[
板情報
|
カテゴリランキング
]
したらばTOP
■掲示板に戻る■
全部
1-100
最新50
|
1-
101-
201-
301-
401-
501-
601-
701-
801-
901-
この機能を使うにはJavaScriptを有効にしてください
|
レス数が900を超えています。1000を超えると投稿できなくなるよ。
●事情によりこちらでSSを投下するスレ 4●
908
:
出会い
:2014/05/24(土) 00:18:03 ID:0.s18Cfc
。
「ほら、そのまま飲みなさい」
「ぇ……え?」
「キャップは開いておいたから、そのまま飲みなさい。まずは身体を温めないと」
「は、はい……」
促されるまま、口をつける。
確かにキャップは開いていた。
少し傾けると、甘い液体が舌に触れ、喉を通り過ぎて行く。
一口飲んで、それからもう一口飲んだ。
……あったかい。
ペットボトルを見て、また一口。
口から喉、胃の熱が、身体を少しだけ温めた。
見上げると、彼はまだそこにいた。
雨に濡れながら、私をじっと見つめていた。
その顔を見て、瞳を覗いたとき、私の口からは勝手に言葉が出てきていた。
小さな声で、しかしはっきりと。
目の前の、このおじさまにだけ伝わるように。
「私を、あなたの家に連れて行ってください」
おじさまは、困った顔をしていた。
909
:
出会い
:2014/05/24(土) 00:18:28 ID:0.s18Cfc
前半終了
910
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/05/24(土) 00:22:31 ID:???
うばぁぁぁぁぁ……乙
911
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/05/24(土) 01:13:24 ID:???
寒いんだ、僕にそのアップルティーを飲ませてはくれないか?
912
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/05/24(土) 17:50:00 ID:???
wktk
913
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/07/01(火) 20:10:01 ID:/WCPHDls
毛先から滴り落ちた水滴が、掌で弾ける。
少しだけ腕を伸ばすと、腕を伝って腋を抜け、お尻から脚まで、むき出しの肌の上を流れ落ちた。
私は今、全裸で立っている。
もちろん、屋外でストリップを始めるほど人間をやめてはいないわけで、ここは浴室だった。
頭の上から降り注ぐのは冷たい雨粒ではなく、シャワーから流れるお湯だ。
土砂降りの中、傘もろくに差さずに外をうろつき、酷く冷えてしまった私の身体を温めてくれる。
しかし私は、一息吐くどころか、心臓がバクバクと高鳴っていた。
なぜなら、ここが自宅ではないから。
しかも、
見ず知らずの、
中年の、
男の家、だ。
正直、どうしてこうなったのか、自分でもわからない。
「いや……自分で言ったんだけどさ……」
気づいたら、口から言葉が出ていたのだ。
考えるよりも先に、思うよりも早く、何かが口から零れ落ちたような、そんな感覚だった。
そして、その結果――
「バスタオル、ここに置いておくよ」
「はっ、はいっ!!」
浴室のドア越し、脱衣所から響く、中年男性の声。
私の反応を見て(ドア越しだが)、おじさまの気配が遠ざかって行く。
……不意打ちとはいえ、とてもいい返事をしてしまった。
学校でも、こんな返事はしたことがない。
一世一代、だ。
……少しだけ、恥ずかしい。
しかし、おかげで冷静さも少しだけ取り戻した。
状況整理をしよう。
まず、にべもなく告白を断って、報復された。
ヤケになって、土砂降りの中をアテもなく歩いた。
それを見かねたおじさまにアップルティーをもらって、家に連れて行けと頼んだ。
「……」
わけがわからん。
冷静になったところで状況が変わるわけでもなく、いつまでも浴室に篭っていないでさっさと帰ればいいと気づいたのは、それから30分も後のことだった。
914
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/07/01(火) 20:10:39 ID:???
まだ書き終わってないのに誤送信
ごめん
915
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/07/01(火) 20:52:09 ID:???
期待すんぞコラ
916
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/07/03(木) 21:52:15 ID:???
ふざけんな待ってんぞオイ!
917
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/10(日) 22:32:13 ID:lp9yHdLk
久しぶりにスレ投下しようとしたら当たり前のように規制だった奴。
8/10はハートの日らしいよかなみさん落書き。
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2861.jpg
918
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/10(日) 23:25:48 ID:sxLhknqM
>>917
悶えた
919
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/10(日) 23:31:28 ID:???
久しぶりでつね。GJ!
920
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/10(日) 23:36:50 ID:???
このドヤ顔に勃起を禁じ得ない
921
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/11(月) 20:21:41 ID:???
GJ!
922
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/11(月) 21:16:34 ID:???
GJ!!
923
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/08/11(月) 22:48:02 ID:???
>>917
お久しぶり
かなみさん愛してるwwww
924
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/12/12(金) 17:12:09 ID:???
かなみいいい戻ってきてくれええええ
925
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2014/12/12(金) 18:26:18 ID:???
かなみさんならずっとお前のそばにいるだろ何言ってんだ
926
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2015/06/02(火) 03:46:14 ID:???
ロダ落ちてるね
927
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2017/10/17(火) 00:12:39 ID:Au0HuqbI
かなみ俺だ結婚してくれ
928
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/05/28(月) 18:10:16 ID:AEwvEyc.
久しぶりに戻ってきてしまった…
929
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/08/10(金) 23:47:14 ID:j/0eMZMI
俺さあ
今でも好きなんだよなあ
ツンデレがさあ
かなみも ちなみも
みんな好きなんだ
この想いを共有できる場所がもう無いんだなって思うと
凄く悲しい
930
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/10/02(火) 00:09:13 ID:YPE4nYRc
まぁ俺もキャラクリゲーでは今でも千奈美を作るよ
931
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/10/02(火) 01:34:46 ID:YPE4nYRc
だからお題をくれ
932
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/10/07(日) 04:00:31 ID:???
男が就職してしまいツンデレと会う機会が減ってしまったら
933
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/10/12(金) 15:19:45 ID:YPE4nYRc
「……今まで……どこに行ってた。……ばか」
数年ぶりに帰ってきた地元駅。
眼の前には、そんな俺を睨みつけてくる少女がいる。
眠そうな目と黒くつややかな長い髪。そして間延びした口調。
数年前、俺が就職してこの街を飛び出すまで仲良く……仲良く? していた子、ちなみさん。
「仕事だよ仕事。まぁ、それも辞めちまったんだけど」
「ふん……。おめおめと逃げ帰ってきた……か」
ひどい言い方もあったのだ、と思うが実際その通りだ。国破れて山河あり、夢破れておかえりなさいまし、ってな具合に。
「情けない。……私を……置いてった、くせに……」
そう言って睨みつける視線に、しかし当時のような気丈さはない。
ただ悲しみの色だけが色濃く出ていた。
「それは、仕方ないだろ。お前にも進路が……そういやお前今何してるんだ?」
思わず疼く胸に言い訳をしようとして、ふと口をつく疑問。
地元で生活をしているとして、この辺に良さげな就職口なんてあったか?
そう考えた俺に返ってきた言葉は、やはり彼女が常人ではないのだと思わせるものだった。
「去年、高校を卒業してすぐ……会社……作った」
「起業したのか!? すごいな! で、どんな会社なんだ?」
思わずテンションが上り、俺は前のめりになって聞く。
にんまりとして答えるちなみさんは、やはり、やはり常人ではなかった。
「……発明会社ちなみん」
…………。
「発明会社」
「……ちなみん」
思い返す。
彼女との毎日。
何があった?
色々あった。……本当に色々あったが、確かにあの技術力があれば会社の一つや二つ興せるのかもしれない。
「……ん? 去年卒業? あれ? その、俺がいたときってちなみさん何歳だっけ?」
「手が後ろに回るから……考えないほうが、いい……」
「…………はい」
曰く有りげなにやにや笑いを浮かべながらのちなみさん。ご忠告通り、考えるのはやめておこう。
「そんな犯罪歴あり現在無職でお先真っ暗な君だけど……どうしてもと言うなら、雇ってあげても……いい……よ?」
答えなんて一つしかない。
「まずは履歴書買わせてもらえませんか? 社長」
「…………ん。いい……よ。……ふふ」
満足そうにうなずく彼女。
今の今まで忘れていた甘い記憶が、日々が、再び動き出すのを感じた。
934
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2018/10/20(土) 10:41:02 ID:???
GJ
ほの板のスレもよろしく
935
:
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
:2019/05/18(土) 13:24:42 ID:ukZzbung
男が死んでしまう夢を見た後のツンデレの様子を見たいです><
新着レスの表示
名前:
E-mail
(省略可)
:
※書き込む際の注意事項は
こちら
※画像アップローダーは
こちら
(画像を表示できるのは「画像リンクのサムネイル表示」がオンの掲示板に限ります)
スマートフォン版
掲示板管理者へ連絡
無料レンタル掲示板