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羽娘がいるからちょっと来て見たら?

645 二郎剤 ◆h4drqLskp. :2007/03/05(月) 23:32:35 ID:TFlfCwF6
「……あ」
「フォルトゥナは運命を定める環ですけど……」
 円弧が解る。三重のリングはその輪郭を小さな光の集合でおおよその形状を示し、赤の点滅が瞳に残像を与え、形状を露わにした。
「夜は天使の環なんですよ」
「綺麗ですね……」
「私達で護りたい物……なんですね」
 改めて意志を口にしたアンジェラが微笑みかける相手は、その意志を固めるきっかけになった娘だ。
「頑張ります!」
 光を映し、そして自ずから輝く瞳をアンジェラに向け、意志の光を彼女に見せる。対してアンジェラは満面の笑みを浮かべ。
「頑張りやさん。ラプンツェルさんはテレビでも今でも、そう思います」
 気恥ずかしそうに瞳を伏せ、笑みの表情がかすかにあった。
「私、いっぱい助けて貰ったんです」
「恩返しがしたい、ですか?」
「いえ……」
 改めて天使の環に包まれた宝石箱を眺め、両手を広げた。自然と翼がそれを追い、暖かな風が彼女を包む。
「私もそんな人になりたいんです。誰かを殺すんじゃなくて……誰かを助けて、ううん……」
 アンジェラは何も言わず、無言こそが的確と思いそれを実行するのみで。ラプンツェルの揺れる栗毛を見つめ、目を細める。

 両手を空に、翼を風に。ラプンツェルは意志の現れを空へと。
「幸せにしてみたいんです!」
「私は、貴女のおかげで頑張れて、すごくすっきりしました」
 みんなもそうですよ、と告げ。アンジェラは隣にラプンツェルを置く位置へと歩み。
「貴女の一生懸命は、とっても元気を貰えます!」
「えへへ……嬉しいなぁ……」
 つま先立ちでラプンツェルがアンジェラの姿を認め、そのまま方向転換は回転へ。
「みんな凄く強くて、色々……。私って才能無いのかなって思ってたんです……」
 ネガティヴな発言を風に流しながらも、彼女のソロダンスはくるりくるりと留まることが無く。浮き上がりながら文化庁の縁を回り。
「追いつこうって、見習おうって、頑張って良かった……」
「ええ。文化庁に来たときも、メモを頑張って……嬉しそうで……」
「お勉強とか大好きですから。えへへ……」
 回転が止まり、彼女は一つ跳ねた。一瞬だけ広がった翼が閉じ、同時に手は後ろで組まれ、顔は笑みでアンジェラを迎え。
「私は幸せですよ。貴女とお話しできて……」
「も……もぉっ。からかっても何も出ませんよ!」
 いつものからかわれ癖が反論をつむぎ、それでも高揚した感情が彼女の頬を膨らませるサービスを込め。
「本音ですってばー……っと」
「どうしました?」
「そろそろ……! こっちへ!」
 慌てるアンジェラがラプンツェルの手を掴み、再び空へと己を踊らせる。


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