あめぞうのことを知ってほしいです

10：名無しさん：2025/05/15(木) 15:39:20: おれの歌を別れた古女房がこっそり聴きに来ていた。
おれはいつもより多めに唾を飛ばす。
おまえに届くように。
11：名無しさん：2025/05/15(木) 17:13:05: 死ね
松山景一郎
死ね
死ね
死ね
松山景一郎死ね
12：名無しさん：2025/05/23(金) 13:20:19: 景一老はフガフガと歌った。すっかり呆けたが歌うことだけは忘れてはいない。
殺風景な部屋の中、不気味な歌は響き続ける。
栄子は景一老に薬を飲ませる。
景一老は深い眠りへと落ちていった。
13：名無しさん：2025/05/23(金) 13:21:12: その墓石からは、夜更けになると不気味な歌が聴こえてくるという。

──死して尚、歌い続けるというのか。
14：名無しさん：2025/05/23(金) 13:22:54: 思えば別れた古女房が赤子を産む度におれの睾丸は巨大化と落胆による収縮を繰り返し、ついに爆ぜ、おれは病院に担ぎ込まれることとなった。
萎み、破れた睾丸の下から現れたのは裏返した甲虫のような不気味な光沢を放つ新たな玉であった。
15：名無しさん：2025/05/23(金) 13:32:19: 思えば別れた古女房が赤子を産む度におれの睾丸は巨大化と落胆による収縮を繰り返し、ついに爆ぜた。
病床にて萎みきった睾丸を弄くり回していると、破れた睾丸の下から現れたのは裏返した甲虫のような不気味な光沢を放つ新たな玉であった。

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