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おちゃめくらぶ掲示板
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モバイルギアがAndroidを搭載して復活!?
NECがキーボード付きのAndroid端末「Life touch NOTE」を発表したにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20110215_425724.html
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20110215_427038.html
すでにAndroid OS搭載機にはauから発売されているIS01のようにキーボード付きの端末は
いくつかあるもののそれらは5インチ液晶搭載機ということでキーボードは最小限のもので
あったのに対してこの「LifeTouch NOTE」はキーボード前提の端末といった感じになって
いるにょ。
これはかつてNECが販売していたモバイルギアを彷彿させるものにょ。
モバイルギアは実用レベルのキーボードを備えた軽量コンパクト、かつ、長時間駆動可能な
端末ということで主にテキスト入力を行うユーザーから多くの支持を得ているにょ。
当初はMS-DOS上のシェルで動作していたモバイルギアだけどWindows CEが発表されると
Webブラウザが搭載されカラー液晶搭載モデルも発表されたにょ。
そして、モバイルギアをベースとした端末はドコモからは「シグマリオン」として発売され
大きな需要と生み出したもののシグマリオンは廉価で販売されたため本家のモバイルギアは
売れなくなってしまったにょ。
シグマリオンもIIIを最期にシリーズが終了してしまったにょ。
90年代後半から始まったPDAブームだけどそれはケータイにeメール受送信やWebブラウザが
搭載されることによって徐々に勢いが無くなってしまったにょ。
「実用レベルのキーボード」という明確な差別化要素があるモバイルギアやシグマリオン
だけどこのPDAブームの衰退には逆らうことができなかったにょ。
それにはノートPCの低価格化もかなり大きなものになっているにょ。
やはり、低価格化というと2008年から始まったネットブックブームの影響はかなり大きいと
思われるにょ。
従来は1kg程度の軽量なWindows PCは価格は20万円程度(型落ちでも10万円程度)は覚悟
しなければならなかったけどネットブックによって5万円程度で買えるようになったからね。
しかし、ネットブックは当初の7〜8.9インチという液晶サイズから10インチクラスへと
大型化してしまい「軽量コンパクト」という方向性から外れたものになっているにょ。
ネットブックは省電力のAtomを搭載とはいえ、多くの機種は一般的なモバイルノートと
比べて駆動時間が短めになっているにょ。
これは省電力チューニング不足に加えてコスト削減のためバッテリ搭載量を減らしている
からにょ。
大型化と合わせてネットブックはこういった持ち歩き用としては不適な存在へと変貌して
しまったにょ。
とはいうもののAtomの中でもさらに省電力なAtom Zによってネットブックよりさらに
軽量コンパクトなPCも簡単に作れるようになったにょ。
それによって登場したのがVAIO Pにょ。
富士通はLOOX Uを出したけどキーボードのキーの数が少なくてキーの同時押しが多用される
ため不満が多くその後継機であるLOOX U/G90ではキーボードを重視したにょ。
そして、高価だったOQOのような超小型のポケットサイズPCもmbook m1(日本では工人舎
から発売されたPM)などの安価な製品が作られるようになったにょ。
さて、この度発表されたLifeTouch NOTEはかつてのモバイルギアがOSをWindows CEから
Android 2.2に変更したというような感じの端末にょ。
さすがに今時の端末ということもありデュアルコアのTegra 250(1GHz)を搭載しており
Webブラウジングも快適に可能にょ。
動画再生支援機能も搭載しているためHD動画も楽々再生できるため下手なネットブック
よりもネットを快適に楽しむことができるにょ。
唯一ネットブックに劣るとすれば解像度がWVGAということで一般的なネットブックの
解像度のWSVGAよりも低いということにょ。
実用レベルのキーボードとはいえ、キーピッチ16.8mmは人によってはタッチタイピングが
可能かどうかのボーダーライン上にあると思われるにょ。
私は普段使っているR5と比べて横はほぼ同じ、縦は逆に広いため私は十分にタッチ
タイピングができそうに感じるにょ。
あと重要なのは日本語入力システムだけどこれは「ATOK for LifeTouch NOTE」を搭載する
ことで解決にょ。
PCと同じく予測変換やキーボードのショートカットによる入力も可能となっており恐らく
テキスト入力で不満を感じることはないのではないかと思われるにょ。
さて、この「現代版モバイルギア」ともいえるLifeTouch NOTEだけど価格は4〜5.5万円と
いうことで比較的リーズナブルなものになっているにょ。
ただし、LOOX U/G90が安い店ならば4万円程度、VAIO Pも5万円台で買えるということを
考えるとそこまで「安い」とは言い難いにょ。
これがWindows PCが10万円以上していた時代ならばヒット間違いなしだったけどいくら
用途が異なるといってもそれらを比較対象から外すわけにはいかないにょ。
そういうわけでLifeTouch NOTEとVAIO Pを比較してみるにょ。
LifeTouch NOTE VAIO P(店頭モデル)
OS Android 2.2 Windows 7
CPU/GPU Tegra250 Atom Z530/GMA500
液晶 7インチ 8インチ
解像度 800x480 1600x768
メモリ 不明 2GB
ストレージ 8GB 64GB(SSD)
サイズ 234x138x25mm 245x120x19.8mm
重量 699g 619g
駆動時間 公称7〜9時間 公称5.5時間
価格 (予価)45000円 52700円(価格com最安値)
アーキテクチャが異なるので単純比較はできないけどCPUやGPUはLifeTouch NOTEの方が
優れており、OSが軽いこともあって体感ではさらにその差は大きくなりそうにょ。
ストレージはWin7ならば64GBは必要(32GB以上がほぼ必須)なのに対してAndroidでは
2GBでも動作が可能だからね。(2.2からはSDカードにアプリをインストール可能に
なったため大容量SDHCを使えばそこまで容量不足を感じることはないと思われる)
サイズは概ね同じ・・・と言いたいけどややVAIO Pの方が小さいにょ。
奥行きの長さと薄さで勝っているためギリギリポケットに収まるVAIO Pとは異なり
LifeTouch NOTEの方は収まるポケットはほとんどないと思われるにょ。(私の実験では
奥行き+厚さが14cm程度がポケットに収まるかどうかのボーダーラインとなった)
さて、ここで重要となるのは重量と駆動時間にょ。
この比較表を見る限り一見重量ではVAIO Pが勝っていると判断されるだろうけどそれは
あくまで絶対重量であり必要駆動時間に対する重量では必ずしも勝るとは言い難いものに
なっているにょ。
というのも国内においてWindows PCの公称駆動時間というのはJEITA測定法によるものが
記されているからにょ。
JEITA測定法は今となってはここで何度も書いているように現実とは剥離している測定
方法であり、実際にはその値よりはかなり短いものになるにょ。
公称5.5時間ながらBBenchによる軽いWeb閲覧でさえも実駆動時間は4時間17分へと減って
しまうにょ。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/column/hothot/20100510_364130.html
それに対してLifeTouch NOTEを見てみるとWeb閲覧で9時間、YouTubeの動画再生で7時間と
なっているにょ。
つまり、LifeTouch NOTEの方がWeb閲覧では2.1倍駆動時間が長い計算となるにょ。
Windows PCの場合、動画再生をした場合は公称駆動時間の半分も動作しないけど仮に
VAIO Pが公称値の半分の実駆動時間としてYouTubeの動画再生は2.75時間となるにょ。
そうなるとLifeTouch NOTEの方が2.5倍になるにょ。
フル充電して2〜3時間使えれば良いという人であればVAIO Pの方が重量面においては
有利となるけどそうでないとLifeTouch NOTEの方に勝機があるにょ。
しかし、VAIO PにはLバッテリがあるにょ。
Lバッテリ装着時には700g少々になるけど2倍の容量であるため駆動時間は2倍にアップ
するにょ。
しかし、2倍にアップしてもLifeTouch NOTEにはやや及ばないと思われるにょ。
あと、駆動時間だけではなくAndroid搭載によって電源をONにしてすぐに使えるという
メリットがあるにょ。
これはWindows PCでもスリープを使うことで可能になるにょ。
2〜4秒で前回使用していた状態を再開できるというのが大きなメリットであり、私が
普段持ち歩いているLet'snote R5はXPということでスタンバイを常用しているけど非常に
便利なものでありモバイルノートをサスペンド(スリープ/スタンバイ)を使わない
なんてことは考えられないレベルにょ。
しかし、サスペンド中の電力消費は無視できないにょ。
R5はサスペンド中の電力消費も抑えられており、さらに6セルの大容量バッテリを搭載
ということで24時間サスペンドしても8%しか電力消費をしない(単純計算で12日間
サスペンドを維持できる)ということで常用するにも何ら問題はないけどVAIO Pの場合は
個体差もあるけど丸二日程度で完全にバッテリがゼロになるらしいということで1日
サスペンドをするだけで何もしなくてもバッテリが半分消費されてしまう計算になるにょ。
LifeTouch NOTEはどうなのかは分からないけどメモリ搭載量も少なそうなのでどう考えても
VAIO Pよりは長時間可能なのは間違いないにょ。
したがって、サスペンド中の消費電力を込みにした実駆動時間ではLバッテリを使用した
VAIO Pと比べても圧倒的に有利なのではないかと予想できるにょ。
こうやって考えるとLifeTouch NOTEの立ち位置が見えてくるにょ。
必要十分なキーボードを備え、Webを利用でき(ノートPCと比べて)小型軽量かつ長時間
駆動可能というのがLifeTouch NOTEとなるにょ。
これはかつてのモバイルギアの立ち位置と比べてそれほど大きな差はないにょ。
これをAndroid端末として考えるとキーボードのせいでタッチ操作がやりにくいという
ことで必ずしも使い勝手の良い端末ではないからね。
そうなると、このキーボードの価値をどの程度見いだせるかでLifeTouch NOTEの価値は
大きく変わりそうにょ。
個人的にはあと100g程度軽くなり、WSVGA液晶搭載ならばかなり欲しくなったにょ。
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