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お題でマイナーカプを語るスレ

223名前が無い程度の能力:2011/11/26(土) 21:29:37 ID:5NOOygwg0
>>221
神奈×紫×勇 11月26日は「いい風呂の日」らしいですよ。


幻想郷に初雪が舞い、レティ・ホワイトロックが姿を現した時季。
妖怪の山の麓に建設された『間欠泉地下センター』。その最深部に『旧都健康ランド』が開設された。
旧都の洛外から徒歩で十数分の高台にある複合的な福利厚生施設である。
核融合で加熱された温泉やサウナを有する健康ランドは、旧都の住民にとって目新しい娯楽となった。
そんな健康ランドの大浴場、旧都の街並みを眼下に望む露天風呂を貸し切って酒を酌み交わす少女が3人。
「ふうっ、此処の温泉もなかなか気持ちいいわね」
雪の舞うほの暗い地底の空を眺めながら呟いたのは、妖怪の賢者こと八雲紫。幻想郷に多大な影響力をもたらす大妖怪だ。
「流石は核融合の力だね。技術開発も順調で何よりだよ」
満足げに頷きながら手拭いで顔をサッと擦ったのは、守矢神社の八坂神奈子。間欠泉地下センターの建設に携わった神様だ。
「お蔭で旧都の連中も仕事が増えたって喜んでたよ。有難いねぇ」
そう言って盃に満たされた冷酒を口に運んだのは、怪力乱神と称される星熊勇儀。地上を追われた旧都の住人を束ねる鬼の領袖だ。
この『旧都健康ランド』は、紫(政)・神奈子(官)・勇儀(業)の三位一体となって建設された。
よって、彼女ら三人とも建前は近しくもない間柄を装っていたが、実際はこうして共に入浴するくらい仲が良い。
彼女らが揃って胸の存在感が大きいのも、ウマが合う一つの要因でもあった。下着談義で数時間も話し込んだ事さえある。
現に、3人の胸はどれも温泉に浸かれば浮力を得るほどで、たわわなおっぱい山脈が出来上がっている。
「さぁさぁ、神奈さんも紫さんもジャンジャン飲んでくれ。地底の杜氏が醸した自慢の酒だよ」
湯船に浮かんだ特大のお盆から一升瓶を手に取り、勇儀は2人の盃に酒をなみなみと注ぐ。
「おぉ、これはかたじけない。いやぁ、地底で飲む雪見酒ってのもまた粋だねぇ」
注がれた冷酒を一気に飲み干し、ぷはぁーと息をつきながら神奈子は勇儀に返杯する。
「ふふっ、いつか地底とも胸襟を開いて和平交渉を進めるべきかしらね……」
盃の酒で淡紅色の唇を濡らしながら、紫はしんみりと地底の空…幻想郷の大地を見上げた。
「あはっは、なにしんみりしてるのさ。大丈夫、少しずつだが雪融けは始まっているよ」
「そうさ、それにアンタが胸襟を開いたら男どもはみんな別のトコがおっ立ちまうよ」
勇儀の磊落な励ましと、神奈子の下ネタを織り混ぜた豪快な冗談に、一同はドッと大声で笑った。
綿を千切ったような雪は静かに舞い落ち、少女の色白な柔肌に触れては融ける。
常夜灯で照らされた旧都に、女3人合わせて姦しい笑い声が高らかに木霊した。


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