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おちゃめくらぶ掲示板
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Windows 8でSlate PCは変わるのか・・・?
Windows8の実機デモが公開されたにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110602_450053.html
Windows8(コードネーム)はWin7から多くの点に置いて改良されているけどやはり
大きな違いとなるのは下記の2つにょ。
(1)ARM版とx86版の2つを用意
(2)タブレット端末を意識したUIを搭載
(1)これは1月9日に詳しく書いたにょ。
元々WinNTはx86CPUのために作られたOSではなく複数のアーキテクチャ向けが用意して
あったのだけど自然淘汰によってx86版のみが残ったというだけの話だからね。
ARMが勢力を拡大してきたためにそれが再び復活するにすぎないにょ。
ARM系CPUの出荷数量はすでにx86より1桁多いけど多くが制御用などでスペックが低い
だけではなく主にPC用として用いられているx86とは競合する製品ではなかったにょ。
しかし、近年のARM系CPUの高性能化とPCの領域に踏み込んだタブレット端末の登場に
よってそれは変わってきたにょ。
高性能を謳っているTegra2後継のKal-Elを見てみるとCPUコアがはクアッドコアの
SKUも用意され、GPUも従来の5倍の性能となっているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/event/20110601_449688.html
Tegra2の段階でネットブック用のAtom N(PineView)に内蔵のものより高性能だった
けどそれがさらに高性能化することで性能的には完全にネットブックを凌駕したと
いえるにょ。
実際デモを見る限りではゲームはPS3やXbox360に匹敵するレベルの性能を持っている
と言えそうだしね。(NGPはそれらよりは性能面ではかなり劣るレベル)
次世代WindowsとなるWin8がネットブックでも動くレベルのOSならば必然的にこのような
タブレット端末向けの高性能ARMで十分に動作するといえるわけにょ。
ARMなんて性能が低いから・・・というのはもはや過去の話といえるにょ。
電力当たりの性能でいえばx86CPUの中では最高レベルの性能であるOakTrailでさえARM
に遠く及ばないレベルだからね。
(2)タブレット端末は今後大幅な増加が見込まれているけどPCはほとんど頭打ちになって
いるために今後は大幅な売上増は期待できないにょ。
そのためタブレット端末向けのWindowsを用意するというのは企業としては当然のことと
いえるにょ。
昨年10月2日にも書いたようにWindowsはXP→Vista→7とタブレット機能を強化していった
けれどタッチパネルに対応したというレベルでありOSそのものがタブレットに最適化
されているわけではないにょ。
しかも、OSもだけどアプリも専用に作られた業務用アプリしかないわけだしね。
したがって、昨年10月16日に書いたようにWindows搭載のタブレット端末「Slate PC」の
最大のメリットはWindowsが動作することだけど最大のデメリットもWindowsであると
いうことに繋がるにょ。
しかし、Win8に新たにタブレット向けのUIが搭載されIE10もタブレット向けのUIを搭載
することでそれは変わるかもしれないにょ。
まだ現時点で新UIに対応していると分かっているのはIE10だけに止まるもののWin8搭載の
タブレット端末が普及すればアプリへの対応も進むだろうからね。
従来のTablet PCおよび現在のSlate PCはただのタッチパネル付きのキーボード無しの
Windows PCでしかなく「操作に制限があるもの」となっているにょ。
形だけ「タブレット」にしてもユーザーに恩恵があるとは言い難いためOSとアプリの
両方の対応が必要になってくるわけにょ。
タブレット端末というのは何度もここで書いているように手に持って使う端末なだけに
重量がかなり重要になってくるにょ。
机に置いて使うタブレット端末もありだけど多くの場合は基本的に手に持って使うわけ
だからね。
そのためシステム全体での省電力化というのが重要になってくるにょ。
そういう面では昨今はARM系CPUも高性能化によってピーク電力は増えているもののx86
よりは優れているためタブレット端末に向いているといえるにょ。
そのためタブレット端末に力を入れるならばWindows8のARM対応は必要といえるわけにょ。
もっともx86陣営も黙っているわけではないにょ。
Intelもせっかく手に入れたARM事業を手放し3年前にAtomを発表したのは将来的には
AtomはARMの領域にたどり着けると判断したからだろうからね。
Atomも発表されて3年・・・。
プロセスルールが当初の45nmから変わってないということで性能面の進化はあまり
見られないもののノースブリッジ(GPUなど)を統合することで省電力化を行って
いるにょ。
IntelのライバルであるAMDも低TDPのBobcatコアのCPUとGPUを統合したFusion APU
(Ontario、Zacate)を開発してAtomの独擅場に分け入ろうとしているにょ。
先日発表されたZ-01は2コアのBobcatコアのCPUにRadeon HD6250を統合してTDPを5.9Wに
抑えているにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110602_450077.html
これはOaktrailよりはTDPで劣るもののTDP9WのPainTrailより性能面で優れており(特に
GPU性能は別格)TDPで優れているためSlate PC用としてはかなり有望かもしれないにょ。
キーボードレスのWindows PCが一般には売れないのは過去のデータから言えてしまうの
だけどタブレット端末が売れているということを考えると売れないとは一概には言えない
ようになっているにょ。
ただし、そのためにもタブレット端末用として適したOS、アプリに加えてハードウェアも
重要になってくるにょ。
現時点ではまだまだだけどWin8が普及する頃にはおもしろい存在になってそうであり
期待は持てそうにょ。
現時点では「Windows」がどうしても必要な人以外にはおすすめできないSlate PCだけど
「タブレット端末として」おすすめできるようになるかもしれないにょ。
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