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【個】『観覧席』【ミ】

380 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/21(月) 22:56:28
>>376(セララ)
>>377(氷山)
『セララ』は『金網』越しに繰り広げられる、二人の闘いを見守る。
互いに全力を振り絞った熱戦。両者の息も絶え絶え、勝ち残るのは誰だ。

>「『マサ』さん!」
>「『悔い』の無い戦いを!」

そして、『氷山』は健闘を祈るように声援を上げた。
両腕のベアハッグを極める『ザ・ナショナル』だが、
その威力が乏しいのは明らかだ。――――全力が出せるのならば、
既に『東雲』がオチていてもおかしくはないからだ。

>>378(太田垣)
>「…うん…納得はできたっス
>できたが…よくやるわ 

> 「アツいね」

     「うん……。来て、良かった……」

『エミカ』も伏せがちだった目を見開いて、試合を観戦している。
獣性のぶつかり合い、撃的なる闘いが間もなく終わろうとしている。

>>379(塞川)
>つまり、奴の『能力』が来る。
>『ザ・ナショナルズ』の……『撥水』とでも言うべき『能力』ッ!」

     「ああ、『水場』まで息が持てば、『マサ』さんが……」

     「――――甘いッ、つうの。
      二人とも『余力』を残しちゃあいねぇ……」

     「二本の脚で立てるのは、一人だけだぁ!」

『撥水』のスタンド能力に一縷の望みを賭ける『湯河原』だが、
『菅谷』が断言する。――――この試合、決着は間近だ。

>ALL

       バキャッ!   バキィ!

          ボヒュォォォ――――

『ザ・ナショナル』の両腕が、一段深く喰い込んだ。
『肋骨』の粉砕。その結果であるのは明らかだった。
『東雲』の呼気が搾り取られ、現世を惜しむ断末魔のように響き渡った。

      「マサさーーーーん!!!」

      「どっちだッ!?   どっちが残るんだッ!?」

      「東雲クン! …………やるじゃねーか!!!!」

観客達にも、『セカイ』にも、その結末はまだ誰にも解らない。
『東雲』と『マサ』、両者の内に残る『闘志』こそが行く末を決める。

      「そのままブッ倒れろやァッ!!」

――――『東雲』の炎は消えていない。
『ザ・ナショナル』の鼻っ柱を目掛け、

           ゴスゥ!!

その額を叩き付ける。
『ザ・ナショナル』のヴィジョンが罅割れ、『マサ』の両膝が崩れ、

          バッシャァァァァァ―――――ンンッ!!

       ≪ああ、これはぁ―――――!!≫

水音と共に、『セカイ』の電子ボイスが響き渡る。
『東雲』の太胴を締め上げていた『ザ・ナショナル』が消える。
そして、『マサ』もまた、自らが産み出した水の底へと倒れ込む。

      ≪し、試合終了です!!≫

給水口からの放水が止まり、水がじょじょに引いていく。
何処かの排水口が稼働したのだろう。扉は閉ざされたままだ。

      ≪勝者は、――――『東雲』選手です!
        水中から空中への激闘、ゼロ距離での攻防!
        決して『有利』とは言えないステージでの奮闘は、
        ……見事な『終幕』を飾りました!≫

      ――――― パチ
                     パチッ

『セカイ』の実況が終わり、小さな拍手が聞こえる。


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