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そして翌日(かなみにはブラックコーヒーを奢っておいた。)
再び昇降口まで駆け下りる。
神野リナはハイヤーの前にいた。
彼女は私の姿を見て、ハイヤーに乗ろうとしている足を止めた。
「神野!」
「あなたは…」
「昨日の答えを聞きたい。少し時間いいか?」
「ええ。……私なりに一晩考えましたの」
「…ほう」
「私はあなたのような一般の方々とお付き合いするつもりは一切ありませんわ」
「…そうか、残念だ」
私は神野リナとの接触を諦め、その場を立ち去ろうとした。
「ちょっとお待ちなさい。話はまだ終わってませんわ」
「…?」
「ですから、「友人」になることは出来ませんが、「従者」になるというなら…口をきいてあげてもよろしくてよ?」
「…「従者」?」
「嫌なら「下僕」でもよろしくてよ」
「いや、「従者」で良い。それでお前と話せるのだったら」
「交渉成立…ですわね(////)」
「しかし…「従者」と言っても何をすれば良いのだ?」
「そうですわね…とりあえず今週の週末、買い物の荷物持ちをしてもらいますわ」
「了解した。「御主人(マスター)」。」
「ふふ…悪い気分ではありませんわね」
形はどうあれ、こうして私は神野リナへの交流に成功した。
今でも時々週末に、買い物の荷物持ちをさせてもらっている。
しかし「荷物持ち」と言う表現よりも「一緒に買い物」といったほうが正しいのではないだろうか。
そのことを指摘すると彼女はいつも怒るが。
そして、彼女もまた私に対して冷たいのである。
今回の観察結果
・ツンデレは買い物に誘う際、「荷物持ち」という名目をつける
・お嬢様ツンデレは周囲の人々を下に見る傾向がある
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