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34
:
ヒロとセント
:2017/02/11(土) 12:51:18
くまの姿をした早矢梨は、そう言うと他の戦斗素体二人に近づき、声をかけるのだった。
「あなたたちも少しは協力して、混乱してるのは皆同じだから、少しづつ慣れるなり落ち着くなりしないと、会長も困るでしょ」
他の戦斗素体二人に反応は無い。くまの姿の戦斗素体は、少し詰め寄り、今度は二人の肩を揺すぶって言った。
「あなたたち、あんまりその体を汚したり、変な姿勢を取ったりしたら、隠れたのに匂いで場所がばれたり、本番で体を痛めたりするかもしれないのよ。自分の身体に戻るまでで良いわ、我慢しましょう?」
二人に反応は無い、というより彼らは正気を無くしたように動作を続けるのだった。ここで物語は冒頭まで戻る。
「我慢というか、今回ぐらいは嘆いたっていいじゃない。どうせロボ研が来ればどうにかしてくれるでしょ……」
本物の早矢梨はもうやけくそだった。そもそもどのようにしたらこの場が解決したと言えるのかもわからなくなったのだ。どうせ身体が元に戻っても、くまははちみつを舐め、ベガは星を眺めるのだ。
「あー、分かった。あなた、これを解決しようなんて思ってたのね。違うわ、私はそんなこと言ってない。我慢はそういう意味じゃない。あなた、私が最初に皆を励ましたのだって、解決のためじゃないでしょう?」
「え……?」
早矢梨は思い出した。この騒動が起きた後に自分が何故行動を起こしたのか、そしてもう一人の自分が何を言おうとしているのかを。
「カッコを……つけろってこと?」
「そうね、これまでだってそうだったでしょう。だったら今だってそうしましょうよ」
「そういえば、あなた最初、服が無いことを気にしてたわね」
「そ、裸じゃ恰好悪いから」
早矢梨は笑った。
「会長、ロボ研の人たちを呼んできてください。私はもう少し彼らが落ち着くようになだめてみます」
「そうか」
会長は大人しく教室を出ると、ロボ研のメンバーを呼んできた。
「落ち着いたのね、やっぱりその方が良いじゃない、私」
「そうね」
そうして彼女たち
彼女達は元の姿に戻ったのだ。
「格好悪い所見せてたら、山ノ端一人との差が広がっちゃうよね。せめて格好つけなくちゃ……」
終わり
ベガ視点モノローグも書こうと思いましたが時間が間に合いそうにありません。今日は用事があるので戻るのも遅くなります。それでは失礼
35
:
セントとヒロ(スマホから)
:2017/02/11(土) 13:07:25
一応モノローグ
私、天満宮ベガは少し自己評価の高いところがあった。シャフ度でも許されると思うところがあった。他人より優れているところがあると思っていた。
……それが何かは分からないけれど。
私は周りの人々を下らないと思っていた。蜂蜜ぬるぬるプロレス、放送部のはやりん☆、何を言ってるんだこいつは、というのが、私の希望崎生活の環境として私を取り囲んでいた。
だから、いつも私は上を見ていた。あてのない星を見つめて、他の人と目も合わせなかった。
ただ、今日私は伊藤早矢梨さんを実際に見て格好良いと思ってしまった。ただ格好をつけているだけではなかったらしい。あの山の端一人を意識していたのか。どうやったって、勝てるとは思えないのに。
それでも、少なくとも私は彼女に尊敬の感情を抱いた。あの二等星は、一等星よりも眩かった。
「あれは、私の好きな人」
呟いてしまった。
聞こえてはいなかったみたいだ。
36
:
セントとヒロ(スマホから)
:2017/02/11(土) 13:10:18
今投稿したのがモノローグというよりは、エピローグだった気がしてきました。頭が馬鹿になっている
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