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「…………」
「かなみ? 俺は腹が減りましたよ?」
「あたしは腹が立ってるの!」
「腹が立つ? それはつまり太ったという意味だな。そう言われればちょっと腹のあたりにぷにぷに感が」
少しだけぷにっとした腹をつついたら20回くらい殴られた。
「かなみちゃんは太ってない。はい、繰り返して」
「か、かなみ様は太ってなどいません。それどころかスーパーモデルも羨むほどのぷろぽうしおんで御座います」
「えー、ホントにー? もー、タカシったらお世辞ばっかりー♪」
「嘘に決まってんだろ、ばーか。もうちっと乳を膨らませてからそういう寝言を言え」
いらんこと言ったらまた殴られた。
「何か言うことあるでしょ?」
「本当はかなみくらいの貧乳が好きです」
「そっ、そういうことじゃなくて、謝れって言ってんの! ……いや、ちょっと嬉しいケドさ」
あさっての方向を見ながら、かなみは照れくさそうに自分の頬を指でかいた。
「まぁかなみの乳はともかく、腹が減ったので飯を所望する。今すぐ飯を作らないと泣くぞ!」
「なんでそんな偉そうなくせに情けないのよ……」
「いいからご飯。かなみの飯を食わないと一日が始まった気がしないのだ」
「……はぁ。まったくもう、しょうがない奴ね。作って……あああああ!」
「うるさい」
「じ、時間! 今すぐ出ないと遅刻する!」
首をめぐらし時計を見ると、なかなか愉快な時間を指していた。
「なるほどこいつぁヤクイな。ところでかなみ、ご飯」
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ! ほら、行くわよ!」
「え、でもご飯がご飯食べてないご飯」
「ご飯ご飯うるさいッ! 早くッ!」
「でも俺はお腹が空いてまして、ご飯を食いたいという感情が」
「それ以上ご飯って言ったら殴る」
「す、すいません」
かなみに手を引っ張られ、腹を鳴らしながら半泣きで学校へ駆けて行く哀れな俺でした。
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