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【ミ】『コメットテイルが交差する』

1『アリーナ』:2023/10/16(月) 15:29:58
   

戦争は技術を生むのと同じだけ殺す。
闘争は技術を生み、そして研ぎ澄ます。


★ここは『薬師丸』がGMのミッションを行うスレです。

☆過去スレ(星見板)
【ミ】『ハッピー・ハッピー・コメットテイル』 
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【ミ】『コメットテイル幸福奇譚』
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【ミ】『コメットテイル、禍福の星巡り』
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【ミ】『忘れじの瑕、コメットテイル』
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【ミ】『コメットテイルの止まない町で』
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【ミ】『星合多重争コメットテイル』
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【ミ】『コメットテイルを極夜に紡ぐ』
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★過去スレ(黄金板)
【ミ】『黄金色ハッピーテール』 
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【ミ】『黄金色ハッピーテール』 #2
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638『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/12(水) 15:42:34
>>635(宗像)

「誤解ないよう補足いたしますと、
 『警護対象』に気づかれないのはマストではございません。
 要らぬ負担を掛けたくはない、という点と、
 取り巻く環境の問題、というのが大きい部分です」

     「仮に気取られても、任務失敗とはなりません」

                 コト


『ユニコーンカラー』の少女がスマホをテーブルに置く。

画面に写っているのは温和そうな顔立ちの――――
いや。この顔は知っているし、先ほど『見た』ばかりだ。

         言葉は、そのまま男が続ける。

「『関 寿々芽』…… 
 この人間に危険が迫っている事が、『我々』の情報網に掛かりました。
 彼女はアリーナの協力者でもあり、少々厄介な事情にも絡んでおりますのでな。
 常に、ある程度の『モニタリング』はしておりました。それが功を奏した形です」

この説明にはいくつか欠落している部分があるが、
当然、『仕事に必要な情報』は受け渡されるだろう。

『仕事』の外に『こだわり』を持たない事も、ある種の処世術にはなる。

>>636(小野塚)
>>637(稲崎)


              ホッ ・・・


とした様子が伝わる顔で、『エプロンの少女』――『寿々芽』が両者を見渡し頷く。

「私も……小野塚さんにもお話聞いてもらえたら助かりますよう」

わけのわからない『呪詛』で話す女と、町中で酒片手に酔っ払う女。
属性だけを見るとほっとするも何もないメンツではあるが…………

「あ! 私は『寿々芽(すずめ)』……『関 寿々芽(せき すずめ)』と言います。
 それじゃあ、あちらへ……小野塚さんもご一緒に〜」


                     ガヤガヤガヤ


一同が木陰に移動してから、『寿々芽』は話を始めた。

「それでは改めて……私が『カラオケ』でバイトをしてた時、
 一つのお部屋から『話』が聞こえてきたんです。
 立ち聞きするようで良くはないんでしょうけど……
 その『話』は、『スタンド使い』にしか聞こえない声で」

                      スッ

自らも『そう』である証明のように、彼女の手元に『帳簿』が発現される。
一見すると変哲もないが、無からの出現自体が証左にはなるだろう。

「しかも『犯罪』の計画だったので、つい、ドアの近くで聞いてたんです。
 ……ある『家』を襲って、お金を奪うんだって。
 つまり……スタンドを使った、『強盗』をするつもりなんです、その人達は」

        『聞こえた声』とも合致している、
        『危険な事態』なのは間違いない。

話にいくらか補助線が不足しているようでもあるが、
その辺りを追及するか、話の続きを促すかは二人それぞれ次第だろう。

639宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/12(水) 17:40:15
>>638

最初は目の前の少女が『警護対象』ではないかと考えた。
しかし、本人に気付かれないことが望ましいなら、この場に呼ぶのは筋が通らない。
その上で彼女の存在が持つ意味を推し量ろうとしたが、
それについて確かめるのは後回しだ。

「護衛がいないと思わせて不意を突くなら、
 本人にも悟られない方が都合はいいだろう」

提示された画面に映る人物が、記憶の中に残る姿と重なり合う。

「妙な『偶然』もあるものだ」

意外な相手だったが、一応は納得できる。
関の能力は『道具の調達』が可能だったはずだ。
利便性が高く、戦闘向きではないとなれば、確かに狙われやすいだろう。
だが、まだ確信は持てなかった。
仮に伏せられた背景があるとして、
仕事に関わらない事情なら、強いて追求する理由はない。

「予想される『襲撃者』の情報を知りたい」

まだ引き受けるとは言っていないが、
こうしている間にも敵が動いている可能性を考慮すると、
最低限の質問を済ませて行動に移る必要がある。

640小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/12(水) 23:08:54
>>637-638

「『狼憑き』? えーと、そっちの子もさっき言ってたな。
 『スタンド使い』ってことか。……だよね?
 うん、あたしもつい最近『気付いた』ばかりではあるけれど」

件の『会話』よりこの『呪詛』の方が気になってきた訳だが、
どうやら意思疎通が成り立たない類の人間ではないらしい。
先程、『寿々芽』と名乗った少女とは普通に会話していたようだし。
『ヘカトンケイル』のくだりは一旦置いておく。
 
「よおし。この『麒麟女』遥ちゃんにも一枚噛ませてもらおう。
 よろしくお願いするよ、寿々芽ちゃんと……君は?」

案外すんなり警戒を解いてくれたことに胸を撫でおろし、
『ジャケットの女性』に名乗るよう水を向けつつ、手招きに応じる。
彼女の隣あたりが空いていれば、そこに腰掛けよう。

────────そして。

「なるほど、『強盗』か」「穏やかじゃないなァ」

いつの間にか開けたビールを1口呷り、
『寿々芽』の手に『帳簿』が発現するのを見て、目を細める。
自分は『鎧』であり、以前『海』で出会った少女は『大剣』だった。
これも『牙の支配者達の協奏曲』だろうか?

「……………………」

ひとまず、話したいことはすべて話してもらいたい。
静かに缶に口を付ける。

641稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/13(木) 11:42:24
>>640


「【我】の【真名】は『稲崎充希(イナザキミツキ)』。
 【日の本の言語】で書き示すとだな。
 【炎の始まり】の【稲】に、【座し方】(※立たない方)の【崎】、
 【依存の板へ渡し魂】(※スマホを充電)の【充】に、【輝きの未来】の【希】だ。
 
 【稲穂】(※イナさん)でも【死の呪詛】(※ザキさん)でも、
あるいは【Barrier】『寿々芽』のように【夢喰らいの鼠】(※ミッキー)でも。
 呼び方は【汝】の【神に従え】(好きに呼んでください)」


         「【一角獣】(※とにかく)」

「【捩れBamboo forest生えしパラレルワールド】(※妙な状況)ではあるが……、
よろしく頼むぞ【麒麟の女】ーーーいや、『遙』」



腰掛けているベンチの空いてる場所を触り、小野塚に隣に座るように促し、
関の説明に耳を傾ける。



「【雷鳴響きし大海を帆船で進むドラゴンロード】(※なるほどな〜)。
 【海の狸の棲家の東の湖】(※カラオケ)で『悪巧み』をし、
 それを【家政婦】(※聴き耳される)とは随分と『迂闊』な【四百四十六点伍】(※半グレ)達だな……。
 『寿々芽』はその『家』の【世界】(※場所)について何か【家政婦】(※聞いた)したのか?」

642『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/14(金) 20:18:22
>>639(宗像)

「『情報』は不足しているのが現状でしてな。
 宗像さんもご存知かもしれませんが……
 『スタンド』の中には、ある種の問題に対し、
 捜査や裏取りなしで一足跳びに答えを得る……
 『情報戦』に向いたものが、いくらか存在する」

「今回の件を掴んだのは、そうした力によるものです」

つまり襲撃者が完全に割れていたり、
『マテリア』のように過去の経歴があったり、
そうした『具体的な情報』は無いという事。

「強いて言うのであれば、
 『護衛対象』の家宅の周辺で、
 複数回目撃されている『不審人物』」

                 スッ

男の言葉に呼応し、少女がスマホの画面を弄ると、
『写真』は別の……画質の荒い写真に切り替わった。
画角からするに『隠し撮り』を想像させるが……
ワンレンの金髪。恐らく背格好から見て男だろう。

「監視カメラには顔が写っておりませんが、
 風貌として覚えておいても良いかもしれませんな……」

更なる情報を引き出すには質問が必要かもしれない。
もっとも、あまり核心に迫るようなものはないかもしれないが……

>>640(小野塚)
>>641(稲崎)

「今回は偶然私が聞いちゃいましたけど〜
 そうじゃなくてもスタンド使いなんて、
 珍しいにしても、どこにいるかわからないんだし……
 正直……『うまい』手口だとは思えないんですよねえ」

語調は侮っているという風ではなく、
杜撰な行動への『心配』のようですらある。
もちろんそんな筋合いは無いはずだけれども。

とにかく、『迂闊』なのは稲崎のいう通り間違いはないだろう。
『プロ』的な色のある行動では少なくとも無い。

「家の場所……は」

『稲崎』の促しと、『小野塚』の話を聞く姿勢は、
話の続きをためらわせるようなものではない。
ここで言葉が詰まった理由は、そこではない。

         キョロ

                キョロ

逡巡は少しの時間と共に周囲に散る視線に表れたが……



「あの……多分ですよう? 多分なんですけどお…………
 こんな事急に言われて、困ると思うんですけど、
 その『家』っていうのが……………

 ………………………わ、私の、『家族』の家、なんですよねえ」


極めて言いづらそうに、絞り出すように、
『当事者』としての立場を明らかにする『関』。

――――その顔色と声色は、明らかにまだ、何かを隠している。

643宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/14(金) 22:54:41
>>642

「攻撃する相手を間違えないで済む程度の手掛かりがあれば十分だ」

詳しい情報が出てくることは、最初から期待していなかった。
仮に提供されたとしても、その全てを鵜呑みにする気はない。
スタンドが絡む案件において、予測不能の事態が起こる可能性は常にある。

「大した話じゃないが、間違いがあれば訂正してくれ」

今までと同じように、最終的には自分自身の判断に頼るしかないだろう。
そうなった場合に備えて、思考を研ぎ澄ます必要がある。
そして、『そうなってから』では間に合わない。

「俺の知識が正しければ、『モニタリング』という言葉は、
 『観察』あるいは『監視』と言い換えられる。
 仮に『関の周囲』を見張るとしたら、
 『同性』かつ『同世代』の人間が向いているだろう」

そう言うと同時に、一瞬だけ『髪を染めた少女』に視線を移す。

「そして、俺に『それ』を見せたのは彼女だった」

画面に映る『写真』を目線で示し、さらに先を続ける。

「最初に見た『関の写真』は、『男の写真』よりも鮮明だったように思う。
 『それなりに近い関係の者』なら、おそらく撮るのは苦労しなかったはずだ」

     「例えば――――『友人の1人』か」

「『ある程度のモニタリングをしている』という表現も、
 『友人として注視している』と解釈すれば辻褄は合う」

「あんたの隣に座っている少女が『監視役』だと思っているが、この考えは正しいか?」

644小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/16(日) 00:36:18
>>641

「うへへへ。悪いね、漢字まで」

ただ、ほとんど何も入ってこなかった。
苗字はいい。『輝きの未来』もなんとなく理解した。
『依存の板へ渡し魂』が分からない。
結局、脳内辞書を適当に引いて『稲崎充希』と仮定することにした。
落ち着いた雰囲気の外見からして、年上だろうか。

「それじゃあ、お言葉に甘えるとするよ。充希さん」

そんなことを考えつつ、稲崎の隣に腰を落ち着ける。

>>642

「アッハッハ。ターゲットに計画を聞かれちゃったワケだ」

「いや、笑い事じゃないとは分かってるよ。うん」

驚きのあまり……という言い訳も、さすがに通用する事態ではなかろうか。
苦笑いを浮かべつつ、缶から口を離す。
『強盗』を計画しているという連中は、相当に運が悪いらしい。

「うーん」

「『家族の家』……っていうのは、
 寿々芽ちゃんが住んでる家と考えていいのかい?」

さして重要な点ではない気もするが、浮かんだ疑問を述べる。
『私の家』ではなく、『私の家族の家』──
その言葉選びが気になっただけだ。

645稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/16(日) 16:07:27
>>642>>644


   「なっ」


「よりにもよって【牙城】(※自宅)が狙われるとはな。
 いや、理由は【Enigmatic Feeling】(※良くわからない)ではあるが、
 狙われているのは『寿々芽』であって【仮面舞踏会】(※面識がない)故に、
 『すれ違い』を起こしたとか……?いや」


「何やら【意味深】な言い方だな…。
 寿々芽、何を【奇術師】(※隠して)しているんだね?
 良ければ話してくれまいか?」

646『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/17(月) 16:50:24
>>643(宗像)

        「……『半分正しい』」

口を開いたのは少女の方だった。

「……推測は合ってるけど……友人じゃないから。
 何なら本人と顔を合わせたこともない。
 ………………………話しても構わない?」

少女が男に視線を向けると、彼は首肯する。
言葉での指示は無い辺り、『発言内容を任せられる』程度の立場らしい。

「モニタリングに使ってるのは……私の『能力』。
 最初の写真についてはノーコメントだけど、『半分正しくない』」

     「ついでに言えば今日ここにいるのも、
      別に必要だからじゃなくて…………『成り行き』
      この話自体、かなり急に分かった事だから」

つまり、『宗像にとって必要だからこの少女が同席している』のではなく、
『この男と少女が同席している場に、急遽宗像が呼ばれた』という事らしい。
それで何か大きな違いがあるのかは分からないが――――

「…………ターゲットの『特定』が重要なのは100%正しい。
 だから依頼内容も、こいつを消せって話じゃなくて、『護衛』までにとどめてるわけ」

『関』に攻撃するものが誰も現れないなら、攻撃の必要もない、という事だ。
勿論、そうならないであろう――――という確信があるから『宗像』を呼んだのだろう。

>>644(小野塚)
>>645(稲崎)

「そうなんですよう、こんなこと聞くの、本当に信じられないんですけど……」

偶然の悪戯としては出来すぎた『経緯』――――――
関からすれば、これも『不幸中の幸い』といったところかもしれないが。

「住んでもいるから、『私の家』でもあるんですけど……あの。
 …………私、『家』がちょっと特殊でしてえ…………」

「…………もったいぶる事じゃないですし、
 説明しないと、きっと隠したまま手伝ってもらうのは失礼でしょうし、
 その、聞いて嫌になったらこの話は忘れてほしいんですけど……」

回りくどい前置きは、自分への言い訳もあるのかもしれない。
『稲崎』に視線を少し向けた後、関は話を続ける。


    「……私の家って、いわゆる……あのお、

     『反社会的勢力』を、やってまして…………」


そこまで言った段階で、関は少し目を閉じた。

堂々と語りださない『理由』は、つまりそういう事らしい。
ファンタジーやフィクションの世界においてすら、
昨今、『それ』を家柄として誇ることはタブー視されつつある。


「だから、狙われる理由はうちにあると思うんです。
 …………ただ、それでも……家族ではありますから………」


そう付け加えて、二人の反応を伺っている。
『反社』が『反社』を襲う状況だと考えれば、単なる『強盗計画』とは若干毛色が違ってくるが……

647宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/17(月) 23:59:01
>>646

純粋に『監視が可能な能力だから』という理由のみで、
この少女が『監視役』を担っているとしたら、些末な点を深読みし過ぎたのだろう。
『スタンド能力』というものが、極めて異質な才能であることを改めて思い知る。
しかし、『現実的な思考』を完全に切り捨てる気にはならなかった。

『スタンド使い』という人種は『スタンドが使えるだけの人間』に過ぎない。

少なくとも、『携帯電話を所持していない者』を捜すために、
相応の手間を掛ける程度には『人間的』だ。
『スタンド』を持つ者と対峙する際、
どうしても『超常的な側面』に気を取られがちになってしまう。
無論、そうした着眼点も欠かせないが、
同時に『生きた人間』として観察することを疎かにしてはならないと考える。

「単なる『まぐれ当たり』だ」

いずれにせよ、これが『実戦』であれば、
今の読み間違いが致命傷に繋がっていても不思議はない。
俺が無傷なのは、この少女が『敵ではない』という一点に尽きる。
今から『仕事』に臨む上で、心構えを新たにするための適度な刺激が得られた。

「さっき関の姿を見かけたが、今頃あの雑踏に紛れてしまっただろう」

手元のグラスに腕を伸ばし、その中身を一息に飲み干す。

「あんたの『依頼』――確かに『引き受けた』」

この稼業に『大義』は不要だ。
俺は依頼人の意向に沿った役割を果たすだけでいい。
だが、自分自身の信じる『義理』は守り通す。
この世の誰かが苦しめられた時、その痛みに匹敵するだけの『報い』を与える。
それが俺自身に定めた『掟』だった。

「今から『警護対象』を捜しに行く」

おもむろに席を立ち、店を出るために動き出す。

「君が『関の現在地』を掴んでいるなら、それを当てにする選択肢もある」

「『分かっている』なら、俺が立ち去る前に教えてくれ」

一瞬だけ立ち止まり、少女に『情報提供』を要求する。
まず『把握していない』ということは有り得ないはずだ。
状況的に『教えたくない』という返事も考えにくいが、
万が一にも断られた場合は自力で捜すしかない。

648小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/18(火) 18:35:17
>>646

「……なるほど」

関の告白を受けて、ふっと真剣な表情を浮かべる。
だが、次の瞬間にはいつもの弛緩した顔付きに戻った。

「『その筋の人』の家にならお金があるって魂胆かな。
 まあ、誰がどうやって稼いだお金だろうと、
 泥棒は泥棒だよねェ。『鼠小僧』じゃあるまいし」

「それ以外に、狙われる原因に心当たりはないんだね?」

あるいは『家業』の関係でなら因縁は山ほどあるのかもしれないが、
年齢からして、関はまだそんな世界とは関わりはないのだろう。
そうであってほしい、できればこれからもずっと、
という願望混じりの憶測であることは否定できないといえ。

「……『家』か。『家』ね……」

出かかった言葉を飲み込むように、ビールを傾ける。

649稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/19(水) 08:26:40
>>646


   「ギ、ギ、【ギガ・バイオレンス騎士団】(※暴力団)かぁ〜〜〜!」


見開いた眼球が眼鏡のグラスに触れるかというくらい驚くが、
直ぐに指の腹でブリッジを押し上げる。



「ら、【雷鳴響きし大海を帆船で進むドラゴンロード】ォォ(※なるほどな〜)。
 そりゃあ、【箱の中に潜み歩く男】(※良くわからないもの)だというにも関わらず、
 【リミットブレイク】(※襲撃)しようというつもりになる訳だ…。
 相手が【G・バイオレンス騎士団】なら【罪】の意識は【鴻毛より軽し】だし、
 上手く行ったら【旭日の聖騎士団】(※警察)に【伝達】(※通報)される事もほぼ無い…。
 
 【ドラゴンロード】(※成程)、【炎の切り羽】(※ヤケクソ)の割にはよく考えたな……」


           「だが」


顎に手を添え、


「『寿々芽』の【牙城】の【Gバイオレンス騎士団】の性質の『善悪』は【棚に祀り】(※置いておいて)、

 【略奪行為】そのものが『悪』であるのは言わずもがな。
 ましてや相手が【Gバイオレンス騎士団】だ……。
 例え成功したとて、『法』から外れた【Sinカウンター】(※報復)が
 行われる可能性はなきしにもあらず……。
 
 ーーーこの間そんな【ギガ・バイオレンス電影】(※Vシネマ)を【月の墨縄】(※サブスク)で観たッ!!
 なので此処は『襲撃予定犯』の身の為にも止めてあげるほうがいいのではないか……?」

650『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/20(木) 13:11:57
>>647(宗像)

実際問題として『宗像』がこのような仕事を任されるのも、
『殺傷に適したスタンドを有しているから』というのが大きい。

「そ。…………『誠実派』なんだね」

その一方で、能力を運用するのは『人間』だというのも確かだ。
『情報』を司るような能力を持っていても粗忽者には務まらないし、
また、能力だけですべてを解決するという事は出来ないのだろう。

備えた能力をどう使うのか。能力以外に何を使うのか。使えるのか。
『生きた人間』としての『すべて』が、『スタンド戦闘』でも試される。

「有難く。我々はその働きに報いる準備はございます。
 『警護対象』の現在地はこの『大通り』。
 が、常に居場所を伝え続ける能力まではこちらにはございません」

             スッ

「証拠を残さない為、連絡のみが可能な機体です。
 見失ったか見当たらない時は、こちらから連絡を頂けますかな?」

机の上に差し出されたのは、黒いケースの付いたスマートフォンだ。

「通りに出て右、一番近い横断歩道を渡った先、
 そこから多分見えるカラオケ屋の方に真っすぐ……
 50mくらい歩いたあたりにいる、っていうのが最新情報」

ユニコーンカラーの少女が自分のスマホを見ながらそう付け加えた。
受け取るにせよ受け取らないにせよ、仕事の準備は整った。

『苦しめるもの』への『応報』。掟と能力は備えている。果たせるかは『人間次第』だ。

651『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/20(木) 13:12:10
>>648(小野塚)
>>649(稲崎)

「そう、ギガバイオレンス……ぎ、ギガバイオレンス?
 ギガ……ううん、でも、そうではありますねえ。
 すごく暴力を振るう、悪い人達で……騎士ではないですけどお」

    「そのお、ミッキーさんには隠してたわけじゃないんですけど、
     あの時、初めて会ったときに言いづらくって……ごめんなさい」

『稲崎』の驚きの反応には謝罪が返ってきた。
ただ、『小野塚』からのものも含む状況の整理と問いかけに、顔を上げる。

「正直、今、私の家って『お金』なんか全然ないんですけど、
 家自体は大きいから、『ある』って思われるのは分かりますし、
 ……『悪い人たちからなら奪っていい』って、
 そう思う人がいるのも、全然、不思議なことじゃあないとは思ってます」

『不思議ではない』が、それが許されるはずもないのは、
稲崎・小野塚もそれぞれの言葉で言っている通り。
関自身も『被害者ぶる』のには躊躇いがあるようだが、意見は同じなのだろう。

「でもお金以外の心当たりで言えば……ううん、どうなんでしょう。
 立ち聞きしてた話ではお金のこと以外は言ってなかったですし……
 恨みを買っていたなんてことはたくさんあるかもしれませんけど、
 私が知ってる限りでは……最近は、『仕事』自体ほとんど……
 ……いえ、悪い仕事なんて、そもそもすべきじゃないんですけどお。
 『やくざ映画』みたいに、肩で風を切って歩ける時代でもないですし」

『ギガ・バイオレンス電影』の意味が通じたかはともかく、
銀幕に華やかに描かれる往年の『力』は『関の家』には無いらしい。

「『昔何かあった』とか、そういうことはあるかもしれませんけど、
 そういうのを知ってるとしたら、今の家では、お爺ちゃんくらいかも……」

『現在進行形で、裏でじゃぶじゃぶ稼いでいる』にしては関の風貌はごく質素ではあるし、
アルバイトに励んでいる辺りからも、彼女の手が届く範囲で『富』はなさそうだ。
小野塚の憶測、あるいは願望は、少なくとも『今見えている限りは』正しいのだろう。

「私も、なんとかして止めたいんですよう。
 家族から、家からこれ以上、なにかを無くしたくない……
 ……なんて、虫のいい話なんですけど」

止めるためには『方法』は問わず、何か行動をしなくてはならない。
何かの方法で探すのか、それとも向こうから来てもらうのか。

     「……とりあえずさっきの人たちは見失っちゃいましたけど、
      あのう、二人の顔とかってもしかして、見ていたりしませんか?」

ビールを飲む小野塚の口に関の視線が僅かに動いたが、出かけた言葉への追及はない。

652宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/20(木) 15:50:04
>>650

連絡用のスマートフォンを受け取り、タッチパネルの扱い方について思案する。
あまり慣れていないが、通話のためだけに使うなら、大きな問題は生じないはずだ。
それを上着の内ポケットに収めた。

「そちらの情報に頼り切るつもりはない。あくまで参考程度に留める」

深読みによる誤解――――その事実が触媒となり、不意に『記憶の断片』が呼び起こされる。

  ……ふっ…………あっはっはっは!
  いや申し訳ない、左手に怪我かなにかしてるのは分かったから、
  君が右手で缶を受け取れる方がいいと思ったんだ。
  あたしとしたことが、プルタブのことを考えてなかった!

      ……わざとじゃないってばァ

           アハ……先に失礼働いちゃったのはこっちだしね。
           その左手、早く良くなるよう祈っておくよ

                    それじゃあ お仕事頑張ってね

いつだったか、曇天の日に出くわした『濁った目』を持つ女だ。
ぶち撒けた小銭を拾い集め、道端で立ち話をした程度の関わりしかなかった。
相手の名前すら知らない間柄でも、ふとした瞬間に思い出してしまうものらしい。

「今回の依頼とは無関係だが、最後に一つだけ聞きたいことがある」

      『 目 』

              『 目 』

                      『 目 』

泥水を掻き混ぜたような目を思い浮かべていると、さらに意識は『別の場面』に推移する。

「かつて俺が出会った『殺し屋』は、暗灰色の『冷えた目』を持っていた」

昔、寂れた神社で言葉を交わした男の目は、『乾いた光』を湛えていた。
その時は気付かなかったが、『マテリア』と対峙した時に理解したことがある。
『煙草屋』を自称する男――『春夏秋冬樹』と名乗った者の『職業』を。

「あんた達から見て、俺の目はどう見える?」

人の一生というのは、過ちを犯し、それを何らかの形で正そうとする行為の連続だ。
そう思えば多少は気が楽になる。
同室の受刑者から聞いた助言だが、俺には戯言だと一蹴することはできなかった。

653稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/20(木) 18:19:17
>>651


「【牙城】(※お家の人)を危機に晒すのを嫌がるのは当然だろう。
 全然【常世の神の神話】(※虫のいい話)だとは思わないがな」


     「【亞】」

徐にバッグからペンケースを取り出し、
本が収まった紙袋につらつらとメモを書き出す。


「『襲撃予定犯』は【デュオ】(※2人組)」 サラサラ

           『2人組』

「その顔は【ヴェール】に包まれているが」 サラサラ

           『不明』

「片方は【カストール】(※兄さん)と呼んでいた」 サラサラ

          『襲撃犯は実の兄弟?』

「【カストール】は【破壊と略奪上等】と【ウォークライ】(※鼓舞)していた」 サラサラ

         『兄の方が向こう見ず?』

「【ポリデュークス】(※弟)は【カストール】の【ウォークライ】を諫め、
 【第三の眼を持つ鷹】に監視されているかもと怯えていた」   カキカキ

        『弟「あの人が見てるかもしれない」』

「決行は【今宵】と言っていた」

        『今夜決行って言っていた』


幸いにも文字を書く行為には『呪い』は及ばない。
小野塚も聞いたであろうが、自分の知っている情報を箇条書きで紙袋に書いていく。

654小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/20(木) 23:29:14
>>651

「ふうむ、そうか。
 やっぱりお金目当て以上のことはないのかな」

それほど裕福ではない家に盗みに入ろうとしている、
ということは、彼らは標的の下調べもしていないのだろうか。
ずいぶん行き当たりばったりの計画なのかもしれない。

「本人かどうかは分からないけど、
 少なくとももう1人、『スタンド使い』はいたよ」

……関の『これ以上』という言葉に口を開きかけたが、
問い掛けを受け、首を捻って数分前を思い出す。

「キョロキョロしてたんで『スタンド会話』で話しかけたら、
 慌てた様子で知らんぷりして行っちゃってさ。
 連れの男の人もいたし、その2人組が声の主だったのかも」

「あたしよりちょっと年下の金髪の男の子だったな。
 ガタイのいい黒髪の男の人と一緒だった」

情報の整理を始めた稲崎を見て紙袋を覗き込みつつ、
さっき見かけた2人組の様子を頭に浮かべる。
普通に声をかけただけで、あの青年はやたらと驚いていた。
今にして思えば、怪しい態度だったようにも思える。

655『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/23(日) 19:29:08
>>652(宗像)

「頼もしい話ですな。―――――――『目』?」


『宗像』の問いかけに、男は顎に手を当て僅かに思案する。

「『まだ擦り切れてない』……って感じ?」

少女の方はそれを横目に一言だけ答えた。

「冷えていながら、未だ燻る灰でしょうかな。
 ……他者からの印象を気にかける点も含めてね」

男は考えをまとめると、そのように語る
 
「もっとも……それは悪い事ではないとは思いますが。
 最も優れた『仕事』をする人間は、
 決して、目の色に『本質』を滲ませない物ですからな」

目の前の二人組も『裏社会』の人間のようだが、
彼らの目からはその『性質』までは伝わって来ない。

   あるいは目にすら表れる『死線』というのは、
   『才覚』や『腕前』の表れではなく、
   単に、『摩耗』の証なのかもしれない。


「それでは、吉報をお待ちしております。
 他で何かお困りのことがある場合でも、
 そちらの端末から連絡をいただいて構いません」


何か他でなければ、外に出て行動を始めてしまうのが良さそうだ。

>>653(稲崎)
>>654(小野塚)


「私も覚えられるほどは見てないんですけど、
 ミッキーさんと小野塚さんの言ってる二人と
 特徴は同じだったと思いますよう。
 片方がもう片方を兄さんと呼んでて、
 片方が金髪でもう片方が黒髪…………」

思考を巡らせているのか、
少しだけ視線を上に向ける関。

「……はっきりした心当たりはないんですけど、
 私たちが知らない内に迷惑をかけてた人なら、
 お金以外の目的もある……のかもしれません」

『小野塚』の『お金以外の目当てはないのか』と、
今見えている人物像を結び付けようとしていたらしい。
『家の下調べ』をしていないのは計画として杜撰だが、
他の要素と組み合わさると『ありえなくはない』。

「今夜まで待てば、待ち構えることは出来るんでしょうけど……
 その時には『決行』されちゃってはいるんですよね」

『襲ってくる場所と時間』はある程度分かっている。
先に止める、のではないなら『待つだけ』かもしれない。

「『あの人』……っていうのも気になりますけど、
 『見つかったらまずい』って感じの言い方だったなら、
 その人が分かれば……でも、手がかりが無さすぎるかしら……」
             
             ブツブツ

『気にかかる発言』は『あるにはある』が、
そこから行動に行き着くのはかなり難しそうだ。

少なくとも関としては『待ち構えて迎撃』だとしても、
手伝ってもらえるだけ十二分にありがたいとは思われるが、果たして。

656宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/23(日) 21:58:46
>>655

一挙手一投足が成否を分ける状況では、
自分自身を客観的に認識することが重要だ。
同時に、極限状態における客観視は、非常な困難を伴う。
そうした場合、他人という鏡が役に立つ。
ただ、本物の鏡とは異なり、いつも同じ像が映るとは限らない。
しかし、垣間見えた彼らの考え方は心に留めておく。

「――――――行ってくる」

『依頼人』である男に言い残し、店を出て横断歩道に向かう。
最低でも『50m』を上回る距離は、警護するには離れ過ぎている。
どのように動くとしても、最初は悟られない程度に近付きたい。
また、歩きながら『自動販売機』を探す。
『カラオケ屋』の方向に行く途中で立ち寄れる位置が理想だ。

(警護対象には『連れ』がいる様子だったが)

一瞬だけ見えた関は『誰か』と話していた。
今も行動を共にしているのだろうか。
あちらの人数が増えると、尾行が見つかる恐れが増すだけでなく、
無関係な者を危険に曝してしまうことにも繋がりかねない。

(まずは『本人』の姿を確認する必要がある)

得体が知れない敵の動きを予測するのは困難だが、
そいつが『関の家』を調べていたことは明白だ。
おそらく『金髪の男』の目的は『下見』だろう。
これが『物取り』だとしたら、
『家人が出払う時間を見定めるため』という見方もできる。
だが、あくまでも『関自身』が狙いであれば、
帰宅する途中で待ち伏せしているかもしれない。
一つの可能性として、その線を念頭に置く。

『隠し撮り』されている点にも、一考の余地があるように思う。
例の写真は『派手な髪色の少女』が撮影した。
常に油断なく周囲に注意を払っている人物が、
自分を撮ろうとする『特徴的な撮影者』を見落とす確率は、
平均的な観察力を持つ人間と比べて相対的に低い。

すなわち『一定の隙を見出し得る』という仮定が成り立つ。

657小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/24(月) 23:32:11
>>655

「寿々芽ちゃんの家の人なら、あの2人……
 『金髪と黒髪の男2人組』に心当たりがあるかもしれないけれど。
 目的がなんであれ、計画の内容は『強盗』以上でも以下でもないんだよね」

犯人の情報が得られれば有利になるのは間違いないが、
『強盗』を防ぐだけなら、犯行の動機はさほど問題にならないのも確かだ。
わざわざ関の家族から情報を集めるメリットは薄いだろうか。

「『あの人』の存在は謎だねェ。
 身内なら、『あの人』なんて呼び方はしないだろうし。
 『どこかから見てるかもしれない』って言い方から察するに……」
 
「『既に誰かに計画がばれてて、監視されてる』」 「とか?」

『大通り』で『密談』をするくらいの不用心ぶりであるし、
他の『スタンド使い』にも計画が漏れている可能性は少なくないだろう。
仮にそうだとすれば、『あの人』なる人物の協力を得る意義は大きい。
しかし、関の言う通り、手がかりが少なすぎる。
今からその正体を探るのは現実的ではないかもしれない。

「充希さん、何か妙案があったりするかい?」

658稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/25(火) 13:11:51
>>657

  
   「【幻想曲】……」


「寿々芽の【牙城】に【雷の狼煙】(※電話)を上げるのは【最終戦争】(※最後の手段)として、
 取っておきたいというのが我の【樹皮の裏】(※本音)だな……。
 あくまでも【断罪】ではなく【防犯】だ。
 【罪竜シンドゥール】(※犯罪)は【竜の巣に封印】(※起こさない)してくおくに越した事がない」


再び、顎に指を添え考え込む仕草。


    「【ドゥームス・ロード】」


「なぁ、寿々芽。

 我はよく【川狸の東の湖】(※カラオケ)で【独奏曲】(※ヒトカラ)に興じるのだが、
 昨今は【個の情報】に五月蝿いらしく、その際【時跨ぎの傭兵】(※アルバイト)に、
 毎回【身分を示すカード】や【零から始まる雷の暗号】(※携帯番号)の提示を要求される。
 
 今回の『襲撃予定犯』はかなり『迂闊』だ。一縷の望みかもしれないが、
 本物の【零の暗号】(※携帯番号)を書いている可能性もなきにしもあらずだ。

 汝の【ロード】(※アルバイト先)に、彼奴等の情報は残ってないか?」

659『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/03/28(金) 19:10:18
>>656(宗像)

「ええ、お気を付けて」

体にお気を付けて、という意味だけではないだろう。
『任務遂行のために気を付けて動け』――――だ。


              ガヤガヤガヤ

 
人混みの多い街を歩く『宗像』。
自動販売機は店から通りに出てすぐ、特に労せずして見つかったが、
何か欲しい飲み物があるだろうか?


     ガヤガヤガヤ


今回の『標的候補』は、宗像の推測通りであれば、
『マテリア』のような『プロフェッショナル』の域に無い可能性が高い。

それは逆に言えば、職業として悪行を成立させるには絶対に必要となる、
『美学』を持たない可能性がある、という事でもある。
 
                ガヤガヤ


歩く中で、人ごみの間から遠くに『関』の姿も見えた。
こちらに気づく様子はなく、木陰でなにやら『二人の女性』と話しているようだ。

          友人と見るには年が離れているようでもあるが――――

>>657(小野塚)
>>658(稲崎)

「そうなんですよねえ……その人たちや、『あの人』ったいう人のことが分かっても、
 こっちからお話が出来ないなら、今回の件を止めるには……」

思考が袋小路に入りそうになったとき、
『関』が顔を上げたのは『稲崎』の言葉だ。


「…………! ほ、ほんとですねえ〜っ。
 スタンドで話せば気づかれない気でいたんだったら、
 むしろ堂々と番号を書いててもヘンじゃないですよう!」

純度の高い『呪い』の言語だが、流れと勢いによってか、
『電話番号』という情報に考えが繋がったらしい。


       チラ


関の視線が向いた先は、話題の『カラオケ屋』。

「ただ私ってそのう、『今日だけのバイト』で、
 あんまり『権限』みたいなのは無いんですよね。
 ……レジに入って『情報』を『とる』にしても、
 ちょっと時間はかかっちゃいそうです」

『それをする事自体が良いことではない』のは確かだ。
犯罪計画を立てた者への抑止だとしても、
店に渡した個人情報を『不正利用』するのは『良くはない』。

「その間、少し待っててもらってもいいでしょうか……?
 …………あっ、ここじゃなくて、座れるところとかでも大丈夫ですよう」

『良くはない』くらいのことはする『つもり』が、関にはあるようだ。
任せてしまっても良いだろうし、何か他の提案や、動きをしても良いだろう。

660宗像征爾『アヴィーチー』:2025/03/29(土) 01:35:00
>>659

手持ちの千円札を自販機に滑り込ませ、適当な『ミネラルウォーター』を買う。
それを開栓してから、キャップを元通り閉めておく。
また、釣り銭を受け取る際に、
財布の中に残っている『小銭』の枚数を目視で概算する。

(――――関を含めて『3人』いるのは厄介だ)

最初に想定していた状況よりも、実際の人数は少しばかり多かった。
こちらに向きかねない目が『6つ』ある。
面識のある関に見つかることだけでなく、同行者に目撃されるのも都合が悪い。

(片方に気付かれてしまうと、それが関に伝わる恐れがある)

関に知られたとしても、ただ姿を見られただけでは、
必ずしも『実情』には結び付かないはずだ。
一度の遭遇なら『偶然』で通せるだろう。
しかし、後々の可能性を考えると、その手は温存しておきたかった。

(今の内に『2人』の特徴を把握するべきか)

もし彼女達が会話に集中しているなら、
周囲に対する注意は薄れているかもしれない。
少なくとも即座には悟られないと思える距離を保ったまま、
関がいるらしい木陰の方向に歩いていき、『連れ』の風貌を確認する。
『すぐに別れる』なら不要になるが、そうでなければ必要な情報だ。

661小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/03/30(日) 00:41:18
>>659

「なるほど。名前も一緒に書いてるかもしれないし、
 番号だけでも、店員のフリして電話すれば色々と聞き出せるだろうしね」

稲崎の提案に、感心してウンウンと頷く。
関に情報の持ち出しという行為をさせるのは心苦しいが、
かといって、他にそれが可能な人間もいない。

「あたしたち、『共犯者』ってやつだね。アハ」

「何か役に立てればいいんだけれど、
 あたしのはそういう使い方できる能力じゃないからなァ。
 ごめんね、ここは任せるよ。気を付けてね」

関の言う通り、大人しく座って待つことにしよう。

662稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/03/30(日) 20:04:21
>>659>>661


      「………」


「いいや、やめておこう。
 大きな【穢れ人】(※犯罪者)を生み出さない為に、
 小さき【穢れ人】を生み出すのは【枯れた松を火に焚べる】(※本末転倒)行為に等しいし、
         カルマ
 それも他人にその【業】を背負わせるのは【誉れ】のある行為ではない。
           フォーリン・パペットマスター
 すまない寿々芽、少し【壊れた傀儡師】(※どうかしている)だったな」


謝罪の意を込め関に頭を下げ。


「ちょいと【マヒャデドス・バケツ・チャレンジ】(ごめん頭を冷やす)する。
 やむを得ないが此処は【迎撃】する形になるか……」

663『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/02(水) 07:18:24
>>660(宗像)

この自販機はミネラルウォーターが安く、100円だった。
小銭の枚数は釣り銭も併せて『15枚』ほどあるようだ。

        ザッ   ザッ


人通りの多いこともあり、接近する事に特に問題は起きない。

そもそも論で言えば、『関に気づかれる』のは不味いとしても、
『同行者』に気づかれてまずいかどうかは『状況次第』だろう。
そこも含めて『情報を探る』のは重要かもしれない。

             
                ザッ


二人の女の風体は確認出来た。あまり共通項はなく、関を含めれば余計にそうだ。
友人同士の会話――――という和やかさもあまり感じないが、
一方で、その場で道を聴かれた、といった要件にしては話している時間も長い。
思わぬ立ち話が長引き、縁となる事はこの町でもよくある事ではあるが……

               ザッ

ちょうど声が聞こえるくらいに近づいたところで、
『関だけ』がその場から歩き出そうとしている様子が見えた。
加えて言えば、彼女は『カラオケボックス』のロゴが入ったエプロンをしている。
つま先を向けた方向としても『カラオケ』側であり、何か仕事の関係なのだろうか。

                       ガヤガヤガヤ

三人の会話はあまりはっきりとは聞こえないが、『共犯者』という単語が耳に入る。
雰囲気もそうだが、あまり穏やかな内容の話をしているわけでもなさそうだ。

関が立ち去った後なら残る二人には接触を図ってもいいかもしれないし、
あるいは、『気取られない』事自体も『努力目標』だ。安全を優先する、という手もある。

>>661(小野塚)
>>662(稲崎)

「い、いえ大丈夫ですよう!
 真剣に考えてくれたから出てきたアイデアってだけで、
 思いついただけで悪いなんてものじゃないですし……
 それに……レジに入って直接取るんじゃなくても、
 そのう、『穢れ人』にならなくっても、
 何か、手に入れられる方法はあると思うんです」

『稲崎』の言っている事は全く持って正しい事だし、
大人が、子供にする提案として考えるなら、
『どうかしていた』というのももっともなことかもしれない。

      が、『関』から見たとき、それは『突破口』だった。
      もちろん迎撃をするのでも『結果』は同じかもしれないが、
      暗雲の中でなにか、最善らしきものを見つけ、動くという意味で。


「でも、ミッキーさんの止めてくれる気持ちも分かるので……
 ちょっとだけお店の様子を見てきて、
 本当に悪い事をしないと取れなさそうなら、何もせずに帰ってきます」

       「最後には迎え撃つんだとしても、
        それまでに、出来る事はしておきたいですから……」


よほど強く止めるのでなければ、関は『カラオケ店』の方に歩いていくことになる。
強引に情報を抜き取る以外でも『情報確保』の糸口はあるかもしれないし、
一旦任せてみるか、なにか助言を渡しておくか、やはり阻止するかは二人次第。
現状あくまで善意から協力している二人に、関は強く我を通すうタイプでもなさそうだ。

どちらの場合でも最終的には『迎撃』という妥協案は残っている。
どのような選択をするにせよ、リスクが事態を行き詰まらせる、というほどではないはずだ。

664宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/02(水) 18:06:21
>>663

俺は『関の位置を知る手段』を与えられた。
しかし、それは使わざるを得ない場合に限って使う。
何故なら、たとえ居場所が掴めたとしても、
彼女が置かれている『正確な状況』までは読み取れないと思うからだ。
この欠点を踏まえると、やはり『目視確認』以上に確実な方法はないだろう。
そのためには、見える範囲に『警護対象』を留めておく必要がある。

今のように『雑踏の一部』として認識されるだけなら、
こちらから大きな動きを起こさない限り、特に問題は生じないはずだ。
ただ、なるべく印象に残ることは避けるべきだと考えている。
仮に静かな場所で関を追いかけている時、
その様子を同行者に見られてしまえば、
おそらく赤の他人であっても覚えられる可能性が高い。

そして、まだ見つかる心配が少ないからといって、
油断しても構わない理由にはならない。

(会話の中に出てきた『共犯者』が、
 俺の追う『敵』と関係していると考えるなら、
 あるいは『単独ではない』ということか)

状況から考えると、関は仕事の途中だったのだろうか。
その合間に抜け出して、ここで話し合っていたのかもしれない。
今から仕事に戻るとすれば、それが終わるまでは安全という見方もできる。
事前に家を調べていた相手が、職場にいる間に襲ってくる確率は低いはずだ。
そうなると、こちらも待たなければならなくなるだろう。

(確かに『友人らしくはない』)

      関と話していた相手は知らない顔だった。

           (いや――――)

                  (『片方』は見覚えがある)

あの長い白髪を垂らした女――曇天の日に出会った『淀んだ目の女』だ。

(妙な所で出くわしたな)

俺が覚えていたのは印象が強かったからだ。
向こうは忘れているかもしれない。
むしろ、その方が自然だろう。

(だが、念のために確かめておくべきだ)

関が『カラオケボックス』に入ったタイミングを見計らい、
残った2人の近くを通ろうとすることで、
『白髪の女』に覚えられているかどうかを確認したい。

665稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/04/02(水) 20:56:19
>>663


     「【バブル、バブル、暴利】(あわ、あわ、あわ)……」


自分の考えなしの発言がきっかけで、
歳が一回りの下の友人を危険に巻き込んでしまった現状に、
思わず動揺の声を漏らす。


「な、なぁ。寿々芽、汝1人を【剣の山に晒す】(危ない目に遭わす)のは、
 やはり【龍玄の女】(大人)としては、気が引けるというか……
 も、もし行くんだったら【我】も一緒に。
 
 な、なぁ、遙。
 や、やはり寿々芽をと、止めた方がいいんじゃあ」

666小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/03(木) 05:11:25
>>663 >>665

「心配しなくてもだいじょーぶだよ、きっと」

稲崎の気持ちはよく分かるが、
危険に巻き込むというなら、関は『既に巻き込まれている』。
その現状を打破するため、稲崎の提案はひとつの答えになり得た。
だからこそ関は『覚悟』を決めたのだろう。

「犯罪から身を守るためなんだから、
 多少のあれこれは法律も神様も目をつぶってくれるさ。
 しかも、相手は『スタンド使い』なんだし。
 警察とかが頼れない以上、こーするしかないと思うなァ」

「ね、寿々芽ちゃん」

ならば、あとは本人の心持ち次第だ。
関がやる気である以上、無理に引き止める必要はないだろう。
それにしても、あまりにも独特な口調の割には──

「優しいんだね、充希さん。
 それとも心配性なのかな? お酒飲む? んふふ」

あくまでも楽観的な調子で、ビールを口に含む。
だがその実、稲崎と同じくらいの不安と心配を飲み込むために。

667『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/04(金) 21:53:00
>>664(宗像)
>>665(稲崎)
>>666(小野塚)

「ええ、そうですよう。
 これはきっと……『しょうがない』ことです」

『小野塚』の言葉に、曖昧な笑みを浮かべた関が頷く。
『必要なことなのであれば、他に手段がないのなら』……
人は、『道徳』という、自ら心に描いた線に、目を瞑る。

『稲崎』の不安や懸念は実にもっともなもので、
『小野塚』の割り切りもまた、おそらく正しい。
関の表情と声の若干の震えが示唆するのは、
彼女も狭間の、『割り切り側』にいるということ。
そして、『稲崎の責任』だとは思っていないこと。

「って、つ、付き添いは大丈夫ですよう!
 いや…………でも、何か理由があるなら…………
 私一人で聞くよりも、聞き出しやすいかも…………?」

     「も、もし何か思い付いてたら、   
      ……一緒に来てくれますか?」

引き止めるには『材料』が足りないらしい中、
『稲崎』がぽろりとこぼした『同行』は汲み取られた。
望むのであればカラオケ屋に向かうのは二人になる。
どちらにせよ、関は動き出したのは確かだ。

『関』(稲崎も、かもしれない)が移動を始めたのを確認すると、
三人が話していた『木陰』の方に近づいていく『宗像』。

     ガヤガヤ

『稲崎』がそこに残るかは『ついていくか次第』だが、
少なくとも『小野塚』は、『歩いてくる男』を見る。

・・・『小野塚』にとっても、『知っている顔』だ。
いつか話した『配管工』を名乗る男だったが、
今日はスーツ姿。何かしら、営業でもしたのだろうか?

     『宗像』も、3名のやりとりは聞けている。
      どうにものっぴきならない雰囲気ではあるが……?

668宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/05(土) 15:00:27
>>667

今は目立つ行動を取っておらず、ここは人通りが多い。
そして、俺が『スタンド使い』である事実を知る者は限られる。
警護対象を除く2人から見れば、大勢いる通行人の域を出ないだろう。

(俺の知らない事情があることは分かったが――)

関を含めた全員の表情や言動を確認し、予定通りに歩き出す。
何らかの事態が動くらしい気配を感じ取ったが、
それが今回の依頼に関わっているかどうかは定かではない。
仮に関係があったとしても、この場で直接的に関与するのは無理がある。

(――俺は『どこまで知るべき』なのか)

『例の女』の前を通りかかり、特に反応がなければ通過してしまう。

669小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/06(日) 00:27:35
>>667

「あたしは残るよ。
 酔っ払いが付いて行っちゃ悪目立ちするだろうしね」

どうにも自分は役に立てなさそうだ。
元より丸まった背中を申し訳なさでさらに縮こませつつ、
関(と、もしかしたら稲崎)の背中を見送る……と、そのとき。

「ン」

相手の顔を覚えるのは得意だ。
通行人の中に見知った顔を見つけ、あの曇天の日の出来事が脳裏に蘇る。
といっても、落とした小銭を拾ってもらい、
お礼に缶コーヒーを奢った──その程度の仲でしかないのだが。
底知れない何かを感じさせる渇いた眼光は、妙に記憶に残っていた。

「おお、君はいつぞやの。奇遇ゥ。
 今日は別のお仕事かい?」

特に何も考えず、手を振って話しかける。
そういえば、以前に出会ったのもこの『大通り』だった。

670稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/04/06(日) 18:27:33
>>667


      「ぐぬぬぬ」


「【酒呑童子】(※お酒を飲んでいる人)と【呪詛】に縛られた【我】、
どちらが寿々芽の【チェイサー】(※付き添い)に相応しいか……
 これは中々に【ポイズン・オア・ダイ】(※難しい選択)ではあるが……」


脳内で何度かシュミレートしてみたが、
違和感なく『関』に付き添う手段がどうしても思い浮かばない、
かと言って『関』を強く引き止める程の『案』も一向に思い浮かばない。
心中で自分の不甲斐なさを痛感しながら関について行こうとしたが


       「ま、待て寿々芽」

                  ドリフト
「どうやら遙の【甲の鳥】(※知り合い)が【漂流】してきたらしい」

671『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/09(水) 18:51:02
>>668-670(全員)

そう、通りかかったのは、『小野塚の見知った男』――――

『稲崎』のような『社会人』から見たときに、
その男はどことなく、『おかしな雰囲気』かもしれない。
スーツ姿の男性自体はこの通りにも複数見られるが、
着慣れていないようにも見えるスーツの着こなしは、
『営業マン』のような人種ではないことを匂わせる。

       同時に、その佇まいはどこか『荒涼』。
       あてもなく彷徨う風でもなく、
       かといって知人に向ける笑顔もない。
     
  「小野塚さんの……………?」

ギリギリまで『ついて行こうとしていた』事もあって、
『稲崎』の声は無事に『関』に届いた。
悩んだ結果が功を奏したとも言えるだろう。

振り返った彼女の言葉は、それが時間稼ぎでなく、
別の『動き』に派生しえるものであることを示す。

「まあっ、宗像さん…………」

『稲崎』や『小野塚』は、その反応に繋がりを見出せる。
近所のおじさんに偶然会った、という感じはしない。

   恐怖や敵対の震えはないが、
   僅かな『畏敬』を感じる声色。


       「……………」


そして『宗像』から見れば、これはアクシデントだ。
立ち去るはずの『関』は、謎めいた言葉使いの女に呼び止められ、
否応なしに『接触』を余儀なくされてしまった。
 
         ――――理想的ではない。

              『だが』。

何かを言いかけた『関』の顔色を見れば、
『護衛対象』の彼女は明確に、
『宗像征爾』という男に何かを期待している。

『掃除屋』として受けた依頼をあくまで優先するか、それとも――

672宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/09(水) 20:26:38
>>671

関がカラオケボックスに入った後で動く。
それが当初の考えだったが、やや狂いが生じてしまった。
しかし、一度は『偶然』を装うつもりだったのだ。
それが早まっただけと思えば、大きな痛手にはならない。
こうなった以上、『可能な限りの情報を入手する』という方向に切り替えるべきか。

          「よく覚えていたな」

呼びかける声に応じて緩やかに足を止め、『缶ビール』を手にした女に向き直る。
あの時も『酒のボトル』を持ち歩いていたことを思い出した。
そうした特徴から連想される人物像とは裏腹に、
意識は明瞭だったはずなので、手掛かりを得るためには工夫が必要だ。

  「取締役の還暦を祝う――」

         ザッ

            「『席』」

                   ザッ

               「――に顔を出した帰りだ」

相手に近付きながら、故意に『席』という単語を強調することで、
『同音異義語』である『関』を意識させようと試みる。
もし『関寿々芽』の名前を聞かされているなら、
それを糸口にして話の方向を誘導できるかもしれない。
僅かな表情の変化も見逃さないように注視しておく。

    (何を期待しているか知らないが、
     二重の『依頼』は受けられない)

関と『もう一人の女』に対しては『気付かない振り』で通す。
これだけ通行人が多い場所なら、『見落とす理由』には事欠かないはずだ。
仮に向こうから話しかけてきた場合は、
状況的に合わせざるを得ないが、そうでなければ無視する。

673小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/10(木) 18:33:35
>>671-672

「アレッ……知り合いかい? 2人とも」

関の意外な反応に目を丸くする。
配管工の男性──宗像が偶然にも関の知り合いだった、だけではない。
何かを期待するような表情の意味は……と、考えていたところで。

「?」

宗像の言葉に片眉を吊り上げる。
強調された『席』という言葉……単なる話し方の癖かもしれないが。
一瞬だけ思考を巡らせ、それよりもと思い直す。
意図は分からないものの、2人の繋がりを意識する切っ掛けにはなった。

「……呼び止めておいて悪いんだけれど、
 今ちょっと取り込み中でねェ。寿々芽ちゃんが大変なんだ」

関の反応から伺える宗像への印象は、『頼れる大人』。
それも、彼女が今置かれている状況でもなお『頼れる』となれば──

「ちょっとした」 「『トラブル』」 「に、巻き込まれててね」

宗像にも事情を話した方がいいのだろうか。
現状では判断がつきかねるので、情報を小出しにして様子を伺う。

674稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/04/11(金) 14:14:59
>>672


    「【園】(※さてと)


「………」


関の表情から目の前に現れた人物がただの知り合いではない事を察し、
彼女と目の前の人物の間に立つ。


「非常に【梟殺しの不協和音】(※聴き苦しい)な【鸚鵡】(※喋り方)なのは承知しているが……。
 お聴きの通りこの様な【鸚鵡の声】だ。
 【Fox and Raccoon dog戦争】(※化かしあい)や【腑弄り】(※探り合い)には不得手なんだ。
 だから【最短のロード】(※単刀直入)で尋ねるが、【汝】の目的は何だ?」

      
       「ええと」


「寿々芽の反応を見るに、【汝】が【一般兵】ではない事は明らかだ。
 【ホワイトマン】(※しらばっくれる)を演じられても、
 此方の【物語】(※話)が【Tales of stasis】(※一向に進まない)なんだ。
 正直、此方は【デッドエンド】(※行き詰まっていて)で、
 【藁の神でも召喚】(※藁でも縋りたい)したい状態だ……。

 汝が寿々芽の知り合いだというなら【船を編んで】(※助けて)くれないか?」

675『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/15(火) 21:27:24
>>672(宗像)
>>673-674(小野塚・稲崎)

あくまでも『依頼遂行』を第一に考える『宗像』。
思考を切り替え、『言葉』による誘導を試みるが、
それが通じる相手かどうかは未知数だ。
もっとも、コストのかからない行動であれば、
やらないよりはやってみるのも良いだろう。

『謎めいた口調』のもう一人の女と、
『関』については『気づかないふり』をするが……
すでに『関』は『宗像』に反応していたこともあって、
『もう一人の女』含めて『話しかけてこられている』


「…………お二人の言ってくれた通りです。
 『宗像さん』にこういうことを頼むのは、
 きっと、口で言う『お願いごと』じゃあなくって、
 もっとちゃんと、お願いするべきなんでしょうけど」


『関』がどこまで『宗像』の素性や仕事内容を知り、
どのようなスタンスで接してきているのかは未知数だ。

『依頼の遂行』――依頼主の満足を考えるなら、
なんとかここからシラを切り通すべきだろうか?

      ただ、別の見方もあるかもしれない。
      『関がこうまで言うトラブル』とは、『仕事に無関係』か?


「…………………宗像さんに『助けてほしい』んです。
 無理じゃあなければ……お話を聞いてくれませんか?」


突如現れた『宗像』は、『ぶっつけ本番』で行くか、
もしくは後ろ暗い手段を取るか――
そのような『行き詰まり』に風穴を開け得る可能性だ。

       明らかに只者ではないこの男、
       しかし『会話の余地』はある。

二人と関の頼みを聞き、この場に残ってくれるなら『力』になるかもしれない。

676<削除>:<削除>
<削除>

677宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/16(水) 04:03:51
>>675

『トラブル』という言葉が耳に届いた瞬間、関の身辺を探っていた男が想起された。
手慣れた人間ではないことを踏まえると、本人自身に感づかれた可能性は有り得る。
さらに情報を得たいところだったが、やはり他の2人が居合わせている状況は都合が悪い。

「――――『奇遇』だな」

眼前の女に指摘されてから、ようやく関と『もう一人』に顔を向け、両者に一礼する。
そして、関を悩ませている何かが、今回の『依頼』と関わりが深いらしいことを察した。
関からの頼み事は『渡りに船』だ。

  「俺も『個人的な問題』について考えていた」

                  ザ ッ

               「一人にしてもらえる方がありがたい」

だが、関の申し出は『受けられない』。
『アリーナ』のために動いている今、たとえ方便であっても『二重契約』は主義に反する。
これは自分で定めた足枷に過ぎず、外してしまうのは簡単だ。
しかし、『引き継ぐ』と決めた以上、『仕事』に対しては真摯に向き合いたかった。
そうした意思を込めて、決然と踵を返す。

「いや――あるいは『無関係ではない』のか」

立ち去ろうとした直後、一つの考えが脳裏に浮かび、再び3人の姿を視界に収める。

    既に『アリーナの依頼』を引き受けている。

        『関の期待』には応えられない。

             ――――――ただ、『利害の一致』があれば話は違う。

「俺が捜している『男』と関係があれば、手伝うこともできるだろう」

『関寿々芽の依頼』を受けるのではなく、
『協力関係』という形に留めるのであれば、両立は可能だ。
また、あくまでも『不審人物の確保』を目的に動いていると思わせることができれば、
当初の予定だった隠密行動に徹する必要はない。
『例の男を捕らえるため』という名目で、堂々と『警護対象』を守れるのだから。

「助けられるかどうかは確約できないが、そちらの事情を説明してくれ」

関を促し、話を聞く姿勢を示す。
同時に、関と最後に会った日を思い出していた。
『掃除屋』と呼ばれた時、関寿々芽も同じ場所に座っていたことを。

678小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/16(水) 17:11:09
>>675 >>677

「それじゃあ、あたしから」 「簡単にね」

関と稲崎の表情を伺いつつ、説明役を買って出る。
同じ説明を繰り返すのは関にとっては二度手間だし、
稲崎の言葉遣いは説明に向かない。

「寿々芽ちゃんの家が『強盗』に狙われてる。
 犯人が計画を話してるのを、寿々芽ちゃんが偶然聞いちゃったんだ。
 話によれば、決行は今夜。具体的な方法は分からない」

関の家の『家業』は──さほど重要ではないだろう。
あるいは既に知っているのかもしれないが、どちらにせよ。

「犯人は男性2人組で、一方が黒髪、もう一方が金髪。
 年齢は黒髪が20代後半で、金髪はそれよりちょっと若いくらい。
 金髪が黒髪のこと『兄さん』って呼んでたから、兄弟かもしれない」

そこで言葉を切り、ふう、と溜め息を吐く。
息継ぎの意味もあり、この後の『告白』に向けて語調を整える意味もある。

「……それで、ここが一番大事なんだけれど」

「どっちも『スタンド使い』だ」

おそらく『そういうこと』なのだとは思うが、
この言葉に反応を示さないなら、宗像を巻き込むべきではない。
そういうことなんだよね──と、ちらりと関に視線を送る。

679稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/04/16(水) 20:09:09
>>675-677


           スパイラル・ミステリアス
   「宗像、汝は随分と【螺旋の迷宮】(※回りくどい)な。
   まぁ、【アリアドネの糸の紐き手】(※交渉役)は遥に任せる。
   我に【紐解】が【プログレッシブ】(※難しい)なのは、
   【二つの太陽と月が照らし白き世界】(※明明白白)だからな……」


今この場で出来ることは少ない。
3人の会話を邪魔しないようにしておく。

680『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/21(月) 01:16:47
>>677-679(全員)

自分が決めた事を貫く態度は、『一貫性』を生む。
『一貫性』は行動に悩む時の指針となり、芯となるもの。
『宗像』の考え方にも、『理』はあるだろう。

       尤も、それは同時に『自縄自縛』。
       回りくどいという『稲崎』の言も、
       外側から見た感想として至極真っ当だ。
       匙加減一つで話はもっと早くまとまるのだから。

「そう…………です、よね」

関は立ち去ろうとする『宗像』に一瞬言葉を止めた。一瞬だ。
再び口を開こうとしたのが『小野塚』や『稲崎』には見えた。

   「でも、それでも……」


   ――――関が言いかけた時、『宗像』は、
   すでに依頼対象への『理』を倒すための
   新しい『発想』に行き着くことが出来ていた。


   「……! はいっ、説明しますよう……!」

         ・・・

              ・・・


足を止めた『宗像』に、まずは『小野塚』が話を進める。
分かりやすい経緯説明を関は頷きながら聞いていたが、
視線を向けられると、それを一際大きくした。

「はい、小野塚さんの話してくれた通りです。
 ……………どういうスタンドなのかは分かりませんけど、
 少なくとも『こっそり盗む』みたいな話ではなさそうでした。
 もちろん、能力の予想なんて出来るものじゃあないですけど……」

『関を狙った事件』ではなく『強盗』ではあるようだが、
その真意や背景は、今の時点で予測の立つ部分は小さい。

「宗像さんが探してる男の人かどうかはわかりません。
 ううん、見た目の特徴をもうちょっと言えば……
 髪が長くて……ワンレングスって言うんですかねえ」

         「……………関係、ありそうですか?」

少なくとも『見た目』の特徴の一致は、偶然とすれば出来すぎだろう。
『無関係のトラブル』と断じるには、『材料』が揃いすぎている。

681宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/21(月) 20:27:25
>>680

一通りの説明を聞き終えると、おぼろげながら全体像が見えてきた。
関の家を探っていた理由は、単純に『物取り』が目的だったということらしい。
下調べの様子を『監視役』が目撃し、『関が狙われている』と判断したのか。

小野塚の話では、計画の一部を関に聞かれたそうだが、
隠し撮りされた件も含めて、妙に『隙が多い』ように思える。

ただ慣れていないだけなのか、
あるいは別の事情が絡んでいる可能性も捨て切れない。
現状では確かな根拠は何もないが、
一応そちらについても多少の推測らしいものはあった。
『深読み』するのは悪い癖だろう。

   「『仲間』がいたのか」

だが、『スタンド使い』相手に警戒が過ぎることはない。
『敵が1人ではない』と分かった今、より気を引き締めて掛かる必要がある。
それは『人数の優位』があっても同じことだ。

  「関が言った方の男は、俺が捜している人間の特徴と一致する」

       「俺は『宗像征爾』だ」

           「――――手伝わせてもらう」

その場の全員に対して『協力』を明言し、次の思考に意識を移す。

「『二人組のスタンド使い』を阻止するとして、
 俺は『待ち構える』ぐらいしかできそうにないが、
 何か具体的な考えはあるのか?」

関が行動を起こそうとしていたことを思い出しながら、今後の動き方を問う。
最初、眼鏡の女に『気付かない振りをしている』と指摘された時、
彼女は『勘が良い』と思った。
関も小野塚も言及しなかったからだ。
しかし、実際は『非常に困っている』からこそ、
強引に気付かせようとしただけかもしれない。
おそらく、それは『関の動き』と無関係ではないだろう。

682稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/04/22(火) 12:02:01
>>680


「フッ」


余計な口を挟んで状況をややこしくする事は避けたいので、
交渉は小野塚に任せておく。
その場で棒立ちするのも恥ずかしいので、
その辺の街路樹にもたれて腕を組み格好いいポーズを取っておこう。

683小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/22(火) 23:49:54
>>680 >>681

「やっぱり『スタンド使い』なのか、君」

宗像と会ったとき、配管工を『本業』と称していたことを思い出す。
なぜその男性を探しているのかは、『副業』の方と関係があるのだろうか。

「あたし、小野塚遥。そっちの彼女が稲崎充希」

「よろしくねェ」

なんにせよ、これでこちらは4人。数の有利があるのは単純に安心だ。

「で、今は……
 犯人が計画を話してたのが寿々芽ちゃんの働いてるカラオケだったんで、
 そこのレジに情報が残ってるかもって段だったんだけれど」

「アッ、そーだ。
 宗像さん、寿々芽ちゃんと一緒にレジまで行ってきてくれないかな」

同行を申し出た稲崎も不安そうな様子だった。
宗像は只者ではない雰囲気だが、酔っていないし、話し方も普通だ。
付き添いとしては、この中で最も適任ではないだろうか。

「あたしたちだとちょっと具合が悪くてね。特にあたしは、ほら」

缶ビールを持ち上げ、へらへら笑って見せる。

684『それでも月夜に叛く事叶わず』:2025/04/29(火) 06:18:15
>>681-683(一同)

「宗像さん……ありがとうございますっ!
 お礼だけじゃあきっと足りないとは思いますけど、
 その、よろしくお願いしますよう……!」

『関』が頭を下げ、そして質問に再び顔を上げた。

「もちろん待ち構えるだけでも、
 向こうは『待ち構えられる』事なんて、
 きっと想像はしてないでしょうし、
 意味はあるとは思うんですけど……」


        チラ


関の視線が『稲崎』の方に向いたのは、
カッコイイポーズに目を引かれたからというよりは、
『計画』に『稲崎』が異を唱えていたからだろう。


「少しでも出来る事はしたくて……小野塚さんのいう通り、
 何か手がかりを残してないか調べようと思ってます」


『宗像』には『他に情報源になり得る存在』はいるが、
アナログな方法の調査も、無意味という事は無いはず。

ただ、一方で『道義』としては怪しいもののある作戦でもある。

「私1人で行ってきてもいいんですけどお…………」

関側には『道義』は超えられない壁でもないようだが、
止めたい理由があるなら止めてもいいだろう。

とはいえ、そうなると現状『夜になるまで待つ』だけでにはなるが、
『人数差』と『意表を突く』意味で、『待つ』だけでも優位ではある。
もしくは『他の手』を提案するなら、その余地はあるはずだ。

685宗像征爾『アヴィーチー』:2025/04/29(火) 08:57:35
>>684

小野塚の説明と関の補足に耳を傾け、
提案された行動について思案を巡らせる。
従業員という立場の関が動けば、調べること自体は困難ではなさそうだ。
そこまで重大な情報が手に入るとは思わないが、
何も分からない状況から脱却できる見込みがあるなら、
試してみる価値はあるだろう。

「『諜報』に長けた人間はいないようだな」

『付き添い』の役目が回ってきたことから、そう判断した。
その分野が不得手なのは『アヴィーチー』も同様で、本体の俺自身も含まれる。
しかし、強いて反対する理由は見つからず、代案も思い浮かばない。

「――――分かった」

小野塚の要望を受け入れ、関に同行する姿勢を示す。
こうしている間にも、時間は流れ続けている。
既に方針が纏まっているのなら、
さらに話し合いを重ねるよりも実動を優先したい。

「関が動きやすいように便宜を図ろう」

小野塚と稲崎に声を掛け、関を伴ってカラオケボックスに向かう。

(どこまで関わるべきなのか)

『今回の仕事』において、小野塚と稲崎は味方だ。
だが、『次の仕事』では敵対するかもしれない。
かつて、それと似た経験をした覚えがある。
共闘する以上、必然的に『能力』は明かさなければならないだろう。
一方で、『全て』を見せることに対しては迷いがあった。

686小野塚遥『ブリリアント・レジリエンス』:2025/04/30(水) 22:11:29
>>684 >>685

「よォし。ありがとね、宗像さん」

宗像の返答を聞き、にんまりと笑みを浮かべる。
現状、宗像への印象は『真面目で誠実そうな人』である。
関の態度もあり、小銭を拾ってくれた件もあり、
得体が知れないことは確かだが、信用はしてもよさそうだ。

「じゃ、あたしたちはここで待ってよーか」

稲崎に声をかけ、残ったビールを一息に飲み干す。
一方の稲崎も、口調がおかしなだけで極めて常識的な人間らしい。
関からもなんとなく慕われているような雰囲気があるし、
年齢は近そうだが、自分より遥かにしっかりしているように感じる。
そして、2人とも『スタンド使い』なのだ。

「不幸中の幸いだったなァー…ほんとに」

大きく息を吐くとともに、そう呟く。

687稲崎充希『ショッカー・イン・グルームタウン』:2025/05/01(木) 19:49:54
>>684


    「【Bのフェイス】だな」

「【崖に実り果実】(※実際)、【デッドエンド】(※手詰まり)になり掛けているし、
 ううむ………この手に頼るしかないのか……」


関に視線を向けられ後ろめたさと歯痒さから顔をくしゃと歪める。
此処は関と宗像に任せるしかなさそうだ。
不安と罪悪感を抱えながら2人を見送る。


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