?
   ,.|    /ヽ /==-┬` ̄
 / \/   ヽ u ⊂ニ.\       いや………
'" \   \   `ー┬‐r┘ /
   \   \_/l L_  /      ……念のためだ
      \_ \| |/ |ェェェェ|
       /  |く/|  |

>>1

6 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 21:02:53 [ 3ni7Gbyk ]
・自分の書いた文章を客観的に見るスキルとスルーとエアリード機能は最優先で身に付けましょう
・荒らし、煽りは徹底スルー。反応する奴も同罪です
・野郎が東方キャラとガチバトルで互角とか勝利はマジ勘弁してください

以前出てた話題をちょっと改変

7 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 21:29:30 [ XT7bu54A ]
マジレスすると、コテハン禁止

8 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 21:53:17 [ 9tW/vBiQ ]
馴れ合い、止めようぜ…かな

とりあえず荒れる原因になる。
馴れ合いしたいならmixiでコミュニティ作って入るなり、避難所を自分で作って
誘導するなりどうぞ…だな
そう考えれば某VIPのSSスレ避難所は愚痴スレ、ゲーム作成スレ
馴れ合いスレとおまけにまとめとしてWikiまで完備していて、豪華っちゃ豪華だな

9 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 21:59:05 [ ua6C4dtc ]
一行告白歓迎

10 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 22:21:41 [ 3Z/25e22 ]
>>1
とりあえず新スレなので

美鈴よ、結婚してくれ

11 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/06(火) 22:27:45 [ uDlV60Z. ]
>>1

そしてSSで1000取ろうとしたら遅かったのでこっちで。
ちなみにちんき様、しかもプロポもイチャイチャもしてない。


「……と、アリスの現況はこんな所です。」
「ありがとね夢子ちゃん。今日はもう休んでいいわよ。」
「それでは失礼致します。」

夢子ちゃんが私の部屋から出て行くのを確認すると、私は本棚の前に立つ。
別に本を読む訳ではない。
私が呪文を唱えると、本棚が消え、一つの通路が現れる。
その先を私は黙って歩いていく。今では私しかしらない、私だけの秘密の部屋。
暫し蝋燭の灯りだけを頼りに進んでいくと、開けた場所へと出る。
そこには古ぼけた食卓、古ぼけた壁、古ぼけた天井。
そして壁に掛かっているのは古ぼけた額縁。
私は掛けてあった額縁を見る。そこに書かれているのは、私と、私の愛した夫と、私の愛した本物のアリス。
私はジッと、その絵を眺めている。

『人が人を創るんだ。それを神が一人でやっちまうんだぜ?おこがましいと思わないか?』

昔、あなたにそんなこと言われたっけね。
指先で軽く絵の中の夫を撫でる。笑顔で描かれた愛しい人に、温もりは無かった。

「神が人を創るのは、とっても寂しいからなのよ…?」

そう呟きながら、私は絵を見続けた。

12 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 00:14:04 [ 6kpPmIB6 ]
新スレになったらいきなりネタが枯渇した件について

13 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 00:46:06 [ 5AOBE0pc ]
>>8
詳しく

14 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 01:06:28 [ CiKKqUzE ]
>>1
新スレ立てお疲れ様です。

よし、俺も紫に求婚しちゃうぞっ!行ってくる(`・ω・´)ノ

マヨヒガ| λ…………

・・・寝てた。(´・ω・`)  
三顧の礼を尽くすさあ。

15 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 04:29:34 [ f3UtmHrQ ]
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0013.txt
一連のお話もこれでやっと区切りです
コレ読んだ後にまた前スレ>>728から読んでいけば少し違う感じで読めるかも……?

16 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 10:06:36 [ Dm1Clh.. ]
>>15
お美事、お美事にございまする。

17 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 10:44:26 [ HA1lB8U6 ]
>>1
そして、>>15お見事

18 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 11:49:23 [ lLocwcxk ]
グッド

19 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 16:10:33 [ PjA0BZyU ]
見事!の一言

20 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 17:24:28 [ 7TrHxwqw ]
>>13
つttp://yy17.kakiko.com/sucool/
某VIPのSSスレの避難所だ

21 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 20:35:06 [ pxz0IaWA ]
>>15
いろんな意味でGJついでにage

22 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 21:02:09 [ Ice8px1Y ]
みすちー!! みすちー!!
    _  
  ( ゚∀゚)
  (  ∩ミ  ブンブン
   | ωつ,゙ 
   し ⌒J 



みすち・・・
    _, ,_  
  ( ゚Д゚)  ガン!!
  (  ∩ミ ____ 
   | ωつ☆ 
   し ⌒J |



  (  |||)
  /,   _)
 (_(_ )
  (__(__ノ

23 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 21:38:39 [ o4kaRvCE ]
レミリアへ
ぼく以外の血を吸わないで

24 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/07(水) 22:24:02 [ pFqDDj2. ]
フランドールへ
全てを壊すというのなら、俺のこの、あなたに対する愛しさを、綺麗に壊してみせてみろ。

25 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 00:09:21 [ 73x2YhzA ]
ああ、久しぶりの一行告白。
こういうのも実に素晴らしいよな。

26 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 00:27:02 [ GviOkmdo ]
まとめオワタ
ttp://dimentionplace.hp.infoseek.co.jp/
広告うざかったりまとめ見づらかったりするかもしれんが我慢してくれ
つっこみなんかあったらドゾー

27 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 00:40:12 [ d9bVbD.M ]
博麗神社にて

「なあ」
「何?」
「神社のお参りのときに柄杓で飲む水があるよな」
「ええ。というか今まさに私が飲んでるけど」
「これって間接キスしまくりだよな」

ぶはっ!

「こらこら。粗相をするな」
「あんたがさせてるのよっ!だっ、大体それを言ったらお参りに来る人みんな間接キスでしょ!?」
「…あれ?知らないんだ?」
「え?」
「手水舎の水は手に流してから口に含むんだよ。ついでに言うと口をゆすぐだけで飲む必要も無い」
「え?え?」
「博識な俺のおかげで間違った作法をせずに済んだな」
「ふ、ふん!知ってたわよ!そんなこと!知っててわざとやってたのよ!」

ムキになって口をゆすぎ直す

「だろうな。そうだろうと思って」
「?」
「俺もさっき、わざと柄杓に口つけて水を飲んだ。これで間接キス達成だ」

ぶはっ!


↑ごめん、これアリスのつもりで書いたんだ_| ̄|○

28 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 01:11:38 [ 9j6qUU3M ]
>>26

29 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 01:43:55 [ or0G88wQ ]
まとめのまとめの人おつ!

30 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 01:56:01 [ Rz1L1Qj2 ]
ところで>>8で言ってたからマジでmixiにコミュを作ろうと思うんだが…
コミュのタイトル何にしようか?

現在の候補
・東方の“俺”の夢物語
・東方ドリームコミュ
・東方イチャスレコミュ
・【お前の夢と】東方キャラとイチャつくコミュ【俺の夢】

31 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 02:04:11 [ penOE8PA ]
コミュに入る勇気は無いなw

32 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 02:18:16 [ s.xXqEeM ]
BBS設置してもらえばいいんじゃない?

33 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 05:32:19 [ RH4PtA.I ]
>>26
GJ乙

ミクシはこえーなw

34 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 07:42:44 [ n30UIs4c ]
>>31
大丈夫だ、きっと俺なら入るw

35 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 09:42:26 [ xqmCJNmI ]
ミクシに入れないやつもいますが何か?(俺とか

というか普通にしたらばとかでブラックビューティーシスターズ立てればいいじゃん

36 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 10:53:01 [ Jr25/4ZE ]
馴れ合いしたいならしたらばで

37 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 12:46:58 [ 28rMrpp6 ]
>>27
修正した○| ̄|_
間違えた罰としてゆうかりんに苛められてくるヽ(*´Д`)ノ

38 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 14:14:46 [ QgM9kFZ6 ]
まとめに俺の駄文が載ってる!? (((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
キャーキャー

まともな物がかけるように精進しますorz

39 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 17:55:24 [ e7ZQsKQE ]
まとめさん乙だぜノシ
俺もいつかは投下してみたいな

40 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/08(木) 19:45:20 [ 9yxJK8dc ]
そんな>>39氏にこの言葉を贈ります。
『思い立ったが吉日』
自分がSS書き出したのもそんな感じでしたし、
スタートラインはいつだって、自分の目の前にあるはずですよ。

そしてまとめのまとめの人、お疲れ様です。
向こうのまとめに捕捉されていなかった自分の稚作も、
こちらで捕捉されていて嬉しいやら恥ずかしいやら。
どうぞ末永く宜しくお願いいたします。

41 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 12:21:26 [ WOjhRhys ]
うどんげが月見うどんを食べた。
GoogleでGoogleについて検索した。

42 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 14:05:48 [ oiBaR8JQ ]
昨日CROSSNETのアヤカシを再びやって思い付いた。
元ネタ知らない人多いだろうから先に謝る!


紫は実は元人間で、スキマというアヤカシに憑かれ、アヤカシ使いになった。
しかしスキマの力を使い過ぎたことにより紫自身がアヤカシになりかけている。

という裏なクロスオーバー設定を思い付いた。
アヤカシになりかけといっても限りなくアヤカシに近い存在なので長生き!
でも性格が好戦的ってわけでないかもだがな、ゆかりん

43 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 14:09:31 [ zw.0KPDs ]
すまんがアヤカシというとGUN道しか浮かばない

44 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 14:47:27 [ LGuRcOt6 ]
うおっ!まぶしっ!

45 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 22:38:03 [ izG2nRPo ]
じゃあここでしたらば掲示板を作るかmixiコミュを作るかアンケートをしてみる。
明日の午後9時までに投票の多かったほうを作る予定。

46 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 22:43:20 [ Oz24dmRA ]
掲示板に一票

47 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 22:47:16 [ Ie4jk4as ]
ミクシーも気になるが
掲示板に1票

48 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 22:48:12 [ vzorwtYw ]
まぁ、完全な特定までしたいならMIXIだろうが
入れん奴もいるだろうし。
というわけでせっかくだから両方に入れるぜ!

49 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 22:48:58 [ BO8jo9nU ]
この流れでテンプレを遵守出来るのなら、現状維持でも十分じゃないかなぁ
掲示板があれば、以前みたく有事の際に避難所として利用出来るのだろうけど、
今のところ場を二分する必要性やメリットってのもそれ程無い気がする
ただその何と言うか、mixiだけは勘弁して下さい……

50 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 23:11:31 [ kL9jGEE2 ]
まああまりなって欲しくもないけど、荒れたりしたらしたらばかな。
>>49氏の意見にほぼ同意。今は必要があまりないと思います。
まとめのまとめが出来たことだし、現状維持で十分やっていけるかと。

そしてやっていくために書き書き。

51 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 23:18:58 [ sYcI2qoU ]
正直イチャつきながら取り留めなくプロポーズできればそれでいい。
だからちょっと王道気味に書いてみる。


なぁ霊夢。
「何よ。」
いや、何よて。幾ら傘が一つしか無いからってくっ付きすぎだろ。
「いいじゃない、減るもんでもなし。」
いやほら、俺男だしあまりくっ付かれるとムラッとくるっつーか過ちを犯しちゃいそうになるっつーか…。
「○○になら…」
ん?
「○○になら…その…私は後悔…しな…ぃ…。」
霊夢…、本当に俺なんかでいいのか?
「……。(こくり)」


(省略されました・・初夜を読むにはエイジスプロテクターからデストローイ、デストローイ)

52 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 23:30:07 [ BvUaaZB2 ]
>>51
ワッフルワッフル

53 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 23:40:39 [ zw.0KPDs ]
>>49氏の意見に同意で。
今の流れは好きだし、変えることもないんじゃ。

54 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/09(金) 23:48:35 [ P.3vEId2 ]
今のところは流れもいいし、現状維持に賛成。
自分も何か書いてみたいくらい。

55 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 00:34:14 [ 0KFNawfw ]
新規参入の人も気軽にできるよう掲示板で

56 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 00:49:31 [ nIv5Xybo ]
望ましい新人だけ迎え入れるなんてコントロールは無理だぞ

57 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 10:15:20 [ lifx.TL. ]
逆に考えるんだ 「平等にGJだ!」 と考えるんだ

58 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 10:42:18 [ 4Y3GjZrA ]
逆に考えるんだ
「けどU−1は勘弁」
と考えるんだ

59 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 11:30:21 [ u/ajBbfw ]
逆に考えるんだ 「てるよ萌え」 と考えるんだ

60 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:08:38 [ z2ltk7NY ]
あげ

61 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:27:20 [ 6rJQoL82 ]
さて、では集計を。

・mixi 一票
・掲示板 四票
・現状維持 四票
・エイジスプロテクターからデストローイ、デストローイ 一票
・ワッフルワッフル 一票
・ジョースター卿 二票

というわけで…一応作って損はないと思うので掲示板作ってきます。

62 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:31:10 [ zLgkkjiw ]
後半意見違うしwwwwww
というかこの流れ前にあったようなw

63 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:32:37 [ Mv/TKOzI ]
無敵コマンド! 無敵コマンドじゃないか!w

64 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:40:35 [ 6rJQoL82 ]
http://jbbs.livedoor.jp/otaku/6911/
作ってきました。ご自由にご利用ください。

65 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/10(土) 21:42:37 [ 6rJQoL82 ]
あ…直リンしてしまった…orz

66 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/11(日) 02:06:57 [ cg/rAtAM ]
乙。借り物とはいえ自分の掲示板なんだし直リン程度気にするな

67 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/11(日) 22:14:28 [ Z101BiMc ]
『俺が、絶対に幸せにするから……てゐっ!!
  好きだぁぁぁぁぁっ!!!!』

いやもうね、幸せにしてくれるのならそれ以上に彼女を幸せにしてあげたいなと。
短くて気が利いたのも意外と難しい……。

68 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/11(日) 23:59:44 [ M9.ok2uE ]
書きたい長文を一回書くとネタが湧いてこないから困る

69 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 04:30:07 [ wbl/cDu. ]
掃除をしていると美鈴が薄気味悪い笑みで話しかけてくる。
「咲夜さぁーん! 昨日はお楽しみだったみたいですねぇ。ウッシッシ!」
「な、何を根拠にそんな事を……」
すると美鈴が、首のある部分をチョンチョンと指差す。
「誤魔化そうとしても無駄ですよ。しっかり愛の証のキスマー……」
美鈴が言い終わる前に時止め、部屋に確認しに行く。ついでの美鈴にお礼は忘れない。
「ク。あれ、いなくなってる。っていうか何よ! いつもよりナイフ量多くない!少しからかっただけなのにぃ!」
館に美鈴の叫び声が響く、いつより二倍の量だ。さすがに今日は復帰はできないだろう。
もし奴がこのことを喋ったら……。 よし!館のみんなに中華料理を振舞ってあげましょう。
「それにしても油断してたわ。昨日は疲れてて、あんなことするつもりなかったのに……」
と、昨日こと思い出したのか鏡の前でモジモジ(死語)している。その様子を○○とお嬢がこっそり覗く。
「あんた達ちょっとは自重しなさいよ。最近、館の風紀が乱れまくりよ」
「そうはいいますがね、お嬢。ベットでまるで子犬のような目で今日はするの? なんて聞いてくるわけですよ。」
「それは、たまらないわね。さすが瀟洒ッ! ツボがわかってるぅ!」
「いやいや、これもお嬢の教育の賜物です」
人目も気にせず、廊下でクマカカカッ!と二人で笑う。
「あら、楽しそうですわね」
「あ、あら咲夜いたの…」
「いましたよ。突然ですが、お嬢様は最近お太りになられたみたいなので一週間おやつは抜きです」
「そんな!ヴァンパイアライフの最大楽しみ! お・や・つが一週間もお預け!うぎぎぎ! 終わった何もかも!」
ガシャンと窓をブチ破り、陽光降り注ぐ外に飛び出してゆく。輝く太陽の下でお嬢はおやつに会えるかな
だって食べたいーんだもん。
「あんたは、これから妹様の遊び相手よ。思う存分イタズラしてきなさい。」
「望むところ!といいたいが無理!あれは真性のS! こっちがヒギィされる」
レーヴァテインを○門に突っ込まれる。ものすごく熱いです…。まちがいなく逝かされちゃう!
「存分にヒギられなさい。さようなら」
ああ、私の人生は終わた。最後に!
「咲夜さん大好きです! 愛してます!! 結婚してください!!!」

70 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 05:52:39 [ .kxuXki. ]
季節はもう梅雨なのか、外は窓をすべて閉め切ってもわかるほどの土砂降り。
既に効果音がザーザーとかではなく、ドドドドドドな感じだ。
そんなことと関係あるのか無いのか、俺は玄関先にいて、目の前には全身びしょ濡れの魔理沙。
「よぉ魔理沙。どうしたよ」
「あー……まぁ何だ。恒例の図書館突撃をしたんだがな?その帰りにこう……あー見ればわかるだろ!朝は快晴だったのに帰りにどしゃぶりとかわかるか!」
 湿った金髪を手でかきながら言う。
「説明をしようとしたはいいけどいろいろ面倒くさくなって打ち切った上に逆切れとは流石魔理沙だな」
「……それは褒めてるのか?それとも貶してるのか?間違いなく後者だよな?今更訂正は聞かんからな?オーケー其処を動くなよ?」
 腰を低く据え、構えるはかめh……マスタースパークの姿勢。
目がマジです目が。本気と書いてマジと読む。
「今の私は相当に機嫌が悪いからなぁ……覚悟しろな?」
「いやいや魔理沙?ここでぶっ放したら家が吹きと―――」
「問答無用だ!マスタァァァァスパアアァ―――」
「ぎゃああぁああ!」
「……くしゅ!」
 ん?
「この……くしゅ!動く……くしゅ!マス……くしゅ!」
 えーとこれは……
「……魔理沙、大丈夫か?」
 聞くまでもない気がしたが聞く。
そりゃあ全身びしょ濡れで長い間いたらこうなるわなぁ……
だと言うのに
「こ、このぐらいダイジョ……くしゅ!」
 あーあー意地張ってるのか知らんが強がってまぁ……
ガジガジと頭をかいて溜息を一つ。
当たり前のことを言うつもりなのに覚悟がいるのは何でだろうね?
「あーもう無理すんなよ。風邪引くだろうがそれじゃぁ。風呂でも入ってけ」
「あ、ああ。ま、まぁ最初からそのつもりだったんだけどな」
 はははははと空笑い。
と、顔が少し赤い。
「オマエもう風邪引いてるんじゃないだろうな?」
「……へ?何でだ?」
「いやだって顔が―――」
 とペタペタと顔を触り、ピタっと硬直するは魔理沙。
「……魔理沙?」
「な、なんでもない!なぁんでもない!」
 顔やら手やらをブンブン振り回して極大否定。
さらに顔が赤くなってるのは気の所為かね?
「と、兎に角風邪はまだ引いてないか……くしゅ!」
「あー……なんでもいいから先に風呂入れ」
「ん……そうする……」


さて、と言うわけで今魔理沙がうちの風呂に入っているわけだが
→A.魔理沙と一緒に風呂に入る
B.おとなしく出てくるのを待つ
C.せっかくだから俺はこの紅い扉を選ぶぜ!

とりあえずネチョは無いでしょ多分w

71 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 09:34:35 [ FZEBTej6 ]
>>70
上上下下左右左右BA

72 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 09:35:49 [ FZEBTej6 ]
って上げてしまったorz
ちょっくら妹様と遊んできます…

73 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 09:44:54 [ aVxdc0uU ]
Aでおねがい

74 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 09:46:53 [ j2BkLlWs ]
Aでおねがい

75 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 10:05:03 [ XEUSNAr6 ]
A連打

76 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 12:27:25 [ lUGqTWs6 ]
せっかくだから紅い扉を選んで妹様にヒギられてくるぜ!!

77 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 14:59:19 [ wcR2.izQ ]
ひとかけらの欲望ももたない俺はBを選択いたします。

78 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 15:07:24 [ A0mp47vM ]
D. とにかくコクる

79 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 16:01:48 [ xGJ1Kh1g ]
漢ならCを選ばざるを得ない

80 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 16:35:59 [ mCN/rwhs ]
寧ろCを選ばない輩の気が知れない

81 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 18:52:18 [ etQ6.VqY ]
おまえら気は確かか?


C以外にはありえんだろ!

82 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 18:55:04 [ ghNB.kEY ]
この先に未知の世界が広がっているゥ!

ような希ガスだからC.

83 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 19:47:06 [ ii3hWWTY ]
Bで悶々とするのを希望

84 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 19:55:56 [ v9plU3C6 ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0014.txt
カーニバルレポも含めてるよ。

>>70
A。

85 名前: くすぶっていた前974 投稿日: 2006/06/12(月) 20:31:16 [ dOFIHCao ]
とある集落の一角。酒造を営みとする男の家。

「……さて、掃除はこの程度でいいか。次は───」
「私に酒を注ぐ時間ね。一本と言わず十本ぐらいよろしく〜」
 箒を片付けて振り向けば、卓袱台にはいつもの姿。いつの間に来たんだ?
と毎度思うが、毎度なので驚きもしなくなっていた。
「勘弁してくれ、萃香。お客に出す品が減る一方じゃないか」
 俺も休憩の為に座り、卓袱台に片肘をつく。
「私が認めるぐらい質がいい証拠だよ、あんたの酒は。それに、お得意様
ならここにいるじゃない」
 ありもしない胸を張って自己主張されても、苦笑にしか変換できない。
「代金払ってくれないお得意様は御免蒙りたい所なんだけど」
「だ〜か〜らっ、お礼は"私"でしてあげるって言ってるじゃん。手伝いだろうが
材料萃めだろうが、夜のお供だろうが、ね。夜に関しちゃどーせ経験ないんでしょ?
楽しいよぉ〜?」
 擦り寄ってきた萃香に背中から抱きつかれ、首筋を生暖かい息がくすぐる。
 ナイ胸とはいえ、こうもぐりぐりと押し付けられると……
「なっ……何してるんですか萃香さん!!」
 障子が開けて広々と見える庭から、鬼娘を怒鳴る声。
「ん〜? なによ鴉、い・い・こ・と、してるに決まって───」
「してないしてない」
 さすがに頭に血が昇りそうになったので萃香をどけ、庭から来た客人を迎えいれる。
「ようこそ、文さん」
「さんはいいですよ、文で結構です。本日はよろしくお願いします」
 深々と頭を下げる文を、何が気に入らないのか不機嫌な表情のまま文を睨め付ける萃香。
普段はケラケラとおどけたり笑ったりしてる彼女だが……珍しい事だ。
「今日は"取材"ってやつを受ける予定だったんだ。ウチの酒をね」
「酒の、しゅざい?」
「コホンッ……はい、そうです。最近幻想郷で人気の高まっている芋焼酎『夢みる力』と
造り手のお兄さんを我が文々。新聞で特集するのですよ」
「……おにいさん? 随分親しい呼び方だね〜」
 眉間の皺が更に深くなり、声色も太くなる。何がそんなに気に入らないんだろう。
「はい、以前の事なんですが。この付近でちょっとした事件があって、お兄さんがその
目撃者で情報をたくさん貰いまして、それから仲良くさせて貰ってるんです。そのツテでは
あるのですが、お兄さんのお酒も……って、またですかっ」
 文の言葉なんか聴いちゃいない。さっき離れたと思えば、いつの間にやら正面から抱き
つかれていた。
「ね〜、こんな鴉の小娘におにぃ〜さぁ〜ん、なんて言われて嬉しいワケ?」
「こ、こむすめって……」
 萃香の語気が強い。悪い事したのか俺は……
「いや、まぁ、そうだな。嬉しいっていうか……悪い気はしないよ」
「へぇ〜、そうなんだ」
「と、とにかくです! 今日はお兄さんに用事があるので、萃香さんはお引取り下さいっ」
 文が俺と萃香の間に割って入り、引き離される。
「それでですね、お兄さん。少し遠い場所なんですが、綺麗な湖畔がありましてね」
 説明に入るなり俺の側面に回り、右腕にしがみついてくる。わざとか天然か、柔らかい
双丘の感触が二の腕を挟み、どうにも意識してしまう。
「二人でゆっくり歩きながら、お話聞かせてもらえませんか? ほら、ここだと五月蝿いし」
 明らかな挑発の意……文と萃香の視線がぶつかっているのが嫌でもわかる。
 うーむ……空気が重い。なんで仲良くできんのか、この子達は。

━━━長いんで分割━━━

86 名前: くすぶっていた前974 投稿日: 2006/06/12(月) 20:32:52 [ dOFIHCao ]
━━━続き━━━

「まぁまぁ、どこで話しようと問題ないから。萃香、すまないけど───」
「はぁ……わかった、待ってるよ」
 俺が苦笑して謝ると、ため息をつきながら萃香も苦笑で返してくる。
「たーだーし、代わりに晩酌に付き合ってよね、"兄さん"?」
「は?」
 三度目? また刹那の時がそれより短いか。目の前には萃香の笑顔。
 身体は密着し、少し冷たくて、それでも気が緩む気持ちよさがある細い両腕が首元を
優しく覆い……

 上唇だけが軽く触れた。かすかな酒の香りが鼻腔を伝う。

「ちょ……えぇ!?」
 文の驚く声で我に返る。ただ、状況が状況だけに声を失う。
 全身を凍らせる俺を笑う萃香は既に庭の外にいた。
「それじゃ、また後でね兄さん。霊夢のとこにでも行って暇つぶし───」
「待ってください! いきなりあんな、き、キキキ、キスなんてぇ! それに"兄さん"て
なんなんですかぁぁぁぁっ」
「ん? だって、悪い気しないんでしょ? ならいいじゃん」
 と背中で文の怒りをいなして、そのまま空へと飛び立ってしまった。
 なんつー破天荒な……しかし、さっきのって、キス、だよな……なんか、妙な気分だ。
「お兄さん? お兄さんっ」
「あっとと、すまない」
「もぉ〜、今萃香さんのこと考えてましたね?」
「いや、まぁ……毎度ながら騒がしい奴だなってね。えっと……湖畔に行って取材だっけ?
今日はお店休みにしたから」
「え? そうなんですか!? じ、じゃあ、えええっと、他にも色々と景色のいいスポットが
あるんですよ。息抜きにもなりますし、どうでしょうか!」
 瞳を輝かせて迫ってくる文。その勢いに気圧されそうな感じだけど、断るような話でもない。
むしろ、ありがたい話じゃないか。
「わかった、ありがたく教えて貰うよ。」
「はい、お任せ下さい」
 快活な笑顔で頷き、小さな声で『がんばるぞ〜、負けないぞ〜』と気合いを入れている。
こちらもできるだけ取材に協力しないといけないな。天狗達の競争ってのもあるみたいだし、
負けたくないのも肯ける。
「よし、行こうか。せっかくだし、ウチの酒もどうだい?」
「はいっ」

 歩き回るには最適な陽気だ。こりゃ、外で呑む酒もひとしおってやつだな───


○口出しシステムで割込みできます。
A:萃香の晩酌があるんだから、早めに取材切り上げて家に戻れよ
B:文の取材といいつつ、このままデートってのも悪くないんじゃないか?
C:文と一緒に博麗神社に酒もって行って、巫女に恩でも売っとけ

(システムを使用する場合は[たけしの挑戦状]のパスワード爺様に殴り勝って下さい)



この程度の技術ですが……( ´ω`)

87 名前: 70 投稿日: 2006/06/12(月) 21:06:12 [ yG2Hftbg ]
集計ー
A:4
B:2
C:5
とにかくこくる(D):1
コナミコマンド:1

Cが一番とか流石としかいいようがw
票数の多い順に書くつもりなんで待っててちょ

88 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 21:28:39 [ fMHwIGBk ]
Cで! 見てみたいね・・・ 修羅場というものを。

89 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/12(月) 22:00:16 [ zqtAtXac ]
よろしい、ならばAだ。いや、上の魔理沙のやつじゃなくて。

あらすじ  前スレ>>962


さて、どうしたものか。
まずBは駄目だ、リスクが大きい上にもし起きたら嫌われる事必須だ。起きなさそうだけど。
Cは個人的に勘弁してもらいたい。死ぬ、絶対死ぬ。9割殺しくらいで。

「…となると残りはAか。」

そう呟くと岡崎教授の膝の裏に腕をやり、一気に持ち抱える。
軽い、何だかんだ言って岡崎教授も女性なんだなと実感する。そしてその軽さに微妙に腰をやられた自分。
自分の運動不足を痛感しながらも岡崎教授をベットまで持ち運ぶ。うわ、歩くごとに腰がビシッて言ってるよ。

「到、着、です、よっと。」

中腰になり、腰をミシミシ言わせながら布団を捲くり岡崎教授をベットに寝かせる。
ここで自分は重大な事に気が付いた。

「…教授、手を離してくれませんか。」

意外と強く指を絡めているらしく、中々外れない。
相手が寝ているのに力を入れすぎるとどうにも起こしてしまいそうなのであまり強くもできない。
おお、神よ。貴女は私を見捨てたもうたか。
…しかしこうして改めて岡崎教授の顔を見てみると綺麗だよなぁ。
思わずジーっと眺めてみる。

「んぅー…誰ー…?」

そんな事をしていたら岡崎教授が目を覚ました。当然、顔をジーっと見ていた自分とバッチリ目線が合う。

「………。」
「お、お早う御座います教授。」
「んー、あー、おはよー?」

寝起きのためだろうか、今だに状況を把握していない教授。
マズイ、教授が理性を保っているであろう今のうちに言い訳を考え

ボフッ

なんて事考えてたらベットに巻き込むように投げられた。理解不能、理解不能。
と言うか気のせいかニヤニヤしてません?

「あの、教授。」
「なーに?」
「実はさっき起きてたでしょ。」
「起きてないわ。5割くらいしか。」
「半分起きてるじゃないですか。やっぱりわざとだったんですね。そして目覚めたのなら自分を解放してください。」
「そうねぇ、それじゃこの問題ができたら開放してあげるわ。」
「何でしょう。」
「一緒に実験や講義をしている内に、何時の間にか貴方に惹かれるようになった女性は誰でしょう?」
「え、さぁ?」
「減点ね。答えが分かっている問題はしっかり解く事。ま、正解は言わずがもなよ。」

そう言って抱きついてきた岡崎教授を、自分は拒まなかった。




一つだけ言うならば、ちょっとキスをしたくらいで。
別にベットに一緒に居たからといってにゃんにゃんはしなかったと思っていただこう。

90 名前: sage 投稿日: 2006/06/12(月) 22:18:44 [ K2LV7rSA ]
Aだな、間違いない。

91 名前: 90 投稿日: 2006/06/12(月) 22:23:50 [ K2LV7rSA ]
久々に書き込んだらミスった、ちょっと紅魔館地下へ逝って来る…。

92 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 00:05:35 [ sxPAXm6Y ]
>>86 Let's巫女!
>>89 思っていただこうってことは真実は違うところにあるのか?

93 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 00:10:33 [ L7DClwl6 ]
>>85-86
ェエークセレント!ェエーキサイティ(ry)!!
なんて言うか、胸を押しつけるしかパターンのない千年級妖怪どもが可愛くて!
文が「お兄さん」なのは、やはりしらうさんパワーなんだろか。

選択肢には「D・文とデートした後、家に連れ帰りつつ西瓜と晩酌のちネチ(検閲)」
という一文を加えておきたい。

94 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 01:26:16 [ BnTFgSHw ]
>86,93
じゃあ、俺はDを選ぶぜ!!

……アレ?

95 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 04:28:41 [ om6ZbSG6 ]
お兄さんと聞くと、自動的にしらう絵が頭の中で再現されて笑いが止まらなくなるから困る

96 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 05:02:20 [ lt/ysobU ]
凄まじく今更だが>>15までのは安易に生き返ったりせず、あのまま終わったところが良かったと思うんだが、どうだろうか?

97 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 06:59:16 [ E.Yrs1JA ]
>>86
せっかくだし
E:こーりんに酒の委託を頼みに行く


98 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 07:06:22 [ DYwgSpLQ ]
F:神主へ(ry

99 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 08:42:34 [ izdyZOVI ]
G:ゆかりんと宴k(ry

100 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 10:00:56 [ bLWctu7U ]
>>93
何で貴方がいるんですかダンタリオン教授(ひはいひはい

101 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 10:42:06 [ Mcqg5wHU ]
>>96
いやいや生き返ってないでしょ。
過去の回想というか夢の話だと思うけど

102 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 10:52:29 [ Eo.UXZr. ]
>>101
しっかり>>96の一行を読んでみよう、な?

103 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 10:55:28 [ Mcqg5wHU ]
あーごめん
終わった「ところ」がか
終わった「ほうが」に見えたよorz
些か寝ぼけてたらしいスマソorz

104 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 12:41:31 [ Rzl7l4A. ]
うん。よくあること、よくあること。

105 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/13(火) 16:54:54 [ N18IdnM. ]
睡眠不足だと文字がブレてたりするよね。

106 名前: 85-86 投稿日: 2006/06/13(火) 20:13:00 [ tBmi1jOQ ]
読んで頂いた上、楽しんで貰えたようで幸いです(´ω`)

5票辺り集まる選択肢があれば、それで続きを書こうと思いますわ。
まったりプロットでも作っておりまする(´ω`)

107 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/14(水) 01:12:51 [ woDlOGXI ]
Cでお願いします。

108 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/14(水) 01:44:03 [ zC1bvh.s ]
C、ファイナルアンサー

109 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/14(水) 23:55:59 [ 7DtTz/7. ]
わざわざこんな事せんでも、自分が思い浮かべた書きたいものを書けばいいわな

110 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 03:00:44 [ X4SaQZqo ]
外より神隠しに遭いいくらかの月日が経った。

「……で……なので……」
そして私は外の世界のことを彼女に話していた。
「……だから……です」
しかしそれももう終わる。ネタがなくなったのだ。
「……これでもう話すようなことは無くなりました」
これからどうなるのだろう?
元から外のことを話す条件で置いていてもらったのだ。このまま御役御免だろうか。
「はい分かりました」
彼女が口を開く。さてどうなるものか。
「じゃあお返しにこちらのことも聴かせてあげましょう。
長い話ですからね。それまでここにいなさいな」

またいくらかここに厄介になることになった。これは随分長くなりそうだ。

111 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:04:08 [ PUYtFJbY ]
最後の一言が言いたかった。
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0015.txt

112 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:12:22 [ 5UAqFU0Y ]
志村、<pre>、<pre>〜!

113 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:41:53 [ R9INztNw ]
季節は梅雨時

「なあ」
縁側から外を見ながら、居間にいる 見た目金髪美人なのに
いやに、日本茶を啜る姿が様になっている妖怪に話しかけた。
「ん、なあに」
「あんた、前に幻想卿はすべてを受け入れるって言ったよな?」
見てはいないが彼女の顔はきっといつもの様に笑みをつくっているだろう。
「ええそうよ、幻想卿はすべてを受け入れるわ。それはもう残酷とも言えるほどに・・・」
言っていることはすごいが、その声はえらく楽しそうだった。
「その対象がとんでもない愚か者だったとしてもか」
「とんでもない愚か者?」
多分、彼女は訝しげにこちらを見ているだろう。
しかし、俺は彼女のほうを見ることが出来ない。出来る筈がない。
「ああ、人間の癖に・・・ 何の力もない弱っちい人間の癖に」
「絶対的といえる大妖怪に恋慕の情を抱いているとんでもない愚か者だ」
口調は軽いが、声は僅かに震えている。

俺は恐れている。
拒絶されるのを、必要とされないのを、何よりこの場所に居られなくなる事を!
何よりも、何よりも恐れている!!
その時、フッと背中に軽い重みがかかった。
「そうね、その対象がどんな愚か者だろうときっと」
抱きしめるのではなく、身を完全に預けるわけでもなく。
「この場所は、その愚か者を受け入れるわ」
背中合わせに座るだけ、片方だけが寄り掛かるのではなく
「だって幻想卿は残酷なまでにすべてを受け入れるのだから」
ともに身を預け支えあう。
「・・・っ」
「それに」
声にならなかった。彼女の方を向く事だって出来なかった。
しかし、彼女はそんなこと気にせずに言葉を続けた。
「今この時、私を支えてくれているは」
それはまるで歌のように
「きっと力ある者じゃなくて」
それはまるで風のように
「私が受け入れたその愚か者よ」
俺の心に深く深く染み込んで来る言葉だった。

季節は梅雨時、しかし陽光が降り注ぐ昼下がり
二つの寄り添う影一つ、その片方からはポタリポタリと雨音がなっていた。



初執筆、初投稿でなんちゅー物作っているんだ俺は!!
と言うわけで、見る専門だったのですが勢いで書いたりしちゃいました。
文才無いんであまり読めるようなものじゃありませんが。

114 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:42:19 [ PUYtFJbY ]
おぉう。知らんかった。>>112㌧クス
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0016.txt

115 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:48:01 [ W0M5eprk ]
>>114
OK、最後の最後で俺が鳴いた。

116 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 19:57:58 [ 0.Xelj8A ]
>>113
やべぇ、こわごわと訊く様がツボだ。GJ!

117 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 21:29:01 [ r2ceE9B6 ]
>>114
全俺が三ツ矢サイダー噴いた

118 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/15(木) 22:29:33 [ tBYlTytk ]
>>114
何この“終わりよければ全てよし”を地でいく物語www

119 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/16(金) 00:06:51 [ lWSQCpxY ]
>>113
そう卑下するものではないですぞ。
( ・∀・)イイ! 私はそう思った。

できる限り状況描写を省いて(省いても状況が浮かぶセリフで)
テンポのよさを追求してみました。↓

〜小劇〜
前提、もとい、あらすじ。
よりにもよって紫に惚れてしまった俺。
この思いを伝えたとき彼女は微笑んでこう言った。
紫「そうねえ…あなたがボムも復帰無敵もなしに私の弾幕をかいくぐって
  私をさらってくれたら…貴方の物になっちゃおうかあ♪」
俺「ΣΣ(゚д゚lll)」
紫「本気で言ってくれてるんでしょう?だから私も本気よ?」
俺「本当か?なら俺がんばっちゃうぜ!」
紫「ええ。本気だから当然Lunatic以上にガチよ。」
俺「orz 」
この日より、俺の挑戦と墜落の日々が始まった。
この物語はそんな日々を綴るものである。

〜9日目〜
藍「紫様、なんですか、それ?」
紫「ああ、これ?撃墜マーク。」
藍「8個…愛されてますね…」
紫「難しくしすぎたかなあ…(´・ω・`)」
藍「ホントは攻略されたいんですね。」
紫「よくわかってるのね。」
藍「そりゃまあ、紫様あいつが来る時間帯は起きてますから…」
紫「藍、ちょっとあいつを手伝ってあげてくれる?」
藍「へいへい…。(紫様が手加減する気はないのね…)」

〜10日目〜
俺「くっそ〜…今日こそは10カウントは凌いで見せるぞ…」
藍「凌ぐので精一杯見たいだな。」
俺「む?貴方は確か紫のとこのきつねさん。」
藍「藍だ。お前が不甲斐ない限り、長い付き合いになるから覚えておけ。」
俺「(´;ω;`)」
藍「まあ泣くな。作戦がある。」
俺「何!?どんな作戦だ!?」
藍「コレを読んでみろっ!」
俺「なになに…ダッシュ中は全ての飛び道具を無効化できるだと!?」
藍「そうだっ!なにも考えずに、紫様の胸に正面から飛び込んで行けっ!
  途中で速度を緩めるな!迷い無き突撃こそが正解だ!」
俺「そうかっ!そうだったのかっ!」
藍「判ったら早速特訓だ!テンコーの走法を叩き込んでやるぞっ!」
俺「おう、よろしく頼むぜ!」
なおこの日の紫戦のリプレイは開始0.5秒で俺が自爆して終わるのであった。

〜11日目〜
紫「藍…あんた何を教えたの?」
藍「いやあ…紫様も攻略されたがってたので、てっきり消せる弾だと…」
藍は紫の布団でぐるぐるまき…いわゆる「すまき」にされている。
紫「はぁ…激しい墜落で彼は重傷。今日は着そうもないわ。」
藍「会いたかったんですね。」
紫「うるさい!ああもう、しばらくそうしてなさい。私は寝るわ。」
藍「あ、ではこのすまきをほどいて…」
紫「別の布団で寝るわよ!」
藍「(´;ω;`)」
次回(あるのか?)さらなるネタ、もとい、策を持って紫攻略を目指す!

120 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/16(金) 00:21:25 [ 3avILWe6 ]
>>119
藍の萃夢想ルール的攻略にみっくちゅじゅーちゅ吹いた

121 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/16(金) 00:33:42 [ xSdlgKAU ]
>>114
麦茶吹いたww ……ってキーボードが!
麦茶拭いた。

無敵メイリンを思い出させる内容ですお。

122 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/16(金) 08:33:40 [ 0pyzVhiI ]
(´・ω・` )な紫がかわいい件について。

123 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 02:32:13 [ LVGhbJ4o ]
>>119
GJ
そして「藍と特訓」を5回以上選択すると藍ルートに分岐することを期待

124 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 02:42:25 [ y4ghp8CY ]
藍ルート…初代スレ97〜99に繋がるわけだな

125 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 07:38:20 [ Q9YpWuEY ]
>>124
初代スレ97〜99……百合・ゲラーのことかぁーッ!

126 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 10:04:45 [ F4ozVd7A ]
ところで、橙ルートの入り方を教えてください。

127 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 10:54:09 [ thZaunsI ]
百合・ゲラーナツカシスwwww

128 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/17(土) 16:41:44 [ J761kC8k ]
つ 『橙に特訓をお願い』し、練習モードでひたすら高得点

129 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 00:24:08 [ YWp4GhGA ]
勉強中、難しい問題とにらめっこしている俺。
すると後ろから映姫様登場。
「何をしているのです?」とか言いながら俺の肩に手を乗せて問題を見る映姫様。反射的に後ろを向く俺。
「いやぁ、ちょっと試験の勉強を…」とか言いつつ内心ドキドキしつつもノートに向き直る俺。
暫く見ていた映姫様。不意に俺の肩から重みが抜ける。
「あまり根を詰めすぎると頭に入るものも入らなくなりますよ」と言って押入れの中に戻っていく映姫様。

そんな激励されてみてぇ('A`

130 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 02:21:01 [ ZYTYQidM ]
>>129



――――――押入れ!?

131 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 02:27:49 [ laqd1J2E ]
それなんてドラえもん?

132 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 02:48:58 [ KnI5lzrc ]
>>128
119じゃないが、猫好きなので『橙に特訓』で書いてみた。


「とゆーワケで橙、特訓を頼む」
「……………………いーよ」
「って、めちゃめちゃ嫌そーだなおい」
「べーつーにー。そんなことないよ。
 ……えい、陰陽『晴明大紋−Lunatic−』」
「いやいやいやいやいやっ!?」
「紫様のはLunatic以上なんでしょ?」
「そうだけど――――!!?」

ちゅどーんっっ




「○○、なさけなーい」
「う、うるせー……まだ治りきってないんだから少しは手加減しろ……」
「特訓を頼んできたのはそっちでしょ」
「ぐ……けど、小町に三文銭渡しかける目にあうのはごめんだ……」
「さすがに○○に死なれるのはアタシが嫌だからしないよ」
「あ? って、イタタタタ……」
「……。
 やれやれ……しょーがないなぁ」
「? ――――って、なにしやがあああはははは!?」
「(ぺろぺろ)……傷なめてるだけだけど? (ぺろぺろ)」
「ざ、ざらざらしてるのが痛くて気持ちいいからやめてって服脱がすなどこまでなめる気だコラぁぁぁぁ!?」
「(無視してぺろぺろ)」






「……藍」
「は、はい、なんでございましょうか紫様!?」
「貴女、橙に一体どーゆー教育してるの?」
「い、いたって普通の教育をしてきたつもりなのですが――――」
「――――奥義『弾幕結界』」
「ぎゃああああああああ!?」





……三次って難しい。
普通に橙で書くべきでした……駄作に貶めて済みませぬ。

133 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 03:49:07 [ RpYxEDgY ]
>>119
早く攻略してもらいたいがために藍さまを男の所に遣わせたが
特訓の中でこの二人がデキてしまい、ドロドロ愛憎劇に突入する八雲家を幻視してしまった

134 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 08:39:25 [ mPxwg66o ]
紫が冬眠している間に藍とデキてしまい、目覚めた紫との愛憎劇なるものを幻視した。

135 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 09:37:05 [ LSVDDMQc ]
おまえら地獄を幻視しすぎ。

逆に考えるんだ4ぴ(弾幕結界)

136 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 15:13:34 [ 44klqaEI ]
年中無休⇒藍
年中「夢」中⇒紫

137 名前: 85-86 投稿日: 2006/06/18(日) 19:26:03 [ rAzM2YzY ]
>>109
ごもっともなご意見です。色々な展開を考えて自分の色を加えて文を
書くのも一興……と独りよがりな事ではございますが、失礼をば。

C選択の続き

「───ということで、芋はこの品種を使ってる。造り方の詳細は……企業秘密って事で」
「えぇ〜、そこが独占取材の醍醐味なんですけどぉ。まぁ、仕方ないですね」
 酒造方法まで新聞に載ってしまうと商売にならないから、苦笑交じりにコメントは
控えさせてもらった。文も笑って諦めてくれた辺り、理解してくれているようだ。
「さてと、到着だ。悪いね、俺の我侭聞いてくれて」
 長く長く続く階段を昇りきった所で立ち止まり、文に礼を言う。一通りの取材の後、他の
絶景スポットを紹介してもらう予定だったが……
 位置的に近かった事もあり、博麗神社に赴く事にした。やはり、酒は大勢で囲むモノだし、
もうすぐ日が暮れる。時刻も丁度ころあいじゃなかろうか。
 まぁ、先程の萃香と文の険悪な雰囲気の建前、少々心配だったが。
「もう、謝らないで下さいよお兄さん。あんなの普段の会話となんら変わりありませんし。
というか、あれで怒るほど天狗も鬼も短気じゃありませんて。ね?」
 疑うべき事柄は全く無いぞ、とにこやかにウィンクを見せてくれる。案じていた事が晴れた
か、自分も気分が和らいだ。文の笑顔を見たのも、和らぐ要員の一つだろう。
「わかった、ありがとう」
「あ、でも……我侭を聞いてあげたわけですし、貸しが一つ、ですよ。今度、私の我侭も聞いて
下さいね」
「了解。俺ができる事ならなんなりと」
 文と手を繋ぎ、神社の奥へと向かう。一緒に歩く文は随分と嬉しそうだった。


 卓袱台と片手で数える程度の家具があるだけの質素な和室。敷き詰められた畳の良き匂いを
纏う空間に二つの、憩いを楽しむ人の形。
「やぁ、久々。ウチの酒を持ってきたんだが皆でどうだい?」
 挨拶をすると、茶を啜っていた巫女の少女が顔をこちらに向け、少々驚いた後……パタパタと
こちらに駆け寄ってきた。
「珍しいわねぇ、そっちから来るなんて。私、あんたのトコのお酒好きなんだよねぇ〜」
 結構な勢いで来るもんだから萃香ばりに体当たりかまされるのかと思いきや、酒だけかすめ
取られて霊夢は既に部屋に戻ろうとしていた。
「……お兄さん。霊夢さんて魔理沙さん以上の───」
「言うな、言ったら多分俺たちの負けだ」
 呆然と霊夢の背中を見つめる文の肩を軽く叩く。同じく俺も、鏡を見たら相当苦い顔をしている
かもしれない。
 まぁ、部屋で一緒に茶を飲んでいたもう一人も呆れているようだが。
「霊夢、無礼がすぎるぞ今のは。差し入れを貰ったからには、それ相応の対応があろうに」
 頬杖を突いてため息まじりに霊夢を咎めるのは、慧音。俺と目が合い、互いに会釈を交わす。
霊夢と違って、礼儀を絵に描いたような対応だ。
 軽く見回して……萃香の姿は見当たらなかった。来てないのか?
「なぁに言ってるの。私とあんたの仲なんだから、ねぇ?」
 部屋に上がった俺と文に座布団を渡しつつ、悪ぶれた素振りなく俺に返答を求める。
「いや、まぁ……親しく想われてるなら、ありがとうって言っとくけど」
「ま、真面目に答えなくていいわよっ。まったく、生真面目な奴ねぇ〜」
「霊夢さん、顔赤いんですけど」
 にやけた文がわざとらしく撮影器を向けると、キッと睨み付けた後バツの悪い表情になる。
「そのぐらいにしなさい。せっかく持ってきてもらった酒の味が悪くなるよ」
 苦笑しながら、膨れっ面になった霊夢を宥める慧音。こういう時は、頼れるお姉さん的存在に
見えるな、慧音って。
「ははは……ささ、呑み会の準備をしようか。文も手伝ってくれ」
「はぁ〜い。折角カワイイ霊夢さんの顔が撮れると思ったのに」
「あんま悪乗りすると怖いぞ───ってうぉっ!」

━━━長いので分断━━━

138 名前: 85-86 投稿日: 2006/06/18(日) 19:27:13 [ rAzM2YzY ]
━━━続き━━━

 注意を促すも後の祭り。霊夢の周囲は大量の陰陽玉が宙を泳いでいる。俺も慧音も文も青ざめて
声が出なくなる。殺意に満ちた鋭い眼光が涙すら流させてくれない。
「あんたら人の事おちょくるのもいい加減に……」
「かわいい霊夢が見れると聞いてやって来たわよぉ〜」
 緊張感皆無の声。こんな時に来るのか!?
「……あら?」
 割れ目のできた天井から逆さまに顔を出す紫。好奇心で霊夢を見に来たはずが、そこにいるのは
人の鬼。
「ムッコロス」
「え? えぇっ? ちょ、れいむ!? いやあああぁぁぁぁ、いたいたいたたたたたぁぁぁぁい!!」
 剛速球でぶん投げられた陰陽玉の束が紫ごとスキマに吸収され、聞こえるは間抜けた断末魔。
「うわぁ〜……」
 文が感情表現しずらい声を漏らす。意味するのはおぞましさか、おそろしさか。
「あ〜、スッキリした。何か食べる物でも用意してくるね」
 一転、清々しく背伸びをして御勝手に向かう霊夢。怒りの矛先が明後日? の方向に向けられたので
救われたものの……なんていうか、ご愁傷様とも言いたい。
「へ……へびぃだわ……ガクッ」
 服も身体もボロボロでて天井から畳へ落下する紫。痛々しい傷はないものの、服が破れて見え隠れする
白い肌のせいで、目のやり場に困る。
「自業自得、というより狙ってたな、紫。好きモノにも程があるぞ」
 片手を額に当てて何度目かのため息をつく慧音。常識人ほど、苦労する場所なのは確かかもしれない。
「これが私の逝きるみちぃ〜、でも流石に、やりすぎて満身創痍よ」
「だろうね……なぁ○○、隣の部屋に紫を運んでやってもらえないか。確か、布団があったはず」
「あぁ、わかった。紫、ちょっと失礼するよ」
「優しくしてねぇ」
 慧音に促され、ゆっくりと紫を抱き上げる。途端、首元に両腕を絡められてぎゅっと寄り添われる。
 漂う妖艶な女性の色香。意識が引き込まれそうになり、眩暈を起こしそうになった。
「何遊んでるんですか、紫さん。怪我人は安静に休んでて下さいよ」
 言うが早いか、文が隣の部屋で布団の準備を始めていた。このままくっつかれてても自分がどうにか
なりそうだったので、さっさと紫を布団に横たわらせ、毛布を被せる。
「じゃ、少しの間安静にしててくれよ。大丈夫、酒はちゃんと残しておくから」
「こういう時は、お粥を食べさせてくれたり、手厚く看病してくれたりするのが殿方ではなくて?」
 怪しい微笑を浮かべ、俺の手の甲を指でなぞってくる。また脳内が揺さぶられるような感覚に陥った
が、慧音の咳込みで我に返り、部屋から出て襖を閉めた。
「あんまり、紫に遊ばれてると取り返しがつかなくなるぞ? ○○でも、何となくはわかるでしょう?」
「なんとなく……そうだな、なんとなくわかる」
「そうか。よし、霊夢ももうすぐ来るだろうし、私達で先に始めようか」
「はい、そうですね。ささお兄さん、座って下さいっ」
 文に背中を押され、卓袱台に湯飲みが差し出される。杯やら徳利のような洒落たものよりは、コレで
ぐいっと呑む方が俺達らしいやり方だ。
 まぁ……そんな洒落た品が元から無いのだが。


○性懲りもなく口出しシステム
①:霊夢の手伝いをしに御勝手に向かおうじゃまいか
②:文と慧音にお酌をしてもらおうぜ!
③:寝床で寂しい想いをしている紫の相手をするのが漢の役目ナリ
④:気配がするぞ……『ぺたんこ鬼っ子出ておいで〜!!』と叫ぶんだ!!


ごめんなさい、いつもこんなちんちくりんな展開で(´ω`)

139 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 19:54:03 [ R67uKAv6 ]
漢の役目、3で。
まぁ、作者の思うとおりに書くのを見てみたい気もするが。

140 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 20:02:46 [ oz56bFqo ]
>>85-86
>>7

141 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 20:05:30 [ OCSnOWzs ]
>>138
ごめん。悪いんだけど省略されたところが気になるのだが…
アプロダにできればあげてくれないかな。
それとそんなに分岐作って大丈夫? 無理しないようにな。
じゃあ、一番でお願いします

142 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 20:45:07 [ p4oZcSX2 ]
選択肢はあれだね、少しスレが違うね

ここはキャラに対する気持ちをぶちまけるスレなんだから、
それを人任にしちゃダメだと思うね

ここは反応を楽しむためのスレじゃないんだから

143 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 20:51:06 [ c7Z/xh2A ]
そーいうの避難所でよくね?

144 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 20:58:12 [ VgmPA8fE ]
スレ違いかどうかはさておき、俺は楽しめました。GJ
後は作者さんのお考えのままに。
(ここで何が正しくて何が駄目とかの議論に移行しちゃうと、必ず面倒臭いことになるしねー)

145 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 21:07:20 [ rAzM2YzY ]
色々と申し訳ない事をしました。確かに、主旨と違う行動を
取りすぎました。反省しております。

コテハンにもなっていましたし、選択肢を用意して人の意見を貰おうと
してるのも問題があります。自分の技術のなさを反省しております。


この件については全面的に私が問題を起こしており、スレ汚しになった事
を反省しています。
このスレへの書き込みは自粛すると共にお詫びの言葉とさせて頂きます

失礼いたしました。

146 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 21:35:06 [ .2efxQXk ]
えぇい、辛気臭い雰囲気は嫌いだー。

お兄さん、そんな自粛なんかしないで思った通りに、
正直に自分の思いをこのスレにババーッとぶつけちゃいなさいな。

何のためのこのスレがあると思ってるんですかぃ。

147 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 21:47:53 [ 8xqpgPz. ]
119だった人です。
おお…それがし如きの駄文にこれほどのレスを頂けるとは感激の極み。
八雲家の面々とのイチャつきを謀りましょうぞ。(愛憎劇もそれなりに…

>>132
猫さんすきですかヽ(´ー`)ノ
私も好きです。でもってうちにリアル猫がおりまする。
でも朝は6時前に「ふみふみ攻撃」で起こしに着ます。
無視してると胸の上で「スフィンクスのポーズ」で落ち着きうなされます。
寝返り打って落っことしたりすると布団の中にもぞもぞと入ってきて
「とぐろ」巻いてそのまま寝やがります。

…そんな猫の仕草各種を橙に脳内変換して悶えました。
ささ、皆様も。(ぉ

148 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 22:16:34 [ DOCdS/ek ]
「でもってうちにリアル猫がおりまする。」のくだりを読み飛ばして
しまい普通に橙のこと書いてると思っちまった・・・

149 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/18(日) 23:10:01 [ pwAFA7Eg ]
『鈴仙!俺を狂わせてくれぇっ!!!』

正気でも狂気でも、幸せであればいいじゃない。
みんなまったり行こうよ。

150 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 00:57:44 [ MLKpvfQQ ]
『永琳様、どのような実験でもお受け致す故、お側に置いて下され!』


…や、何人だよ。

151 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 01:12:18 [ uL9q8kG6 ]
俺 「服が脱げてる」
藍 「脱いでるのよ」

こんな感じのネタがあったようなだけど思い出せない…

152 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 02:57:22 [ 85YZvDdk ]
最後の部分をやりたかっただけ。
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0018.txt
導入部分(?)が長くなってしまった。
反省。

153 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 09:17:56 [ NfLJSNG2 ]
布団部屋へ運搬後がッッ! 気になるッッッ!

154 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 09:34:52 [ If5YhZMM ]
ハァハァするんじゃあないっ!
ドイツ軍人はハァハァしないっ!
それはそうと152GJ!!

155 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 10:05:53 [ 7A7j2n3U ]
>>152GJ!!!!
萌えたぜ・・・、アレ?でもこれってツンデレ?(ぉ

156 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 12:41:26 [ ida1p.3s ]
「森近先生、無縁塚で変な写真を拾ったんですが何ですかコレ?」
「ああ、これはプリクラと言って外の世界で流行ってる大きなカメラだよ。恋人同士で撮るものらしい」
たまたま立ち寄った無縁塚で拾った物を見て、香霖堂の若き店主が説明してくれる。
恋人同士かぁ……。確かに写っている二人の男女は幸せそうだ。
「そうだ先生! あたしと一緒に写真撮りましょうよ!」
「何!? 香霖が写るなら私も入るぞ!」
「じゃあ私も一緒に」
横で聴いていた魔理沙ちゃんと霊夢ちゃんが超反応を示す。
(う……二人だけで撮りたいのに)
「写真って……なんで急にそんなものを」
「何となく、ですよ〜♪ でも、どうせ撮るなら魔理沙ちゃん達とは別々がいいなぁ」
「そうね。霖之助さん、それで良いでしょう?」
「私も賛成だぜ。それじゃちょっと天狗でも呼んで撮ってもらうか!」
「別に僕は何でも構わないが……」
よしっ! 心の中でガッツポーズを取る。同じ様に魔理沙ちゃんと霊夢ちゃんの背中からも立ち昇る炎が見える。
これは……負けられない!
「それで先生、最初は誰から一緒に撮りますか? 先生が決めて下さいよ」
「え? 順番なんか誰からでも良いだろう?」
「何言ってんだ香霖! 速いモノが一番だぜ! こだわらないでどうする!?」
なんか、魔理沙ちゃんスゴイ気迫だなぁ……。
「霖之助さん、こういうのはしっかり決めてね」
霊夢ちゃんもお茶をのんびり啜っているけど目が真剣だ……。
ちなみに先生は私たちが何で息巻いているのか解らないみたいで頭上に?マークを掲げている。
「……それじゃあ、言い出しっぺの君から」
と、先生が私の方を向いて口を開いた瞬間、
「!?」
「!」
ピシィッ! と音を立てて魔理沙ちゃん達が石化した。
「あ、ありがとうございます、先生!」
「いや、喜ばれるほどのものでも無いだろう」
「いえいえ、そんな事ないですよ!」
当の私は嬉しさのあまり歓声を上げまくっていた。その背後で椅子の揺れる音がする。
「……香霖、今日はもう帰るぜ……」
「……私も失礼するわ……」
顔を俯けたまま二人は立ち上がり、扉を開け香霖堂を出て行く。すごい負のオーラを放っているのが最後に見えた。
「突然どうしたんだ、あの二人?」
先生はまったく気付いてない。乙女心には鈍いんだよなぁ。
(二人には悪いことしちゃったかな?)
とは言え、こうでもしないと二人っきりにはなれない。恋する少女はいつも戦場で戦っているのだ。
「それじゃ先生、早速撮りにいきましょうよ!」
「ええ? 今からかい?」
「そうですよ〜☆ こういうのって思い立ったが吉日って言うじゃないですか!」
「店もまだ途中だって言うのに」
「平気ですって。このお店、さっきの二人以外は滅多にお客さん来ないんですから」
「さらりと酷い事を言うね……」
あはっ、ちょっと言い過ぎちゃった。
「ほらぁ、良いでしょう?」
「……解かったよ。やれやれ、君には敵わないな」
「やった! それじゃレッツらゴー!」
私は先生の手を掴まえてぐいぐい引っ張っていく。
先生と行く初めてのデート。せっかくだから何処かで食事や買い物もしちゃおう。
鈍い先生を惚れさせるにはきっと時間が掛かるから。恋敵もたくさん居るだろうから。
今日からもっと頑張らなくちゃ!


                  おしまい

157 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 17:07:20 [ 5LM3017Q ]
「文!今日もチルノでわくわくしようぜ!」

いやプロポーズになってないんだけど一緒にチルノでわくわくしたいんです

158 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 17:56:15 [ 4x087vn. ]
>>152
最初の方で「霊夢残り湯! 直飲み一気!」とか考えた俺はもう……

159 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 22:56:22 [ bm6rbSYw ]
>>156
全俺が萌えた。
色々と珍しいパターンだがこれはこれでイイ!

160 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 23:14:01 [ B9E7mHRA ]
ぶっちゃけ 慧 音 に 甘 え た い

いやまぁどちらかというとチルノとかドSのレミ様とかタイプなんですが…慧音は真面目でいいやつってイメージがあってすごい安心するんだ俺がどんなにへたれでも叱ってくれそうなんだ落ち込んでても励ましてくれそうでなんつーか最近慧音がいいやつ過ぎて涙がでるんだよおおと書き殴り






ただしEXは別

161 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 23:24:47 [ SaPdVOp6 ]
おれはあらあらとか言われながらゆゆこにいじめられたい

162 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/19(月) 23:49:19 [ ggpONHQU ]
>>161
(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

163 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 00:00:21 [ st3Kninc ]
えーりんに膝枕をして貰っている俺。
ふと、母親の事を思い出す俺。
唐突に軽いホームシックに見舞われ、涙を流す俺。
「今日は特別よ?」と言って頭を軽く撫でられる俺。
思わず涙腺が緩み、えーりんの膝の上で少しマジ泣きして格好悪い俺。
落ち着いた後柔らかい笑みを浮かべるえーりんを見て、思わず見とれる俺。
(男性は母親に似た女性に惚れるって本当なんだなぁ)とウトウトしながら思う俺。
次の日の朝、何時の間にか自分の布団の上で寝ている俺。
きっとえーりんが運んでくれたのだろうと解釈する俺。
(重かっただろうなぁ。母さんもえーりんも…)とちょっと悪い気がする俺。
押入れを開けて、中でスヤスヤと眠るえーりんを見て少し元気が出た俺。


押入れの下の段で寝ていた映姫様に勺でスネをぶっ叩かれて思わず悶絶する俺。

その日の朝、えーりんと映姫様が火花を散らせている中講義を受けにいく俺。




自分の思いの中だけでいいから、これだけモテてみたいものだ。

164 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 00:14:47 [ 24G2E4Pc ]
てるよとニートライフがおくれると聞いて今日会社に辞表出した俺がやってきた。
ちょっと妄想してくる。

165 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 01:12:49 [ CjShHoJ. ]
まて、会社に辞表を出したのも妄想だよな?

166 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 01:39:48 [ 8PBTiHws ]
親父が旅先からいきなり荷物を送ってきた
八卦路といってこの中は常に燃えてるそうだ
俺は興味本位で穴を覗き込んだ
そしたらいきなり八卦炉が光り出し中から金髪の少女が現れたのだ!

「よう、お前が私の新しい主って奴か。冴えないさそうな奴だな
しかし呼び出された以上は仕方ない。派手に守ってやるからよろしく頼むぜ」


















  ,j;;;;;j,. ---一、 `  ―--‐、_ l;;;;;;
 {;;;;;;ゝ T辷iフ i    f'辷jァ  !i;;;;;   
  ヾ;;;ハ    ノ       .::!lリ;;r゙  そんなふうなことを考えていた時期が
   `Z;i   〈.,_..,.      ノ;;;;;;;;>  俺にもありました
   ,;ぇハ、 、_,.ー-、_',.    ,f゙: Y;;f
   ~''戈ヽ   `二´    r'´:::. `!

167 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 01:56:23 [ fBndZXOM ]
「八雲家泥沼劇」(119からの続き)
〜16日目〜
藍「今日はテンコー走法にプラスして別メニューの特訓を加えるぞ。」
俺「む?」
橙「私を捕まえる特訓です。」
藍「多分今のまま行けばお前は紫様に接近はできるまでにはなる。
  だが紫様のことだ。最後の詰めが甘くては隙間に逃げ込まれるだろう。」
俺「た、確かに…そんなオチは想像しただけで泣けてくるぜ…」
藍「最後の一瞬は紫様が隙間発生のアクションを起こす前を捕らえるしかない。
  感、決断力、瞬発力の全てが要るぞ。」
橙「私を捕まえる特訓でそれを養うの。頑張ってっ!」
俺「おう、よろしく頼む!」
こうして、俺の橙との特訓。「橙を捕まえろ!」が始まった。
                 (参考文献、「ドラゴンボール」)
(10分経過…)
俺「はぁっ!」
(ひょい)
橙「まだまだぁ〜♪」
藍「ぷ。こりゃ時間かかるなww」

(30分経過…)
俺「ふん!」
(チッ…)
橙「わ、いまカスったよ!」
藍「お〜、頑張れ頑張れ!」

(1時間経過)
俺「とった!」
(ガッ!)
橙「わっ!」
藍「お!」
(ズザー!)
1時間やってようやく初のタックル成功。俺は橙を捕らえ、地面に押し倒す。
俺「す、すまない!橙、大丈夫か?」
俺はダッシュ&飛びつきの勢いで地面に押し倒してしまった彼女の身を案ずるが…
橙「すごいすごい♪もっかいやろ、ね♪」
俺「え?そ、それはありがたいけど…大丈夫なのか?」
橙「大丈夫大丈夫♪私の体は人間みたくヤワじゃないもの。」
(ゴロゴロ…)
彼女は大丈夫などころか、なぜか嬉しそうにのどをゴロゴロとならす。
俺「よーし、じゃあ今の感触を忘れないうちにもう一度だ!頼むぞ、橙!」
橙「おー!」
(ゴロゴロ…)

藍「……。」
その様子をすわった眼差しでうかがう藍…
藍「まて、橙…おまえ、そいつに押し倒される感触を味わいたいのが本音だろ。」
橙「(ギク!) え、や、そんなことはないですよ…?(滝汗)」
藍「私の方見て言ってごらんなさいよっ!」
(げしげし…)
橙「い、痛い!藍様痛いです!」
藍「よく考えたらこの訓練法なら私が相手だっていいのよね!
  ねえ○○、今度は私が相手してあげるわ!さあ、力いっぱい押し倒して!」
俺「いや藍、それ特訓違う。」
藍「違わないわ!どうせいつか紫様も押し倒すんでしょう!?その特訓よ。さぁ!」
俺「さあ、じゃない。落ち着け、藍。(汗」
最早別ベクトルに熱くなる藍をなだめる俺。その時…
(ヒュゥン…)
俺「あ。」
橙「あ。」
藍「あ。」
突如空間に現れた「すきま」が、藍を飲み込んでいく。
あとには俺と橙と静寂だけが残され…
橙「あの…○○様…」
俺「なんでしょ…」
橙「今度藍様にも優しくしてあげて下さい…。」
俺「うん……」
(ぼろぼろ…)
残された俺たちは藍の無事を願って涙するのであった…
                        (つづくっぽい)

あかん。オチをいつも藍に押し付けてる…ごめんよ、藍…(´・ω・`)

>>161,162
ノ ←挙手(3人目。きっと10人くらいはいくにちがいない)

168 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 02:20:06 [ eH8U290s ]
>166

奪って!魔理支天ってとこか

169 名前: 152の続き 投稿日: 2006/06/20(火) 02:21:03 [ a7FNAjGQ ]

     /       i   
.     ー- 、     i       , -, - 、, 
         !_,.........⊥  ,、 ,、 ,イ!〃 , ='‐ \__ト,__i、_ お待ちください
       /!     |l T! Tl'lT_-r-、ィ_‐_7´ l l! l!  |   霊夢さんと貴方の残り湯を
      ,ノ-┤    |l、` ` lヽ_lー〈!_,. - ´j  _ -, !  なんとか戴けないでしょうか。
      { ‐コ.   ____| \`丶!、l  ̄ l /,ィ ´  /     
      | ´_,`T‐┬‐"   \ i、!  ̄ l´ ,ィ ヽ/       


「んんっ!?」
「? どうしたの?」
 突然怪訝な顔をした僕に、霊夢が尋ねる。
「いや…何か鋼鉄の漢(おとこ)が見えたような気がしたんだけど…気のせいだ、気のせい」
「そ、そう? 疲れてるんじゃない? あまり無理しないようにね」
「ああ、ちゃんと休むさ」
 二人して笑いながら僕は霊夢を抱え、霊夢は抱えられ、廊下を歩く。
「あ、そこ。そこの部屋よ」
 霊夢が指差した部屋に僕は向かう。もうちょっとだっこしてみたかったなぁとか思っていると、妙な違和感を二人とも感じた。
 雨上がりの芝生の香りというか、草が水に浸かった後の匂い。
 外の散歩中に嗅いだらそれはそれは気持いいだろうが、ここは神社の中である。ぶっちゃけありえなーい。
 僕と霊夢は同時に叫ぶ。

「まさかっ!!」

 案の定、霊夢の寝室は雨漏りしていた。
 長年修繕をしていなかったせいであろうか、天井から黒い水のシミがいたるところに現れている。
「あちゃー、こりゃひどい…」
 とりあえず霊夢を(心惜しいが)降ろし、部屋に入る。
 雨はすでに止んでいるためこれ以上の雨漏りの心配はないだろうが…
「ああ!お布団がずぶ濡れじゃないの!」
 濡れた畳に足を着けたくないのか、浮遊しながら押入れを開けた霊夢はそう叫んだ。
 良く見ると押入れの上からも水が滴り落ちていた。
「こりゃぁ…困ったな…」
「困ったわね…」
 二人して、ただ唸るしかなかった。

────────────────────────────────────────────────────────────────

「それでだ」
「何?」
「運が良かったわけだ」
「そうね」
「まだ塗れてない布団があったわけだ」
「助かったわ」
「でも一組しかなかったわけだ」
「見れば分かるじゃない」
「んでなんで二人で一緒の布団に入っているんだ」
「さ、明かりを消すわよ」
「なんでもいいから相槌打って!僕コワレチャウ!」
「うるさい」
「ごめんなさい…」
 来客用の布団の一番下にあった布団一式が幸いな事に濡れていなかった。
 屋根の修繕、布団干しはとりあえず明日やるとして、とりあえず寝ようということになった。
 ちなみに僕は最初、毛布だけ貸してもらって寝るつもりだったのだが、
 布団を敷いた霊夢がちょいちょいっと手招きするのでほいほい一緒の布団に入ってしまったわけだ。
 僕は悪くない。決して悪くない。
「明かり消すわよ」
 そう霊夢が言って、明かりが消される。
 ごそごそ、と霊夢が布団に入ってくる。
 闇夜に目が慣れ、月明かりにうっすら映し出された霊夢の顔が真横にあった。

170 名前: その2 投稿日: 2006/06/20(火) 02:24:33 [ a7FNAjGQ ]
「静かだな」
「いつもそうよ」
 幻想卿の夜は静かだ。
 僕のいた街では、絶対に考えられないほどの、静寂。
 それこそ、隣の霊夢の呼吸音でさえ聞こえるような、静寂…
 突然、もそもそと霊夢が動き、僕の左胸に頭を置いてきた。
「あ、おい、霊夢!」
「…聞いてるの」
「え?」
「聞いてるのよ。貴方の心臓の音を」
「…」
「さっきからずっとこんな感じ。早くて、忙しくて。でも、すごく暖かい音。
 一生懸命動いてる音。私は、貴方のこの音が大好き」
 以前神社で酒盛りをした時、酒でぶっ潰れて倒れて起きたら霊夢が僕の上で寝ていた、という事があった。
 あの時は慌てて霊夢を起こしてしまったけど、その時も、僕の心臓の音を聞いていたのだろうか。
「…霊夢の、心臓の音も聞いてみたい」
 言ってしまった。言った瞬間針が飛んでくるか!と思ったが、何も来なかった。ただ、
「…いいわよ」
 という霊夢の声が返ってきた。
 霊夢が僕の胸から頭を外す。代わりに今度は僕が、霊夢の胸に頭をつける。

 ─トクン、トクン、トクン─

 規則正しい、心臓の音。
 人の時を刻む、心臓の音。
 そしてなにより
「うん、本当だ。霊夢の音も暖かい」
 僕は頭を外し、霊夢と見詰め合う。
 お互いに無言で見詰め合う。
 障子から透ける月夜に照らされた霊夢は、とてもとても綺麗だった。
 霊夢が目を瞑る。僕は霊夢の頭を抱え、枕を外し…


 そのまま虚空に向かって投げつけた。
 ボフッ!いやんっ!という音と声と共に、誰かが畳に落下する音がする。
 無言で霊夢が明かりをつけ、その人物の正体を確認する。

「さて、紫さん。僕は人の趣味をとやかく言う事はあまりしないんですが…
 さーすがに犯罪行為を趣味にしている人には注意しないと」
「いやんっ、そんな事言わずに〜♪
 っていうかいい雰囲気だったじゃないのん。あのまま行っちゃえば良かったのに。ぶちゅ〜って。
 ああ、今でも遅くは無いわよ〜。れっつご〜れっつご〜♪」
「貴女って人は…」
 思わず頭を抱えてしまう僕。とにかく早く帰ってください、と言おうとした瞬間、ものすごい寒気を感じた。
 髪が逆立つ、血液が冷える、鳥肌が全身に出る。
 恐怖、畏怖、全ての負の感情が僕の背後からしている。
 後ろを向くな! 死ぬぞ! 決して振り返るな!
 紫さんの表情もみるみるうちに凍っていく。
「…紫…」
「は、はひぃ?」
 ゆらり
「…今日という今日は…」
「あ、あの霊夢? 落ち着いて、ね? ね!?」
 ゆらり
「…針千本夢想封印八方龍殺陣夢想転生のフルコンボを…」
「これはジョークなのよ! いっつあじょーく! ゆかりんじょーく!」
 ゆらり
「…喰らわせてあげるわ…」
「ほらほらぁ、そんな怖い顔しないで。可愛い顔が台無しよっ♪」
 ゆらり
「…シネ…」
「別にこの事は誰にも言わないから! あ! 今度美味しいお酒持って来るからそれでってやめて本当に針出さないでいややめてごめんなさ」

171 名前: その3? 投稿日: 2006/06/20(火) 02:25:58 [ a7FNAjGQ ]
 その後、スペカ連発で疲れた霊夢はそのまま寝てしまった。
 ぼろぼろになった部屋と布団。しかし幸いにも無事だった毛布を拾い上げ、霊夢に掛けてやる。
「…んんっ」
 のんきなもんだ。僕は必死にいつ流れ弾が来るかと思って死ぬ思いをしていたのに。
「ん〜…だっこ…」
 むにゃむにゃと、寝顔のまま微笑みを浮かべ、寝言を言う霊夢だった。
「はいはい、了解しました、お姫様」
 僕は霊夢をそっと抱え上げ、柱に寄りかかる。
 まだまだ時間はあるんだ。ゆっくり行こう。
 そう、霊夢を抱きかかえながら僕は思った。








「あー、お取り込みのところすまんが、紫様はどちらに?」
「そこのボロ布みたいなのが紫さんだったモノですよ」
「あ、これか、また酷いなこりゃ」
「すごかったですよ。そうですね…

       ,.へ                        ,' ||ヽ、
      .//:::::`ヽ、., _,....、_____ _,.、__          // || / i
      | |::ヽ: >''"´ ̄:::::::::`ヽ、;:/7.          / / || | |
      >..,ゝ'´:::::::::::::::::::::::::::::::::::<i         !/ ..|| Y
     くヽ::/::::::::::::-―-/::、__,::::::::::::::`ヽ.        ハ..  .|| 〈
     /:Li::::::::::::::/ ,!'叨¨ヽ/  `ー-、i::::::',     / |..  ||/ ヽ、
     /::::::Li__::::::_i  ` ー  /叨¨).ハ::;:::::i.     /   |   .||\  \
    ,':::::::::::::i. [__] 〃    ヽ,  /:::i:::i:::;:|   く   /,. _,.-''、 \/´ 陰陽玉をくらえー
     i::::i:::::::i::`::i::::i  `ヽ.___´ "i_]:::ィi⌒    _,,..-'" iイ'i--  i  ハ
    |::::|:::::|::::::::|::::ト、.   `ニ´  ,.イ:::|:::::| ,、-=''"´    |i i二  i / |
    .';:::|::::|:::::::::|::::|:::;L,__-rr<r-:|::::|-┴| |_|     ヽゝ-rr´i/   |
     ヽ::|:::|::::::/|::::|´ \,,,/  ,;|::::|  | i┐     \_||//   /
      ヽ::i::/:::|;;/ヽ、/〈ム,〉ヽ、/::|;;/-─ヾ |_|          ||/.ヽ/
        ヽ/"ヽ、イ:::::/λヽ、:::::::i /ハノ  `─------─''''.|j
       /  ヽ i;/ / ヽ、 ヽ、Y:i 
    _r‐''"´ヽ     く___/,ヘ,__ヽ/;;/
 ,⊂_ヽ       /.7'====='"ヽ
 !__,.ィ‐i      / /:::::/:::::::::::::::::ヽ::::\
  `「 /     / /:::::/::::::::::::::::::::::::ヽ:::::ヽ、
   Y     / /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ::::::':;

 このくらい」
「うおっまぶしっ」

─────────────────────────────────────────────────────────────────

やっぱり
ゆかりんは
おちゃめだ


172 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 02:59:35 [ hl.OsedE ]
ラストで台無しふいた

173 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 03:16:04 [ dCfr4tXk ]
>>156
全俺も萌えた。新たな境地が開けた。
主人公女子の視点というのも良いですな
願わくば続編の執筆が成されん事を。

174 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 07:20:50 [ PaS8JOKg ]

俺は今フランドールと遊んでいる。
内容は「毛玉の毛を全て抜く」という相変わらず意味の解らないものだった。
他人から見れば馬鹿らしい事を、俺と彼女は本気で楽しんでいた。

「なぁ、フラン。俺お前のこと好きだ」
「んー、私も好きだよ?」
「いや、普通の好きとは違ってな……」
「違うの?……よく解らないな」

背に居るフランの顔は見えないが、どうも意味は解っていないようだった。
何気なく勇気を出した告白だったのだが、少し不満な俺は乱暴に毛玉をブチブチと引き抜いていく。

「――ねぇ、やっぱりおままごとしようか」
「ままごと?」
「うん、私がお母さんで、○○がお父さん」
「……いいよ」


「お帰りなさい、お父さん」
「あ、帰るところなんだ。えーと……ただいま、お母さん」
「愛しています」
「待て待て!展開が速い!」

そう言って、フランが俺を押し倒した。流石に吸血鬼だけに力は強く簡単に倒されてしまう。
見上げる彼女の顔は笑っていて、だんだんと近づいてきた。
察して、そのままキスしてやる。長い間、子供のように唇をくっつけているだけだった。

「……夫婦ならこういうことしてもいいんだよね?」
「そうだな」
「………」
「愛しています、お母さん」
「……ん」

彼女の唇を塞ぐ。フランの手が後ろに回って、離れる気も無いのに離れられなくなる。
今、俺が壊れるまで終わる事の無い“おままごと”が始まった。



――そんな事を妄想してにやける俺が紅魔の地下で死んでますよ〓■●

175 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 11:31:43 [ DLHA9vGg ]
し、死んでる……!?

176 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 11:56:26 [ YTgpxExE ]
>>160
しゃらくせぇー!!(バキィ
「何すんだよアッチャン!?」
こんな姿見せたく無かったのに…と泣くExけーねを抱き締めて
Ex込みでけーねの全てを愛してる!と叫ぶのがけー姉への愛だろ!?
「アッチャンカッコイー!」
カッキーン!

フリはともかく、けー姉を愛すなら全てをうけとめるんだ

177 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 15:59:59 [ gvNW4Bzs ]
>>176 むしろEXの方が2割増しで萌える俺ガイル

178 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 17:08:05 [ YTgpxExE ]
そういやEXけー姉ツンデレ説の詠唱組との会話書いたがどこのスレだったか

179 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 17:33:56 [ YTgpxExE ]
自己解決。あそこだったか

180 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 20:57:28 [ cpuX2qFM ]
>>169-172
ゆ、ゆかりんー!(´;ω;`)
藍「八雲レスキューです!」
橙「要救助者1名、確保ー!」
藍「わっせ、わっせ…」

>>174
大丈夫っ!きっとそのうち平気な体にされry

>>一連のEXけー姉節
月一限定じゃなくて半月に一度くらい、けーねに激しく迫られたい…っ!
って思ってるのは私だけではあるまいて。

181 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/20(火) 22:47:02 [ na4SHp36 ]
>>169ー172
最近霊夢が可愛すぎてたまらん。

182 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/21(水) 15:49:51 [ k3DOX.yk ]
で、何人かやってた選択肢の先の文章は?

183 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/21(水) 16:11:38 [ 5l1DKQJs ]
選択肢を作るとまとめるのが大変、と
一番最初に選択肢を書いて何とか書き上げた俺が通りますよ

184 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/21(水) 20:22:29 [ lDhwBbdU ]
藍「チャンスだ…」
橙「?」
藍「>>169>>171で紫様が大怪我をして戦線離脱…
  これは泥沼劇とやらを紫様ルートから私ルートにねじまげるチャンスだ。」
橙「今のうちにいろいろヤってしまおうということですね?」
藍「そ の と う り だ 。
  >>119でも>>132でも>>167でもあんまりな扱いだったから…
  今のうちに>>123>>133>>134な展開へのフラグを立てるんだ!」
橙「でも藍様、怪我したヒロインのお見舞いなんて起こったら、
  どう見てもルート確定…(´・ω・`)」
藍「橙、ここはディフェンス重視で池上と交代。」
橙「( ; ゚Д゚)」

…な楽屋裏を想像しますた。
この物語が最後まで続くなら、みんなほんのり幸せで、
まったりで、ほんわかな、そんな日々に至っててほしいなぁ…

>>174
押し倒されてみたい…(*ノノ)

185 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 01:54:50 [ j3FLaW5Q ]
>>162
オメガナカーマ(´∀`)人(・∀・)人(・∀・)

186 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 01:57:18 [ j3FLaW5Q ]
あ…>>167氏が先に居たか。訂正。

>>167
ナカーマ(´∀`)人(・∀・)人(・∀・)人(・∀・)

187 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 08:39:44 [ sI.Rk0Jw ]
「これを、貰っていただけますか?」
夕暮れの湖畔、リグルが僕に差し出したのは小瓶に蜂の巣の欠片が入った蜂蜜だった。
「仲良しの蜂たちから特別に分けてもらったんです。甘くて美味しいです」
そう言うリグルの顔は夕日に照らされ紅く染まっていた。
「良いのかい? こんなに貴重な物を貰ってしまって」
僕が訊くと、蟲の姿をした少女は微笑みながら喋りだす。
「はい。いつもお世話になってますから、そのお礼です」
「そう、それならありがたく戴きます」
彼女の小さな手から小瓶を受け取る。触れ合う指が柔らかい。
「あと、それからこれも……」
少女はポケットの中から小さな笛を出した。細長く、丸い。
本来は銀色なのだろうけど、今は西日が反射し、朱色に輝いてとても綺麗だ。
「これは?」
「蟲笛。これを吹けば空気が震えて私の翅に伝わります。
 これで私を呼んで下さい。必ずあなたのもとへ参ります」
「わかった。大事に使わせてもらうよ」
笛を受け取ると、少女は首をフルフルと振った。
「だめ……。『大事に』では嫌です。毎日吹いて欲しい……」
鈴虫が鳴く様に小さな声で彼女は言う。頬に紅みが増したのは、夕焼けの所為では無さそうで、
「そうだね」
その儚さに、僕は彼女を抱きしめる。華奢で小さなその肩を、壊さないように、愛しむように、そっと。

吐息の音さえ聴こえる距離で、葉のざわめきも水面の揺らめきも聴こえず、二人の影法師は一つになった。



    おしまい

188 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 17:06:56 [ 3QVEZ1No ]
大学のパソコンで妄想を作品化していたら
いきなり電源が落ちた
俺の2時間の萌えと妄想と幻視の結晶が〜〜〜!

189 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 21:47:45 [ YwOdBeoI ]
>>187
一回吹くとリグルが、
二回吹くとリグルのおかんが、
三回吹くとリグルのおとんが呼ばれて飛び出るわけだな!

190 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 21:49:29 [ YNGQ2Mm. ]
>>189
つまり「お父さん。娘さんを僕に…」ってわけだな

191 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 21:58:09 [ tySV9rvQ ]
>>190
君にお父さんと呼ばれる筋合いは無い。帰りたまえ!

192 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 22:39:24 [ yKwEmETo ]
>>191
待ってくださいお父さん!僕は真剣にリグルさんの事を愛しているんです!

193 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 22:50:24 [ ftU0au1w ]
>>192
君の気持ちが本当だというなら……まずは私を愛してみせろ!

194 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 22:51:34 [ QTvUmnNw ]
>>193
お父さん……普通に無関係の方向に話が飛んでます。

195 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 22:55:42 [ ftU0au1w ]
>>194
君に言われるまでも無く、判った上でやってるのだよ。名も知らぬ青年

196 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 23:00:06 [ YNGQ2Mm. ]
ここら辺で「もう、お父さんいいかげんにしてよ!!」って言いながらリグルが飛んでくるんですね。

197 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 23:21:56 [ 1VYp/8gM ]
もう、お父さんいいかげんに 死 ね ィ ッ !!

 ガ ッ シ ィ ィ ン ッ

ぬぅッ 流石は我が父! よくぞ今の蹴撃を止めた!



こうですか? 分からなくてもいいような気がしています。

198 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 23:25:05 [ QwQk25/Q ]
>>196
リグル! お前は向こうの部屋へ行っていなさい! これは男と男の話し合いだ!

……今時こんな堅物親父は現存するのか。まあ幻想郷だしいいか

199 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 23:43:57 [ G9TOO3CU ]
ようやく前スレ読み終わった、次はまとめか、先は長いぜー
とか思ったら何やってんだお前らww

200 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/22(木) 23:48:28 [ QTvUmnNw ]
……もらっていけ、その代わり、一発だけでいい。一発だけ殴らせろ!


そんな親父さんはもはや幻想と化したんだろうか……

201 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 00:12:07 [ dVqc0BZM ]
>>200
某ラノベでそんな親父さんを見た記憶がある。
主人公に命吹き込んで娘を託して一発殴ってそして灰塵に帰す。
全俺が泣いたなぁ……ってかスレ違いスマソ。

202 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 00:13:27 [ gD3UU8Ig ]
>>201
それなんて僕血?

203 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 12:39:36 [ .Hz3FVUM ]
>>202
知っていたのか、雷電!?

204 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 19:53:20 [ ljNDNKUM ]
親父さんを説得。これなら、魔理沙や妖夢なんかにも、あるかも。

205 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 20:02:27 [ Y3jSkuJk ]
>>204
妖夢のは「ワシに剣で勝てたら」とか出てきそうだ
まぁ、俺の嫁はアリスなので関係な…あれ、魔界神があるいてk

206 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 20:26:49 [ GA88wqXA ]
なるほど、つまり要約すると父親(神主)に勝って
認めてもらうんだな?


勝てる気がしねぇよ……

207 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 20:45:50 [ Fx1gqrKg ]
一見病人が眼鏡をかけているが如くだが 殺気満身に満ち 微塵の隙もないのだ

208 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 21:12:46 [ UkPXtlpY ]
逃げて!!>>205逃げて(ノ><)ノ
あと魔界神に勝つには自分の土俵にもって来なきゃむりでしょ。

209 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 21:18:18 [ kE/91bsc ]
>>207
出来ておる…

210 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 21:54:42 [ 1POQJbdI ]
「よし、神綺様。早口言葉で勝負だ!」
「フッフッフ、神は全知全能だと言う事を教えてあげるわ!」
「うるへー!負けさせて泣かせた後髪形を50回くらい変えちゃるわ!」
「貴方を負けさせて二度と『ちんきさまおこったー、かわいー』とか言えなくしてやるんだから!」
「それじゃあ早口言葉のお題はこれっ!」

【赤まきまき 青まきまき 黄まきまき】

「え、これなんか違「はいスタート!」ちょ、まっ!」

「赤まきまき青まきまき黄まきまき
 赤まきまき青まきまき黄まきまき
 赤まきまき青まきまき黄まきまき!はい!」

「え?え?
 赤まきまき青まきまき黄まきまき
 赤まきまきあまきまき黄まきまき
 赤がびゃきまき青まきまき黄まきまき!」

「勝ったぞぉぉぉぉぉ!!」
「ちょ、ちょっと待っってー」
「ええい言い訳無用!」
「普通『赤巻紙 青巻紙 黄巻紙』じゃないの!?」
「HAHAHA、予め噛んだ言葉にすることにより元々の言葉を間違って言うのを誘発させたのさ!」
「は、はかったなー○○!」
「貴女は偉い人だったが、貴女のアホ毛がいけないのだよ。さぁ、こっちへいらっしゃい」
「いやだー!アホ毛は私のチャームポイントなのー!」

そう言いながらクローゼットの中に入り込む神綺様。
何だかんだで我が家も面白い事になってるなーと思う自分であった。



【現在の状況】
押入れ上段:映姫様(やっぱり上が良いとの事なので入れ替え)
押入れ下段:えーりん(別の構わないとの事なので入れ替え)
クローゼット:ちんき様(ここで寝れるのはある意味才能だと思う)

211 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/23(金) 22:47:08 [ WL9HeyZ6 ]
まとめに上のリグルの家族とお見合いの流れが全部まとめられてて吹いたw

212 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 00:03:59 [ aWL6iU3k ]
>>210
なんでもかんでも押入れに仕舞い込むなよw

213 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 00:05:27 [ hfldN.zU ]
>>212
そっちなのかw
えーりんとかえーきんとかちんきさまと生活してることにはツッコまないのかww

214 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 02:05:53 [ zbx/gg32 ]
>210
シャア少佐乙w

215 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 08:12:16 [ FQfqzOI6 ]
>>210
押入れwwwww

216 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 08:26:40 [ thIl.2Yc ]
イチャるのとは違うがみすちーの屋台に入り浸りてぇ。
というかその歌と酒と鰻に溺れたい。

自業自得で落ち込んでるのは解ってるけどさ。

217 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 08:48:18 [ N/k7pWvY ]
なら俺はみすちーの愛に溺れたい。

218 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 09:24:57 [ mcCMqaMo ]

「うー」

 夏ってのは何処も暑いもので、幻想郷も元居た場所とは変わらずに暑い。
 今唸っていたのは妹紅で、俺は妹紅の家にお邪魔させてもらっているわけである。
 といっても、この暑さの中何もやる気がおきず二人で畳の上に寝転がっている状態だ。

「暑いな」
「暑いね」
「そういえば」
「何?」
「誰かが暑いっていったら余計暑くなるって言ってたっけな」
「そう」
「暑いな」
「暑いね」

 そのまま二人とも黙り天井を見続けていた。



「妹紅はさ」
「ん?」
「冬は便利だけど夏は不便だよな」

 そんなことを言ったら気配で睨まれた。

「なにそれ。人を暖房みたく言わないでよ」
「でもまぁ簡単に焼き芋が作れたりするのはいいよな」
「……確かに」
「暑いな」
「暑いね」

 今回の会話終了。二人とも時折外を見ていたりした。



「なんか暑さ紛らわせるもの無いのか? ここの家は」
「無いよ」
「……そんなことだろうと思って、今日はいいものを持ってきた」

 そういいながら体を起こす。
 喜ぶかと思ったら少し違う反応が帰ってきた。

「敵のはりあーとか言ったら燃やす」

 前に何も持ってきてないのに敵のハリアーと言ったことをまだ覚えているようだ。
 あのときの妹紅の怒り具合は凄かったな。

「人が言おうとした事を……」
「よし、燃やす」

 そう言って妹紅も体を起こした。
 まぁ口調からして本気ではないだろう。若干怒ってるけど。

「まぁ落ち着け、俺を燃やしたらそのいいものとやらも一緒に灰になるぞ」
「む……」
「んで、いいものがコレ」

 そう言って取り出した物を妹紅は怪訝そうに見る。

「なにこれ?」
「カキ氷機だ」

 本当なら手動式まで言うべきなのだろうが、そもそも電気が通ってないので言わなかった。

「カキ氷?」
「氷を食べやすいように砕いた食べ物かな」

 尚も首を傾げる妹紅に比較的簡単に説明してやる。

「で、このカキ氷機で氷を砕くわけ」

 それを聞いて納得したようだ。

「氷は?」
「無い」
「…………」
「こんな夏に氷が手に入るなんて雪山にでも行かないと無理だ」
「行け」

 そんなことを本気で睨みながら言ってきた。
 とは言っても暑さのためかそんなに怖くは無いが。

「…………期待して損した」

 そう言って再び妹紅は寝転がった。
 それに倣い俺も寝転がる。

「どうせなら慧音に出してもらえばどうだ?」
「それがあったね」
「暑いな」
「暑いね」

 ちょっと長い会話終了。外のセミの声をのんびりと聞く。



「妹紅」
「何?」
「好きだぞ」
「……暑さで頭でもやられた?」
「失礼な。しっかりと機能しているわ」
「そう」
「暑いな」
「暑いね」

 会話終了。なんだよ、せっかく言ってあげたのに。



「○○」
「何だ」
「私も好きだよ」
「……暑さで頭やられたか」
「そうかもしれない」
「いや、否定しろよ」
「暑いね」
「暑いな」

 その後やってきた慧音にそのだらけぶりは何だ、と二人揃って怒られた。


たまには日常生活っぽいのをゆったりと書きたかったんだ。

219 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 23:24:19 [ FQfqzOI6 ]
ゆったり まったり いい。

220 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/24(土) 23:54:17 [ oNpXxubs ]
2人はまったりというよりぐったり。でもいい。ぐったり。

221 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/25(日) 06:26:26 [ KHb/EhZk ]
くたり、と表現すると何処か妖艶だ。

222 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/25(日) 22:39:54 [ snU4YVa6 ]
みすちー。いや、ミスティア・ローレライ。俺は君が好きなんだ
「え、でもそんな……」
嫌なのか?だったらハッキリ『嫌』って言ってくれれば俺も諦めがつく
「違う!違うけど!だって、私鳥頭だし……」
忘れたくない事があったら、俺がそれを覚えていてやる
「それに体もこんなだし……」
女性の価値が体で決まるなら、そんな価値観を壊してやる
「それにあんまり強くもないし……」
強さなんて求めていない、求めているのは君自身だ
「それに、それに!私は妖怪なんだよ!?」
人間と妖怪が相容れないなら、俺は人間を捨てて妖怪として生きてやる
「……本当に良いの?」
本当だ
「ありがとう……」




「それで、その熱々なお相手の人間は何処なんですか?」
「んー、ブンブンになら教えても良いかな。その後彼も妖怪になったんだけどさ」
「うん、うん」
「何を何処でどう間違ったのか、人面樹になっちゃってね」
「つまり森で静かに生えてると?」
「いやー、そのー、実はね、これなのよ」
「これって、屋台ですか?」
「んー、実際に見せた方がいいかな。○○ー」
あいあい、ミスティアが俺の事を誰かに教えるなんて珍しい事だな
「うおっ、屋台が喋った!?」
「ま、こう言う事なのよー。あ、記事にはしないでね?色々五月蝿いの来るから」
「うーん、みすちーの頼みでは仕方ありませんね」
「ありがとー、今日は特別に私が奢るわー♪」

「ところで、夜の生活とかはどうなんです?(ニヤニヤ)」
「えー?それはまぁ、木だしねぇ?(ポッ)」

223 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/25(日) 23:10:48 [ LJ/EMLOU ]
ネ〇ョで続きをしましょうぜ!

224 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 00:09:50 [ 02Y4KFxw ]
>>223
それがどこにあるのか知りたい。。

225 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 00:13:10 [ fhrTljWI ]
>>224
悲しいがしたらばのエロ禁止規定により教えられない
恐らく『ソレ』関係の集合体の一部だろうて…

226 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 00:18:49 [ MknpFKWk ]
>>224
とうほ う ○チョ で ぐぐ り

227 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 00:50:02 [ 02Y4KFxw ]
>>226
かたじけない。それっぽいWikiにたどり着くことができた。

228 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 04:22:56 [ R8th90h. ]
くそっ!幻想郷バカルテットで1本ずつ話を練ろうとしたのにミスチーを書かれた!

229 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 10:00:24 [ fUmkm7IU ]
>>228
被ったのなら書けば良いじゃない。俺はお前のバカルテットに対する熱い想いを読みたいぜ。

230 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 12:58:55 [ MknpFKWk ]
>>228
想いの色は十人十色さ
貴方の色を見せてくれ

231 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/26(月) 22:43:03 [ kjspVs2Q ]
香霖堂にて

店内には、すでに先客がいた。
「お、いいところに来たな、お二人さん」
魔理沙が早速話しかけてくる。
この娘はいつも、どこか少年のような笑みを浮かべている。
「いいこと、ね。日をあらためて出直すわ」
そう言うや否や、急いで帰ろうとしているのが咲夜。
店に来る途中で偶然一緒になったのだ。
「ちょ、おい待てって。宴会だよ宴会」
あわてて引き止める魔理沙を無視して歩き出す咲夜。
ああ、さすがに踏んでる修羅場の数が違う。
少しでも疑わしいものは決して信用しない。
随分と言えば随分な対応だが、魔理沙の場合にはこれもやむを得ぬ事かもしれない。
彼女が如何に迷惑な人間かは幻想郷でも有名だ。
だが、それでもこれはやりすぎだろう。
「まぁ、話しぐらい聞いていこうよ。それに、ここに買出しに来るために午前中急いで仕事したんだろ?」
僕が魔理沙の援護に回ると、ようやく立ち止まってこちらを振り返り、肩をすくめる。
話しを続けろということらしい。
僕と魔理沙がなんとなく目を合わせてため息をついていると、それまで会話に入ってこなかった霊夢が。
「人徳ね、魔理沙?」
くすくすと笑いながら茶化す。
魔理沙が少しふてくされながら説明してくれたことをまとめると、大体このようなところになる。

三日後の晩に博麗神社で宴会を行う。正確な時間は決めていないが日が暮れるところには飲み始める。酒とつまみは持参。

「って、それだけ?」
思わず声を上げてしまった僕をみんなが不思議そうな顔で眺めてくる。
「それ以外に何か必要なことがあるのかしら?」
真顔でそう返してくる咲夜の言葉を受け、先ほどの魔理沙の説明を吟味してみる。
会場の位置、日程、そして持参品。
一見問題がなさそうだが、やはりどこか変だ。でも、ここでそんなことにこだわっても仕方がない。
「いや、特には見当たらない」
そういった僕のどこがおかしかったのか。
その場にいた三人の少女達が一斉に笑い始める。
幻想に生きる連中に笑われるなんてなんとも心外なことだと思いながらも、そう悪い気はしなかった。
「それにしても」
ひとしきり笑った後、霊夢が話しを変えるように言う。
「こうも宴会が続くと、色々と大変なのよね」
実際、苦労しているのだろう。博麗神社は彼女一人でもっているようなものなのだから。
普段から一人で管理しなければならない上、何かあるたびに集合場所にされるのだ。
気がつくとこう言っていた。
「じゃあ、手伝うよ。準備とか、片付けとか」
幽霊でも見たような顔をしている霊夢の顔を見て、少しくじけそうになりながらも念を押す。
「いいだろう?」
「それは、そうしてくれれば、嬉しいけど……」
りんごみたいに真っ赤になった霊夢が何事かをぶつぶつ言っていると、それにかぶせる様に咲夜が。
「なら私のほうも手伝ってもらえないかしら。宴会に持っていく料理の下ごしらえを前の晩のうちに済ませておきたいの」
と言ってきた。
普段人に頼ることをしない彼女の申し出には多少驚いたが、快く承諾した。
鬼の形相の霊夢と彼女をあからさまに馬鹿にした表情で鼻を鳴らす咲夜の対決は、確かに見ものではあった。
しかし、そのときの僕は浮かない顔をして脇に立っている魔理沙のことが気になっていた。

232 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 01:13:26 [ JvHZUW4Q ]
>>231
ワッフルワッフル


…じゃなくて、
純粋に続きが気になります、はい

233 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 03:01:42 [ D7I2muEw ]
「ああ、暇だ……」

 いきなりだが本当にやることが無い。
 趣味と実益を兼ねて始めた“人里からマヨヒガまでお気軽に”が謳い文句の宅配便は休みの日だし、いつも楽しみしている天狗の新聞も今日はお休みらしい。特別な日、との事だ。
 それにしても……今日って何の日だっけか。

「ま、いっか」

 そう切り捨てて疑問を窓の外に投げ捨てる。覚えてないって事は大した日でもないんだろ。

 さて、本気で暇でも潰すか……。
 抗う事の許されない世界意思の元、即座に俺は思考を光速で展開させていく。

 ――青年妄想中。

 ……そうして数十分が経過し、某大作RPGも裸足で逃げ出す壮大な冒険と数多の犠牲の果てに勇者の証である伝説の光のメイド服を手に入れた霊夢が、第七世界全てを支配する魔王であるミスティアの居城である屋台で世界中の元気を集めた茶碗と魔女っ子ステッキを手に半裸で阿波踊りを狂ったように踊り始める所まできて――、

 ――コンコン。

 そんな控えめなノックの音が聞こえた。そして混沌極まる妄想は、瞬時にそれを生んだ混沌に飲み込まれる。次は無い。
 しかし誰だ? 文なら普通に玄関なぞブチ破ってくる筈。よく薬の材料を注文しにくるえーりんさんはノックせずに入ってくる筈だ。このようなノックをしてくる相手には心当たりが無い。宗教の勧誘でもなかろう。玄関に“諸々の勧誘お断り”ってはってあるし。

 なら見知らぬ妖怪? いや、それも無いと思う。ていうか妖怪ってわざわざ人間の家襲うのにノックするのか?

 ――コンコン。

 二度目。ノックの音は相変わらず控えめに。
 っといかん。

「どうぞ、開いてるよ」

 外に聞こえるように、少々大きめの声を出す。
 待ってました、とばかりにガチャリ、とドアが開いた。
 そして入ってきたのは……、

「こんばんわ。お邪魔するわね」

 俺の家の近所の館でメイド長をやってる十六夜咲夜さんでした。しかも私服。凄まじくレアな光景だ。ていうか持ってたのか、私服。いっつもミニのメイド服だからロングスカートなのが妙に新鮮だ。眼福眼福。
 ……しかし、何ゆえこんな微妙な時間(夜七時だ)に。いや、知らない仲でもないけどさ。

「魔理沙から聞いたんだけど、貴方、中々イケる口らしいじゃない。いきなりで悪いんだけど、ちょっと付き合ってくれる?」

 そう微笑んで掲げるのはバスケット。中にはグラスとワイン。
 ワインは言うまでもなく、グラスからすら俺みたいな庶民にはとても手が出せないオーラが漂っていた。

「ん、喜んで」

 当然快諾する。美人さんのお誘いを無下に断れるほど俺は女性関係に自由してない。
 タダで高い酒を飲める、という誘惑も当然あったが。

「んで? 本日はどういったご用件で?」

 言外に「本当の用件を言え」と伝える。

「あら、判った?」
「わからいでか。魔理沙に酒の話をしたことは無い。未成年だろうし」
「我ながら迂闊ね。……これ、貴方の事でしょ?」

 どこからか取り出し、手渡されたのは新聞。当然文の物だろう。日付は……今日?
 色々と疑問に思いつつも記事を見る。そして一面トップを見て納得。

「……成程」

 ――本日お誕生日のお目出度い人。紅魔館近所にお住まいの○○さん。

 でかでかと俺の盗撮写真が載っていた。仕事中の。
 まあ盗撮はいい。見た所恥ずかしい写真でもないし。しかしこのお目出度い人、というのはいただけない。年中頭が春な腋巫女じゃあるまいし。

「というわけだから。グラスはプレゼントするわ。ナイフの餌食になりたくなかったら精々割らないように」
「うい、了解」

 おっかない要求に苦笑する。
 しかしありがたいもんだ。正直本人も新聞見るまで忘れてたっつーのに。

 何時の間にか中身を注がれていたグラスを受け取る。
 目の前の彼女も二十歳未満だろうが、そこはそれ。美人さん以下略。

「誕生日おめでとう。乾杯」
「乾杯」

 ――チン。


※1この後、文とかえーりんがお祝いに来て微妙に修羅場るはずだったが蛇足っぽいんでカットカットカットォ!

234 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 07:51:29 [ XjKo40CY ]
ドガーン!
「○○さーん!誕生日おめでとうござ……って、何故ここに居るのですか吸血鬼の狗!」
「あら、私が何処に居ようが残飯漁りが日課の鴉には関係ございませんわ」
「ななな、なんですとー!?」
危機を感じ(主に家の)間に入る○○
「まぁまぁ、お二人とも落ち着いて…」

「お邪魔するわよ。誕生日って聞いたからお祝いに……あら?」
「貴女は永遠亭のっ!」
「あらあら?」
「久しぶりね永琳。悪いけど今日はここは貸切よ、主に私の」
「どの口がそんな事をほざきますか!?」
「あらあらあら?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

(さ、三人の闘気が凄い勢いで膨れ上がってるっ!?)


最後の一文でこんなの見えた。吊って来る

235 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 12:23:28 [ eL1fK9xI ]
>>233
蛇足などではない。
だからカットした部分を披露してくれ、頼む!

ってか暇の潰し方に本気でタナカのふりかけ吹いたwww

236 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 20:03:37 [ .8BVl/KU ]
>>231
続きが気になる

237 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 20:49:16 [ iiv1FHJ. ]
あうあう。続きが気になって封魔禄エキストラがクリアできねえ。

238 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 21:22:11 [ 8GWQVP/Y ]
231の続き

「もう日暮れか。こっちに着てからは時間のたつのが速いや」
結局、あの後も店の奥から出てきた主人、こーりんを交えて散々無駄話をしてしまい、用事を済ませて店を出るころには日が沈みかけていた。
目の前にいる少女を見つめる。彼女は僕の視線に気づくこともなく、下を向いて空を飛んでいる。
元気がない。普段の彼女からは想像もつかない姿だった。
いつもなら気分を高揚させる真っ赤な夕焼けも、彼女につられたのか、どこかさびしげな光を放っている。
いきおい、僕の口数も減り、想念の中へ自己が埋没していく。
嫌われてしまったのかもしれない。
ふとそんな想像が脳裏をよぎり、思わず唇をかむ。
きっとそうだ。何がまずかったのだろう。
彼女の腰に手を回していることか。でも、そうしていないと箒に振り落とされるだろうし、やっぱり仕方ない。
「あのさ」
宙を舞う箒の上で手を離すことと、自転車に乗ったままそうすることのどちらがより危険かを真剣に考えていた僕に、魔理沙はこのように切り出した。
「ナニ?」
最悪。声が変だ。思わず頭を抱え込む僕を無視して、彼女は続ける。
「私も、頼みごとをしていいか?」
「……うん?」
「明日さ。宴会の事をあっちこっちに知らせに行くんだけど、つきあってくれないか?」
「いいよ」
即答。
当然のことだ。僕が彼女の頼みを断るはずがない。
何故なら……
「お前ってさ」
再度物思いに沈みかけた僕を、魔理沙は速やかに現へと引き上げた。
僕の返事を待つこともなく、彼女は続ける。
「好きなやつとか、いるのか?」
頼みごとでもなんでもなかった。
いや、その話題はさっきのやり取りで終了していたのだろう。
それにしても。
「君がそれを言うのかよ」
「え?」
「や、なんでもない。好きな人なんかいない」
胸がズキズキと痛む。
ここまであからさまな嘘を吐くのはこっちに来てからは初めてだ。
何でこんな思いをしなきゃいけないんだろう。
伝えたい想い。伝えたい言葉があるのだ。
それを、今にも溢れそうなそれを彼女に告げてはいけないのだろうか?
その通り。それはいけないことだ。
なぜなら、四日後の朝、僕はここを去るのだから。
今度宴会をやるのも、つまりはそういうこと。
いままでありがとう。それではさようなら。
僕のうちにつくまで沈黙は続いた。
日が暮れたせいで、別れるときも彼女の表情を確かめることはできなかった。

239 名前: 修羅場ってこうですか? 判りません1 投稿日: 2006/06/27(火) 21:44:07 [ Z4QHouNU ]
>>235
おk。把握した
コイツを読んで続きをリクした事を全力で後悔するがいいww


 ――数分後。

 さて、俺が咲夜から貰ったプレゼントに舌鼓を打っていると……。

「ねえ、おつまみ持ってきたんだけど、ちょっと台所借りていいかしら」
「どうぞ。場所はわかる……ってもうかよ」

 早い。早すぎ。
 俺が言い終わる前には皿に切り分けられたチーズが乗っていた。

「時間が勿体無いでしょ?」
「まあ、ね。ただ、俺に待つ楽しみは無かったわけだが」
「それはまた今度のお楽しみという事で」
「期待してる」

 軽く笑い合う。

 ――ここまでは良かったんだ。そう、ここまでは。

「○○さーん! 今日はドアを破らずに参上ですよー! ……って、なに、してるんですか」

 いきなり玄関から疾走しながら文が来訪。しっかり床にブレーキ痕を残して。しかし俺と咲夜を見た瞬間無表情に。そしてさらに……。

「あら、今日は珍しく貴方の家ににしては騒がし い  の   ね……」

 窓からえーりんさん登場。前回はトイレから。その前は天井から。いつも思うが、貴女はマトモに出てこれんのですか。スキマ妖怪じゃあるまいし。そしてやっぱり俺たちを見た瞬間に無表情にチェンジ。

「「「…………」」」

 いきなり張り詰めていく空気。これって修羅場モード?
 微妙に男として嬉しいが、動けない……!
 この状態で動いたら、俺は間違いなく殺される……!

「残念だけど、○○はもう私と飲んでるから。どうぞ安心してお帰りになってください」
「そんな値段ばっかり高いジュースみたいなお酒じゃ○○さんは満足しません! ここは私が持ってきた天狗に伝わる大吟醸を!」
「可哀想に。二人とも舌が馬鹿になってるのね。治療ついでになんならその煩い舌、引っこ抜いてあげてもいいけど?」

「「「…………」」」

「コッチの言う事が理解できないみたいだから率直に言うわ。年齢不詳の人外はさっさと消えなさい。お呼びじゃないのよ」
「知らないんですか? 最近の世論の傾向は外見重視なんですよ。ああ、私や○○さんと違って半分ほど無職やってるお二方には関係ないお話でしたね」
「最近の若い子は短気で駄目ね。それとも知恵遅れかしら? ここまで酷いと薬どころか死んでも治らないでしょうけど。あら御免なさい。つい本音が」

「「「…………(ギリィッ)」」」

 幕○内ばりに即ボディーにクる皮肉の応酬の後は痛いまでの静寂。
 あ、あれ? 俺、いつ死亡フラグ立てたっけ?

「……このままだと埒が明かないわね。二人とも、表に出なさい。ここだと○○に迷惑がかかるわ」

 そう静かに、しかし鋭い殺気を叩きつける咲夜は、何時の間にかメイド服を着ていた。
 そしてバスケットの中にはさっきまで着ていた服が。さっきまでメイド服もこの中に入れていたのだろう。流石は瀟洒なメイド。
 しかし、いつもの彼女ならこの面子での勝負、少々分が悪いだろうが、なんか後ろにやたらゴッツイ背後霊みたいなのが見える。

「ええ、こちらこそ望む所です。身の程知らずな人間のメイドと頭のネジが全部トンだ宇宙人に、本当の天狗の力というものを見せてあげます」

 ふんっ、と鼻で笑う文。結構長い間生きてるだろうに、今の彼女は外見相応って感じだ。セリフは真っ黒だが。
 因みに、いつも彼女の肩に留まってる烏は当の昔に逃げ出した。
 今頃は根性で大結界を越え、夏の海の町で本当の自分を取り戻している事だろう。頑張れ。超頑張れ国崎住人(仮名)。

「あらあら。無知もここまでくると可愛いものね。でも……躾のなってない狗と烏には少し教育が必要かしら?」

 頬に手を当て、たおやかに微笑むえーりんさん。その笑顔が今は怖い。なんか目だけ笑ってないし。二人に挑発交じりの殺気をビンッビンに飛ばしてます。これが永遠亭のドンのカリスマ……!
 でも一瞬だけそんな彼女にゾクゾクしてなじられたい、とか思ったのは俺だけの秘密だ。人として色々大切なものを失いかねん。

(死人が出ませんように……。いや、えーりんさんは蓬莱人だから死なないけど)

 ――キィィィィィン!!

 瞬間、圧倒的な霊力が大気を圧迫し、空を、大地を切り裂く弾幕音がここまで聞こえてくる。
 つまり、始まるのは毎度おなじみ弾幕ごっこ。……これで“ごっこ”? 
 いやいや妖夢。俺的にそれはない。

 そして(俺的)神々の黄昏が始まって数分後。

 ――ガラッ。

 また誰か来た。今度は玄関の反対側に位置する窓から。

240 名前: 修羅場ってこうですか? 判りません2 投稿日: 2006/06/27(火) 21:47:23 [ 3ERVcSCc ]
「お、お邪魔しまーす」

 これもまた見知った顔の一人、ミスティアだった。
 実の所、俺は彼女の店の常連だったりする。

「どうした? やっぱミスティアも新聞読んだのか?」
「うん。それに少ない常連さんだから……」

 そう言って八つ目鰻をくれた。かなり美味そうだ。

「悪いね。しかし何ゆえ窓から」
「最初は玄関から入ろうとしたんだけど、なんか凄い事になってて……」

 そこまで言ってじわり、と涙を浮かべる。

 ……ああ。あの中に突っ込めば妖怪でも下手すりゃ死ねるわな。
 だが俺にあれを止める勇気は無い。命は惜しいのだ。
 今もなお聞こえてくる怒号と弾幕音をどこか遠くで聞きながら、涙目で震えるミスティアの頭をクシャっと撫でる。深い理由は無い。なんとなくだ。乾いた心に潤いが欲しかったのは否定しない。

「じゃ、今後ともご贔屓にー♪ お誕生日おめでとー♪」

 それで気を良くしたのか恐怖を忘れたのかは知らないが、ミスティアははにかみながら歌うように窓から去っていった。可愛い奴だ。

 ――これで終わり。覚悟はいいかしら!
 ――それはこっちの台詞です!
 ――オーラスね。……悪いけど少し本気を出すわ!

「…………」

 ――幻世「ザ・ワールド」! WRYYYY! 無駄無駄(以下略)ァ!
 ――疾風「風神少女」! 全ては我が戯言也!
 ――天呪「アポロ13」! ……私の後ろに立つな!

 聞こえない。聞こえるけど今迄で一番大きい力の奔流と爆音なんて聞こえない。聞きたくない。
 つーか何でこんな所でそんな高レベルスペカぶっ放すかね。家が吹っ飛んだらどうしてくれる。
 この年で家無き子とかマジ勘弁。恥ずかしすぎ。
 執行を待つ犯罪者のような心情でひたすら祈る。

 ――しーん。

 物音が聞こえなくなった。
 どうやら終わったらしい。さっきのが最後の一撃か。

 ――シーン。

「……?」

 音が無い。誰も入ってこない。
 恐る恐る外に出てみる。

「……地獄?」

 簡単に言ってそんな感じ。
 大地は抉られ、木々は根こそぎ持っていかれて、ナイフがそこら中に刺さり、何かよくわからない薬品で溶かされた後がある。
 当然周囲に生き物の気配は無い。でも俺の家は無傷。シュールな光景だなオイ。

 で、お三方は……。

 ――死ーん(×3)。

「……トリプルKO。死屍累々ってか」

 現実逃避気味に呟く。が、そうも言ってられない。現実は過酷なのだ。
 先の選択を後悔しようにも時間は決して巻き戻る事はなく、ただ愚直に進み続けるのみ。
 故に今を生きる俺に決して停滞は許されない。撤退は死を意味する。無力な俺に幸在れ。

 ……さて、どうでもいい事を考えるのも止めにして、そろそろマジで現実を直視しよう。本当にどうする?

 ――コマンド?

 ――① 当然三人とも家まで送ってあげる。
 ――② ここで叩き起こす。
 ――③ …………紳士らしくお持ち帰り。



 ①はちょっと無理。一番近い紅魔館も徒歩だと小一時間はかかる。永遠亭は当然それ以上。文の家は知らん。仕事道具はこの暗さと周囲の惨状では使えない。却下。

 ②は起こす際に俺が死ぬ可能性があるので激しく却下。つーか完全に伸びてて、揺すっても叩いても起きそうにない。皆ハッスルしすぎ。

 ③は……どうやら精神的に疲れた今の俺の頭はかなり膿んでいるらしい。寧ろ腐りきってる。が、現実的にこれが一番楽な選択肢だろう。はい決定。

「つまり、三人とも俺の家に泊まるのか……。今日は野宿だな。俺の家狭いし」

 何が悲しくて自分の家のまん前で野宿なぞせにゃならんのだ。
 ここは俺の家だぞ。しかも忘れていたとはいえ、誕生日。
 しかしこの天国のような地獄の環境で俺の理性が保つとも思えない。溜息をつきながら天を仰ぐ。

(m9(^Д^)プギャー!! 男一人で寂しく野宿テラワロスwwヘタレ乙wwwwうぇうぇww)

 ――星が、月が、俺を嗤っていた。ジーザス。海苔巻さん家のアラレちゃんに砕かれろ。



 ……ネタが浮かんだら続くかも。

241 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 21:58:42 [ NgoS46hM ]
>>239

みすちーかわいいよみすちー。
3人を出し抜いてこっそり部屋に入って楽しい時を過ごしたこと(誤解)を
萃香に目撃されていた所まで読んだ。

242 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 21:59:30 [ JH9f4Qqs ]
テラグッジョブ!つまりTGJ!!
後、ミスティア可愛すぎ

243 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 23:24:52 [ DS/CWt5M ]
>>239-240
文の肩から逃げ出したそら(仮名)にガリガリ君ソーダ味吹いたw
GJ!MGJ!GGJ!TGJ!

だが仰せの通り、続きをリクしたことは後悔した。
なぜならミスティアに思いっきり萌えてしまったからだ。
このままでは気の多いヤツになってしまうではないか……! ←手遅れ

244 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 23:47:16 [ XjKo40CY ]
やっぱりこういうある意味独特の修羅場こそが東方における恋愛の醍醐味だと思うんだ

245 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/27(火) 23:53:57 [ IMQDV1/I ]
みんな好き勝手で自由。
そんな感じが個人的に東方らしくっていいかも。

とりあえずみすちーかあいいよ!!!!!!!

246 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 00:07:01 [ guSCbniE ]
>>238
最高だ、続きを楽しみにしている
ハッピーエンドで終わるといいですが

247 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 01:05:15 [ m85sUPMU ]
さ、咲夜さんとくっつけばハッピーエンドだと思うんだな

248 名前: 修羅場ってこうですか? 判りません3-4 投稿日: 2006/06/28(水) 01:30:07 [ HVqQumD. ]

 というわけで、家無き子でもないのに野宿を始めた俺だったが……。

「……寒い」

 夏になろうかというのにこの寒さはなんなんだ。
 毛布に包まっても寒いぞ。自宅前で凍死とか本気で笑い話だ。

「止め止め。俺が持たん」

 さっさと結論付けて毛布を脱ぐ。迷いは死を招くのだ。
 というわけでいざ鎌倉。我が理想郷へレッツゴー。
 しかし、この時間で気軽にいける場所か……。あるか?

「……あるじゃん」

 いきなりお誂え向きな場所を思いつき、俺は仕事道具その一、チャリンコに乗り込んだ。
 さて、行こうか。アディオス我が家。

 ――十数分後。

「ようミスティア。さっきぶ
「夜雀の屋台へようこそー……って○○!? どしたの? やっぱり家が壊れちゃったの?」

 ミスティアの屋台に足を運んで、挨拶をした瞬間、思いっきり同情されてしまった。
 可哀想な目で同情された。それも見た目年下の少女に。結構きついものがある。これはさっきの皮肉と応酬と同じくらいクる。

「……orz」
「やっぱり……元気出してよ。今日はタダにしてあげるから」

 なんかミスティアまで落ち込んでしまった。
 俺のせいで少々気まずくなった。これではいかん。
 即座に立ち直る。空元気だが。

「いや、本当は壊れてない。ただ、三人ともダウンして俺の家で寝て、俺の居場所がね」
「そっかあ……壊れたわけじゃないんだ。よかった♪」

 完全に人事だというのに、ミスティアは本当に嬉しそうに微笑む。
 ……全く。そんなにコロコロ表情を変えて。純粋というか、なんというか……。

「可愛いなあコンチクショウ!」
「わひゃっ?」

 ……いかん。余りの可愛らしさに思わず抱きしめてしまった。

「まいっか」
「!?!?」

 即断即決。可愛いものは可愛いのだ。何が悪い。
 驚くミスティアを尻目に俺はひたすら頭を撫で続ける。

 ――わしわし。

「ね、ねえ、○○。くすぐったいよ……」

 ――わしわし。

「……うぅん」

 ――わしわ……ピタッ。

「……ふぅっ、んっ?」

 愛でるのにも満足した俺はミスティアを放してやる。
 怒ってくるかと思ったんだが、当の彼女は上目遣いで俺を見上げてくる。

「……もう止めちゃうの?」
「なんだ、まだやって欲しかったのか?」
「……うん」

 モジモジと照れくさそうに言ってくる。
 なんか調教してるみたいだ。愛い奴め。
 まあ、俺も断る理由は無い。可愛いし。それに、

「じゃあ、後少しだけな」
「……うんっ♪」

 こんな笑顔を見れるならお安い御用というものだ。

 ――青年かいぐり中。

 というわけで、俺はその日の夜が明けるまでこんな事をして過ごした。
 次の日から俺の屋台の代金が「ミスティアの頭撫で」になったのは言うまでもない。

249 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 01:38:26 [ 8WpP7T2M ]
うぉぉぉ〜〜みすちー可愛すぎる!!

250 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 01:39:24 [ A7ZkedGE ]
夜雀かぁいいよ夜雀!!!11!
俺も頭撫で撫でしたい、ついでに耳のあたりを重点的に攻めて、そのまま首筋から鎖骨へt(ry


とりあえず、主人公に修羅場及び死亡フラグがプラス1、危険度UP。
最早、男として女性に涙を流させないために、はーれむるーとしかありえないっ!
しかし、その道こそが死山屍河の修羅の道な罠。

251 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 01:49:59 [ JsTv5pkI ]
今ごろ○○家では、早起きの文が腹いせに


早朝落書きドッキリ☆メイド長と薬師の額に伝説の聖痕を見た!! 写真を激写中ですよ。


もちろんそのあと死闘が再開されるわけだが。

252 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 02:11:03 [ 49jxV5KU ]
ハーレムって何だよ
そういうのはお前の脳内だけで勘弁



そして次にお前は「でも東方キャラのハーレムならちょっと見たいかも」と言う

253 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 02:14:40 [ KUkVl4Js ]
でも東方キャラのハーレムならちょっと見たいかも

・・・ハッ!

254 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 02:15:50 [ DEe5GsdM ]
>>250
むしろミスティアに死亡フラグが立ったような気がしてならない俺ディージェイ

255 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 03:58:23 [ 3A/Nrnic ]
>>254
いやいや多分○○身を張って守るんだよ(死ぬけどな

256 名前: 255 投稿日: 2006/06/28(水) 06:23:51 [ 3A/Nrnic ]
しまったミスった
○○が身を張って
だった

257 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 06:55:42 [ qvFXyOrQ ]
>>238
wktk

258 名前: 1/2 投稿日: 2006/06/28(水) 07:29:19 [ eRU4Ailg ]
いつもは暗い彼女が、今日はやけに明るかった。

「やほーい。元気してるー?」
「やぁ、ルーミアか。珍しいね、周りを暗くしてないなんて」
「えへへー、ちょっと君に用があってねー。厳しい太陽の下で探しちゃったー」
「大丈夫かい?」
「日焼けして肌がピリピリするよ〜」

はにかむように笑うルーミアだが、その目じりには涙が浮かんでいる。
確かに暗闇の中で飛んでいれば人探しは難しいだろう。
だけど日光に弱い彼女が無理をしてまでお日様の下を飛ぶとは、
一体どれほど大事な用件なのだろう。

「とりあえず家の中へお入り。日焼け止めを塗ってあげるよ」
「わはー、それじゃお邪魔しまーす」

トテトテ小走りで玄関に入る少女を見ると、本当にこの娘が妖怪なのだろうかと疑いたくなるよ。

「で、用ってのは何かな?」

僕は訊きながらルーミアの腕や首筋に日焼け止めの薬を塗りたくる。
彼女はその度に「わひゃあ」とか「ふっ…ん……」と声をあげる。どうやらくすぐったいらしい。
決して感じている、などとは思わないほうがいい。僕のために。

「ん、とね」

くすぐったい(?)のを我慢しながら頬を上気させた少女が口を開く。僕の方に振り向きながら。
その顔はとても扇情的だが、見なかった事にしよう。そうでもしなきゃやってられない。

「ちょっと君に言いたい事があるの」
「え? 僕なんか悪いことをしたかな?」

心当たりの無い僕は素直に訊ねる。

「そうじゃないの。……ねぇ、それよりお顔にもおクスリ塗って?」

質問もそっちのけで、ルーミアは随分と潤んだ瞳で僕にせがむ。

「え、お顔って……」
「ほっぺたもヒリヒリするの〜」

躊躇する僕にも構わず更に催促してくる。顔を近づけながら。
嗚呼そんな顔で見ないでおくれ。僕のスタンドがスタンドしてしまう。

「はいはい分かったから、じっとしててね」

ルーミアの正面にまわり、その小さな顔に薬を塗っていく。当然お互い見つめ合う形になるのだが、
ちょっと気恥ずかしい。
これがまたルーミアがじっと見てくるもんだからもうっ!
そうだ、
心を無にしよう。明鏡止水、明鏡止水、されどこの掌は烈火の如く。ってダメじゃん俺Σ(゚д゚lll)
イカンイカン、無だ、無にしよう。無だ無だ無だ無だ無駄無駄無駄頑駄無駄ムダムダムダアァーッ!

259 名前: 2/2 投稿日: 2006/06/28(水) 07:30:28 [ eRU4Ailg ]
「……」
「……」
「……」

「ねぇ、どうして黙ってるの?」
「いや、集中してるから」
「ふーん」

「……」
「……」
「……」

「ねぇねぇ、さっきの話の続きなんだけど」
「いやいや、今ちょっと手が離せないから」
「えっとね、私と結婚してほしいの」

「……」
「……」
「……」

「聞いてる?」
「いやいや妖夢、ケコーンオメーってえええぇぇぇくぁwsfrtgyふじこlp;@:!!!!11!!」
「きゃあん!」
「うわぁ! ゴメン大丈夫!?」

何かとんでもない事を言われてようやく意識を取り戻した僕は驚きのあまり
彼女の顔であっちょんぶりけをしてしまう。

「……うー、いたいよ〜ぅ」
「本当にゴメン!」

涙目になってるルーミアに必死で謝る。女の子にひどい辱めを与えてしまったのだ。正直あれはキツイ。
それにしても何だって? けっこ? けっこう? コケコッコー?

「うーぅ……」
「あわわわ……ホントに大丈夫?」
「大丈夫だけど……今の責任、取ってくれる?」

ようやく痛みが引いたのか、上目遣いでルーミアが訊いてくる。こっちはもう謝るので一杯一杯だ。

「ウンウンいくらでも取らさせてもらいます!」
「それじゃあ……私と結婚してっ!」
「ハイハイいくらでもしてあげますっ!って工工工エエエエエエェェェェェェ(゚Д゚)ェェェェェェエエエエエエ工工工工」

聴く前に口が勝手に動いた。耳から入った言葉が脳に伝わる前に口から出たのだ。
やかんに触って指を引っ込めるのと同じ原理で。

「やったぁ! 嘘じゃないよね? ね?」
彼女は喜色満面で僕に訊いてくる。
「あ、あぁ、そりゃ願ったり叶ったりって落ち着け俺ぶべらッ!」
自分にパンチ、冷静さを欠いたら負けだ。ぶっちゃけもう負けまくりだ。

 だ が そ れ で い い !

何も問題など無かったのだ。無問題。ルーミアは僕が好きで、僕は勿論ルーミアが好き。
いや、問題有りか? 年端も行かない少女と結婚だなんて、なんて……うへへへ(名無し妄想中)

「ルーミアこそ良いのかい? 僕なんかで――」
「あなたしか居ないの!」

嬉しいことを言ってくれるじゃないの。それじゃあ、とことん尽くしてあげるからな。

「結婚したメスはオスを食べるんでしょう? 昆虫図鑑に書いてあった!」
「ちょwwおkwww把握したwwwww」

それはカマキリのお話です。産卵の為の栄養にするんです。
だけど人間は違うよ? 妖怪はそうなの? そーなのかー。

嘘です。嫌です。
死にたくないのでルーミアにウェディングドレス着せて結婚式開いて説明しました。
リーンゴーン(鐘の音

結婚って、人生の墓場ですね(違


             おしまい

260 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 07:54:45 [ 7mCvG41. ]
その墓場、いいな。俺ももぐるぜ。(ぇ

261 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 08:38:19 [ VzxSV6tE ]
よく見たら超ハッピーエンドじゃねぇかw
俺と替われw

262 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 09:37:50 [ dFDfb7fM ]
ルーミアには漆黒のウエディングドレスが似合うと思う

263 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 10:53:21 [ .wFf4P9s ]
>>262
お前は俺か。

264 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 10:57:33 [ cpPc79hk ]
宵闇には漆黒がよく似合う。

265 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 12:07:32 [ 3v0CJ1hM ]
要所要所の小ネタも面白かったw
>>結婚したメスはオスを食べるんでしょう? の所はさすが、るみゃw

266 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 12:35:42 [ 3A/Nrnic ]
俺予想
この後ルーミアに食べられたいというやつが出るに違いない

267 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 12:53:03 [ KfVX8pT2 ]
                    /
                    / でも奇跡工房のルーミアになら
                  ∠  ちょっと食べられてみたいかも
            ∧_∧    \_____________
           (  ´Д`) _
          /⌒ヽ/   / _)
          /   \\// 
          /    /.\/
         /   ∧_二つ
         /   /
        /    \
       /  /~\ \
       /  /   >  )
     / ノ    / /
    / /   .  / ./
    / ./     ( ヽ、
   (  _)      \__つ

268 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 19:00:07 [ CZbmFLRE ]
何この良スレ
なんだか門板で一番感動したかもしれない

269 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 21:44:50 [ XR5N7EqY ]
家に送ってもらうと、僕は食事もとらずに床についてしまった。
かたく湿った布団に包まれながら、今日起きたことをつらつらと思い出す。
香霖堂での会話。宴会。元気のなかった魔理沙。帰り道。それと……
そう、確かに覚えたはずの違和感。あの時みんなに笑われたのは心外だった。結局考えるのを諦めたんだっけ。
でも、もうその正体はつかめている。
会場の位置、日程、そして持参品。
僕はこれらの要素だけでは足らない。不足であると感じていたのだ。
何が足りないのか。
それは「誰が来るのか」だ。
幻想郷に来る前に参加した、あらゆる飲み会を思い出す。
そこで最も大事なのは、果たして自分が誰と飲むことになるのかということだった。
大嫌いな奴と隣り合わせて、終始不快な気持ちで過ごすことになったり、あまり親しくないグループの二次会に混ざってしまい、気まずい思いをする。
このようなことを避けるため、事前に参加者を調べることは大変重要なことだった。
でも、と、そこで僕ははたと気づく。
何でこんな大事なことを忘れていたのだろう。
いや、大事なこと、というのがすでにおかしいのかもしれない。
最初に違和感を持ったとき、僕はそれをどう処理したか。
「そんなことにこだわっても仕方がない」
なぜそんな風に考えたのか。
そこで、今はまったく関係のない約束が、突然脳裏をよぎった。
「明日さ。宴会の事をあっちこっちに知らせに行くんだけど、つきあってくれないか?」
こちらに来てから何度か宴会に参加したことがあったが、そのたびに魔理沙が直接参加の約束を取り付けに行くことを、僕は知っていた。
大変ではないのか。そう尋ねたこともあった。
そのとき彼女はこう答えたのだったっけ。
「そうでもないぜ。二、三人に声かけたら、後はそいつらに任せてるし」
呆れた顔をしている僕を見て、にやりと笑い、彼女はこう続けたのだ。
「ここじゃ、知らない奴が混じってても誰も気にしないぜ?」

270 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 21:47:14 [ XR5N7EqY ]
気がつくと布団を跳ね上げていた。
どうしたというのだろう。
自分の行動が理解できずに戸惑う。
そして、そうやって悩んでいる間にも、自分の下半身が小刻みに震えていることに気がついた。
貧乏ゆすり。
小さい頃。親にみっともないからやめろとよく叱られた癖。
でも、それをなぜ、他ならぬ今この時にしているのか。
これでは、まるで……
「まるで、焦っているみたいだ」
焦っている?
自分の考えの突飛さに笑う。
僕に焦ってまでやるようなどんなことがあるだろう。
いや、一つあるとするならば。
「お前ってさ」
「好きなやつとか、いるのか?」
限界だった。
「くっ」
布団の上でうつ伏せになって震える。
僕は魔理沙が好き。
はっきりと言葉に出してみようと思ったが、口から出るのは獣のようなうめき声だけだった。
今からでも彼女の家に押しかけて、言ってやりたいのだ。
君が好きだ、と。
でも、それは叶わない。
僕はもうすぐここを去る人間なのだから。
いや、それは後付けの理由。
本当は、本当は単に拒絶されることが怖いだけなのだ。
ここに来る前からそうだった。
根拠のない疎外感。
人付き合いの苦手な僕は、幼い頃からそれを味わって生きてきた。
そして、今もそれを実感している。
だというのに。
「ここじゃ、知らない奴が混じってても誰も気にしないぜ?」
他人が怖くて仕方がないのに。
「幻想郷はすべてを受け入れる」
とうして。今も心の底に張り付いて離れない言葉。湧き出ては枯れぬ信頼があるのだ。
昼に気づいた違和感。
なぜそれをすぐ棚上げしてしまったのか。
今ならよくわかる。
どうでもよかったのだ。
だってここはすべてのものを受け入れる場所なのだから。
そして、それにすぐ頭が回らなかったのは、きっと。
僕が、すっかりここの住人になっていたから。
黙ったまま立ち上がる。
このまま森を抜けて魔理沙の家まで歩いていくつもりだった。
夜更けの森を歩くことの危険は熟知していた。
でも、そんなことは少しも気にならなかった。
だって、やりたいことがあるのにそれをやらないなんて、おかしいから。
「そうだろ? 魔理沙」
唇の端がつり上がるのがわかり、それがまた愉快だった。
さぁ、行こう。
問題はまだ山積みで、いつ解決するのかも知れなかった。
けれど、今の自分を遮るものなんて何もない。
それだけはわかった。
なぜなら、僕はいま、こんなにも魔理沙に会いたいのだから。
人が本気で何かを望んだとき、達成できないことなどないのだ。
「僕が会いに行ったら、魔理沙はどんな顔をするだろう」
想像するだけでも楽しくなってくる。
きっと彼女らしい豪快な驚き方をするのだろう。
でも、それだけでは終わらない。
おそらく、今夜は特別な夜になる。
幻想郷中に響くくらい大きな声でこう言ってやるのだ。
「僕は、魔理沙が好きだ」

271 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 21:49:16 [ fooCVH7Q ]
ヤバイ、初代スレ読み返してたらロマンティックが止まらない

ってことで過去スレもおすすめ>>268

272 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/28(水) 22:05:30 [ qvFXyOrQ ]
>>269-270
俺は貴方を待っていた
ktkr

273 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 00:49:12 [ VXU7pXwE ]
>>269-270
じわっとくる心理描写がキタコレ!!!
夜の散歩に出かけたくなってきた

274 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 02:05:22 [ GLZkzUx6 ]
俺も魔理沙が好きだ

275 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 10:11:25 [ 2EHxXHvc ]
>>274
俺と勝負しなさい

276 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 10:38:33 [ 7XP7GDQU ]
その勝負、合意と見て宜しいですね?

277 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 11:02:09 [ inmiftxo ]
弾幕ファイト、レディーゴー!

278 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 13:01:04 [ SwZr94ac ]
>>276
ミスターうるち、こんなところで何やってるんですか。

279 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 15:48:37 [ yDOSHa86 ]
ミスタージャッジメン!弾幕ファイトを見届ける公式審判員ことミスタージャッジメンじゃないか!

280 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 23:48:54 [ 4zbLid.Y ]
ノリ的にはミ○四ファイター系に近い

281 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/06/29(木) 23:58:39 [ CG4xG9wI ]
そして遊戯王カードで弾幕を形成し始める二人
そんなもん放っておいてどっかに行く魔理沙

そして俺の家のベッドの下からはみ出ている謎の金色ワカメ

282 名前: 3-1 前半 投稿日: 2006/06/30(金) 23:56:40 [ 4fGcjzlY ]
「……腹、減ったな」

 毛布に包まりながら夜空を見上げ、ポツリと呟く。ひもじい。
 眼前は荒野。ていうか地獄。目にも精神衛生上にも非常によろしくない。
 これも全部あの三人のせいだ。人の家の前で喧嘩するのはいいけど少しは手加減しろよ。

「……畜生。輝夜とレミリアに損害賠償請求してやる」

 気の赴くまま怨嗟を呟く。
 当然、文は本人からせしめる。覚悟しやがれ。絞れるだけ絞ってやる。できないなら身体で……。

 ――ぐ〜。

「……」

 間抜けに腹が鳴った。適当な事を考えて紛らわせようかと思ったが、やっぱりひもじい。
 そこで思い出す。そういえば今日の俺は晩飯がまだなのだ。そりゃあ腹も減るはずだ。しかし、今すぐに食うもの、食えるものは……。

「……あ」
 ――ねえ、おつまみ持ってきたんだけど、ちょっと台所借りていいかしら。

 思い出す。咲夜の持ってきたチーズを。
 そして俺はチーズに一口も手をつけていない。つかワインもそんなに飲んでない。俺よ、そんなんでいいのか? 咲夜はきっと明日になったら持って帰るぞ? 
 あんな高そうなモノ、そうそう戴ける物じゃない。それをみすみす溝に捨てるのか!?

「冗談。今、俺が全部貰う」

 決めると同時に家に侵入。……しかし、侵入って。一応ここ俺の家なのに……。
 自分で言ってて少し虚しくなったが、気を取り直して部屋に入り、並べた布団を横目で見る。

「……仲良く寝ちゃってまあ」

 先ほどまでの乱闘が嘘のように、二つの布団を三人で仲良く使っている。右に文。左にえーりんさん。真ん中に咲夜。三人とも寝相がいい。
 朝が来て、三人同時に目が覚めた場合、大変な事が起こる気がしないでもないが、そこはアホ毛の神様にでも祈ろう。
 しかし、なんというか。この状況は。

「これだけ綺麗どころが揃ってて、この有様。どういう事よ……?」

 まあ、ここで手を出せばその瞬間デッドエンド決定なわけだが。さらに問答無用で地獄行きだろう。
 果てしなく物騒な事を考えながら、椅子に座る。部屋の明かりは消したまま。部屋に差し込むのは月明かりだけ。
 グラスとワインとチーズはそのままテーブルに置いてあった。当然か。俺が手をつけていないのだから。
 苦笑しながらワインをグラスに注ぐ。注ぐ。注ぐ。
 そしてつまみを口の中に放り込む。瞬間広がる濃厚なチーズの味。

「……美味い。流石レミリアの屋敷のモノなだけはある」

 ただただ美味い。ワインも美味い。それ以上の感想が無い。いかに俺が貧乏舌なのか判った瞬間だ。どうでもいいが。

 ――――。
「…………」

 無言でもう片方のグラス、つまり咲夜のそれを持つ。

 ――ひゅっ。

 そして背後に投擲。グラスが音を立てて空気を割く。
 が、壁にぶつかって割れる事は無い。何故なら……。

283 名前: 3-1 後半 投稿日: 2006/06/30(金) 23:58:30 [ 4fGcjzlY ]
「ちょっと。割れたらどうするのよ。これ高いんだから」

 背後から不満そうな声。咲夜だ。
 やっぱり起きてやがったか。

「喧しい。人の家の前であれだけ暴れたんだ。これでチャラにしてやるから安いと思え。後、撒き散らしたナイフの片付けはしとけよ」
「はいはい」

 そこまで言うと咲夜は俺の前で飲んでいた。態々メイド服も着替えてまで。
 しかし咲夜はこういう仕草がよく似合う。俺とそう年は離れていない筈なのだが。
 この色女め。

「で、どこで起きた?」
「綺麗どころ、の所」
「さいで」

 つまり今か。
 咲夜は酔っているのか照れているのか、少々顔が赤い。
 まあ、別に聞かれても困る事でもないので別にいいか。
 三人が美人なのは言うまでも無い事だし。

 咲夜と俺はそんな雑談を交わし続け、そのまま朝が来て、これといったいざこざも無く、三人は帰っていった。
 さらに言うと、気が付けば俺の家の前は何事も無かったかのように直っていた。三人が直したらしい。……すげえ。
 そして、部屋に戻った俺の前には……。

「……自分のグラス、忘れてやんの」

 咲夜のグラスが置かれていた。ま、いいか。その内自分で取りにくるだろ。
 一個なら売ってもいいけど、ばれたら刺されそうだしな。

 ――翌日。
「……早かったな。グラス取りに来たのか?」
「飲みに来たわ。今日は夕食持参で」
「……上げってけ」

 ――数日後。
「……持って来た酒は昨日の分で終わったろ」
「新しく持ってきたわ」
「……」

 ――一ヵ月後。
「……なあ。これって普通“通い妻”って言わないか?」
「あら。泊まってないわよ」
「まあ、いいんだけどさ。現に助かってるし」

 ――三ヶ月後。
「じゃあ、行ってくるわね」
「ん。ああ、今日は帰りが少し遅くなるんだど、晩飯は……」
「心配しなくても○○が帰ってくるまで待つわよ」
「すまん」

 ……あれ? なんかおかしくね?
 そういやここ最近、文の新聞もえーりんさんも来てないような……?

284 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 00:23:18 [ .JXK3Yt2 ]
な…何だ、この素晴らしい咲夜さんは…

285 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 00:41:38 [ G4E6xxRw ]
通い妻咲夜!
イイヨイイヨー、これも東方らしい自由人の恋愛かもしれない
○○のちょっとしたずぶといところで、幻想郷と釣り合いが取れてるんだろうかw

286 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 00:52:16 [ nvBxUevw ]
咲夜さん(;´Д`)ハアハア

287 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 01:22:39 [ YGQtngh. ]
萃香と一緒に風呂に入りたい
下手な歌を上機嫌で思い切り歌ってほしい
風呂上がったら隣人が近所迷惑だと怒鳴り込んでくるので
俺が平謝りに謝りたい

288 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 12:41:54 [ .VpzRako ]
>282-283
超GJ。
ついでに咲夜さん取られて超むくれてるお嬢様幻視した。

289 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 16:41:59 [ KvVL3O.A ]
よし、ちょっとむくれてるお嬢様を慰めてくる
もちろん性的じゃない意味で

290 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 19:19:33 [ 0pHy2SY. ]
ならば、俺が性的な意味でお嬢様を慰めてくるよ!

291 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 20:06:41 [ jKGoduMw ]
みんなに怒られるかもしれんが……
ルナ姉は素直クールだと思う
そのつもりで書いてる文章があるんだ

292 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 20:26:20 [ jkg4mV0s ]
伺いは必要ない
うp!うp!

293 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 20:27:27 [ 0bugKUJw ]
>>291
まさに>>1読めなんだぜ
そしてうpだ

294 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 20:36:13 [ KJLMXR/M ]
>>291
素直クールぅ〜〜〜? 俺の大好物じゃないか。

にア たのむ、うpしてくれ!

295 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 22:59:17 [ eE0WpeRA ]
>>291
逆に考えるんだ。
『素直クールじゃなきゃおかしい』と考えるんだ。

さぁうpしてくれ

296 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/01(土) 23:55:10 [ Q9.4YNic ]
「ねぇ〜こないだの宴会で一緒に飲もうって約束したでしょ〜?ね〜」
「違うわよ!あたいが先に弾幕ごっこで勝負するって約束したのよ!」
「遊んでくれるって約束したよね?ね。 何 と か 言 い な さ い」

まずいことになった。先日神社の近くをフラフラ歩いてたら唐突に宴会に引き込まれたのだが、
ついつい勢いで飲みすぎて約束を全く同時にトリプルブッキングさせてしまったらしい。
ここは一つ上手いこと受け流して一人ずつ対処しようとも思ったのだが我の強い三人。

歩く百鬼夜行こと 伊吹 萃香
幻想郷の愛されし⑨ チルノ
生きる核弾頭 フランドール

・・・うん。まずい。チルノならなんとか口先三寸でなんとかできるが萃香は酒が入ると
理屈なんぞ蹂躙してナンボになるし、フランに至っては口答えした時点で死亡フラグが
成立する。さてどうしたものか・・・

「え・・・と、な。せっかくまたこう大人数で集まれたしここは一つみんなd」

眼前で手首まで地面にめり込んだ萃香の拳。
髪を焦がしているレーヴァテイン。
場の展開の速さについていけないチルノ。

「「なんか言った?」」
「いえ・・・」

まずい。まずいの三乗だ。この二人目がすわっちゃってるよ。
どうにか・・・どうにか平和的かつ死亡フラグの立たない解決法を・・・

「ねぇ二人とも○○が困ってるじゃない。せっかく遊んでもらうんだかられーぎを
わきまえないと駄目よ!」

おぉ!いいぞチルノ!まさかこの面子でそんな常識的な言葉を聞けるとは!もう⑨
なんて言わないよ!

「誰が○○と遊ぶか弾幕ごっこで決めましょ!あたいってば天才ね!」

前言撤回。この馬鹿自分で地雷を起爆させやがった。⑨にも程がある。
次の瞬間フランがレーヴァテインを萃香に向かって振り下ろし、萃香は手に集めた超高密度の
鬼火で受け止めた。二つの超高温の力が熱波を生み

チルノが蒸発した。

「チ、チルノーーーーーー!!」
「「そんなの放っときなさい!」」
「お、お前ら鬼だ!悪魔だ!人間じゃねぇ!」
「鬼よ!」
「悪魔よ!」
「「人間じゃないわ!」」

さてどうしよう。このままいくとここら一帯焦土になりかねん。どちらか片一方にブッ飛ばされる覚悟で


A・萃香と飲ま飲まイェイ
B・フランちゃんとウフフ
C・チルノを復元すべく頑張ってみる
D・パチェ萌え

297 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 00:08:04 [ W2gpOOBw ]
Dで修羅場を見てみたい俺が来ましたよ。

298 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 01:23:56 [ tNDudkns ]
あまりにチルノが不憫なのだが、鬼っ娘大好きな俺はAを希望するぜ。

299 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 01:30:27 [ /Mn2snsI ]
もう一度まとめを全部読んでみた
小悪魔とえーりん2で萌えて、レミリア2で泣いた
どうやら俺の涙腺は弱くなったらしい

300 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 02:42:19 [ U7EM47i. ]
プリズムリバーの館で、僕はルナサさんの演奏を聞いていた。
窓から差し込む夕日が彼女が金色の髪を別の色に染める。
そんな姿に見惚れていると直に演奏は終わり、僕はそれに拍手を送った。
「どうだったかな?」
「上手だったよ、すごく」
「ありがとう。君にそう言ってもらえると、嬉しい」
ルナサさんは僕のちっぽけな言葉を、大切に受け取ってくれる。
そして小さいけれど綺麗な花がほころぶ様に、笑った。
その顔に胸が大きく跳ねる。

「ごめんね。気の利いたこと、言えなくて」
バイオリンを片付け終わって、同じソファの隣に座っているルナサさんにぽつりと呟く。
「どうして謝るの?」
僕は口下手だ。音楽にも詳しくない。
ルナサさんの演奏はとても心に響くのに、それをうまく形にできないのが歯がゆかった。
彼女にありきたりな賛辞しか送れない自分がとても嫌いでもある。
「本当は、もっとたくさん言葉を送りたいんだ。ルナサさんが喜んだり嬉しくなるような事をたくさん。
 でも何か上手にまとめられなくて……」
こうして話している今もいっぱいいっぱいで、自分で言っている事がよく分からない。

そうしてしばらくの間、沈黙が場を支配した。
夕日はもう半分以上顔を隠していて、空には気の早い星達が数個昇っている。
重い空気に耐え切れず、今日はもう帰ろうと思い僕は立ち上がろうとした。
その時――

「いいの」
と、ルナサさんは言った。
「あなたが聞いてくれるだけで、私はいいの」
彼女の右手が僕の左手に重なる。
「だって私、あなたのこと好きだから」
そしてもう一度微笑む。今度は全て包み込むような笑顔。
「ルナサさん……」
「実はね、演奏してる時はあなたの顔を見てるの。とっても面白いのよ。
 一楽章ごとに、ころころ顔が変わるんだもん。かわいい顔したり、難しい顔したり」
まさか自分がそんな百面相をしていたとは。気づいていなかったので恥ずかしい。
「だからね、言葉にしてくれなくても私には伝わってる」
 ぽふ、っと肩に軽い感触。ルナサさんが寄りかかってきたからだ。僕もそれに頭を寄せる。
「ありがとう」
あぁ、本当に僕は馬鹿に違いない。こんなに短いお礼の言葉を返すのが限界だ。

「私、あなたの事を想ってる気持ちを込めていつも演奏してるの」
ルナサさんはサラリと物を言う。しかも驚くほどストレートに。
「ちゃんと伝わったかしら?」
僕はそんな彼女の言動にどぎまぎしっぱなしだし、そんな時は余計言葉が出てこなくなる。
だから、重ねたままの手をそのまま自分の胸に当てた。
普段の何倍も早い鼓動。ひょっとしたら体の外にまで聞こえてるんじゃないか、と思うぐらいうるさい鼓動。
それを感じたのか、ルサナさんは僕のほうを向いて言った。
「すごい、ドキドキしてる」
「うん」
「こんなに早いと寿命縮んでしまうかもしれないよ」
「それは困るかなぁ」
「どうして?」
僕と彼女の視線がすっと絡まる。

『ルナサさんと一緒にいることができる時間が短くなっちゃうから』

そんな事を思ったけど、口下手な僕はもちろん言う事ができなくて。
誤魔化すように曖昧に笑って、彼女にキスをするのが精一杯だった。




『僕』はルナサより年下なので、さん付けで呼んでいるということにしてくださいorz
これはただ単に年上好きな私の趣味です 文句あるかちくしょー
しかもこれって素直クールじゃないよね…… ごめんなさい

301 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 06:48:48 [ cX7GlIak ]
誰かある。このお方に謝る必要など皆無と言う事を教えて差し上げてくれ
うん、何か少し心にキタ

302 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 07:24:48 [ nHXGw95g ]
>296
最近は、三角関係ならぬ5角関係が流行っているんだろうか?
選択はもちろんDで!

>300
謝る必要は無い!
ゆかりんも言っていたではないか
幻想卿はすべてを受け入れると!
我々は妄想という名の愛をぶちまけるのみ!!

303 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 09:38:36 [ z1jrZ.bc ]
>>300
すげぇキレイな文章で心洗われました・・・

304 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 19:09:33 [ H0p.Xp/g ]
>>300
物凄く伝わった。初々しい。
だけど、キスをする勇気はあるのね。

305 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 19:10:57 [ zfi0Ku5k ]
>>302
最近の修羅場シリーズが秀逸だったからじゃね?
いや、俺がそう思ってるだけでこのスレの住人がどう思ってるのかは知らんが

306 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 19:24:02 [ xoQoVXE6 ]
>>300
口下手な「僕」が、気持ちを伝える為に行った、
「胸に手を当てさせて自分の鼓動を感じてもらう」
という手段が、なんかいいなぁと思いました…

307 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 22:02:18 [ dP2hBIMw ]
「『お前が俺を喰うつもりなら、俺は全力で逃げる。
でもそのつもりがないなら、もっとお前と話がしたい』
…まぁ本音は大体こんな感じ」

美鈴「…」

「どちらかと言えば後者を希望する。いやむしろ熱烈に」

美鈴「貴方って、ほんとに変なやつですね」

「これでも心臓バクバクなんですがわかんねぇか」

美鈴「ふぅ…」

「ってコラ!どこに行く!話はまだ」

美鈴「お茶を淹れてくるんです。二人分」


                            「彩鈴」11〜14Pより

308 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/02(日) 23:00:10 [ Id9Qk.xM ]
>>307
たまにどこかで見掛けるな、元ネタは知らんが

309 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/02(日) 23:57:56 [ 9dw0DgCk ]
よし、前回のはアレだったから今度は真面目に書いてみよう。


「好きです」
 
 そう言われた俺は思考が止まった。
 目の前にいる閻魔の少女は手に勺を握り締めたままじっとこっちを見ている。
 一体何の冗談なんだ。
 俺はただの人間。この少女と出会ったのも単なる偶然だった。
 そんな俺の事なんか彼女は見向きもしない。ずっとそう想っていたのに。
 ……もしかして俺の徳を試しているんじゃないか? けれど彼女が最も嫌うのは嘘の筈……
 俺は凍りついた頭で必死に考えた。

「あ………」

 ……そのせいで彼女の変化に気付いたのはだいぶ後だった。
 彼女は……泣いていた。
 肩を震わせて。勺を握り締めたまま。
 ……俺の馬鹿。もう答えは決まってるだろう!
 これ以上彼女を待たせるわけにはいかない。俺は彼女の前まで歩み寄った。

「………」
「………」

 どうしよう。声が出ない。
 頭が真っ白ってこういう事をいうんだろうな……
 目の前の少女は恐怖と気体の混じったような表現し辛い顔をしていた。
 ずっとこのままでいる訳にもいかない。けど声は出ない。
 ……俺は覚悟を決めた。

「きゃっ……」

 何も喋る事の出来ない俺が思いついた告白方法。
 それは抱きしめることだった。
 正直これで分かってくれるかは不安だったが。
 けど、彼女はそれが俺の告白の答えと分かってくれたのか。
 しばらくぼぅっとした後、声を上げて泣き出した。

310 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/02(日) 23:59:02 [ 9dw0DgCk ]
 彼女はしばらく泣いていたがやっと顔を上げた。まだ目が赤い。
「本当にいいんですか?」
「はい」
「私は閻魔ですよ?」
「はい」
「えっと、説教もよくしますよ?」
「構いません」
「えっと、えっと、小町みたいに胸も無いんですよ?」
「くどいです」
「えっと……本当にいいんですか?」
 気付いていないのか彼女はまた同じ質問をした。
「はい」
俺も同じように答えた。多分さっきよりはっきりと。
 ……彼女はまた泣き出した。

「……あの」
 ? なんだろう。
「私、他の殿方とお付き合いした事が無いのでどうすればいいのか分からないのですが……」
 ………これって。
「貴方には私の全てを知ってほしいんです」
 そう言うと彼女は自らの上着を脱ぎ始めた。

 キタ━━(゚∀゚)━━!!!!

 だが、俺も自慢じゃないが経験は無い。どうすればいいのかも知らない。
 固まっていると彼女は頬を赤くして、照れくさそうにはにかんだ。



              そして奇声を発して踊りだした。







  ジャッジメントジャッジメントォ―――ッ!!!!! 

   -=≡=    ,r---、
   -=≡=  _ソヽ/`、シi
   -=≡=  _>=ヘ 山/=<,
  -=≡=  ((ん'ノノルレム))  ジャッジジャッジッ!!
  -=≡=  ヽソレ ゚ ∀゚ノリノ
   -=≡=   ),ζ_ /_ へ       ジャッジメントタノシーヨーォ――ッ!!!!
   -=≡=   く         ヤマザナドゥゥゥゥゥ―――――ッ!!!!
                  ,r---、   =≡=-
                _ソヽ/`、シi =≡=-
                _>=ヘ 山/=<, =≡=-
                ((ん'ノノルレム)) =≡=- ジャッシジャッジジャッジ――ッ!!
                ヽソレリ゚∀ ゚ノリノ =≡=-
                 ),へ_._ ゝζ  =≡=-
                    >    =≡=-


 薄れる意識の中で見知らぬ狐がめっちゃいい笑顔をしているのを俺は見た……ような気がした。



………(・3・)アルェー?何でこうなるの?(棒読み)

311 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:02:14 [ u95A3T6k ]
オチ吹いたww

312 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:06:53 [ qAkUSb/s ]
お前は死ねばいいと思うよwwww
チキショウ、色々と台無しだwwww

313 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:09:33 [ WREZ/0dk ]
いいからそのまま地獄に落ちろwwwwwww
獄卒にしばかれてこいwwwwwwww

314 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:15:35 [ mFTQHjS2 ]
>>309
テメエは俺を怒らせた……!
というわけでちょっと待ってろ!
今からえーきさま書くから!

315 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:16:20 [ .sDIfbSo ]
ちょwww
おまwwww
なんでゼンコーゼンコータノシイヨー
じゃ無いんだよ!

316 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 00:42:54 [ KM2aG98k ]
うはw雰囲気ぶち壊しww

317 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 02:25:38 [ 2Lk68PN. ]
>>309-310
まぁ言いたいことは大体他の皆が言ってくれた。
だから1つだけ聞かせてくれ。





体を混ぜると何ができるんだ?

318 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 04:27:11 [ QYAKTyTE ]
わはーww

319 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/03(月) 05:22:14 [ CNVA8A06 ]
流れ切って投下してみる…
拙文なのと、恐らく矛盾とかそういうのがあることは事前に謝っておく。





「…うー、さぶ…
おーいみすちー、いつものと熱燗ー…」
冷え込みが厳しい冬のある日。
俺はいつもの屋台…と言うよりも、居酒屋に足を運んだ。

以前、偶然見かけた時からずっと通っている。
当初は八目鰻の蒲焼と酒くらいしかない正に「屋台」といった風情だったのだが、
お客から教わった色んな料理やつまみ(無論鳥肉は無い)をメニューに追加していった結果、
料理の品数に関しては比類が無くなったという、「成長する店」だ。
無論、彼女の持つセンスもあるのだろうが。
ちなみに、俺の好物は八目鰻の甘露煮。
こういう手間のかかる料理も用意してあるから助かるんだよな、本当。

「…あれ、みすちー?」
ところが、見慣れた彼女の姿がカウンターにない。
外に出っ張った所に居なかったのはこの冷え込みだからだと納得させたが、
中にも居ないというのはどういうことだろう。
…と、後ろに入り口があり、布団が覗いている。
確かに彼女は夜雀だが、夕方にまだ寝ているという事は無いハズなんだが…

「…みすちー?」
不法侵入なんだろうが、気になったので上がりこんでしまった。
そして当の彼女は、真っ赤な顔で布団に横たわっていた。
「…うー…あー、○○…ごめんね、今日は、屋台は、お休み…」
「いや、それ所じゃないだろ!?一体どうしたんだよ!?」
彼女は複雑な笑みを浮かべて答える。
「あはは…風邪、こじらせちゃって…
うつったら、いけない、から…早く、帰ったほうが、いいよ?」
ちょっとの言葉さえ途切れ途切れになっている。
つまりは、そうしなければいけないほど苦しいという事だろうか。
それに、ゲホゲホと咳き込んでもいる。
このまま放っていては、治るのには時間もかかってしまうだろう。
「馬鹿、病人ほったらかして帰れるか!」
そう言うと、急いで近くの井戸から水を汲んできた。
手拭いを浸して、絞って、彼女の額に乗せる。
手が悴んだが、そんな泣き言は言ってられない。
「ごめん、ね、○○…こんなことまで、して、もらっちゃって…」
「謝る事じゃない。
俺がやりたいからやってるだけなんだ、素直に受けとけって。
それじゃ、俺、少し出かけてくるから。」
「…?」

320 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/03(月) 05:24:10 [ CNVA8A06 ]
屋台が竹林の近くでよかった、と心底思った。
何をどうやったのかさえ覚えていないが、
驚異的な勘で迷いもせずに向かった先。


「…風邪薬?」
永遠亭・八意永琳の部屋。
「ええ、とびっきり強力なのを。」
「それは勿論あるけれど…どうしたの?貴方はどう見ても健康体だけど…。」
「知り合いが酷い風邪を引いちゃいまして…
出来れば一刻も早く直してやりたいんですよ。」
「分かったわ。はい、それじゃこれ。
これを飲ませてあげれば、良くなるのにあまり時間はかからないわ。」
「あ…ありがとうございます!」
「お礼はいいわ、私は医者だもの。
ほら、早く行ってあげなさい。てゐに近道を案内させるから。」




「…うえー、苦ーい…」
「よし、そんな無駄口叩けるなら大丈夫だな。」
ぽんぽん、と頭を叩いてやる。
が、矢張り叩いた頭はまだ熱を持っており、
また水を汲んできて、手拭いを濡らして冷やしてやった。
「…」
と、彼女は何を思ったのか、徐に俺の手を掴むと、
「!?」
「わー…つめたーい…」
…いや、そっちは冷たくて気持ちいいんだろうけど!?
こっちは直に頬に触れてるんだから焦るって!
「ちょ、ま、みすちー!?」
「…あ、ごめん…迷惑、だよね…」
しゅん、と項垂れる彼女を見ていると、
罪悪感と一緒に別の感情も湧き出してくる。
…いや、「思い出して」くる。
…ぎゅっ。
「…!?」
「迷惑じゃないさ、焦っただけ。」
「え、あの、」
「俺、みすちーの事が、その、」
肝腎なときに声が裏返って出てこない。
「…好き、だから。」
出ない声の代わりに、彼女の声が響いた。
「…うん、好き…だから。」
暫く二人で見つめ合った後、
どちらとも無く唇を重ねていた。
そして、疲れが出たのか、彼女は直ぐ眠りについていた。


薬もきいたのか、起きた後の彼女は大分調子が良くなっているようだった。
「…あのさ、○○。ちょっと…」
ごにょごにょ、と最後はあんまり言葉になっていなかったが、
俺にはちゃんと聞こえた。
「ん、了解。」
ひょい、と所謂「お姫様だっこ」をして店の椅子に座らせて、
台所でお粥を作ってやる。
彼女のセリフの最後、『おなかへった』、と『…食べさせて』と言うのが聞き取れたから。
…ちなみに、彼女は本来人を取って食うハズなのだが、
普通の魔法使いにお握りを貰って食べた所「人<米」になったらしく、
以後米を主食にして食べているらしい。
「ほい、あーん。」
「…あーん。」
熱のせいなのか照れなのか、顔を真っ赤にして口を開ける。
「ほらほら、相思相愛なんだから照れるなって。」
ぶほっ、とむせる様を見て、けらけら笑ってやる。
「ちょ、もー!」
「あははは…」



数日後。
「○○ー、小皿3枚取ってー!」
「分かったー!」
俺も彼女の屋台で住み込みで働く事にした。
と言うより、彼女に頼まれたのだが。
彼女曰く、「出来るだけ一緒にいたい」からだとか。
非常に照れたが、勿論快諾した。
何でかって?そりゃ勿論、俺だって「出来るだけ一緒にいたい」からな。
それに、彼女の手料理がいつも食べられるなら、それに越した事は無い。
…え、それはもう同棲か夫婦だって?
それ、彼女には言わないでくれよ、照れて料理をめちゃくちゃにしかねないから。

321 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 07:47:45 [ KM2aG98k ]
>>319-320
みすちぃかぁいぃぃぃぃよぉぉぉぉう!!

322 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 11:35:21 [ vRs.HMx6 ]
>>319-320
1 0 0 回 保 存 し た 
GM!即ちぐっどみすちー!

323 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 16:28:33 [ 4YR.8b66 ]

「暑い……チルノー、なんか冷たいもん」
「はい氷。」(←花映塚のアイシクルフォール)
「……思いっきりとがって危ないんだが」
「それで我慢しな」
「ビニール袋に入れられる位がいいんだが」
「面倒。」
「……自分で砕くのも面倒だ。別に氷嚢じゃなくてもいいや」

〜〜十分後〜〜

「あっちゅーまに溶けたな」
「はい氷」
「いやシーツがびしょぬれだ」
「ベットの上で使うなんて馬鹿ね」
「お前に言われたくない」
「ふーん氷いらないんだ」
「あっ、すいませんもう言いません」
「わかればいい」
「今度は面倒でも氷嚢にするか……」

〜〜十五分後〜〜

「結局露結んでびしょぬれだ」
「馬鹿ね」
「色んな意味で否定できない」
「はい氷」
「いや、軽く寒気がしてきた」
「風邪でもひいた?」
「へっくしょいッ!」
「爺くさいくしゃみね」
「うるへー」
「こうすれば暖かいよ」
「いやよくある漫画みたいなノリで布団入ってくんな」
「いいじゃんべつに」
「まあな」


暑すぎてやった。
今は後悔してると思う。

324 名前: 319-320 投稿日: 2006/07/03(月) 16:55:07 [ CNVA8A06 ]
>>321
>>322
要するに俺じゃなくてみすちー褒めてるんだな。
鰻でも食っとけ。

ついでに…。
>>323
あー、うん。
チルノはフルオートで冷気発散してる筈だから、
ンなことしたら間違いなく風邪が悪化すると思うんだ。

325 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 17:15:03 [ 5uvKaihU ]
このスレのせいで俺の中でのみすちー株価が急上昇しているのですが

326 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 21:43:57 [ XzmGIZgQ ]
>>324
チルノはヴァカだからな。

327 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 22:15:06 [ v.idumb2 ]
>>325
東方株式市場とか東方株価指数とか浮かんだ俺は一体どうすれば。

328 名前: 309 投稿日: 2006/07/03(月) 22:17:13 [ 7gWNXjtc ]

「恐怖」+「気体」=「ザナ萌え」 というか完璧見逃してたorz

ついカッとなってやった。今ではネタ以外反省してる。
じゃあちょっと獄卒さんの所逝ってお茶飲んでくるノシ

329 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/03(月) 22:33:53 [ KM2aG98k ]
もう永遠亭で手伝いをしてどれほどになるだろう。薬師見習いとして八意先生の下で
実験台と言う名のモルモット生活を送って結構な時が経つ。八意先生はまぎれもない
天才ではあるが人格が・・・ちょっとアレな人だ。今その八意先生からのお呼びがかかったところだ。

「八意先生。なんの用ですか?」
「ん、来てくれたのね。実はまた新薬の・・・って逃げないの(はぁと」

言い終わらないうちに全力で逃げようとしたはずなのにコンマ一秒たつかたたないかの
うちに首根っこをつかまれ取り押さえられる。

「やぁねぇ〜私がただの一度でも調合に失敗したことがある?新薬の理論が
 間違ってたことがある?今回も完璧な出来だから大丈夫よ〜」
「だから嫌なんです!前回はナイトメアの改良型とか言って発狂しかけるほどの悪夢が体感時間で
 半年も続くし!その前は右腕が自由意志を持った兵器になるし!その前は宇宙意思と対話がで
 きるようになるような薬だったじゃないですか!」
「改良型ナイトメアは実効果時間は三秒だし後者二つはおかげで大成功だったわ!」
「いばるな!」
「それだけ元気があれば大丈夫ね」

首根っこをつかんでいた手を顔面に写し鼻をつままれる。当然酸素を求め口は開かれる。
今回目に入ったのは小瓶に入った透明な液体。もっとも液体が入っているのを確認できた
のは口に流し込まれるまでの数瞬だったわけだが。ほんのり甘い。

「ゲッホゲホゲホ!な、何飲ませたんですか!」
「はい。そんなことより私を見る。」
「はい?」
「見・る。」

ぢ〜・・・・

見詰め合うこと一分。何か期待したような表情。天才なのにどこか少女じみたような表情。
少し赤味が差した頬。心なしか目が潤んでいる。やっぱり美人なんだよな・・・。

「なんですか?一体。」
「なんにも起きない?」
「はぁ。特に。」
「ときめかない?」
「いや特に。」

少し強がってみたり。

「おかしいわね。この私に限って失敗なんて・・・材料も比率も手順も完璧・・・」
「・・・・?」

ふと気付くと先生の机の上には一枚の紙が乗っていた。間違いなく調合の手順書だ。

「ちょっと失礼。」
「あ、こら!勝手にもってかない!」

すぐさま取り返そうと抵抗されるがこれでも先生の下で修行した身。どんな薬か判別するには
一目見れば十分だった。

「これ・・・惚れ薬?」
「・・・・・!」

330 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/03(月) 22:34:56 [ KM2aG98k ]
ポーカーフェイスを装ってはいるが明らかに狼狽しているのがわかる。こんな表情永遠亭に来て
から一度だって見たことが無い。

「なんでこんなものを?」
「・・・・」
「先生・・・」
「だ、だって私○○が好きなんだもの・・・でも好きって言って断られるのが怖くって・・・
 私ずっとあなたを好き勝手使ってたし、ずっとわがまま言ってたし、それでも傍にいて
 好きになってほしくって・・・ごめんなさいごめんなさいごめんなさい・・・こんなの間違っ
 てるってわかってたのに・・・」
「材料も比率も手順も完璧ですね」
「でも・・・失敗・・・しちゃった。肝心な時にね」
「いや。完璧ですよ。」
「え・・・?」
「これ対象の恋愛感情ベクトルを全て飲んだ直後に視認した人へ向けるものでしょう?」
「ええ・・・流石ね」
「それじゃあ効果ないですよ。俺の持ってる恋愛感情は完全に十割一部の隙も無く徹頭徹尾
 一切の無駄も無く先生のものです。飲んでも何も変わらなかっただけです。」
「え、え、え、え?」
「愛してますよ。八意先生。」

うつむいているので表情はわからない。しかし今言った言葉に一切の偽りは無く。ただ目の前の
人が愛しくて仕方なかった。本心を全てさらけ出してしまった今ただ立ちすくんでいるだけなど間
が持たず、思わず微動だにしないその体を抱きしめる。

「○○・・・」
「先生・・・」
「えーりんって呼んで・・・?」

先生。いやえーりんの方からも抱きしめてきて、お互いに抱きしめあう形になる。互いの心臓の音が
心地よく、俺はこのときほど永劫の時間を欲したことはなかった。えーりんの胸が当たって息子がの
っぴきならない状態だが今はそうも言ってられん。

「えーr」
「師匠ー?いますかー?」

唐突に部屋の外から呼びかける声がする。間違いなくウドンゲだ。・・・あとで報復が必要だな。いくら
なんでもタイミング悪すぎだろ!なんで今なんだよ!運命のイタズラか!?だとしたら真紅の大悪魔
にも報復を考えないと!

「う・・・ウドンゲ!今ちょっと立て込んでるから!あとにしてもらってもいいかしら!?」
「すぐ済む用事ですのでー。言われたとおり床の用意済ませてあります。あとさっき頼まれた砂糖水
 余ってるようなら持って行っちゃいますけどー?」

・・・・砂糖水?あれ?さっきの薬ほんのり甘かったけど気のせいだよな?さっきのアレって惚れ薬だった
んだよな?いや実際に調合したって証拠もないけどアレが惚れ薬じゃないとするとさっきの仕草も台詞も
表情も調合書も全部伏線ってことに・・・

「えーりん・・・?」
「あー・・・いやその・・・頭使うと糖分が必要に・・・って駄目?」

まるで恋する少女のようなあどけない顔で上目遣い。これに逆らえる雄などいるか?いやいない。

「愛してますよ。」
「へへ・・・私も。」




どう見ても一生尻に敷かれマンです。本当にありがとうございます。

331 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 23:35:22 [ 0f/ypnqE ]
>330
えーりんが乙女だ・・・

332 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 23:40:17 [ Fw23avWc ]
>>330
個人的に思う所があったので敢えて苦言を
全体的に東方キャラ「らしさ」がないかな
つまり、俺には彼女がえーりんに見えなかった
オリキャラを見てるような感じ

333 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/03(月) 23:46:42 [ MO7w7u1c ]
幻視できるものに限りがあるな。
東方らしさを追究すると極論に達するが、ある程度考えるべきかもな。

まぁ、 聞き流せ。

334 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 01:39:42 [ BHI65eGE ]
えーりんえーりんあいしてえーりん、えーりんえーりんあいしてよ

335 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/04(火) 02:08:50 [ tujjK5DI ]
くそう…みんななんたって可燃物(萌えるもの、の意)を投下していくんだ…
おかげで私も書きたくなって…きがついたら2時だぜ…
明日仕事辛いな。(´・ω・`)

八雲家泥沼劇場 〜藍フラグを立てるの巻〜
紫「そうねえ…あなたがボムも復帰無敵もなしに私の弾幕をかいくぐって
  私をさらってくれたら…貴方の物になっちゃおうかなあ♪」
…そんな彼女の最上級の誘惑(釣りエサともいう)に食いつき、
紫に挑戦&撃墜される日々を送る俺と…頼もしき協力者藍&橙。
今日は…

:×△日目:
今日はちょっとばかし攻略が進んだ。
今まで避けれなかったパターンを避けれるようになったのだ。
だが…その避け方は藍に伝授してもらったテンコー走法を必要以上に駆使するものだった。
普通の人の身で、弾を打つ力はなく…できたとしても、俺に紫を攻撃することはできない。
つまり俺は紫の気が変わる、いわゆる「時間切れ」になるまで、
人の身でテンコーの力を使いつづけるという「常時光速アイシールド」以上に無茶をして
この日は紫のドクターストップ(?)で終わったのだった…
紫「バカね…そこまでして私が欲しいの?」
俺「と、当然だ…」
紫「嬉しい事言ってくれるじゃない…でもね!」
(キッ!)
紫は珍しく怒ってるようだ。
紫「私は常時テンコーしなきゃ避けれないような事してないわ!
  ちゃんと見れば、低速移動と通常移動で避けれるようにしてるもの…」
  だからそんな無茶もうしないで…(´・ω・`)」
俺「わ、判った…」
しょぼんさせちまった…好感度ダウンの予感…

その日の夜…
藍「○○…起きてるか?」
俺「ん、ああ。筋肉痛で寝付けないでいるさ。」
藍が俺の寝室を訪ねてきた。
俺「今日はみっともないとこ見せちゃったなあ。」
藍「筋肉痛で動けないんだろ…今も十分みっともない。」
俺「うう…(´;ω;`)」
何の用かと、俺が聞こうとする前に藍は俺の枕元まで来てちょこんと座る。
俺「で、どうしたんだ?わざわざこんな時間に…?」
藍「あ、うん…あのな…」
一呼吸どころか、三十秒くらいあったんじゃないかという沈黙…。そのあとにぽつりと…
藍「おまえ…本当に紫様が好きなんだな。」
俺「な、なんだよいきなり…」
作り笑いが判る位の明るい笑顔で、でもその声はとても寂しそうで…
藍「毎度毎度撃墜されても懲りずに通い続けるし、
  後先考えずに今日みたいな無茶だってしてしまう…
  はっきり言って、マゾか、そうでなければ『どうかしてる』かだ。」
ぼろくそ言ってくれる。だが褒め言葉と受け取っておくぞ…。

336 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/04(火) 02:10:18 [ tujjK5DI ]
藍「お前の心に、私の入るスキマはないのか…?」
俺「え…?」
藍「…鈍い奴だ。私はお前が好きだと言っている。
  私だけじゃない。橙だって、お前に好意を抱いているハズだ。
俺「そ、そうだったのか…」
藍「結局、私は紫様の式だし、橙は私の式だからな…紫様がお前を気に入ったのなら、
  お前は八雲家全てに愛される脈を持つんだろうよ。」
俺「……。」
藍「けど、けどお前は…紫様ばかり見ている!私の…私の気持ちは…っ!」
俺「ら、藍…」
藍は…泣いていた。灯りをとうに消した夜の寝室。光は無くても、いや、見えないから余計に、
藍の悲しみとやるせない気持ちがひしひしと伝わってくる。
藍「す、すまない…な…。こんなこといわれても、
  100年も生きていないお前は何を言っていいのか判らないよな。」
まったく、その通りだった。
藍「お前は、何も考えないでいい。ただ…今夜だけ…」
俺「え…!?」
(しゅる…)
藍「今夜だけ、私を…お前の傍に…」
(しゅるしゅる…)
俺「ちょっ…ら、藍!?」
暗くてよく見えないが…布のこすれる音。間違いない。藍は服を脱いでいる。
このスレじゃそこから先はご法度だぜーーーー!!
俺「よせ、藍!その気持ちには…んむ!?」
(むちゅ…)
止めようとする俺の唇を、藍は自分の唇で強引に塞いできた。
(れろ…)
藍「もし紫様が相手だったら…そういって止めたりしないんだろうな…」
俺「(藍…)」
頭がぼんやりしてしまう。思考がまとまらない。  
藍「私に気を使う必要もない。紫様に後ろめたさを感じる必要もない。
  私が、好きでやってるんだ。だから、私の好きにさせて…」
雲の切れ目から月が顔をだす。その光は寝室にも差し込み、俺は藍の今の姿を見てしまう。
どう考えてもここから先はネチョスレにて展開されるであろう、その姿は…

        ノO        o
       ノィ´`ヽ、     ノ/´`ヽ
        i    >--,='='ヽ、  ':,
        (/   く__/  \/ くヽ
       ト--,  r_ニ=-=r_ニ=ニr、 )
       L// ̄"⌒ ̄ ̄`、 ヾ;;
      <-''   ′  ∀    ゙彡
       ヽミ            ';彡      
      ,ヘ ミ  ,,  |l:::ゝ,o,イ:|   彡
     〈`'ミミ ,゙つ |l:::::::y::::::|'"つ ';シ
     ,ゞミミ    |l::::::::と::::|"  ;ノノ
   ,ノ':_  ゙ミミ    |l:::品::)::|  ';ヅ
    ̄ ;;'"~`ミ    |l::::: ( ::|  彡'
 (( ノ':_,,.,,;;ミ、   |l:::::::::゚:::|;;  ;;シ
     ̄  "゙しシ^~"'"゙''"゙~""'し"

俺「ッッッ!!!?」
やっべ、理性が一瞬でバーストした!
俺「藍!!!!!!!!」
藍「ど、どうしたんだ急に!?」
俺「も、もっと傍にきてくれっっ!」
藍「な、なんだ?もしかして今になって私に惚れたか?
  ふ、ふふん…いいぞ、今夜だけは私を好きにしても…」
月の光は再び雲にさえぎられ、藍の姿を見ることはできない。だけど、だけど俺は…
俺「惚れたも何も…くっそう、この誘惑に耐える精神力なんぞ、俺には…!!」
(ぼたぼた…)←血涙
こうして俺は、「大いなるふかふか」によりこれ以上無い至福の癒しを得、
いろいろとみなぎらせて一晩で奇跡ともいえる超回復を果たすのであった。

337 名前: 2-1 投稿日: 2006/07/04(火) 02:39:28 [ ruFca/WA ]
>>319-320だが、
特に叩かれた訳でもないから調子に乗って続きを投下してみる。
勝手な設定等は事前に謝っておくので、
そういうのが嫌いな方は見ないように願いたい。



「…あ゛ー…う゛ー…」
「何と言うか…その…お約束?」
みすちーが枕元で苦笑いしている。
古今東西、風邪の相手といちゃつくと、
遅かれ早かれ手ひどく風邪を引くのは良くあるベタな展開だ。
が、それ故に自分がかかることは視野に入れていなかったが…
ここは幻想郷だ。外の世界で幻想になった物…
そういう展開も流れ込んでくるのだろうか?
…何故か矢鱈潜伏期間が長かった気がするが、
音速と一緒に進行速度まで遅かった事にしよう。
「…い゛ー…」
…とか何とか考えてる間もあまり無く、
繰り返し起こる酷い頭痛と悪寒に耐え切れなくなる。
「んしょ…」
彼女に俺がやったように、
彼女も濡らした手拭いを絞って俺の額に乗せる。
こういうことに慣れていないのか、
少したどたどしい手つきがなんとも愛らしい。
と言うか掛け声が凄まじく可愛い。
彼女の持ち味の一つたる、くりくりした声でああいう声を出されると、
一瞬理性が崩壊しそうになるから恐ろしい。
「んー…困ったな、汗で枕がぐしょぐしょ…」
「あ…ああ、大丈夫、だって。」
「大丈夫じゃない。少しでも悪くする元は失くさないと…」
といって枕を引っこ抜いて干してしまった。
幸いまだ結構日は照っているので、
暮れるまで干せば多少は乾くだろう。
…が、枕を失った俺の頭は若干落ち着きなくゴロゴロ布団の上を転がっていた。
「もー。ほらほら、ちょっと体起こしてー。」
?と疑問符を浮かべながら体を持ち上げると、
枕元でもぞもぞと動く気配がある。
「いいよー。」
判断能力や思考能力が大分鈍っていたのか、
疑う事も無く頭を下ろした。
多分、代えの枕でも持ってきてくれたのだろうと。
…もう一つの枕も既に干しているのを思い出したのは、
位置エネルギーが粗方落下速度に変わった時だった。
ぼふ、という擬音がありありと頭の中で聞こえた気がした。
「ひゃっ…」
「…へ?」
焦って目を開けると、直ぐ近く…と言うより、
ほぼ真上に若干赤い彼女の顔が見えた。
…って、え、コレ、まさか!?
「…えと、あの…どうかな、寝心地。」
………膝枕。
「あ、うん、いいよ、すごく、楽…。」
…焼き切れそうになる理性を只管繋ぎ止めながら、
暫く寝てる振りをした。


本当にゆっくりと、時間が過ぎた気がした。
何も邪魔することの無い、二人だけの、穏やかな時間。
…無論、二人とも気恥ずかしさは感じているようだった。
俺は熱より別の要因で顔が真っ赤だったし、
彼女も薄目で確認すると耳まで赤くなっていた。

338 名前: 2-2 投稿日: 2006/07/04(火) 02:46:30 [ ruFca/WA ]
「…それじゃ、雑炊作ってくるねー。」
「おーう…」
流石に膝枕をずっとしている訳にもいかないらしく、
みすちーは仕方なく、といった様子で座布団を枕にしてくれた。
ぐしょぐしょの枕で寝るのとそんなに差があるかな、とも思ったが、
乾いてるだけいいだろうと納得した。
症状の方は大分収まってきたと思う。
永遠亭から貰った薬が残ってて良かった。


「お待たせー♪」
「待ってないぞー。」
「あ、ひっどーい。」
と、くすくす笑いながら台所から湯気の立つ小鍋を持って戻ってくる。
中身をレンゲで運ばれるままに食べていたが、矢張り美味い。
こういう単純な料理だからこそ、
作り手の腕が顕著に出るんだと思う。
「えへへ、○○に合わせて味付けしてみたんだけど…どうかな?」
「…っ。あ、うん、美味いよ、すごく。」
…訂正。腕と言うより、もうこれは愛だと惚気ていいですか?
「…あ、そうだ。」
ぼけーっと時計を見ていた時に、そんな声が聞こえた。
彼女の声には何処となく悪戯っぽい色が宿っている。
「…?」
ふー、ふー、と冷ます音は聞こえるのだが、
一向に運ばれてこない。
疑問符を浮かべながら横の彼女の方に顔を向けようとした、その時だった。
「むぐ…っ!?」
柔らかい物で口が、肌色で視界がそれぞれ塞がれる。
そして、さっきと少し味の異なる雑炊が口に流れてくる。
……ナンダコレハナンダコレハナンダコレハ?
頭の回転が一時的に凍りつく。
一瞬後に我に返ると、
風邪を引いている俺よりもさらに赤く、
それこそリンゴかトマトのような顔をしたみすちーの姿。
「え、えへー…」
照れを隠すかのように笑う彼女の口には、一粒の米がくっついていた。
その事実が物語ること、それは、
「口、移、し…?」
「……。」
真っ赤な顔で頷く。
その姿もたまらなく愛らしく、そして愛しい。
そして俺は、躊躇わずに彼女を強く、強く抱きしめる。
「あう…ちょっと、苦しいよ…」
「…悪戯のペナルティだと思え。」
そして少し離して唇を奪う。それも、とびっきりにディープなキスで。
「…むぐ……っぷは。」
「ははは、ざまみろ。
みすちーに主導権握られっぱなしなのは俺の沽券に関わる。」
…が、みすちーはその辺には反応を示さずに、
黙って布団の中にもぐりこんで…って、ちょ、それは待て!
「…。」
「…えと…みすちー?」
きゅっ、としがみついてくる。
「………。」
「…あー、うん。俺の負けだ、負け。
やっぱみすちーには敵う気がしないよ…。」


結局、あの後は一緒の布団で寝ていた。
…といっても、決してRとかX指定が必要なことは断じてしていない。
ただ単に、枕が一つしか残ってないから共用しただけだ。
そしてその後暫く、どっちも風邪は治ったというのに二人して何かと顔を真っ赤にしていた。
世の男どもは常に妙な妄想をしやすいんだろうけれど、
俺としてはこうやってゆっくり進めて行きたいな、と、そう思った。

あ、そうそう。これはあくまで余談だが。
「○○ー、ちょっと中から日本酒取ってきてー。」
「あいよー。」
屋台の方は変わらず繁盛している。
が、メニューに何故か「雑炊」の項目はない。
それについて聞いてみたところ、
「えーっと…愛する人に対する特別な料理って、
やっぱりあるじゃない?」
…みすちーにはいろんな意味で勝てないと、
前にも増して悟った気がする。
でも、勝てなくていいとも思う。
純真で、無邪気で、そして明るくて。
有り触れた形容詞だが、彼女は俺の太陽なんだろうな、と思った。


と言うことで、後日談兼逆バージョン。
自己満足なのかもしれないが、みすちーを動かすのは楽しい…
個人的にみすちーの行動は天然物で、
狙いとかも無くやってると思う。

339 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 06:17:35 [ xRCvAHHc ]
よってたかって俺を萌え殺さないで貰おうか。一日でこんなに投稿されるとは……!

340 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 09:18:50 [ NIu651to ]
みすち−の株が俺の中で急成長しすぎて困るw

341 名前: 329-330 投稿日: 2006/07/04(火) 09:37:46 [ UYGP9JU6 ]
「確信犯的に告白まで誘導される」ってのを書いてみたかったんで
やらかしてみたんだがネタ優先で書いたせいか指摘されたとおりらしさ
に欠けるものになってしまったと反省。精進します。レスありがとう。

342 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 09:42:57 [ KO020e.w ]
相変わらずこのスレは殺傷力が高すぎて困るw

343 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 10:01:44 [ n50voDbk ]
おいおい、今までみすちーとか何にも思わなかったのに・・・

344 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 10:25:29 [ .CM3uksM ]
みすちーかぁいいよみすちー

345 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 11:06:38 [ Fb/K0qc6 ]
俺は今なら死ねる。死因はみすちー萌え

346 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 12:37:49 [ Wi.x6jcw ]
このスレはとんでもない物を奪っていきました
住民の心です

347 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 13:44:44 [ NIu651to ]
なんて萌えに満ちた連中だろう・・・

348 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 15:45:58 [ rKS6RMPY ]
ルーミアをキューって抱き締めたい
きゅ〜〜〜〜〜(はぁと)。

349 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 20:30:22 [ slPt4Fmk ]
>>348
……すまん、何故かおまいさんが抱きしめられて
きゅ〜〜〜〜〜〜、こきゃっ(軽い音

って光景を幻視しちまった

350 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 20:32:05 [ 9Er4cXnA ]
      ∧_∧               ∧_∧
   三. _(  ´Д`)             (  ´Д`) _
  三./      )            /⌒ヽ/   / _)
   / ,イ 、  ノ/.            /   \\//
  / / |    (〈  .          />>348/\/
  | |  |     }.            /.   ∧_二つ
  | |  |    ノ            /   /
  (!、)  ヽ   ヽ’            /    \
       \  \ .         /  /~\ \
    三  /  ゝ )         /  /   >  )
   三 /  / {  |       / ノ    / /
  三/ _/  |  |_      / ./     ( ヽ、
    ヽ、_ヽ {_ ___ゝ    (  _)      \__つ





  `¨ − 、     __      _,. -‐' ¨´
      | `Tーて_,_` `ー<^ヽ
      |  !      `ヽ   ヽ ヽ
      r /      ヽ  ヽ  _Lj
 、    /´ \     \ \_j/ヽ
  ` ー   ヽイ⌒r-、ヽ ヽ__j´   `¨´
           ̄ー┴'^´

351 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 20:41:20 [ g5Dh2wc6 ]
>>349

( ・∀・)人(・∀・ )ナカーマ
基本的に妖怪どもは超パワーだと信じる俺ガイル
人とか簡単に八つ裂き
むしろ、霊夢たち人間どもが術とか魔法とかで強化して対抗

352 名前: 1/3 投稿日: 2006/07/04(火) 20:51:33 [ an4D8VHg ]
初書き、初投稿。文章削り能力がないので無駄に長いです。
あといろいろと「密度」が足りてないと思います。ですので最初に謝ります。ごめんなさい。


・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
人間にとっていつ危険に遭遇するか分からない幻想郷において、読書に没頭できる静かな場所があることは非常にありがたい。
「いよーーう香霖! 遊びに来たぜーー!!」
・・・たとえ容易に破られる静寂であったとしても。

「いらっしゃ・・・なんだまた魔理沙か」
「なんだまた○○か」
「そこ、真似をしない」
「お約束の挨拶だぜ。香霖はどうした?」
「奥でお休み、誰かさんの無茶な注文のおかげでね」
調整の仕上がった八卦炉をぞんざいに魔理沙に投げつける。
「っと、悪いな」
「悪いと思うならツケくらい払ったらどう? 森近さん徹夜で調整してたみたいだし」
聞きいれられることはないとは思うが、それでも言わなくてはならない。
がやはり聞いていない魔理沙はいそいそと八卦炉をしまう。
・・・胸元へ。
「あの〜、魔理沙さん?」
「ん、なんだ?」
「少なくとも男の目がある場所ではそんなところへ堂々としまわない方がいいと思いますが」
「はっはっはー、私と○○の仲じゃないか」
「はぁ・・・」

「やれやれ、森近さんも無茶な仕事は断ればいいのに。やっぱり魔理沙のことが好きなんだろうねぇ」
「そりゃ、な。○○が知り合う前からの深ーい付き合いがあるんだぜ」
「ふーん。で、そういう魔理沙はどうなん? 森近さんのことが好きなわけ?」

「嫌いだったらこうして調整を頼みに来るわけがない」
「いやいや、一人の男性として好きかどうか聞いているのだよ、魔理沙君」
「うるさいな! そう言う○○こそどうなんだ!」
何故か不機嫌な顔で魔理沙が詰め寄ってくる。
って、ちょっと距離が近すぎるんですけど・・・
「え、あ、どういうこと?」
「お前こそ誰か好きなやつがいるんじゃないかってことだ!」
さらに詰め寄られ。
怒った魔理沙の顔のアップとなんともいえない柔らかい匂いが鼻をくすぐり。
自分の顔が急速に赤くなっていくのが分かる。
「え、いや、あの、その・・・」
しどろもどろになる自分を見て余裕を取り戻したのか、嫌なにやにや笑いをうかべる魔法使いが一人。
「どうした? この魔理沙さんに正直に話してみ?」
形勢は完全に逆転された。至急この状況を打開する策を立てよ。
「う、うるさい! 先に聞いたのはこっちだ! 恋の魔砲使いのくせに自分が好きなやつも分からないのかよ!」
思わず目をつぶって叫んでしまう。
下の下。⑨。総員対ショック体勢、更なる衝撃に備えよ。

・・・あれ?
さらに突っ込まれると思ったのに、目を開けると魔理沙の帽子、髪、背中。
「あ、あの、ごめん・・・」
「確かに香霖は好きだぜ・・・世話になってるしな。
 けど、○○のことも、その、悪くはないと思っている」
え、なんでこうなってるの?
「え、それってどういう・・・」
「ああはっきり言ってやる! ○○! 私はお前が好きだ!
 さぁ言ったぜ! 次はお前の番だ! お前は私が好きなのか、答えろ!」
そう言って振り向いた魔理沙の顔は心なしか赤く、目も潤んでいるように見える。
まずい、非常にまずい。
パニックになるな落ち着けいやまあ確かに魔理沙かわいいよ魔理沙けどど
ちらかというと気軽に言葉をぶつけ合えられる性別とは関係のない友達と
言うかってこういう状況はまったく考えてなかったしいやでもどうみて
も美少女で胸はほどよく控えめでお前これ以上何を求めるというんだと
えー恋愛ってのはお互いの気持ちが重なって初めて成り立つんじゃないのかと
だまれ小僧女性に告白させておいて断って恥かかすなんでお前それでも男かうわ
なにをするやめr

ええええええええええええええええええい、考えるのやめ!
今の気持ちを率直に、だ!

「霧雨 魔理沙!」

前への決意 手を彼女の肩に置き

「ごめん!」

言わせた懺悔 その体を自分の方に引き寄せ

「好きさ、大好きだ!」

呪縛の言葉 できるだけ強く、それでいて潰れないように、私は魔理沙を抱きしめた。

353 名前: 2/3 投稿日: 2006/07/04(火) 20:52:39 [ an4D8VHg ]
パシャッ

ぱしゃ?


開け放しの入り口の方から聞こえたような・・・まさか。

ジャーン!ジャーン!ジャーン!
「スクープあるところ天狗あり! ペンは弾幕より強し! 曲解、捏造思いのまま! 記事の内容こそ事実!
 真実の綴り手、最速の新聞記者、射命丸 文 参上です!」
げえっ、射命丸!
思わず魔理沙を突き放す。
「おっと、酷いぜ」
射命丸の横に並ぶ形になった魔理沙だが・・・待てなんだそのにやにや笑いは。
「ここで種明かしです。今度の特集『一目瞭然! 幻想郷恋愛相関図(仮)』の取材に魔理沙さんを訪ねたのですが」
「そんなこと答えるわけ無いだろ」
「しかし半数以上の方への取材は終わっているので、そう易々と引き下がるわけにはいきません。
 そこで交換条件を出しました」
「それが○○の好きな相手を聞き出すってことだ。悪いな」
「そういうことです。しかし予想以上の収穫でした、さすが魔理沙さんですね」

の・・・逃れなくては・・・
く くそ!
今はとりあえずなんとかして逃れなくてはッ!
なんとかして二人をだしぬく方法を考えなくては・・・!
「それでは、次の取材に行きますね。ご協力ありがとうございました!」
「おう、またな」
まずい、射命丸に行かれてはおしまいだ! ゲームオーバー、ダス・エンデ。

「・・・・・・むむむ」
「何がむむむだ!」
振りに対して即座に反応するのはもはや新聞記者としての本能か。
しかし、ひとまず足止めはできた。
あとは・・・
「・・・見事だ、実に見事だよ射命丸君!
 一度に二人分の取材を終わらせるとはな!」
なるようになれ!
「魔理沙。お前さんは騙されてるぞ。あれだけはっきりとした証拠写真があれば魔理沙だって言い逃れはできない」
「甘いぜ。そこはしっかりと淑女協定を結んであるところだしな」
「そうです、約束は守りますよ」
「・・・一応確認しておくけど、その約束は『取材に協力したら魔理沙は答えなくてもいい』ってものじゃないのか?」
「ああ、そうだ・・・ぜ?」
・・・・・・・・・

「つ、次の方との約束の時間が迫ってますのでそそそろそろ失礼します!」
「魔理沙! 逃がすな!」
「おう! マスタァァァーーー」
げ。
「そ、それは止めろ、止めるんだ」
「スパーーーーーーーーーーーク!!!」
ここは店内だーーー!!

354 名前: 3/3 投稿日: 2006/07/04(火) 20:54:02 [ an4D8VHg ]
「ケホッ、ケホッゲホケホッ」
「ケホッ・・・○○・・・掃ケホケホッ・・・除してるのかよ・・・ケホ」
そういう問題じゃないだろ、と言い返す気力も無い。
膨大なエネルギーの余波で舞い込む突風、好き勝手に飛び回る埃、木片、土煙。
店内の品はどのくらいが無事だろうか。
無理矢理に顔を上げ細目を開けると、原形の一部すら留めていない入り口と抉られた森の木々。
そして星の大きさになったマスタースパーク、と恐らくは新聞記者。南無。
「生きてるか? ほら、これを鼻にあてときな」
手渡されたハンカチを大人しく顔に当てる。
さっきも感じた柔らかい匂いが鼻に刺激され、思わず大きく息を吸い込み、
「げほげほげほっげほぁ!」
盛大に咳き込む。乾いたハンカチでは細かい塵を防ぐことはできないようだ。
「何やってるんだ、外に脱出するぜ」
そう言う魔理沙に手を取られ、何とか外へ出る。

しかしなぜ魔理沙は平気なんだろう?
そう思って顔を上げると八卦炉を顔に当てている魔理沙が見える。
自分の顔の周りだけ綺麗な空気を作ってるのかよ、きたねー。
しかし。
「・・・・・・・・・くっ」
「おい、○○、大丈夫か?」
思わず屈みこむが、視界には覗き込む魔理沙の顔。
「・・・・・・・・・・・・ぅぷっ・・・」
「○○、しっかりしろ! 傷は浅いぞ!」
やめろ、そんな真剣な顔をするな。
駄目だ。
「・・・・・・・・ゎあはっははははははもう我慢できないっなんだよその顔ははっは!」
「・・・っ!」
緊張を強いられてきたせいか、どうでもいい事で笑えてくる。
「人の顔を見て笑うとは随分失礼なやつになったもんだな」
「ははっはっ・・・いやだって・・・クク・・それおかしっぷははっ!」
笑えば笑うほど魔理沙の表情が硬くなっていくのが分かる。
「それ以上笑うとノンディレクショナルレーザーだぜ?」
「・・・ごめっ・・・うひっっとめようとして・・っ・・・・もとまらなひっ・・・いひっ・・・ひっく・・・」
しかし笑いの発作は止まらない。
涙で視界が歪む。魔理沙は今どんな顔をしているのだろう。
「お前こそ、鼻水までたらして・・・っ・・・ひどい顔だぜっははは!」
笑い出した。笑いは伝染するのだろう。多分、きっと。


静かなようで賑やかな森の中、仰向けに寝転がる二人。
「なぁ○○」
「ん?」
「さっきの告白は本気か?」
「そう言う魔理沙は?」
「今度は私が先だぜ」
「ん〜・・・秘密」
「なら私も秘密だぜ」

・・・・・・

「魔理沙」
そう言って体を起こし、
「ん?」
私は魔理沙の顔を覗き込む。
「たまには秘密を共有してもいいと思わない?」

「・・・そうだな」

終わりよければすべてよし。
過程や方法なぞ、どうでもよいのだ。

355 名前: 335-336 投稿日: 2006/07/04(火) 20:59:12 [ L3XMj4wI ]
改めてみんなの見ると…
自分の書いたものに余分な物&足りないもの、
直球を危険コースに投げ込む演出、みたいなのが見えてくるな。

「ちょ、お前!俺と替われ!!」な、レスを貰える位のを目指すぜ。

356 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 21:45:58 [ TFJN8DKM ]
>>354
>過程や方法なぞ、どうでもよいのだ。

DIO様を思い出した

357 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 21:58:33 [ ruFca/WA ]
>>356
しむらー!カーズ様カーズ様ー!

358 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 22:04:02 [ eM7IkMcI ]
>>357
DIO様であってるよ

359 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 22:13:31 [ ruFca/WA ]
>>358
…あれ、そうだっけ?
その手のセリフはカーズ様で記憶してた すまん。

360 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/04(火) 22:59:30 [ 0cPsIrPw ]
カーズ様「勝てばよかろうなのだあ〜!」

361 名前: 修羅場以下略 3-3 後半 投稿日: 2006/07/05(水) 02:46:16 [ OI3JxHcg ]


 ――明朝。永遠亭。

「……zzz」
「○○、起きなさい。着いたわよ」
「……zzz」
「…………」

 ――ぷす。

「……うをっ!?」

 首筋に鋭い痛み。割と本気で洒落にならないその痛みに、眠気眼も一気に覚醒。
 蜂か何かに刺されたのか、と思い慌てて掃うも、何も無い。

「……気のせいか?」

 いや、こういう台詞が出る時は、大抵気のせいじゃないんだけどな。
 お約束って大事。
 そして、そんな俺を笑顔で見下ろすのは えーりんさんこと八意永琳。
 竹林から漏れ出る朝日と朝露が、その美しい笑顔と銀髪を引き立てる。

 ……俺の家の周囲に竹は一本も無いけどな。
 ていうか俺。移動中に起きろよ。寝るときかけてた筈の毛布も無いし。

「おはよう。いい夢は見れたかしら?」
「お陰さまで。三人のスペカで家と一緒に冥界まで飛ばされた夢を。妙に現実感溢れる夢だったけど」
「あら、心外ね。本当に冥界逝きになっても、私の薬で引き戻してあげるわ。強制的に」

 だから安心しなさい。と柔らかく笑うえーりんさん。
 先日のアレやこの発言はともかく、こういう笑顔をする彼女は結構好きだ。綺麗だし。

 そして、さっきまで見てたあれは間違いなく飛行中の夢だと思う。妙に浮遊感があった。
 ……しかし、えーりんさんはどうやって俺を運んできたんだ?
 やっぱりおんぶ? だっこ? 俺も男だから、正直お姫様抱っこは勘弁。

「…………」

 敢えて、締められたように痛む前首を無視しながら妄想。
 服が微妙に伸びてるのも全力で無視。

(ま、現実なんてそんなもんさ。特に幻想郷じゃあな)

 無意味に悟る俺。
 今なら仏陀ともタメを張れる自信がある。
 勿論嘘だが。

「で、なんで俺は此処にいるんですか? 永遠亭ですよね、此処。後、俺今日仕事あるんですけど」

 目の前の和風建築を見ながら問う。
 他の可能性もゼロではないが、竹林の屋敷と言えば他に思いつかない。傍にいるのがえーりんさんだし。

「三人の中で私が最初に起きたのよ。あのままだと大変な事になるでしょう? 仕事は張り紙してきたから大丈夫よ」

 なんでもないように言うえーりんさん。
 つまり修羅場が帰ってくる前に離脱しよう、と。
 でもえーりんさん。これは強制拉致、誘拐だと俺は思うんだ。

「あらウドンゲ。ただいま」

 聞いちゃいねえし。いや、口には出してないんだけどさ。
 そして裏口から出てきたのは、丁度薪割りを終えたであろう、鉈を抱えた鈴仙。
 ……こんな朝っぱらでもやっぱりブレザーなんだな。まさか他の服は無いのか。

 ――ごとん。

 不意に、鉈が、手から、零れ落ちた。
 膝が震える。寒さに耐えるように両の手で自分を抱く。兎特有の長い耳が垂れる。顔面は蒼白を通り越して土気色。
 まるで、悪夢を、絶望を、見てはいけないモノを見たかのような。そんな反応。

 ――その仕草自体は微妙に保護欲を掻き立てられるものの、残念な事に、次の台詞でそれも見事に吹き飛んだ。

「し、師匠が朝帰りで男の人と!? 嘘、うそですよね? ししょう……。うそだほいって、くらさい……。おながいですから……」
「「…………」」

 ちょっと待て鈴仙。そのリアクションはありえない。
 お前は自分の師匠を何だと思ってやがる。

362 名前: 修羅場以下略 3-3 後半 投稿日: 2006/07/05(水) 02:49:07 [ OI3JxHcg ]
うはww題名ミスったww
こっちが本物の後半です


「全く……これしきの事でうろたえるなんて。ウドンゲもまだまだ未熟ね」

 瞬間、えーりんさんの姿が陽炎のように消えうせた。
 だが俺は驚かない。だってえーりんさんが人外なのはいつもの事だし。慣れって怖い。
 後、あれはうろたえる、というより錯乱と言った方がしっくりくる気がする。

 ――ぷす。

 神業とも言える速度で背後を取り、左腕で首を絞め固定。
 そして右腕に持った注射器を以って獲物(鈴仙)を一撃で仕留める。
 多分に暗殺技術が含まれてそうな治療法だった。

「これでよし」
「あばばばばばば」
「……うわあ」

 いい仕事したわー、と笑顔を浮かべるえーりんさんの前で、白目でガクガクと壊れたように痙攣する鈴仙。
 正直このコントラストは怖い。夢に見そうだ。
 投与したのは鎮静剤か何かだろう。効果がそうは見えない上、注射器の中身が紫色なのが気になるが。

「……って、○○さんでしたか。失礼しました」

 激しく取り乱し、彼岸に逝っていたであろうものの、俺の顔を見るなり青い顔で微笑む鈴仙。さっきの寸劇は無かった事にするらしい。後遺症が無ければいいが。
 で、それはいいとして、その安堵はどういう意味なのか。問い詰めてみたくもある。
 まさか俺は彼女の“男の人”のカテゴリに入っていないとでもいうのだろうか。それはそれでショックだ。

 結局、その日は一日永遠亭の姫、輝夜の話に付き合わされたり、てゐに騙されてえーりんさんの部屋に入り生死の境を軽くさ迷ったり、鈴仙の愚痴に付き合ったりと永遠亭で楽しく(?)過ごし、夜は俺に宛がわれた部屋で眠った。
 深夜に咲夜と文が来たらしく、ドンパチの音が聞こえたがまあ詮無き事だろう。俺の家じゃないし。

 ――そして翌日。

「……あれ?」

 目が覚める。
 俺の家、ていうか俺の部屋だ。
 いつ永遠亭から帰ってきたっけ?
 不思議に思いつつもいつものように着替え、食事をし、仕事に行くために外に出る。

 ――がちゃ。

 ……ドアの向こうは、思いっきり屋内だった。永遠亭の。

「……いやいや、落ち着け俺。これは在り得ない」

 夢、そうこれは夢なんだ。
 だから早く起きろ。
 いや起きてくださいお願いします。

 目の前に佇む圧倒的な現実を否定し、藁にも縋る思いの俺の前に表れるのは、

「あら、おはよう。今日は随分と早いのね」
「俺はいつも早いんですよ……ってそうじゃなくて」

 何処からとも無く現れるえーりんさん。
 今の今まで誰もいなかったのに。
 彼女なら“くうかんを きりさいた!”位は楽に出来そうだ。流石黒幕。

「えーりんさん。俺の家は?」
「そこにあるじゃない」
「いや、向こうの」
「無いわよ。そこにあるんだから当たり前じゃない」

 随分と事も無げに言ってくれる。思わず閉口。
 この人、マジで誘拐しやがったのか。それも家ごと。

「俺の仕事はどうすりゃいいんですか?」
「あら。ここからでも行けるでしょう? 飛べないなら教えてあげるわ」

 確かに行ける。
 元が紅魔館近所だからな。寧ろ人里に近くなった。
 違う。そうじゃない。

「俺、今日からここで生活するんですか?」
「ええ。だってそこが貴方の家でしょう?」

 成る程。概念的には確かにこのドアの向こうが俺の家だ。
 そこ以外に俺の家は無い。
 ……違う。大事なのはそこでもない。

「……戻してくださいって言ったら無理ですか?」
「弾幕ごっこで私を倒してならいいわよ」

 おk、物理的に無理。

「……最後に一ついいですか?」
「ええ」
「鬼ですか?」
「残念。愛に狂った月人よ」

363 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/05(水) 03:32:41 [ utE/dnc6 ]
さ、流石に3日連続で即興のを書き上げるとしんどい…っ。

みすちーだけ書いてるのも何なので、趣向を変えてチルノ。
勝手な設定とかは相変わらずなんで、
そういうのが嫌いな人は以下略。

前半は軽めに、
後半はほんの少しだけ重めに。


「…あづー…」
茹だるほどに暑い夏真っ盛りの真昼間。
冷房器具なぞ団扇くらいしかなく、
この暑さじゃンなもんはロクに効果を成しはしない。
「……しゃーね…今日も涼ませてもらうか…」
故に、唯一まともに涼を取る手段と言うと、
幻想郷謹製(何か使い方がおかしい)の天然クーラーに頼む事しかないのである。
「…流石にいつも手ぶらじゃなあ…
適当に食い物でも持ってっておくか。」
とりあえず、おにぎりと「水道水」だけ持って行くことにした。



俺のあばら屋は目的地・紅魔湖とあまり離れていない。
直射日光で本気で茹だりそうになったが、
何とか耐え切って湖の畔までたどり着く。
幸いな事に、ちょうど着いたあたりの岸辺で、
彼女はいつもの遊びをしていた。
「おーい、チルノー。」
俺が呼びかけると、少し間を置いて振り返る。
どうも微妙な表情をしているが、流石に通いすぎたんだろうか。
「あーもー、また来たの?」
つかつかとこっちに歩いてくる。
その手には恒例とばかりに氷漬けのカエルが握られていた。
「おー、涼しい。
近くに居るだけで涼しいってのはやっぱ便利だなあ。」
すっきりさっぱりさわやかにカエルを無視して、感想だけ述べる。
「…あたしを冷房器具か何かと勘違いしてるなら、
冷凍保存して紅い館の前に放っておくけど。」
「すまん、それは止めてくれ、食われる。」
1秒とかけずに反省の意を表しておく。
相手が相手だから怒ると本気でやられかねん。
「…あ、そうそう。いつも手ぶらで来るのも悪いから、
一応おにぎりとか持って来たんだけど…」
「お、○○の割に気が利くじゃない。
んじゃ、早速いただきまーs…」
「あ、いや、待ってくれ。」
その場で暫く動けなくなる前に、あわてて制止する。
「幾ら空気が涼しくても真夏の直射日光はきつい。
ちと、そこの木陰まで移動しようぜ。」
「えー。」
口ではそういうものの本人も納得した模様で、
近くのかなり高い木の根元に座り込んだ。


「よっこいしょ。ふいー、日陰でチルノといると本当に暑さを忘れるな。」
「忘れて当たり前でしょ…もぐもぐ、本当に冷えてるんだから…ごくごく。」
「おま…もちっと落ち着いて食えって。」
食べるのと飲むのと喋るのを同時にやってのけてる事には流石に苦笑を隠せない。
「幾らいつもカエルばっかり食ってるからって。」
ごぶふぉ、とこの上なく盛大にむせて吹き出すチルノ。
「た゛、れ゛、か゛、カエル食べてるって…!?」
氷柱を投げつけるでもなく限界まで長く・鋭くして突きつけてくる。
「ちょ、おま、流石にそれは危ない、わー待った待った嘘です冗談です謝りますごめんなさいすみませんもう言いませんー!」

〜⑨突進中〜

364 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/05(水) 03:35:13 [ utE/dnc6 ]
「ぜー、ぜー、ぜー…」
怒涛の突き攻撃から只管逃げてるうちに、何故か俺の家まで逃げてきてしまった。
うーん、どういう偶然なんだろう。こういう妙なところで運を使い果たすから困る。
…ん、そういえば逃げてる途中で宇詐欺を見かけた気がするが…?
「ぜー、ぜー。…ん、ここ○○の家?」
どうやらチルノもわざわざ俺に合わせてダッシュで追いかけてきたせいで疲れたらしい。
「おう。…我ながら、何処をどう逃げてここまでたどり着いたのかよく分からんのだが。」
「へ〜…よし、ヘンな事言った罰として色々漁ってやる。」
「…なんですと?」
「んじゃまずは押入れから…」
「わー、こら、ちょっと待てー!」
どすん、ばたん、とあばら屋が崩れそうな勢いで押し合い圧し合いしているうちに、
「…」
「…」
これまたどういう偶然なのか、俺がチルノを押し倒したような格好になってしまった。
そういえばさっき家に入る直前にも宇詐欺を見たような気がするが、
関係があるのかは知らない。
「…」
一体何を考えているのだろうか、真っ赤な顔でただこっちを睨みつけている。
「…」
俺は、何故か動くことも、視線を逸らすことも出来なかった。
動けないまま見つめあう形になる二人。
言葉さえも出てこずに、沈黙だけがその場を支配していた。
ふ、と彼女の体から力が抜けたように感じた。
それだけでなく、瞼も閉じて…何かを諦めたような表情になっていた。
「…ほら、どうしたのよ?」
それまでの沈黙を破ったのは、彼女の方だった。
「何よ、こんな可愛い子押し倒しといて何もしないの?意気地なし。」
口調こそいつもの彼女を取り繕ってはいるが、
どこか上ずったような声になっているのが聞き取れた。
「…いや、その……ごめん。」
なるべく彼女に触れたりしないようその上からに離れ、
壁に向かって座り込んだ。
背中から彼女が何か喋ったが、声が小さくて聞き取れなかった。
「…悪い、もう一回言ってくれないか?」
「…今なら、覚悟出来てるのに。 …それだけ。」
…俺はどうやら、有り触れた表現じゃ及びもつかない程の大馬鹿だったらしい。
覚悟を諦めと取り違え、言葉の裏の意味も汲み取れなくて。
「………。」
長い沈黙の後、ようやく彼女が起き上がるような物音がした。そして、
ぼふ、
と背中に圧し掛かってきた。
「…?」
「…知ってる?あたしって、いつも悪戯ばかりしてて、
喧嘩っ早くて、おっちょこちょいで、だから馬鹿にされて。
本当に少しだけの身内しか、私を対等の存在として扱ってくれなかった。
それに、その二人もあたしに気を使うばっかりで。
…○○みたいに、思ったことを気兼ねなく言える相手って、いなかったからさ。」
だんだん声が小さくなり、震えていく。
今にも泣き出しそうな脆い声からは、いつもの勝気な姿は想像などできなかった。
「…だから、ひょっとしたら勘違いかもしれない。
他のみんなへの「好き」と何も違わないのかもしれない。
…それでも、私は○○が好きだから、さ。」
…俺はつくづく駄目な男だ、と思った。
彼女の寂しさを、受け止めきれる自信が無かった。
…自信は無かった。が、自信なんてまだ必要ない。
今は、そう…受け止めることに挑戦するだけ。

向き直って、ぎゅっ、と抱きしめてやる。
氷精であるチルノの体は冷たかったが、同時にどこか暖かさを秘めていた。
「ぐす…う…あああぁぁぁぁ!!」
とうとう堪え切れなくなったのか、大声で泣き出してしまった。
俺はと言うと、そのまま彼女が泣き止むまで待つことしか出来なかった。

「…ほれ、泣いたらちったあスッキリしたか?」
少しでも元気付いてくれるように、そして自分の情けなさを隠すように、
出来る限りの軽い口調で話しかけてみる。
「…ん、大丈夫。」
まだ小さい肩も震えていて、完全に立ち直った、とまではいかないだろうが、
そこは彼女一流の強がりなのだろう。
「…あ、そうそう。
これからは今までどおり接してくれ、って言われても、ちょいと無理だからな?」
「…っ!?」
不意にまた泣きそうになる彼女に顔を近づけ、
一瞬だが唇同士をくっつけてやる。
「…!?」
不意を突かれて、真っ赤になって俯くチルノ。
「ま、そういうことだ。寂しくなったらいつでも来いや、
いろいろ相手してやるぞ?お望みならああいうことやこういうことでも。」
「なななななな何いいいい言ってるのよ!?」
さらに耳まで真っ赤にしてテンパっている。
やっぱりいっぱいいっぱいな彼女をからかうのが一番面白…
「…!?」
不意に彼女の唇が俺の唇に押し付けられていた。
「お返しよ、お返し。やられっぱなしはあたしの性に合わないの。」
…案外、いっぱいいっぱいなのは俺かもしれないな…。

365 名前: 363-364 投稿日: 2006/07/05(水) 03:36:27 [ utE/dnc6 ]
しもた、題名ミスってた…

ともあれ、チルノらしくないって意見がそこら中から飛び交いそうな。

だがコレが俺のジャスティスだ、それを貫くまで!

366 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/05(水) 03:38:53 [ pPMtqOvc ]
>>355
ガンガッテクレ。
自分も現在ロマンチックが止まらない状態なので
完成次第晒そうかと思ってる。・・・初書きだけど。

367 名前: 366 投稿日: 2006/07/05(水) 03:40:07 [ pPMtqOvc ]
よーし、すまんリロード忘れたor2
吊ってくる

368 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/05(水) 06:01:02 [ Q3Epv9js ]
>>352

>パ
>ち
>                 え
>も
>え
>だ
>な

貴様って奴はぁぁぁぁぁぁ!!

369 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/05(水) 17:53:09 [ ieq3BKmQ ]
言うべきか言うまいか迷ったけど

コテハンは控えめにな。
でもGJ!

370 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/05(水) 22:35:18 [ tI5NU2YY ]
>>335,355
私も言うべきか言うまいか迷ったけど、
昔の自分と重なるところがあって、勿体無い&悔しいから書いてみる。
…いやな気持ちになったらごめんなさいです。

泥沼劇場の続きにしようとこだわるせいかちょっと痛めになってる。
藍の切ない気持ちとか、ふかふかなオチとかは好きなんだけど、
だから尚更にもったいない。
私思うに、萌え目的の物語では主人公に能力付与や強さ的な表現は極力
なくしたほうがいいと思う。
字数増やす割りに萌を萎えさせがちだし、いわゆる…
「なんでコイツがこんな強いの?俺TUEEしたいの?」な
SSがよくあるじゃない?
(一時期鍵作品でうんざりするほど見たんだけど…
 いや、そうなっちゃいがちなのよねきっと…)

まぁとにかく、そんな香りがしちゃいがちだし、
萌重視な物語でそうなると痛いから、
戦力的能力や描写は男側は極力いらないと思う。
それでも使い方としては
「とっくに魅了されちゃってるから、魅了もほれ薬も効かない」とか、
「想いを形になるのだから、だからこんなにも…」(具現化魔法系)とか、
好きな人目の前にいてあたふたしちゃって制御不能(オチを添えて)とか、
直後の恥ずかしさや「こんなにも好きなんです」の度合いの表現に
使うのがいいと思う。

たわごとかもしれないけど、それで嫌な思い出作っちゃった私が言うの。
まるっきり見当違いじゃないはず。
…嫌いじゃないのよ…
毎日通い詰める男を密かに楽しみにしてるゆかりんとか、
その男を好きなんだけど恋敵が紫なばかりに胸を焼く藍とか、
ふかふかなのとかすごく好きな一節。
正直、ゆかりんをどうとろかすのか気になったりもするです。

371 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 00:36:43 [ IsGK1lAA ]
俺の心は君の隙間にテイクイン

372 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 00:54:42 [ B/MRryT6 ]
東方のSSとか見てたらこのスレ発見しました
過去スレや過去作品見ましたが本当にここは良スレですね、クオリティー高いです
自分もちょくちょくSSとか書いてる身なので勉強になります
自分×東方キャラじゃなくてもオリ男×東方キャラでもこのスレはokですか?
それもokだったら何話か現在書き中なのがあるので完成次第投稿しますけど・・・、どうなんでしょう?

>>370氏は女性なのかな?
当方男ですが、すごく共感できる部分がありますね

373 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 02:23:38 [ x.vPHsj6 ]
        /7ヽ
      /  ゝ,; ≡=-
     /   / ≡=-\\
     ゝ、,_,/、\,.-- 、\\\
       ,'   ,\\;  i\\\\
       i  /   \\i   i| || ll|
       'r.'´ノリλノリ〉-' "'';il| il il
        〉从! ゚∀゚ノi ./"';、 l|l i|i
        / '⌒ヽ ミ     ,;''""';,
      /  γヽ ヽ ミ   |"''''''"| ;,.:
      /   〈  ヽ__")==|   |し ∴ <SSは5年ぶり、東方SSは初めてです。長くてごめんね。
     ( ○、 ヽ      Σノ`ー‐‐'ヽて⌒ ヽ<あとオリ男×東方キャラが駄目だったらこのSSも駄目ってことにブルァアアアア
     /  / ヽ ヽ   l ̄ ̄ ̄ ̄ ̄lヽ   ヽ
    / /   |  l    |;;::,,    ,,::;;|| l    ) )
  / /     .l  l    |;;::::...  ..:::;;| しl ,,| ,,|,,__
 (,,___)     Σ (,,___)   ヽ;;,,,_____,,,;ノ  ヽ,,______つ))
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374 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 02:56:45 [ 1kUbjyDQ ]
>>373
80kの大作乙
正直スレ住人として突っ込みたい事、言いたい事が多々あるものの、それは俺の胸の内に秘めておこうと思う

とりあえず一言
>自分もちょくちょくSSとか書いてる身
>SSは5年ぶり
これは一体どういう事よ

375 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 02:59:39 [ x.vPHsj6 ]
>>373だが……あぁスマン。俺、>>372とは別人なのな。タイミング悪かったな。マジ悪かった。

376 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 09:26:12 [ DEJnhlLs ]
>373
内容はともかく、永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永永琳 には
激しく笑わせて頂きましたw

377 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 10:53:26 [ KaE6oxPI ]
>>373
おk、神再臨。(神=ED性病男爵の人)

ちなみに。以下スルー推奨

>>370
どうやらあなたとは意見が合わないようだ。
確かに重度の「俺最強」な奴らについてはアレだろうけどそこまで言うのもなんだかな、と。

男には絶対に引けない時がある。それは自分の信念を傷つけられたときと自分の大事なものを守るときだ。
という言葉のとおり、強くなくてもいいから男が戦闘してもいいんじゃないか、と思う。

それとここは萌え重視ではなく「告白したりいちゃつく」スレなんで。

378 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 10:58:40 [ zRDt5R8Q ]
おお、長編おつです!

っててゐが言ってた

379 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 11:13:07 [ iVL0I6xk ]
>>377
ちょっと待ってくれ、元々はプロポーズ目的ではなかったか?
……萌え重視でもありだと思うがな、俺。

論議に発展しそうならば、避難所の雑談に行ったほうがいいかもしれんか……

380 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 13:14:37 [ 56Gu0dkE ]
新参さんは過去ログを読破して今までどういうネタが敬遠されてきたのか学ぶべきだと思う
基本的にオリに抵抗がある住人はスレが荒れるのは嫌だから、あまりこういう時表には出てこない
それを「このネタは黙認、つまり許された。なら次のこれも大丈夫」と誤解した香具師がエスカレートして以前の惨事の引き金になった
オリキャラの投稿先なら創想話がある。それ相応の力量は必要になるが

381 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 13:42:37 [ 3VKV8wfY ]
オリキャラを創想話で出す場合、
オリキャラは死なないと高評価を出しにくいという現実。

382 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 13:53:43 [ FBLv8xFA ]
……ん?
なんか議論になりそうなんで、>>379 の言うとおり、この話題は次以降は避難所で、ということにしたほうが良くないか?

383 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 15:08:08 [ ucHsgpp2 ]
>文才・設定は二百由旬へぶっ飛ばし、東方キャラへの口説き文句等を思うがままに書いてみてくれ。
>シチュエーションごとや告白後のラブラブもラブラブじゃ無いのも、長編、一行、妄想駄々漏れ何でもオーケー。
>俺からキャラへ、キャラからお前に、誰からともなく住人へ。
>ただしキャラ×キャラは勘弁な!!

テンプレ見れば一目瞭然だが書きたい奴が書きたいように書くスレだぞ此処。

384 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 15:36:40 [ 3VKV8wfY ]
正直、告白オンリーだったらここまでスレが伸びたかどうかは……

385 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 15:55:44 [ riRD711I ]
職人に感謝を、住人に物語を読んでからの幸福を。

386 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 17:10:10 [ S.klaP.E ]
一スレ目から見ているが、相変わらず三月星ないなぁ……
もしかして人気がないのだろうか? そんなわけないよな?

387 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 17:17:20 [ GjJnXbM6 ]
咲夜は毎日うちに来る。
「あのさぁ。ずっと気になってたんだけど」
思い切って訊ねることにした。
「何かしら?」
さっさっとパンを口に放り込みながら相槌を打っている。
食事の仕方一つとっても彼女のそれはひどく洗練されていて、見てると気持ちがいい。
いま食べているパンも彼女が用意したものだ。
こんな風に咲夜はあれこれと僕の世話を焼いてくれる。
「何でうちに来るの?」
「迷惑かしら?」
艶然と微笑みながら聞き返す。
それだけで、爽やかな朝もなんだか色っぽいものに変わってゆくような気がするから不思議だ。
「いや、そんなことないんだけどさ。その、このままだと、自分じゃ何一つできなくなりそうで」
どもりがちに答えた僕に。
「あら」
何でもないようにそう言ったときの彼女の顔は。
「一生面倒を見てあげてもいいのよ?」
控えめに言っても、とても美しかった。

388 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 18:48:44 [ pI4XDN/. ]
ほとんどプロポーズ等をされて無い相手に告白するのが好きな人Aなのだが。
三月星を書こうと思った事は何度かあった。

が、三月星を読んだ事が無いので断念した。or2

389 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 20:01:43 [ 4Q.4zPQ. ]
とっくの昔に俺×キャラのスレであって、オリキャラ×キャラの
スレじゃないってFAでたんじゃないの?

>>1の何処にもオリキャラOKなんてかいてないから、免罪符のように使わんといて。

390 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 20:55:06 [ .HVvt5yk ]
いい感じなのをみなで量産し元のいい流れを作ろうじゃないか。
ココの住人ならきっとできる。
…こんなこといいながら私のがビミョウだったらスマン…

>>387
何と艶然で、何と愛らしく、何と咲夜的!
すんません。ちょっとこの文の構図パクらせてください。

翠香は毎晩うちに来る。
「あのさぁ。ずっと気になってたんだけど」
思い切って訊ねることにした。
「何かしら?」
大吟醸を1升あけ、今なお喉を潤しながら相槌を打っている。
その姿は見た目幼いくせに妙に艶やかで、見ていてうっとりしてしまう。
ちなみにいま飲んでいる大吟醸は彼女が八雲家からパクってきたものだ。
美女と旨い酒など最高の贅沢ではあるのだが…
なんたってこう毎晩俺の家に転がり込んでくるんだ?
「何でうちに来るの?」
「迷惑かしら?」
むせ返るような酒気と色気を放ち、微笑みながら聞き返す。
それだけで酒と彼女の両方に酔ってしまうのだから不思議だ。
「そりゃもう…」
「はっきり言うのね…」
「別所でやたら翠まってる日以外は、ほとんど家にきてるだろ…」
「じゃー、もうこないわ…」
何でもないようにそう言ったときの彼女の顔は…とっても寂しそうだった。
「私はただ…あなたの傍で飲みたかっただけなのに…」
(グス…)
泣かれる。
きっとウソ泣きだろうが、それでもものすごい罪悪感がこみ上げてくる。
「い、いや、来てもいいよ。翠香が着てくれると嬉しい。
 だから、泣くな。」
あぁ、言っちまった。俺はどうしても彼女に甘い…
酔っ払って絡むわ戻すわこの上なく迷惑なのだが、
同時にこいつはこの上なくかわいいんだよ…
「俺は、翠香がどうしようもなく、好きみたいだからな…」
「そうでしょう、そうでしょう!?だからあなた大好きよ!」
(ぐびぐびぐびぐび…)
「あ、あはは…(汗)」
「あはははははは!」
腹のそこから気持ちよさそうに笑い…
「くか〜…」
そこで酔いつぶれる。
俺の膝の上で、禁断の逆膝枕状態で、だ…
「(お、重りはずしてから寝てくれよな…orz )」
ああ、今夜もこのパターンか…宴会、俺も行こうかな…

391 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 21:01:47 [ 4UW3oC62 ]
>>390
東方IME入れようぜぜ

392 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/06(木) 23:20:14 [ 4x.C8jtM ]
翠香('A`)

393 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/06(木) 23:36:15 [ VZIoqXHU ]
「チルノは短冊に何て書いたんだ?」
「んー? 『早く雪がふりますように』って」
「あー? なんだそりゃ? 雪合戦でもしたいのか?」
「うるさいなー、ほっといてよ! ……で、アンタは?」
「俺か? 俺は『チルノとずっと一緒にいられますように』だ」
「そんなこと書いても惚れないからね」

七夕用の笹に短冊を括りつけながら、そっけないお返事。

「へいへい。まったく……アホの子に見えてしっかりしてるんだよなぁ」
「もう! 氷漬けにするよ!」
「うひゃあそれだけは勘弁!」

アホの子、に反応して般若の形相でこちらを睨むチルノに大げさなリアクションを返す。
ほっぺをぷうと膨らまして、怒った顔も可愛いもんだから全然怖くない。

「だいたいなんで私に付きまとうのよー?」

括りつけ終わったチルノがしかめっ面で訊いてくる。

「一目出会ったその日から、恋の花咲くこともある」
「うわークサー」
「女の子がそんな言葉つかっちゃいけません」
「幻想郷でそんなこと言うのアンタくらいよ」
「俺はおしとやかな娘を花嫁にするの。チルノのその性格も直しちゃるぜ?」
「いらないわよ!」

力いっぱい拒否られた……だが俺は挫けない!

「チルノのウェディングドレスは淡い水色にしような〜」
「勝手に話を進めないの!」
「明日は晴れるといいなー」
「話逸らさないの!」
「式場は紅魔館でも借りるか。ここって教会ないし」
「話戻さないの!」
「もーわがままだなーチルノはー」
「誰のせいよ誰の!」
「レティを呼べるように冬に挙げようか」
「う……」

レティの名前を出した途端チルノは黙りこくる。

「レティ、チルノの花嫁姿見たらきっと喜ぶだろうなぁ」
「――そんな言い方、ずるい……」

チルノの世界はレティを中心に回ってる。その想いの強さは俺も知っている。
レティを思い出したチルノは、みるみる元気が無くなっていく。
そうか、短冊の願い事は、彼女に会いたいという遠まわしな気持ちだろう。
冬にならないと会えないなら、少しでも早く冬になるように。

「あ、俺の短冊書き換えよ。『レティが夏でも出歩けますように』っと」

前の願い事は塗りつぶして裏側に書き直す。二人が冬でなくても一緒にいられるように。

「そんなこと書いて……冬の妖怪だから無理に決まってるじゃん」
「いいや、引き離された彦星と織姫が出会える日だぞ。願えばレティにだって会えるさ」
「そんなの都合良すぎるよ……」

チルノの方に向き直ると、彼女は寂しげな顔で俯いていた。
そうだな。こういうイベントで本当に願いが叶う事などありえない。
流れ星に願いをかけて実現した話を聞いた事があるだろうか。
サンタクロースにクリスマスプレゼントを貰った人がいるだろうか。
そう、どんな時も奇跡なんて起こるはずは無い。


――だからこそ、幻想郷にはそれが起こり得る。

394 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/06(木) 23:37:18 [ VZIoqXHU ]
「冬まで我慢するのは辛いだろ?」
「もう、慣れたよ……」

俯いたまま、チルノが疲れたように応える。背中の羽根も地面に向かってうな垂れている。
もうレティの話はしたくないかもしれない。しかし俺は構わず続ける。

「せっかくの七夕なんだ。わがままな願いを言ってもいい」
「それを、誰が叶えてくれるのさ? 帝って人?」
「誰でもない、叶えてくれる人なんていない」

チルノに知って欲しい。
願いが叶うこと。奇跡が起こること。
自分の為に誰かがいてくれること。

「じゃあ、ダメじゃん……」
「そうじゃないよ。願いは叶うだけなんだ。誰が何もしなくても、叶う」

言葉の魔法。想いの魔法。それは、とても素敵な自然現象+1。

「チルノが想えば、それでレティは現れる」
「いやだ、期待させないで!」

チルノがかぶりを振って俺に背中を向ける。
春になるたびレティと別れる。それからまた冬になるまで、チルノはずっと待ち続けている。
誰かを想い焦がれる辛さを、この妖精はよく理解している。
だから、ここで期待して、それを裏切られるのを恐れている。
冬まで我慢するのが、更に辛くなるから。
冬にはまだ1シーズンある。短いようで――長い。
俺はもう悪役だ。少女を絶望に誘い込む悪魔。
チルノは悪魔に背を向けたまま動かない。俺はその背中に語りかける。

「……俺を信じろ、とは言わない。自分の気持ちと、レティを信じてあげてくれ」

信用も信頼もあったもんじゃない。口から出まかせを言ってると思われてもおかしくない。
でも、これだけは信じてくれ。
絶望の終わりには希望があることを。

「……アンタが、そこまで言うのなら」

顔だけをこちらに向けて、氷の妖精はそう言った。微笑みながら。
その瞳には、小さな雫が浮かんでいるようで、夜だというのにキラキラと光っていた。


        つづく

395 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 00:36:51 [ R/4uuxjY ]
俺の今年の願い事は、まさにこの瞬間決まった
チルノの裏に書いて飾っておこう

396 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 15:02:41 [ UwLPWZpk ]
夏にレティ…夏に雪…

ワイルドセブン最終回?

397 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 17:00:14 [ ZVAKI9AY ]
>>393-394の続きを激しく期待しつつ、
みすちー第三弾を投下しに来ますた。
注意書きは…面倒なので過去の書き込み参照しt(天蛾


冬も本番。
雪のあまり振らない地域だから冬でも客足が激減するということは無いのだが、
それでも矢張り寒いことは寒い。
「うーさむ…おーいみすちー。
調味料とか材料、仕入れてきたぞー。」
トントントン、と包丁が小気味よいリズムを響かせている。
恐らく、開店前の下ごしらえだろう。
「あ、おかえりー。ごめんねー、キツい仕事任せて。」
そりゃまあ確かにこの気温の中、里まで買出しに行くのはちとキツい。
が、
「おいおい、キツいのは俺じゃないだろ。こないだの風邪だって、
こんの寒いなか八目鰻獲るのに気張りすぎたそうじゃないか。」
「え!?し、知ってたの?」
「鰻の冷凍保存の協力者に聞いた。」
「…あうー。冬場が旬なんだよー、八目鰻。」
そうなのである。
一般的な鰻は夏場が基本なのだが、
八目鰻は(少なくとも本来は)冬の味覚なのである。
…それ故に、これの温かい料理と熱燗、という冬ならではの極上の味が楽しめるのだが。
「いや、それは分かってるが。
無茶してもらっても困るからなあ。」
「うん、気をつける。」
「素直でよろしい。
さて、この荷物はどこに仕舞えばいい?」
「えーと、調味料はまだ台所にあったハズだから倉庫行きで…
材料は冷蔵庫かな?」
ちなみにこの冷蔵庫、上の段に氷を入れるタイプである。
本来なら氷代もバカにならないのだが、
氷精を買収してあるのでコストは殆どかからない。
「へいへい、りょーかい。」
てきぱきと整理しながら仕舞っていく。
こういうことが簡単に出来るようになってきたあたり、
この屋台で過ごし始めてから大分時が経ったんだなあと思う。
「さて、これで下ごしらえは大丈夫…と。
それじゃ、開店まで休憩しよっか?」
「おーう。」



ずずずず。
「ふぃー、あったまってきた。」
「うん。あ、美味しいね、この羊羹。」
熱めに淹れたお茶と、買出しついでに里で買ってきた羊羹で一息つく。
「炬燵でもあればもう少し暖を取れるんだがなぁ。」
「んー、マヨヒガか神社くらいにしかないと思うよ?コタツ。」
「だよなぁ…」
どう見ても寒そうな格好をしている巫女から借りるのは絶望的だし、
何より法外なレンタル料を取られそうな気がする。
マヨヒガは…ダメだ。どこにあるかさえ分かったもんじゃない。
行けさえすれば在庫の一つや二つあるかもしれないが。
「となると、やっぱり…」
すたすた。
「?」
むぎゅ。
「〜!?」
「あー、あったかい。
鳥は人間より体温高いって言うしな。」
後ろから抱きすくめる格好でみすちーを懐炉代わりにしてやる。
みすちーと一緒に暮らし始めてから結構経っているが、
未だに何かしてやると初々しい反応が返ってくるのがとても愛らしく、愛しい。
「あうー…」
耳まで真っ赤になって俯くみすちー。ふと出来心が芽生えてしまう。

398 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 17:02:00 [ ZVAKI9AY ]
「…こちょこちょ。」
「うひゃっ!?」
敏感に反応している。矢張り腋の辺りは人妖共通の弱点のようだ。
「こちょこちょ。」
「あう、や、やめてぇ〜。」
ぶんぶんと腕を振り回すみすちー。
ああもう、可愛いったらありゃしない。
でもまあ、流石にこれ以上暴れられても困るからやめておく。
「〜〜。」
あらら、どうも機嫌を損ねてしまったようだ。
「あ、うん、悪かった…おーい?」
「…お返し!」
くるっ、と向きを変えて俺に擽り攻撃を仕掛けてくる。
が、俺とて小さい頃はこういう勝負を何度と無く潜り抜けて来た猛者だ。
「わははは、効かん、効かんぞ!」
「このこのー!」
実際は結構ヤバいラインなのだが。
と言うかあの爪で引っかかないように擽ってくるあたり、
やっぱり器用なんだなあと妙な所で合点する。
結局、暫く擽りあいの珍妙な勝負を繰り広げていた。



「…疲れた…」
ぼて、と大の字に畳に寝転がる。
結構長いことやっていた気がする。
四半刻、といったところか?
「ふにゃ〜。」
ぼふ、と俺の上に倒れこんでくるみすちー。
少しやりすぎたんだろうか?
「おーい、大丈夫かー?」
「…ぬふふー、いい位置ー!」
げ、このやろ確信犯でいやがった!
「…と言いたいとこなんだけど、冗談抜きに疲れた〜。」
俺の上で転がっている。若干苦しいが、悪い気分じゃない。
「えへへー、あったかーい。」
「そりゃまあ人を布団にしてりゃな。」
「んふー。」
ごろごろ、とばかり擦り寄ってくる。
いや、お前さん鳥だろうて。猫とか犬の仕事だぞそれは。
「…すー。」
あら、寝付いてやがる。動くと起きちまうかな…っても、
流石に風邪引くか。
「よっこいしょ…っと。」
極力動かさないように一旦畳に下ろして、
とりあえず手近な座布団を並べて寝かせてやる。
んでもって、
「ほれ。」
ぼへ。
という珍妙な擬音と一緒に、掛け布団を放り投げてやる。
「わっぷ!?」
あ、しまった。顔に当たったらしい。
「悪い悪い。大丈夫か?」
「だ、だいじょーぶー。…あー、でも今ので目が覚めちゃった。」
「そか、そりゃ悪い事したな。」
頭を掻き掻き謝る俺。
「むー、悪いと思ってるなら行動で示してよねー。」
「行動?」
ちょいちょい、と手招きをしてのたまったセリフは、
「添・い・寝♪」

…ダメだ、相変わらず勝てる気がしない。
悶々としながらそういうことを考えたのは、
みすちーに抱き枕代わりにされて身動きが取れなくなってからだった。


初心に返ってひたすらイチャついてみますた。
ついムシャクシャしてやった、
だが反省も後悔もしていn(コーラスマスター

399 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 17:18:57 [ IoOW1oKQ ]
みすちーこっちおいで!!!!

400 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 17:23:46 [ cSf3ZNo6 ]
         ,..-─,ヘ-.、
       (,.r-/ _@r-i
       i ノルハノリノノ      
       ルl.リ_゚ ヮ゚ノリ =3 ケプ  
        rX,つ旦O      
        と/§)__)〉

401 名前: 名無しさん(373) 投稿日: 2006/07/07(金) 17:46:15 [ 8Jkeu4J2 ]
みすちぃいいいいいいッ!

402 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 18:52:36 [ jDzEU3nc ]
>>400 は すべての スレじゅうにん を てきに まわしてしまった!

403 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 20:49:01 [ NMUD0wBI ]
おK、>>400決闘だ!表にでろ。

404 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 21:28:59 [ JH.WTLd6 ]
         ,..-─,ヘ-.、
       (,.r-/ _@r-i
       i ノルハノリノノ      
       ルl.リ_゚ ヮ゚ノリ =3 ケプ  
        rX,つ旦O      
        と/§)__)〉

405 名前: 394の続き 投稿日: 2006/07/07(金) 21:29:22 [ YYW3Kq9. ]
――天の川を見たことが無い。
――東京では、夜空を仰いだところで人工の光に照らされた闇しか眼に映らない。
――でも、ここなら、幻想郷ならきっと、
――空一面に広がるほどの天の川を見れるんじゃないだろうか……

あれから俺たちはお互いに短冊を書き直した。
『レティに会えますように』と。

誰もいない湖のほとり、チルノが何処かから持ち込んだ笹には、
二つの青い短冊が夏の夜風に吹かれて揺れていた。

-----------------------------------------------------------------------------------

「何でアンタは私に優しくするの?」

七月七日、夕暮れ。
だいぶ前から待っていたんだろう。
砂浜に座り込んで湖面を眺めるチルノに近づくと、妖精は唐突に訊いてきた。

「昨日も言っただろ。好きになったからだ」
「好きになると、優しくするの?」
「いや、ちょっと違うな」

チルノは湖を眺めたまま黙る。その表情を窺うことはできないが、俺が続きを喋るのを待っているのだろう。
俺も湖を見る。
夕日は遠くの山に差し掛かり、湖は朱色と濃紺を分けたような不思議な景観を見せている。
綺麗だ。都会育ちの俺には一生縁が無いものだと思っていた。
あちらに無い物が、ここには有る。

「人間ってな、心の通じ合う奴には無条件で優しくなるんだ」
「相手が妖精でも?」
「種族は関係ない。姿かたちもな。同じ想いを持っていれば、好きになる」
「キザなセリフ……」
「それが人間の本質だからな」

当たり前のことや常識、真実を喋るにはどうしてもキザったらしい言葉でしか言い表せない。
言葉を飾ったところで、相手に伝わり難くなるだけだから。
俺の答えに満足したのか、チルノは立ち上がり服に付いた砂を手で払った。
それからこちらに振り向き、

「動かないで」

それだけ喋ると、突然抱きついてきた。

「あったかい……」

腰に手を回し、胸に顔をうずめるチルノ。
相変わらず顔は見えないから、髪がサラサラと揺れるのを眼で追う。

「妖精も、一緒ね……」
「ん」
「心が通じるから、好きになる」
「ん」
「昨日のアンタの想いが、私の心に響いた」
「ん」
「アンタの心の音が聴こえるわ……」

胸に耳を当ててチルノが言う。規則正しい鼓動、心がそこにある証。
その姿があまりに愛しくて、俺も少女を抱きかかえた。

「……悔しいけど、アンタが好き」
「昨日は惚れないって言ったのに」
「うるさいっ! 気が変わったの!」

ちょっとからかう。好きな娘をからかうのは男のたしなみだ。
チルノは顔を真っ赤にして講義しているが、それがまた愛くるしい。

「チルノ、上見てみ」
「え?」

口早に文句をまくし立てているチルノにそう言うと、彼女はキョトンとしながら空を見上げた。
いつの間にか陽が落ちていた。空には星が出始めて、湖面を輝かせている。
闇が支配する時間だと言うのに冥くて、明るい。

「七夕って、具体的に何時から?」
「うーん……天の川が出始めたら、じゃないか?」

チルノが突拍子も無いことを訊いてくるが、正直俺にも分からない。
というか誰も気にしたことがないのだろう。
お祭りがあるワケでなし、クリスマス商戦のように街全体で盛り上がるイベントでもなし。
しかし日本に数あるイベントの中でも、儚さや綺麗さで言ったら、七夕が一番かもしれない。
マイナー故の特権だろう。
あれこれ考えている間に夜空には星が増えていく。それこそ瞬くうちに。
中にはゆらゆらと揺れながら落ちてくる白い星もあった。

「……やっぱり奇跡って起こるんだなー。しみじみ」
「いきなり何言い出してんのさ」
「あっち見てみろ」
「まったく何なのさー?」
「こんばんわ、お二人さん」
「!」

俺たち以外誰もいないはずの砂浜に、女性の声が響く。
その声に聞き覚えがあるのだろう。驚いたチルノは俺の腕から抜け出し、俺の示した方向を見る。

「ほら、言ったとおりだろ。願いは叶うんだって」

声の主は空から降ってきた。まるで雪のように。
いや、まさに雪が振っていた。初夏だと言うのに、寒くもないのに。

「夏は辛いんだから、あんまり呼び出さないの」

姿を現した冬の妖怪は俺たちのそばに降り立ち、笑顔で愚痴を言った。

雪の降りしきる夏の湖。
氷の妖精はその瞳に大きな雫を浮かべて、彼女の胸に飛び込んでいった。


                  おしまい

406 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 22:24:45 [ TYIRr0Ow ]
                 _ _     .'  , .. ∧_∧
          ∧  _ - ― = ̄  ̄`:, .∴ '     (    )
         , -'' ̄    __――=', ・,‘ r⌒>  _/ /
        /   -―  ̄ ̄   ̄"'" .   ’ | y'⌒  ⌒i
       /   ノ                 |  /  ノ |
      /  , イ )                , ー' >>400/´ヾ_ノ
      /   _, \               / ,  ノ
      |  / \  `、            / / /
      j  /  ヽ  |           / / ,'
    / ノ   {  |          /  /|  |
   / /     | (_         !、_/ /   〉
  `、_〉      ー‐‐`            |_/

407 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 22:29:35 [ 6/PmkB.U ]
愛するものとの別れは人生の八苦の1つ、だったっけ?
毎年別れを経験してるチルノはかなり強い子なのかもしれない。

つまり、

チルノよかったね ・゚・(つД`)・゚・

408 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/07(金) 22:57:13 [ 4IwSWNKU ]
>>397
この可愛いみすちーを食べたいよ…
食的な意味で。

409 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 00:19:24 [ lvoutgFA ]
>>400とか
  ___ _
  ヽo,´-'─ 、   
   r, "~~~~"ヽ   
   i. ,'ノレノレ!レ〉  
 __ '!从.゚ ヮ゚ノル  <え、西行寺の亡霊?ああ、蒲焼山ほど食べてった。
 ゝン〈(つY_i(つ     今じゃお得意様よ、きちんと飲み代払ってくれるし。
  `,.く,§_,_,ゝ,    
   ~i_ンイノ~´

410 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 00:58:44 [ LlxkN7ZA ]
>>409
泣きそうになりながら屋台のつけを払う妖夢を幻視した

411 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/08(土) 03:12:45 [ z2iYSUo2 ]
七夕ネタ。

「おーい霊夢ー、永遠亭から来た竹、これで全部かー?(がさがさ)」
「それで全部よー?(ちょきちょき)」

七月七日。七夕の日。
織姫と彦星の逢瀬、その幸福に肖り、ふてぶてしくも願いよ叶えと
笹と短冊にささやかな夢を乗せる日。

「よっし、後は飾りだけだな(折り折り)」
「まったく、どういう風の吹き回しよ、人里の分までなんて(ぺたぺた)」
「いーじゃないか、伝統行事に積極的に貢献するのは巫女さんの勤めだって(ちょきちょき)」
「慧音が言ってた?(折り折り)」
「クレームは本人に頼むぞ(ぺたぺた)」

今、巫女さんとその相方は、その準備に大忙し。
何故引き受けたかと聞けば。

「里の子供たちが『高い竹で飾りたい』なんて言うもんだからな。
慧音さんと二人で永遠亭の人らと交渉した(ぱちん)」
「まーたしち面倒くさい親切心?
それで巻き込まれる人の身にもなれば?(折り折り)」

こんな日に相応しくない、巫女さんの溜息に、相方さんは苦笑。
だが、悪びれもせず。

「んな顔する程嫌なら、断れば良かろ?(かさかさ)」
「それ自体はいいのよ、暇は暇だったし(ちょきちょき)。
それに、竹一本と食事一折貰える事を考えれば、報酬としては充分(ぺたぺた)」
「現金な巫女さんだ(ぺたぺた)」
「悪い?(折り折り)」

正直者の巫女さんに、相方さんは満面の笑み。

「いや―――むしろ惚れ直した(ちょきちょき)」
「あら、ありがと(ぱちん)。―――はい、こっち終わり」
「(がさごそ)こっちも無い。ノルマ達成、だな」

飾りの箱詰めの最中、相方さんがふと気付く。

「あれ?お前、短冊に願い事とかする性質だったか?」

412 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/08(土) 03:30:17 [ z2iYSUo2 ]
「んーにゃ、寧ろ自分でするなんて似合わなさ過ぎて寒気がするわね」
「あー?んじゃ何で竹貰ったのさ」
「決まってるじゃない」

巫女さんは、にっこり笑顔で、

「七夕には笹と短冊。これ以上の風情は無いわ」
「まーそりゃそうだが」
「それに、ね」

相方さんの隣に立つ。
そのまま、頭半分程上の顔を覗き込み。

「酒で労うには、良い一計じゃない。
ね?―――ご利益無しの神社の為に、汗水流す物好きさん?」
「……素面で言う辺り、つくづく敵わんな」

素敵な笑みを一発披露。
たちまち相方さんの顔は赤ら顔。
だがそのどちらも、笑みは隠さず。

「ま、短冊に書くことが無いのは同じだな」
「へー、男の夢はでっかく高く、じゃなかったっけ」
「いやいや霊夢―――こういうのは、だな」

空の神々が、地上の二人にも気を利かせたか。
照らす月を、雲が過ぎる。

「他人の恋路に便乗なんて、野暮な真似は性に合わない、ってな」
「独り身なら、敗北宣言と紙一重よ?それ」
「うむ、見事に台無しな一言有難う」
「惚れ直した?」
「勿論―――とても素敵な、博麗の巫女さんだ」

寄り添った二つの影が、月影に優しく覆われる。
空に輝く一組、今宵の主役の邪魔にならぬ様にと。

「あれま、見えなくなっちまった―――曇り空」
「いいじゃない、それとも何?空の姫様に浮気?」
「成る程、彦星に『こっちみんな( ゚д゚ )』されてんのな。
「いや、表現選べよ」
「それとも―――」

相方さんは意に介さず。ただ傍らの『地上の星』に首っ丈。

「あんまこっちが綺麗なんで、向こうの姫さんに釘刺されたか?
―――うん、無理ねえなぁ」
「随分と臭い世辞ですこと」
「そう褒めるな、照れる」
「減らない口ね。塞いであげようかしら」
「そりゃ願ったり―――どうだ、こっちも台無しだ」
「勿論ですとも―――台無しすぎて惚れ直しましたわ、旦那様」
「わーお、似合って無ぇ」
「偶には色でもつけて上げようと思いまして」
「泣かせるね」

お隣さんには端から興味無し。
いつもの素敵な笑みは、動じずも僅かな赤ら顔。

「あ、報酬。晩飯どーすんの」
「さくっと取りに行って、上がるとしましょうか」
「そして飲ませて酔わせて―――」
「後は言わぬが花、と」

そんな素敵な巫女さんなのでした。




「……さて皆の集、あの地上版織姫彦星に晩飯を届けに来たわけだが」
「こちとら未だ箸も付けていないのに、お腹一杯なのは如何なものか。
織姫と彦星が空に居る理由が解った気がするぜ……」
「奇遇ね、魔理沙……ハクタクの能力が伝染ったかしら」
「こっちは食べた後だっての……うへぇ、冷たい麦茶が怖い」

お後が宜しい様で。

413 名前: 3/2 OTL 投稿日: 2006/07/08(土) 03:32:50 [ CNLa5H9c ]
センセー、痛恨です。
名前の表記変えるの忘れました('A`)

414 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 06:47:12 [ LlxkN7ZA ]
もう終わってるけど七夕ネタ便乗。




満天の曇り空、台無しな七夕の夜。
星製の大河はその姿を隠してしまっている。

そんな空の下、美しい小川の畔で俺はリグルの肩を抱きながら空を見上げていた。
リグルのとっておきの場所というだけに周りに人影はない、そのことに俺は少なからず感謝した。
他に人がいたとしたら恥ずかしがってこんなことをさせてくれなかっただろう。

考えながらも、腕の中の彼女を全神経を使って感じる。
密着した身体から伝わる温もりが少しこそばゆかった。
もしこの空が晴れていても、恐らく見向きもせずにこうしていただろう。
素晴らしく幸せな一時だった。

浮かれすぎた俺は、彦星よ羨ましかろうと一人でニヤニヤしてみたりする。

「ねぇ○○、なに笑ってるの?」

ふと、腕の中からリグルが囁く。
しまった、俺っていま凄く怪しいのではないだろうか?

「んや、綺麗だなって」
「曇ってるよ?」
「オマエが」
「――っ!」

誤魔化しながら言ってやると、リグルの顔が暗い中でもはっきり解るほどに赤く染まる。
こういう彼女の反応が堪らなく可愛くて、愛しい。
なんとなく肩を抱く手の力をを少し強めると、おずおずと身を預けてきた。

「……可愛い」
「急にへんなこと言わないでよ」

顔を赤らめたままコテンと、小さな頭を肩に預けてくる。
そんな彼女の小さな頭をそっと撫でながら笑った。
曇り空の七夕だったが良い夜だと、素直にそう思えた。

「残念だね」
「うん?」
「空、せっかく見に来たのにさ」

言いながら、眉を八の字にしてつまらなそうな顔をする。
此処に来たのは天の川を見るためだった。
俺としてはリグルを連れ出す口実に過ぎなかったのだが、彼女は楽しみにしていたようだ。
暫くの間、息苦しくない静かな沈黙が俺達を包んだ。
不意に、彼女の温もりがするりと腕の中から抜け落ちた。
不思議な喪失感に襲われて、焦りながらリグルを見上げた。
そこには素敵無敵な可愛い彼女の満面の笑みが浮かんでいた。

「○○、いいこと思いついたよ!」
「――はい?」
「天の川、見よう」
「曇ってるぞ」

突然の申し出におもわずきょとんとしてしまう。
そんな俺をクスクスと笑いながら、リグルはマントを翻して指をパチンと鳴らした。
間をおいて、少しずつ小さな羽音が辺りを包んでいく。
徐々に近づいてくるその音は小川の上流からゆっくりと進んでくるようだった。

「なんだ?」
「いいから、見てて」

クスクスと可愛く笑うリグルの顔を見てどうでも良くなる。
彼女がいいことだと言ったのだ、それはとても素晴らしいことに違いない。
故に、おれは何も言わずにその素敵なことを待つことにした。

「――来たよ」

それは小川を滑るようにやってきた。
天の川に勝るとも劣らない、膨大な数の光の流れ。
美しい川の奔流に、俺の目は釘付けになった。

「ほた……る?」
「そう!産卵期で上流に集まってたのを呼んだのよ」

儚い光を発しながらふわふわと漂う蛍の群れ。
それを映した小川は擬似的な天の川となった。
それは、綺麗という言葉だけでは足りない。尊いものに思えた。

「綺麗でしょ、この子達」
「あぁ……凄く綺麗だ」
「えへへ、ありがと」

眷属達への賞賛をまるで自分のことのように喜んで、リグルは笑みを深くした。
そんな表情にドキリとする。鼓動が早まって心臓が破れてしまいそうだった。
どうしてこの子は、こんなにも愛おしいのだろうか。
永遠に解けそうもない疑問が浮かぶ、感覚的に答えは得ていた。
事実として、俺はリグルを愛していた。

415 名前: ↑の続き 投稿日: 2006/07/08(土) 06:48:52 [ LlxkN7ZA ]

「ねぇ、○○は蟲達のこと好きかな」
「好きだ」

突然の問いに即答してやると、彼女は嬉しそうに“そっか”と呟いた。

「前は嫌いじゃなかった?」
「お前の仲間だから好きになった」
「わ、恥ずかしいこと言うね」

困ったように頬をかきながら顔を赤らめている。
お返しに、こちらからも問いかけることにした。

「リグルは人間好きか?」
「好きだよ」

――即答。
蟲達を気まぐれに殺してしまう人間を好きだと言ってくれる彼女に少しだけ驚いた。

「蟲の天敵の一つじゃないか?……まさか味が好きとかいうなよ」
「うん、でもね。○○が人間だから好きになった。それと、私は砂糖水の方が好きだな」
「……俺よりも?」
「ばか、貴方が好きだから好きになったのよ」

俺が好きだから人を襲わなくなった。そう解釈するのは自意識過剰かもしれない。
出会ったきっかけが砂糖水だったしなぁ……。

確かめる為に、相変わらず顔を真っ赤にして俯くリグルを優しく抱く。

「俺もお前が好きだ」

どちらともなく顔を近づけて、唇を合わせる。
永遠に離したくない、そう思いながらも酸素を求めて唇を離す。
相変わらず、リグルは恥ずかしそうに笑っていた。
何度やっても、彼女の方は慣れないようだ。
そう思いながらも、自分の顔が熱くなっているのに気がついた。
この気持ちに慣れというものは存在しないらしい。

「――あ、晴れた」

声を上げて空を仰ぐリグルに見習って目線を上へ向けた。
広がるのは地上の天の川に劣らぬ勝らぬ星の川。
呆けながら、二つの天の川を眺めていられる自分は他者より二倍得しているなと考えた。
加えて隣にははしゃぎながら俺の名前を呼ぶ愛しい存在。
これは、俺に幸せの量で勝る奴はいないなと、恥ずかしいことを思う。
もう一度、彼女をしっかりと抱きしめてキスをした。

永遠の愛を誓って。

416 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 10:15:24 [ B1xQV6uI ]
リグルきゅん感動した
ちょっと今から全身に砂糖水浴びて川行って来る

417 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 10:20:20 [ 8cJpEWt. ]
>>411
霊夢分の大量摂取で鼻血噴きそうです。どうもありがとうございました。
それから…
>>413
ガッ!

418 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 12:25:30 [ QEjkVvlY ]
>>411-412
だー!
どうしてこのスレの霊夢はこう、俺のハートにズキュゥンなんだッ!GJッ!

>>414-415
最近珍しくみすちー萌えしてきたと思ったら今度はリグルとは・・・

419 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 13:53:23 [ Vjbvt7BI ]
>>411-412
こーいうノリ大好きだ
じゃんじゃんいっちゃってくれ

420 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 17:36:24 [ I/6C/oHI ]
ええと、効率よく仮眠をとる方法は……。
――○○、ちょうどいい所に、ちょっとここに座って頂戴。
……何で警戒してるのよ。失礼ね、実験なんかじゃないわ。

普通に座ってていいのよ。私の方じゃなくて、テーブルの方向いてて。
……別に失礼でも何でもないから、気にしなくていいのよ。変な所で律義なんだから。

そうそう、そんな感じよ。後は動かないで、目を閉じて楽にしてなさい。

よい……しょっと。

……緊張することないじゃない。心地いいんだから、誇ってもいいくらいよ。
そうね、レミィが起きる辺りに起こしてくれるかしら。

――変な事、しないでよね。


…………。

………。

○○さん、何をなさってるんですか?
枕……ですか。
ふふ、やっぱり恥ずかしいですよね。
でも、パチュリー様がそんな風に甘えられるのって、○○さんくらいなんですよ?
まぁ、甘えてるようには見えませんけど……素直じゃないんですよ。
……ええ、それを聞いて安心しました。私は仕事が残ってますから、向こうにいますので。
――あ、はい。そうですよね、毛布でしたらすぐお持ちします。


ない物はセルフで補給すればいいってことでパチェ分補給。

421 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 18:26:08 [ bwhzNM1k ]
>>414-415
きっぱりと思いを伝えられる関係って良いよなあ。
ニヨニヨ

>>416
待て、ちゃんと段階を踏まないと性的な意味でなく喰われるぞ。

>>417
足元にバケツを忘れるな。そしてお嬢様に献上するんだ。

あと( ゚∀゚)>) 'A`) ガッThx。

>>418
そんな貴方のハートにエクスターミネーション。

あとみすちーも良いよね。

>>419
じゃんじゃんとは行きませんが、今後があるならこの路線で。
東方キャラは会話の許容幅が大きいのでこういう表現が用いやすい。

>>420
人が霊夢ネタを練りまくっている最中と言うのに、
何をしているのだ君は。―――パチェも良いよね。うん。
だがセルフで補給するのは同意。

俺の部分の台詞が無い辺り、妄想の余地が有り、また新鮮で実に良い。

あと何つってもパチェ萌え。

422 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 18:57:38 [ I/6C/oHI ]
>>411-412
上手く表現できないけど、見習いたい場所が空ほどあります。
自分の物に出来なくとも、こういう掛け合いとか凄く好き。

皆々様が心に映す、それぞれの星の輝きを、これからもお待ちしています。

423 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 19:15:57 [ 7jNWm4eU ]
>>420
お前のその自給自足! 僕は、敬意を表するッ!

424 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 20:09:19 [ 4eqLhths ]
「なあ、メルラン。ちょいと頼みがあるんだが」


「(゚∀゚)アヒャ!」
「PO

425 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 20:10:20 [ 4eqLhths ]
スマン。書いてる途中に誤爆した

426 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 21:06:17 [ juNs.gzE ]
>>426
さきにメモ帳とかで作業すればいいのに。

とりあえずガッ

427 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 22:35:11 [ TL8YtwKw ]
>>424
>>426
隊長、ドジっ娘が二人も居ます!!

428 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/08(土) 23:17:28 [ SM58CvxU ]
>>424
メルランなのでむしろこういうネタなんだろと思って疑わなかった俺がいる。

429 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 00:22:01 [ 0wQ8OAEc ]
「だから、何度言ったらわかるの?
ハイB♭からDまでグリッサント!
半拍休んで下のCから三連符でハイCまでスラーであがる!
勿論息継ぎ無し!」
「いや、ちょっとそれは無r」
「ごたごた言わない!
できるまでルナサ姉さんに頼んでご飯抜きよ!」
「うぇ〜」
〜10分後。既に疲れた俺。〜
「私はちょっと屋敷に戻るけど、練習しとくのよ!」
「……(唇の疲労でうまく喋れないわけだが)」
「返事は?!」
「……ふぁい。」
……
やばい、眠くなってきた。
思えば昨日も空が白むまで練習させられ、我ながら今起きていられる体力に感心している。
あのひとの底無しの元気はどこから……

「寝ました。やっちゃってください。」
ん?
「はい〜♪」
いつからか物影から覗いていたブンブン丸とリリカ。
どうやら俺が眠ったと思ってるらしい。
「えっと、これを取り替えればいいんだよね?」
「はい、間違いありません。」
メルランのトランペットに触っているらしい。
折角だから寝たふりをしておこうか。
「おきんなよ…ぜってーおきんなよ…」
あれ?リリカってこんな言葉遣いだったっけ?
「これをとって、さして……」
俺のトランペットもいじっているようだ。
「できたー♪ケケケ、やったぜ。せいぜいあの躁病めるぽにボコボコにされなこのムダ飯ぐらい!」
……リリカ、おまえはそんなやつだったのか?
そう思いつつ、横目でトランペットを見る。
一見なにも変わっていないようだが、よくみると……
マウスピースが入 れ 代 わ っ て る ?

そこにメルランが戻ってきた。
「こら!何してるのリリカ!」
「うぇ〜」
リリカは飛び去ったようだ。
「もう、いたずらされる前でよかったわ……って○○!なに寝てるの!」

そこで俺ははっとしたんだ。
こういうときメルランは必ず耳元で大音量を……
「お き な さ い !」
ダメだ、それに口を付けてはいけない!

だが既に遅かった。
ぱあああぁぁぁんという音と共に鼓膜が震える。
間接キスキターーーーーーー(゚∀゚ζーーーーーーー!!

と、薄れ行く意識の中で考えたんだが、
彼女たしか手足を使わずに演奏できるんだっけ?
つまり口も付けないんじゃ……

遠くに俺を呼ぶメルランの声とリリカの舌打ちが聞こえたきがした……

ーーーーーーーーーーーーーー
暑くてやった。
今は後悔している。
とくにリリカファンのみんな、すまんかt(ベーゼンドルファー

430 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 00:22:35 [ AxGnMB/I ]
>>428
あるあるw

431 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 00:44:53 [ 6tJ9wm3w ]
竹取物語というより逆源氏物語。
正攻法で書くのを断念したから懲りずにもう一回この方法で。

あら、やっぱりここにいたのね。
別に悪くなんてないわよ。貴方がここを気に入ってるの、知ってたから。
隣、いいわよね? ……まあ、嫌だって言っても座るけど。
ええ、いい返事ね。昔だったら、私が近くにいるだけで照れてたのに。

……もう。あの小さくて可愛かった○○は何処に行っちゃったのよ。
ほらほら、拗ねないの。ちょっと昔の事を思い出しただけよ。
何年経ったか忘れちゃったけど、人間って竹みたいね。気付くとどんどん私を追い越してく。
本当、月日が経つのは早いものね。光陰矢の如し、かしら?
でも、貴方が頑張ってたのは全部知ってるわよ。私に子供扱いされるの、嫌だったんでしょ。

ふふっ。でも、今はもう違うわよ。貴方はもう『立派な殿方』で通用すると思うけど?
――あら。まだ不足? あ……まあ、それもそうね。
ほんの少しの歳月じゃ、私達が歩いてきた永遠には届かないものね。

……それじゃあ、一緒に生きてみる? 私達と同じ永遠を。

あ……そういえば、私が難題を出したのよね。『私に釣り合う殿方になりなさい』って。
ふふ、確かいっぱいいっぱいな○○の表情が見たくて出したんだっけ。懐かしいわね。

そう、ね。これからも精進して。
ずっとずっと、私の隣にいて。
別に難題じゃないでしょ? 貴方の気持ちだって、解ってるから。


――じゃあ、お昼寝したら、一緒に永琳の所に行きましょうか。
蓬莱の薬……一人分用意してもらわなきゃ。

432 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 02:35:34 [ 8tl7pRpQ ]
>>431
オォ…発想の面白さに座布団一枚!
育ってダーリンを思い出した

433 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 06:52:30 [ 6zOO.bVk ]
やっちまった感の強いものを、ここで投下。
今『俺』と言うものの限界にグレイズするッ!

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0024.txt


……上で輝夜んの良作が上がっているのに、スマンカッタOTLと
今のうちに誤っておく。
あと多分誤字が結構あるO TL

434 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 09:51:41 [ A2C9G/KI ]
でも俺嫌いじゃないよこういうの!!

435 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 10:14:23 [ JUW1/Gz6 ]
メイド長かわいいよ!

436 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 14:54:10 [ 0wQ8OAEc ]
なあみんなきいてくれ!
昨日勇気を出して咲夜さんにコクってきたんだ!
したらさ、柄にもなく顔を真っ赤にした咲夜さんを見た次の瞬間もうそこには咲夜さんがいなくて、
かわりになにかの頬に違和感を感じたんだけど、
これって何だと思う?

437 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 15:01:36 [ vWf1Z.sI ]
>>436
末永くお幸せに。

438 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 15:33:21 [ W0A470X2 ]
>>436
そういえばさっき俺のところに咲夜さんが来て
「男の人ってどんな料理を作ってあげたら喜ぶのかしら」
って聞いてきたから、一応妥当な所で「肉じゃがかな」って言っておいた。
もしかしたらもしかすると期待してもいいかもしれんぞ?


何かその話をした後ルナサが俺に肉じゃが作って持ってきてくれたんだが、急に何なんだろう?

439 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 15:55:57 [ J1yCDX4k ]
毒見係だよ
ルナサは今俺の家で肉じゃが作ってる

440 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 16:22:12 [ XQuncQ7U ]
>>439
あんたって人はぁー

441 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 16:42:08 [ bERRQD42 ]
じゃあ俺は美鈴のために肉じゃが作るかな…

442 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 16:54:05 [ EXY9Ui6E ]
何なんだろうな、この流れは・・・


さて、魔理沙に味噌汁を作らなくちゃな。

443 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 17:03:55 [ CcwmL9vQ ]
この流れを霊夢に言ったら「家に肉があると思う?そもそもジャガイモも無いわよ」と言われた
一緒に泣いた

444 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 17:08:12 [ pQ1Cqt3o ]
この流れに便乗してか魅魔様がエビフライ作ってきた。
とりあえず美味かった。

445 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 17:40:42 [ OJJxCqHM ]
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446 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 17:50:55 [ eJe4BX2k ]
>>433だが。
貫徹明けに自分の投稿カキコ含めて誤字でメタメタ、
更に良く見ると何をトチ狂ったか数段落丸々欠けた部分がある。

後悔はしないと言ったが、その分反省はしっかりしようと思う。

本日の教訓:突貫工事の眠い頭で最終チェックをするのは激しくNG OTL

あと拙作に眼を通してくれた方々に感謝を。

……さて、霊夢に粥作ってくる。

447 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 17:57:19 [ A2C9G/KI ]
やっべ、リグルの好み聞いてこないと。

448 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/09(日) 18:00:51 [ YVFxW6qE ]
「・・・というわけなんだ。なんとか頼めないか魔理沙。」

場所は魔法の森霧雨亭。妖怪退治の依頼中である。

「ん〜まぁお前の頼みと来れば・・・そう無下に断るわけにもいかないぜ」
「すまん。助かる。この礼はいつか必ず。」
「いつかなんて言わずに明日にでも蒐集に付き合ってもらうぜ」
「・・・ハイ」

魔理沙の蒐集と来ると半ば強奪まがいのことにもなりかねないので正直
気が進まない。しかし今は村の危機なのだ。個人的感情で皆を巻き添えには出来ない。

「ちょっと・・・その蒐集ってどこに行くつもりよ?」

玄関から声をかけてきたのは動かない大図書館ことパチュリー・ノーリッジ。
何度か宴会でも顔を突き合わせているし、何度か蒐集という名の強奪の被害者
になっていただいたこともある。話していてもすぐに真っ赤になって俯いてしまうく
らいに病弱のようでなんとも不憫なことである。

「人の家に勝手に入るのはよくないぜ。」
「無理やり入るのもよくないわ。っていうか誤魔化さない。」
「お察しの通り真っ赤な館の大図書館までな」
「そうは行かないわ・・・そこのあなた。今回の妖怪退治は私が請け負うわ。
 その代わり報酬として魔理沙から魔道書の奪還を手伝ってもらう。いいわね?」
「ぞっとしない話だぜ。・・・で、どっちに頼むんだ?」
「え、と・・・。先に頼んだのは魔理沙だけど心情的にはパチュリーにというか・・・」
「煮え切らないわね。」
「煮え切らないぜ。よし。こうしよう。今から全員で村まで下りる。そこで妖怪を待って
 仕留めたほうがこいつを一日自由にできる。」
「乗ったわ。」

・・・成功報酬が悪化してる。ともあれこうして三人で村まで行くことになったのである。

449 名前: 2/2 投稿日: 2006/07/09(日) 18:02:06 [ YVFxW6qE ]
「で、あれが村の存亡を脅かす妖怪ってわけか?」
「アレ・・・うちの館の前の湖にいる氷精よね?」
「そうだけど・・・」

今の季節は農作物の収穫時だし、稲の成長期である。そんな時期に氷を降らされたり
気温を急激に下げられたりしたら最早死活問題である。氷精にしてみれば遊んでいる
つもりかもしれない。現に何やら妙に楽しそうである。

「まぁ普通の人間には荷が重いわね。」
「普通の魔法使いには丁度いい相手だぜ。」
「先手!」
「必勝!」

二人の手に急速に魔力が集まり高まっていくのが素人目にもわかる。やはりこの二人
普通じゃない。

「ロイヤルフレア!」
「マスターァァァァァ!スパァァァァァァァクゥ!」

目をくらまさんばかりの閃光が巻き起こり、気付くと氷精は消えていた。

「さて。」
「どっちの勝ちかしら?」

じっとこちらを見る二人。見えてるわけねぇだろあんな光の中。

「ごめん。さっぱり見えなかった。」
「やっぱりか・・・まぁいきなりあんな大技出したし仕方ないといえば仕方ないぜ」
「じゃあどうするの?」
「ま、ノーゲームが妥当だろ。ロイヤルフレアなんか撃ったんだから体調も良くないだろ?
 そんな中蒐集に行くのも気が引けるしな。」
「まさかお前からそんな台詞が聞けるとはな・・・愛してるぜ魔理沙」
「お前・・・その台詞アリスにも吐いたろ?」
「いいだろ?挨拶みたいなもんだ。」

くいくいと服の裾を引っ張られる。振り向くとパチュリーがこちらを・・・睨んでる?

「どうしたパチュリー。自分の顔なんか指差して」
「ん」
「・・・別に何も付いてないよ?」
「ん!」
「顔色も悪くないし・・・っていうかいつもよりいいくらい」

ごきり。と足を踏まれた。それもかなり思い切り。

「あたしもう帰るわ!さよなら!」
「???」

突然に怒り出したパチュリーとは対照的に魔理沙は妙にいい顔である。・・・よくわからん。





途中で休憩にネコソギラジカル読んだのがいけなかった。
展開の薄っぺらさをどうにかしたいな。

450 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 18:31:51 [ 6tJ9wm3w ]
>>448-449
『ん』だけで異常な魅力を醸し出すパチュリーを何とかして下さい。
でもチルノ哀れ……。

>>443を見たら衝動的に書いてしまいました。
飢えさせるのは農家の名折れ、年貢も献上しようじゃないか。

あら、○○じゃない。
こんな御利益のない山奥の神社までご苦労様。出涸らしで良ければどう?
……相変わらず、熱いお茶は飲めないのね。人生の2割くらいは損してるわよ、多分。

別に、ちゃんと食べてるってば。
おかげさまで、修行まがいの五穀断ちとか最近はしてないわよ。
そっちはどうなのよ。慧音がいるでしょうけど、妖怪に畑とか荒らされてない?
ああ、あいつね。気をつけなさいよ、あんなに小さくても、私を食べようとしてたんだから。
……それじゃあ餌付けじゃない。それとも買収? まあいいわ。私だって、人の事言えないし。
こっちにもたまに、『おなかへったー』って来るのよ。来るのはそいつだけじゃないけどね。

……だから、本当にちゃんと食べてるわよ。
一人じゃ食べきれないし、日持ちがするって言ったって限度があるでしょ。
漬物作るのだって限度があるし、面倒だし――あ、今笑ったでしょ。
私らしいってどういうことよ。失礼ね。

そう言えば、そろそろ枝豆の季節よね。茄子とか胡瓜とか。
……宴会は別にいいのよ。みんなにも色々持って来てもらうから。
魔理沙にも変なキノコ貰ってるし。何回か死に掛けたけどね。

だから私は別に大丈夫だってば。
いざとなったら、前みたいに一食二食抜けば、半分くらいの食料で……。
え、朝食? ○○が来ると思わなかったから、山に生ってた梨二つ。……何よその目は。

……まあ、助かってるのは確かだけどね。
そっちこそどうなのよ。自分が食べる分削って、私に分けてるんじゃないでしょうね? ならいいけど。

――もう暗くなってきたし、ご飯作りましょうか。何持って来たか、ちょっと見せてもらうわよ。
あ、それと注いだ分のお茶はちゃんと飲んでね。

451 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 22:11:49 [ C2m2dnuk ]
某合体ロボ声を出しそうな魔理沙噴いた

452 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 22:30:31 [ 0wQ8OAEc ]
なあみんな聞いてくれよ。
今日メイリンに呼ばれて紅魔館にいったんだ。
したらさ、なんかすげーいーにおいがすんの。
なにかと思ってたまたま近くを通り掛かったこぁに聞いたら、
メイリンが料理作ってるんだってさ。
においのするほうに歩いていったらさ、なんか調理担当っぽいメイドがないてたんだ。
どうしたの?って尋ねたらメイリンが厨房を占拠しているから夕飯の準備が出来ないらしいんだ。
とりあえず頭をなでなでしておいた。
そこについにメイリン本人があらわれたわけよ。
俺の顔を見るなり物凄く目を輝かせて俺を引きずるんだ。豪腕で。
ちょっと痛かったけどなんか幸せだったよ。
で、普段は使わないようなでっかい部屋?に通されたんだ。
でっかい部屋にでっかい机があってさ、レミリアお嬢様(とよばれていた人。実際見たのは初めて)とパチェと咲夜さんが座ってた。
いや、勿論机に座ってたんじゃないよ。
レミリア様はなんか嬉しそうだったけど、咲夜さんは少し困っているというか、照れているというか、そんな顔をしてた。
たぶんあれだね。レミリアお嬢様って呼んでるんだから目上の人なんだろうね。
そんな人とおんなじ場所でご飯を食べる機会なんてあんまりないんじゃないかな?
それで照れてるんじゃないかな。俺はそう思うよ。
パチェは相変わらず無表情だったね。
でも、この時は本読んでなかった。
流石に食卓までは持ってかないのかな?
そんなことを考えてるうちに雑技団よろしく両手と片足と頭に皿を載せたメイリンが跳んできたんだ。
すげー楽しそうだった。
あっという間に食卓にはたくさんの料理が並べられた。
一通り並べ終わるとメイリンはデカイ胸をはって、いっぱい食べてくださいね!って言ったんだ。
パチェが言うには、これはマンカンゼンセキっていう中国の珍味を集めた高級料理なんだって。
ちょっとして、メイリンの顔に小さな傷を見つけたんだ。
俺が気にしてるのがわかったのか、メイリンは笑いながら、少し転んじゃったんです、っていった。
パチェがメイリンに、こんなにいっぱいどこから集めたの?って聞いてた。
料理をよく見ると、怪しげなキノコとか、鳥肉かな?そんなものが入ってた。
あと、肉料理には何の肉を使ったの?ってきいたら、兎の肉を使ってたらしい。

おいしい料理に満足して帰る途中、
赤と青の服ので弓を持った人が殺気立って走り回ってた。
あと、なんか派手な服を着た女の人がヤキトリー!とか言いながら刀持った女の子と一緒に飛んでいった。
あれ、何だったんだろう?
誰か知らない?

453 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/09(日) 23:46:41 [ AxGnMB/I ]
嫁手作りのウミガメのスープうめぇw

454 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 01:25:20 [ sfXKtU5. ]
>>453
嫁の旧姓は博麗ではないよな?

455 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 01:47:36 [ jdBEDxlQ ]
>>453,>>454
玄爺のことかぁーッ!

456 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 03:17:13 [ v4W5dWlA ]
よし、粥を作ってきた。

残り物の味噌汁に冷や御飯放り込んで卵落として味噌粥(ホントはおじや)
って良いよね。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0025.txt

あと注意。

霊夢スキー御用達の本『早瀬渡』が原点になっております。
重い話が苦手な方、『早瀬渡』を近々入手予定、
或いは入手済みだが読んでいない方などはご注意を。
あと当方オマージュのつもりでしたが、
イメージが崩れる等の方には先に謝罪を。

457 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 09:25:31 [ C5OSKR1s ]
おかしいなぁ…
目から変な水が流れてきたよ…

458 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 11:20:36 [ fwwEf/aY ]
>>456
かゆ
うま

459 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 12:07:57 [ 4Z9OWYA6 ]
なあみんな聞いてくれよ。
この前ネトゲで知り合ったteruyoってIDの人が近くにすんでるらしいんだけど、
なんか知らない?
幻想郷からつながってるパソコンなんてそんなにないからさ。

460 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 12:22:49 [ .eYe9riw ]
>>458
うは
山田君、>>458に博霊アミュ(座布団)二枚あげて!

461 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 12:45:21 [ CRcSuzPs ]
>>456
『早瀬渡』は知らないが読んだ。
いい意味で物凄い衝撃を受けた。そして啼いた。
まさに神。

462 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 13:22:17 [ c2uKdXUg ]
俺の母親の下の名前が優香なんだが旧姓が風見らしいんだ。どうしよう。

463 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 13:24:31 [ vsS2By92 ]
おーい、ここにゆうかりんの子供がいるぞ。

464 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 15:42:20 [ 4Z9OWYA6 ]
相手が誰か、それが問題だ

465 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 17:08:50 [ Qc5aonDc ]
>>462
お、お母さんを僕にください!

466 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 20:04:01 [ gT.5Q4PI ]
>>465早まるな。


やあ、>>462、私が新しいパパだよ!

467 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 20:06:10 [ FVu7Fdmc ]
>>462の父でございます。
このたびは、息子がこのようなレスをしてしまい、
皆様には大変ご迷惑をおかけしております。
深くお詫び申し上げます。

中略

どうぞ皆様、息子を暖かく迎えてやってくださいまし。
本当は良い子なんです。
よろしくお願い申し上げます。
>>462の父より

468 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 20:26:35 [ H2k27uIc ]
人妻の方が燃えるってものよ

469 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 20:53:38 [ lTaqjL8Q ]
>>462の親父は何人いるんだ?w

470 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 21:00:13 [ 8aHDHXgs ]
米屋に扮装して尋ねるから住所公表しようか。

471 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 21:01:03 [ zDQPqPdQ ]
人妻とか寝取り寝取られは、イマイチ燃えないなぁ……

472 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 21:43:10 [ QTWjOZwI ]
ゆうかりんは沢山関係を持ってしまったから
誰が本当の父親なのかわからないんだよ

473 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 22:05:05 [ tM2.bDwA ]
というか
スレの方向がどんどん傾いているぞ!

474 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 22:15:10 [ 4Z9OWYA6 ]
なあみんな聞いてくれよ。
さっきゆうかりんにあったんだ!
心なしか太ったような気がしたね。
つきのものがこなくなったわって言ってたんだけど、
ゆうかりんに召し使いなんていたっけ?

475 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 22:32:32 [ Clb6Kv/I ]
 ( あらあら、しょうがないわねぇ?? ハイッ!!( はぁと☆
   ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄  ̄  ̄  ̄
      o     ___   。           ___    o  
      x  ((_ノ´⌒⌒ヽ) o.     x  ((_ノ´⌒⌒ヽ)   
       (( ((((ノ`)ノ))    +.   (( ((((ノ`)ノ)) *.
      ゚ ((_。(i|^.ヮ^ノl)⊃ .     ((_。(i|^.ヮ^ノl)⊃  
         ((,,( ,)ノネl」´ 。         ((,,( ,)ノネl」´ 。  
          ,,∪#i,#゙i       .    ,,∪#i,#゙i     
      +    ||.ハラ´ x     ゚     ||.ハラ´    
        * ('ミ,)           o. ('ミ,)   x  
 ドバァァァァ-- - 、ミ/ + 彡彡彡  *     、ミ/ +彡彡彡
       .   Y o             Y o     
      * ゚/ \ x        ゚ . / \ x    
    . x /  o  \  .   +  /  o  \  
     // 。     \\ *   // 。     \\  x
     i     ゚        i    i     ゚        i 
    ‖ i  ガッ       i ‖  ‖ i  ガッ      . i ‖
   .‖ !   >>474< のわwww‖ !    >>475< ちょ、ちが…俺まきぞe(ry
   ‖|          .o|‖ ‖|           o|‖
   ‖|  o.        |‖ ‖|  o         |‖

476 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 22:48:30 [ NkSsaVHs ]
ふと空を見上げたら大妖精がいてさ、スカートの中見ちゃったんだよ。
そしたらその大妖精が降りてきて

「せ、責任とってお嫁に貰ってください……」

って言うわけよ。
割と仲はいいほうだったけど、まさかそんな事言われると思ってなかった俺は当然慌てちゃってさ 、

「……え? は、はぁ……」

みたいに返してそのまま通り過ぎようとしたら
俺のシャツをチョコンと指で掴んでずっとついてくるのね。
そんでとうとう家までついて来ちゃってさ、

「は、はじめてですけど覚悟は出来てます……」

とか真っ赤な顔で俯いて言うわけよ。 マジで可愛すぎ。
俺もう理性が吹っ飛んじゃって。

部屋に入った途端、いきなりギュっと抱きしめちゃって、その柔らかい感触を

477 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/10(月) 22:49:51 [ Qc5aonDc ]
ワッフルワッフル

478 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 06:40:42 [ 1vpiGzLc ]
>>462
ゆうかりんが初登場する東方幻想郷が発表された8年前。
当時、既にPC-98は衰退期にあったが
将来Windows版で起きるであろう弾幕戦争に備え
ゆうかりんは幻想郷の外の男性100人との間に子を成した。
花の妖怪の力を受け継いだ100人の子供達は
それぞれが守護花の加護のもとに「花闘士」として目覚め
来たるべき弾幕戦争の中にその身を投じて行く宿命にあるのだった

479 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 12:58:33 [ 9W4.oxdo ]
だがそれは、二人の心に生まれた小さな歪みによって一変してしまう。
楽園を襲う突然の異変。俺たちが目覚めたそこは、みしらぬ戦乱の異世界だった!!

480 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 13:18:04 [ tVYsGbv6 ]
何だか妙な流れになっているな。

1 では今のうちに、向日葵畑の傍にテント張って、
住み込みで畑の手入れを手伝うとしよう。
ちょうどシーズンだしな。

2 しかし何だか魔法の森の連中やらが花火を作るとか言い出している。
危険物ではあるが、材料集めだけなら手も貸せるだろう。
 主犯がどちらなのか気になるところだ。

3 あー、永遠亭のお姫様の催し物の手伝いもあるな。
人手は確かに要るだろう。質はあっても量は兎だけだしな。
 さて、薬師かその弟子か、或いは姫自身か。

4 で、当然ながら大騒ぎとなると喧しくなるのが小鬼だ。
ブン屋も便乗して号外でも出すに違いない。
 面倒事に便乗するか、無謀にも止めに入るか。

5 そして我らが巫女さんは、それらの事後処理に追われる事になる。
全くご苦労なことだ。神社の手入れでも手伝ってやろう。


あれ?俺の貴重な貴重な夏休み、無いじゃん。
まあ良いや。サァ行くか!

481 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 17:10:41 [ no53ytW2 ]
ゆうかりんが大変ご立腹の様子です。

   "
     ´∴       ___      ゜ヾ´      ″´∴
             , '"  `ヽ,≡ ̄`:∵ ∧_∧´∴∵゛'
          __! ノ)ノ)λノ))≡―=',((( >>474 )≡―=‥、 ∵゛、゜¨
       , ≡ )メ从i ゚ - ゚リir⌒)  _/ / ̄ =―≡―   _
      ´∴'≡く / ∧i#lムli| y'⌒  ⌒ ヽ ノ)λノ))(  ≡―=‥、,、
     ″″    \/〈(((ノ从|  / | | ゚ - ゚リi`=―≡―〟〟
     "        ||゚ - ゚iー' |>>474|ヾノi#lムli//
             =―≡ ̄`:, | ,  | ( ̄=―≒‥,,
  "       ,゛"=―≡―=',/  ノ )∵`=≡―=
            ″ ゚ - ゚i∴/´/ / |  | ゚ - ゚リi'ゞ    ∵゛、 ゜  ¨
  ヾ       =―≡ ̄`:゛/ / \|  |≡―=‥、,、   ヾ
      ,゛"=―≡―='(  |  (  |=―≡―〟〟    , 、∴
               /  |  |  |\ \  ´ ∴  ヾ             .
  ・            / / |  |   | ヽ/⌒〉
     .... .  ............ . .(_  「 _) (_〈_/....... .  .. .  .... . . .

     。  ..::::::                  
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   ::::  , '"  `ヽ,          。   ...::::::         :: ::      :: ::
  ::::    ! ノ)ノ)λノ)).         ......   ...:::::          :: ::    ..::
       メ从i ゚ ヮ゚リi  、     ...:::  :::.. ::::          :: ::      ::::
        (i#lニliづ=|lシミシミ>-:::::   ::::::          :: ::        :::
       く#/i#i#iゝ '      :::::....::::: ::::....        :: ::>>478     :: ::     
   :::: O ''i_ンン"      ..::::::  。    :::::....    :: ::      :: ::
            ::::            ○   :::::::....:: ::      :: :
          ..::::::            o       
    :::::: 。


          (◎) 
         ヽ|〃 . ←俺
        '゛'゛ ゛゛

482 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 17:23:45 [ W9TYrwow ]
そんなゆうかりんのためによい作品を投稿しよう。

483 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 18:01:50 [ FXVNS1N2 ]
でもゆうかりんとイチャつく路線で書くと段々ゆうかりんが
攻めに回ってしまって困る。もちろん性的な意味で

484 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 21:10:06 [ MnOuIP9w ]
>>476だ、大妖精テラカワイス

485 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 22:30:53 [ tWWfBzRM ]
カナと勃起の話が好きだったんですがどこにいったら読めますか?

486 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 22:33:33 [ ex1STQYo ]
          (◎) 
         ヽ|〃 . ←バーミヤン
        '゛'゛ ゛゛

487 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 22:46:56 [ CRp8CCYs ]

 ――初夏、博麗神社。


 ――しゃく。しゃく。

「美味いな。これ」
「○○が持ってきたんじゃない」
「まあ、そうなんだけどさ」

 只今、霊夢と一緒に一足早い夏を満喫中。
 旬には少々早いが、色よく丸々と育った西瓜を縁側で頬張る。
 これをくれた慧音さんと、程よく冷やしてくれたチルノに感謝。

 ――しゃく。しゃく。ぷっ。

「これに塩ってどうよ?」
「邪道ね」
「俺もそう思う」

 いや、確かに美味いけどさ。
 やっぱり生で戴くのがいいと思うわけよ。俺は。

 ――しゃく。しゃく。

「ご馳走様でした」
「お粗末様でした」
「……何故に霊夢がそれを言うかね」
「あら。切ったのは私よ」

 なら、料理したのは私って事でしょ? という謎の理論を展開。
 まあ、こんな突飛な発言もいつもの事なので、俺もそれ以上何も言う事は無い。

 そして、十数分後。

 ――こてん。

 何をするでもなくただ座っていた俺の右肩に、心地いい重さといい匂い。
 この状況では誰か確かめるまでも無い。
 ……珍しい事もあるもんだ。

「……重くない?」
「重くはないけど、あんまり長くは勘弁な。腕が痺れる」
「ん、じゃあもう少しだけ……」

 そう言って霊夢は安らかに目を閉じた。
 ……少しってどれ位なんだろうか?

 そして予想通り、数分も経たずに俺の横から静かな寝息が聞こえてくる。
 軽く声をかけたが反応が無い。どうやら腹が膨れて眠ってしまったらしい。

「…………」

 そんな霊夢を横目にしながら軽く嘆息。
 かといって、寝たばかりの彼女を起こすのも忍びない。
 今日はそんなに暑くもないし、暫くはこのままでいるとしよう……。

488 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 23:13:31 [ TDdfa47E ]
後先考えずに書いたけー姉さん
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_2870.txt
プロポーズしてないけどね(ニヤリ

489 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 23:17:29 [ GnvA4IuI ]
>>488
とりあえず一言だけ言わせてくれ。
クーリエ使わないようにしようぜ。

490 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 23:30:16 [ TDdfa47E ]
すまなんだor2

次はちゃんと投下するよ

491 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 23:32:42 [ QrXLc9Fo ]
「次はちゃんと」じゃなくて、
出来るなら早い内に向こうを消して、専用ろだに上げ直した方が良いんじゃないの

492 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/11(火) 23:43:21 [ TDdfa47E ]
把握OTL
正直ブランク永井なの;許してくれ
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0028.txt

493 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 00:03:00 [ 3W6f3WpE ]
コレ系のネタは拒否反応でる人多いらしいからね。
触らぬ神にたたり無し

494 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 00:08:12 [ VIkH3Abs ]
と言うかこのドジッ子め、しっかりまとめTop読まんかい

>お手数ですが、作品の1行目に半角で<pre>、最終行に半角で</pre>と入れてからうpしてください

まあ何と言うか、ブランクがあるからこそ最低限の過去ログ流し読みくらいはしような……

495 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 00:12:07 [ LF5lFJy2 ]
てかブランクとか言い訳にもならん
トップに太字で書いてるだろうに
タダの注意不足だろ

496 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 00:43:32 [ iVpdYWLw ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0029.txt

季節モノ…?です。
ゆかりんぜんぜんかまってないや…(´・ω・`)

497 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 00:58:24 [ EMtPsWgQ ]
男の浪漫

「あ〜このYシャツ少し小さくなったかなぁ……」
「あんた……その年で身長が伸びたとか言わないでしょうね?」
「う…いや……洗って縮んじゃったかな…とか……あはは」
「太ったんでしょ……」
「う……そ、そんなことないぞ!? 見ろ、この鍛え抜かれた三段腹!!」
「やっぱり肥えたんじゃないの!」
「……はい……5キロほど」
「普段人の事どうのこうの言ってるくせに」
「すまん……」
「ハァ……ところで、そのYシャツどうするの?」
「ん?ああ、処分しちまおうかと……」
「捨てちゃうの?」
「おう」
「だったら私に頂戴、再利用してあげるわよ」
「ん?なんに使うんだ?シャンハイやホラーイに着せるには大き過ぎないか?」
「パ、パジャマ代わりに着るのょ……」

498 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 01:12:17 [ EMtPsWgQ ]
けーね先生相談室

「なあ、愛ってなんなんだろうな」
「唐突だな。つまり……好き…ってことだろう?」
「じゃあ、俺はけーねを愛してるのか?」
「な!?なにを言ってる!!というより私に聞くな!!」
「慈愛って言葉もあるよな。どう違うんだ?」
「そんなことも分からんのか。要するに"いつくしみ"だ」
「いつくしみってなんだろなあ…」
「そ……それは慈愛のことだ」
「それじゃ永久にループするぞ。もっと他に…」
「うーむ……そう言われてもな…」
「実は大図書館の辞書でもループしてたよ」
「ほう……だったらなぜ私に聞く?」
「別に……けーねと愛について語り合いたかっただけさ…」
「ま、まあたまにはいいんじゃないか? そういう日もある…」
「明日は愛を囁いてみるよ」
「な!? そ、それはどういうことだ?」
「まあ明日を楽しみにしててくれ」



コマンド
・たたかう
・ぼうぎょ
rァどうぐ
・ハクタク

499 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 01:14:25 [ HEqdmnXI ]
>>487
シィット!!俺としたことが縁側で萃香じゃなかった西瓜ネタを忘却しているとはッ。
嫉妬の心は……はて、何心だったか?

だが良い雰囲気だ。良い雰囲気だともッ。
あと西瓜は生というのに同意。

……霊夢よいなぁ (゚∀゚*)

>>492
まー他の方が言っているので責めないで置こう。次気を付ければ良い。

個人的にそんな事よりも、冷奴が醤油かけて食う以外に無いと言うのが気に掛かるし。(何
刻んだハラペーニョと鶏皮フレーク乗っけて熱した葱油ソース掛けてシュワシュワ言わせてから
食った俺に何故言わなかったッ(幻想郷にんなモン無い)

だが何を書きたいかはとても良く伝わった。
あと阿求が京弁(?)なのが良い。……あれ?公式で喋ったっけか?
そーいえば阿求がここイチャスレ関連に出て来たのは初だなぁ。

>>496
ふかふか。ふかふか。ふかふかふか。

500 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 01:23:34 [ LWVpIBuY ]
>>498
愛ってアレだろ、躊躇わないことじゃなかったか?

501 名前: 娘さんをクダサイ1 投稿日: 2006/07/12(水) 01:27:26 [ dorQ2kzA ]
ちょっとした小ネタのつもりが、力不足でコンパクトにまとめられませんでした…


「小悪魔を、僕にください!」
 図書館の床に手をつき、頭を下げる相手は、
 複雑な表情を浮かべた紫魔女パチュリーさん。
顔を床に向けていても、傍らに立つ小悪魔の落ち着かない心の内が、空気を介して伝わってくる。

 「外」から迷い込んだ僕は
 この紅い館の図書館で司書を務める小悪魔と出会い
 いつしか互いに想いを寄せ合うようになっていた。
 しかし、小悪魔はパチュリーさんの使い魔。
 そんな身の彼女に求婚するには
 使役主たるパチュリーさんの許しを得る事がスジだと考え
 今、こうして頭を下げて願い出ているのだ。
 
「少し……考えさせてもらえるかしら…」


 パチュリーさんがそう言ってから
 異様に長く感じられる一週間が過ぎたある日、僕は呼び出しを受けた。
 館のメイド長・咲夜さんに案内されて、紅魔館玉座の間に入る。
 かなりの広さを持つその部屋には、館の主レミリア様と、滅多に図書館から出ないはずのパチュリーさん
 そして――小悪魔が居た。

「ほら、パチェ。二人に話があるのでしょう?」
 レミリア様に促され、パチュリーさんは小さく溜息をついてから
 手前に横たえられた縦長の箱を指して口を開く

「……その中には、貴方達二人への『お祝い』が入っているわ」
『祝い』という主の言葉に、小悪魔が微かに身を震わせる。
 その言葉の意味に思いを巡らせ、僕の鼓動も一度、大きく高鳴った。

「それが私の返答よ ……小悪魔、開けてみなさい」
「は、はい……」
 少しだけ不安な表情で僕を見る小悪魔に、頷いて見せる。
 小悪魔も頷き返し、そっと箱のフタに手をかける。


 ギ…… ギギギギ……


 カパァ



「え…………………」



 小悪魔が開けた箱の中には、
 


「…………………わたし?」



 小悪魔が入っていた。




 純白のウェディングドレスを身に着けた状態で。


「!?」
 自分の身に何が起きたのかわからず箱の中で固まる小悪魔

「ど……どうして箱を開けた小悪魔が箱の中にッ!
 僕は一瞬たりと目を離さなかったッ!

 い……いや、見えなかったッ!

 ・・・・・・・・・・
『しっかりと見ていたが』気がついた時にはすでに中に入っt―――って、こんな事ができるのは」

 視線の先で、瀟洒な従者がにっこりと微笑む。

502 名前: 娘さんをクダサイ2 投稿日: 2006/07/12(水) 01:30:30 [ dorQ2kzA ]
 こんな真似ができるのは、時を止める能力を持つ咲夜さんだけだ。
 超スピードとか!催眠術とかじゃあ断じてねー!
 時間を止めて、小悪魔をドレスに着替えさせてから箱の中に入r…
 ん?…着替えさせ……き、着替え…!? イカン ハナヂガ……。
 
「演出は咲夜からの、ドレスは私からの手向けよ。
 外の世界では、花嫁がコレを着る慣わしなんでしょう?」
 一人で興奮している僕に、レミリア様が柔らかな表情で言う。

「私としては有能な司書を手放したくは無いのだけれど……小悪魔の気持ちも、決まっているみたいだしね」
 パチュリーさんは少し寂しそうな、でも、微かに嬉しそうな表情で小悪魔を見つめる。
「箱の中の『お祝い』は、『私の使い魔でなくなった自由な身の貴方』よ」
「え……」
 箱の中から身を起こし、小悪魔は主の方を向く。

「私と貴方の主従の契約は、今日でお終い。
 これからは、彼と夫婦の契約を結びなさい……今までありがとう、小悪魔。 幸せになるのよ」
「パチュリーさ…ま…」
 感涙にむせぶ小悪魔を愛しそうに見つめてから、パチュリーさんは僕の方へ向き直る。
「この娘を、大切にしてあげてね…」
「……はいっ!」
 滲んでよく見えない眼で、パチュリーさんの視線をまっすぐに受け止め、僕は力強く頷いた。




「あいつは、とんでもないものを持っていったな。
 ―――しかも、一生返さないつもりだぜ」
扉の隙間からこっそりと覗いていた黒白い蒐集家が呟いた。

503 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 01:33:02 [ EMtPsWgQ ]
里帰り

「いい風呂でございました、と」
「……なんでアンタがウチの風呂に入ってるのよ」
「俺の親今いないだろ?だったらウチで――ってアホ毛の神様が誘ってくれたんだよ」
「アホ毛いうな!!だからって普通入る?」
「いや、俺も一応断わったんだぞ?それをアホ毛の神様が『いいからいいから』って」
「まったく、ママは何を考えてるんだか……」
「百歩譲って風呂はいいとして、泊まっていけって言うんだよ。――あ、さすがに断わったぞ?」
「あ、当たり前でしょ!図々しいにも程があるわよ!」

アホ毛「アリスちゃーん、布団敷けたわよー!」

「…………」
「いやいやいや!ホント、ホント帰るから!」

アホ毛「早くおばさんと一緒に寝ましょー!!」

「マジで!マジで帰る亜kあr1!!1!」



30分後

「……あの、おばさん」
「あら?お義母さんでもいいのよ?」
「そんなことより寝ながら腕を組んでくるのはやめてください」
「ちょ、ちょっとママ!なにやってるのよ!」
「あら、いいじゃないのー。知らない仲じゃないんだし〜」
「どどどどいうう意味ですか!だから胸あたあた当たってr」
「声裏返しちゃって可愛いわね。このこのっ☆(むにゅむにゅ)」
「ちょ、何ニヤけた顔してるのよ!!ママもいい加減にしてよ!!」
「なによー。アリスちゃんもやりたいならやればいいじゃないの☆」
「……………(ふにっ)」
「お、おい……アリs……」
「か、勘違いしないでよ!!マ、ママに変なことしないように掴んでるだけだからね!」



   , -、
  oo ノ
J( 'ー`)し (省略されました。全てを表示するにはワッフルワッフルとry)
  ( )
  | |

504 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 01:50:43 [ p4.jNwog ]
最後のアホ毛カーチャンで書こうと思ってたこと全部吹っ飛んだじゃないかwwwww

505 名前: 娘さんをクダサイ2 投稿日: 2006/07/12(水) 01:53:05 [ dorQ2kzA ]
>>503
ワッフルワッフル!

これは良い親子丼ですね…

506 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/12(水) 01:57:08 [ m/VAhNI2 ]
とことん季節がズレまくりなのを持ってきますた。
続き物っぽくなってると時間の流れとかに制限が…

いつもより少し短かった冬が終わり、ようやく春。
八目鰻の旬も終わりはしたが、
屋台のメニューは多彩だからまったく気にせず客は来る。
この近くにも中々見ごろな桜もあり、
花見酒やその肴を買いに来る客でも賑わっていた。


「おーい、味噌田楽と焼酎ちょーだーい!」
「こっち清酒と芋の煮付けー!」
…と、殆ど時間を置かずに注文が飛んでくる。
「は、はらほろひれはれ〜。」
「いやいやみすちー、それハーピーだから…」
フラフラになりながらどうにかこうにか注文を捌いて行く。
作り置きがあるメニューをメインに据えたのが良かったか…
「ミスティアー、氷届けに…」
「いいところに来た、ちょっと手伝ってくれチルノー!」
「…へ?」
「料理とか運ぶだけでいい、今手が足りないんだよ。」
「…まったくもー…バイト代はきっちり貰うよ。」



「…ぶはー、物凄い盛況だったな…
繁盛するのはいいけど流石に疲れるぞ。」
「いーのいーの、それだけ焼き鳥から離れてくれる人が増えるかもしれないんだから。」
ちなみにチルノには一升瓶1本と肴少々で勘弁してもらった。
そういえば、多少のミスは覚悟で手伝いを頼んだんだが、
注文とりは兎も角、皿運びをまったくそつなくこなしていたのには二人とも驚いた。
で、俺たちはと言うと、残り物の料理と適当な酒で二人で簡単な酒盛りをやっている。
いつもなら次の日の仕込みをするべき時間帯なのだが、
幸いにして明日は定休日、夕方からは花見と洒落込む予定である。
で、今はその前夜祭、とでも。
「そういえば、明日は弁当とか持って行くのか?」
「勿論。冷蔵庫で保存してあるよー。」
「んー、それじゃ冷えてて硬くなるんじゃないか?」
「あ、そうかも…」
「ま、持って行ってるうちに常温になるだろ。」
「そだねー。」
気楽なもんである。
「ふー…大分酔っ払ってきたー…」
「あー、俺もだ。明日二日酔いで中止ってことにはならないだろうな?」
「ま、そのときはそのときよー…
いざとなったら次の日あたりに屋台サボっちゃえばいいんじゃない?」
「やれやれ、マイペースなことで。
ま、そうかも知れないけどな。」
「そーそー。幻想郷では人も妖怪も生きたいように生きるのよー。」
「へーへー。そんじゃ寝ますか…」
「えー、寝ちゃうの?」
「…寝る以外にどうしろと。流石に遅いぞ?」
「えー、せっかくここまで飲んだんだから…ねぇ?」
クスクス、といつもとはまた違う笑みを見せる。
「えーと、それはまた一体どういった意味でせうか?」
「それは勿の論…うふふふ、言わなくても分かるんじゃない?」
そう言うとみすちーは、
―――――――
           (Y)
      ,,..-ー7" `ヽー- ..,,
    /,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、  
   /'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '., 
   l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l 
   ',::`γ´ ハ  λ ハ  ゝ r'"i
    ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン   
     ノレ´ .i.-─   ─-i.  |'    
      7 从"  ¬. ".从  i     不適切な表現になりそうだから
     〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ  〉   ちょっとスキマ開けさせてもらうわよ
    __ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{  
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY  rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄
―――――――

507 名前: 1/2 投稿日: 2006/07/12(水) 01:58:10 [ m/VAhNI2 ]
翌日の夕刻、近くの山の中腹辺り。
「うーん…今までは夜桜か昼間の桜のどっちかだったけど、
黄昏の中の桜ってのもなかなかいいもんだな。」
「でしょ?ここ、私達しか知らないとっておきの名所なのよー。」
「私『達』?」
「そ。もうすぐ来ると思うよ?」
「…なるほど、だからこんな馬鹿でかい弁当を…。」
と、荷物の重さを再確認していると、
急に涼しい風が舞ってきた。
「おーい、ミスティアー。」
「あ、来たね、チルノ。大ちゃんも。」
「えーっと…いいの?私達がお邪魔しちゃって…」
「ほらほら。せっかく呼ばれたんだから遠慮するのは失礼よ?」
「そーそー。お弁当はたくさん作ってきたから、
むしろ私達二人じゃ食べきれないよー。」
「やれやれ、姦しいことで。」
出席者の一人と言うよりは、
三人姉妹の保護者といった様相で眺めている。

…ああ、この時間を使って弁解しておくと、
昨日の晩の行動もRやX指定は必要ないぞ。スキマ妖怪が余計なことをしたが。
俺は昨日、みすちーが飲ませ上戸だということをはじめて知った。
売り物の酒まで引っ張り出してきて飲ませるもんだから、
昨日の晩だけで何度吐いたか…
…それで二日酔いが軽かったのは奇跡だけどな。


…とまあ微妙なオチ。
最近ネタが詰まり気味です申し訳ない。

508 名前: 3/2 投稿日: 2006/07/12(水) 01:59:15 [ m/VAhNI2 ]
おーまいがっ。
また番号振り間違えてたよ…orz

509 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 08:15:14 [ 5pNwwpXk ]
>>508
ナカーマ(゚∀゚)人(゚∀゚)

気にするな。誰にでも間違いはある。

510 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 09:16:08 [ hSFOuOws ]
しかし最近は豊作だなこのスレ

511 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 10:07:39 [ tfSJnP4M ]
今このスレが良い意味で夏だからに違いない。

512 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 11:31:28 [ oSAnM.Sc ]
こまー
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0031.txt
こまっちゃん大好きだよこまっちゃん

513 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 16:40:30 [ 652ICims ]
なあみんな聞いてくれよ。
うちに霊夢が遊びに来るから、チルノにスイカ冷やしといてくれってたのんだんだ。
俺は家の裏手の井戸に水をくみにいった。

水汲みが終わって帰ってみると、なんか酒臭い。
これは予想通りの展開か?とおもって覗いてみると、
チルノと霊夢とうどんげが冷酒で酒盛りしてた。
これはなにがあったんだ?
目撃情報プリーズ。

514 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 18:52:56 [ 0VEmz8Fo ]
自分の思いをぶちまけた。後悔はしていない。だから俺は謝らない、元から謝る気は無い。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0032.txt

515 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 20:42:38 [ GVVs9jZc ]
オッケエェェイ!あんたは十二分に良くやったッ!

516 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 20:42:52 [ iXKBXSx. ]
>>512
こまっちゃんは一歩踏み込むともう一年中いちゃいちゃしちゃう
キャラだよな!
>>513
きっと各々の思い人の朴念仁っぷりを話題に盛り上がってたんだよ。
>>514
ナズェ

517 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 20:44:17 [ Bu/kBkl2 ]
>>513
俺が神様にあげた酒をチルノが冷やして皆で飲んでるんだよ。
>>514
素晴らしい。それ以上言う事はない。

518 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 20:50:53 [ EMtPsWgQ ]
姉さん大変ですぼくの家では今とんでもない修羅場に見舞われています
それはもう地獄の閻魔も裸足で魔界のアホ毛の元へと身投げせんばかりの殺気殺気殺気で
ぼくだって逃げ出したいけどこの二人の女の子が一心不乱に紅魔館のキッチンでチャーハンを
炒めに炒めているのを逃げるなんてそれはさすがに逃げちゃ駄目だ逃げちゃ駄目だ

「いくら門番だからって、チャーハンの腕でなら私に勝てると思って?」
「負けないわよ。恋もチャーハンも!」

それにしても炒めてる量が半端ではありません茶碗にしてそれは13杯は堅いでしょう
いためてしまうのは米でなくそれはおそらくぼくの胃でしょう

「あ、あの…俺もうお腹一杯」

「「なんか言った?」」

「い、いえ…」

ねえさんぼくは大変です胃とか貞操とか財布の中身とか
たった今匂いを嗅ぎつけた博麗の巫女とかルーミアとか@がもの凄い勢いでこちらに向かっています

かゆ  うま

519 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 20:52:03 [ 652ICims ]
>>517
そーなのかー
じゃあスイカはどこに行ったんだ?
せっかくてーちゃんから珍しい『上から下にあるはずの縞が下から上になってる』っていうスイカ買ったのに。

520 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 21:00:20 [ 0lCl9xq2 ]
>>485
俺も好きだったがログ消しちまった

521 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 21:01:24 [ EMtPsWgQ ]
「さぁ!」
「どっちが!」
「「美味しいの!?」」

頼んでない頼んでないよぼくそんな修羅場たのんでないよ
喉から出そうなその悲鳴をぐっと堪え目の前の二つの山脈を睨みつけますが涙で見えません
これは嬉し涙と愛しさと切なさと糸井重里くじけそうな心をぐっと慰めあらためて涙を拭くと
そこには「ダバダー」でおなじみのアルピニスト・野口健すらも泣いて許しを請うほどの超高層チャーハン
明らかにもう喫茶マウンテンのメニューなんて敵じゃない二人の熱意にぼくはもう声も出ません

「人形使いごとき、チャーハンでは私の腕に敵うわけないですよ? アンタもそう思うわね?」
「あんたの作ったチャーハンを食べるくらいなら、バーミヤンの冷凍チャーハンでも食べたほうがマシよ!」
「ムカッ……、言ったわね!?ほらアンタ!早く完食して甲乙つけて頂戴!」
「さっさと食べなさい!さあ!さあ!!さあ!!!」

ずいずいと顔を寄せてくる二人の怒り顔もまた可愛くて僕はおもわず……
その頬に一度ずつフレンチに口付けをするのですがそれが大きな間違いだったことにたすけてえーりん!

「なななな! なにすんのよぉおおお!」
「ちょ!?い……キヤァァァーーー!!」

頬を染めているのは照れか怒りかもうぼくにはわからないけどおっきしたちんちんが裁かれた

522 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 21:29:11 [ LF5lFJy2 ]
え? 釣り?

523 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 21:38:19 [ 652ICims ]
そんな餌におれさまがわはー!!

524 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 21:52:04 [ EMtPsWgQ ]
里帰り 〜混浴編〜

「あのーアリスさん」
「……なによ」
「なんで風呂の入るのに目隠しをしないといけないんでしょうか?」
「ここが混浴だからよ」
「混浴風呂には目隠しして入っちゃダメだって、ばっちゃが…」
「却下」
「せっかくの温泉じゃないか」
「入ってるじゃない」
「いやだって混浴なんだからこう湯船の中でアリスが生まれたままの姿になっている所を…」
「だから目隠ししてるんでしょ」
「だから目隠しを取ってくれってば。こんな生殺しじゃヤダヤダー!!」
「却下。ホントはアンタと一緒に入るだけでも嫌なのも我慢して入ってあげてるんだからそれでいいでしょ?」
「一緒に入ってくれるのはありがたいんですけどね、この見事なまでの我慢プレイも正直辛いんですよホント」
「目隠し取ったら私が妊娠しちゃうわよ」
「人をケダモノみたいに……」
「違うの?」
「いやむしろ音だけっていうのもなかなか……でもこれじゃあゆっくりと入っている気がしないんですよ」
「それもそうね」
「だろだろ?やっぱりこう違いの分かる人は…」
「でもね、そんなになってる人が言っても説得力ないのよ」
「な、ナニガドウナッテルンデスカ?」
「この温泉はね、すごく透明なのよ。……アンタのナニが見えるくらい」
「……いやそのこれは…孔明の罠だ!」
「…………(ジトー)」
「…………(やばっ滑ったっ!?)」
「ま、かわいそうだから特別に……」
「ん?……ぉおう!」
「……どう?気持ちいい?」
「き、気持ちいいっす!」
「いつもされてばかりだから仕返しよ。ホラホラ」
「あ……うぅ……」

(省略されました…続きを読むにはry)

525 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 22:14:11 [ dorQ2kzA ]
>>524
ナニェシティルディスカ!

526 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 22:42:42 [ EMtPsWgQ ]
ベッドの下の宝物

「……」
「……ぅゎスゴ…」
「お楽しみいただけてますか?アリスさん」
「わきゃっ!?」
「コーヒー淹れてきた」
「そ、そう」
「じゃ、ここに置くから。終わったら呼んでくれ」
「ちょちょちょちょっとどこ行くのよっ!?終わったらってなにがっ!?」
「ああ、ティッシュそこだから。換え、いる?」
「だから何に使うわけっ!?」
「まあ、健康なら興味あって普通だから。変だとか思わないし嫌いにもならないから。じゃ」
「そ、そう?よか……じゃなくてそうじゃなくて!あんたなに変な勘違いしてるのよ!ちょっと出てくな戻りなさい!」
「なんだよ、人がせっかく気を利かせてるのに。見ててほしいのか」
「誰もそんなこと言ってないわよ!いい加減その話題から離れなさい!」
「声かけるまで気付かないほど見入ってたのに」
「わっ、私はそのっ、別に見入ってたとかそんなんじゃなくてそのっ、あんたの、そそそそう!
 あんたが犯す性犯罪を事前に防ぐための情報収集!そう!あんたの性犯罪傾向を調べてたのよ!
 わかる!?あんたが犯罪者にならないように手を尽くしてやろうってのよ!いい?わかった?
 私がいる限り変な真似させないからね!ほら何とか言ったらどう!?」
「この状況で息荒いとエロいな」
「あんたが荒くさせてんのよ!」
「……そもそもなあ、目に付かないように隠しておいたもんを引っ張り出すってのはどうかと思う」
「だっ……だってほんとにあると思わなかったんだもん……ベッド下……」
「そこはほら、様式美で」
「なにが様式美よ、このヘンタイ」
「普通だ、これくらい」
「……普通なんだ」
「普通だ」
「…………ねえ」
「なんだ?」
「……女の子でも、普通?」
「ん?何が?」
「そういうこと、興味あっても」
「そりゃまあ、普通だろ」
「……変じゃない?」
「健康な証拠だと思う」
「……嫌いにならない?」
「さっきも言った。ならない」
「そっか……嫌いにならないんだ」
「ああ、ならない」
「じゃ、じゃあ……好き?」
「……は?」
「や、やっぱり嫌い?そういう子」
「いや……ソンナコトハナイデスガ」
「好き?」
「……好き」
「う、うん……じゃあその……いいよね」
「……ええと」
「興味あるんでしょ?だからほら……ね?」
「……いいけど」
「うん、ほら、ちょうどベッドもあるし、ほらほら」
「……言っとくけど、本で見ただけじゃあ上手くないぞ」
「だったら、試してみればいいじゃない」
「誰にでもこんなことするわけじゃないからな」
「分かってるわよ、そんなこと」
「お前だからだ」
「うん…」
「好きだ、アリス」
「う、うん。私も好き……んっ」



<んっ……あっ…だ、ダメッ!そんなとこ広げty(ry

   , -、
  oo ノ
J( 'ー`)し (省略されました。全てを表示できないのでギシギシの最中を妄想して下さい)
  ( )
  | |

527 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:18:42 [ j9J5LhPs ]
プロポーズ通り越して春になりかけてるな

528 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:21:16 [ T24cyJF6 ]
アウトぉーッ!! アウトぉーッッッ!!!?

いや悪いとは言わんが一応警鐘は鳴らしておくぞッ!!?

529 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:26:16 [ LF5lFJy2 ]
いくらここがなんでもアリを謳って、脳内妄想おkといっても限度というものがあると思う
つまり何が言いたいかというと、見てて辛い

530 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:29:33 [ k6/VIFM2 ]
全年齢対象板であることを忘れるなよ

531 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:30:18 [ BMJDKcWQ ]
よりにもよってこのスレをこんなネタでageるなよ……

532 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/12(水) 23:34:23 [ u/8Cg1Jk ]

   , -、
  oo ノ

533 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:10:24 [ rS8WWOss ]
ネチョロダってのがあってな。

534 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:13:59 [ MHFc8Wgw ]
モジモジ

プロポ

イチャイチャ ← いまここ

535 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:18:22 [ puT.klb6 ]
エアリード機能実装して出直して来い

536 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:21:13 [ T6Aj5aa2 ]
このスレはsageといたほうが良いよな。嫌いな人は親の敵を憎むように嫌うから

537 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:22:59 [ Nd1UfuJ6 ]
ラスト2〜3行を削除するだけでギリギリセーフになったかな、たぶん。

538 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:26:33 [ X1BGMzyU ]
まぁぶっちゃけドリー夢だからなぁ

539 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:29:43 [ m9WwIFtk ]
まとめないほうがいいのかな
正直こういうのは意見が割れそうで微妙なんだが

540 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 00:36:27 [ 7Csr/HhM ]
もうちっと手前でフィルターかけてもらえよと…スキマあたりに頼んで。

流石にそれはやりすぎだ…あまりにも。

541 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:01:07 [ ch7F3ydA ]
一先ずここら辺で止めておこう。
これ以上意見の出し合いが続くと荒れそうだし・・・

542 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:04:02 [ p1ihEgGc ]
広げたのは口だからきっと問題ないよ!

543 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:09:33 [ itmT3f.. ]
意見に関しては避難所でー。
投票もやっとりますな。

544 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:10:53 [ WjU76Q/6 ]
待て慌てるな
きっとアホ毛カーチャンの上にある一行はスキマの巧妙な罠だ!!
ノイズだと思えばいいのさ

545 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:14:19 [ iOxrgTA2 ]
避難所ってどこ?(´・ω・`)

今後夏を迎えるに当たって、新参の人も来るだろうし、
投票等意見を明らかにしてラインを引くのは意味があると思うの…

546 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 01:27:40 [ DhTVbVWc ]
>>541
>>544
だからageるなと(ry

547 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 02:08:12 [ 2mgM8/hw ]
と、とりあずsage

548 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 04:07:23 [ WX4aWYVk ]
>>499
嫉妬の心は父心!押せば命の泉湧く!

549 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 07:17:56 [ sC7wVoX. ]
ttp://dimentionplace.hp.infoseek.co.jp/

避難所ー。

550 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 07:53:14 [ zfQ7xZu. ]
てるよと二人でハロワ行きたい
俺はわりと真面目に仕事探してるのにてるよはハロワカードの登録も
面倒くさそうにするんだけど結局しぶしぶカード作って
そのまま勤める気も無い工員職のファイルを斜め読みするてるよにため息をつく俺

一時間ほどしてからてるよが危機感の足りない笑顔(でも少し困った感じ)で
「朝マック行こっか?」とか言うので二人で冷房の効いたマックで退廃的な朝食を摂りたい

551 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 08:20:25 [ fWIaICgQ ]
嫉妬マスク乙
ゲサロ乙

552 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 11:38:29 [ q2QJfFkQ ]
よし、このクソ暑い中、皆の衆に釜揚げ饂飩の差し入れだ。
大盛りだぞ、麦茶片手に扇風機背負ってたんと食え。


……忠告するが、ウドンゲじゃないぞ!?
巫女さんだ、巫女さんだからな!!?

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0033.txt

そして付け加えるなら。

―――グレイズとは、こうするのものだッ。 ΣL( ゚皿゚ )



……と、何度も被弾しつつ、具合を確かめた人が言ってます。

553 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 11:49:31 [ c1bKHnG2 ]
−霊夢分が補充されました−
(0゚ ´ ∀ `)

554 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 11:55:32 [ q2QJfFkQ ]
オウシット、肝心な部分に抜けがあったぜOTL

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0034.txt

お題は要らない、これも受け取ってくんな。


今食ってる人との兼ね合いもあるんで、前のは暫く残しておくとする。

555 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 12:15:16 [ A59t2ThE ]
 ⊂(。Д。⊂⌒`つ

556 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 15:41:13 [ TUuImgOg ]
告白もしてない上にほぼまったりでSSも初なんだけども
無い分は自分で補充するのがジャスティスだと聞きました


「○○、ご飯まだ〜?」
「さっき食べた所じゃないですか」
「さっきのは三時のおやつ、次のは五時の間食、その次は夕ご飯」
「胃袋が宇宙なんでしょうか」
そう言いつつも食事の準備は終わらせていた
俺が白玉楼で料理長を務め始めてもう1ヶ月、そろそろこの人外リズムにも慣れてきた頃だ
まぁ、人外だからこれも仕方ないことは仕方ないとも思える
「自家製素麺ですよ、今日の五時の間食は」
「打ちたては美味しいわね〜」
運んできて3秒、早くも食べ始めている
「そんなに急いで食べると胃に悪いですし喉にも詰まりますよ」
「幽霊だから大丈夫よ〜
 あ、貴方も食べる〜?」
「え?
 良いんですか?珍しいこともある物ですね・・・」
幽霊は死なないから健康も何も無いのかもしれない、大丈夫なのかもしれない
「私だってそこまで宇宙って訳でもないのよ」
この主人が人に食べ物を譲るとは・・・明日はミサイルでも振ってくるんじゃないだろうか
とか思いつつ器を用意し食べ始める
縁側で夏に食べる素麺はなかなか自分でも風流な組み合わせだと思うし、味も良い
「貴方がここで働き始めてもう1ヶ月ぐらいになるのかしら」
「そうですね、こっちに迷い込んでからどうなることかと思いましたがどうにかお陰でどうにかやれてますよ」
「私も、貴方がここで働き始めて助かってるわよ〜」
「一日にあれだけ食べると作るほうは大層大変だったでしょうねぇ・・・」
「本当、料理出来る人が少なかったから一日時々3食や4食になって困ってたのよ〜」
・・・うん、やっぱり胃袋は宇宙だ
「しかしなんで料理人を雇わなかったんですか?
 人里に行けば俺ぐらいの腕なら居るでしょうに」
「生きている者で私たちに普通に接してくれる人は余り居ないのよ・・・
 まぁ、色んな理由でね」
「確かにここは生きてる人間はあんまり馴染めそうに無い場所ですからねぇ」
「貴方は、厭じゃなかったの?
 人里はなれた冥界で働くこと」
「俺は・・・まぁこっちに来てから独りでしたし
 こっち来てからはずっとここに居ましたからまぁ一人位生きてるのが居ても構わないですよね」
「私も貴方が居なくなったら困るわよ〜」
「料理長として、か一人の人としてか・・・聞いてみても良さそうな物でしょうか?」
「一緒にご飯食べれるのここでは貴方と妖夢ぐらいなのよ〜
 一人で食べるより二人、それよりも三人のが楽しいわよ〜」
結局どっちなのか分からない、って言うかどちらかと言うと脈無し臭い
「確かに大人数で食べるのは楽しいですが・・・」
「それじゃ」
館のお嬢様は微笑んで言った
「また今度、妖夢が出掛けてるときに誘うわね」
脈あるんだろうか、無いんだろうか
困惑しているといきなりこちらにもたれ掛かって来た
「・・・うわっ!?」
「どうしたの〜?」
呆けた返事に緊張も緩む
「いえ・・・何でも」
「そう、それなわいいわ〜
 あ、夕ご飯作る時間には素麺食べ終わらないと
 夕ご飯遅くなるのは困るわね〜」
「そうですね・・・
 まぁ、まだ時間ありますしお茶も淹れますからゆっくりしましょう」
脈があろうと無かろうと
俺は今の幸せを満喫する気分にさせてくれる、この亡霊の姫に惚れているようだ

もう暫く、夕ご飯までこの幸せを満喫することにして俺は茶と茶菓子を台所に取りに行った

557 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 15:57:03 [ nMxeixVo ]
連絡ー。

古いほうのお饂飩は引っ込めました。

558 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 22:28:09 [ TCv47rx6 ]
とりあえず打ち立ての素麺はどろどろしていて
とても食べられたものではないと言わせていただこうっ!
乾かさないといけないんだっ!

無粋なスレ違いごめんよ・・・

559 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 22:49:52 [ rD/7a99Y ]
でもうどん粉でどろどろならすいとんになるだろ?
それはそれで旨いよな?
白玉楼ですいとんなんて、それはそれで見た目と場所がマッチしてry
「おーい、妖夢。これお前の半身に似てな…」(ズバシャア!)

…何言ってんだ俺は…

560 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 22:53:58 [ l.7WcDek ]
>>557
ご馳走様でした……。
何て言うか……ご馳走様しか言えない……

561 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 22:57:52 [ fratWntg ]
うどん粉ってことはアレだよな?こういうことだよな?

「白くてドロドロしてて熱いわぁ〜」
「ぶふぉっ!!?」
「ゆ、幽々子様!!冗談はやめてください!!」
「んん…おいし♪」
「うぉヤベヤベヤベ…」
「ななななな何考えてるんですか○○も!」
「妖夢ぅ、もっとぉ〜♪」
「ちょ、うは…!」
「いやぁー!!!」(ズバシャア!)

…何言ってんだ俺も…

562 名前: 559 投稿日: 2006/07/13(木) 23:41:35 [ rD/7a99Y ]
>>561
キラレ(・∀・)人(・∀・)ナカーマ

その最後に「あらあらあら♪」と付け足させてくだし。

563 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 23:41:50 [ apLv1/82 ]
>>557
GJ。巫女テラモエス。
続きキボンヌとかいってみるテスト。

564 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/13(木) 23:45:56 [ ggR8B.TU ]
>>557
えーっと、なんつーか…ゴチです。やべぇ顔がニヤケのままなおらねぇ
>>561
立った。何がとは言わん

565 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/14(金) 00:10:41 [ ZkhhalmI ]
「た、助けて〜」
突然ですが命の危機に陥っております 黒い球体状の物体に「ばんめし〜」
などと言われながら夜の森を追いまわされている所存です 夜に妖怪の領域に
入る事は食べられてもしょうがない事だとは解っているのですが某新聞の写真に
出ている妖怪少女達があまりにも愛らしく思えたのでまず試しにと襲われた時の
ために避難所になりそうなコウリンドウとかいう道具屋の近くで妖怪が現れる
のを待とうと思っていたのですが 向う途中謎の球体物質に出会って間違って
森の中に入ってしまい今に至ると言う訳です(命の危機なのに妙に冷静だな俺)

「うわっ」 あ〜…もうダメだ 木の根に脚を引っかけて、それが切欠なのか
もう立ち上がれる気力も体力もないや …最後に顔を見たいな…
どんな娘なんだろ あ、近寄ってきた 可愛いな… こんな可愛い娘の糧に
なるのならそんなに悪くないかもな でも生きながら生で食われるのは
やっぱりやだなぁ… 命乞いして見逃してくれるかなぁ
「うーん普通の村人Aがそこそこの妖怪に森の中で食べられる
ネタにはなりませんね」
走馬灯状態の頭で声のした方向を見上げてみると月を背にして俺が定期購読
してる文文。新聞の記者さんがいた。 現金な事にさっきまでこんな愛らしい
娘に食べられるならいいや、と思ってた俺の生存欲求が記者さんに助けを求めた
「す、すいません。妖怪に食べられそうなんです、あ、ちなみにあなたの新聞
の定期購読者です助けて頂けないでしょうか」(定期購読を餌に使うなんて
変に冷静だよな、俺の頭)これで助かりそうかも、と思ってる俺に記者さんは
少し、迷った後に口を開いた。
「定期購読者を失うのは辛いのですが妖怪は人間を食べるもの、人間は妖怪を
退治するもの、これが幻想郷の掟であり、退治する力も持たない貴方が妖怪の
テリトリーに入ってしまったのです、自業自得なのです、あと私はネタにも
ならない人間を助けるつもりは基本的にはありません。昼間なら助けたんです
が、定期購読者ですし、それでは私の新聞を読んで下さる方が一人減るのは
少し寂しいですが、これで」そういって記者さんは羽を広げて飛び立つ準備を
しながら、もう一言付け加えておきますと前もって話してくれた。
「その娘ルーミアっていうんですが人里で伝わってる間違いの言い伝えみたい
に人間を生きながら貪り喰うなんて真似はしませんよ。苦しまないよう一思い
に息の根を止めてから人間で言う調理をしますから、人の形を取ってる妖怪は
皆そうです、もちろん私もですが。人の形を取ってないのはそれこそ生きたまま
貪りくうモノ達ですが、この娘がご飯を取られたくないのもあったんでしょうが   
あなたが生き地獄みたいに食われないよう威嚇して守ってくれたんですよ」

では、って言葉をのこして天狗は去っていった。後に残るのは俺とルーミアっ
て名前の愛らしい妖怪少女だけ。近寄ってきたルーミアは俺に言った。
「わたしね、友達の⑨ちゃんてあだなの子とおんなじ位オバカって友達の皆
に言われたりするんだけど、そんな私でもちゃんと守ってる事があるの」
「ごはんを食べるときはいただきます、ごはんを食べ終わったらごちそうさま
それとごはんになってくれた人間への感謝の気持ち、それじゃ、ありがとう」
その瞬間に視界が暗転した …あ、ホントに苦しまずに死なせてくれるんだ
残り少ない意識に 「ちゃんとお墓もつくってあげるからねっ」って優しい
声のルーミアの声が聞こえた気がする

…そう、その妙な未練でここにこれちゃった訳 でこれからどうするの?
…新聞記者さんを見返す 記事にしてもらうって名目でアプローチするわけね
…え、なんで判るのって あなた顔にでてるし 見返すって割には顔が
わくわくしてるじゃないの 復讐心でそんな顔はできないわよ 

…それであの食べちゃった娘はどうするの …え、もう会いに行った
…あなた冥界に来てまだ3日でしょうに、こりゃ優先順位は目に見えてるわね
…え、今からまた会いに行きたい? いやココはいい従者もいるし生活者
 はなにもしなくてもいいんだけど、あなた珍しく亡霊だから少しは手伝い
 して欲しいきもするんだけど …ああ判ったわよ しばらくは何もしなくて
 いいから早く会いに行ってあげなさい …まったく、亡霊になって一日めに
 しにがいがあるんだから羨ましいったらないわねぇ    妖夢〜おやつ〜

ちょっと独自設定とかいろいろ入ってる感じになってしまった
ほんとは文をメインにする予定だったんですが途中からルーミアの愛が迸って
しまいました。俺の中のルーミアはあんな感じなんで勘弁して下さい

566 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/14(金) 08:51:49 [ zgtsJ7lU ]
>>323の続きみたいなもん

「でまあ38.5度の熱を出したわけだが」
「そうよ」
「で、俺は氷嚢を作るように頼んだんだが」
「うん」
「……なんでゴミ袋で作ってきたんだ?」
「大きいほうがいいんじゃないの?」
「いや、この場合それは当てはまらない」
「シーツの上から載せるとか」
「さらに病状を悪化させる気か」
「判ったわよ、うるさいわねえ」

〜〜十分後〜〜

「はい、できた」
「まて、何だその氷の塊は」
「なにって、水を入れてパーフェクトフリーズ」
「……硬いぜ」
「溶けるまで我慢しなさい」
「無茶言うな」
「しょうがないわねえ」
「いや、いきなり枕引っ張り出されても……」
「はい、どう?」
「……膝枕か。それと額に手のせるのは?」
「どう?冷たい?」
「ああ、いい具合だぜ」

ヘタレがかいた⑨第二弾。
まあ暑かったから。
反省はしているだろう…多分。

〜〜蛇足〜〜

「じゃあ明日は学校行くか」
「授業は何?」
「一時間目から体育で、二時間目はつまんない歴史、
 三時間目分け判らん代数、四時間目良い子の現国はおねむの時間、
 五時間目暇な地理、六時間目はとどめの公民
 ……」
「……」
「休むか」

567 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/14(金) 09:51:13 [ gG3FrBBQ ]
ここ最近のこのスレの破壊力は異状
俺を萌え殺す気か!
 み ん な 大 好 き だ ぜ 畜 生

568 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/14(金) 12:39:44 [ LM6IBFWo ]
なあみんな聞いてくれよ。
みすちーとチルノが夏だからってかき氷屋を始めたらしいぜ。
行ってみたらなんか頭に角がある娘がいたんだ。
見かけない顔だと思ってみてたら、
「さあ萃香この氷を砕いてちょうだい!」
「終わったらかき氷食べさせてもらうわよ?」
「もちろん。」
「なら朝飯前よ!うりゃあ!」

屋台が吹っ飛んだというよりはぶっ潰れた。
地面に直径三メートルぐらいのクレーターが出来上がっている。

萃香はどこかに消えたが、チルノとみすちーは俺が掘り起こしてえーりんさんとこに運んだ。

次の日、また同じところを通ったら、
「さあ萃香、この氷を「疎」にしてちょうだい!
そうすれば砕けるはず!」
「えー、でも」
「いいからやって!後でかき氷あげるから!」
「じゃあ、それー」

「うわ、びちょびちょ」
そりゃまあ水ですから。

そのあと服を乾かすためにうちに来たチルノはいま別室ではだkうわなにをするやめr

569 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/14(金) 19:20:57 [ NjxYR2Ec ]
あててんのよバイフェニックス

570 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 03:35:55 [ QS6Eando ]
夢を、見た
ルーミアが俺の背中で「えへー」って無邪気に笑ってる夢

571 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 07:53:42 [ .2XW2qTg ]
>>570
こういう夢でしたか? 分かりませんッ!



魑魅魍魎と人間が共存して跳梁跋扈しながらマイムマイムを踊る地、幻想郷。
……の、吸血幼女とその一味が住むと言われている赤より紅い館、紅魔館。
  ……の、周りにある蛙バスターな妖精が棲む湖、通称:紅魔湖。
    ……の、静かな湖畔の森の陰に、彼らは居た。

「……なぁ」
「なーにー?」

昼だと言うのに薄暗いのは、森の陰に居るからという理由だけではあるまい。

「この蒸し暑い中、背中に乗っかられてると微妙にツラいんだが」
「えー、私はツラくなよー?」
「そりゃ乗ってる側はなぁ」

薄暗い闇の中で青年は胡坐をかき、膝の上に肘を乗せて、掌に顎を乗せていた。
乗せていたのは顎だけでなく、その背には一人の少女……

「楽しいか? ルーミア」

闇の妖怪、ルーミアがおぶさっていた。

「うん、楽しい」
「そーなのか?」
「そーなのよ」

肩越しに聞こえた声に、青年は何となく溜息でもつきたそうな表情を浮かべる。
それに対してルーミアはこれ以上無いくらいの満面の笑みだった。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

「えへー」
「……ったく」
言いつつも、決してムリヤリ振りほどこうとしないのは青年の性格か、それとも既に二人の暗黙の了解となっているのか。
薄暗い闇の中から湖畔を見つめる青年。

「ねぇ」
「ぁん?」

続いて肩越しにかけられた声に、青年が振り向こうとした瞬間……
彼の視界に暗闇の中でも映える金髪と大きな瞳が広がる。

「ッ!」「〜♪」

闇の中で一つになっていた影が動く。
硬直している青年からは驚きが、肩越しに背を伸ばす少女からは微笑みが、それぞれ感じられる。

再び影が動き……そして少女は青年の背中へと戻る。

「……えへー、つまみ食い」
「にもなってねぇだろうが」

悪態をつくも、青年の顔は耳まで真っ赤だった。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

「ルーミア」
「ん?」

顔を向けない青年の声に、ルーミアが首を傾げる。

「好きだぜ」
「……えへー♪」

もしかしたら少女の顔も真っ赤だったのかもしれない。
生憎、顔を合わせてない相手には分からなかったようだが……

それでも、気持ちは分かりあっているようであった。

572 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 08:28:31 [ NVw2fFRM ]
>>566&568
この季節のチルノ実益かわいいよチルノ

>>569
それなんてタカヤ!?

>>570
こんなに短い文章なのに
ルーミア+「えへー」という台詞だけでキュンとなった…
なんなんだろう。
そしてこれを形にしてくれた>>571氏、GJ

573 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 13:45:35 [ Gyu0sb6A ]
コクるシーンを漫画にしようかと思ったが俺キャラのビジュアル面の問題で断念したぜ!

574 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 14:47:04 [ UhMTO4Dw ]
特徴をなるたけ廃して目は前髪で隠れるとかそんな感じじゃダメか?

575 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 14:47:51 [ p.ILr/Yw ]
未熟な腕前をなんとかこうにかしながらやってみた。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0035.txt

こぁー。
ヘタレでスマンorz

576 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 15:20:30 [ UhMTO4Dw ]
『ほぅ、消えてなくなりたいと見える』吹いたw

577 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 15:31:09 [ aXQ4tDLA ]
>>575
最高の門番の声の人噴いたw

578 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 17:27:39 [ jDFS06n6 ]
なあみんな聞いてくれよ。

昨日おかしな気配がして跳び起きたらなんか人形?とかそんな感じのものが、
アナログなビデオカメラで俺のことを録ってたんだよね。
あれ何?
最近幻想郷にビデオカメラが入ってきたのはしってたけどさ。

579 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 18:45:03 [ p3vHtAdY ]
おまえ幸せだな。それは京人形あたりの熱い暑い想いの末の行動だ。
上海、蓬莱はやらんよ。あれは、ボクのだ。

580 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 18:59:18 [ NAxm5ZN6 ]
ころしてでも(ry

581 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 20:35:28 [ kOyHMKc2 ]
>>573の意志を引き継ごうと試みる。俺キャラってんだから現実に近付けようと鏡を見ながら描いてみた。
とても……萎えた。

582 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 21:11:06 [ Ea07153s ]
>>581
有名なギャルゲーに出てくる男キャラを代役に出せばいいかもしれない。

583 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 21:31:22 [ Axd5uQhc ]
>>579
蓬莱は俺のだ

584 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 21:46:04 [ UNlOO6w2 ]
馬鹿言え。蓬莱は我輩のだ!

585 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 22:58:36 [ azk8u2Ck ]
それじゃ蓬莱の薬をさっくりいただいて妹紅とイチャつく

586 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 22:59:59 [ jDFS06n6 ]
なあみんな聞いてくれよ。
ついに盗撮の正体をつきとめたぜ!
みんなのいってたとおりアリスんちのお人形さんだった。
名前はロシア人形っていうらしいんだ。
迷惑だけど少し嬉しかったから小さな身体を抱きしめてやったさ。
そこにアリス本人の登場ですよ。
あんたなにやってんのとか言いながら無理やりチャイコフスキー(仮名)を引きはがしたら後ろからグランギニョルの方々が飛び出して来て、
〇〇はあたいらのもんだとか言い始めたからもう大変。
チベット人形、京人形、ロンドン人形、うどんげ、果てはメディまで加わっての大乱闘ですよ。
ちょwwレーザーとんできたww助けt

587 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 23:18:55 [ plxRcfTo ]
おK、うどんげがいる理由を聴かせてもらおうか。

588 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/15(土) 23:53:11 [ 2oOqWxw. ]
>>586
とりあえず、sageよう…な?

589 名前: 586 投稿日: 2006/07/16(日) 00:29:42 [ QgDZu.iQ ]
やば…ごめん。
メルランにsageって書けばいいんだよな。

まあ、いろいろあってグランギニョルの方々が勝ったわけですが。

590 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 01:11:14 [ DOTQxm.c ]
>>589
うどんげがいた理由をまだ聞かせてもらってないのだが

591 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 01:38:19 [ YKaXJ3Es ]
そんな中、オルレアンと夜空の下でボーっとしていた俺は勝ち組……?
いや、ほら、オルレアンて喋らないから感情とか分からんのよ。
胸に抱いてあげても反応薄いしさ。あれか、俺の修行が足りないのか?

592 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 02:30:15 [ W5LQtOOE ]
チリーン…チリーン…

 風鈴の音が、博麗神社に響く。
 喧しい蝉の鳴き声はまだ聞こえはしないが、うだるような暑さの中、僕と霊夢は縁側で横になっていた。
「暑い…」
「…次暑いって言ったら罰金よ」
「ううう…」

チリーン…チリリーン…
 生暖かい湿気を含んだ風が、僕たち二人の横を通り過ぎていく。
「仕方ない」
 僕は呟くと立ち上がり、縁側の庇の下から出た。
 疑問符を浮かべる霊夢を横目に僕は神社の境内のとある場所に向かった。
「霊夢、井戸を借りるよ」

────────────────────────────────────────────────

 手押し式の井戸から溢れる冷たい水。
 流石井戸水。一年通して温度の変わらないってのは素晴らしい。
 僕は桶いっぱいに水を溜め、それをおもむろに被った。
「うひゃ〜〜! これは効く〜!」
 骨の髄まで冷やされる快感に僕は思わず叫んでしまった。
 続けてもう一杯。
─バシャーン─
「あら、面白いことやってるのね」
 てくてくと歩いてきた霊夢が僕に声をかける。
「霊夢もやるか? 冷たくて気持いいぞ」
 水の入った桶を見せる。
「遠慮しておくわ。服も着ているし、そんな事しなくても他に方法が
─バシャーン!─
 言い終わる前に、僕は水を霊夢にぶっかけていた。
「涼しくなったかい?」
 顔に張り付いた髪の毛を救い上げ、ぷるぷると顔を左右に振る。
「…やったわね?」
 ニヤリと、無邪気な顔を浮かべた霊夢が飛んできた。

 その後はもうぶっかけ合いだ。もちろん水の。
 桶を奪い合い、頭から背中から、お互いに遠慮なく水をかけ合う。
 ひとしきり水をかけ合った後、僕のほうから停戦を持ちかけた。
「流石に、もう、疲れた…」
「そうね、もう終わりにしましょうか…」
 霊夢の方も結構疲れていたようだ。肩で息をしている。
「んじゃまぁ着替えますか。この気温だと外に干しておけばすぐに乾く…ッ!?」
 その時僕は気付いた。いや、気付いてしまった。
 わなわなと震え霊夢を睨む僕に、向こうも気付いた。
「どうしたの?」
 腕をゆっくりと挙げ、霊夢の一部分を指差す。
「霊夢…お前、”サラシ”はどうした?」
 ? と疑問符を浮かべ、霊夢が自分自身の胸を見る。
 サラシを巻いていない状況で水をかけ合ったものだから、その…なんていうか、服が素肌に張り付いてて、その…
 暫く霊夢は硬直し、そのままゆっくりと顔を上げた。

 ものすごい笑顔だった。
 ただ目が笑ってなかった。ついでに背後にドス黒いオーラが見えていた気がする。
「あなた、まさかコレが目当てで…」
「違う! 誤解だ霊夢! 僕は決して霊夢のT☆K☆Bを見たいがためにこんな事をしたんじゃなくて

 問・答・無・用

 博麗神社の境内で爆発音が起こった。



 後日
「博麗神社にて真昼間から汗水垂らしながらの(小文字で”水の”)ぶっかけバトル!」
 とかふざけたタイトルで新聞を出した烏天狗の小娘を霊夢と美味しく頂きました。
 もちろん性的な意味で。

593 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 03:49:00 [ 5iWz1xC6 ]
>>592
ちょw後日w

594 名前: 589 投稿日: 2006/07/16(日) 08:00:24 [ QgDZu.iQ ]
なんかいつの間にかうどんげが紛れ込んでたらしいから問い詰めてみたよ。
ところがうどんげは何も知らないって。

そうか、あれが新型のダッチワイf(怪人

くそ!連邦のモビルスーツは化け物か!

595 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 09:03:07 [ yqFsh5zE ]
>>592
うあぁw あややややっ

596 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 11:27:11 [ QgDZu.iQ ]
また下げ忘れた……ルーミアに喰われてきます

597 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 18:26:53 [ rinhlZPI ]
人形の性格って名前どおりでよろしいかな?オルレアン然りロシア然り京然り……

598 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 19:33:11 [ QgDZu.iQ ]
よくわからんがたぶんおk
京人形やオルレアン人形はわかる気がするが、チベット人形とかロシア人形とかはどうなんだろ

599 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 20:25:18 [ EQSF4r4o ]
それは下っぱ氏の人形の性格を参考に(マテ

600 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 20:29:02 [ nxTXwewE ]
そういう時は偉大なる先人の作品を読んで参考にしてみよう!
例えば東方創想話で活躍中の下っぱ(旧:c.n.v-Anthem)氏の『Be Stupid Dolls War ?』とか。
うんごめん。無茶言った。これ以上ないくらい無茶言った。

601 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 23:00:23 [ ZMyOltlQ ]
ふむ、人形相手に書いてみるチャレンジしようかな?主人公が俺キャラじゃなくてオリキャラだけど。
だって人形×人形だし。

602 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 23:31:05 [ r3a0/DDE ]
>>600
何その関わりたくない人形達
唯一まともな上海も関われば蓬莱になぶり殺しにされそうだもの(((( ;゚Д゚)))

603 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/16(日) 23:35:42 [ tDUer3jk ]
>>599-600,>>602
すごく気になったぜ。
創想話か。ちょっと見てくる。

604 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 07:10:47 [ V42jl77Y ]
よし諸君、差し入れだ。
この暑い日、梅肉の酸味は夏バテに利くと思うんだ。
ついでだから、シソと一緒に解した鰻を混ぜてみた。
お腹が弱い人なら注意だが、味の相性は良いし、まあ大丈夫だろう。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0036.txt

おばあちゃんは言っていた。
――許可さえ得れば、事後承諾でもタシーロOKだと。

605 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 07:11:54 [ V42jl77Y ]
age?

606 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 08:28:35 [ 16KbFRyA ]
>>604
御馳走様でした
ネタが私の心に直撃でした。上手いッ!

そしてそれ以上に、「撮る」事を絡めたアヤらしい終盤も良かったです…。

607 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 11:52:36 [ O7L1JDY. ]
>>604
つまり料理が出来る貴方はひよりってわけだ。
それはともかく、携帯覗いて真っ赤になる文可愛いよ可愛いよ文




ところでキャストオフはしないんd(風神一扇

608 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 14:15:37 [ 38FA93iA ]
ちくしょう、ゼクター吹いたw

609 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 15:07:04 [ V73Ibpa2 ]
ブン屋シリーズ・メインディッシュ。出来立てをお届けします。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0037.txt

ある意味本番。
料理内容?――自身の目で、確かめてくれい(何

610 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 15:27:30 [ V7iXZeMo ]
1000000食頂きます

611 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 15:36:12 [ bdRp9/P2 ]
にア 所持金枯れるまでいただく!

612 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 17:49:31 [ 6luzpoEM ]
先生!食べきれない分はタッパーに詰めて持ち帰っても良いでしょうか!!

613 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 18:50:31 [ sN9.sabA ]
ていくあうとはよかとですか!!

614 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 19:54:21 [ 2nuug.EA ]
「はいはーい、>>609の料理待ちの方はこちらに並んでくださいねー」
「あら? てゐ、何してるの?」
「あ! 鈴仙! いやねただのバイトよー」
「バイトって…ってこの人の列はどうしたのよ?
 こんな人数、あの狭い部屋には入れないわよ?」
「大丈夫大丈夫。だって中には…」

         ,..-─,ヘ-.、
       (,.r-/ _@r-i
       i ノルハノリノノ   
       ルl.リ_゚ ヮ゚ノリ =3 ツギノカタドウゾー
        rX,つ旦O
        と/§)__)〉

「ね? 大丈夫でしょ?」
「…」

615 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 21:59:14 [ mMGmod/Y ]
あなたって人はぁぁぁ!!

616 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 22:20:57 [ bFJOHBgE ]
……そう言えば貴方、毎回どうやって入ってくるのよ。
逆立ちしたって、貴方じゃ小悪魔にも敵わないでしょう?
はぁ……呆れたわね。そんな方法があったなんて。
ええと、それって何て言ったかしら……食糧責め?
……買収って、流石に言い方が悪くないかしら。
まあ、別に邪魔じゃないからいいけど。
でも、貴方も変わり者ね。わざわざこんな所まで来るなんて。
……確かに本は沢山あるけど、それだけで来るような場所でもないでしょ。

――本当に、それだけ?

…………。

………。

――な、何?借りていくの?
……本の管理は小悪魔の仕事だから、一声掛ければ大丈夫よ。
貸出期限?……別に、ちゃんと返しに来るならせっかちなことは言わないわ。

ええ、それじゃ、またね。

…………はぁ。


最後のパチュリーのため息が誰に向けられたかで、脳内補完の方向が変わりそうですが。

617 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/17(月) 23:47:49 [ xMP.eVEs ]
またね。と言うことは
来る事を容認していると言うことですね!

618 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 04:03:21 [ GD7Peanc ]
いや、また来ないと本返せないじゃん。

つまり、着目すべき点はそこではなく、「積極的に貸し出しを許可したこと」にある。

619 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 10:39:53 [ HYEdhLcM ]
>>609
あなたの文章に悶えました
Good Job ! Thanks!

620 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 14:38:10 [ mQHbSRsQ ]
阿求「ごめんやす、今日からこちらでお世話になります稗田阿求言います。
   迎えが来んので来てしもうたんやけど……って、誰もいぃひんな。
   『もちますか もちませんか』この紙は何やろ…?
   これは……人形…? かいらしいなぁ〜……ちゃんとあるんや…『*』
   うわ〜、この子のぽんぽん柔やこいな〜モチモチしとる」

??「ぷいにゅ ぷい(まったく、いきなり紳士の体をなでまわすだなんて
   幻想卿のメスは想像以上に下劣だね)」
阿求「な、何や!?」
??「にゅ?(人間、君の名前は?)」
阿求「阿求……稗田阿求言います」
??「ぷぷぷいにゅ ぷいにゅ(僕の名前は<アリア>ARIAカンパニーの第1社長
   そして阿求、君はこれより僕の下僕となる)」

621 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 15:42:07 [ mdYDBpYQ ]
文スキーとしてこれはもう我慢出来ない

>>609
GJ!ありがとう!

622 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 16:12:29 [ gGeCi/3E ]
>>609
あなたの料理の効能により魔理沙に惚れました(ぇ)。
今度は“準備運動”の内容を詳しく書いてほしい。
いやこのスレ的にはスレ違いだけど、
“無表情な文”にいい意味で鳥肌立ったので。是非に。

>>620
それってどっちかというとこっち向けじゃないか?
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1136641508/l50
誤爆かも知れないが一応。

623 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/18(火) 23:48:43 [ hT/B/Diw ]
流れ切っちゃいますが、

過去の数作品の状況(というより情景)を借りて執筆してみたいのですが、
それはこのスレ的にどうなのでしょうか?

正確には>>393-394及び>>405氏、
そして>>414-415氏なのですが。
…ええ、死ぬほど音速遅い七夕ネタですが。

624 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 00:20:58 [ sZB.dhYA ]
Σぅぼはぁッ('A`;)
グレイズしまくりの私の差し入れNO4でこんなにレスがッ!?
ええいこのまロいひとたちめ(褒め言葉)

>>622
よし、つまり次は魔理沙・幽香・紫か(言ってない)
しかし私用で少々余裕無し。
卒論やらレポやら試験やらあるんで('A`

625 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 10:01:26 [ l9.H5Jq6 ]
卒論が萃論に見えた

626 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 10:49:30 [ pxb0XQuk ]
>>609
くっ…辛抱貯まらんッ
ライダースキーかつ文スキーな私にとって、 こうかは ばつぐんだ !

思わず我が愚息もCAST OFF

627 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 19:37:18 [ yCVAivjQ ]
>>623
おいオメー、さっきからうるせえぞ。「執筆したい」「執筆したい」ってよォ〜〜。
どういうつもりだてめー、
そういう言葉は、オレたちの世界にはねーんだぜ…
そんな、野郎の使う言葉はな……。

「執筆したい」…そんな言葉は使う必要がねーんだ。
なぜなら、他の職人や、普通のSSの作家たちは、
その言葉を頭の中に思い浮かべた時には!
実際に妄想を具現化しちまって、もうすでに終わってるからだッ!
だから使った事がねェーッ。

>>623、オマエもそうなるよなァ〜〜〜、オレたちの仲間なら…
わかるか?オレの言ってる事…え?

『書きました! 注意されるようなら消す覚悟がありますッ!』なら、使ってもいいッ!

628 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 19:50:39 [ /3LJB4Ag ]
なんて漢らしいんだ!

629 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 20:12:31 [ ydAL8XSk ]
>>625
気のせいだ。

630 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/19(水) 21:09:21 [ nAfaA9o6 ]
>>627
執筆しました!どんな事を言われても甘んじて受ける覚悟しかありませんが!

七月七日、七夕当日。
星を見ながら寛ぐ予定だった丘に着いたはいいのだが。
「…やれやれ、分厚い雲だな…。
どうする、魔理沙。折角用意した竹と飾り、無駄になりそうだが。」
「ん?無駄にするわけ無いじゃないか。」
「まぁ、そうだな。曇り空だが雰囲気だけでも…」
「なに言ってるんだ?ほら、乗れ乗れ。」
疑問符を浮かべる俺を無視して、
指さすのは二人乗り用と言っていたデカい箒。
「…雲の上まで飛んで行く気か?」
「それもいいんだが、それじゃ私ら位しか楽しめないしな。
たまにはパーっと行くのも悪くは無いだろ。」
「???」
俺には彼女の真意がよく分からなかったが、
逆らってもいいことは無いと言うことだけは分かっている。
と言うわけで、素直に指示に従うことにした。



「よし、竹持ったな?…行くぜ!」
思い切り地面を蹴ると、ふわりと箒が浮き上がる。
重力を魔力で制御しているのか、全く落ちる気配はないが。
そして下を見回してみて、一瞬呆然とした。高さに、ではない。
「…おいおい、ありゃ何だ?」
川の方に見える、「地上の天の川」。
不思議としか言えない光景に魅入っていると、
「ああ…成程、蛍か。へぇ、あの蛍の妖怪もけっこうやるもんだな…」
「ん、知り合いなのか?アレをやった奴と。」
「ま…ちょっとな。」
雲の層の真ん中あたり。
死にそうなほどジメジメしていて気分が悪いことこの上ない。
「さて、そろそろ頃合か…」
「…なあ、何をする気なんだ?」
「なぁに…ちょいと頼まれてな。
盛大に行くぜ、魔符…「ミルキーウェイ」ッ!」
…ああ、そうか。
雲を吹き飛ばすにしても、何でそれかって。
…天の川、か。


「…なあ、魔理沙。」
「ん?何だ?」
「頼まれたって…誰にだ?」
「さてな?その答えは…ほら、アレが語ってるぜ。」
「アレって……へ?」
ふわりふわりと舞う白い…「雪の結晶」。
「夏に…雪?」
「どうやら、七夕の願いは通じたようだな。
やれやれ、冬の妖怪に会えますように、か。無茶な願いをしたもんだぜ。」
「…あの氷精…か?」
「いんや、その保護者。…いや、あの雰囲気からするともちっと親密かな?」
笑いながら言う魔理沙の頭をぽんぽんと叩く。
「何だ、結構いいとこあるじゃないか。」
「えー、と…いや、それはだな…」
急に口ごもる魔理沙。
「…? どうした?」
「その…お前と一緒に見たかったし…チルノの件は、あくまでついでだ。」
「…魔理沙。」
「…好きだぜ♪」
そしていつもの悪戯っぽい笑みを浮かべると、そのまま抱きついてきた。


幻想郷の空の上、天狗さえも与り知らぬ小さな空間。
雲の上の本物の天の川。
雲を蹴散らす光の天の川。
川を飾る地上の天の川。
3つの天の川を見渡す箒の上、今宵は二つの影が重なっていた。

631 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/20(木) 08:35:27 [ RtUsZdl2 ]
>>630
GJ!
何があろうと消すな!

632 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/20(木) 09:18:15 [ 8ZNQpkUs ]
GJ〜!!
上手くクロスして、消すなんてもったいない。


期待あげ

633 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/20(木) 10:55:41 [ .wbriVXU ]
>>630
いいフュージョンじゃあないのよさ

634 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 09:14:23 [ 4q36zdBY ]
>>630
空気が良いなあ……
描写はささやかだけれど、表現の趣味が良く、全体の均衡を控えめにしている感じ。

さて、魔理沙を先越されたので幽香決定ッ カキカキ≠(゚∀゚ )ノシ
差し入れ到着まで、雷オコシと冷茶で暫くお待ちを。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0038.txt

……天狗特製ですが(ぁ

635 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 09:18:47 [ 4ASChIQs ]
越えられない俺には続きを読むことができません!GJ!
文が甘い・・・甘々だぜ!

636 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 09:33:29 [ UO0clb8U ]
ぐぉぉ、甘い…GJ

ミッシング萃香に催涙弾水平撃ちしてきます

637 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 17:07:21 [ h8Rz8PxM ]
いつからエロスレになったんだここはwww
大好きwwwww

638 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 17:18:40 [ ezM.02T2 ]
めーりん盾にして突破してきた俺に続k(背後から岩in美鈴

639 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 18:05:47 [ Vhvjhs3U ]
よし、四肢をそれぞれ10人がかりで押さえつけて地面に倒そう。
そうなったらあとはこっちのもんだ。

――諸君、鬼退治を始m

  λ           _,へ_λ     
  i ヽ、  /^\__,/ヽ、i___ゝイニヽ、
   ゝンゝ、!,'"´   ̄`ヽ/ンヘγ´
   `ヽ_ン  , ,、   ,、ヽイ
 r⌒/^iγ くLi-iノ^Lノ-iノ」ゝ /)
 ヽ、_,.イ、/イl|.━  ━ il | r'.、 つ
 _`イ、 ヽ,人" ワ "ノi.|/`>)´
 \V ,.へ、 i >>=<イノ ./§
  8 / / `iyイ (/,ヘ),ゝイ  __
 8 i∠__,.イヘく、_§__,.i i   / |   | |´ ̄1 []
 γ'ノ ,.く  ゝ、_イ^ヘ_ノノ  ∠___ l_____,l |   |  ロ
  i/,.く `ヽ、__,、__,、__」>
  /^ゝ、 i     ,.イ  ゝ,
 ./  γ`ー-、________ンヘノ   人__
 `ー ':::::::::::::::::::::::::::::::i`ー´ヽ   (  プチッ

640 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 18:39:54 [ UO0clb8U ]
せっかくだから、俺も加わ(ZUN!

641 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/21(金) 21:23:08 [ y8C7JcjI ]
う、うああああああああ妄想が止まらねええええええ!!!1
>>634
GJ!!

642 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 00:14:49 [ Go1CMeK. ]
ふむ…そろそろ頃合かな。
投下させてもらいますよ。

「おーい、みすちー。」
「…」
「おーい?」
七月…えーと日付忘れた、とりあえず久しぶりに晴れた日。
屋台が定休日なのはいいのだが、
昨日の晩あたりからぼーっと何かを考え込んでいるみすちーが非常に気にかかる。
「…」
「…おりゃ。」
すっぱーん、
と事前に作っておいたハリセンでどついてやる。
気付け代わりにはちょうど良かろう。
「ひゃぁ!?ななななななな何何何ー!?」
おー、絵に描いたようなテンパり具合だな。
「いつまでもぼけーっとしてんじゃない。
何か悩んでんなら相談乗るぞ?」
「あー、うん…大丈夫…」
「どう見ても大丈夫じゃないだろうが。
いつもの明るさが無いと客だって来ないし…
まあ、俺も寂しい気がしないでもない。」
「…。昨日、珍しく冥界の庭師が一人で来たじゃない?お使いだったけど。」
「ああ、来てたな、そういえば。」
「えーと…あの人、半分が人で半分が霊…なのよね。
そういう意味で…珍しいじゃない。」
「まあ、そうだな。…だけど、それが…」
「半人半妖、っていうのは…少なくとも私は聞いたことも見たことも無い。」
…嗚呼、成程…そう言うことなのか。
…おおよそ、察しはついた。
「…だから…その…私達の…言ってみれば、「歴史」。
覚えていてくれる人がいるのかな、って。」
「そんなことで悩むってのも…ま、みすちーらしいって言えばそうか。
子孫が残せるかなんて俺にもわからないな。
近くに前例があるわけでもないし、里の歴史学者も教えてくれない。」
「…そう…」
「けど、な。
子供が出来る出来ない以前に、先ずはいろいろ愉しもうや。
悩むのは何時だってできるが、遊べるのは休みの日だけだぞ?」
「…ぷ。」
あ、笑いやがった。
「こんにゃろ、何がおかしい。」
「あはは…、そうかもね。
ま、折角幻想郷にいるんだから、何から何まで愉しまないとね〜♪」
「そーそー、その調子だ。よーやく調子が戻ってきたか。」
「んー、まだ本調子じゃないかな。だいぶ吹っ切れたけどねー。」
「うし、んじゃ暫く屋台サボって遊ぶとするか。」
「えー、自分がサボりたいだけじゃないの〜?」
あははは、といつもの笑い声が聞こえる。
「お?そういうこと言い出しますか。
まあいいや。好きな所に付き合ってやるから何処でもいいぜ?」
「えへへ〜、それじゃ、手始めに…お布団で?」
「…やーれやれ、やっぱ敵わんな。」
口ではそう文句を言っているが、
小悪魔的な笑みを浮かべてにじり寄ってくるみすちーを拒むことはなかった。
―――――――
           (Y)
      ,,..-ー7" `ヽー- ..,,
    /,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、  
   /'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '., 
   l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l 
   ',::`γ´ ハ  λ ハ  ゝ r'"i
    ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン   
     ノレ´ .i.-─   ─-i.  |'    
      7 从"  ¬. ".从  i     ちょっと不適切な表現になりそうだから
     〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ  〉   またスキマ開けさせてもらうわよ。
    __ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{       若いっていいわねぇ…。
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY  rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄
―――――――

643 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 00:17:56 [ Go1CMeK. ]
数日後、盛大な祝福と共に里で婚姻の儀式が執り行われた。
里のワーハクタクや常連である森の魔法使いも参加しており、
珍しい人と妖怪との婚姻とあって天狗も取材に来たらしい。


それから暫く後。
相変わらずの繁盛を続ける屋台に、
相変わらずの姿があった。
相変わらず屋台の女将一行も、常連客も、常に笑っていた。
人々や妖怪達の、分け隔ての無い憩いの場として、長く愛されるであろう屋台。
人々はその屋台を親しみを籠めてこう呼んだ。
  
『鴛「雀」夫婦の屋台』、と。

余談として、その暫く後。
「産休」や「育児休暇」という看板が出て屋台が休みだったことも、
あったとかなかったとか。

―――――――――――――――――――――
と言うことで、一連のシリーズ…と言えるような物でもございませんが、
みすちー…いえ、ミスティアのシリーズはこれにて幕引きとさせていただきます。
観客の皆様、愉しんでいただけましたら拍手を送ってお帰りください。
お気に召しませんでしたら、どうぞご意見をお寄せください。
魔界神様は、お早めに歩いてお帰りください。

では、またいつの日か。

644 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 00:18:58 [ Go1CMeK. ]
追伸
何故か誤って上げてしまいました、申し訳ない。

645 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 00:24:56 [ QrHzmqQ6 ]
この板はage推奨だから問題ないぜ!
俺は専ブラだからあまり関係ないが、こんな良作はageた方がいいぜ!

646 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 00:30:03 [ dnJyWwW. ]
>>642
ごちそうさま〜お勘定ここに置いとくよ
多いって?いいのいいの俺の気持ちだからさ

647 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 01:19:19 [ Jf394gLY ]
拍手を一万ほど送りました!

648 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 02:21:10 [ pvtlKvDA ]
>>643
えーと、こういうときは何と言えばよいのか。


そうだ! ぐっどみすちー!

649 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 07:52:54 [ 6CCBsybQ ]
>>642-643
みすちーの作家さん、御馳走様でした!
晴れてゴール淫のGoodENDにほんわか

650 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 07:54:10 [ 6CCBsybQ ]
×→○ゴールイン
なんて誤字… お れのあ たま   どう なて

651 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 08:02:06 [ v/ijez5Y ]
ちょw
誤字がタイムリーすぎるwww

652 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 13:10:27 [ jp7Yo6kU ]
窓から一条の光が差し込む薄暗い部屋
彼女はその光に腕を差し出し その深紅の瞳で俺の眼を射抜いていた。

「吸いなさい。それだけで貴方は永遠の命を得ることが出来る」

「私と共に歩んでいく命を得ることが出来る」

「でも、それは何よりも深い闇の道を歩むと言うこと」

「死よりも辛い時間という流れを歩むと言うこと」

「それでも、私を愛していると言うのなら」

「私を求めると言うのなら」

「今ここにその覚悟を示しなさい!」

「人を捨て、光を捨て、私を手に入れて見なさい!」



何と言うか・・・
私の願望?というか、こんな事をレミリアに言われてみたいな〜とか
思っていたら出来上がってしまった妄想文です。
もう一つ、弱いレミリアVerを考えているんですが
投稿しようかどうか迷っています。

653 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 13:16:55 [ Gashn/4k ]
カモーン

654 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 16:05:13 [ YTi3nkLI ]
投稿することを推奨いたします。

655 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 16:18:09 [ OpSZsvJs ]
Щ(`Д´Щ)

656 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 16:19:12 [ OpSZsvJs ]
おっと失礼、意味が分からん感じになって無駄レスに。
カモン!

657 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 20:55:02 [ klHAhQvs ]

>>652の言いたいことにある……『投稿しようかどうか迷っています』の…
『投稿しようかどうか』……ってよォ〜〜。

『迷っています』ってのは、わかる……スゲーよくわかる。
弱いレミリアって言われれば、もしかしたら叩かれる恐れがあるからな…。

だが、「投稿しようかどうか」って部分はどういう事だああ〜〜〜っ!?
注意書きに書いて、うpろだを使えっつーのよーーーーーッ!
ナメやがってこの言葉ァ、超イラつくぜェ〜〜〜ッ!!
投下しようか迷ってるって言われたら、めちゃくちゃ期待しちまうじゃあねーか!
投下するなら投下しやがれってんだ!チクショーーッ。

どういう事だ!どういう事だよッ!うpッ!
『投稿しようかどうか迷ってる』って、どういう事だッ!ナメやがってうpッ!うpッ!

658 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 21:50:00 [ nvfWlS0I ]
>>657
落ち着け。慌てるな。何も相手が常連とは限らんだろう。
ここはマイルドに。礼節に則って。

そう『プリーズ(お願いします)』だ。
他人に何かを要求するときに『プリーズ(お願いします)』を忘れるな。

では実践だ。

投稿することに異論は微塵も御座いません。
『プリーズ』。是非とも投稿をお願い致します。

659 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 22:46:11 [ Ufjy8quI ]
ま…迷いやがって
しかし… しかし! >>652…このどたん場に来て…やはりおまえは人間だ…
…くくくく… ごく短いときの流れでしか生きない人間の考え方をする…
『あと味のよくないものを残す』とか『周りの人の反感を買うのが嫌』だとか…
便所のネズミのクソにも匹敵するそのくだらない物の考え方が命取りよ! クックックックッ
この>>659には そ れ は な い… あるのはたったひとつの思想だけだ…た っ た ひ と つ!
『誰に何と言われようと自分の思いを貫く』! それだけよ… それだけが満足感よ!
書くまでの過程や…! 周りの批評なぞ…! ど う で も よ い の だ ァ ー ー ー ッ

660 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/22(土) 23:27:15 [ v/ijez5Y ]
つまり
     ∩_∩
 oγ´( ´・(ェ)・) だからぜひとも投下してくらさい…
  と_,,)し'゛゛`J

661 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/23(日) 03:01:18 [ 19sk3vJI ]
652です。
いや、まさかここまで推奨の声があるとは思いもしなかったので
かなり驚いてます。

そして>>657さん>>659さん確かにその通りです!
なので投下しようと思います。

しかし、まだ構想の段階で文になっていないのでもう少しお待ちください。

662 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/23(日) 03:23:01 [ dW66loXc ]
|ー`)まとめをWikiに移そうと思うんだけど・・・・・・。

|ー`)つttp://www15.atwiki.jp/orz1414/pages/1.html

|ー`)・・・・・・。

|ミサッ

663 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/24(月) 02:10:36 [ RAuCbsUQ ]
乙乙

664 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/24(月) 15:51:01 [ 9pOzAbVE ]
あげてみる

665 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 00:22:37 [ N1Wg0HKY ]
一瞬ジョジョスレと間違えてしまったじゃないかw

666 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 10:14:38 [ esv2ugQs ]
しかし>>658のみテグラ嬢

667 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 11:13:16 [ 9cOo6A4Q ]
見れないとこは工事中?

668 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 20:55:08 [ 30nXcCDU ]
こういう過疎っているときこそ一行だな

「悪魔の狗ってお前が呼ばれるなら、俺は悪魔の狗の狗になってやる!」

せっかくだから俺は下僕フラグを立てるぜ!

669 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 22:07:54 [ nmW6bFLU ]
久しぶりの一行告白もいいね

ひねりが無いけど…
「俺の熱い想いで、おまえを溶かしたい」 →チルノ

670 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/25(火) 23:50:17 [ y49fohi. ]
寧ろ
「この想い、凍らせてくれないと苦しくて仕方が無い。」 →チルノ

671 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 00:48:27 [ 7seOBGpI ]
よし、俺も。……チルノちゃうけどね。
「壊されてもいい。俺はただ、おまえのそばに居たいんだ」→フラン

672 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 01:01:32 [ rSsC/mo2 ]
流れにのっかってみる
「僕のこの気持ちは『無かった事』には、もうできませんから」 →けーね

673 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 01:40:26 [ caqOdeZI ]
貴方の主も式も、全員まとめて死ぬまで面倒見てやるよ→藍

674 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 02:35:15 [ 7XaNVbjA ]
お前が門を守るなら俺がお前を守ってやる→美鈴

675 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 05:33:18 [ DLvZ3BIA ]
>>674
俺がトキメいちまったじゃねーかw くそーズルイなーそれ

676 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 11:56:04 [ Hr1iy2KY ]
俺にあまり力はないけどいっしょに幻想卿を護ろう。→霊夢

677 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 13:59:17 [ QyYyr7fU ]
みすちーが俺の家に鰻を持ってきた
で、食後に「デザートは、私でいい?」
って言うんだが、皆、俺はどうすれば良いと思う?

678 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 14:30:35 [ TM2b1PEE ]
この波にのってみせる!
「愛してくれ何て言わない。ただ、君の傍に居ることを許してくれないか?」→アリス

679 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 15:04:14 [ 1F/95OsE ]
寧ろ
「君の傀儡としてでいい、少しでも一緒にいたいんだ」…かな?

680 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 15:31:33 [ 6OGPsNsE ]
>>678を見た後に、>>679の傀儡って単語に性的な意味を感じてこんな物を書いた

○○「>>678!!」
アリス「駄目ね。そんな奇麗事言われても何も感じ無い」
○○「そんな、じゃあどうしろって…」
アリス「本心を言いなさいよ」
○○「ほ、本心って」
アリス「ほら、わかってるくせに」
○○「…お、俺はアリスを愛してるだけで幸せだ…だけど」
アリス「だけど?」
○○「できれば、愛し合いたい。」
アリス「よくできました。それじゃあご褒美をあげないとね」
○○「ご、ご褒美って何を…」



体験版はここまでです。
続きは3009年の秋に発売予定の製品版をお買い求めください

681 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 15:46:31 [ 2flJE.Sc ]
1000と3年も全裸で待機せよと申したか

682 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 15:49:49 [ l.qXCbg6 ]
「本心を言いなさいよ」
や ら な い か
「帰れ」

結論:俺は本心を言ってはいけない

683 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 16:33:27 [ TM2b1PEE ]
永遠に生きる月の姫君に捧ぐ
「君にとっては刹那の出来事かもしれないけど、それでもこの思いを伝えたいんだ。愛してる」

684 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 16:47:14 [ 1F/95OsE ]
どうも一行手直しerです。

輝夜の能力は「永遠と須臾を操る程度」、
それ故「刹那」よりも「須臾」の方が輝夜らしいかも知れませぬ。

以上、お目汚し申し訳ない。

685 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 17:41:50 [ eLWHGDHg ]
(くぅ、良質な一行告白のジャブ連打で、萌え削られる…ッ!)

686 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 17:55:10 [ Xog8IgPg ]
くやしい…! ビクビクッ

687 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 18:27:39 [ 2nMsfuTM ]
今までROM専だったのだが、スレの活性化の為に投下してみる
>>680氏に便乗してみたり、駄文なのは先に謝っておきます
>>678氏、>>680氏、勝手にストーリー弄ってすみません……

【Information】
7/26 18:30
体験版が全年齢版のver1.0aにアップデートされました
新たに追加されたシナリオをお楽しみ下さい

「よくできました。それじゃあご褒美をあげないとね」
「ご、ご褒美って何を…」

狼狽する俺の背中に、そっとアリスの腕が回される。
ふわりと漂うアリスの…、女の子特有の甘い香りが俺の脳髄までも蕩けさせる。
そのまどろみの中の様な幸せな時間が永遠に続けばいいと心から願った。
甘い香りに蕩けている俺の唇に、何か暖かくて柔らかい物が押し当てられる。
それがアリスの唇だという事に気付くまで、俺の頭はかなりの時間を要した。

「んっ…」

そう微かに声が漏れ、アリスが唇を離す。
ちらりとアリスの顔を見ると、顔全体を真っ赤に染めた愛しい人の顔があった。
という事は、自分は今までアリスとキ、キ、キスを…
信じられないといった面持ちで唇を触る俺に対して、アリスは不満そうだ。

「まだ信じられないって顔してるわね。我侭な人なんだから…」

そう言うとアリスはもう一度、俺と唇を重ねる。
だが今回のキスはさっきのキスとは大きく異なっていた。
俺の舌が何か柔らかい物が口内に進入してくるのを感じた。

「!!」
「んっ…」
「ん、アリス…、舌が…」

アリスの暖かくて柔らかい舌が俺の舌を絡め取る。
お互いの舌が絡み合い、舐めあい、お互いの感覚を蕩けさせてゆく。
絡み合う舌を通して体だけでなく、想いや温もり、そして心まで繋がってゆく…

「ぷはっ!」

名残惜しそうに離れた俺とアリスの唇には、お互いの唾液で出来た銀の橋が掛かっていた。

「これでも愛し合ってるって言えない?、ご褒美って言えないかしら?」
「いや…、なんて言うか…、十分すぎだよ」
「貴方の言葉、綺麗事かもしれないけれど、嬉しかったわ…」
「アリス…」

最早、言葉なんて必要ない。想いを伝えるのに言葉以外の方法なんて幾らでもある。
そして俺達はまたお互いを求めて強く抱き合った…


続きは製品版にてお楽しみ下さい。
なお体験版の今後のアップデートについては未定です。

駄文、本当にスマンカッタ…orz

688 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 22:10:53 [ k025Q5ls ]
こんなんでました〜
「なあ、俺と1対1の勝負をしないか?内容はどっちが相手をより幸せに出来るか…だ」→魔理沙

689 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 23:10:00 [ ciwkHrzk ]
「春は涼しく過ごせる所を探す。夏はお前がよく眠れるようにに氷を持ってくる。
 秋はお前が来る時の準備を始める。冬はお前と一緒にずっといる。それでいいか?」→レティ

690 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 23:41:38 [ sX3n.YcE ]
「妖夢、一人前なんかにならないでくれ。
 一人前になったら俺が入る隙間が無いじゃないか」

691 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/26(水) 23:56:11 [ ZigAaJeQ ]
先を越されたが…いざっ
「どんなに硬い盾でも傷はつくだろ。傷を変わりに受けれるほど強くは無いけど。せめて、その傷を埋める役割だけはさせてくれないか?
傷ついた妖夢を見ているだけなんて、できないから」


あれ、何でこんなにヒロインみたいな言葉になっちゃったんだろ

692 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 00:18:50 [ vcUxEd3I ]
「紫、とりあえず、だ…
 君の心に俺の入る隙間を作ってくれないか?
 そうでなければ俺の心の隙間を君で埋めてくれ。
 それもダメならいっそ食ってくれ。もう耐えられない、いろいろと!
 つまりは…好きだ、大好きだ!どうしようもなく好きだ!
 …なに?わかったからさっさと埋めろって? わぷぷっ!」→紫

>>690

           (Y)
      ,,..-ー7" `ヽー- ..,,
    /,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、  
   /'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '., 
   l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l 
   ',::`γ´ ハ  λ ハ  ゝ r'"i
    ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン   
     ノレ´ .i.-─   ─-i.  |'    
      7 从"  ¬. ".从  i     
     〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ  〉   まかせなさい。
    __ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{       
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY  rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄

693 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 00:20:29 [ auB4FHr. ]
「俺だけを祟れ、俺だけに取り憑け。その分、生きてる間も、死んだ後も、お前だけを愛してやるよ」→魅魔

694 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 00:26:29 [ 9tmhj8Ik ]
さて…と。
SSスレと迷いましたが、
こちらの作品の外伝ですのでこちらへ。
…矢張り、私にはミスティアが忘れられないようで…
…愛するなら、死ぬまでとは言わない。
死んだ後まで、愛して見せろ。
―――――――――――ー―――

移ろい揺蕩う時の流れに、流れ流れて数十年。
何ら変わらぬ夜雀と、痕跡だけのその番い。


「…」
位牌の前で、屋台で見せるいつもの表情からは想像もできないほど、
哀しみに満ちた表情を浮かべる夜雀。
分かっていた。
薄命な『人』と番いになった時点で覚悟はしていた。
それでも、一時一時を全て共に愉しんで来た相手との別離は、
無論僅かな時間で癒える様な物ではない。
五年。
妖怪の一生から見れば僅かでしかない時間。
だが、彼女が歩むには長すぎた。
愛の深さと別離の哀しみは比例し、
それだけの時を経ても未だに癒えぬ傷がある。
半人半妖の娘らは、既に一人前となって巣立って行った。
故に、屋台の奥の居住区画に一人きり、過ぎ去りし時を想う。
彼に会えるまで…命尽きるまで、そうしている…はずだった。


「…」
―おいおい、鬱にでもかかっちまったか?―
「…?」
懐かしい声が聞こえた気がした。
…だが、気のせいだろうと直ぐ諦める。
ほんの僅かな期待でも、大きな傷を齎すだけだから。
―…こら、ここにいるっての。―
「…!?」
幻聴では、ない。
はっきり聞こえた声に辺りを見回す。
―そーら、よっと!」
唐突に背後…位牌の辺りからハリセンが振り下ろされる。
すっぱーん、と小気味よい音がしていた。
そして振り返る夜雀の目には、痛み、驚き、
そして嬉しさが綯い交ぜになった笑みと涙が浮かんでいる。
「よう、みすちー。久しぶり。」
「…なんで…?」
「いやー、苦労したぞ。
閻魔に冥界送りにされたのをこれ幸いと、
庭師なんかに頼み込んで実体化やら冥界の外に居る方法やら修行してたりな。
おかげで時間も結構にかかっちまったな…寂しかったか?」
ニヤニヤと維持の悪い問いかけをする男に、
夜雀は素直に頷いた。
「…おいおい、そんな素直に反応されてもこっちが恥ずかしいぞ。」
「―――っ」
声にならない泣き声を張り上げて抱きつく夜雀。
「…あれ…あったかい…。」
「どーやら俺の能力は「人間と変わらない程度の能力」らしいぜ。
体温もありゃ呼吸もある、寝るし食べるしアレもする。
ま、もう死なないけどな。その気になりゃ成仏するが、その気もないし。
…っちゅー訳だ。
居なかった分も含めて、これからずっと可愛がってやるさ。
勿論、性的n」
「…わああああっ!!」
三年間の寂しさ。
失った瞬間の哀しさ。
今までとこれからの愛しさ。
全てを詰め込んで、夜雀はその番いの片割れをを抱き絞める。
「ぐぅお…ちょ、待て、絞めすぎだ…」
「…御仕置き。…本当に、寂しかったんだから…っ!」
絞められながらも、男は夜雀の頭に手を置き、優しく諭す。
「分かった分かった…もう居なくなる訳じゃないんだから、
落ち着け…な?」
「…うん。」




翌日、「快気祝い」と称する宴会が屋台を会場に開かれた。
実際は死んだままである訳だから「快気」ではないのだが、
細かいことは気にしないようだ。
そして、出席者は異口同音に言う。
「鴛雀夫婦に、さらに末長き幸を」、と。

695 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 00:42:32 [ U8JsTiB6 ]
死して尚……か。
良いですねぇ……

696 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 00:56:33 [ 6rGLTo9k ]
「まぁ……お前が運命を操るとかいう以前に、俺はお前が好きだったって
ことなんだろうな」→レミリア

697 名前: ゆかり1/2 投稿日: 2006/07/27(木) 01:19:18 [ xiWC2VtY ]
紫を書いてみた。
イチャもプロポーズも何も無いが許してくれ。



 夜。
 神社で開催されている宴会も中盤に差し掛かった頃、一人喧騒から離れて空見上げる少女が居た。
 少女――八雲紫は、ゆっくりと傘の方を見ると徐に片方の腕を入れた。
 傘の中を見ながら腕を動かす事数秒、腕を戻した彼女の手には一種の携帯電話が握られている。
 と、そこでもう一人の少女が唐突にやってきた。

「あんたなにやってんの?」
「ちょっとね」

 紫は曖昧に答えてやってきたもう一人の少女――博麗霊夢の方を向いた。
 霊夢は紫の曖昧な答えにはそれ以上聞かずに、別のことを聞いてきた。

「なにそれ、手に持ってるの」
「これ? ……そうねぇ、似たようなものを持っている人が居ると遠くでも会話できる……式かしらね」

 その言葉に霊夢は訝しげに携帯電話を見た。

「本当かしら?」
「本当よ。私の言った事が信じられないの?」

 その問いに霊夢は即答する。

「信じられないわ」
「なんなら話してみる?」
「できるの?」
「出来るって言ったじゃないの」

 そういうと紫は携帯電話のボタンをあれこれと押していった。
 その手つきは初心者のものではなく、慣れた者の手つきだった。
 霊夢はその動きを特におもしろくもなさそうにみていた。

 少しして紫が携帯電話を本来と同じ当て方で耳に当てた。

「こんにちは、お昼のニュースですわ」

 その言い方に霊夢は別に表情を変えず、そういう風に話すものなんだなと思っていた。
 少しして機械経由特有の声が霊夢の耳にもわずかながら届いたが、小さすぎて何を言っているかわからなかった。

「いいじゃないの、偶には趣旨を変えないと」

「……毎日同じだと飽きるじゃない?」

「…そうそう、自分主義」

「……ああそうそう、忘れるところだった。ちょっとね、人間を紹介しようと思って」

「…………うん、だからね」

「……そう。解ってるじゃないの」

「…そんなこと言わないの。じゃあ変わるわね」

 そういうと紫は携帯電話を霊夢に差し出してきた。

「はいこれ、彼と繋がってるわよ」

 霊夢は恐る恐る受け取ると、紫と同じように携帯電話を耳に当てた。

698 名前: ゆかり2/2 投稿日: 2006/07/27(木) 01:21:19 [ xiWC2VtY ]


 最初に紫が言った事を言ってみたが、なんかぎこちない。

「…………?」

 言ってみたものの残念ながら相手からの返答なく、霊夢は少し不審に思って再度話しかけてみた。

「おーい」
 返答なし。

「生きてるー?」
 返答なし。

「死んでたら返事して頂戴ー」
 返答なし。

「…………」

 いくら喋っても返答がこないので、霊夢は紫の方を睨んだ。
 紫はと言うと、優雅に空を見ていた。
 その無関係オーラ全開の紫に、霊夢はため息をついて携帯電話の方に意識を向けた。

「最後通告よ。さっさとなんか喋りなさい」

 ちょっと脅しをかけてみたものの、返答は無かった。
 そのほかに色々と試してみたものの、とうとう諦めたのか携帯電話を紫の方に突きつけた。

「返す。っていうか話なんて出来ないじゃないの」

 携帯電話を受け取りつつ紫は少しからかうような笑みを浮かべた。

「当たり前よ。私以外彼の声は聞こえないもの」
「なにそれ?」
「……何時か貴方にもわかるわよ」
「尚更解らないわ」

 その後霊夢は紫に文句を一通り言った後、遠くから聞こえる声に反応して宴会に戻っていった。
 霊夢の姿が消えるまで見た後、紫は携帯電話を耳に当てた。

「ちゃんとやったわよね?」

 紫の問いに今度は返信が帰ってきた。

<<当たり前だ>>

 しかし、紫以外にこの声を聞くものは居ない。

<<……しかし、なんで黙っていてくれなんて言うかねぇ>>
「それは貴方が一番わかってるでしょ?」
<<はいはい、嫉妬するお姫様は大変だからな>>
「その言葉、宣戦布告とみてよろしいですね」
<<気にするな。それよりもだ……>>
「何?」
<<あの最初の言い方を真似させたのはお前が言ったからか? 携帯放り投げて笑い転げてたんだが>>
「ああ、あれは何か勘違いしていったと思うわ」
<<……そうかい>>
「じゃあ、そろそろ戻るわ」
<<ってかいちいち毎日電話しなくてもいいんだぞ>>
「あら、迷惑?」
<<正直迷惑している>>
「じゃあ三日に一回に変えるわね」
<<そして三日に一回じゃ寂しいからやっぱり毎日にしてくれって願う事を願ってるだろ>>
「あら、なんでわかったの?」
<<その程度解る>>
「そう、じゃあ次はもう少し巧妙に仕込むわ」
<<精々頑張ってくれ>>
「ええ。貴方もね」
<<何処を頑張るのかわからんがな>>

 そう二人が交わした後、紫は携帯電話のボタンを押して通話を切った。
 と、突如此方の方を向いて妖しく笑いつつ言った。

「さてはて」

 そして紫は宴会場へと戻っていった。




後日談はスキマに放り込まれました。
真相を知りたければ目覚まし時計のON/OFFを50往復変えてください。

699 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 01:26:59 [ H/yYle3A ]
50往復変えてきましたよ

700 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 02:04:57 [ DnTSILYw ]
「一人で過去を背負うことなんて無い。俺が死ぬまで、隣で支えるから。
 ・・・迷惑なことなんてあるか、断ったって傍にいてやるさ。」→鈴仙

うどんげは好きな相手に告白されても、迷惑がかかるからって涙ながらに断りそうなイメージを幻視した。
よって2行目を追加したした次第。

701 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 05:40:23 [ W03TNIhk ]
>>697-698
この展開は想像しなかったわー。紫の悪戯好きな所とベタ惚れっぷりが良く出てるw

702 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 12:24:42 [ OlflX74A ]
>>700
お前とは友達になれそうだ。
だが鈴仙は渡さない。

703 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 14:16:24 [ .IDGnam. ]
だれかアリスといっしょの後日談書いてくれないかな…

704 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 14:27:03 [ 889dF94o ]
いいだしっぺの法則ってのを知っているかい?

705 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 14:42:02 [ eSQEUWZo ]
>>700 >>702
君たちとは義兄弟になれそうだ。

706 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 16:52:24 [ 5MdrmSus ]
>>705 なげしく同意。あと、発展系の二行告白もいいね

第一話・イチャスレの誓い
「我ら生まれ時は違えども、萌えるキャラは同じなり
 天帝・神主、この志御明察あれ」

707 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 20:06:29 [ y0h6mGgA ]
>>706
素晴らしい誓いだ

708 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 20:12:38 [ 4H6eK91I ]
スレ内の同士の幻視力が上がるが
一人でも他のキャラに萌えると効果中の同士すべてが撤退するとか考えた俺は火計で焼かれてくる

709 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 20:16:22 [ pf9ErPWY ]
ここは桃園の誓いを結ぶスレであっていますか?

710 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 22:55:02 [ bqIsA/Uk ]
>>703
後日談。


「なぁ」
「なに?」

結局、俺は幻想郷に住んでいる。
アリスと一つ屋根の下、という暮らしにはもう慣れた。
が、彼女達の「弾幕ごっこ」はどうも俺の範疇を超えている。
輝石で盾を形作ることは出来るようになったけどまだまだ。だから…。

「空が飛びたい」
「…空を飛びたい?」

アリスは椅子に深く座りなおして珈琲を一口。
カップを傾ける時に目を瞑る癖が本当に可愛らしい。

「駄目か?」
「う〜ん…」
「無理か?」
「…無理ね」

そう。俺は魔法が使えない。
輝石はそれ自体が優れたマジックアイテムだから俺にも使えるそうだ。

「ほら、箒とか、どうよ?」
「…アレは日々の修練の賜物。
それに魔理沙の箒自体は何の魔力も持ってないわ。
形から入るとイメージしやすいから使っているだけよ」
「…むむ」
「貴方の輝石と同じ。想えば想うだけ強くなる」
「…箒に力は無いんじゃなかったか?」
「解ってるじゃない。箒は『イメージすること』を助ける為のシンボルね」
「…むむ」
「解ってないのが解りやすい」
「さっき『解ってるじゃない』って…」
「解ってるかどうかが解らないってことは、結局解ってないのよ」
「…むむ」

アリスは口元に指を添えて楽しそうに笑った。可愛いぜコンチクショウ。
こっちに来てからはずっと彼女にからかわれっぱなしだ。嫌じゃないが。

「ふふ、えっと…そう。空を飛ぶのよね」
「やっぱ無理かな?」
「無理な訳ないわ。ヤル気も十分だし、先生は優秀だし」
「お、お願いします先生」

わざとらしくテーブルに両手をついて頭を下げる。
見えないが、アリスが笑ったのが解る。そう…俺にはちゃんと解る。
ふとアリスの手が俺の頬に触れた。頭を上げると目の前に彼女の顔…。

「先生とキスできる?」
「……は?」

アリス先生、ちょっとお顔がマジですよ。
そういうお顔はかなりグッと来ますよ先生。
『してやったり』って表情が隠しきれてないですよ先生。
まぁ何が言いたいかって言うと急展開についていけないけどキスは出来るよせん

「んっ…」
「ぅをふ」

空を飛ぶってそういう意味ではなくてですね先生ちょっと姿勢が姿勢なんでなんか卑猥ですよ先生少しだけ珈琲の味と香りがしましたよ先生いつもより大人っぽく見えてどきどきですよ先生…。
―――――――
           (Y)
      ,,..-ー7" `ヽー- ..,,
    /,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、  
   /'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '., 
   l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l 
   ',::`γ´ ハ  λ ハ  ゝ r'"i
    ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン   
     ノレ´ .i.-─   ─-i.  |'    
      7 从"  ¬. ".从  i     ちょっと危うくなってきたから
     〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ  〉   続きはスキマの向こうでやってね?
    __ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{       全く、女の子に手玉に取られてどうするの…。
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY  rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄
―――――――

711 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/27(木) 23:15:39 [ bqIsA/Uk ]
―――――――
           (Y)
      ,,..-ー7" `ヽー- ..,,
    /,,.-ー'"´ ̄ ̄`゙ー-'、ヽ、  
   /'"i´ |l⌒ヽ、__,ノ´⌒l| ヽ '., 
   l:::,.ゝ '、r-、__!r-、__,r-i_ノ_,.イ l 
   ',::`γ´ ハ  λ ハ  ゝ r'"i
    ヽ;:i レイ._,.レハノ.,_レヽノ i::ン   
     ノレ´ .i.-─   ─-i.  |'    
      7 从"  ¬. ".从  i     あらごめんなさい。早とちりだったみたい。
     〈./ ri.>r---,.イレ'ヽ  〉   お姉さんったら少しだけ勘違いしちゃったわ。
    __ハ/⌒iイヽニンYー'、 ハイ<{       健全な続きをどうぞ〜。
-=ニ ̄:::::ヽゝ、ノY  rー'-、ノ:::::::: ̄ニ=-
     ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ー'" ̄ ̄ ̄
―――――――

「んふ…んっ…、…ぷは」
「ふは…えっと…アリス?」
「…これで飛べるかしら?」
「えと、…まぁ」

いやそれはもう今すぐにでも桜花結界を突き抜けて春満開の冥界へと舞い上がれそうな気分です先生!!

「『悪魔の口づけ』よ」
「…え?」
「ほら」
「ううををを!!?」

アリスが促すように軽くあごを動かすと、俺の身体は急に少しだけ宙に浮かんだ。
驚いた俺は思わず頬に添えてあるままの彼女の手を握ってしまう。

「自分で動けそう?」
「いやっ、あの、そのっ、アリスっ?」
「ちょっとだけ私の魔力を貸したの。まっすぐまっすぐ」
「待て待て待て手を離さないでってばばばばば!!」
「大丈夫。決して落ちると思わないことよ。私を信じて、ね?」
「いやそれは勿論大丈夫ですけどこれはそのなんというか」
「理屈は後。貴方なら出来る。信じてるわ。それ、いち、にの、さんっ」
「おをーっ!?」

落ちる!と思っちゃいけない!浮け!浮く!浮いたッ!!
手をバタつかせれば落ちずに空中でバランスが取れる。
気が付けば椅子の背の上数十センチ離れたところに立ってるぜ…。
これは感動する。

「…どう?」
「とってもおどろいてびっくりです」
「上々ね。ゆっくり降りてこれる?」
「うぅ〜むむむ」

少しずつ高度が下がる。アリスは立ち上がって俺に手を差し伸べてくれた。
背伸びしたアリスの手を握れるまであと十五センチ!十センチ!七センチ!

「よしっ!」
「うおっ!」

アリス は ジャンプ して おれ の て を つかんだ 。
しかし おれ は その て を つよく にぎり かえして ひっぱり あげる !

「ひゃぁ!」

久しぶりに聞いたアリスの可愛い悲鳴。
アリスは驚いて俺に抱きつこうとしたがギリギリのところで堪えた。

「っと」

もう片方の手も取ってアリスを俺と同じ高さまで優しくエスコートする。
ふはは!決まったぜ、完璧に決まった!今の俺はカッコいいぞ!

「すごいじゃない!…まぁ出来ると思ってたけど、さ」
「うわははは!俺とアリスの愛のパワーがあればこのくらい」
「浮いただけよ?」
「…ハッ!」

少しくらいノってきてくれてもいいじゃないかアリス。
それが悔しいから抱き寄せる。そして嬉しいから強く抱き締める。

「ひゃ…」
「俺、飛べるようになれるかな?」

立っている高さが同じでも、アリスのほうが頭ひとつ分低い。
目を合わせようとするとどうしても見上げられる形になる。

「キスだけじゃ無理ね…」
「へ?」
「形式だけだけど、これは一種の取引だから」
「…むむ?」
「魂と魂の契約。与え、捧げ、尽くし、尽くす」
「…解りやすく」
「そうね…そう。愛のパワー。本当に、そうよ」
「…そうなのか?」
「そう。だから…もっと」
「もっと、って…」
「大丈夫。信じて…」

アリスはそう言って、静かに目を瞑った。

712 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 00:03:20 [ ihS/yQuk ]
Hey! ユカリン! ユーのスキマのデバンだゼ!!

713 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 00:20:01 [ hLqoDIWI ]
焦らしなのか補完してくださいなのかでスキマの必要度が変わるな。

714 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 01:49:04 [ mT4jeRxA ]
アリス株急上昇

715 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 08:25:33 [ P2FpsRIM ]
>>706
是非とも、それがしもその契りの内に加えてくだされ。そして>>708ワラタw一人だけ萌え違う奴ヒドスw


>>710
前半も後半もヨカッタデス…
今まで何とも思っていなかった、私の中のアリスへの好感度が、強制的に急上昇させられました…
その技に、GJと言わせて頂きます

716 名前: 700 投稿日: 2006/07/28(金) 10:53:06 [ AP1ym67I ]
なんだかもの凄い勢いで義兄弟が増えている。
よし、とりあえず皆で萌えてみようか。

>>710-711
GJ。後日談だからなのか、割とデレ成分の多いアリスですね。

717 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 13:43:27 [ 9vC7/Rj. ]
>>710
書いてくれてありがとう。

718 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 16:08:10 [ Ek8ER7AI ]
僕が此処、幻想郷に迷いこんで幾月たった頃だろうか
行き倒れた僕を助けれてくれた、紅魔館と言う場所の門番をしている紅美鈴さん
彼女に命を助けてくれた恩を返すべく、美鈴さんが暇な時の話相手を僕はしていた時の事だった
ぐぅー、彼女のお腹が鳴る

「お腹空いてるんですか? 」
「うん、実は昨日から何も食べてないのよ」
「あのメイド長さんですか? 」
「咲夜さんが侵入者を通した罰だって言って、飯抜きー」

淡々と言う美鈴さんだったけど、お腹が空いて辛そうな彼女を見るのは哀しい
其処で思い出すのは、この前話しかけてきた美鈴さんが元気の無い原因である魔法使いさんの言葉

『中国だけど、人も喰うから気をつけたほうが良いぜ? 』

それこそ人をくったような表情で言う彼女こそ人食いの称号が相応しいと思う
だけど今は感謝する、解決策を教えてくれたのだから

「じゃあ、僕を食べませんか? 」
「巫女なら食べてもいい人間との言い伝えがあるんだけどねー」

残念、僕は巫女じゃなかった
しかし其処で逆転の発想、僕が巫女になれば良いんじゃないかな?

「それじゃあ、ちょっと行って来ますね」
「いってらっしゃーい」

〜僕移動中〜

「で、いきなりやって来て巫女服くれってのはどう言う用件なのよ? 」
「返すには血の染みが出来てると思うので、もらえれば嬉しいと思ったんですけど」
「そうじゃなくて、何に使うかって聞いてるの。巫女プレイ? 」

巫女プレイが何のか分からなかったけど、巫女さんに美鈴さんがお腹を空かせている事と巫女なら食べる事を説明した
それを聞いた巫女さんは、よく分からない渋い表情で巫女服を渡してくれた
着てみると少し大きい

「ありがとう御座います」
「出来れば返してね」
「出来れば洗って返しに来ます」

〜僕移動中〜

「美鈴さん、これならどうですか? 」
「おぶふぁ!? 」

美鈴さんはこっちを見た瞬間に、何故か鼻血を噴き出した
水道に繋いだホースから飛び出した水みたいに噴き出す其れは、凄く綺麗だった
見とれていた僕はすぐにはっとなって美鈴さんに駆け寄る

「大丈夫ですか!? 」
「えぇ、えぇ大丈夫ですとも。凄い元気でました」

美鈴さんはそう言って、僕に向かって笑ってくれた
その笑顔に安心した僕は、本来の目的を思い出して美鈴さんに聞く

「僕を食べませんか? 」
「いただきます」

そして僕は ( 隙間による検閲が入りました。見るには『めーりんめーりん』と誤爆してください

719 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 16:55:01 [ bLp/UntA ]
めーりんめーりん

720 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 17:35:59 [ AP1ym67I ]
>>719
まったく、どんな誤爆だよ

721 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 17:47:22 [ ZJDO/Ixg ]
焼野原うどんげ

722 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 17:52:41 [ 7q3Cmp.Q ]
よし、焼けた>>708に「東方の乱」で式をつけてこき使え
お願いしますバトー先生

723 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 19:53:15 [ ELi.Q/Rw ]
                         ,. ,--,- ,_
                       ,ィ´l / // _>、
                      ,イ、l、ヽ l // -―\
                         |]  _ `丶┴ ' ´ヽニー、l
                          l,l ‐ 、ヽ-‐¬__  j=- 、|
                     l〉 ァ 、_,} f ̄ _  トァ-イ
                      |  ークl  イて.)` `lイY
                     l、  r′ 、`   ;_ソハ     呼んだか?
                     /,l !  `ー〜ヽ  ィ l |ミ\
               _r┬―彳:l:.|::ヽ _ニ _‐、 ,l / ! |:://:.|
         , - ::::::::::|:.:|:.:.:.:.:.l:.:ぃ::,ハ    ー ,.ィ///:/二ト、
.       /::::::::::::::::::::|:.:|:.:.:.:__l:.:.:ヽヽヽ`=―=≦三zィ:/:./:.:.:.:.:.:.:.:>‐ュ..__
      /:::::::::::::::::::::::::::l:.:l ̄:.:.:.l:.:.:.:.:l:|:.:l:.:.:.:.:l:/:.:.:.:.:.:.:/.:/:.:.:.:.:.:.//:::::::::::::`丶、
     ヽ- 、_:::::::::::::::::::::::い-_‐ニニ/ ̄:.¬‐-:.l」_:.:.:.:.:./::/`丶、/:./::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
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724 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 21:14:11 [ J8o82K8I ]
>着てみると少し大きい
…ショタっ子?(ぁ

想像してみたらちょっと新鮮だった

725 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 21:19:20 [ P2FpsRIM ]
めーりんが鼻血出すくらい>>718が美少年なビジュアルを妄想した

……って、ちょっww将軍www
突出し過ぎかと思われます!w

726 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 21:25:19 [ 3skhL8.Y ]
>>724
だよな、やっぱ。
…イイ(´∀`*)

727 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 21:44:48 [ 1OUXkPxw ]
>「僕を食べませんか? 」
この台詞で>718が愛と勇気だけが友達なヒーローの顔になった俺は負け組みですか?

728 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/28(金) 23:15:01 [ qY9bsNZA ]
紫「○○!○○はいる!?」
俺「おお紫殿、いかがなされた?」
紫「藍が開幕一騎打ちで妖夢に負けて撤退したのよ…」
俺「ぶっ!」
紫「あなた何とか時間稼いで!あと30カウントほど…」
俺「では私が妖夢殿に踏まれます。彼女なら撤退に追い込めましょう。
  あとは紫様と橙様に幽々子殿を抑えていただければ…」
紫「うん!冥界デッキなんかに負けな…」
(ジャーン、ジャーン!)
魔理沙「よくきたな」
橙「みぎゃー!」(撤退)
俺「( ; ゚Д゚)」
紫「ポチッ! ( ; ゚Д゚)σ(兵法再起)」

…イチャつくのってむずかしいっすね…

729 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 00:12:01 [ lxxfjMWA ]
>>710
GJ!!
甘い!!甘い!!
その調子で次回作も…


>>718
女の子と見間違えるぐらい、整った顔してるだな。
それ想像して、前見たテレビ番組を思い出した。

730 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 01:33:22 [ oKyWg7P. ]
当方男なのだが、敢えて自分(○○)を女の子にして、
あるキャラ(もちろん女の子な)に告白するSSを書いているのだが、これはアリなのか・・・?


先生ー、正直自分は女性に生まれたかったんです。本気で。

731 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 02:13:42 [ hzZU6KVo ]
どうだろうか。どうしてもというなら
スレに直に書かずうpして注意書きを書いた上で避難所投下がいいかも

732 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 02:18:23 [ oKyWg7P. ]
OK、分かったぜ。アドバイスthx。

733 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 07:27:34 [ dqlfQ.8w ]
>>724 
なるほどそうか、そういう示唆の一文だったのかー
かわいらしいショタっ子…それもいいなぁ

>>727
なるほどそうか、それもい…んんっっ!?

>>730
そういえば昔は
女の子→こーりん とか
男の子→こーりん→アッー! とかも
ありましたな

734 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 09:36:11 [ e0IELBbA ]
「幾らでも白黒に撥ねられても大丈夫ですよ。撥ねられた分だけ僕が抱きしめてますから」→美鈴

>>718の告白にshit!したので書いてみた。こーりんはしていない。
だって、めーりんとか好きだから!!

735 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 10:38:22 [ DHiVvqzg ]
>>728
その○○って、本当にこのスレの○○?
なんだかんだで謎ワールド展開して落城勝ちしてそうなんだがw

736 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 13:07:50 [ qdiGKdpc ]
>>728
その○○って八雲家に使えるコス1伏兵?
だとしたら一応ハーレムだなwww

自分が自爆系超絶強化ならイチャつく余地でてこない?
頑張って守り切った後ならきっと労って貰える。
死んでもきっと泣いてもらえる。へやー。

>>735
4枚デッキで2人即効落ちて、
残りは高コス&伏兵(しかも掘られて無い)で再起発動…
城2,3回殴られて復活後は魔理沙の極太極長ダメ計にガクブル
しながら攻めきれずに負ける展開しか夢想できませんぜ。

737 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 13:42:01 [ DHiVvqzg ]
>>736
3・3・1・1と仮定して紫と藍はまず武力8以上だから
伏兵大め、コスト比低武力弓多めだろう冥界デッキは十分なんとかなるぜ。
ましてこの○○は高知力伏兵だからな、ダメ計で死ぬのは橙だけだ。
とにかく妖夢に伏兵当てれば再戦ツンデレフラグがたって勝ち確定だと思う

738 名前: 後日談2 - 1/2 投稿日: 2006/07/29(土) 15:04:32 [ Cb3GsBLE ]
後日談が止まらない…。続きを投下だぜ。



「無理のし過ぎね」
「悪い…」

身体が重たい。けど頭はどこかふわふわしていてとっても変な感じだ。
俺は半日以上ぶっ続けで飛び回った挙句、倒れてアリスの介抱を受けている。

「…ううん。無理をさせたのは私よ」
「いや、そんなことは…」
「いいの。私の所為にしてゆっくり休んで頂戴」
「心配させてごめん…」
「ふふふ。何だか色っぽい」
「…色っぽい?」

ひんやりとした手が俺の額に触れる。指先がそのまま頬を伝い、手の甲が首筋に触れる。
アリスは曖昧に笑うと、俺の頭をくしゃくしゃと撫でた。どうしてか、少し嬉しそうだ。

「目病み女と風邪引き男、ってやつよ」
「…?」
「まだボーっとする?」
「少し…かなり」
「もう一晩ね…。ゆっくり休むこと」
「うん…」

頬にまたひやり、とアリスの手が触れる。アリスは屈み込んで俺の額に軽くキスをした。
落ち着く。彼女の優しさがゆっくりと身体に浸透するようだ。静かに意識が遠退いて…。




そして静かに目が覚めた。どのくらい寝ていただろう…。
身体は依然重たいまま。けど指先や腕は動くようになっているみたいだ。

「アリス?」
「…ん」

何の気なしに呼んだつもりが、俺の胸の上から返事が返ってきた。
…寝てる。可愛い。…身体は起こせないか。勿体無い。抱きしめられないじゃないか。

「…アリス?」
「…うん」

アリスはふっと満足そうに笑った。綺麗でしなやかな手は布団を軽く握っている。
俺の夢を見ているなら…、いや、そうでなくても、この幸せそうな眠り姫は起こすまい。

「ありがとうな…」

髪を撫でると、アリスは小さく悶えて喉を鳴らした。
蜂蜜に黄金を溶かしたような金色の髪。細く引かれた形のいい眉。
整った目鼻のライン、桜色に染まった頬、小さな薄い唇…。
もういつから彼女のことが好きだったのかは思い出せない。
あの森で出会う前は他人だったなんて、もう絶対信じられないな…。
…俺がアリスを守れるようになってやる。アリスがいつまでも俺を信じられるように。
そう思うと腹の底に暖かいものが湧いてくる。彼女のためになら、何でも出来る力が…。

739 名前: 後日談2 - 2/2 投稿日: 2006/07/29(土) 15:10:55 [ Cb3GsBLE ]
デレデレなアリスが書きたかった。後悔はしていない。




「あぁっ!」
「おわっ」

と、不意にアリスが跳ね起きた。それはもう凄い勢いで。
勢いあまって椅子の背もたれに背中をぶつけ、そのまま身を固めて動かない。

「あ、…あれ?」
「…おはよう」
「あ…うん。おはよ…」

俺の顔を見てパチクリと瞬きをするアリス。急に手を伸ばしてぺたぺたと俺に触れた。
アリスはいろんな感情が入り混じった複雑な顔をしている。…夢の中で何があったんだ。

「…どうした」
「えっと、えと…」
「深呼吸深呼吸」

手を握ってやると、かなり強く握り返してきた。
アリスは俺の手を胸元に当てて、ゆっくりと息を吸って、大きく溜息をついた。

「何の夢を見たんだろ…」
「それは俺が聞きたい」
「凄い変な感じ…」

アリスは両手で、俺の手を何度も握ったり擦ったりしながらキョロキョロしている。

「大丈夫か?」
「……うん」

やっと目が合った。じー、っと、何かを探すように俺の目を覗き込んでくる。
握られた手の指でゆっくり手の甲を撫でてあげると、アリスが徐々に脱力するのがわかった。

「何があった?」
「…契約の副作用かな」
「それって?」
「○○が弱ってるからだよ…」
「俺のせい?」
「私のせい…」

どうも要領を得ない。俺の理解力が乏しいだけかもしれないが。

「大丈夫か?」

もう一度尋ねると、アリスはゆるゆると首を振った。

「待って…」
「待つさ」

また、アリスの手に力がこもる。きゅう、という音が聞こえてきそうだ。

「体、もう動く?」
「まだあんまり…」

と、思ったが、俺の身体は全く抵抗なく普通に起き上がった。
さっきまで腕がようやく動かせる程度だったのが嘘のようだ。
アリスは小さく溜息をついて、握っていた手の力を緩めた。
まだ理解が出来ていない俺の姿を見てやっと安心したらしい。…失礼だな。

「なるほどね」
「どういうことだ…?」
「さっき、私のこと強く意識した?」
「さっきって?」
「私が…起きた時、私のこと考えてた?」
「えっと…まぁ、はい」
「そう。…不思議なこともあるのね」
「…説明よろしく」
「私の魔力が貴方に流れ込んだのよ、きっと」
「…どうして?」
「早く元気になって、って私が願ったからかな」
「そこで俺が、アリスのことを強く想ったから?」
「きっと…私の力になりたい、とか、願ったんでしょう?」
「いや、…いや、そのまんまだな。当たってます」
「やっぱりね。よかったぁ…」

そう言うと、アリスは大きく背伸びをした。
手を握ったままだったせいで、俺は引っぱられて体が傾く。
危うくベッドから落ちそうになったところで、横っ腹にアリスが抱きついてきた。

「おぉぅ?」
「素敵…」

アリスは俺の胸に頭をぐりぐりと摺り寄せてくる。…よく解らないが幸せ。

「アリス?」
「何だか疲れちゃったわ」
「あ、そうか。魔力が…」
「いいのよ。そんな瑣末なこと」
「でもなぁ、結局アリスが…」

そうだ。アリスは俺のために自分の魔力を削った。
俺の方が遠慮してたはずなのに…。これじゃあ意味がないじゃないか。

「それじゃあ、ここで眠ってもいい?」

顔を上げたアリスの瞳は潤んでいた。そんなことでいいのか…。
何故かアリスはすこぶる嬉しそうなんだ。俺、何かしたかな?

「あぁ…それは勿論」
「手、握っててね」
「…おういえ」

こんなことでいいんだろうか。
毎度毎度迷惑をかけてばかり…。人間ってのは無力だな。

「はぁ…大好き…」

…まぁいいか。そんな瑣末なことは。
今は彼女の側にいてあげるだけだ。
この埋め合わせはいつか必ずするよ。




おやすみ、アリス。

740 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 15:32:43 [ Cb3GsBLE ]
問題:『文中でアリスが非常に喜んだ理由を簡潔に述べなさい』

すまぬ、アリスの頭の回転が速すぎてよく解らない可能性大。
というか解らないと思うので気になったら訊いてね…。ちゃんと答えます。
寝ぼけたり慌てたり弱ったりするアリスかぁいいよぅ!…ごめんなさい精進します。

741 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 17:37:40 [ VATAaZm. ]
なに?それはつまり、
アリスが何がそんなに嬉しいのか判るように、
顔を真っ赤にして、わたわたしながらも語ってくれるのか!?
そ れ は す ご い ! (ひゅ〜ん…)←人形

742 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 18:59:52 [ dqlfQ.8w ]
はーい先生 是非解説をお願い致します

それはそうと…

   甘 す ぎ て 溶 け た G J

743 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 19:05:11 [ W8akxA1. ]
きゃあ!こっぱずかしい!

744 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 21:56:16 [ OaDpvPUs ]
アリス祭りでも開催しているのか このスレは!
甘々だぜ。

745 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 22:10:55 [ .fLaVQc. ]
甘〜〜い!!
いいぞ!! もっと書いてくれ。こういうのを待ってたんだ。
でも、このままだとアリスで埋まるからうpろだを利用することを推薦します。

746 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 22:39:27 [ cf5fwhOM ]
確かに……このままだとアリスで埋まるよな
誰か、マイナーキャラで書くという猛者はおらんのか?

747 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 22:57:18 [ LMQyq3BI ]
マイナーっつーと毛玉タンか!

748 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 22:57:29 [ WRrVFSAY ]
ダブルツンデレの時と言いアリスはよく祭りが起きるなぁ

素晴らしい

749 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/29(土) 23:11:01 [ zpm3hl9Q ]
毛玉には既にキスしまくった強者が居るなw


……なぁ、チルノよ。
「なに?」
うつぶせに寝てるからって背中に勢いつけて乗るなよ…
「いいじゃない、減るものじゃないし。

……それともあたいが重いとでも?」
いやそんなことはないが……まあ、好きにしてくれ。
「うん、好きにする」


こう、チルノに背中に乗られてみたかった。
稚拙だが後悔はしていない。

750 名前: 後日談2 - 3/2 投稿日: 2006/07/29(土) 23:32:26 [ Cb3GsBLE ]
>>741
「そのっ、ほら、『魂と魂の契約』って言ったでしょ? それのことよ。
 両者の魂同士の了解のうちに契約内で魔力の給与が行われたってこと。
 はぁ…、これくらい解って欲しいわ。二人とも、口に出して魔力の取引を宣言した訳じゃないでしょう?
 つまり、私たちの両方が心の底から同じことを同じように強く望んだ、って意味で…。
 何が嬉しかったかっていうとその…、貴方が私のことを想ってくれてるのは勿論だし、何より私が…、
 …あー! もう! 怒るわ! 解ってるくせに! これ以上言わせると本当に怒るわよ! 全く。…大バカ」



みんなありがとう。これ以降はうpろだでやることにするぜ。

751 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 00:23:29 [ 3HTyYBvQ ]
このくそ暑いのに余計にあつくしやがって…(注:賛辞)

752 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 01:52:48 [ iDz2gCfM ]
アリスが熱い今のうちにシャンホラは貰っていくな

753 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 02:18:49 [ GrV30kK2 ]
だが阻止

>>747
新出の本さんとか、どうよ

>>750
いっそ創想話という手もある

754 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 02:28:34 [ 1dDFk5yk ]
>>753
創想話はヤメトケー
嫌オリキャラな人と、嫌ドリームな人両方から集中砲火浴びて見るも無残な姿になるとしか思えん
挙句にこのスレまで飛び火して職人さんが書くの嫌になってネットから退散とかの可能性も…



うん、俺心配性なんだ。ごめんね

755 名前: 753 投稿日: 2006/07/30(日) 02:54:48 [ GrV30kK2 ]
>>754
なるほど
それ故のこのスレという訳ですな

756 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 05:57:02 [ FLfAFNjY ]
いざというときは ひなじょも あるぜ

757 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 06:00:52 [ vqT7AqXw ]
全年齢対象に添削してで続き投入



気がつくと、見覚えのある天井だった
最初に見た時の、倒れていた僕を寝かせてくれた美鈴さんの部屋

「・・・・・あ! 」

慌てて起き上がると、僕にかけられていた毛布が落ちる
少し肌寒いと思ったら、服を着てなかった
探してみると枕元に綺麗に畳まれた僕の服と巫女服が置いてある
巫女服を見て、思い出した
凄く綺麗だった美鈴さんと、恥ずかしくてよく分からないうちに終わって寝てしまった事
思い出すと顔が熱くなる、美鈴さんに巫女プレイの意味を教えてもらったのだ


美鈴さんは門番の仕事に出かけたのか、部屋には居ない
それを寂しいと思いながら、巫女服じゃなくて元の服に着替える
そういえば、巫女さんに巫女服を洗って返さなきゃいけない

「起きたのね」
「っ!? 」

突然声をかけられて驚いた、後ろを振り向けばメイド長の人が立っている
確かさくやさん、だと思うけど仮面のような無表情で見下ろすように僕を見ていた
雰囲気も少しおかしい気がする、僕は何かしたんだろうか

「お嬢様がお呼びだから、一緒に来てもらうわよ」

そう言ってメイド長の人が僕の手を掴んだんだと思う
僕は気がついたら知らない部屋に居て、メイド長の人は居なかった
でも目の前に、知らない子がいる
綺麗な紅い眼と背中から生えてる蝙蝠の羽、美鈴さんが言ってた『怒ると危ないお嬢様』だと思うけど

「ふむ、悪くない」
「え? 」

怒ると危ないお嬢様は僕を見た後に、頷いて指をパッチンと鳴らした
すると僕は、何故かまた巫女服を着て椅子に座っていた
なんだろう、これは夢?
怒ると危ないお嬢様の後ろで、メイド長の人が僕を見ながら鼻血をポタポタと垂らしているけど大丈夫なんだろうか?
怒ると危ないお嬢様の眼が紅く光ってるけど、もしかして怒ってる?

「咲夜」
「抜かりは御座いません」

服が急に重くなったと思ったら、僕はメイドさん達が着てる服を着ていた
呆然としていた僕だけど、スカートが恥ずかしくて服を返して貰おうと前を向いたら天井が見えた
でも美鈴さんの部屋の天井じゃない
眼を瞑って、もう一度空けたら美鈴さんの部屋に戻ってるかな?
ギシリと言う何かが軋む音と、少し沈んだ体
さっきから驚きっぱなしの僕だけど、また驚いて眼を開けると、怒ると怖いお嬢様とメイド長の人がいて
僕が着てるメイド (隙間による検閲が入りました。見るには『こーりんこーりん』の詠唱が必要です

758 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 07:02:25 [ GrV30kK2 ]
   _, ,_ ∩
 ( ゚∀゚)彡 こーりん!こーりん!
  ⊂彡

759 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 09:08:43 [ FLfAFNjY ]
耽美な顔立ちの幼少年が、紅魔館の面々に(性的な意味で)食べられるスレはここですか?
ゾクリと来た。 いい。こういうのもいい。

しかし、館の主&上司が相手とは言え…想い人をタベラレた美鈴が黙っているのだろうかッ
歯軋りギリピキィして怒りに染まる美鈴―――とか妄想した

760 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 12:15:36 [ wAipVkfA ]
信じるんだッ!
美鈴は怒りで覚醒したら誰よりも強いんだッ!



…中国…怒りで暴走…

…それなんて某女性に触られると虎になる奴?

761 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 12:26:40 [ 6gRT.IoY ]
怒りで強くなるだと、スーパーサイヤ人しか浮かばない。

762 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 12:32:16 [ bUz2LAjY ]
次はやはり小悪魔にたぶらかされてパチュリーの玩具になりますか

763 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 19:48:27 [ gwFqlcHc ]
小悪魔とショタ少年か……絵になるな……
ディモールト!

764 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 23:10:20 [ xHafQFSU ]
葉桜の頃はとうに過ぎ、季節は初夏から盛夏への顔を見せ始めた、そんな折の白玉楼。
整然と敷き詰められた石畳は果てが霞むほどに長く続き、はらりはらりと緑の雨が彩りを添える。
今日は小鳥遊と雀の霊が抜ける青空を舞い、或いは枝木に下りてち、ちと鳴く。
いつもと変わらぬ穏やかな昼のひと時。
しかし彼女の佇む一角だけは、夏の陽気を忘れたかのようにぴんと張り詰めた空気を纏っていた。

「…………」

一人の少女がいた。

目にも鮮やかな、透き通る銀御髪(ぎんぐし)は眉の高さで切り揃えられ、顔にかかる横髪は黒揚羽を彷彿とさせる髪留めで上げている。
小柄な身体を包むのは、木々の青に溶け込むような深緑のツーピース。
華奢な四肢とあどけなさを残す可憐な容貌は、見る者に儚さと愛らしさを覚えさせるのに十二分に足りて余りある。
しかし少女は余人に守られるようなか弱い娘ではなく――むしろ正逆の位置に或る者だった。
その証拠が、彼女の背中と腰にあって異質ともいえる存在感を放つ二振りの刀と、緊の一字を周囲に置く構えである。

少女は、剣士だった。

腰を落とし佩いた一刀に軽く手を掛け、瞼を閉じたまま微動だにしない姿は余分な力や気負いなど一切無い。
一朝一夕で成される構えではなく、それが彼女の剣への熱意を如実に示していた。

風が、吹いた。

さああ、と葉擦れの音を立てて緑がざわめく。
風は木々を、石畳を、雀達を撫でつけて――隔てなく、少女の髪にも触れていく。
だが少女の銀髪は揺らせても、少女を動かすには至らない。
石畳に降りていた木の葉が、風を受けて舞った。
少女を包むように緑の雨が降りしきる。

閃。

光が疾った。
一拍、否、半拍の遅れを持って鍔鳴の音が響く。
金属が触れ合う硬質の音は、柔らかな風の唄の中に一滴の波紋を拡げ残心、そして消える。
素人目には見事としか言い様の無い抜き打ちに、しかし少女は僅かに眉根を寄せて嘆息した。

765 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/30(日) 23:11:48 [ xHafQFSU ]
「……はぁ」

足元に視線を落とす。そこには、緑と白のまだら模様の石畳。
再び風が攫う波のように石畳を滑ると、落葉の幾枚かが真一文字の痕に別れて散っていった。

「“斬れる”なんて」

“落ちる木の葉の間隙を縫って放った”抜き打ちの筈が、結果は惨々たる有様である。

「あらあら、妖忌に見られたら大目玉ね、妖夢♪」
「ゆっ、幽々子様!」

突如背後からかかった声に、少女は――魂魄妖夢は狼狽の色を含んだ表情で振り向いた。
ふわふわと地に足の着かない足取りで(文字通り足は着いていないのだが)やってくる妖夢の主、西行寺幽々子の声はどこか楽しそうな響きを持っている。それはまあいつもの通りなのではあるが、ここ最近は特にその傾向が顕著だ。

「おっ、おおお恥ずかしい様をお見せ致しました。幽々子様の御目に叶う見世物には御座いませんので私はこれで――」
「まぁまぁ、今のでも十分凄いと思うわよ私は。私じゃあんなに早く刀なんて振れないし。って事で私に気にせず続けて頂戴」
「い、いや、しかしですね――」

にこやかな幽々子とは対照的に、妖夢の顔には焦りと動揺がありありと浮かんでいる。
なんとかして幽々子から逃れなくては、そんな心の裡が手に取るように分かってしまう。なんとも真っ直ぐで正直な娘さんである。

「しくしくしくしく……酷いわ妖夢、私が邪魔だからどこかに行けと、そう言うのね。幽々子大ショック」

妖夢の慌てぶりを逆手にとり、幽々子が手にした扇で顔を隠しながらよよと崩折れる。
 
「そ、そんな事はございません!」
「じゃ問題無しね。さぁ続けて続けてー♪」
「う、ぐ……ぅ。か、畏まりました……」

どこから見ても芝居にしか思えない幽々子の仕種にも、毎度々々律儀に返してしまう妖夢だった。
了承してしまった以上、妖夢にはもう成す術は無い。
出来る事といえば、幽々子が最近大好きな“あの話題”を振ってこないように祈る事だけだった。




導入編。
次回、本編。

766 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 07:46:55 [ BFlC7AhY ]
申し訳ない、次回本編と言いながら少々長くなりそう。
何回かに分けて投稿する事になると思う。

767 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 08:21:33 [ ZTPQ3cVA ]
導入だけで引き込まれるわ〜。長引くなら、うpろだに上げてみるのもいいんじゃない?

768 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 08:26:56 [ mh4lKf0o ]
居合い抜きの情景描写だけでシビれました。本編を楽しみさせて頂きます。
この技術でイチャな文章を描かれたら俺は俺は

769 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 08:51:03 [ BFlC7AhY ]
「ねぇ、妖夢」

暫くの間、妖夢の鍛錬をぼーっと眺めていた幽々子が、突然口を開いた。
素振りの手を止め、妖夢は幽々子に向き直る。額の汗を傍らの木の枝に掛けておいた手拭で拭き取り妖夢は応えた。

「はい、何でしょうか」
「修行、身に入らない?」

ずばり不意打ち、しかもいきなり核心を突いて来た。

「い、いやっ? そんな事あああありませんにょっ?」

しどろもどろで噛みまくりな否定の言葉は、むしろ肯定よりも是にしかならない。
そんな妖夢の様子が面白くて仕方が無いのだろう。幽々子は顔に浮かぶ愉悦の笑みを隠そうともせずに畳み掛ける。

「そうよねー。妖夢はいつだって剣術一筋だものねー。剣以外に妖夢が傾倒しちゃうようなモノなんて私想像もできないわ」
「は、はい。仰る通りです」
「んー? でもおかしいわね妖夢、さっきから素振りの合間に溜息ついてばかりだったような?」
「そっ、それはですね! 己の未熟に気が滅入り、思わず漏れてしまったといいますか……」
「ふむふむ。なるほどそーいう事にしときましょうか。じゃあ『彼』の名を口ずさんでいたのはどういう事なのかしら?」
「ふえっ!? え、やだ、嘘、私そそそそんな事しちゃってました!?」
「ううんしてない♪」
「――――っ!」

嵌められた、と気付いた時には既に遅く、妖夢の顔は鬼灯の様に赤く染まっていた。
遣る瀬無く手拭で顔を隠し、精一杯の抵抗を試みる。

「ゆっ、幽々子様! 御戯れも程々にして下さい!」
「あらあら何を言ってるの妖夢。古今東西を問わず恋の話は女の子の大好物なのよ? こんな身近にそれが転がってるとあって、無視する方がどうかしてるわ」

隠しきれていない耳の先が真っ赤になっている様に、幽々子は上機嫌でころころと微笑んだ。
普段は可愛らしく、それでいて凛とした妖夢が羞恥に悶える様は、幽々子の嗜虐心と優越感をこれでもかと刺激してくれる。
要するに、「妖夢いじりって堪らないわ!」なのである。

770 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 08:52:03 [ BFlC7AhY ]
そんな幽々子のちょっと歪んだ愛情に中てられたわけではないだろうが――もしかしたら中てられたのかもしれないが――、妖夢を挟んで幽々子と対する空間に"亀裂"が入った。
一筋の線でしかなかった"亀裂"は、次の瞬間口を開ける様に中央からじわりと広がり、虚空の貌を覗かせる。

「そうそう。しかもその獲物……じゃなかった、話題の主が妖夢ちゃんとあっては夜摩天だろうと食いつくに決まってるじゃない」
「あら紫。来てたの?」
「ええ、たった今」

虚空の中から滲み出るように現れた金髪の少女の名を呼びつつ、幽々子はさして驚いた風も見せずに手を振った。
妖夢は手拭で顔を覆ったまま頭を抱えた。
幽々子に負けず劣らず掴み所の無い紫が加わる事で、「妖夢いじり」は格段に威力を増すのだ。過去の苦々しい記憶からそれが身に染みて分かっている妖夢は今日一番の大きな溜息を吐いた。
最悪だ。幽々子様お一人でも手に負えないというのに、紫様までやって来るとは。
幽々子様と紫様。幻想郷でも一、二を争う程の大妖であるにも関わらず、普段の言動にはまるで威厳というものがない。

「……でねでね、妖夢ったら素振りのたびに溜息ついて、『彼』の名前を呼ぶのよ〜!」
「きゃぁー! 妖夢ちゃん乙女してるわねー!」

現に、ああやって二人できゃいきゃいとはしゃぐ様を見て、誰も御二方が――って、

「そっ、そんな事してません! ある事無い事吹聴しないで下さい!」
「あら、今のはある事も含まれてたの? 私はてっきり幽々子の作り話かと」
「ぅ」
「それが全部ウソってわけでもないのよねぇ。 あのねさっきね、妖夢が……」
「庭の掃除をして参ります! 紫様、どうぞごゆっくりお寛ぎ下さい! ではっ!」

限界であった。
ここに留まっても百害あって一利なしと今更ながらに悟った妖夢は、適当な言い訳を立てると傍らに立てかけてあった箒を手に、頭上から湯気を噴きつつ一目散と駆け出した。
耐え切れず逃げ出す妖夢の姿を見て、これまた初々しいわぁと微笑む二人であったが、妖夢の姿が白玉楼の向こうに見えなくなるまで見送ると、不意に今までとは違う色を含んだ声音で幽々子が口を開いた。

「どう思う、紫?」
「いい兆候だと思うわ。ただ――」

答える紫の瞳にも、先程とは異なった、静かな光が窺える。
紫と同じ答えを持っていたのだろう。幽々子は紫の言葉を継いで続けた。

「妖夢の性格を考えると、ちょっと捩れた方向へ行ってしまうかもしれない」
「ええ。それが気掛かりね」
「まあ、その辺りはあの男の度量次第、ってところじゃない?」
「それもそうね。それじゃ、私達はのんびりと行く末を楽しみましょうか」
「ええ」

771 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 08:53:23 [ BFlC7AhY ]
あぷろだにあげるほど長くはならない予定っす。
皆様の良作の合間に目を通していただけると是幸。
のんびりと書きますので。

772 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 10:12:52 [ BEE8ivrE ]
ははは、謙遜しなさんな。
十分良作の可能性があるかと。

773 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 10:13:47 [ ut3M3bzg ]
続きが気になってしょうがない

774 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 18:35:53 [ AAeC2Djg ]
さて、実に今更ながら
>>15関連のSSを加筆、修正して一つに纏めよう
とか思ったんだが、どうしたもんかねw

775 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 19:18:42 [ gWkEVQ3c ]
>>774
どうするって加筆、修正して一つに纏めてここに公開するしかないじゃないかw

776 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 19:42:51 [ sxOa0/5c ]
後日談、アリスとイチャイチャするだけじゃ妄想が止まりませんでした。
博麗神社編、紅魔館編、白玉楼編、八雲一家編、慧音&妹紅+永遠亭編、
とか諸々思いついたんですけど、イチャイチャメインじゃなくてもうpろだに上げて大丈夫ですか?

777 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 20:04:42 [ MrBNEecw ]
>>776
長編になるようなら避難所の活用も考えた方が良いな。
俺はそう思わんが、もしかしたら『新参が入りづらい空気を作るかもしれない』……
と考える奴が居るかもしれんし

まぁ、オレは期待しているぜ。

778 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/07/31(月) 20:44:32 [ mh4lKf0o ]
>>774
おお、チルノスキーな私としては、加筆修正を待たせて頂きますぞい。カモンです
書き逃げ、なんて……、絶対許さないんだから……!

779 名前: 745 投稿日: 2006/07/31(月) 21:47:05 [ kTT7oamI ]
>>776
俺は大丈夫だ。
後日談でたっぷりアリスに萌えさせてくれたので
君には、すごく期待してる。

780 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 00:25:55 [ k10m6/2. ]
こーりん夢を望む人が居る限り、この夢は終わらない(嘘


怒ると危ないお嬢様とメイド長の人にやっと放してもらえた僕は、美鈴さんに会いたくて門に向かう
元の服に着替えたけど、メイド長の人に渡された鞄の中に巫女服とメイドさん達が着る服が入ってる
メイドさん達が着ている服は返そうとしたら、メイド長の人がまた着させようとしたので受け取った
着ないのに、洗って美鈴さんから返してもらおう

「美鈴さん! 」
「あれ? 遅かったわね」
「あ、ごめんなさい」
「別に怒ってるわけじゃないんだけど、どうしたの? 」

僕は、何故か美鈴さんに聞いて欲しくてさっきまでの事を話した
美鈴さんは驚いたような顔をした後、苦笑しながら僕の頭をなでてくれた

「あちゃー、私の部屋に置いて行ったのは不味かったわね」
「えっと、その」
「それより、どうだった? 」
「え? 」

美鈴さんが、突然ニマニマと変な顔をして僕に聞く
僕の胸を軽く指で突付きながら、美鈴さんはムフフーと言う

「お嬢様と咲夜さん、あのお二人の事だから相当凄かったでしょう? 」
「あ、う」
「照れない照れない、それよりどんな風にしたの? やっぱり巫女服で? 」

美鈴さんの言葉に、僕は怒りを覚えた
何で?
理由は分からないけど、それしか思いつかないぐらい怒っていた

「美鈴さんの馬鹿ー! 」
「ほへ? 」

これ以上美鈴さんと話ていたくない
僕は美鈴さんから逃げる為に、出てきた館に逃げ込んだ



「はぁ」

僕は溜息を止めないで館の中を歩いている
美鈴さんに、馬鹿なんて言っちゃった
それに時々立ち止まって後ろを振り返っても、美鈴さんは居ない
やっぱり馬鹿なんて言ったから追いかけてくれなかったんだ

「うぅ」

何でだろう、涙が出てきた
涙が眼から零れ落ちようとしたとき、僕の視界に長くて紅い髪が眼に入る

「美鈴さん? 」

紅い髪が、一つの扉に吸い込まれるように消えるのを僕は呆然と見ていた
慌てて追いかける
その扉に急いで僕も入ろうとしたら、扉を開けた途端に僕は暗い場所に吸い込まれた
吸い込まれる前に紅い髪の人が見えたけど、美鈴さんじゃなかった
あぁ、僕は美鈴さんに謝らなきゃいけない


何も見えない暗い中、僕は柔らかい何かの上に落ちた
驚いて立ち上がっても、暗くてなにも見えない
だけど本当に暗いわけでもなかった見たいで、眼が慣れてくると普通に見えるようになった

「むきゅー」
「うわ! 大丈夫ですか!? 」

多分、僕が落ちたときに下敷きにしてしまった人が倒れていた
倒れたままなのが心配になって上半身を起こしてみたけど、特に怪我は見当たらない事に安心する
少し顔色が悪いのは暗いからじゃないと思って、なんとか引き摺らないよう近くにあった椅子に座らせた
でも、どうしよう?
あたりを見渡しても誰もいないみたいで、本が一杯あることに僕は気づいた

「図書館、かな? 」
「う、うぅ」

気絶した人をどうすれば良いのか書いてある本を探しに行こうとしたら、下敷きにしてしまった人の眼が醒めたみたいだ

「痛い、ゴホッ」
「大丈夫ですか? 」

僕が話しかけると、その人が僕を見て急に苦しみ始めた

「うぅ、苦しい! 死んでしまう! 」
「えぇ!? ど、どうすれば!? 」

慌てる僕が誰か呼びに行こうとしたら、その人に腕を凄い力で掴まれた

「私を助けなさい! 」
「ど、どうすれば良いんですか!? 」
「これ、これをつけて! むしろ私がつける! 」

掴まれた腕を引っ張られて、その人に抱きかかえられた
それで頭に変なのが乗せられた気がする

「えっと? 」
「後はコレとコレとコレ! 」
「うわぁ!? 」

その人は僕を凄い勢いで動かして、僕はそれに眼を回した
手と足に変なのがつけられた感じがする

「か、完璧よ。あぁ、なんて高い猫度なのかしら」
「猫度? 」
「見なさい」

その人が何処から取り出したのか、僕の全身が映るぐらい大きな鏡を目の前に置いた
其処に映っていた僕は、変な格好をしていた
手と変な手袋みたいなのをつけて、足にも似たような物をつけてる
頭の上に猫の耳と同じ形をした耳がつけられてる、意識してみると何でかピクピク動いた
こんな変な格好をさせた人は、僕の方を見詰めながら元気そうにしてる
さっきまで、苦しそうにしてなかったっけ?

「えっと、これは? 」
「最後は、これをつければ完成よ」

そう言ってその人は、先っぽに細長い棒の付いた猫の尻尾みたいのを持って僕をまた引っ張る
驚いている僕に(隙間による検閲が入りました。見るには『パチェ萌え』と絶叫してください

781 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 00:48:13 [ jRAIPCXI ]
パチェ燃え

782 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 00:50:18 [ QAVrSuAM ]
( ゚∀゚)o彡°パチェ萌え!パチェ萌え!

783 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 01:20:15 [ qdQhmDdY ]
パチェ萌え!

そして、小悪魔の登場マダー?

784 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 01:54:50 [ uc7ag/zw ]
パチェ萌え!

何かこのまま紅魔館の外にまで影響が拡大しそうだ。

785 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 02:44:39 [ cle/15S2 ]
パァーチェ萌えぇぇぇぇーーーーッ!!!!!111!

ねぇこぁは?

786 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 05:54:10 [ KvebeiSg ]
パチェ萌えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえええっっっっっっっっ!!!!

>吸い込まれる前に紅い髪の人が見えたけど、美鈴さんじゃなかった
このへん小悪魔じゃないの?

787 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 07:41:22 [ QG.cqJz6 ]
美鈴に身体を捧げ続ける幼少年。
ある朝、一緒のベッドで目が覚めると少年は幸せそうな顔で、冷たくなっていた。
人間が妖怪に精を与え続ければ、当然訪れる結末。まして彼は生命力の小さい子供。
悲しみ、自責の念に苛まれ発狂する美鈴。廃人のように塞ぎ込む日々。
しかしある日、美鈴は自分の中に、自分のものとは違う命の気の脈動を感じ取る。
生まれてくる新しい命に、あの幼少年の名を。

というのを妄想しあっごめんなさい物を投げないでごめんなしああごm

788 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 11:33:22 [ k10m6/2. ]
>>787
つ『涸れない程度の能力』を装備
これで少年は絶り(ry

789 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 12:11:25 [ TaKS5sfs ]
フランの部屋に迷い込んで仲良く遊んでたら食事を運んできた
メイド長がびっくりして血入りスープをダイナミックにこぼしちゃって
少年ずぶぬれ、折角だからそのまま舐め取る妹様
などという光景を幻視した

「フランちゃん、くすぐったいよぉ」
「だってこれ私の御飯だもん」
ぴちゃぴちゃ

790 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 12:40:57 [ gJ2UO6HE ]
お前ら! そんなにショタのカップリングが好きか!


















俺も大好きだ!

791 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 15:44:14 [ eL5249RA ]
ここで流れも読まずに箸休めを用意してみる
    ミ〃彡
〜 Ξ ゚д゚ミ ケダマ モ アイシテ!
    彡ノノミ
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0040.txt

うん、ごめん。何の箸休めになってない気もするね
それでは、続けて他の方々のグゥレイトなSSをお楽しみ下さい!

792 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 15:48:36 [ DZEDBOqQ ]
全俺が泣いた

793 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 15:54:48 [ dZ4noVBk ]
け、毛玉ぁ……

794 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 15:57:03 [ 2btLvi8c ]
>>791
いや十分に笑った

795 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 16:07:35 [ nJRHVX5Q ]
>>791
いかん。きっと感動するところなんだろうが笑いが止まらないw

796 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 16:20:48 [ jAwVVXDA ]
良い話なんだけどさ…
毛玉のAAが色々と台無しにしてくれてるぜ
それでもGJ

797 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 16:24:40 [ k5gx.JMY ]
うおおおおぉぉ!毛玉ァァァァ!!

798 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 17:19:41 [ IrPGLS0s ]
おま、ちょ、これ涙とまんねー!
面白いはずなのに……畜生上手いな!

799 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 17:23:44 [ WC0gkju2 ]
嗚咽が止まらない

800 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 21:00:42 [ /wVZrZWA ]
こういうとき・・・どんな顔したら良いのか全然分からない!

801 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 21:01:04 [ 5Swlu2wI ]
笑えばいいと思うよ(´;ω;`)

802 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 21:01:18 [ Ndo4xi9U ]
゚д゚

803 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 21:03:30 [ 6.Vhbets ]
泣いてるから
超泣いてるからw

804 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 21:45:56 [ L/bsjXjw ]
ハマーさんで噴いてラストで泣いた

805 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 23:38:02 [ E6BHEbbM ]
手にした箒が、力なく振られ石畳を掃く。
しかし石畳には掃かれるはずの落ち葉は既に無く、妖夢は心此処にに在らずとかれこれ四半刻の間ぼうっと立ち尽くしたまま足元に箒をかけていた。

考えていた。『彼』の事を。

初めて会ったのは何時だっただろう。
第一印象はそこそこ腕の立つ同業者、といった程度のものでしかなかった。
鎬を削るに良い相手が出来た、是非これからも手合わせをと請われ、妖夢にしてみてもやはり相手のいる鍛錬は望むところだったので二つ返事で引き受けた。
以来、月に一、ニ度の割合で白玉楼を訪れるようになった『彼』と武を研鑽するようになり。
鍛錬が終われば桜の木陰に腰を下ろして、やれあの打ち込みは見事だった、あの誘いは判り易過ぎだったなどと語り合い。
日が暮れると次の手合わせの日を約束して、帰っていく『彼』を見送る。

そんな事を繰り返しているうちに――いつの間にか、『彼』が来る日を心待ちにしている自分がいることに妖夢は気付いてしまった。

最初は、鍛錬に張り合いが出るから待ち遠しいのだと、そう思っていた。
幽々子の為に剣を振るい、幽々子の為に強くなる。
それだけが妖夢の生き甲斐であり、喜びだったのだ。

だが、今は――

806 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/01(火) 23:39:33 [ E6BHEbbM ]
箒を持つ手が、ぴたりと止まった。
妖夢は瞼を閉じる。
屈託無く笑う『彼』の横顔が眼に浮かぶ。
『彼』の名を舌に乗せ、声に出してみる。
ただそれだけで、心の臓がとくん、と強く打つ。

ああそうだ、偽る事は出来ない。
己を騙す嘘は、なんと難しいのだろう。
ついぞ恋などとは無縁の生――半人半霊の生というのもおかしな話だが――を歩いてきた妖夢でさえ、ここまで来れば気付かない訳が無い。

妖夢は、『彼』を恋うていた。

幽々子への敬愛の念とは違う。
剣の道への情熱の想とも違う。
初めて経験する、全く知らない感情。
『彼』の傍にいたい。声を聞きたい。触れていたい。顔を見たい。
一人でいると、『彼』の事ばかり考えてしまう。
どこにいても。何をしていても。
胸を締め付ける様な淡い疼きは、妖夢にとって何よりも甘い果実であり。

そして、身を刻まれるに等しい責苦であった。

もう一度、妖夢は『彼』の名前を口にする。
湧き上がる恋慕の情。
嬉しいのに、それが辛い。
相反する二つの感情に、妖夢は惑い悩む。
そう、『彼』を好きになればなるほど、心は乱されていくのだ。

何故なら。
魂魄妖夢は、剣士なのだから。





俺ではなく彼とイチャつくSSになってる事に今更ながら気付いた。
どうしよう。
おまけに全然イチャついてねぇし orz
いきなり俺視点の一人称にしたら違和感あるかな?

807 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 02:07:06 [ QlJGdKi6 ]
俺に言えることはこの一言だけ

自分の道を突き進め!

808 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 02:15:56 [ Yu8II7zo ]
恋い焦がれる妖夢をそのまま書き続けるのはいいと思うよ
視点変更もこのスレでは気にしないでおk

809 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 02:16:19 [ pH5jVNrs ]
ここでやめられたらホント生殺しだ。
今から『彼』が登場するんでしょうに。…甘いのひとつ頼むぜ?

810 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 15:43:13 [ VAYpl0M. ]
ここで切ったらある意味神wwwwwwwww

811 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 18:00:04 [ hQVKMRxs ]
そう言われると切りたくなる不思議
あ、ついでに質問なんだけどこのスレってネチョくないセクロスシーンはセーフ?
それともソレって分かる描写が入ったら問答無用でアウト?

812 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 18:01:50 [ vkQUS67c ]
したらばがエロ禁だからなぁ…どうなんだろう?
危険そうなら上記のSSみたいに強制カットしたほうが無難

813 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 18:09:14 [ hQVKMRxs ]
即レスありがとう
んじゃグレーゾーンはゆぁゆゆに食べてもらうわ

814 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 18:32:27 [ pZtWG/t6 ]
全力でお待ち申し上げております

815 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 18:54:57 [ 4X5ruKBs ]
ようやく初代スレからここまで読み終えたぜ……
みんなの萌えパワーに戦々恐々だぜ。
いつかオリキャラ主人公東方エロゲ作りたいなー、とか考えてた俺にとってここはまさにパラダイス。
そのうち俺も溢れて垂れ流さんばかりの脳内妄想を叩きつけるぜ!
おっと安心しな、ちゃんと俺最強じゃなくてメインは東方キャラだからよ!

そしてここまで書いてふと我に返る。
俺なんつー痛い文章書いてるんだ。

816 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 20:58:19 [ hD0pbvho ]
>ネチョくないセクロスシーンはセーフ?
ハードボイルド小説のベッドシーンな魔理沙とアリスを幻視した

817 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/02(水) 22:55:50 [ au1Fxrro ]
そこに>>816を含んで、3Pか……エロいな、貴様。

818 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 18:33:27 [ JU8LhweQ ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0041.txt
俺、この妄想文の改訂が終わったら田舎に帰るんだ。

約一年前の作品の改訂が、今日始めて今日終わった。
プロポーズスレに居た時、俺がアレ(一スレ目>>530)を書いた時、
俺の全ては変わった。
東方鈴月傷に対抗するために改訂した俺に、もはや思い残すことはない。

皆、受け取れ。これが俺の最期。一スレ目>>530のツンデレ月兎の改訂だ。















まだ書くけどな! 改訂するのは最期ってだけで!(まさに外道

819 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 19:07:46 [ OVnKvkfE ]
>>818
ネタ満載でGJ!

820 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 19:42:37 [ oH2.0dzs ]
>>818
『上手く、なったな。あの頃よりもずっと。』(東地ボイスで)

いやはや、ツンデ鈴仙GJでした。

821 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 19:44:10 [ 8NMBN.jI ]
>>818
リメイク、ネタの応酬、ア−ンド、君の死亡フラグの華麗な回避に感動した

すまん こりゃマジだった

822 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 20:50:24 [ KmEd4rs. ]
>>818
いいツンデレだな、もらっていくぞ。
お風呂場でばったりの王道!
各所に散りばめられたネタもグッドw

823 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/03(木) 20:56:42 [ KmEd4rs. ]
>>815
大丈夫だ。このスレの連中は誰も見下さない、すべて平等だって、軍曹が言ってたよ
貴殿の溢れる想いをお待ち申し上げておる

824 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 00:16:15 [ xP0y6jv6 ]
一行告白、いってみよ〜

「ホンの少しでいい、お前の努力する姿を 俺に見せてくれないか」→魔理沙

825 名前: 774の名無し 投稿日: 2006/08/04(金) 04:58:20 [ oLL4wz0M ]
イイヤッフォオー!
改訂がマジ死ねるぜー!

826 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 06:09:30 [ CPwl8nFo ]
ツンデ鈴仙

は頂いた。
勿論、性的n(ry

827 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 08:01:30 [ C1flRYEI ]
>>818
文章もテンポいいし内容もよくできてるとおもうよ
駄作なんてとんでもない。
GJそしてマジハァハァした

828 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 21:09:37 [ HQbzDnrY ]
>>818
いいね〜 ツンデレ鈴仙
月兎にツンデレ属性がつくとはおもわなんだ。

>>824
それじゃ私も

「神様には人間の信者が必要、少しの間そう思ってみないか」→神綺

829 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 22:44:55 [ 4pSCeC7s ]
これまでスレを眺めるだけだったけど、仮眠起きに突然ふと幻視してさらさら殴り書きしたら
思いのほか長くなったし構成ムチャクチャだし表現その他規制ギリギリじゃね?と思ったけど
どうせ最初で最後のつもりだしまいっか、という気持ちで色々やっちゃった感のあるアリス。
規制判定の怪しさは多分WBC予選級。正直、これはスマン

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0043.txt

文章が長い
展開が唐突
自称が一貫してない
つかアリスってこんな感じじゃねぇだろ?

…色々気になるので35点

830 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/04(金) 22:54:46 [ x87/GCzk ]
袖引っ張るシャンホラに和んだw
そして魔理沙も泣かずば撃たれまいに……合掌

831 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 02:55:25 [ 9MjEZq3E ]
貴行が幼年期にソレをどんな友達にやっていたのかが気になって夢がひろがりんぐ

832 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 02:57:34 [ KNhV0sf6 ]
どこの誤爆なのかが気になりまくりんぐ

833 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 08:15:00 [ ThNkQh3w ]
キミキスもOKならアリキスもOKなはずだ
ナイスだ。蕩けたぜブラザー。

834 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 08:53:45 [ 45Fi0PWw ]
東方キャラでキミキスだと……!?
お、恐ろしい!
何て恐ろしい発想をするヤツなんだッ!!

835 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 09:09:00 [ Z7equIEg ]
甘いな…あぁ…(ボタボタ

836 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 12:57:07 [ VpJZlkLE ]
こ、これは……けしからん! シェフを呼べい!!1!!(ボタボタボタボタ

837 名前: 829 投稿日: 2006/08/05(土) 20:20:09 [ qFQCwdKE ]
も、申し訳御座いませんお客様!すぐに代えを持って参ります!!

…ではなく、折角あそこに書いてるので蛇足に。ちなみに「キミキス」はタイトル以外知らんとです


実録!新婚バカップルの蕩けるような昼下がり(取材・霧雨特派員)

…現在幻想郷でも一、二を争うネタの宝庫として当誌が独自に取材を続けている、アリス・マーガトロイドさんとAさん。
この二名の呆れるほどに甘い新婚生活(注・結婚してません)が、霧雨魔理沙特派員の突撃取材によって明らかになった。
霧雨特派員によると、二人は特派員が目の前に居るにも関わらず(検閲)というスキンシップをとり、
更に特派員の目の前で(スキマ維持法抵触)という極めて大胆な行為に及んだという。
霧雨特派員は「人前でアレだから、もし人が居なければもっと凄いことをしてるんじゃねえの?」と話しており、
この場に特派員が居合わせなかった場合は更に(スキマ送り)と思われる。
いずれにしろ、(良質な記事確保の為にも)この二人の仲が続くことを願い、今後の動向に注目したい。
なお、当誌では「実録・バカップルの全て」と称し、この二名について随時特集を組んで紹介する予定である。


霧雨魔理沙特派員の話

いやぁ驚いたぜ、まさか目の前であれだけ大胆なことをするとは。
ありゃあ大体2〜3分ぐらい…いや、もっと続けてたんじゃねぇの。
しかも普段はクールで私につっけんどんな態度しか取らないあいつが、だぞ。まぁアレだ、「ゾッコン」ってヤツか(笑)
他人が居てあのザマだ、これで誰も居ないときはそれはもう毎日のように(黒塗り)
今は夜だから間違い無いな…いや、今の二人には朝も昼も夜も関係無いか、ハハハ。
そうそう、この前もな、二人で茶を飲んでるときにな、冗談で首筋にキスマークが残ってるぞ、って言うと、
アイツ真っ赤になって鏡を覗き込むんだぜ。そこから思うに、私はあの二人はもう相当凄い関係になってると見てるがね

838 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 21:16:07 [ qDUbIWG2 ]
あンまァァァい!
あっさりとしたツンデレにアリスのエロい部分がからみつく甘さだ!!
ツンデレがアリスを! アリスがツンデレを(ぇ)引き立てるッ!!
「ハーモニー」っつーんですかあ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「イチャの調和」っつーんですかあ〜〜っ
例えるなら上海アリスと黄昏フロンティアの合作!
チルノに対するレティ!
元の生真面目なイメージに対するスッパでテンコーする『八雲藍』!
…………つうーーーーっ感じッスよぉ〜〜っ

839 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 22:25:25 [ lPYn2RWE ]
くはっ、思わず砂糖吐く甘さだなw

ところで、シャンホラは?シャンホラは!?
と無理な注文をするぜ。

840 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 22:30:29 [ qU.nDT72 ]
最近はアリスで甘甘なので進行してるなw

841 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/05(土) 22:36:35 [ Rd.TqY5o ]
思わずジョジョネタが出るほどの甘さ

842 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 01:02:23 [ PXyt0Cso ]
くっ、今日ほどうPロダが携帯でみれないことを恨んだことはない。

843 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 02:39:52 [ 3Bm8RZfQ ]
ファイルシークを使うんだ!

844 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 02:59:20 [ k1gQSBdA ]
おまいら、空気の読めない俺が流れをぶったぎるぞ。
---------------------------------------------------------------------------------

いつのまにか、自分は家の窓から満月が映える空を見上げていた。
どうも、自分は寝ぼけているようだ。頭がすっきりしないし、今まで何をしていたのか思い出せない。
ただ、気付いたら満月をずっと眺めていた。
まぁ、これも暑さと暇な所為だろう。そう思って、その晩は結局そのまま床についた。

しかし、翌日になっても、この不思議というより、困った記憶の感覚はひきずったままだった。
昨日の事がさっぱり思い出せない。いや、それだけではない。昨日より前の日の出来事も所々忘れているようだ。
どこか出かけた事は覚えていても、どこに向かったのか、何をしたのか、誰と会ったのかが抜け落ちている。

深く考え込みながら過ごしているうちに、今日も夜が来た。窓から見上げた月は少し欠けていた。
ふと、視線を周辺の木々へと移すと、そこに見慣れない人の影があった。よくは見えなかったが、
月明かりによって見えた姿は、大きなリボンのついた帽子を被り、髪は長く青みがかった銀髪の少女だった。

その直後、自分は幻想のようなものを見た。一人の男と、さきの少女のような人が話をしている。
けれど、その二人の表情はよく分からなかったが、どこか悲しそうであった。そして、少女は目元に光を残して去っていった。
同時に幻想はゆっくり、うっすらと消えていった。現実に戻った自分の目の前に、あの少女は居なかった。

あの夢のような、幻は何だったのだろう。ただ、この光景は知っているような気がした。そして、胸が押しつぶされそうな感覚を受けた。
思わず顔を俯かせる。すると、自分の手のひらに涙がこぼれ落ちた。そして、一言口にした。

「君は・・・誰?」

845 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 05:30:24 [ 26m/Papo ]
泣いた(┰_┰)

それはそうと後日談の人は忙しいみたいだな。

846 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 08:22:46 [ ryygQz8. ]
>>837
スキマ維持法の改正を求むッ!

>>844
ほろり…
イイヨイイヨー どしどしカモン;;

847 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 10:30:27 [ 6Kig4Qz2 ]
多少の無理は承知の上。やっぱ俺って、不可能を可能に…!



くいくいっ。
ソファーに座って外界から落ちてきたという小説を読んでいると、何者かが服を引っ張ってきた。
「アノネー、『チュー』シテホシイー」
「はいはい」
…「あの一件」以来、事の一部始終を見ていた人形がキスをせがんでくる、という嬉しいような困ったようなことが起きていた。
多分この二体は、この行為が何を意味するのか、ということは解っていない。ちょっとした遊び程度に思っているのであろう。
とはいえ、飛び切り可愛らしい人形だ、別に悪い気がするわけでもない。
「で、どこにして欲しいのかな」
「ントネー、ココー」
そう言って右の頬を向ける上海。そかそか、それじゃあ…

ちゅっ

「…はい、これでよろしいでしょうか?」
「ウン!」
飛び切りの笑顔で答える上海。こちらもつられてほにゃっと表情を崩す。
と、左腕に何かがぶら下がる感触。
「ホライモ、ホライモー!」
「はいはい、ちょっと待って頂戴ね…」
それを見ていた蓬莱もせがんできた。傍から見ると大の大人が人形と戯れている光景にしか見えない。
もしこれが元居た世界で他人に見られたなら、即日「変態」のレッテルを貼られるだろう。
しかしそんなことは気にならない。実際目の前に居るこの人形は小動物的に可愛いのであるし、第一ここは元居た世界とは違う。
恥も外聞も気にする必要はないのだ。っていうのは大げさか?まぁとにかく…
「で、蓬莱はどうして欲しいのかな?」
「ントネー、ンー」
「うおっ…と」
返答は何かが唇に触れる感触。
「…っと、こりゃ一本取られたな…」
「ズルイー!ホライダケズゥルイー!!」
駄々っ子のようにパタパタ転がる上海。このままじゃケンカになってしまいそうだな…
子どものケンカ、程度のものならまだ御の字なんだろうが、何せ曰くつきの人形である、
下手をすれば流れ弾でこちらの命も危ない。となると手段は一つ。子供だまし、と言われればそれまでかも知れないが。
「はいはい、じゃあ上海にも同じことをしてあげる。これで一緒でしょ?」
「シャンハーイ!」
とたんに駄々っ子を止める上海。現金なものである。
さっきの蓬莱と同じように上海の小さな口にキスをした後、おあいこになるように今度は蓬莱の頬にも軽く口を付ける。
これで双方二回ずつ回数も箇所もイーブン、文句は言えまい。
「よし、これで二人とも一緒、だろ?」
「ウン!」「エヘー」
胸元に飛び込んできたシャンホラ。その頭を優しく撫でてやる。
あーもう可愛いったらありゃあしない。子どもができた親ってこんな感じなのかしら。
と、そんな感慨に浸っているとまたも袖を引っ張られる。振り返ると
「ンー」
ワタシニモシテーとせがんでいる、そんな表情の人形が居た。やれやれ仕方ないなぁ…
…って、あれ?
「………」
…見なかったことにしよう。今胸元で甘えている人形、この子らより2〜3回りは大きい人形だった。
というか俺とそう変わらないスケールじゃね?つかそもそもアリス宅にそんなでっかい人形なんてなかった筈だし。
そうだ、アレは俺の幻覚だ、そうなんだよ、そういうことにしとこうぜロスター…
そう強引に納得し、視線を元に戻す。あー可愛いなぁ〜お人形さん…


ガッ!!ギリギリギリギリ…
「あぁぁだだだだだだだだだ!!!!ちょ、痛い!ムッチャ痛いんですけどちょっとッ!!」
万力でも使われているのかと思えるくらい、有り得ない力で引き伸ばされる頬。
「…この子らにはすこぶる優しくて、私に対する仕打ちは『アレ』なのかしら…?」
ちょっとアリスさんすんごい笑顔ですよてゆかあまりにも作りものっぽくてむしろ怖いですよその笑み。
「いやいや妖夢!そんな暴力的だとするものもしたくなくなあぁぁだだだだだだだだ割れる割れる割れる!!!!」
「何かしらぁ〜?よく聞こえませんでしたわぁ〜??」
「ヒギィィィィィィィィィィィッッッ!!!!」
追加注文でアイアンクローも頂戴し、意識が落ちるか否かの境界で徹底的に嬲られる俺。
そんな(さっきまでは)まったりと過ぎてゆく休日の午後。…あ、スズラン畑が見えら…
ついに意識を手放した俺が最後に挙げた断末魔は…
「コ、コンパロ〜…」



これが最初で最後とか言ってながら他の作品を見る度次々幻視が浮かんで気付いたら何か出来上がる…
実に危険なスレですねここは。ということで某鷹の旦那になれたか否かは分からないけどシャンホラ。
個々の幻視力に差があるのかなぁ。自分はアリスはポンって思いついたんですけど、白玉楼や永楽亭組が全く幻視できない…
精進が足りないのか。

848 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 11:01:44 [ /wuzWq7A ]
えーと、鷹の旦那が書く男キャラは雄二ってことで間違いないと?(違

まあ巨乳な雰囲気のアリスは置いといてシャンホラ可愛いよシャンホラ

849 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 15:26:10 [ FN6C4cwk ]
シャンハイホライは
半角が実に
似合う


850 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 16:19:59 [ HFmi0yIU ]
>>845
kwsk

851 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 17:36:00 [ KmDKjEIo ]
>>845
>>776参照

852 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/06(日) 17:37:33 [ KmDKjEIo ]
アンカーミス
ほんとは850です。

853 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 02:24:33 [ vy6zJZAM ]
甘いのが続いている中に申し訳ないが、

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0048.txt

これ置いとく。なんていうか、色々変になってるし、あまりイチャついてないけどorz

854 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 10:54:39 [ ccCEEEX2 ]
>>853
一体どんな魔法で咲夜さんをモノにしたんだ!!!!

855 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 12:31:04 [ VQAOXARc ]
>>853
「SS」とは「設定」を知ることッ! 「設定」を我が物とすることじゃあッ! 
色々変と思うのは「設定や性格の齟齬」! だが「設定」を理解した時! SSは規則正しくみだれないッ!
良作のSSは「SS」の糧!! 面白いSSは「熟考」の結晶ッ!! 他人SSのすばらしさは設定使用のすばらしさ!!
いくら書いてもつまらないと思うSS作家は「設定」を思考して読み込まん! 俺と同類よォーッ!

856 名前: 853だが 投稿日: 2006/08/07(月) 16:33:11 [ vy6zJZAM ]
>>855
骨身に沁みるなぁ。しばらく勉強して出直すよ。

857 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 21:30:42 [ 1DoJ5YSo ]
にん!!

858 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 23:15:52 [ WlyDmUdA ]
しん!!

859 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/07(月) 23:17:42 [ UoulQB7U ]
させる!!


ちょ、おま、マジゴメンナサイ!!

860 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 00:14:31 [ /IL2SbaU ]
最初からうまい奴なんていないさ・・・

861 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 00:43:43 [ 8T3kdiKk ]
俺なんて一行告白が精一杯だぜ。
「時を操るからなんだってんだ。
あんたは一人の女性で……
俺が惚れてしまうほどにいい女なんだ」 →咲夜


うーん?うまくいかないなあ。

862 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 00:58:17 [ hi57EvnQ ]
一行告白は、また違った味があって良いな。
っていうか一行は一行で色々難しいような気がしないでもない。

俺も咲夜に一言いっておくか。
「能力の所為じゃない、俺の時間は君の魅力のおかげで止まってしまったんだ。」

ξ・∀・)<臭いセリフ

863 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 01:14:22 [ 5Mbnbe0g ]
1BEST
2BETTER
3MAXIMUM

レポートを書くコツで言われたこと。文字数が少ない、って事はそれだけ述べたい内容がその中に凝縮される、ってことらしい。
自分なんてそういうボキャブラリが少ないから、どうしても>>847のように冗長になってしまう…だから一行が書ける人は正直尊敬。
でもまぁそれは各々の幻視力の特性だからしょうがないと割り切って、得意な方面を伸ばすことにしまふか。
…ところでもうちょっと糖分減らそうかな…それとも「糖分が多い」ってのも特性か?

864 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 01:43:18 [ jfSB1IZ6 ]
レポートを旨く書ける事と文学的要素は必ずしもイコールじゃないので
一行だの長文だのはそんなに気にしなくて良いと思う。
>>863の『内容が凝縮されている』という部分は、『読む側』のボキャブラリを
想定に入れない場合に限った話。
レポートと違い、物語っていうのは意味を圧縮しても
読み手が気づけなければ殆ど意味がないのがネックだ。

だから先ず語彙力云々より、『自分で見ておかしくは無い』と
自分で落とし所を付けられる形にする事を優先した方が良いと思う。
自分で某かの改善点があると思う場合は、それを理論立てて説明出来る程度に
ハッキリさせておくのがモアベター。

あと、クサさ上等な告白文句も、何気ない普通のやりとりの合間の一言も、
重きに置くものが違うので、そも比較は出来ない。
一行は語彙力と表現力・説得力、SSは構成・表現力・説得力という所だろうか。

865 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 02:29:51 [ 2wp6Y4gk ]
>>845,850
呼ばれて飛び出てオンパッキャラマド。
ちょいと遠征で留守にしてたからあんま筆は進んでないです。
ちなみに俺はアリスが特別好きなわけではなく極めてノンディレです。
後日談、霊夢とのコンタクトまで書いたのはいいんですけど、プロポもイチャもありません。
強いて言えばアリスの人形とイチャつく程度。内容で考えるとここのうpろだを使うのは不適切。
投稿するまでもないSSスレでも「主人公:俺」なんてきっと絶対嫌われるんで困ってます。
どこかお奨めのうpろだありませんか?


あとはスレの流れに乗って。

自分が書きたいものを書くのが幸せ。
自分が書いたもので喜んでくれる人がいるのが幸せ。
自分が書いたものを読んでもらいたい人がいるのが幸せ。
だから書く。書くと幸せ。書く人が幸せなら読む人もきっと幸せ。

まぁ何が言いたいかっていうと、『俺はイチャイチャしたいんだぜ!』ってこと。
という訳で当面の目標は全キャラ制覇。その傍らで後日談も進めようと想います。

866 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 07:50:35 [ z2Vz08Ls ]
ここのアップローダを使わないなら、カサマツさんがおすすめです。

867 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 08:02:40 [ hz8MrNRo ]
>>865
人形達とイチャつくんだったらここでいいと思うが。

868 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 09:08:04 [ 5ugAeWlg ]
俺×キャラならここのロダを使え
イチャついてないことを気にするのなら避難所へどうぞ

869 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 14:17:37 [ 1aeFuKNA ]
知ってるか?
このスレは三つに分けられる
一行
短文
長文
この三つだ

お前達が書きやすいのは―――

870 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 16:39:45 [ hi57EvnQ ]
―――傑作だってけーねが言ってた。

871 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 17:04:47 [ 2wp6Y4gk ]
>>869-870
ちょっと涙が出た。マジGJ。

872 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/08(火) 17:15:03 [ O6z/Z0U2 ]
>>869>>870の連携にジンと来た…ジワリ

873 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/09(水) 04:00:43 [ YgHyo9IQ ]
おっけ。ちょっとは色々考えるかも知れないけど、自分が書ける世界で妄想爆発させてみるさ。
ということで仕切り直しとお口直しに魔理沙。試しに少し糖分カット、ローカロリーで。



「…ガラクタ置き場?」
入り口の扉をくぐった途端、そんなことを口にせずにはいられない光景が広がっていた。


昨晩遅く、そこそこ大きな地震があった。
いくら幻想郷とはいえ、考えてみればどこぞの空中都市宜しく空に浮いているわけではないので、地震が無い筈はない。
幸いにも元々物の少ない我が家は、皿が数枚落ちたくらいで大した損害は無かった。
しかし、傍から見ても明らかに物が「有り過ぎる」知り合いのあの家は酷いことになってるんじゃないか?
…と思い、朝一で駆け付けて来たワケである。

「魔理沙ー、生きて…うおっ!?」
居間に続く扉を開けた途端、目の前に現れるガラクタの山、やま、ヤマ。英語で表すとMountain、独語ならBergeか。
足の踏み場も無い、という形容があるが、この状況はもはやその域を超えている。そもそも人が入れるのだろうか?
…まぁそれは置いといて、先ずは生存者の確認だ。
「おーい、魔理沙ー、生きてるかー、返事しろ〜…」
「うぉーい、ここだここー」
…累々と重なるガラクタの中に、トレードマークの帽子が動いているのが見えた。

「…凄い状態だな。まるで『ゴミ屋敷』だ」
「人が必死に集めたものを『ゴミ』の一言で片付けてくれるとは、お前なかなか酷い奴だな」
「そう見られたくなかったら片付けろよ。いくらなんでもこりゃ…」
おそらくこの状況を見たら、10万人中の99999人は俺と同じ感想を持つのではないだろうか。
使っているのか否かも解らない、膨大な数の魔導書
同じく使用の有無が知れない、怪しいマジックアイテムの数々
見るからに危険な色をした薬液の入った硝子瓶多数
以前強引に食させられ、見事に脳内が幻想色に染まったキノコ
外界から流れてきたという、「のーま○ど」という名前の対小昆虫用殲滅用物体
同じく外界産の、長さが俺の胸の高さまである「ばすたーらいふる」とかいう火縄銃の親玉みたいなもの
「香霖堂」と書かれた暖簾
何故か背中に「千客万来」と書かれたタヌキの置物
米俵
金属バット
…そんな諸々の物が、地震の所為で所狭しと無秩序に転がっている様はまさにカオスである。

「…で、ここまで来てくれたからには当然私の手伝いをしてくれるんだよな?」
「あ、俺自分家の片付けしなきゃなんねぇや。それじゃ頑張ってn」
「手伝ってくれるよ、ナ?」
「喜んで手伝わさせて頂きます御主人様」
手の平にスパーク現象らしきものを確認したので、即座に従うことにする小心者の俺。
これだけのガラクタをどう片付ければいいんだという気はしたが、そのことを口に出すと即座に消し炭になりそうなので黙っておく。
「宜しい。ではさっそく仕事に取り掛かるとしますかね」
「(やる気無い表情で)お〜…」


「なぁ、この本はどこに片付けるんだ?」
「それか? それは…そこらにでも置いておいてくれ。私が後で何とかする」
「…その台詞、今ので何回目だ? 結局物が別の場所に動いただけなんだが…」


「おい、これは何だ?」
「あぁ、その本は…」
「(ガブッ)ミギャァァァァス!!」
「…開けた人を襲う魔法生物なんだなコレが」
がじがじ


「…おい、これって…」
「ん?…うわわわわわわ!? 見るな触るなその手を離せバカッ!」
「…お前、こんなものも身に着けてるのな…」
「だから離せって言ってるだろう! まじまじと見るなー!!」
「ちょ! 室内で魔砲とかそれだけは止めt」
どっかーん



そんなこんなで数時間…

874 名前: 続きますよ 投稿日: 2006/08/09(水) 04:05:01 [ DM6R665g ]
「(ぐりぐり)…あーそこそこ…うー効く効くー…意外と上手いなお前」
あれから粗方片付いた(魔理沙基準)ということで、俺達二人は休憩を入れることにした。
で、何故かこうやって魔理沙の肩もみをさせられているわけである。…まさか俺って良い様にコキ使われてる?
「どうだい、私の専属マッサージ係にならないか?三食居住地、昼寝つきだ」
「魅力的な誘いだが、遠慮しておくよ」
「遠慮なんかするな。私は大歓迎だぞ」
…誘っておいて、その実雑用とかキノコの試食担当とかさせられそうだから嫌なんだよ。
「…まぁ良いか。それより一つ頼みがあるんだが」
「代わりに片付けて欲しいとかいうのは無しだぞ」
「疲れたから座椅子代わりになってくれ」
「それならお安い御用…なんですと?」
返答の暇も与えず、こちらに背を向けてもたれかかってくる魔理沙。
「はー極楽極楽…カンロカンロ」
そのままぐりぐりと後頭部を押し付けてくる。
「…あのー、魔理沙さん?」
「んあ? 休憩時間休憩時間。気にするな」
「いや気にしてるのはそういうことじゃないんだが…まぁいいか」
これ以上ツッコむのは不毛だと思ったので、おとなしく彼女に従うことにした。
両腕を腰に回し、もたれ易いよう軽くこちらに引き寄せる。
「…あまり私が魅力的だからといって、悪戯するなよ」
「誰がするか誰が!?」
「そんなこと言って、手は既に私の胸を揉みしだこうと用意万全なんだろう?」
「そんな在るか無いか判らないもの誰が…痛たたたたた俺が悪かった許してくれ!」




「…で、俺はいつまでこうしておけばいいんだ?」
「ん? …私の休憩が終わるまでかな」
「それって…今日中ずっとってことになるのか」
「そうなるかも知れないぜ」
「…ハァ…」
…駄目だな、口先では彼女に敵いやしない。ここも素直に従うことにしようか。
「…魔理沙」
「ん、何だ今度は」
「可愛いよ」
「…おだてたって、私は何も出しはしないぜ?」
「いや、本心だから」





因みに、その頃階下では
「魔理沙ー!これどこに仕舞えばいいのー?
…ったく、何してるのよあの野魔法使い。聞く耳も持ってないのかしら…」
後片付けに強引に借り出され、上の状況も知らず独り黙々と片付けを進めている人形遣いの姿があったそうな。



恋人というよりは悪友ライク、それがMy魔理沙像。あんまりそれっぽく見えないか?

875 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/09(水) 04:05:52 [ wz2.Hr5s ]
一行告白、これも一つの選択?

「ここで死ねば、幻想卿の輪廻の輪に入ることが出来るのかな?」

876 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/09(水) 20:06:35 [ hZZWVAuE ]
人形遣い・・・(´・ω・`)

877 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/10(木) 20:47:59 [ 5BmhpOMI ]
;゚д゚)<wikiで人手を募集中らしいよ…

                    Σ(゚Д゚;エーッ!!お前まとめの管理人じゃねえだろ!

#゚皿゚)ノシ<うるせぇ!困ってる奴を放っておけるかよ!

                    Σ(゚Д゚;エーッ!!だったら立候補しろよ

('A`)<人にはな……出来ることと出来ないことがあるんだよ
    察せ……
                    Σ(゚Д゚;エーッ!!

878 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 12:45:10 [ nhI0jlmo ]
投稿するまでもないSSスレで良作発見
これはここの住人にも紹介せねばと思った

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1152798704/227-229

個人的にはチルノに萌え死んだ

879 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 13:59:41 [ H/5bIB0E ]
>>878
おーけい、認識した。なかなかほのぼのしてて良い。

問題なのは、むしろこの作品がこのスレ向けではないか、という点だな。

880 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 15:32:25 [ qI9uCWMc ]
幻視力を持ったいい人材だ。
このスレに招待したまえ

881 名前: SSスレの227-229 投稿日: 2006/08/11(金) 18:21:29 [ 36d4fqAo ]
有難う、呼ばれてきました。
今後はこの手のを描くときはこっちにしますね。

882 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 19:08:57 [ rRApmC.M ]
>>881
おぉっ ほんわかした日常が、飾り気の無い文章で描かれてゐゐ!! GJです

883 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 22:30:06 [ vDlcbS56 ]
>>231のパラレル、ひらたく言えば霊夢ルート

博麗神社にて
ほうきを上手に使うコツ。それはごみを引きずるようにゆっくり掃くことだ。
あせって勢いをつけてしまうのは素人の犯しがちなミス。これではごみが飛び散りいつまでやっても掃除は終わらないだろう。
最初はじれったく感じるに違いない。しかし、なんでもそうだが、意識して続けていれば思っていたよりも早く慣れるものだ。
僕ほどの達人になると自然な動きの中で行うことも可能。いや、それだけではない。
僕の体には、咲夜や妖夢でさえ手出しのできない人間の身体能力の限界に肉薄しなければとうてい実行できないような驚異の(省略)。
その掃除法を可能にしているのはヒラメ筋を中心とした日々の弛まぬ筋力トレーニングであり、(省略)。
とはいえ、これを習得するにはあまりにも多くの月日を必要とするので(省略)。
そんなあなたのために開発されたのがこの○○スペシャル(省略)。
○○スペシャルはあなたに快適な掃除(省略)。
○○スペシ(省略)。
(省略)。
「なんてこった。こんな素敵なアイテムがたった一万円だなんて、今すぐ買うしかないね? 霊夢?」
「あんた、いったい何の話をしているの?」
「……」
それはこっちが聞きたかった。

「いや、掃除はまじめにやってるよ? 屋内はもうすっかり片付いたから、あとは外をかるく掃けばおしまい」
葉っぱのぎっしり詰まった賽銭箱にかけたまま、さぁ褒めろ、と言わんばかりに胸を張ってみせた僕に対して霊夢は。
「ふーん。そのへんはさすがよね。やっぱり」
と、えらく淡白な反応を示してくれた。
彼女のそっけない態度にはとうに慣れている。僕は気にせずにこの後の予定について彼女と話し合うことにした。
「掃除は午前中に終わるから、昼はゆっくり休んでそれからつまみの準備をはじめれば問題ないと思うよ」
「そうね。お昼は用意するからあがって行きなさいな。おにぎりくらいしか用意してないけど」
どこからともなく聞こえてくる鬼の悲鳴を聞き流しながらうなずいてみせる。
その申し出は正直ありがたかった。仮住まいの食糧倉庫は昨晩を以ってお役御免となっている。
今夜の宴会まで食事にはありつけまいと考えていたので願ってもいない言葉だった。
そうと決まれば話は早い。境内の掃除を丁寧かつ速やかに済ませてしまおう。
合言葉は「ゆっくり急げ」だ。

884 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/11(金) 22:33:20 [ vDlcbS56 ]
目が覚めてまず目に入ったものが木々の枝葉とまばらに見える青空だったことに軽く驚いた。
しかし、それも今のいままで僕が枕代わりにしていたものが霊夢の腿だったことに気がつき、吹き飛んだ。
即座に起き上がる。午睡のために中断した仕事のことが頭にあった。
すると、それを妨げるものがあることがわかる。彼女の手がちょこんと肩にのっかっていたのだ。
ただそこに置かれているだけ。そんな小さな手を退けることに、どういうわけか僕はためらいを覚えた。
大木に背を預けたまま目を閉じている霊夢をちらりと見やり、上半身を半端に持ち上げた状態で様々なことを考えるでもなしに考えてみる。
お昼のおにぎりは本当に大きかった。萃香は何を食べたのだろうか。鬼がおにぎり食えないって、そりゃただの冗談じゃないのか。
夜は少しいいものを食べさせてやりたいものだ。宴会。夕飯の支度。
かくて思考はループし、残った仕事を再確認するはめになってしまった。
今晩の宴会に出すものを用意しなければならない。僕は再び起き上がって台所へ向かうことに決めた。
肩にかかった霊夢の手を両の手でそっと包み込んで腿の上に乗せる。さっきまで僕の頭があった場所だ。
ぽた。
今度こそはと立ち上がろうとした僕の耳に水の落ちる音が届いた。
見上げると瑞々しい緑のむこうに気味が悪くなるほど青い空が広がっている。
それではと振り返ると、果たして霊夢の袴が幽かに滲んでいた。
鮮やか赤がくすんでゆく様をじっと眺め、それからじりじりと視線を上げる。
するとやはり霊夢がはらはらと涙を流して―――いなかった。
彼女の顔には泣いていたような形跡はまったくない。寝息も至極穏やかで、まるで図ったかのようだった。
「……あれ?」
「……」
思わず天を仰ぐ。狐にでも化かされたか?
再び袴に目をやるともう乾いてしまっている。夏ももう終わりだというのに。太陽も最後の一仕事と張り切っているのだろう。
こうなると、先ほどの水音も袴の染みも本当にあったのか疑わしくなる。
幻だったのかもしれない。それは実に魅力的な考えだった。ここではこんなことは日常茶飯事なのだ。
だいたい、霊夢に泣くようなどんな理由があるというのか。少なくとも、僕にはそんなものは思いつかない。思いつかないのだ。
もう振り返るまい。先ほどの出来事を幻と決め付けると、立ち上がって風を切る音がするほどの勢いで木立の外へと歩き始める。
――むきになっちゃって。
いつから見ていたのか。霧状になった萃香が茶化してくるがきっぱりと無視して木々の間から抜け出る。視界がさっと開ける。
彼女の言葉遊びに付き合う気などまったくない。
そもそも、僕はむきになんかなっていないのだから何を言われようが痛くもかゆくもなかった。
知らず握り締めていたこぶしから力を抜き、少し大げさに肩をすくめてみせる。いまの僕はさぞ嫌なやつに見えることだろう。
――へぇ、そういう態度とっちゃうんだ。それなら「…………な……で」……え?
歩みが止まる。
いま、何が聞こえた?
「おい」
――私じゃないよ。声、ぜんぜん違ったろ?
そう。それはわかっている。彼女ではない。僕でもない。ならば残るはひとりだけだ。
しかし、いま訊ねているのはそういうことではない。
「そうじゃなくってさ。『何て言ってたんだろう』って意味」
――あ、ああ、そういうことか。たしかに人間の耳には聞き取り難かったかもね。えっと、「――――――――――」かな?
眩暈がした。
空を見上げる。
あの手を伸ばしても届かぬ高みにある青い何かを見つめているうちに、ふっと、このまま誰にも気づかれずに消えてしまいたいと思った。

885 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/12(土) 23:00:16 [ 2k3jXqcs ]
遠くから歓声が聞こえる。
もうじき僕とは縁がなくなる人々の声。
それをかみ締めながら、僕は一人の妖怪と対峙している。
八雲紫。
特異な能力を持つものが多くいる幻想郷においてなお突出した能力を持つ女。
幻想の中の幻想。一人一種族の妖怪。
彼女がいま、僕の敵として目の前に立とうとしているのだ。
これを脅威と言わずして何と言おう。
「宴も酣」
しかし。
「楽と苦の境界」
どうしたわけだろう。
「じきに酔いつぶれて倒れてしまう」
いまの僕は。
「翌日彼女達を襲うのは地獄のような二日酔い」
ちっとも。
「そして、大切な友人を失ったという埋めることのできぬ寂寥」
ちっとも彼女を恐れてなんかいない。
「○○。あなたがここに留まらぬと言うのなら、私は殺してでも引き止める。それでいいかしら?」
――その瞬間。何かがズレた。
遠くに見える薄明かり。みんなが火を囲んで酒を飲んでいる風景。
先ほどまで確かにそこにあったはずのものが、いまではどこか白々しい。
まるで、壁にかかった絵を見ているような感覚。
はっきりとわかる。僕はあそこに帰れない。
「わからないなりに事態を把握しているみたいね。こういうこともできるの。
さぁ、いますぐ私に殺されるか外へ帰るのを止めるか、選びなさい」
そう捲し立てると、紫はプイとそっぽを向いてしまった。
そんな彼女のほうへ僕は一歩一歩進んでいく。一歩。二歩。三歩。
そうしてお互いの息がかかりそうなほど接近し、彼女がこちらに向き直った瞬間。
僕はヒョイと脇に退いた。
訝しげな紫を尻目に僕はさらに進む。神社の焚火を目指して歩き、歩き、歩く。
ふと、背後の紫がどんな表情をしているか気になった。
が、すぐに振り払う。放って置いてもすぐにわかることなのだ。僕は歩数を数えながら進み続けた。
歩数が三桁に突入するかという頃、再び目の前に八雲紫が現れた。
むき出しになった木々の根の形状。枝葉のつき方。すべてが先ほど僕達が立ち会っていた場所のものと一致していた。
ループしている。
自分の予測が的中していたことに若干の満足を覚えながら、紫の表情を伺う。
無。
いまの彼女からはどんな感情も読み取れそうにない。そんな表情。
しかし、不意に。
「覚悟は」
仮面に亀裂が入る。
「できているのよね?」
殺される覚悟はあるのか。そう訪ねる彼女の顔はなぜか悲しみに歪んでいた。
それを見て、鈍感な僕もようやく気がついた。僕が彼女を恐れるはずがない。
「あなたは僕を殺せない」
なぜなら。
「三回。あなたが注意を喚起した回数です。もしも本気なら、二回目以降はなかったでしょうね」
なぜなら、彼女は僕をこんなにも気遣ってくれている。
黙ったまま彼女とすれ違う。
今度は何ごともなく戻ることができるだろう。
徐々に近づいてくる明かりを見つめながら、いつか誰かが言った言葉を口ずさむ。
「『行かないで』か」

886 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/13(日) 00:38:12 [ sw8cUbWE ]
(>_<)続きが気になるぜ

887 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/13(日) 08:03:49 [ tzEcZuUA ]
つつ続きが気になるなるなるなる

888 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 14:47:09 [ /sNG0Kzo ]
上げる

889 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 18:54:02 [ Eed9gyEs ]
朝、起きたら魅魔が隣で寝ていた。
流石に驚いて、すっかりと目覚めてしまった。
周りを見渡すと、俺の枕から円状にどす黒い染みが広がっていた。
昨日の事を思い出す。うん、宴会で隠し芸をしていた。
その後ビールを飲みすぎて意識が飛んだ。
どうやって帰ってきたのかは全く覚えていない。
とりあえず現実逃避の為にトイレに駆け込んだ。

その後、起きてきた魅魔に「鼻血なんか出しちゃって、うぶだねぇ」と笑われた。
俺、昨日の夜に何をしたんだ。



間違っても全部の文末に「全裸で。」と入れて読んではいけない。
最近頭の中がみまみましているから困る。でも嬉しい。でも困る。

890 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 19:44:27 [ pW0thAME ]
>>889
朝、起きたら魅魔が隣で寝ていた。全裸で。
流石に驚いて、すっかりと目覚めてしまった。全裸で。
周りを見渡すと、俺の枕から円状にどす黒い染みが広がっていた。全裸で。
昨日の事を思い出す。うん、宴会で隠し芸をしていた。全裸で。
その後ビールを飲みすぎて意識が飛んだ。全裸で。
どうやって帰ってきたのかは全く覚えていない。全裸で。
とりあえず現実逃避の為にトイレに駆け込んだ。全裸で。

その後、起きてきた魅魔に「鼻血なんか出しちゃって、うぶだねぇ」と笑われた。全裸で。
俺、昨日の夜に何をしたんだ。全裸で。

こうですか!?わかりました!!

891 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 19:51:05 [ 8PY5aU5A ]
すごく…………です。

892 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 20:15:12 [ 9nGTDNO2 ]
イチャイチャと言うよりも魅魔に弄ばれているなw 全裸で。

893 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/14(月) 20:52:35 [ KCitOfj. ]
>>890
…液晶に顔突っ込みそうになった。全裸で。そんな自分は半脱ぎ派(ぉ

894 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 00:26:16 [ ZILjC3pM ]
>>893
よう俺
やっぱ半脱ぎはロマンだな……

895 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 00:30:40 [ LMr/6GqQ ]
>>893
今日から同志と呼ばせてもらおう

896 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 02:04:22 [ IBPOT/wk ]
こうして後の世に名高き半脱ぎ党は誕生したのであった

897 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 09:05:28 [ Ot6lRQjk ]
>>896
そいつはいい
俺も入れてもらおうか

898 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 09:57:57 [ CIAzlSxU ]
俺は全裸よりも半脱ぎよりも、一部露出の方がいいな。

899 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 10:46:51 [ IyysKT26 ]
>>893-898
よう、気が合うな兄弟。

900 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 11:32:17 [ Aw/.qWLU ]
;゚д゚)<完全着衣から靴下のみまで守備範囲だってさ
 
                       Σ(゚Д゚; エーッ!?

901 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 11:32:19 [ U4hrjq5s ]
>>893-899
久しぶりだなぁ…兄弟

902 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 16:03:30 [ JcJkMimc ]
半脱ぎ党の入党届けを提出するスレはここですか?

903 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 17:24:13 [ CIAzlSxU ]
着衣がスケスケなのもいいね。

904 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 20:18:26 [ lEiWiEeE ]
いつのまにこんなにたくさんの兄弟が……

905 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 20:59:06 [ LMr/6GqQ ]
朝、起きたら魅魔が隣で寝ていた。半脱ぎで。
流石に驚いて、すっかりと目覚めてしまった。半脱ぎで。
周りを見渡すと、俺の枕から円状にどす黒い染みが広がっていた。半脱ぎで。
昨日の事を思い出す。うん、宴会で隠し芸をしていた。半脱ぎで。
その後ビールを飲みすぎて意識が飛んだ。半脱ぎで。
どうやって帰ってきたのかは全く覚えていない。半脱ぎで。
とりあえず現実逃避の為にトイレに駆け込んだ。全裸で。

その後、起きてきた魅魔に「鼻血なんか出しちゃって、うぶだねぇ」と笑われた。半脱ぎで。
俺、昨日の夜に何をしたんだ。半脱ぎで。

なんつーか微妙だなw すみませんでした。

906 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 21:00:07 [ LMr/6GqQ ]
あ・・・重大なミスがwww

907 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 21:03:01 [ /ctwVbvs ]
トイレは全裸じゃないと出来ない派なんだな

908 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 21:17:59 [ DXkF87V6 ]
>>904
おっと、僕を忘れてもらっちゃ困るぜ

909 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 22:32:54 [ yp7b5NCA ]
流れをぶった切ってスマンが、夢の中で出会った東方キャラスレでこのスレ向きのシチュが。

ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1135361685/775-790

誰かSSにしてくれると良いなa(←他力本願

910 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 22:46:21 [ qq5PDNF2 ]
昼、あまりに暑いのでグッタリとしていた。
近くを見ると、魅魔も汗を流してグッタリとしていた。
すると、少し良い事を思いついた。
立ち上がり、台所に向かうと一本のアイスを取り出した。
それを魅魔の口元に持ってってあげると、チロチロと舌を出して舐め始めた。
暫くすると、溶け始めたアイスを口に含んでシャブリ始めた。

俺は(この人絶対確信犯だろうなぁ。人じゃ無いけど)とわっふるわっふるしながら見ていた。

勿論、俺の鼻血は垂れ流しだった。



間違っても全部の文末に「半裸で。」と入れて読んではいけない。
最近頭の中の魅魔様が確信犯的な挑発しかしてこないから困る。でも超嬉しい。でも目のやり場に困る。

911 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/15(火) 22:53:56 [ Kj0.miis ]
>>909
うむ、アレはよいものだ
でも775→790の流れだけで俺は十分泣けた

912 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 02:17:20 [ A8dx96Jc ]
お盆の墓入り帰りにこにゃにゃー。
列車で帰還中に桐生操の本を読んでたら、仮眠起きに再び額に電流が走ったので書き書き。
今度こそ「スキマ維持法」ブッちぎったかも…それでも自分は悪法には屈しない。かかってこいスキマ憲ぺ(スキマ

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0049.txt



お品書き(値段)

1、ハンガリーコース(4000Caved)
2、ハノーバーコース(4800Caved)
3、ルーマニアコース(10000Caved)
4、1〜3フルコース(22000Caved)


最初は咲夜さんで幻視されたんだけど、書いていく途中でどうもイメージ違うよなぁ…ってことになり、
結局またアリスで落ち着くことに。冥土長とアリスは寝るときははだワイ、それがMyジャスティス

913 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 02:33:02 [ jDDXj/yI ]
>>912
GJ!!悶えたぜ…
たが…



都会派のパジャマはシャネルの五番だ!!
でも結婚後はその上にはだワイ。それがMyジャスティス

914 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 03:27:28 [ sMBGXYUk ]

          __.,,,,,__
         ,. '゙   ``、
   ___  |.l■【 】■l.|  ,、 _,,,,_ ___     >>912 G・J!
 /___]._(ニ(ニ[≡]ニ)ニ)_//゛  `ヽ/          それでは突入してきます
 | || ̄ ̄||    |   .|   l| |  〇 .|
 | ||__||l__._|、_.,|___l| ヽ___|
 | | |   | ヽ_ /    ヽ、/`.┬‐┬‐`
 | |l]‐ニ-[l.((ニ((二二二))ニ))l]‐ニ‐[l
 | || __ |l゙| ̄ ̄.|l l| ̄ ̄|`l| _ |l
 | ||_─__|||l    .|l l|    l| ||_─_||
 | ||____|l|,l,,,_  .|,-、|  ,,,_l| ||__|






   「うああぁぁッッー!(燃」

915 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 09:38:53 [ dbzR8e3g ]
某国際展示場駅前で約4時間待ってる間に妄想してた恋愛シミュレーション的パチェ。
頭悪いが今更なのでキニシナイ。


「痛っ!」
「どうしたの?」
「本の金具で指切ったみたいだ。おーいてぇ」
血ぃ出てきたー、とぼやきながら切れた人差し指をパチュリーに見せる。
するとパチュリーは、


# 好感度16以上の場合
「そう。本が汚れてないなら良いわ」
と呟くと、読んでいた本に再び目を落とした。

# 好感度32以上の場合
「そう。そんなことで一々騒がないで」
と不機嫌そうに言うと、読んでいた本に再び目を落とした。

# 好感度48以上の場合
「そう。ほっとけば治るわ」
と言うと、読んでいた本に再び目を落とした。

# 好感度64以上の場合
「そう。大丈夫?」
と聞いてきた。
ああ、と返事をすると、そう、と一つうなずいて、読んでいた本に再び目を落とした。

# 好感度80以上の場合
「あら、大丈夫? 中には血を吸ったりする本もあるから、注意してね」
「レミリアみたいな本だな」
「違いないわね」
そう言ってクスッと笑うと、読んでいた本に再び目を落とした。

# 好感度96以上の場合
「大丈夫? すぐに手当てした方が良いわね小悪魔すぐに包帯持ってきて」
「や、そんなたいした傷じゃないんだけd
「えいっ」
ぐるぐるぐるぐるぐる
「ふぅ、これで安心ね。○○、怪我には気を付けなさいね」
「あ、ああ……ありがとう」

「うわ! ○○どうしたのその包帯? 骨折でもしたの?」
「……レミリアか。いや、指の先っちょ切っただけ」
「……怪我したのは頭なのかしら?」
「俺にも分からん」


# 好感度128の場合
「大丈夫? 治そうか?」
「ああ、ま、これくらないなら舐めてりゃ治るかな」
「ええっ!?
 あ、ああ、貴方が舐めるのね」
「? なんだと思ったんだ?」
「なななななんでもないっ! な、なんでもないわっ!」
顔を真っ赤にして手をわたわたとさせながら言うと、読んでいた本に顔を隠すかのように、ばばっとうずめ

た。




(省略されました。小悪魔を登場させるには小悪魔合同誌のP126を踊りきってください)

916 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 12:45:42 [ 3hTDiDRA ]
今になって気付いた。本文に何ら関係は無いけど
×墓入り→○墓参り
…入ってしまってどうすんのさ…白玉楼に行けると考えるならそれもアリか?むしろザナ様に会いに…!
でも祖父の遺言を守る為白玉楼行きは後回し。いつか逢いに逝くからねゆゆ様



>>915
好感度低…無言でドクダミを渡される
 〃 高…ドクダミを磨り潰す為、少し赤い顔で「はしたないからあんまりしたくない」と言いながらも応急処置にぱっちゅが自分の…で…それを俺の傷口に…
 〃 最低…味噌すり込まれる

そう幻視した自分小さい頃怪我したらそうしてたクチ。いや味噌はないけど


クッ、そこでM・モンローとは…>>912はまだ未熟者でございます…萃夢想版「人形裁判」が似合いそうな雰囲気
それからはだワイに変化した理由?つまり…
…「事後」の甘々とした雰囲気の中の話とみて貰えれば


…なぁ
ん?
…お前、寝る時はYシャツだけしか着ないんだな
え、うん…そうよ
…何でだ?
…ほら、パジャマとか着るとこの時期少し暑いし、数少ないから洗濯するのも楽でしょう
まぁ…言われてみれば確かにそうだわな…
それに…
…それに?
……貴方を身体全体で、直に感じたいから……

…だったらいっそのこと、何も着なければいいじゃないか
え?…や、ちょ…それは…

……それは…その……はず…恥ずか…しぃ……


最後の台詞は消え入りそうな声で真っ赤な顔をこちらに押し付けながら。
…俺の中の壊れた糖度計は、まだいける、もっと先を書け!と言っている…

917 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 13:16:57 [ CQHKty36 ]
>>915
合同誌・・・買ってはいないが知っているぞ・・・

わた(右腕を右に伸ばす。左手は腰)
しの(左手をあごにひきつける)
こーと(右腕を上に伸ばす)
わーす(左腕を左に伸ばす)
れーない(右手をあごにひきつける)
でーよ(左腕を上に伸ばす)
なーき(左手を肩より後ろにやり、右手の指先が下を向くようにして手の平を正面に向けつつ腕を前に伸ばす)
だす(左手を右手と同じように。「ちょうだい」のポーズ)
まえに(両腕を俯角45度に保ちつつ一回転)
ぎゅっと(両手を握り締め、前腕を胸に押し当てる)
だっきしめて(う〜)(上のポーズを保ちつつ、上半身を10度強前に傾斜、同時に膝を曲げて溜める)
(パチュリー!)(上で溜めた力を一気に解放して伸び上がりつつ万歳)

918 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 15:14:10 [ E1qzUp4E ]
あれは踊りきれなくはないが小さいのと大きいのと二人必要になるんじゃない?

919 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 16:33:04 [ XW/I2ixg ]
>>917
俺も合同誌買ってないが今知った
ゲルセミウム・エレガンス吹いたwww

踊れなくはなさそうだがテンポが速いからな……

920 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 18:46:00 [ CQHKty36 ]
まえに のターンが難しいな。1秒ないだろこれ。

921 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 19:34:17 [ 2Tm5agfY ]
>>912
よっしゃ、まかせろ。
スキマは俺が抑えてやる!

922 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 21:19:18 [ tYKXwaVM ]
流れも空気も読まずに夕飯時に幻視したものを書いてみるぜ。



「あーん♪」

差し出された箸の先には芋の煮物。
妖夢が作ってくれたとても美味しい料理だ。
ソレを前に、俺は固まった、固まりつくした。

箸を握る繊細な指の先には微笑む幽々子がいる。
身を乗り出してこちらに箸を伸ばす格好の彼女の胸元。
そこに複数形で揺れる何かは確実に俺の精神を削っていく。

同時に、横から伸びてくる殺気が更に精神を削っていた。
険しい眼を向ける少女、この煮物を作った本人。
何でだろう、幸せなシュチュエーションに俺の目から感涙以外の何かが流れそうだった。

「う……あ……んぐっ」

うろたえて口をパクパクとさせていると。
見計らったように箸が口に突っ込まれる。
俺が咀嚼する様子を見て、幽々子が妖艶に笑う。
脳が蕩けるようだった。
蕩けた先から横からぶつかる妖夢の殺気ですり潰されていく。
死後の世界は天国と地獄を混ぜたものなのだった。

「○○はデレデレしすぎです」

箸を置いて、いかにも怒っていますというオーラを出す妖夢。
純粋に怖かった、主に傍らに置かれた刀とか刃物とか金物とかが。

「妖夢、なんで怒っているのかしらー?」
「怒ってません!」

主に対して素晴らしいキレっぷりである。
そんな様子にカチンと来たのか幽々子もなにやら思案顔をする。

「○○、あーーん♪」

とかやってくださいました亡霊嬢。
言いながら、箸を差し出してくる。
ふらふらと目の前で揺れる煮物。
迷った、俺は人生でこれ以上は無いというほどに迷っていた。

「ゆゆこにあーんってされるのいやなの?」
「え、いえ……そういうわけじゃないですけど!」

一人称が急激に変わった。
さて、この誘いを否定できる男子が、はたしていただろうか。
いや、居ない。居てはいけない。居たらまず俺が殺している。
たとえ頭のいい彼女の策略と分かっていても、否定できるはずが無いのだ。

結果は決まっている。俺は迷った末に煮物をぱくりと口へと入れた。
その様子を見て幽々子がかわいらしく微笑む。
こんな状況じゃ無かったなら男として握りこぶしを作ってしまうようなふやけた笑顔だった。

「お止めください幽々子様。そのような行為は……その、恋仲の者達がするような行為でして……○○等には不適切なですね……」
「あら、それなら貴女がやればいいじゃない」
「なっ!」
「好きならできるわよねぇ……妖夢?」

ニヤニヤと薄く笑う幽々子の言葉に妖夢の顔が真っ赤に染まる。
なんでこの人はこうも場を地獄へと変えたがるのだろうか。
亡霊だからか?
考えていると、妖夢が思いついたような顔で箸を置いた。

「な、なら、幽々子様は○○に好意があるとでも?!」
「あら、私は○○のこと好きよー」

即答してくださる。
やばい、地味に嬉しい、どうせ嘘なんだろうけど。
妖夢のしてやったりというような表情が崩れていく。
彼女は騙されやすい真っ直ぐな子だ、また幽々子の冗談を真に受けたに違いない。

「ほらほら、どうしたのかしら妖夢。できないなら……○○は私がもらっちゃおうかなぁ」

にやにやと妖しい微笑で妖夢を追い詰めていく。
妖夢苛めに関して幽々子の右に出る者はもちろん、その背後にさえ追いつける者はいない。
妖夢はというと俯いたまま震えていた。表情は読めない。

923 名前: Fimeria ◆/TfWOss13g 投稿日: 2006/08/16(水) 21:20:28 [ tYKXwaVM ]


「ゆ、幽々子さん、少し冗談の度がすg……ん?」

言い終わる前に、俺を箸が遮った。
横を向くと妖夢が性質の悪い疫病にでもかかったように顔を真っ赤にしながら箸を伸ばしている。
彼女は何も言わない、ただ目線を俺から外して俯くばかりだった。
俺の鼻の粘膜が弱かったならこの時点で鼻血をリットル単位で噴出していただろう。
そして、視界の端で幽々子が鼻血をドバドバと放出しているのを見た。
恐らく、彼女の狙いはコレだ、手を妖しげに動かしているのは隠れている天狗へのサインだろう。
くそっ、後で写真一枚ください。

「わ、私じゃ……駄目か」
「え、ちがっ」

固まったまま暫しの時が流れて、妖夢はうっすらと涙を浮かべながら言う。
駄目なわけがない、俺は慌てて否定する。

「じゃあ、あの……あ、あーん」
「あ……あーん」

やはり恥ずかしいのか目線を逸らす、可愛い。
可愛いのでどんな予想通りの結果になっても俺は怒らなかった。

「なぁ……妖夢」
「な、なんだ」

恥ずかしいんだから早くしろとでも言いたげに妖夢が返す。
しかし、残念だがそれはできない、可愛いからというのもあるが食べたくてもできないのだ。

「俺は、鼻で煮物を食べることはできん」
「……へ?」

そう、先程から顔を伏せた妖夢は俺の鼻の中に煮物を押し付けていやがるのだ。
隣で声も出せないほどに震えて爆笑している幽々子が少しだけウザイ。
状況を確認した妖夢は顔を青くしている。

「私……ごめんなさいっ!」

涙さえ浮かべて、妖夢は飛び出して行ってしまった。
居間に残されたのは呆然とする俺と未だに息も絶え絶えに笑う幽々子だけだった。

「幽々子さん、あれはやりすぎじゃないですか?」
「いいじゃない、貴方も嬉しかったでしょう」
「まぁ、ええもん見させてもらいました」
「素直でいいわー」
「でも、俺が好きだなんて嘘吐いて、妖夢が誤解したままですよ」

そこまで言って、俺は幽々子の様子が変わるのを感じた。
いつもと違う、意味深な笑顔ではなく純粋な笑いを浮かべて。

「あら、○○が好きなのは本当のことよ」

にこにこと微笑みながら、呆然としている俺を残して幽々子は席を立った。

「ほら、早く追いかけなさい。女の子を泣かしちゃ駄目よ」
「え、幽々子さん?」

疑問が渦巻く頭を抱える俺にデコピンを一つ与えて、幽々子は居間からするすると出て行く。
俺も追いかけて廊下に出るが、幽々子の姿はもう無かった。

「……泣いたのはあんたのせいだろう」

一人残されて、俺は少し遅れた突っ込みを呟いた。



(幽々子の気持ちの真偽を確かめる為には妖夢隠し撮りクエストをクリアする必要があります)

924 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 21:23:24 [ tYKXwaVM ]
OK、名前欄誤爆した吊って来る。
↑の続きってクッキーから出そうとしただけなんだと言い訳を残す。
遺産は全て夜雀に宛ててください、もちろんピンク色のものも含めて。
さようなら。


>>923は922の続きです。

925 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 21:43:59 [ SfXl4OH2 ]
>>917
今確認(ついでに初読)。

いけるんジャマイカ?これ。「だす」から「ぎゅっと」がきついがいける。

926 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 22:13:43 [ SfXl4OH2 ]
そして連投。

踊 り き り ま し た が 何 か ?

最初にアナザーでやったから死ぬ死ぬ。
その後のノーマル版が某真正面がら空きスペルの様に感じた。

927 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 22:26:01 [ PKBsx5dY ]
>>923
GJ!!物凄くGJ!!踊り狂いながらGJ!!
幽々子様、俺も天狗の撮った写真が欲しいです…

928 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/16(水) 23:48:39 [ sMBGXYUk ]
>>915
良いねー
密かに、こういう細かい分岐シュミレートが好きだったりする
好感度を128以上に上げねばッ

>>922
>「ゆゆこにあーんってされるのいやなの?」
ここで悶えました。悶え転がりました。フオォォ!

929 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 00:27:57 [ 3d34hhC6 ]
>>923
いいでしょう!
真偽を確かめる為ならばどんなクエストだろうとクリアして見せよう!!

・・・なので先に前借りおば

930 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 01:20:02 [ 6WKGOt2E ]
>>929
ダイの大冒険・ポップの台詞を思い出した

少し前借するぜ

931 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 20:14:22 [ rYoYSF9Q ]
さて、そろそろ新スレについて考えなくてはと思うのだが…

932 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 20:54:24 [ JCI3Qqns ]
そうだな
新しいスレ名を考えてみるのはどうだろう?

933 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 22:13:47 [ .omIdLPg ]
【お前の夢が】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】

コレで行っちゃうと数スレ後に助詞を使い切りそうな気もするが。

934 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 22:20:54 [ WaJqjwSo ]
【甘い】東方キャラとイチャつくスレ【夢】
【辛い】東方キャラにプロポーズを断られるスレ【現実】

935 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 22:29:59 [ /b365qOE ]
【お前は】東方キャラとイチャつくスレ【俺か】

936 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 22:42:43 [ 9uqYtKI. ]
或いはどこぞの魔女っ娘ぽく「東方キャラと『もっと』イチャつくスレ」?



それより妹様とプロレスごっこしたくなってきた
勿論、普通の意味で

937 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 23:08:00 [ LnV.EihA ]
【皆の夢と】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】

938 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 23:15:41 [ blBznKLg ]
【夢と】東方キャラとイチャつくスレ【妄想と】

939 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 23:39:53 [ toQ8Ge5g ]
【夢想】東方キャラとイチャつくスレ【開放】

940 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 23:46:21 [ blBznKLg ]
gj!

941 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/17(木) 23:47:39 [ blBznKLg ]
gobaku

942 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 00:03:29 [ unpEcSxk ]
【お前の事を】東方キャラと愛を語らうスレ【愛してる】

943 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 00:10:30 [ O7KMhm12 ]
まだ950も行ってないのに次スレの話も無いと思うけどな
せっかく避難所があるんだから、こういうスレタイ決めとかにも活用できないかしらん

944 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 00:34:04 [ XXGGrf6I ]
【此処が我等の】東方キャラとイチャつくスレ【幻想郷】


場違いだけど、折角なのでごっこしてみた。イチャついてる…筈



「外界産は珍しいから」、という単純な理由で紅魔館に連れてこられた俺。
なんだかお気に召されたのか、妹様直々に遊び相手をしてくれ、ということになった。
何でも俺と同様外界から流れてきた雑誌に載っていた「プロレス」に興味を持たれたらしく、
その相手をして欲しい、と言われたのだ。嬉しそうな顔で俺の身体に組み付いてくる妹様。
ほのかに香る乳臭さとかぷにぷにとした肌の感触とか、それだけでもう俺鼻血噴出モノですよ。
しかも見た目幼女とくんずほぐれつの激しい運動ですようはうはは…



えぇ最初の内はそう思えました。しかし吸血鬼ってやっぱり基礎能力が人間とは桁違いなんですね。
腕ひしぎをキメられると肘から先が有り得ない方向にひん曲げられ
四の字固めをされたら脚が付け根からもぎ取られ
裸締めされると首が180°回転し
おまけで電気あんまなんてしてきた時には俺の漢の象徴が……
しかもその度に図書館に運び込まれる→パチュリー様が回復させてくれる
→また妹様の部屋へ…という無限ループが成立。ここには人権ってないんですか?
そして今も帰ってきた目の前には嬉しそうな表情の妹様が…たすけてえーりん。
あー、満面の笑みを浮かべた妹様の手がこちらに……

945 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 01:53:45 [ 4moew5nQ ]
【幻想郷】東方キャラとイチャつくスレ【妄想狂】

個人的には>>935がいいなぁ。

946 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 02:06:03 [ TLwsgMDQ ]
個人的には>>942がいいかな…

947 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 04:10:08 [ IVit9hcU ]
935に一票

948 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 06:20:38 [ Fn8X5cmI ]
流れぶった切ってごめんなさいでも投下。

マジで踊りきってくれたっぽい、愛すべき>>925をはじめ、
解説までしてくれた>>917、および少しでも図書館組を愛する全ての住人に捧ぐっ

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0050.txt

949 名前: 917 投稿日: 2006/08/18(金) 06:42:56 [ VapQqPr. ]
「行ってくる」の前にこういう選択肢が幻視(ミ)えたんですが

  ・パチュリーを追いかける
にア・小悪魔を抱きしめる


ちょっとマッチルナ行ってきます。

950 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 08:18:43 [ KJIu0dZQ ]
【キャッキャ】東方キャラとイチャつくスレ【ウフフ】

951 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 08:56:21 [ XxsLku6A ]
>>949 兄貴って呼んでもいいですか?

952 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 10:43:50 [ vzxdegRA ]
>>948
>>925じゃないけど踊りきった甲斐がありました
こぁが可愛すぎるので別の物語を見たいが
Easyシューターの俺には果たせない難題……

>>949
それでも兄貴なら……兄貴ならきっとなんとかしてくれる……!

953 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 11:11:16 [ oHkNVbAA ]
【恋符】東方キャラとの恋愛をスパークするスレ【愛符】
>>948
GJ! キミキスならぬ、キミディープキス!
あと、小悪魔の「こぁぁー」という掛け声(?)に胸が震えました

>>949
別物語の運命は、兄貴に託された…!

954 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 12:20:15 [ 0wm9JHVg ]
3分って1ラウンドだけでもいいんか?
ttp://upload.touhou-storm.com/file/th9_ud3336.rpy

955 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 12:30:08 [ cPFAbUM6 ]
スレタイはイチャつくスレのままでいいんかな?
何か前スレでプロポスレに戻そうって言ってた人がいたような気がするけど…
>>935>>950
吹いたw

956 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 13:16:17 [ 0eoLnEEE ]
次スレの話題が出てるから聞きたいんだが
次のテンプレに避難所とかWikiとか追記したほうがいいんじゃね?
と、思うんだがどうかな?スレタイは>>950に一票。

957 名前: 949 投稿日: 2006/08/18(金) 13:22:22 [ VapQqPr. ]
使用霊夢、相手魔理沙で2分41秒と3分32秒・・・リプレイ保存忘れた・・・

ごめんよ・・・俺は無力だ・・・・・・

958 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 14:54:32 [ wA87AM/k ]
師匠!
2分20秒で敵が落ちます!
もう5回目です!

959 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 14:58:11 [ YWzxoYRY ]
とりあえず2R両方3分越えを目指してるけど2R目で気力が尽きる……。

960 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 16:43:28 [ FUefmhfQ ]
おいおい、大事なのは3分耐えたかどうかじゃない。
やったかどうかだろ?

961 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 17:10:07 [ YWzxoYRY ]
ルナサさんがものすっごい頑張ってくれました。2R三分間粘り。
ttp://upload.touhou-storm.com/file/th9_ud3341.rpy

そんな訳で、ゼーゼー言いなが寝ころがっているルナサ。
「お疲れ様」と言いながら冷たいポカリスエットを頬っぺたにつけてあげる俺。
「ひゃ……!」と、可愛い声でビックリしてくれるルナサ。
「あっはっは、冷たくて気持ち良いっしょ?」とニヤニヤしてる俺。
「ん……まぁ……ありがと……」と言いながら蓋を開けて飲むルナサ。
くぴくぴと飲んでる様子をジッと見ている俺。
俺の視線に気付いてちょっと顔を伏せるルナサ。


それを押入れから凄い形相で見守っている映姫様。
「二人とも青春してるわねぇ」とか平静を装いながらうっかり野菜と一緒に自分の指を切りかけるえーりん。
アホ毛を俺に弄繰り回され、俺のベットで不貞寝しているツインテールになったちんき様。

ザ・ハーレム。もしくはザ・修羅場。

962 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 17:19:11 [ 76Mr1boU ]
iiyo iiyo-

963 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 17:53:33 [ S3qEKDSY ]
そのポカリ実は自分が一回口を付けたヤツだと勝手に思った自分は不純ブツ確定

964 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 18:32:44 [ WnPFNEVo ]
アホ毛を弄繰り回されている様を幻視して悶えていた俺も不純ブツ確定

965 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 18:46:17 [ geRbCSMw ]
ゆかりんのおっぱいに包まれて
むにゅむにゅしたい
 むにゅむにゅしたい

966 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 20:07:40 [ Gknsi0vY ]
>>965
……いつのまに俺はここに書き込んだんだ?

967 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 20:07:54 [ S3qEKDSY ]
よし、ならゆゆ様の霊峰には俺がサーチ&ダイヴしてくる

968 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 20:50:26 [ kydlNJHY ]
そして、僕が新世界のめるぽとなる!!

969 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 21:09:16 [ oHkNVbAA ]
>>961
いいルナサ!
&ハーレムor修羅場!

970 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 21:20:48 [ 5GfA9K9E ]
>>968
なでなで

ところでこのスレはいつの間に復活してたんだ(´・ω・`)?

お兄さんの錆付いた妄想思考回路が火花散らして大回転狂喜乱舞じゃないかヽ( *´Д`*)丿

971 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:17:16 [ ikb632L. ]
ガガガ・・ガッ

まりさ


いままで恥ずかしくていえなかったんだが




愛してるぜ

972 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:31:39 [ Dnrdu.9c ]
へへっ、このスレが終わったら俺、妖夢にプロポーズするつもりなんだ…

973 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:42:21 [ ikb632L. ]
↑あなた死亡フラグたってますよ。

974 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:49:18 [ unpEcSxk ]
↑お前もじゃないか?俺は、お前らみたいなのにはついていかないからな!

975 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:54:42 [ 1c137JWk ]
なぁ、このスレが終わったら俺この仕事やめて、まっとうな仕事しながらアリスと二人で暮らそうと思ってるんだ…
何せもうすぐ俺も「お父さん」になるからな。ははは…
ああ、そうだ…これ、大切な親父の形見なんだ。なくしちゃいけないから持っておいてくれよ。
さて、それじゃあ皆先に行け。ここは俺がくいとめる。なぁに大丈夫。俺は死にはしないよ
ただ…もし俺が戻ってこられなかったら…アリスにただ一言、『愛している』と伝えておいてくれよ…

976 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 22:59:09 [ OYVZKDuU ]
死亡フラグの流れになると、>>971が今わの際にみえるな。

977 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 23:04:21 [ xxcaFPrc ]
個人的には>>971はテープか何かに録音して再生したものだと幻視した。

978 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 23:12:30 [ WUtisAg6 ]
お前ら〜、サラダ作って待っててやるからちゃんと帰ってこいよ。

979 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 23:29:23 [ Ujwkhlh6 ]
みんなでパインサラダでも食おうぜ

980 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 23:37:36 [ 5CFdUKl2 ]
>>978は久々の、我々スレ住人への告白だと見なして宜しいですね?

981 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/18(金) 23:58:26 [ TgrzIR5k ]
「必ず… 必ずここに帰ってくること
 それが貴方に出来る 私に対しての最大限の善行です!」

982 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:05:18 [ aRrV3gU2 ]
お前らなんか…









お前らなんか大好きだ!

983 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:17:57 [ hkHA2Rrg ]
残りは僅か…次に移る前に、ここで萌え尽き倒れていった多くの同志達を弔ってやらないと…
良い墓碑銘はないだろうか

984 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:20:52 [ soLrRs6Y ]
ところでなんだ、新スレはどうなるんだ?

985 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:23:31 [ p1cnekbE ]
スレタイ決めて新スレたてるでどうでしょうか?

986 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:41:23 [ ./ANIW8I ]
>>975
そういうシチュエーションは大好きだな
特に死んだと思われたのに実は生きていたというのが

987 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:57:07 [ v9vKNFQA ]
ゆゆ様の胸に抱かれながら思いっきり服の臭いを嗅ぎたい
あるじゃんその家の臭いって

988 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 00:59:38 [ 4ckeE/x6 ]
>>986
フリーザだーーーーーーーっ!!!!!

スレタイは990辺りが好きなスレタイ使えばいいんじゃね?

989 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 01:00:22 [ U1gHzZTE ]
>>987
魔理沙(妖々夢)曰く、白玉楼は「辛気臭い」とな。

990 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 02:36:23 [ wj2LZ2XI ]
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1155922487/l50
立てさせていただいた。間違いがあったらすまない。

それと…墓碑銘もここに刻んでおこう。

『一つの志に殉じた幾多の同志達、ここに眠る。』

991 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 03:07:59 [ WGDmdsHM ]
おーい、誰か>806の続きを知らんか?

992 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 03:18:22 [ KdB7QWVQ ]
『すごく格好いい男たちが美しい夢を見ながらすごく格好よくここに眠る。』

993 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 03:30:28 [ wvupIv0k ]
1000

994 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 04:01:41 [ fudPEf7s ]
書きたいこと書けないからって悶々としてたら碑文が変わっちまうぜ

995 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 06:36:09 [ BqhqZ4ks ]
今だから言おう。

俺、今までこのスレは「××は俺の嫁!」みたいな
イタイ連中の集まりだと思ってたんだ。

でも最初から読んでみて誤解だと判ったよ。
文の話なんか泣けてきちまった(;´д⊂

参加者のみんな、すまねぇ。これからも頑張ってくれ。
スキマから応援してるぜ。

996 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 07:29:50 [ s4JHq2d6 ]
>>971からの流れがカッコ良過ぎるよ君達!

997 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 10:16:59 [ 96mLfM1k ]
痛いっつーか、幾ら良作があっても、スレタイは痛いままだけどな

998 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 10:33:36 [ EKaZaBvc ]
>>986
つまりあれか? 
サモンナイト2のアメルEDみたいな奴?

999 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 11:54:30 [ EVObntCE ]
俺さ、このタイミングで>>1000を取れるなんて思って無いからさ。
>>999でいいんだ。

なぁ慧音、俺はお前みたいに里を守ったりは出来ないけど……
お前の居ない家を守る事くらいは出来るからさ、というか帰りを待っててやる!
何でとか聞くなよ、お前が好きだからだ!

1000 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2006/08/19(土) 12:06:09 [ 8DdGdaCE ]

                        , -- ── -- 、 _
                   /               ̄`ヽ、
                  /                   \
                  /   |          _,. -‐-、       \
                  {    ∧       ,/´     ヽ          \
                 <   /  ヽ、  ,/        ヽ        ヽ     コンスコンが1000を取りに来ました
                     ヽ /      ̄           J  )             l
                    〈 l            / ̄   <              |
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