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羽娘がいるからちょっと来て見たら?

580 二郎剤 ◆h4drqLskp. :2007/02/17(土) 20:19:37 ID:OVKeGQEU
「え? 何言ってるんですか、これは歴史と文化であって私には関係ないですよー! 私自身のことを呪ったことなんて一度もありませんし、当然の事と思ってますから」
「え、えっと……両性について少々お伺いしていいですか?」
 再びの沈黙を破るような質問があり、
「は、はいっ! ラプンツェルさん! どうぞ!」
「本当に失礼な事だと思うんですけど、両性の方って家庭とか結婚とか……どうなされるんですか?」
 遠慮がちな声をアンジェラに伝える。一方では申し訳なさそうな上目遣いと、その瞳に宿る好奇心を確認していた。瞳を伺った二名は何も言わず、同じく気になったといった様子で返答を待つ。
「失礼じゃないですよー! 私達の言葉で、右寄り、左寄りっていうのがあるんですけど、右は男性的、左は女性的な状態を示すんです」
「変化……するんですか?」
「いえ、精神状態です。だから、好きな人の影響で変わったりもするんですよ」
 楽しそうな鼻息があった。明らかに歌っているかのような、故意に出している、そんなメロディはセリエの物で。
「はっはーん、そんなに遠慮するなんて、誰かに恋しちゃったわけですか! あの言いっぷりだとラプちゃんですね!」
 後半のニュアンスはユニーにも通じる。しかし、前半に関してはセリエのカンと名の付いた当てずっぽうであると思い、慣れのある二人には『いつもの病気』扱いだ。
「え! えっと、そのー……ファンなだけですってば! この前の災害復旧はこっちでも放映されてたんですよ!」
「ちぇー」
 ファンと聞きつつ、自分のファンで無いのが不満なのか、セリエが湯船に沈んだ。
「そういえば……インタビューされてたんだっけ」
 ユニーの言葉に、先週のことを思い出したラプンツェルは、ファンと言われた事と下手くそなインタビューを思い出し、毛恥ずかしそうにうつむいた。
「それにしても、お三方の案内が出来て嬉しいです! 私、お三方は特にいいなぁって思ってましたから!」
 地獄耳はそれを逃さない。
「わーい! アンジェラさん、ありがとーっ!」
 セリエの声は歪んでいた。なにせ湯中より飛び出しながらの発声だ。
「もぉっ! 准尉!」
 意識をすれば、中性的なアンジェラの笑い声はなるほど両性といった物と感じたのは、セリエに苦笑しただけのラプンツェルだ。
「落ち着きなさい、一番はラプンツェル軍曹だって言ってたじゃない」
「がーん!」
 ずるずると湯船に沈んでいくセリエに、二人が笑う。


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