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【個】『観覧席』【ミ】

357 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/06(日) 23:59:38
>>354(氷山)
>>355(セララ)
>「え・・・これ全部『後藤』さん達がやってるんですか?
> もしかして、私がこの前使った金網の設置とか、スモークマシンも?」

>「う、うわ・・・・色々と派手に壊しちゃって、悪い事しちゃいましたね」


     「精密機器は『吉田』さんや『山本』さんの手を借りてますが、
      あの『給水管』や『金網』の敷設は、僕達の手でやってますね」

     「正直、長くは持たないのは解ってますし、
      皆さんの『激闘』の支えになるなら、お安い御用ですよ」

『後藤』が少し自慢げにステージ設営の功績を語る。
今の一戦も『ギミック』なしでは在り得ない試合運びだ。

>「それに観客さんたちはー、あたしも、氷山ちゃんもだけど、
>例えばサンズさんを中に入れようとしたら、ぜーったい止められちゃいますよねー!?」

>「今日だと、キューコさんに!」

     「そうですね。『キューコ』さんが見逃すとは思えませんし、
      ――――ああ、いや、どうだろうな……。
      あの人、気まぐれだから……見逃したのかな……」

『吉田』が首を捻りながら、解説席の『キューコ』を見る。
序盤とは異なり、エンジンが掛かって来たのか、ちょこちょこと解説をしている。

>「あ、でも、あの方向は!」
>「わ! 飛んだ! わーっ! マサさんすっごいハデハデなジャンプー!

     「おおー、『マサ』さん。今日は一段と飛んでますねぇー!」

     「ともかく、『試合』は盛り上がってるみたいですから、
      僕達も調査を切り上げましょうか、『吉田』さん」

『吉田』と『後藤』も疑念を捨て切ってはいないようだが、
『試合』の盛り上がりに水を差すわけにもいかず、
二人に会釈をしてから離れていった。

>>356(太田垣)
>「……大技だけどな…たぶんお互い……『クる』ぜ
> 東雲クンも黙って受けはしれないだろうし」

     「うん、……でも、『ザ・ナショナル』のパワーなら、
      仮にいなせたとしても、無事には済まないはず……」

『エミカ』も試合の様子を眺めながら、固唾を飲んで『東雲』の動きを待つ。

>ALL


      ゴスゥ!

『ザ・ナショナル』の背面飛びが『東雲』を扉へと圧し潰す。
『東雲』の骨が砕ける音が聞こえ、――――『マサ』の絶叫が響く。

     「ご、がああああぁぁぁぁ!!」

     ≪『東雲』選手、避けられない!  ――――違うッ!
       敢えて、敢えて、この一撃を受けたぁ――――!!≫

     ≪『ザ・ナショナル』、背面に強烈な一撃を受けましたぁ!
       あの位置、あの位置は、――――『キドニーブロー』です!≫


『東雲』は敢えて『ザ・ナショナル』の一撃を受けながら、
その肉体を支えとし、『ザ・ナショナル』の背面に打撃を与えたのだ。
『東雲』は扉を背にして崩れ落ちる。いずれにせよ、その一撃は強烈だった。

     「ゴホッ   グッ」

     「避けずに敢えて、『ザ・ナショナル』に飛び込むたぁ、
      流石やなぁ、  ゴホッ  ――――ようやるわ……」

着水する『マサ』はもう一度跳ね上がり、緩やかに着地する。
だが、顔色は蒼褪め、尋常ではない脂汗が流れている。

     ≪ぼ、ボクシングでは『反則』の一つである『キドニーブロー』ですが、
       その理由は『骨』に守られていない『腎臓』への打撃は、
       『重症』へ繋がりかねないからというものですが――――≫

     「咄嗟の判断。たまたま、あの一撃が入ったのね。
      ――――それじゃあ、『マサ』はもう、ダウ……」

     「ま、まだやでぇ――――」

『マサ』は『ザ・ナショナル』を引き戻し、息を荒げながら立ち続ける。


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