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爆音が鳴り響き、俺は覚醒する。
「あ、おはようございますタカシさん」
スパッツにティーシャツを併せたシンプルかつボディラインの目立つセクシーな服を着た
『家庭用殲滅兵器弐式・女性型』のニシキさんが朝の挨拶をしてくれる。
因みにあの爆音はゴキブリ一匹倒す為の物だ、はっきり言って近所迷惑極まりない。
「おはようのキッス〜」
「ちょ、ちょっとニシキさん!」
俺はキスを迫るニシキさんの顔を抑えて起き上がる。
「あん、いけずぅ〜」
手の甲を頬に当ててニシキさんは言う。
しかし、いけずって・・・先日のバージョンアップで辞書に新しい言葉が追加されましたね。
「クラードは?」
「分かってるでしょ?寝・て・ま・す・よ、じゃ、遠慮なくキッスを・・・」
もう一度顔を近づけてくるニシキさんをかわして言う。
「だーめーでーす」
「・・・分かりました」
くるっとニシキさんはそっぽを向く、不機嫌そうだが何処かで楽しんでいるような仕草。
「これで我慢しますね!」
不意打ちで頬に柔らかい感触が・・・
「ちょ、ちょっとニシキさん・・・」
「ほらほら、もう大学に行く時間ですよ」
取り敢えず注意したかったが、大学の講習に間に合う為にはもう出発しないと間に合わない時間だった。
大学から帰ればもう夕方、地平線が太陽を食べているところだった。
いつも通り、俺はニシキさんに多いお茶(濃い口)と俺とクラードの為に古野屋の豚丼を買って家に帰る。
確かトマトジュースはまだあったはず。
日が完全に沈み、俺はそろそろクラードは起きるな、と思った、その矢先。
轟音と共に自宅の二階屋根が吹き飛んだ。
ああ、またか・・・
そう考えながら、黒煙をもくもくと上げる我が家に俺は向かっていく。
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