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東方キャラへプロポーズしてみるスレ
1 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 01:58:47 [ kf8QknnQ ]
異性・同姓問わず
東方キャラへの口説き文句等を適当に書いてみてくれ
シチュエーションごともオーケー


妖夢へ
「幽霊でも人間でもない、半人半霊のお前が好きなんだ!!」

2 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 02:03:10 [ bb0RQMDM ]
「紫さん、俺はあなたと一緒になれるならば食われてもいい!」

3 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 02:13:56 [ jwsqB3ys ]
魔界ごと貴女を愛してます

4 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 02:16:27 [ AhJ1SZ32 ]
魔理沙へ
「俺に毎朝味噌汁を作らせてくれ!」

5 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 02:24:39 [ RY6z8WNw ]
「今夜は僕のためだけに歌ってくれないかな、みすちー」

6 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 02:55:21 [ vA93B/3o ]
アリス、キミの言葉は僕には届いてるよ

7 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 03:57:23 [ Vi2rhA7M ]
霊夢へ
「博麗流陰陽術を、俺に継がせてくれ!!」

…いやちょっと遠まわしすぎるか。


>>5
ナチュラルにエロい。

8 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 03:58:52 [ 0hy7tUxE ]
あなたの主人も式も、まとめて面倒見させてもらいますからっ……

9 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 05:59:05 [ hqZrjE2U ]
ゆゆへ
「できれば死ぬまで、というか死んでからもずっと一緒にいさせてくれればと」

10 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 13:43:33 [ k0tL2Kvs ]
ゆゆ様のためなら死ねる

11 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 13:58:40 [ fim5RhgY ]
「そんミマー!!」

12 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 20:07:18 [ 5liRbdhw ]
ネタ切れの早そうなスレだが…

魔理沙へ
「俺の為に毎朝、味噌汁を作ってくれ!」

返答は当然「断る」
理由を400字以内で尋ねたら「めんどい」

13 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 20:16:52 [ 0Tw3OWWI ]
なんでもするのでその尻尾でもふもふもふさせてください!

14 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 21:54:09 [ hGI3yYVQ ]
こーりんへ
「やらないか」

15 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/21(木) 22:33:33 [ bB27IKlU ]
                                /_,..-─ーナ─i-.,_         ヾ:::::ヽ,
                              _,.-|f:::::゙''''N/-i_  i ∧`'::...._       ヾ::::::ヽ
                            _/--' 〉/イ゙'フ=_ミ _V iヽ| ∧ヽ、     i::::::::::|
                 ____  _    /   .κ' アー´─ j=''''::if゙ミキ三゙ヽ:::ヽ    /'゙ ̄iヽi
               γ::'''  Y'゙´:::::.)  |    // /     ' ・  ゙ヽ:: ̄ヾ→、:ヽ   〈   | |
               /:゙ 、 .::::::ヾ:::/-- .,_|   | レf    r二'- ._   `'-:::::::|i ト:::゙i  :::ー-j /
            _r─',─ミi, ::゙ー'゙v゙ /''ー-.,゙'ー-↓ル|   |゙   `ヽヽ     `^゙y レ   ゙'::::::∨
     __,... -─''T_  i´::::::::::ヽ__  Y ̄三=-ハ'-- .,'_'- .,,_」.=,─- .`冫     ::i /     ':::゙i
_,...--<´     r '´ ヽu_ '''''゙  ヽ{゙ロ'人 f t r,iノ/|  _,>-=>-゙─<   _,.-ー'/       :::|
 ヽ、  ヽ,   r゙::  :::=:゙'ー'=-_,.._ノy゙='ーミ=_iフノ'゙´|/゙´i、  :::i::     _|:`i  _フイ          レ
  .:::゙、  ヽ  r':''-゙-.,_    ノ=x'ー'|r─-ト了ヽ., ,.-─-三-.,___  :::::i-j彡び          /
 .::/I   | _/:   ::r `'<´ミ 彡/´::::::::::..ヽ彡'゙.i   i::'' ゙  ̄,.:::ヽ.,i   ::::゙iろ /        /
./  i   レハ:::'ー-.,___,.ノ ヲ,,彡ハ:::::/'゙'゙´ rー`-.,_   :::::::::::\  :::::|゙ヽj.,_   _,..-ー'´
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   :::γ´::::::i:::i::::    ゙'-.,_ `゙''-二_,.. -─''゙゙了'ヽ、    .:`'ヾ、 ''::::::::::`i::::iヾ:::...`i
   /::::::::::::ヾ::i::.     .:゙::..、 `゙'ー .,_    i 〃ヽ、 .::::::::::ヽゝ,_ ゙'::::::ノ::ノ ̄ ̄ ̄`゙'ー-.,
  /::::::::''''''''゙ヾト_>:::.....  ..:::::::ノ `ヲ'-、  `゙ー'゙´ヽ、 .::::.ヽ、:::::::::::`ヾ.,, :::::::/:Y゙ー- .,____`'::....
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/:::::       `゙'======'゙´  /       〈゙'t-., ::::  ゙ラ::::::::::::/:::::/          `゙ー::::::::..
:::::                 /        λ `'`'ー__....レ::::::r'´:::::::人───---.,_     :::::::::
::                 /        / ト   ::::::::::::::::i゙:::::::::::ノ::::ヽ--..,_    `゙'ー-、  :::::::::
そうだ!
どうせ聞こえるなら、聞かせてやるさ!
アリス!
好きだァー! アリィース! 愛してい(略)

16 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/22(金) 07:43:06 [ b4oNdDv2 ]
美鈴へ
「名前を半分日本っぽくしてみない?」

17 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/22(金) 08:14:53 [ pFpQ/1UY ]
妹紅へ
「お前の焔で俺の凍て付いた心を溶かしてくれ!」

18 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/22(金) 22:05:19 [ XfI48uvk ]
君がいてくれるのなら、なんだって出来る。
絶対に寂しい思いなんてさせない。
喘息だって治してあげられる。
だから・・・だからパチュリー、目を開けてくれよ。
お願いだからもう一度、笑顔を見せてくれよ。
生きていた頃の君に、逢いたいよ・・・。

19 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/23(土) 15:31:29 [ GmftIeZE ]
咲夜 「いつぞやのパチュリー。死んだのか?」

20 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/24(日) 08:38:54 [ ztM1OS9Q ]
>>18
不覚にも噴いた。
死んでんのかw

21 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/24(日) 16:49:31 [ WKYu2FvI ]
>>16 それ、いいな!!

妖夢に
「東洋と西洋の剣術が一緒になったら、武士道と騎士道が一緒になったら・・・
素敵だと思うんだけどなあ」
フェンシングなんてマイナースポーツやってる俺。
ううん、いまいちかな、これ。

22 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/25(月) 02:06:18 [ exGxJM/. ]
ゆゆ様へ
「僕は死にましぇーーーん!!」

23 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/26(火) 04:58:06 [ IY9BFRa6 ]
慧音に
「慧音さま一人に苦労はさせたくないんですよ・・・」

24 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/26(火) 05:19:13 [ GTUN.ie. ]
>>23
なんか上手くいきそう

25 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/26(火) 07:51:30 [ 3RMqELlM ]
来い!誰もが避けようとするお前の春、
俺が全部まとめて受け止めてやる!!

26 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/26(火) 20:47:15 [ lECoHwF2 ]
>>24
しかし満月の夜だったりする

27 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/26(火) 23:33:11 [ ZNSAGbuM ]
>>26
慧音「わ………私の思いの丈を……受け取ってくれるか?」

  1.ケツまくって逃げ出す
 →2.観念して尻を差し出す
  3.必死に説得する

28 名前: 23 投稿日: 2005/07/27(水) 01:05:58 [ GCNcEQiw ]
>>27
ああ、それで問題ない・・・
というかぶつける相手に俺を選んでくれるのは嬉しいな(w
ツノかわいい。

29 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/28(木) 15:58:42 [ uSJFhu0Y ]
「神主様、わたしと一緒に人類の新しい歴史を築いてみませんか?」

30 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/28(木) 16:16:05 [ sYMKynLo ]
>>29
夏コミで成功するといいな

31 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/28(木) 16:41:39 [ bW4e3LdY ]
Dear 俺
    「春の訪れる気配のない俺にっ!」
                      to リリー

32 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/28(木) 18:53:55 [ rDGH0uSs ]
>>31
頭がすでに春の予感

33 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/29(金) 02:16:58 [ yR5pRQ7E ]
この(名前を入れてください)!魅魔様に全てを捧げる所存!!

34 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/29(金) 23:41:52 [ mypBnWMs ]
「ハーレムビートは夜明けまで、だぜ?アリス…」



台詞にするとマジ意味不明…
だがあのタイトル、やけにカコいいとか思わなかったか?

35 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/31(日) 02:04:32 [ ZvckeWMU ]
「霖之助さんは・・・魔理沙とか、霊夢のこと、どう思ってるんですか?
え?あ、いや、なんだかすごく親しいみたいで・・・なんとなく。
・・・・・・ああ、そうなんですか?
はは、まあ考えてみればそうですよね・・・・・・
変なこと聞いちゃいましたね」
(・・・・・・良かった)

36 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/07/31(日) 03:29:12 [ tB87WiP2 ]
「あーもうどうしてはっきり言わないと分からないんだよこの⑨!つまりお前が好きだっつーの!」

もちろん面と向かって言ってはダメですよ
あさっての方角へ首を捻りながら逆ギレ気味に言い捨てるのがコツ

37 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/01(月) 00:18:32 [ gKXZ.Xbc ]
チルノ「ほんと!?ほんとに!?嘘じゃないよね!?…………うんッ!あたいもあんたのこと大好きっっ!」
なんて言って腕に抱きついてきて頬ずりしてくれたら凍らされてもいいかも。
「東方キャラにプロポーズする」よりも「東方キャラにプロポーズされる」シチュの方が思いつきやすいような。

38 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/01(月) 23:56:10 [ snATTx/g ]
「咲夜さん!オレを第二のメイド長にしてください!」

39 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/02(火) 10:27:28 [ sHIov2uA ]
家名なんていらない…
お前とだったら…名前なんていくらでも捨ててやるっ!ちゅうごく!





身分の違う二人が結ばれようとして自分の親(爵位があるとなおいい)の反対を押し切って駆け落ちするシチュエーション。男は時に身分より家名より「ちゅうごく」を取らねばならないときがあるのさ…

40 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/02(火) 10:40:17 [ AjQ7tdk6 ]
>>38
お前は…メイドじゃない!!!執事だ!!!111

41 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/02(火) 21:06:24 [ .UWUGnf. ]
ルーミアへ。

『頼む、俺を食べないでくれ!
 今お前が俺を食べなかったら、一生俺がお前に飯を食わせてやる!
 約束する! 俺と一緒にいるかぎり、お前にひもじい思いは絶対にさせない! 絶対約束するから!!

 





 あぎゃああああああああっ!!』

42 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/02(火) 21:35:01 [ xiZ4p3/2 ]
それ、命乞い

43 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 11:01:46 [ R1i0i0OA ]
>41
結局喰われんのかw

「あぁん? お前が妖怪でも幽霊でも、仮に人間だったとしても関係ないね。
 俺が好きになったのは、……美鈴、お前という存在全てなんだから」


我ながらクサいなorz
むしろ心が痛い。

仮に幻想郷の住人に告ったとすると大半は種族の違いで苦しむと思うのですよ。
その辺を踏まえつつ。
背景は夕日に染まる紅魔館前でガチ。

44 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 11:50:30 [ C2miznCw ]
>大半は種族の違いで苦しむと思うのですよ。


「私は・・・人間じゃないから・・・妖怪だから・・・
駄目だよ・・・そんな事言われても、困るよ・・・」

一部複数のキャラが言える台詞。
自分の想い人に言わせてしょんぼりするもまたよし。



そんな事気にしなくていいんだよ。ルーミアたん・・

45 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 12:13:36 [ f0WH9NNU ]
愛の前には種族の違いなど瑣末なことよ

46 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 13:12:47 [ MioWLNIk ]
>愛の前には種族の違いなど瑣末なことよ

妖夢「まったくそのとおりです」
慧音「まったくそのとおりだな」
アリス「まったくそのとおりよ」

「「「・・・・・・」」」

アリス「・・・・・・なによ?」
妖&慧「いや、別に・・・・・・」

47 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 19:24:04 [ ZVH.me72 ]
是非も無い。畜生め。好きにしやがれ。

「・・・・・・」

どうした?さっさと喰えよ。覚悟のできてるうちにお願いしたいんだけどな。

「・・・いい」

・・・なに?

「あなたは、いい。喰べないよ」

・・・・・・そうか?それじゃあこのまま帰っちまうぞ。
お目こぼし、感謝しとくよ。

「そのかわり」

そのかわり?

「明日の夜も・・・ここに来て。約束」

48 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/03(水) 23:04:18 [ C2miznCw ]
さて、どうしたもんだか・・・

→  約束を守る。

   約束を守らない。



・・・こんな事悩むなんて、我ながらどうかしてる。
わざわざ喰われに行くことなんてない。

・・・・・・

・・・ホント、どうかしてる。

俺は、約束を守る為にあの場所へと向かって行った。



で、これなんてエロゲ?

49 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/04(木) 00:16:18 [ 7e6pRzIc ]
俺「>>45にもああ書いてあることですし、遠慮せずにどんどん結婚しましょうよ神綺様」

神綺様「私……魔界の神なんだから少しは遠慮しなさいよ………」

50 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/04(木) 01:01:42 [ N.VGgARY ]
メルランへ
「たたかれたときは、いつでも俺がなぐさめてあげるよ」

51 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/04(木) 13:24:47 [ u28BSqlA ]
ふっふっふ。皆さん。何を勘違いをしているのですか?
彼女を落とすためならば、下手な言葉やシチュエーションなどはいりません。
この一言だけで、泣きながら胸に飛び込んできてくれることでしょう。

美鈴「私の名前を……」
俺「ホンメイリン」
美鈴「う、うわぁぁぁん!!ありがとうございますぅぅぅ!!」

……告白じゃねぇな。これ。

52 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/04(木) 17:19:04 [ Kk5Nljuc ]
ゆかりんへ
「俺の心の隙間を操れるのは君しかいない!」

遠まわしすぎかな?しかも安易。

53 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/05(金) 04:13:29 [ xjW.N./2 ]
なんだか「プロポーズの反応を予想するスレ」になってるが、それはそれで面白いな。
明らかに未満なのも混ざってるけどw


魔理沙へ
「魔理沙!お前が好きだ!!お前が欲しい!!!」

魔理沙
「え!?あ、その、ちょっと、そんな、いきなり、私にも心の準備ってものが、その、あるでしょ!?」


直球ど真ん中を投げられ、男言葉も忘れてアタフタする魔理沙に萌え。

54 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/05(金) 18:01:48 [ vwrCXCmk ]
>>53
視線があっちいったりこっちいったり、
おさげをクルクルいじったり帽子をいじったりしながら
頬を赤く染めつつ上目遣いでこっちを見て

魔理沙「……………………うん。……いいよ」

とか言ってる魔理沙が脳内に浮かんで萌え死んだ

55 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/06(土) 00:47:12 [ .IvLzKT. ]
「大勢の仲間を見捨てて逃げ出した私に幸せになる資格なんてあるわけない!!」
 夜の竹林に響き渡る声。普段の鈴仙からは考えられない迫力だった。
 アポロ13の到達を発端とする月の探索により、月の兎は幻想となった。この間永遠亭を襲撃してきた賊は、つまり、幻想郷に迷い込んだ月の民だったのだろう。
 彼らが現れたことによって、長年の間鈴仙の心の中に閉じ込められていた罪悪感が蘇り、重い枷となって鈴仙を縛り付ける。
 そうしてそれは、単純な拒絶となって俺の前に立ちはだかった。
「どんな過去を歩んできても、それが幸せになれない理由になんてなるわけないだろっ……」
 体は自然と動いていた。両の腕を鈴仙の背に回して、強く抱きしめた。
 驚いて一瞬体を硬くするが、それ以上の抵抗はない。
 俺は自分の決意を固め、揺るぎない物にするために、続けた。
「お前にどんな過去があっても関係ない。それがお前を苦しめるというなら、俺が全部取り除くから」
「……私は卑怯な女なんだよ? 私と一緒にいたら、貴方まで不幸になる」
 鈴仙の声は既に涙交じりだった。
「それでも構わない。お前といられるなら、月だって敵に回してやる」
 小さな嗚咽と、笹が擦れる音だけが静かな竹林にいつまでも響いていた。


スレ汚しスマソ。
妄想だだ漏れなプレイヤー×うどんのギャルゲ的SSより抜粋。
何処にも晒してないし、そもそも晒す気は毛頭ないので日の目を見るのはここだけと思われ。
そもそも東方界隈には「プレイヤー×○○」って嫌いな人多いっぽいからね(俺は大好きだけど)
ちなみにほとんどのキャラクター編がそろってます(

最初の台詞が何を言っているのか意味が解らんと言うやつは永夜抄のおまけ.txtを読んでくれ。



今回のNG
「それでも構わない。お前といられるなら、月の頭脳だって敵に回してやる」
 ピチューン

56 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/06(土) 14:05:28 [ vdkpkJ2U ]
>>55
>「それでも構わない。お前といられるなら、月だって敵に回してやる」

痺れた。GJ

57 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/06(土) 16:09:54 [ U8j44DxM ]
うどんげ、月兎してもいいかな?

58 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/06(土) 19:52:34 [ VswqBnMo ]
「もうじきお別れね…」
「俺、待つよ。
 また冬が来て、君が戻ってくれるのを」
「今までも何人かそう言ってくれる人がいたわ。
 でも結果はいつも同じ、その人は次の冬までの間に別のいい人を見つけてしまっている。」
「レティ!俺の気持ちがそんなに軽いと…」
「そうじゃない、そうじゃないの。
 でもひと冬の間でいっぱいの私と一年の季節全てを生きるあなたとでは流れる時間が違いすぎるの!
 私にとってはいつもの一晩と同じにしか感じない時間、
 でもあなたにとってそれは私と一緒に過ごした以上の時間よ。
 その間、ずっと待っててだなんて私には言えない。
 だから…ここでさよならしましょ。」
「…わかった、じゃあ、これでお別れだ」
「……うん…」
「でも、次に出会ったときにまた惚れ直すくらいは許してくれるよな?」
「…うん…あてにはしないけど、ちょっぴり期待してもいいかな」

59 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/06(土) 21:45:57 [ aReR8z2g ]
「永琳さん! 好きです!(゚Д゚)」
「二百年後に出直してらっしゃい(^ー^)」
「無理ッッッ!!。・゚・(ノД`)・゚・。」

60 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/07(日) 21:16:54 [ 296SBgVw ]

「僕を、眷属にしてください」

夜の紅魔館の私室で、僕は彼女にそう言った。
吸血鬼の少女――レミリア=スカーレットは微かに考える仕草をして
こう言った。

「なぜ?」

それは当然の疑問だろう。 わざわざ、自分から眷属になりたい人間なんて
居るはずがない。 だが、僕には確固たる目的があった。

それは――

「僕は…レミリア様が好きです。 一生居たいと思ってます。だから
僕と一緒に居たいとお考えなら、僕を眷属にして下さい」

人間と吸血鬼の寿命は一と無限の差だ。
それを埋めるには、同じ不老不死の人外に成らざるを得ない。

「…ありがとう」

彼女はそう言って微笑みながら近づき、僕の首筋に唇を押さえる。
そして、ほんの少しの痛みと共に――僕の意識は急速になくなっていった。

61 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/08(月) 00:36:31 [ myqdsAYM ]
「これを……受け取ってくれないかな」
俺はルナサに持っていたケースを渡す。
恐る恐るといった感じでルナサは受け取って、ケースの留め金をはずした。
「わあ…………」
静かにあがる感嘆の声。その声が聞けて心底ほっとした。
「幻想郷中を探し回ったよ。まさか外の世界のそれが、ここに残っていたなんてね」
ケースに収められたのは、長い長い年月を経てきたような、あめ色に輝くヴァイオリン。
「1730年作のグァルネリ・デル・ジェス。名器中の名器だ。外の世界なら、きっと億単位の値がつけられるだろうね」
ルナサの震える手がヴァイオリンのネックをつかみ、そして弓を握る。目がスクロールからペグ、そしてブリッジへとすばやく移動した。
どれもルナサにあわせて調整してある。
「こんなすごいのを……私のために……?」
どこか怖がっているかのような声に、俺は安心させるように笑ってみせる。
「約束しただろう。俺と君とで。君は最高の舞台で、最高の演奏を聞かせるって。そして俺は最高の舞台で、最高の演奏を聞くってね。だから、君に是非受け取ってほしい」
はっきりと、目を見て言ってみる。
しばらくして、ゆっくりとルナサはヴァイオリンを取り上げた。
静かに、演奏の姿勢をとる。
「いいよ、聞かせてあげる」
照れたように微笑んで。
「二人だけの演奏会、始めましょう」

プロポーズの言葉というより指輪代わりのヴァイオリン。
しかし実際買うとなったら全財産つぎ込んでも無理でしょうな。香霖堂の奥に埃をかぶっていたのを見つけだすしかないか。

62 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/09(火) 00:49:41 [ XQbHJplE ]
俺「藍様!」
藍「な、なんだいきなり!?」
俺「百合・ゲラー!!!!(脱衣)」
藍「ーーーーーっっっっ!!!!!!????(声にならない声+飯綱権現降臨) 」


Extraな弾幕が晴れた時には、既に藍様は姿を消していた。
地面に這いつくばりながら朦朧と煙る意識の中、俺は己に問いかける。

俺(何が悪かったんだろう・・・?)



   BAD ENDING
         ノーマル(な思考)でノーコンティニュークリアを目指そう!

63 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/09(火) 10:02:30 [ zY9qHfuw ]
>62
脱衣で対抗ペタワロスwwwwwww


 昼下がりの博麗神社。陽だまりが暖かい縁側でアリスと魔理沙がいるのは別に不思議なことではない。
 二人がお茶をすすっているのもいつものことである。
 が、不意に口を開いた魔理沙の一言だけは尋常ではなかった。
「で、とどのつまり、お前はアイツのこと好きなんだろ?」
 吹いた。某最年長野球選手も真っ青にお茶が見事な霧となって飛んでいった。
 さり気なく虹になって綺麗である。
「ちょ……アンタ、なんで私があんな奴のことを!!」
 もう既に顔が真っ赤なのは気のせいではないだろう。
「ん? 違うのか?」
「えっ? ……それは、アイツは人間だし、馬鹿だし、不気味な動きでかするし……」
 だんだんとその声はフェードアウトしてか細くなってゆく。
「でも、嫌いとかそういうのじゃなくて…………ただ一緒にいられたらいいな、って」
 最後の一言は、魔理沙にも聞き取れるかどうかは怪しいほどだった。
 魔理沙はその一言を聞くと、してやったりの笑みを浮かべ、
「お〜い○○(任意の名前で)〜。アリスはああ言ってるが、お前はどうなんだ?」 
 立て付けの悪い障子が音も無く開き、その後ろから、たった今話題の渦中にいる男が姿を現した。
 彼もまたそのまま発火しそうな勢いで顔を紅潮させている。
「お……俺もアリスのことが……好きだ、ぞ」
 その一言だけ絞り出すように告白すると、そのまま倒れてしまった。

ツンデレってこうですか? 解りません!!
煮え切らない二人に魔理沙が一肌脱いだってとこですかね。

64 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/09(火) 12:05:51 [ BqTVzhU. ]
俺「さあ、鈴仙。ちゃんと俺の目を見て言ってくれ。俺を好きだと」
優曇華「う……あう……そ、その……」

 (少女幻視中…)

俺「ぐぁぁぁぁあぁぁっっ!目が!目がぁあぁぁぁあああっ!」

BAD ENDING(ありきたり)

65 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 02:32:20 [ rNlEDF3Q ]
てるよに告白る猛者が一人もいないのはやはりバックストーリーの為せる業かw

66 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 03:30:57 [ FSIyQW5k ]
いいなあ、なんかいいなあココ(w

>>55 俺もドリーム形式SSとか大好きだよ。ちょっと前にそれで恥かいたけどな!

67 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 09:45:30 [ ogdkU0JA ]
てるよに告白るとか聞くとみょふ〜会の夏コミの告知が
頭ん中に出てきてテンションあがり過ぎてだめぽw

68 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 11:16:17 [ LYgBBqx6 ]
勝手に適当な今までの戦績まとめ

妖夢>>1>>21
>>2>>52
神綺>>3>>49
魔理沙>>4>>12>>53>>54
ミスティア>>5
アリス>>6>>15>>34>>63
>>8>>13>>62(BAD)
幽々子>>9>>10>>22
魅魔>>11>>33
こーりん>>14>>35
美鈴>>16>>39>>43>>51
妹紅>>17
パチュリー>>18(BAD)
慧音>>23>>27>>28
リリー>>25>>31
神主>>29
チルノ>>36>>37
咲夜>>38
ルーミア>>41(BAD)>>47>>48
メルラン>>50
鈴仙>>55>>57>>64(BAD)
レティ>>58
永琳>>59(BAD)
レミリア>>60
ルナサ>>61



てるよ、リリカ、えーりん、てゐ達腹黒勢相手に告白るのはかなり辛そうだなw
まだ一度も成功してないぜ。

69 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 12:45:56 [ ntbFEZBI ]
>65
よっしゃ任せろ。
ちょっと違うかもしれんが、脳内妄想を書き記す程度の能力を持つこの俺が(ry

>66
もしかして、「投稿するまでもないSSスレ」でプレイヤー×美鈴を書いた人か?
そうなら脳内神は確定しているから安心してくれ(マテ

>67
言われて見てきた。……朝から何見せやがるんですか(



「これで……文句無いだろ、どれも正真正銘の本物。おまけに香霖堂のお墨付きだ……」
 リュックサックの中から次々と出てきたのは、五つの難題の答え全て。
 疲労困憊した体に鞭を打ち、彼は立ち上がって居住まいを正す。
 その場にいた誰もが、言葉を失った。
 かつて、輝夜に求婚してきた者の全てが解けなかった五つの難題を、全部まとめて解いてしまったのだから。
「輝夜、俺はお前と、ずっと一緒に……」
 それだけ言うと、崩れるように倒れこんでしまった。


「……やってしまいましたね、あの青年は。まったく呆れかえります」
 永琳は軽く肩をすくめて一つ小さな溜息をついた。
 永遠亭のある一室。その上座に蓬莱山 輝夜が、下座には八意 永琳がいた。
 男は兎たちに運ばせて、別の一室に寝かせてある。
「まさか『五つの難題』を全て解いてしまうなんて……ね」
 声は忠実に冷静さをテクスチャーしているが、しかし内心で一番驚いているのは難題を出した張本人である輝夜であろう。 蓬莱の薬を生成するのに必要不可欠な五つの材料を集める。それが五つの難題の本当の目的なのだ。
 輝夜とともに生きるということは、ともに永遠を過ごすということと同意義なのだから。
「では、私は蓬莱の薬の精製にかかります」
 そういって、永琳は静かに立ち上がる。
「その必要はないわ、永琳」
 しかし、輝夜はそれを止めた。
「?! 何故……」
 次に続くであろう言葉は、月の頭脳には容易に想像できた。
 だからこそ、真意を問う。
「私の能力で蓬莱の薬の効果を一瞬のものにしてしまえば、彼が永遠を生きる必要もない」
 自らのためでなく他人のために蓬莱の薬の効力を捨てる。そう輝夜は言った。
「ごめんなさいね、永琳。私は貴女にもらったこの永遠の命を捨てるわ」
「いえ、姫様の幸せこそが私の幸せでもあるのですから……」
 そう言った永琳の眼は限りなく優しかった。
 従者と主人という関係の台詞ではなく、一人の理解者、友人として、心からそう言っていた。
「それでは、永琳。祝言の用意を」
「かしこまりました、姫様」


どーも告白の台詞とかが一本調子になっちゃう俺が憎い(

ゆかりんか香霖に協力してもらって集めたってのが妥当ですかね……<五つの難題
五つの難題の目的とか永琳と輝夜の関係とか大分俺設定ですのでお気になさらず。

70 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 12:48:24 [ jZXkPXXA ]
ドリームで好きだったのは、魔理沙と婚約して香霖堂に挨拶しに行く話だったな。

71 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 12:58:59 [ p.oSA/II ]
熱いぜ、おまいら!! 初カキコなんで、色々勘弁な。

「……これで、ずっと一緒に居られる」
 そう言うと、チルノの手がそっと俺の頬に触れる。
 冷たくて、小さな手のひら。
 心地良い。只、それだけ感じていた。
「ごめんね。これは、あたいのワガママ」
 冷気が収束していく。
 世界がキラキラと輝き、耳はキンと痛くなる。
「ごめんね、ごめんね。――さよなら」
 もう一度だけ、チルノの顔を見たかった。
 でも、凍り付いた眼。乱反射する水晶体。もう何も映せない。
 だから、必死に音を作る。
 細かに震えるだけの声帯で、チルノに、俺の、最期の言葉を。


「ゲロゲ〜ロ」
 

そんなカエルになりたい俺。以上⑨好きの妄言でした。
スレ汚しスマソ。

72 名前: 374 投稿日: 2005/08/10(水) 14:35:34 [ 0PY2avZg ]
『安心しろ、チルノ!
 俺も春は大嫌いだ!
 年度が替わって年をとったように感じるからな!
 次に、夏コミがあるから大嫌いから一等減じて夏も嫌いだ!
 秋は、まぁ、そこそこだ!
 結局冬が一番好きだ!』

73 名前: 66 投稿日: 2005/08/10(水) 21:51:31 [ FSIyQW5k ]
>>69 あなたエスパーか!?

もう一刻程になるだろうか。
私は矢を引き絞ったまま硬直していた。
その描くべき軌道の先、竹林を背に、一人の男がやはり私に弓を向けている。
動けない。
私も、彼も。
緊張に染め上げられた沈黙は、永遠を生きる筈の私にすら、気の遠くなるほど永いものに感じられた。
・・・どちらの根が先に折れるか。
この不愉快な永遠の終わりはその一瞬・・・・・・

――にこっ

「?」
不意に、彼が笑った。
まったく予測外、まったく場に不似合いなその微笑に、刹那私の頭は白くなる。
口元を緩めた彼はそのまま構えを崩すと、くるりと背を向け、竹の合間に消えていった・・・・・・

74 名前: 66 投稿日: 2005/08/10(水) 22:01:11 [ FSIyQW5k ]
「前から聞きたいと思っていたのだけれど」
 なんだ?永琳
「あのとき、どうして笑ったの?」
 あのとき?
 ……さあ、何でだろうな。
「なんでだろうな、って……あなた自分のことよ?それも命がかかっていた」
 まあ、おおかた。
「おおかた、何よ」
 いい女だと思ったんだろ。
「……そんな理由?」
 殺さず、ついでに死なず、なんとか仲良しになれないかなー、ってね。
「……あなた、ひょっとして馬鹿だったの?」
 かもね。

75 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 22:09:08 [ FNb4T9XQ ]
「あ〜あ、どこかに可愛い被写体がいないかな」
カメラを片手にさまよう俺は、幻想郷に迷い込んだごく一般的な男の子。
強いて違うところを挙げるとすれば、猫にとても興味があるってことかな。
名前は○○○○。
そんなわけで、今日もマヨヒガの近くにやってきたのだが……

ふと見ると、向こうから一人の小さな女の子が歩いてくる。
 
 ウホッ!いい子猫!!

誤解のないように言っておくけれど、俺は幼女にはちっとも興味が無い。興味があるのはあくまでも猫、それもふかふかの子猫なのだ。
多少人間っぽい格好だけれども、幻想郷だから仕方がないか。
さっそくしゃがんでから声をかけてみた。

「ねえ、そこの可愛いお嬢ちゃん。猫缶あげるからお兄さんについていかない?」

すると、その子はきょとんとして言うじゃないか。

「えーとね、藍様が知らない人についていっちゃいけないって言ったんだ。だからついていけないよ」

誰だそんなことを教えたやつは。僕が内心舌打ちをしていると

「ほう、私の可愛い橙をたぶらかすとはいい度胸だ。この人間風情が」

その声の冷たさ。背筋が凍るとはこのことだろう。
振り返る暇もなく、俺は背中にすさまじい衝撃を感じながら宙を舞っていた。
かすかに視界の端に、狐のような人間がいたような気がしたけれども、確かめることもできず俺は頭から湖に墜落していった。
まるで犬神家の一族のような俺。

BAD ENDING

 香霖道場へ行きますか
 →はい
  いいえ

76 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 22:17:02 [ FU6k39ms ]
そうだ霊夢。
僕の体は完璧だけど一つだけ出来過ぎている部分がある。
それを君の足りない部分に合わせようじゃないか。

77 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 22:18:21 [ yqLjifQM ]
ゆゆ様へ

「味には自信があります」

78 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/10(水) 22:56:09 [ EbCw5qlM ]
>>75
最初の展開と途中からの展開に二重にワラタ

>>76
君はこのスレの住人じゃないのかな
ttp://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1107821590/l100

79 名前: てるよに告白する猛者 第1章 投稿日: 2005/08/11(木) 00:36:42 [ 9lIe5Ugs ]
「輝夜様、ぜひ、ぜひこの私めと契りを結んでくださいませ!」

「フ〜ン、そうねえ。そう言ってくる男たちは箒で掃いて外に山と積むほどいたけれど、
あなたみたいな幻想郷の外から来た人間なら、少しだけ考えてあげてもいいわよ。
けれども!
ただでこの蓬莱山輝夜があなたと結納を交わすだなんて思ってほしくないわね。
今から挙げるこの五つの難題を全部解けたら、そのときは結婚を考えてあげてもいいわ。
一つ、西行寺幽々子の遺骨(プリンセステスタメント)。
二つ、フランドール・スカーレットの翼(デーモンロードウィング)。
三つ、神綺のアホ毛(ディヴァインヘアー)。
四つ、博麗霊夢のサラシ(インビジブルアンダーウェア)。
そして五つ、八雲紫の靴下(アルマゲドンソックス)。
さあ、自分の持つ「〜程度の能力」も自覚できていないあなたに、これが全部そろえられるかしら!?」

80 名前: てるよに告白する猛者 第2章 投稿日: 2005/08/11(木) 00:39:22 [ 9lIe5Ugs ]
 …………無理だ、無理だ無理だ無理だ無理だ無理ったら無理ッ! 
考えてもみろ、どれも獲得に失敗したら即死ぬようなやつばかりじゃないか。それを五つ! 五つも! 
猫は九つの魂を持つというが、この僕の魂はどう計算しても一つ。小学生が数えても一つ。鳴いてもわめいてもただの一つきりッッッ!
そのたった一つのかけがえのないものを風前の灯としてしまうようなまねを、僕は、僕は五回もしなければならないのかぁーー〜〜〜〜ッ!?
見ろ。輝夜のあの上座からこちらを見つめるそのまなざしを。
なんと美しく、しかもなんと冷たいあの瞳! 
まるでこっちを虫か何かのようにしか感じていないとありありと分かるようなその目つき! 
『哀れなものね。今はこうやって卵を産んでいるけれど、やがてお肉になって食卓に上る運命なのよ』
と養鶏場のウズラを哀れむかのような視線じゃないか。
 ――――いやいや僕、養鶏場にいるのはニワトリに決まっている。
落ち着け。落ち着くんだ。そうだ、諦めよう。
あっさり深窓の令嬢とはおさらばして紅魔舘の周りでアホのチルノやショタなリグルと戯れる平穏で家内安全な毎日に帰ろう。
よく考えればあの輝夜って女、冷静に見てみるとただのヒッキーじゃねぇかよォ〜〜〜〜っ。
そんな、僕が命を賭けて挑むべきレディではない。そうだ、そうに違いない。
さっさとおさらばしよっ。

81 名前: てるよに告白する猛者 第3章 投稿日: 2005/08/11(木) 00:41:32 [ 9lIe5Ugs ]
 ――――でも、本当にそれでいいのか? 
ここで僕が『輝夜様申し訳ありません。私めはそのような難題、とても解くことはできません許してくださいこのとおりでちゅ』
と土下座してそれでいいのか?
隣に立つマッドな永淋や金魚のフンの鈴仙や詐欺師のてゐに蔑まれた目で見られて、それで本当にいいのか?
 (ゴゴゴゴゴゴゴゴ……………)
否! 全くもって否!
この僕は、全身全霊を持ってその選択を否定する!
代わりに!
全身全霊を持って!
その難題を受けて立つ!
彼女の定めた難題を乗り越え、その暁に彼女の「心」を我が物とする!
これは「試練」だ。
「過去」つまり現実世界にいた「自分」を乗り越えるようにと「運命」から与えられた「試練」なのだッッッ!
蓬莱山輝夜ッッ! 僕が五つの難題を解いたそのときに、きっとあなたはこう言う!
 「お見事です○○様。この蓬莱山輝夜は約束どおりあなた様の妻となります。身も心も、夫に捧げ尽くす所存にございます」
となぁ〜〜〜〜ッッッ!
おお、これが、これこそが求婚! 僕は、僕はお前に求婚するぞ! 輝夜ォォオオオ!

82 名前: てるよに告白する猛者 第4章 投稿日: 2005/08/11(木) 00:44:04 [ 9lIe5Ugs ]
 (ドドドドドドドド…………)
 「ンッン〜それで、八意、永淋さんでしたっけ? 『やごころ』か『やこごろ』だか分かりにくい名前ですよねぇ〜〜〜っ。
ああそうそう、姫様の難題のことでしたよね。ええ、それはもちろん受けさせていただきます。
なに、たいしたことじゃありませんよ。
でもね、そこの上座に座しておられる方がどうしても解いてほしいっていうのだからしょぉぉがねぇなぁぁぁ〜〜〜って感じでやるんです。
時間は取らせませんよ。まずは魔界にでも行きますか。
そこの神綺ってやつのアホ毛、楽チ―――ンに引っこ抜いて持ってきてやりますよ。では。
アリヴェデルチ」

 TO BE CONTINUED(嘘

83 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/11(木) 00:45:57 [ rqL19KTE ]
>>79
がんばれっ!(w

84 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/11(木) 01:05:56 [ P.InxIyA ]
確かに分かりにくい名前だよなあ(w

85 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/11(木) 08:23:25 [ tU6JvJqM ]
待て五つ目は取った瞬間臭いで死(スキマ

86 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/12(金) 00:58:49 [ .OnuvXQA ]
ストレートに

「写命丸さん、俺と付き合って下さい」

87 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/12(金) 01:04:12 [ xK0yKnXo ]
>>86
「新聞に誤字は認められませんので」

88 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/12(金) 09:13:30 [ iqkW9ozM ]
>>87
でもインタビューに誤字はあったような希ガス

89 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/12(金) 11:10:50 [ XUS.bhhE ]
>>79
アルマゲドンソックステラワロスwwwwwww

90 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/12(金) 23:47:17 [ gv.6Y5H2 ]
>>87 ああーなんだか文に苛められたい気分になってきた

91 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 01:12:10 [ U4JmkTAs ]
こーりんへ
「行こうぜ・・・俺たちのエルドラドへ・・・・・・」
(元ネタ分かるかなあ)

92 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 03:00:29 [ TEhKSDDY ]
あなたの槍で僕の心は串刺しです。

もちろんこの後は僕はハートブレイクさっ!

93 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 03:41:02 [ FsGcImgg ]
萃香へ
「え?この酒をよこせって?
 だめだめ、いまや日本に何本も無い銘酒なんだから。
 まぁ、どうしてもって言うんなら…固めの杯で飲ませてあげてもいいけど?」



…さて「鬼殺し」を煽りながら萃夢想プレイへ戻るかorz

94 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 03:56:30 [ U4JmkTAs ]
>>93 固めの杯?

95 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 10:32:39 [ SPDpdY0g ]
>>94
・固めの杯(かためのさかずき) 夫婦、主従、師弟などの結びつきを堅固にするため
                    に取り交わした杯。約束を固くするために取り交わした杯。

96 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 13:20:04 [ U4JmkTAs ]
>>95 ありがとう。無知と貧困は人類の大罪です・・・・・・

97 名前: プリンセス天狐の誓い 第1章 投稿日: 2005/08/13(土) 20:29:27 [ H0C9763s ]
―これは、ありえたかもしれない未来のお話―
>>62ではバッドエンドですが八雲藍の好感度が一定以上ですとこちらの展開になります。

「藍様!」
 俺はそう叫ぶなり、二人を隔てるこの憎きふすまを力の限り開いた。ピシャンという古風な音。
 「な、なんだいきなり!?」
 向こうを向いて煎餅片手にテレビ蓬莱を見ていた藍様がびっくりしたように体ごと振り返る。
 ああ、そのふかふかもこもこしたお尻尾×9!
 嗚呼、中華風が入ったそのお召し物!
 Oh,ちょっとキツネ目のそのお顔!
 どれもこれもビューティフルジョーならぬビューティフル・ラン!
 も、もももも辛抱たまらん。さあ、この焦がれる思いを伝えようではありませんか!?
 けれども、口では何を言っていいのか分からない。興奮のあまり舌が張り付いてしまったよう。
 ええい、まどろっこしい。愛しの藍様に我が心を伝えるには行動あるのみ!
 俺は自分の着衣に手をかけ、そのまま一気に………………
 「百合・ゲラーーーーーーッッッ!」
 旋風に散る木の葉の如き俺の服。上着は勿論下着まで。マッパで見事な仁王立ち。これこそ俺の告白方法。
 愛する者よ、受け取り候え!(バジリス○風)

98 名前: プリンセス天狐の誓い 第2章 投稿日: 2005/08/13(土) 21:32:06 [ OBmMoCEw ]
藍様の目が飛び出さんばかりに見開かれて、そして、
 「気に入った! その覚悟! その脱ぎっぷり! ならばこちらも……プリンセス・テンコー!!」
 音を立てて花びらのように舞い上がる藍様の服。ボッティチェルリの「ヴィーナスの誕生」もかすむその裸体。
 ああ、そのお姿を見られただけで俺はもう、白玉楼へ旅立ちそうです。
 告白が受け入れられた嬉しさで体が勝手に動く。動いてしまう!
 「百合・ゲラー!」
 「プリンセス・テンコー!」
 「ゲラー!」
 「テンコー!」
 「ゲラーー!!」
 「テンコーー!!」
 「ゲラァァァ!」
 「テンコォォォ!」
 「ゲラァァァァァッ!」
 「テンコォォォォォッ!」
 「GERAAAAAA!!」
 「TENKOOOOO!!」
 飽くことなく、俺と藍様は生まれたままの姿でお互いの気持ちを確かめ合っていた(←誤解を招く表現)

99 名前: プリンセス天狐の誓い 第3章 投稿日: 2005/08/13(土) 21:34:32 [ OBmMoCEw ]
 ……二人の痴態が踊るすぐ隣の部屋に、この家の主である紫と、橙がいた。
 「うわぁぁぁぁぁんっっっ! らんさまの、らんさまのあたまがおかしくなっちゃったぁぁぁっっ! もどって! ちぇんのだいすきだったらんさまにもどってよぉぉぉっ! なんとかしてくださいゆかりさまぁぁ! らんさまがおかしくなっちゃったよぉぉぉっっ! わあああああんっ!!」
 火がついたように泣きじゃくる橙を、紫はただ虚しく抱きしめることしかできなかった。
 「橙……私にできるのは『正気』と『狂気』の境界をいじることだけ。でもね、あの二人は完全に正気そのものでああしているの。だから、私はどうすることもできないわ」
 橙は紫の言葉など耳に入らないかのように、ひたすら涙の枯れるまで泣き続けていた。

 ―幻想郷中に射命丸文によって、一組のスッパバカップル注意の報が広められるまで、さしたる時間はかからなかった―

 八雲藍 TURE ENDING

 永琳先生の補習を受けますか?
 →はい
  いいえ

 すみませんただ勢いで書いてしまいました

100 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/13(土) 22:26:26 [ MdLbfqe. ]
TURE ってひょっとしてTrueのことだろうか。
それともPureのことだろうか。

101 名前: 62 投稿日: 2005/08/14(日) 01:19:31 [ qSqOt196 ]
しまった、俺のネタがエライ所に飛び火してしまったみたいだ
_| ̄|○ノシ ハライテェ

102 名前: VS 虫 投稿日: 2005/08/14(日) 06:12:01 [ 4aCoCxck ]
>>99
お腹が痛くなりましたわ!

では自分も一つ…

リグル「〜〜♪〜♪♪ 〜♪〜〜〜♪」

満天の星空…
川沿いを散歩していると、小川に足を浸して鼻歌を歌うリグル=ナイトバグに遭遇!
このシチュエーション…どうやら神は俺に微笑んでいるらしい。
今こそこの胸にたぎる思いをかの虫姫に打ち明けなければ!
さあ、いくYo!

俺「すぅ〜…ヘイ!メェーン!!」
リグ「ッ!!!」
俺「俺のソウル溢れるこのFankyな思いを受け取ってくれYo!」
 「Yo!メン、俺はお前のそのプリティーな触覚が大好k」
リグ「…嫌者『黒光羽蟲(ごきぶり)夜行』!」
俺「iだ?え?!ぐほふぁbんしお…」

Bad-End … 最初の一声

夢子「どうなさいました神綺様?」
神「うふふ…ちょっとバカな男の散りザマを見て笑ってただけよ。」
夢「左様でございましたか。そろそろお休み下さいませ。」

スレ汚してゴメン…_| ̄|○○| ̄|_

103 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/14(日) 11:37:40 [ IoND98pA ]
>>99
結局は橙も慣れっこになって、母親役の藍に加えて父親役の主人公。
とりあえず面白いのでOKの紫。
これならみんな幸せだッ!!

>>102
「メェーン」って・・・男の子なのか!?
(いや、俺はそのほうが好きなのだけれどね。実は)

104 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/14(日) 11:49:28 [ 2zOsr4ts ]
こ、ここはいつの間に小話部屋になったんだ。面白すぎる!

105 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/14(日) 19:02:07 [ 6kXIu0/o ]
 「幽々子様、あなたへの思いを歌にしました!」
 「あらあら、それは嬉しいわね。妖夢、掃除はやめてこっちに来なさい。さあ、どうぞ」

 「幽々子ねえさんの歌」〜妖々夢音頭〜
♪ ハア〜〜〜ッ オッパイオッパイ日がくれる――――♪
幽々子ねえさんオッパイパイ――(オパーイ)
俺が幽々子のパイを吸い、幽々子が俺の【放送修正】(パーイ)
吸って吸われて吸って吸われて吸って吸われて日がくれる――(πッ)
そして涅槃の旅に出る――俺と幽々子。
気ずけば周りは白玉楼。「しらたまろう」じゃなくて「はくぎょくろう」。冥界の。
そして末永く暮らく。100年くらい。ガチで。♪

…高久屋さんの描いた幽々子様を見てこんなものが。

106 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/15(月) 21:42:53 [ T9/oyXhQ ]
小川に足を浸して鼻歌を歌うリグル=ナイトバグ……(´Д`)ハァハァ

107 名前: 魅惑のお賽銭 第1章 投稿日: 2005/08/17(水) 01:03:09 [ UMgX0HA6 ]
 セミの声がだいぶ少なくなった夏の終わり。
 僕は博麗神社の境内に足を運んでいた。
 今年の夏は本当に忙しかった。
 紅魔館経営の海の家でチャーハンや焼きそばを美鈴さんと作るかたわらで、海水浴の監視員も兼業していた。
 体が二つあっても足りないくらいのてんやわんや。
 となりの角の生えた女の子は酒ばっかり飲んでいてちっとも仕事をしない視姦員と化していて、おぼれたり流されたりした人を助けるのは全部僕の役目だった。
 夜雀の子を助けたこともあったし、迷子の式の主を一緒に探してあげたこともあった。
 本当に忙しかった。でも、ばっちり働いたかいはあった。
 ポケットをなでると、ぎっしりと詰まった財布の感触。
 レミリアお嬢様の機嫌もよくて、咲夜さんからボーナスまでもらったからだ。予想以上の報酬に心なしか足取りも軽くなる。
 風鈴の鳴る鳥居をくぐると、懐かしい紅白が目に飛び込んできた。
 「あら、帰ってきてたの」
 竹箒片手に出迎えてくれたのは、この神社の巫女、博麗霊夢だった。

108 名前: 魅惑のお賽銭 第2章 投稿日: 2005/08/17(水) 01:05:43 [ UMgX0HA6 ]
 「ついさっきね。霊夢は? この夏はどうしてた?」
 「私はずっとここにいたわ。巫女が神社を留守にしていられないもの。よほどの異変がない限りはね」
 「そうなんだ。海はきれいだったよ。人もすごく多かったし」
 「そうかもね。あなた、日に焼けて真っ黒よ。見違えるくらい」
 何がおかしいのか、霊夢はくすくす笑いながら竹箒を使って境内を掃いていく。ゆっくりゆっくり、丁寧に丁寧に。
 僕の前を通って、神社の向こうへと歩きながら掃いていく。
 夏の終わりという季節がそうさせたのか、そんな彼女を見て一抹の寂しさを感じた。
 「つまらなくない? ずっと神社にいて」
 春夏秋冬変わらずにずっと博麗の巫女であり続ける霊夢。何をするわけでもなく、ただ変わらずにそこにあり続ける少女。僕のように幻想郷の外から来た人間からすれば、気の遠くなりそうな生き方だ。
 「別に。そういうこと、あまり考えたこともないし」
 霊夢は竹箒を動かす手を休めることなく、そう答える。声からは、霊夢が何を考えているのか分からない。達観しているのか、どうでもいいのか。
 「夏だけでも休みを取ったら。魔理沙やアリスと一緒にどこかに出かけてもいいのに」
 「魔理沙は魔法の研究。アリスは人形作り。二人ともやることがいっぱいよ。そういうの、あまり誘うものじゃないわ」
 そんなものだろうか。
 ふと、霊夢がこちらを見た。
 「それにね。秋になればお月見よ。また宴会で忙しくなるわ。主に片付けでね」
 ああ、そうだ。この神社ほど、月が綺麗に見える場所はないものだ。
 「そのときはまた手伝うよ。洗い物なら、実家が食堂だったから慣れてるし」
 「はぁ、ほんと、あなたみたいな心がけの人が少しくらい妖怪の中にもいればいいのに。みんな騒いだら騒ぎっぱなし。散らかしたら散らかしっぱなしだもの」
 「仕方ないさ。妖怪ってのは戯れるものだからね」
 「ええ、だから私たち人間が苦労するのよ」
 「まったくだね」
 そんな他愛もない会話に興じているうちに、やがてミンミンゼミは鳴くのをやめ、ひぐらしのなく頃になっていた。

109 名前: 魅惑のお賽銭 第3章 投稿日: 2005/08/17(水) 01:07:10 [ UMgX0HA6 ]
 「それで、今日はどういう用事だったの?」
 竹箒を片付け、神社の脇にある手水鉢で手を洗いながら霊夢が尋ねる。
 「ん〜? 参拝、かな」
 わざと、気のない返事をしてみせる。案の定、
 「そう、なら、素敵な――――」
 「お賽銭箱はここよってことだろ。分かってるって」
 僕は余裕たっぷりにポケットから財布を取り出し左右に振ってみせる。
 心地よい重みが手に伝わってくる。
 「今年はがんばって働いたかいがあってね。かなり懐が潤っているんだ」
 財布のお札を入れるとこに手を入れると、霊夢がぐぐっと身を乗り出してきた。
 なんだ、まさかそんなに困窮していたのかな?
 「だからね、今回は大盤振る舞いってやつさ。ほら」
 中から取り出したのは一万円札。これを賽銭箱に入れるような奇特な人はめったにおるまい。
 驚け巫女よ! 僕の信心に驚くのだ。
 「えっ…………!」
 とたん、霊夢の顔色が変わった。あれ、思っていたのと違う驚き方だ。
 「そ、そんなにたくさん…………なの?」
 「そうだけど。あっ、賽銭の上限って決まっていたっけ?」
 「そんなことないけど……」
 おかしいな。当初の予定だと、それだけあれば一ヶ月は食べていけるわよ、という喜びで満ちた驚きで迎えられるはずだった。
 でも、目の前の霊夢の反応は違う。
 なんだろう。困っているような、どぎまぎしているような、よく分からない。
 「とにかく。はい、奉納」
 「あっ…………」
 僕が指を離すと、一万円札はひらひらと賽銭箱の隙間に吸い込まれていった。
 一部始終を食い入るように見つめている霊夢。
 顔はなぜか、お酒を飲んだときのように赤くなっていた。
 それなぜなのか、今の僕には分からなかった。

110 名前: 魅惑のお賽銭 第4章 投稿日: 2005/08/17(水) 01:09:50 [ UMgX0HA6 ]
 「おーい霊夢。スイカが手に入ったからおすそわけー」
 次の日の夜。僕はもう一度博麗神社を訪れていた。
 今回は参拝じゃなくておすそわけだ。神社の裏手に回って玄関で霊夢を呼ぶ。
 「こんばんはー。おすそわけだぞー」
 返事はない。出かけてしまったんだろうか。
 「おーい。いるかー」
 「…………いるわよ」
 何回目かでようやく返事があった。消え入るように小さな声でかすかに。
 「スイカだよスイカ。妖夢がくれたんだ〜」
 「……あがって…………」
 また、かすかに聞こえる霊夢の声。どうしたんだろう。出てこられないのかな。
 風邪を引いたとか。
 「じゃ、失礼して」
 言われたとおりに靴を脱いで家の中へ。台所とかをのぞいたけれども、霊夢の姿はない。
 「霊夢―、どこにいるんだよー」
 「…………こっち」
 声のするほうにとりあえず進んでみる。縁側を通って和室の前で足を止めた。
 どうやら、ここにいるらしい。ああ、こりゃ本当に風邪を引いたんだな。
 大丈夫だろうか。
 「ほら霊夢、夏の終わりでもまだスイカが…………」
 何気なくあけたふすまの先に見えた光景。
 その意外さに、一瞬僕の体は凍った。持っていたスイカを床に落としそうになる。
 和室の中央に敷かれたのは、誰も横になっていない布団。
 なぜに、枕が二つ並んでいるんでしょうね?
 そして、なぜに枕元にティッシュの箱があるんでしょうね?
 掛け軸に書かれた「御無体」って何?
 そして何よりも…………
 「遅かったじゃ……ないのよ」
 布団のすぐ横に、寝巻き姿で正座しているのは、
 「霊夢……これは、いったい何事…………?」
 どこから見ても、正真正銘博麗の巫女である博麗霊夢だった。
 なぜ? どうして?
 そんな疑問が、顔を真っ赤にしてもじもじしている霊夢を前にして浮かんでは消えていく。
 「おさいせん…………」
 「は?」
 「だから、あなたが納めたお賽銭…………」
 「ああ、一万円。それが何?」
 「だから、神社の変な決まりなの。その……一万円だと…………これ」
 もじもじしたまま、視線だけを横に向ける霊夢。
 そこにあるのは、紛れもない二人用に敷かれた布団。
 これ……といわれても思いつくのは一つしかないけれど、まさか添い寝ってことじゃなくてこれはそのまさかで…………
 「ええと…………ふ、ふつつかだけれども、よ、よろしく…………お願い」
 その、恥ずかしげに発せられた言葉。
 普段一度も見たこととのない霊夢の照れた寝巻き姿。
 吸い寄せられるようにして、僕は部屋の中へと一歩を踏み出していた。

 ―我が聖典「二色蝶」には到底及ばねーなー。魔×霊が東方ではわりと好きです―

111 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/17(水) 04:58:13 [ ClCDpyys ]
>>110
あの本、俺も欲しいんだよなあ・・・
一万円、10万円コースも良いが、500円コースとかも結構好き。
まったりたりたり〜

112 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/17(水) 22:24:40 [ DT5RiVZQ ]
俺の収入だと100円がせいいっぱ(ムソーフィーン
霊夢とお茶できるだけでも幸せと考えるべきか

113 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/17(水) 22:25:42 [ DT5RiVZQ ]
ごめん、霊夢スレと間違えた

114 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 01:27:35 [ Jg9BuhYw ]
>>113
( ´∀`)σ)Д`)

115 名前: さいごに。こーりんへ。 投稿日: 2005/08/18(木) 04:43:04 [ n1chXjoc ]

 はじめから分かっていること。
 そう、ずっと前から知っていたはずのこと……

 あなたは、僕を嫌いではない。
 だけれどそれは、僕の望む想いの形とは違うもの。

 僕は、あなたを好いている。
 けれどもそれは、あなたの良しとする心の形とは違うもの。

 ああ、今のあなたの瞳には、僕は何と映るだろう?
 或いはただの酔狂と。
 或いは禁忌を犯す罪人と。
 或いは気味悪い性倒錯者と。

 はじめから分かっていること。
 そう、ずっと前から知っていたはずのこと……

 ……それでも。

 偽りの無い、本当のことば。
 どうしようもないほどに昂ぶってしまった、僕の気持ち。
 あなたに知って欲しいと願ってしまった。
 憶えて欲しいと願ってしまった。

 宴の時間は、もうおしまい。
 終焉の無い夢の世界は、やっぱり夢のままに過ぎなくて。
 
 でも、心の時を失うその前に。
 世界に色を失うその前に。
 もうひとつだけ、もうすこしだけ……
 
 
 
 僕の――――

 



 わがままを…………

116 名前: さいごに。こーりんへ。 投稿日: 2005/08/18(木) 04:44:07 [ n1chXjoc ]

――もう、いいよ。

 ようやく開いたあなたの唇。
 次に紡ぎ出される言の葉が、僕にはとても恐ろしい。

――そんな顔して、無理をしないで。

 真っ直ぐ見据える、あなたと僕とで四つの瞳。
 青の視線にに吸い込まれるかのような錯覚。
 底には優しさ、寂しさと、少しの冷たさが詰まっていた。

――今夜だけは、特別だ。
  慰めくらいならば与えられるさ。
  どこまでも空虚で、偽りに満ちた時間でしかないけれど。

 ゆっくり頷く僕の顎を、あなたの指が引いてゆく。
 
 僕の終わりが始まってゆく。

 はじめから分かっていること。
 そう、ずっと前から知っていたはずのこと……

 舌の上では、あなたの香りと、潮の香りが踊っていた。

117 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 04:49:28 [ n1chXjoc ]
♂×♂ネタの方がより思いつきやすく、かつ素直になれる俺は一体なんだ。

118 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 12:23:06 [ gU/3Jcqg ]
まぁそういう事だろ

119 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 16:04:33 [ FY2Ml1MU ]
「…全く、永琳さんも無茶な事言うよ…」
永琳さんに薬学を教えてもらう事になり、僕は材料を集めに山奥まで来ていた。
「まだ着かないの、その場所に?」
「…飛べれば早いんだけどね」
隣を歩いている少女――鈴仙・優曇華院・イナバもその手伝いとして着いて来て貰った。
この山って飛ぶことが出来れば、それほどの距離にはならないんだろうけど、
飛べない僕には難所でしかない。
「そう言えば優曇華も飛べるんでしょ? だったら先に行ったら?」
「ダメ、師匠にちゃんとあなたを連れて帰るように言ったから、一緒に行くの」
そう言って、一応僕にペースを合わせてくれるのは嬉しいんだけど
やっぱり、効率とか考えれば飛んでいってもらうのが早いんだけどな…
「てゐみたく飛べるんだから、先に行ってとってきたほうが早いよ」
「…だめ」
それでも譲らない優曇華。
「…だから、優曇華」
「鈴仙」
突然、自分の名前をハッキリと言う優曇華。
「あなたって、私以外の人にはちゃんと名前で呼ぶよね。 てゐ、永琳師匠、輝夜さま
…でも私だけ、名前で呼ばれてない」
「いや、それは…みんなそう呼んでるから――」
「鈴仙!」
…どうやら、僕が名前で呼ぶまでこの口論は続きそうだ。
「だから、優曇華?」
「鈴仙!」
「…うど――」
「鈴仙!」
目が赤い、いや…いつもの事だけど、この表情は…泣きそうだ。
やっぱり、そう呼ぶしかないのか…
「…鈴仙」
「…何?」
「…行こうか、日が暮れちゃうよ」
「…うん」
既に妖怪とかが出そうな時間の空だった。




……プロポーズでも告白でもねえよ。orz

120 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 16:26:11 [ yYoKOP/A ]
>>119
甘すぎて糖尿病になるかと思った
もっとやれ

121 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 17:51:10 [ FY2Ml1MU ]
>>120
了解した


「…これで、一応揃ったのかな?」
僕にとっては見知らぬ草花とかばっかりだ。
でも、鈴仙のおかげもあってか、永琳さんの指示した材料は、全部集まった。
「ねえ」
「…うん?何、鈴仙?」
集めた物をまとめながら僕は彼女の方を向く。
既に日の暮れているこの場所は、暗いながらも月の光で鈴仙の姿を映していた。
「私が、月から逃げてきたって言ったよね?」
「…それは、一応聞いたけどさ」
鈴仙の重い過去のお話だ。
この話は、彼女の口からではなく、永琳さんの口から聞いた事だが。
「私は、今でもちょっとだけ後悔してるの」
「そりゃ、そうだろうね」
きっと家族とかも居ただろうし、友達だって居たはずだ。
それを置いて逃げてきたら、僕ならきっと耐えられない。
「でも、嬉しい事もあったんだ」
「うん、永琳さんやてゐ、輝夜さまに会えたからだろう?」
「それもあるけど…」
そこで一瞬、息を吸う。そして、僕の方を真っ直ぐに向き
「あなたに、会えたから」
笑顔でそう言った。
それに対して僕はどう返すべきなのか、頭が真っ白になりながら考えた。
「…ぼ、僕も…鈴仙と、会えて…嬉しい、よ?」
「――さ、帰りましょう? 師匠も心配してるだろうし」
そう言って顔を真っ赤にしながら、背を向ける。
「鈴仙!」
ビクッと、一瞬彼女の体が硬直する。
「…僕は、鈴仙の事が好きだから」
「――!」
暗がりでも照らす光が、彼女が震えているということが分かった。
「…返事は、いらないけど」
「…――」
「え?」
蚊の鳴くような声で、何かを呟いた。
「私も、あなたが好き…大好き…!」
「うん…」
僕達は月の照らす中で、抱き合い…その後、山を後にした。



ダメだ、何だこれ。orz
期待に沿えんくてスマソ

122 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 19:26:31 [ F/cLP6Fg ]
別にいいじゃん。GJ
和三盆なみに甘いぞ

123 名前: 裁かれる、その時 投稿日: 2005/08/18(木) 22:29:45 [ feo9mPE2 ]
「本当は、ずっと黙っていたかった」
 けど、それは敵わない事も、知っていた。
 だって彼女は…嘘を暴く、地獄の最高裁判官なのだから。
「きっと、これは赦されない罪だから」
 彼女の眼を見つめて、ただ言葉を紡ぐ。
 折れてしまいそうな心をなんとか繋ぎ止めながら。
 偽る事など、この瞳の前では出来なかった。
「俺は、貴女が好きになりました。貴女を…映姫さんを、愛しています」
 それだけしか、言えなかった。俯いてしまう。
 …彼女の言葉など、簡単に予想できた。
 彼女は裁く者。俺は裁かれる者。圧倒的上位者と、下位の存在。
 ただの一刀で切り伏せられ、この恋はきっと…終わる。

 そう、思っていた。

「…私があなたを裁く事があるのならば」
 静かに、映姫が口を開き、語り始めた。
「あなたを非と裁き、地獄へと落とします」
 …そうだろうなと、自分でも思った。
 ただ、今は俺に下される言葉を聞くのが大事だ。
 俺は俯いて、彼女の言葉を待った。
「地獄へ落とされぬよう、あなたは善行を積まなければなりません」
「一体…何をすればいいんですか?」
 お婆さんを背負って横断歩道を渡ればいいのか?
 拾ったお金を交番に届ければ?

 ……違う誰かを、愛すればいいのか?

124 名前: 裁かれる、その時 投稿日: 2005/08/18(木) 22:31:18 [ feo9mPE2 ]
 す、と彼女の手が、俺の頬に伸びた。
 その手に導かれるように、俺は顔を上げた。そこに見えたのは…

「もっと…私を愛しなさい。思いを言葉にして、私に伝えなさい」

 彼女の……映姫の、優しい笑顔。思わず胸が一杯になる。

「………映姫さんっ!!」
 思わず、その体を抱きしめてしまう。腕の中の彼女の体は、信じられないくらい華奢で…
「い、痛い…気持ちはわかりますが、少し…弱めて…」
「あっ!?ご、ごめん…なさい……」
 言われて、少し力を緩めた。けれど…抱きしめる腕を、放したくはなかった。
「暖かい…ですね」
 俺の腕の中で、彼女はポツリと呟く。その声は、どこか幸せそうな響きがあった。
「最後に一つ、あなたが出来る最高の善行を教えましょう…」
「………なんですか?」
 この彼女のぬくもりがある限り、俺はどんな事でもやっていける。
 そう、信じられた。

「……私の事は、ただ映姫と…そう、呼びなさい」


 なんだかミニ裁判みたいになった。告白でも何でもねぇよ…orz

125 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 23:10:22 [ kiIFFwq. ]
地獄の沙汰も愛情次第、愛は我が身を救うのだ。
映姫様の新たな魅力に気づかされました。GJ

126 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 23:18:32 [ 6XUFJa/g ]
>>121の続きで

「とりあえず、ちゃんと材料は集めてきたみたいだけど…二人とも随分と遅かったわね」
永遠亭に辿り着いて早々に永琳さんに言われた言葉がそれだった。
「…探すのに手間取りまして」
とっさに口に出た言葉は、きっと通じはしないんだろう。何せでっち上げなのだから。
あからさまなため息をつきながらきつい目をして
「…何のためにウドンゲを付いていかせたと思ってるの?」と永琳さんは言う
そりゃ、材料を探す為だけど…
「そうでした、師匠。 それで一体何を作るつもりなんですか?」
鈴仙の言葉で僕も思い出した。
確かにそれを聞いてない。
初心者にとって本当に初歩の初歩とは聞いていたけど…それが何なのかは分からない。
「あぁ、言ってなかったわね」と
永琳さんは言葉を切り…少し考えるようなふりをして、やがてこう言った。

「…秘密よ」

教えてはまずい事なのか、いやそれとも面白そうだから、ただ黙っているのか…
目が笑っている事から考えると、やっぱり後者なんだろうなぁ…
「さぁ早速、薬の製作に入りましょう。ウドンゲ、あなたはちょっと出て行きなさい」
その永琳さんの言葉に驚いたのか
「え、私も手伝いますよ?」
と、鈴仙は言った。
「ダメよ。これは彼の修行だから、でも、そうね…。 後でその薬の実験台になってもらおうかしら」
「え…」
実験台――そのあからさまな単語に鈴仙は一瞬で後ずさる。
そりゃ、誰だって実験台になんてなりたくないって…
「大丈夫よ。風邪薬みたいな物だから」
それは結局の所、風邪を引いた人じゃないの無意味なのでは?
「…そ、それじゃ、頑張ってね」
鈴仙はそう言いながら、さっさと部屋を出て行った。
残された永琳さんと僕の間に沈黙が包み込む。
「…まずは、調合の分量から言っておくわ。 これを間違えると薬は毒になるの
薬も度が過ぎれば毒とはよく言ったものね。大体、このくらいの分量ね」
「はい、えっと…こっちの分量はこれくらいでしょうか?」
「もうちょっと少な目ね。 分量をミスしたら、それだけあの子が苦しむわよ?」
「脅さないで下さいよ…」
いや、これはもう脅しじゃないけど
「脅しじゃないわよ?あなたがミスしなければいい話だから」
それもそうか。薬学を志す身として、ちゃんと最初の作業くらいは成功させないと!
僕は目の前の作業に取り掛かった。端で笑っている永琳さんの様子も気になるけど…

127 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 23:33:42 [ kiIFFwq. ]
永琳が作らせているお薬とは、もしかして避妊薬(座薬形永琳スペシャル)でh(秘術「天文密葬法」

128 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 23:54:27 [ 6XUFJa/g ]
どうやら>>126の続きらしい…よ?

「…ふぅ」
外に出てから、私はゆっくりと溜め息をついた。
何を作っているのか気になる一方で、彼が大丈夫かという不安に襲われている。
「大丈夫…だよね」
いくら師匠でも、そんな事をするはずはないし…多分、大丈夫………のはず

くいくい

そんな考えが浮かんだ途端に私の服の袖が引っ張られた。
その方を向くと、二匹の妖怪兎が私の方を見ていた。
「えっと、どうかしたの?」
見下ろすような形をやめて視線を合わせて、その様子を見る
「れーせん…」
と一度私を指差して自らを指差す。
「――」
そしてもう一匹が、今、部屋の中に居るであろう人物の名前を舌っ足らずに言い
その指を自分に指す
「う〜」
と急に二人の妖怪兎が抱き合うような形になる。
「れーせん、だいすき」
「わたしも、すき」
…ボッといきなり顔が熱くなったような気がした。
いや、気がしたじゃない。現に熱くなっている。
「あ、あ、あ、あ…あなたたち…見てたの!?」
「う!」
首を縦に振る…という事は肯定の証らしい。
しかしあんな山奥に偶然に行くなんて事は考えられない。
つまり、誰かに頼まれていったという事だろう。
「…怒らないから正直に言ってみて。誰に頼まれたのかな?」
そう言って私は敢えて立ち上がった。
別に威圧するわけでもない。自然な行動だ。私は怒ってないし。立って見下ろす形に
なるのは普通の事だ。うん、間違いない。
「てゐ!」
「てゐ!う〜」
「そう…てゐなのね…」
自分でも頬が緩んでいる気がする。
自分でも不思議に落ち着いている。あまりにも怒りが過ぎてしまうと、
その頭は急速に冷却されて逆に落ち着くという事を、師匠の文献で見た気がする。
いや、そんな事は…どうでもいい。
「あの子ったら…少しお仕置きが必要みたいね…。ふふ、うふふふふ」





……何が書きたいんだ俺…orz

129 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 00:06:39 [ q3rYEQeE ]
>>128
鈴仙は無論としてだ。
兎たちかわいいな・・・

130 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 00:34:20 [ thrGTghg ]
>>128の続きらしいが…俺にはそう見えなくなってきたよ…orz

鈴仙…実験台なんて大丈夫なのかな?
この薬、毒薬って事はないだろうけど…やっぱり飲ませる身としては
心配だ。
「ほら手が止まってるわよ」
「は、はい」
当の本人は全く教える気配すらないし…
「永琳さん…」
「何の薬を作っているかなんて質問は三十二回目だから却下するわよ」
「………」
バレてるよ。
「毒薬なんて作る気ないから安心しなさい。誰が好き好んで鈴仙を殺すもんですか」
それも、そうか。
「…そう、ですね」
家族同然なんだから、苦しめるような真似はするはずがないんだ…
…僕が変な事をしない限りは。
「それじゃ次の作業ね」
そう言った時だった。

ガシャァァァン

と、大きな何かガラスのような物が割れる音がした。もっともこの永遠亭にガラスなんて
ないはずだから、きっと何かが暴れる音なんだろう。
「…何でしょうね?」
「さぁ?」
そう言いながらも含み笑いをする永琳さん。
…やっぱり見当はついてるって事かな。
「これで最後だから、やり方は紙に書いておくわ」
そう言って簡易なメモを残して、永琳さんは部屋から出て行った。
きっと、原因を調べに行くのだろう。絶対見当はついてるはずだろうけど…

「それで、出来たのね?」
「はい、出来ました」
僕の手元には確かに薬がある。
結局何の薬かは教えてもらってないけど。
「あの、本当に鈴仙に飲ませるんですか」
「そうじゃなきゃ、薬の成果が試せないでしょう?」
…風邪薬みたいなもんだとか言ってたような気がするんですが。
やっぱり、怪しいもんだ。
「てゐは…さっきボロボロだったし、他の誰かが連れてくるはずね」
「え、てゐがどうかしたんですか?」
「…少しね」
やっぱり目が笑っている。 もしかしたら、また何かあったのかもしれない。
「……遅くなりました」
……静かに出てきたのは凶悪なオーラを漂わせてた月の兎だった。
満身創痍と言うか何というか…ともかく、疲れているということはハッキリと分かる。
「…とりあえず、これでも飲みなさい。疲労回復くらいはするかもよ?」
と、素早く僕の持っていた薬を奪い取って鈴仙に渡した
「じゃあ、遠慮なく…」
鈴仙は疑う事もなくその薬を放り込んだ。


…どんな展開だ、俺よorz

131 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:01:18 [ NTYncd.2 ]
何ですかこのチョコレートを砂糖漬けにして蜂蜜をかけたような甘さは(ホメコトバ
蟻が寄るぜ(

>>123
巧い、GJ
もうこれで「山田」なんて呼べねぇや

久しぶりに書いてみる。
文花帖読んでない奴には解らない部分があると思う。先に謝っておく。


「……で、なんで俺なのさ」
「この間の月都万象展で外界に対する興味は高まっていますからね。読者の読みたがる記事を書くのも文文。新聞の務めです。そこで今日は外界から来たというあなたに独占取材をですね……。もちろん三面記事ぶち抜きですので期待してください」
 と、文はなぜか誇らしげに胸を張る。まあ、俺の行動範囲である博麗神社周辺の人物はそんなに外界に興味を持っているようにも思えないのだが、俺の知らない集落なんかではきっとそうなんだろう。
 しかしながら会話になっていないのは気のせいだろうか。
「別に外の世界ならゆあ……ゴホン。紫さんに聴けばいいじゃないか」
 お茶をすすりつつ、脇を通ったカラスに煎餅をくれてみる。
 外の世界の事と言われても、俺の記憶の中にあるのはたかだか十数年かそこらだし、そもそもどの程度役立つのかも疑問系である。
「いくら私でもマヨヒガへそう何度も行けるわけではありません。それに彼女はもう冬眠していますよ」
「ふぅん……まぁ答えられる範囲で良いなら善処するよ」
「ご協力感謝します。では、始めにですね…………」
 

―――――――


「成程成程……やはり外界では科学の進歩が発展に大きな影響を与えている。と」
 かれこれ小一時間はインタビューを受けただろうか。どの質問もどうにか俺の知識の範囲内で答えられるものだったのが何よりの救いだが、『ロケットの材料であるという『アームストロング』とはどういう物ですか』とか、微妙に何か間違っている質問が多かったのも事実である。
「あ、次が最後の質問ですね。お疲れ様でした」
 と軽く頭を下げる文。釣られて俺も「いえいえ」なんて会釈を返してしまう。
「では最後の質問です。…………」
 止まった。
 メモ帳を凝視したまま、うつむき加減で文が止まった。
「お、おい、どうした?」
「…………?」
 成程。止まっているのではなく物凄い小声。うつむいているというか、そこはかとなく赤みを帯びだした表情を読み取られまいと顔の下半分を隠しているのか。
 そして、
「……私は……あなたのことが……好きなのですが、それについて、どう思われますか?」
 聞こえた。聞こえてしまった。
 そして同時に全てがジグゾーパズルのように繋がった。
 どうして今日、こんなインタビューなんて受けているのか。
 どうして「風神少女」の異名を持つ彼女を追って幻想郷を東奔西走したのか。
 どうして徹夜で文文。新聞の編集や校正、製版を手伝っていたのか。
 皆から「物好きねぇ」なんて言われたそれらの理由が解った。
「……その質問に答えるのは簡単なようでとても難しい」
 俺は座り直すとできるだけ真面目に答える。
「まずは射命丸文という人物の人柄から説明しなければならないんだが……時間も押しているようだし端折ってしまおう」
 新聞に対する情熱、ひたむきさ。そういう理屈っぽいものは全てひっくるめてしまおう……
「俺もお前が好きだ。愛してる」
 この一言だけできっと十分だから。



あれ? おかしいなぁ「プロポーズするスレ」のはずなのに順序が逆だぜ(゜∀゜)
これ書くために「風神少女」をエンドレスで聴いているのは内緒。

132 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:13:11 [ YOdtptAE ]
なんだかこのスレとってもあまぁ〜い!甘いよ小沢さん!

133 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:25:06 [ thrGTghg ]
>>130の続き…これで予定では終わるはずだ!
そう、予定では…


「…あの、永琳さん、本当に飲ませて大丈夫だったんですか?」
数分経っても、飲んだ彼女に変化は見られない。
かと言って、永琳さんの言った事も信用できないんだよな…
「大丈夫でしょ。 あなたが変な失敗をしてない限りは」
「それこそ大丈夫です。だってずっと隣で分量とか細かく計算したじゃないですか」
「師匠、結局これは何の薬なんですか?」
「いや、だから秘密なんだけどね」
思ったように効果が出ていない…ってところかな?
表情から予想するには。でも、効果が出ない方がきっといい。
僕はそんな予感がしていた。

だが、観察をして更に数分が経ってから…それは起こった。
「う、ん…」
「…どうかしたの、鈴仙!?」
「効果が出てきたみたいね」
「効果って…もしかして、あの薬の!?」
どうやら心拍は上がってるようだし、顔も赤い。
風邪とはまた違った症状みたいだけど…汗をかいているみたいだ。
「と言うよりも、僕に何の薬を作らせたんですか!?」
「…その状態で気付かないの?」
「熱…いよ」
弱っていると言うよりも、どことなく色っぽい雰囲気を出している鈴仙。
やっぱり、これって…
「あの、薬ですか?」
「えぇ、あの薬よ」
悪い予感的中。僕の勘は当たるようだ。当たっても嬉しくないけど。
「熱…い。脱い…で、いい?」
「待て待て待て!鈴仙!落ち着いて!脱ぐな、いや、脱がないで!」
ここで何か起きたら、間違いなく僕のリミッターが外れるような気がする。
これは予感じゃない。確信だ。
「ちょっと、永琳さん! どうにかして…って居ないし!」
いつの間にか、永琳さんの姿はどこにもなかった。
いや、それどころか、永遠亭中の気配がない。
「…れ、鈴仙さん?そう引っ付かれると、大変身動きが取れないのですが」
「だぁめ…汗かいたら、ちょっと…寒くなったの…」
ダメだ。僕はこのままだと、終わってしまう。
何かが終わる。

でも……きっと、またこの世界に帰って来れるだろう。
きっと…そして、また鈴仙と会えるように――




――予定は結局未定、そしてこれはGOOD ENDなのかBAD ENDなのか――

134 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:27:04 [ fRE23Mtk ]
そこのキミ。
その才能をネチョスレで活かしてみないか? ハァハァ

135 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:28:13 [ 1uSuqG56 ]
な ん だ こ の 良 ス レ

136 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 01:57:34 [ E5Ktdl1I ]
良スレ期待age

137 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 02:10:35 [ M9miA4T6 ]
オイオイ暫く見ないうちに どうなってんだこの良スレは>136ガッ

138 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 02:29:24 [ QF1ZLAIU ]
なんだかプロポーズからかけ離れている気もしなくも無い
エロゲでありそうなシチュエーションスレ?

だが良スレだ

139 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 02:45:36 [ sKXpdKPk ]
てるよへ
「NEETで引き篭もりで不死身でも俺はお前を愛していくよ。俺は不死身じゃないけどNEETでひk(ry」

140 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 07:25:13 [ qQ9/nujM ]
>>124の後日談

「…遅いな」
 腕時計を見る。もう30分も映姫は遅れていた。
 こうまで遅いと何かあったのか、待ち合わせの場所を間違ったのかと心配になってくる。
 普段の彼女ならば、遅れるとは欠片も思わないのだが…
「やっぱり、デートなんてどだい無理だったのかな」
 ただでさえ忙しい彼女なのだ。無理を通り越して無謀とも言えるかもしれない。
 地獄へ運ばれる幽霊の量はまだ多いらしいため、仕事も過密。
 そんな時にデートなんて、やっぱり迷惑だったんじゃ…

「はぁ、はぁ…お、お待たせしましたっ…!!」

 ばびゅ〜んという音までさせながら、映姫が俺の目の前に着陸した。
 服装は仕事着のまま。しかも全速力で飛んできたのか、息が死にそうなほどに上がっている。
「お、落ち着け。慌てなくていいから、まず深呼吸…な?」
「はぁ、はぁ…は、はい…すー……はー……」
 胸を軽くとんとんと叩きながら、映姫は言われるままに深呼吸をする。
 顔の赤みも少しずつ引き、呼吸も穏やかになっていく。
 …ちょっとだけ、朱に染まった顔をみていたかったのは内緒だ。
「…落ち着いた?」
「はい…落ち着きましたが…その………ごめんなさいっ!!!」
 まるで頭で竹が割れそうな感じで頭を下げる映姫。
 いきなりだったので一瞬呆然となってしまう。
「時間を決めたのは私なのに…遅れてしまって。私自身の手で自分を地獄に落としたい気持ちです…」
「いや…お仕事大変ならしょうがないよ。それより、出てきて大丈夫なの?」
「はい。午後からは休暇を取りました。あなたは何も心配しないで下さい」
 どうやったら閻魔の仕事が休めるのかはわからない。
 …けど、そうしてまで俺との約束を護ってくれた彼女の心が、とても嬉しかった。
「そっか。じゃ…行こうか、映姫」
 彼女に向かって、俺は手を差し出した。
「はい…行きましょう」
 彼女はその手にそって触れて…そしてぎゅっと繋いだ。

 如何な苦しみ、悲しみが待ち受けていようとも、もう俺は恐れない。
 どんな大きな溝だって、この温もりがあれば。



 …余談だが、地獄では―
「ふぇーん…映姫さま、どこ行っちゃったんですかぁ?」
 幽霊の山にてんやわんやする死神の姿があったとか。
 彼女が座るべき席には、卒塔婆が一本机に直でめり込んでいるだけ。
 そこには一枚のメモ用紙が貼り付けられていた。内容は一つ。

『外出します』

 これだけだった。


 …告白して終わり、じゃないと思うんですよね。その後もあってこそ、かな?

141 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 07:33:48 [ aQ3UKvcE ]
プロポーズとその返事くらいでいいと思うけどねー。
蛇足とは言わんけど

142 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 09:10:27 [ M9miA4T6 ]
投稿するまでもないSSスレと似てきたな。

いやまぁ甘シチュエーション投下先でも良いと思うがね。

143 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 09:33:25 [ DsOKds4I ]
>>55にもあったけど、「プレイヤー×○○」って読む人を選ぶと思われ。

投稿するまでもないSSスレとは住み分け可能じゃないかな。プロポーズとその返事にいたるまでが面白いし。

萃香が笑いそうだが次スレは「東方恋愛AVGスレ」でいくのだろうか?

144 名前: sage 投稿日: 2005/08/19(金) 11:21:44 [ 5fnet88A ]
>>143
東方恋愛AVGスレのほうがいいかもしれね。
それならプロポーズに限らず恋ネタなんでも入れられるし。

145 名前: sage 投稿日: 2005/08/19(金) 11:23:04 [ 5fnet88A ]
こんな使い古されたミスをするとは! orz

146 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 11:24:33 [ 5fnet88A ]
む、何でまたミスを……

147 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 20:10:20 [ tTpMo3u. ]
suicaが笑うといわれて、かなりの間意味が分からなかった…
なるほど、『鬼が笑う』ってことか。

 俺達は言葉を交わさぬまま、ただ肩を並べて座っていた。
 俺は静かに手元を見つめ、彼女…ルナサは空に浮かぶ半月を見上げている。
 傍では、空中に浮かんだヴァイオリンが静かな音楽を奏でていた。
「……あの、さ」
「うん?」
 振り返るルナサ。いつもの何処を見ているのかも分からない、糸のような眼。
 けど、それなりに一緒にいて…こんな俺でも少しは、その奥に見える感情も見える気がした。
 きっと…言うチャンスは、今しかない。
「俺…さ。ルナサの事…好きなんだ」
「……………ん」
 ルナサはふいと前を向いて、立ち上がった。
 そして、漂っていたヴァイオリンを手に取り…ゆっくりと、演奏を始めた。
 その音楽は、俺が聞いたこともない…言葉ではとても表せない曲だった。
 時に激しくうねり、時に優しく包みこみ…一時として同じ感覚を抱かせなかった。
 ルナサは瞳を閉じ、一心不乱にその曲を演奏し続けている。
 …それは、触れる事すらためらわれるほどに、眩しく輝いて見えた。
「……ふぅっ」
 一体どれ位の時間がたったのか。一時間にも、一瞬にも思えた。
 ルナサはバイオリンを下ろす。息は切らしていないものの、少し高揚しているようにも見える。
「どうだった?」
「どうって…凄かったよ」
 今でも体中が震えていた。魂を振るわせる演奏とは、あの曲のことなのだろう。
「あれはね…たった今、体の中で聞こえてきた音楽そのままよ」
「…聞こえてきた、音楽?」
「あなたの思いを伝えられて…私の心が奏でた音。それを可能な限り…演奏したわ」
 ルナサは、俺の瞳をじっとみつめて、そっとこう言った。
 少し照れくさそうな…それでいて自信に満ちた笑顔を浮かべながら。
「私は不器用だから…音に乗せて思いを伝えてみたの。これが、私の気持ち。私の答え。
 あなたの心に、私の心の音色は…伝わった?」
 俺の答えは…誰に聞かれるまでも、無かった。

 ルナサ姉さんはこんな風だといいな。

148 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 20:38:39 [ 7YcARNIU ]

「小町さん!俺と結婚してください!」
「ああ、いいぞ。そこの三途の川を渡りきれたらな。」
「(´・ω・`)ショボーン」

149 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 21:03:25 [ IyjUJdjs ]
幽「あら、あなた新入りね。そんな若い身空でどうして死んだりしたの?」
俺「はい、それが……」

俺「ああお美しい吸血姫レミリア様、俺と結婚してください」
レ「そうね。咲夜に聞いてみて。咲夜がいいっていったら結婚してあげる」
咲「絶っっっっっ対に許しませんっ!お嬢様につく悪い虫はことごとく潰すのみです」
(メイド弾幕中・夜霧の幻影殺人鬼)

俺「ということだったんですよ(´・ω・`)」
幽「あらあら大変ね」

150 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 21:51:44 [ vvmNqMvk ]
>>133の蛇足

いつもの永遠亭にいつもの日常が再び始まっていた。
あの日の僕の記憶はところどころ曖昧だが、
きっと、ロクな事になっていないのだろう。
鈴仙は花の異変を解決して戻ってきたばかりだ。
…まだ、季節外れの花が咲いているところを見ると、完全とは言えないみたいだけど。
「おはよう」
「…お疲れさま。昨日は鈴蘭を取りに行ったんだってね?」
「うん…おかげで色々疲れたわ」
まだ寝足りないのか、まぶたを擦る鈴仙。
「…眠ったら? まだ時間的には余裕があるでしょ?」
朝早くに永琳さんの持っている文献を読むのが、僕の日課である。
まぁ、鈴仙はこれにたまに付き合う程度だけど。
「……何かあったのかな?」
「え?」
自分じゃ気がついてないみたいだけど、目が赤い。
また泣いたのかな?あの時みたく。
「涙の線が残ってるしね」
「…っ!」
図星を指されたのか鈴仙は顔を隠すように僕の胸元に抱きついてきた。
多分、また泣いたんだろう。
「大丈夫、鈴仙は…優しいよ」
「私、自分勝手って言われたよ…?」
「…それでも、罪を認めて泣くことが出来るなら…僕は鈴仙と一緒にいたい」
「でも、でも…」
頭を撫でながら僕は出来る限り優しく言い聞かせる。
「幸せな時に罪は思い出さなくてもいいんだ。
勝手だけど…僕と一緒にいる間は、罪は忘れてくれないか?」
楽しく幸せに居たい、その想いだけを語りかける。
「私…あなたと一緒にいたい…居たいよ…!こんな罪、忘れたいよ…!」
「大丈夫だよ。僕が一生、鈴仙についてあげるから」
罪は裁かれなきゃならないなんて…そんな事はない。
どんな者でも幸福な時間を過ごす理由はあるはずだ。
だから、彼女を守っていきたい。この脆くて儚い少女を…


「ねえ」
「何だい?」
「…さっきのって、ぷ、プロポーズって事でいいのかな?」
「ぷ、プロポーズ!?」
「…違うの?」
「いや、そんなあからさまにがっかりしないでよ!いいって!プロポーズって事で!
嘘偽りないんだから!」
「本当?」
「うん、キミとなら、ずっと歩いていける…だから――」



どうやら終わりらしい、何とか(無理矢理だが)プロポーズにこぎつけたぞ!
とりあえず甘いかどうか自分じゃ分からないけど…ひとまず、終わりらしいです。
あと、期待した人がいるか分からないけど、居たらやっぱり期待に添えなくてスマソ。

151 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 22:14:14 [ SlolJYYM ]
射命丸スレよりコピペ

273 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 10:55:05 [ jitlL1co ]

文を抱き締めたい
「な…何するんですか!記事にしますよ…?」
と言いつつも腕を僅かに緩めているにも関わらず逃げようとしない彼女に俺は言う
「記事ニスレバイイ。ダガ『事件』ノ欄デハナク、『おめでたニュース』ノ欄ニ
 俺ト君ガ載ルコトニナル」
文はマイクとメモ帳を取り落とすと同時に、俺の体に小さな腕を回した
「…取材拒否…できませんよね…?」
「ウム」
そして俺は彼女に


274 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/18(木) 11:34:23 [ Q4L8reDc ]

そっと口づけをした。
文も目を閉じて返してくる。
「んっ、ぷちゅっ……」
俺は、そろそろと文の柔らかな身体をまさぐり出す。
「あ、やっ、はぁ……」
文が身をよじる度その身体が俺にこすれる。

感極まった俺は下半身スッパ

152 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 22:40:29 [ KH.E4/eY ]
>>150
花終了後の話だな
相変わらずGJ!

…と言いたい所だが
どんな者でも〜の所は理由じゃなくて権利だとオモタ

153 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 23:00:55 [ CYihAzK2 ]
>>152

うおあ…間違えてるよ俺…orz
流石に寝起き十分で仕上げると日本語もおかしくなってるよ…

蛇足の蛇足
「…れーせん!」
「あ、何?」
あの出来事から二日ほど経っていた。
また、あの妖怪兎の二匹が居たのだ。
あの時と同じようにひざまづく形で二匹を見る。
「…れーせん、――とずっと一緒?」
「いっしょ?」
またてゐ辺りに盗み見しろとでも言われたのか、
その妖怪兎は例の出来事を知っていた。
でも今度はあの時と違って、怒りなんてない。むしろ誇らしいくらいだ。
「うん、私にとって大事だし、一生懸命になってくれるのが…うれしいから」
「う?」
「彼とだったら、ずっと一緒に歩いていける…」
「きみとなら、ずっと歩いていける?」
あの時彼が言ってくれた言葉そのままだ。
その妖怪兎達の言葉に私は頷く。幸せになれるから。
「あなた達も、そういう人がいるんだよ?」
そう、私にとっての彼のように――




蛇足でした。ゴメン、吊ってくるorz

154 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 23:17:44 [ djaBx6Gk ]
>>143
○○×俺シチュってぶっちゃけ肩身狭いんで、
同じ趣味の同士が集まって語れるのなら俺としては死ぬほど嬉しい

155 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/19(金) 23:49:38 [ jSfOaXyI ]
>>68に追記して、現在の挑戦者の状況。

妖夢>>1>>21
>>2>>52
神綺>>3>>49
魔理沙>>4>>12>>53>>54
ミスティア>>5
アリス>>6>>15>>34>>63
>>8>>13>>62(BAD)(>>97>>99)
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105
魅魔>>11>>33
こーりん>>14>>35>>91(>>115>>116)
美鈴>>16>>39>>43>>51
妹紅>>17
パチュリー>>18(BAD)
慧音>>23>>27>>28
リリー>>25>>31
神主>>29
チルノ>>36>>37>>71 (BAD?)>>72
咲夜>>38
ルーミア>>41(BAD)>>47>>48
メルラン>>50
鈴仙>>55>>57>>64(BAD)(>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153)
レティ>>58
永琳>>59(BAD)(>>73>>74)
レミリア>>60>>92>>149 (BAD?)
ルナサ>>61>>147
輝夜>>69(>>79>>82)>>139
>>75 (BAD)
霊夢>>76(>>107>>110)
>>86 (BAD)>>131>>151
萃香>>93
リグル>>102 (BAD)
映姫(>>123>>124>>140)
小町>>148 (BAD?)

間違ってたらゴメン

156 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 00:00:32 [ 5OCILfkQ ]
勝手に作品別にソートしてみる

■霊夢・魔理沙
霊夢>>76(>>107>>110)
魔理沙>>4>>12>>53>>54

■紅魔郷
ルーミア>>41(BAD)>>47>>48
チルノ>>36>>37>>71 (BAD?)>>72
美鈴>>16>>39>>43>>51
パチュリー>>18(BAD)
咲夜>>38
レミリア>>60>>92>>149 (BAD?)
フラン(なし)

■妖々夢
レティ>>58
>>75 (BAD)
アリス>>6>>15>>34>>63
リリー>>25>>31
ルナサ>>61>>147
メルラン>>50
リリカ(なし)
妖夢>>1>>21
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105
>>8>>13>>62(BAD)(>>97>>99)
>>2>>52

■永夜抄
リグル>>102 (BAD)
ミスティア>>5
慧音>>23>>27>>28
てゐ(なし)
鈴仙>>55>>57>>64(BAD)(>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153)
永琳>>59(BAD)(>>73>>74)
輝夜>>69(>>79>>82)>>139
妹紅>>17

■萃夢想
萃香>>93

■花映塚
>>86 (BAD)>>131>>151
幽香(なし)
メディスン(なし)
小町>>148 (BAD?)
映姫(>>123>>124>>140)

■旧作
魅魔>>11>>33
神綺>>3>>49

■その他
こーりん>>14>>35>>91(>>115>>116)
神主>>29

多分漏れていないはず

157 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 00:10:19 [ DQPgj3gs ]
>>153
普通にGJ。
次に俺が書くのも恐れ多い気がするが、やってみる。


満月の夜。僕は竹林へ踏み入った。
妖怪達が力を増す夜。その道中はけして楽なものではない。
だがもう少し。もう少し進めば…
「待っていたぞ。満月の夜にやってくるとはいい度胸…」
「満月の夜だから来たんだ。今のあなたは満月の夜にしか存在しない」
僕の言葉に彼女―――上白沢慧音は一瞬戸惑ったようだが、いつものように言葉を続けた。
「あの人間には指一本…」
「あの人間なんか関係ない。僕はあなたに会いに来たんだ」
「なっ…」
彼女が言葉を発する前に、僕は言っていた。
「あなたが好きです」
言うことはそれだけの筈だった。だが、僕の口からはさらに言葉が溢れ出た。
「今日をずっと待っていた。あなたと会える満月の夜を。今のあなたに、この気持ちを伝えたかったから…」
僕の言葉を、今度は彼女が遮った。
「なんで今の私なんだ!今の私なんか怖いし…気持ち悪いし…」
僕は何も言わず彼女を抱き締めた。彼女の身体は獣。だがそれは人間のそれよりずっと、ずっと…弱い。
「なんで…なん…」
僕は彼女を包み込む腕に力を入れた。そして彼女は、僕の背中を思いきり掴んだ。
胸元が湿ってくるのを感じた。僕はそっと、彼女の頭から生えているそれに口付けた。

とある満月の夜。僕はもう彼女を離さないと誓った。
とある満月の夜。彼女はもう僕から離れないと誓った。

それは能力も何も使わずに創られた「歴史」だった。


俺にはこれが限界です…駄文スマソ

158 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 00:40:36 [ CBZcBKac ]
>>157
あの状態の彼女に挑むアナタに最大限の敬意を表する。
いや、嫌いじゃないけど…勇気がいるのは間違いないよな。
やっぱり愛はいろいろと飛び越えられるのかも。

159 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 02:39:00 [ clq7w9ZI ]
>>156
みんな!フランとリリカが寂しそうだぞ!!
あ、それと>>7の霊夢が抜けてることに気がついた。

160 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 02:40:39 [ rVBu2hBY ]
俺の一番好きな橙がBADしかないじゃないか
これは俺がやるしかないか

161 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:01:28 [ .mPbEA8s ]
熱いなあこのスレ
こんどじっくり読んでみよう

162 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:17:00 [ cvRXq.EA ]
正直書きたいけど設定とかほぼ無視だからかけねぇよって人が結構いると見た

163 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:24:55 [ arcfBGsU ]
むしろ文才が無くて書けねぇよ…orz

164 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:27:17 [ clq7w9ZI ]
文才?設定?だから何?
思いの丈をぶつけるだけさ!!

165 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:33:49 [ arcfBGsU ]
設定つってもちょっと会話あるだけのボス群が登場人物の大半だからなー
今出来上がってるキャラ像も原作設定というより、
SSとか同人とかで作り上げられた性格だし
別に各自の脳内補完でいいんではなかろうか

166 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 03:35:17 [ 12of5AWo ]
フランへ
「君が証明した495年の孤独を、僕という小さな乱数で埋めてみせる。」



…フランが数学に造詣が深いかはイマイチ自身なかったり。でもスペカがアレだしいいか。

167 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 04:21:30 [ g9DzQSUs ]
SSスレじゃないんだから、読み手のことなんてあんま気にせず気軽に妄想垂れ流していいんじゃまいか

168 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 07:45:56 [ clq7w9ZI ]
>>167 俺もそう思う。そして今までもそうしてきた(w

しかし、あらためて考えてみると何か俺♂にばかりプロポーズしてる・・・
い、いや、けーねやみょん子とかだって相手にしてるんだ!
だけど、絶対的な比率が・・・

・・・そういうことなのかッ?

169 名前: 160 投稿日: 2005/08/20(土) 08:04:50 [ henSBv6A ]
coolier.sytes.net/th_up/src/th_4493.txt

書き始めたら徹夜しちまったorz
短くするつもりが長くなりすぎたんで、東方ろだにうp
長いうえに個人的妄想垂れ流しの駄文なんで、暇な人だけ読んでくれ

170 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 08:50:51 [ WNYg0xrk ]
>>169
ニヤニヤしながら読ませてもらった
お疲れ。ゆっくり休んでくれ

つーかスレ建ったときはこんな良スレになるとは思わなかった
全くどいつもこいつも仕方ない奴ばっかりだな(・∀・)ニヤニヤ

171 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 09:33:34 [ clq7w9ZI ]
>>169
いいねいいねえ。
徹夜明けの良い清涼剤になったよ。
さあ、もう少し原稿がんばろう・・・・・・

172 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 11:24:33 [ VbYHSG1U ]
「萃香ー、付き合ってくれ!」
「もぅ、うるさいなぁ。いいよ。どこに行くの?」
「いやそうじゃなくて……えーと、俺の恋人になってくれ!」
「えっ……う、嘘じゃないの?騙してない?」
「当たり前だ、萃香の嫌いな嘘をつくわけないじゃないか!」
「じゃ、じゃあ、私と勝負して勝ったら、いいよ……?」
「よし、何でも来い!」

――何か勝負後。

「ま、負けた。勝てねぇ、鬼だ……」
「当たり前じゃない、こう見えても鬼なんだから。」
「惚れ直すぜ。じゃなかった、分かった、諦めるよ……」
全力を出してもやはり鬼には適わないということか。
しょうがない。帰ろうとしたそのとき、萃香が鎖を構えてるのが見えた。
「ちょっと待って。鬼が気に入った人間に勝負して勝ったら……どうするか、知ってるよね?」
「え、それって」
「もう絶対逃がさないんだから。ずっと傍に居てもらうよ!」

173 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 12:00:01 [ isiXy.tg ]
>>169
橙の反応が可愛すぎる
後半ニヤニヤしっぱなしだったぜ…

174 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 20:26:55 [ Efw0sRvY ]
一つ思うことがあるんだが…
『俺』が告白してされたキャラの対応ってのが王道なんだろうけどさ。
>>131の射命丸みたいな、相手からのリアクションが一回あってそれに答える形での告白ってのもアリだよな?
いや、そうするとまた一風違った感じに仕上げる事も出来ていいかなと思って。

175 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 20:45:13 [ isiXy.tg ]
どんな形でもキャラ×俺なシチュならいいと思うぜ
甘ったるい話だろうと、勢いに任せた告白だろうと

176 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 22:00:32 [ WNYg0xrk ]
ぶっちゃけ>>131は相当キタ
じゃんじゃんやってくれ(・∀・)

177 名前: 160 投稿日: 2005/08/20(土) 23:36:37 [ N4f8eXAM ]
読んでくれた人サンクス
手前味噌だが、自分で読んでてかなりハァハァ…(;´Д`)
やはり橙は可愛い
妄想を気兼ねなくぶつけれるっていいなぁ…

178 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/20(土) 23:50:34 [ Ril9Ag7A ]
誰か……生真面目で一生懸命で健気な妖夢に告白してやってくれ……お願い。

179 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 00:29:54 [ wJt6bl/c ]
咲夜さんに
「あなたの微乳は最高です!!」
って言って告白


命の保障はできないけど('A`)

180 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 00:41:48 [ WNhGP/wE ]
>>178
よし分かった。なんだかシチュ不明だがとりあえずは妖夢に言ってみた。
東方ろだ使うの初めてなんで、上手く行ってるか不明です。

coolier.sytes.net/th_up/src/th_4508.txt

足りない部分は色々と脳内保管してください。

181 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 02:38:18 [ P5GVwCCc ]
長すぎて無理とか言われて全消滅。
書き直してたらこんな時間にorz

>>178
ttp://www5d.biglobe.ne.jp/~coolier2/indexs.html

とりあえず>>180とは違う風味になったので安堵

182 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 03:17:47 [ 9rrquPUQ ]
>>180 >>181
ちくしょう、お前ら大好きだ!!(w

183 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 03:47:38 [ uQjtiLR. ]
ちょwおまww甘www勘弁して(*´Д`)
そして>>181のゆゆ様にびりびりに痺れて気絶しそうな俺ガイル。

184 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 04:20:50 [ hDnrXiwk ]
「それでねそれでね、人形の開放の次は世界征服してみようと思うの。
 今年のスーさんの勢いならきっと夢じゃないわ」
一面の鈴蘭の中心で、彼女は瞳を大きく見開いて、楽しそうに笑っていた。
偶然この花畑に迷い込んでからもう数時間、僕は彼女の夢の語を聞いている。
「そうだね、ここの鈴蘭は本当に綺麗だよ」
「でしょー、そうでしょー、べラドンナも彼岸花もよかったけど、
 やっぱりスーさんの毒が一番よね」
僕が話を真剣に聞いてあげると彼女はさらに嬉しそうに言葉を続けた。
初めて見たときの印象とは違って、意外にも人懐っこくて話好きの彼女。
この花畑からあまり出たことがないという彼女の話は、
幼い少女の夢のようにふわふわして、ちょっぴりスリルがあって、
そして純粋だった。
絶対に叶うと信じてるその大きな瞳を僕はずっと見つめていたくなる。
なんだかすごく、優しくなれる。
「それでね、スーさんの毒は心の毒なの。そういえば、仲間を見つけるには
 人の心が解らないといけないって言われたわ。でも、どうしたらいいのかな?
 どうやったら人の心をつかめると思う?」
どうやら僕は鈴蘭の毒に心をやられてしまったらしい。
「メディスン、君は今僕と話していて楽しい?」
「うーん、そうね、こんなにスーさん以外とお話したの初めてなんだけど、
 結構楽しいかもしれないわ。それに、スーさんとのお話とも少し違う感じ、
 どうしてかはわからないんだけど・・・ね!」
頬に指を当てて少し思案してから彼女はまた僕に笑顔を向けてくれた。
いとおしい、自然と心が素直になれた。
「そうやって、まず自分が楽しいって気持ちを相手に伝えられたら、
 きっと相手も君に心を開いてくれるよ。メディスンならきっと大丈夫」
「本当? そんなことでいいの? ・・・えっと、それじゃあなたも・・・
 あなたも私に心を開いてくれる?」
ほんの少しだけ自信がなさそうに、彼女は下から僕を見上げた。
僕は彼女の頬にそっと手を当てた。
「もちろん、それどころかどうやら僕は・・・メディスン、君のことが好きに
 なってしまったみたいだ」
「え、え、好きって、それって、スーさんとどっちが・・・とかそういう」
戸惑う彼女の表情にそっと顔を近づけると、頬に優しくキスをした。
ほんの少し唇がしびれた。
「僕は君の夢をかなえてあげたい、君のために力になりたい、そして君に
 恋する心を教えてあげたい、僕じゃ力になれないかな?」
彼女は自分の胸に手を当ててうつむいてしまった。
風が鈴蘭畑を揺らし、ゆっくりと時間が過ぎてゆく。
僕は静かに、優しく彼女を見守った。
やがて、少しだけ顔を上げる
前髪の隙間から瞳を覗かせ、小さな声で、けれどはっきりと

「・・・はい・・・教えてください」

思わず僕は彼女を抱きしめた。
少し強い風が吹いて、鈴蘭の花と小さな人形がいっせいに向こうを向いた。
もしかして気を利かせてくれたんだろうか?



なーんて、
あぁもうメディスン可愛いよメディスンメディスン

185 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 05:58:58 [ U7w9j7eU ]
どうも自分はシリアスに若干恋愛風味を足す感じにしか書けないらしい。
砂吐けるくらいだだ甘なの書いてみたいなぁ…

coolier.sytes.net/th_up/src/th_4520.txt

不死者とか幽霊とか、好きだからー!!(何

186 名前: 131=181 投稿日: 2005/08/21(日) 13:54:19 [ P5GVwCCc ]
>>181でアドレスをミスったorz
でも、そっからうpろだと判断してくれたおまいらが大好きだ。
ttp://coolier.sytes.net/th_up/src/th_4515.txt

読んでくれた人ありがとー。
なんかすっげぇ励みになるよー。

187 名前: 180 投稿日: 2005/08/21(日) 14:39:52 [ nz2/Pcos ]
なんと、181の方が131の文を書いた人だったとは。
おみそれしました。あの前では自分の妖夢も霞む霞む…

それでも読んで喜んで頂けたのなら、感謝の極み。
今度は今まで書かれてない意外なキャラ告白を書いてみよっと。

188 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 15:07:34 [ rmCyjwB2 ]
まさか小町より先にメラン子がプロポーズされるなんて!!
いやまあ、萌えたからいいんだけどさ…
誰か小町にも愛を語ってやってくれええええええええ

189 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 15:50:58 [ PuEVl2To ]
>>148
あれをそう呼ぶかは疑問だが

190 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 17:58:47 [ Q1nmxdAA ]
なんか東方キャラ使ったギャルゲ本気でやりたくなってきた
百合でもこーりんが主人公でもなく、俺が主人公の

191 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 19:17:18 [ bY7Fm32k ]
っ はじめての(ry

192 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 19:20:04 [ d1lv8MPQ ]
っ 東方繰(ry

193 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 20:39:53 [ hDnrXiwk ]
妄想駄作垂れ流していい?
長いんだけど
Upロダうまくつかえんのよ。

しばらく無人なら書き逃げシマ

194 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 20:44:15 [ d1lv8MPQ ]
クーリエ不安定らしいからねー

よかったら美鈴うpろだでもどうぞ
ttp://meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/

195 名前: 193 投稿日: 2005/08/21(日) 20:52:24 [ hDnrXiwk ]
>>178
サンクス

ttp://meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/meiring0054.txt

まともにSS書いたのここが初めてなんで稚拙なぶぶんはゆるして
あと、紅魔やりこんでないから根本的に何か間違ってるかも試練。
まぁ、俺妄想だから。


つか、自分主人公ってのとちょっと違う気がシテキタ

196 名前: 193 投稿日: 2005/08/21(日) 20:53:27 [ hDnrXiwk ]
間違った
>>194

ハズカシ
逃げ

197 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 22:50:44 [ Z3V5Rl1I ]
…スマン。h抜きのアドレスはどうやって見るのかわからないんだ。
誰か教えてくれ。プラウザにh加えてコピっても表示されん

198 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 22:59:00 [ VFDi9cvo ]
半角のhなら何の問題もないと思うが……。
あと2ちゃんの専用ブラウザ使えばそのままクリックで見れるよ。

199 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:12:01 [ EqEEOdm. ]
「失礼します」
 そう言って俺は目の前の重厚な扉を開けた。
 扉の向こうは真紅の部屋。
 中央に置かれた豪奢な椅子の肘掛に頬杖をつき、薮睨みの視線で僕を縫い止めているのがこの館の、そして俺達使用人の主であるスカーレット御嬢様だ。
 白磁よりも白い肌と、紅玉よりも紅い瞳。
 すらりとした切れ長の眉は意志の強さを如実に表わしている。
 眉を通り、整った目鼻立ちの下にある柔らかそうな唇から覗くのは、明らかに人外の種である証の牙。
 外見の幼さからは想像もつかない強烈な威圧感と、魔性の者のみが持ち得る傾国の美貌。
 俺如き脆弱な人間風情には、濫りに近付く事さえ許されない――――俺がそんな錯覚を覚えるのに、十二分にしてお釣りが来る程の魅力を、スカーレット御嬢様は備えていた。
「何をしているの。さっさと入りなさい」
 不機嫌さを隠そうともしない声で、萎縮してしまった僕を呼びつける御嬢様。
 視認出切るほどの不機嫌オーラを纏う御嬢様に近付くのは、はっきり言って泣きたくなるくらい怖い。
 俺は、使用人魂で恐怖をねじ伏せ歩を進めた。
 それと同時に、僕は何故御嬢様の御部屋に呼ばれたのか考えていた。
 俺の仕事は基本的に雑用や外回りの警備ばかりで、御嬢様の身の回りのお世話に直接関わるような機会は無い。
 仕事では大きな失敗もしていないし、呼びつけられる様な原因が思いつかない。
 しかし、それでも俺は外勤組の中では格段に御嬢様と出会う人間らしい。
 一日に三度は廊下で擦れ違ったり視線が合ったりすると仲間内で話したら、皆一様に驚いていた。
 曰く、外勤は一週間に一度御嬢様をお目にかかれたら上出来、なのだそうだ。
 もしかしたら、その辺りが今回呼ばれた原因なのかもしれない。
 余りにも顔を合わせる回数が多いから、サボってるんじゃないかと思われてたりして。
 内心で首を捻る俺に、御嬢様は言い放った。
「単刀直入に聞くわ。貴方、咲夜に何をしたの」
 心臓が跳ね上がった。口から飛び出たかと思った。
 十六夜咲夜さん。
 ここ紅魔館の使用人と侍女の頂点に立ち、人知を超越した能力を持つ、文字通り完全で瀟洒なメイド長。
 御嬢様が紅魔館の象徴であれば、咲夜さんは紅魔館の中枢と言ってもいい。
「……い、いえ。特にこれといって何かをしたという記憶はありませんが」
 俺の短い人生の中でも最大の集中力と精神力を振り絞り、可能な限りの平静を装って俺は答えた。
 誰よりも御嬢様に忠節を誓う咲夜さんだけど、まさか咲夜さんてばあんな事まで御嬢様に言うのか。
 俺は一週間前の出来事を思い出していた。
 今、俺が咲夜さんと聞いて思い出すのはそれしかない。
 一週間前――――咲夜さんに告白して、思いっきりフラれた事を。
 勿論、OKなんてもらえるとは思っていなかった。
 ただ、咲夜さんに自分の想いを知ってもらえればと、それだけが望みの告白だった。
 この気持ちは、好きというより、むしろ憧れに近いものだったのだろう。崇敬と言い換えてもいいかもしれない、そんな一方通行の想いだった。
 それでも返答が『そう……それじゃ』だけでくるりと踵を返して去ってしまったのは流石に多少傷付きもしたけれど。
 ダメでもせめてもう少しリアクションが欲しかった。
 高望みだとか無謀だとか言いつつも撃沈した俺に同僚達が奢ってくれた酒は少ししょっぱい味がした。

200 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:14:00 [ EqEEOdm. ]
  兎に角、あれ以来咲夜さんとは全く顔を合わせていない。
 むしろ避けられているような風潮さえある。本当にちらりとも姿を見ないのだ。
 現に、今だって普段は御嬢様の御付である筈の咲夜さんなのに、どこにも姿が見当たらない。
 気が滅入りそうになるが、これはどう考えても嫌われてしまったと見るのが妥当なんだろう。
 …………やばい、また涙が出そうになってきた。耐えろ俺。
 だけど、よくよく考えてみると何もしていないというのは間違いじゃないのだ。
 咲夜さんからしてみれば、俺はどうでもいい人間なのだから。自分で言うのも悲しいが、告白なんてされようが関係ないのだし。
 そんな俺の発言に、しかし御嬢様は苛立たしそうに席から立ち上がると目にも止まらぬ速さで俺の眼前へと移動し、
「てぃ」
「ぅぁ痛゛ぁっ!!?」
 デコピンを頂戴してしまった。
 あまりの痛さに頭が割れたかと思った。
「お゛お゛お゛お゛お゛……」
 そのまま御嬢様の前である事も忘れもんどり打って転げまわる俺。
 鼻息を荒げ腕を組みながら御嬢様が言う。
「この私に嘘とはいい度胸ね。貴方が咲夜に何かけしかけたのはお見通しなのよ!」
「ええっ!?」
「私の能力を知らないの? いいわ、特別に貴方にも見えるようにしてあげる」
 ぱちん、と御嬢様が指打ちをすると、俺の視界が一瞬、真っ赤に染まり――――

201 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:14:33 [ RJwj1T6g ]
>>199

やべえ…書きたかったネタが被っちまった…

202 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:15:32 [ EqEEOdm. ]
 気付くと、俺の腕といい首といい脚といい、身体中のありとあらゆる部分から、細長い糸が張り巡らされていた。
 糸は部屋の壁をつきぬけ、思い思いの方角へと一直線に伸びている。
 太さや色は様々で、緑、青、白、黄、紅、茶、黒、そして、
「……この糸だけ、やたら太っといですね。あの御嬢様、これは一体……?」
「俗に言う『運命の糸』って奴よ。貴方と周囲の人間のエニシを可視化したの」
 成る程。これは確かに、運命を操る御嬢様にしか出来ない業だ。改めて御嬢様の力の一角を見せ付けられ、俺は感嘆した。
「視覚化ついでにちょっと手品を加えておいたわ。貴方、ちょっとその糸引っ張ってみなさい」
「え?はい」
 俺は言われた通りに手首から出ている紅い糸、いやもう綱と言っていいようなそれを引いてみた。
 部屋の窓際、紅色のカーテンの向こうに繋がっていた綱がぴんと張り、その次の瞬間。
「きゃっ!」
 小さな悲鳴と共にカーテンの裏側から転げそうになって飛び出てきたのは、俺と同じく手首に綱を結わえた咲夜さんだった。
「あ……」
「う……」
 何故そんな場所に隠れていたのか。
 この糸の太さは何なのか。
 そんな疑問を吹き飛ばして瞬時に蘇る一週間前の記憶。
 赤熱化する頬が分かる。
 対する咲夜さんはと言うと、一週間前と同じくあっという間に背を向けてこちらを見てもくれない。
 呆然とする俺に、御嬢様が御不満ここに極まれリといった声で、とんでもない発言をしてくれた。
「この一週間、咲夜ったら酷かったんだから。掃除は手につかない、料理は失敗する、ぼーっとして私の言葉さえ聞き逃し、あまつさえこの咲夜が、咲夜がよ? まさか寝坊をするなんて思っても見なかったわ」
「おっ、御嬢様!」
 その時、俺ははっきり見てしまったのだ。
 反射的に振り返ってしまった咲夜さんの、あの氷のように澄んだ咲夜さんの綺麗な横顔が、真っ赤に染まってしまっているのを。
 それって、つまり――――
「咲夜さん、俺の事を嫌って避けてたんじゃなくて……」
「…………から」
「え?」
「ど、どんな顔をして貴方と会えばいいのか分からなかったから……」
 この時、俺は初めて知った。
 人間、理解能力の限界値を超えると意識が飛ぶって事を。
 薄暗くなっていく視界の中、俺は慌てて俺の方に駆け寄る咲夜さんの姿を見たような気がした。

203 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:18:10 [ EqEEOdm. ]
実はレミリア様→俺のサイドストーリーも考えて伏線張ってましたが回収忘れましたorz
気力が残ってたら書くかも。
あとこの紅魔館、男も普通に働いてます。

204 名前: 197 投稿日: 2005/08/21(日) 23:18:25 [ Z3V5Rl1I ]
スマン・・・今まで全角でh入力してた。半角でやったら普通に見れた。吊ってくる

205 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:19:43 [ xFqMTp7A ]
>>201
俺も被ったぜーorz
紅魔館ブームなのか?

206 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:25:29 [ EqEEOdm. ]
ぐぁぁ、一人称が俺と僕混ざってしまった……
吊ってきます
   |
   |
   ∧
   ∪
   ∧ ∧
   ∩   )
   |   |
    |  〜
   .∪∪
    | ̄ ̄ ̄ ̄

207 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:32:07 [ Z3V5Rl1I ]
>>206
大丈夫だ。ここは妄想を爆発させる場所であってSSを真面目に書く場所じゃない。
そんな細かいことは気にしないさw

208 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:32:09 [ hDnrXiwk ]
オレモマザタt
   |
   |
   ∧
   ∪
   ∧ ∧
   ∩   )
   |   |
    |  〜
   .∪∪
    | ̄ ̄ ̄ ̄

209 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/21(日) 23:36:27 [ A198JoaY ]
というか釣らないでくれー。赤面咲夜さんむっちゃ可愛いから!
いいなぁ。普段クール系な人の意外な一面でこうも胸に来るんか。
俺も紅魔に目覚めそうだー。

210 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 00:03:36 [ RcEitr1A ]
「オチャイレタヨーゥ」
「あ、ありがとう上海さん」
 頼りなげに飛んでくる上海さんから、紅茶が入ったカップを受け取る。
 アリスさんの家だけあって、凄くいい香りがして、心が落ち着く。
「ドウイタシマシテー!」
 上海さんはテーブルの上の本に腰掛けて、嬉しそうに笑った。
 なんでもアリスの飲むお茶は、上海さんが淹れるらしい。
 普段はアリスが自分でやるものの、人形作りをしている時は上海さんが淹れるとの事だ。
「ん…美味しい。これなら喫茶店とかも出来そうですね」
「ホメスギダヨゥ…」
 顔を隠しながら照れる上海さん。いちいちの動作が可愛らしい。

 しばしの間、部屋には俺が紅茶を飲む音と、風がそよぐ音だけが響いた。
 上海さんは眼を閉じて、静かに風に吹かれている。
 その姿は、人形である事を差し引いても…綺麗な姿だった。
 …胸の奥でたゆたっている言葉が、少しずつ浮かび上がってくるのが分かった。
 言おうか言うまいか、少しの間迷い…そして、決意した。
「上海さん…」
「ン?ナニー?」
「俺…上海さんの事が、好きです」
「シャンハイモ、スキダヨー?」
 いや、違うんです上海さん。好きの種類が違うんですが!
「…LIKEじゃなくて、LOVEの方で、です」
「………ヘ?」
 呆然とする上海さん。言われた言葉の意味が飲み込めないご様子。
 けれども、時間が経つにつれて少しずつ分かってきたのか。

「シャンハーイ!」

 …いきなり胸元に飛び込んできましたよ、この子。
「しゃ、上海さん!?」
「シャンハイ、ワカラナカッタ!イッショイルト、ワクワクドキドキシテタ!シャンハイモイッショ!」
 えっと…それって、つまり?
「シャンハイモダイスキ!ウレシイヨーゥ!」
 そういって、スリスリとほお擦りしてくる上海さん。
 …はっきり言って、めちゃめちゃ嬉しいし、愛しい。
「こんな俺だけど…宜しくね、上海」
「ウン!コッチコソダヨゥ、ダンナサマ!」
 いきなりそこまで飛ぶんですか!?
 突っ込みたかったけど…幸せそうな彼女を見ていたら、そんな事言えやしない。
 俺は少し笑いながら、上海さんを抱きしめた…

 …どっかでアリスが見てそうな予感。展開が唐突?…ゴメンナサイ。

211 名前: 名前がない程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 00:12:33 [ 38SqpYAY ]
>>210


現在マリ×俺モノを構想中だが、導入から書かないとわけが解らなくなりそうなので、そっから書くことにした。
で、その中の「俺」は東方を知っているのか知らないのか……
どっちが良いと思う?


没ネタ
「受け取れー!! 私の気持ちだー!!」
――恋心「ダブルスパーク」

212 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 00:21:55 [ S35vnDWc ]
>>211
ここはSSスレじゃないのではしょって言うが、「俺」の深入り度合いによって
持っている情報量を変える必要はあるだろう。
当事者から事件の概要を聞いているのでもない限りは文文。新聞の記事内容程度?

213 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 00:23:31 [ RcEitr1A ]
>>211
一つの現実(リアル)と考えると知らない(知ってるのは見聞きしたことのみ)ってのがいいかも。
逆に色々と知ってて、それだから上手くやってけるってのもいい。
要するに自分の妄想にふさわしい方向を選ぶといいかと。

214 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 00:37:14 [ FOQxOIwM ]
>>191-192
はじ(略の方はアレだし
操の方はヒロインが一人限定なのがなぁ

215 名前: 119 投稿日: 2005/08/22(月) 00:44:17 [ S1GMewAM ]
こうなったら仕方ないBADしかないパチェを書くぜ!


既に日の暮れた紅魔館の中の図書館に俺はまだ居た。
俺の仕事というものがまだ終わってなかった為だ。
主な仕事といえば、図書整理と、この中の警備の二つ。
前者は本当に時間がかかるし、後者はどこかの白黒の魔法使いが来たら、色々な
覚悟を決めなければならない事が欠点だ。
だが、そんな仕事にもいい事というのは存在するものだ。
「…仕事は終わったの?」
「あぁ、パチュリーさん。まだ終わってませんから、先に戻ってくれても構いませんよ」
この図書館の主、パチュリー=ノーレッジが、そのいい事の大半を占めている。
貴重な本を貸してくれたり、普通では手に入らない本なんて見せてもらうのも珍しくない。
それよりも、俺にとってはパチュリーさんに出会えることが一番の喜びだった。
「ダメ。私は最後まで残って、鍵を閉めなきゃならないから」
「でも、遅くなりますよ?」
「待ってるから、さっさと終わらせて」
と彼女はイスに腰掛けて、本を読み始めた。
待っているといったから、多分俺の仕事が終わるまでずっとここで本を読んでいるつもりだろう。
「分かりました。じゃあ行ってきます」

………

約一時間かかって、管理カードを書き終えて俺は戻ってきた。
白黒の持っていった本に時間がかかったというのは内緒だ。
「パチュリーさん、終わりました…よ?」
「すぅ…すぅ…」
俺を待っている間、どうやら本も読み終わったらしく、パチュリーさんは眠っていた。
それにしても、身体が細くて白い。ちゃんと栄養は取っているのだろうか?
いや、それよりも、この後をどうするかだ。このまま放っておくのも夢見が悪いけど、何の許可もなしに
身体に触るのもなぁ…。こういう時の頼みの小悪魔の娘も居ないし…
「仕方ないか…」
悪いとは思ったがパチュリーさんを背負う。思ったとおり、彼女の身体は軽かった。
やっぱり、栄養を取ったり運動したりした方がいいよなぁ…。

ようやく、辿り着いた時にパチュリーさんは目を覚ました。
「…ここ、は?」
「パチュリーさんの寝室ですよ」
背から降ろしてしばらく支えてやる。初めはフラフラと危なげだが何とか普通に立つことが出来たようだ。
「それじゃ、鍵は俺が閉めますから、お休みなさい」
鍵置き場から鍵を回収して部屋から出ようとすると、いきなりパチュリーさんに袖を
握られた。
そこからは、もう既にスローモーションだった。
パチュリーさんの唇が近づいてきて、俺の唇にそっと触れた。
それがキスだという事を理解するのに、二、三分はかかった気がするが、多分普通の時間的に言えば
数秒なんだろう。
「お休み…」
最後に顔の赤いパチュリーさんを見てから、俺は――さっさと部屋を出て行った。
図書館を出て鍵をかけて、自分の部屋に戻ってから、まだ唇にあの感触が残っていた気がする。

やっぱり…これは、そういう意味なんだろうか?



よし、相変わらず一回じゃ、告白まで行けねえ。
うどんげのアレで懲りたはずなのに…

と言う訳で吊ってくる。ノシ

216 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:15:15 [ pvMJDggM ]
>>215
それでいいんだ!じっくり殺してくれ(鬱

217 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:20:53 [ P.A3BbtE ]
俺「おお! ワタシのコマチ! 愛しておりまース。私の愛をみますか?」

小「はぁ? 愛?…変なのまた来た…ここは生きてる人のくる場所じゃない、
  ましてやおかしい人のくる場所でもないわ、仕事の邪魔だから帰って」

俺「まあ、そういわずにワタシの本気みていってくださいヨ」

小「本気ぃ? そういうなら見せてもらおうじゃない、くだらなかったら三途の川に落とすわよ?」

俺「おお! ありがたかい!それじゃ早速シンコン旅行はアタミがいいね?」

小「ちょっとまって、話が飛びすぎだって。いつの間に結婚したのよ」

俺「おお、コマチさん 恋愛じょうず。ワタシ、まいってしまいます。
  では、一緒に式場に行きましょう。いいでしょう?」

小「だから婚約だってしてないってば!」

俺「おお、それいじょう見つめられるとわたし大ヤケドします! でも、あなたコマチ!
  ではデートにいたしましょう。これならいいでしょう?」

小「ハァ…、もう付き合ってられない。これ以上サボるとまた何か言われるから帰って。
  死んでからまた来なさい」

俺「おお、あなたひどいひと!ワタシにくびつれといいますか? わかりました。
  お別れのキスしましょう。これならいいでしょう?」

小「は、なに馬鹿いって…って、きゃん」

俺は小町の不意をついて頬にキスをした。
え…
驚いて目を潤ませる小町。
何がおきたか理解できてない小町の耳にそっと、愛してると囁く。
小町の頬が唇を触れたところから真っ赤にそまった。
俺はそって彼女の手をとってその右の手の指に銀の指輪をはめた。

俺「おお、もらってくれますか? いつまでもワタシのコマチ!」

俺は小町の耳に再び顔を近づけ、囁いた。
次は、左手に、ね
小町の頬はますます赤くなっていった。

俺「サヨナラ コマチ! ハハハハハハ!」

小「ふざけんじゃないわよーーーーーーーー!」

顔を真っ赤にして怒り狂った小町が、その後小銭に混ぜて指輪も投げ捨てたことは言うまでもなかった。






正直スマンカッタ。

218 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:23:55 [ RcEitr1A ]
>>217
可愛い小町もいいが、なによりお前が気に入った。
まさか某ぼったくり商人が出てくるとは思わなかった。
今腹が痛いw

219 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:32:10 [ mPbf0fvM ]
>>217
クソワロタw

DQ3ネタだからオチは微妙に読めたが、GJ

220 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:39:52 [ P.A3BbtE ]
>>218>>219
おお あなたたち ともだち わたし まいってしまいます

ネタが通じてほっとしたヨ

221 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 01:54:38 [ JC.SruQg ]
>>185
妹紅・・・妹紅ォ――――ッ!
こうしてみると本当に不死って辛いよなぁ・・・

>>195
改めてハードルの高さを悟った・・・と、ともあれGJ

222 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 02:18:46 [ WzgH0EkE ]
(二百由旬の春の庭)

『ゆゆこさま!!



 あ、あああの……ん、んーと…


 ぼ、僕は!…見つけてしまいましたッ!

 こんな僕の魂を束縛して離さない、
 この世で一b……じゃナクッテ…
 あ、あああの世で一番き、きれいで……美しい…


 満開の桜を!!
 
 』


('ー`)んー…俺の頭の中だなorz

223 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 03:40:07 [ ucswuUHE ]
>>201>>205
俺も被った。が、書くぜ
なんたって、夢に見たからな

>>217
笑わせてもらった。GJ

最近このスレを最初にチェックしてる俺
てか、速度がおかしいw

224 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 08:11:24 [ JC.SruQg ]
>>222
そのおろおろぶり・・・
従者とダンナ、いじる対象が二人になってご満悦のゆゆ様が目に浮かぶようだ(w

225 名前: 纏めてみる程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 08:56:52 [ e8yzsSss ]
というわけで挑戦者の状況を。>>156氏に感謝の意を表します。

■霊夢・魔理沙
霊夢>>76(>>107>>110)
魔理沙>>4>>12>>53>>54

■紅魔郷
ルーミア>>41(BAD)>>47>>48
チルノ>>36>>37>>71 (BAD?)>>72
美鈴>>16>>39>>43>>51
パチュリー>>18(BAD)(>>215より進行中)
咲夜>>38>>179 (BAD?)(>>199>>200>>202)
レミリア>>60>>92>>149 (BAD?)
フラン>>166>>195 (BAD?)

■妖々夢
レティ>>58
>>75 (BAD)>>169
アリス>>6>>15>>34>>63
リリー>>25>>31
ルナサ>>61>>147
メルラン>>50
リリカ(なし)
妖夢>>1>>21>>180>>181>>186に正アドレス】
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105>>222
>>8>>13>>62(BAD)(>>97>>99)
>>2>>52

■永夜抄
リグル>>102 (BAD)
ミスティア>>5
慧音>>23>>27>>28>>157
てゐ(なし)
鈴仙>>55>>57>>64(BAD)(>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153)
永琳>>59(BAD)(>>73>>74)
輝夜>>69(>>79>>82)>>139
妹紅>>17>>185

■萃夢想
萃香>>93>>172

■花映塚
>>86 (BAD)>>131>>151
幽香(なし)
メディスン>>184
小町>>148 (BAD?)>>217 (BAD?)
映姫(>>123>>124>>140)

■旧作
魅魔>>11>>33
神綺>>3>>49

■その他
こーりん>>14>>35>>91(>>115>>116)
神主>>29
上海人形>>210

226 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 11:51:01 [ WEQNpfyw ]
>>185
妹紅自ら腹を切り裂き取り出した血まみれの肝を差し出すシーンが思い浮かんだ訳ですが。

「これで、ずっと・・・一緒だよ?」

227 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 16:04:25 [ 0DFl7oLM ]
226のシチュがもうSS化されてるし…GJ
このもこは凄くいいな
最早てるよとの無意味な殺し合いをすることも無いだろう
もこは生きているって素晴らしいことと言ってるが
それ以上の幸せを手に入れた

228 名前: 119 投稿日: 2005/08/22(月) 16:09:10 [ 0uBZoTXw ]
>>215の続きー


あれ以来、どうもパチュリーさんと一緒にいると気恥ずかしくなってしまった。
考えてみれば、俺って女の人にキスされた事なんてないんだよな…。
いや、ファーストキスなんてロマンチックに言う気はないけど…どうも、しっくりこない。
パチュリーさんが、もしも寝ぼけててキスしたなんて言ったら、それはそれで悲しいが。
「あ、そこ、間違ってますよ」
「…あ、すいません」
どうやらずっと考え事をしていたためか、手元の管理カードの記入にミスをしてしまっていたらしい。
小悪魔の娘に謝ってから、記入を訂正する。それほど大きなミスではないが、失敗には違いない。
「どうしたんですか?今日もボーっとしてますね」
「いや、ちょっと寝不足で…」
あながち間違ってはいない。
昨夜からずっとあの時の事をずっと考えて、最近の寝る時刻といえば、前寝ていた時間の半分くらいだ。
「もしかして、パチュリー様と何かありましたか?」
「…!いえ、別に何にも無いですよ!?」
何やってるんだ俺。あからさますぎてバレバレだ。
俺のその様子に、小悪魔の娘はくすりと笑い、
「パチュリー様は魔理沙さんとあなたが来てからお変わりになりました。
魔理沙さんとは良い友人として、あなたに対しては――」
とそこで言葉を切る。
「…俺に、対しては?」
「恐らく、あなたが考えている事と同じだと思いますよ?」
俺が考えている事って…。いや、そんな事があるはずがないよな…。
「…それでは、頑張って下さいね」
それだけ言って、小悪魔の娘は次の仕事に移ろうとしていた。
「…待ってくれ」
俺の言葉に小悪魔の娘は振り返る。
今、彼女に対してどうしても言わなければならない事があった。
「何ですか?」
「…ありがとう、これで少しは勇気が出た」
彼女は先ほどと同じような笑みを浮かべて
「いえいえ、パチュリー様が幸せなら、いいんですよ」
それはまるで、娘を嫁に出す母親のような言葉だった。



おし、後一回で、終わる筈だ。蛇足がなければ。

229 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 16:30:26 [ uFns2xwk ]
>>217
一瞬真面目になったりする辺り、非常にうさんくせーw

230 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 20:08:37 [ n9qX98go ]
そろそろ誰か藍様へ告白しないのか?
スッパネタじゃなく

231 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 20:11:42 [ S35vnDWc ]
>>230
必ず介入してくるゆかりんへの対応に苦慮してるんだ…

232 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 21:24:58 [ mgiKW3Po ]
藍しゃまとはまったりと酒でも飲んでみたい

233 名前: 178 投稿日: 2005/08/22(月) 22:00:00 [ 5GfkSjyM ]
妖夢告白リクエスト、答えてくださりありがとうございます。
どちらもGJ! 生真面目な女の子の告白はすごく好きです。
後一つ、手で白刃を握ったら間違いなく指を落とします。それをやってのける主人公はすごい。

234 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/22(月) 23:50:48 [ p0uGqgrc ]
>>231
ゆかりんは寧ろ藍をからかって楽しみそうだ
または良い雰囲気になってきた所を隙間からニヤニヤしながら覗き見

235 名前: 美味しい貴方 第1章 投稿日: 2005/08/23(火) 02:09:46 [ OfvT3.Vc ]
>>227にもあるとおりすでにうpされていますが、自分なりの妹紅小説。
「プリンセス天狐の誓い」同様、相変わらず壊れています。一応グロ注意。



 「これで……ずっと、一緒に……いられる……よ」
 自らの腹部を切り裂いたその手が、湿った音と共に引き抜かれる。
 だらだらと流れる血は彼女の苦しみを現すかのように、地面に落ちると同時に重油のように炎を上げて燃えていく。
 激痛に涙さえ浮かべた、僕の恋人。
 そっと、鮮血に染まった右手が差し出される。
 赤黒く、不死ゆえに本体から摘出されてなお拍動を続ける彼女の内臓。
 これを口にすることは、永遠を我が身そのものに受肉させることに他ならない。
 ああ、古来よりいったい何人の権力者がこの見果てぬ夢を追い、失望のうちに死神のお迎えをシカトしようとしてきたか。
 人がエデンの園から家主に追い立てをくらう以前。生死の束縛を逃れ、まさしく「人」としてここに在るアダム・カドモンの具現。
 まさか、その神秘中の神秘が、目の前の肉を食らうことによって得られるとは。
 まさか、その永遠という名の苦界に身を置くことを、決断しなくてはならないとは。
 「嫌だったら…………無理、しなくて……いいか……ら」
 妹紅の泣きそうな言葉が、胸を抉る。
 老いず、死なず、時の果てるそのときまで現世をさすらう。
 果たしてそれが、どれほどの苦痛なのか。今の僕には分からない。
 けれども、差し出すその手は震えていた。
 僕を死なないものへ。いや生も死も忘れたものへと引き込もうとする罪悪感か。
 始めは、僕はいつか死んでしまうものでかまわないと思っていた。僕がいなくなっても、代わりの友だちはまた見つかるだろうと思っていた。
 いつから、変わったんだろう。妹紅のことを、特別に見るようになったんだろう。
 でも、そんなのは嫌だ。妹紅と別れるなんて、考えられない。
 共にいられる喜び。永遠を過ごす苦しみ。全てを分かって、妹紅は僕に自らの肝を差し出した。
 好きな人と一緒にいたい。
 そんなごく当たり前の幸せ。
 普通の女の子が普通に思い描く、ごく普通の幸せ。
 妹紅だって一人の女の子だったんだ。ずっと孤独に打ち震え、何人の想い人の最後を看取ってきたんだろう。
 そして、僕はどうする。
 拒絶されるかもしれない恐ろしさに震えている女の子を、どうして見捨てることができるだろうか。
 そして、僕の恋人が泣いているのなら、その涙をぬぐうべきなのは僕だけだ。
 僕は、差し出されたその手に、自分の両手を重ねた。
 手が、紅に染まっていく。
 「あっ……………………」
 一瞬びくりと震える妹紅。その怯えたような様に、かえって愛しさが募る。
 「ありがとう……。僕も、君と一緒にいたい。ずっとずっと、永遠に」
 精一杯の、告白と共に。

236 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 02:14:04 [ F/Jhdkn. ]
>>235
GJ!
…次に俺が書くのもなんだけどな。
とりあえず>>228の続きで


俺の方は昨日の小悪魔の娘の言葉で、今日告白する覚悟はできた。
しかし俺は全くといって良いほど、他の可能性を失念していた。
「…どうして、今日パチュリーさんが休みなんだよ!」
「あの、図書館ではお静かに…」
「あ、すいません…」
そう、今日に限ってパチュリーさんは体調を崩してお休みなのだ。
それもかなり心配なのだが、俺がこのテンションを保つのも無理が出てきた。
昨日のままなら、まだそのままの勢いで告白できると思っていたのだが、今になって
不安が出てきた。
「…はぁ」
「やっぱりパチュリー様が居ないと作業がはかどりませんね」
俺の方を見ながら言う小悪魔の娘。
どうせ、俺はパチュリーさんが居ないとやる気が出ない男さ…
「仕方ないですし、今日はもう終わりにしましょう。あなたも面会としたいでしょう?」
「あ、まぁ…」
…本当は心配でしょうがない。体調が悪いのはいつもの事だけど、俺の方もいっぱいいっぱいなのだ。
できる事なら、スパッと事を進めたい。
「…ちゃんと行ってきて下さいね」
「はいよ」
…やっぱり、何か持ってくべきだよな。しかし俺が持ってるものでパチュリーさんが
喜びそうな物なんて無いんだけどな…。
そう考えながら、俺は紅魔館の中庭に足を運んでいた。

237 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 02:15:27 [ F/Jhdkn. ]
『えっと、パチュリー様のお見舞い?じゃあ、これ持っていってね』
初めに、服装やら何やらが中国っぽい門番にそう言われて花束を渡された。
『パチュリー様のお食事、持っていってあげてね』
その花束を持ちながら紅魔館と図書館を繋いでいる廊下近くを歩いていると
いきなりメイド長に止められて、お盆とお粥まで持たされた。
…何で俺がパチュリーさんのところに行くって分かってるんだ?
いや、まぁ仕事とかで一緒にいることが多いけどさ…。今日、休みだってみんな知ってるだろ?
『果物も持っていってあげなさい』
最後にこの館では昼間、出会う事がほとんどありえないお嬢様と遭遇して、そんな事まで言われた。
それだけ持たされた俺の腕はほとんど機能停止寸前だったが
果物と花束を一緒に袋に詰めて、お粥を片手で持つという荒業で、何とかなった。
しかし、この作戦には重大な欠点がある。
彼女の寝室に辿り着いた時、目の前のドアを開けられなかった。
「…どうしよう」
「はい、どうぞ」
救いの女神は案外近くにいた。いや、性格には彼女は小悪魔だが。
とりあえず、彼女に感謝しながら俺は部屋の中に入った。
気を利かせたのか小悪魔の娘は鍵を取っていった。どうやらもう閉館予定らしい。
「ありがとう」
「いえいえ、どういたしまして」
いつもの笑顔で、小悪魔の少女は微笑んだ。

238 名前: 美味しい貴方 第2章 投稿日: 2005/08/23(火) 02:16:01 [ OfvT3.Vc ]
 「う…………」
 「う?」
 「うまっっっっすぎるぅぅぅうっっっっっッッ!!」
 一切の恥、外聞、遠慮、理性。そういったものを亜空間のかなたに置き去りにして鍵をかけたような奇声。
 無論、そんな声を出すのは妹紅じゃない。僕だ。
 妹紅がびっくりしたような顔をしているけどかまうものか。
 これは思考の美味を口にしたときに人間が発することを許された本能の叫びだ。
どっかの「法の書」の著者も「汝の欲するところを行え」って言ってるもんね。遠慮なく従わせていただきますマスターテリオンな故アレイスター・クロウリー氏に合掌九拝GOOD BAY.
 何が美味いのかって? まあ見てください僕と妹紅が額をつき合わせて向かっている食卓を!
 そこにあるのは玄米ご飯と豆腐の味噌汁。これは今はいい。妹紅のとってもおいしい手料理だけどね。
 重要なのはここからだ。おかずとして僕の前にだけ並べられたもの。その二つの尊き名は、
 レバ刺し!
 そしてレバニラ炒め!
 ただ一口レバーとニラの炒め物を箸で口に運んだだけ。
 それなのに脳髄を駆け巡る「美味!」の二文字、いや感嘆符を含めた三文字。
 まさに
 「最高(裏返る)だああああっっっ! もっと食わせろっ!」
 僕の声が大塚明夫でないのが残念なところ。ちなみに魔法の森のキノコは「食えるかっ」。夜雀は「まあまあだな」。……そんなことはどうでもいいか。
 こ、この妹紅の肝の美味しさ! それは蓬莱の如く到底言葉にできない。できてたまるか。
 「そ、そうなんだ。一応、よかったかな…………」
 「うん! ものっすごく美味しいよ妹紅。このレバニラの焼き加減がもう最高! レバーの独特の香りとニラの香りが溶け合って逆に食欲をそそる香りへと昇華していてもう箸が進む進む! ああ、こんな美味しいレバニラ食べるの始めてかも。そしてこっちのレバ刺しもまたねぇ、日本酒に合うんだよ〜! 一口飲むたびに、一口噛むたびに、幸せが味蕾を通して大脳に直撃しているのがよく分かるんだ〜。ありがとう、本当にありがとう妹紅!」
 こんな肝を差し出してくれた妹紅に感謝の雨を降らす。
 そしてありがとうお母様。一人暮らしをする息子にしっかり料理を教え込んだことが、今まさに報われたのですよ。仰げば尊し我が母の恩。
 自分の肝を料理させるなんて僕にできるわけがなかった。庵の台所を借りて調理したんだけれども、まさかここまで美味しくなるなんて。
 遠慮がちに嬉しそうな顔を作る妹紅。あはははは、もっと喜んだっていいのに。
 これが本当の「私がプレゼント♪」ってやつか。こんなに美味しいものが食べられるんだったら、死ななくなったらどうしようなんて悩んでいないでさっさと食べればよかった。
 自分の肝を美味い美味いと連呼されながら見る見るうちに皿からなくなっていくのを、妹紅はなんとも複雑な表情で眺めていた。
 そして僕は懸命に、「また食べさせて」と口走りたくなるのをこらえていた。

 この物語は、これで終わる。
 こうして、一人の永遠の孤独を生きなければならなかった少女は、無二の想い人によって共に永遠を歩むという救いを得た。
 そして一人の青年は、幻想郷に迷い込んだ果てに自らの伴侶を見つけ出すことができた。
 その後の二人については、語る必要はあるまい。
 ただ、人里離れた庵に居を構え、一人で巨大な鉈を研いだりしているときに、ふと青年は思い出したかのようにつぶやくことがある。
 「妹紅…………あんなに肝が美味しかったんだから…………他のところはもっと美味しいだろうね…………くけ……くけけけけけけけけけけけけけけけ」
 そう恍惚に浸ったような呟いては、あわてて正気に戻ることを、青年は何度も繰り返すのだった。

 それは蓬莱の薬。人間は決して口にしてはならぬ禁忌の薬。
 一度手をだしゃ、大人になれぬ。
 二度手をだしゃ、病苦も忘れる。
 三度手をだしゃ……病み付きになる。



 どこぞのレクター博士な主人公エンド。逞しすぎです。クーリエにうpしたいんですがよくやり方が分からなくて。参照したのを貼り付けるのですが……。

239 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 02:16:34 [ F/Jhdkn. ]

寝室で彼女――パチュリー=ノーレッジは規則正しい寝息を立てていた。
どうやら、症状は安定しているらしい。
「…う…ん」
「起きましたか?」
「…何で、あなたがここに…?」
寝ぼけながら身体を起こすパチュリーさん。
「お見舞いですが、迷惑でしたか?」
「そんな事……ないけど…」
このまま行くと、気まずさが更に上がる気がして俺は慌てて話題を振った。
「こ、これ門番の人から花束です。あと、こっちはお嬢様から果物です」
「レミィ…から?」
何とも意外そうに声を上げる。
「後はご飯ですけど…食べますか?」
「…ちょっと今の状態じゃ、普通に食べるのは辛いかもしれないわ」
「そうですか…温かいうちが美味しいと思うんですけどね」
「……て」
「はい?」
「た、食べさせて」
上目遣いに頬を染めながらそんな事を言う彼女に対して、その時の俺は
ちょっぴり、くらっときてしまった訳で…
「え、と…じゃ、あーんして下さい」
食べさせてもらう方と、やっている方どっちが恥ずかしいんだろう?とそんな無駄な事を
考えながら俺は高鳴る鼓動を押さえていた。
「…あーん」
おずおずと小さな口を開いて、レンゲを口に入れる。
「どうですか?」
「……おいしい」
そりゃメイド長特製ですから、と言おうとして言いとどまる。
何となく言いたくなかった。理由らしい理由は、分からないけど。

240 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 02:18:43 [ F/Jhdkn. ]

結局、彼女はお粥を全部食べ終わってしまった。
しかし、流石にあーんというシチュエーションは初めてだった。
やってみると死ぬほど恥ずかしい。
「…それじゃ、果物を剥きましょうか」
「レミィからの林檎ね…」
魔女が持つ林檎は毒林檎という相場が決まっているけど、パチュリーさんじゃ
適用され無さそうだな…。
「はい、じゃあ剥きますよ」
慣れているわけじゃないけど、ここにきて最初の方に叩き込まれた技能に皮むきはあった。
「……あーん」
これは、また食べさせろと? いや、死ぬほど恥ずかしいだけで、それ以外は特に問題ない。
「はい、あーんです」
…そんな独特で甘い空気がしばらく流れた。

「……さて、本題に入りましょうか」
その後、しばらく他愛のない話で盛り上がり、俺は決心した。
「私もあなたに、伝えなければならない事があるの」
まさか、重大な話があるのか?
「…別に良いですけど、急ぎのお話ですか?」
「いえ、他愛のない話だから、あなたの後で良いわ」
他愛のない話、か。じゃあ多分、大丈夫だな。
「…それじゃ一回しか言いませんから、よく聞いてください」
よく深呼吸して、呼吸を整える。今なら普通に言える、そんな気がした。
「パチュリーさん、俺、あなたが好きです」
「……そう」
「…返事は――」
「いいわよ」
「そう、ですか…やっぱり…って……はい?」
「いいって言ったのだけど」
…いい、って事はこれはOKって事だよな?
「…お、俺の用事はこれで終わりです!パチュリーさんの用事って何ですか!?」
「…あなたが大事だって分かったの。だから一生、私と居て、下さい――」
俺は、その日陰に生きる本の少女を、急に愛しくなって、抱き寄せた。
「…ははっ、喜んで…パチュリー」
嬉しい時の涙という物を、俺は初めて流した気がした。



お終い、これが妄想駄々漏れってやつか…
じゃちょっと吊ってくる
スレ汚しスマソ
   |
   |
   ∧
   ∪
   ∧ ∧
   ∩   )
   |   |
    |  〜
   .∪∪
    | ̄ ̄ ̄ ̄

241 名前: 美味しい貴方の作者 投稿日: 2005/08/23(火) 02:18:53 [ OfvT3.Vc ]
本当にすみません…………混ざっちゃった。
同じ食事ネタなのに方やイカレ、かたやほのぼのの温度差は何?

242 名前: パチュ(ryの方 投稿日: 2005/08/23(火) 02:20:46 [ F/Jhdkn. ]
>>241
いやいや、こっちの方が、結構楽しませてもらいました。
そういう文章書ける人間に私はなりたいっす

243 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 04:12:06 [ TKeuVmVI ]
私から言わせてもらえば御二方GJでした。
いいなあ、このスレいいなあ。
ドリーム好きにはたまらん。

244 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 05:07:03 [ ncTWt.KI ]
流れを叩ききって妄想書き込み。お嬢様へ…



「ついてないわね、あなた。
 たまたま急に血が必要になったときに、たまたま出くわすなんて。
 …何か、言い残すことはある?」

あるべき循環から離れた血液は、すでに致死量。
死の冷たさが蝕む身体は、既に痛みさえ伝達しない。
『吸血鬼』の強力な感染呪詛も、わずかばかりの延命でしかなく。

―――月が、こんなにも赤いから。

焦点の合わない視線の先には、白いドレスを血に染めた少女。
魔瞳に浮かぶは、弱者への軽蔑。…そして、わずかばかりの憐憫。
なぜか、伝え聞いた古の悪魔を連想した。

―――こんなにも、月が明(あか)いから。

呼吸は弱い。…言葉を紡ぐに、不自由するほど。
脈は微か。…盛られた毒に、時折跳ねる。
生命は、…あとどれだけ?

―――こんなにも、貴女が紅いから。

「そう。無いならそれでいいわ。
 さよなら。…永遠に」

笑みと皮肉と、僅かな無念。
嫌味と侮蔑と、大きな落胆。
無垢で邪悪な、子供の表情。



どこまでも赤い紅い緋い明い赫い―――



―――永遠を、見た。





「…時よ止まれ、貴女は美しい」




…仕事中(真夜中)こんなことばっか考えている俺であった。

245 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 08:28:22 [ 4K9ryIPA ]
せっかく書いたのが混ざると勿体無いから、
いくつかに分かれそうな時はテキストにうpった方がいいんじゃないか?

246 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 18:31:18 [ b7iXCuok ]
「……あーん」

 小さなお口のパチュリー最高( ´∀`)

247 名前: パチュ(ryの方 投稿日: 2005/08/23(火) 19:26:31 [ IJZwrSnc ]
今、全部読み直すと、誤字脱字、誤植が多い罠。
書き直してえ…。



教訓、ちゃんと文章を推敲しましょう。

248 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 20:46:11 [ 4wP4xkm. ]
俺も誤字とか書き足したいとことかあったんで、ちょっと直そうかな
そんなに速度速いスレでもないしいいかね?

249 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 20:57:59 [ vKJd/fh6 ]
>>248
いいんじゃね?
書き直しでも、偶然思いついた一行ネタでも
ドリームを何の気兼ねも無く語れるような
そんな場所であってほしいな。

250 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/23(火) 22:45:01 [ PJ2DyE4M ]

最近、某同人誌のせいか東方の学園物でドリームを書こうと画策し始めた。
しかし、きっと三日坊主で終わりそうな気がする。orz

251 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 00:03:46 [ PTQt4zxA ]
ここのSS集めたら恋愛物の1本はほんとにできそうだな

252 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 00:44:05 [ goJv6LCw ]
>>199の咲夜さんかわいすぎ。レミリアが怒るのも無理ないなぁ。
>>238何かが間違っている。それも大きく。

253 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 02:47:14 [ RxkaFfxw ]
>>241>>242
GJ。パチェは可愛いし妹紅はみょーーーに幸せそうでよいなぁ。
>>244
告白?の台詞がめちゃくちゃカッコエー

俺も負けずに山田に愛を語るぜ
(笑点山田ネタ注意

254 名前: 1/2 投稿日: 2005/08/24(水) 02:49:13 [ RxkaFfxw ]
注意:蛇足は読まないほうが幸せです。

「あなたのために思いを込めて、一晩かけて作りました!!
  好きです! どうか受け取ってください!!」

男に差し出されたもの、それはとても丁寧に作ってあり、絵柄のセンスもよく、
少し明るめの色にもかかわらず嫌味を感じない、そんなずっと使いたくなるような
本当に使い手のことを考えて作られた心のこもった座布団だった。

四季映姫はこめかみを押さえながら一度目をつぶってから再び目を開き、男をよく観察した。
冗談を言っているようには見えない。
彼がどれだけ本気かはこのすばらしい座布団を見ればよく分かった。
男は顔を真っ赤にして照れながら、しかし目をきらきらさせて返事を待っている。
こんなに判断に迷ったのは映姫には珍しかったかもしれない。
映姫はできる限り冷静を保って答えた。

「あなたは…、あなたは、周りの冗談を真に受けすぎる…。名は体を現す、
 呼び名というのはその人の人生を決めるもの。
 呼び名に存在意義を求め、大きく生き方を変えたものもいることを知りなさい。
 あなたに限りませんが…もう少し悪乗りを抑えること。
 それが今あなたが積める善行よ」

「そ、そんな…山田様!」

「だーかーらー、山田じゃなくて、ヤマ、ザナ、ドゥ! もう一度言うわよ?
 ヤマ、ザナ、ドゥーーー、、、、、えー、コホン。
 だいたい、ヤマザナドゥは私の役職名です。私の本名は四季映姫、
 言ってごらんなさい。シキ、エ、イ、キ」

「エイキ…映姫様」

「そうです、それが分かったら帰りなさい」

男は、座布団をもって肩を落として帰りはじめた、しかし、なぜかそわそわしはじめた映姫は
男が門をくぐる前に呼び止めた。

255 名前: 2/2 投稿日: 2005/08/24(水) 02:50:16 [ RxkaFfxw ]
「待ちなさい、その座布団…、それは受け取ります。
 あなたの気持ちが本物であることは分かりました。
 ならば、せめてその気持ちだけでも無駄にしないこと、それが私の善行に思います」

「映姫様! ありがとうございます! 受け取っていただけるだけでうれしいです」

「ありがとう…。これは、大切に使わせてもらいます」

「はい!」

男はとても澄んだ笑顔をした。

「……」

「…? 映姫様?」

「い、いえ、そ、そうね、次、次に来るときはもう少し人として成長してから来なさい。
 それもあなたにできる善行の一つよ」

「はい、必ず!」

男が見えなくなるまで映姫は見送ると、はぁ…と大きなため息をついて肩を落とした。

「あの騒がしい人たちにかかわったのがいけなかったのかしら…でもこの座布団、
 本当に使いやすそう…。たまにはこういうのも、よいかもしれません」

映姫は自分用の大きな椅子に座布団を乗せた。


               ←← 足 蛇 ←←

。たっ座に子椅くよい勢らがなめら赤を顔し少は姫映

          ーーーーーーーーーーーーーブ

                      ……

                  !!ンーャシガ

                 ……様季四、し

。たしと落をみの湯たいてっ持てしに白蒼を面顔が町小

  !!ンーァウ、んーせまていきも何、んせまて見、私

            たっさり走らがなき泣は町小

 !すまし殺が私ろしむ、えい、定決獄地、ハハ、ハハア
 !!ーーーーーーーーーーーーーーーーーいさなてっ待


。話の別たまはのたっ徨彷を林竹てめ求を薬の莱蓬が男

256 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 03:34:35 [ 3jll1loA ]
>>255
ハゲワロ

257 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 04:24:48 [ UBYyZilY ]
ワロス成分の配合が上手いなあ。
ぐっじょぶ。

258 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 10:21:05 [ DCUFn16A ]
>>254
プロポーズなのかと突っ込みたくなったがまあ、なんだ、ワロスGJ

259 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/24(水) 19:44:36 [ .4b/b70w ]
ゆゆ様、ゆかりん、師匠へのプロポーズが見てみたい。
が、どうやったらまともな返答を返してもらえて、なおかつ受け入れてもらえるか想像もつかない。
ゆゆ様はまだ行けるかなあ。

260 名前: パチェ(ryの方 投稿日: 2005/08/24(水) 22:56:39 [ 6ySBigVQ ]
蛇足加えて修正しますた。
ttp://meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/meiring0063.txt

261 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 00:01:28 [ uSMpx6Ok ]
知ってるかもしれないけどクーリエのうpろだの4562に藍様SS発見。
たしかに藍は酒には強そうだ。

262 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 00:26:58 [ pFQ1W7o2 ]
ログ見てない。



てゐ、一生俺を騙してくれ!!


てゐなら幸せです…いぁまぢで

263 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 01:25:37 [ Fa/CeFT. ]
ゆかりん・・・トライしてるが難しい。
余裕がありすぎて俺には無理かも・・・。

264 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 01:29:28 [ P6.ykbXM ]
>>260
実は彼に想いを寄せていたのだが、そんな素振りを見せずに
彼とパチェリーの縁結びをする、そんな小悪魔を幻視しました。

265 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 01:30:47 [ TLX3Y7nE ]
ゆゆ様は余裕がありそうに見えて押しに出られたら一気に崩れるタイプというのが俺の脳内ヘヴン

266 名前: 264 投稿日: 2005/08/25(木) 01:30:51 [ P6.ykbXM ]
名前を間違うとは…なんてこったい……orz

267 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 01:59:31 [ OJjJ8G1Q ]
二人に同時に告白されて、どちらか片方へプロポーズするシチュというのが浮かんだ

だが俺には文才というものが無いので誰かこんなシチュで書いてくれるとありがたい
組み合わせは自由で…出血沙汰はカンベンな

ああ、くそう。自分の文才のなさが悔やまれるぞ

268 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 02:41:24 [ oeH.GJwk ]
ここは墜ちた月の姫が住まう永夜邸。そして兎もいっぱいいる。
ある日、因幡の素兎たる因幡てゐがいつものように碌でもないことを考えながら廊下をほっつき歩いているとなにやらきゃいきゃいと騒ぐ声が聞こえた。
彼女は本能でその騒ぎに突っ込む。聞けば兎共の男性遍歴だの恋愛事情だのであった。
曰く、流した浮き名が数知れず。
曰く、実は私、女の人にしか興味がないんです。
曰く、百人男を喰いました――それは食い殺した人数の話だ。
話す趣はてんでまとまらない。
しかし、兎は人と並んで年中発情期と呼ばれるだけあって、話す事には事欠かないようである。
そしてある若い兎が、ぽそりとこんな事を言った。
――ただの兎だった頃の飼い主が、一番好きだった。大きな掌で撫でられるのが、大好きだった――

てゐの脳裏に返るのは、この邸に来る前の、神世の時代、人と神と妖怪が、今よりももっと近くに生きていた時代の思い出だった。

――そう、私の一番好きだった人。
ある日、彼女は海を渡ろうとして、その場にいた鮫を利用した。
だが、未熟な彼女の嘘はばれて、鮫達は彼女をぼろ切れのようになるまで蹂躙した。
そして、息も絶え絶えの体で助けを求めた神々は、彼女の今までの行いの代償とばかりに嘘の治療法を教えた。
――思えばこれが自分第一、健康志向の始まりだったかも知れない。
今ならばそう回顧できるが、当時味わった絶望は凄まじかった。
もう、痛みのあまり命を投げ捨てようか――その時、かのじょの長い耳は、ある男の声を聞く。

「――息はあるか、兎」

そして、痛みを堪えて開いた瞳に、荷物を担いだ長身の男性の姿が、差し伸べられた手の大きな影が映った。
だまされて、苦しんで、誰かを信じるなんて馬鹿なことはもう止めよう――そう考えた彼女でさえも、思わず震えた手を差し伸べ返していた。
その後、彼女は真水で洗われ、がまの穂の上を転がされる。
それを行った彼の男の名は、大国主命。
出雲の王にして出雲大社の主祭神と呼ばれる、神世の英傑であった。

269 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 02:42:27 [ oeH.GJwk ]
「傷はもう良いのか」
彼は鷹揚に、膝に乗せたてゐの頭を撫でて訪ねる。
その振る舞いは、当時最も巨大な国家の王に相応しく、勇壮にして慈悲に溢れていた。
「うん、もうすっかり。薬草ってすごいのね」
「そうか、それは良い。これに懲りたら、もう人を騙すなど考えぬ事だな」
てゐの答えに王は豪快に笑みを浮かべてそう言う。
しかしてゐは小生意気にもその耳をピンと立てて胸を張り、「これからは人を幸せにする嘘を付くわ」と言ってのけた。
その仕草に一時あきれた王は、すぐに彼女が耳を伏せたくなるほどの大声で笑いだす。
「ふはははっ!「人を幸せにする嘘を付く」か!全く、口の減らぬ兎だわい!それが「一皮剥かれた」末の答えか!」
王はハハハハと大きな声で笑って乱暴にてゐの頭を撫でる。
無骨で節くれた武人の手がてゐの頭を覆うたび、彼女は言いようのない安心感を得ていた。


戦乱。
それは後生に国譲りと記される物語。
アマテラスの子を名乗る、日の本の民達の侵略の物語。
出雲の王たる彼の子供達も、ある物は敵の軍門に下り、ある物は刃におびえて戦いを投げ、最も強かった息子でさえも軍神の前に破れた。
大国主命は決断を迫られていた。
戦って死ぬか。おとなしく諸手をあげて、死ぬか。
侵略者は降伏するならば彼を最も偉大な大社に祭ると言う。
神として祭る――それは人として終わる。つまり体の良い処刑であろう。
傍らを見やれば、妻は青い顔をして座していた。
女性である彼女に置いては最早座して死を待つ身である。
その顔に浮かぶ悲壮は彼の心を揺らした。
――どうせ死ぬならば、奴等に一矢報いてから――
そう思いかけた彼の目に、一匹の影が飛び込んできた。
それは両手一杯にがまの穂を抱えた、てゐ。
「大国主様っ!戦うなら、傷薬になるから!生きて、帰って、これるからっ!」
息を弾ませた彼女は、両手に抱えたがまを差し出してそう、絞るように口にする。
その光景に、大国主命は思わず彼女の名を呟いて呆然とする。
そしてその必死な様に、小さな体に彼は一つのことを思い出した。
――そうだ、戦うならば、民は死ぬ。国の命は王の命。民の命ではない!
今にも泣き出しそうな顔で、震えて彼を見やるてゐ。
王はその傍らに、憑き物の落ちたかのごとき顔で屹立していた。

270 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 02:43:53 [ oeH.GJwk ]
「てゐ――戦は無しじゃ」
「…ぇ」
王の口から飛び出た言葉に、てゐは両手のがまを地に落として小さく呟く。
「王が戦えば民が死ぬ。王が死ねば民は生きる」
見つめた横顔は神話の英雄。
神となるべき男の、最後の決断の顔。
「儂は、大国主命は天照大神に降伏する。王として、国としてこの命、民のために差し出さん!」
恐ろしく、優しく、どこまでも澄んで響く声で、王はそう宣言した。

「てゐ、そう悲しい顔をするな。これが王としての、儂としての生き様だ」
彼はそう言うと、傍らで目尻に涙をためた兎の頭を、その大きな掌で豪快に撫でた。
言葉も口に出来ず、揺さぶられた彼女の瞳から、清らな滴が一つ落ちる。
「――有り難う、てゐ。お前は幸せを呼ぶ兎だ」
一拍おいて出た王の呟きに、てゐは形振りもかまわず大国主の胴に抱きついた。
「……っ…大国主様っ……私、全然幸せになんか出来てないっ!……死んじゃ、やだぁ!」
泣きじゃくり、悲鳴のように叫ぶてゐを、彼は優しく抱えて言い聞かせる。
「いいや、お前は幸せを呼んだ。お前のおかげで儂は愚かな戦いを止め、王として死に、偉大な神として祭られる事が出来る。儂の民も、お前のおかげで無駄に死んでいく事は無くなった。全く、お前は幸せを呼ぶ兎だ――」
彼はそこまで言うとてゐを引きはがして身を正す。
次いで、奥で泣いていた妻に向かって口を開いた。
「行くぞ、スセリ。華々しき神の座へ、この名連ねてみせようぞ!」
――そして、彼はまるで勝ち戦に赴くかのように、悠々と、颯爽と、堂々と、出雲の大地を踏みしめて歩き出した。

「っ……大国主様っ、大好きだからっ…あなたは、最高の王様だからっ!!」
泣き叫んだ兎の瞳は、真っ赤だった。


「……でね、その男ったらね………てゐ?どしたの?ぼーっとして」
遠い過去に思いを馳せ、あの時の彼よりも大きな背中は、ついぞ見かけたことはない等と思っていたてゐは、仲間の言葉に思わず跳ね上がる。
「…ホントにどしたの?なんか涙が出てるよ?」
そう訪ねる仲間に、てゐはあくびをかみ殺しただけだと返す。
そして、あんたの話がつまらなすぎて、眠くなってきたのよ、とも言った。
「あーひどーい!じゃーてゐはどんな男落としたのよー」
兎はふくれてそう返す。
するとてゐは小生意気に耳をピンと立てて胸を張り、こう宣言した。

「男を落とした?私はそんな下らないことはしないわ!だって、私は人を幸せにする嘘を付く兎だもの!!」


竹林の中に、兎たちの笑い声が響く。
ここは日の本の国。神の住まう国である。



271 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 02:51:40 [ oeH.GJwk ]
つーことでてゐ。
因幡の素兎故に相手は大国主命。
元ネタがある上に相手は神になる王で妻帯者なもんで「好き」を叫ぶのはてゐの側から。
こういう滅び行く国の話って好きだ。書いててちょっと泣く。

272 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 03:52:35 [ TLX3Y7nE ]
>>268-270
ドリーム妄想というか、普通のSSな気がするが上手いな
ちょっとてゐ好きになった

273 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 04:27:40 [ pS2FVXMo ]
詐欺師にも一筋の涙ってやつでっか。

274 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 13:58:21 [ erqOhiDM ]
>>268-270
うまいとは思うけど普通のSS。もっと日の当たる場所で暮らしたまえ。
ここは…そう、キャラに対する偏愛が渦をまいてるような所なのだから。
というか、普通のSSスレにはなって欲しくないのよ。

275 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 14:08:13 [ 4aA3wyqE ]
やっぱオリキャラ出てくると嫌がるファン多いから、
オリキャラ×東方キャラってことでそこまで目くじら立てなくてもよくね?
大国主命をオリキャラと言ってしまうのもアレだが

276 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 14:22:09 [ Fa/CeFT. ]
>>268-270
普通にいい話だった。GJ
だがスレ違い感が否めない。

277 名前: 投稿日: 2005/08/25(木) 15:57:49 [ oeH.GJwk ]
やはり嫌がられましたか…でも普通のSSとしては一応オリが出てくるので不許可になっちゃうのです。
その上ここでまで不許可を出されると行き場が無くて……

278 名前: 投稿日: 2005/08/25(木) 15:59:06 [ oeH.GJwk ]
ああ、失敗した。上の書き込みの名前欄は「てゐの話を書いた人」と書こうとしたのです

279 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 16:35:28 [ rgMrevlo ]
 館の庭にある草木の手入れを命じられたのは、雨季の終わった暑い日のことだった
余程生育の早い草木なのか、庭は雑草が伸び放題。
これは厄介な仕事だ…だが館の主の命とあっては止むを得ない。まだ目的は果してないのだ
だが庭は広い。これを1人でやれというのだから無茶にも程がある
誰か手伝いぐらい寄越してくれてもいいだろう─
「大変そうね。暇だし手伝うわよ」
ふと声がかかり、振り向いた時はその人がいた
「…あら? 貴方以前神社にいた人かしら?」
「そうです」
外界─ここの人たちはそう呼ぶ─から来た俺は、居着くところも無く神社に世話になっていた
その時偶然一回会っただけなのに自分を覚えていてくれた…それだけで嬉しかった
一目惚れだった。俺はそのためだけにここへ来て使用人に応募したのだ
我ながら莫迦だとは思う。だがそんなことは些細なことだ
「新しい使用人って貴方かしら? 男の人は珍しいわね。純粋な人間も珍しいけど」
手際良く雑草を処理しながら、彼女が話し掛けてきた
そうか、彼女も人間じゃないのか…
「そうです、ええと─」
「私? 紅美鈴よ。宜しくね」笑顔が実に眩しい。
「宜しくお願いします。美鈴さん」
「美鈴でいいわよ。メイド長や御嬢様以外に上下関係を気にする必要は無いわ。普通に話しても構わない。私はそういうの気にしないし」
「ありがとう…美鈴」

280 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 16:36:52 [ rgMrevlo ]
 ─それからというものの、仕事の目を盗んで美鈴と会っては他愛も無い雑談で盛り上がった
外界の話は、どんなことでも興味があるらしく楽しそうに聞いてくれた
お使いや庭の手入れにかまけては、美鈴と一緒に行動した。仕事が捗らなくメイド長に叱責を
受けることもしばしばだった。──そろそろ頃合だろうか
 たまの休日のある日、館の門にいってみる。そこには美鈴がいるはずだ
「あら、わざわざ来なくてももう終わるのに」美鈴は笑って俺をたしなめるように言った
「…どうしても話したいことがあるんだ」俺は決意してきりだした
「……え、、何?」美鈴の表情が普段は見せないものになる
「手、出して」
「…?」差し出された手を両手で握る
「え、、ちょっと…」
美鈴の顔が夕日にも負けず紅潮するのが分かった
「好きだ…美鈴。君のことが」
「……ほ、ほ、本気? 私なんてただの門番だしヘマばかりしてるし」
顔を真っ赤にしてもじもじする姿がなんとも可愛らしい
だがその手はぎゅっと俺の手を握り返している。身体は嘘をついてない
「それに私は、人間じゃないのよ…」
「そんなことを気にするんだったら、最初から好きだとは言わないさ。美鈴
君が何だろうが関係ない。好きになってしまったんだから…」
「うん…ありがとう。私も貴方と一緒にいたい…」
美鈴の身体を寄せ、優しく抱きしめる

この紅い幸せは、もう手放さない

−−−−−−−−−−−−−−−
文章稚拙だなぁ、味付けを激甘にしたいがどうも難しい

281 名前: 誰が為に桜は散る 第1章 投稿日: 2005/08/25(木) 21:10:34 [ kS0wtRRE ]
>>259に答えてゆゆ様エンド


 青年は、目を開けた。
 まるで、子供のように。穏やかに、無邪気に。
 どこだろう、ここは。
 見渡す限りの、桜花の宴。
 暖かな空気の中、桜の花は今が盛りとばかりに爛漫とそのあでやかな姿をさらしている。
 ついぞ味わったことのない、母に抱かれたときのような安心感。あるいは長い長い旅を終えて、ようやく我が家に帰ってきたような安心感か。
 立ち上がり、ふと青年は気づいた。
 自分は、なぜここにいるのだろう。
 どうやって、ここまで来たのだろう。
 いや、自分はいったい誰だったのだろう。
 我が身一つがここにあるばかり。その他一切がはぎ取られたかのようにない。
 けれどもなぜだろう。空っぽでありながらこんなにも心が安らぐのは。
 自分は、此処に来るべきだったのだ。何を恐れることがあろう。
 青年はゆっくりと、桜の木々の間を進んでいく。
 爽、と風が吹き、幾千もの花びらが淡い雪と見まごうばかりに舞う。その響きは天井の雅楽のごとく、その様は天女の誘いのごとく。
 どれほど歩いたか。
 やがて、青年はたどり着いた。
 無限とも思えた桜並木の果て。ひときわ大きく、ひときわ枝振り見事で、そしてひときわ年を重ねた一本の桜の前に。
 天に向かってその節くれ立った枝を伸ばし、地に向かってその太い幹を支えるための根を伸ばす。
 その桜は、満開だった。
 生の歓びを体現し、花咲く春を謳歌せんが為に。
 桜は咲き誇り、遍く全てに春を告げる。
 そして、その樹の前には。
 一人の少女が、青年を見つめてほほえんでいた。

282 名前: 誰が為に桜は散る 第2章 投稿日: 2005/08/25(木) 21:11:49 [ kS0wtRRE ]
 花霞のような桜色の髪。
 匂い立つようなその美貌。
 少女の中に聖母の慈愛をたたえた瞳。
 線を引いたような愁眉。
 柔らかな頬と首筋。透けるような白い肌。
 身を包むのは、純白の花嫁衣装。
 少女はほほえむ。
 たどり着いた青年を、優しくねぎらうかのように。
 この舞い散る桜全てを、愛するかのように。
 長い間待ちわびた瞬間が、ようやく訪れたかのように。
 ああ、と青年は納得した。
 自分は、この少女に会うためにここへ来たのだ、と。
 そのためにどれだけ長い道のりを歩んできたのか。
 語ることのできない辛さだったのかもしれない。最も大切なものさえ失ってしまったのかもしれない。
 何一つ覚えていない身では、自分の過ぎ去った過去は分からない。ただ、とても哀しく辛い道のりだったとしか。
 けれども、今はそれで構わない。
 目の前にいるこの少女と、再び会うことができたのだから。
 それに勝る幸福など、ありはしない。
 「ようやく、会うことができました」
 少女の言葉に、青年の胸はかすかに痛む。
 自分はどれほどの間、少女を一人きりにさせてしまったのだろうか。
 死に別れより生き別れと言うが、自分がいない間どれだけ少女は寂しさを噛みしめてきたか。
 けれどもそれも、少女の言葉で夏の雪のごとく溶けて消えていく。
 「長い長い間お待ちしておりました。けれども、それも今宵限りで一抹の夢」
 少女はあでやかに笑う。恋人を見つめる、一人の女としての瞳で。
 「あなたは憂き世から逃れ、私はこの西行妖から逃れることが叶いました。私はもう、西行寺ではありません。私は…………」
 「幽々子…………」
 青年の口が動く。
 何もかも忘れてしまった自分が、ただ一つ覚えていた彼女の名前。
 名字ではない、その名前。
 幽々子。それが彼女の名前。
 どうしようもなく懐かしく、心に甘く残る名だろうか。
 「はい。私は幽々子。西行寺のものではない、あなただけのもの。幾千の朝を、幾万の夜を過ごし、こうしてあなたの元に戻って参りました」
 少女の笑みが、不意に歪む。
 その頬を伝うのは、感慨の涙か。
 「……身分違いだと、何度も諭されました。所詮叶わぬ恋だと、何度もあきらめかけました。けれどもあなたは私の手を取って下さり、私を優しく抱いて下さった。一度だけ、心と体の奥底から感じた、あなたの温かさ。そのぬくもりだけをよりどころに、私はあなたのいなくなった後も、亡霊としてこの地にとどまっていました。けれども、それももう終わり…………」
 少女は涙を流しながら、自分の背後にそびえる老いた桜を見上げた。
 「さようなら。西行妖。私は、この方と共に参ります」
 青年の口を、再び言葉が衝いて出た。
 「惜春の 思い知らずや 散る桜……」
 すかさず少女が下の句を続ける。
 「……われ一人待つ 君此に来るを」
 青年はつぶやく。遠い昔の記憶をたぐり寄せ、大事に手で抱いて。
 「君の詠んだ歌だった…………」
 惜春の 思い知らずや 散る桜 われ一人待つ 君此に来るを
 「はい。桜の散りゆく今生の別れの日に。覚えていて下さったのですね」
 少女の流す涙は、もう感慨ではない。それは歓喜の涙。自分の思い続けていた恋人に出会うことのできた、その喜びの故に流す涙。
 少女の詠んだ歌が、二人を今、再びかたく結びつける。
 「忘れなど……しない。ずっと、覚えていた。どんなことがあっても、ずっと……」

283 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 21:14:05 [ 4gczeDVg ]
近頃このスレ全体のレベルが上がってきて自分のが書き込みづらかったり

284 名前: 誰が為に桜は散る 第3章 投稿日: 2005/08/25(木) 21:15:47 [ kS0wtRRE ]
 少女は、静かに青年の方へと近づく。
 桜花の精かと見まごうばかりに麗しく、淑やかに。
 白い裸足が、桜の花びらでできた絨毯を踏む。
 「つれて行って下さい。私の愛しい方。どこへでも、あなたの望むところへ」
 瀟、と風が歌う。
 奏、と木々がざわめく。
 「一緒に、いよう。いつまでも、共に……」
 舞い散る花弁は、二人をただ祝福するように。
 「はい。今度こそ、永遠に共に……」
 二人の影が重なる。
 風も、木々も、花も。全ては一つの尽くせぬ恋歌。
 思い焦がれた二人のための華やかなる音色。
 青年はその両腕に、恋した少女を抱きしめる。
 もう離れないようにと、強く激しく。
 少女もそれに応えて、強く優しく抱き返す。
 やがて見つめ合い、触れ合う唇と唇。
 満開の桜に誓う、二人だけの祝言。
 ただ静かに。ただ切なく。
 さくらさくら、誰が為に咲く。
 さくらさくら、二人の為に咲く。
 さくらさくら、誰が為に散る。
 さくらさくら、二人の為に散る。
 さくら、さくら。
 幽雅に、咲かせ。
 永遠に──────
          (完)

 (>>254に倣って蛇足)
 っすぐ……うょしでんな話いいてんならがな我……ぅう。と、したでめしたでめ、たしましら暮にせ幸もでまついは人二てしそ…… ・夢妖

 てせ見し少、らしかのるいてい書に心熱になんそを何、夢妖らあ ・様ゆゆ

 ?!んょみ ・夢妖

第1章の人
 ageてすみません。というわけでリクエストのゆゆ様エンド。自分としては、西行妖から解き放たれ、生前のゆゆ様に戻った感じでしょうか。
主人公はきっと生前の恋人という設定かな。口調が丁寧語で違和感を感じるかもしれませんが、生前のイメージですのでどうかご了承を。
あと文中の短歌は自作ですので助詞がおかしいとかあるかもしれませんが、笑って見逃してください。
 ちなみにこのイラストからヒントを得ました。すごい好きです。
ttp://www.pat.hi-ho.ne.jp/yoh-ku/yuyuko2.htm

285 名前: 283 投稿日: 2005/08/25(木) 21:19:01 [ 4gczeDVg ]
邪魔してスマソ

286 名前: 第1章の人 投稿日: 2005/08/25(木) 21:28:06 [ kS0wtRRE ]
いえいえ。Wordコピー→貼り付けに時間がかかってしまって。失礼しました。

287 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 21:34:32 [ k91IfVrg ]
ttp://www.timekiller.jp/archives/2004/12/01/013332.html
有名かもしれんがクソワロタ。

288 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 21:36:40 [ gq7qBDlI ]
>>283
おいおい、レベルとか関係ないだろ>>164>>167も言ってるじゃないか。
一緒に愛を語ろうぜ。

>>268-270
俺もてゐが好きになった。
あれか、このSSでてゐにプロポーズするのはもしや俺らナノカ!?


しかし、これだけ癖のある東方キャラたちに告白するとなると
一筋縄じゃないかないよな。
それでもナントカいい結果をもらえるようにプロポーズの言葉とか
シチュを考えるのって本当に攻略してるような気分になれて
俺はすごく楽しいのだがどうだろう?

289 名前: てゐの話を書いた人 投稿日: 2005/08/25(木) 21:58:52 [ oeH.GJwk ]
>279 めーりん!めーりん!
>281 ゆゆさま先こされた。ウエディングゆゆさま…みょん……
>288 誉めて貰うと嬉しい。行き場がないのです…

激甘にはほど遠いがこのスレ以外に出せる所がありませんorz
一応、オリキャラと幽々子ですのでご了承を…後、わりと長いよ。
http://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4597.txt
後、名前が全然直ってなかった…orz

290 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 22:12:03 [ r/hy8apQ ]
ぼけぼけゆゆ様にからかわれるようなシチュばっかり考えてた
生前の儚げお嬢様設定ゆゆ様とは一本取られたぜ

291 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 22:17:54 [ z6hbPNUo ]
>>283
正直、アホなノリの勢いに任せた告白も、
切なげ恋愛話も、普通のイチャイチャ話も全部面白いんで気にせず投下しる

292 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 22:19:01 [ rgMrevlo ]
>289
何この海辺をバックに走り出しそうな味皇ゆゆ様
途中まで笑えたし最後のほうは感動物かも

最初から最後まで妖夢なみょんがいい味出してる

293 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 22:29:39 [ gq7qBDlI ]
>289
すげー。。。
なんかもう途中からニタニタしながらよんでたよ。

>>131
みたいな俺が何かして、相手から返されてっての考えてたら
暴走してちょいと鬱入っタが一応書き上げたんで投下してみる。
一人称は気に入らないときは各自で脳内補完してくらさい

294 名前: 変化球その1 投稿日: 2005/08/25(木) 22:31:22 [ gq7qBDlI ]
前書き『無題』
彼女だって真剣に考えることはある。
興味がなくなると絶望的に長続きしないだけだ。
けれどそのほんの僅かの心の塵は毎回吹き飛んでなくなってしまうのだろうか。

『彼女の独白』
みんなはあたしをバカにした。無理だって、冗談だってことにされた。
あたしはちょっとだけムッとして、そしてがっかりした。
でもすぐに忘れたんだけどね。
だって、悲しいこと考えてるより、次々と楽しいことを思ったほうがいい。
でも…でもね、あいつは
あいつはあたしをバカにしなかった。
あたし相手にまじめになってくれた。
お前ならできる、がんばればできる力があるのにどうして
バカにされるんだろうな、って。
あいつはあたしを認めてくれてた。
そう言われることがすごくあったかくて心強いってこと、
こんなにも心地よいってことを初めて知った。
そうね、難しく考えるのはやっぱりあたしらしくない。
面白そうなこと、楽しいこと、

今、一番やりたいことをしよう。
まずは・・・うん、やっぱりこれ!
今日もあいつに褒められてくる!

『俺の結末』
最近、ことあるごとにチルノに絡まれる。
「ねぇねぇ、白黒とあたしどっちが可愛い?」
突然目の前20センチにどアップで飛び込んできた。
「・・・お・・・お前のほうがかわいいんじゃねぇ? たぶん」
びっくりしてなんとなく答えてしまう。
チルノは妙に嬉しそうにくるくる飛び回っている。
「だよね! 可愛いほうが強いんだから! 今のあたしなら…
 あんなヤツカチコチにしてやる! ね? できるよね?」
「あーーー・・・できるさ、がんばれ」
「行って来る!」
だーーー、とか言いながら飛び去っていった。

何がそんなに楽しいんだろうか、妖精って言うのはみんないつもあんなに陽気なのか?
しばらくして、ぼろぼろになったチルノが帰ってきた。
「あいつも少しはやるわね! でも!
 たぶん9回くらいまけたけど最後の一回は勝ったからあたしのほうが強い」
俺はこいつが9より大きい数を数えてるのを見たことがない。
でもまぁ、一回勝ったんだからすごいだろう、妖精にしては。
「ん、がんばったな、やればできるじゃん」
嬉しそうな子供をあやすのは嫌いじゃない、俺はチルノの頭をなでてやった。
チルノは目を瞑って口の端をちょっとにやけさせて撫でられてる。
バカっぽい顔だったから髪を引っ張ってやったら怒った。

でもすぐにまたニッと笑った。

「よし、次は紅白に挑戦するから! それじゃね!」
勝手にそう宣言するとチルノは帰っていった。

295 名前: 変化球その2/3 投稿日: 2005/08/25(木) 22:32:24 [ gq7qBDlI ]
ここのところいつもこんな感じだ。
何で俺あいつに懐かれているんだろう。
初めて会った時あいつは落ち込んでるように見えた。
そして天狗にバカにされてた。
俺は話を聞いてやって励ましてやった。
・・・そのせいか・・・
でも気まぐれな妖精がそのぐらいで?
もしかしてあいつ俺に気があるとか?
いやいやいや、たぶん、俺は丁度いい遊び道具なのだろう。
ならちょっとからかってみるか、どんな反応するかな。
撫でたときみたいに変な顔してから怒るんだろうか?
でもすぐにまたニーって笑うんだろうか?
俺は言ってみることにした。


「ぅーーーーー」
今日のチルノは始めっからぼろぼろだった。
「今日は驚かそうと思って、先に紅白やっつけてから来るつもりだったんだけど
 紅白のくせに強いの! 10ぅ・・・10回くらいやったけど勝てなかった
 はぁ、どうしてかな、あたしできるはずなのに」
やっぱこいつバカだ。今になると天狗の気持ちも少し分かる。
「まぁまぁ、お前はがんばったんだろ?」
「もちろん! あたしはいつだって真剣! がんばっちゃうんだから!」
「ならいいじゃん、それよりさ」
なぜかピースしてるチルノの頭に手を置いて言って見た。
「おまえさ、実はおれのこと好きだろ?」
「ぅ・・・え? えーーーーー、あーーーーー」
チルノは顔を真っ赤にしてしまった。
恥ずかしがってる恥ずかしがってる、もう一押ししてみた。
「何だよチルノ、はっきりしないな。お前はいつだって真剣でがんばるんだろ?
 どうなんだ、はっきり言ってみろよ?」
俺は思いっきりかっこつけて言ってみた。あからさま過ぎて冗談だと思うだろう。
バッカじゃないの!? この、変体!
とかさ、真っ赤になって怒ると思ってた。

「うん、あたしはあんたが好きだよ、だってあんたといると楽しいし、嬉しいし、
 すっごく幸せなんだから…これって大好きってことだよね? 
 はっきりしろって言われて気がついたよ」
チルノの少し潤んだ瞳はどこまでもまっすぐで純粋で
その視線は俺を串刺しにした。

「え、嘘、マジで!? 俺、そんなつもりじゃ・・・、・・・!?」
俺は、つい、口に出していってしまった。

俺の言葉を聞いたとたん、チルノの表情がくしゃくしゃに震えた、
絶望、その感情を妖精は感じたことがあったのだろうか。
「ぅぅ。。」
見開かれた瞳から大粒の涙が流れ落ち、
頬を伝う間に凍り首の辺りにツララができていく。
俺は、どうしていいか分からない、最低だ。
今にも大声をあげて泣き出しそうなチルノはしかし、
肩を震わせて、顔を伏せて、ひたすらに耐えているようだった。
「あたしは、できるこだから、がんばれるこだから・・・・」
かすれるような声で、
俺のいった言葉を繰り返し自分に言い聞かせているの。
俺は本当に何もできなくて、バカみたいにただ手を差しのべて、
そしてその手は空を切った。
チルノはふらふらと飛び上がり、俺を見ないで言った。
「あたし、バカだから、嫌なことなんてすぐ忘れるから、楽しいことだけ覚えてるから」
そう言って、飛び去った。

296 名前: 変化球その3/3 投稿日: 2005/08/25(木) 22:33:32 [ gq7qBDlI ]
『俺のプロポーズ』
それ以来、チルノは遊びに来なくなった。
たまに、他の仲間と遊んでいるのは見かける。
相変わらずバカにされたり、弾幕で負けたりしているようだ。
その様子は以前とちっとも変わっていない。
けれど俺との間には距離を感じる。
避けているのは俺のほう。
失って始めて気がつくこと。
俺は、純粋で心の強い彼女のことが本当は好きだったんだって。
多分、声をかければ彼女は今までどおり俺と話してくれるだろう。
楽しいことだけ覚えてる、彼女はそう言っていた。
でも、それをいいわけにはできない。
彼女の心につらい記憶も悲しい記憶のかけらは
思い出されないだけで風邪に飛ばされずに積もっているのだ。
だから俺は、今度こそ本気で彼女と向き合える覚悟ができてから
彼女に伝えなければいけない。
もう手遅れかもしれないけれど、でも真剣に伝えなくては俺はもう
誰にも本気で心を許せないだろう。

そして、俺は、チルノに声をかけた
「なぁ、チルノ、俺お前のことが本当に好きなんだ!」

297 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/25(木) 22:35:35 [ EifRM8uk ]
>>281-284のゆゆ様で、すべてが終わった後に
「自分のものになった青年の魂を弄び、楽しそうに微笑むゆゆ様」
というオチも死に誘う亡霊らしくて良いなと思った。
すべては桜の見せるまやかし。

298 名前: 283 投稿日: 2005/08/25(木) 23:07:29 [ 4gczeDVg ]
みんなサンクス。というわけで妄想を投下する。

「幽々子さん…あなたが好きです!」
「…ごめんなさいね」
やっぱり、としか思わなかった。
幽々子さんのような美しい女性が僕とつりあうわけはないのだから…
「私もあなたのこと好きだけど…あなたは人間。私は亡霊。相容れる者同士ではないわ」
え?
僕が茫然とする間に、幽々子さんが近づいてきた。
幽々子さんは何も言わず僕と唇を重ねた。
ほんの一瞬…でもそれは、とても永かった。
「…さようなら」
気がつくと、そこには誰もいなかった。
ただ、桜の花びらが舞っていた。
まだ冬だというのに。

柔らかな感触の残る唇をなぞりながら…僕は決意した。
幽々子さんの元へ、行こう。
僕は持っていたカッターナイフで、自分の首筋を切り裂いた。
目の前が暗闇に包まれる直前。
幽々子さんの姿が見えた気がした。
その表情は喜びなのか、悲しみなのか、怒りなのか。
とにかく、僕は後悔していない。

続く

299 名前: 298続きA 投稿日: 2005/08/25(木) 23:22:20 [ 4gczeDVg ]
暗闇が晴れた。
目の前に広がるのは…一面に舞う桜の花びら。
その向こうに、幽々子さんはいた。
「幽々子さん!」
「馬鹿!」
次の瞬間には幽々子さんの平手が僕の頬を打っていた。
「なんでそんな簡単に死ぬのよ!そんなことされたってちっとも嬉しくないわ!」
僕が見上げた幽々子さんの顔は…哀しかった。
再会の喜びなど微塵もなく、ただ哀しみに溢れていた。
「あなたみたいな大馬鹿者は…出直してきなさい」
「え」
「待ってるから」
目の前が再び暗闇に包まれた。

「おい!目を覚ましたぞ!」
目を開けるとそこにいたのは…僕の両親。
「よかった…本当によかった…」
僕の兄弟。僕の友人。
「自殺なんて馬鹿なこと…二度としないでよね」
本当に、僕は大馬鹿だった。
こんなにも自分を思ってくれる人たちがいるのに。
幽々子さん。僕はまだそっちへは行けません。
あと何十年か…いつまでかかるかわからないけど、待っててくださいね。
窓の外を見た。
桜の花びらが舞っていたような…気がした。
まだ冬だというのに。
でも、もうすぐ春だ。



続きBもあります…そっちは蛇足です

300 名前: 298続きB 投稿日: 2005/08/25(木) 23:31:23 [ 4gczeDVg ]
暗闇が晴れた。
目の前に広がるのは…なんだろう?
重苦しい、嫌な感じ。
その時、1人の女性が目の前に現れた。
「私は四季映姫・ヤマザナドゥ。死者を裁く者よ」
何が起きてるのかわからず、ただ頷く僕。
「あなたが犯した罪は…とてつもなく重い。どんな善行をもってしても償えない。よって」
頷くしかない僕。
「地獄行きよ」
「そ、そんなっ!」
さすがに頷けなかった。僕は冥界に行きたいのだ。
「ごめんなさい!ごめんなさい!どんな罰でも受けますから!」
「謝るなら家族に謝りなさい!」
土下座する僕に、閻魔様は言い放った。そしてある方向を指し示した。
「あ…」
そこに映ったのは、僕の亡骸を抱いて泣く…両親。兄弟。友人。
その時、僕はやっと気づいた。
僕は取り返しのつかないとことをしたのだと。



こっちは本当にいらないですね…てかプロポーズ関係ないし。
まぁ流してやってくださいー

301 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 00:23:54 [ NeaKbJRk ]
愛する人の死を望む分けがない。
厳しかったり優しかったり、いろんなゆゆ様がいていいなぁ
ゆゆ様大好きだけど、自分にはどうしてもとらえどころがなくてネタが思い浮かばない

302 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 00:40:24 [ EfAD.LAw ]
とらえどころがないのもまた魅力の一つではないか

303 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 00:49:40 [ NeaKbJRk ]
>302
そうだったのか!
よし、挑戦してみる。

ゆゆ様、正直どうしてなのかよく分からないんだけど
なんとなくすごく好きです!!
たぶん、こうすごい?ところとかほんとに好きなんです
あと、大食いのところとか!

ゆ「妖夢、この人がなんと言ってるのか分かりやすく説明してくれる?」
よ「食べられたいそうですよ」

_| ̄|○

304 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 03:14:17 [ NeaKbJRk ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4604.txt

クーリエに紫さんSSがあったーー
規制で報告できないとか。

とりあえずはってみた。
紫さんもステキだっ

305 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 03:20:29 [ 1.a4nSYk ]
リロードして報告がかぶらずに済んだ

俺もがんばってチャーハン作るよ。

306 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 04:46:58 [ 0CyLwH0I ]
しかし、調理技能を取得している俺のなんと多いことか
まずは旨い飯を作れる事が前提かっ!

そういや食い意地張ったキャラばっかr(夢想スパーク殺人不夜城斬

307 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 10:33:34 [ JM81iBRQ ]
ゆかりんかわいいよ!

308 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 20:59:27 [ i2Ug8WVA ]
俺「山田様、私の嫁になること
  これが今の貴方が積める善行よ。」

スマソ、返答が思いつかん…

309 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/26(金) 22:27:44 [ MBDGMDUM ]
長々と規制されたな…やっと報告できる。
>>304様、感謝です。

藍さまの小説。藍さま少女ちっく注意
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4562.txt

妹紅小説。激短注意
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4550.txt

310 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 02:44:10 [ jSoAAOZ2 ]
>>308
山「貴方の語尾が気になるわね、
貴方が男性なのか女性なのかはっきりさせてあげるわ
だからまず、もう少し私のほうに寄りなさい、さぁおいでなさい」

激甘でもだえ苦しんで三階からきりもみ回転で飛び降りたくなるような
そんな話がよみてぇぇぇぇぇぇ

311 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 03:30:37 [ fmS/Sf06 ]
誰の?

312 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 11:21:22 [ paGzeUG2 ]
萃香の。

313 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 11:27:34 [ nGqwaGtU ]
大妖精とか小悪魔はないのかー
とかいってる自分はルーミア一途なわけですが
みんな甘すぎるよ!俺なんかがいていい場所じゃねええええ!

314 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 11:34:02 [ hg0V7GPM ]
萃香相手にきりもみで飛び降りたくなるようなシチュは全く思いつかん…

315 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 16:45:57 [ Et6pYftk ]
 無知で惰弱な地上の人間が、魔界の神に自分の想いを伝えた
成就することの無いその願い
不退転の決意は、神に無謀と嘲られた
これで十分だと人間は言った。伝えるだけでも満足だと

──人の子よ。貴方の心、受け取りました
今ここでは応える事はできません
遥かな時空の環の中で、まためぐりあうこともあるでしょう
貴方が百年も経てばその命が消えるように
私とて永遠ではありません
魂が滅びれば、別の生き物として生を受けます
誕生しては滅び、死しては生を受け──未来永劫繰り返し内に、同じ環に生きるものとして
生を受けることもあるでしょう
今は、人としての生を大切になさい
貴方の中に見える、紅と白の大輪の花
貴方を想ってくれるものを、尊ぶのが人間としての喜びではないでしょうか
今私にできることは、貴方の心を無碍にしないことだけ
私からのせめてもの餞別です。受け取ってください、人の子よ──

目の前が闇に覆われ、何も見えなくなる
暖かく柔らかいものが、唇に触れた
瞬間、意識が飛ぶような感覚。静寂。深淵

316 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/27(土) 16:47:28 [ Et6pYftk ]
 目を覚ました時には、見慣れた紅白がそこにいた

──無事でよかったわ…何日も眠りっぱなしで…し、心配したんだからっ

涙で滲んだ頬を触る。暖かい手をそっと握る

──ただいま

泣きじゃくりながらも、笑顔を見せる紅白

──おかえりなさい

死地から生還したものを迎える、人間の喜びがそこにはあった




 ──幾千年の時が流れただろうか
世界の姿は変るとも、人の心は変わらない
想いを告げる男がいた
想いを受けいれる女がいた
重ねたその柔らかい唇は、どこか懐かしさがあった

──私、貴方に会ったことがあるような気がします

──ああ、だからこそ俺も君を好きになったんだ

317 名前: パチェ(ryの方 投稿日: 2005/08/27(土) 21:41:20 [ s4JMA.HU ]
>>264
音速遅いレスで申し訳ないけど、書いている本人も幻視した。
故に書きました。
ttp://meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/meiring0065.txt

318 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/28(日) 07:25:04 [ 4mc0c2HY ]
激甘ってこうですか師匠ぉぉ!?
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4644.txt

相手は萃香じゃなくて魔理沙ですが。
前置きが長かった気がするけれど、これが俺のできる精一杯の激甘。
もうイロイロ許して…。

>317
次の幸せに俺立候補

319 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/28(日) 22:21:12 [ usiEybcM ]
なぜ魔理沙でそこまでの激甘が書ける…
魔理沙かわいいよ

320 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/28(日) 23:04:27 [ ee/1evh. ]
>>318
小道具が上手すぎる

321 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/28(日) 23:05:11 [ jcxtrF.I ]
>>318
その縄はいくらだ?

322 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/29(月) 01:34:52 [ cm3yt4KI ]
長いSSやあまあま小話なんてかけないので
短くスパッとプロポーズしようと思う。

うどんげ!
そのうさ耳僕にも貸してください(*ノノ)

323 名前: 纏める程度の能力 投稿日: 2005/08/29(月) 16:53:03 [ N7KkODaQ ]

■霊夢・魔理沙
霊夢>>7>>76(>>107>>110)
魔理沙>>4>>12>>53>>54>>318

■紅魔郷
ルーミア>>41(BAD)>>47>>48
チルノ>>36>>37>>71 (BAD?)>>72(>>294>>295>>296)
美鈴>>16>>39>>43>>51(>>279>>280)
小悪魔>>317
パチュリー>>18(BAD)(>>215>>228>>236>>237>>239>>240>>260に完全版】)
咲夜>>38>>179 (BAD?)(>>199>>200>>202)
レミリア>>60>>92>>149 (BAD?)>>244 (BAD?)
フラン>>166>>195 (BAD?)

■妖々夢
レティ>>58
>>75 (BAD)>>169
アリス>>6>>15>>34>>63
リリー>>25>>31
ルナサ>>61>>147
メルラン>>50
リリカ(なし)
妖夢>>1>>21>>180>>181>>186に正アドレス】
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105>>222(>>281>>282>>284)>>289(>>298>>299or>>300)>>303
>>8>>13>>62(BAD)(>>97>>99)>>309
>>2>>52>>304

■永夜抄
リグル>>102 (BAD)
ミスティア>>5
慧音>>23>>27>>28>>157
てゐ>>262(>>268>>269>>270)
鈴仙>>55>>57>>64(BAD)(>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153)>>322
永琳>>59(BAD)(>>73>>74)
輝夜>>69(>>79>>82)>>139
妹紅>>17>>185(>>235>>238)>>309

■萃夢想
萃香>>93>>172

■花映塚
>>86 (BAD)>>131>>151
幽香(なし)
メディスン>>184
小町>>148 (BAD?)>>217 (BAD?)
映姫(>>123>>124>>140)(>>254>>255)(>>308>>310)

■旧作
魅魔>>11>>33
神綺>>3>>49(>>315>>316)

■その他
こーりん>>14>>35>>91(>>115>>116)
神主>>29
上海人形>>210

小悪魔って紅魔に入るのかな、それともその他?わからん…

324 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/29(月) 22:49:01 [ 3Er.jYUo ]
>>315-316
ちくしょうこの野郎!二人も…二人もォ!!

>>323
おつー。
小悪魔は紅魔でいいと思う。

325 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 09:09:33 [ n08ZQlPI ]
「やれやれ…今日は何か、疲れたなぁ」
 ごろりと転がる。布団は敷いていないが、畳のひんやり感が心地よい。
 天井の染みを数えながら、少しぼんやりとして見る。
 こうしていると、昔田舎の祖母の家に泊まった事を思い出す。
「…向こうはどうしてるかな」
 そんな事を頭がよぎったが、頭を振って追いやった。
 俺はここで…白玉楼で生き、死ぬ。そう定めたのだから。
 助けてもらった恩義がある…というのは否定できない。けれど…
「やっぱり、二人が好きだから…かなぁ」
 そう、それこそが俺の真実だ。
 能力を使わずとも魂を誘う亡霊の姫に、凛とした気配を持つ癖に、ちょっと可愛い所のある従者。
 そんな二人のやり取り、空気が好きだからここに居たい。そう思っている。
 だからやれることは何でもやった。庭掃除、お菓子作り整頓料理etc…
 そんな訳で今日も一日疲れたのだが…今日はちょっと気がかりな事があった。
 幽々子さんがご飯を余り食べなかった。他の人が見れば変わりないだろうが、俺ならわかる。
 また、妖夢さんの顔が優れなかったのも気に掛かる。思いつめた様な…そんな顔だ。
 そんなこんなで今日一日、白玉楼は妙な空気。そのせいで水増し気味で疲れた。
「……なんかあったのかな」
 喧嘩でもしたというなら頷けるが、そういった感じでもないから難しい。
 どちらかと言えば、お互い気まずく余所余所しくしている…といったところか?
「まぁ、理由なんて分からないんだけどね」
 俺は女性の心の機微には疎い。考えたって分かるわけが無かった。
 ともかく寝てしまおう。時間が経てばそれなりになっていくと信じた。

 と、部屋の襖をスルリとすり抜けて、一匹の蝶が飛んできた。
 幽々子さんの使っている死蝶だ。一体なんで俺の部屋に?

―○○。少し話があるので、私の部屋へ来てくれないかしら?

「…幽々子さんの声?」
 遠いような、近いような。そんな声が響くと同時に死蝶の姿がふっと掻き消える。
 …なるほどね。伝言みたいなものか。
「よっこらせっと…」
 掛け声と供に起き上がり、俺は自分の部屋を出た。

326 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 09:10:55 [ n08ZQlPI ]
「○○ですが…」
「入りなさい」
「……失礼します」
 一礼してから、襖を開ける。
 部屋の中に居たのは幽々子さんと、俯いて座っている妖夢さん。
 …妖夢さんの顔が見えないけど、何かあったのだろうか?
 気になったものの、幽々子さんに促されたのでしぶしぶ座布団の上に座る。
「貴方を呼んだのは他でもありません。どうしても…言いたい事があるの」
 俺のほうを真っ直ぐに見つめてくる幽々子さん。その眼は、恐ろしいほどに真剣だった。
 だから俺も、居住まいを正して言葉を待つ。

「私、西行寺幽々子は…貴方の事を……お慕いしています」

 ……………え?
 理解する暇も与えず、幽々子さんは三つ指を突いて深々と頭を下げる。
「ゆ、ゆ、ゆゆゆこさん?」
 脳内がありえない状況にパニックを起こしている。そろそろフリーズしそうだった。
「いきなりな話で申し訳ありません…けれど、こんな事があるとは私も信じていませんでした。
 まさか…この私が、一目惚れをしてしまうなんて…」
 顔を上げない幽々子さん。それは赤らんだ顔を見せたくないからか。
「最初に顔を見たときから、胸の高鳴りが止まりませんでした。
 貴方が忙しく動くその姿を、眼で追い続けるようになりました。
 貴方の事を思うと…眠れぬ事も多々ありました…」
 ただ静かに、言葉が紡がれる。俺は唯、黙って聞いていることしか出来なかった。
「幽々子さん……」
 何か、答えなければ。そう思って、口を開こうとした時だった。
「…今この時、この思いを告げようと決めたのには…理由があります」
 その言葉に紡ごうとした言葉を止める。一体、何が原因なんだろうか…?
 ………一瞬の思考の内に、一つ仮定が出た。だが、まさか…
「……妖夢」
 幽々子さんは、傍らに座っていた妖夢さんを促す。
 妖夢さんはややあって、ゆっくりと顔を上げた。その顔は…

 涙で、ぐしゃぐしゃになっていた。

「わたっ、私…わたしも、貴方の事が、好きです…好きなんです!」

 今度こそ完全に、俺の脳内がフリーズした。最早理解の範疇を超えてしまっている。
「これが…今日の二人の不調の理由…そして、今日のこの時の理由です」
 …だから、なんだろうか?
 二人がお互いに余所余所しくしていたのも、どこか辛そうにしていたのも。
 全ては…俺が原因だったのか?
 脳内に嵐が吹き荒れる。上手く感情が制御できない。
「……ごめんなさい。少しだけ…少しだけ時間を下さい」
 それだけ言って、部屋を後にするだけで精一杯だった。

「…待っています」

 そういったのは、果たしてどっちだったか。
 俺は…どちらを選ぶのがいいんだろうか……?


>>267からインスピ。唐突だしまだ完成してないので勘弁を。
…どっちルート書くかなぁ

327 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 09:40:12 [ aUDF9kTg ]
当然両方書くよな

328 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 10:32:58 [ jOP12gdg ]
幽々子を選ぶ話、妖夢を選ぶ話、どちらか選べず白玉楼から消える話、
あとどちらか選べず二人とも取る話、この4つだな。

329 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 10:51:08 [ zwPSbu5. ]
当然ハーレムエンドだよな

330 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 18:54:03 [ W1Ywdnfs ]
決断せよ!(ゴゴゴゴゴゴゴ)

Aゆゆことつきあう
Bようむとつきあう
Cさんにんでアバンチュール

「さ、三人で・・・アバンチュール」
バキィ!(ゆゆこ ごきげんななめ)
ズバァ!(れいむ ごきげんななめ)
「ぐらぶろっ!」


ごめんなさい。ごめんなさい。

331 名前: 330 投稿日: 2005/08/30(火) 19:09:53 [ W1Ywdnfs ]
「れいむ」…?
何やってんだ俺…orz

332 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 20:41:34 [ BszKs5wc ]
迷っているうちに幽々子と妖夢に愛が芽生えて…
スマンorz

どちらか選ぶと選ばれなかった方が出て行きそうで怖いな

333 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 20:48:27 [ 0/Fmapuk ]

流れを読まずに妄想を書いてみる。

「…結局、お前は俺を呼び出して何するつもりなんだ?」
深夜の魔法の森――こんな時間帯に出かけるなんてバカは俺くらいなもんだろう。
だが大事な人から呼び出されて、俺は結局ここに来ていた。
目の前に居る呼び出した少女、アリス=マーガトロイドは俺の問いに答えず
ただ、俺をじっと見ていた。
「あなたは私の事を、どう思っているの?」
唐突な質問だった。どう思っているかと聞かれれば、返す言葉が難しい。
「いきなり、唐突な質問だなアリス。何でそんな事を聞くんだ?」
とりあえず彼女から事情を聞かないと始まらない。
「…あなたの周りって、いつも…人がいるでしょ?霊夢とか魔理沙…レミリアとか…」
「あぁ…まぁ、居るけどさ」
俺が外の世界の人間だから、って理由で集まってるに過ぎないんだが。
それに霊夢が俺に近づいて、それから芋蔓方式でどんどんと繋がっているだけだし。

「だから気になったの。あなたが、誰を好きなのか」
目を逸らしながら、訊ねるアリスはどこか様子がおかしく
まるで大事なものを取られた子供のような雰囲気をもっていた。
「何でそんな事が気になるか分からないけどな…。俺が好きなのは――」
「…好きなのは?」
「お前だよ」
そうでもないと、こんな所に深夜に来たいとも思わないし、それに
「俺にとっては大事な人だ。もちろん霊夢も魔理沙も…俺の友達は全員好きだぞ?」
「…友達、ね」
「あぁ、お前に対してだけは、友達としての『好き』じゃなくて…異性として『好き』なんだけどな」
「ほん…と?」
嘘なんて吐けない。この騙されやすい純粋な少女に対しては。
「さて、用事は終わりか?終わりなら俺は帰るけどさ」
質問にはちゃんと答えたし、もう俺の出番は終わりだ。
「ま、待って!」
背を向けた途端、大事な少女から声がかかる。
半ば予想していた事だが、振り向くと顔を林檎のように真っ赤にしたアリスが
恥ずかしそうに俺の方を向いていた。
「え…えっと、私も…あ、あなた…が…好きです!」
その様子があまりにも愛しくて…俺は振り向いてその可憐な少女を
抱き寄せた。
「俺もだよ。アリス」
種族とか、姿形とか、そんな物は関係ないはずだ。
ただ愛せるかどうか。
「誰か言ってたな。愛の前には種族の違いなど瑣末なことよ、だったか?」
「私が魔法使いでも愛してくれる?」
「…違うよ。俺は魔法使いであるお前を愛したんだ」

月の光が照らす中で二つの影が一つになった。
それは――一つの愛が叶った証。





やばいな、友人に甘い物を書くって言ったが…自分でこれじゃ甘いか分からない。
そして>>45の引用があるのはこっそりと内緒だ。
誰か…ツンデレの極意を教えてください…
私にツンデレは書けません…

334 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/30(火) 23:08:01 [ .7jc2fYY ]
「貴方は地獄行き。とりあえずは永遠の劫火に灼かれては蘇る事を1万回続けなさい」
「お許しを!閻魔様!せめて地獄は!地獄だけは勘弁を!」
許しを乞う死者の魂へ答える声ははなはだ冷たかった。
「閻魔の採決は覆らない。過去に悔やまなかった分、今悔やみなさい」
側に控えていた獄卒は、哀れにも慈悲を叫ぶ魂魄を力任せに掴み、地獄の入り口へ放り投げた。
「ヤマザナドゥ様。本日のお裁きはこれまでのようです」
勤めを果たした獄卒は跪き、頭を垂れる。
本日の裁判はこれまで。裁判長には暫しの休憩の時間が、獄卒には罪人を責める時間が始まる。
しきたり通り、獄卒は閻魔が奥の間に消えるまで頭を垂れる。
閻魔は、労いの言葉すらかけず、獄卒もそれを期待しない。
獄卒と閻魔では、役職もそれにかかる責任も違う。お互いに会話する必要もないし、会話をする資格もない。
だが、今回は違った。
「あれから…私は貴女の役に立てているのでしょうか?」
今まさに、奥へと消えんとした閻魔の動きがぴたりと止まった。
「徳が高い癖に、自ら獄卒の罰を受けたいという奇特な死霊が、大昔にいましたね。確か」
獄卒は罰である。
獄卒は罪人に責め苦を強いる。強いなければならない。
惨たらしく長く罪人を苦しめ、反応を示さなくなれば、別の責め苦へ切り替え、再び罪人達に絶叫の合唱を強いる。
獄卒は自らの良心から、永遠に責め苦を受ける罰である。
「その奇特な死霊は、奇特なことに、今の今まで獄卒になった事を悔いてはいないそうです」
獄卒は顔を上げた。視界には閻魔の後ろ姿が見えるだけで、その表情までは判別できない。
「おかしな話ですね。理由を聞かせて頂いて構わないですか」
獄卒は少し考える素振りを見せたが意を決して答えた。
「愛するヤマザナドゥ様と同じく、罪を裁くという事の"痛み"を分かつことが出来るからと…」
「惜しい、20点」
「20点とは、惜しいのですか?」
「もっと気の利いた口説き文句を考えること、それが貴方の積める善行ですよ」
そう言って振り返った閻魔の顔には、まんざらでもなさげな微笑みがあった。




スレ違い気味…か?

335 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 00:05:21 [ q9w0KbBY ]
>326からの分岐。[b]ようむエンド を えらぶぜ !

 さくさくと庭の土を踏みしめ、歩く。
 何となくだけど…この場所に彼女がいるような気がした。
 だから、この胸に定めた思いを伝えるために、彼女を探す。
「…あっ」
 程なくして、彼女…妖夢さんを見つけた。庭石に腰掛け、ぼんやりとしていたようだ。
「こんばんわ」
 俺は片手を挙げて挨拶する。けれど、妖夢さんの表情は硬い。
 …まぁ、先ほどのやり取りを考えれば理解できなくもない。
「………来る所、間違っていませんか?」
「いいや。ここで合ってるよ」
「間違ってます。…貴方が行くべき場所は、逢うべき人は…」
「妖夢」
 初めて、さんをつけないで彼女を呼んだ。
 妖夢はびくりと震えて、言葉を切る。
「俺は、君のことが好きだ。君を…愛している」
「…やめて、ください…」
「君と一緒に庭仕事をするのが好きだった。君と料理をするのも楽しかった」
「やめて…やめてっ!!」
 いやいやをするように頭を振りながら、妖夢は叫んだ。
「なんで…なんで幽々子様じゃなくて、私なんですか!?幽々子様を選ばないんですか!?
 幽々子は本気で貴方を好きだといったのに…それを否定するんですか?」
 答えない。そんな事、わからないほど俺は鈍くない。けれど、同じようにもう一つ、分かっている。
「…君だって、本当の心で俺のことを、好きだって言ってくれた」
「!」
「俺は君の心に答えたかった。だから…ここへ来たんだ」
 悩まなかった訳が無い。人生でこれ以上ないほどに、苦しんだ。
 それでも…俺は決めた。愛するのは、この子しか…妖夢しかいないと。

「わたし、私は…」
 よろよろと力なく妖夢は立ち上がり、俺のほうへと歩み寄り、手を伸ばす。
 …まるで、届かぬものを求めるように。
「従者失格…です。主人の求めるものを…唯一度恋焦がれた方を……奪って…」
 そして俺の胸にくず折れるように倒れこむ。きゅっと握られる、俺の服。
 じんわりの湿った感触。どうやら…泣いているらしい。
「ごめんなさい…ごめんなさい……!でも…でもっ……わたし…わたしもっ……好き…大好き…っ!!」
 泣きじゃくりながら、それでも…胸の内に秘めていた想いを、妖夢は吐き出し続ける。
 俺は…愛しい彼女の頭を撫でながら、その全てを受け止め続けた。

336 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 00:07:02 [ q9w0KbBY ]
「はぁ。別に気にしなくていいのに…妖夢ってば、頭硬いわねぇ」
 私は誰にでもなく呟いて、寄りかかっていた石灯籠から身を離す。
 …後ろでは、泣きじゃくる声が聞こえる。昔よく聞いた、妖夢の泣き声。
「…幸せになりなさい、妖夢」
 私がそれを許してあげる。他ではない、貴女なら。
 とてとてと何事も無かったようにその場を離れ、再び自室へと戻る。
 …告白したあの時の空気は、一切この場には残っていない。
「あーあ、それにしても…振られちゃったわね」
 つとめて何時もののほほんとした口調で呟いてみた。けれど、それはどこか空々しかった。
「…振られて…しまったのね」
 胸のうちから、溢れ出る感情。抑えなければと必死になればなるほど、零れてゆく。
 …まるで、湧き水のように吹き出てくる哀しみ。
「……ぐすっ、うあぁ…あぁぁぁぁぁぁぁぁっ…」
 初めてだった。胸が焦がれるのだと、本当に思っていた。
 …答えてくれたのなら、この身を炭にしてしまってもいいとまで…思った。
「うあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!!!!!!」
 涙が溢れた。もう抑えられない。ただただ声を上げ、泣き続ける。

 もういい。泣いてしまおう。泣いて、泣いて…そして明日には笑おう。二人に笑ってあげよう。
 それが二人に送る、最高のお祝いになると信じて。
 だから、今はこの余分な涙を、全て出してしまおう。
 きっと明日には、いつもの私になれる。

 翌日の幽々子の眼は、あの月の兎に匹敵するほど赤かった。
 心配する二人に向かって、けれど…幽々子は笑顔で言ったのだ。
「幸せになってね…二人とも」
 と。


 キャラ違い警報及び文体ヘタレ警報発令!!各員注意せよ!!
 で、とりあえず次は幽々子様かぁ…
 んで規制連打怖。次は東方ろだに乗せるだけになるかも…
 その時には報告をお願いします(マテ

337 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 00:38:55 [ /mL7On/E ]
甘々警報発令!これは訓練ではない!繰り返す、これは訓練ではない!
やっぱ幽々子は密かに妖夢の幸せを祈るってのが似合うなぁー

338 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 01:17:10 [ fCWuOYqI ]
白んできた夜空を見上げる。
「幻想郷で見る最後の空が朝日ってのも、おつなもんだよな」
紅魔館の裏庭、花で作られたミステーリーサークルの側に俺はいる。
「外界へのスキマ、開けてあげるのは三日後。朝日の出る時間にここにいらっしゃい」
それから三日は楽しくも慌ただしい日々だった。
妹様は大泣きするし、パチュリー様は図書館を迷路化して出さないようにするし、美鈴はなにかとコッペパンくれるし……。
咲夜さんは表向き普段どおりだったけど、妹様を宥めてくれたり、図書館から出してくれたりと気を使ってくれた。
レミリアお嬢様は……。
いや、考えるのはもう止めよう。全部未練だ、未練。
今頃、魔理沙の企画したお別れ宴会で飲み潰れているはずだ。
やっぱり、いざという時に泣かれると心が揺らぐから。

「ふうん、本当に帰るんだな」
……!!
慌てて声の方向に振り向く。
「レミリアお嬢様……」
「でっきり皆を驚かす嘘だと思っていたんだが……」
「みんなを驚かすのに、こんな性質の悪い嘘はつきませんよ」
訪れる短い沈黙。
「……どうしても、か」
足元からこちらを見上げてくるレミリア様。
「……どうしても、です」
頷きたい衝動を無理矢理押さえつける。
「また……」
くるりと背を向け、
「ええ、きっと。何年何十年かかろうと、レミリア様に会いに戻ってきます」
「その言葉に嘘偽りはないな?」
「当たり前です。それと、戻ってきた時は、またレミリア様の側にいさせてもらえますか?」
「もちろんだとも。その時の為に私の隣の椅子は空けておくよ」
使用人としてではなく、隣の椅子に座る相手として。
それはとどのつまり、そういうわけで。
「そのかわり、待たせた年月は十倍二十倍で返してもらうぞ?」
「いいですよ。レミリア様の傍にいられるなら、その百倍千倍の年月がかかろうとも返済してみせますよ」
「ふふ……。期待しないで待っているとしよう」
そういって、紅い悪魔とは思えぬ笑顔で笑う。
天使のような笑顔で笑う。
その顔を再び見るために、必ず戻ってこよう。
時間も博麗大結界も越えて。
必ずここに。



というわけで、へたれ警報真っ只中のレミリア様BAD?
レミリア様は甘々よりかっこよくいきたいなぁ

339 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 03:14:28 [ sTmD1NX6 ]
>>333
アリス可愛いよアリス、幸せにしてあげたくなるなぁ

>>335-336
甘いよぅ切ないよぅ。泣きじゃくるゆゆ様に胸打たれました

340 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 20:50:59 [ nYZskyvc ]
プロポーズされるほうだが、

てゐ「結婚詐欺にだまされてみませんか?」

341 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/08/31(水) 23:46:18 [ aqdqQWpc ]
>>338
レミリアはもちろんとしてだ。
主人公と別れたくない紅魔館メンバーがいいなあ。

リリカに絡もうとするのがいない…
ハメようとしてきたのを逆にハメたりしてみたい。
軽くあしらわれて悔しがるリリカー。
…⑨っぽい…

342 名前: あ、どちらか片方じゃないや1/3 投稿日: 2005/09/01(木) 01:18:05 [ luDDXfWI ]
>>267を考えてたら浮かんだアイデアを
>>341にヒントを得て一気に書き上げてみた。

リリカってこんなキャラなのかしらん?


私たちのライブには熱心なファンも多くて
それは妖怪だけでなく中には熱心な人間のファンもいる。
特に最近よく見かける「外の世界から来た」という人間の男は
私たちの演奏をはじめて聞いたときからずっと毎回欠かさずライブに来てくれる。
まぁ、実質私がまとめてるライブなんだから人間が虜になってしまうのはしょうがないけどね。
それにしても彼は、楽屋にまで遊びに来て
おいしいお土産と面白いお土産の話をしていく。
外の世界の話は、私としても失われた音を見つけるのに役立つので聞いていて損はない。
ただ、最近姉さん達が
役に立つ以上に彼のことを気に入ってしまっているみたい。
彼が帰ると、
メルラン姉さんは天国のお祭り騒ぎみたいな陽気を奏でて
ルナサ姉さんは、この世の終わりのような悲愴を奏でる。
分かりやすいわね。
面白いから二人に彼のことを問いただしたら、やっぱり好きだって白状した。
でも、姉妹で男を取り合うのは、三人の音楽活動にもよくないわ。
だから、二人ともフェアに彼に告白してみたら?
って提案してみた。
もしかして、失われた面白い恋の音が聞けるかもしれないしね〜♪(←本音

今日のライブが終わっていつも通り私たち三人のところに来た彼。
今日の演奏がいつも以上によかったってはしゃいでいる。
本当に私たちの演奏が好きなのね、そこは確かに可愛いと思う。
純粋な笑顔を私に向けている彼が、この後どうなるか…みものじゃない?
どっちを選ぶかなぁ、さすがにそこまでは分からないけど。

「実は今日はあなたに大切なお話しがあるの」
「私、あなたのことが好きになりました。この気持ち、私の音楽とともに受け取ってください」
「私も、あなたのことが好きなんです! あなたといるととっても幸せな気持ちになれるから!」

真剣に彼を見つめるルナサ姉さん
本当に純粋な笑顔で彼の答えを待つメルラン姉さん
彼は、姉さんたちは、どんな心の音を聞かせてくれるのかしら?

彼は当然戸惑っているようで、少しキョロキョロした後何かを決心した強い瞳をした。

343 名前: あ、どちらか片方じゃないや2/3 投稿日: 2005/09/01(木) 01:19:12 [ luDDXfWI ]
「ごめんなさい、僕には他に好きな人がいるんです」

彼はまっすぐに頭を下げた。
潔くて有無を言わせない答え。
意外。
それでも、納得いかない姉さんたちの様子を見て彼は言った。

「僕は、リリカさんが好きなんです!!」

まっすぐな言葉に、警戒心ゼロだった私の心が打ちぬかれた。
ドキン
言葉ではそうとしかいえない強い音が心から奏でられた。
私の心から。
とたんに、冷静でいられなくなる。
姉さんたちに信じられないといった顔で見られる、
普段ならたいしたことじゃないのに、今はすごく恥ずかしい…
「え、えと、私!? あの」
うまく言葉を奏でられない。
「あなたのことは、確かに嫌いじゃないけど…、あ、でも好きでもないってワケでもなくて
 ほら、あなたは私と違っていい人(単純)っぽいし? ってそういうことじゃなくて」

「「リリカ!」」
姉さんたち二人が私の目の前によってきた。
「三姉妹で、男の人を取り合うのは」
「私たちの音楽に、あまりいいことではない、そうよね?」
あれ、なんか、牽制されてる?
でも私、べつにこの人のこと好きだって言うわけでもないし!
私が取ったわけじゃないし!
珍しく取り乱す私を見て姉さんたちはくすっと笑った。
「だから、私たち」
「身を引くことにするわ、この人間はあなたにあげる。くやしいけどね」
な、な、な、なんですとーー!?
勝手に話が進んでる。
あ、もしかして普段の私に対する仕返しもかねてるのかな…

344 名前: あ、どちらか片方じゃないや3/3 投稿日: 2005/09/01(木) 01:20:12 [ luDDXfWI ]
「私は本気であなたが好きでした、でも、はっきり断られたなら」
「大切な妹になら譲ることにします、でもしばらくはトランペットは弾けないかも…」

そう言って去っていく姉さんたち。
取り残された私と彼。
「急な展開だけど…でも僕は、初めて君たちの音楽を聴いて、リリカさんの音を聞いてからずっと
 あなたのことだけ追いかけてきました。好きです」

また言われたぁぁ

心の不思議な音はさらに複雑に鳴り響く、
意外なことに、予想もしてなかったことに、この音は心地よいいい音だった。
悔しいなぁ、姉さんたちを利用するつもりが、私自身が彼にいいように弾かれてる
きっと惹かれてる。

「私は、返事しません」
強がってみた。
「それでもいいです、だって、僕が勝手に好きになってずっと追いかけていただけだから
 でもこれからも、断りの返事をもらうまでは追い続けるよ?」

綺麗な笑顔の音。
彼といるともっといろいろな音が聞けそうで、
だからそれでいいかなと思った。
うん、そういうことならしばらく”利用”してあげよう。
私の音のために。
とりあえず手始めに、キスの音はどんな音かな…

end

345 名前: 341 投稿日: 2005/09/01(木) 04:04:34 [ MNEx2LLw ]
>>342-344
まさか妖々夢でリリカと遊んでる間に、こんなのがあがってるとは!
GJ!GJだよ!!

346 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/02(金) 02:07:19 [ l9eIMkuQ ]
「よっと、邪魔するぜ」
 そう言って入ってきたのは、魔理沙だった
 このヴワル図書館の常連者でもあり……そして本泥棒だ
「お、○○じゃないか」
「魔理沙、今日は勝手に本を持って行くなよ。
 ……あとでパチュリーさんに怒られるのは俺なんだから」
「おいおい、それじゃまるで私がここに来るたびに本を取っていくような言い草じゃないか
 それにだ。私は本を借りているだけだぜ?」
 ――未だに返しに来るところを見たことないけどね。
 と、まぁ言ってもしょうがないので心の内に閉まっておく。
「それにだ、今日はパチュリーにちょっと用があってな。
 本を借りに来たわけじゃない」
「パチュリーさんに?」
「ああ。というわけだ、パチュリーがどこに居るか知らないか?」
「パチュリーさんなら…えーと―――」
 俺はパチュリーさんの大体の居場所を魔理沙に伝える。
「サンキュ。助かったぜ」
 そして、手に持った箒に跨り――
「そうだ。今度、また外の世界の話、聞かせてもらうぜ。
 じゃあな!」
 白黒の魔砲使いは俺の視界から消えていった。


 私が本を読んでいると、遠くから騒がしい音が聞こえてきた。
 この飛行音、おそらくは魔理沙だろう。
 そして、間もないうちに白黒の魔砲使いが姿を現した。
「よぅ、パチュリー」
 上空から聞こえてくる声。
「何? 今日もまた何か持っていくつもり?」
「おいおい…どうしてお前も○○も第一声がそれなんだ?」
「常習犯だからに決まっているからじゃないの」
「私は泥棒か何かか?」
「泥棒じゃないの、それもとびっきりの」
「酷い言われようだぜ」
「で、今日は何の用?」

 その後、魔理沙と取り留めのない会話をする。
 最近の出来事、取り留めのないこと、その他色々…
 しかし、どことなく違和感を感じる。
「…というわけなんだが…… どうかしたか?」
 どうやら思考が顔に出ていたらしい。
 ただ、向こう側から問いかけてくるのであれば、ここは流れに乗させてもらうことにした。
「魔理沙…あなた、何か隠していない?」
 きょとん、とする魔理沙。
「何かって…別になんにも隠していないぜ?」
「そうかしら。さっきまでの会話、何か違和感を感じたわ
 ――そうね。一番聴きたい事を中々繰り出せない。
 と、言ったところかしら?」
「――――」
 沈黙が訪れる。
「やっぱ、分かるか?」
「私は知識と日陰の少女、パチュリー・ノーレッジよ。
 私が持つ知識の中には読心術の心得もあるわ」
 魔理沙は観念したかのようにため息をつき――
「その、だな…
 ○○ってさ、誰か…誰か好きなヤツって……いるのか?」
 息が詰まる。
 今、魔理沙はなんて言ったの?
「いや、いざ本人にそれを聞くのは…ちょっと、な。
 で、パチュリーなら、もしかしたら知っているんじゃないかと思ってな……」
「………け…ゃない」
「…? パチュリー?」
「いくら私でも、他人の好いている人が分かるわけないじゃない!」
「!?」
 本当に自分が出したのだろうかと疑いたくなるような、大きな声。
 こんなに大きな声を出したのは生まれて初めてかもしれない。
「ど、どうしたんだ、パチュリー… そんな大きな声を出して……」
「え、あ…ごめんなさい。魔理沙が変なことを聞いてくるから…つい」
「…そうか」
 多分。いや、絶対。魔理沙は○○のことを――
「その…○○だけど……」
 だから私はあえて聞くことにした。
「好きなの? 魔理沙」
 魔理沙の本心を。

「ああ――好きだぜ」


 その後、話すことがなくなったので魔理沙は帰っていった。
 そして幻想郷の夜が訪れる。
 私は自分のベッドに腰をかけて、昼間のことを思い返す。
 魔理沙が――○○のことを好き。
 実はそのことは薄々感づいていた。
 最近、魔理沙と会話するとき、大抵○○のことが話題に上がってくる。
 その時の魔理沙の顔は、意気揚々としていたのに気が付いた。
 
 だが、そのことに気がついたもの、ある一つの理由から。
 だって、私も―――
「あの人の事が―――好きだから」


眠いのでここで中断。明日辺りに書けるといいな
ちなみに初書きなので変なところや文章自体変かもしれません

347 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/02(金) 02:44:35 [ iLzR9epo ]
>>346
つ、続き気になる…
初書き?やるじゃあないか!

348 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/02(金) 05:24:36 [ T5Xgflec ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4701.txt

長文で割り込むのもアレなんで上げた。フランへの…プロポーズなのかこれは?(を
パチェへはあくまで軽口ということで。



…そして一行目にツッコめる人は重度の格ゲーマー。

349 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/02(金) 09:27:18 [ c4qe60XI ]
>>346
二人に告白されたら…俺には選べない、両方好きd(ノンディレクショナルマスタースパーク
つーわけで続きマダー?

>>348
真っ向から勝負するとは…ヘタレな逃げを考えた俺より強いな!
いつか決着がついたときのフランを思うと切ないよ。
しかし俺も彼女のオモイを独占してみたいなぁ

350 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/02(金) 22:45:52 [ GZRN1lzE ]
フランには殺し愛という言葉がよく似合う。

351 名前: 346続き その1 投稿日: 2005/09/03(土) 02:02:56 [ DeC819/c ]
 ある日、俺はパチュリーさんに呼び出された。
 やっぱまたお咎め…か? というか、それ以外特に理由が浮かばないが…
 まぁ、なんにせよ。行けば分かるということだ。

 数分後、パチュリーさんの部屋の前に立つ。
(さて…鬼が出るか、蛇が出るか。答えはこの扉の向こう――か)
 意を決して、ドアをノックする。
「パチュリーさん、○○です」
「いいわ、入ってきなさい」
「…失礼します」
 ドアを開け、部屋に入る。
 そして、テーブルに備え付けられた椅子に腰掛けるパチュリーさんを見る。
「それで…なんのようですか?」
「そんなに急かさなくてもいいわ。…とりあえずこちらに来て腰掛けなさい」
「はぁ…」
 意図がつかめないが…
 とりあえず、言われたとおり向かい側の椅子に腰掛ける。
「今回あなたを呼んだのは…そうね。少し話をしようと思って、ね」
「話…ですか」
 珍しいこともあるものだ。パチュリーさんから話の誘いがあるなんて。
 …まぁ、パチュリーさんと話す機会自体珍しいので、俺としてはうれしい限り。だが――
「しかし、なんでまた」
 当然の疑問といえば当然というべきか。
「特に理由なんてないわ。ただ、あなたと話がしたかった。それだけよ」
 だが、彼女から帰って来た言葉はアッサリとしたものだった。
 ――俺は、夢でも見ているのか?
 そう思いたくなるような返答。
 つまりは普段からは到底考えられない理由ということだ。
「その前に…」
 パチュリーさんは、テーブルに置いてあるポットを手に取り、カップに紅茶を注いでゆく。
「あ、それぐらい、自分が」
「いいのよ。たまには自分でやるのも面白いものだわ」
 これまた普段の彼女からは想像出来ない行動であった。
 普段なら子悪魔さんか、俺がいれるのだが…自分でやるなんてことがあっただろうか。
「はい、どうぞ」
「あ、はい。頂きます」
 カップが手渡される。
 それを手に取り、一つ軽い礼をして紅茶を一気に飲み干す。
「相変わらず、一口で飲み干すのね」
「あ、はい……。癖みたいなものなので……すいません」
「いいのよ。飲み方なんて人それぞれだわ。
 礼儀に沿った飲み方をする人もいれば、貴方のように自分の飲み方をする人もいるもの」
「そう…ですね
 …ところで、話って、一体なんですか?」
「ん…そのことなんだけど

 貴方、何か違和感を感じない?」
「違和感…ですか?」
 別に何も感じない、と言おうとした矢先、体に異変が起きていくのを感じた。
「な…っ!?」
 あ。コレは、なんかマズイ。
 凄い、嫌な予感がする―――。
「ふふ…先ほど貴方に飲ませた紅茶。実はとある魔薬を含んでいてね? ふふふ……」
 パチュリーさんの、目が、怪しく耀く。
「――お休みなさい。 ○○」
「パチュ―――――」
 言葉を言い終えることなく――俺の精神は深遠の底へと沈んでいった。



「ふふふふふ……」
 目の前には、私の薬で倒れたあの人が居た。
 安らかに、まるで寝ているかのようにうつ伏せている。
「でも、もう目覚めることは――」
 そう。この人は目覚めることは、もう、ない。

 
 魔理沙が○○のことを好きと聞いてから、
 私はあることを考え始めた。
 
 この人を私のものにしたい。
 この人を私だけのものにしたい。
 この人を誰にも渡したくない。
 この人を魔理沙に渡したくない。
 この人を魔理沙にだけは渡したくない。
 
 そして、これが私の結論。
 私の部屋に閉じ込めて、私だけのものにする。
 貴方の顔も、躰も、手も足も。
 全て私だけのもの。
 何も語ってくれないけれど――それでも

「貴方は、私だけのモノよ……」

352 名前: 346続き その2 投稿日: 2005/09/03(土) 02:04:01 [ DeC819/c ]
「よぅ、パチュリー」
「…あら、魔理沙」
 図書館で本を読んでいると魔理沙がやってきた。
「相変わらずな生活を送っているな。たまには外に出てきたらどうだ?」
「そんなの、私の勝手でしょう?」
「ま、それもそうだな…
 おお、そうだ。最近○○見かけないんだけど、知らないか?」
 私は心の奥底でほくそ笑んだ。
 普通であれば、何も知らないフリをするか、嘘を付けばいいのだろうけど――
「○○なら私の部屋で寝いているわ――」
 あえて私は本当の事を言う。
「―――永遠にね」
「なっ――――」
 驚愕する魔理沙。
「あの人は、私だけのもの―――誰にも、特に、魔理沙だけには渡さないわ」
 静まり返る図書館。
 完全無音が世界を支配し、時が止まる。
 そして、やはりというべきか。静寂の世界の針を動かしたのは魔理沙だった。
「それは、どういう意味だ。パチュリー」
「言葉通りよ。彼は私の部屋で寝ているわ。
 しかも、ただの睡眠ではなく、私の造った魔薬によって永遠に目覚めることのない眠りに付いているわ」
 その台詞に魔理沙は反応して、私の襟元を掴む。
「どういうことなんだよ、パチュリー!?」
「どういうことも…魔理沙。貴女○○の事が好きなんでしょう?
 私は○○を魔理沙に取られるのが嫌だった。
 だから――こうしたのよ」
 流石に魔理沙も気が付いたらしく、ハッとする。
「パチュリー…まさか、お前」
「そうよ。――私も○○の事が好きだもの!
 だから私は彼を私だけのものにするためにこうしたの!
 他の誰にも取られないようにするため!
 魔理沙に○○を取られないようにするために!!」
「この……バカッ!!」
「そうよ! 馬鹿みたいでしょ!?
 でも、あの人の事が好きで好きで好きで好きでしょうがないのよ!」
「だったら、直接想いを伝えればいいじゃないか!!」
「しようと思ったこともあった!
 でも、怖かったのよ! 振られるの怖くて!」
「っ…この大馬鹿パチュリーッ!!」
 瞬間、弾ける様な音が鳴ると同時に、私の頬に痛みが生じた。
 魔理沙が、叩いたのだ。
「この、大馬鹿…!
 コレはアイツのとの約束だから言うつもりはなかったけど、
 もうガマンできない!!」

「アイツはなぁ!!」



「―――嘘」
 私は言ってやった。
 アイツとの約束だから絶対言う事はないと思ったけど、
 この馬鹿を説得するにはこれしかないと思った。
「本当だ。――この前聞いた。嘘なんかじゃない」
「…っ!」
 パチュリーはこの場を離れ、自分の部屋へと飛んでいった。
「はぁ…悪いな、パチュリー。叩いちまって」
 自分の手を見る。
 かなり思いっきり引っ叩いたので、かなりヒリヒリする。
「…わりぃ、○○。約束、破っちまった」

 それは数日前のこと。
 私は○○に告白した。だが――
「悪い、魔理沙。気持ちはうれしいけど。――俺には、好きな人がいるんだ」
 と、あっけなく振られてしまった。
 で、その好きな相手というのが
「俺は、パチュリーさんが――いや、パチュリーが好きなんだ。
 ただ――正直向こうがどう思っているのか怖くて……
 だから、いつか俺自身がパチュリーに告白するときまで
 この事は魔理沙の胸の内に秘めておいてくれないか?」
 とのことで。
「つまりは、まぁ。両想いだったって訳だ」

 とんだすれ違いや、恋に臆病な二人が起こした小さな騒動。
「ま、親友として二人を祝福するぜ」
 そうして魔理沙は図書館を後にした。
 ――一筋の雫を頬に流しながら。

353 名前: 346続き その3(ラスト) 投稿日: 2005/09/03(土) 02:05:18 [ DeC819/c ]
 深遠の闇が広がる世界。一切の光が存在しない世界。
 俺はここにいた。
 ふわふわと浮いているような感覚。
 体を動かそうにもまるで動く気配が無い。
 そこには、ただ薄れた意識だけが存在していた。
 
「……!!」
 ――声が聞こえた。
 懐かしい声。久しぶりに聞いたような気がする。
 それと同時に、闇の中に一粒の光が生じた。
 俺はそこに向かって意識を飛ばす。
「…! ……!!」
 より一層光が大きくなった。
 声も先程より良く聞こえるようになった。
 この声は――ああ。
「お……い! ……て!!」
 再び大きくなる光。先程と同じく。より聞こえるようになった声。
 俺の、愛しい人の声。
 その、愛しい人の名は―――
「お願い…! 起きてっ……!」
 ――その瞬間、世界が光で包まれた。
「……パチュリー」
 そこには――愛しい人の涙に濡れた笑顔があった。



 私は紅魔館の廊下を歩いていた。
 あの人が呼び出してくれた場所に向かうため。
 
 あの後、私は安堵心からそのまま寝てしまった。
 寝顔を見られたのは少々恥ずかしいが、○○が目覚めてくれて本当に嬉しかった。
 あの薬は対象者を永遠の眠り――とは言っても、別に死ぬというわけではなく、
 永遠に睡眠させる薬、といったものである。
 外の世界の言葉を使うならば――植物人間、と言う言葉が一番近いかしら。
 ともかく、本来なら目覚めることは絶対ない筈なのだが。
「奇跡……とでもいうのかしらね」
 普段なら使わないであろう言葉。
 だが、こんな事が起きたのであれば、それはもう奇跡と呼ぶしかないだろう。
 
 そして――
「お待たせ」
 あの人の所へ辿り着いた。
「パチュリーさん」
 優しく微笑みかけてくれる。
「それで、話って、何かしら?」
「えー、っと、その。ゴホン」
 私の大切な人。
「俺は、パチュリーさん……いや、パチュリー。
 ――俺は、君が好きだ。君と共に一生を歩んで行きたい。
 もしよかったら、俺と付き合って…くれないか?」



「―――よろこんで、お受けいたします…」

                          fin


えー無意味に長くなってしまいました。

結果的には『自分×パチェ』になりました。

なんかキャラが崩壊している気が…いろんな意味でごめんなさい
ちょっと纏まっていない感じがする。
大抵の流れからすると「眠る=死」なんだけど、魔理沙は何故か気が付いていた模様
そこら辺は目を瞑っていただきたいorz

354 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 02:33:59 [ kPZT0OcU ]
naiyo

355 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 02:46:49 [ kPZT0OcU ]
ミスった。すまん。

>>350のせいで>>348の男がロア助にしか見えなくなった。

>>346
余計なお世話かもしれんが、一人称で視点ががちゃがちゃ変わるのは敬遠されがち。
特にそれに絡むトリックがなければ避けるべきかと。

356 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 03:01:09 [ OepQJ75o ]
まぁSSスレじゃないんだから気にしすぎることもないと思うぜ?
SSレベルの作品もあるが、根源は自分の妄想を書き付けることにあるんだからな

357 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 03:34:35 [ 7Q168SGA ]
>>351
つまりキミは普段紅茶を一気飲みしている訳か!(素直にGJ言えや俺

358 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 03:45:02 [ kPZT0OcU ]
そうだな、すっかりSSスレのノリになってしまった。重ね重ねすまん。

そして「一生を歩んでいきたい」と言い切っておきながらお付き合いからという初々しさに萌えた俺。
かいつまんで言うとGJ。

359 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 09:45:24 [ lzGgoTKc ]
なりふり構わない俺の妄想を聞いてくれ!

アリス! 俺のこd(幻想郷へ

360 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 10:43:09 [ 7Q168SGA ]
関係ないけど、高校の頃、>>359が言おうとしたのと同じセリフを冗談で女子に言ってみたところ、泣かせてしまった経験が。

361 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 17:36:06 [ GyyTLiaE ]
>>360
それは嬉し泣きだと補完しとけ

涙は悲しい時にだけ出るもんじゃないんだぜ?な、魔理沙…

362 名前: 名前がない程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 18:26:20 [ N6c1CY2A ]
 ひぃひぃ言いながら自転車で夜中の海岸沿いの坂道を昇っている。

「遅いわ。もうちょっと機敏にこげないものか」

 ごつんと後頭部に鈍痛。傘でぶっ叩かれたのだ。日傘。なんと頑丈な傘だろうか。
 なお機敏にこげと言うが無理と言うものだと言う事を言いたい。
 何しろ坂道で後部座席にお嬢様が乗っているのだから。
 なんでこんな事になっているのかを深く語ると言うことはしない。あまり
意味がないから。
 一先ず、今はこの坂道を乗り切ることが重要なのだ。

「早くしなさい。何の為に着いてきたのか解らなくなるわ」
 
 坂を上る。自転車で。流石は紅い悪魔。後部座席に直立不動で立っているとは。
 夜の空。紫色に変化し始めた所で、後部座席から傘の開く音。

 レミリアお嬢様が唐突に朝日を見たいといったのだ。もちろん咲夜さんは全面不許可。
 その他、紅魔舘全ての住人も勿論不許可だった。
 たしか自分も不許可した筈だったが何故にこんな事になっているのか。
 それはきっと、多分だけど。

 坂の頂上から海を見ている。オレンジを通り越えた壮絶な光。
 傘の下に居る限り、レミリアお嬢様に日光は通じない。
 それを知ってはいるが、やはり緊張の瞬間だろう。

「美しいな。これが朝日。まるで弾幕を一点に集めたかのような壮絶さね」

 お嬢様らしい喩えと思う。自分は弾幕はするほうではなく見守る方だ。
 応援しては流れ弾に当たっているから間違えない。
 そろそろ帰らねば、咲夜さん方が大騒ぎする頃だろうと思い、踵を返そうとした時。
 視線の端に、お嬢様が傘の端から手を出しているのに気付いた。

 赤い霧。曰く、日の光に当たった彼女の霧を吸い込むと永遠の命を得れるという。
 その赤い霧になってしまった指先が、ゆっくり、こっちへと差し出された。

「吸いなさい。それだけで、貴方は完全に私のもの。白玉楼へ行く事もなくなる」

 赤い霧が鼻先に触れる。吸い込むだけで、共にお嬢様と歩んでいける。
 そう思うと迷いなど無い様にも感じた。
 一生一緒。そんな事を紅魔舘でいったら大笑いされた事を思い出す。
 でも、まぁ。

「帰りましょうか」
 
 笑って言って、その手をとって、傘の中へ戻した。
 直ぐに元通りになる白い肌の手。お嬢様の顔は、何時もどおりの不敵な笑み。

「――そう。時間はたっぷりあるわ。咲夜のお陰でね」

 自転車の後部座席に腰掛けて、お嬢様は早く帰るように促す。
 応じてこぎ出す。風が心地よい朝。最愛の人、いや、最愛の方を背中に、行く。
 何故吸わなかったのか。何時か後悔するだろうか。
 彼女より、彼女たちより早く死んでいくこの体を。
 でも、ソレでいいと思う。
 限りがあるから愛せたと思うから。
 終わりがあるから、その終わりに向けていけると思ったから。

 たとえ、何時かは終わっていくだけの命だったとしても。
 長く長く、彼女を愛せたのなら、それ以上の事はないと思いたいから――




 追伸
 紅魔舘に帰ったら一週間門番と、一ヶ月図書館整理を咲夜さんから言い渡されました




 れみりゃ様と誰かですよ。
 一生一緒もいいけど、つかの間の一緒の方が貴重なような気がするんですが、如何なもんでしょ(滝汗
 と言うか、プロポーズじゃないしorz

363 名前: 名前がない程度の能力 投稿日: 2005/09/03(土) 21:40:28 [ xUWHOMd6 ]
「それで、スーさんがね…」
何日目になるだろう――
彼女と初めて出会ったのは
花々が咲き乱れた時だった。
彼女は月光に照らされながら鈴蘭畑けの中から
俺を見つけた。
妖しく、そして美しい笑顔だった。
俺はその瞬間、彼女に心を奪われていた。

それから数日、今もこうして彼女と話しをしている。
休む間もなく、いや、休む事も忘れて
俺は彼女と話しをしている。

「――それで、今年はスーさんがね、あれ?どうしたの?」
彼女が俺の異変に気づいた。
数日の間、俺は鈴蘭の畑にいた。

――普段の彼女ならすぐに注意するだろう。
――普段の俺なら鈴蘭畑けには近づかないだろう。

「あ…鈴蘭の…毒…」
どうやら原因に気づいたようだ。
彼女の顔が急に曇る。
だが、今更どうする事もできなかった。

俺は彼女の言葉を聞かなかったフリをし、
「気にしないでいいよ。
  この所寝てなかったから
   少し疲れただけだから。」

彼女が困った顔をする。
俺は、
「ずっと…言いたい事があったんだ。
  最初にあった時…笑ってくれたよね。
   君の笑顔が…月光に照らされた君の笑顔が…
    とても…綺麗で…その瞬間…好きになってしまったんだ。」
「え…?あ…え?」
彼女が困惑していた。
何を言っているのか
誰の事を言っているのか

俺はその問に答えるように
「メディスン…君の事が好きだ。愛している」

「!」
彼女は一瞬驚いたように、
そして、悲しい顔をして
「でも、私は人形よ…あなたがこんな状態なのに
  泣く事もできず、あなたを傷つけていた事も分からない
   ただの意思を持った人形なのよ!」
彼女は寂しげに、そして悲しげに言った。
だけど
「確かに君は人形で…俺は人間だ…
  だけど…俺はメディスン…
   君という[存在]を愛しているんだ。」
彼女はもう言葉にならなかった。

「そろそろ…眠くなってきたな。
  少し眠らせてくれるかい?」
彼女はどうしようもない顔をして顔を横に振る
だが、俺は続けた
「寝る前…お願いがあるんだ…
  君の笑顔を…見せてくれないか?
   君の最高の笑顔を…」
横になろうとする俺を彼女が抱えた。
――彼女の腕の中
――俺は朦朧とした意識の中
――彼女の必死に作った笑顔を見た
――それが、俺の最後の記憶だった

「ねぇ、スーさん…」
動かなくなった俺を抱いてメディスンは
「私、好きだったの。初めて見た瞬間から…
  ねぇ、スーさん…」
瞳から月光に照らされて光る液体をこぼしながら
「これが…涙なのかな…これが…つらいって事なのかな…
  ねぇ、スーさん…」
メディスンは何度も何度も、
鈴蘭に自分が始めて体験した想いをぶつけた。
もう、動く事はない俺を抱いて、
月が妖しく照らす、鈴蘭畑の中で――

初SSヽ(`Д´)ノ
とりあえず「俺」を殺したかった。
思いは届けたけど悲しい結末ってのを作りたかった。
最初幽々様にしようかと思ったけど、
死んでも霊になって結局あんま悲しくナイシナー
さらに人気あるからナー
とか思いながら>>184
鈴蘭あったなぁと思い出し、
あ〜…そういやルシオとかいたなぁ(てかこのネタ作る寸前VPしてた⊂´⌒つ。Д。)つ)
って事で書いてみました。

あ、ちなみにメディスン好きですよメディスン

後日談が思い浮かんだけど、どうだろうなと。
この世界、死んでも冥界やら閻魔様やらいるからなかなか感傷に浸れないのが問題。
キーワード:鈴蘭、月光、死

364 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/04(日) 01:25:29 [ eeWQ2Avg ]
妄想を書き綴ってリリー。
ttp://meiring55.hp.infoseek.co.jp/cgi-bin/uploader/src/meiring0066.txt

365 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/04(日) 04:30:09 [ cbEVv2eE ]
>>363
メディ可愛いよなメディ


あからさまなバットエンドが少ないのでがんばってみた。


えーりん、えーりん、たすけてーりんww
うはw、リアルえーりんキタコレ
やっぱり地味w
うそうそw怒るなって、何その笑顔、テラヤバスww
目が笑ってないww
つーかオレスゴスギえーりんに話しかけられてる
ついでにガンつけられてる、マジ怖!スゲ、スゲーヨ
俺チョーカンドー?
おれもキモ過ぎwwっうぇ
えーりん、えーりん、たすけてえーりんw
ょぅι゛ょ、ょぅι゛ょ、キボンヌえーりんw
えーりんの他にょぅι゛ょ
俺欲張りすぎww修正されるねww
ん、何このクスリ、ぇwくれんの?ww
wwwドクロ印だよコレ、あからさまに毒薬ww
即死って書いてある、苦しまない、えーりん優しすぎww
えーりんからプレゼントもらえるって、俺幸せすぎて氏んでもいい
嘘、氏にたくないww
え?
あなたと同じ時間軸に存在するだけで不快です、消えてください?
うはwwおkwww
俺えーりんのためなら氏ねるw
えーりん、えーりん、えーりん、えーりん
だって、君の事愛してる気持ちは本物だから!
うはww刺された、踏まれた、俺とどめ刺されたwっうぇ

366 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/04(日) 14:22:27 [ VwWFMC3c ]
あからさま過ぎるだろw

367 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/04(日) 14:57:45 [ cchdVL9g ]
>>364
リリーの台詞…
様子が目に浮かぶ…!
なんだか声まで…!

368 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/04(日) 15:07:28 [ qVfwBRyI ]
>>365
そ…それのゆゆ様ヴァージョンが見たい。いやマジで。

369 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/05(月) 23:29:36 [ 3dkRcN4s ]
けーね、君に出会った事がこんなにも僕の心を悩ませる。
愛ってつらいものだったんだね、けーね

「じゃぁ、であった事をなかった事にしておきますね♪」(←すごいいい笑顔)

370 名前: 赤ハ私ヲ狂ワセル 第1章 投稿日: 2005/09/06(火) 00:17:14 [ OlOciqVQ ]
 微エロ注意……かな?言葉よりも行動で。鈴仙ファンの方許して。

 がつん、と脳髄を直接殴られたかのような衝撃。
 視神経を焼きながら、電流が頭の中を駆け巡っていく。
 声を出すことさえ許さない激痛。
 「くっ…………あっ…………ぐっ…………あああっ!?」
 何だ? いったいなんでこんなことに?
 疑問符が頭の中で暴れているだけで、とても形にならない。
 苦しい。どうにもならないくらいに苦しい。
 今すぐこの頭蓋骨を包丁で叩き割って、煙を上げている脳を両手で掻き出して視神経をそのままずるずると引きずり出したいくらいの痛みが走る。
 俺は両目を押さえてうずくまった。目から激痛が頭に駆け上がってくる。
 呼吸ができない。喉が痙攣している。
 いったい、なんで…………
 逗留していた永遠亭の主、蓬莱山輝夜に頼まれて廊下の奥の奥、薬品の材料倉庫にまで誰かを呼びに行ったその先で………….
 「ぐっッ!がはぁっ!」
 唾液が飲み込めなくて俺は喉をかきむしって咳き込む。
 このまま、死ぬかもしれないと本気で思った。
 「――――!――――ってば!ねえ、しっかりして!」
 俺の名前を呼ぶ声が、かすかに耳に入った。
 肩に手らしきものが置かれて、上体をゆすぶられるのが分かる。
 やめてくれ、かえって頭が痛くなる。
 「――――!ねえ!ねえってば!お願いだからしっかりしてよぉ」
 震えながら閉じていた目を開ける。シュールレアリズムが具現したような歪んだ視界。
 「息を吸って。そして吐くの。ほら、深呼吸して」
 何か考えることもできず、その声に人形のように従った。
 息を吸って吐く。その単純な動作の繰り返しさえも忘れそうな激痛の中、ひたすらに同じ行為を反復していく。
 ようやく、乱れた視界が形を取り戻していく。
 俺の肩に手を置いて、こちらを心配そうに見つめているのは…………
 「れ、鈴仙…………」
 オモチャのような耳をした月の兎の少女。そのルビーよりも赤い瞳が、俺を見ていた。
 ざくりと、目から心臓までその瞳の赤が貫いたよう。
 「よかった……………………」
 俺は……何を……考えている?
 肩に置かれた手が、気になって仕方がない。
 「鈴仙…………」
 「なに?まだどこか痛むの?」
 顔と顔が、額と額が触れ合わんばかりに鈴仙の顔が近づく。
 「いや、もう……大丈夫だから……」
 必死に顔を背ける。頭は割れんばかりに痛むのに、胸の内は冷たくも深い炎が熱を放ち始めてきた。
 その白くてふかふかの兎の耳。
 柔らかそうな血色のよい頬。
 そして、長い髪から香る甘い香りが、
 頭の誰かを、狂ワセテイク。
 俺は……鈴仙を……
 今まで、こんなことは思いもしなかった。ただの月の兎だ。まだ少女だし、それに、人じゃない。
 いや、違う。前から、俺を見る鈴仙の目は異なり始めていた。
 俺と楽しそうに話していた鈴仙。風邪を引いたときは永琳さんを差し置いて看病してくれた鈴仙。俺にしか見せない顔で笑ってくれた鈴仙。
 俺は……鈴仙を……
 ははっ、なんて……馬鹿なことを。
 「じっとしていて。すぐ、誰かを呼んでくるから」
 肩から離れてしまう手。
 行ってほしくないと、心の底から思った。
 それと同時に、頭がこれ以上ないくらいに強く痛んで、
 俺はせっかく取り戻した意識をまた手放していた。
 手だけが勝手に動き、去ろうとする鈴仙の手首をつかんで
 床に、押し倒していた。
 俺は……鈴仙のことを……
 コワシテシマイソウダッタ。

371 名前: 赤ハ私ヲ狂ワセル 第1章 投稿日: 2005/09/06(火) 00:18:28 [ OlOciqVQ ]
 「きゃあっ!?」
 床に背中を打ち付けて、痛みと驚きの混じった声を上げる鈴仙。
 その声に、胸の中の暗い情念がさらに燃え盛っていく。
 何が起こっているのかわからずに反射的にもがく体を押さえつけ、両手首をつかんで頭の上で一つにする。
 「ひッ…………や、やめてっ!」
 怯えたような声が、かえって耳に心地よい。
 鈴仙の開いた脚の間に体を入れ、腹を押さえて動けないようにさせた。
 じっくりと眺める。
 これからこの玩具を、好きなようにできる。
 陰惨な喜びが、口元に勝手に笑みを作らせる。
 「やめてぇ、お願いだからやめて!正気に戻ってよ!」
 いくら叫んでも、ここは倉庫の奥まった場所。助けなど誰も来ないさ。
 さて、どうやって楽しもうか。
 腹に置いた手を上にやり、鈴仙の上着のボタンをはずして広げさせる。
 「こ…………こんなの、あなたは望んでない!こんなことするはずないもの。だから正気に戻って!」
 耳元で叫ばれたような気がする。
 必死に体をねじって抵抗しているが、力では俺のほうが上だ。
 正気、ね。
 たしかに、あの赤い瞳を見てから俺はこんな行為に及ぼうとしている。
 だがそれは鈴仙、お前が原因だろう。お前のその、赤い瞳が。
 ネクタイを首から無理やり取った。
 隅に放り投げたその手で、ワイシャツのボタンに指をかける。
 「い……やっ…………もう…………やめ……て…………」
 涙目で哀願する様は、俺の心の征服欲を満たそうとする。
 が、まだ満たされることはない。
 ならば、もっとこの兎を堪能すれば、少しはましになるだろうか。
 試してみるのも、悪くない。深くものが考えられず、自分の体のしていることが自分のしていることとは別のような気がする。
 ボタンを立て続けに半分ほどはずして、鈴仙の反応を見る。
 「もう…………お願い…………もどっ……て…………」
 さっきまで全力でもがいていたせいで疲れたのか、抵抗は鈍い。
 両手を頭の上で押さえられ、上着とワイシャツを半ば脱がされた姿。
 スカートは片方の脚が膝を折っているせいでまくれて、太ももまで見えている。
 そして、なおもこれ以上はやめて欲しいと懇願する顔。
 その、赤い瞳。
 鈴仙の瞳が、俺を狂わせていく。
 「こんなの……こんなのって…………ひどいよぉ…………」
 耳元で聞こえた声に、涙の気配が混じり始めていた。
 けれども。
 俺はそのまま、のしかかっていた全身を鈴仙に重ねた。

372 名前: 赤ハ私ヲ狂ワセル 第1章 投稿日: 2005/09/06(火) 00:19:41 [ OlOciqVQ ]
 すすり泣く声で、目が覚めた。
 赤にかすむ視界の中、左右を見回してその声の主を探す。
 すぐ隣にいた。
 鈴仙だった。
 顔を覆って泣いている。
 「俺は…………」
 何てことを、してしまったんだ。
 欲望のままに、俺は鈴仙に…………
 どんなに許しを願っても許されないことを、この女の子に。
 絶望と自己嫌悪が、鏃となって心を抉る。
 「鈴仙…………」
 何と言えばいいのか、何と謝ったらいいのか分からず、俺は名を呼ぶことしかできない。
 「ごめんなさい…………」
 だが、謝ったのは鈴仙の方だった。
 「どうして、君が謝るんだよ……」
 「ごめんなさい…………ごめんなさいごめんなさい。悪いのは全部私。あなたは何も悪くないから。全部、私の瞳のせい」
 「そんなことあるか。俺は確かに鈴仙の赤い目を見た。そのせいでおかしくはなった。でも、欲望を抑えられないで、鈴仙をはけ口にしたのは俺自身だ。俺は、俺を許せない…………」
 「違うの。そうじゃないのよ」
 鈴仙は泣きながらこっちを見る。
 初めて、何かがおかしいことに気づいた。
 鈴仙は服をきちんと着ている。ネクタイも歪んでいないし、上着にもしわはない。あれだけ無理やりひどいことをしたのに、長い髪にも白い肌にも乱れや傷はなかった。
 俺は、夢を見ていたんだろうか。だとしたら、どんなによかったか。
 でも、そんな希望に逃避することも許されない。目の前の鈴仙の涙が、俺の行為を現実のものだと告げている。
 なら、何が違うんだ。
 「お願い……怒らないで聞いて欲しいの。あなたは私の目をまともに見てしまって狂気に駆られた。衝動が現実化して、それで……その……こんなことに」
 「ああ…………全部、俺が悪い。鈴仙、もし何かあったらそのときは責任を……」
 「それが、その…………あなたが、ええと、その、色々した相手は私じゃないの」
 「はぁ?」
 「だから、あなたは私だと思ったみたいだけど、それは幻視。本当は私じゃなくて別の人なのよ。ここにいた」
 それで全てが繋がった。なぜ鈴仙が謝るのか。そして彼女が無事なこと。よかった、もう少しで俺は鈴仙に取り返しのつかないことをしてしまうところだった。
 イヤ、チョットマテ。
 ってことは、これはここにいた誰かを鈴仙と勘違いして襲いかかったのか?それは誰?誰なの?
 Aてゐ
 B永琳さん
 C輝夜様
 あああああ!!全員駄目だ!助けてめーりん――――(゚∀゚)――――!
 Aてゐの場合〜「ね〜ね〜、私赤ちゃんができちゃったみたい。責任とってくれるよね?」←妊娠詐欺で一生強請られる
 B永琳さんの場合〜「私がどれだけ痛い思いをしたか、分からせてあげるわ」←直径が俺の頭くらいある座薬挿入の刑。ひぎぃ!
 C輝夜様の場合〜「死ね」←生身で大気圏突入の刑。灰も残らない
 OH MY GOD!どのルートでもBADENDは暴走特急。スティーブン・セガールでも止められない沈黙の要塞。アホ毛の神綺様でもヤマザナドゥ様もハード・トゥ・キル!
 俺は自分でも蒼白となっていると分かる顔を、泣いたせいでさらに赤くなってしまった瞳の鈴仙に向ける。
 もう耐性がついたのか、瞳を見てもなんともない。俺の根性は中古のヒューズか。いっそホムンクルスに殺されてしまえ。
 「俺…………誰に不埒なことをしちゃったわけ…………」
 鈴仙はあからさまなまでに視線をそらしつつ、指で俺の後ろを指す。
 それはあたかも呪いのように。
 見たくないと必死に頭の中に住んでいる俺の良心たん(推定7歳。好物はお好み焼き。ラッキーカラーはすみれ色)が叫んでも、脊髄はその絶叫を無視し体ごと振り返る。
 そこで、半裸で俺を待ち受けていたものは…………
 「彼、ここの薬品倉庫に資材を卸しに来ていたの。……あなたは彼を呼びに来たんでしょ?」
 そこにいたのは、満足げな色をメガネの奥の瞳に輝かせてこちらを熱く見つめる香霖堂の店主(♂)だった。

 ウホッ!いい店主!
 「(もう一回)やらないか……」

(フラグが立ちました。香霖ルートに移行します。もう変更できません。強制です。逃げても無駄です。追いかけます。諦めてください)

373 名前: 赤ハ私ヲ〜の作者 投稿日: 2005/09/06(火) 00:23:09 [ OlOciqVQ ]
ありゃ、1章のままだった。一応これでこのSSは終わりです。
>>128の妖怪兎かわいいよ。あ〜いうサブキャラをうまくいかせればな〜。

374 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 00:39:18 [ idATzsSo ]
急展開のギャップにやられた。
助けてめーりんwwww

落ちは少し予想がついたがすげー楽しかった。
GJ!

375 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 00:45:17 [ 5eOVxF6c ]
久しぶりにマジで笑わせてもらったw
うまいなぁ…ここの人たちw

376 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 15:59:37 [ tE0gI3gA ]
しかしこのスレのうどんげ可愛ぇなオイ
照れ屋でちょいと素直じゃなくてよく泣いて受け
なんだこのパーフェクツな娘っ子は

377 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 17:13:17 [ 74p2c8e. ]
たしかにうどんげのSSが一番あるような気がする。書きやすいのかね。

378 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 17:45:00 [ EA5n6AkA ]
ttp://www.a-kaguya.com/kateone/character/kate_one_c_rio.htm

俺の中でのうどんげはこの人に近いイメージだな

379 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 18:10:21 [ 6g/PcGyY ]
>>289
超遅レスでスマンが、GJ
東方で時の流れを感じる話はすごく好き

380 名前: 色々書いた奴 投稿日: 2005/09/06(火) 19:10:05 [ J80yfVvg ]
>>373
俺がいない間にすごい話が!?
つーかGJ!
ちなみに、あーゆーサブキャラは想定外でした。ただ俺の力じゃ
うどんげの魅力が十分に出せない…と言う訳で、こうしただけです。
でも、気に入ってくれたなら、嬉しいですね

381 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/06(火) 20:13:11 [ Ji26yZ5. ]
>>373
Aの展開ならまんざらでもないなと
思ってニヘラッとしてしまった俺、新しい自分発見みなさん初めまして。

382 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 00:19:04 [ j0DXaKsA ]
そのうち本当にてゐが妊娠してしまい、大きくなったお腹を撫でながら
「赤ちゃんは男の子と女の子とどっちがいい?」
なんて幸せそうに尋ねられる展開に。
あれ?なんかてゐって一児のお母さんが似合いそう?

383 名前: 363の続き1/3 投稿日: 2005/09/07(水) 00:32:29 [ MAecDM0s ]
>>363の続きみたいなもん

――走っていた
――鈴蘭畑を出て
――自分の事を好だと言ってくれた人を想いながら
――以前出合った人々(?)を頼りに
「私、まだ何も答えを出してない!」

初めは、閻魔の所にいった。
「なんだ。私の裁きを受ける気になったのか?
  死んでも私の所にはこれないから
   今のうちに――」
「お願い!」
そんな話しを聞く気は毛頭なかった。
「あの人を…あの人を生き返らせて!」
山田は、何の事か訳がわからないといった感じで
「とりあえず順を追って話してみなさい」
私は、覚えている事を全て話した。

――何を話したのか憶えていない。
――それは私の記憶の中で
「死んでいる人間を生き返らせるのは無理です。」
一言で返された。
「死んでいる人間に会う事も許されない、
  現世と幽世の堺がなくなってしまうから。
   彼は今頃、地獄での業を終え、
    幽世に旅立っている頃でしょう。
     だからあなたも彼の死後の幸福を――」
話しが終わるか終わらないかの所で私は飛び出していた。

「あんな人に頼ったのが間違いだったわ!」

脳裏に浮かぶのは鈴蘭畑に入ってきた兎達の事だった。
彼女達の上司(?)にあたる人が以前
薬について色々知っていたのを話した憶えがある。

「う〜ん…死なない薬はない事もないけど
  死んだ人を生き返らせる薬は…」
難しそうな、申し訳なさそうな顔で永琳が言う。

――竹林を飛び回り、兎達が群れている所を見つけた。
そして、てゐを通じて永琳を呼び出した。
だが、彼女の口からは私の求めていた言葉は出なかった

私はその場を飛び出し、竹林を走った。
出口もわからずに――
「待っていたぞ!」
急に呼び止められ、立ち止まる。
「満月の夜にくるとはいい度胸だ!」
そういえば今日は満月
「ちょっ、何を言ってるの?!」
だが返答むなしく
「あの人間には指一本触れせない!」

――――戦闘が終わった
「くっ…」
彼女は傷ついた体をかばいながらも
この先へ行かしてくれようとはしない。
「その人間が誰の事かは分からないけど
  あなたにも大事な人がいるのね…」
慧音はその言葉を聞き、少し考えて
不思議そうにたずねてきた。
「お前はキモ試しに来たのではないのか?
  竹林の館から出てきた様だが…」
どうやら彼女は竹林の館から出てきた人は
皆その人間(彼女が守っているであろう)を狙う
と勘違いしているのだろうか。
「私は、私の大事な人を生き返らせる方法を探しに来たの。」
そして慧音は改めて自分が間違っていると言う事を知り、
「そうだったのか。勘違いしてすまなかった。
  だが、死者を蘇らせる反魂の法は禁忌だ。
   私の力を使いその物の[死]を無かった事にしても
    蘇りはしないだろう。」
謝り、話しを聞いた慧音でもどうする事もできなかった。
[死]…それは現世と幽世を隔てる絶対的なキーワード
メディスンも[人間]ならば、
死ねば彼のいる幽世にいけるだろう。
[人間]ならば…
意思の持っている[人形]のメディスンは
幽世にいけるか分からない
いや、山田が「私の所にはこない」と
言っていたので無理なのだろう。
慧音自身もそれが分かっているからこそ困っていた。
「そう、だ」
ふと、思い立ったように言う
「以前、幽霊と半幽霊が私の所に来た事があった。」
耳を疑った。
なぜ、幽世の者が現世にこれるのか――
それはどうでもよかった。
ただ、幽世の者が現世にこれると言う事は
その逆も可能――
メディスンは慧音にその者とのコンタクトを取れる方法を尋ねた
だが、慧音自身彼女らとのコンタクトの方法が分からなかった。

384 名前: 363の続き2/3 投稿日: 2005/09/07(水) 00:34:50 [ MAecDM0s ]
すぐさま永遠亭に引き返し、永琳達にも居場所を聞いてみたが
彼女達も襲われた側であり、こちらから出向いてはいないのだ。
結局有力な情報は得られなかった。

――幻想郷を走り回った
――鳥…歌っていた
――⑨…バカ
――紅白…神社を紹介された
――メイド…見つけたと思ったら消えていた

仕方なく神社に来てみたが、そこでは宴会が繰り広げられていた
真ん中では鬼が何やらやっていたが、盛り上がる気はさらさらなかった。
紅白を見つけた
「なんでこんな所に呼んだのよ!」
いきなりたきつけた。
「あら。幽霊が見たいんじゃなかったっけ?」
霊夢が指を指した方角を見る。
するとそこには、幽霊がいた。
慧音が見れば分かると言っていたが本当だった。
人魂が浮いている
彼女達だ――
「私を幽世に連れてって!」
いきなりの言葉に幽々子は
「いきなりねぇ。それに、
  幽世にいきたいだなんて、
   物好きねぇ」
あまり本気にしてもらえなかったのだろうか。
メディスンは経緯を説明し、再び幽々子にお願いをした。
「う〜ん…幽世につれていくねぇ…」
少し困った表情で考えていた。
「あら、いいじゃないの。それぐらい」
そこにいきなり境目ができて、中から声がした。。
境目から妖怪が出てきて、メディスンに言う
「なんなら、私が送ってあげるわよ?」
紫の問いかけに
「本当?!じゃぁ…」
言い切らないうちに紫が
「ただし」
急に真剣な表情で
「幽世に行き、そこで幽世の者と接触した場合
  決してこの世には戻せないわ。幽世の者との、
   まして死んだ者との接触」
紫の話しに、
続けて幽々子が言う、
「私達みたいなのはいいんだけどねぇ…
  その[人]、普通の人でしょ?
   タブーを破った場合、魂が持たないわ。」
何を言っているのか分からないメディスンに、
幽々子がゆっくり説明する。
こちら側とあちら側との接触は本来あってはならない事
それを無視すると言う事は、世界のバランスを崩す事
幽々子ほどの力の持ち主ならば、その崩れたバランスから起こる
「歪み」に耐えれるが、
並の、ましてや只の[人]の霊では耐え切れないと言うのだ。

――メディスンは黙る
[あの人]に会いたい。
会って、あの事についての答えを出したい。
だが、人形独立の夢もあった。

――周りでは宴会が繰り広げられている中、
その空間だけが、重い空気に包まれているようであった。
紫が口を開く。
「選びなさい。あなたの意思を。あなたの心を。」
そういって、境目を作る。
「ここを抜ければ幽世よ。
  大サービスであなたの思っている人の所へ繋げてあげたわ。
   行けば帰って来れない片道切符。行くかどうかは貴方次第よ。」
しばらくうつむいていたメディスンが、
決心がついた表情で、上を向く。
そして――

385 名前: 363の続き3/3 投稿日: 2005/09/07(水) 00:48:32 [ MAecDM0s ]
――幽世
俺は死んでしまった。
後悔はない。
むしろ、想い人に自分の想いを伝えて死ねた。
それだけで満足していた。
そう思えば地獄の業も苦しくは無かった。
後は、転生を迎えるまでここで、
暮らしていくようだ。
桜の花も散り始め、毎日の日課である掃き掃除をしていた。
「あれからもう1年になるのか。」
俺が「死んで」から、もう一年たった。
想いを伝えた彼女は、今頃どうしているのだろうか。
人形独立は果たせたのか。
などと、彼女の事を考え、
最後に見せた笑顔を思い出し、懐かしむ。
「転生まで、後どんぐらいなのかな」
ポツリと言う。
転生してしまえば彼女の事も全て忘れてしまう。
「転生…か。嫌なもんだ。忘れるなんて、できないよな…」
涙がでそうになる。
――数日間だけだが、話し、笑った彼女との思い出
「忘れるもんか…!」
そう、言葉が口から勝手に出た。
「じゃあ、転生しなければいいんじゃない?」
びくっとし、後ろを振り返ると
妙な境目ができていた。
「なんだこれ」
そっと近寄ると、
中からまったく知らない人が出てきた。
「あんた…誰?」
紫はムスッとした表情で、
「あんたとは失礼ねぇ。ほら。お届け物よ。」
妙な境目から何かが出てきた。
「な…」
――俺の記憶の中にある、彼女
――そんなはずはない…彼女は人形
――決して幽世にはこれるはずがない…
「ほら。念願の夢が叶ったんだから、何かいいなさいよぉ」
彼女はうつむいたまま動かない。
「…」
言葉にならないとはこういう事を言うのだろうか。
俺は必死に涙をこらえながら彼女の近くに寄った。
その時、記憶の中にある[彼女]とそっくりな人形がぴくっと動いた。
うつむいていた顔を起こし、
そして、あの時の笑顔で、
「やっと会えた!
  あの時の答え、言いに来たよ
   私ね…」
いい終わらないうちに、俺は彼女を抱きしめていた。
[なぜ][どうして]そんな事は関係なかった。
彼女は今俺の手の中にいる。
それが全てだった――――

「行ったわね。」
宴会場で幽々子が言う。
「そうね。」
霊夢も落ち着いた感じで答えた。
「さて。そろそろ私達も帰るわね。
  妖夢〜そろそろ帰るわよ〜
   明日から新しい庭師が増えるから
    色々教えてあげるのよ〜」
妖夢が聞いてないといった表情で
「幽々子様なんですかそれ〜
  聞いてませんよ〜」
妖夢が半べそかきながら帰っていく。
霊夢はふと思い立ったかのように
「今度、アリスにこの事話してみようかしら」
などと、アリスの反応を考えていた。

――ここは幻想郷
――現世と幽世と月と隙間とそれらが交差する世界

はい!終わり!
え〜後日談ていうかなんていうか。
これなかったほうがよかったかも⊂´⌒つ。Д。)つ
ただ、前回あんま反応なかったからちょっとさびしかったり(´・ω・`)
かなり変な設定いれまくってますが気にしないでください。
本当はいろんな人(妖怪)との話しをいれたかったけど…
紅魔もいれたかったけど長くなるし挫折_no
その後のその後とかいらん気がしないでもない。
意味わからんし(゜∀。)
あと花でおもっくそリリカと対戦してるの忘れててここ無視って下さい_no
最後はHAPPY(?)ENDで決めれたのが自分的にはよかったんじゃないかと。
何分始めてなんで無理やったりして自分的には楽しかったけど、
ぶっちゃけごめんなさい_no

386 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 01:15:10 [ yS0WS5iU ]
>>383-385
いやいやよくかけてたと思う
いろんな人の元を走り回るメラン子の情の深さに惚れた。

ぶっちゃけ俺、100万回告白して
彼女のためにありとあらゆるわがままを聞いてあげたくなるくらい
心底メディに惚れてるので、メディの話はもうダメそろそろはなぢ出る

あぁ俺が壊れていく

387 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 01:58:26 [ 51Av9Y7U ]
ある日の晩、○○は神社の縁側に腰掛け、星を見上げては呆けていた。
霊夢は入浴中、彼女の長風呂は幻想郷でも有名なほどの長さだ。入浴待ちってのもあるが、
この退屈な時間を活用してそろそろやっておかなければならないことがある。

そして子の刻になる頃、西から東からアリス、魔理沙、パチュリーの3人がやって来た。
○「やあ、本当に時間通りに来てくれたね」
ア「何?今日はあなたが宴会の幹事になるのかしら?」
パ「そういえば霊夢は?」
○「霊夢は入浴中。宴会も悪くないが今日はもっと大事な用件だからパスだ。
  実は…その、これから付き合いたい人を決めようと思ってね」
それを聞き3人の目の色が変わる。
○「たった今から椅子取りゲームの要領で僕の膝の上を占領できた子と付き合おうと思う」
パ「思ったより簡単なのね」
○「あぁ手っ取り早くて分かりやすいだろ。さぁもう勝負は始まってる、かかってこい」
○○がひときわ強く声を上げると合図されたかのように彼の元に突っ込んでいく3人。
○「おー、こりゃ魔理沙が一番早いか…っておい待てちょっとそれ軌道がおかしくnプギャ!」

魔「…あのなぁ、なんだよこの決め方。私は何となくむかついたぜ」
○「ムギュ・・・」
魔理沙のヒップアタックをもろに受け仰向けに倒れた○○の顔の上を一人占領し毒づく魔理沙。

魔「…あとお前らももうちょっと怒れよこいつに」
顔を上げると膝の上でおしくらまんじゅうしてるアリパチェ。

霊「あー、襖壊したわね!○○さん後で体で弁償ね」
○「ムグ…モゴコラどけ魔理沙…あぁ霊夢、実はお前が好きだ付き合ってくれないk」
魔「但し魔砲は尻から出るスパーク!!!」

空気読まずにギャグものプロポーズ投下。

388 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 01:59:32 [ 51Av9Y7U ]
sageが全角になってた…
吊ってきますOTZ

389 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 02:01:05 [ 13KioS1U ]
随分と懐かしいネタをやってくれたなw

390 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 04:44:28 [ jwUuiOWE ]
このスレ面白いんだが、俺が妄想書きつけようとすると「東方キャラにお似合いな男キャラを妄想するSS」になってしまう…。

391 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 22:19:13 [ 1cUaqMQQ ]
>>382
興味津々で「あ……今動いた」とてゐから離れない鈴仙
「子供の名前は私が付けるのよ。いいわね」と譲らないてるよ
「胎教には音楽がいいって聞いているわ」と虹川姉妹を呼び寄せる永琳
産まれようとする一つの命にてんやわんやの永遠亭。いつの間にかほのぼの

392 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/07(水) 22:49:41 [ yS0WS5iU ]
>>391
何かしたいけど何もできずにウロウロして、てるよに邪魔物扱いされる俺。
とりあえず、ミルクとかオモチャとか絵本とか幼児服を用意するものの
まだ気が早いわよ、とてゐに優しく笑われがっくりする俺。
気持ちは分かるわ、落ち込まないで と妖怪ウサギに肩をたたかれ慰められる俺。

393 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/08(木) 13:44:22 [ evsv0.zc ]
>>392
がんばれお父さん!

394 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/09(金) 01:44:24 [ yFuaQJhU ]
「妖夢、好きだ」
白玉楼の庭、桜の木の下で妖夢に想いを告げる。
「えっ……、そ、その……」
「ああ、もう!可愛いなぁ、妖夢は!」
思わず抱きしめる。
「なっ、ちょ……っと、やん」
俺の腕の中で身悶える妖夢。
「大丈夫、落ち着いて」
頭をそっとなでてやる。
「いえ……、そういうことではなくてですね」
「……返事、聞かせてもらえるかな?」
真っ赤になって俯く妖夢。
「え、ええと、……はい、私もあなたのことが……、す、す、好きです……」
妖夢をもっとぎゅっと抱きしめる。
「死んでも一緒だよ、妖夢。未練を残して必ず白玉楼に戻ってくる。そしてずっと一緒だからな……」
「……はい」
























「ところで」
「なんだい、妖夢」
妖夢を見つめる。
「なんで私じゃなくて、半 霊 に 話 し か け て る ん で す か 」
「妖夢可愛いよ妖夢」
なでなで
「ひゃ……!ちょっと!感覚共有してんるんですから……やめっ……て」
「このひんやりとしたモチモチ感がなんともいえないんだよなぁ」
さすりさすりもみもみ
「ひゃ……!ほんと……やめっ……!」
「白玉妖夢たん、可愛いなぁ」
なでなでさすりさすりむにゅむにゅ
「い……い……




           ,.ヘ,._,... --── - 、
         _,.ヘi  ゝ    _____   `ヽ、    i  ヽ、
         ヽ、ゝ,.'",.-'''""  , `゙ 'ヽ、  ' ,    レ  、
          ,' イ /  ハ   ハ   ',.  ',    ー┼う
          i   L_/ゝ、!_,.イ」  i ハ  i i. ',     l
         .|   レ.o 。-ー-、  レゝ!-'i_ハ__」      あ
      o ゚  |    l i ""      ⌒'。o i l       あ
 ,.;:       .| i  | i ヘ   ,.─-、   从ノレ'        ぁ
   .,。;: '"  レハ.,. '- 、ヽ 〈    i ,.イ i | o 。     ぁ
.,。;: '" ,,...    /     iV `T7´-、!ノLハ__」        :
  /       ゝ_,.    ノ _ヘrイヘ ヽ,     ,,..,,    :
// / ズ     7`ー"7イ  レヽイ」ヽ(i⌒ヽ  ,;"   ';,
: l |   ピ    /  /ン    ヽ/  i,_  i ,'     ;: 。゚ o
ヽ 、   ャ  , '  , '/     |o  =Y   ',     :;
─ - ....,,,__「 i/ .//     .lo    ',  ヽ    ,:"
二ニニニニ] iし'=イ) く      λ    iヽ、__ノ,,,... "
      L_lー-'"/ `>--- '"〒ヽ,___,.」







    
   ッ-ヘ。__。ヘ     /ー- 、         △
   レ, '´゚   `,〉.   /==ヽ i        (・∀・ ) あれ?なんで小町ちゃんがいるんだろう?
   i ハ)))ハ))ノ)  /   .)ノ        (νν
    イオi ゚ ヮ゚ノヘ  /    ((          )ノ
    ,ぐ`i盃、ツつ'
   ,メ∪イ-i、ゝ/
    ゙'ーi_'ォ_ァ"/



本体より半霊のほうが可愛く思えてきたので衝動的に書いた
今ではほんのり反省している

395 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/09(金) 02:45:41 [ .FpjeSO. ]
>>394
「ところで」
「なんだい、妖夢」
妖夢を見つめる。
「なんで私じゃなくて、半 霊 に 話 し か け て る ん で す か 」
「妖夢可愛いよ妖夢」


この流れに果てしなく吹いたw
妖夢可愛いよ妖夢

396 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/09(金) 07:44:25 [ 6ynNs0u. ]
やっべ、半霊って可愛いのか
やっべ、可愛く思えてきた
あぁもう妖夢をまともにみれない(半霊見ちゃうから

397 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/09(金) 22:43:00 [ 7Y6pjH7s ]
今度萃夢想の妖夢リプを見るとき、半身に注目してみるといいかもよ
けなげについて来て可愛いったら!!

398 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/09(金) 23:07:44 [ 5WUP9xIc ]
永夜抄で高速妖夢で振り回すのもなかなか・・・

399 名前: ちるのぼいるどその1 投稿日: 2005/09/10(土) 02:06:17 [ X.4QQtXI ]
波一つない湖の澄んだ碧青に寒気を感じる。
もう春だというのに…いや、おかしくはない
ここは氷精の住まう魔湖
この幻想での戦いに身をおいてきた俺の体には,
冷たさなんて何の苦もないんだが…
俺はポケットの煙草をくわえて火をつける。

フゥ…
風一つない冷気の中、白い煙は細かく鋭角を作りながら昇る。
まるで凍えてやがる、俺のくたびれた心の様に。
いまさら暖かさなど求めてはいけないはずだったんだが
しかし、それでも抑えきれずに来てしまった場所が凍える湖というのは
俺の人生の皮肉にしか思えない…

チッ、
余計な事考えちまった、意味のない感傷に浸るのは悪い癖だと
ガキの頃から言われていた。
ガキ…か、

「不思議なのはよ、俺に比べたらお前のほうがよっぽどガキなのに」
「人間があたいのナワバリに何のようだい?」

背中に気配を感じ振り返る。
そこには俺がこんな場所にいる理由が不敵な笑みを浮かべ…ようとしていた。
ニヒルという言葉をこいつに教えた事があるが、あの顔はきっとニヒルなアヒルだな。
クッ
肩で小さく笑う俺にあいつ、チルノは不機嫌になる。

「あんたのことは覚えてるよ、その変な笑い方。
 あたいにいたずらされて逃げ回ってた間抜けな顔。
 仕返しに来たのなら、もう少し相手を選ぶ頭も足りないんじゃないの?」

チルノの周りの冷気が微かに強まる。
オイオイお前のいたずらなんか毎回その場で返り討ちにしていただろうに、
都合の悪い事は忘れるらしい。

「だからよ、不思議なのはそんなガキのお前に俺が会いにきたってことさ」
「あたいはガキじゃねぇよ、あんた押し売りかい? 上等なケンカってヤツの」
「それを言うならケンカ上等だバカが」

ったく、なれない言葉なんか使いやがって。
そうやって俺の真似したがるのがガキなんだこの負けず嫌いめ。

フゥ…
再び煙草をふかす、チルノは昇る煙を珍しそうに見てた。

「その吸って出してる煙はなにさ? あたいにもすわせなよ」
「はぁ? これはガキの吸うもんじゃねぇよ、お前にはコレで十分だ」

俺はコートからガムの束を取り出しチルノに投げてやる。

「これは? お菓子か?」
「ガムもしらねぇのかよ。それは確かに菓子みてぇなものだが…、あぁそうだ
 それを一度に全部食べると願いがかなうんだぜ? ガキにはできない相談だがな」

ちょっとしたいたずらだった。
全部口に入れてモゴモゴしやがれ。

「バカにすんな? このくらいあたいにとっちゃ三時のおやつ前よ!」

きっと言葉どおりの意味なんだろうな。
チルノは包み紙を全部あけ一気に口に入れた。

「んん、ぁあい、おいひぃえおうぁぁうぁうぅ」
「そりゃ、菓子だしガムだからな」
くちゃくちゃくちゃ
「こえいつあかんえああいいお?」
「気の済むまで噛んでろ」
「うぅ」
ククッつらそうに噛んでやがる。よだれたらしやがって、
普通に気持ち悪くなる量だぜ?

400 名前: ちるのぼいるどその2 投稿日: 2005/09/10(土) 02:07:19 [ X.4QQtXI ]
    BGM 〜♪おてんば恋娘〜
くちゃくちゃくちゃくちゃ、くちゃくちゃくちゃくちゃ
くちゃくちゃくちゃくちゃ、くちゃくちゃくちゃくちゃ
くちゃくちゃくちゃくちゃ、くちゃくちゃくちゃくちゃ
くちゃくちゃくちゃくちゃ、くちゃくちゃくちゃくちゃ

(ピアノサビ)

「おいチルノ! 言っておくがー…まちがっっても食べるなよ?」
「ん、あ? くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃゥッ、んがごぎべごぐガ」バタン、ムキュー

「まさかおい、バカチルノ? おまえ飲み込み損ねたか?」
やっべーー息が止まぁってやがるぅ、ガムがのどにつまぁっってる!

こんなとーき、どうするか…助ける…に決まぁってる!
たったー1つの方法それは、ガムを口から吸いー出す!

命が…うしなわれてく…迷って…る暇はない!
俺は、チルノの肩を抱き上げ、おもむろに口に吸いーつく!
ぶっちゃけチルノが好ーきだ!思いを込めて
今〜〜〜〜〜〜〜〜〜!

(ぶちゅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ〜間奏26秒)

チルノ生き返った〜☆

(ピアノサビ…フェードアウト)

401 名前: ちるのぼいるどその3 投稿日: 2005/09/10(土) 02:08:20 [ X.4QQtXI ]

チルノの胸がゆっくりと上下し始める、助かったようだ。
俺は、チルノから吸い取った大量のガムをくちゃくちゃしながらもう一度煙草に火をつけた。
フゥ…  くちゃくちゃくちゃくちゃ

「ん…」
「気がついたかチルノ? 悪い、俺が不用意だったよ、謝る」
「そんな事はもういいよ…それより…」
チルノは瞳を潤ませて俺を見つめた。熱い視線、氷精の癖に、これはガキの視線じゃない。

「あたい吸われた…、こんなにも強く、強く激しく
 あたいのイロイロ全部吸われた気分だ…こんな気持ち初めて!!」
「フッ、なりふりかまってる暇はなかったんでな、少し、本気になった」

くちゃくちゃくちゃくちゃ

「あたい、そんなに強い娘じゃない、
 こんなことされたら、そんなこと言われたら、
 あたいあんたに、愛芽吹かせられた、強引に恋させられた、
 もう、あんた無しじゃいられない」

「今のお前なら、こいつが似合うかもな」
俺はコートのうちポケットからシガレットケースを取り出しチルノに投げてやった。

「これは…シガレットチョコ!」
チルノに瞳に涙が浮かぶ
「俺とおまえでハードボイルドしないか?」
「あたい、ムネキュン☆ あんたをもう離さない!」

俺の腕にしがみついてくるチルノ。
チッ、もう少しスマートに告白するつもりだったんだがな、
しかしこれが俺の生き様か。

くちゃくちゃくちゃ

「今度はあたいが吸い返してやるよ!」
「お手柔らかに頼むぜ」

ぶちゅ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜BGM 〜♪おてんば恋娘〜

(前奏29秒)
またガム吸い込んだ〜
(ピアノサビ)
「ちょwwおまww…(以下エンドレス…フェードアウト)

402 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/10(土) 02:15:18 [ X.4QQtXI ]
いろいろとごめんなさい。

403 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/10(土) 03:29:34 [ Kq0zLw9E ]
とりあえず最高だよあんたw

404 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/10(土) 11:37:30 [ Y9GHjJ5Q ]
やっぱりチルノは可愛いな〜

405 名前: 1/2 投稿日: 2005/09/11(日) 00:30:46 [ iyN5V4K2 ]
初投稿ですが、ちょっと趣向の変わったもの、いきます。


魔法の森と呼ばれた大きな森の入り口にそのお店はある。
魔法の森は大きいけれど、そのお店は小さな古道具屋さん。
小さなお店の中に、たくさんの古道具が置かれている。
日常に役に立つものも、使い方のよくわからないものもいっぱい。
小さな小さな古道具屋さんは、そんな古道具に囲まれながら、時にはうるさく、時にはのんびりと
お店を開いている。

お店の名前は「香霖堂」
その店主さんの名は「森近霖之助」

いつからだろう? 私が彼を目で追い始めたのは・・・。
いつからだろう? 私が彼を意識しだしたのは・・・。
いつからだろう? 私が彼のことしか考えられなくなったのは・・・。

香霖堂の扉の前にいる私。
扉に手をかけてから、もうずいぶん時間がたったと思う。
でも、私は踏み出せない。
この扉の先にいる彼の顔を思い浮かべるたびに、手が鉛のように固まってしまう。

困った・・・困ったよぅ。

今日の朝、私は一大決心をしてきたはずなのに。
絶対に・・・絶対に伝えるんだって思ってきたのに。
なのに、その手は動こうとしない。

困った・・・困ったよぅ。

扉の向こうに彼の気配がする。
彼はきっと私のことに気がついている。
扉の前でずっと立ち止まる私を見て、なんて思ってるのかな?
変な子だって思われてるのかな・・・?

私のこと・・・嫌いになったりしない・・・よね?

・・・今日は・・・やめようかな?
扉から、私の手が離れる。
ずっと、扉の前にいるのはおかしいもの・・・きっと彼に笑われてしまう。
ゆっくりと扉に背を向ける。
また、明日があるよね・・・? 明日がだめでも明後日があるし・・・明々後日もあるし。
足がお店と逆の方に歩みだす。
あせることはないから・・・また今度に・・・。


本当に・・・・・・それでいいの?

406 名前: 2/2 投稿日: 2005/09/11(日) 00:32:22 [ iyN5V4K2 ]
こうして次に繰り越して・・・次もまた今日と同じで・・・。
何度も何度も今日と同じの繰り返し。
そうして・・・私は最後に後悔することになるの?
それで本当にいいの?


後悔なんか・・・したくない!


振り返ったお店の扉の前。
扉にかかる私の手。

小さく震える右手を抑えて。
どきどき震える心を抑えて。

私の中に眠っている・・・小さな小さな勇気さん。
お願い・・・私に力をちょうだい!


ガラガラ・・・


「いらっしゃい。ああ、なんだ、君だったのか。扉の前でずっと誰かがいると思って気になっていたんだ」

「それで、今日は今日は買い物かい? 君がいつも買っていくあれ、今日もちゃんと入荷しているよ」

あの・・・・・・

「ん? もしかして今日は買い物じゃないのかな? 君が買い物以外のようで来るのは珍しいね」

森近霖之助さん・・・

「・・・何か言いたいことがあるのかい?」

私は・・・


わたしは・・・!


「私は・・・・・・森近さんのことが好きです・・・!」


ここから始まるストーリー・・・




注:以下URLダークサイド
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4849.txt

407 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/11(日) 00:40:35 [ vqJfb0L2 ]
うほっ

408 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/11(日) 02:11:53 [ A8IWwbwM ]
>>405 GJ!…絵板の某ルーミアを幻視してしまった。

409 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/11(日) 02:59:36 [ Vefo3QqU ]
>>405
納豆吹いた

410 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/11(日) 20:00:18 [ pZWqCHwY ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up/src/th_4859.txt

勢いのまま書いた。今は後悔をしていない。
ゴメン、ちょっと嘘だった

411 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/11(日) 22:13:28 [ UAb8uaDk ]
>>410
レミリア可愛いな。

しかしここは本当にすくいようのない馬鹿だらけだな。

412 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/12(月) 00:31:13 [ kK.lH/AU ]
何を言う



君もだろう

413 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/12(月) 07:53:17 [ X5S7TAgk ]
このスレ一人目の馬鹿が
貞操概念スレの450と同人物なのはここだけの秘密だ

414 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/12(月) 09:01:29 [ unWYbwCc ]
初めての彼女 鈴仙
嫁 アリスかメディ
姉 けーね
妹 えーりん
長女 ちるの
次女 フラン
ソウルメイト 嫁じゃなかったほう

アリスとメディ両方愛してる、えらべねぇ○TZ

415 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/12(月) 13:01:55 [ 2hqbibMM ]
>>414
両方えらべばいいじゃないか

416 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/12(月) 20:25:33 [ ISCE00d6 ]
>>399素直に笑いました。
余裕ぶってるチルノが可愛いのと似非ハードボイルドの主人公が笑えすぎ。GJ。

417 名前: 年々歳々 投稿日: 2005/09/15(木) 00:11:57 [ P8VcPiD6 ]
 初恋の人は紫だった。遠くから一度見ただけだったけれども、子供心になんて綺麗な人だと思ったものだった。胸は大きかった。
 最初に告白したのは慧音だった。やっぱり子供のころ。里の人たちを守ってくれる彼女に憧れていた。「お前の気持ちは嬉しいが、お前は人間だ。人は人と共に生きるべきなのだ」と言って振られたけど。胸はやはり大きかった。
 中国と友人になった。始めは自分と年の近い女の子だと思っていたけれど、次第に話すうちに自分よりもかなり年上だと気づいた。胸はこれも大きかった。
 永琳を師匠と仰いで医術を学ぶことにした。学ぶことはたくさんある。何しろ人外の知識、月に納められた知識まであるからだ。胸は言うまでもなく大きかった。
 ……そして、現在。
 「……ん?どうしたの、こっちじろじろ見て」
 「別に。ただ、俺もいい嫁をもらったなって思っただけさ」
 「う……。お、おだてても秘蔵のお酒はあげないんだからね!」
 なんて褒めてやると真っ赤になる彼女。まったく、酒で赤くなることなんてないのにさ。俺よりはるかに長い時間を生きているのに、こういうところは少女そのものだ。
 「俺、まさか鬼とこうしているなんて思ってもみなかったな」
 「ふふん。あなたが私と勝負してボロ負けしたからよ。鬼にかなう人間なんていないんだから」
 「違いないな」
 「分かったらほら、もう一杯飲みなさいよ」
 「はいはい。ありがたくいただくとも」
 まあ、こんなに惚れてしまったから、たとえ月の秘術を駆使してもこいつにはかなうわけないか。それにしても、俺の女性の好みも年を取ると変わってくるってことなんだよな。
 なあ、幻想郷の子鬼。伊吹萃香。

・バストのサイズ(予想。一部事実)
中国>永琳>紫>慧音>>>>(越えられない絶壁)>>>>萃香

418 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 00:22:27 [ U4VII/2k ]
年齢と共に小さくなっていく好みワロタ

419 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 01:22:13 [ Q9/1Ogmk ]
>>417
ちなみに俺はチルノが好きだ。
胸はt(パーフェクトフリーズ

さて、
ちょっと八階の窓からきりもみ回転してくる。

420 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 02:39:59 [ keUtG2tE ]
断られることをかけらも考えてない気がする・・・



いや水を刺してごめん。
一方的な思いとかは、一蹴されておしまい。な感じがするんだよ

421 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 02:53:24 [ 3lImwafI ]
ソレもアリじゃないか?

422 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 02:57:19 [ 1HVOG/YM ]
幻想郷は全てを受け入れる。それはそれは(ry

このスレって0時過ぎから動き出すよな。不思議だ…

423 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 03:27:03 [ nyhVrnoY ]
少ないが、ばっさり切られる話もある。
俺はそういう話も嫌いじゃない。

とはいえ、ここの住人はそうとうのドリーマーだよなw

一蹴されると思うなら
そうならないシチュエーションを生み出す努力が愛だと思った
さぁ、ためらってないで思いをぶちまけてくれよ

424 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 04:41:52 [ rGWDdRso ]
一蹴りされる。
だ が そ れ が い い

425 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 07:53:26 [ Y4.Jggp6 ]
ここでなら思いの丈だろうがなんだろうがぶちまけられるが、いざ現実でとなるととたんに保身的になる俺ヘタレ属ニヒル科のテンションナガサレナイ

426 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 15:44:06 [ ckMOFbaw ]
 逆に一蹴される場面を考えてみたり。これはこれで面白いかも。

(永琳)「ごめんなさいね。姫の世話と兎の餌やりで忙しいから」
(アリス)「あなた人間でしょ。私が欲しいのは人形なの」
(咲夜)「お嬢様以外の方に仕える気はございませんので」
(リグル)「(百足、蜘蛛、蛆、蛭を見せて)君、この子たちのこと嫌いでしょ。じゃあ駄目」
(文)「取材に印刷に配布。忙しくってとてもそんな暇ありませんよ」
(霊夢)「面倒っぽいから、イヤ」

427 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 20:02:48 [ bRnp9q6w ]
(パチュリー)「貴方と一緒に生きることが、得られる筈の知識をどれほど失わせるか解る?」
(輝夜、妹紅)「私が過ごす時に、どうやってもついてこれない貴方が何を言うのかしら」

428 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 21:04:47 [ P4L23WFI ]
(ルーミア)「そーなのかー」

蹴られたというより無視された?

429 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 21:59:52 [ 1HVOG/YM ]
勝手にパチェ続き


「確かに君にとっては、俺はそんなものかもしれない。
 だが俺は、通り一遍等の知識では到底得られないものをお前に与えてやることが出来る。
 俺の今までの、そして残りの人生全てをかけて誓ってもいい。
 俺は、誰よりもお前を幸せにしてやれる。どんな知識よりも尊いものをお前に経験させてやる。
 絶対に後悔はさせない。だから俺と…」

しつこく食い下がる俺。俺の気持ちは、想いは、そんな一言で泡となり消えてしまうようなものじゃない。
それを感じ取ったのか、先刻までの無関心、無感情な顔をあらぬ方向へそむけるパチェ。
その表情は気のせいか、少し悲しげにも見える。

「どうしてそんなに…」
「どうして?決まってる。お前が好きだからだ。愛しいからだ。何よりも大切で、誰よりも愛してるからだ。
 君のニ百年の知識がどれほどかは分からないが、俺のこの想いが劣るとは思わない」

俺が想いを放つ度に、その体躯を震わせるパチュリー。顔は完全に下を向き、表情はこちらからは見えない。
言葉を噛み締めているのだろうか、膝の上に置かれている手の、震えが、徐々に、強く、なって、いって―――



その、手の上に、一滴の、涙が、零れた―――――――

430 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 22:01:37 [ 1HVOG/YM ]

長い、その長い長い沈黙は、永遠にも、一瞬にも感じられ、
さながら、罪を告白するかのように、パチュリーが言葉を紡いだ。


「………百年前、幻想郷はとても賑やかだった。沢山の妖怪や幽霊達。……それと、幾人かの人間。
 紅白の巫女、白黒の魔法使い、この館のメイド長、だった、人。
 毎日賑やかで騒がしかったけど、不快ではなかった。

 でも、その日々は有限だった。

 みんな、先に逝ってしまったわ。でもそれも当たり前、人間ですものね。
 数百の年月を生きる妖怪と違って、人間はせいぜい数十年。種族が違うことを、これほど恨んだ時はなかったわ。

 最初はみんな気付かない振りをしてた。
 
 でも、宴会を開くたびに、弾幕ごっこをするたびに、
 あの楽しかった日々が、もう二度と訪れない事に、みんな徐々に気付いていって。

 ……そして、幻想郷は変わってしまった。

 レミリアはここを飛び出したし、冥界の姫は静かにその生を終えたというわ。
 ……亡霊が生を終えるというのも、変な話だけれど」

 言って、パチュリーはクスッと笑う。自虐的な笑みを浮かべて。
 
「だから、貴方がどんなに想ってくれても、私には無理。
 アレはみんなの心に深い傷跡を残した。もちろん、私にも。
 もう二度と私はあんな思いをしたくない。
 私はもう二度と、人間と関わる気はない」

静かな告白。俺は何も言うことが出来なくて――――

431 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 22:12:07 [ 1HVOG/YM ]
すまん。勢いで書いた。
ホントは勢いに乗った告白でパチェがOKするハズだったんだが、
涙を浮かべた辺りから雲行きが怪しくなってしまった…

…こんなんだけど、続き読みたい奴いる?

432 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 22:36:26 [ Q9/1Ogmk ]
>(リグル)「(百足、蜘蛛、蛆、蛭を見せて)君、この子たちのこと嫌いでしょ。じゃあ駄目」

「そんなことない、この子たちだって大好きだ!」
虫たちを頭にやさしくのせ、リグルの手をとりとびっきりの笑顔。
→ハッピーエンド

「そんなことはない、この子たちだって大好きだ!」
虫たちを頭からおいしくいただき、リグルの手をとってとびっきりの笑顔。
→バットエンド

>>431


433 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/15(木) 23:02:40 [ jHRsWm.. ]
(よーむ)「…斬れば分かりますから」
(ゆゆこ)「ちょうど良かったわ。今 食料不足なのよ」
(ゆかり)「秋の味覚 見ぃつけた♪」

…蹴られてる?('ー`)

434 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/16(金) 00:26:57 [ DiK.l3kI ]
>>425
小道具を使った魔理沙プロポーズSSのシチュが半分は甲殻類だったのは
君とお兄さんのだけ秘密だゾ?

残りの半分のシチュが俺の失われた過去だったのは
俺だけが心に秘めていればいい。

435 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/16(金) 03:39:50 [ 0LmesOmA ]
434の最後2行を見た時、文ちゃんが
「メモメモ、コピーコピー、配布配布」
ってやってる姿を幻視した。

436 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/16(金) 22:43:31 [ 8YOAk0NY ]
西行妖の幹には 歌が刻まれている

妖夢「…いたづらに…いましなきよにいきゆけど…さんぜのてんに…ながなきをねなく…」
幽々子「妖夢、どうしたの?」

西行妖の麓に蹲り、幹と睨めっこしている妖夢に幽々子は声をかけた。

妖夢「あ、いえ。幹に歌が刻まれていまして」
幽々子「ああ…これね」

幽々子は幹に歩み寄り、懐かしむようにその痕を指でなぞった。

妖夢「どういう意味なんですか?」
幽々子「ふふ、妖夢はもっとお勉強しなきゃね」
妖夢「な…っ、ちゃんとしてますよー!」

幽々子「ねえ妖夢、大好きな人が突然目の前から、永久にいなくなってしまったら、どう?」
妖夢「どう…って、そりゃあ悲しいですよ。きっと泣きます」
幽々子「この歌はそれを詠んでいるのよ。
『貴女の居ない世にただ無意味に生きていようと、今までも、今も、これからも
幾度生まれ変わろうと、只々貴女の居ない事を天に嘆き泣くばかり』…ってね」

妖夢「幽々子さま…それって、もしかして…」
幽々子「ええ。生前…いえ、この姿になってからも私が今までで、只一人お慕いした方が…」
妖夢「…」
幽々子「私の亡骸に手向けてくださった、歌よ」

妖夢「幽々子さまは…寂しくないのですか?」
幽々子「ええ。妖夢だって居るし…それにこの歌はプロポーズの言葉だもの」
妖夢「プロポーズ?」
幽々子「ええ…幾度輪廻を経ようとも途切れない、死を以ってしても別つ事の出来ない…永遠の想い」
妖夢「幽々子さま…」
幽々子「これ以上素敵な愛の告白が、他にあるかしら?」

幽々子はそう言って立ち上がり、天を見上げる。

妖夢(この歌は…幽々子さまにとっての、その方への愛の告白でもあるのか…)

輪廻を繰り返しながらも女想い続ける男
輪廻の輪を外れた亡霊でありながら、永遠と彼の者を慕う女
これからも決して交錯する事の無い、其々の想いを乗せた歌が紡がれた。

幽々子「…いたづらに いまし亡き世に 生き行けど
     三世の天に 汝が亡きを音泣く………」

星天を見上げながら呟いた幽々子の頬を、ひとすじの雫が伝っていった。

437 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 00:31:20 [ 8RT4sFs6 ]
>>427
(パチュリーに向かって)「ならこの俺が、絶対に読書じゃ得られない知識をお前に手取り足取り教えてやるぜ!」
(パチュリー)「ああそう。御免こうむりたいわね(エレメンタルハーベスター)」

(もことてるよに向かって)「だったらテメェの腹裂いて生き肝引きずり出して今すぐ食らってやらぁ!ケヒー!」
(もことてるよ)「消えろ下郎が(滅罪寺院傷&ブディストダイアモンド)」

結論・強引な手段は何も生まない。押してだめなら引いてみようってけーねが言ってた。

438 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 00:59:07 [ Ads7eoj2 ]
けーね様!>>428>>433は引いてもやヴぁい気がします!

439 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 01:08:04 [ HXP18grw ]
>妹紅「私が過ごす時に、どうやってもついてこれない貴方が何を言うのかしら」

うわ、何こいつ、永まじキモ…
死なないだけで人間と変わらないくせに、
もともとの自分の力でもないくせに、
定命のものをそれだけの理由で見下すかの態度。
だいたい、あんたと数少ない「おなかま」を除けばどんなに長命な生物でも
いつかは死ぬんだよ。
そういうのをすべて遠ざけて自分だけ特別、誰も私を幸せにできない、
みたいに勘違い気取ってるわけ?
さびしいヤツ、永遠にさびしいなんて救われないヤツ
あんたは死なないだけで人間だろ?
人は人の時間に生きて感じて
人の時間で幸せにもなって不幸にもなるようにできてる。
あんたは永遠を理由に、
誰にでも当たり前にある、けれどまた見てもいない不幸から逃げてるだけさ。
臆病者の勘違いキモ…

でも、そんなお前を愛してる!

妹紅「・・・!(絶句)
   私、間違ってたのかな
   ごめんね、気がつかなくて、悪いのは私だったんだね
   ・・・
   アナタヲ問答無用デ殺ラナカッタノハ私ノ過チネ
   ・・・
   さぁ、遺言はもう聞かないわよ(フェニックス再誕」


けーね先生
ひいて見たけどやっぱりダメでした

440 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 02:05:10 [ GIl/35/c ]
>>439
ひきすぎもよくない。何事もバランスが大事だ


ってけーねが言ってた

441 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 04:18:13 [ nddU3iP. ]
というより「引く」の意味を大幅に勘違いしたのが>>439の死因かな。

442 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 10:36:22 [ Ds94rLaQ ]
>>436
ちょっとウルっときた(´Д⊂

>>429-430を書いたものだが、続きが重くなりすぎて四苦八苦orz
>>436みたいに爽やかに終われないものか…

…俺はもう二度とテンションには流されないぞ

443 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/17(土) 14:28:36 [ 2UVmhWJc ]
恋愛は押しの一手に尽きる。押して、突いて、倒すのだ!
ねえ、そうでしょう。先生?


       ..,ヘ,    .,ヘ,
       .| |    | |
       .| |    | |
       .| |    | |
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       .| |    | |
       .| |    | |
        | | -─ r,| |
        ヽ,ニ)   ヽメ
         i. ,'ノノ ))) 〉
         | ii ゚ ∀゚ノ|.! モコー!ドコダー!
         ||kリ,_\_リiつ  
       _,,.-!k'J,、,、>、
      ´⌒ '"i,ンイノ~

444 名前: そー 投稿日: 2005/09/19(月) 00:12:26 [ dIitvRwg ]
ガキィィン!!

鋭い牙が鋼鉄を打ち鳴らす
深闇を切り裂いて飛び散る火花

……
そして訪れるしばしの静寂





次に闇より染み出でた音は、


少女の、すすり泣く声だった。


「ぅぅぅぅぅぅぅ…」

「はっはっは、どうだ参ったか、いつまでも齧られるばかりの俺じゃないぜ!」

「ぅぅぅぅぅぅ…そう…なの…kぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん」

「っておい…えっと、そんな、マジ泣き…でいらっしゃいます?」

暗闇に包まれた少女、ルーミアは
俺の突き出したフライパンを思いっきり噛み締めたまま泣いていた。

「ぃたぃょぅ……ぐすん」

えええっと…、いや俺は悪くないよ?
だって、最初に襲われたの俺だし?
こいつは俺を見るたびいつも、
食べていい? ってききながらかじりついて来るんだよ?
俺、いつも命からがら逃げてたけど、やられてばかりじゃなくて仕返ししたいじゃん?
だからさ、こいつが口あけて飛び掛ってきたまさにそのタイミングに
ホールintoお口にフライパンでジャストミートおれっちhappy ぃぇぁ!
でしたのよ?
はずでしたの。

「ぅぅぅ……、ひどいょぉぅ、ズズズズ(←鼻水すする音」

あぁぁぁほんとに泣いちゃってる。
俺、酷いのかな?
おれっち鬼畜?
こんな事で?
ねぇるーみあさん?
るーみゃー?

「わたし、ね…」

う、うん

「あなたのことが」



「好きだったのにぃぃぃぃぃぃx!!!」

ぇ?

「えええええ”え”え”え”え”…っと、冗談?」

ふるふる、とフライパンくわえたまま首を振る涙目ルーミア。

「本気?」

こくこく、とフライパンくわえたまま首を振る泣き顔ルーミア

〜おれっち幻想中〜
会うたびに絡んでくる→好きだったから→
おれっち反撃でマジ泣き→好きだったのにぃ(うるうる

445 名前: なの 投稿日: 2005/09/19(月) 00:13:43 [ dIitvRwg ]
やっべー
今まで、食うか食われるかの焼肉定食な関係でしかこいつの事を考えた事なかったが
こうして、視点を変えてみると、まぁ、そのなんだ?
るみゃたんカワイクネ?
やっべ、まじやっべ。

しかし俺は熱くてクールでナイスガイなニヒル科目さ
こんなときのうまい「切り返し」だって最近攻略サイトで覚えたze
ねぇ、僕のるみゃたん、今まで些細な行き違いはあったけど
これからは二人で新しい幻想を築いていくんだね(すでに決定稿

僕のるみゃたんが咥えたままのフライパンをとってあげる。
「ルーミア聞いてくれ!(←真剣モード」
僕のるみゃたんの肩を両手でガシッとつかみ、必殺 告符「瞳キラキラ」

「俺も、ルーミアのことが、好きだああぁぁぁぁぁぁぁ!」

俺の魂の告白。
僕のるみゃたんは目を丸くして驚いている。
いいんだよ、おびえなくてもいいんだ、
もう、心配する事もないんだ、俺たち両思いなんだから。

「び、びっくりした…でも、でもわたし、そんなこと言われたらわたし!」

顔を真っ赤にする僕のるみゃたん。
HaHaHa! 照れちゃって、初やつ初やつういういう〜い。
何か言いかけた僕のるみゃたんの唇にそっと人差し指を当てる。
今の俺たちに言葉なんて無粋だね?

俺はそっと僕のるみゃたんに顔を近づけ

むひょぉぉぉぉっぉぉぉぉぉ    ←

柔らかい、真っ赤な唇に吸い付いた

むひょぉぉぉぉぉぉぉっぉおぉぉx ←行間にまであふれ出た俺とおまえのシンパスィ

「ぁ…」

なんて小さな声を漏らす僕のるみゃたん(俺設定11歳)

「あ、じ、み♪」

なんて超気のきいた事を言う俺様

「・・・ぅ」

ん、なんだい? 言いたい事があるのかい? 聞こえないよ?

「こ・・・ま・・・るの」

困るだなんて、今の俺に困るって言われても俺も困るさAHaHaHa…は?

「んっと、だからね」

るみゃたんは真剣に語りだす。

446 名前: かー。 投稿日: 2005/09/19(月) 00:14:58 [ dIitvRwg ]
「好きだって言われて味見なんてされたら困るの。
 だってわたし、あなたに食べられるとは思ってなかったし…」

「はっはっHA! 可愛い子猫ちゃん、味見はちょっとした冗談さ、
 本当に食べるわけないじゃないか。だって僕はUをIしてるから!
 でもどうしてもって言うなら、ちょっとチガウ食べ方をおしえて(幻想郷へ」

「……そう…かぁ、そーなのかー♪ じゃぁあなたはわたしを食べないんだね?」

「そうなのさー♪ 変な事いってごめんね、心配は要らないよ?」

「そーなのかー♪」

「そうなのさー♪」

「よかったぁ、わたし
 あなたみたいなおいしそうな人間鳥のから揚げの次に大好きだから
 逆に食べられるんじゃなくて幸せ♪」

「そうなのさー♪」

ん、あれ? そうなの…か?

「それじゃ、えんりょなく、いっただっきまーーーー


end

447 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 02:56:27 [ c6WUpK7Y ]
俺「実は俺の実家…静岡なんだぜ?」
霊夢「嫁に行くわ」

俺「副業で骨董品やマジックアイテムのコレクションしててねぇ」
魔理沙「嫁に行くぜ」

俺「A.マルク作の人形持ってるんだけど」
アリス「お嫁に行かせてもらうわ」

俺「俺連邦議会図書館の司書やってるよ」
パチェ「お嫁に行く…」

俺「君と同じ時を共有したい。WWWRRRRRRYYYYYYYYYYYYY!!!!!!!!!!!」
咲夜「嫁がせてもらいますわ」

俺「ボンベイ型です」
レミリア「あなたは今から私の婿よ」

俺「ヴァジュラ!」
フラン「毎日でも破壊してあげる」

俺「正宗、村正、陸奥守、虎徹、菊一文字、和泉守、備前長船…ああ、天叢雲剣も持ってたな」
妖夢「不束者ですが宜しくお願いします」

俺「嫁に来れば毎日俺を味あわせてやるぜ」
ゆゆ「お嫁になるー」

俺「恋ってのぁ…女をいつまでも若く見せるってね」
紫「お嫁さんになっちゃおうかしら」

俺「橙が俺にパパになって欲しいってさ」
藍「う…じゃあ私がママ?」

俺「嫁に来れば魚をやろう」
橙「いくいくー」

俺「ゲルギエフやトスカニーニに師事して指揮を身につけたぜ」
メルラン「私」
ルナサ「達も」
リリカ「指揮して!」

俺「母方の実家がドイツの変態肉屋でさぁ」
ルーミア「じんにくー」

俺「俺寒いのニガテなんだよね 一生暖かいままがいいな」
チルノ「いいこと聞いた!あたいがずっと冷やしっぱなしにしてやるわ!」

俺「なぁみn…」
中国「うれしい!ずっと貴方に付いていきます!」

俺「ほれ甘い水だ」
リグル「ふぇ〜」

俺「幻想郷のババロッティって俺俺」
みすち「師匠と呼ばせてください」

俺「歴史マニアのけーねさんに問題 答えられなかったら俺と結婚ね」
慧音「ふふ…いいだろう。私に答えられぬ問題などない」
俺「○○○年×月△日は何の日?」
慧音「む…それは今日ではないか 流石の私でも今日の事は…むぅ」
俺「正解は…俺とお前の結婚記念日だよ」
慧音「なっ……ば…馬鹿ぁ(///)」

俺「あ、バアちゃん?オレオレ たくまろだよ!弾幕で事故っちゃってさ」
てゐ「良かったらあたしと組まない?」

俺「俺ミドルネームがフランソワなんだよね 突然だけど結婚しない?」
うどんげ「…鈴仙・フランソワ・イナバ…うわぁ素敵!する!しますっ!」

俺「趣味は素数を数える事ですね 7816230桁までしっかり暗記してますよ」
えーりん「アナタはなかなか見所がありそうね 私の教えを受けてみない?」

俺「罠無しBOTとAretoolモジュール一式欲しくない?」
てるよ「欲しい お嫁さんになるからちょうだい」

俺「蓬莱の薬飲んだ これでずっと一緒だ」
もこ「…バカ」

俺「飲ま飲まイェイ!」
萃香「飲ま飲まイェイ!」

俺「俺ほりえもんです」
文「話題に事欠かない!結婚してでもスクープ狙わなくちゃ!」

俺「休憩しないと仕事はかどらないよなぁ」
小町「いい事言うね 気にいったよ」

俺「そう、お前は少し意地を張りすぎる。これから先俺に尽くす事、これがお前の積める善行だ」
えーき「そう、あなたは少し…言い方がまわりくどすぎる。もっと…こう……その…」
俺「愛してるよ、これからもずっと俺の傍に居てくれ」
えーき「あ、あ、ああああなたは私をずっと大切にする事!こ、これがあなたの積める善行よっ!」

448 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 03:26:33 [ rcESzHM. ]
>>447
>俺「なぁみn…」
>中国「うれしい!ずっと貴方に付いていきます!」

ここ何が言いたかったかもう少し解説よろしく('A`)
俺の頭じゃわからん…
個人的にもうちょっと咲夜さんが萌える展開の方がよかったな

俺「豊胸手術得意なんだぜ」
ぐらいのこt(殺人ドール

449 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 03:37:42 [ AM6f9FbQ ]
>>447
その口説き方だとレミ・フラン・ゆゆとのケッコン生活が凄いことにw

450 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 04:48:39 [ c6WUpK7Y ]
>>448
中国は本名(紅美鈴:ほんみんりん)で呼ばれる事に飢えてる
「なぁみんりん」と言おうとした瞬間感極まって向こうからアタックしてきた

というアリガチなシチュだったんだが ダメ?

今見ると好みによって口説き方が偏ってるな
咲夜さんやリグルや橙、スイカはそーとー適当だ
逆にけーねとえーきが気合入れすぎだ

451 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 04:52:33 [ AM6f9FbQ ]
>>450
                      ____    、ミ川川川彡
                    /:::::::::::::::::::::::::""'''-ミ       彡
                   //, -‐―、:::::::::::::::::::::三  ギ  そ  三
            ___    巛/    \::::::::::::::::三.  ャ  れ  三
        _-=三三三ミミ、.//!       l、:::::::::::::三  グ  は  三
     ==三= ̄      《|ll|ニヽ l∠三,,`\\::三  で       三
        /              |||"''》 ''"└┴‐` `ヽ三   言  ひ  三
         !             | /          三   っ  ょ  三
       |‐-、:::、∠三"`    | ヽ=     U   三.  て   っ  三
       |"''》 ''"└┴`       | ゝ―-        三  る  と  三
       | /           ヽ ""        ,. 三   の   し  三
        | ヽ=   、    U    lヽ、___,,,...-‐''"  三   か  て  三
.        | ゝ―-'′          |  |::::::::::::_,,,...-‐'"三  !?    三
          ヽ ""        ,.    | | ̄ ̄ ̄      彡      ミ
        ヽ、___,,,...-‐''"  ,,..-'''~             彡川川川ミ
          厂|  厂‐'''~      〇
        | ̄\| /

452 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 04:55:14 [ c6WUpK7Y ]
ギャグじゃねー
ずっとみんりんだと思ってた('A)
ごめんねめーりん

453 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 04:57:54 [ c6WUpK7Y ]
ああ…多分「ほんみりん」で記憶がクロスしてたのか
最初は「めいりん」で覚えてたハズなのに いつのまに

という事で訂正

俺「め…」
中国「うれしい!ずっと貴方に付いていきます!」

454 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 08:37:00 [ dIitvRwg ]
>>447
慧音とうどんと山田にヤラレタ
あとスイカは最近、もう何しゃべっても致命打スレスレの俺がいる
いきなり全員達成するとはすげーよGJ

と思ったが、
俺の愛してるメディがいねぇorz
チキショゥ
俺「嫁に来い」
メディ「ヨメって何?」
俺「とりあえずおいでよ」
メディ「う、うんじゃぁいってみる」

俺「実家が花屋です」
メディ「お嫁に参ります」

俺「今度中南米行くんだけど、ラフレシアって知ってる?」
メディ「つれてって!」

俺「化学者なんだ、君のためにありとあらゆる毒を合成してあげる」
メディ「うれしい! それじゃ…最初はまず、あなたの心の毒でしびれさせてもらおうかな?」

俺「君ひとり〜? 友達ほしくない? 俺たちのサークルに入れば友達百人できちゃうよ?」
メディ「ほ、ほんと?じゃぁいく!」

俺「つりが趣味の社長です」
メディ「スーさん!」

俺「僕ちゃん顔がのびるんだょ〜ん」
メディ「造物主さま!」

俺「コンパロ!」
メディ「コンパロ!」

俺「むらんげ!」
メディ「めろんげ!」

俺「こんなに暴走するくらい、お前のこと愛してる」
メディ「えええっと…はい…(上目遣いでテレながら」


ふぅ、勢いだけで暴走してもいまいちか…少し頭冷やしてくる。

455 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 09:24:03 [ mzg3Hjsw ]
アニメの演出みたいな垂れ幕がどっからか見えて来るぐらいGJ

456 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 10:14:42 [ LbDl7Stc ]
>>447
ホリエモンワロス
しかし静岡の意味がわからん、お茶がうまいってことか?

457 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 11:32:07 [ dHfFZGNs ]
>俺「君ひとり〜? 友達ほしくない? 俺たちのサークルに入れば友達百人できちゃうよ?」
>メディ「ほ、ほんと?じゃぁいく!」

レイプサークルの勧誘?

458 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 18:56:40 [ B1LqGp5c ]
>>456
多分、静岡県は緑茶(煎茶)の生産量が日本一(全国シェアの約50%)って事だろう。
ただし、抹茶は愛知県、玉露は福岡県がそれぞれ全国トップ。

459 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/19(月) 21:12:58 [ EBfw4EwU ]
447にこのスレの本質を見た気がした

460 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/20(火) 23:15:27 [ 0zLr3kDc ]
>>459本質。それは何が何でも少女とお近づきになりたいという執念かもな。

>>447ルーミアへのセリフに一言。それって「ハノーヴァーのヴァンパイア」ことフリッツ・ハールマンじゃないかよ!

(さらに一蹴妄想)
(ルナサ)「HR/HMって苦手なの。あなたの感性とは共鳴できないわ」
(チルノ)「恋ってなにさ。池に泳いでいる奴?だったらそんなのいらない」
(藍)「毎日毎日紫様のお世話で疲れ切った日々。頼む、私にこれ以上負担をかけさせないでくれ」
(小町)「忙しいから後で(見え透いた大嘘)」
(てるよ)「他人とかかわるのってメンドクセ」
(中国)「ププッ、たかが人間のあなたが妖怪であるこの私と付き合いたいですって?身の程知らずって言葉を知ってます?」

461 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/21(水) 06:47:59 [ 7ULmMToM ]
へー
俺はただ稲中のネタからパクっただけだったんだけど。
ちょいと気になってフリッツ・ハールマンでググったら………('A`)ウヴォゲォア

ついでにだいぶ前に押尾学が幻想郷に迷い込んで少女達に片っ端から求婚して片っ端から振られるという夢を見た
>>460みてーな感じで見ててメラ気持ち良かったけどここにお塩ファンが居たら困るから言わない

462 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/21(水) 15:10:06 [ /U1eRgns ]
>>460
あれ?なんだろう、この気持ち。

もしかして、これが……殺意?


中国テメェ身の程わきまえやがれ。(中国スキーとして初のマジ切れ

…一番きつかった台詞が藍様だったのはここだけの話。

463 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/22(木) 17:37:22 [ irYSUEiQ ]
そういえば真っ向から中国に告白したSSってないよな。
ここでもまともな扱いをされないのか中国…………。

464 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/22(木) 19:44:16 [ ZqcNZtDI ]
>>463

>>279-280

465 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/23(金) 01:32:13 [ 1auuc6wM ]
>>463
そんなあなたに僕の過去を晒してみたり。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1114858168/387-390

466 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/23(金) 23:03:56 [ ah2iiRLA ]
こんな幸せそうな中国初めて見た………

467 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/23(金) 23:12:54 [ srtzbrFw ]
東方SSコンペが開催されるらしい。
微妙にスレ違いだが
このスレで東方SSの面白さを教わった身として宣伝してみる。
主催者さん、勝手に宣伝してまずかったらごめん。
このスレにあふれる愛の精神をぶちまけてみませんか?

東方SSコンペスレはこちら。
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1126271073/l100
投下場所、詳しい事はこちら。
ttp://thcompe.hp.infoseek.co.jp/

468 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/25(日) 18:45:53 [ Ky7GfXLU ]
一蹴妄想転じて向こうから告白してくる妄想。

(小町)「死神は昨日で廃業さ。お前さんに付いていきたくてね。おっと、憑いていくかな。ねえ、いいだろ?」
(メディスン)「人形に命を与える毒って知ってる?人に恋する毒よ。あなたが私にくれた毒」
(レミリア)「(そっぽを向きながら顔を赤くして)あなた、私の下僕になりなさい。いいわね?反論は認めないわよ」
(咲夜)「私を……連れて行ってください。どこか、私の知らない場所へ」

微妙にありきたりか。霊夢とかてゐとかちょっと思いつかないな。

469 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/25(日) 22:01:32 [ g73VwF9k ]
普通は死神に憑かれた人間は不幸になるらしい
って殺人ノートの死神が言ってた。

470 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/25(日) 22:54:25 [ z8PFKeNA ]
霊夢「不思議ね、あなたといると面倒な事も楽しく感じるの。もっと…ずっと一緒にいてもいいかな?」
てゐ「二人でいるときが幸せだって、一生お互いに騙されてみない?」
フラン「あなただけは、壊したくないって思ったの」
うどん「あなたの事が…好きっ!  …(カーっと顔を真っ赤にしてうつむく)…なんです」


難しいな。
だが、うどんはストレートだと思ったんだよ。

471 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/26(月) 00:13:49 [ LfrbnRDo ]
>>470
てゐ の場合は、こちらが定年退職すると同時に退職金奪って熟年離婚とかしそうだw

472 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/26(月) 08:15:17 [ drW1ZHCk ]
てゐの場合、無条件で人間を幸せにする能力があるからなぁ。
たとえ裏切られても結局幸せになるとしたら、
そんなのずるいよてゐ
だてって告白して、
あんたなんてお呼びじゃない
ってさんざんバカにされて言いふらされて
もう立ち直れないほどにこっぴどく振られても

俺きっと幸せになるんだぜ。

そんなピエロな俺どんだけMなんだよ



あぁ、てゐに幸せにしてもらいたい…

473 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/26(月) 18:47:43 [ .CF6N6LM ]
     ,r---、 
   _ソヽ/`、シi
   _>=ヘ 山/=<,  
.  ((ん'ノノルレム)) 
   _ソレリ ゚ ヮ゚ノリ(_  
   ),k'ヲつ::つ  
    (ン::::/:::l::ヽ    
    `~i,ンT,ノ~´

 廃業したっていうのは小町の嘘よ。本当はあまりにも仕事をサボってばかりだから私がクビにしたの。
 それと最後に一言。小町、私にもいい男を紹介すること。これが今の貴方が積める善行よ。

…………う、ううっ……ぐすっ……みんな私をおいて結婚しちゃったぁ…………。寂しいよぉ、辛いよぉ、私だけ行かず後家になるのはいやだよぉ。
このままずっと仕事の毎日でお婆ちゃんになっちゃうのなんていやぁ。バカ、バカ、小町のバーカ!勝手に男なんか作って辞めやがって。
なんで私ばっかり独身なのよ。いいもん、このまま処女で一生終わっちゃうもん。恋なんかしないもん。みんな死んじゃえーッ!

(映姫様は泣きながら貴方の審判そっちのけで走り去っていきました。どうしますか?)
→後を追う
 とりあえず待つ
 今がチャンスとばかりにここから逃げる

474 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/26(月) 20:22:37 [ CT4xyVN. ]
→とりあえず踊る

475 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/26(月) 20:43:46 [ vJB9lYGg ]
→とりあえずスッパゼンコー

476 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/27(火) 09:28:45 [ Dz.sD8Z6 ]
(映姫様は泣きながら貴方の審判そっちのけで走り去っていきました。どうしますか?)
 後を追う
→とりあえず待つ
 今がチャンスとばかりにここから逃げる


追いかけて慰め、励まし、笑い合う。もしかしたらこれが積める善行なのかもしれない。
だが追えなかった。何を言おうと今の彼女は聞く耳を持たないだろうから。
冷静になって帰ってきたところを慰めてみようと思う。


――1日が経った。
彼女の帰ってくる様子は無い。特に何とも無し。
居場所も特定出来ているらしく、まだ1日目なのでもう暫く待つ事にする。

――3日が経った。
彼女の帰ってくる様子は無い。少しイライラして来た。
迎えを全て地獄送りにしたらしい。閻魔様ってのは結構やる。

――1週間が経った。
彼女の帰ってくる様子は無い。偶に貧乏揺すりをするようになった。
審判を待つ列の距離が川を越えたらしい。

半月が経った。
彼女の帰ってくる様子は無い。気が付くと壁を叩いている。
夜雀曰く、後方で暴動が起きたらしい。俺には暗くて何も見えなかった。

1ヶ月が経った。
彼女の帰ってくる様子は無い。漫画の様な青筋が立てられるようになった。
……我慢の限界だった。



彼女の部屋の前に立つ。
「山田ぁッ!出てこぉぉぃッ!!」
扉に向かって叫んでみるも中からの返事は無い、
無駄を承知でノブに手をかけてみた……開いてる?

中に入ると其処は闇、仕方なく持っていたたいまつに火を付け奥へ進む。
1歩1歩慎重に歩を進めていった。

一体どの位歩いたのだろうか、映姫様の姿は一向に見えてこない。

ああっ、火が…。頼みの綱の火が消えてしまった。
暗い!見渡す限り真っ暗闇だ!
私は明かりを求めて手探りで移動しようとした。
ゴンッ!その途端足が滑り、壁に強烈に叩き付けられてしまった。


ざんねん! わたしのぼうけんは ここで おわってしまった!

477 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/27(火) 11:02:38 [ EBQX2PRM ]
シャドウゲイトで死んだ勇者だったのかw

478 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/27(火) 23:18:48 [ 4HgsfOSg ]
     , ' ´ ̄_ , ---、`_     
    / ,-Y´,ヽ-ゝ-´-イ~ノヽ 
   /  `y´´       ヽイ>
  イ  くiノノレ_\|/i/,  `、  
 (  /  ( イイ'__ノ`  レ_-从イ      
  ´)ノ ノ  (Yi "    し'レゝ
   `(/イノ ゝ'、 -  ",イ)ノゝ       人__
     /⌒`ヽヽ.- イ´Yノ     /')   、 /
    イ    [><]ヽY[><]、   / つ-、 ) \
   く__ イ_入 i入ヽ,ゝ_ ゝ  i ゝ_ノ   Y⌒`
   ,イ ̄イ` ノ   ´ ノ  ヽ/ /
   i   ヽ、_ 、_____<`ヽ、 `  /
  さくやちゃんのワンポイントアドバイス

ギャルゲーのおいて主人公の行動は攻めしかないわ
躊躇や待つといった選択肢はBADエンドに行くためにしか存在しないわ

479 名前: 彼岸紀行 投稿日: 2005/09/28(水) 00:24:13 [ uICxmCz. ]
 「…………なるほど、イイ男を紹介しろ、か」
 三途の川沿いに、ぱかぱかと蹄の音も暢気に俺は馬を歩かせる。
 乗っているのは、召喚した黙示録の四騎士の一人から借り受けた蒼ざめた馬。望めば黄泉まで一直線に走っていける頼もしい駿馬だ。
 コストがかかるが仕方がない。地獄の縁を行くには生身の人間では荷が重過ぎる。
 「どうした?イイ男って」
 手綱を握る俺の後ろ。そこには小野塚小町が脚を組んで横座りしている。
 何だかんだで彼女に俺は気に入られてしまい、結局こうして一緒にいることになった。小町曰く「憑いていく」だそうだけれども、彼女が好きだった俺としても願ったりだ。
 「ああ、うちの上役のお願いさ。辞めるんならイイ男を自分に紹介しろってさ。毎日毎日仕事ばっかりでいい加減飽き飽きしてきたのかもな」
 「なるほど。幻想郷が生き続ける限り、閻魔様の仕事が終わるわけはないか」
 「そうさ。いずれお前さんだってご厄介になる方だろ。いいのかい、こんな風にあたいを連れていっちゃってさ」
 「宗派が違うからね。この黙示録の騎士が使う馬はこっちの地獄へは行かないのさ。こいつはそれ自体でもう黄泉を従えているからね」
 「ふ〜ん。何だかよくわかんないけど、地獄もいろいろあるってことかね」
 「そんな感じ。で、どうするのさ。君の知り合いにいい男なんている?」
 馬を止めて振り向くと、小町と眼が合った。
 俺が形としては地獄からさらってしまった三途の川の渡し役。気風のいいのが魅力の可愛い死神。
 しばらく小町は黙っていたけれど、不意にいたずらっぽく笑った。
 「ああ、いるさ。でも、こればっかりは紹介できないねぇ」
 「へえ、そりゃどんな奴」
 なんて尋ねた俺の口に、
 いきなり、前触れもなく。
 そっと、小町の唇が軽く重なった。
 強くも激しくもない。ただ触れるだけの口付け。
 「…………小町」
 ほんの数秒で唇は離された。小町は笑顔を崩さないまま言葉を続ける。
 「イイ男ったら、ほかでもないお前さんのことさ。でも、お前さんはあたいのもの。いくら頼まれたって渡すわけにはいかないねぇ」
 なんて答えたらいいのか分からずに。
 俺はただ、彼女を抱きしめた。
 「ちょ……おい、痛いぞ…………」
 軽くもがく気配がしたけれども、やがて俺の背中に手が回される。
 「あたいが死神を辞めてまでして憑いていくんだ。責任取って連れて行けよ」
 「ああ、分かってる。一緒に行こう」
 狭い鞍の上。体をねじるようにして抱きしめるのはきつかったけれども、なぜかとても心地よかった。

480 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 07:25:57 [ lwbBr4Ug ]
チキ証拠の夜路裏山シィ増>>479GJ

かっこいいこまっちゃん最高

481 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 07:33:52 [ lh1KXCVI ]
             \ うわーーーん!小町は地獄行きだー!
               ̄ ̄ヽl ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    ,...‐、,__,,__,,....-...、
                      i'´:::::r '" `ヽ、:::::::',
             ヽ"ニ::7'"T 、ィ ‐,   7,...-'..‐::ァ
             r 、'<..-'‐;:ニ ̄`''└ニL`ト-、::/
             ヽ. `ヾ、>、_r_7 ヘーヘ::__::`''/゙i,. ‐ ''7
            i ̄    ヽ. i `!⌒< T ン'"    >
           ノ   , ‐'"´ヽハ ハ. ン' ‐゙、,.,     ヽ
            /  /"!     ,. ヾ///    :i ヽ,     /
        '‐ '7 /  l -ェ<_`ノ//,ヽ、 '7‐ォ'   ヽ   l
           / /   ▽i  r‐,.-―‐-、´´'',      ',_ノ
          ̄ ',   ィ〈ゝ、V       i /`ー  ./
          rーゝ  ,.イ'./::`::'' - ... ィヽ、 _,. /-‐,
          l  7`ー'ヽ,/:::::::::( )::::::::::::ヽ ´/''i、 /
            ̄   /::::::::::( ):::::::::::::::::::ヾ   `

482 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 07:44:04 [ 5cXsIuy2 ]
ワーォ

483 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 10:18:52 [ vdNxHTCo ]
…誰か告白してやれよ…山田っち不憫すぎるぞ…
(俺は花映やってないのでキャラがワカリマセーン)

484 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 11:17:17 [ PaIhlP3E ]
>>483
好きだ

485 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 13:48:25 [ MyhS50zw ]
なぜベストを尽くさないのか

486 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 14:27:28 [ 1ZqENoiA ]
>>483>>484の告白にどう応えるのか興味深い所だ。

487 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 14:50:58 [ 9MESVzWg ]
>>485
超好きだ

488 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 14:52:17 [ us7z.yrw ]
ついに東方キャラ以外へのプロポーズかw

489 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 16:48:41 [ lr07C3N2 ]
えーきさま結婚してくれ

490 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 18:57:52 [ vdNxHTCo ]
>>484
「……え?」
いきなりそんなことを言われ、思わず呆けてしまう>>483
「い、いやあの、その、私、映姫さんにって言ったんだけど…」
「だから、あんな奴なんかどうでもいい。お前が好きだって言ったんだよ>>483。」
ああ、閻魔様をあんな奴呼ばわり…後が知れない……そんなことを考えていたら突ぜ(ry

長いんだよこん畜生……

491 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 19:05:34 [ Y/zF2n1Q ]
             \ うわーーーん!死んでやるーーーー!
               ̄ ̄ヽl ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
                    ,...‐、,__,,__,,....-...、
                      i'´:::::r '" `ヽ、:::::::',
             ヽ"ニ::7'"T 、ィ ‐,   7,...-'..‐::ァ
             r 、'<..-'‐;:ニ ̄`''└ニL`ト-、::/
             ヽ. `ヾ、>、_r_7 ヘーヘ::__::`''/゙i,. ‐ ''7
            i ̄    ヽ. i `!⌒< T ン'"    >
           ノ   , ‐'"´ヽハ ハ. ン' ‐゙、,.,     ヽ
            /  /"!     ,. ヾ///    :i ヽ,     /
        '‐ '7 /  l -ェ<_`ノ//,ヽ、 '7‐ォ'   ヽ   l
           / /   ▽i  r‐,.-―‐-、´´'',      ',_ノ
          ̄ ',   ィ〈ゝ、V       i /`ー  ./
          rーゝ  ,.イ'./::`::'' - ... ィヽ、 _,. /-‐,
          l  7`ー'ヽ,/:::::::::( )::::::::::::ヽ ´/''i、 /
            ̄   /::::::::::( ):::::::::::::::::::ヾ   `

492 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/28(水) 20:26:46 [ 5cXsIuy2 ]
ほらほらこまっちゃん、大好物の自殺志願者が来たよ。

493 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/29(木) 01:21:47 [ wD9xGfmE ]
「映姫、俺と一緒に無職やらないか?」

494 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/09/29(木) 15:04:51 [ cGWH55sU ]
誰か甘くとろける橙ネタ頼む

495 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/01(土) 12:06:51 [ LiznP4Os ]
同じくとろけるような萃香ネタがあれば……お願い。

496 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/03(月) 13:19:00 [ yZndgt.U ]
だが断る

497 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/03(月) 15:28:46 [ HTJhpUyQ ]
なんか急に過疎ったな

498 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/03(月) 18:03:45 [ ZxyDMBY6 ]
495でフランに告白するために紅をやりまくったが
結局まだ会えてすらいないへたれプレーヤー

そんな俺の今の気持ちをうけとってくれ!
魔理沙、俺とうわきしないk(ファイナルスパーク

499 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 20:15:25 [ IJR0MLYo ]
ごめん、気づかなかったよレミリア。
俺に会う為に、霧を出してくれたんだね?

咲夜さんに殺されました。

すいません、気づきませんでした、幽々子様。
俺と花見をする為に、春を集めてくれたんですね。

喰われました。

だめだよ輝夜。
いくら俺と2人っきりになりたいからって、密室にしちゃね?

師匠に実験台にされました。

500 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21:01:03 [ uh.p0cSk ]
>>498
魔理沙「ああ、いいぜ。浮名を流す相手ならパチュリー、霊夢、チルノ。それにフランドールにレミリアといるからな。もう一人増えてもたいしたことないさ。え?本命は誰かって?そ、それは…………その………誰にも言うなよ。あの…………実は香霖なんだ」

501 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21:18:51 [ D3moUM7. ]
レミリア様がなぜか混ざっているのに出てこないアリス超カワイソス。

502 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/04(火) 21:55:14 [ sNZ5ZiMQ ]
魔理沙「アリス?ああ、そういえばいたな。でも、あいつと私ってあんまり仲良くないぜ。いや、何かアリスの方がこっちを避けてるみたいなんだ」

そのころアリスは…………

アリス「ああ、私ったらほんとに素直じゃないんだから。どうして魔理沙の前だといつも正直になれないんだろ。魔理沙…………でも、私はあなたのことが大好きなの」

ツンデレも時と場合によりけり。ツンは伝わってもデレが伝わらなければ片手落ちだってけーねが言ってた。

503 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/05(水) 21:30:29 [ DdVH6CiU ]
 馬鹿みたいに長い失恋ネタです。

 ちょっとした昔話だ。
 ある青年が、一人の少女に恋をした。
 青年は幻想郷の外から来たただの人間。
 少女はかつて蓬莱の薬を飲んでしまったただの不死の人間。
 青年は本気で恋をした。少女もまた、青年を愛するようになっていた。
 ただ、青年と少女とで決定的なまでに違う点が一つあった。
 彼女が不老不死だということだ。
 少女は老いず、死なず、変わることのないその命にいい加減飽いていた。しかし黄泉という名の安息は決して訪れることはない。
 少女は青年の告白を受け入れられずに去っていった。
 青年と少女は出会ってはいけなかったのかもしれないし、逆に青年と少女こそ出会うべきだったのかもしれない。
 いずれにしろ、それから長い時が流れることとなる。

 「妹紅っっっっッ!」
 輝夜の五体を引き裂かれるような絶叫が竹林にこだました。
 普段の淑やかな彼女からは想像もつかない、心の奥底から搾り出されるような叫び声。
 その瞳は、目の前の信じられない光景のみを食い入るように見つめていた。
 名を呼ばれた少女、藤原妹紅の全身が炎に包まれている。
 それは特別おかしくはない。彼女は炎を操り不死鳥を使役する。炎に身を包みその体そのものを贄としてさらに炎熱の激しさを増すのが彼女の得意とする戦法だった。
 けれども、目の前の炎は明らかに違った。
 吐き気を催すような毒々しい灼熱の紅蓮。
 邪な意志を持ち、見るものを狂気へといざなう様なその蠢き。
 天を焦がさんばかりに吹き上がる揺らめきすら、この世のものではない何か別の法則にのっとって動いているかのようだった。
 言葉では同じ炎だ。だが、何もかもが違う。幻想郷にあるどのような炎。それこそ竈の火から火山の溶岩さえも見てきた輝夜だが、このような火炎は一度も見たことがなかった。
 熱い。妹紅が立つ地面が焼け焦げて黒く変色し、目の前の草と竹が次々と炎熱にあてられて異様な速さで枯れていく。
 あまりにも異常な光景。まともに見たら間違いなく発狂する真の満月を見ても異常をきたさない輝夜でさえ、その炎を直視していると気が狂いそうになるのを感じた。
 「姫…………お下がりを。あれは危険です。私たちの知るものではありません」
 隣の永琳がそっとささやくが、輝夜には聞こえていない。
 彼女が見ているのは、ただ炎に身を焼くに任せている妹紅の姿だけ。耳に聞こえているのは、その業火の吹き上がる音だけ。
 妹紅は、こちらを見ていた。
 炎に焼かれるのは特別なんともないのか、呆然とする輝夜とは対照的に穏やかな表情で輝夜を見ていた。
 輝夜は、たしかに聞いた。
 さよなら、かぐや。
 その声を。
 耳にではなく、心にだったのかもしれない。
 それを最後に、妹紅の姿は炎の中に消えた。
 一瞬で、終わった。
 灰燼に帰す。
 文字通りの、消滅。
 五体が崩れ、炭化する暇さえなく灰となり消えていく。
 燃えるものがなくなれば、炎は消えるのが道理。
 あれほど激しかった異形の炎は、その凄まじさからは滑稽に思えるほどに一瞬で消えてなくなった。
 肌を焦がすほどの熱風が吹きぬけた後、そこには焼け焦げた地面だけがあった。
 「妹紅…………」
 もう一度、魂が抜けたように輝夜は呟く。
 着物のすそを引きずりながら、黒焦げになった地面にまで幽霊のように近づいていく。そこには何もない。灰の一つまみさえも残っていない。
 いつもなら、この後何事もなかったかのように妹紅は空間から五体満足の状態で姿をひょっこり現してくるはずだった。
 けれども、今回に限ってはただ沈黙だけがその場を支配している。
 「何で…………蘇ってこないの…………なんで?」
 誰ともなしに輝夜は虚ろに呟く。あまりの衝撃に泣くことさえ忘れてしまったかのように、ただ空っぽに。
 気が狂うほどの、心を抉られるような静けさ。
 けれども、

504 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/05(水) 21:32:26 [ DdVH6CiU ]
 「魂魄のその一切を焼き尽くすほどの炎熱が、この世にあると思うかい?」
 輝夜が眼を上げると、竹林の間から一人の青年がゆっくりと出てきた。手には分厚い本を一冊持っている。外見から察するにどうやら魔法使いだろう。
 「幻想郷にはない。現世にもない。精霊の炎でも悪魔の炎でも地獄の炎でも、蓬莱の人の魂魄を遍く灰燼に帰せしめるほどの力はない」
 「あなたが、妹紅を殺したのですか?」
 いつの間にか傍に立っていた永琳が鋭く問いかけるが、青年は肩をすくめた。
 「違うね。彼女を殺したのは時間さ」
 青年もまた、逆に問いかける。
 「あなたたちは、彼女の言っていた月の方々らしいね」
 「ええ」
 「なら、話が早い。見てのとおり、彼女はもう蘇らない。どこにもいない。魂魄全てを焼き尽くされ、決してここに帰ってくることはない。永眠したのさ」
 「無理です。そんなこと…………」
 「ありえないってね。私だってそう思っていたさ。そのとおり、現世ではありえない。この世ではありえない。ならば、この世ではない異界の存在ならば、それは可能ではないかな」
 永琳は黙った。目の前の青年の正気を一瞬疑ったからだ。異界のことなど、どうして現世にいるものにわかるだろうか。けれども青年は何の表情も顔に浮かべぬまま、手に持っていた一冊の古びた本を掲げた。
 「この『死霊秘法』に記された召喚の術式。星の彼方に住まう灼熱の邪神をこの世に喚起する禁忌中の禁忌。儀式を執り行い呼び出された炎はこの世のものではない。あなたたちも見ただろう。あれは絶対にこの世界にあってはいけない異界の業火。全ての生けるものが嫌悪すべき邪悪の神火。けれどもあれならば、あの神そのものが具現した炎ならば、たとえ蓬莱人であろうとも耐えることはできない。文字通り、死に絶える」
 気の遠くなるほどの長い時を生き、人類とはかけ離れた文明を築いた月の民である永琳と輝夜。その二人とも全く知りえない事実を、青年は淡々と語った。
 「帰りたまえ。彼女はもうここにはいない。妹紅は死んだ」

505 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/05(水) 21:33:30 [ DdVH6CiU ]
 青年のその言葉に、初めて輝夜が反応した。
 「どうして……殺したの」
 ようやく失っていた感情が戻ってきたのか、輝夜の頬を一筋の涙が伝った。
 「大好きだった……。私のことを嫌いだったことも、私のことを求めていたことも、やがて私のことをちょっとだけ好いてくれたことも、なにもかもひっくるめて私は妹紅のことが大好きだった。愛しくて愛しくてたまらなかった。永遠に一緒にいてくれるって信じてた…………。なのに、どうしてあなたみたいなただの人間が…………」
 青年は、一瞬だけ後悔するようなそぶりを見せたが、ぽつりと
 「あなたも……彼女のことが好きだったのか」
 返答はない。けれども言葉などなくても、答えはまざまざと伝わってくる。
 「私も、若いころに彼女に恋した。助けてもらったのがきっかけでね。自分でも驚いたけれども、どれだけ時間が経ってもこの気持ちは変わらなかった。そして、嬉しいことに妹紅も私を愛してくれていた。もう、だいぶ昔の話さ」
 青年は目を横へ向け、少し前まで妹紅が立っていた場所を見つめた。
 「私のほうから告白したけど振られてね。私だってお前のことはとても好きだ。でも自分は永遠を生きる人間。お前はすぐに死んでしまう。一緒になるべきではないって言われたよ。だったら魔法を極めて不死を手に入れてみせる。いや蓬莱の薬だって作ってみせるって息巻いたけれども、彼女は去っていった。ただこう言い残してね」
 青年はため息と共に、一言呟いた。
 「永遠に生きることは重荷だ。人という存在は永遠に生きることなど耐えられない。もし死ねるのならば、死んでやり直せるなら、私はそうしたい」
 再び、青年は輝夜を見る。
 「あなたたち月のものには分からないだろう。人間は永遠に生きられない。たとえ体が生きても、精神がそれを拒絶する。親兄弟が死に、親しいものが死に、出会ったもの全てが死んでいなくなるのに、自分だけが取り残される孤独。妹紅はその孤独に苛まれていたし、そして誰も自分のように苦しんで欲しくないと願っていた」
 輝夜は無言。そして横に立つ永琳もまた無言。
 「だから、私は魔術を極めた。唯一つの理由のために。彼女を永遠の苦輪から解放するという、ただそれだけのために禁忌に手を染め、異界を覗き見、正気と引き換えに禁断の知識を脳に刻み付けた。そして、それは今ここに成就した。妹紅に全てを話して、自分ならば君を殺せると提案してみた。提案しただけだ。選ぶのは妹紅の権利だ。長い間考えた末に、彼女自身が選んだ結論がこれだった。妹紅は永遠に現世を彷徨うことはない。誰の死をも苦しむことはない。魂魄を焼き払ったから冥界に行くこともない。ただ世界の中にようやく戻り、全てが新しく始まる転生の時を待っている」
 青年の独白は終わった。
 妹紅を女として愛したものと、妹紅を友として愛したものとが、ただじっと顔を向かい合わせたまま立ち尽くしていた。
 「そう…………」
 やがて、輝夜は袖で流れた涙をぬぐった。もう、取り乱した様子はない。いつもの静かな、月の姫君に戻っていた。
 「よく分かったわ。私はこの永遠で満足していた。妹紅も永遠を生きるものとして満足しているものと思っていた。けれども、それは違ったのね」
 「人間である、私の視点から見れば」
 「故人のことよ。どう推察してももう分からないわ。御礼を言うべきかしら、私の愛した妹紅を解放してくれたことに。…………けれども、私は親しい友人を殺したあなたを許すわけにはいかない」

506 名前: ある幻想郷の記録の作者 投稿日: 2005/10/05(水) 21:34:47 [ DdVH6CiU ]
すみません。もう少し続けさせてください。ちゃんとオチはつけますので。

507 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/07(金) 17:40:01 [ 5p/qqxtg ]
ひさびさの長編GJ

508 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/07(金) 20:08:56 [ DBBOBaSs ]
←続きを楽しみに待つ人

509 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/07(金) 20:59:51 [ JeYA/8fM ]
|゚∀゚)……

510 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/09(日) 00:41:27 [ ojz1oYcI ]

僕はいつの間にか向日葵畑に居た。
いつ何時でも太陽の方を向く向日葵。それはまるで太陽という歌手を見る
観客といった感じだ。
どうして僕は、こんな所に居るんだろう?
その疑問はここに来た時点で、とっくに捨てた。
この広い大きすぎる向日葵畑の景色を見ていたら、いつの間にかそんな疑問は
吹き飛んでいた。
「あらあら、ただの人間がこんな所に何の御用かしら?」
と、僕の背後からそんな気楽な声が聞こえた。
振り返ると、そこに立っていたのは傘を差した一人の女。
そのあまりにも自然な光景に、僕は一瞬、心を奪われていた。
「さぁ、話して。ここに、何の用なのか」
その女は僕に向かって再度問い掛ける。
「別に、特に用はないですよ。気がついたらここにいたんです」
「そう…」
僕のその言葉に、彼女は表情を変えずに小さく息を吐く。
ざわ…ざわ。
何故だろう?彼女と言う存在が現れたときから、妙な違和感を感じる。
その証拠に、奇妙なことに向日葵が騒いでいるような感じがするのだ。
「あなた、人間よね?」
「えぇ、まぁ…」
ドクン
心臓が高鳴る。今まで感じた事のないような圧力。
その威圧感が彼女から出ているものだと、ようやく僕は気付いた。
「さぁ…どうする?」
今までにない恐怖。足は震えて立っているのもやっとだ。
蛇に睨まれた蛙のように、僕は動く事が出来ない。
その彼女の笑顔は、僕の恐怖を増長させる。
「さぁ、あなたは帰りなさい」
「え?」
「帰りなさいと言ったの。十分に恐怖は味わったでしょ?」
いつの間にか威圧感と言うものはすっかりと消えて、震えは止まっていた。
あれだけの威圧感を出せるとしたら、相当な人間…いや、妖怪だ。
周囲の向日葵が落ち着きだす。
「あなたは…?」
「風見幽香。ここに住む妖怪」
彼女――幽香は振り返りながら言う。既に僕に対する興味は失ったようだ。
傘を差した後姿を、僕はずっと見送っていた。



奇妙な事に、あの時より僕は彼女のことが気になり始めたのだ。
僕がすぐに恐怖するほどの威圧感を持ち、その上それを隠さない
あの可憐な妖怪が。

511 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/09(日) 17:26:24 [ hcbWOMLw ]
幽香ってとらえどころがないから告白は非常に難しいだろうな。
まあ、神主の作るキャラはみんなとらえどころがないけど。

話の続き希望。

512 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/09(日) 21:35:09 [ j6UeXxtc ]
おれも幽香はいまいち分からん。
第一印象は余裕あるお姉さんってかんじだったんだが。
違う気もするし…。
でも対戦相手としては好きだ。
ひまわり避けが快感になりつつある。


>>506
ツヅキマダー?

513 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:09:40 [ so1qTmYQ ]
 たいへんお待たせしました。リクエストが大変励みになりました。ありがとうございます。


 (続き)
 静かに、輝夜は右手を上げる。
 伸ばした人差し指。そこに光がともる。
 「難題を一つあげるわ。これから私が放つ弾幕は一条の閃光のみ。けれどもそれは確実にあなたの心臓を貫き、あなたを絶対に殺す。かわすことは不可能よ。私は永遠と須臾を操るから、どんなにあなたに届くまでに時間がかかろうともそれを一刹那にすることができる」
 相手に逃れられない死を告げながら、なぜか輝夜はほほえんだ。
 「今から五つ数えるまで待ってあげる。五つ数え終わったら、閃光は放たれる。数え終わるまで私は何もしない。けれども数え終われば、必ず閃光は放たれる。さて、どうすればあなたは死から逃れることができるのかしら?」
 隣の永琳が何か言いかけ、けれどもまた黙った。
 青年と輝夜と目が合う。
 微笑する輝夜。その笑みは、あのとき炎に包まれていた妹紅とまるっきり同じ種類のものだった。
 青年は、うなずく。
 輝夜も、うなずく。
 「一つ」
 青年が手に持った本をおもむろに胸の高さまで上げると、ひとりでに本は開きページが次々とめくれていく。
 「二つ」
 空間を振るわせるような呪文の詠唱。これまでに存在したあらゆる言語とも似ても似つかない、軋るような唸るような呻くような聞いたことのない呪文。耳をふさぎたくなるような奇怪なリズムと胸が悪くなるような発声も、輝夜はものともしない。
 「三つ」
 詠唱を止めることなく、本を左手に青年は右手を輝夜に向ける。その手のひらに炎がともった。あのときと同じ禍々しい不吉な炎。
 蓬莱人の永遠さえも食い尽くし、舐め尽くす異界の神火。
 「四つ」
 炎が吹き上がり、狙いを定める。それは避けられぬ直線上にいる輝夜その人。
 輝夜は、ささやいた。
 さようなら、えいりん。あえてよかったわ。
 「いつ……」
 つ、までは輝夜は口にすることはできなかった。
 手のひらから放たれた炎が、狙い過たず輝夜に襲いかかり、その全身を包み込んだ。
 炎に耐性のない輝夜など、神火の前では妹紅のように姿を保ったまま焼かれることさえ許されない。
 一瞬で、燃え尽き灰となり消え去っていく。
 地面は殆ど焦げなかった。炎が焼く対象があまりにも早く燃え尽きたせいだ。
 もう、蘇ることはない。
 彼女もまた世界に取り込まれ、転生の中に還っていった。

514 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:12:59 [ so1qTmYQ ]

 後に残ったのは、最初から最後まで殆ど口を出すことのなかった永琳と、都合二人を炎の犠牲とさせた青年だけ。
 「終わりましたね」
 「ああ、そうなるかな」
 永琳はまるで、何事もなかったかのように平然としていた。
 「さて、あなたはこれからどうします?まだ研究が残っているのでは?」
 「くくくっ、こう見えていろいろ延命やら不老やらの術の厄介になっていてね。分かると思うけど見た目ほど若くないんだ、私は。それに研究にだいぶ正気をつぎ込んでね。遠からず気が狂うことになりそうだよ。まして、研究の成果など人に教えるべきものじゃない。あれは人間も妖怪も身を破滅させることにしか使えない知識だ。ここに来る前に全部処分したよ」
 青年の額を、脂汗がつたった。
 がくりと、不意に膝をつく。
 「結局…………何も救えなかったな。私は」
 「いいえ。永遠などどこにもありはしません。姫はあるとお思いだったかもしれませんが、永遠に互いに愛し合い、仲良く暮らすことなどできません。長い時の果てには幻想郷も滅びますし、月とて遥かな未来にはこの星よりなくなるでしょう。いいえ、この星さえも、やがては太陽に飲み込まれ滅びる定め。いつかはあなたが手を下さなくても、蓬莱人さえも滅びることでしょう。時間が姫たちを殺すよりは、はるかによいことだったと私は思います」
 「だったら……いいけどね。私だって、妹紅をもっとよい形で救いたかったよ」
 「それは、世界がするべきことです」
 「ああ………本物の神がおられるのだったら…………そう祈りたい」
 突然、青年の左手が燃え上がった。青年は驚くこともなく、炎を見つめる。
 「二度の召喚は負荷が大きすぎたようだね…………。私もまた、邪神の炎に焼かれることになりそうだ…………ちょうどいい」
 左手に握ったままの本が燃えて灰となっていく。炎はどんどんと青年の体を包み、禍々しい光と熱で彼の存在をこの場から消し去ろうと牙をむく。
 「最後に…………一つ言っておくよ」
 「どうぞ。遺言ですか?」
 「いいや…………」
 まだ無事な顔で、青年はにやりと笑った。魔法使いの顔で。
 「私を焼くこの炎…………これも神火でね。私が死んでもしばらく燃えるだろう…………。姫と妹紅の後を追いたいのなら………使ってかまわないよ」
 それだけ言うと、青年は力尽きたのかうつ伏して倒れた。
 もう、頭を上げることも動くこともない。炎は自らを呼んだ主を焼き、轟々と音を立ててさらに燃え上がる。
 あたかもそれは、弔うものもいない火葬の炎のように。
 永琳はただ、じっとそれを見つめていた。

515 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:14:34 [ so1qTmYQ ]
 「どうだ、藤原。新しい学校にももう慣れたか?」
 「はい。すっかり。ここがもともと私の学校だったくらいに」
 「それはよかった。君にはよき先輩がすぐにできたからな」
 「あ………分かりました?」
 「もちろんだ」
 放課後となった学園は、急に慌しくなる。部活に向かうもの、寮に戻ろうとするもの。逆に手持ち無沙汰になってうろつくもの。
 ホームルームを終えて教室を出た私の隣を、一人の生徒が歩調を合わせて歩いている。
 藤原妹紅。先日両親の都合でこの学園に転校し、私の受け持っているクラスにやってきたばかりの生徒だ。
 広大な敷地に建てられた女子専門の学園。私はそこで国語の教師をしている。私の実家は何てこともない平凡な家だったが、ここに通う女の子たちはみんなお嬢様ばかりだ。少々場違いだと自分でも感じることもあるが、教えることは楽しく、またやりがいがある。
 転校初日からいろいろと学校の中で面倒を見てやったせいか、藤原は親しげなそぶりを見せることが多い。今日もこうして、わざわざ職員室に戻るだけの私の隣を、こうして彼女は歩いている。
 はたから見れば、私たちはどう見えるのだろうか。
 「でも先生。先生には恋人とかっていないんですか?」
 何がどう繋がって「でも」なのかよく分からないが、急に藤原がそんなことを私に尋ねる。
 不意の質問に、なぜか私は黙った。
 「恋人…………か」
 思えば、女性と親しくした経験など殆どない。
 告白されて付き合ったことはある。けれどもすぐに別れてしまった。
 なぜだろう。私を見つめる昔の彼女の顔。
 そこに誰か、別の見たこともない少女を一瞬だけ幻視してしまうのは。
 「ああ。いないな」
 私は当たり障りなく答えたつもりだが、藤原は足を止めた。
 おいてそのまま歩くのも不自然なので、必然として私もまた足を止め、彼女の方を向く。
 「女の子って苦手です?」
 「いや、そういうものではないのだが……。ただ機会がないだけだ」
 どうしてそのことに彼女がこだわるのだろうか。私が解せずにいると
 「だったら、私が恋人に立候補してもかまいませんか?」
 突然の一言に、心臓が止まった。
 冗談はよせ、となぜか口に出せなかった。
 こちらをじっと、身長差ゆえに半ば上目遣いに見つめる藤原。
 その顔に、
 懐かしい何かを、
 遠い日の、見たことも訪れたこともないどこかの記憶を、
 悲哀でしか語れない追憶を、
 幻視した気がした。

516 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:15:56 [ so1qTmYQ ]
 「…………うそ」
 「は?」
 いきなりにやっと笑う藤原に、思わず間抜けな声がもれる。
 「だ・か・ら・う・そ。あっ、先生本気にしちゃいました?だったらごめんなさい。でも教師と教え子の恋愛なんてだめですよ」
 「わ、分かっているそんなことは。先生をからかうのはいたずらでもよせ」
 「謝ってるじゃないですか、ごめんなさいって」
 「まったく、誰かに聞かれたら冗談ではすまないことだ」
 困ったことだ。どうにも生真面目な性格が災いして、私はまれにこうして教え子にからかわれる羽目になる。悪意はないのだから余計どう対応していいのか分からない。
 再び廊下を歩き出した私に、それでも藤原はついていく。
 「でもね、先生」
 今度は、打って変わって真面目そのものの声だったので、やはり私は仕事柄返事をしてしまった。
 「どうした」
 「これは本当の話ですけど、先生と私ってどこかで会ったことがありませんか」
 私は歩きながら横を向くと、藤原はこちらを見ないでまっすぐ前を見ていた。
 どこか、遠くを見るような目つきで、独り言のように続ける。
 「初めて先生と会ったときに、一瞬だけ感じたんです。この人と私ってどこかで出会っているんじゃないだろうかって。デジャヴって知ってますよね。そんな感じです。他人のようには思えないんです。ずっとずっと昔、本当に思い出せないくらいに遠い昔に、私と先生はお互い会っていたような気がするんです」
 「……………………」
 何も言えずに、私は彼女の横顔を見ていた。
 「先生は、そう感じません?」
 感じる、と答えるべきなのだろうか。私の感じていた幻視の正体が、これなのだろうか。
 心の奥で、恐らくそうだと思っていた。この少女こそが、私の幻視の見せる少女なのだと本能が告げている気がした。
 けれども私は、首を横に振った。
 「理屈では、そんなことはないはずだ」
 「そうですか。そうですよね…………」
 少し残念そうなそぶりを見せた藤原に、私はけれどももう一言付け加えた。
 「だが、もしかしたら偶然に偶然が重なって、そうなのかもしれないな。あるいは、お互いが覚えていないほどの昔に」
 「前世って信じます?」
 「いや。オカルト関連に興味はない」
 私は、自分の心に生じた思いをそのまま封じた。たとえそれが計り知れない造物主のいたずらで事実だとしても、昔は昔のことだ。今の私たちが負うべきものではない。

517 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:16:56 [ so1qTmYQ ]
 「あ、先輩。それに八意先生」
 ふと、横の藤原がひどく嬉しそうな声を上げたので、私は前に眼を戻した。
 「あら、妹紅じゃない。それに先生も」
 「こんにちは。奇遇ですね」
 見ると廊下の向こうから歩いてくる、私と同じように生徒と教師という一組。
 一つ上のクラスの生徒会役員の蓬莱山輝夜に、そこの担任の八意永琳だった。
 「ごきげんよう」
 丁寧に私たちの前で一礼する蓬莱山。大企業の一人娘という肩書きにまるで恥じない挙措だ。しわ一つない制服も、綺麗に伸びた烏の濡れ羽色の髪も、日本人形のような整った容貌も、まさに良家の令嬢といった感じだ。
 「先輩、どうしたんですか」
 「あら、藤原ったら約束を忘れたわけ。今日は放課後に図書室で調べ物って言ったでしょ」
 「はい、だからこれから行こうと…………」
 「もう。たまには迎えに行かせなさい。待っているあなたに会いに行くのもまた楽しいんだから」
 「せ、先輩……その、嬉しいです…………」
 なにやらずいぶんと深く感じ入っている様子の藤原。そうなのだ、藤原がこちらに転校してからというもの、この蓬莱山が何かと藤原の世話を焼いてくれているのだ。さっそく藤原は生徒会の書記に抜擢され、今ではまるで社長と秘書のようになってしまっている。
 「ほら、はしゃがない。リボンが曲がっているわよ」
 「あ…………」
 藤原の頭に手をやって、髪に付けたリボンをそっと直す蓬莱山。目を細めた藤原は借りてきた猫のようにおとなしい。
 友人というよりは蓬莱山が可愛がっていると形容した方が正しいのだが、藤原もその熱愛を一身に受けてまんざらでもないらしい。いや、大いに喜んでいる。
 「でも藤原、何か先生とお話があったんじゃないかしら」
 「いや、ただ職員室に帰る途中で一緒になっただけだ。安心しろ、藤原を取りはしない」
 「ふふ、先生もだいぶ冗談が言えるようになってきましたね」
 そっと蓬莱山は藤原の手を取る。
 「では、藤原を借りていきますね、先生」
 「ああ。生徒会の仕事は頼むぞ」
 「もちろんです。それでは、失礼いたします」
 手を軽く引っ張られ、私の横を通り過ぎる藤原。
 こちらを見て、目だけで挨拶するその目は笑っていた。
 まるで抱きとめられるように、藤原は蓬莱山の隣にきれいに収まった。
 「さあ、行きましょう。あなたがいてくれて私も助かるわ」
 「はい、先輩。そういってくれると嬉しいです」
 肩を並べよりそって廊下を歩いていく二人は、仲むつまじい、という言葉がぴったりと当てはまる様子だった。

518 名前: ある幻想郷の記録 投稿日: 2005/10/09(日) 23:19:03 [ so1qTmYQ ]
 私がそれを見ていると、横で声をかけられた。
 「教え子と堂々と逢い引きだなんて、先生も隅に置けませんね」
 「冗談はよしてください。ただでさえ生徒によくからかわれるんですから」
 「あら、それは先生がそれだけ生徒に愛されてるってことなんですよ。むしろありがたがるべきです」
 そう言ってのけるのは八意先生だ。化学を担当しているため、いつも無造作に白衣をひっかけているが実はかなりの美人で、これでも博士号をもつ天才だとか。
 「でも、藤原さんは先生と仲がよいみたいじゃないですか。告白なんてされたりしません?」
 「もう少し若かったら、私のほうから告白していたかもしれませんね」
 そう言うと、少しだけ八意先生は驚いたような顔をした。
 「本気ですか?」
 「ええ。何か?」
 「いえ……先生もおっしゃるときはおっしゃるんですね」
 私は笑って、はしゃぎながら遠ざかっていく二人を見つめた。
 「藤原に言われましたよ。私と自分がどこかで会ったことがないかって。まるで前世の因縁のようなことをね」
 「あら、それなら私も蓬莱山さんに言われましたよ。先生と私はもしかしたら前世で知り合いだったのかもしれないって。先生もそうだったんですか」
 不意に私と八意先生は顔を合わせ、探るような目で互いを見た。
 「もしかしたら…………」
 「私と八意先生も…………」
 その交錯する視線の向こうに、何かを見つけようとして。
 …………けれども。
 「そんなわけないですよね」
 「ええ。きっと気分の問題ですよ」
 二人は、お互いのしていることがおかしくて少しだけ笑う。
 他人のようは思えない、か。
 ならば何をもって「他人」と「知り合い」を区別するのか。自分以外は全て平等に他人だというのに。
 私と藤原が、かつてどのような形で出会い、関係を持ち、そして別れたのかは興味がない。
 私は私であり、過去は過去である。
 現に今、藤原妹紅はとても幸せそうだ。
 これが一番大事なことだ。
 それ以外にいったい、何を望むというのだろうか。私と藤原はもしかするとかつて恋人であったかもしれない。そのときの自分は彼女を幸せにしようと願ったのかもしれない。
 ならば、これこそがその成就だ。
 彼女の隣には私ではなく、蓬莱山輝夜がいる。本当に仲のよい親友として。
 彼女が幸せなら、私は幻視の眼を閉じたままでいい。
 それが、妹紅の得た幸せならば。
 それが、私の得た幸せなのだから。


 …………え〜、長すぎて申し訳ない。これでおしまいです。
 なんか結局妹紅の隣にいるべきなのはてるよじゃないかと思いまして。仲良きことは美しきかな。
 余談ですがえーりんも最初は生徒でしたが制服が似合わないということで教師に。やっぱり年齢ががががg

519 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 00:52:09 [ WRuOqk0. ]
僕はその次の日もその向日葵畑に来ていた。
あれだけの恐怖を与えられても、尚ここに来たと言う事は
結構、酔狂な人間になるようだ。
「また来たの?」
居るだけで威圧されるような、その笑顔。
そしてそれに似合わないゆったりとした声。
「えぇ、また来ましたよ」
周りの向日葵はざわざわと音を奏でて一斉に僕の方を向いた。
恐怖と言うよりも、むしろ歓喜。
僕と彼女がここに来たと言う事を喜ぶような向日葵のざわめき。
「本当の恐怖を教えて欲しいのかしら?」
「昨日までで十分に教えてもらいましたけどね」
彼女は笑顔で表情を固めながら、僕を見る。
昨日で十分、彼女の恐怖は味わった。威圧にも、ちょっとだけ慣れた。
その証拠に、足は昨日ほど震えてはいない。
「あなたは何でここに来たのかしら。ここはあなたの様な人間が簡単に足を踏み入れて
いい場所じゃない。帰りなさい」
優雅に何かの花びらが舞い上がり、彼女――幽香の周りに集まってくる。
「僕は…」
「あなたのことはどうでもいいわ。ここの向日葵は侵入者に過敏なの。
さっさと出て行きなさい」
「…嫌です」
幽香はビックリしたように、僕の方を見ていた。
やがて、その顔が不敵に崩れた。
「ふうん…つまり、あなたはここで虐められたいのね?」
「…そういう訳でもないんですけど」
「じゃあ、どういう訳かしら?」
その笑顔。屈託のない笑顔に対して、僕は目を逸らした。
僕の様子があまりにも不自然だった為か、幽香は訝しげに
顔を覗き込む。

520 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 00:53:18 [ WRuOqk0. ]

「ぼ、僕は…」
ただ好奇心の赴くままに、ここに来たと言ったら彼女はどんな顔をするんだろう?
また帰るように言うんだろうか?
「…あなたが、気になったから」
言うのは恥ずかしかったけど、僕は本音を言った。
ただの好奇心とか、そういうのは多分建前で、僕は彼女が
気になっているんだろう。
「そ、そう。私が気になったの」
「はい」
「…だったら――」
周りに漂っていた花びらが一斉に巻き上がる。
「あなたを虐めてもいいわよね?」
それは明らかな攻撃のサイン。目の前の彼女は僕に恐怖するように
威圧すらかけている。
しかし、先ほどの言葉で動揺したのか、昨日と比べるとその威圧感は
まるで涼風だった。
「どうぞ。僕を…虐めたいんでしょう?」
「…!」
僕の身体に次々に打ち込まれていく花の弾。
肉を貫いているのか、それとも貫いていないのか、感覚が
なくなるまで僕は立っていた。
幾多もの弾が打ち込まれて、ようやく気が済んだのか幽香は僕に背を向けた。
当の僕はと言うと、既に地面に倒れていた。
妖怪は人間を食らうものだし、正直、彼女に食われても悔いはない。
そんな事を考えながら、僕の思考はフェードアウトしていった。

521 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 00:54:40 [ WRuOqk0. ]

意識が次第にはっきりとしてくる。それに伴って蘇ってくる痛覚。
背景は既にオレンジとなっていた。
「目が覚めたかしら?」
僕を見下ろす形で幽香が立っていた。
きっと僕を傷つけた罪悪感なんて欠片もないだろう。
「…まぁ、一応は」
まだ痛む体を押さえ立とうとするが、力は入らない。
それにしても…僕は食われなかったのか。ある意味、運が良かったのかもしれない。
「さぁ、帰りなさい」
ゆったりとした笑顔で話す幽香。
「ダメですよ。僕は、まだあなたに名前すら教えてないんですから」
「聞いていないわよ」
ふぅ、とため息を吐く幽香。
どうやら、僕の様子に完全に呆れているようだ。
「どうして私にそこまで関わろうとするのかしら?私はあなたのような人間が足元にも
及ばない妖怪よ?現にあなたは私相手に満身創痍よ。あなたは人間として
おかしいわ」
確かに、ここまでされて尚も関わろうとする人間は異常者以外の何者でもないだろう。
何で僕がここまでしているのか、自分でも分からない。
しかし、推測なら…いくらでもある。
「僕は…きっと、あなたが好きなんだ。一日で咲く花があるように…
僕は初めて会った時にあなたに恋をした。その恋の花は…あなただけの物だ」
頭の中はすでに空っぽに近い。
こんなにも傷が痛むのは、妖怪に恋をしたから、神が罰を与えたのかもしれない。
でも、言う事ができた。
「もし叶うなら妖怪さん、ご返事を」
「…六十年」
彼女は言う。
「六十年…回帰の時が訪れて、あなたが私を忘れず、ここに来れたら考えてもいいわ」
どうやら今のこの傷じゃ、僕はもう助かりようがない。
眠い…。
どうやら『今の』僕はここで終わりらしい。『次の』僕はちゃんと彼女の事を
覚えてくれるだろうか?
「幽香…」
僕は最後に彼女の名前を呼んだ。

522 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 00:58:57 [ WRuOqk0. ]
向日葵畑を、僕は歩く。
ここに着いて間もないはずなのに、僕は何故かここに来た事がある気がした。
ひたすらに歩き、太陽を向く向日葵を僕は見る。
ここに来てから、何故か威圧感を感じて、それでいてやっぱり妙な
懐かしさを感じていた。
「あらあら、ただの人間がこんな所に何の御用かしら?」
はっきりとした女性の声が響いた。
そして、向日葵達がざわめき立つ。
「さぁ、話して。ここに、何の用なのか」
「…僕は、あなたに会いに来たんです」
「…?」
「やっと、分かったんです。あなたが…風見幽香、ですね?」
次々と鮮明になる恐らく自分の記憶。
彼女に殺されたこと、最後に交わした約束。
もっとも、六十年経った今彼女が覚えているか分からないけど。
「あぁ、もしかして…あの時の?」
「覚えていたんですか?」
「あそこまで変な人間はあなたくらいなものよ」
「そう、ですか?」
「そうよ」
彼女は威圧するような笑顔でなく、柔らかな笑顔で
笑った。




すまん、勢いのまま書いた今は反省している。
そもそも、幽香の性格が結構違っている気がする。多分、これが自分の抱いている
彼女のイメージなんだと思う。
期待してくれた人、期待に添えなくて申し訳ない。
このまま、ちょっと吊ってくる。ノシ

523 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 01:37:34 [ cSC743LQ ]
ダブルGJ

524 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 06:51:57 [ 5MMvIJcU ]
>>518
制服永琳と聞いて
「天才ふしぎ少女エーリンのラジカルケミカル乙女チック学園ファンタジー」
という言葉を幻思したが…えwwだめ?wwちょwおまwえーりん睨まないでww

>>522
ひさびさにドリーム分を補給させてもらいました。
いいなぁこういうのいいなぁ。

両方GJでした。
俺もできるならしばらくぶりに愛を語りたいものだ。

525 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 14:34:22 [ fLGhCBzo ]
お待ちしています。

526 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/10(月) 17:05:20 [ UbqYWF9Q ]
(わくわく)

527 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/12(水) 17:40:29 [ ulkobMvM ]
霊夢に殴られたい

528 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/12(水) 18:27:59 [ Njbym132 ]
  /\/ i
 「` ´:::::::::ヽ
  i :::ノ_,ル,_:::〉
  !:::l:!‘д‘ノリ  パーン
   ⊂彡☆))Д´)←>>527

529 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/13(木) 01:46:51 [ 4avbXSBY ]
>>527
いいなぁ…

530 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/13(木) 22:55:35 [ wCw6Z8rY ]
他の人がネタを書いてくれるまでの繋ぎ程度に

真夜中の永遠亭。
僕は竹林で倒れている所を、拾われて介抱してもらった。
幸いにも拾われた場所は人の住む場所だった。いや、妖怪なんかも住んでいたけど。
数日後には、すっかりと調子も良くなり僕はこの永遠亭で色々と手伝いをしていた。
一宿一飯の恩義…どころじゃなくて、すでに五宿十五飯もなっていれば手伝う気にもなる。
「永琳さん。これは何処に置けばいいですか?」
「あぁ、それはそっちの大き目の棚の方に入れておいて」
「はい」
と、まぁ…こんな感じで適当に日々を過ごしている。
永遠亭の人…妖怪達は普通に話すことは出来るんだけど、一人だけ僕と
全く会話をしない者がいた。
「あら、ウドンゲ…」
「あ、鈴仙」
「……」
そう、月の兎(らしい)である鈴仙=優曇華院=イナバだ。
彼女が率先して、僕を介抱してくれたらしいけど…。
僕が起きてからお礼を言ったきり、それだけしか会話がなかった。

『あ、キミが僕を…ありがとう』
『どういたしまして』
そんな感じだった。
事務的と言うか何と言うか…僕に警戒しているのかどうも刺々しい態度だった。

「…師匠、例の花の毒性についてなんですけど」
「あぁ、アレの事ね。アレは――」
見れば見るほど、不思議な感じだ。
見た目は僕みたいな人間と変わらない。でもその耳だけは兎の耳。
狂気を操るらしいけど…見たことはない。
「それじゃ、掃除に戻りますね」
永琳さんにそう言っておき、外に出て行く。
ちらりと鈴仙が僕の方を向いたけど、特に感情を持って僕を見ていると言うわけではない。
ただ淡々と僕を見る。
目が合うと…軽い立ち眩みがした。

531 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/13(木) 22:57:04 [ wCw6Z8rY ]
そんな日々が続き、既に僕は居候扱いになっていた。
さすがの僕も掃除くらいは出来るし、ここについて色々学ぶのも意外に楽しくて
人間界になかった充実した日々を送っていた。
「ふぅ、あとは…風呂掃除か…」
相変わらず、ここを掃除するのが大変だ。
無意味に廊下は長いし他の妖怪兎が手伝ってくれなかったら
一日かかるだろうし、大浴場に近いこの風呂を掃除するのに
一時間はかかる事が容易に想像できる。
とりあえず必死になりながら風呂場をタワシで擦り始める。
洗剤なんてものがあるわけもなく、全てタワシだ。
「…何であの娘は、僕を避けるんだろう」
もちろん鈴仙の事だ。
鈴仙のことを考えると妙に気が高揚する。
多分、彼女の瞳を目が合うたびに見ているからだろう。
それよりもどうして僕は彼女の事ばかり考えるのか?
「まぁ、いいか…」
考え事をしている内に風呂掃除は既に大体終わっていた。
今日は永琳さんから借りた本を少し読もう。そうすればちょっとは
考えることもなくなるだろう。そう思い戸を開ける。

ガラガラ

「……あ」
「……」
戸を開くと、目の前に居たのは僕が悩んでいる張本人だった。
それだけなら特に問題はないんだろうけど、その張本人――
鈴仙は妙に露出度が高い服を着て…いや、彼女は脱衣所で服を
脱いでいたのだ。
つまり、僕が見ているものは……
思考がフリーズする前に、鈴仙の顔が真っ赤になっているのに気付いた。
口を金魚のようにパクパクさせて、『どうしてここに?』といった瞳で見ている。
「きっ…!」
叫ばれる!
そう感覚的に悟った僕は一瞬で鈴仙の口元を押さえた。
まるで犯罪者になった気分だった。
「…ごめん」
鈴仙の耳元で、僕はそう呟いた。
悪気があったわけじゃない…。謝って済む話じゃないのも分かっている。
「…本当に、ごめん」
口元の手を外して、僕はすぐさま浴場から出て行った。
「僕は…最低だな」
好かれるどころか、普通に嫌われた気がする。
…このままだと自己嫌悪に陥りそうだ。
今日は本も読まずに寝るとしよう。
それにしても、綺麗な肌だったなぁ…
とりあえず、明日は…


(選択肢)

(土下座するくらいの勢いで謝る)
(開き直る)


上・(脳内設定の一般的な)鈴仙ルート
下・ツンデレの鈴仙ルート

お好きな方をどうぞ。

532 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/13(木) 23:36:42 [ 5RZyxk9Q ]
下下下下下下下下下下
つんでれ厨の俺様がきましたよっと

533 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/13(木) 23:47:59 [ 0oSjwOfg ]

ツンデレの鈴仙…新たな領域に踏み込めそうだ

534 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 00:16:48 [ 9TnTTxI6 ]

普通に甘い話が見たい気分です。

535 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 01:22:45 [ WMgVknzM ]
上上

536 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 07:03:09 [ 7nEZ9zZQ ]
右左右左BA

537 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 10:24:04 [ bdjfXqks ]
無敵コマンド吹いた。

じゃなくて…下で。普通の鈴仙は見飽きたし、>>530の文章力に期待…とかプレッシャーかけてみる。

538 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 16:37:09 [ 1TJ/RbRw ]
上で。
俺も甘い話が読みたい

539 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 17:07:53 [ 6K9Ah8JE ]
両方 ってのは無しか?w
どっちもかけるならぜひみたいが
どちらかと言われると上。

最悪ノ場合下は俺が書く(ぉ

540 名前: 530 投稿日: 2005/10/14(金) 19:07:41 [ Wz8/hOwM ]
下:十二票
上:五票
右左右左BA :一票

何か思いのほか下が多かったけど、一応全部書くつもりです。

>>539
その作品がかなり見たいけど…出来る限り自分で書いてみます。

541 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 20:14:54 [ 6K9Ah8JE ]
超期待。
俺のは別な形でいつか格差。

つか、そういう数え方かよw
全部ってことは右左右左BAもかくのかw

542 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/14(金) 23:20:33 [ 1TJ/RbRw ]
十二票吹いたw
無理せんと頑張れよ

543 名前: 530 投稿日: 2005/10/15(土) 01:55:24 [ nrULar6Y ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0030.txt
ツンデレうどん一丁お待ちー。


ゴメン色々無理だったかもしれない。orz

544 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 04:52:35 [ 0MvKR.cA ]
>『さっきから居るんでしょ?入ったら?』
このへんとか
>『え、ちょっ…待ってぐりぐりが!痛い痛い!』
このへんにぞくっときた。

545 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 12:01:47 [ 3veU32.6 ]
>>544
多分下はてゐの台詞。でもいっか。思わずてゐをいぢめるツドンゲ萌え。

いやあいいよね異星人ってなんでもふ(オモイカネ蓬莱シェイカー

546 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 13:03:19 [ 1mf.Fols ]
545が何を言おうとしたのかが気になる。

甘甘鈴仙マダー?

547 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 14:12:25 [ 3veU32.6 ]
>>546
一応ネタばれになるので永遠亭異星人’sに止められました。

今更ながらフランちゃん相手に何かやるつもりです。

548 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 14:48:35 [ VWYhYU9g ]
素数を数えて落ち着く主人公に萌えた*´∀`)

549 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/15(土) 17:36:28 [ 3veU32.6 ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0038.txt

まあ、>>530氏のつなぎ程度にお読みください。微グロってます。

550 名前: 530 投稿日: 2005/10/16(日) 00:48:09 [ 4EH2HwIQ ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0046.txt
選択肢上、完成。

もうちょっと甘度が高くても良かったのか?
でも結局、期待はずれの可能性大。さぁ次は右左右左BAだorz

551 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 03:04:08 [ 2jRZM.WE ]
ちょ・・・
フラン可愛いなおい

552 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 03:55:14 [ H/A4ZHF. ]
>>550
もももももも萌えた。GJ。
*´∀`*)

553 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 08:08:59 [ vIhmET/U ]
>>549
フランでその展開はありなのか? ありなのか?!?
可愛すぎだ。。。

>>550
夢のある話だ。
具体的にはてゐ萌え(あれ?

554 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 18:16:22 [ HXqGNqMw ]
最近また活発化して嬉しい限り。
それにしてもここはうどんげネタが多いな。わりと慧音が少ないから書いてみようかな。

555 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 19:49:15 [ 4jIrDP3E ]
>>554
頑張れ、応援しているぜ

556 名前: 名前が有る程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 20:00:29 [ YYeqjbkw ]
ふむ、こっちは妖夢で書いていこうかな?
考えながら書いていくのはショート限定なので、
できるのには時間がかかると思われ。
ちなみに書き込ませてもらいます。

557 名前: 530 投稿日: 2005/10/16(日) 22:27:44 [ /iV1Bsew ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0063.txt
みんな、色々ゴメン…
ちょっと首吊ってくる。ノシ

こんなはずじゃ…なかったんだ

558 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 22:37:03 [ HR5oKHyU ]
>>557
あんたすげえぜ!
これからもがんばってくれよ!

559 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 22:59:08 [ YU3PfhYA ]
鈴仙「私のリロードはレボリューションだ!」

十分笑わせてもらいました。

560 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/16(日) 23:02:15 [ 2KXXc3y6 ]
うどんげ3連発、どれも良かった…
一番最後のは人参吹いた

俺も頑張って書かなきゃな…
ネタのストックは幾つかあるがどうもキーボードが進まない

561 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/17(月) 19:22:11 [ 6hsaISvc ]
>>560見て思い出したが、SSコンペが今日締め切りだな
すっかり忘れてたよ…マダナニモカイテナイorz

562 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/17(月) 21:56:37 [ cESGaGnk ]
蓮子とメリーの二人にほぼ一緒に告白されてしまい、どちらか片方を選ばなければならなくなる
………というシチュエーションまでは思い浮かぶのだが、残念ながら資料がないから二人が書けない。
東方シリーズは持っているんだが秘宝倶楽部までは持ってないからなあ。でもシチュエーションだけは勝手に考えてしまう。

563 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/17(月) 23:53:55 [ gN.sV5vQ ]
>>561
超がんばれ。
お題無しにけーねに告白するSSを考えてはいたが俺はあきらめた。

やっと時間ができた、俺もなにかくよぅ

564 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/18(火) 11:46:57 [ X0p42I5. ]
「今回のインタビューはこんなところです。今日もありがとうございました」
「うん、お疲れ様。男前に書いておいてくれよ」
「あらあら、文々。新聞は真実の泉ですよ?」
「それは残念」
「うふふ」
手帳から顔を上げた文の顔が、柔らかな笑みに綻んだ。

比較的最近の外界から幻想郷に来た、という物珍しさが彼女の好奇心に強く触れたらしく、
初めて会って以来、時には今日のように取材を受けたり、時には新聞の作成を手伝った事もあった。
住み慣れない幻想郷に不安だった自分にとって、文の人当たりの良さはとてもありがたいものだったし、
底が見えないけど根本的には実直な性格、感情のままにコロコロ可愛らしく動く表情、etc……
まあ詰まるところ、俺は射命丸文に、いつからか特別な感情を持つようになっていた。


「……あの、これは取材とは関係ない個人的な疑問なんですけど、一つ訊いてもいいでしょうか」
帰りの道中、三歩先を行く文が、ふと足を止めて振り返った。
「ん、何だい?」
こちらも足を止めて訊き返す。文の顔は珍しく下を向いていて、こちらから彼女の表情はよくわからなかった。
「その……帰りたい、とは思わないのでしょうか」
「……いきなりだな。何でそんな事を」
「今まで貴方から聞いた外の世界と、この幻想郷を比べてみての率直な感想です。
 貴方が過ごしてきた場所に比べて、ここは酷く不便ですし、
 何より貴方のような普通の人間には危険に過ぎます」
「まあ、そこは確かに間違ってはいないなあ……」
「なら、どうして幻想郷を選ぶのですか?」
「ん〜〜……」
唸りながら天を仰ぐ。緩やかに沈む太陽を孕んだ赤い空が、とても綺麗だった。
……うん、理由なんて、一つしかない。ここで彼女に伝えてしまおう。

「あのさ、文」
「はい」
面を文の方へと戻した。顔を上げた彼女と、視線が交わる。
「確かにあっちには色々便利な物がたくさんあって、生きていくに困るような事はそうそう無い。
 曲がりなりにも俺が生まれ育った場所だし、大切なものだってたくさんあった。
 帰りたいと望めば、あるいは帰る事もできるのかもしれない」
「……はい……」
自惚れだとは思うが、彼女の表情に少し影が挿したように見えた。
「でもさ」
この距離では本当に言いたい事は伝わらない。足踏み二つ彼女の方に歩み寄った。
そして、極上の硝子細工を扱うように、そっと彼女の手を取る。
「――あっ」
文の口から小さく声が漏れたが、その手が振り払われるような事は無かった。
「一番大切なものは、ここにしか無いんだ」
「え……」
触れた大好きな人の手から、あたたかなものが優しく沁みてくる。
この蕩けるようなぬくもりを、彼女も俺に対して持ってくれていたら嬉しいのだけど。
俺はひとつ息を吸って、そして彼女に告げた。
「文。好きだ。君を愛してる」



以上、俺ロマンス。
自分の願望の発露だけあって、本文自体は割とアッサリ書けたのですが、
こんなに発送ボタンを押すのが怖いのは初めてだw
当スレの先人たちの勇気に敬意を表しつつ初投下

565 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/18(火) 12:51:50 [ bak0e3iM ]
>>564
GJ かっこいい告白だと思った。
返事が無いほうがイロイロ想像できて俺の頭の中で文がもうあqwせdrftgyふじこlp

俺も最初30分ためらったw
しかし、きっとあなたもここでロマンスを語るのが病み付きになる

566 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/18(火) 12:57:52 [ jSfJkCss ]
>>564
もももももももも萌えた。GJ。
*´∀`*)


情景描写が綺麗だな。太陽とか。
また新しいのが描けたら読みたいとオモタ。

567 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/18(火) 18:12:10 [ eWw6BZAY ]
>>564
大丈夫、自分はその段階を一ヶ月前に乗り越えたw
今ではネタが出たら、書きまくって投下が基本になった。

568 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/19(水) 03:30:57 [ pI6yrGyY ]
「けーね、これから俺と一緒に2人の歴史を共に刻んで 行 か な い か ?」

569 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 00:00:15 [ ibCfBO26 ]
>>564
大丈夫。ここの住人はかなり許容範囲が広いと思うので、
これからもシリアス、純愛、ハートフル、ラブコメ、失恋、
横恋慕、殺し愛、略奪、不倫、痴情のもつれ、調教、
よほどみょんなものでもない限り、どのようなネタであろうとも
一同喜んで歓迎するでしょう。
なんて書く自分も最初はかなり悩んだ。ちなみに>>79の作者です。

570 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 00:19:30 [ CadhKNGc ]
まだネタになってないキャラってどれだけいるっけ?

571 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 00:20:01 [ Ak/2j4r6 ]
>>569
お前いいこと言うな。感動した。
俺もこのスレ大好きだ。
ここでくらい何の気兼ねなく自由に夢語りたい。

572 名前: まとめ 投稿日: 2005/10/20(木) 01:06:59 [ Ak/2j4r6 ]
まとめてみた。
■霊夢・魔理沙
霊夢>>7>>76>>107>>110>>387>>527-529
魔理沙>>4>>12>>53>>54>>318>>498>>500-502

■紅魔郷
ルーミア>>41>>47>>48>>444-446
チルノ>>36>>37>>71>>72>>294-296>>399-401
美鈴>>16>>39>>43>>51>>279-280>>465
小悪魔>>317
パチュリー>>18>>215>>228>>236>>237>>239>>240>>260に完全版】【>>346>>351-353】【>>427>>

429-430】
咲夜>>38>>179>>199>>200>>202
レミリア>>60>>92>>149>>244>>338>>362
フラン>>166>>195>>348>>549

■妖々夢
レティ>>58
>>75>>169
アリス>>6>>15>>34>>63>>333>>359
リリー>>25>>31>>364
ルナサ>>61>>147
メルラン>>50
リリカ>>342-344
妖夢>>1>>21>>180>>181>>186に正アドレス】>>394
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105>>222 【>>281>>282>>284>>289>>298-300>>303>>436
妖夢&幽々子>>325-332>>335-336(妖夢)
>>8>>13>>62>>97>>99>>309
>>2>>52>>304

■永夜抄
リグル>>102>>432
ミスティア>>5
慧音>>23>>27>>28>>157>>369>>568
てゐ>>262>>268-270>>340>>472
鈴仙>>55>>57>>64>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153>>322>>370-372【派生てゐ

>>381-382>>391-393】【>>530-543>>550>>557
永琳>>59>>73>>74>>365
輝夜>>69>>79>>82>>139
妹紅>>17>>185>>235>>238>>309>>439>>503-505>>513>>518

■萃夢想
萃香>>93>>172>>417

■花映塚
>>86 >>131>>151>>564
幽香【>>510>>519-522
メディスン>>184>>363>>383-385>>454
小町>>148 >>217 >>479(473から)
映姫【>>123>>124>>140>>254-255>>308>>310>>334>>473-476>>489>>493(この辺前後)

■旧作
魅魔>>11>>33
神綺>>3>>49>>315-316

■その他
こーりん>>14>>35>>91>>115-116>>405-406
神主>>29
上海人形>>210
たくさん>>414>>447(みんりん>>448-453>>468>>470>>499
一蹴される>>426-428>>433>>437>>460
483【>>484>>490
485>>487

573 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 01:34:03 [ XjkjAZnk ]
169の橙ネタ甘くて好きだったんだが消えてらぁ、残念・・・

574 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 02:59:09 [ e/pTN1ms ]
クーリエのフレームメニューのイナバ物置観測を見てみ。

575 名前: 574 投稿日: 2005/10/20(木) 03:11:32 [ e/pTN1ms ]
一応念のため、>>574>>573へのレスな。

576 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 12:02:32 [ S3zXijU. ]
まとめ見て驚いた。
575ものレスを重ねてきてるのに、その中にたった一行しかないなんて。(神主除く)

普段無駄にロムってる俺がなけなしの勇気を振り絞るいい機会じゃないか。
さあ書くんだ俺。やるんだ俺。がんばれ俺。いまこそ俺。
あ、まとめの人おつかれさまです。

577 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 12:21:19 [ 7BujsjZo ]
>>576
まさかみすちーを書いてくれるのか?
だとしたら目茶目茶楽しみにしてる。
ガンガレ。

578 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/20(木) 17:22:01 [ mCutrGVg ]
――目が覚めたら、そこには天使がいた。


「……あ、目が覚めたみたいね。スーさんの真ん中で気付くなんて、中々タフな人間みたい」
 違った。天使じゃないみたいだ。羽根もないし、なにより服を着ていた。普通の女の子。……まあ、それくらい可愛いとは思うけれど。
 身体を起こす。紫色のなにかが、体中にまとわり付いている。ゆっくりと身体を起こす動作にあわせて、はらはら、はらはらと舞い落ちて行くソレは、とても綺麗だと思った。
「ここは、どこだ?」
 自分でも意識しない声がでた。不意に出した言葉というのは、実はなによりも的を得ているというが、実際そうだったと思う。こんな状況で判っても仕方ないが。
「ここはねー、スーさんの咲いている丘よ」
「スーさん?」
 なんてこった。ここは釣りバカの聖地だったのか。
「スーさんっていうのはね。鈴蘭のスーよ。まあ、判らないで当然だわー」
 ……とりあえずバカなことを考えた自分を殴っておいた。
 目の前の女の子は、僕の挙行に不振な目を向けている。まあ、いきなり自分を殴る奴がいたら怪しいだろう。僕でもそんな目をする。
「まあ、それはともかく……そうか。ここは鈴蘭の丘ってことか」
 立ち上がる。寝転んでいたときは気付かなかったが、女の子の背丈は僕の腰より少し高いくらいしかなかった。
 辺りを見渡す。紫色の花弁が、これでもか、というくらいに咲きほこっていた。
 思わず、見ほれてしまう。そのとき、女の子が声を上げた。
「ところで、人間さん。あなたはどこから来たの?」
「ん? 僕かい。僕は……」
 答えようとして、言葉に詰まった。
 なぜなら、おかしいことに気付いてしまったからだ。
 僕は、……なことがあって、……逃げたくて、……それで、……遠くに。
 そうだ。遠くに。遠くに行きたかった。自転車で――自分がたどり着ける限界まで走ったのだった。
 それなのに。なんでこんなところで倒れている?
 疲れて、意識がなくなった、だけならいいのだ。しかしその場合、僕の『近くに』自転車が倒れているはずなのだ。
 さて、もう一回確認してみよう。僕の周りには、何がある?
「……?」
 不思議そうな顔で僕を見上げる女の子。そして咲き誇る鈴蘭の花たち。
 ――それしか、なかった。つまり、それは――。


「僕は、どこから来たんだ……?」
 僕は、疑問を疑問で返す、という初めて会う女の子にたいして失礼極まりない行為をしてしまった。

579 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/20(木) 17:47:42 [ mCutrGVg ]
「判らないの? 自分がどこから来たのか」
 女の子は、なんだかとても不思議そうな目をしてこちらを見ていた。
「うん。全然判らない。なんでだろう?」
 大変なことだと思う。記憶障害とかそういうものだろうか。しかし僕はなぜかあっけらかんとしていた。
 それよりも――、そう、自分よりも。目の前の女の子が気になっていたのだと思う。
「どうしてなのかしら? 寝ている間に、スーさんにやられたのかしらね?」
 こくん、と可愛らしく首をかしげる女の子。その仕草が、どこかで見たかのようで。

 ――ねえ? それ、どういうことなの? ……ゃん――

「まあ、どうでもいいや。ところで」
「どうでもいいんだ。人間ってそういうのこだわるかと……ううん、そうでもないか。紅白とか白黒とか」
 紅白だの白黒だの、ちょっと気になったがまあいい。これも縁ってやつだろう、と気を取り直した。
「君の名前は? なんていうの?」
 そう聞くと……女の子はニヤリ、と……本人はニヒルなつもりなのだろうが、残念なことに愛らしさしか伝わってこない笑みを浮かべ、恐らくは起伏があんまりないだろう胸を張って、声高に叫んだ。
「私は、メディスン・メランコリー! 未来の救世主よ!」
 救世主、とかいうのになんだか変な感じがしたのだが……まあ、そんなものはどうでも良かった。
 メディスン。いい名前だと思う。日本語に訳すると薬。とりあえずは僕にとってそうであると思う。
「そっか。メディスン……」
「ところで人間さん。どこから来たのか覚えていない、どこへ行くのかも知らない。そんなあなたは、これからどうするの?」
「あー……」
 言われて気付いた。
 僕はここにいたるまでの経緯も知らず、着の身着のまま、そして移動手段も徒歩しかない。
 近くに町とかがあるのならばまだ違うのだろうけど……知らず知らず遠くに来ていたのか、ここは鈴蘭しかなく、遠くを見ても建物のたの字も無い辺境だった。
「どうしよう。……ところで。メディスンはここで何してたの?」
 まさか、ここで暮らしているなんてことはあるまい、と思ったのだが。
「私? ここは私の住処だもの。だから、あなたがいて驚いたのだわ」
 ……ここで。暮らしている。
 女の子が。着の身着のままで。お花畑の中で。
 なんだかそれは、恐ろしいほどの幻想(ファンタジー)だった。
「本当に……? 雨とか、つらくないの?」
 そんな幻想に向かって、ついつい現実的な指摘をしてしまう。僕の悪い癖だ。僕は昔から、絵本とかに無意識に突っ込みを入れてしまう癖がある。それを話すと、大概現実的ね、と言われるのだが……僕自身は、そういう話が大好きなのだ。
「そうなの。だから、最近はちょっとした家を作ってみたのよ。永琳に教えてもらったの」
 えいりんとは誰だろう、とは思ったがそれは今は重要じゃない。
 とにかく、メディスンは雨の中ずぶ濡れにならないってことで、それはいいことだと思う。
「そうね。せっかくだから見せてあげる。私の家――自信作なのよ!」
「え、ちょ、ちょっとメディス――」
 そういうが早いか、メディスンは僕の手を引っ張り、走り出した。

580 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/20(木) 18:10:31 [ mCutrGVg ]
 ……で。辿りついた先には。
「これが……えと。メディスンが作ったのかい?」
「そうよ。凄いでしょう? 丸三日かかったんだから」
 えへん、と胸を張るメディスン。
 僕はというと、目に映る光景に驚嘆を禁じえない状況だった。
 メディスンが家、と言っているものは……本当に「家」だったのだ。
 僕が知る限り、こんな本格的なものを作るのは職人くらいしかできないはずだ。それを、たった三日で作るなんて……なんて子なのだろう。
「これは……凄いな」
「そうでしょ? えへへ、もっと褒めてもいいわよ」
 メディスンは、胸を張りながら嬉しそうに笑った。
 華が咲くように笑った。どくん、と僕の心臓が跳ねた。

 ――えへ。もっと、もっと褒めて。お……ゃん――

「そうだ。せっかくだし、しばらく私の家にいてもいいわよ」
 メディスンの言葉に、僕は喜――ぼうとして、押し留まった。
「その申し出は物凄くありがたいのだけれど……えっと、メディスンは、この家で、一人で、暮らしているんだよね?」
 今までの事実、会話を照らし合わせれば僕の疑問は疑問ではなく事実確認にほかならない。
 しかし確認しなければならなかった。
 それは僕の数少ない男としての矜持……というやつである。といいなあ。
「当たり前よ?」
 予想通り。メディスンは何を言っているの、といわんばかりの顔でこちらを見た。
 ああ。判っている。判っているんだ。
 でも、それでも、これだけは、これだけは確認しないといけないんだ。
「女の子が一人……その中に男が……」
「? そうなるけど、それがどうしたの?」
 どうしたのときましたよこのお嬢さんは。
 いや僕にやましい気持ちはない。英国紳士だって顔負けの紳士っぷりであるとご近所でも評判だった。
 しかしだ。それでも……あれだ。世間体とかさ。あるじゃん、ねえ?
 しかも、この場合悪者になるのは僕だ。間違いなく。古来より、男と女が関わる不祥事では、男が負けるものと古の書物に書いてある。具体的には竹取物語とか。
「……ふんふん。判ったわスーさん、もう入れちゃうね」
 僕が煩悶としていると、メディスンは傍らの小さい……なんだ、あれ?と会話しているみたいなそぶりを見せていた。
 その所作に気付いたときには、僕の身体はメディスンによってずりずりと押されていた。
「な、ちょっと待てメディスン! 僕は入るとは言ってな――!」
「私が入れる。入れたいから入れるわ」
 なんて我侭な! くそう、自慢じゃないが僕は押しに弱い(用法が違うが)。
 このままじゃ、理不尽に中に入れられてしまうではないか!
「ん、ちょっと、やっぱりあなた大きい……んっ、ちょ、暴れないで、入らない……でしょ」
「……」
 ぴたり、と僕は暴れるのをやめた。気持ち前かがみだけど。
 ……ちょっと、自分が嫌になった瞬間だった。
 メディスンがいなかったら、すぐさま傍らの鈴蘭にダイヴしていたと思う。車田落ちで。
「あら。おとなしくなったわねー。行くわよー」
「判ったよ。入るから。もう押さなくていいから……」
 全く、小さいナリで自分ってものが強いな。
 この年頃はそうであると思うけれど、この子は人一倍我侭だと思った。

 ――ほぅら、私の言うとおりにして。じゃないと、お……ちゃんを嫌いになっちゃうわ――

「いらっしゃい。私の家の、初めてのお客様!」
 何故か一瞬揺れた頭を振って、僕はメディスンの家に上がった。

581 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/20(木) 19:06:57 [ mCutrGVg ]
 それから、流れるように時間が過ぎていった。
 その中で、僕は、ここが自分のいた世界と違うこと。幻想郷と呼ばれる場所だということを知った。
 なるほど確かに、あんなに鈴蘭が群生する場所など僕の世界には存在し得なかったし、僕の自転車がなかった理由もわかろうというものだ。
 僕は、メディスンの家に住まわせてもらいながら、ずっとメディスンの……手伝いっぽいことをしていた。
 っぽい、などというのは、メディスンは特にコレ、という仕事のようなものをしていなかったからだ。しかし、定期的に作った薬……僕にはなんの薬だかは教えてくれないが……を例のえいりん、とかいうひとに届けに行くようで、それを作るための草や道具を調達するのが僕の役目になっていった。
 楽しかった。
 今まで、そう、前の世界に居た自分の生活がかすんでしまうほどに……楽しかった。
 メランコリーが傍に居て、メランコリーになる暇が無いほどあわただしく、楽しい、生活が続いた。
 そんな中……僕は、えいりんさんに会えることになったらしい。何でも、メディスンが出先でことあるごとに僕のことを話していたらしい。
 今日はその日だった。
「っで。いつ行けばいいのかな? っていうか僕はどうすればいいんだい?」
「今日はね、久しぶりに永琳から来てくれるの。だから、あなたはここに居ればいいわ」
 とはいえ、初めて会う人だ。
 メディスンから、色々と話は聞いているが……それでも初対面なのだ、緊張しないはずが無い。
 確かそう、凄い美人で天才で凄い人らしい。全く緊張してしまう。……そうか綺麗な人なのか、そうかそうか。
「……」
「痛っ! ちょ、メディスン今僕の太腿つねっただろ!?」
「つーん。何もしてないわ。気のせいでしょ」
 ぷいっと顔を背けるメディスン。
 ズボンの中を見ると、太腿が青く変色していた。なんて力だ。というか僕が何をした。
「ふんだ。そんな顔じゃ、嫌われるもんねーだ。いつもいい顔じゃないけど」
「……言ったな。そら僕だっていい顔だとは思いあがってないが、ちょっと気に障るぞメディスン?」
「言ったわよ。鼻の下伸ばしちゃって、ばっかみたい」
「…………伸びてたんですか。僕」
「馬並みにね」
 ……そら不味いわ。気付かせてくれたメディスンには感謝……なのか? いやでもなんでつねられる必要が?
 うーんと僕が悩んでいると、
「あらら。結構いい感じに出来ているじゃない」
 玄関から――これだけで綺麗だと確信できる声が聞こえた。
「あ、永琳が来たわ。私、行ってくるね。あなたはここにいてちょうだい」
「え、あ、うん、判った」
 メディスンは走っていった。埃が立つから室内では走るなとあれほど言っているのに、守ってくれやしない。
 いつもいつも、返事だけはいいのだ。あとから注意しても、軽く笑ってごめんなさいと言うだけで――。

 ――あ、あはは、ごめん、ごめんなさい〜。次から、ちゃんとするから! ね、お……ぃちゃん――

「お邪魔するわね」
「いらっしゃい、永琳! ようこそ、私の家へ!」
 玄関から元気な声が聞こえた。そして、とたとたとこちらに走ってくる音と、ぱたぱたと上品な音が近づいてきた。
 僕は、とりあえず居住まいを正した。
 メディスンのときはいきなりだったからそうでもなかったが、僕は基本的に人見知りするのだ。
 初めて会う人、なんて前置きをしたら、恐ろしく緊張してしまう体質なのである。
 あ、なんかドキドキしてきた。

582 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/20(木) 19:08:46 [ mCutrGVg ]
「こっちが、客間!」
「よく出来てるわね……あら」
「あ」
 なんの前触れもなく、メディスンと……後ろに立つ人がえいりんさんだろう、がこの部屋に入ってきた。
「ほら、永琳。この人がいつも話してる――」
「え、え、ええと、はじめまして」
「ふふふ。はい、はじめまして。八意永琳よ。あなたのことはメディスンから聞いているわ」
 前触れもなくはじめられた自己紹介も、流れるように、というより流されて行われてしまった。
 衝撃が凄かった。それほどの美人だった。
 昔読んだ小説に、光輝くほどの美貌、とかいう言葉があったが、まさにそれを体現していた。
 浮かべられた微笑は慈愛に満ちているかのようで……ああ、これほど自分のボキャブラリーの貧弱さを嘆いたのは初めてだ。
「……ねえ! 私、お茶淹れてくるね!」
 何故か大声で宣言し、メディスンは台所(当初はなかったが僕が作った)に歩き出した。
 そして僕の傍を通るとき――これはわざとだ、確信できる――僕の足を思い切り踏んづけていった。
「……!!」
「……ふんだ。鼻、気をつけてね」
 小声で呟いてメディスンは部屋を出て行った。
 僕はというと、あまりの痛みに声すら出ない。僕が何をしたというのだ。鼻の下は伸ばしたかも知らんが、それでこの所業はきつすぎまいか。
「……ふふふ。仲良しね」
 痛みがようやく和らいだ頃、永琳さんはそう言って微笑んだ。
 なんというか……この様子を見て仲良しといえるのが凄いと思った。どっかズレてるんじゃないか。
「……はあ。仲は悪くないと思いますが」
 そうでなきゃ、これまでやってこれなかっただろう。
 つくづく、最初に見つかったのがメディスンで良かったとおもう。
「……ね。ちょっとあなたに言いたいことがあるの」
 永琳さんは近づいてきた。
 ……なんだなんだ。なんだこの展開は。10人男子がいたらおそらく十中八九は夢想する大人のお姉さんの誘惑って奴ですか? まあそれはないと思うけど!
「あなた……」
 思い切り近くまで寄って、メディスンに聞かれたくないのだろうか、囁き声で。
 僕はというと、緊張のあまり身動きすらとれなかった。
 しかし。

「――あの娘から、離れなさい」

 その言葉で。一気に現実まで……それどころか、心が身体に入るときに勢いが付きすぎたのか、衝撃まで受けていた。
「な――!」
「大きな声を出さない。気付かれてしまうわ」
「……っ」
「そう、それでいいの」
 何を、言い出すんだ。この人は一体。
 あの娘――メディスンと離れろ、だと?
「あの娘から聞いているかしら? あの娘は、人形なのよ?」
 知っている。それは、はじめてあったあの日の、夜に聞いた。
 驚いた。そらもう大層驚いた。が、それだけだ。
 たとえ人形だろうとなんだろうと、動いて喋って考えて、『生きて』いる。
 ならば、それはすでに独立した一人の『存在』だ。人形だろうと何だろうと関係ない。
「メ――」
「そう。その気持ちは立派。とてもとても立派。だからこそ、あの娘はあなたと一緒に居るのでしょう。しかしね」
 永琳さんは、僕の気持ちを見透かしたかのように――いや、実際見透かしているのだろう。
 今初めて向き合ったが、この人の瞳は昏く昏く、どこまでも吸い込む闇のような目だった。
 それに見つめられている、その事実だけで震えが走る。しかし、負けるわけにはいかないのだ。
 だって、僕は――。
「その気持ちは真実? その気持ちは純粋? ……あなたのその気持ちは……『誰に向けたものなのかしら』?」
 揺さぶられた。
 心、身体、たましい、――僕という、『存在』全てが。
「あ、あああ、あ――」
「その気持ちが真実で無いのなら。『代用品』であるのなら。そうではないと言い切れないのなら。今すぐここから消えなさい――」
 そう言って。僕の頭を、両手で掴んだ。
「これはサービスよ。『本当の相手を思い出させてあげるわ』」
 ずどん、と。僕の頭に、柱が打ち付けられたような痛みが走った。


 ――ね。聞いてくれる? 私ね、『お兄ちゃん』のことが、大好きだよ――


 うあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!

583 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 21:44:45 [ xs7cz3lQ ]
乙カレー

コレで終わりなんだろうが、続きが気になる・・・。
とりあえずメラン子かあいいよメラン子

584 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 21:49:03 [ hcwA7xcg ]
終なのかな?
ひたすら可愛いメディとちょっぴりホラーなストーリーがGJ
ていうか、やきもちやきのメディの戦闘力高杉だぁ

585 名前: 530 投稿日: 2005/10/20(木) 22:11:54 [ ff27KHmQ ]
メディが可愛いぜちくしょうw

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0112.txt
メルラン完成。

次は誰を書くか…
と言う訳で、二名までリクエスト募集してみます。

586 名前: メランコ可愛いよメランコの、ひと 投稿日: 2005/10/20(木) 22:17:46 [ mCutrGVg ]
えー、続きあります。急な外出でかけませんでしたorz
一応ハッピーエンドです…いや、いらないかもしれませんが、一応最後まで書いてみますよ。

587 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 22:26:54 [ hcwA7xcg ]
>>586
そうでしたか、早とちりすまぬ。期待してまってます。
>>530
まりさ。

588 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 22:33:37 [ qqk9xdnI ]
>585
何気に少ないので霊夢ネタあれば嬉しい

589 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/20(木) 22:35:27 [ zijnq016 ]
>>530
萃香で、早いもの勝ちだっ!!

>>586
楽しみに待ってるよ

590 名前: 589 投稿日: 2005/10/20(木) 22:39:06 [ zijnq016 ]
>>588
ぐおおぉぉっ、負けたぁ!!!

591 名前: 539 投稿日: 2005/10/21(金) 00:08:14 [ w7IsKslY ]
>>585
みんなに愛されてるルナサが可愛くてしょうがないですねー。

ところで530様。>>530-531の続きの1パターンを幻思してしまったのですが
許可をいただけたなら選択肢の一つを書いてもよいでしょうか?
不快に思われたなら1から自分で書いてみるつもりですが、
その場合、あのシチュエーションの続きとして思いついたので
どうしても同じようなネタ(ぶっちゃけぱくり)になりますがお許しいただけますか?

いや、そんなたいしたネタじゃないんですけどね(汗

592 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/21(金) 00:38:50 [ n8sTWFWU ]
続きです。お待たせしました。

↓続き↓

「お兄ちゃん。こっちだよ」
「ちょ、ちょっと待てよ」
 走る妹のあとを追いかける。
 小柄なくせに、いや小柄だからこそなのか、妹はすばしっこい。
 しかも、女の子のくせに男顔負けの冒険好きだったりするのだ。全く、なんでこんな娘になったんだろう。
 それでいて、なんでだか知らないが……いつも一体の人形を持ち歩いている。変なところだけ女の子っぽいのだ。


『なんだ。これは。』


 今日は、積み上がった資材置き場。廃材が入り組んで自然の迷路を作った場所に来た。
 っというか、連行された。そこそこいい年になってきたんだから、兄貴離れくらいしろよ……とも思うが。その一方で嬉しいと思うのだ。全く、こんなことだから妹離れができやしない。僕は内心で溜息をついた。


『あの日。あの日。あの日の、記憶――。』


 廃材の迷路。駆け抜けた先に、光が見えた。
 ようやく空が見えるのか。妹のサイズなら悠々と歩けるとはいえ、僕とは相性が悪い。常にかがんで歩かねばならないのだから、天井ともいえるものがなくなるのはありがたい。
「出口、やったね! お兄ちゃん!」
「あー、そうだね。早く抜けたいよ僕は」
 妹は、見えた穴から外に出た。その穴は、妹ですらかがまないと入れないくらい小さい。
 まあ、こういうことも沢山あった。なので素早く四つんばいになってその穴を抜けた。服が汚れるが……その件に関して僕の両親はもう諦めているので問題ない。……いや、あると思うがなないと思い込んでおく。
 その先には。
「わあ……すごい、お花畑になってるよ……」
「おおお、すごいな、これは」
 一面の花が。咲き誇っていた。
 ひゅうと、風に揺られて、沢山の花弁がいっせいにこちらを向いた。あまりにタイミングが揃いすぎていて笑ってしまった。
「ひゃっ!」
 妹は、急に声を上げて、飛び上がった。
「なんだ、どうした?」
「背中……何か入った!」
 妹の服を覗き込む。そこには、さっきの風で舞い上がったのだろう、花びらが何枚か入っていた。そんなものでも不意をつくと驚かせられるんだな、と思うと微笑ましくて……笑いながらとってやった。
「もう……お兄ちゃん、笑っちゃダメよ!」
「ああ、悪い悪い」
「……て、あっ!」
 もう一回声を上げる妹。その視線の先は……ころころ、と転がっていく……いつも持っていたあの人形。
 花のせいで気付かなかったが、ここはなだらかな斜面になっていたのだ。
「ま、待って!」
 妹はそれを追いかけていく。僕も、一人にしては大変だと……後をおった。


『ああ。ああ……思い出してしまう。やめてくれ、やめてくれ。』


 急に途絶える花畑。透き通る蒼い空。
 そこには――『何もなかった』。ただ、ただ――切り立った崖があるだけで――。
「――え?」
 僕の声は、非常に間が抜けていたと思う。そして人事のように聞こえたのだ。
 現実が直視できず。現実を認識できず。
 そこに、妹がいないことが。僕を目覚めさせて――。


『やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』


血だらけの妹。焦点の合わない瞳。どこかに伸ばされた手。呟かれる言葉。
人形。あれは僕があげたもの。だからいつも持っていた。なんで。どうして。
好きだから。僕のことが。お兄ちゃんが好きだからお兄ちゃんがくれたものだから
お兄ちゃんが好きだったでもこれじゃもうだめだよみえないさよなら――。



バツン。モニタの寿命が切れたテレビのように、映像は――記憶は途絶えた。

593 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/21(金) 00:39:51 [ n8sTWFWU ]
「――あ」
 気が付けば。僕は天井を見ていた。
 そこは知らない天井じゃない。一人で暮らしていたくせに広く作りすぎたゆえに最初から用意できた、メディスンが作った僕の部屋だ。
 鈍痛がする。頭の中に鈍い痛みが充満していた。
 視線を巡らせる。すると、すぐ傍に――人の、いや人とはちょっと違う気配を感じた。メディスンだ。
 何か、言わないと……。僕は頭痛を抑えながら上半身を起こそうとした。
「……、っ、起きた、の?」
 メディスンの声が、様子が、おかしい。
 耳を澄ませると、ぽた、ぽた、と音がする。鈍痛に打ち負けて視線が下がる。床には、そう、『まるで今さっき水滴を落としたような』染みが広がっている。
「……うん。今、目が覚めた」
 でも。僕はそれについて言及することは出来ない。出来るはずがなかった。
 形容しがたい痛みに耐えて、身体を起こす。
 暗さになれた目は――、俯いて、時折しゃくりあげるメディスンを僕の網膜に映した。
 しばし、この空間が沈黙で支配された。
 こんなことはなかった。今まで――メディスンと一緒に居て、こんな静かな時間はなかったのだ。それを考えると、今がどんなにおかしいことか。
 でもそれは、きっと、いや、確実に僕のせい。僕の犯した罪が――こんな時間を作り出している。
 やがて。それを打ち破ったのは。
「……答えて」
 メディスンの声だった。
 その声色は、今までのメディスンとは違う……冷えて、固く、重かった。
 僕は、その問いに……頷くしかなかった。それ以外を選択する術などないのだから。
「あなたは……私を見ていたの? ううん……『誰を見ていたの』?」
 判っていた。そういわれることは……理解していた。
 でも。それでも――僕の胸に衝撃が走った。さっき……僕の感覚ではさっきだ……永琳さんに記憶を呼び覚まされたときの衝撃よりも大きい衝撃が、走った気がする。
「……ああ」
 それは。恐ろしく単純で。恐ろしく、彼女を冒涜した行為――。

「僕は。きっと、妹を君に見ていたんだ」

 自分の罪を。懺悔をするかのように、告白した。
 途端――。


「ふざけないで――!」


 きっ、と。今まで伏せられていたメディスンの顔が上げられた。
 その瞳には、悲しみ、苦しみ、怒り、敵意、――考えうるかぎりの負の感情が宿っていた。涙は滝のように溢れ、目は真っ赤に腫れ上がり――。

「私は、あなたのための人形じゃない! あなたの都合のいいように作られた人形じゃない!
 あなたの操り人形じゃない! 代わりの為に作られたヒトガタじゃない――!

 私は、メディスン・メランコリー! 人形なんかじゃ――ない!!」

594 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/21(金) 00:41:04 [ n8sTWFWU ]
 叫び声を上げた。それは、悲鳴に近かった。
 ああ。僕は……なんて罪を犯してしまったのだろう……。彼女に。何よりも純粋な生そのものの彼女に。
 ヒトの――穢れを押し付けてしまったのだ――。

 ああ、ああ。でも。僕はそれでも……君が好きなんだ。
 あのとき言えなかった台詞。言おうとして……自分の心にしまってしまった台詞。
 最初は、彼女の中に妹を見ていた。だからこそ、そう、だからこそ。『最初にあったとき、僕は自然に接することが出来た』んだ。
 でも。その気持ちが……変わっていくのはそう時間が掛からなかったと思う。自分でも良く判らない。
「何か、何か言いなさいよ! ……言ってよ、お願い……」
 メディスンが泣いている。僕はどうすればいいのだろう。謝っても、何も解決しやしないのは自明だ。
 この気持ちを伝える? 馬鹿な。そんなことをしても――信じてくれやしないだろう。仮に信じてしまったとしても、メディスンの中に負い目が出来るのは間違いない。
 それは僕の望むところではない。だって、僕がメディスンに惹かれたのは――その、純粋さなのだから。
 心の思うままに笑う、それは僕にはなかったこと。その姿に、僕は惹かれたのだ。
 そんな、そんな姿を――穢す事なんて。僕には出来そうも無くて――。
 そのとき。目の前を、ふよふよと飛ぶ何かが見えた。それは、いつもメディスンの傍に居た、そうだ、スーさん。彼女は……僕を責めるかのように、顔の目前でくるくると回っていた。
 ああ。そうか。やっぱり、僕は罪人なのだ。
 認めてしまった瞬間……僕の右手は開かれた……。起きてからも、ずっと意識せずに固く握っていたソレの中には、一錠の錠剤がある。
 これは、あの時――。永琳さんに持たされたものだ。そう。自分の罪を認めたのなら、『自分が消えてしまえるように』――。
 まるで覚えてやしないのに、フラッシュバックする記憶。そういう、術だったのだろうか。

 消えてしまえばいいのだ。自分の犯した罪に耐え切れず、逃げ出してしまった僕は――もっとはやくにこうするべきだったのだ。
 僕のせいじゃないと。周りの大人たちは言ったけれど。それでも違う。僕がもっと自覚していれば、ああはならなかったはずだから。
 かたかたかた。指が震える。それはなんだろう、恐怖なのだろうか。今この状況ですら、死に恐怖を感じる自分自身に、怒りすら覚えた。
「……! もしかして……!」
 メディスンが、僕の手にあるものに気付いたみたいだ。
 止められるわけにはいかない。これは僕のけじめだから。
 ありがとうメディスン。こんな僕を、罪まみれの僕を好きになってくれてありがとう。
 ああ。でも。やっぱり、僕は愚かだ。最後の最後に、君に呪詛を残してしまう。純粋な君を――穢してしまうのか。
「ごめんよ。僕は……愚かだった。僕の犯した罪は消えないけど、謝るしか出来ない……ごめん。そして……ありがとう。僕は、メディスンのことが、」
 右手のそれを一気に口に運んだ。躊躇なんて、すでに吹き飛んでいた。
 最後に。メディスンの顔を――笑顔でないのが残念だけれど――目に焼き付けた。

「大好きだよ」

 ごくんと。それを飲み込んだ。
 途端に――意識はシャットダウンした。

595 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/21(金) 00:44:51 [ n8sTWFWU ]

――……………ないで――

 聞こえる声。僕は何をしていたのだっけ?

――わ…………ないで――

 とても大切なものだったと思う。その声が、大切だった。

――わ………てないで――

 ああ。なんで僕はまだ僕のまま、この声を聞いているんだろう。

――わた……てないで――

 どうでもいい。その声が泣いているように聞こえたから。僕は、その声の持ち主を泣かせたくなくて――。


 目を、開いた。

「捨てないで……私を、捨てないでよう……行かないで……行かないで……」
 そこでは。僕の身体にしがみついて、泣きじゃくるメディスンが居た。
 身体はぐったりして……今にも倒れてしまいそうな、憔悴した表情で。
「……メディスン!? 何を、何をして……げほっ!」
 声を張り上げたつもりだったのに、身体が言うことを聞かなかった。これがあの薬の代償なのだろう。
 それでも、少しずつ、少しずつ、身体に溜まった何かが抜けていく感覚がする……。
「……目、覚めた? 良かった」
 辛そうな顔を隠そうと、笑顔を作ろうとしているメディスン。見ていられなかった。これがみんな僕のせいなのだ。
 ああ。どうして、僕は何をしても彼女を苦しませてしまうのだろう……。
「僕は……」
「いいの」
 メディスンは、僕の言葉をさえぎった。そして今度は本当に、笑顔になって……。僕に向かい直った。
「今、わかった。あなたが、本当に私を想ってくれた事。そして、私もあなたが好きだってこと」
「え……」
 放たれた言葉は、僕にとって予想外で。
 でも本当に嬉しい言葉で。でも……僕が受け取ってもいいものなのだろうかと、不安になってしまう。
「でも、僕はまだ割り切れていないんだ。またメディスンを怒らせてしまうかもしれない……」
「忘れた? 私は毒を操るのよ……。あなたのこころに、さっきみたいな自暴自棄の毒が溜まってしまったなら……私が抜き取ってあげる」
「毒……? どうやって、とるんだい?」
「こう、するんだ」

 不意に。僕の唇にちいさな唇が触れた。

「……ふふふ」
 ぽかん、と馬鹿面を下げている僕に、小さなスイートポイズンは笑って、こういった。
「これから、私の魅力って毒であなたの身体を一杯にしてあげるもの。私以外のこと、考えられないようにしてあげる」
 ああ。僕って奴は本当に馬鹿だ。大事な女の子を不安にさせて、泣かせて、挙句こんなことさえ言わせて。
 でも、これから先は。彼女を大事にすると誓おう。彼女の純粋さを。この笑顔を、ずっと見ていくために。

「大好きだよ。メディスン――」



これにて終幕です。無駄に長くて申し訳ないorz
メランコが好きだ!といいたいだけなのに何故こんなに長く(汗
やっぱり書きながら考えるのはダメですね…次書くときはもっとコンパクトにしてきます。
それではご一緒に! メランコ可愛いよメランコォォォォォ……(フェードダウン

596 名前: メランコ可愛いよメランコ 投稿日: 2005/10/21(金) 00:48:50 [ n8sTWFWU ]
フェードアウトやん……orz
最後の最後でー!!なにしてんの俺ー!!!

>>585
メルラン可愛いよメルラン。

597 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/21(金) 03:09:28 [ .3Bu6bPE ]
スーさんが最後の失敗に嘆く>>596に向けてプラカードを掲げています。

「たぶん、メディスンが、てれて、しかえししたの」

598 名前: 530 投稿日: 2005/10/21(金) 06:28:35 [ CxpTVEmk ]
>>596
誤字に困った事は自分もありますぜ。しかも自分で気づかなかったという失態がorz
しかし、これはいいメディですね。
>>591
や、どうぞご自由に、こちらとしても貴方の書くものを見てみたいですから

599 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/21(金) 07:38:32 [ w7IsKslY ]
メディヲギュッテシタイ、ギュゥッテシタイ、ギュッテシタイ、シタイアアアアアァァ

530様、許可ありがとう。
期待に沿えるかは分かりませんが書いてみます!

600 名前: メランコ(省略)のひと 投稿日: 2005/10/21(金) 09:32:51 [ n8sTWFWU ]
メランコを可愛いと言っていただけただけで満足ですたい。
あと、スレを追いかけるのがめんどいヒトの為に

↓ 一括版
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0119.txt


みなさま読んでくれて本当にありがとう!
あと>>597のスーさんが可愛い!これはつまり俺にスーさんSSを書けということか(穿ちすぎです
530様、誤字は大変っすよねー……と思いながらフェードアウト。←しつこい

601 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/21(金) 13:12:34 [ CyS5NbQ. ]
大作超乙
…メディかわいいなぁ

602 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/21(金) 23:22:41 [ .3Bu6bPE ]
プラカードスーさんは気に入っていただけたようで。(^^)
改めて良作乙。読んでてほんとになんかもうメランコかぁいいなあもう!(壊

>書けということか
ことだ、といってみるテスト。…冗談です。

てかスーさんって彼女のことをどう呼んでんのかね。
「メディ」あたりにしとけば良かったとちと後悔。

603 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 01:42:06 [ S8SIfbtc ]
ここでちょっと無意味な質問。
自分が風邪を引いたとして、東方キャラに看病してもらうとしたら誰がいい?
そんな告白じゃないけどほのぼのなSS書いてみようかな……って思って。

>>595さん大作をGJ!長いと読みごたえがありますしよかったですよ。そして可愛いよメラン子

604 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 02:07:11 [ eEa9pzEA ]
>>603
フランちゃんに看病してもらいたいよ

605 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 02:12:09 [ 9QBZU65U ]
>>603
文タソにイピョーウ

606 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 03:55:52 [ .IoiLIOo ]
>>603
面白そう、ちょっと考えてみようかな

607 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 04:35:44 [ ZKHqrLj6 ]
>>603
けーね、藍、ルナサあたりが献身的に看護してくれそうなんでその辺を挙げておく

608 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 06:11:58 [ g3pfhYrI ]
逆に看病してほしく無いっつーか寄るなってキャラは大量に浮かんできます

ゆかりんとかチルノとか、ゆゆ様とかこまっちゃんとか

609 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 07:03:57 [ uI8cGTio ]
看護してもらう、か。
霊夢、魔理沙、アリス、チルノ、フランドール、慧音
鈴仙、メディスン、小町、映姫、萃香、霖之助
…とあげていたら好きなキャラを列挙してるだけだと気がついた俺のお勧めは
てゐ。てゐてゐ!

610 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 17:06:05 [ OCbEik9U ]
>>603
鈴仙。


風邪で伏せってる男の看病を買って出るも、
師匠から処方された座薬を入れる段になってから
二人して顔真っ赤にしているという…

しまった、ほのぼのどころかとんだ恥辱プレイじゃないか。

611 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 17:14:12 [ ZlkrqM1c ]
>>610
そこで決め台詞ですよ

「鈴仙、愛してる」

612 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 17:29:46 [ tBAcMYCc ]
>>585
メルランGJ 読んだ俺もハッピーに。
ちょっとマイナーなキャラに脚光があたっていいよね。

>>610
慧音「大変ならば代わってやろうか。私が挿入してやろう。一発だ」

そんな俺は看病しようと一生懸命なチルノに部屋をめちゃくちゃにして欲しい。

613 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/22(土) 18:10:31 [ JF5z/4Jo ]
そこでえーきんですよ。
ぐちぐち説教しながらも身の回りの世話をしてくれて、背中を拭いてるときにその小さい手で一生懸命体を拭う姿にくらくらと。
小さい外見とそのギャップに悶えつつ…あーもう!あーもう!


あぁ?そこまで妄想するなら書けって?……大まか過ぎて形にならないんだよこんちくしょうorz

614 名前: いや、正直どうかとは思ったのだが 投稿日: 2005/10/23(日) 00:29:50 [ D7/hLAqE ]
流れるような銀髪をそっと掻き分ける。
その裏に隠れた顔は……意外と、と言っては失礼だが、整った顔(かんばせ)だった。
日に当たらないから抜けるように白く、造作はあどけなく、幼い少女そのものだった。

見とれていたのだと思う。
ずっとその顔を見つめていると、腕の中で彼女は赤くなって縮こまっていた。

「……」

見ないで、と意志を込めたのだろう。しかし声にならなかった。
彼女は声を出せない。身体構造上の問題で、声を出す器官がないのだ。

「……なぁ」
「……?」

少し上を向いて、目線を逸らして。それで覚悟を決めて、俺は言った。

「キスするぞ」
「……!?」

色素の薄い唇を奪う。口を開かせ、舌を指し込み、蹂躙する。
何度も、何度も、何度も。執拗に、張り付くように。
……どれくらいそうしていただろうか。
白く輝く毛が邪魔で、思わず手で除けた拍子に、両腕の束縛が一瞬解けた。
彼女はそれで、はっと気付いたように俺の腕の中から抜け出したのだ。

しかしキスで体力を奪われていたのだろう、バランスを崩して落ちた。
地面に落ちたスイカ大の毛玉。もう少し髪の毛が分厚ければ、まるでモップの毛先だろう。

「ほら、暴れるな……勝手に逃げたお仕置きだ。もう一度、するぞ?」

ことさら威圧的な口調になるのは男の支配欲という奴だろう。
しかし、その声を聞いても、手を伸ばして抱え直しても、彼女は抵抗しなかった。

615 名前: 589 投稿日: 2005/10/23(日) 00:59:56 [ S/WeNFf. ]
せ、性別あるんだ…いろんな意味でびっくりだよ

616 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 09:44:32 [ M8d7Xyug ]
GJ!!
唐突に毛玉でワロタw

617 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 13:24:11 [ bNLvLOBY ]
変化球かと思ったら魔球がw
でもGJ!!

618 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 13:34:50 [ ZvS0/7jA ]
あのもさもさの中にちちゃいおんなのこが隠れていたのかぁ
そうかぁ、ふふふふ

って、このスレで俺はどれだけ大切なものを失っただろうか。
GJ>>614

619 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 17:29:57 [ KzDPtiKI ]
>>614
ワロタ
つか普段の毛玉がゴルァな顔してることを考えると…そうか、
つまり毛玉の中の人は天然でツンd(ウチカエシ弾

620 名前: 603 投稿日: 2005/10/23(日) 19:38:22 [ x4QoVFjM ]
>>604さんの無謀とも言える勇気に敬意を示して、
フランドールの看病SSを書いてみたいと思います。
甘くはならないでしょうが、気長にお待ちください。
しかし自分にとってフランドールは今まで一度も書いたことのないキャラ。
はたしてうまくいくだろうか?

621 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 20:27:35 [ wbxrw8dw ]
>>620
そんな事書いて要はあれだろ? 応援が欲しいんだろ?
甘くなくてもいいし、気長に待ってやる。
褒められこそすれ、貶されはしない。
「書く」っていう心意気だけで賞賛に値するんだ。

応援してやる。精一杯書いてこい。

622 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 21:34:13 [ ZvS0/7jA ]
>>621
お前に惚れた!

623 名前: 名前が有る程度の能力 投稿日: 2005/10/23(日) 23:47:47 [ 62nsSC7. ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0160.txt
とりあえず小町看病を書いてみた、色々あるけど多少変なのかもしれない。
何がかって?文法とか文法とか文法とか。つまり何が言いたいかって言うと
あ な た 方 の 期 待 は 裏 切 ら れ る ってことだ、悪い意味で。うん、たぶん。
またネタが浮かんだら書くかな?

624 名前: 539=591 投稿日: 2005/10/24(月) 00:26:30 [ nh1MyYSo ]
>>623
ほのぼのしつつ、あれくらいがこまっちゃんには似合う気がしたよ。
GJ! なんて理想的な職場環境だw

そして
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0161.txt
>>530-531に続きを一つ書かせていただきました。

甘いのは苦手だッ

625 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 13:23:41 [ AHDBOTKI ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0163.txt

あえて一度も名前の挙がらなかった永琳で、横合いからサモアンフック。
先に「あーん」をやられてしまったので、もう一段階上を目指してやるぜケヒヒィー――ッ!!
とかやっていたら、いつの間にか大人の十三階段を踏破してしまっていたので、
急遽、鈴仙にストップをかけてもらいました。ごめんよ鈴仙。反省はしていない。

626 名前: おてんば恋娘の看病 投稿日: 2005/10/24(月) 15:44:32 [ 3eWmGvHI ]
「ぶえっくし!」
 ─夏風邪はバカしかひかないと言う。誰がうつしたんだ全く
高熱と鼻水はなかなか治まりそうにない。咳が少ないのはまだ幸いか
 気の進まないまま強引に粥を流し込む。大人しく寝て無理にでも食うより方法は無いのが辛いところだ
 それにしても暑い。真夏な上に熱と布団のせいか更に暑い
汗で濡れた下着や使用した食器は溜まる一方だ。これもなんとかしなければ…


「あれ、数日見ないと思ったら風邪なの」
突然の来訪者に一瞬ドキリとする
「あ、バカ発見」 
「五月蝿いわね。様子見に来てあげたのにその言い草は何よ」
来訪者は氷の妖精─チルノだった
「全く人間は弱いんだから。あたいは風邪なんてひかないよ」
チルノはどうだといわんばかりに無い胸を張る
─バカだからだろ。俺はかろうじてこの一言を飲み込んだ

「で、何やるつもりだお前」
俺の下着を抱えてどこかに行こうとするチルノを呼び止める
「洗濯。こんなところに置いておいたら臭いじゃないのよ」
なんか物凄く不安なんですけど俺
これが普通の女の子だったら。もの凄い勢いで拝み倒してでもお願いしてしまうんだが…だがこいつはバカだ。余りにも
「病人は黙って寝てればいいの。何でもあたいにおっまかせ☆
 あんたは氷船に乗った気でいなよ」
それを言うなら大船だ、氷だと溶けるだろ。やはりバカだこいつ


 しばらくして戻ってきたチルノ。何か言いたそうにもじもじとしている、どうせバカやらかしたんだろう
「え、えっと…洗濯してるうちに面倒になって、その、勢い余って」
そこには、何の芸術性も無く見事なまでに凍りついた何枚かの下着。どうしようもないバカだ
「……溶けるまで風呂場に置いておけ」
「あんなに一度に大量に洗ったこと無かったから、その…」
「もういい。お前は洗濯はやるな」

627 名前: おてんば恋娘の看病 2/2 投稿日: 2005/10/24(月) 15:45:32 [ 3eWmGvHI ]
──食器を片付けようとして割る
──破片を集めようとして指を切る
──病人がいるのに箒を持ち出して埃を舞い上げる
もううんざりだよこのバカ
「いい加減にしろ。邪魔しに来たなら出て行け!」
枕元に正座させて怒鳴りつけると、チルノはしゅんとなって俯いた。流石に反省したらしい
「う…その…早く治って欲しかったから。何かあたいにも出来ないかと思って」
そーなのかー?
「あんたを見なくなって寂しかったんだ…外の世界の話とか、もっと聞きたいし」
「迷惑だったよね…あたい…バカだから…ごめん…」
一筋の涙。元気だけが取り得の妖精に意外な面があったとは
今の彼女には愛おしささえ感じる
「…帰るよ。早く良くなって」
「ちょっと待つんだ」
「…え?」
「やって欲しい事が一つだけあるんだ」
「え、何? なんでもやるよ」チルノの顔がぱっと明るくなる
「氷嚢作ってくれ。お前ならできるだろ」
「ひょうのう?」
「氷を小さく砕いて、布に包むんだ。額に乗るぐらいの大きさにしてな。熱があるときにはこれが一番だ」
「あ、それならあたい得意。まっかせて☆」
得意というよりそれしかできないだろうがこのバカ

「これでいいかい?」
ほどなくして出来た氷嚢を差し出すチルノ
「あ…」
「あ…」
頭痛のせいか視点が定まらず、誤って彼女の腕を掴んでしまう
氷の妖精たる所以か。ひんやりとした、心地の良い感触
「冷たい腕してるんだな、お前」
「あんたが…熱すぎるの」
「でも今はこれが一番いいな」
腕を引き、小さな体を抱き寄せる。二重の意味で気持ちいい
「ちょ、ちょっと…恥ずかしいよ」困惑してはいるが反抗は無い
「詫びるつもりがあるなら、しばらくこのままいてくれないか」
「うん…早く治ってくれるなら…いいよ…」


 真夏の太陽は容赦なく照り付けるが、今は気持ちよく寝れそうだ。
 だが、バカだけはうつさないでくれよな。可愛い妖精さん

628 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 15:50:40 [ o7Dyx3AI ]
永琳かわいいよ永琳

629 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 18:11:30 [ K1V/NDAc ]
師匠ハクタクは牛です師匠

とか言いつつ不憫な鈴仙に涙。
そして朝から何も食わず夜になってひとり弁当を食う俺を誰か包んでくれ…orz

ああシュウマイウマー。

630 名前: 名前が有る程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 18:26:21 [ 5RKPddTk ]
そろそろageてしまえ

631 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 21:13:23 [ ySad6DG6 ]
>>623
いい職場だ。こまっちゃんもそうだが映姫様までプレゼントなんて
優しくて好き。株が上がりそう。

>>625
程よく笑いの要素があって面白かった。鈴仙かわいそう。
でもそれがいい。

632 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 21:59:53 [ YXh9qqRQ ]
看病いいなぁ。
永琳株も急上昇だが、けなげにがんばってもバカバカ言われるチルノもかわいそうでGJ(ぉ

633 名前: 530 投稿日: 2005/10/24(月) 22:14:24 [ RkKXVH8w ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0171.txt
587の方。期待していたかもしれませんが、微妙な出来となり申し訳ありません
>>623
こまっちゃんかわいいよ!!11
>>624
これはいい鈴仙ですね。…自分よりもツンデレ度が高くてすばらしいw
>>625
えーりんえーりん!
自分の中で師匠のイメージが一気に変わりましたw
>>626-627
おてんば故に良し!

634 名前: 587 投稿日: 2005/10/24(月) 22:36:30 [ YXh9qqRQ ]
>>633
あなたのサービス精神に頭が上がりません。
小さいまりさ破壊力たけぇ GJGJ!

635 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 22:53:14 [ 3eWmGvHI ]
>633
シンプルで面白い。某兄弟とかのネタもGJ
リクエストした霊夢だけど看病でもそれ以外でも自由で

636 名前: 名前が有る程度の能力 投稿日: 2005/10/24(月) 23:27:21 [ 5RKPddTk ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0173.txt

調子に乗って書いてしまった文のネタ。
前回のとは違って短め薄甘めで、薄すぎて解らないかも。甘くないわ、ごめん。
とりあえずは温かい目で見てやってくださいな。

637 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 13:09:25 [ 6tVzlnh6 ]
魔 理 沙 と で き ち ゃ っ た 結 婚 し た い

638 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 17:27:47 [ lHT5jk7A ]
>>637
その暑き想いをキーボードにぶつけるんだ

639 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 17:35:53 [ imNc/OLw ]
て ゐ に 押 し 倒 さ れ た い !

640 名前: 530 投稿日: 2005/10/25(火) 19:40:47 [ qSPx0PaE ]

何か言われるのは怖くねえ…
プロポーズスレのある人は幽香を書いた
他の人だって、俺を萌えさせるようなSSを投下した…

だから俺だって何か書かないと…
カッコ悪くてあの世に行けねーぜ…

俺が最後に見せるのは代々受け継いだプロポーズスレの魂だ!
愛の魂だ!

皆ーッ!俺の最期のSSだーッ!受け取ってくれーッ!
588氏のリクエストより、霊夢
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0185.txt
589氏のリクエストより、萃香(短い為、注意)
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0186.txt

いや、まだリクエストは募集しますが死なない程度に。

641 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 20:32:02 [ commSq0w ]
神と呼ばせてもらおう

642 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 21:01:24 [ JZA.osNU ]
>>637
魔理沙「あー、なんだその、責任は取るぜ?」

643 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 21:20:37 [ 6tVzlnh6 ]
チガウチガウ!俺が責任をとるんです

644 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/25(火) 23:55:59 [ 0jRJ7WoA ]
>>636
何があってもカメラ構える文がGJ
態度にはあまり表さなくても気がつくといつもイロイロ理由をつけてやってくるような
そんなのが文には似合う気がした。
>>640
俺は589じゃないが、お前それは反則だろうコラww
理想の天国を垣間見たぜ。俺死んだらそこ行く。

645 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 02:03:20 [ 2pdjPE8U ]
「魔理沙、あなたおめでたよ。」
「「は?」」
数時間前、魔理沙が気分が悪いというので永琳さんを呼んで診てもらった結果がこれだった。
思わず魔理沙とハモってしまった。
確かに俺と魔理沙は付き合っている。付き合っているからそのゴニョゴニョなこともあるわけだが・・・。
まさか妊娠しているなんて・・・。
「そっか・・・、子供か・・・。へへへ・・・」
魔理沙はいとおしそうにお腹を撫でている。
こんな姿みたら覚悟決めないとだめだよなぁ。
「なぁ、魔理沙。えーと・・・その・・・け・・・結婚しない・・か?」
言ってやった言ってやった。
「何言ってるんだ?」
え、なにその反応。
「こっちははあの時からずっと一蓮托生のつもりだったんだがな。」
そういって屈託なく微笑む。
「そうだな、そうだよな。これからもよろしく頼むよ、魔理沙。」
「それはこっちのセリフだぜ、紅魔館だけじゃなく、たまには家も片付けに来てくれよ?」
「それは勘弁こうむるぜ。」
魔理沙をやさしく抱きしめる。
逃げて流れてこんなとこまで来てしまったけれど、大丈夫。魔理沙がいるならもうくじけることはない。






随分短いけどこれでよかったか?>>637
最後の一文は締めたかっただけで、あまり意味はないでs(マスタースパーク

646 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 03:26:25 [ wVxk4QgU ]
なんて羨ましすぎる展開w

647 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 03:39:06 [ CyrKzhdc ]
>あの時
ぜひここを重点的に語ってもらいt(ブレイジングスター

648 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 07:44:01 [ 0RA5fdaQ ]
深いさんとこのラフ絵を思い出した

……畜生、鼻血が止まらねぇ

649 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 16:56:20 [ KB1Ol3Mw ]
ここは素敵な幻想郷ですね

妄想がますます激しくなってしまいそうです(*´Д`*)

意外と咲夜のSSが少ないような気が…

650 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 17:47:34 [ CyrKzhdc ]
>>649
書く予定ではいるんだが…
俺は恋色終わってからになるな

651 名前: 637 投稿日: 2005/10/26(水) 18:25:38 [ 6EKyCDyY ]
>>645
⊂⌒~⊃。Д。)⊃<ありがとう…ッ萌え尽きた

これから魔理沙のお腹さすったり耳当てて赤ちゃんの鼓動聞いたりして和んでくる

652 名前: 589 投稿日: 2005/10/26(水) 19:12:19 [ k2oEc3Vs ]
530ッ!!お前の思い受け取ったぜぇーーーっ!!

653 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 22:26:06 [ ym4hIP46 ]
お昼のメロドラマ的展開を思いついたんだが
果たして東方キャラでそれをやっていいのかが悩みどころだ。

654 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 22:36:16 [ VH1znILU ]
どれ、姉ちゃんに大筋話してみな。

655 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 22:52:44 [ ym4hIP46 ]
出会う→仲良くなる(友達以上恋人未満)→やむを得ない理由で離ればなれ→再会を誓う
→時がたって別の娘を本気で好きになる→そして再会→三角関係そして→。。。。

てかんじ。
いやいや、スレ違いの気もしてきたよお姉ちゃん

656 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 22:59:36 [ Mm2Jdzs. ]
三角関係からどっちかを選ぶような感じなら良さそう

657 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/26(水) 23:43:27 [ 2pdjPE8U ]
うどんげから俺を寝取るてゐというのを思いついた。
気が向いたら書いてみる

658 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 00:34:30 [ HOmxxVjw ]
そこまで来るとスレの趣旨から外れすぎじゃないか…
元々好きなキャラに告白とかいうノリだったのに、
○○書いてって流れも変だし

659 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 00:39:57 [ p2QP98VI ]
あまり殺伐としたストーリーにならない程度にね。
基本的には甘いドリームを語るということでよろしく。
リクエストとかは俺はあるといいと思うけど。
数人で同じテーマで書くのも面白いし。
なにはともあれ>>626のチルノはかわいい。
こんな感じでスレが続いたらいいなと思う今日この頃。

660 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 00:56:51 [ 0DggPc/g ]
告白さえしてればなんでもいい気がする。
甘くても、バットエンドでもいいと思ってた。
殺伐としたSSを不快に思うのは分かるが、
それはスレの趣旨に合うか合わないかとは別問題じゃないノン?
むしろ看護の流れのがすれ違いに思えた俺だが、そもそもすれ違いでもいいやって思ってるので
他人がやる分にはリクエストだろうがなんだろうがドンドンやってほしいw
だって、気兼ねなくドリーム語れるスレってここくらいしかないんだよ。

661 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 01:04:26 [ eNTyV83A ]
神主様・・・・・・

深い愛の前ならば
性別など関係ないのです!!

神主様、結婚してくれぇぇぇぇぇぇぇ

662 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 02:22:33 [ iDVDMo3. ]

           __  , ‐'''^^"'''ー、、
       ._..-'": : : : フ′: : : : : : : : : : `'‐、
     ./: : : : : : : /: : : : : : : : : : : : : : : : : \
    /: : : : : : : : : !: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l,
   ./: : : : : : : : : : |: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : :l
   ./: : : : : : : : : : ::|: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : : l
  │: : : : : : : .,..-'"`-、: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : ヽ
   !: : : : : : :/      \: : : : : : : : : : : : : : : : : : : : !
   |: : : : : /        ヽ: : : : : : : : : : : : : : : : : :/
   l: : : :/             l: : : : : : :,―、: : : : _, /  
   .ヽ: : l          ヽ : : : /   .l-'/、}   ( こ
    `'''l   ,,-‐‐     ー‐‐-       i' |.!
      .!   '"⌒` ,:   '"⌒`"      /    
      .ヽ        !           .,/     ┼'っ
       l      ,!          ,i   l       l
        ヽ   (,-、 ,:‐、 )ゝ  .゛  /
         ヽ  、_____,、    /.|
            ヽ /\i_i_i_i_i/ヽ    / ト,      l |
          ヽ. `ー---- '     /  |ヽ       ノ
         _,./ヽ      ./    ./  \、
   -‐ '''"  ̄ /  :| \,,,__,,,, /    /    | `'''‐- 、.._

663 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 07:39:45 [ Q6x22EsY ]
俺は>>658-660だと660に同意かな?

てか
「これ、誰か書いてくれないかな?」
「よし、俺が書いてやるぜ!待ってろよ!」
って流れが好き

もちろん俺が書けたら書くし、要望じゃなく希望だけど


ナアナアやってるって言われたらそれまでだけど、
趣味の合う連中でやってるこの雰囲気が気にいってる。
中には初めてSS書いたって人もいるし、
来る人拒まず、誰でも何でも気軽にどうぞ
って感じでスレが続いていったらいいな。

664 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 09:10:45 [ sukAJpwM ]
たしかに気兼ねなくドリームを語れるここは貴重だよな。
何も拒まず気軽に、それこそ幻想郷のような感じか。
自分では趣旨とはちょっと違うような気がしても、慣用であるほうがいいな。
以前>>569がそんなことを書いているし。
あまり議論しないでこっちもさっさとネタを考えます。

665 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 12:12:35 [ VzEBn8cU ]
このスレは、気張ってレベルの高いSSを書く事が第一の趣旨なのではなく、
様々な「俺」がドリームなり煩悩なり青き悩みなりをキーボードに叩きつけて、
それを住人のみんなで共有して楽しむ場だと思う。
みんなで視たいドリームがあるなら、まず筆を取ろうぜ!
そこに確かな愛があれば、このスレの住人たちは温かく迎えてくれるさ、と、

私の初めて(のSS)、貰って下さい……>>564 → >>565-571 → ウホッ
→ありがとうみんな!俺もっと妄想するよ!えーりん!えーりん!>>625
という遍歴を辿った俺が申しております

666 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 12:55:49 [ OSaaMZGY ]
同感だ。俺も頑張る。仲良くやりましょう。

667 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 22:20:24 [ D1RV03uk ]
>>625に憧れて、何か俺も書いてみようなぁなんて考えてみる。







でもやっぱり書けないよ、だれか俺に勇気を下さいorz

668 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 22:32:29 [ Q1H4R4vs ]
>>667
お前の夢が聞きたい。
時間がなくて叫べない俺の代わりに任せた!

669 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 22:37:03 [ jDxf2qy6 ]
さて、ここでお前らに聞きたい。
咲夜さんに告りたいのだが、皆が求めるのはどっちだろうかと。

1、下手をすれば長くなりそうな(俺の主観だが)シリアス物(もれなく戦闘がついてくる)
2、いろいろな意味でドタバタなほのぼの物

1を選択すれば主人公に特殊能力が、2を選択すれば……作者の疲れが付いてきます。

いや単に書いてみたらとんでもなく痛そうな出来になってしまったのでね。イケンモトムorz

670 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 22:42:58 [ nusXlhBM ]
3.両方

正直スマンカッタorz
ドリームだもん、吹っ飛びすぎじゃなきゃ何でもいいと思うよ!11!

671 名前: 530 投稿日: 2005/10/27(木) 22:53:37 [ E.56xkQA ]
自分でも馬鹿みたいだ。

そんな事を考えながら、俺は、紅い館の図書館に侵入していた。
面白そうなものが沢山とあるこの館で、俺はひとつの目当てを探していた。
目当てと言っても、高価な指輪とか宝石とか、そんなに小さいものではない。
俺が目当てで潜入しているのは、たった一人の人…。
人と呼ぶのは語弊があるかもしれないが。
暗闇の中、足音を消して進む。泥棒の真似事をした日々が、
こんな時に役に立つとは思わなかったが。
「…さて、居るかな?」
あくまで気配と足音を立てずに進む。
他の人に見つかるわけにもいかないし、何よりも『彼女』に出会うには夜中のこの時間帯に
こうして侵入しなければならない。
と、三つ目の本棚を曲がろうとしたとき、奥の方に微かな明かりが見えた。
どうやら『彼女』のようだ。
俺は気配を消しながら、彼女の後ろに回りこむ。
後姿からもはっきりと『彼女』と判った。

そのまま、俺は近づき後ろから彼女を抱きしめる。
「っ!?」
「静かに…」
驚きは腕の中の様子で既に判っている。腕と身体で『彼女』の体温を感じる。
『彼女』はなすがままになっている。

「あ、あの…」
『彼女』が大人しい声を上げる。
さすがに、きつく抱きしめすぎたか?腕の力を緩めると、『彼女』はゆっくりと離れていった。

「…また来たんですか?」
「あぁ、あんたに会いにね」
初めて見たのはとても遠くから、俺はその時から『彼女』に一目惚れしていたのかもしれない。
名前は知らない。『彼女』も俺の名前は知らないだろう。
初めて見かけたその日の夜から、ずっと今まで俺は夜中の屋敷に入り込み続けた。

「え、えと、早く帰られた方が良いですよ。朝にはパチュリー様も起きる頃になってしまいますから」
パチュリーとは『彼女』の主人の名前だったか。いや…そんな事は、どうでも良いかもしれない。
「あんたとは、長く居たいんだ。出来れば、朝までね」
俺の台詞に対して『彼女』の頬は赤くなった。
脈はあるか知らないけど、俺は間違いなく『彼女』のことが好きだ。
出来れば、この想いだけは『彼女』に伝えておきたかった。

「ご冗談はそこまでにして下さい。本当に取り返しがつかなくなりますよ」
「オーケー、分かった。…でもさ、明日も来るぜ?」
俺は『彼女』の頭に軽く手を置くと、侵入した経路を逆戻りしていった。

明日こそは…伝えよう、この想いを――。



ゴメン、もう少し続くぜ。

672 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 23:04:38 [ jDxf2qy6 ]
あー、来ちゃったよすごいのが!

なんか530氏ってほんとに悶えさせるものを投下しやがりますね、マジで。

673 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 23:12:57 [ vt8ir.ek ]
蝶期待。
待ってますぜ。続きを。

674 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/27(木) 23:51:54 [ 0DggPc/g ]
そいや告白されるシチュでもよいのよねん?
ラストしだいじゃどっち付かずになりそうな俺は
ちょっとえーりんいじってくる。

675 名前: 530 投稿日: 2005/10/28(金) 00:22:36 [ vG.CbsaY ]
その日は微かに紅い月の出る夜だった。
俺は彼女の紅い館で働く彼女の事を思い出す。
「今日こそ、だな」
ポケットの中には、ある場所から盗った…もとい、見つけた指輪が入っている。
その重さは、俺の想いの全てだ。
いつものルートを辿り、図書館に再び辿り着く。
「はぁ…」
断られたらどうしよう。なんて考えはずっと頭を巡っている。
けど、そもそも伝えないと先にも進めない。なけなしの勇気を奮い立たせる。
図書館に入って、まず最初に『彼女』の明かりを探す。
それが『彼女』を見つける目印だ。今の時間なら、間違いなく居るはずだ。
目印を探しながら、俺は誰にも勘付かれないように静かに歩く。

拍子抜けするくらい簡単に明かりは見つかった。
目当てだった『彼女』は机の上にちょこんと座っていた。
問題なのは、いつものように彼女を後ろから抱きしめる事が出来ないってとこか。
その位は仕方ないか…。俺は割り切って彼女に近づいた。
「や」
「あ…」
俺の登場に驚いたのか、『彼女』は目を瞬かせた。
これで皆勤賞か。ここに来るのを今日が最後の日にするつもりだから、皆勤賞は
欲しい所だ。
「今日は、ちょっと言いたい事があって来たんだ」
「…私も、あなたに言いたい事があります『泥棒さん』」
『泥棒』か、間違ってはいない。むしろドンピシャだ。
向こうがそんな風に呼んでくれる事も、ちょっとだけ嬉しかった。
「お話があるなら、どうぞお先に」
「あ〜、先に言っていいなら…先に言うよ」
言え。言うんだ俺。今まで『泥棒』だったなら、今くらいこそこそするのを止めろ。
言ってやるんだろ?目の前の『彼女』にさ。
頭の中は軽くパニックだった。

676 名前: 530 投稿日: 2005/10/28(金) 00:23:40 [ vG.CbsaY ]
「俺は、初めて会った時からあんたが好きだった」
「…そう、なんですか」
意外と淡白な反応だった。
「あー…っと、あんたの言いたい事って何だ?」
「言いたい事というよりは…クイズですね。
『泥棒さん』、あなたは…今までいくつの物を盗みましたか?全て挙げてください」
彼女から言われたのは、それだけの問いだった。
ある意味でそれは難題だった。俺が盗んだもの?それを全部だって?
「もし答えられなかったら?」
「あなたの返事をお断りします。あと、私の言う事でも聞いてください」
言うね。この小悪魔さんが。何を言う気なのやら。
俺の記憶だったら、挙げられるものは幾つもある。
今まで人から『盗んだ物品』。
『彼女』と話していた時の『知り合いから盗んだ話』。
幻想郷で『盗んだ名前』。
もはや俺が挙げられるのは、こんなものだ。
それでも、それだけ覚えているだけ奇跡に近い。
「…それだけですか?本当にそれだけですか?」
俺の記憶が正しければ、それが全て盗んだものだ。
幻想郷に来てから手に入れたものの、ほとんど全部に近い。
「あぁ、これが俺が盗んだ全部だ」
「…どうして」
彼女が呟く。
その声は涙声だった。
「どうして、『私の心』が無いんですか?あなたが勝手に好きになって…
私にはあなたを愛する資格が無いんですか?」
彼女は泣きながら、俺に抱きついてきた。
そうか。
彼女は愛して欲しかったし、人を愛したかったのか。
…俺はとんだ馬鹿野郎だった。
一方的に愛するだけ愛して、彼女の愛を受けようともしてなかった。
最悪だ。
「悪い」
「…ぐすっ」
泣き止むように彼女の背をぽんぽんと叩いてやる。
昔から泣いている奴を、泣き止ませるには俺はこうするしか知らなかった。

677 名前: 603 投稿日: 2005/10/28(金) 00:24:00 [ Jtu9wgeM ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0224.txt
フランドールのSSが完成いたしましたのでご報告。
よければお読みください。
相変わらず無駄に長く、萌えなくてすみませんといった感じです。
主従関係ってのが好きなので。
530氏みたいな甘いのが書ければなぁ……。

>>669
どちらかといえば1の展開でしょうか。特殊能力に興味ありといった感じです。

678 名前: 530 投稿日: 2005/10/28(金) 00:24:43 [ vG.CbsaY ]

「さて、煮るなり焼くなり好きにしてくれ」
男に二言は無い。
むしろ食われたら意味無いけど、それも本望だったりする。
「泥棒さん」
「…何をする覚悟も出来てるさ」
何なら切腹しても構わない。
痛いのは普通勘弁だけど、愛ゆえなのか、俺は『彼女』に対してだったら何をしてもいいという
覚悟すら出来ていた。
「…えっと、私があなたに頼む事は」
彼女は目をあっちこっちにやったりしながら、赤くなり急にそわそわし始めた。
「…その、わ、私を…」
「あんたを?」
「私を盗んでくださいっ!」
その声は図書館内に響いた。
…今、彼女は何と言った?
『私を盗んでください?』
「悪い、あまりにも意味が遠回しすぎる。いかがわしい意味にも聞こえるから、
もうちょっと…出来れば具体的に…」
「あぁ〜、ごめんなさい…。えっと、私を紅魔館の外に連れて行ってください」
あぁ、何だそういう事か。
「…出た事が無いのか?」
「その…恥ずかしながら、外に出るのが怖くて」
そういう彼女は呟きながら俯いてしまった。
辛うじて赤い顔という事が分かった。
「おし、なら俺が泥棒としてあんたを連れて行ってやる。
じゃ、予告だ。『あんたを盗むぜ』」
そう言いながら、彼女を抱えた。
やはり身体に合っている分、彼女の体重は軽かった。
たとえ彼女が重くても文句は言わないけどな。

679 名前: 530 投稿日: 2005/10/28(金) 00:25:59 [ vG.CbsaY ]

「さて、ご到着〜」
俺が辿り着いたのは紅魔館の屋根だった。
とりあえず、ここからなら待っていれば、綺麗な朝日が見ることが出来る。
何でも彼女はあまりにも忙しすぎて、本当にただ一度も外に出る事が無かったそうだ。
「…わぁ」
朝日の光が広がった。
光が彼女を照らし、闇で黒ずんだ館を再び紅く戻していく。
「ありがとうございます」
「どういたしまして…こんな物も――」
手にあるのは盗んで手に入れた指輪。
「…要らないなっ!」
朝日に向かって放り投げる。妖精のいる湖に落ちていくのが見えた。
これは決心だ。
「俺さ、泥棒からは足を洗うとするよ」
「…言っていいですか?」
「何をだ?」
「えっと…私は――あなたが好きです」
この紅い館の屋根で俺と『彼女』は抱き合っていた。

680 名前: 530 投稿日: 2005/10/28(金) 00:38:01 [ vG.CbsaY ]

ダメだ。毎回毎回オチが弱い。orz
中途半端に甘くなるのもダメっぽいぜ…。
やる気はあっても、あんまり質に変化しないしなぁ…
>>677
よく書いた!感動した!
こういう心温まるお話って自分も好きですねー

とりあえず、再びリクエストを募集しようと思います。
今度はキャラと適当に大まかなシチュエーションで、三名まで。

681 名前: 603 投稿日: 2005/10/28(金) 00:38:17 [ Jtu9wgeM ]
うお、割り込みましたすみません。

「私を盗んでくださいっ!」ってのがきました。相変わらず台詞回しがうまいですよね。
こういうキメとなるのがあるとSSって締まりますから。

682 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 00:47:53 [ MvQSqIVM ]
>>677
ニラタマおじやがさ、妙にリアルでさ、あの二人が作ったおじやかぁ(遠い目。
もう途中から嬉しくなって読んでました。久々にぐっと来た。GJ!

>530
私を盗んで、でニタニタした。
あえてリクエストしたい。お前の神主への愛を(えー

683 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 01:42:02 [ uW7hTtZ. ]
>>677
いかんっ!!これは致死量だ…萌え死ぬっ!!

>>530
かっこいいよルパn
霊夢、修羅場で昼メロのような展開を……悪趣味とは言わないで

684 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 02:05:51 [ CDk/YhMk ]
>>639>>655の想い受け取った!
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0230.txt

というわけで鈴仙とてゐ
むしろ、てゐ。
しかし、コンペで書いたSSより量が多いとはこれ如何に

685 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 02:57:51 [ CDk/YhMk ]
うお、いま見たら誤表記とか多いorz
不自然な点はスルー願います(ノД`)

686 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 10:15:00 [ mZGTDWW6 ]
>>684
まてコンソメは反則。ついそこで三十秒笑死したじゃないか。

687 名前: 623 投稿日: 2005/10/28(金) 16:30:56 [ RjeqAhwE ]
>>684
うわ〜修羅場ワロス!
>>677
こんなフランもいいなぁ。GJ!

それはそうと幽香ネタが(頭から)出てきたので書いてみようかと。

688 名前: 623 投稿日: 2005/10/28(金) 20:34:52 [ RjeqAhwE ]
連スレ謝罪。しかし伝えなければいかんのだ!

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0235.txt

書いてしまった幽香。一番最初の幽香よりははるかに劣るけど、個人的には書けるものがかけたからよし。
幽香はうまく書けないのでこれかな〜とか思いながら書いた、口調が違うかもしれないけどそこはご愛嬌で。

689 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 21:07:15 [ Lm5Ac6iA ]
ああもうなんていうか幽香かわいいよ幽香

690 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 22:33:08 [ RjeqAhwE ]
適度にageてみる

691 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 22:34:27 [ RjeqAhwE ]
失敗してしまった。
連スレスマソ。

692 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 22:36:24 [ RjeqAhwE ]
失敗しすぎた、すまん吊ってくる。

693 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 23:27:44 [ MvQSqIVM ]
>>690-692
萌えたGJ!
>>684
ぞくぞくした。てゐに押し倒されるのはいいものだ。
>>688
意外な幽香さまかわうぃいよ幽香様

694 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/28(金) 23:27:46 [ xnHRM7Kc ]
>>692
どうせだから吊りながらシャンハイに告ってみてはどうか。

695 名前: 603 投稿日: 2005/10/28(金) 23:33:31 [ rGkbPW1Y ]
あらためて自分の書いたものを見てみると、
何だか咲夜さんがお嬢様より活躍しているっぽいな。
咲夜さんで書いてみるのもいいかも。
それか、一つ子悪魔で書いてみようかな。

>>688
ラストにぐっときました。強い妖怪ほど孤独を嫌うんですね。
やっぱり主従関係萌え。

530さん、それでは三人目ということで
もしよければアリスをリクエストさせてください。
魔理沙に主人公を取られそうになって、必死になって告白するような感じで。

696 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 00:43:46 [ joV.Gcak ]
ttp://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/
東方SSこんぺに告白SSを一つ書きました。
最近自分の芸風はあまり人になじまず、というか実力不足かと反省中。さておき。

直接このスレとは関係ありませんがあれを書けたのはこのスレのおかげです。
なのでここで最初にありがとうを言いたい。
SSの楽しさをありがとう!
>>1-1000お前らみんな愛してる。

697 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 00:48:30 [ joV.Gcak ]
ttp://thcompe.hp.infoseek.co.jp/
こっちだった、俺は馬鹿か。

698 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 01:39:53 [ zU3U.chY ]
ひとつネタが浮かんだんだが、激しくスレ違いな気がして書き出せないでいる。
やたら長くなりそうだし・・・
子悪魔物なんだけど、キャラからの告白って、有りだよな?

699 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 02:39:22 [ jHrxz.GA ]
>>698
バカヤロウッ!!ここで書かなきゃどこで書くっていうんだ!!

700 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 07:36:47 [ Woe.Gm1. ]
>>699
いや、確かにその通りなんだけどほんとに長くなりそうだし、少々シチュエーションが特殊な気がしていいのかな?と。
作品内に俺が殆ど出てこないし、普通のssになってしましいそうで・・・
それでもいいなら頑張ってみようと思うけど。

701 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 12:19:18 [ ASUyYmRI ]
長さに関しては、txtファイルにすれば1レスで済むし、
俺→東方キャラ(←・←→でも)っていう根幹さえしっかり踏まえていれば、
少々外れたシチュエーションっていうのもカンフル剤になって良いかと思うよ?

702 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 13:08:24 [ S/5qtIao ]
今までもキャラからの告白はいろいろあった。
そのほとんどに萌えた俺がいる。
つまりは、遠慮するなと。

703 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 21:41:10 [ aCG.Az.I ]
昨日から唐突に読み始めたこのスレ、ようやく読みきった
・・・お前らGJ過ぎる! 甘すぎてさっきから砂吐きっぱなしだよw

704 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 21:49:43 [ joV.Gcak ]
>>703
やぁ兄弟。もう一つの幻想郷へようこそ。
二日でここを読みきるなんて下手したら致死量だ。
なぁ、よかったらでいいんだ。そんな偉業を成し遂げたお前の夢が俺は聞きたいぜ。

705 名前: 623 投稿日: 2005/10/29(土) 22:50:40 [ m4/1fTrM ]
ネタが浮かばない・・・助けて。ってなわけで少しリクエスト取るか。
下手だがそれでも良いのなら、誰のが書いて欲しいのか教えてくレミリア。
ただし!どういう展開になるかは予想できぬ。

とりあえず、首吊る前に告白

「蓬莱好きだーーーーーーっ!!!」ギシッ

706 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/29(土) 23:03:44 [ LB88mJRU ]
慧音様をぜひプリーズ!

>>703
ちなみにどのSSか告白がよかった?もしよかったら教えて

707 名前: 698 投稿日: 2005/10/29(土) 23:05:10 [ pgtj0nz2 ]
とりあえずプロローグみたいなのを書いてみた。
まぁ、賛否両論がありそうなので気に入らなかったら言って欲しい。

あと、この中では子悪魔はリトルという名前にしてるんでよろしく。

708 名前: 698 投稿日: 2005/10/29(土) 23:06:55 [ pgtj0nz2 ]
「つまんねえ・・・・・・・」

近所の公園で手の中の缶コーヒーを弄りながら俺は呟いた。

いつもどおりの毎日、無感動にただ日々を過ごしていく。
今まではそれは苦でもなんでもなく、当たり前のことだった。
だが、幻想郷からこっちの世界に戻ってきて以来どうもしっくりこない。
半年ほど前、ふとしたことから俺は幻想郷という場所に気がついたらいた。
そこの紅魔館と言う場所に厄介になりながら、元の世界に戻る方法を探していた。
1ヶ月前になんとかこちらの世界に帰ってくることが出来たのだが・・・


戻ってきてからこの一ヶ月に比べて、幻想郷での日々はいかに生を実感できていただろうか。

「いやまあ、毎日が冗談じゃなく命がけだったわけだが・・・」

紅魔館での俺にあてがわれた仕事は館にある図書館の手伝い。
最も男手が必要な仕事がそれらしかったのだが・・・
このヴワル魔法図書館、さすが魔法と名が付いてるだけのことがあり蔵書の取り扱い方がが半端じゃなく厄介で、本にかかっている呪に殺されそうになった回数も、軽く二桁は越してたように思う。

さらにこの図書館の本を狙って、ほぼ毎日といっていいほどの頻度で襲撃がおこる。

普通の魔法使い 霧雨 魔理沙

この少女以上に『嵐』という表現が当てはまる存在を俺は知らない。
彼女の襲撃の度に行われる、魔理沙と紅魔館のメイドたちがが繰り広げる弾幕戦に、単なる一般人である俺は逃げ惑うしかなく、流れ弾に当たりそうになった回数は数え切れないだろう。

というか、今こうして生きていられるのはリトル−−−ヴワル魔法図書館で司書をしていた−−−が助けてくれなければ、俺はこうして生きていられたかも怪しい。

「ああ、そういえば・・・リトルのやつ、元気にしてるかな・・・?
 また、何かヘマをしてなければいいけど・・・」

優秀なはずなのに何処か抜けていて、目を離していられなかった少女を思い浮かべる。


彼女の優しさに、微笑みに俺はどれだけ助けられたのだろう。

なれない環境に戸惑っていた俺を助けてくれていたのは、いつも彼女だった。
彼女が居たから俺はあの場所で生きていけたと言っても過言ではない。


ああ、なんだ・・・こっちの世界がつまらなくなったんじゃない。

此処には彼女が居ない・・・それだけなんだ。

俺は・・・あいつが・・・好きだったらしいのだから・・・・・・

「は、ははは・・・・・・
 今さら、気が付いたって遅いだろうが・・・
 もう、戻ることなんて出来やしないんだ・・・!」

俺が今此処にいるのは自分で選んで決めたことだ。
幻想郷の面々もなんだかんだ言って色々と協力してくれた。
そのおかげで俺は此処にいる。
その彼女たちの好意を無下には出来ないし、なにより・・・

半泣きになりながらも、笑って送り出してくれたリトルに、顔向けが出来ない。

「俺は・・・馬鹿だ・・・」

言って、空を仰ぐ。
幻想郷に比べて少し淀んだ空が、何故か滲んで見えた。
手の中のコーヒーはとっくに冷めていた。

709 名前: 698 投稿日: 2005/10/29(土) 23:11:33 [ pgtj0nz2 ]
以上です。
とりあえず、東方キャラが一人も出ずプロローグ終了、と。
文法とか言葉の使い方とかかなり怪しいが気にしないでくれると助かる。

この後「俺」の出番は最後の最後までありません。
後は幻想郷内だけでのお話です。

だからスレ違いかな、って思ったわけだがどうだろう?

710 名前: 703 投稿日: 2005/10/29(土) 23:27:46 [ aCG.Az.I ]
>>706
どれといわれても・・・どれもこれも悶えたしなぁ・・・
一つ選べといわれたら>>677の603の人のフラン看病かな。ディスプレイの前でやばいくらい悶えてたw

>>704
俺の夢・・・?
うーん・・・今実生活が忙しくて妄想してる余裕無いや
きっといずれ

711 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 01:00:54 [ SRLsrMrk ]
書き込み規制に引っかかり、他の人のに砂を吐き、自分の愛のなさに嘆き……
そんなこんなで打ちひしがれていた俺の、最後の頑張り。

俺が最後に見せるのは、脈々と受け継がれてきた未来へ託す東方萌えの心だ!
東方ファンの魂だ! みんなー! 俺の最後の駄文だぜー!
受け取ってくれーッ!

http://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0256.txt

……名前無しどころか殆どオリジナルやん(凹

712 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 01:17:53 [ UUen5yPY ]
燃えたw

713 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 02:09:47 [ 3b.X.j/6 ]
プロポーズとか告るとかじゃなくてただの俺×キャラものとかいいのかなぁ

714 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 02:42:32 [ bZ1J.6RE ]
実質そんな流れだし、いんじゃね?
「投降するまでもないSS〜俺×キャラ物専用スレ」って感じで。

告白だけじゃ物足りないんだ!
ガムシロップにスティックシュガーぶち込んだようなあンまぁ〜い日常とかも見てみたいんだ!
ってやつは多いと思う。

715 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 09:29:50 [ 81CLdsNY ]
>>711
すっげ、すげぇよあんた……


何だろう、今書いてるのとぜんぜん違うのに、かぶってないのに何だこの敗北感は……

716 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 14:44:47 [ WPvWwxVs ]
>>711
GJ!!

>>714
激しく同意。
確かに告白は萌える。
だがその後も幻視してしまうのは俺だけではないはずだ!!

717 名前: 623 投稿日: 2005/10/30(日) 15:37:55 [ jaAq9gUA ]
できた〜慧音作品!
http://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0262.txt

ただ少々変則なので読むには多少の覚悟が必要かもしれません。
甘くはありませんが、ほのぼのでもありません。
リクエストした人には期待はずれにならない事を祈っています。
まだまだリクエストしますよ、どんな展開かは予想不可です

>>716
意外と俺もその一人、しかしネタが無し。

718 名前: 623 投稿日: 2005/10/30(日) 15:42:19 [ jaAq9gUA ]
連スレ謝and直リン謝。
なんとなくageておきます。

>>711
GJ!すごいよアナタ。

719 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 16:01:01 [ J7RG9UAA ]
ちょwwwパチェwwww

720 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 16:03:12 [ aKHp6WYA ]
>711>717 素晴らしい

これだけスレが進行しながらも似たようなシチュが出てこないのは正直感動。皆レベル高すぎ
俺も頑張って妄想せねば、書き綴らねば

721 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 22:00:50 [ rr5I8nXI ]
久しぶりにこのスレに来たけどなんか痒くなってきた
みんなGJ

722 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/30(日) 23:25:47 [ v8NDjAag ]
アブドゥル!! い、生きてたのか!!

結局最後じゃなくてまた書いた俺は腹を割って死ぬべきである。
これじゃジョセフに申し訳が立たないぜ……

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0265.txt

というわけで(?)秘封倶楽部より宇佐見蓮子嬢をば。
刻むぜ東方萌えのビートっ!(何

723 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 01:01:16 [ g34KIk0s ]
>>722
待て待て、早まったことをするんじゃない。
腹を斬って死ぬべきなのは、未だ何も書いていない俺の方だ(ぁ
まぁ、何だ。俺が言いたいのはGJ!!ってことだ!

最近我が親愛なるゆゆ様分が不足しているからなぁ
よし、俺の熱い妄想をキーボードにぶつけてみるか…

724 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 01:06:18 [ uFGAX49Y ]
>>722
蓮子! 蓮子!
グレートだぜ。正に俺の思い描いていた蓮子そのもの
ごちそうさまです

修理中だったPCが明日帰ってくる・・・はず
あっちには確か妄想が書き溜めてあったはず・・・うふふふふふふふ、吐き出さんとなぁ♪

725 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 05:25:53 [ oC2uVuSA ]
>>724
PCが壊れるほどのドリームか……
怖いくらいにワクワクしてきたぜ……

726 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 07:57:46 [ PWhRuBjo ]
>>717
素敵ほのぼの村GJ、保留てことはそのどっち付かずでウハウハテレテレな状態が続くわけだな!
もだえ死ぬなおい。
>>722
危険レベルのドリーム量だ。うっかり触れたらからだから砂糖が出て溶ける。

ていうか、このノリ熱いなぁ

727 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 10:12:14 [ bjFEkOGc ]
>>722
駄目、萌えすぎて死んでしまう。GJ!
>>724
吐き出せ!そして萌えさせてくれ!
        
俺的意見だが、俺←キャラ が猛烈に萌えてしまうが皆はどうなのだろう。
さて、意外とネタが少ないと思われる魔理沙でも書いていましょうかね。

728 名前: 723 投稿日: 2005/10/31(月) 14:42:07 [ oyqi3SZA ]
取り敢えず、ゆゆ様で書き始めてみたわけだが、上手くまとまらない罠orz
自分の思った事を文章にするというのは意外に難しいことが良く分かるな

>>722
萌え死ぬ所存なりぃ!!
さぁ、いくらでも吐き出すがよい!

>>727
偏った投下はそんなに無いみたいなんだけど、魔理沙やゆゆ様は結構前だったから
成分が不足しているかもしれないな
魔理沙分は任せた!? ゆゆ様分は俺に任せろ(ぉ

729 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 20:41:34 [ 7KyAS9TQ ]
>>728
一人(1匹?)確か1行だけの奴がいた気が(´・ω・`)
今そいつの書いてるんだけど上手くまとまんないたすけてえーりん

>>722氏の蓮子でエネルギーは十分だ!後は吐き出すだけ!

730 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/10/31(月) 21:13:22 [ aFJe2LPU ]
アホ極まりない話です。注意してください。

 「あ〜、こりゃいい湯だな〜」
 白玉楼にある温泉で、肩まで湯に浸かって俺は伸びをしていた。
 とにかくここの湯船は広い。ちょっとしたプールくらいはある。
 壁も床も全部檜でできているし、開け放たれた窓からは二百由旬の庭が見渡せる。
 「元の世界じゃ絶対に味わえないよな…………」
 うっすらと白く濁った湯と、一面にほのかに香る檜の香り。
 一流の旅館でもこんな贅沢はできないだろう。
 『どうかしら。楽しんでくれている?』
 ふと、耳元で声がしたので顔を上げてみると、うっすらと紫色に光る蝶が羽ばたいている。
 幽々子様の使う死蝶じゃないか。音声の伝達までできたんだ。
 「そりゃあもう最高ですよ。ありがとうございます」
 滞在している先の主に、俺はいないにもかかわらずつい頭を下げてしまう。
 『ふふ、ならよかった。湯加減はどう?温くないかしら』
 「いいえ全然。俺は熱いのが好きですけど、これならもうあつらえたみたいです」
 俺が返答すると、ふっとその死蝶は数回点滅するなり消えてしまった。おや、コメントもなしか。
 なんて思っていると、不意に向こうの引き戸がガラガラと音を立てて開いた。
 げっ!?ま、まさか…………
 「ゆ、幽々子様?」
 「はーい。私も来ちゃった」

731 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/10/31(月) 21:14:39 [ aFJe2LPU ]
 来ちゃった、じゃないでしょ!
 当たり前だが、幽々子様はあの和洋折衷な服など一糸まとっていない。
 幸い申し訳程度にバスタオルを巻いているからいいものの、たかが薄い布一枚だ。妙にリアルに体の曲線が浮き上がっている。
 幸い………だよな?
 胸の辺りとか腰の辺りとかもうくっきりと。幽々子様って着やせするタイプなんだよな、なんて思ってしまう自分が憎らしい。
 「さ〜て、湯加減はどんなかな」
 俺の視線など全然お構いなく、幽々子様はのんきに手桶で湯船のお湯をすくって自分の体にかけている。
 濡れたバスタオルが体に張り付いて、何だかその、微妙に透けているみたいで………
 「お、俺もうあがりますから!その幽々子様はごゆっくり!」
 こりゃやばいかも。全然幽々子様は気にしていないようだけど、俺のほうが気にする、いや気にしなければいけない。ざばっと湯船から逃げようとすると、
 「あら駄目よ。まだ入ったばかりじゃない。温泉はゆっくり浸かって始めて薬効があるのよ。もっといなきゃ駄目」
 「いえその全然大丈夫ですからはい。薬効はじゅうぶんすぎるくらい」
 「いいえ、これはここの主としての命令。もうしばらく私に付き合いなさい」
 微妙に、声の温度が下がって俺は動きを止めた。
 うう、ただの人間である俺が、死を操る亡霊の姫君なんかに勝てるわけがない。
 「な、ならばもう少しだけ…………」
 仕方なく湯船に戻ると、幽々子様はさっきの殺気(シャレだ)なんかなかったかのようににっこり笑っている。
 「はい、よくできました。あとちょっと浸かっていれば体の芯まであったまるわ。顔はもう赤いみたいだけど」
 そんな格好の幽々子様がいるからですけどね。
 幽々子様はひとしきり手桶から湯を浴びた後、するりと俺の隣で湯船に浸かった。
 肩と肩が触れ合うくらいに密着している。この広い湯船でだ。
 体が緊張でがちがちになるし、頭は逆にお湯の熱も手伝ってぼんやりする。
 い、いかん。理性がストーブの上のチルノのように溶けていきそうだ。
 一方その元凶である幽々子様は、何が嬉しいのか、しきりににこにこしている。
 この人も博麗神社の巫女みたいに頭の中が春だよなあ。

732 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/10/31(月) 21:17:33 [ mB3kdijA ]
 「あ〜、いい気持ち。ほっとするわ〜」
 両手を挙げてう〜んと伸びをする幽々子様。
 自然に、ゆるく結わえてあったバスタオルが解けて何だか…………
 「幽々子様タオルタオル!脱げてますよ!」
 「あら、もともと湯船にタオルは入れるものじゃないわ。この際取っちゃおうかしら?」
 ぎゃああああ!そ、そんな破廉恥な!
 「否あァ否ァァッ!断じてそのような所業お天道様が許しませぬ!聞き届けられぬならば不肖この某この場で腹をば掻ッッッ捌いて幽々子様に抗議つかまつる次第でございます!」
 ゆらゆらとまだかろうじて体を隠しているバスタオルを、幽々子様が本気で指でつまんで取り除けようとして俺はついに怒鳴った。
 もっとも、自分でも熱のせいで何を言っているのか分からないけど。
 「あ、そ、そう…………なら、そうするけど……少しのぼせちゃったかしら?」
 俺の剣幕にさすがに幽々子様はたじろぐ。いや、引いたって感じだけど。
 でも、おとなしくバスタオルで体を覆って湯船に浸かってくれた。
 本当に申し訳程度に覆っているだけ。
 胸元は思いっきり見えているし、脚は太ももからほんの少し上くらいしかタオルが隠していない。
 見てはいけないと思いつつもちらちらと視線を送ってしまうけど、幽々子様は相変わらず全然そんなことには頓着しない。
 あ〜、これはもしかして一種のいじめでしょうか幽々子様。
 「それにしても、外界からの客人なんてどれくらいぶりでしょうね」
 俺の悩みなどまるで無視して、幽々子様はぼんやりと外を見ながら言う。
 「俺のことですか?」
 「ええ。外の亡霊たちも、みんな新しいもの好きだからあなたがいるおかげでずいぶん楽しく騒いでいるわ。そして私や妖夢も同じ。だから、ちょっともてなしに張り切っているわけ。迷惑だったかしら?」
 ほんのりと桜色に染まった肌を見せつつ、幽々子様は小首をかしげる。
 そんな姿を見せられて、迷惑でしたなんていえるわけがない。
 「い、いいえ全然!すごく嬉しいです。食事とかだけじゃなくて、こんなふうに温泉まで用意してくれるだなんて、本当に感謝しています」
 首をぶんぶんと横に振ると、幽々子様は微笑む。
 「そう。ならよかった。あなたったらさっきから少し冷淡だったから」
 「いえ、そのそれは…………」
 まさかあなたと混浴しているからですなんて言えるわけがない。
 でも、幸い幽々子様はそれ以上追求することはなかった。
 その代わりに、こんなことを言ってくれた。
 「なら、ここに妖夢も呼びましょ。背中を流してもらうなんていいかも」
 いやはや、素晴らしすぎるお考えですよ、幽々子様。



 >>722
 あなた最高です!蓮子の仕草にもう悶えきってました。
 そしてもうちょい続きます。

733 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 22:54:53 [ 9Me6x2bs ]
>732
は、はやく・・・続きを、続きをーーーー!11!!11

734 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/10/31(月) 23:46:37 [ 0kmcdxxw ]
俺は既に萌え死んでいる

735 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 00:01:12 [ MV7UPBJE ]
某世紀末救世主「お前はもう萌え死んでいる」

736 名前: 722 投稿日: 2005/11/01(火) 00:07:22 [ WFsrElMQ ]
うさみみれんこだけじゃ駄目だよね?
と、誰かが言ったから今日はメリーさんを書いた。

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0271.txt

【47巻 老ジョセフ曰く】
"東方"の輝きの中にあるという『萌えの精神』を…わしはこのスレの中に見たよ…

737 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 00:35:15 [ yzIZpmqU ]
>>736
かわええ、かわええよメリーさん

しかし最近は皆の妄想がたくさん見れてうれしいなぁ
俺の妄想が刺激されるぜっ!!

738 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 02:01:10 [ ZeUfZfBU ]
>>736
なんですかそのギャルゲちっくな構成はw
一瞬蓮子に続いて『俺』がメリーにまで告られるのかと思ったじゃないですか!

739 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 10:45:34 [ KcDDrJ.s ]
しかし、急にスレ人口増えたな

740 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 16:05:01 [ Mqw6Jguc ]
恋色マジックで魔理沙パワーを充電するぜ!! と張り切って行って来たのですが、
帰って来て購入した本を読み終えると、何故か体中にアリスパワーがみなぎっていました。
ごめんよ魔理沙。俺、あんなに可愛いアリスに囲まれたの、初めてなんだ……
という訳で、我慢できずに叩きつけた、滑稽なるかな幻想常春模様。

http://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0276.txt

昔、幻想郷非公式ワールドガイドで、アリスの項目の「幻視力が高い、らしい」という設定を目にした瞬間に、
幻視力が高い → 色々な事に気が利く → 世話焼きお姉さん!!!!
という脳内コンボが発生してしまい、それ以来、
俺の中のアリスは世話焼きお姉さん色が強く、ツンデレ成分はやや薄めになっております。

それにしても、何だか、書くごとに主人公がアホの子になってきている気がする……orz
今回、主人公が⑨でなければもっと短くまとまった気もしますが、そこはひとつ、
東方キャラとアホな会話がしたい、という馬鹿な夢の形として、なにとぞご容赦を。

741 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 16:36:11 [ ylQjlRsM ]
アリスかわぅうういいいいいいよぉ!!
ニヤニヤしながら読んでしまった…

ってかアリスと霊夢って世話焼き系だと普通に考えてた俺

742 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 16:37:55 [ 1enqI4rM ]
>>740
すまん、感動するべきところなんだが……


バイキング吹いた

743 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 20:01:33 [ i05pTJjM ]
>>740
アリス可愛いアリスあ゙qwせrftgyふじこlp;@:
ギャグとの割合もいい感じでまたそれが

744 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 20:33:34 [ okOIc/Fk ]
上海人形が「ナデナデシテー」ってうるさいから
頭の上にマッサージ器あてて死ぬほどナデナデしたら

「シャー…ンハーイ…シャー…ンハーイ…シャー」ってなった。

最初は面白かったんだけど、なんかキモくなったので首元を横から思い切りチョップしたら
「ケッコンシテー」みたいなこと言いながらすごい勢いで抱きついてきた。

745 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 20:38:10 [ /qDPXqho ]
>>740
いや。。。もう素直に萌えた。
ていうか愛した。
いろいろといたたまれなくなった。
なんてかわうぃんだバイキングのオレンジの人かわいいよ右の人!!1!!!11
じゃなくてアリスGJ右の人もGJ

746 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/01(火) 20:41:09 [ /qDPXqho ]
連レススマソ。
俺はこの五分間で二回も最萌え更新した。
>>744おまえはばかだなぁ(最高の褒め言葉のつもり

747 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/11/02(水) 00:13:45 [ 8t5LTnqY ]
 >>732の続きです


 数分もしないうちにがらりと引き戸が開いたので、思わず振り返るとそこには……
 「お待たせしました幽々子さ…………きゃああああっ!」
 上は何も着ないでドロワーズだけだった妖夢が、悲鳴と共に脱衣場に逃げ込む。
 あんな声を妖夢が上げるのは初めて聞いた。
 「あらあら、騒々しいわね」
 「幽々子様のせいですよ!俺がいること言わなかったんですか!?」
 「そうよ。驚かせようと思って」
 俺は言い返す気力も失せ、妖夢の逃げ込んだ脱衣場を見ながらできるだけ湯の中に体を隠そうとしてみた。
 がちゃがちゃという音がしばらくして、やがて上にさらしをいい加減に巻いた妖夢が血相を変えてこちらにすっ飛んでくる。
 手にポン刀をぶら下げてだけど。
 「ゆ、幽々子様の入浴中に押し入るとは……この狼藉者め――――っ!」
 うおお、目が本気だ。
 「ちょっ、ちょっと待って妖夢!誤解、誤解だよそれは!」
 「問答無用。斬れば分かる!」
 背を向けて平泳ぎで逃げようとする俺の背中で、妖夢が刀を振りかぶったのがわかった。

 片手で柄を指に挟む。
 その奇っ怪なる握り方はこれぞ虎眼流「流れ」。
 まさに友六の如く、明らかに遠すぎる間合いから伸びる刀身で、
 彼の延髄が後ろからサックリと斬られるのはもはや自明の理。
 お美事!お美事でございまする!

748 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/11/02(水) 00:15:18 [ 8t5LTnqY ]
 ――――なんて幻覚が一瞬視界をかすめ、
 「まあ、いけない子ね妖夢。お客様に段平を振りかざすとは何事?」
 いつまで経っても首と胴は繋がったままだ。
 ゆっくりと振り返ると、幽々子様が俺と妖夢の間に割って入っていた。
 振り下ろされた刀身を、手の甲に止まる死蝶の羽がそっと受け止めていた。
 「ですが幽々子様……この人は…………」
 妖夢と目が合うとすごい勢いで睨まれた。慌てて湯に急速潜航する。
 「何を勘違いしているのかしら。私はこの方と一緒にお風呂に入っているの。いけないかしら?」
 「そっ!そうなんですか?」
 「ええ、そうよ。客人をもてなすのに共に湯を浴びるのは基本よ。昔から言うじゃない『裸の付き合い』って」
 幽々子様、それはだいぶ用法が間違っているような気がしてならないのですが。
 「ほら、謝りなさい。まったくしょうがない子ね、妖夢は」
 あ〜あ、いつの間にか妖夢の方が悪者にされているよ。
 普通、自分の主人と客が混浴していたら明らかに妖夢の反応の方が正常なのにな。
 自分のことは棚に上げて現状を見つめてみる俺。
 けれども、ひたすら生真面目なのがとりえの妖夢だ。すっかりその詭弁にのせられてしまっていた。
 「もっ、申し訳ありません!そのようなこととはつゆ知らずお客人に刃物を向けるとはこの魂魄妖夢一生の不覚!
 どうぞ不甲斐無い若輩者として笑ってお許し下さい!」
 ああ、これが若さか。
 「いや、別にいいけど」
 「そうよ。謝っているならさっさと服を脱いでこっちにおいでなさいな。ほら、早く背中を流して」
 謝れって言った本人がそのことを忘れているよ。
 しかし妖夢は疑問を持つなどといった概念は持ち合わせていないらしい。
 「はい!ただいま」
 と元気よく返事をするなりまた脱衣場に駆け込んでいった。

749 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/11/02(水) 00:17:21 [ 8t5LTnqY ]
 かくして、妖夢は幽々子様と同じバスタオル一枚を体に巻きつけただけで浴室に戻ってきた。
 「襦袢とかなかったのか?」
 「はい…………」
 「いつもは裸でやってもらうんだけどね。どうして今日はそんなの巻いているの〜?」
 「これは…………その………最後の、良心です…………」
 冷静に戻ると恥ずかしいのか、しきりに妖夢は顔をうつむけて居心地が悪そうにしている。
 当たり前だ。肌をさらして平気な顔でいられるのは幽々子様くらいなものだ。
 この人はモデルなみにスタイルがいいし。
 対する妖夢は……ああ、あまり評しない方がいいかも。
 ものの見事に貧相な体形。アバラが浮き出ているって意味じゃないけど、
 隣にいる幽々子様とつい比べてしまうといささか悲しい。
 手足は子供じみて細いし、胸はバスタオルをほんのわずかに押し上げているだけ。
 でも半霊ゆえに血の気の少ない肌は陶器のように白さが際立っているし、
 細い手足も逆にどこか中性的で魅力がある。
 いちいち細かにチェックしてしまうこの目が憎い、憎いよ俺は。
 「じゃあ、お願いするわね妖夢」
 幽々子様はざばっと湯船からあがるなり、さっさと桶の上に座ってしまった。
 ちょうどこっちに背を向ける形になると、バスタオルを解いて裸の背中があらわになる。
 「ほら、あなたもこっちに来て」
 「ええええっ!?いや、その幽々子様が終わってからでいいですから」
 「え〜、どうせなら三人で楽しくしましょうよ」
 不満そうな幽々子様。三人で楽しく………ですか。それはさすがにご勘弁を。

750 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/11/02(水) 00:18:36 [ 8t5LTnqY ]
 とりあえず、さすがに幽々子様と一緒に背中を流してもらうのは勘弁してもらった。
 俺は結局、幽々子様が体を洗い終わるまで湯船の中で向こうを向いて沈んでいた。
 けれども耳には、
 「あ……そこ…………うん、気持ちいい………ああっ」
 とか、
 「きゃんっ、くすぐったい…………あん、もう…………」
 とかいう妙に色っぽい声が入ってきて仕方がなかったんだけれど。
 このもてなしは、新手のセクハラか何かだろうか。
 幽々子様はひとしきり体を洗ってもらってから湯船にゆっくり浸かると、
 それで満足したのか「じゃあ妖夢、後はお願いね。しっかり洗ってあげるのよ」と笑いながら浴室から出て行ってしまった。
 相変わらずろくにタオルで体を覆いもせずにだ。
 「わーわー!見ちゃ駄目です!」と叫びながら妖夢が俺に抱きつきつつ目を隠し、
 そしてから自分のしていることに気づいて真っ赤になって飛び退き、
 最後に足を滑らせて湯船に転落という派手なコンボがあったことも忘れはしない。
 その騒ぎを見てもさすがは幽々子様だ。
 「まあまあ、妖夢もすっかりはしゃいじゃって」
 なんて笑いながらモデルのように歩いて脱衣場のほうに消えていった。
 それにしても腰のラインがきれいだったよなぁ。
 ある意味、あの余裕こそがこの白玉楼の主を主たらしめているのかも。
 「それでは――始めます」
 「ああ、じゃあ――」
 湯船から出て幽々子様のように桶の上に座ると、さっと妖夢が後ろに控えた。
 なにやら緊張して改まった口調とともに、背中をごしごしと石鹸を滑らせたタオルで拭いてくれる。
 あ、これって結構気持ちいいかも。
 「ど、どうでしょうか――――強すぎませんか?」
 「ううん、全然。すごく気持ちいい」
 後ろで妖夢が笑った気配がした。
 「率直なご感想ありがとうございます」

751 名前: 湯煙跋扈 投稿日: 2005/11/02(水) 00:21:57 [ 8t5LTnqY ]
 しばらくまたごしごしと。
 「あ、ばんざいしてくれますか」
 言われたとおりに両手を挙げると、結構念入りに洗ってくれる。何だか子供の頃にかえったみたいで少々恥ずかしい。
 「先ほどはすみませんでした。いきなり斬りかかったりして。頭に血がのぼって何も考えられなくて…………ごめんなさい」
 「そんなことないって。普通ああ思うよ。……本当にびっくりしたぜ。いきなり幽々子さまが『はーい』なんて言って向こうから来るんだからさ」
 「はぁ………言葉もありません。幽々子様はそういったところが本当にあっけらかんとしておられますから」
 しくしくといった感じの妖夢のため息が背中で聞こえる。
 「でもいい人じゃないか。ぼんやりしているけど懐は深いと思うけどな」
 「ええ。それは否定しません。でも、本当に年中ぼんやりな方なんですよう。
 こんなんじゃ先代に顔向けできません」
 愚痴りながらも妖夢はしっかりと背中を洗ってくれ、最後に手桶でお湯をかけてくれた。
 「はい。これでおしまいです」
 「ん、ありがとう。――――でも悪かったね。忙しかっただろ。いきなり風呂に呼びつけて背中を流せ、だなんてさ」
 ここ数日のことを思い返すと、いつも忙しそうに妖夢はあちこち駆け回っていた。
 きっとさっきまで、たぶん夕食の準備をしていただろう。
 それがいきなり風呂に呼ばれ、別の仕事を言い付かるとは。
 つくづく弄られている妖夢が少しかわいそうで言ってみると、
 「いえ、そんなことありません…………」
 曖昧な返事が返ってきた。
 首だけで振り返る。
 そこには、やっぱりタオル一枚で身を隠しているせいか恥ずかしそうな顔の妖夢がいる。
 その視線がしばし泳いで、それから俺のほうを見て、
 「あなたに喜んでもらいたいのですから、苦になんてなりません」
 え?
 言った意味が一瞬分からないでいると、妖夢のただでさえ赤い顔がさらに赤くなった。
 「あ!わ?そ、その………いえ別にそんな意味じゃなくてですね――し、失礼しました!」
 脱兎の如くという表現がぴったり来る勢いで、妖夢は俺に頭を下げて浴室から出て行った。
 それはもう、とんでもない速さで。
 「は、はは…………」
 いきなり、そんなことを言われるとはな。
 俺は立ち上がった。体はすっかり温まっている。
 「出るか」
 出て服を着たら、あの庭師の仕事を手伝ってやろう。
 俺だって、あの子の喜ぶ顔が見たいからな。

 ただひたすら温泉シーンが書きたかった珍作です。
 皆様も何かの機会に白玉楼にお立ち寄りの際には、
 ぜひそこの温泉に入浴することをお勧めします。

 >>740のアリスに感激でした。アリス………ようやく幸せになれたんだね。

752 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 00:24:09 [ GBqXZuTE ]
> あ、これって結構気持ちいいかも。
> 「ど、どうでしょうか――――強すぎませんか?」
> 「ううん、全然。すごく気持ちいい」

一瞬スレを間違えたかとオモタ
GJ&お疲れさん

753 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 00:24:37 [ oZqNTQ22 ]
よく妄想した。感動した
ゆゆ様エロすぎ

754 名前: まとめ 投稿日: 2005/11/02(水) 00:44:45 [ ezh.RG.M ]
■霊夢・魔理沙
霊夢>>7>>76>>107-110>>387>>527-529>>640
魔理沙>>4>>12>>53>>54>>318>>498-502>>633>>637>>642-645

■紅魔郷
ルーミア>>41>>47>>48>>444-446
チルノ>>36>>37>>71>>72>>294-296>>399-401>>626-627
美鈴>>16>>39>>43>>51>>279-280>>465
小悪魔>>317>>671>>675-676>>678-679】【>>708〜(続き待ってるぜ)】
パチュリー>>18>>260>>346>>351-353】【>>427-430
咲夜>>38>>179>>199-202
レミリア>>60>>92>>149>>244>>338>>362
フラン>>166>>195>>348>>549>>677
メイド>>711

■妖々夢
レティ>>58
>>75>>169
アリス>>6>>15>>34>>63>>333>>359>>740
リリー>>25>>31>>364
ルナサ>>61>>147
メルラン>>50>>585
リリカ>>342-344
妖夢>>1>>21>>180>>186>>394>>730-732>>747-751
幽々子>>9>>10>>22>>77>>105>>222 【>>281-284>>289>>298-300>>303>>436
妖夢&幽々子>>325-332>>335-336(妖夢)
>>8>>13>>62>>97-99>>309
>>2>>52>>304

■永夜抄
リグル>>102>>432
ミスティア>>5
慧音>>23>>27>>28>>157>>369>>568>>717
てゐ>>262>>268-270>>340>>472>639>>684
鈴仙>>55>>57>>64>>119>>121>>126>>128>>130>>133>>150>>153>>322>>370-372【派生てゐ>>381-382>>391-393

>>530-543>>550>>557>>610-611>>624
永琳>>59>>73-74>>365>>625
輝夜>>69>>79-82>>139
妹紅>>17>>185>>235>>238>>309>>439>>503-505>>513>>518

■萃夢想
萃香>>93>>172>>417>>640

■花映塚
>>86 >>131>>151>>564>>636
幽香【>>510>>519-522>>688
メディスン>>184>>363>>383-385>>454>>600
小町>>148 >>217 >>479(473から)>>623
映姫【>>123>>124>>140>>254-255>>308>>310>>334>>473-476>>489>>493(この辺前後)

■秘封倶楽部
蓮子>>722
メリー>>736

■旧作
魅魔>>11>>33
神綺>>3>>49>>315-316

■その他
毛玉>>614
こーりん>>14>>35>>91>>115-116>>405-406
神主>>29>>661-662
上海人形>>210>>744
蓬莱>>705
たくさんその他>>414>>447>>448-453>>468>>470>>499
一蹴される>>426-428>>433>>437>>460
スレ住人>>483-490

ばらばらで近いのは纏めさせてもらいました。
みんな愛してる>>all

755 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 02:24:11 [ Dc/7GkM2 ]
「ん〜…」

朝起きて、まず目に入ったのは、てゐの唇だった。
「ちょっ、ちょっと待って!!待てって!」

「…なによ、わたしに起こされるのは不満?」
「いやいやてゐ、そういうことじゃなくてな?日本の朝はもっと健全で健やかで爽やかであるべきで、
朝っぱらからそういうのはちょっと…」
「……わたしのことが、きらいなの?」

うっ、でたよ。必殺上目使いで涙目。且つ、頬を薄く染め上げる。
永遠亭にきた時、こいつに騙されててゐに惚れて、今ではすっかり主導権を握られてる。
てゐは本当はしたたかで腹黒くて俺俺詐欺で…でもちょっぴり優しくて。
きっとその優しさを隠すために、周りを騙してるんだ。
その『騙す』レベルがちょっと普通じゃないけど。

例えば、部屋から出たらたらいが落ちてきて、
横にふらついたら巨大な岩が転がってきて、
それに吹き飛ばされた先に何故か十字架があって、
そのまま屋根の上まで吊るされて、

その上俺目掛けて雷が落ちてくる。
なんて罠を遊びで仕掛けて悪戯好きを装う。
でも絶対に死ぬような危険な罠は配置しない。そこがてゐの優しさだ。

…………俺にはその優しさが向けられていないように思うのは気のせいか?


「…嫌いなわけないだろ?俺は、てゐが好きさ」

色々と思うところはあったが、それでも。俺に幸福をもたらした、俺だけの兎。

「じゃ、改めて、おはようのキス……」

俺はそっと目を閉じて、てゐを待つ。


…………チュ。

躊躇いがちに触れた、てゐの唇。そのやわらかく冷たい食感をもっと感じたくて、俺はさらに吸いついt


………『やわらかく冷たい食感』?




俺はそっと目を開けた。            こんにゃくでした。



「てゐぃぃぃぃぃーーーーーーーー!!!」
「あははははははーーーーーーーー!!!」



 ◇

初めてなんでちょっと短めを投稿(´・ω・`)
………(´・ω・`)


               ((((´・ω・)         [崖]

756 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 05:41:21 [ JUhkfNms ]
>>755
(;・Д・)_(・ω・`)←755 [崖]
GJ!つーかイ㌔

757 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 05:48:55 [ 4GjNo/O. ]
    ((((´・ω・)>755    (゚д゚)<待て!早まるな! [崖]

>色々と思うところはあったが、それでも。俺に幸福をもたらした、俺だけの兎。

そんな風に想える大事な人がいる、という事それ自体が幸せなのだと思う。
こんな素敵なドリームの持ち主であるお前を死なせるなんて、
お天道様が許しても、このスレを代表して俺が許さん

758 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 09:12:19 [ 3gfKUwmE ]
   ,..-─,ヘ-.、
  (,.r-/_@_r-i   i
  i ノルハノリノノ  ノ|  じゃあ替わりに>>757を連れて逝こうかしら♪
  ルl.リ_゚ ヮ゚ノリ (_,ノ
   rX,_,i.∞i,〉
   <_/_,§! |〉
   `'-r_,ィ_ァ'

759 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 16:08:03 [ 0BG/Sa5k ]
ミスティアの異常なまでの少なさに頭きて書いた。
そして自分の腕の無さに絶望した。要修行。

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0280.txt

760 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 16:30:18 [ FIp0vOB. ]
うおっ、俺がみすちーを書きはじめたら先駆者(パイオニア)がキタ━━(゚∀゚)━━!!
今日はユニゾン記念日ですね。ごちそうさまでした。

761 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 17:10:01 [ zxc/HmAo ]
>>759
俺が幻視したみすちーはそんなイメージだ。
萌えた。GJ!!
>>760氏もみすちーで書いているそうなので期待するぜ。

俺も早くゆゆ様で書き上げねば…

762 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 17:40:45 [ Xs3193dU ]
752 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 00:24:09 [ GBqXZuTE ]

> あ、これって結構気持ちいいかも。
> 「ど、どうでしょうか――――強すぎませんか?」
> 「ううん、全然。すごく気持ちいい」

一瞬スレを間違えたかとオモタ



………畜生俺も深読みしちまうじゃねぇか _ト ̄|○

763 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 18:11:20 [ oZqNTQ22 ]
「どうして酒飲みってそうなのかしら? 相手のことなんか全く考えないんだから」
息を切らせて薬を求めに来た天狗の少女を、八意永琳は一瞥する
「は、はい…申し訳ないです」
射命丸文は罪悪感で涙を零しながら頭を下げる
「私に謝られてもね…まぁいいわ。見捨てるわけにも行かないし」
永琳は薬棚を空け、ごそごそと中を掻き回した
「はい、この2つね。こっちはすぐに飲ませて。もう1つは状態が良くなったら飲ませること。
お湯で溶いて、冷めてからよ。間違えたり、飲み方守らなかったらどうなっても知らないわよ」
「は、はいっ…ありがとうございます!」
紙で包んだ粉末薬を受け取るや否や、文は幻想郷一とも言われる速度で駆け出していく
「やれやれ…あわただしいことね」

 あの人と出会ったのは、桜が咲き始めた頃だった
外界から来たということで、これはもう密着取材しかないって思った
話を聞くうちに、私の中で何かが変わった
──好きなの
外界では新聞記者を志していたという彼が、私の新聞を手伝いたいと言ってきたときにはもう舞い上がる気分だった
──愛してるの
極上のお酒を手に入れたから、一緒に飲みたかった
──相手のことなんか全く考えないんだから
ああ、そうだった…自分が酒好きだからって…私は…
人間が酒に弱いってことなんて、考えてもいなかった
人間とかどうとか、そんなことはどうでも良かった
──離れたくなかったから

 家に辿り付いた文は、お湯を沸かし始める
「早く、早く…」
湯が沸くまでの数分すらもどかしい
湯呑に薬を溶くと、文はその匂いに思わず顔をしかめる
「うわ、何この匂い…」自分が飲むわけでもないのに嫌な気分になる
「…これじゃ飲ませられないわ」
男の頭を抱え、少し体を起こしてやるものの、これでは口には入らず零れてしまうだけだ
(……いいわよね)
文は薬を自分の口に含み、体を抱きながら口移しで流し込む
(良くなって)心の中で、静かに祈るように


──これが、最初で最後のキスになりませんように

764 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 19:06:48 [ 2LEwK9SA ]
>>740
GJ!感激。

>>751
入浴シーンは考えてなかった・・・。GJ

>>755
てゐかあいいよ!

>>763
グハッ!悶え死ぬではないか。ともかくGJ!

っていうか魔理沙書いてないよ〜。早く書かないと・・・。

765 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 19:37:23 [ .dopfJZs ]
>>759
おおぅ、ミスティアに愛の手が!
俺ものろのろ書いてたんだけどまとまんないよ!

766 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 20:42:27 [ FIp0vOB. ]
うわーひどい。書き終えたら30.3KBもあるだよ。
ものすごく場違いな気がしますけど思い切ってあぷります。
みすちー。

http://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0283.txt

SSというのを書いてみてわかったのですが、話というのは
だらーっと広げるのは比較的容易でもうまく綺麗に閉じるのは凄く難しいですね。
精進します。もっと簡潔に書けにゃあならんめぇ。

あと音速遅いですが >>577にも励まされました。どうもです。

767 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 21:11:18 [ 4F28vQhs ]
あなたはみすちーのネ申!天帝!GOD!魔王!閻魔!
いや〜すっごく感動した。あの鳥頭がこんなにも可愛くなるなんて。
まさにこれが愛。GJそしてごちそうさま。

768 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 21:21:28 [ BogCLnDg ]
>>766
す ば ら し い !
今日はひょんな事で3000円ドブに捨ててしまったのだが、ン事どうでもよくなるくらい良かった!
GJ!


そう言えばレティもまだ1本だけなのな

769 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 21:29:37 [ ElQnGsW. ]
やっべ、みすちーやっべw
みすちーはかなりどうでもいい部類だったのに・・・>>766GJ!

770 名前: 722とか736とか 投稿日: 2005/11/02(水) 21:33:48 [ faxz7Eoo ]
なんだか、自分なんか大した事ないなぁって思わされる今日この頃。
皆様、萌えていますでしょうか。

>>740
いいよいいよアリス可愛いよ可愛いよアリス。
ボケとマジの混ざり合いが絶妙。

>>744
上海はガチでいいと認識。
蓬莱はどーかなーって思ったりした。

>>湯煙さま
鼻血が止まりません。
あぁぁぁぁ俺も冥界温泉にいきてぇぇぇぇぇ

>>755
それでこそてゐ!!
照れ隠しなのかマジなのか……
そのうち逆襲されてさらに恋の炎が燃え上がったり?

>>759
なんかこの二人いいなぁ……
寄らず添わず、けれども離れず。
これもまた一つの恋仲の形?

>>763
GJ!!
文嬢は一途なイメージが良く似合うなぁ……

>>766
…………(平伏)
お見逸れしました。ただその一言に尽きます。
すんごい素敵なミスティア嬢だー……

自分の書いたのが初秘封倶楽部モノだとしって戦々恐々。
アブドゥル様もし捕まったらM・Rで助けてくださいまし……

771 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 22:43:52 [ vlfs3pTE ]
>>766
「ワーハクタクが〜」と「食らわせろ〜」で爆笑。とんねるずかよ。エキセントリックかよ。

ミスティーの歌の元ネタ出していただければ幸いかと。

772 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 22:49:35 [ .dopfJZs ]
>>766
またみすちーwwwww来たwwwwwww
諸所に入ってる歌がまたいい味出してる。
てかロビンソン噴いた。

773 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 23:02:40 [ O9kjLVEs ]
みすちー良いよみすちー

774 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/02(水) 23:08:24 [ CGmLtAb6 ]
みすちーよすぎだよ。俺のミスチー感が変わったお前のせいだっっw
みすちーかわいいよみすちぃぃぃいぃぃぃぃx

775 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 00:21:40 [ 0pqmCiiY ]
>>771
ロビンソン 紅 与作 とかあったな

776 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 00:42:35 [ rGhHeI/A ]
内容もさるものながら、ところどころに散らばる歌のセンス。
脱帽ですな。
今まで対象外だったみすちーだが

もう萌えしか感じない

777 名前: 530 投稿日: 2005/11/03(木) 01:04:51 [ 1SXYOJZw ]
私が彼と出会ったのはいつの事だったんだろう?
暑いくらいの夏?それとも寒すぎるくらいの冬?
いや、そんなことはどうでもよかった。
私はあの時、彼と出会った、その事実だけある。
正確には出会ったではなく、遠くで彼の姿を眺めているだけだったけど…
初めて見た彼の感想は…『普通の人』だった。
別に溢れんばかりのカリスマがあったとか、素晴らしく顔が良かったとか、
そういう訳じゃなかった。
ただ、何となく彼に惹かれた。
その惹かれについて、とある友人にそれを言ったら、
「恋じゃない?」
と至って簡潔に言われた。
そうかもしれない。
私は彼にどうしようもなく惹かれた。

しかし、きっとこの思いは叶うことがないという事も、
また、どこかで分かっていた。
だから、今は切実に願っている。

彼が、今、亡くならないように――


はい、>>682氏リクエスト通りの神主ですね。
神主への愛は多分、他の誰にも負けている気がします。
…と言うか、こんなんで良かったんでしょうか?

これで終わるのも何なので、お口直しをどうぞ。
>>603氏のリクエストより、アリス
つ【ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0289.txt】
>>683氏のリクエストより、霊夢
つ【ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0290.txt】
正直、霊夢の方はあまり、修羅場になりきれない気がしました。
これからも精進します。あとそろそろ、名無しに戻ります。

いや、またリクエストは受け付けますけど。…やっぱり三人はきつかったので
今度は二名にします。

>>766
…あなたの素晴らしさに絶句しました。自分も精進しなければ…

778 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 01:22:48 [ l7cqz7X6 ]
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0291.txt
530氏の後にっつーのはなんとも忍びないけれども、俺の熱く滾るハートは待ってはくれないそうなので。
レティ!!11!!!!11可愛いよ!!1!!!1

ただ俺視点レティだもんだから一般のレティと違うかもわからんね、てか違うよきっとこれああもうtないがてあやいば

779 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 01:31:32 [ FSrluaJ. ]
>>770氏の発言を見て、唐突に書きたくなったメリー
かなり異色だと思います
あと資料見ずにうろ覚えで書いたからちょっとキャラ違うかも・・・

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0292.txt

780 名前: 682 投稿日: 2005/11/03(木) 02:20:52 [ BvQdjyG. ]
>530
正直、泣けた。
すまない、難しいこと言ってすまない、でも本当にありがとう!

781 名前: 722とか736とか 投稿日: 2005/11/03(木) 02:33:20 [ viV2OkWI ]
魔理沙妄想。

「よぅ、遊びにきたぞ」
「……毎度毎度毎度毎度言ってるんだけどな、魔理沙?
 家壊すな突っ込んでくるな一言くらい詫びろっ!!」
「私の魔砲で壊れる家がヤワなんだ。お邪魔ー……しようにも家が無いな」
「…………また立て直すのかよ……」

* * * * *

「いやー。悪いな晩御飯までご馳走になっちゃって」
「確信犯だろお前。しかも勝手にご飯よそうな!
 普通お代わりって自分でやる!? ってか大盛りだし!! 三杯目だろ!!」
「うるさいなー。育ち盛りなんだよ。ほら、お前も食べな」
「……いやそれ俺の米なんだけど。ついでに言えば焼き魚も」
「これは私の勝ち分だ。いやー、弾幕ごっこっていいな♪」
「二度とやんねぇぞ。このクソ餓鬼……」
「マスタースパー……」
「ごめん悪かったからソレはやめてソレだけはやめて」

* * * * *

「おー、ぬくぬくだぜー」
「……毎度にして最大の疑問なんだが。どうして俺の寝床に入ってくるんだ?」
「私は冷え性なんだよ」
「俺もそうなんだけど……って、擦り寄るな!!」
「へへん、照れるな照れるな。うりうりー」
「っこのっ!! こしょこしょこしょこしょ!!」
「だ!? あはっははははは苦しい苦しいやめれー!!」
「弾幕ごっこの負け、ここで晴らす!」
「なにをー!!」

* * * * *

「…………なぁ、もう寝たか?」
「どした」
「あのさ」
「なんだよ」
「好きだって言ったら……どうする?」
「……とっとと寝ろマセガキ」
「私は餓鬼じゃない」
「…………」
「餓鬼じゃ……ない。私だって……女、だぜ」
「……あー、そうかそうか」
「分かればいいんだ。で、答えは?」
「…………俺も好きだ」
「両想い成立だぜ♪」
「いいから寝ろ」

* * * * *

「むにゃ……すきだぜー」
「ぐー……おれもだ……」



目指したのはぜんぜん恋愛してない恋愛。
……>>766氏には遠く及ばないことを実感した。

782 名前: 683 投稿日: 2005/11/03(木) 03:08:09 [ pwRz.Dm6 ]
>>530
おぉ、これこそが俺の望む修羅場…しかし欲を言えばもっと黒くしてほしかったなぁ
魔理沙による寝取り、それを目撃した霊夢、うなる平手の応酬、弾幕ごっこの領域を超えた殺し愛
超ドロドロ修羅バトルッ!!!


どうみても悪趣味です、本当にありがとうございました

783 名前: 764もとい623 投稿日: 2005/11/03(木) 04:36:53 [ .QF..EhY ]
で、できたぁ〜魔理沙。もう何がなんだかわからねぇ。
ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0294.txt

>>530
すごい、感動した!GJ!!

>>766and>>759
みすちーイイよ!みすちー!

っていうか530氏の作品見てたら自分のが駄目に見えてきた。
三途の川で身投げてくる。

784 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 07:52:36 [ 3mXZdnTE ]
春でもただでさえ湖の周辺は冷えるんだから、
これが冬になるとどうなることやら。そんなことを思いながら湖畔に座っていた。
「ところでチルノ」
「なになに?」
呼ばれた小さな氷の妖精は俺の周りをぱたぱた飛び回っていた。
「……まずはカエルを凍らせた後、失敗しないで戻せるようになれ」
「えー?やだ。めんどくさい」
「できるようになったらキスしてやる」
「がんばる!」
そんなチルノがやっぱり可愛くて、思わず撫で撫でする。
「…えへへ、もっともっと〜」
一瞬戸惑いながらもすぐに満面の笑みになってねだってくるチルノ。

……この手が凍るまではさすがに困るが
まあ、満足するまでは撫でても良いかなぁとか思ってる。


〜〜
実は永夜抄しかやってないが花映塚のチルノが可愛かったんで衝動的に書いた。
ごめんよ、吊ってくる……

785 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 08:38:53 [ ehueHjBk ]
吊る前に花映塚買って来い

防御に特化したみょんな性能とストーリーの所々で見せる可愛らしさと
ぱたぱたする羽根の前に堕ちること間違いなしだ

786 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 11:57:07 [ wpcfmXbc ]
やりたかったが出来なかった所為か知らんが、此処数日間のくりえあぷろだのプロポーズtxtの数は異常
普通の人が1度2度見るだけでも結構クるのに 毎日のように、ヘタすれば連続作品とかもうアレですよアレ
このまま続くならちょっと専用のあぷろだでも欲しい所だ



って、何処かの管理人が愚痴ってた

787 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 13:23:41 [ fsPZB1KI ]
>>786
管理人さん本人?
本人なら借主がそう言ってる以上考えないといかんが・・・

788 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 13:46:11 [ ehueHjBk ]
短いものはここに投下。長いものはクーリエ
要は1人が連投しなければいいんでないの
複数作品を一括アップロードは圧縮する

789 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 17:48:21 [ VFM5Yiq. ]
>>766
にゅーくれらっぷに吹いた。
あれか!エクステンドアッシュか!

790 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 20:27:22 [ l7cqz7X6 ]
>>788
人も多くなってきてるしむしろ隔離してもらった方が気が楽でいい気が

791 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 20:46:02 [ /tpZw76. ]
隔離するにしてもアーヴ氏にろだ作ってもらうなら意味なし。

誰かプロポスレろだの管理人を別の人がやらんと。

792 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 20:51:59 [ /aFps0Kc ]
SSスレろだとかヘタレ絵師絵板とか美鈴ろだとかな
確かに独立したのがあれば発掘もしやすいし、何より気兼ねする必要が無い

793 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/03(木) 21:50:45 [ l7cqz7X6 ]
ttp://www.lapislazuli.rm.st/propose/
先走った。
レンタルだから一応その辺はご了承を。
あんまり負荷とか掛からないと思うけど

794 名前: 603 投稿日: 2005/11/03(木) 23:10:42 [ 4ViZwtVM ]
530は風になった――
603が無意識のうちにとっていたのは「GJ!」の姿であった――――
涙は流さなかったが、無言の男のSSがあった――
奇妙な友情があった――

読ませていただきましたアリスSS。
なんか強気に見えて実は寂しがりなアリスらしさがでていてよかったですよ〜。
キノコ狩りとかのイベントもあると面白いですし。
お疲れ様でした。あらためてキャラのストックが広い530氏にGJ。

…………節度をわきまえればクーリエのうpローダを使ってもべつにいいよね。
使う容量も文字だから、リプとかよりも圧倒的に少ないし。
個人的には、あそこのSSを読んでここに来る人を期待していたり。
普通の人でも、SSを読むうちにだんだんドリームを語る面白さが分かってきたら嬉しいので。

795 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 01:17:48 [ XpXiIY0k ]
最近、仕事から帰ったら寝る前にこのスレをチェックするのが日課になってしまった。
睡眠時間は削っているけど、いい夢見させてもらってますよ、と。

いつかはまとめサイトができることをちょっと願いつつおやすみ。

796 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 02:01:06 [ sLyweeoI ]
俺はドリームSSが嫌いだった。
すまない。俺が間違っていた。
ドリームがこんなに萌えるものだったとは知らなかったんだよorz

萌えたついでに試しにWordの置換で名前を自分のに変えて読んでみた。
…萌え尽きました゚、。)っ

797 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 02:28:32 [ xj7CuOvs ]
無性に書きたくなったので書いた
反省はしていない
>>338あたりを読んでおくと楽しめます

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0001.txt

オリキャラまで出しちゃったよどうしよう

798 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 02:41:25 [ KNSwzBfU ]
>>796
強烈な楽しみ方だなw
>>796に引きつつも試してみたい俺がいる。

そういや、ドリーム系の小説サイトでJavaScriptかなにかを使って、
自分の名前を入れられる所を見たことがあるな。
東方じゃないけどな。

799 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 02:45:18 [ C0L2ILFk ]
>>793
そのロダの仕様は厄介だな。
保存できないわ改行されないわで。

800 名前: 797 投稿日: 2005/11/04(金) 02:54:18 [ xj7CuOvs ]
うわ、改行されてなかったのか
仕方ないので、クーリエにあげてきたよ
手間とらせてすまそ

ttp://coolier.sytes.net:8080/th_up2/src/th2_0301.txt

801 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 11:28:33 [ WOVvjd7c ]
>>786
言われてあぷろだ見てきたが…
ありゃ愚痴りたくもなるよなぁ、
下手すりゃ1/3くらい占めてる気がするよ(´∀`;)

ところで発言は本人?
BBSにもないし、mixiかと思ったが日記が読めんorz

802 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 11:47:00 [ Sz3Dmnjo ]
>>801
確かに最近加速気味だもんねぇ
このスレが好きな俺は大歓迎ではあるが、ドリームは賛否両論なのは事実だし…
嫌いな人から見ると不快に思われるかもしれないね。

その辺は皆で相談しつつ、良い案を考えるのが妥当かも。
流石に荒れるのは嫌だしね。

803 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 12:32:12 [ a3o7pBQM ]
読みたい気持ちは大きいけど、状況落ち着くまで長編うpはやめといて短編直貼りにしたほうがいいかもね
・・・文句の出なさそうなところで、最萌ろだが一応動いてるけど

804 名前: 800 投稿日: 2005/11/04(金) 14:31:58 [ X1saHTiw ]
空気読めてなかったスマソorz

805 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 17:44:37 [ Sz3Dmnjo ]
>>788が言うように短編は直貼りで長編はうpの方向で良いと思う。
ただ問題なのはどこまでが短編で何処からが長編になるか分かり難いってことかな。

そこで提案なんですが、txtである容量を超えたら長編と定義するのはどうだろう?
例えばtxtで容量が30k以上はうp、30k未満は直貼り。
そんな感じでルールを決めたら短編・長編の判断もしやすいしやり易いんじゃないかな?

806 名前: 788 投稿日: 2005/11/04(金) 18:18:32 [ aAf1ff2I ]
あくまでクーリエに同一人物が連続うpしなければいいよ
長い短いは書いた人の判断で。そこまで押し付ける必要は全く無い
今のクーリエ、時封ネタも机晒しも花リプも少なくなってる
花の新パッチ(あるのか?)もしくは冬の新作(?)まで続くと思う
だからここのネタの比重が多くなるのは仕方が無い

どうしても気になる人は管理人に問い合わせるべき
BBSでなら全員見れるし

807 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:21:16 [ hdRzg6Ak ]
>>800空気嫁・・・なんてぇ酷なことは言わないさ。GJ
ま、節度を守ってってことで

808 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:24:10 [ gT3tXa16 ]
節度を守りつつ現状維持の方向でまとまってるようで。
向こうのうpろだは鯖のせいかなんかで改行されてないみたい(´・ω・`)
とりあえず次善策としてキープしときつつまとめサイト的な動き方もしときますねっ
とぼやいてみる

809 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:31:46 [ C0L2ILFk ]
一応、ソースを見れば改行されるようになるみたい。
ともあれ>>793 good job

810 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:44:44 [ 88JCLzZk ]
>>809
いささか⑨な質問で申し訳ないのですが、

>一応、ソースを見れば改行されるようになるみたい。
ってのは、改行を反映させる為には、ただUPするだけじゃダメで、
何か手を加える必要があるって事?

811 名前: 810 投稿日: 2005/11/04(金) 18:47:46 [ 88JCLzZk ]
申し訳ない
書き込んでから改めてTOPページ見たらorz
ともあれ、お疲れ様です>>793

これから、そちらのうpろだを使用させていただく方向でいいのかな?

812 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:49:10 [ gT3tXa16 ]
>>810
グッドタイミングな質問ですぜ兄貴(誰
その件に関して、TOPでちょろっと書いたので一読してください。

お手数かけますがご協力を

813 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:52:48 [ hdRzg6Ak ]
乙です
これからはそっちを利用しつつ、たまにクーリエにうpってドリーマーを勧誘すればいいのかなw

814 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 18:57:43 [ H6h31LzU ]
あぷろだ乙!

それにしても、この流れだとプロポーズをするスレというよりは
ドリーム全般を語るスレみたいな感じかね。
いや、ここが活気づくのもこういう流れも大歓迎なんだが
>>164>>167見たいなノリでこれからもヘタレドリーム振りまいてもいいよね?
前みたいな一行告白とかあっさりふられたりとかそんなのもありだよね?
最近良作が多くてこんな風にビビってる俺はルナサ愛してるルナサ
あなたの張りつめた心のA線にそっと手を当てて優しく豊かに震わせたい

ルナサ「その嫌らしい手つきをやめなさい」

orz

815 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 19:19:52 [ LHXeffp. ]
>>812
ネスケ7.0でもちゃんと改行されましたGJです

816 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 19:23:55 [ kH5aVxi. ]
というか圧縮すればいいんジャマイカ?
ってけーねがいってた。

817 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 19:41:24 [ dUHBa/Yo ]
言いたい事は>>814が言ってくれたが
スレの趣旨?とでも言うのか、流れが初めの頃とかなり違う気がする

今更当初に戻れなんて言っても無理だろうけど、スレ内だけで完結できる程度が良いんじゃないか?と思ったり(文章が
初心忘るるべからず、とかお偉いさんも言ってたし

818 名前: まとめ 投稿日: 2005/11/04(金) 20:57:38 [ gT3tXa16 ]
空気を読まずに報告。
一応>>754時点の紅魔郷までまとめ終わりました。
なんかミスとかあったら報告お願いします。

819 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 21:35:01 [ Yy6KubAs ]
>>814
ここの住人は細かいことは気にせずドリームをワクテカで待ってるからおk
むしろ嫌らしい手つきで迫る方向で(ストラディ

>>818
まとめの人乙!
データ厨な俺の個人的意見を言わせてもらうと、このスレは今の勢いなら2スレ目にいくのも時間の問題なので
初出が何スレ目なのか、とか、何スレ目の>>(番号)とか入れてもらえると嬉しい
とは言うものの、自分のペースでやってくれ。無理はいくない

820 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 21:42:22 [ WOVvjd7c ]
>>818
おつか霊夢かわいいよ霊夢

↓以下チラシ裏↓
かなり昔に誰かが言ってたが、
このスレの連中で合同誌作れんじゃね?ってのを最近本気で思ってる俺。

821 名前: ハートマンZUN曹のありがたいお言葉 投稿日: 2005/11/04(金) 21:53:40 [ aSXEYrFM ]
              |-ー':.:.:.:.:.:ヽ     _ノ:.:.:.:.:..:.:.:.:.::.:.:::`ー-:.:.:!
              !:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.::.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:!
              l----ー― ―''''''""""````'''''' ――ーー---l
                __,,,,  -―''''''"" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄` ''';;;;―- ,,,,__
      __,,,,  -―'''''.:.:.:.:._,, -ー= ̄;,   "" l: : : : : : :,―、:''ー-、:.:.:.:.:.:.:.:.:.
  ,r '"´     ;.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ: : l ―;;,,__     ヽ : : : /   .l-'/、};:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.`丶、
  丶、.. ..:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.r、::`'''l、.. -――- .、  / ̄ ̄ ̄l_/  i' |.!:.:.:.:.:.:.:.:.     ___ ノ
     `    ー───‐  .!      ├-┤    .,!     /─ '' "  ̄
                  .ヽ____ _,/ !  `-----'"    .,/
                   l      ,!          ,i   l                             
             __    ヽ    .、   _./    .゛   /         
          /´/r  ヽ    ヽ    `'"゛  .,,,.    イ     
           / レ ::.   }     ヽ  'ぐ'''''''' /     / |    
        __ノ  、 _ ノ{  __/:::::| ヽ.  ヾ''" /    / ハ|`ヽ
      /´  ` ̄ ̄`丶、ハ_:_:_:_::::::|  ヽ  `´   ./  ./|::::::::\__
     _{:.:.:.        ベ   ヽ;:ヽ  \,,,__,,,, / '´ /  |:::::::::.:.:.:.ヽヽ `'ー---  、
   /:.:.:.:.:}:.         .: ヾ!   \\ :::.. f゙´ ̄ ̄`ト  .:|:::::::::.:.:.:.:.ヽ ー------- `丶、
   /´ ̄ ノ ` ̄    、 ..::. /   :.. )::::\ :.:∧:::::::::::::::}::ヽ:.:.:|::::::::::.:.:.:.:.:.:\::::::::::::::::... : : : : : `
   :.:.:.:.:.{         `ヽ//ヽ  /::::::::::::::Y::::ハ:;:;:;:;::::/ヽ:::\|::::::::::::.:.:.:.::.:.:.:.ヽ::::::::::::::::...: : : : :
   :.:.:.:.:.:\           」 {   /:::::::::::::::::::::::∨:.:|:::::::::::|:.:.:.∨`|::::::::::::::.:.:.:.:.:.:.:.:.:ヽ:::::::::::::::::...: : :

このスレの連中は厳しいが公平だ 内容の差別は許さん
一行告白、妄想、長編を、このスレの連中は見下さん
すべて―――
平等にGJだ!

SS書きは東方キャラを愛しているか?
「生涯忠誠! 命懸けて! パチェ萌え! パチェ萌え! パチェ萌え!」

クーリエに気をつかったり、新しいうpローダを作ったり、
皆さんいい人だね。ほんとこのスレってまともだ。

822 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 22:42:41 [ 7TB9.ySQ ]
新あぷろだの中の人おつかれさまでしたー。
昔のような一行ドリームもtxtファイルなSSもひっくるめて
今後もいつでも誰でもウェルカムなスレであって欲しいです。

そして>>766に大変な量の賞賛レスなどいただきまして
とても恐悦至極に存じます。一括でお礼を言うことになって申し訳ないですが
みなさま本当にありがとうございますでした。

>>771
まだ他の方が挙げてない元ネタは普通に年齢がバレるのが多いので
ここではあえて伏せさせてください('A`)

823 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 22:45:22 [ kH5aVxi. ]
>>820
合同誌……
たとえば一人づつ一人に告白するとか?
お題つき(なしでもいいがグダグダになる可能性あり)で、しかも相手やお題はランダムとか。

824 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 23:37:19 [ VY43o9KQ ]
俺も最近このスレの流れに困惑してたんだ。
作品が読めるのは嬉しい! でも俺じゃぁ…って。
けど821で感動した。マジで、夜中なのに叫んだ。
おまえら誤解しててごめん、俺ちょっと卑屈になっててごめん。
描きかけでやめてたのかきあげてくる!!

825 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/04(金) 23:59:23 [ h6f2eC7Q ]
酒席にて
「あ〜、萃香は可愛いなぁ〜。嫁にこ〜い」
「いいよぉ〜。お酒もあるし三々九度〜」
「え、そんな簡単に・・・ってでかっ! それ杯じゃなくてタルだから! 無理! むっ・・・」

山田様に怒られましたorz
むしろこんなスレ汚し投下して住人に怒られそう

826 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 00:17:51 [ ffDTocNI ]
かしこまったモノ言いではなく、
日常に普通にありそうな、そんな場面に癒された(*´∀`)

願わくば、俺もそうやってプロポーズしてOKされたいものだ。

827 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 02:08:31 [ mtrN6YTM ]
>>427-430の続きが見たいと思っているのは俺だけじゃないはずだ。
だが、ものすごくハードルが高いな。。。

828 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 03:29:24 [ 0gg3oia6 ]
(萃香、俺の為に花嫁衣裳を着て待っててくれたのはこれ以上なく嬉しい。
霊夢も祝言の為に祭壇を作ってくれたのも嬉しい。
他の皆も祝福の為と宴会の為に萃まってくれたのもすごく嬉しい。)

「けど、何でまだプロポーズしていないのに知ってるんだっ!?」

萃香「私の能力は密と疎を操る程度の能力、疎になって散々聞かせてもらったの、プロポーズの練習を」
「情緒の何もあったもんじゃないな…って、こんな時にもお前泥酔かよ!!」
萃香「まぁ気にするな、今から祝詞を上げる巫女も酔ってるから」

(ヒデェ…無茶苦茶だ)

萃香「そんな事より…おかしくない私の格好?」
「そんな事無いさ、凄く綺麗で似合ってるよ。ただ…」
萃香「ただ?」

「萃香お前…、角隠しから立派な角が出てるぞ、全く隠れてない」
萃香「うるさい!!」
「まぁいいさ、端から萃香に『角を隠し従順に従う』なんて求めちゃいない。俺は自由奔放な萃香を好きになったんだしな」
萃香「……」
「これからもよろしくな、萃香」
萃香「…うん!」





スレ汚しスマン
しかし、萃香は俺のなかでは割と常識人

829 名前: まとめ 投稿日: 2005/11/05(土) 11:25:05 [ kgFwns3A ]
おはようございますよ

ttp://www.lapislazuli.rm.st/propose/
まとめ終わりました。
ヘタレなので途中で<pre>タグに逃げましたがね!orz
その影響でIEでは文字がちっちゃくて醜い、まとめ死ねと言った影響がありそうですがどうしようもありません。
ごめんなさいorz
一応文字の大きさ変えれば何とかなります!(人、それをその場しのぎと言う)

まあその、なんていうか、要約すると「アリス!大好きだ!結婚してくれ!」ってことで。

830 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 14:23:41 [ k2FuAyvc ]
まとめ蝶乙

*「かんしゃのこころをこめて ふくびきけんではなく アリスかいてみますね

831 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 18:08:42 [ k2FuAyvc ]
途中で何が書きたいのかわからなくなってきた…駄作になったかも

アリス
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0004.txt

832 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 18:19:17 [ pUWDkr4o ]
>>831
あまあまであつあつだGJ。
コートの下でマッパかと思ってた自分はいろいろ終わってるな

833 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 18:20:44 [ pUWDkr4o ]
……正直スマンカッタ。
崖から飛び降りてくる……

834 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 18:24:00 [ BHkwTy/Q ]
>>831
素敵。GJ!!
アリスはこぅ、ホンワカが似合う子ですな。
魔理沙だとぶっ飛ばしストレートが最高なんですけどね。

>>833
大丈夫大丈夫。起こらないからでておいでー。
ほらほら、とーととーととーと……


捕まえた。さぁ、お前の心の中のドリーム、吐き出していけ。
それがお前に出来る最大の善行だ(何

835 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 19:05:21 [ ixkwtK5g ]
>>828
何とも「らしい」祝言で、いい雰囲気ですね。
奔放で誇り高い、ていうのは東方の人々の共通項な気も。


はてさて、スーパーで買い物をしていたら、いきなり酷いネタが降りてきたので、
>>740の後日談としてポッキープレイ一丁。……こういう形式って、アリでしょうかねえ?
――俺には、恋人が出来たら是非やってみたいと、憧れていた夢があった。
何と言うか、アリスは「その後」が色々と想像しやすい娘だと思います。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0005.txt

と言うか、>>831のラブラブぬくぬく話の後でこれは無いだろう、と色々反省。
小道具に頼るから、情景描写が助長で面倒な事になるのだという事に気づいた。

>>793様、まとめ超乙です。
いきなりこんなアホ話をうpして申し訳ありませんが、
気に入らなかったら俺の鼻にポッキー詰めて下さい。

836 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 19:13:09 [ Xvk4mpnE ]
>>835
GJ。
前半の言葉遊びすげー。
アンタ最高だよ。

ていうかポッキーゲームって他の(tbs

837 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 19:37:35 [ pUWDkr4o ]
クッキーとか飴玉で同じことができそうだ。てか素晴らしい!

>>834
OK分かった。頑張ってみるよリグルあたりで。

838 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 19:45:50 [ 8sBVuJjQ ]
>>835
神と呼ばせてくださいorz

839 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 20:41:52 [ L40Kwj.c ]
愚作の後に咲夜さんモノが無いのはとても哀しい……
皆様咲夜さんに愛を。美鈴にも愛をお願いしますorz
久方ぶりに筆を執ろうかしらなんて思いがふつふつと湧いてきますた。

840 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 21:01:16 [ kgFwns3A ]
>>831
ああぁあぁぁあぁぁあぁもうアリス可愛いなあもう!!!!1!

>>835
バイキング衣装再来噴いた
なんていうか、こういうの書ける人尊敬する

841 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 21:16:05 [ fHFhsV5o ]
視覚が味覚を凌駕してるよ・・・
甘すぎて舌が甘みを感じないよ!
バイキング萌え(ぇ

842 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 22:35:56 [ 1TOboSQk ]
「あっ、こんにちは」
 ん、こんにちは。
「えーと、今チルノちゃんいないんですよ」
 へぇ、珍しいこともあるもんだ。
「そうですね、大体この時間は湖で遊んでるんですが」
 ねぇ、ちょっと話があるんだけど。
「えっ? わ、私にですか?」
 うん、大切な話なんだ。
「え……えっと……、な、何でしょう……?」
 大ちゃん、いや、大妖精。
「は、はいっ!」
 好きだ、愛してる!
「え……、えええええっ?」
 ぜひ俺と付き合ってくれないか?
「う、嘘です!」
 えっ? な、何で!?
「だって、だって! いつもチルノちゃんと遊んでくれる為に来てたじゃないですか!」
 あーえーっと……、ごめん……。直接会いにくるのが恥ずかしくて……
「でっ、でもでも! チルノちゃんと遊んでるばっかりで、私のこと全然見てくれなかった
じゃないですか!」
 んーと……、大ちゃんの顔見ると見とれて顔赤くなっちゃうから……。一度大ちゃんの
ほう見てて、その隙にチルノに落とされたことあったし……。
「えっと……、その……、わ、私なんてスペルカードも持ってないし、弾幕ごっこも弱いし、
全然魅力無いし……」
 そんなことない!
「えっ……」
 俺が初めて幻想郷(ここ)に来た時、俺は不安と絶望で一杯だった。見知らぬ土地で妖怪に
追われ、全身ボロボロでもう駄目かと思った時、初めて君と出会った。君はそんな俺に
にっこりと笑いかけてくれた。その後、ボロボロの俺をおろおろしながらも一生懸命介抱して
くれた。右も左も分からない俺に、幻想郷(ここ)での生き方を教えてくれた。幻想郷(ここ)
での生活は外の世界とは違って辛く厳しかったけど、ここに来る度に君は俺に笑いかけてくれた。
君の笑顔があったから俺はやってこれたんだ。
「う……嘘……です……、嘘……」
 嘘なもんか! 俺は大ちゃんが大好きだ!
「でも……でも…………、……うっ……ひっく……ふぇぇぇぇ」
 だ、大ちゃん!?
「嘘です……ひっく、嘘なんです……っく。わっ……わたっ……ひっく……ぜんぜ……ひっく……」
 ご、ごめん……。俺、自分の事しか考えないでこんな事言って……。やっぱり……
迷惑だったよね……。
「ちが……ひっく、違うんです……ぐすっ……」
 えっ……?
「わ……わた……ひっく、私も○○さんの……っ……事……。でも……ひっく……、私……
全然……っ……他の皆さんと比べると……ひっ……魅力無いから……、あっ……相手して……
ひっく……貰えないって……」
 だ、だからそんなことないって! 俺にとって、大ちゃんが一番だから!
「でも……ひっく、でも……」
 あーーもう! 俺の想いを証明してやる!
「ひっく……えっ……? んん!?」
 んっ……。
「んっんっ……! …………ん……」
 …………っは。…………、こっ、これでも分からない?
「…………(ふるふる)」
 ほっ……、良かった……。
「あ……あのっ。ほ、本当に私なんかで……」
 私なんかじゃない。大ちゃんじゃないと駄目なんだ。
「う、嬉しい……です。私も……、○○さんが大好きです」
 俺も大好きだよ、大ちゃん。
「あ、あの……、えと……」
 ん? なんだい?
「も、もう一度、あ、あなたの想い……、しょ、証明して……くれませんか……?」
 ああ、何度だって証明してやるよ。ほら……、目を閉じて……。
「は、はい」
 ん……。
「ん……」

843 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 22:37:58 [ 1TOboSQk ]
ついカッとなって書いた。
皆が大ちゃんの事を無視してて、ムカついていた。
後、ストレートな告白ってのも必要だと思った。
後悔はしていないけど、他の人と比べて甘さが足りないような気がする。
今は首を吊るケーブルと探している。

844 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 22:39:06 [ 1TOboSQk ]
>>842 の蛇足
蛇足なんで、読まないほうがいいかも。



――――博麗神社――――
「ほらさー、あたいの二つ名って恋娘じゃん」
縁側に座って足をぶらぶらさせながら、誰に聞かせるでもなく言う。
「誰が誰を好きかってぐらい、すぐ分かるんだよねー」
だから、大ちゃんとあいつが両想いってことぐらいすぐ分かった。
「やっぱり、好き同士はくっつくのが一番だよねー」
あいつの大ちゃんを見る視線にも、大ちゃんのあいつを見る視線にも。

――泣いてる?
気づかない振りしてたんだけど。
「泣いてないわよっ!」

――泣いてる?
あたいもあいつのこと好きだったんだけど。
「泣いてないって! あたいを泣かしたら大したもんよっ!」

後ろで紅白がクスクス笑う。
ムカついたけど、後ろを振り返ることは出来なかった。
なんでか分からないけど、外の風景が酷く歪んで見えた。

845 名前: >>711の紅魔狂メイドさん書いたひと 投稿日: 2005/11/05(土) 23:14:50 [ WHvK0UnM ]
>>843
そもそも相手にされる可能性ゼロなメイドさんを書いた私はどうすれば?
といいつつもGJ。なんというか、親近感沸くし。
愛情と夢があれば、結構色々やれると思うなぁ……

私的紅魔狂メイドさん妄想

○赤と蒼を基調にしたメイド服。フリルはややシャープでスカートはロング。
○身長はメイド連中の中では高め。美鈴や咲夜ほどではない?
○腰まである長い髪をポニーテールにしてる。
○眼はオッドアイ(赤と蒼で服とは反対になってる)で物凄く釣り眼。
○無口。クール系。だけど可愛いもの好き。趣味は甘い物食べる事。
○対妹様に編成されたメイド中隊の隊長。階級は少佐(何

…………。
メイドさん! ぜひ私めと付き合ってくださいま(赤+蒼針ばら撒き弾

846 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 23:19:15 [ zno0y8XM ]
>>845
なにやら薔薇乙女をみんなごっちゃにしたような娘をイメージしちゃったんだけど・・・
きっと間違ってるよな

847 名前: >>711の紅(略 投稿日: 2005/11/05(土) 23:32:50 [ WHvK0UnM ]
>>847
その薔薇乙女とやらがなんなのかは知りませんが。
……多分違うと思いたいです まる

毛玉に告白するような猛者、いないかなぁ。

848 名前: 530 投稿日: 2005/11/05(土) 23:56:01 [ FLmyXJtE ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0006.txt

季節外れの看病ものを。て言うか、自分が昔、この手の物で
一番最初に書いたテキスト。
とりあえず、名無しに戻るって言ったが…すまんありゃウソだった。

849 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/05(土) 23:56:10 [ 1l6hrpFk ]
>>847

>>614

850 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 01:44:32 [ .a0Br7/6 ]
>>848
そういえば咲夜さんモノって意外にすくないんだよなぁ…
なにわともあれ貴重な咲夜さん分GJ

851 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 03:33:52 [ grGiPHdE ]
>>827
まさかと思ってレス先を覗いたら、俺のではないかorz
正直スマン。展開を考えてるうちに違う流れになってしまって、
じゃあいいか…と。

だが>>827みたいな奴がいてくれたんだな。正直涙出た。
今書いてる咲夜さんものが書き終わったら、前後の展開ごと書き直すぞー

852 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 04:55:59 [ jtDS4SfY ]
アリスかわいいなあもう!!

と初レスしてみるテスト

853 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 10:03:26 [ Mj5ul6r6 ]
ものすごーーーく今更だが

このスレ的に、こっちからプロポーズが認められるのは分かる。
だが、SS読んでると相手からプロポーズされてる作品が多い気がする。


主旨変わってないか?

854 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 11:03:55 [ qMRpFDY2 ]
けっこう前からそういうSSはあって割と許容されてたなぁ。<告白される

むしろ、あまあまハッピーエンドが多いからそう言う流れにいくために
相手も自分が好きって展開が多くかんじるんじゃ?

なんかこう、この東方キャラに対して
がんばって努力して必死で振り向いてもらおうとしてドキドキで告白するっていう展開希望

と最近ほとんど読み専が申しております。

855 名前: 714 投稿日: 2005/11/06(日) 11:26:50 [ 2g7fmo2Q ]
いつだったか誰かが言ったが、って言うか俺が言ったが
俺×キャラ物SSスレでいいじゃん。

あぁ×だと前後の関係が固定化されるのか。
俺+キャラ物ということで。

「こちらからの告白だけ」って縛りだと展開がワンパターンになりがちだろうし
読む側としても飽きてくるだろうし。
>>1の方向性とは違ってきてはいるけど、本当に変な方向に行ってるわけでもない気がするんだがなぁ・・・


まぁ、未来のことは分からんし、「あの時(今)止めておけば良かった」って事になるかもしれないけどね。

856 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 15:34:13 [ rWepVVPg ]
絵板2342の霊夢に悶え死にそうになったので書いた
って幽香また途中から書いてるものがわけわからなくなる俺

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0007.txt

857 名前: 835 投稿日: 2005/11/06(日) 17:18:37 [ AUV02irM ]
>>853-854
う〜ん、確かに何時からか自分の中で、
「東方キャラにプロポーズしたりされたりムフフな事を夢想するスレ」
という風に拡大解釈していたところもあったかも。
俺は、主旨が「変わった」のでなく、「増えた」のだと思いたいです。


>がんばって努力して必死で振り向いてもらおうとしてドキドキで告白するっていう展開希望
一度そういうのに挑戦してみた事もあったのですが、コレ、俺には凄く難しいんだ……

告白 → アホ話orz
紆余曲折 → 告白 → アホ話orz
紆余曲折 → 告白 → 挫折 → 神話再生 → アホ話orz

どうも俺の頭の引き出しには、
「アホ話」「スーパー折檻ターイム!」「……でも、そんな貴方が大好きなの……!」
くらいしか、書き出せそうなドリームが入っていなかったようです……

>>856のように、四季それぞれに色々ドリームをかき立てるシチュがごろごろ転がっている事ですし、
末永く、色々な夢の形をみんなでワクワクテカテカ楽しめたら、と思っています。

858 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 18:31:43 [ 47cVowOw ]
逆にアホ話はどうやっても書けないのがここに。
アホ話やろうにも筆が着いてってくれないよ!
ともかく、告白したい人、されたい人、いちゃいちゃしたい人、色々いると思うけど
みんながみんな一つの流れになってるってことは無いと思うんだ。
俺はこれを書く、だからこれは誰か頼む!みたいな感じで穴を埋めあえたら素敵だと思う冬の日の午後。・・・まだ秋?

つまり要約すると作品が少ないキャラ、具体的には
大妖精、蓬莱、毛玉(?)、ルナサ、リリカ、魅魔、上海、神綺様、リグル、神主(それはどうなのか
この人(大部分のぞく)たちにも愛の手を!ってことで!




さあ神綺様! 貴方のカリスマアップのために宣伝しましたよ!
どうか俺と一生一緒に、いやむしろ俺のものになれ神綺!
ってあれ夢子さんそのナイフはなn

香霖道場へ行きますか?

→ はい
  Yes

859 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 21:32:27 [ eWW41mJQ ]
ん、纏めスレ読んで気がついたが、リリカのハートをゲットしたのは俺だけじゃないか。
ムフフフフ、ハハハハハハ(壊
リリカかわいいよリリカ俺だけのリリカ素敵リリカ
どうだ、悔しかったら誰か俺からリリカを奪ってみろ!!

ていうか、自分のだけってチョー恥ずかしい。
もっと素敵なリリカキボンヌ。
なければリリカは永遠に俺のものだだだだ(壊

860 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 21:57:37 [ Jszf2Qqc ]
蓬莱人形で投下してみる。
萌えないが、その分和んでくれたら幸いだぜ!




 季節は移り変わり、日に日に空気は澄んで行き、実に過ごし易い秋の日。
 今日も今日とて俺は蓬莱人形と軒先で一緒に首を吊る。

「今日も良い天気だねぇ、蓬莱。実に良い首吊り日和だね」
「ホラーイ」

 彼女も同じ気持ちらしい。
 ん〜良い感じ。

 一応言っておくが、俺は本当に首を吊っているわけではないぞ!?
 正確にはフックを引っ掛けぶら下っているだけだ。
 ただそう見えるように首に縄を付け、吊っているように見えるだけだ。
 魔理沙が本当に首を吊っていると勘違いして詠琳を呼びに飛んで行ったのは結構新しい記憶だ。

「お願いだから、人ン家の軒先で首吊るのいい加減止めてよ!!」

 アリスが何か言っているが、気にしない。

「はぁ、平和だね〜蓬莱」
「ホラーイ」

 ん〜今日も実に良い感じ。
 今日も明日もそしてこれからも俺は蓬莱人形と軒先で一緒に首を吊る。




よーし、俺も軒先で吊ってくる。

861 名前: 860 投稿日: 2005/11/06(日) 22:05:01 [ Jszf2Qqc ]
書き込んだ後に気が付いた。
永琳の永が間違ってたorz

お詫びに東京タワーの頂上で吊ってくる。

862 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 22:24:25 [ Df.76tLA ]
早まるな、俺も一緒に逝くぜ?

863 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/06(日) 22:31:36 [ H11H9qAk ]
とても和んだ
そして昔うちの祖母さんが、階段の下で首吊り健康法をやってたのに出くわして本気でびびったのを思い出した・・・

864 名前: 860 投稿日: 2005/11/06(日) 23:53:05 [ Jszf2Qqc ]
何気に思いついた後日談?


 いつもアリス宅の軒先で吊っていたので、遂にアリスに追い出された…
 仕方ないので蓬莱人形を誘って、紅魔館のテラスの庇(ひさし)で吊ってみた。
 ここは風が抜けて実に快適空間だ。
 明日は博麗神社の軒先で吊ってみよう。


 それから数ヶ月が経った頃、
 いつも勝手に家の軒先で吊っているのでいつしか俺は『首吊り来訪人間』と呼ばれるようになった。
 『首吊り蓬莱人形』と『首吊り来訪人間』のコンビの前に敵はいないぜ!
 次はアリスのスペル入りでも目指してみるかな…?

「師匠、あの人間怖いですぅ」
「魔除けとでも思っていなさい。ウドンゲ」

 そんな俺は永遠亭の軒先で今日も蓬莱人形と首を吊る。



すまん。調子に乗り過ぎたかもしれんorz
咒詛「首吊り来訪人間」
ぎゃー、怖いよー

865 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 00:20:54 [ 5SFdwFtI ]
怖がる優曇華と首吊り蓬莱人形に首吊り来訪人間吹いたw

866 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 01:38:35 [ hJWaZujQ ]
_________________
「パチュリー、紅茶淹れたぞ」



<(本を読んでいる)ありがとう、そこに置いといて。・・・○○、辞書はどこかしら>
_________________

「えーと・・・ほれ」



<ありがとう>
_________________

「・・・・・・・・」



<・・・・・・・・(ぱらぱら)>
_________________


「・・・・・・・・」

<・・・・・・・・(ぱらぱら)>

_________________

「・・・・・・・・」
<・・・・・・・・(ぱらぱら)>

_________________

「・・・・・・・・」<・・・・・・・・>

_________________

「・・・・・・・・」<・・・抱きつかないで>

_________________

「いいじゃん」<本が読めないわ>

_________________

「なあパチュリー・・・」<何よ・・・ん・・・>

_________________

「<・・・・・・・・・・・・・・>」

_________________

「・・・ふう」<・・・ふはっ>

_________________

「なあパチュリー」<何よ>

_________________

「愛してるぞ」<・・・・・・・>

_________________

「・・・・・・・」<知ってるわ>

_________________

「・・・そうか」<・・・そうよ>

_________________

「・・・・・・・」<・・・・・・・>

_________________

「・・・・・・・」<・・・・・・・>

_________________

「・・・<・・・・・・・・・・・>」

_________________

(がちゃり)

〔パチュリー様ー、○○さーん本の整理についてご相談したい事・・・が・・・〕


「・・!!<・・・・・・・・!!>」
__________________


何か違う気がする・・・すみませぬ逝ってきます・・・

867 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 02:02:54 [ LFAL0vNA ]
だが、俺には見える・・・見えるぞ!!

と言う事で新感覚GJ

868 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 03:32:49 [ /Nf/ZrEk ]
俺もぱちぇとちゅーしたいよ(*´∀`)

869 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 04:21:22 [ Des5DiZQ ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0008.txt

なんかいろいろ変かもしれなくて申し訳ない_| ̄|○<ドゲザー!
チルノです
このスレにカキコも東方キャラ妄想を形にするのも初めて
キーボードを打つ手が震えてる……

870 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 07:25:22 [ XfEdZd7g ]
>>870
かつての俺よ、ようこそこんにちは。
新たなドリーマーの誕生を嬉しく思います。
白菜背負ってる慧音可愛いよ!!1!!!(ぇ

これからも一緒にドリーム垂れ流そうぜ!!

871 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 07:28:28 [ XfEdZd7g ]
アホか俺はorz
ごめんよ>>869
えーりんに、とびきり苦しんで逝ける薬貰って来ます

872 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 10:52:24 [ 2/ZvB24o ]
>>870
吹いた。
>>869
GJ

873 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 16:05:51 [ QK.K.RNg ]
>>870

ワロスwww

874 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 20:33:12 [ tf2P9swc ]
>>870
かつての俺よ、ようこそこんにちは。

875 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 20:38:03 [ xeh6VnbE ]
皆のSSを読んでて…ヤバイ、俺も書きたくなってきた。
…そういえばルーミアのHappy Endってあんまり(?)ないから書いてみようかな・・・

876 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 21:18:23 [ GQElpptk ]
>>866

>「・・・・・・・」<・・・・・・・>
>
>_________________
>
>「・・・<・・・・・・・・・・・>」
>
>_________________

ここの流れを詳しく、特に詳しく

877 名前: 875 投稿日: 2005/11/07(月) 21:41:12 [ xeh6VnbE ]
という訳で書いてみました。
自分×ルーミア
…なんか、まだまだですね、自分。
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0010.txt

878 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 21:46:21 [ .zdjqcL2 ]
るーみあかわいいよるーみあるーみあるみゃ

俺もそろそろなんか新しいの取り掛かるか

879 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:03:53 [ 4rMIbcjo ]
確かに文が未熟だが、逆にそれがある種初々しさを醸し出している
何を言いたいかというとルーミア可愛いよ!

880 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:14:32 [ 5SFdwFtI ]
ルーミア可愛いよルーミア!

881 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:36:15 [ 5SFdwFtI ]
ところでこのうpろだって本文に<pre>タグを入れないといけないんだっけ?

882 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:42:51 [ EzJS2KLg ]
>881
そのようだな

とか言いつつ投下。俺×魔理沙。
SS書くのも恐ろしく久しぶり。やっぱリハビリは妄想に限りますな(何

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0013.txt

本職の方に戻らにゃぁ……

883 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:53:08 [ uM/o9Txc ]
>878 新たな兄弟、よおこそ。気にしないで書き続けて欲しい
>882 タンノ君吹いたw

884 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 22:59:07 [ 5SFdwFtI ]
>>882
感謝。
自分も初めて書いてみた。俺×リグルです。
プロットもへたっくれもない短い妄想文だけど、どうぞ。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0014.txt

885 名前: 875 投稿日: 2005/11/07(月) 23:02:27 [ xeh6VnbE ]
ひそかに1時間で製作できてたりする…
駄目だ、俺…崖に逝って来る

886 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 23:13:24 [ .zdjqcL2 ]
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0015.txt
大妖精!大妖精!
>>875氏のるみゃでエネルギー貰って暴走機関車して書き上げた大妖精!
文の所々綻び満載だけどごめんなさいっ
自分で書いてて思ったけど「文の所々綻び満載」ってちょっと妄想掻き立てるよね!

スイマセンでしたorz

>>881
なにぶん、レンタルで広告入りだもので・・・
ごめんなさいっ(´・ω・`)

>>882
魔理沙!可愛いよ!
泣き顔が一番可愛いとか思った俺は腹を切って死ぬべきだ

>>884
リグルに愛の手キタコレ!
ありがとう!ありがとう!

>>885
早まるなー!俺が代わりに逝く!

887 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/07(月) 23:15:50 [ .zdjqcL2 ]
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0016.txt
ごめんなさいごめんなさい自分で言っといて<pre>入れてませんでしたorz

吊ってきます!

888 名前: 842 投稿日: 2005/11/07(月) 23:38:06 [ x4xim1p2 ]
>>887
大ちゃん仲間がいてくれた! こんなに嬉しいことはないっっっ!
とりあえず、俺と結婚してく (ピチューン

>>875
ルーミア可愛いよルーミア。
つーか、1時間で書けるのか……。
その執筆スピード俺に譲ってくれ……orz

889 名前: 875 投稿日: 2005/11/07(月) 23:51:33 [ xeh6VnbE ]
てか…今気づいたけど直リンしてるよ…orz

>>882
ヤヴァイ、萌え死んだ…
魔理沙カワイイですよ…いいなぁ、俺にもそれぐらいの表現力があれば…

>>884
リグルいいよリグル。
気持ちをまっすぐ伝える…か、参考にさせてもらいます。

>>886
大妖精萌え…
何で皆さんこんなに表現力高いんですか…orz

>>888
いや、1時間で書いた=内容が薄いですから…

890 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 00:23:53 [ ZCeefeqM ]
          ・・・・・・
  [>>886]⊂(゚Д゚三゚Д゚)つ[俺が書いてる俺×大妖精SS]



           ((((´・ω・`)つ[俺が書(ry]
                           _____
                          /゛"/ ゛"/|
                          | ̄ ̄ ̄ ̄| .|
                          |_ゴミ_|/

891 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 00:28:59 [ 3qM44KT. ]
>>890
早まるな! そいつを捨てるなら俺を倒していけ!

892 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 02:23:57 [ s4a2Gxc2 ]
まとめサイトのうpろだへのリンク
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/upload.cgi じゃなくて
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/upload.html にした方がいいと思う。

893 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 06:42:17 [ CNVDNQhw ]
>>889
直リンがまずい理由ってのがちょいとよくわからんのですが・・・
まああんま気にしない方向で。

>>890
捨てないでー
うpしてもっと大ちゃんに愛を!

>>892
直しときました。

894 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 13:52:38 [ ZCeefeqM ]
結局、捨てるのもったいなかったから書き上げました。
自分が思った以上に長くなったなぁ。

俺×大妖精
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0018.txt

895 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 14:13:26 [ Qf5socNk ]
このスレ読んでると素面でいられなくなる怪しさ満点の俺からあなたへ
>>894
素敵浪漫飛行GJ

896 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 14:21:56 [ 9BGmU6DQ ]
懲りずに霊夢
構想と違いすぎる…
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0019.txt

897 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 14:46:02 [ 3C3iiBDI ]
>>895
俺も同類だ。
隣の席のやつが怖がってるぜw

>>894
素晴らしく乙!

>>896
霊夢が弁当を作ってる様子を幻視して思わず笑いがこぼれたよ。GJ!

898 名前: 827 投稿日: 2005/11/08(火) 16:05:17 [ EQ8qZMUo ]
>>851
まさかと思ってレス先を覗いたら、俺ではないか。
正直スマン。
だが>>430で終わるにはあまりにも惜しすぎる。やるせな過ぎる。
書く気があれば、待っていますよ。。。

899 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 18:01:43 [ XDUN.Sm2 ]
>>894,896
GJ。良くやってくれた。

とか言いつつ最近プロポ文が書けない俺。ああ、やっぱりきついな。
まともなほうへまともなほうへと走っていくからプロポ文じゃなくなっていく。
普通に痛いSSになりかけてるよ……

900 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 18:37:43 [ 5JSCYBPY ]
>>899
上に同じ。まともなのしか書けないせいで痛いSSになってしまっている・・・。
一種のジレンマだ。壁にぶち当たったら初心にもどれ!だな。

さて、初心に戻ったし、全然書かれていなくて泣いているルナサさんでも書いていましょうか。
ただし期待はするな、どうせ駄作になるのだ。

901 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 20:23:09 [ JyEGLGks ]
>>899>>900
主人公の設定とか一切無視して、いきなり告白シーンにするといいかも
あれしたいこれしたいより、いっそすっぱり切り落とすのも手だよ

902 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 22:33:21 [ et/W8oa6 ]
「めるぽ!」
「ガッ!」

「めるぽ!めるぽ!めるぽ!」
「ガッ!ガッ!ガッ!」

「あんたたち楽しそうねぇ…」
「ねぇねぇ、私も姉さんにガッ!ってさせてよ」
「バカ言え。メルランにガッ!していいのは俺だけだ」
「め、めるぽぉ…」
「そこっ!照れるなガッ!」


そんなメルランから告白を受けたのは、しばらくしてからだった。


「………めるぽ」
「………………」

どう答えたものか。
ここはいつもどうりにガッ!してもいいんだが…。

「………めるぽ?」

瞳を濡らし、俺の答えを待つメルラン。
今日を境に俺たちは、きっと特別な関係になる。
そんな日に、いつも通りのガッ!ではいけない。
だから俺は………。

「め、めるぽっ!?」


    ガッ!、と抱きしめることにした




「めるぽっ!」

    ガッ!



 ◇


ついカッとなってやった。
めるぽならなんでもよかった。
今はめるぽしてる


       _
     ∠_)
  ∧_∧/ 
  ( ・∀/) 
  (  つつ 
          (´・ω・`)<俺

903 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 23:20:11 [ wkBoTM.w ]
>>882
魔理沙の泣き顔に萌えた。そしておせっかいな萃香もいい味出してるし。
あと、オリジナルのスペルカードとかって出ると結構面白いよね。いずれにしろGJ

>>884
同志発見! リグルかわいいよかわいいよリグル

しかしまさかこのスレも900突破するとはなあ……職人さんたちに感謝だ。

904 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 23:50:44 [ AhnPuHVU ]
>>902
メルランの発言が全部めるぽ吹いたwww
でも肝心な部分は伝わるから不思議だw

905 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/08(火) 23:51:54 [ wXYXLZ7w ]
>>902
何この異空間w

906 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 00:34:14 [ J4WhsL2o ]
>>894
素晴らしく乙! 大ちゃんかわいいなぁ。

>>896
泣いてる霊夢はレアだ。とにかくGJ!

>>902
ちょwwwおまっwwwwでもテラモエスwwwww


なんか、このスレ見てると創作意欲がわいてくる。
そろそろネタだけ出して手をつけてない通常SSもこなして行くかな。
その前に、ちょっと上海プロポーズ書いてくる!

907 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 00:48:20 [ eU9HnHr. ]
このスレは1000で終わらせるの惜しい気がするな

908 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 01:01:47 [ WVeNGY4g ]
ではスレタイを考えてしまおう
【ここでは全て】幻想郷ドリームスレ 第2幕【許される】

909 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 01:16:01 [ sGMlC/5k ]
【魔理沙は】続・プロポーズスレ【俺の嫁】

910 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 02:07:02 [ MIRdQW7g ]
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0020.txt

ss自体初めて書きました。
みすちーです。

スレを1から読んで書きたくなったのでがんばってみました。

911 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 02:19:47 [ cHmjhusY ]
>>909
むしろ 【魔理沙の嫁は】続・プロポーズスレ【俺の嫁】 というのはどうだろう。

>>910
全体的に文章が硬い気がするのと、一部変な日本語表現がある。
その辺りに気を付けて新たな作品を作るのが、あなたに出来る善行です。

ってえーきが言ってた。

912 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 02:31:03 [ yJKsPiO6 ]
異性・同姓問わず
東方キャラへの口説き文句等を適当に書いてみてくれ
シチュエーションごともオーケー。告白後のラブラブもラブラブじゃ無いのもオーケー
俺→キャラ・キャラ→俺・俺×キャラ・キャラ×俺・
キャラ→キャラ・キャラ×キャラ・俺→住人
何でもOK

好きでさえあれば

前スレ
東方キャラへプロポーズしてみるスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1121878727/l100

専用うpロダ
http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/upload.html

関連スレ
投稿するまでもないSSスレ 3/3
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1129200914/l100

・・・SSスレは関連に入れた方がよかとよね?

913 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 07:36:23 [ 22cL7jrI ]
>>912乙 俺→住人に吹かせてもらったw

だが、まとめサイトもよろしく頼む
ttp://www.lapislazuli.rm.st/propose/

あとSSスレは…… どうだろ?
一行告白も等価値だし、批評が目的じゃない。

スレタイは一目見てどんなスレが分かるのが理想な気が。
ドリームスレだと分かりにいような気がしないでもない。


いろいろ言ってるが、このスレがここまで伸びたのは
一行告白書き込み、SSを投下陣、それらに感想を書いてくれてる奴ら全員のおかげだ。
内容を纏めてくれたり、ロダを用意してくれたり、ホントに言い表せないくらい感謝してる。

って>>1が言ってた。

914 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 08:01:23 [ FQXrbS1I ]
「東方恋愛AVGスレ」(>143-144)

それと>164が気に入ってるので追加きぼん

・文才?設定?だから何? 思いの丈をぶつけるだけさ!!


キャラ同士ってNGじゃなかったのか
誰も書かないからそのつもりになってた

915 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 08:04:55 [ /wLOlnlo ]
【思いの丈を】東方キャラとイチャつくスレ【ぶちまけろ】

テンプレにはハートZUN軍曹のありがたい言葉も入れて欲しいとオモタ

916 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 08:37:48 [ eQLoN1G. ]
取り敢えず、>>912-915を纏めてみるとこんな感じ?(多少勝手に修正w


【想いの丈を】続・東方キャラとイチャつくスレ【ぶちまけろ!】


異性・同姓問わず、東方キャラへの口説き文句等を適当に書いてみてくれ。
シチュエーションごとや告白後のラブラブもラブラブじゃ無いのもオーケー。
俺→キャラ・キャラ→俺・俺×キャラ・キャラ×俺・
キャラ→キャラ・キャラ×キャラ・俺→住人
何でもOK!

このスレの連中は厳しいが公平だ。内容の差別は許さん。
一行告白、妄想、長編を、このスレの連中は見下さん。
すべて―――
平等にGJだ!


前スレ
東方キャラへプロポーズしてみるスレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1121878727/l100

まとめサイト・専用うpロダ
http://www.lapislazuli.rm.st/propose/

関連スレ
投稿するまでもないSSスレ 3/3
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/6306/1129200914/l100




ところで>>914と同じく
キャラ×キャラって『投稿するまでもないSSスレ』行きだと思ってNGなんだと思ってたw

917 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 09:02:29 [ WVeNGY4g ]
スレ継続な流れになってくれて俺は凄く嬉しい
つーかお前ら愛してる。結婚してくれ!

918 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 09:46:12 [ XxIqmElk ]
スレタイは>>911がしゃれが利いてていいなと思った。
このスレの雰囲気が大好きなのであまり強い反対はしたくないのですが
キャラ×キャラだけはNGだと思いました。それは他の場所でもできる。
あと、ここはSSスレじゃないのだから
上手いとか下手とか文章構成とかネタとか相手とか気にせずにどんな告白も自由に投稿できる。
そういう意味でSSスレとは一歩距離をおきたいなぁ。
今のノリが好きだからドンドン手を広げることに不安を感じる俺ミスチー
愛してるからこそ不安なんだ! お前らに愛を感じたときから僕の心は弱くなってしまった。
癒してほしいミスチー、君の歌で、その熱くて甘い振動で変らぬリズムで僕の心を震わせ続けておくれ!
あーなたーーーの燃える手で〜〜〜  アヂーーーーーーーー

慧音「鳥目で気がつかなかったようだが、それはミスティアではなく妹紅の鳥だ」
゜(゜´Д`゜)゜。ウァァァン

919 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 09:52:05 [ mKOa9l9. ]
キャラ×キャラは妄想文というか普通のSSになるしなぁ

920 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 09:58:48 [ YEhaOirs ]
投稿するまでもないSSスレ最近寂れ放題だから、
その妄想力をすこし分けやってほしい

921 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 10:11:55 [ sGMlC/5k ]
【お前の夢は】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】
ってのはどうだろうか

922 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 10:47:42 [ pqDHGwEo ]
10月半ば、初めて人前にSSを晒すという体験をし、
つい先日、レス番を間違えて「自分乙」という、今時チルノでもしないであろう地獄のようなミスを犯し、
もはやこのスレで考えられる全ての恥を制覇したであろう事を自覚した時、
その男は、かつて「長い上に俺設定入りまくりじゃねえかダラズ」という理由で途中で没にした、
小悪魔との蜜月を最後まで書き上げ、愛する住人たちに更なる恥を晒す決意をしたのであった…………

http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0021.txt

ここで空気の読めない俺がSSうpですよ
次スレも、どうか甘くまろやかに賑わって欲しいところです。
【神主様!】続・東方キャラとイチャつくスレ【娘さんを下さい!】
なんてのが浮かんだのですが、>>916が内角高め剛速球でいいなあ。

923 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 11:30:25 [ 386Iqf1M ]
>>922
GJ……GJ……!
もうそれしか……言葉は浮かばないっ……!
(別に某カイジ調じゃなくて笑いで台詞がいえないだけ。)

924 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 12:48:43 [ a//UmPG. ]
>>923
これほどのギャグは俺の記憶にも存在しないっ……!
すべてGJっ………!
まさにGJッ…………!

笑いが止まらないよ本当w

925 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 12:49:46 [ a//UmPG. ]
何やってんだ自分……orz

>>923 ⇒ >>922

926 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 13:39:44 [ 013rir2I ]
>>922
ギャグもさることながら、全体の構図や人物の描写など
全てにおいて生き生きしているなあ。素晴らしい。

927 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 14:50:28 [ UUDbsPCM ]
>>910
GJ。急展開ではなく、こうしてほのぼの進行するのもよいな
お前さんのミスチーへの想いは受け取った!
だが、まだだ、このスレは告白してからが始まりだ。
書く→愛と妄想が深まる→もっとぶちまける。お前の更なるドリームに期待だ。
>>922
一線を踏み外している主人公とそれに似てきた小悪魔GJ
しかし、俺は中国に萌えてしまったorz

928 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 18:34:12 [ 4.E3DOHY ]
>>922
あああ、もう素晴らしすぎて何も言えません(感激

929 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 19:36:41 [ PKE9/3sk ]
>>922
愛は人を強くするのだな、虎眼先生並に

930 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 21:08:01 [ 386Iqf1M ]

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0023.txt
グダグダれみりぃ一丁上がり。

ついでに。
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0022.zip
圧縮ファイルテスト。(中身は同じ。

931 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/09(水) 22:20:05 [ ahSuCzQo ]
――さくらさくら――
 ――やよいの空は 見わたすかぎり かすみか くもか――
  ――にほひぞいづる いざやいざや 見に行かん――
   ――さくらさくら――

小さな人形と死者―
新しい庭師が増えた。最初はそれだけだった
その少しのズレが自分を変えていた事に気づかずに――

俺「幽々子様。聞きたい事があるんですけど」
                        妖夢「私、あなたの事が――」
幽々子「やっときてくれたのね。紫。早いとこお願い」
                        紫「つらいから?」
俺「嫌われてるんだなぁ…」
                        幽々子「逃げているだけよ」
メディ「私は愛のおかげでここにいるわ。あなたは?」
                        庭師「お前も悔いを残さないようにな。」
幽々子「私は…私は!」
         俺「ここにいるとつらいから…さようなら――」

――ここはどこだろう。
俺は目の前に広がる満開の桜の先にある家の戸を叩いた。
そこには君がいた――

幽々子「妖夢ーこの人をお願いね」
妖夢「また庭師が増えるんですか。なんか最近増えてませんか(;´Д`)」

――それが始まり。儚くも悲しき物語の――

美しき桜の舞い散る死国を舞台に繰り広げられるせつなく、それでいてとろけるような物語。
分岐によって変わる世界観。涙あり、笑いあり、ツンデレあり(!?)
新スレ開始まもなく公開しますヾ(゚∀゚)ノシ

>>363の者です。まず最初にぶっちゃけごめんなさい(´Д`)人
予告とか変な事書いたけど思い浮かんだの時間なくて全然できてないんです_no
とりあえず大まかにこんな感じでってやつで。
で、分岐ですが、ただ単にサブストーリーであそこでああしたらこうなるって感じなだけです。
内容は、幽々子様編(ハッピーEND)、妖夢ハッピー編、妖夢コメディ編、妖夢シリアス編
の4つの予定です…時間できればですが(´・ω・`)
妖夢が3つあるのは幽々子様がメインストーリーで妖夢はサブストーリー的な展開だからです。
>>363の続きみたいな感じですが、
なんか自分「死」を絡めたストーリー作るのが好きみたいなんで、
今回は幽々子様をメインに逝かせていただきます。

新スレあたりまでにメインは出来上がるようにしますんで気長にまっててください(´Д`)人
次は蓬莱できたらなぁ…あ。死なないのkくぁwせdrftgyふじこlp;

932 名前: 930 投稿日: 2005/11/09(水) 22:34:16 [ 386Iqf1M ]
誤字発見orz
GRS→G「L」S

そう言えば言い忘れてましたが。中身はかなりやばいです。

933 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 02:31:13 [ Zuh3ZSVQ ]
>>931
くっくっく、そこまでこっちの気を盛り上げてくれたなら、
こりゃあもう期待せずにはいられませんな。
お待ちしています。

934 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 09:39:29 [ ENVJOj7A ]
>>930
このスレにしてその展開。どうなるのか土器湧いた。
だがそれもいい!

>>931
よく分からんが超期待。

935 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 16:35:45 [ hfTSC8OY ]
>>930
結ばれるシーンがちょっと唐突な気もするが、異色の風味で面白かった!

>>931楽しみですな。


>>913
>【魔理沙の嫁は】続・プロポーズスレ【俺の嫁】
ちょっとまて。これだと魔理沙を嫁にすることができn(スキマ

936 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 18:01:19 [ jmZliv1E ]
【片思い】続・プロポーズスレ【両思い】 なんてものも考えてみた。

>>922
ニヤニヤしながら見てました。GJ!

937 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 18:18:22 [ 3E5HKkFM ]
何も考えずに書いたら変なのが…石投げたりスペカの使用はやめて

http://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0024.txt


スレタイとかはシンプルでいいやん
特定キャラ名入れるのはどうかなと

938 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 19:18:07 [ FjGIZTqs ]
「告れりゃええやん、ネタスレやし。」

とか松ちゃんが言ったじゃないか。ともかくGJ。

>>930(というか自分自身
……やっぱりグダグダのまま書くのはあかんのう。もうちょい練っておこう。
次は誰にしようか……さっきゅんかな?これもグダッてるのあるからそれは廃棄。
一から考え直すか。

939 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 19:39:05 [ lnhFh9JM ]
>>937
そういうのもアリかーーー!!! GJ!

東方ラブストーリー 2nd season
とかどうよw

940 名前: 875 投稿日: 2005/11/10(木) 19:44:21 [ XmGHxDg6 ]
何故か回線の調子が悪くてページ閲覧さえも出来なかった…orz
というわけで自分×鈴仙です。
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0026.txt

どうでもいいですけど携帯からではうpろだのSSは見れないんですね…

941 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 20:32:09 [ wqIvgnrw ]
>>940
マウントポジションの優曇華がGJだ!

942 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 21:20:41 [ wV1A6HaI ]
いいなぁこのスレ・・・全部一気に読んでしまった。
読んでると自分も書きたくなる罠。曲がった愛情をぶつけるSSでもいいのかなここは・・・。
ネチョとかでなしに。

943 名前: 530 投稿日: 2005/11/10(木) 22:18:52 [ WqWnL/bE ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0027.txt
正直期待ハズレな物を俺は書いてしまった

さぁ、ここで問題だ!
ネタがなくなった今、次のSSをどうやって書く?
三択――ひとつだけ選びなさい。
答え①ヘタレ物書きの530は突如、アイディアが閃く
答え②スレのみんなのリクエストを聞く。
答え③書けない、現実は非情である。

とりあえず①はありえない…と言うか無理だ
やはり…答えは――②しかねーようだな!

と言う訳で、再びリクエストさ!あぁそうさ!
所詮、俺は他人の為じゃないとSSが書けない男さ!
…最悪じゃん…orz

さぁ、シチュエーションだけでもキャラだけでも構わない!
どんな状況だろうと、具現化して見せる!
…二人まで…ならなんとか。と言う訳で、リクエストしてみます。

944 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 22:27:36 [ ENVJOj7A ]
>>943
次はexで切り刻め。
熱い話乙。
そしてリリーとの切ない話キボンヌ
>>942
来い、俺が受け止めるぅぅぅ!!

945 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 22:28:17 [ wqIvgnrw ]
所持食費削ってまで新刊買ってる自分は何なんだろう。
……まぁ、この本こそが明日のSSのネタになるから一概に否定できんが。

>>530
魔理沙!魔理沙!!
魔理沙の家でいちゃいちゃする二人で。
窓からのぞくデバガメに気づいてあたふたしたり
その後でやっぱりいちゃいちゃする二人とか。

946 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 22:29:59 [ 3E5HKkFM ]
>943
必殺技吹いたw 斬と侍魂と源平か?

947 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/10(木) 23:36:32 [ WTPQW2A2 ]
>>943
ちゃんと告白になっていてよかった。
これくらいクールな話のほうが好きかも。
それにしてもJOJOのアヌビス神のスタンドじゃないか、その刀。

ちなみに自分は逆のスタンスで、主人公がかなり強い鎖鎌使いで、
妖夢がそれに挑んでいるうちにだんだん好きになっていくって展開を考えていたり。
…………いつか形にしたいと思っています。

948 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 00:14:31 [ .endquRA ]
>>530
毎度ながらGJ。話の引き出しが多くてうらやましい限りだわ。

俺も初SS頑張って書き上げてみるか!

949 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 04:29:10 [ ZxjY5YHw ]
530氏の芸の幅広さに感銘を受け、俺ももう少し芸が欲しいと思い立ち、
「女の子からの視点で、いつもと同じ描き方が出来るか」というのに挑戦。
初めてのSSで色々と不満のあった文で、リベンジしてみました。

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0028.txt

……あれ?何かいつもより酷い気がするよorz

950 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 04:49:53 [ tq2imCss ]
>949
あああ文ちんに馬乗りされて殴られたい!1!
これで酷いのか? 面白いしほのぼの


次は俺のこのスレ記念(?)10作目…(一部粗製濫造あり)
誰で書こうか

951 名前: ある見習の話1/3 投稿日: 2005/11/11(金) 05:33:40 [ /Zdq3L7s ]
>>942で壁|ω・`)してた者です。
なんとか形になったので投稿させて頂きます。

妄想垂れ流しですが。

「貴方、今まで相手した中で最低ね。試験を受けようと考えた事自体が間違いだわ」
・・・そうして彼は紅魔舘から暇を頂く事になった。要するにクビである。

きっかけは舘内の知らせで、『昇格試験の案内』という張り紙を見て目をとめたのが始まりだった。紅魔舘に就職し、メイド長の十六夜咲夜に一目惚れした彼は「試験監督‐十六夜咲夜」の項目に惹かれて即座に申し込んだ訳だが・・・。
結果は惨敗。いきなり戦闘力のテストをされて何も出来ずにダウン。余りの不甲斐無さにメイド長直々に解雇を言い渡される事となったのである。

里へ帰る途中、彼の中では変化が起こっていた。
自分の至らなさを恥じる心は他人への責任転嫁に。
一方的な憧れは一方的な憎しみへ。
メイド長の目に止まる事がなかった男は、里へ帰る事なくいずこかへ消えていった。

それから数年、紅魔舘に紅白や白黒以外の侵入者がいるという話が持ち上がる。

曰く、侵入者は投げナイフを得意とするらしい。
曰く、侵入者は門番に気付かれずに中へ入る事ができるらしい。
曰く、侵入者は一瞬で別の所へ移動できるらしい。
曰く、侵入者は毎月一度忍び込むらしい。

これだけの特徴を兼ね備えた人物を、紅魔舘では知らない者がいなかった。
しかしその人物はメイド長。侵入者を撃退する役目を持つ人である。
「咲夜。最近舘内に貴方のドッペルゲンガーが出没するって噂ね?」
深夜のティータイムに、レミリアが咲夜に半分からかい口調で話し掛ける。半分は真面目であることを察した咲夜は黙って頷いた。
「面白そうだけど、咲夜の問題みたいだしね。そうそう。・・・・私はもう寝るから、館の見回りをお願いね。今夜は「2人」が見回りするでしょうから、早く終わるでしょう」
そう言ってレミリアは寝室へと姿を消す。瀟洒な従者は主の意図をつかんだらしく、館内の見回りへと出かけて行った。

館内を一通り見回ったところで図書館へと向かう。しかしここにも異常はなかったため、残すは時計台のみとなった。扉を開けると柔らかな月光が降り注ぐ。
「そういえば、昨日は満月だったわね」
そう呟いた咲夜に、暗がりから声が帰ってくる。
「今夜は十六夜・・・と言うそうですね。満月の輝きには及ばないとされているが、充分に眩しく、そして美しい」
「それは月だけかしら?」
「いえいえ、どちらの十六夜も私には満月より輝いて見える」
「それは間違いね。満月より輝く月など存在しないわ」
言葉だけなら月下の語らい―――しかしその実は殺気の応酬である。
「眼鏡もかけているのですけどね。度が合わないのかな?」
「それは元から治すしかないわね。尤も、ここで倒されるから治しようがないけど」
「何、これで私には良いのですよ。治すにしてもこの後図書館でも行って調べます」
2人はどちらともなく距離をとりはじめ、ナイフを抜き合う。
「呆れるほど大した自信ね。なら――――」
「そのような瑣末な事より、今は――――」
「返り討ちにされるといいわ、黒き賊!」
「貴方を倒したいのですよ、瀟洒な従者!」
―――――そうして、十六夜の月の下、2つの影が交差した。

952 名前: ある見習の話2/3 投稿日: 2005/11/11(金) 05:35:34 [ /Zdq3L7s ]
3本同時投擲からの接敵、離れる時の目くらましに投げた内1本のみ相手の急所を狙う、1本だけと思わせて同じ軌道で2本目を投げる・・・ナイフの応酬は互角だった。いや、その戦いは余りに・・・・・互角すぎたのである。
「どういうこと・・・?まるで鏡に映したようにナイフが飛んでくる。お嬢様の言っていた冗談もこれなら本気にしてしまうわね・・・ならこれを使わせてもらうわ」

――――幻世「ザ・ワールド」

世界が凍る。咲夜は今、時を止めた。紅魔舘メイド長の能力にして奥義である。
もちろん相手は微動だにしない。この世界で動けるのは咲夜を除いてはいないのだ。
「チェックメイトね、侵入者さん。中々面白い戦い方だったわ」
急所に向かって的確にナイフを投擲する。後は世界を開放すればお終いだ。自分と同じナイフ術には興味があったが、明日の予定を考えるとそれを詮索するのも手間に思えた。

・・・・男が立ち上がってくるまでは。

「・・・なぜ?急所に当たって倒れないなんて、貴方人間?」
自分の必殺パターンを崩されてか、咲夜は苛立ちを隠さずに男に問い掛ける。その様を見て男は満足そうに、不敵な笑みを浮かべて答えた。
「いいえ?どこにでもいる無様で「最低」な人間ですよ。ただ、ちょっと誤魔化すのが上手いだけです。・・・・防護魔法ってご存知ですか?狙ってくるのが確実に急所なら、そこだけを集中して防護すれば致命傷にはなりませんしね」
「・・・・ご高説感謝するわ。お代は地獄への片道切符で支払わせていただきますね」

――――幻符「殺人ドール」

急所のみをガードしているなら無差別・乱反射のナイフに対応できる道理はない。全方位からの攻撃に、男は―――

「ありがとう。それでこそ貴方は十六夜咲夜だ」

と呟き、避ける動作も見せず。悔しそうな表情も浮かべず。ただ、微笑んで全てのナイフをその身に受けた。

953 名前: ある見習の話3/3 投稿日: 2005/11/11(金) 05:37:20 [ /Zdq3L7s ]
「え・・・?ちょ、ちょっと!?」
余りのあっけなさに咲夜は男に近寄る。先ほどまで頭にあった明日の予定より、今はこの男の不可解さが気になって仕方がなかったからだ。
「・・・どうしました、そんな不思議な顔をなさって」
致命傷を負っていても男の態度は変わらない。その一貫した態度に腹が立ち、咲夜は男を怒鳴りつける。
「不思議な顔にもなるわよ!戦った相手にこんな事言うのも変だけど、あの攻撃は避けられたはずでしょう!?」
「ああ、さっきまでの私ならね。・・・ヘイ速度スト増加もプロテク防護ション魔法も時間切れですし、そうでもしなければ貴方と戦う事すらできない。いつぞやの様に一瞬で倒されてしまう事でしょう」
「貴方は、あの時の・・!」
自分の事を思い出してくれたのか、男は嬉しそうに、しかし弱った声で話を続ける。
「ああ、今は貴方の瞳に私が映っている。私を見る事すら面倒に感じられたあの時に比べて、今はなんと幸せなのだろう。ドアを開けて私の声に反応する時など、体の震えが止まりませんでした」
複雑な表情で咲夜は男に話かける。
「馬鹿ね・・・そこまでして私に復讐したかったの?」
「・・・冗談を。私は貴方に一目惚れしてしまったのですよ。エゴですが、愛してると言ってもいい。そこまで慕う相手の瞳に映らない、まして仕える事もできないのなら、一瞬でも長く、私を意識し、見続けてもらうよう生きただけです」
「・・・・」
「憧れ、慕い続けた貴方の技を使いたかった。修行をしている時も、貴方に近づいていくようで楽しい日々でしたよ・・・最初は復讐のためだったのですけどね、『自分の技で死ぬがいい』って」
咲夜は何も答えない。自分のした事を後悔しているのか、男の行動に呆れているのか、自分でもわからないのである。
「さて、そろそろお迎えのようです・・・最後にもう一度顔を見せてくださいませんか」
咲夜が男を見直すと、不意に男は体を起こし―――咲夜に口づけをした。
「!?」

「―――――時よ止まれ、・・・貴方は美しい」


そこで男の時は止まった。
名も告げない、相手にとって1日にも満たない男の恋は報われたのだろうか?
咲夜は次の日、何事もなかったように仕事を進めている。
ただ、その日紅魔舘のメイド達は昼休みにこんな会話を交わしていた。

「侵入者が退治されたみたいですね。昨夜メイド長が夜の見回りの時に倒したそうです」
「あ、私丁度早番で起きてきた時にメイド長とすれ違いましたよ。私初めて見たんですが、倒した侵入者を抱えてました」
「・・・いつもは片付け、私たちにやらせるのに。『メイド服が汚れるでしょ?』って言ってましたしね」
「珍しい事もあるんですね・・・。綺麗好きで有名なのにどうしたんでしょう?・・・あ、そろそろ休み時間も終わりですね」

それきり、男の話題が出てくる事は無かった。ここでそんな話は日常である。侵入者をメイド長が退治した、ただそれだけの話。

―――――――紅魔舘は今日も、概ね平和だった。

954 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 18:36:05 [ TiQrT/a6 ]
こういうのもいいよなぁ。良作乙
妄想垂れ流しでおkよ。どんどんいこうぜ

955 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 21:03:12 [ 43o9pU.M ]
「今夜は満月。貴方それでも行くの?」
「行くさ、待ってなくていい。新しい男でも探せ、お別れだ」
「……」

自分の持つスペカを全て持ち、部屋を出た。ベットを共にした彼女の哀しげな顔を無視して…
向かう先は紅魔館。吸血鬼が住む館。
逢いたかった。自分を死の淵まで追いやったあの妖に…。そして、見たかった、月明かりに反射して見えなかった顔を…
復讐ではない。寧ろ恋慕の情だ。『恐怖』の体現の様なあの女にもう一度…
あの日、森の中で半死の状態で助けられた時、周りは相手は紅魔館の主だろうと言っていた。

そして今、紅魔館の門番を叩きのめし門前に立つ。随分強引だが時間が無い、彼女かもしれない女性の力は満月の時が一番強いからだ。
ドアを開けると一人のメイドがいる。彼女も使い手なのが一目で解ったが彼女は無表情で主人の元へ案内すると言って歩き出した。

案内された部屋に入ると、誰もいない部屋からとてつもない妖気と共に声が聞こえた。
「ようこそ紅魔館へ、今夜は満月だ…間違えとはいえ容赦なく殺すよ…」
(違う、コイツじゃない)
声も妖気も違う、姿を表すが彼女には似つかない。だが、もう遅かった。

勝負はすぐについた。てんで話にならない。逃げる事など此処に来た時から諦めている。スペカももう無い。後は殺されるだけ。
もう指一本動かせない。俺に出来る事は、彼女が持つ赤い槍に貫かれる事だけ
「退屈しのぎにはなったよ」
吸血鬼から最後の一言と共に槍が放たれる…
「惚れた女を捨て、虎の尾を踏みに行き、餌になる…救い様の無い馬鹿だ、俺は…」

「本当、馬鹿ね…」
突然の声と共に自分を貫くはずの槍が目の前で消える。
忘れるはずもないあの声、この妖気、薄れ行く意識の中で顔を上げるとそこには夜中にも関わらず日傘を差した女性の後ろ姿
「…やっと逢えた…こっちを向いて聞いてくれ…あの夜から俺はお前の事が…」
彼女はゆっくりとこちら向き、自分に顔を見せてくれたはず…しかし、悲しい事に自分の意識はそこまで持たなかった…

そして暗闇の中に聞こえる声
「この人間、貰っていくわよ」
「勝手にしたらいい、生きてたら言っておけ、人違いにもほどがあるとな」
「藍、治療するわ、運びます」
「紫様、お戯れもほどほどにしてください、その人間の血で洋服が汚れているではありませんか」
「いいのよ…」
その言葉を最後に自分の意識は完全に途切れた。


「…ここは?」
目が覚めると見慣れた天井…体中が痛い…部屋?生きている?
なんとか首を動かすと、あの時別れたはず彼女が赤い目で見ている。
「どういう事だ?」
彼女の話を聞くと、あの日の朝方、治療された俺がドアの前に倒れていたらしい。
「とにかく生きて帰ってこれたのよ」
そう言うと彼女は泣きながら自分にキスをする。俺は生きてる事と愛されている事の幸福を実感する。
そしてその後、大変な事に気が付き、久しぶりに大笑いするのだ。



そう、二人の部屋にあの日傘がある事に…

956 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 21:09:13 [ 43o9pU.M ]
垂れ流してみた。
やっぱ俺は生きて紫様と添い遂げたい!

ダメだよな…orz

957 名前: 940 投稿日: 2005/11/11(金) 21:45:10 [ py5eENZA ]
前回のSSを後で読み返してみればやっちまった感バリバリですよ…orz
前のSSは慧音に頼んで無かった事に…

ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0029.txt
今回は自分×幽香ならぬ幽香×自分を書いてみました。
稚拙な文章ですが読んでみてください。

958 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 22:14:04 [ aD.7gXfs ]
チルノとリグルかよwさらにけーねともこ吹いたw
なんというか、ギャグのほうにばかり目が行く自分は何なんだろう。

でも本編もイイヨ〜。GJ

959 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 23:23:47 [ JGPlLva2 ]
>>955
ゆかりんはこう、包み込むような母性愛が似合うよな
つまりそんなゆかりんを幻視させてもらった。GJ!

960 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 23:28:14 [ 8p.JAmXw ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0030.txt
うおら間に合え!今日誕生日なんだよ!

961 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 23:34:26 [ 2T/4fXxU ]
>>960
幻想郷の皆に祝って貰おうとはこの贅沢者め!
しょうがねーから、俺も祝ってやる。
誕生日、おめ!

962 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/11(金) 23:36:55 [ N2FiiuiI ]
ぬう、俺のドリームを垂れ流したいが、文がメチャクチャになるかもしれんorz
多少納得できるように書けたらメルラン行ってくる。

963 名前: 951 投稿日: 2005/11/12(土) 00:14:33 [ zO5gcnC6 ]
>>954
誉めてくれてありがとう〜。
派生でレミリア様が出てきて助かるとかも考えてたんだけどね。
そしてルビ振りが反映されない事に気付く俺orz

>>960
誕生日おめでとう!
もちろん後日談も書くんだよね(・∀・)

964 名前: 962/ξ・∀・) 投稿日: 2005/11/12(土) 00:22:35 [ /RkUgNv6 ]
「こんな時間に呼び出してどうしたの?」

夜明け前の岬に彼女はやって来た。眠たそうな目を擦る彼女に僕は言う。
「君に、真剣に聞いてもらいたいことがあるんだ。」
「…うん。」
頷いて彼女は僕を見る。僕は語り始める事にした。
「君と出会ってから色々あった…宴会、ライブ、花見…楽しかったよ。本当に。」
慧音先生に教えてもらったライブで僕は彼女と知り合った。その日からの思い出を語る。
黒い海が白み始める。今此処には僕の声と波の音しか音色は無い。
彼女は黙って僕を見つめていた。
「…それで気付いたんだ。僕の幸せは君なんだ、って。」
「…え?」
さあぁぁ、と風が彼女の髪を揺らす。
彼女はキョトンとして僕を見つめる。
「私が…あなたの、ハッピー?」
「そう。」
戸惑いながら聴き返す彼女に僕は微笑んで答える。
僕は岬の先端へ進み、振り返った。背後から差す日が彼女の目を細めさせる。
僕は何とか僕を見ようとする――そんな愛しい彼女に告げた。

「僕、○○は、…メルラン・プリズムリバーを愛しています。」

彼女は目を見開いて僕を見つめた。頬が次第に紅潮していく。
二人の沈黙が、波の音を増長させる。
暫くして彼女は一筋、涙を流して笑った。
「嬉しい……私も大好きだよ。これからも、ヨロシクね!」

幻想郷に朝が来る。
朝日を浴びている彼女の笑顔は太陽みたいに――いや、太陽よりも輝いていた。


短くても俺の想いは濃縮されてる…はずだ。
よし、岬からダイブしてくるぜノシ

965 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 00:24:00 [ ceabzXhU ]
>>960
誕生日おめでとう!
君が此処まで大きくなれたのは
里を慧音さんが守ってくれてたからだぞ!
その恩を忘れない様にな!

966 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 01:03:50 [ yJlnxrBo ]
>>960誕生日おめでとう!

お兄さんが勢いだけで書いた、恥ずかしい初SSをプレゼントしちゃうぞ!
なんつーか、すいませんでした。
先に謝っておきます。


ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0032.txt

967 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 01:19:39 [ 7zOI0YLo ]
>>964
いかにもこのスレらしい「告白SS」ですな。正に正道!


>>966
終盤あたりは思わずにやけてしまいました。素晴らしい。

968 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 01:21:00 [ eJpN5.Lo ]
>>966
初SSでそんな告白をしてくれるとは!
お前の熱い愛は本物だ!この幸せ者メ

それにしてもここは素敵な幻想郷ですね。

969 名前: 623 投稿日: 2005/11/12(土) 16:38:40 [ vhTWQ2CE ]
ttp://www.crystal.rm.st/proposal/pro/src/up0035.txt
(´・ω・`)
やぁ、とりあえず他の作品でも見て萌えてほしい。
残念ながらこの作品には萌えが少ないんだ、ごめんよ。
それでもうpする根性はあったんだ、もしよろしければ見てほしい。

まじめに書いた結末だ、俺はもう駄目だー!

970 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 17:12:09 [ HfktHu1k ]
確かに少しシリアスな作品だな。そう言いきるお前に萌えた!
具体的には山田と中国と気になるサイz(ガッ

971 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 17:27:03 [ IOWn4Ndg ]
>>969
シリアスでも良いじゃない、まじめなんだもの。
いや、正直よかった。
ちりばめられたギャグがすばらしいアクセントだ。

てるよなんちゅうことをw

972 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 18:10:04 [ FX.qjN/2 ]
>>969
中国必死だなw
恥じらうルナサ可愛いよ!!

新スレは、980くらいが目処でしょうかね?

973 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 18:21:23 [ XdlSaHl2 ]
>>969
中国噴いた。
シャコンヌ聞きながら読ませてもらいましたよ。

泣き顔リリカに萌えた俺はもうアレ

974 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 18:27:51 [ Fj.QC8T2 ]
>>969
てゐなに吹き込んでるのーーー!

楽しませていただきました。

975 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 18:47:09 [ IOWn4Ndg ]
>>969
シリアスでも良いじゃない、まじめなんだもの。
いや、正直よかった。
ちりばめられたギャグがすばらしいアクセントだ。

てるよなんちゅうことをw

976 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 18:48:32 [ IOWn4Ndg ]
……二重やっちゃった。
ごめんね、また何か書くから、ごめんね

977 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:12:46 [ VGGJXo8k ]
このスレも残すところあとわずか。
個人的な主観からだけど、ほぼ最初期から見てきた住人として、
今までのSSとかで心に残ったのを表彰したいと思ってまとめてみました。
決して、このSSがこのSSよりも優れているとか上下とか決めてるわけじゃなくて
ただの個人的な感想だから、ご理解のほどを。

*最優秀賞
>>289
当代最高の幽々子様SS。もはやそこには一人の男の歴史さえあった。自分の中では最高です。

*優秀賞
>>180
一生懸命な妖夢のキャラがとても好き。ある意味逆看護SSだったなあ。
>>199
SSとしては最初の咲夜さんもの。咲夜さんが出てくるのは少しだけど、高慢な感じのレミリア様がいい感じでした。
>>309
貴重なる藍様SS。これ読んで自分も藍で書きたいと思ったけれども届かず挫折。

・主人公賞
>>268
スレ違いって書いてあったけど、やっぱり自分はこれが渋くて好きです。今じゃなんでもありのスレだし。

・キャラクター賞
>>766
至高のみすちーSS。まさに神が舞い降りた。ここまでみすちーの株を上げたSSはなかったと勝手に思っています。
>>342
リリカ視点が新鮮だったSS。キャラの雰囲気がそのもので面白かったです。

・性欲を持て余す賞
>>625
えーりんエロいよ。口移しは反則ですよ反則。GJ!

・ギャグ賞
>>835
優秀賞と同レベルのアリスSS。とにかくキャラの掛け合いや言葉遊びが最高。アリスかわいいよ。
>>949
主人公が壊れまくりの文SS。もはやその勢いは文の存在さえかすむほど。誉めてますよ。

・特別賞
>>119
一連の鈴仙SSに出てくるイナバに賞を。マスコットのような存在です。

――自分としては、こんな感じに健闘をたたえて賞を送りたいと思います。
  皆さん、GJでした。次スレでもまた良作をお願いいたします。

978 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:19:25 [ 74x/vTyA ]
「そーなのかー俺のSSは>>977の心に響かなかったのか。そーなのかー」
ってなって欝になる人も出るだろうから、そういうのは仮に順位目的じゃないとしてもやめたほうが良いと思われ。
俺のことだけどさ('A`;

みんなで総括的な感想をわいわい言っていくようなのなら別に良いかもしれないけど。

979 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:28:39 [ P5J0Rmo. ]
別に個人的に好きな奴を上げるのは構わないけど、
最優秀やら何やらするのは止めて欲しいな〜。
このスレでSS同士の比較はして欲しくない。
とりあえず、>>977はうpろだトップのハートマンZUN曹の言葉の復唱を頼みます。

980 名前: 977 投稿日: 2005/11/12(土) 23:31:44 [ VGGJXo8k ]
う〜ん、『自分としてはこの作品が最高だった。GJと伝えたい!』
って感じでまとめたんだけどな。
いまさらかなり過去のSSを引っ張り出して誉めるのも、
こういう形じゃないとできないかなって余計なことを考えすぎたかも。
ただ『今までの全部よかったよ』だけじゃつまらないかな〜って思って個々でまとめてみたけど、
う〜ん、やっぱり順位のように感じてしまいましたか。申し訳ない。

ていうか、自分ごとき一般人の心に響かなかったとしても全然気にしないで下さい。
ええ、ほんと全ッッ然。ただの好みの問題ですから欝にならないでー! お願いー!

981 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:36:58 [ vhTWQ2CE ]
>>980
残念ながら鬱になっている俺が居ますよ。('A`)
それでも感想などを言われるのはすっごい励みになります。
・・・感想すら言われなかった事あるけど。
ああ、感想が言われないのが怖い(´・ω・`)

982 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:37:21 [ 5vDHJF5c ]
読む限りでは、みんな本気でSS練ってる訳じゃなさそうだし、順位っぽいのはいいじゃまいか
愛と妄想をただ書き散らすんだぜ!!

983 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/12(土) 23:38:22 [ P5J0Rmo. ]
>>980
いや、気持ちは分かるんだけどね、それなら別に〜賞とかつけないで、
自分が好きだった奴を単純に上げていけばいいんじゃないかな?
あれだと誤解を招きやすいってのは確かだと思うから、気をつけた方が良いと思われ。

まあ、あと言いたい事は、次スレよろって事だ!

984 名前: 623 投稿日: 2005/11/12(土) 23:51:35 [ vhTWQ2CE ]
廃、賞に入らなかった私が来ましたよ〜。
次スレも書かせてもらうつもり、ですがなにぶんネタが無いもので。
どうせなら残りの期間の中でリクエストしてしまいます。
まぁしなくても自分で考えるかもしれませんけど。

985 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 00:00:23 [ w.zcieBY ]
ならドンドン俺らの観想を言えばいいんジャマイカ。
次スレまでにこのスレの纏めっぽく。
ちなみに全部読んで、どれもマジでヨカッタ。
特に俺が印象に残ってるのをあげるぜ。
>>894
大妖精がとっても素敵さんだって気がつかされた。萌えすぎだw俺も飛びたい。
>>549
壊れないかっこいい主人公に恋する乙女なふらんちゃん可愛すぎ
>>740
俺もアリスに世話やかれたい。もぅこのやろこのやろこのやぉ
>>394
これで半霊がマジで可愛く思えた俺はおかしくないと信じたい。
>>639
俺も押し倒されたい。
>>640
やっていいことと悪い事があるだろう。俺をどれだけ骨抜きにすれば気がするんだ。夢見たい。
>>447の映姫だきしめたい。

ごめん、本とはもっとたくさんある、ルナサのとか鈴仙とか
つまりはみんなGJだ、愛してる!!

986 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 00:17:04 [ a8q.ZlIU ]
ここのスレのSSに駄作はなかったと思う、むしろ全部萌えた。
みんなGJ!

987 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 00:19:15 [ HgTQAY6Q ]
みんな最高ですよ本当に。

って、次スレ立てないとまじやばい超やばい

988 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:01:56 [ Nlr3i6Hk ]
このスレは最高だ・・・

明日も期待してるぜ

989 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:03:03 [ GX/a7Gk6 ]
次スレが立ったぞ!
あとは埋めるだけだ!
ついでにリクエストも(´・ω・`)

990 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:03:05 [ /v72.Uv6 ]
って>>987も言ってるから立ててきた。
とりあえず誘導。
【お前の夢は】東方キャラとイチャつくスレ【俺の夢】
http://jbbs.livedoor.jp/computer/6306/#1

名前変わるから「続」ってつけるのも変だし付けなかった。

991 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:06:03 [ /v72.Uv6 ]
しまった……「ハートマンZUN曹」なのか
軍曹は階位だからてっきりハートZUN軍曹なんだと思ってたorz
次スレ立てるときは直してやってください

俺に積める善行として、書き中のてゐモノは書ききることを誓いますorz

992 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:09:23 [ w.zcieBY ]
うめうめ
>>989
ならば、リリカキボンヌ。
主人公との音楽コラボもの、と難題突きつけてみる。
なんかいいじゃん、音楽で結ばれる友情、愛情。

993 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:15:07 [ IW4AprQE ]
うめ〜
>>989
できれば、幽々子様&妖夢でおねげぇします
もちろん二人ともいただくという方向で・・・

994 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:19:31 [ swrxkLos ]
うめ。
>>989
個人的には橙とほのぼのまったりにゃんにゃんしたものが読みたいですな。
自分は挫折したので。

995 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 01:23:10 [ 08Jv/qNI ]
んじゃ俺は埋めついでに、>>989
甘くて甘くてガムシロ吐きそうなぐらいあっまあまなフラン物をリクエストしようか。

996 名前: 989 投稿日: 2005/11/13(日) 01:23:50 [ GX/a7Gk6 ]
うめたいきぶん〜
>>992,>>993
了解した、長さ等はどうなるかはわからないが『絶対に』書いてみよう。

それと、一番の難題は式の式だと唐突に思ふ。
どんな風に書くのか興味がわいた。誰か書いてくれたm(スキマ

997 名前: 989 投稿日: 2005/11/13(日) 01:26:00 [ GX/a7Gk6 ]
いや〜皆リクエスト多いよ。それでも書いてみようか!
・・・駄作出る可能性はあるかもしれないが、出たら勘弁な。
何日までに作るとか言わないからな!できなかったとか考えると怖いからな!

998 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 02:35:51 [ ABeel/Zw ]
うめ
>>997
ぼちぼちがんばってくれたらいい
でも期待してるぞ!がむばれ

999 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 02:42:43 [ N9vMigpw ]
うめ
>>1000はラストにプロポーズどうぞ!

1000 名前: 名前が無い程度の能力 投稿日: 2005/11/13(日) 02:49:10 [ HgTQAY6Q ]
お前らみんな大好きだ。愛してる!

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