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●事情によりこちらでSSを投下するスレ●
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プロバイダー規制や本スレの空気などでSSを投下できない人が、
本スレの代わりにこっちでSSを投下するスレ。
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幽「そもそも何アンタ私に説教してんのよ。いままでの人なら私が出ただけで逃げてったのに」
タ「さっきも言っただろ?俺、幽霊にゃ慣れてんの
さ、話は終わり。さっさと成仏しな」
幽「いや、成仏できるのならとっくにしてるし。成仏の仕方、わかんないんだよねー」
タ「じゃ、しょうがないっすねー」
幽「どーしましょっかー」
タ「俺に聞かれても困りますってー」
幽「どーしましょっかー」
タ「あの…」
幽「どーしましょっかー(何かを期待するまなざし)」
タ「あー…じゃ、成仏するまで俺の部屋使っていーっすよ(断ったところでどーせ住み着く気なんだろうなぁ……)」
幽「しょっがないっすねー。それしか方法ないし。じゃ、イヤイヤながら使わせていただきます」
タ「イヤイヤかよ」
幽「あんたみたいな年頃の男と一つ屋根の下なんて…何されるかわかったもんじゃない」
タ「幽霊に手、出すほど女に不自由しちゃいませんよ」
幽「……なんかそれはそれで腹立つ…」
タ「ま、相手は幽霊ですからね。食費もかからんし。それに月一万で
可愛い女の子と一緒に生活できるとなりゃ断る理由なんてないでしょ」
幽「手、出す気満々じゃない。ってか可愛いって…」
タ「いや、結構可愛いと思いますよ?幽霊さん」
幽「あんたに誉められても…別に嬉しくなんか…(///)」
タ「んじゃそういう事で。もう寝ますか」
幽「そーね。私は押入れで寝てるから」
幽「手、出したら。二度と朝日は拝めないと思いなさい」
タ「怖えー怖えー」
ま、そんなわけで幽霊さんと俺の奇妙な生活の幕が開くのであった
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〜深夜〜
OK,ミッション確認。
俺の現在地は六畳の部屋の中心に位置する布団の中。
今回のミッションは押し入れの戸を開け、さっきから幽霊さんがゴソゴソ何やってるかの確認。
慎重に…慎重に…
よし。押し入れの前まで接近成功。ここで紙コップを押し入れに当てて…
…つーか気づかないもんか?こんだけ近づいてて。
お、聞こえる聞こえる
なにかを書いてるようだ。カリカリと鉛筆を動かす音が聞こえる。
…さすがに書いてるものを読んではくれんか
…?なにか聞こえてくる。もーちょっとで聞こえるんだけど…
おっと、ここで選択肢だ
・聞いてみたい。もう少し近づく
・バレたらヤバイ。言われなくてもスタコラサッサだぜ
ピッ
→ 聞いてみたい。もう少し近づく
バレたらヤバイ。言われなくてもスタコラサッサだぜ
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もう少し…もう少しなんだけど…
ミシッ… ミシッ…
ああ、オチが読めてきた…
ピッ
→ それでも近づく
あ〜ばよ、幽霊のとっつあ〜ん
BAD END
フラグ確定しますた。
…その後の俺は言うまでもないだろう。
ふすまが外れ、押し入れに突撃。
幽霊さんは一瞬、何がなんだかわからないと言う表情を浮かべ、次の瞬間には顔を真っ赤にし襲い掛かってきた。以上。
ま、俺が生きてたから良し。
どうやら幽霊さんは日記を書いていたらしい。
今度、再び潜入してみるか
──幽霊さんの日記の内容は、各自の判断にまかせましょう
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>>404
GJwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
ワッフルワッフル
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>>404
日記を書ける幽霊強スwwwwwwww
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日記を書けるってことはあんなとこやそんなとこにも触れあwせdrtfgyふじこlp
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http://kjm.kir.jp/?p=28424
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ウィッププレイまで想像した
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>>408
蹴りまくられたいwwwwwwwwwwwwwテラモエスwwwww
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>>408
中華だっけ?
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新体操部じゃないの?
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こんな所でも、素晴らしい絵に巡りあえて僕は幸せです
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>>408
_ ∩
( ゚∀゚)彡 パンチラ!パンチラ!
⊂彡
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>>408
是非ともトンファーキックを食らいたいものですね
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>>408
ギガカワイスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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こっちにも一応暫定VIP避難所貼っときますね
ttp://yy11.kakiko.com/test/read.cgi/news4vip/1152020536/
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「ありゃ、先輩じゃないっスか。こんな所で何してるんスか?」
「ぬ…貴様か…休日にまで出来の悪い後輩の顔を見るとは、今日の私は運が悪い様だな…」
「うはwwwこりゃまた失礼wwww」
「ニヤけるな気持ち悪い!さっさと何処なりとも行け!否、逝け!」
「ちょwwwwテラキツスwwwwあの日スか?」
「……今時分は三途の川で水遊びも涼しかろうなぁ…」
「大変申し訳ありません口が過ぎました勘弁してください死にますいやマジで死ぬからアッー!」
「古来より『口は災いの元』と言うからな」
「ふぁい…ずびまぜん…エグッ…」
「…泣くな欝陶しい!……ったく…止むを得ん、貴様荷物持ちとして買物に付き合え。飯くらいは奢ってやる」
「お安い御用で!地獄の果てまでもお付き合いしますぜ!」
「その立直りの早さは天下一品だな……フフフ…」
http://kjm.kir.jp/?p=28572
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>>418
すげえwwwwwwwww
SSも絵も萌えるなんて素晴らしいwwwwwwwww
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>>418
脇がエロイwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwハァハァwww
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>>418
タンクトップエロスwwwwwwww
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>>418
健康的wwwwwイイwwwwwww
続いて投下すr・・・
安西先生…短くまとめられなかったです…
8レス投下
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がたんごとん… がたんごとん…
夜の人気の無い電車の中で、俺とちなみはガラガラの座席の真ん中に寄り添うように座って。
言葉無く、真っ暗な窓ガラスの向こうにある見えもしない景色を眺めていて…
『……ダーリン、…映画……どうだった?』
「ん…あ、いや、面白かったと思うよ」
『……どのへんが?』
「ああ…どこだろうな。 全体的に…かな。」
『……何それ……』
「…うん…――」
集中できなかったもんな。…観る前はあんなに楽しみだったのに、途中から全然だった。
ちなみの事ばっかり考えちまってたから…、いや、今もそうなんだけどな…
「――ごめんな。」
『………』
「………」
線路の上を走る電車の車輪の音ってのは、こんなに大きな音だったっけ…
ちなみの顔を見ることも出来ず、自分の膝小僧を眺めながら沈黙に殺されそうなわけで。
『……ダーリン、今……何時かな…』
「ん…と、」
虚ろな目で見る腕時計の針は、説得虚しく自分の仕事を健気にこなしてて…
長い体と短い体を一生懸命持ち上げていて。まぁ、お前って奴はそれでこそだよ。…GJ……
「もうすぐ12時みたいだ。」
『……そう…じゃあ……もうすぐ終わりだね…”恋人ごっこ”…』
「そうだな…(あと、5分か…」
『……名残惜しい?…ダーリンは……』
「ん? …はは、まさか……」
気付かないでくれよ?俺の中の何かがその質問に肯定するなって言うんだ。
大丈夫、一晩…いや、二晩か…もっとかもしれないけど、涙流せば…気も晴れるさ。
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『……そ…う、…名残惜しくはない…っかぁ……』
「あ、でも…楽しかったよ? 俺が最近つまんないって言って、こんな風になっちまったけど。」
『……そっか…それは……良かったね…?』
「…ああ」
ホントに、いい思い出になると思うよ。…多分、この先一生忘れないだろうと思う。
『……うん…』
「…おう」
がたん、と電車が揺れて…再びその場を沈黙が支配し始める。
…どうやら目的の駅に着くまでの間に、恋人ごっこの期限は切れてしまうようだ。
「…なぁ、ちなみは?」
『…え?』
「ちなみは名残惜しいのか?」
『……私?』
「そう。 ちなみはどう思ってるんだ?」
…なんてーかさ。例えばサッカーの試合してて、後半戦残り時間5分とかで負けててさ。
あーこりゃもうだめかもわからんね…、って90%くらい理解してても、気持ちだけ焦ってる。
そんな感じ。…なにも出来ないんだけど、黙っていたくない、ってゆーか…――
『…私……は……』
「おう、ちなみは?」
――…質問して違う事を考えさせて、ちなみを”12時”というフレーズから遠ざけたくて。
だってさ。…もしかしたら、時間の事忘れちまって「あ、いつのまにか過ぎてた」とかなって
「でもま、いっか。あはは」みたいになるかもしれないじゃん。
『………』
「ど、どうなんだ?」
…そんな些細な可能性に、藁にもすがる思いで望みを託すなんて。どうかしてるよ。
『………もう、時間だね…』
「…そう、だな」
ほら、こんなもんだよ。奇跡なんて、滅多に起こらないから奇跡なわけで。
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午前12時をこんなに意識したのは、多分大晦日以来なんじゃないかな。
ただこの場合はめでたい新年へのカウントダウンじゃなくて、終焉へのそれなだけで。
『……は……かったよ?』
「…え?」
ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ …
『……12時…』
「なぁ…――」
電車の揺れる音と、無駄に設定した終了のアラームの音にかき消されたんだ。
もしかすると…俺が聞きたい言葉だったのかもしれない。…なぁ、ちなみ。
「――今何て言ったんだ?」
『……何も言ってない…強いて言うなら……恋人ごっこは終わり…』
「ち…なみ…」
暗い電車の窓に映ったちなみは、少し俯いたままでいつものように答えた。
いつものようなローテンションの、いつものような口調で…
『………』
「………」
掛ける言葉なんて、見付からないよ。ただひたすらにこの3日間の思い出が溢れて。
もっとはちゃめちゃなのかと思ってた割に…終わりはあっけなさ杉…
『………』
「………」
これで、全部終わった。そう思うと、夢のままで終わらせる覚悟をしてたはずの自分が
情けなくて、悔しくて。…うなだれた後顔を上げると、窓に映ったちなみと目が合った。
『……暇つぶしにはなった…』
「…そか。 あはは…」
俺は本気でした、なんて今更言うのはカッコワリィよな。
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『…一応……言っておかないと…いけない事が……無くも無い…』
「なんだよそれ…文法が変だって」
『……黙って聞け…』
「な、なんだよ。」
『……恋人ごっこ…してた……この3日間の事……忘れろ…』
「!!…」
…なんだよ、ちなみ。思い出の中に大事に取っとく事も許してくれないのか?
こっちは一生忘れないで抱えておける自信があるってゆーのに…!
「…なんで?」
『……お前と…ごっこで恋人なんて……人生の汚点……』
「そ、そこまで言うか!? 俺だって――」
…最初は遊び感覚、だった。…だけど、今は違う。
「――いや…本当は、俺…」
『……うるさい…』
「く…」
『……とにかく……明後日からは…いままで通り……』
「………」
『……それだけ…』
「…わかった」
終焉を迎えた俺に、容赦の無い追い討ちをかましてくれるちなみ嬢。
心は痛いけど、何故かすごくちなみらしくて…不思議とそれがしっくり来ていたわけで。
…やがて電車は、目的の駅へと到着する。
「プシュー)ふぅ。 …遅くなっちまったから、家まで送っていこうか?」
『……却下…』
「…そっか。 分かった。 じゃ、帰り道は気をつけてな?」
『……お前じゃあるまいし……』
「ひでぇ…。 けど、ちなみらしい。 …ありがとうな、ホントに楽しかった。」
『……さよなら…――』
-
甘い夢は、甘い分だけ輝いていた。
だから…現実に引き戻されると、こんなにも辛いんだな。
家に戻った俺は、月曜日からどうすればいいのか悩んでいましたとさ。
「……いい夢…だったよな、うん。」
実際、充実ってか…あんなに満ち溢れた時間は今まで経験した事なかった。
だから、悔いは………ありまくりんぐなんだが。
「あとは…あいつらをどうするか、だな。」
”あいつら”。…山田とか友ちゃんとか山田とか友ちゃんとか山(ry
頭の中でシュミレートされる、月曜日の自分。…………多分氏んでるなw
いまのうちに言い訳考えとかないと、心労で3㌔くらい痩せてしまいそうな悪寒がする。
鬱田、氏n…………にたくはないが、鬱だ…OTL
「……(それと…」
…ちなみ。…どうしようか。何事も無かったかのように振舞えってのは、どだい無理だ。
明後日どんな顔して会えばいいのか、何を話しかければいいのか。
最悪の場合、気まずくてもう二度と話しかけられないかもしれねーな…
「……っはは…」
”――最近つまんないよな――”なんて言わなきゃよかったな。
ってかホントに今更じゃないか。こんなになって気付くなんて。俺氏ねよ…
胸が締め付けられるように痛いんだ。
ちなみの事ばっかり浮かんできて、消えていって。
このまま自分が何か変なモノに変身しちまうんじゃないかって。
寝たら、切なさっていう奴に殺されちまうんじゃないかって。
布団かぶって携帯電話を握り締めながら、嗚咽交じりに泣いた情けない俺。
声に出して泣かなかったのは、自分の中のちっぽけなプライドのせいなんだろうな。
不安定な状態のまま迎えた日曜日は、ただ無為に時間だけが過ぎていったわけで…
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[いつまで寝てんの! さっさとガッコ行きなさいこの愚息っ!!!]バッ
「う、うわっ!?」
[誰のおかげで学校に行けると思ってるのよ。 だらだらしないで早く起きる!]
「か、母さん…」
知らないうちに月曜日の朝になっていて。…時間ってのはホント、律儀な奴だよ。
[何があったかしらないけど、そんなみっともない顔で行くんじゃないよ?]
「う…」
[顔洗って、弁当持って。 元気出していってらっしゃい。]
「あ、ああ…――」
母さん…。母さんにはきっと俺の気持ちは分からないと思うよ。
…でも、なんとなくだけどその気遣いが嬉しく思う。…ありがと、な。
「――用意したらすぐ行くよ…」
学校の用意をして…このあとの展開を想像しながら鏡の前に立つと、バツの悪い顔。
ちゃっちゃと洗顔済まして、どうにでもなればいい的な考えで学校に向かう事にしよう…
「行ってきます、母さん」
[はいよー、愚息ー。 しっかりねー!]
「ガチャッ)だから朝から大きな声で喋るなtt――」
『……おはよう…』
「――ってちなみっ?!」
玄関のドアを開けた先にいたのは、門柱の隅に背中を預けた格好のちなみ。
通学かばんを膝の辺りでぱたん、ぱたんとさせながらいつものローテンションで…
『……リアクション薄い……お前じゃ…出川○郎には勝てない……』
「いや、誰もリアクション芸人目指しちゃいない…ってか何でここにいるんだよ!?」
『……悪い?…』
「悪かぁないけど…でもよ、俺達の恋人ごっこはもう…」
『……終わった…』
-
「…だろ? だったら――」
納得のいく説明をしてもらわなきゃ何がなんだかわからん罠。
口でこんな風に平静を装ったって俺の心の中はめちゃくちゃなんだからさ。
「――なんで迎えになんか来てくれたんだ?」
『……鈍感……3回は氏ね…』
「いやいやいや。 ってか3回の根拠が無いだろーが!」
『……ある……私、3回は言った…』
「…何を?」
『……ホントに鈍感……最低……耳の穴かっぽじってよく聞け…』
「ちょ、ホントに何の事かわかんないって」
『……3-12……4-10……4-16……』
「…それなんて暗号?」
『……うるさい……わかる人には分かる……それより……約束…』
「…約束?」
なんだろう、心臓がどきどきする。目の前のちなみはデレデレのちなみじゃないのに、
あの時に似た何かが、ってーか…かばんを持った手を後ろに回してどうすんだ?
『/////……ん…(つんっ』
そうだ、おとといの映画館と同じ状況なんだ。目の前のちなみは目を閉じて、
小さな唇(今日はリップも確認できる)を”つんっ”と突き出してて…
「ちな…み、お前…何を……」
『/////……鈍感…指きりした………ちゅー……しろ…////////』
「!? って…恋人ごっこはもう終わったって…」
『/////……バカ……アホ……だから言ってる……ごっこは終わったって…/////』
「え…ええ? いや、つまり――」
”ごっこは終わった”。つまり…そういうことなのか?!俺の早とちりじゃないよな!?
いいんだな!?期待しちまってもいいんだな!?いやそれよりも据え膳食わぬは男n
「――ち…なみ……」
『……ちゅー……早くしろ……///////』
……ちゅっ……――――
-
あんなに暗く見えた朝日がとてもまぶしく感じて。
まるで生まれ変わったような気持ち良さに包まれて。
恥ずかしさも…嬉しさのせいで霧散して。
学校へ向かう足取りは軽く、右手に優しい温かさを感じて――
「なぁ、ちなみ。 なんで”恋人ごっこしてやる”なんて言ったんだ?」
『……知らない……自分で考えろ…バカ……』
「わかんないから聞いてるんだって。 …もしかして、最初から…」
『……ばーか……ありえない…自意識過剰……///』
「う…そ、そっか。 まぁいいや、幸せだから。」
『……バカ…そのまま氏ね……』
「…っとに、恋人ごっこの時と全然違うけどな。」
『……これが私……あれは作り物の私……』
〔ちなみ! 別府くん! おはようっ!〕
「と、友ちゃん…」
『お…おはよう、友子』
〔仲良く手繋いじゃって…w 今日もラブラブしてるー?〕
「あ、いや…」
『……ダ…ダーリンとは……いつでもラブラブでいたいもん……//////』
「っ!?」
ちょ、ちなみ?友ちゃんの前だとデレるのか!?…それなんてツンデレ?
ってかそれじゃ逆じゃねーかオイ!!二人の時にデレてくれれば俺はそれd
〔ひゅーひゅーwwwって…なんかムカつくね… で〜、別府くん。 どこまでいったの?〕
「あ…その、び、Bマデ…//////」
『っ!?/////////////////』
…またなんか変な勘違いしてるな、絶対。ABCのBっつたらキスだろーが…
『/////……み……見せつけちゃおっか?……ダーリン?(つんっ』
「/////////バッ…!! ち…ちなみの為じゃないんだからなっ!!///////」チュッ…
〔……(#゚д゚)……コロース〕
――俺達の恋人ごっこは終わったけど…
夢は…叶っちまったのかもしれnギャーーーー――― 終。
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映 画 化 決 定
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あqswでftgyふじこl;:
萌えまくったwwwwwwwGJwwwwwwww!!!!!!!!!
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>>430
みややまった
向こうに投下は全然おk。むしろドンドン投下して盛り上げてくだせぇ
後出来ればまとめも(ry
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>>430
ちなみ可愛いよちなみwwwwwwwwwwwテラモエスwww
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>>430
もうね、なんというか…マジで映画化しようぜ
つまりはソレくらいGJ!!!
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>>430
ぬおおおぉぉぉーーーーーwwwwwwwちなみいいぃぃーーーーーwwwwwww
GJ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
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>>430
だあああああああああああああああああああああああオメガモエスwwwwwwwwwwwwwwwwww
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>>430
ABCのキスはAじゃないか?
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| |_| | _| |_| |_| |_ | | | r┐ r┐ | | | / | | レ'´ / く`ヽ,__| |_| |_ !┘| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|‐┘
| r┐| |___ __|. | | | 二 二 | | |く_/l | | , ‐'´ ∨|__ ___| r‐、 ̄| | ̄ ̄
| |_.| | / ヽ | | | |__| |__| | | | | | | | __ /`〉 / \ │ | |  ̄ ̄|
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あれ?
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( ゚д゚ )
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ちなみが家にきてから二日が過ぎた。
「ご主人様、お茶です」
「あ、ありがと・・・」
お茶を一杯受け取るにもぎこちない雰囲気が漂っていた。
それもそうだろう。二人は幼なじみで、そして幼なじみのちなみが家政婦なのだから。
「じゃあ、私はこれで・・・。何かあったら呼んでください」
至極シンプルなメイド服のちなみが、部屋を立つ。たかしと同い年、17のちなみ。
初めてちなみがこの家に来たとき、心底タカシは驚いた。
十数年ぶりに会った人が、家に来て、そしていきなり上下関係が成立していたのだから。
「ほら、タカシ。昔よく遊んだ、ちなみちゃん。・・・ちょっと、色々あったみたいでね・・・、今日から家政婦さんやってくださる、っていうから・・・」
高校に入ってから週に数度しか帰られない母親。代わりに家の諸事をやってくれるその理由を、詳しく話さない母親の顔には、影があった。
「・・・困ったなあ・・・」
そして、会話らしい会話など、今の今まで一回も成立しなかった。
理由も聞けず、義務的・事務的、上下関係の会話だけで世間話の会話も成り立たない。
愛想の欠片もない。まるでアンドロイドと生活しているみたいで、言葉の代わりにため息しか出ない。
「・・・昼寝、するか」
教科書をほっぽり出し、ソファーにごろんと寝ころぶ。
そういえばと、ちなみの荷物に、教科書が一冊の無かったことを思い出し、少し胸が潰れそうになるタカシがいた。
2時間した後、かなみが洗濯から帰ってきた。黒いワンピースに付着した糸くずと洗濯粉を払いながら。
表情は変わらず、疲れているにもかかわらず寸分も崩れない。まるで、顔面が固定されているようだった。
「くー・・・くー・・・」
そんな苦労を知らずか、寝息を立てるタカシを視界にとらえた。
疲れているが、気にしない。彼はちなみの『ご主人様』であり、自分は雇われの身であるのだから。
「ごはん・・・作ろうかな」
エプロンをつけ直し、キッチンに行こうとする。しかし、足が動かない。目も動かない。ずっと寝息を立てているタカシを注目している。
「・・・」
心臓が高鳴る。そーっと横たわるタカシに近づく。一歩進むたびに、足音が地震が起こったように聞こえた。<1>
「・・・ん」
そっとタカシの頭を持ち上げ、自分の膝に置く。
膝枕。
こんなこと、家政婦が雇い主に黙って不意をつくように、やっていいことではない。
しかし、十数年と自分の中で渦巻いていた恋心は、再会したとき、疾うに爆発していた。
「ご主人様・・・ちなみは・・・ずーっと、貴方のものですよ・・・」
未だ眠りの深いタカシを、そっと撫でるちなみ。
そして、自分の想いを奥に隠していた、素直でない自分を、また情けなく感じた。
問、 <1>で、ちなみの心境を答えなさい。
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>>443
答
実はちなみはロボットで、身長58m、体重550tだったから。
-
>>444
それなんてコンバトラーV?
つまりGJ、誰がなんと言おうがGJwwwwww
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>>443
続きはどこで売ってますか?
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コンバトラーは57メートルな件
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まだ残ってる・・・すごいほす
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ミスったorz
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>>433
亀で申し訳ない・・・
http://www.uploda.org/uporg436992.txt.htmlタカシ編
http://www.uploda.org/uporg436993.txt.htmlちなみ編
pass=tun
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七月七日
「七夕やん、今日」
「まったくもってその通りだな」
「七夕ゆうたらなぁ、ほれ、織姫と彦星。あん二人なぁ、一年に一辺しか会えへんねんて。殺生な話やなぁ。ウチとアンタは毎日毎日顔合わせとるんになぁ」
「ですよね^^」
「…ほんま、辛気臭いアンタのツラぁ毎日毎日みるのも殺生な話やし?おもんないアンタとの会話も年に一辺くらいになったら、ウチも楽やのになぁ?」
…このクラスメイトのお嬢さんはさらっとキツい事を言うから困る。
まぁそっちがその気なら、こっちもちょいと悪戯でもしてみたくなるお年頃。
「ふむ…じゃあこうしよう。流石に年一ってのは無理だが、これからは週に一度だけ会話する方向で。先に根を上げた方の負けな」
「ほ、ほっほぉ〜う、おもろいやん。ええで、相手になったらぁ。絶対『僕寂しいのぉ〜』言わしたるさかいな!」
鳴呼、単細胞。生来の勝負師。簡単に引っ掛かるから困る。
さてはて、何時間持つか…
一時間目終了時-休憩時間
一瞬話し掛けてこようとして、ハッとした顔になり引き下がる。
『う〜』とか唸りながら睨み付けてくるが、流石に話し掛けては来ない。
知らん顔して放置。
-
二時間目終了時-休憩時間
他の女子と会話。空返事で上の空。チラチラとこちらを見て来るが寝たふりして放置。
三時間目-現国授業中
こちらを見る頻度が上がる。
真面目に授業を受けるふりして回数を数えたら、50分中37回のチラ見を確認。
三時間目終了時-休憩時間
自分の机でぼんやりしている。
貧乏揺すり多発。溜息もつきはじめる。
無理にチラ見を抑えている模様。
四時間目-体育授業中
得意のバスケでシュートミス連発後、転倒し鼻血が出たとかで授業半ばにして保健室に退場。
去り際に物凄い目で睨まれる。
昼休み
鼻の穴に詰め物をして登場。
やはり物凄い目で睨まれる。
何故か弁当箱を持ったまま教室中を徘徊。
睨む視線に殺気を感じ、早々に屋上に退避。
後から聞いたら、一人で黙々と弁当を食ったらしい。
五時間目-数学授業中
完全に上の空。溜息、貧乏揺すりに加え、頭を掻き毟り『あ〜』とか『う〜』とか唸り出す。
数学教諭も余りの不気味さに放置。
五時間目終了時-休憩時間
机に突っ伏して微動だにしなくなる。
沈黙が気になり近づいてみると『ウェヘヘヘ…ウヒヒ…』と不気味な笑い声が微かに聞こえゾッとする。
放置。
-
六時間目-LHR
机に着いたままぼんやり黒板を見ているが、目が死んでいる。
担任の言葉も右から左の模様。
時折うつむいて肩を震わせたり、鼻を啜る音が聞こえたりする。
流石にやり過ぎたか。
放課後-下校時刻
さて、何と声を掛けたものかと思案していると近付いて来た。
じっと睨みつけるが、言葉にはしようとしない。強情だ。
こちらも声を掛けずに帰ろうとすると、制服の裾を掴まれた。
見ると目に涙を溜めて唇を噛んで、今にも泣きそうな表情。
それでも声は出さない。
本当に何と言うかコイツは…
帰り道
二人で無言で帰る。
制服の裾は掴まれたままだ。
沈黙が痛い。
肩を落とし、トボトボとついてくるのが…
ったく!
「…今夜さ、三丁目の神社で七夕祭があるんだよな。一緒に行かね?」
吃驚した表情でこちらを見上げる表情。
涙が一粒、ほろりと落ちる。
あぁもういいや。
「…ウチの…勝ちやんな…ック…エグ…」
「はいはい俺の負け。悪かったな、無視して」
「別に…キツくなんてなかってんからな…ッ!…でも罰ゲームや…お祭りで…ウチに仰山奢りや!」
「あいよ。んじゃ18時に公園で待ち合わせな」
「遅れたらシバくでっ!」
その笑顔の為なら、財布が軽くなっても構わないさ。
-
「おまたせ〜♪」
「おー………」
18時きっかりに、深い藍染めに大輪の紫陽花を染めぬいた浴衣と淡い桜色の縮れ帯、薄い化粧と後ろで纏めた髪で、待ち人は現れた。
「…?何やのん、鳩が豆鉄砲くろうたよーな締まりのないツラぁしてからに…ウチに何や言う事あるんとちゃうんか?」
「あぁ、うん、まぁ…」
まさか見惚れてたとは言えない……いや、言うべきか?
「…化けやがったなぁ…」
「ちょっ!アンタなぁ、ウチがどんだけ…ッ…」
「?…どんだけ?」
「な、何でもないわボケェ!…う〜…覚えとき!今日はアンタの財布、スッカラカンにしたるからな!」
「はは…お手柔らかに…」
祭囃しに露店のざわめき。人息れ。
「焼きそばや!やっぱ露店ゆうたら焼きそばが基本やな!な!」
「初っ端から喰いもんかよ!」
「黙って財布出しぃや、兄ちゃん!」
「お、射的がある…」
「あ、ウチあれ欲しい!」
「ふ…vipの凄腕スナイパーと呼ばれた俺に任せとけ!」
「ホレあれ!あのでっかいヌイグルミ!」
「ちょwww1/1荒巻スカルチノフwwwwDEKEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!」
「これのドコがタコヤキやぁぁぁぁぁぁしゃあらすっぞヴォゲェェェェァァァァっだらあぁぁぁ!!!!」
「逃げて…ッ!タコヤキ屋のおっちゃん逃げてーッ!!!」
「っじゃらぁぁァァァァァァァ!」
-
「いやぁ楽しかったなwww」
「せやなー♪」
戦利品はやたらデカいヌイグルミに狐のお面、綿菓子に林檎飴にチョコバナナ。
ほくほく顔で、並んで歩く川岸の土手。
周囲には誰も居なくて、夏にしては涼しげな夜風が心地良い。
「…あッ!ちゃうわ!あれや、相手がアンタや無かったらもっと楽しかった思うで!うん」
「そうか。でも俺は…おまえと一緒だから楽しかった」
「ふぇッ!?」
思わず立ち止まった彼女にニ歩先んじて、立ち止まり振り返る。
「なっななな、なんやのん?おかしなモンでも食うたん?あ!アレや!カタヌキ!アレ食うたんが悪いんやな!」
「なわきゃーあるかい!…まぁね、ほら」
顔を空に向けてみる。
満天の星空だ。
「あそこの二人はさ、年に一度だけしか会えないだろ?だから一年間、相手に伝えるべき言葉を探して、選んで、そんで今日、それを全部伝え合ってるんだろうなって思ってな」
「な、なんや…益々おかしいでアンタ…財布が空ぁなって脳味噌まで減ったんちゃうか?」
「どんな理屈だよ!…ただ俺は…俺も、伝えようと思っただけだ」
「……何を…やの?」
「俺は、おまえと居る時が一番楽しい。おまえが居ればそれでいい…正直そう思ってる。」
-
「中学の時、転校して来たおまえに一目惚れだったりするんだがなww」
余計な事まで言うのが俺流。
ああ、真っ赤な顔で睨み付けて来る。
今日は良く睨まれる日だ。
「…ずるいやん、そんなん…」
「そうか?個人的にはベストなタイミングだと思うんだが?」
「せやから!…こんだけ奢らせといて断ったら…ウチどんだけ悪女やねん…」
「だからベストなタイミングだろwww」
意地悪く笑って見せる。退路を絶ったつもりは無い。
「奢りはあくまで罰ゲーム。それとこれとは話は別だぜ?」
「うぅ〜……答えたるさかい目ぇつぶりや!」
「おぅよ!」
暗闇で、しばしの空白。
後に──
「あ、アンタの言葉、そっくりそのまま返したらぁ!」
胸元に、抱擁。
川岸の土手に立つ二つの影は、暫くの間一つになって、それは星空の織姫と彦星だけが見守る時間。
「流石は七夕、短冊に書いた願い事がこんなに早く叶うとはね」
「ふんッ!そんなんウチの願い事も叶ったんやから当然やん!」
-
ドォーン……パパパパパ…
夜空に広がるは大輪の華。
「お…花火大会かぁ…そいや今日だっけなぁ」
「ちょっ!?アンタ下調べしとったんとちゃうんか?!」
「いやぁ全然?」
「…アホや…抜群のロケーションやないの…計算やなく偶然かい…」
「ははは、通りで人通りが少ないわけだ。川のずっと上流でやってんだなぁ」
「あ〜…ホンマ不安になって来たわ…ウチこいつでええんやろか…?」
「きっと御満足していただけると確信しております!色々な意味で!」
「TVショッピングかーい!ちゅーか色々な意味でってなんやー!」
「それはもう普段の生活から夜の性活まで!」
「こら一本取られたなぁ!アッハハハハハハ……死ねぇェェェェェェッ!!!!」
「ちょっ!首!締まって!……アッー!」
ドォーン……パパパパパ……
おしまい。
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勢いで書いた。
今日中に投下したかった。
グダグダだが反省はしたりしなかったりしている。
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>>458
久々にいずみんktkrwwwwwwwwwwwwwwwww
もう素晴らしくGJ! そしてテラモエスwwwwwwwwwwwww
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関 西 に 目 覚 め た
七夕になんつーGJ投下しやがるんだ!ははは、こ奴め!
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関西久々でかなりのヘビーブローwwwwwwwテラモエスwwwwww
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久々に関西。GJwwwww
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>>458
激しくモエスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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これはいい関西ですねwwwwwwwwww
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とりあえず近くにいた妹ちゅんでれ関西を押し倒した
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>>465
通報しない
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>>465
うちの手口はわかってるね。通報されたくなかったら横田基地の格納庫の中の写真を撮ってきて欲しいんだ。
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>>458
湧いたので叩きつけてみた
http://kjm.kir.jp/?p=29123
ツンデレは強情な所と泣き顔がズキュゥゥゥゥンと来る。
そこに痺れて憧れる。
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>>468
亜光速で抱きしめに行った
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>>458
関西かわいいよ関西wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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>>468
ぎゅうっ! ってしてあげたwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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>>468
舘ひろしの例の2曲歌いながら撫でてあげた。
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私の名は長田優希。宇宙人だ。
一応言っておく。情報統合思念体とかはまったく無関係だ。
あと「ながとゆき」では無く「ながたゆうき」だ。
私がこの星にいるのはこの地球という星に住む高度に発達した知性を持つ生命体、「人類」について研究、観察し、
母星に報告する為である。
…だからSOS団とか別に知らないっての。
それはともかく、私の仕事を紹介しよう。
私の役目はアジア地区、極東アジア、日本国の「ツンデレ」なる人種を観察・報告する事である。
そんな訳で、今私は高校生をやっている。勉強は中の下、スポーツは中の上という
おおむね一般的な高校生である。
これから私は「VIP高校」に通いつつ、観察対象である「ツンデレ」を観察していこうと思う。
-
パターン1
椎水かなみ:アッパー型ツンデレの場合
私が引っ越してきたとき、隣の家だったのが椎水かなみだ。
高校生が一人で引っ越してきたというのに特に怪しむ様子も無く親切にしてくれた
なかなかやさしい少女である。
ただ、最近はどことなく冷たく接されている気がする。何故だ?
ピンポーン
朝七時四十八分。私の家のインターホンが鳴り響く。
朝が極端に弱い私は、毎朝かなみのインターホンで目を覚ます。
「ユウキー?起きてるー?」
大急ぎで朝飯をほおばり、玄関まで走る。
一分でもかなみを待たせれば
やれ「遅刻したらアンタのせいだからね」だの
やれ「何女の子を待たせてんのよ」だの
学校へ行くまでの間、小言を言われつづけるのは目に見えている。
ようやく用意が完了し、ドアを開けたときにはもう五十三分だった。
「何女の子待たせてんのよ!」
予想通りである。
「遅刻したらアンタのせいだからねっ!」
まったくもって予想通りである。
とはいっても、私の家は学校まで十五分もあればつく。
遅刻はまず無いだろう。
「待つのが嫌なら先に行ってればいいだろう?」
「えっ?えーっと………アンタ、私が起こさないとずーっと寝てるじゃない。感謝の言葉でも欲しいぐらいよ」
ふむ。そういえば私は初めて登校した日から毎日遅刻していたな。
理由は寝過ごし。見かねたかなみが迎えにきてくれたんだったな。
しかし、なんか変な間があったような…?
「ま、そうだな。それについては私も感謝している。ありがとう」
「わっ、わかればいいのよ。わかれば(////)」
「ん?…顔が赤いぞ?」
「わっ、わわっ、ちょっと」
「熱は無いようだが…」
「こ、こらっ!手、離しなさいっ!」
「ん?ああ、スマン」
数日観察していて分かったことだが、彼女はよく顔を赤らめる。
最初は熱でもあるのかと思っていたが、どうもそうではないらしい。
一体、何故なのだろう?
-
そして学校に到着する。
基本的に学校内での交流は無い。
放課後になると、彼女は私に積極的な交流を求めてくる。
ま、そこを指摘すると彼女は怒るのだが。
そして、いつもの通り一緒に下校となる。
(一緒の下校を誘ったのはこっちだが、誘ったというより誘わされたと言ったほうが正解だろう)
「……ユウキってば!」
「……ん?」
「何さっきからボーっとしてんのよ。ま、アンタがそうなのはいつもの事だけどさ」
「ん、ああ、スマン。どうした?」
「喉渇いた。なんか奢ってよ」
「奢ってもらうにはいささか態度が大きいような気もするが…まあいい」
私はちょうどそこにあった自動販売機でコーヒーを購入した。
「ほら」
「ん。」
「感謝の言葉ぐらいあってもいいんじゃないか?」
「うるさい。」
「冷たいな。そんな態度だときっとバチがあたる」
そう。バチがあたる。
彼女はブラックコーヒーが飲めないのを知ってた私は、あえてブラックを買ったのだ。
当然、彼女はコーヒーを噴いてしまった。
「…ぶっ!ゴホッゴホッ!ってコラ!アンタわざとやったでしょ!」
「ああ。」
「ハッキリ言ってんじゃない!」
「きっと冷たいお前への天罰だろうよ」
「あーあ、制服にもかかっちゃった…どうすんのよこれ」
「心配ない。残ったコーヒーは私が頂いておく」
「そっちじゃない!制服よ!」
「家まであと100mも無い地点でコーヒー奢らせるお前が悪い。幸い、人通りは少ないぞ?」
「うぅ〜…覚えときなさいよっ!」
「自信は無いが、できるだけ覚えておくとしよう」
そう言って私は残ったコーヒーを口に運んだ。
「そういえば」
「何よ、まだなんかあるって言うの?」
「これって間接キスだよな?」
「…っこの馬鹿!」
とても良い右ストレートが入った。
今回の観察結果
・ツンデレは「間接キス」というワードによく反応する
・アッパーツンデレは世話焼き
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>>475
うはwwwwこれはまだまだ生態解明の余地があるツンデレさんですねwwwwwwwwwwww
GJ!! 萌えたwww
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>>475
GJwwwwwww他のツンデレの生態観察はまだですかwwwwwwww
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もちろん見た目はトミー・リー・ジョーンズですよねwwwww
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>>475
生態観察ktkrwwwwwwwwwww
もっと研究してくれwwwwwwwwwww
ところで、優希という名前を見ると女の子だと思ってしまい
百合と勘違いしてしまう俺の脳はどうみても腐ってると思う。
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あらすじ
宇宙人の長田優希(ながた ゆうき)が
ツンデレを観察、研究する話だよ
パターン2:ダウナー型ツンデレの場合
彼女との出会いはとある同好会。
部員一名にもかかわらず存続している同好会、オカ研が彼女の場所だった。
そのとき私は、前回紹介したアッパー型ツンデレ「椎水かなみ」以外のツンデレを探している最中だった。
野球部、サッカー部、水泳部…一通り部活を体験してみたが、やはりツンデレは簡単に見つからない。
そしてその「同好会」なる存在を知ったのは、一通り体験入部を終えた後だった。
同好会…部員数5名に満たない、又は顧問の教師が存在しない部活動がそう呼ばれる。
この学校はクラブ作りにはけっこういいかげんで、生徒会に書類さえ提出すれば審査は殆ど無しで通る。
…だがSOS団はない。お前は面白いかもしれないがそれ言ったのはお前で100万人目だ。
種類の多い同好会になら一人ぐらいいるのではないのかと思ったのだが…なかなか「ツンデレ」は見つからない。
軽く溜息などつき同好会のリストを見ながら歩いていると、
曲がり角で一人の少女とぶつかってしまった。
私は何とかバランスを保っていたが、少女のほうは見事に転び、抱えてる荷物を散乱させてしまった。
「おっと…スマンな」
「気をつけろ…あと…荷物に触るな…」
荷物を拾おうとしていた手を止めた。
よく見れば彼女の荷物は紙袋に押し込められた黒いシート、蝋燭、黒く蠢く何か…
待て、何かってなんだ。
…まあとにかく、彼女がオカルト研究会の部員であることは予想がついた。
-
「荷物から察するにオカルト研究会の方か?」
「…お前に…関係ない…」
「ま、今のところは無関係だが、これから関係者になるかも知れんのだ」
「…?」
「見学、させてもらえるか?」
私が次に目指そうとしている同好会は、オカルト研究会だった。
「どうせ…冷やかしでしょ」
「いや、魔術には少し興味があってな…」
嘘。しかし実際、「悪魔召還の類には興味は無い。実を言えば興味があるのはお前だ」
…などと言えるわけが無い。
「昔、いくつか成功させたこともある。仲間がいたほうが研究もはかどるかと思ってな」
「…本当…?…」
「ああ。信じられんか?」
「…………信じてやっても…いい…」
こういった顛末で、私はちょくちょくオカルト研究会(略称オカ研)に顔を出している。
理由は、彼女が「ツンデレ」であると分かったから。
彼女の名はちなみ。ときどきたいそうな召還術などを実験しているが、大体失敗している。
彼女もまた最近は私に対し、どことなく冷たい。本当に何故だろう?
-
「……ユウキ…聞いてる…?」
「……ん?…悪いな。聞いていなかった」
「今日…傘…持ってきた…?」
「いいや。天気予報じゃ快晴と言っていたからな」
「…………人の話は…ちゃんと聞けって…毎日…言ってるのに…呪われなきゃ…分かんないの?」
「スマン、謝るから呪いだけは勘弁してくれ」
彼女は怒ると私を呪ってくる。本気でやるのだからタチが悪い。
しかも召還はよく失敗するくせに、呪いだけは百発百中の腕なのだ。
この前などは一週間寝込む羽目になってしまった…
「今日は…雨…降らせるから…傘…用意しろと…あれだけ…」
「スマン。本当にスマン。勘弁してくれ」
「…ま、困るのは…ユウキだから…いいけど…」
今回は雨を呼ぶらしい(それすら忘れていた)。いわゆる雨乞いというやつだろうか?
彼女はいつも使用している黒い魔方陣に怪しげな文字を描き、ヨーロッパあたりの発音で呪文を唱えてゆく。
一心不乱に呪文を唱えつづけるその横顔は、なかなか魅力的と言えるだろう。
以前、そのことを話したら怪しい薬をビンごと投げつけられたが。
そんなことを考えてるうちに呪文の詠唱が終わった。
本当の事を言うとあまり成功して欲しくは無かった。
なぜなら、傘を持って来ていないから。
-
人間、Aであれと思うと結果はB、Bであれと思うと結果はAになるものだ。
それは宇宙人である私も同じらしい。彼女が呼んだ雨は十五分もしないうちに降り出した。
「……成功してよかったな」
「………助手が…ユウキじゃなかったら………もっと早く成功した……」
「……はいはい。私は…なんとも妙な気分だよ。どうやって帰ればいいのだろうな」
なぜか雨はとんでもない勢いで降り、いつ雷が鳴ってもおかしくない状況だ。
「…話……聞いてなかった…ユウキが…悪い…」
「ああ。全くその通りだ」
「………」
「あのな、ちなみ」
「………」
「傘、入れてくれないか?」
「なんで…私が…」
「無理は承知の上だ。頼むから…」
「……………
今度…新しい道具を…買いに行く」
「?」
「…でも…その道具…かなり…重い…だから……」
「運んでやるよ、その道具。そのかわりさ…」
「……じゃあ…しょうがないけど…入れてあげる……その代わり…傘…持って……」
「ああ。了解」
こうして私は無事、濡れないで帰宅することが出来た。
「…ところで、さっきから周りの視線が私達に集中している気がするのだが…」
「…?」
「推測するに…私達はいわゆる「恋人」という関係に見えているのではないか?」
「……調子に…乗るな……(////)」
どこから取り出したのか小さなビンに入った液体をかけられた。
ああ、なんか体の力が抜けていく気がする…
今回の観察結果
・ツンデレは恋人扱いされることを嫌う
・ダウナーツンデレを怒らせてはいけない。絶対に
-
>>483
うおおおおおおおおwwwwwwwwwやはりダウナーはいいwwwwwwwwwwwwwwww
テラモエスwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
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>>483
ktkrwwwwwwwwwwww
ダウナーかわいいよダウナー
でも怖いよwwwwwwwww
-
あらすじ
主人公:長田優希
素直クールな宇宙人。日本の「ツンデレ」を観察するために地球に来た。
パターン3:お嬢様なツンデレの場合
彼女はある日、金持ちの象徴とも言うべき黒塗りのハイヤーでやってきた。あまりに大きい排気音に驚き目をやると、
開いたドアからこれまた金持ちの象徴と言うべき金髪の縦ロールをなびかせた女性が出てきた。
まさしく「お嬢様を見たこと無い人に描かせたお嬢様の絵」がそこにいた。
私が転校した初日から気になっていた。
彼女は間違いなく「ツンデレ」であろう。
彼女には友人と呼ぶべき人がいない。
話し掛けてくる人(特に男子)にはかなり冷たい態度を取る為だ。
その上、授業が終わるとさっさと黒塗りのハイヤーで帰ってしまう。
そのため、情報を得るのは相当困難だった。
だが、チャンスは訪れた。
教室を出て行く神野リナの姿を確認する。
一緒に帰ろうとする椎水かなみの誘いを必死で振り切って(そのため今度の休日、かなみに何か奢らなくてはいけなくなってしまった)
昇降口まで駆け下りる。
間に合った。彼女──神野リナは、まだ帰ってはいなかった。
今日はまだハイヤーが来ていない。彼女についての情報を得るには今しかないだろう。
「お前が神野リナか?」
「……どちら様ですの?」
「教室でお前の隣の席に座っている者だ。名前は長田優希」
「…失礼ですが、あなたのような一般の方とお話する時間はありませんの」
「それは困るな。私はお前と話す事があるんだ」
「…何ですの?」
「そうだな…なんと言うか…」
少し迷った。ストレートに言うか、誤魔化して言うか。
だが、誤魔化しては私の目的が伝わらない可能性がある。ここはストレートに言っておこう。
-
「私はお前に興味を抱いている。もしよければ少し話でもして、お前について知りたいのだが…」
「……え?」
「もう一回言わなければいけないのか?」
「え、あ、いや、結構ですわ…つまり…あなたは私との交流を求めている…と」
「そういうことだ。なかなか物分りが良いな」
「ってあなた!私が誰だか分かっているんですの!?」
「神野リナという名前以外で知っている事は余り無いが…予想でいいのなら絵に描いたような金持ちというぐらいかな?」
「十分ですっ!この私が神野グループの令嬢だと知ってて言っているのですか!」
「金持ちだと言うのは本当だったのか。だが、たいした問題ではあるまい?」
「…え?」
「お前が神野グループの令嬢だろうとドラ息子だろうと関係ないと言ったんだ。私はお前と少し話してみたい。それだけで十分だろう?」
「え、あの、えっと…」
神野が答えを模索している中、例のハイヤーがやってきた。
「お待たせいたしました、お嬢様」
「…もう時間か、仕方ない。話が出来ただけでいいとしよう…神野!」
「なっ、何ですの?」
「また明日、ここで会えるか?」
「えっ…えっと…」
ハイヤーのドアが閉まる。答えは聞けなかったが、明日になればわかるだろう。
-
そして翌日(かなみにはブラックコーヒーを奢っておいた。)
再び昇降口まで駆け下りる。
神野リナはハイヤーの前にいた。
彼女は私の姿を見て、ハイヤーに乗ろうとしている足を止めた。
「神野!」
「あなたは…」
「昨日の答えを聞きたい。少し時間いいか?」
「ええ。……私なりに一晩考えましたの」
「…ほう」
「私はあなたのような一般の方々とお付き合いするつもりは一切ありませんわ」
「…そうか、残念だ」
私は神野リナとの接触を諦め、その場を立ち去ろうとした。
「ちょっとお待ちなさい。話はまだ終わってませんわ」
「…?」
「ですから、「友人」になることは出来ませんが、「従者」になるというなら…口をきいてあげてもよろしくてよ?」
「…「従者」?」
「嫌なら「下僕」でもよろしくてよ」
「いや、「従者」で良い。それでお前と話せるのだったら」
「交渉成立…ですわね(////)」
「しかし…「従者」と言っても何をすれば良いのだ?」
「そうですわね…とりあえず今週の週末、買い物の荷物持ちをしてもらいますわ」
「了解した。「御主人(マスター)」。」
「ふふ…悪い気分ではありませんわね」
形はどうあれ、こうして私は神野リナへの交流に成功した。
今でも時々週末に、買い物の荷物持ちをさせてもらっている。
しかし「荷物持ち」と言う表現よりも「一緒に買い物」といったほうが正しいのではないだろうか。
そのことを指摘すると彼女はいつも怒るが。
そして、彼女もまた私に対して冷たいのである。
今回の観察結果
・ツンデレは買い物に誘う際、「荷物持ち」という名目をつける
・お嬢様ツンデレは周囲の人々を下に見る傾向がある
-
たった今避難スレの存在を知った俺ダルシム。
こっちのほうが人多いみたいなんで次回からここに投下します
http://yy11.kakiko.com/test/read.cgi/news4vip/1152020536/
-
>>489
GJ!
俺がひっそり勝気編を待っているのは秘密だ。
-
避難所★2のおまけ投下します。タカシver.(5レス)
-
電車って好きなんだ。つっても別に鉄ちゃんっていう域には行ってないけどな。
先頭車両に乗って…運転席の窓から見る視界が俺のお気に入りな訳で。
あの景色を見るためなら、朝の通勤ラッシュだって耐えて行けるんだから面白いよな。
≪――…3番乗り場に到着の電車は…――≫
「ふぃ〜〜。」
毎度毎度の通勤ラッシュ。働き蟻は今日もわんさかと。…でもこの国を支えてるんだよな。
大勢の中の一人でいることに抵抗はないけど、超密度の電車は気持ち良くは無い。
「まぁ、それに……なw」
混雑する電車にも、それなりの魅力はあったりするわけで。…例えばそう、
そこの お 姉 さ ん 。夏場だけあって露出度が高いって…男にとっちゃ有難い。
冬場は長袖な上着も、夏場はノースリーブになってたり。
スカートだって、丈は短く生地は薄く。…ホント、必然的に密着しちゃう電車って…なぁw
「でも、な…)……」
最近は女性専用車両なんかが出来ちゃって。女の子はそっちへ集団疎開。
残された車両には暑苦しいオサーンやらニイチャンやら…なんともまぁ…
「…せちがれぇ…)……」
女性専用車両の両隣の車両に、しかも専用車両側に詰めて乗る男共って…。
こうやって少し場所を外せば、ほら…あんな風に制服の女子高生だって…――
「って…)……あれ…尊じゃないか。」
『誰だっ!? 気安く私の名前を呼ぶn……な、タ、タカシではないか…』
「奇遇だな? いつもこの時間の電車に乗ってるのか?」
出会っtt…いや、遭遇したのはなんとかの家元とか言ってた、尊。…同級生。
面倒見というか、ぐうたらは見逃さないというか、とにかく真面目なんだよな、彼女。
『…今日はいつもにも増して気分が悪くなってきたぞ?』
「疑問詞に答えてないって。 ってか大丈夫か? 電車酔いでもしたんじゃないの?」
-
そしてこの尊は、なぜか”俺にだけ”冷たい。
俺が男だから?…いいや、違うね。クラスの他の男子には優しいもんな。
恨まれたり嫌われたりするようなことをした覚えはないのに、なぜか…冷たいんだよ。
『…お前は…それなら私は毎日電車酔いしていることになるな。』
「…違う、ってことだな。」
…減らず口、憎まれ口。せっかくの可愛い顔もこれで台無しなんだけど…
『…………。』
「で、実際はどうなんだ?」
『ああ、やはり少し汗b……いいいや、違う、違うぞ? 通学時間の話だったな?!』
「…なにテンパってんだよ。 尊らしくない…」
…こりゃ珍しい。いつも冷静沈着な尊が分けのわかんないことを口走って。
おまけに尊の周りのおっさん達のせいか、普段のような毅然さが感じられないし…
『う、うるさい。 スシ詰め状態なんだ、気が昂ぶっtt…て、は、なくて…荒れてるんだ。』
「…じゃあ、毎日カリカリしながら登校してることになるな?」
カルシウム、足りてますか?……とか言ったらヤバイ事になる気がしたので、
誰かさんのマネをして切り返す俺はどう見てもチキンハートです、本当に(ry
『おい…それは誰かのマネか? ん?』
案の定ご立腹。四方八方からぎゅうぎゅうに押されて、怒りゲージも真っ赤っかなのかね。
今なら武器破壊or武器飛ばし技も………って破壊・すっ飛ばされる自分を想像した俺ってorz
「のぞみより早く前言撤回します。 …ってかここで尊に会えるとは思ってなかったからさ。」
『…ふん、まぁいい。』
「……(調子悪いのか? なんか覇気がないってゆーか…」
『…………』
「…尊? 急に黙り込んで…どうしたんd」
≪――…間もなく電車少々揺れますので、手すり・吊り革などをお持ちに…――≫
『ガクンッ)…うわっ…!?』グラッ
「ガクンッ)ってあわっ!?」グラッ
-
電車が揺れて、人も揺れて。
手すりに掴まる人、吊り革を2本持っちゃう人、…根性で耐えようと踏ん張る人。
限られた空間でギリギリのバランスを保っていた人達が一斉に同じ方向に傾いて…
『くっ……もっと早く言わないか、車掌の馬鹿者め…!』
そんな中、尊の口からは真っ先に車掌の悪口が出てきて。…デリカシーに欠けるぞ?
「み、尊…。 その…悪態つくのはいいけど、なんだ、……当ってる…///」
『何がだっ!? ……って…おい、貴様、何をしている。』
「あ…いや、不可抗力?」
『……………離れろっ////////』
「…無理」
『無理でも離れろっ!!/////////』
つまり、傾いた勢いで尊の身体が俺の身体にもたれかかる格好になったわけで。
彼女の顔が俺の顔のすぐ下にあって、決して小さくは無い胸があたっあたっ当って…///
『な、な、なんで私がこんな目に遭わなければならないんだっ!?///////』
「そ、そんな事言われても…なぁ?」
どうしようもない罠。…ってか正直ごめん、ふたつの柔らかい感触を堪能してます…w
『こ、こんな屈辱…耐えられると思っているのかっ?!』
「つっても動けないし……!!」
ってか動きたくないしwww あ、いや、じゃなくて、尊の髪の匂いがしてきて…
暑さのせいでなんだか汗の匂いが混じってるような…っていや俺何言って――
『ぬく……ぐ、むむ…』
「も、もうちょいの辛抱だからさ…!」
――く、口でこんな風に適当なこと言っちまったけど…この状況…ちょっとアレなんだが…
む……息子よ、息子よぉォォォッッ!!!頼む!今はうそつきになってくれっ!!頼むぅっ!!
『……っ!/////////』ギュ…
-
「み…尊…?!」
『//////だ…黙れ! 体勢が悪くて倒れそうなんだ、せめてしっかり支えろっ!』ギュゥッ
「…で…でもよ…//////」
『///////黙れ、バカ……/////////』
な…んで、抱き着いて来るんだ?そんな空気じゃないだ…ろ?
こんなの…流石の息子も、驚いて…反応しなくなっちまったじゃねーか…、俺…ED…ってアホか!
≪――…お待たせ致しました、この電車間もなく○○駅に到着致します…――≫
「………//////」
『………//////』
「………電車、もう着くって/////」
『……お、男なら最後までしっかり面倒みるのが普通だろう…?!///////』ギュッ
「………//////」
今のこの瞬間、この場を支配してるのはきっと尊だ…。だって…逆らえないし。
…いや、逆らえないんじゃなくて…逆らいたくないって思ってる…?なんで…俺…
『……それでいい//////』
≪――…左側の扉が開きます、ドア付近のお客様から順序良く…――≫
「プシュー)…尊、着いたよ? 行こう。」
『な、なに、もう着いたのk……ではなくて、や、やっと着いたか。』
「…なんか残念そうだけど?」
電車が駅に着いて…ドアが開くまでの間、ずっとしがみついてただろ?…なんで?
もう分けわかんない事だらけだよ。尊が俺に抱きつく理由なんて全然無いだろ?
『/////ばっ…馬鹿者! これで開放されると思って気が動転しただけだっ!!/////』
ほら、好きだとかそんなんじゃないって。ってか勘違いするからやめれって。
嫌な気はしないけどさ、一瞬でもその気になった俺がバカらしく思えるから、なぁ!
「ふーん…ま、いいけど。 …ほら、行こう?」スッ
…なのに、何言ってんだ俺?何してんだ俺??こんなの偶然の事故だろ?
なにその気になっちゃってんだよ、そんなの尊にだって迷惑だって分かってんだろーが!
-
『…何のマネだそれは。 まさか私にお前と手を繋げ、とでも言うつもりなのか…!?』
「あ…はは、調子に乗り過ぎっすかね?」
自分の意思に反して話す口。…ちくしょう、誰のおかげでそこまでデカくなったと思ってやがる。
ちょっと女の子に抱きつかれたからって、そんくらいで勘違いとか…情けないって。
そーゆー早とちりな奴がどうなるか…いままで何人か見てきただろっ!?
『当然だ。 そんな事をするくらいなら…そう、あのおやぢと腕を組むほうがまだマシだぞ。』
「(゚д゚ ;)…――」
うんちく♪ 種族:(多分)霊長類、ヒト科 性別:♂ 年齢:推定50代 特徴:バーコード、和木香
…仮になんとか補完計画が発動されても、一緒になりたくない御仁であることは間違い無い。
「――…アレ、とか?」
『お前の価値などその程度と言う事だ。 ……………だが。』
尊があの御仁と腕を組んで歩いている姿なんて…想像した俺はカルく氏ねる。
そんな俺の心を知ってか知らぬか、電車を下りた尊はしっかりと組んでいた両腕を崩して…
「…ん?」
『スッ)……電車に酔ってしまったようなんだ。 だから…その、男なら……な?///////』
手を、差し出した。
…ゆっくりと整理しよう。尊は電車に酔ったと言っている。…これは多分嘘だ。
そして、世間一般的に今のセリフは”手を繋げ”というように解釈できる。…つまり、
俺と手を繋ぎたい、でFA?…なんだ、結構しおらしいところもあるじゃないか……はははh
「はいはい――」
くぁwせdrftgyふじこlp;@:!!ってか勝手に喋ってんじゃね絵よなんなんだよ!?!?
なんだよこれ、自分の身体が自分のものじゃ無いみたいで…どうすりゃいいんだよ…――
――しっかり握った手に、意識が集中し過ぎて…恥ずかしいったらありゃしない。
なのにこんなに優しい気持ちになちまって…俺、もしかしかて尊の事…好き…?
って、まさか、な。…俺もきっと電車に酔っちまったんだよ、うん…――
終。
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>>496
部屋中を萌え転がったwwwwwwwwwwwwwwww
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とりあえずアレだアレ。
今、作りかけのヤツをココで披露して良いか?
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とりあえずアレだアレ。
今、作りかけのヤツをココで披露して良いか?
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>>499
何故に作りかけ?
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ツンデレじゃないから…でも描きたかったから…
http://kjm.kir.jp/?p=39131
一時間前に知ったよ…
不快ならスルーもしくは削除しておくれ。
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