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後はもう夢中だった。唾液を絡ませ、舌を交互に行き来させる。お兄ちゃんは私の口を
存分に吸い、舐め回し、私もまたそうした。溢れ出る唾液で頬がベトベトになっても気に
何てしない。しかし、しばらくしてお兄ちゃんが私の口に舌を入れて来なくなって、よう
やく、終わりにしたがっていることに気付いた。そういえば、学校だったんだっけ。そん
なの、もうどうでもいいのに。あ、でもお母さんが来ちゃうか。
仕方なく、私はこれを最後とお兄ちゃんの口に舌を捻じ込み、一通り舐め回してから、
舌を引っ込めた。けど、まだ唇までは離したくなくて、しばらく吸い続けて、それからやっ
と、私はお兄ちゃんの唇から、自分の唇を離した。
ポフッ、と頭を枕に預ける。お兄ちゃんと私の交わりあった唾液が、二人の唇の間に橋
を掛けて、やがてそれが途切れた。
しかし、これだけやってもまだ、私はちっとも満足していなかった。もっとキスしたい
し、違う事もしたい。けど、きっかけは作ったんだから。後は……責任を、取ってもらうだけだ。
「未来…………」
お兄ちゃんが小さく呟く。その顔は若干不安そうで、私を窺うように覗き見ていた。こ
こまでしたのに、やっぱりこんなに顔を寄せるのは恥ずかしくて、私はそれを隠そうと、
お兄ちゃんを睨みつける。
『わ……分かったでしょ………… あたし……お兄ちゃんの……思い通りになんて……な
らないんだから……』
そう。私は、お兄ちゃんの思い通りになんてならない。私が……お兄ちゃんを、思い通
りにするんだから。
私は、両手でお兄ちゃんの肩を軽く押して言った。
『どいて。起きるから』
体を起こそうとすると、慌ててお兄ちゃんがベッドから下りた。
「お、おい。服」
お兄ちゃんがそう注意する。けれど私は構わなかった。むしろ見て貰いたいくらいだ。
けど、今、全部見せると自分が抑えられなくなるかもしれないから、さすがに前は布団で
隠した。お兄ちゃんが視線を逸らす。照れてるんだ。可愛いな。
ちょっと苛めてみたくなって、私はお兄ちゃんを睨み付けた。
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