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【個】『観覧席』【ミ】

318 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/30(日) 23:05:40
>>316

「む! それじゃあ、私たちは別々の人を応援する事になりますね!
 戦いが終われば『ノーサイド』・・・とはいえ、試合中は応援合戦ですよ!」

セララの方は『マサ』を応援すると聞き、俄然応援に力が入る
別にセララが憎いわけではないし、フーリガンのように相手を敵視するわけでもないが、
立ち位置の違う相手の存在に少し燃えてきたのだ

319 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/30(日) 23:35:32
>>314(塞川)
>「こーいうのは、どっちが勝つか……『肩入れ』した方が面白いんだ。
>私は、あっちの方を応援してやるとするか」

     「『塞川』さん、解ってるじゃあないか」

     「俺はどっちにも肩入れしねぇー!
      ヤジは全てに平等だっつうの!」

『湯河原』は新たにビールを注文し、『塞川』に渡した。
『菅谷』もビールを飲み干し、『湯河原』からビールを受け取る。

>>315(太田垣)
>「…あんた事情通っスかね?……『どっちが勝ったら面白…」
>「いや、『どっちが勝ったら面倒』だと思う………」

     「どちらが勝っても面白い。
      ――――そうだな、君に聞こう」

     「君はどっちと闘ってみたい?」

その男はシンプルに応えながら、『太田垣』に問い返した。
いずれにせよ、『太田垣』がどう答えたかはともかく、
二つの『お好み焼き』を持って、『エミカ』の下に戻った。

     「あ、ありがとう。……それより、『太田垣』君」

     「その、さっき、あそこの『タダヒト』さんと――――」

『エミカ』は顔を赤らめながら、お好み焼きを受け取った。
先程の会話。遠く離れており、聞こえるはずはない。
だからこそ、『太田垣』はあの場で見栄を張ったのだ。

『百足山エミカ』のスタンド、『サーカ・サバイブ』は、
五感を焼き付ける能力だ。闘った『太田垣』は概ね、その能力を理解している。
『視覚』を焼き付け、四人の同時攻撃に瞬時に対応したり、
痛覚を上書きするように圧覚を焼き付け、痛みを軽減させていた。

その応用で『太田垣』の声を焼き付けていたのだろう。
理屈は理解できる。だが、『太田垣』があの場を離れた時、
すぐにその能力を使ったのか。

>>316(セララ)
>>317-318(氷山)
> やっぱりあたしはマサさん応援しちゃいますよー! すっごいノリノリだもん!」
>「わあああああ! がんばれー!東雲さーん!」

奇しくも両者の『応援合戦』の様相となり、『長堀』は微笑ましそうに笑った。

     「気張って応援してくれ!
      俺は、この『お好み焼き』を捌いて来るぜ!」

『長堀』はその場を離れる。

>ALL

    「楽しもうやぁッ!!」

     フシュルルルル

『東雲』の肉体に白いスタンドが纏われる
そして、『東雲』が触れた『有刺鉄線』が白い粉を吹き、積もり始める。

     ≪『東雲』選手、スタンドを纏ったぁ!
       『有刺鉄線』に何かの仕掛けをしていますが、
       『キューコ』さん、あれはどういう意図でしょうか!?≫

     「……さあ」

素っ気ない『キューコ』の一言を前に、『セカイ』は黙ってしまった。
一方、『マサ』はヴィジョンの腕を『くの字』に曲げ、

     「おおおおお!!  見せたるでぇ!

      『ザ・ナショナル』ゥゥ――――!!」

      バギャァァァ!!

触れた『柱』に『ザ・ナショナル』のラリアットが決まり、
その一撃によって『柱』は真っ二つに折れ砕けた。

    「二人とも、すっごい試合見せてくださーい!」

    「わあああああ! がんばれー!東雲さーん!」

     ≪す、スゴイ!  あれが『ザ・ナショナル』のパワァー!
       あんな一撃をマトモに喰らったら、一発でダウンでしょう!≫

     ≪『東雲』選手の、――――あれは、『雪』でしょうか?
       『雪化粧』を施された『有刺鉄線』、真っ白に染まっています!≫

観客席から声援が響き、気を取り直した『セカイ』が『実況』を続ける。

320 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/31(月) 00:08:51
>>319

「あ、お好み焼き美味しかったです 頑張ってくださいー!」

試合から視線は外さずに、声だけで去って行く長堀に別れを告げる
試合が開始してすぐに起きた出来事を食い入るように見つめる

「マサさんのスタンド・・・・凄いパワーですね!
『さんずさん』もそこそこ力のあるスタンドなんですけど、あれには負けますよ
『柱』を折ったのは何かの下準備ですかね・・・・」

もう一方の東雲の方を見る

「東雲さんのスタンドは・・・・凄く綺麗な能力です・・・・
 雪にしては全然溶けてないみたいですし、なんなんですかね」

解説の『キューコ』さんが全然解説をしない事に気がつき、
自前で状況の分析を行っていく
とはいえ、まだまだ試合は序盤・・・・ここからどうなっていくか

321 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/31(月) 00:19:12
>>319
「(…探るために意味ありげな言葉を投げただけなんスけど)」
「(…あいつ絶対アリーナに深く関わってる奴だ……
  脳ミソ闘争野郎達はすぐああいう事言うぜ……ちえッ)」

「……ん?ただひと?」

エミカはそういえばそういう能力だった。
能力も抵抗なく使えるくらい、すべて『回復』しているのか。
……これ、もしかして恥ずいヤツぅ!?

 「ん、えッッッッっと」
 「…知り合い?あれやっぱ『関係者』なんスね 
  成程ォ アハハハ これ食べようぜ 大阪だか兵庫だか知らんけど!」

>試合
 「始まった……派手ッスね マサは接近戦に自信ありげ…
  東雲君は…『仕込み』かな だが 悪いッスけど」

 「こりゃあ『東雲』君、不利じゃねーか?
  ……負けるかもッスね」

322 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/05/31(月) 00:39:41
>>319
>>320

「あはーっ、ありがとありがと! お好み焼きもがんばってネ!」

彼の応援までは出来ないが、
激励に小さく手を振って、背中を見送った。

  ――――それからすぐに試合に視線を戻す。

「わ! 氷山ちゃんも見た!? すっごーいですね!
 コンクリがあんなにえんぴつみたいに折れちゃうのー!?」

あれなら金網も破れて当然だ。
分かりやすい破壊力に、
セララも思わず息をのむ。

「東雲さんのほうはあたしもわかんなーい。
 せっかくとげとげなのになんで雪で隠しちゃうんだろーね?
 でも、すっごく綺麗なのは、あたしもそう思いまーす!」

対して有刺鉄線を仕掛けた意図、『ザイオン・トレイン』の能力。
セララからすればどちらも未知数だ。

解説の『雑さ』は――――まだ開幕ゆえに、あまり気になっていない。

323 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/31(月) 21:22:02
>>320(氷山)
>>322(セララ)
>「東雲さんのスタンドは・・・・凄く綺麗な能力です・・・・
> 雪にしては全然溶けてないみたいですし、なんなんですかね」

『ザ・ナショナル』と『ザイオン・トレイン』、『氷山』は互いの能力に注目するが、
試合はまだまだ序盤。その本領はまだ発揮されていないだろう。

>「わ! 氷山ちゃんも見た!? すっごーいですね!
> コンクリがあんなにえんぴつみたいに折れちゃうのー!?」

>「東雲さんのほうはあたしもわかんなーい。
> せっかくとげとげなのになんで雪で隠しちゃうんだろーね?

『セララ』もまた互いの能力については未知数だ。
白く染まった『有刺鉄線』。遠目にはそうとしか見えない。

>>321(太田垣)
>「…知り合い?あれやっぱ『関係者』なんスね 
>成程ォ アハハハ これ食べようぜ 大阪だか兵庫だか知らんけど!」

     「う、うん。……そ、そんなに違うのかな?」

話題を反らすかのように『太田垣』は『お好み焼き』を差し出し、
『エミカ』はそれに同調するように、たどたどしく受け取った。
試合は始まるも、『太田垣』はその趨勢に『不利』を察する。

> 「こりゃあ『東雲』君、不利じゃねーか? ……負けるかもッスね」

     「ま、まだ始まったばかりじゃないかな……」

>ALL

      グィィ
              タァンッ!

     ≪『東雲』選手、軽やかに跳びましたッ!
       身に纏ったスタンドのパワー、『有刺鉄線』は障害になりませんッ!≫

     「やるやない! だったらこっちも、出し惜しみなしやで!」

『マサ』は折れた柱を捨て、有刺鉄線を跨いで、南進する。

     ≪有刺鉄線のギミックに反し、激突は間近かぁ!?
       『キューコ』さん、これは早期決着が見込まれますねぇ!≫

     「……ギミック」

     ≪えっ、あの、それ、どういう――――≫

     ガァンッ!

『マサ』は捨てた柱を『踏み砕き』、コンクリートの破片を作り出す。

     バツゥ!

『東雲』の白く染まった両手が『鉤爪』のように『硬化』している。
体重を乗せた一撃により、『有刺鉄線』を容易く切断する。

    「『大阪式』は随分と派手な乗り越え方じゃなァ!」

    「せやでェェ〜〜〜〜ッッ  『西』のルーツは『コテコテ』やぁ!
     水に沈むか、ワイの拳に沈むか、アンタはどっちを選ぶんやぁ?」

     ゴボボボボボボボボ . . .

既に『水』は迫りつつある。
その水音が聞こえる程に、『アリーナ』は静まり返っている。

324 氷山『エド・サンズ』 :2021/05/31(月) 22:08:49
>>322
>>323

「うわっ! コンクリートの塊をあんなに易々とバラバラにするなんて!
 凄い力・・・・パワーで勝る分、破片を攻撃に使おうとしてるんですかね・・・・」

「東雲さんの方は・・・・『鉤爪』?
 あの白いモノを攻撃に使うつもりでしょうか」

「お互いにまだまだ下準備って感じの状況ですけど、
 大きく動くのはここからですね・・・・
『キューコ』さんの言う通りにギミックの使い道もまだわかりませんし」

325 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/05/31(月) 22:31:19
>>323
 ムシャ ムシャ 熱っ あっつ 

 「始まったばかり ッスけどさあ」
 「東雲クン…戦友さ 強いのは知ってる」
 「だから!あえて!?いやなんとなく…!?!」

 「厳しい目で見ていくっスよォ……」
「フッ……不利を悟って短期決戦で行く気ッスね」
「時間がたつほど水が増えて不利になるからな…」
「しかし…カギ爪…マサには不利かもしれないッスよ…」
「フッフッフッ……不利だぜ…(語彙がないので不利としか言えない)」

フッ…いったいどう戦うのかな…?
自分は『格ゲーの対戦台の後ろで腕組みしてるヤツ』的な
ポジションで観戦することにするぜ…!

 「さて解説のエミカ氏 実際どう思うスかね?」 
 「あいつ、実際『格闘』のセンスあると思うんだけど 
  拳交わしてみてどうだった?」

326 『その拳はデルタを描く』 :2021/05/31(月) 23:26:12
>>324(氷山)
>「東雲さんの方は・・・・『鉤爪』?
> あの白いモノを攻撃に使うつもりでしょうか」

『氷山』の見識通り、
『鉤爪』は有刺鉄線を切断するだけの『破壊力』を有する。
マトモに命中すれば、肌肉が裂けるのは間違いないだろう。

>>325(太田垣)
>「東雲クン…戦友さ 強いのは知ってる」
>「だから!あえて!?いやなんとなく…!?!」
>「厳しい目で見ていくっスよォ……」

     「『戦友』、……そうだよね。
      だけど、『東雲』君がピンチになったら、
      応援してあげないと、拗ねちゃうんじゃない?」

連発される『不利』の数々、『エミカ』はそこには触れず、
それとなく『東雲』にも声援を送るように、諭してきた。

>「さて解説のエミカ氏 実際どう思うスかね?」 
>「あいつ、実際『格闘』のセンスあると思うんだけど 
> 拳交わしてみてどうだった?」

     「うん。……あの時は、いっぱいいっぱいだったけど、
      『サーカ・サバイブ』のスピードにも着いてきてたから、
      きっと、スタンドとか抜きで『荒事』に慣れてたのかな?」

>ALL

    「大阪モンは口が回るのォ!今のうちに気が済むまで喋っておくんじゃな!」

    「どうせ最後には静かになっちまうけぇの!」
                            . . . .
    「モチのロンや!  『東雲』はんがおねんねするまで、
     ワイのべしゃりは止まらへんでェ〜〜〜〜〜ッッ!!」

互いの『弁戦』が響き合う中、先に動いたのは『マサ』だった。

    バッキャァァンッ!!

『ザ・ナショナル』は足元の『破片』を『サッカーボールキック』で蹴り飛ばし、
水飛沫と共に、複数の『破片』を『東雲』目掛けて放つ。

    ≪『ザ・ナショナル』、破片を吹っ飛ばしたァ!
      なんというパワー!  ディスプレイ越しの私でも、
      その『勢い』を感じられまぁす!≫

    「『マサ』さぁん、攻めが遅いぞぉ!」

    「『道頓堀』が出来るまで、粘るつもりかぁ!?」

    「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

『有刺鉄線』の『隙間』を越えて『破片』が飛び交う。
牽制の一撃。それを見越した『観客達』のヤジが放たれる。

327 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/01(火) 00:41:51
>>326

「う、うわ〜〜〜〜・・・ 大型トラックの突進みたいに凄い迫力・・・」

『オイオイ・・・ アンナモン、直撃シタラひとたまりモナイゼ
 東雲ノ兄ちゃんハ大丈夫ナノカヨ』

恐ろしい程に強力な破壊力に思わず、身じろぎをする
だが、東雲の表情を見るに、これも全て想定内といった表情だ
彼の行う『対策』に期待して戦況を見守る

>    「『マサ』さぁん、攻めが遅いぞぉ!」

>    「『道頓堀』が出来るまで、粘るつもりかぁ!?」

>    「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

「あ、ああー・・・・始まりましたね」

これまで『キューコ』への恐れからか自重気味だった『ヤジ』が飛び交い始める
その雰囲気に少しだけ懐かしいものを感じながらも、呆れたような表情を浮かべる

328 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/01(火) 01:17:53
>>326
>>327

お好み焼きを食べる手を止め、試合に視線を戻す。

「あはは、マサさんも東雲さんも、
 さっきからすっごいおしゃべり上手で面白ーい」

ギミック越しの、丁々発止の掛け合い――
『煽り合い』や『論戦』とも異なる空中戦だが、
拳のぶつかり合いとも違った面白さはある。

「みんなもなんか面白いこと言ってるしー! あはーっ!
 こーゆーのって、うるさくてイヤなだけじゃないんですネ」

ジョーク混じりのヤジにもまた、
前回の『罵声』とは違う意味合いを感じた。

マサと東雲の気風がそうさせるのか――
前回の予熱がそうさせるのか――
或いはマサと東雲の実力を知っているからこそ、か。

「ねえねえ、ぶつかるまで後もうちょっとかなー!?
 わーっ、なんかあたしまで緊張して来ちゃった!」

詳細不明の能力を使う東雲もだが、
ここまではパワーのみ使っているマサの能力も、また興味を唆る。

「マサさんのスタンド、どんな能力なんだろーね!? 楽しみーっ」

来たる激突を心待ちにしているのは、他の観客と同じだった。

329 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/01(火) 21:00:30
>>319 >>326
「なるほど『時間稼ぎ』………。
大雑把な攻撃だが、『水』が満たすまでの『つなぎ』か。
『東雲』の方の速度も大したもんだが、
あれだけの『パワー』……接近するのも骨が折れそうだな」

新たに手渡された紙コップに『湯河原』に軽く礼を言って、
口をつけながらじっと試合を眺める。

(『人型スタンド』の『パワー』、そして『スピード』……。
実際に『脅威』だぜ。
『アリーナ』という戦いの場には特にな……)

330 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/01(火) 22:09:30
>>327(氷山)
>>328(セララ)

>「う、うわ〜〜〜〜・・・ 大型トラックの突進みたいに凄い迫力・・・」

『ザ・ナショナル』のフルパワーに、『氷山』は僅かに血の気を引かせる。
スピードは『東雲』に劣るも、その破壊力は『重機』を連想させる。
そして、『氷山』の表情を変えたのはそれだけではない。

>「あ、ああー・・・・始まりましたね」

僅かではあるが観客席から『ヤジ』が飛び交う。
これらが『小手調べ』程度なのは、体感した『氷山』になら解る話だ。

>「みんなもなんか面白いこと言ってるしー! あはーっ!
> こーゆーのって、うるさくてイヤなだけじゃないんですネ」

その一方、『セララ』は観客席から飛ぶ『ヤジ』の色合いが、
前回とは異なることに気付く。『ヤジ』というより『茶々』にも近い。
放つ者への『親しみ』が感じられるからだろうか。

>>329(塞川)
>『東雲』の方の速度も大したもんだが、
>あれだけの『パワー』……接近するのも骨が折れそうだな」

     「そう、『骨』が折れる……」

     「始発までの時間稼ぎかっつうの!」

『湯河原』はしたり顔で『塞川』のコメントを復唱した。
『菅谷』は水を得た魚のように、『マサ』へとヤジを飛ばしている。

>ALL
破片の散弾を潜るように回避しながら『東雲』は前進し、
左手側の『有刺鉄線』を『虎爪』によって切断する。

     ≪『東雲』選手、難なく避けます!
       『ザイオン・トレイン』、機敏な動きを見せますねぇー≫

     バシャッ
                 ガァンッ!!

  「言う割にじっくり攻めるのぉ、『マサ』サン!
  少しでも喋る時間が欲しいんかァッ?!」

     「――――そう思うかァ?」

『ザ・ナショナル』が両腕をクロスさせ、『防御』の構えを取った。
その瞬間、観客達は『鉄扉』を揺らし、床に落ちた『破片』が、

       バスッ!

水の敷かれた床の上を跳ね、あらぬ方向へと飛び散っていくのが見えた。
その内の一つが『東雲』へと跳び跳ね、その背中を打ち据えた。
思わず前のめりに揺らぐ『東雲』。

     ≪な、なんでしょうかぁ!?
       『東雲』選手、つんのめったぁ!≫

     「あんだけバラ撒いて、一発だけやなんて、
      まだまだツキが戻っとらんなァ――――」

驚愕の声を上げる『セカイ』。不満げに愚痴る『マサ』。

     「まあええで。――――『金網代』は払うがなぁ、
      『水道代』は、アンタ持ちってことでどうやぁ?」

     「で、出たぜェ、『マサ』さんの『ザ・ナショナル』!」

     「ステージが完成すれば最後、
      あの『パワー』には誰も敵わねぇ――――」

     バツゥ!

『東雲』は『虎爪』によって、真正面の『有刺鉄線』を切断し、
足首の一本を残し、残りの二本は地面へと垂れ下がった。
二人を区切る『線』は切られ、完全に相対する形となる。


     ド      ド     ド     ド   ・  ・  ・

331 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/01(火) 22:55:43
>>330

「あれーっ!? 今なんか……見たー!?
 氷山ちゃん氷山ちゃーん! ねっ!
 あの壊れたの、今、『変な動き』しましたよねーっ!?」

     「マサさんの能力?
      あはーっ、全然分かんなーい!」

蹴り砕きばら撒かれた破片の、
明らかに『普通じゃない』動き。
焼きそばを手繰っていたセララも、それに気付いた。

「わーっ、どっちもぜんぜん分かんないのに、
 もー叩くの届く感じになっちゃった!」

そして――『間合い』の変化にもだ。

「マサさんのパンチなら一回で倒せちゃいそーだし、
 でもでも東雲さんのツメもすっごい強いし、
 やばいやばーい! ここからどーなっちゃうんだろーね!?」

超パワーと、能力による強烈な一撃。
セララにも分かりやすい激烈な白兵戦の予感に、箸を止めて見守る。

332 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/01(火) 23:35:33
>>330
>>331

「・・・・・!? 『さんずさん』、今の動き!」

『オウ! セララの嬢ちゃんモ気ヅイタミテーダガ、オカシナ動きダ』

「うーん・・・・東雲さんの能力とはちょっと違う気もしますし、
 やっぱりマサさんが狙って動かしたものなんですかねー」

「お互いに近づいた状態での攻防・・・・危険な匂いがしてきました
 能力については、互いに手の内の一部を匂わせた状況ですからね
 この時点での仕込みによっては勝負の流れを決める一撃になるかもしれませんよ」

手に汗を握りながら話し続ける

333 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/01(火) 23:50:11
>>331(セララ)
>>332(氷山)
>「わーっ、どっちもぜんぜん分かんないのに、
> もー叩くの届く感じになっちゃった!」

互いの激突なき今、『セララ』にはスタンド能力は解らない。
だが、発揮されたパワーとスピードは、衝突の凄まじさを想起させる。

>「・・・・・!? 『さんずさん』、今の動き!」
>『オウ! セララの嬢ちゃんモ気ヅイタミテーダガ、オカシナ動きダ』

水面を『跳ねる』ように動く『破片』。
能力の片鱗に注意を払いながら、試合の観戦を続ける。

>ALL

>>608(東雲)

      スッ
           シュゥゥゥゥ――――

『東雲』が柱に触れ、瞬く間に『有刺鉄線』が真っ白に染まる。

   「アホ抜かすなや『マサ』サン。
    おどれが設置させた『ギミック』ならおどれが払うのが筋ってモンじゃろ」

   「どうしてもっちゅうんなら─────
    『有刺鉄線』の分も含めて、負けたヤツが全額払えやッ!」

      「ドアホぉ!  この『ギミック』をアリーナに通すのに、
       ワイがどんだけ苦労したと思っとるんや!?」

      「汗かいた分は、キッチリ『得』させてもらうでぇ!」

      ダッ!

『東雲』は一跳びで『マサ』との距離を詰め、『虎爪』を振るう。
『ザ・ナショナル』はガードを構えたまま、『東雲』へと体当たりで突っ込む。

      グオオオォォォ――――

      「あっち行っとれやぁ!」

      ≪りょ、両者激突ゥゥ――――!!≫

     ――――バァンッ!!

『虎爪』の一撃が『マサ』の右頬を切り裂き、
『ザ・ナショナル』のタックルが『東雲』にめり込み、背後へと吹っ飛ばされる。

        グィィ
                パシャァァンッ!!

『有刺鉄線』が引っ掛かり、『東雲』は背後に倒れ、

         バァァンッ!!
                  ――――ザシュッ!

まるで『水切り』の石のように、倒れた『東雲』が南へと吹っ飛んだ。
背後の『有刺鉄線』へと激突するが、『リングロープ』のように衝撃は吸収された。

      ≪い、今の吹っ飛びは、『パワー』ではありませんッ!
        ま、まるで『川』に投げた小石の水切りみたいに、
        『東雲』選手、跳ねるように吹っ飛びましたぁ!≫

      「ふぅん……。『有刺鉄線』がない試合なら、
       水が溜まるよりも前に倒されると思ってた」

      「今のが時間稼ぎの『常套手段』、なんだ」

『キューコ』が口を開き、『セカイ』は袖口を振り回して『実況』をする。
『有刺鉄線』はいつの間にか元の色を取り戻している……。

      「なんやなんや、盛り上がってへんでぇ!
       地元にゃなかった鉄火場なんや!  騒げ騒げぇ!」

      「――――な、なんやこれぇ!?」

『マサ』が大声を張り上げるが、その異変に気付いた。
『有刺鉄線』と同様に、『マサ』の身体が白く染まり始めた。
……違う。白い粉末が『マサ』の身体に、静かに噴き上がっていく。

334 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/02(水) 00:31:59
>>332
>>333

「うんうん、あたしも気づいてましたよー! 絶対変でしたよねー」

「って、わーーーっ!! ぶつかっちゃった……あれ!?
 氷山ちゃん、サンズさん、見た見たー!? 今のも見ましたよね!」

      「東雲さんも今、『変な動き』になっちゃってた!
       マサさんに叩かれたら、ああなっちゃうんじゃない!?」

烈しい衝突の結果は『痛み分け』、
そして、より見えてくる『能力の片鱗』。

「マサさんは……あはーっ! なにあれなにあれ!
 マサさんもトゲトゲと一緒みたいに……雪景色になっちゃってるー!」

            スッ

「わーっ、東雲さんの能力が効いちゃってるんだー!
 よーしっ、 こういう時こそ応援ですよネ」

横にお好み焼きの容器を置いてから――――

      「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
        そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

マサの驚きを振り切るように、『騒ぐ』。能力はどうせ謎。気を取られず攻めろ、だ!

335 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/02(水) 01:10:50
>>333
>>334

「うーん、確かに見ましたよ、あのへんな動き!
 なるほど! あの動きを生かすために会場をあんなに水浸しにしたんですね!」

「そうなると、水の量が増える程に厄介な事になりますが・・・・
 東雲さんに反撃の手口はあるんでしょうか・・・・あ!」

東雲の状況に若干の不安を感じながら見ていると、
『マサ』の身体が見る間に『白い何か』によって覆われていく・・・・あれは!

「あれは東雲さんの能力! 糸口が掴めたのかも!」

「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

隣の少女に負けじと、大声を張り上げて東雲の応援を行う
お互いに能力を出し合ったこのタイミングこそが、反撃の糸口だと思ったからだ

336 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/02(水) 21:12:35
>>333
「初撃は……『痛み分け』ってところか?
『東雲』はダメージを負ったが………『マサ』、あいつも『能力』にハマったようだな」

「『東雲』の『スタンド』………『ザイオン・トレイン』。
人間以上の『パワー』と『スピード』、そして『機動力』を持っている、文句なしに『強力』なスタンドだ。
その上であの『粉』……あいつが何かしらの『攻撃性能』があるのなら、
あとは逃げ回ってりゃ勝ちだ。
逆に、行動を阻害する程度のものでしかないなら、奴はここで攻める。
そうなりゃ……一気に試合が動きそうだなァ」

337 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/02(水) 21:58:19
>>326 >>330 >>333
「まあ…それはそうなんだけど…それはそうなんだよな」

「……お互い能力の一端は見せ合った感じスか 
 マサの『ナショナル』、なんだか分らんスけど『対面拒否』ができるのかな
 ただ、東雲クンの『ザイオン』も効き始めた…ここから強いっスよ」
「しっかし、『有刺鉄線』が東雲クンの発案みたいスね…痛そ」

席から身を乗り出し、ちいさく手を振ってみる。

「……ガンバレ〜……(小声)(恥ずかしがっている)」

338 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/03(木) 22:56:07
>>334(セララ)
>>335(氷山)
空いた席に『お好み焼き』を置き、『セララ』は『マサ』に声援を送った。
『氷山』も負けじと『東雲』に声援を送る。

>「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
>そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

>「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

>>336(塞川)
>その上であの『粉』……あいつが何かしらの
>『攻撃性能』があるのなら、あとは逃げ回ってりゃ勝ちだ。

     「ああ。そう思うが、……気になるのは『鉤爪』だ。
      見えるか? ……『東雲』の鉤爪が消えている。
      次の手のためにわざわざ消したのか?」

試合の流れを予想する『塞川』。
一方で『湯河原』は『東雲』の『鉤爪』に着目し、
『菅谷』は響く声援に負けじと『ヤジ』を送っている。

>>337(太田垣)
>「……ガンバレ〜……」

     「き、聞こえるかな……?
      ――――そ、それじゃあ、私も……」

黄色い声援に掻き消されるほどの小さな声だ。
『太田垣』の声援に聞き、『エミカ』も息を整え始める。

>ALL

>>610(東雲)
    「そがぁに必死ならことまでして負けたらお笑い草じゃなぁッ!
     身体張って笑いを取るんは大阪男の本望じゃろォッ!」

    「ほざけぇ!  ワイは、――――しょっぱ!

     ワイは身体は張っても『自虐』はゴメンやで!
     気持ちのええ笑いなら、なんぼでも取ったるわ!」

    「しょっぱ……?  何言ってるんだ、『マサ』さん」

    「いや、あの『白い粉』ッ!  まさか、あれは――――」

『マサ』は口に入った『塩』に反応し、観客達も騒めき始める。
能力の片鱗を見たのか、『実況』と『解説』もこの点に注目した。

    ≪あの『白い粉』、果たして何なのでしょうか――――
      ……『キューコ』さん、これは、その、解説を……≫

    「『トウグモ』の『爪』が消えてる。
     ――――島国の日本では珍しいけれど、
     欧州の内陸国では、この形で産出されるのが当たり前」

    ≪『東雲』選手のご実家は『漁師』を営んでると聞きますが、
      もしかしたら、その出生が関連しているのでしょうか……?≫

      「マサさーーーん!! 押してる押してるー!!
        そのまま押し切っちゃってくださーい! 流れ決めちゃおー!」

      「よぅし・・・・東雲さ―――ん! 流れを切り替えていきますよ――――っ!」

      「有刺鉄線がブチ破れた、ここからが本番だっつうの!」

      「……ガンバレ〜……」

『東雲』は二本の『有刺鉄線』を左手で持ち、再び白く染め始める。
その間、『マサ』は背後へと下がり、傍の『柱』をもう一本、ラリアットで砕く。

      「喰らえやぁ!  『ナショナルミサイル』ゥ!!

          パァァァン!!

水飛沫を撒き散らしながら、折れた『柱』が『東雲』へ跳ね飛ぶ。

           ゴボボボボボボボボ ・ ・ ・

二人の『足首』を濡らすほどに、浸水は進んでいる。

339 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/03(木) 23:46:05
>>338

「しょっぱ・・・・あっ!」

      『ソウイウ事カ!』

ここに来て初めて、東雲が先程から使っている『白いモノ』の正体に思い当たる
確かに・・・・あの物質なら、その反応もうなずける!

「でも、だとしたら、水がいっぱいのこの状況は東雲さんにとっては不利!
『マサ』さんにとっては、自分に有利なだけでなく、東雲さんを弱体化させる事も出来る!
 ううー、流石は『マサ』さん、運に恵まれてますね」

自分が戦った『明智』のように、事前に能力の情報を手に入れてそれを利用した可能性もある
だが、自分が知る限り、『マサ』という男はそんな事をするようには見えない

恐らく・・・・完全に『運』が良かったのだろう

340 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 00:22:07
>>339(氷山)
『東雲』の作り出す『積雪』の正体に気付いた『氷山』は、
そのステージが『東雲』にとって不利であると気が付く。

>「でも、だとしたら、水がいっぱいのこの状況は東雲さんにとっては不利!
>『マサ』さんにとっては、自分に有利なだけでなく、東雲さんを弱体化させる事も出来る!
> ううー、流石は『マサ』さん、運に恵まれてますね」

脳裏を過ぎるのは『明智』との一線であるが、
『マサ』の醸し出す雰囲気が、その可能性を否定する。

      カッ カッ カッ

『氷山』が試合を眺める背後から、作業着を着た『吉田』が近付いて来た。
彼は一人の『黒服』を伴っており、その手にはA3サイズの『図面』を手にしている。

      「あー、確かに違ってますねぇー。
       あれじゃあ、『迷路』にならないですけれど」

      「そうですよね。……おかしいな。
       『吉田』さんの言う通り、設営したんですけれど」

『氷山』を案内した黒服の『後藤』だ。
二人は図面を覗きながら、何やら話をしている。

>ALL

『東雲』の全身から『積雪』にも似た『白粉』が積もり始める。
そのまま『東雲』は接近し、真っ向から『ナショナルミサイル』を迎え撃つ。

     「─────『太田垣』ィッ!!よう来たなぁ!!」

     「……来てたんだ」

     ≪激闘を続ける両選手にアツいエールが飛びます!
       さあ、飛んで来るのは『ナショナルミサイル』!
       これを、『東雲』選手――――≫

『キューコ』は意味ありげに呟き、『セカイ』は声援に負けじと試合を煽る。
そして、『東雲』の蹴り足が水飛沫を散らせながら、

          バァァァ――――ンッ!!

     ≪吹っ飛ばしたぁ!!≫

蹴り上げられた『ナショナルミサイル』は『東雲』の左後方を抜け、南西の柱に激突する。
『東雲』の『両腕』は先程の『虎爪』にも似た『ガントレット』を形成するも、
水にぬれた『下半身』には『白粉』が消えてしまっている。

     「自分の技に名前付けとるんかァっ!?
      笑いはともかくこっちのセンスはイマイチじゃなぁッ!!」

     「『マサ』さぁん、言われてんぞぉ!」

     「ベタが過ぎるんじゃあねぇーの!?」

『東雲』のツッコミに対し、笑い混じりのヤジが飛んでくる。
『マサ』はニヤリと笑い、『ザ・ナショナル』がガードを構える。

     「『浪花節』なんか捨ててぇ、拳だけでドラマ作るんやぁ!」

『マサ』が横っ飛びに距離を取り、『東雲』の攻撃に備えた。

341 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/04(金) 00:44:35
>>340
>     「自分の技に名前付けとるんかァっ!?
>      笑いはともかくこっちのセンスはイマイチじゃなぁッ!!」


『オイオイ・・・・お前ら、「粋」ッテモンガワカッテネェナァ!
「ナショナルミサイル」・・・・感心スルホドカッコイイ名前ジャネエカ!』

   「えっ? あ、いえ、『さんずさん』がそう思うならいいんですけど・・・」

「それにしても、東雲さんの方もさるものですね
 上手く相手の攻撃を捌き切って・・・・・あれ?」

その時、初めて背後の声に気が付いた
この前の明智との闘いの前に親身になってくれた『後藤さん』だ
隣に立っている作業着の男に見覚えはないが・・・・

「どうかしたんですか?
 まさか、会場の設営に何かトラブルでも?」

『後藤』に向かって、何が起きたのか聞いてみた

342 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 22:25:12
>>341(氷山)
>「ナショナルミサイル」・・・・感心スルホドカッコイイ名前ジャネエカ!』
>「えっ? あ、いえ、『さんずさん』がそう思うならいいんですけど・・・」

『マサ』のネーミングセンスに感銘を受ける『エド・サンズ』に対し、
『氷山』は冷静に受け流し、その関心は背後の二人に向けられた。

>「どうかしたんですか?
>まさか、会場の設営に何かトラブルでも?」

    「あれ、『氷山』さん。
     ああいや、ちょっとなんというか……」

『後藤』は言い淀んだかのように口を噤んだ。
隣の『作業着』の中年男性は、試合終了後の『治療』で、
『クスノキ』の傍にいた『吉田』という男だ。

最も、あの治療のインパクトが強く、
影の薄そうな『吉田』を覚えていないのも無理はないが……。

    「いや、ここは『氷山』さんにも聞いてみましょう。
     あっ、『エド・サンズ』さんも覚えてるのなら、お願いします」

    「ちょっと、この図を見て欲しいんですけれど」

【アリーナ俯瞰図】         北
∴∴∴∴◎■扉扉扉■◎∴∴∴4
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴
∴∴■┼□□□□□□□□■∴∴
∴◎┼柱□柱┼┼┼柱□柱┼◎∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴■┼□□柱┼┼┼柱┼┼┼■∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴■┼□□┼□□□□□□┼■∴
∴◎┼柱□柱┼┼┼柱□柱┼◎∴
∴∴■┼□□□□□┼□┼■∴∴
∴∴∴■┼柱□□□柱┼■∴∴∴
∴∴∴∴◎■扉扉扉■◎∴∴∴∴

     「――――本来、このように『迷路』を作って、
      容易く接近が出来ない仕組みになっていたのですが……」

     「有刺鉄線同士が『繋がって』いるんです。
      ステージの設営後、誰かが手を加えたとしか……」

『吉田』の見せた図面には色々な記号が描かれているが、
『有刺鉄線』の形状が異なっているのは明らかだった。

343 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/04(金) 22:25:32
>ALL

     「知らんわッ!!ただの『殴り合い』を感動したいヤツは感動すりゃええ!
     楽しみたいヤツは楽しみゃええ!」

     「そうや、そうやでぇ」

     「ヤジを飛ばしたいヤツは飛ばしゃあええ!参加したいヤツは参加すりゃあええ!!」

     「でもなぁ、それだけじゃあ盛り上がらんのよ」

『東雲』は『岩塩化』した『有刺鉄線』を振り落とし、
『ザ・ナショナル』が掲げた両腕で『有刺鉄線』をガードするも、
『透過』を選択しなかった『ザ・ナショナル』の両腕は切り裂かれる。

     「おおおおォォォ―――――」
                .
     「傷口に、塩塗られた気分やわ!」

      バッシャァァンッ!!

『マサ』が横っ飛びから着地し、足元から激しい水音が飛ぶ。
水飛沫が飛ぶ。――――いや、それだけではない。

        ―――――ギュアアアァァァンッ!!

     ≪『マサ』選手の足元から、何かが飛び出しました!
       あれは!?  まさか、『ザ・ナショナル』のパワーで、地震を――――≫

     ≪違う。――――考えたものね。『水切り』のスタンドだというなら、
       『投擲』による発動が想定される。……このステージは、全てが『水』≫

『東雲』の足元から二本の『有刺鉄線』が伸び上がり、無事な柱を起点として『東雲』に絡み付く。

     「一足飛びやな、『キューコ』はん!
      ――――その通りや。ワイのスタンドは『水切り』!
      ワイが放った物体は、水に触れても尚、失速せずに『弾き飛ぶ』!」

     「つまり、スタンドのパワーで『水』を揺らせば、
      水に沈んだスプーンだろうと、トビウオのように跳ね飛ぶんやぁ!」

『水切り』のスタンド。『マサ』がドデカい声で公言すると共に、観客席が湧き上がる。

     「『マサ』さん! スロースターターだが、ハマれば強いとはこれよぉ!」

     「有刺鉄線じゃあマトモなダメージにはならないが、
      これで動きを封じたら、『東雲』のスピードも止まっちまうぜぇ!」

まるでホームグラウンドの野球チームのように、『マサ』を称える声援が止まらない。
ド派手な動き、親しみやすそうな振る舞い、その印象が『マサ』の追い風となる。

     「『東雲』はん、アンタちょいとカタいんやぁ!
      ガッチガチのバトルはワイも好きやでぇ、
      ――――でもなぁ、それだけじゃあオモロないねん!」

     「観客がおるんや! エンタメにも振ってかなぁ!

                      ザ・ナショナル
      ド派手に行くんが、ワイの『地元意識』や!」

344 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/04(金) 22:54:02
>>340 >>342(試合)
>>343(氷山)

           ゴクン

急に静かになっていたセララだが、お好み焼きを食べた際、
中々かみ切れない肉が入っていたのが原因だ――――それはもう終わった。

「……あはーっ、マサさんすごいすごーい!
 東雲さんの能力もばっちり見抜いちゃったみたいだしー!
 攻撃するのもあたし、あんなふうにするの全然思いつかなかったですもーん!!」

見抜いた――――かどうかは明言はされていないが、
セララが彼の『言い回し』から『察せた』以上、
マサは恐らく既に『雪』の正体に至っているのだろう。

今の攻防は『マサ』優位。テンションも上がる。

「言ってることも面白いし、なんかプロの人っぽーい!
 東雲さんもカッコいーですけど、やっぱりマサさんですよー! ……って」

                クル

            「誰ーっ、アリーナの人? なになにー!?
             氷山ちゃんたちだけじゃなくって、あたしにも見せてくださーい」

啖呵の切り合いにも、声援を飛ばしていたが……ふと、後ろに気付いて振り向いた。

345 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/04(金) 23:22:45
>試合

「げ 気づかれた 大声で名前呼ぶんじゃねえスよ」
「……来ただけだかんな」

恥ずいぞ。こうなりゃヤケだ。

「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
 『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
 なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

適当に中指立ててヤジっとく!

「ほらエミカもほらほら 中指立ててな 口汚い言葉でな……」

346 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/04(金) 23:46:38
>>342

「・・・・・・? ・・・・・・あ!」

あの時は、明智との闘いの後の高揚感のせいで、吉田の事を覚える余裕がなかったようだ
近くに寄って顔を眺めると、そういえば、あの時一緒にいた人だ、という事に気が付く
思わず、声をあげてしまうが、実は忘れていた、というのがバレると恥ずかしいので黙っておく事にした

「そ、それよりも、『図』ですか?
 うーん・・・ファミレスとかでよく見かける迷路に見えますけど・・・・
 そういえば、実際に使ってる会場はこういう風にはなってないですね」

改めて会場を見回す
本来は繋がりを持たないはずの部分まで有刺鉄線が繋がっているようだ

『ソレッテェトォ・・・・マサカ
 誰カガイカサマノタメニ「ステージ」ヲ組み替えタッテノカ?』

「あの二人の内のどちらかが? まさか!」

両者ともに気持ちの良い闘いをする男達だ
まさか、そんな真似をするわけがない、と思う

でも・・・・でも、あるいは・・・・ひょっとしたら!
『マサ』さんが東雲さんの機動力を削ぐためにこんな事を・・・・?

「いえいえ! 『ない』ですよ!」

「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

>>344
>「言ってることも面白いし、なんかプロの人っぽーい!
> 東雲さんもカッコいーですけど、やっぱりマサさんですよー! ……って」

「あ、それだ」

「『マサ』さんは、なんというか、試合運びが凄い手慣れている・・・
 まさに『プロ』なんですよ」

自分と明智との闘いは、お互いに素人だった事もあり、全身全霊でぶつかった、という自負がある
しかし、『マサ』から漂うこの余裕はなんなのだろう
何か、『勝敗』以上の目的があるような・・・・そんな気がしてくる

347 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/05(土) 20:55:13
>>343
「『水切り』のスタンド能力………
『水』の側を動かせば、触れた物体は吹っ飛ぶってことか。
派手な『スタンドパワー』の裏で、少しずつ仕掛けを進行させる……。
中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

見たところ普段の戦闘場に『水』はなさそうだ。
毎回『仕掛け』がいるのなら、戦い辛そうな能力だと考えつつ少し息を吸い込む。

「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

348 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/05(土) 22:16:18
>>344(セララ)
>>346(氷山)
現状は『マサ』が優勢となり、肉を飲み込んだ『セララ』だが、
『氷山』に近付く二人の男に反応し、振り向いた。

     「ああ、これはすみません。
      行きがかりですから、ちょっと見てもらえますか」

『吉田』が『セララ』にも見えるように『図面』を広げた。
『氷山』は図面と実物の違いを確認し、浮かんだ疑念を口にする。

>「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

     「いや、『マサ』さんは試合に遅れて来ましたから、
      『有刺鉄線』を変えるタイミングはなかったはずです」

     「誰か、試合が始まる前に『有刺鉄線』に触れた人が、
      ――――我々以外の『一般人』の他に、いるのでしょうか?」

『氷山』の疑念に対し、『後藤』がおずおずと口を挟んだ。
彼の浮かべた『疑念』に当てはまる者が、果たしているのだろうか……。

>>345(太田垣)
>「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
>『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
>なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

『太田垣』はヤジを飛ばしながら、『エミカ』にもヤジるように促す。
『エミカ』は呼吸を整え、両手でメガホンを作り、

      「『東雲』さぁーん!  ぶっ倒せぇぇー!」

大声で『東雲』へとエールを送る。

>>346(塞川)
>「『水切り』のスタンド能力………
>中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

     「ああ、あのギミックは『マサ』さんも無理を言って捻じ込んだらしい。
      たまたま、『アリーナ』の改装のタイミングがあったのと、
      主催者の『タダヒト』が興味を示したのも、後押しになった」

     「『マサ』さんは関西からわざわざやってきて、
      あのキャラクターでアリーナを盛り上げてるから、
      心証がプラスに働いたのもあるっつーの!」

『菅谷』の言う通り、歓声のほとんどが『マサ』に向いている。
彼のキャラクターが成せる強み、『ギミック』はその象徴なのだろう。

>ALL

>>619(東雲)
>「『撥水』かッ!仕掛けとったか!」

    「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
     『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
     なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

    「『東雲』さぁーん、ぶっ倒せぇー!」

    「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

観客席から『ヤジ』混じりの歓声が飛び交い、『東雲』の背を押す。

     「宙に浮いたら、そのスピードも形無しやでぇ!」

         グイイィ!!

『東雲』は迫る『有刺鉄線』を飛び越えるが、
『ザ・ナショナル』が『有刺鉄線』の絡んだ腕を、思い切り引っ張る。
それによって『東雲』の身体が逸れ、『マサ』の真横へと着地する。

           バシャッ!

互いの肩口がぶつかり合い、『東雲』は『マサ』の真横へと着地する。
水飛沫が飛び、それが『マサ』に積もった『塩』を濡らし、溶かしていく。

      「なるほどなぁ。アンタにとっちゃあ、難儀な相手っちゅうわけか。
       せやけど、ワイかて知らんかったんや。――――恨みっこなしやで!」

      ≪両者、完全なる『至近距離』です!
        そして、『マサ』選手に降り積もる『雪』が溶けました!≫

      「――――『塩』。『水』に溶けるとなれば、
       このステージは『トウグモ』には不利」

      ≪『海の男』らしく、『塩』のスタンドということですね!
        ですが、『水』に弱いとは、皮肉という他ありません!≫

      「……『岩塩』は『山』の産物だけど」

互いの拳が交じり合う距離。『マサ』が『ザ・ナショナル』の腕を交差する。

349 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/05(土) 22:44:54
>>344(セララ)
>>346(氷山)
現状は『マサ』が優勢となり、肉を飲み込んだ『セララ』だが、
『氷山』に近付く二人の男に反応し、振り向いた。

     「ああ、これはすみません。
      行きがかりですから、ちょっと見てもらえますか」

『吉田』が『セララ』にも見えるように『図面』を広げた。
『氷山』は図面と実物の違いを確認し、浮かんだ疑念を口にする。

>「でも、なんだか・・・・なんだかすこーし、『マサ』さんを見ていると違和感が・・・・」

     「いや、『マサ』さんは試合に遅れて来ましたから、
      『有刺鉄線』を変えるタイミングはなかったはずです」

     「誰か、試合が始まる前に『有刺鉄線』に触れた人が、
      ――――我々以外の『一般人』の他に、いるのでしょうか?」

『氷山』の疑念に対し、『後藤』がおずおずと口を挟んだ。
彼の浮かべた『疑念』に当てはまる者が、果たしているのだろうか……。

>>345(太田垣)
>「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
>『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
>なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

『太田垣』はヤジを飛ばしながら、『エミカ』にもヤジるように促す。
『エミカ』は呼吸を整え、両手でメガホンを作り、

      「『東雲』さぁーん!  ぶっ倒せぇぇー!」

大声で『東雲』へとエールを送る。

>>346(塞川)
>「『水切り』のスタンド能力………
>中々面白いヤツだが、あいつが戦う時はいつも『水場』を作ってたっつーことか?」

     「ああ、あのギミックは『マサ』さんも無理を言って捻じ込んだらしい。
      たまたま、『アリーナ』の改装のタイミングがあったのと、
      主催者の『タダヒト』が興味を示したのも、後押しになった」

     「『マサ』さんは関西からわざわざやってきて、
      あのキャラクターでアリーナを盛り上げてるから、
      心証がプラスに働いたのもあるっつーの!」

『菅谷』の言う通り、歓声のほとんどが『マサ』に向いている。
彼のキャラクターが成せる強み、『ギミック』はその象徴なのだろう。

>ALL

>>619(東雲)
>「『撥水』かッ!仕掛けとったか!」

    「……うるせ〜〜〜ッ 『地元』だかなんだか知らんが
     『アウェー』相手にしょっぺえ試合見せやがって
     なんか…こう…あれだ!とっとと血を見せろ!」

    「『東雲』さぁーん、ぶっ倒せぇー!」

    「おら、『東雲』ッ! 『攻め急げ』よ!」

観客席から『ヤジ』混じりの歓声が飛び交い、『東雲』の背を押す。

     「宙に浮いたら、そのスピードも形無しやでぇ!」

         グイイィ!!

『東雲』は迫る『有刺鉄線』を飛び越えるが、
『ザ・ナショナル』が『有刺鉄線』の絡んだ腕を、思い切り引っ張る。
それによって『東雲』の身体が逸れるが、引き抜かれた『有刺鉄線』により、
『東雲』の身体が半回転するに留まる。

    ガスゥ
          ――――バシャッ!

『マサ』の左足首に踏みつけるような『蹴り』が命中し、『東雲』は『マサ』の真横へと着地する。
水飛沫が飛び、それが『マサ』に積もった『塩』を濡らし、溶かしていく。

      「グ、ォォ!!  おばちゃんのハイヒールより利くでぇ!
       アンタも難儀しとるようだが、――――恨みっこなしやで!」


      ≪両者、完全なる『至近距離』です!
        そして、『マサ』選手に降り積もる『雪』が溶けました!≫

      「――――『塩』。『水』に溶けるとなれば、
       このステージは『トウグモ』には不利」

      ≪『海の男』らしく、『塩』のスタンドということですね!
        ですが、『水』に弱いとは、皮肉という他ありません!≫

      「……『岩塩』は『山』の産物だけど」

互いの拳が交じり合う距離。『マサ』が『ザ・ナショナル』の腕を交差する。

350 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/05(土) 23:02:41
>>346(氷山)

「あはーっ、だよねだよねーっ! プロっぽいんですよー!
 氷山ちゃんたちの試合も、二人ともキラキラギラギラですっごいよかったし、
 東雲さんもカッコよくてー、あたし、男気ってゆーの分かってきたけどネ!
                  アタシタチ
 でもでも、マサさんはなんてゆーか、観客の方にもっと向いてる感じ!」

セララ自身、観客に囲まれての演技は経験がある。
だからこそ……というほど体系化は出来てないが、
なんとなく彼の『スゴさ』が分かるし、
『プロっぽさ』にも『違和感』は覚えない。

観客を煽った明智、観客を背負った氷山。
そして対戦相手を只管に見据える東雲とも違う。
マサは、『観客と盛り上げあっている』のだ。

「だから、勝つためにズルとか、そーゆーのはしてないと思いますけどーっ」

ゆえに、『勝つためだけの不正行為』をするとは思えないが…………

>>347(GM)

「……てゆーかそーだよね、チコクしたんだもん!
 もしホントはやりたくっても、触りようないですもんねーっ!」

その懸念はすぐに否定され、笑みを浮かべる。

「だったら、んー……あれあれ!?
 ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?」

試合より図面に視線を落とし、
謎めいた『鉄線組み換え』に思考を集中する。

「これって東雲さんのお願いした物でしょー?
 だったらネ、東雲さんは絶対する意味ないしー」

「マサさんが、もし! マサさんそんなのしないけど、もしですよー!?
 誰か、なんか友達の人とかに頼んでズルしよーとしたとしてもさ!」

疑問は、そこにある。
セララも、『スタンド』については、結構真剣に考えられた。

「マサさんって、『スロースターター』なんでしょ?
 それならそれなら、迷路のままにしといた方が、マサさんの有利じゃないですかー?」

『迷路の仕掛けを崩す』‥‥しかも不正をしてまで、
そんなことをする理由は『マサ側』にはないはずだ。

「だったら……マサさんにも東雲さんにも関係ない、真ん中の人が怪しい気がしまーす!」

つまり、犯行は『中立の人間』が怪しい。
『自分たちより前に誰が来たか』などセララは知らないので、考えが至るのはここまでだが。

351 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/05(土) 23:21:47
>>349
「おッ エミカは東雲クンに『勝って』ほしいんスね 
 カッコいいもんなあアイツ」

で太田垣の内心はというと。
俺は…別に。
『勝て!』とは…思わない。
マサ氏もおもしろいし。、東雲は『不利』だし。
気勢のある奴が勝つというものでもない、
というのは…この身で知っている。


  「……」

  「………ガンバレ!」

俺も手でメガホン作って声出しておく。
言いたいことはこんくらいなんだわ、実際。
頑張ってる奴はカッコよくて面白いから。

352 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/05(土) 23:38:47
>>349

「そ、そうですよね〜〜〜!
 流石に『マサ』さんは関係ないですよね!」

思わず、『マサ』の挙動と『不正』の存在を結び付けようとした自分を恥じる
行き過ぎた妄想だ、と深く息を吸い、頭を落ち着かせた

>ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?

「うーん・・・・そうなんですよね
 東雲さんが犯人なら、こんな面倒な事をしないで、最初からこの形でリクエストすればいいだけですし
『マサ』さんは、セララさんの言う通りにメリットがない」

「そういえば、この工事を施行した業者さんは何か言ってましたか?」

353 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/06(日) 22:30:29
>>350(セララ)
>>352(氷山)
>「だったら、んー……あれあれ!?
> ねえねえ氷山ちゃん! こんな仕掛けして、得する人っていなくない?」

『セララ』の指摘通り、ギミックを仕掛けた『東雲』は在り得ない。
この仕組みを作るのであれば、最初からそう発注すればいいだけだ。
一方、『マサ』は『迷路』の入口が塞がれるのは『時間稼ぎ』のメリットはあるも、
不正を働くに対する『デメリット』に対し、非常に小さなものだ。

     「ふーむ、確かにそうですね。
      そもそも、人の目を盗んで『張り替える』なら、
      所要する時間は僅か。――――それが出来るスタンド使いでなければ、
      この『張り替え』は実行できませんしね……」

『セララ』の指摘に対し、『吉田』は納得の声を上げた。
少なくとも、対戦者二人の仕業ではない、と『吉田』も考えているらしい。

>「そういえば、この工事を施行した業者さんは何か言ってましたか?」

     「いや、僕達でやってるんですよ。この『ギミック』の据え付けって。
      最初は苦労しましたけど、『学園祭』みたいで楽しいですよ」

『後藤』が答えるに、彼らが知らない以上は、この疑問点はないようだ。
――――『張り替え』が出来るスタンド使い、果たして存在するのだろうか。

>>351(エミカ)
>「おッ エミカは東雲クンに『勝って』ほしいんスね 
> カッコいいもんなあアイツ」

     「うん。やっぱり、助けてくれた人を応援したいから。
      この闘い、キレイに終わるといいね……」

『エミカ』は首肯し、『太田垣』は考える。
互いが至近距離となり、闘いはいよいよ本番だ。

>ALL

  「その通りじゃあ!闘いっちゅうもんは予測できんことも数多くある!
   それが有利にも不利にもなるんは当たり前じゃ!」

     バシャッ
            バゴォッ!!

『東雲』は『マサ』の脇横へと飛び込み、『ザ・ナショナル』のタックルを回避する。
『ザ・ナショナル』の衝突した『柱』が砕けて生まれた破片が『着水』し、
水を切って殺到し、『東雲』の肩部や頭部に『破片』が命中する。

     ≪唯のタックルじゃあありません!
       『ザ・ナショナル』、柱をぶっ壊して『水切り』に!≫

         バキャァァ!!

     ≪入ったァァァ―――――!!
       『ザイオン・トレイン』の強烈な一撃がぁ、
       『マサ』選手のガードを抜け、吹っ飛ばしたァ!≫

     「キッツイの、来るやぁないか!」

『東雲』は飛び込んだ先の『マサ』目掛けて『拳』を打つ。
『マサ』は左掌を翳すも、ガードの上から受けた打撃で『マサ』は吹っ飛び、

           バシャァンッ!

先程と同様に『有刺鉄線』に足を引っかけ、倒れ込むように着水する。
いや、それだけではない。

     「この距離なら外さんでぇ!」

『ザ・ナショナル』が背中ごと『東雲』へと飛んでくる。
これはスタンドの操作ではない。――――『水切り』による衝撃。

     「吹っ飛ばす、というのは、自身の『跳躍』や『タックル』も含まれる。
      『トウグモ』が殴った時、敢えて抵抗せずに吹っ飛んだのね――――」

     ≪と、ということは、『ザ・ナショナル』だけじゃあない!≫

             バァァンッ!!

更に背面から着水した『マサ』自身も、上空へと跳ね上がる。

354 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/06(日) 22:45:51
>>353

「え・・・これ全部『後藤』さん達がやってるんですか?
 もしかして、私がこの前使った金網の設置とか、スモークマシンも?」

「う、うわ・・・・色々と派手に壊しちゃって、悪い事しちゃいましたね」

今更になって、ステージギミックを少し盛大に壊し過ぎたなぁ、と反省する

「でも、アリーナの職員さんが仕掛けたなら、
 本当に誰かが関与する余地なんてないですよね」

         バキャァァ!!

 「あ!」

突然の轟音にステージ上を振り返ると、東雲達による激しい攻撃が交叉していた
『ザ・ナショナル』による攻撃をすり抜けて、まずはワンポイントという印象だ

「あ、でも、あの方向は!」

水を切り・・・上空へ跳ね上がる『マサ』を見る
プロレスのロープワークのように鮮やかなその技に思わず声を失う

「凄い・・・・・」

355 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/06(日) 23:09:56
>>352 >>354
>>353

「ですよねですよねー! 準備はおふたりとか、ユキトさんとか!
 アリーナの人がしてるんだから、変なことしてる人いたら分かるしー」

指を一本立てた。
頭には前回の試合、『ユキトさん』の顔が浮かぶ。

「でもでも、マサさんと東雲さんは違うわけですしー」

もう1本指を立て――

「それに観客さんたちはー、あたしも、氷山ちゃんもだけど、
 例えばサンズさんを中に入れようとしたら、ぜーったい止められちゃいますよねー!?」

       「今日だと、キューコさんに!」

『解説席』の方を見る。
今日はいないが、『タダヒト』による『制圧』の場面はよく覚えている。
アリーナの者たちに恐れられるキューコなら、抑止力になっている筈。

「あとは……あとはあとは、他にスタンド使いなんていましたっけ?
 あ! お好み焼き屋さんじゃないお好み焼き売りさんとか……? ……ってー!」

ふと、一瞬、一つの可能性が浮かんだ。
…………が、そこで音と氷山につられてステージの方に視線を戻した。

     「わ! 飛んだ! わーっ! マサさんすっごいハデハデなジャンプー!
      あはーっ、かっこいーっ、東雲さんに、思いっきりやり返しちゃえ!」

356 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/06(日) 23:47:24
>>353
「水切り……『水切り』ねえ」
「一言で説明できる能力ッスよ…
 ただ、挙動には…おそらく、クセも有るんスよ。
 でも上手に使うよね…派手だわ…面白…」


「……大技だけどな…たぶんお互い……『クる』ぜ 
 東雲クンも黙って受けはしれないだろうし」

「『本番』か…ここからアッサリ勝負が決まることも……
 ある………んスかね…」

まあたぶん正念場だろ…。

「…オラ〜〜塩振ったんなら早よ料理せんか〜〜〜ッ」

適当にヤジっとく。適当でごめんね。

357 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/06(日) 23:59:38
>>354(氷山)
>>355(セララ)
>「え・・・これ全部『後藤』さん達がやってるんですか?
> もしかして、私がこの前使った金網の設置とか、スモークマシンも?」

>「う、うわ・・・・色々と派手に壊しちゃって、悪い事しちゃいましたね」


     「精密機器は『吉田』さんや『山本』さんの手を借りてますが、
      あの『給水管』や『金網』の敷設は、僕達の手でやってますね」

     「正直、長くは持たないのは解ってますし、
      皆さんの『激闘』の支えになるなら、お安い御用ですよ」

『後藤』が少し自慢げにステージ設営の功績を語る。
今の一戦も『ギミック』なしでは在り得ない試合運びだ。

>「それに観客さんたちはー、あたしも、氷山ちゃんもだけど、
>例えばサンズさんを中に入れようとしたら、ぜーったい止められちゃいますよねー!?」

>「今日だと、キューコさんに!」

     「そうですね。『キューコ』さんが見逃すとは思えませんし、
      ――――ああ、いや、どうだろうな……。
      あの人、気まぐれだから……見逃したのかな……」

『吉田』が首を捻りながら、解説席の『キューコ』を見る。
序盤とは異なり、エンジンが掛かって来たのか、ちょこちょこと解説をしている。

>「あ、でも、あの方向は!」
>「わ! 飛んだ! わーっ! マサさんすっごいハデハデなジャンプー!

     「おおー、『マサ』さん。今日は一段と飛んでますねぇー!」

     「ともかく、『試合』は盛り上がってるみたいですから、
      僕達も調査を切り上げましょうか、『吉田』さん」

『吉田』と『後藤』も疑念を捨て切ってはいないようだが、
『試合』の盛り上がりに水を差すわけにもいかず、
二人に会釈をしてから離れていった。

>>356(太田垣)
>「……大技だけどな…たぶんお互い……『クる』ぜ
> 東雲クンも黙って受けはしれないだろうし」

     「うん、……でも、『ザ・ナショナル』のパワーなら、
      仮にいなせたとしても、無事には済まないはず……」

『エミカ』も試合の様子を眺めながら、固唾を飲んで『東雲』の動きを待つ。

>ALL


      ゴスゥ!

『ザ・ナショナル』の背面飛びが『東雲』を扉へと圧し潰す。
『東雲』の骨が砕ける音が聞こえ、――――『マサ』の絶叫が響く。

     「ご、がああああぁぁぁぁ!!」

     ≪『東雲』選手、避けられない!  ――――違うッ!
       敢えて、敢えて、この一撃を受けたぁ――――!!≫

     ≪『ザ・ナショナル』、背面に強烈な一撃を受けましたぁ!
       あの位置、あの位置は、――――『キドニーブロー』です!≫


『東雲』は敢えて『ザ・ナショナル』の一撃を受けながら、
その肉体を支えとし、『ザ・ナショナル』の背面に打撃を与えたのだ。
『東雲』は扉を背にして崩れ落ちる。いずれにせよ、その一撃は強烈だった。

     「ゴホッ   グッ」

     「避けずに敢えて、『ザ・ナショナル』に飛び込むたぁ、
      流石やなぁ、  ゴホッ  ――――ようやるわ……」

着水する『マサ』はもう一度跳ね上がり、緩やかに着地する。
だが、顔色は蒼褪め、尋常ではない脂汗が流れている。

     ≪ぼ、ボクシングでは『反則』の一つである『キドニーブロー』ですが、
       その理由は『骨』に守られていない『腎臓』への打撃は、
       『重症』へ繋がりかねないからというものですが――――≫

     「咄嗟の判断。たまたま、あの一撃が入ったのね。
      ――――それじゃあ、『マサ』はもう、ダウ……」

     「ま、まだやでぇ――――」

『マサ』は『ザ・ナショナル』を引き戻し、息を荒げながら立ち続ける。

358 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/07(月) 00:55:56
>>355
>>357

「うーん・・・・それもそうですね」

     『オイオイオイ、お前ラ悩ミ過ギテ試合ヲ見逃すナヨ?
      今、スッゲェ良い所ミタイダゼ?』

「あ・・・・・ッ!」

氷山が試合に目を向けた時、
丁度、『ザ・ナショナル』の攻撃に対して痛烈なカウンターが決まったところだった
『腎臓』を破壊するような強烈な一撃に、氷山は思わず呻き声を上げる

「うわぁ・・・・あの位置の一撃ってとんでもなく痛いんですよ・・・」

明智との戦いの中で似たような位置を痛めた記憶を思い出す
あの時は、正確に腎臓を狙った一撃ではなかったが・・・・
だが、今回の一撃は完璧だ 試合を決めてもおかしくない・・・・しかし

「嘘・・・・『マサ』さん・・・・」

彼は立ち上がった・・・・
その姿を目に焼き付ける様に見つめる

359 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/07(月) 22:18:52
>>357
>>358

「うそーっ、あはは、見逃しちゃうんだー!
 じゃー、多分キューコさんが見逃しちゃったんですネ」

と、短絡的に結論付けた。
 
「誰がやったのかはわかんないけど。
 うーん、変な事するヒトいるんだ……ですねー!?」

『キューコ』の思惑は分からない。
彼女は『強い』そして『東雲の試合を見たい』のは確か。
だが、それ以上については何も知らないし、
セララとしても、ステージ上が気になりだしていた。

「はーいっ、アリーナのみなさんおつかれさまでーす!」

試合は『進んでいる』
だが、『終わり』とは考えない。

「サンズさんの言うとーり、あたしも試合に集中しまーす。
 だって――――マサさん、まだまだ、まだまだやる気ですもんね!」

セララは想像できないが元気なワケは無い。
だがスタンドは『心の力』。

「東雲さんもぜったいすごい痛がってるし!
 こっから逆転もあるある! あはーっ!
 マサさーん! マサさんのかっこいいとこ、もっと見せてーっ!」

戦意が失われていないなら、この応援も無意味な言葉ではないはずだ。

360 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/07(月) 22:46:48
>>357
「おっと……立つぜ、あいつ……『根性』か?
だが東雲……あいつもかなりの『ダメージ』だ。
見世物としちゃ派手だが、本人達は堪らないだろうな」

手に持った紙コップに知らず知らずのうちに力が入り、
空になったそれを握りつぶす。

「おい、当然こいつは『死亡』はなしだよな?
誰が止めるんだ?」

361 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/07(月) 23:03:04
>>357
「うわッ 痛そ」
「やっぱ東雲クン、
 こういうとこで瞬時に叩き込むのがウマいんスよね」

「で…東雲クンどうなった?息してんスかね?」

綺麗に入ったな…終わりが見えてきたか?

「叩き込めッ やっちまえッ」

362 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/07(月) 23:32:15
>>358(氷山)
>「うわぁ・・・・あの位置の一撃ってとんでもなく痛いんですよ・・・」

『アリーナ』において『負傷』の治療は行われる。
その裏を返すならば、敗北が死に繋がる『戦場』の闘いと異なり、
戦意さえ喪失してしまえば、『苦痛』からは逃れられる。

だが、『マサ』も『東雲』も肉体を破壊されながらも立ち上がる。
己が『闘志』に嘘を付かず、己のみを輝かせるために――――

>>359(セララ)
>「サンズさんの言うとーり、あたしも試合に集中しまーす。
> だって――――マサさん、まだまだ、まだまだやる気ですもんね!」

『東雲』も『マサ』も崩れ落ちながら、その瞳は燃え滾っている。
『セララ』はその奥底にある『闘志』を信じ、声援を送る。

>>360(塞川)

       グシャリッ

空っぽになった『紙コップ』が容易く握り潰される。
両者のダメージは深刻だ。それは傍から見ても理解できる。

>「おい、当然こいつは『死亡』はなしだよな?
>誰が止めるんだ?」

     「試合会場の何処かに『バイタルサイン』を監視する『緒方』がいる。
      彼女が『危機』を察したら、その時点で試合は終了だ……」

     「―――――あそこに、『タダヒト』が来てるぜ。
      ヤバくなったら、『スパイロ・ジャイラ』が割って入るはずだ」

『湯河原』が『判定』について話し、『菅谷』が空いたコップを持つ手を彼方に向ける。
弁護士バッヂを付けた男が、『観客席』の後方で試合を注視している。

>ALL

      「ぐっ、ううおぉぉぉぉぉッ!!」

崩れ落ちた『東雲』が咆哮を轟かせ、両の脚で立ち上がった。
着衣が破れて露出した右肘が蒼く腫れ上がり、その痛々しさを物語る。

       シュゥゥゥゥ―――――

『東雲』はその身に『岩塩』を積もらせ、『マサ』へと接近する。
先程まで見せていた『スピード』は鳴りを潜め、緩やかな接近だ。

     ≪両選手、負傷を振り切って見せるファイティングスピリッツ!
       しかし、両選手のスタンドのパワーを考えるならば――――≫

     ≪決着まで、そう時間はないでしょう!!≫

     「ワイの、『最後』の試合や――――」

     「『B級』に勝てずにケツ捲るなんて、しとうなかったわ……」

『マサ』の腰が落ち、下腿が全て水中に沈む。
力尽きたのか?――――いや、違う。

     「・・・・・上等じゃあ!!かかって来いや『マサ』サンッ!!!」

       ズズズ...     ダンッ!!

     「せやけど、最後は『勝利』で笑って、お終いやぁ!
      『東雲』はん、アンタの『塩』!  もうお役御免やで!」

      バシャシャシャシャァァァァァ―――――!!

姿勢を低くした『マサ』が水飛沫を散らしながら接近する。
自身を蹴り放っての『水切り』。片足の蹴りだけで『ジェットスキー』を見せ、
片足を負傷しながらも、全力疾走に等しいスピードだ。

      「マサさーん! マサさんのかっこいいとこ、もっと見せてーっ!」

      「これが最後、何言ってるんだ……『マサ』さん……」

      「これだけの大仕掛け、残したまま『引退』する気かぁ!?」

363 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/07(月) 23:52:13
>>362

「『最後の試合』って・・・・!
 まさか、これがマサさんにとっての『引退試合』になるって言うのですか!?」

『引退』・・・・・人が何かを辞める理由はそれぞれだろう
生活様式の変化、社会情勢の変化、肉体的衰え・・・・
スタンドバトルはリスクも高いし、要因は数多く上げられる

「・・・・・ッ!」

だからこそ、迷う
マサさんの引退試合だというのなら・・・彼の『勝利』を祈るべきじゃないか、と
『あの時』とは状況も違う、マサさんは別に死んだりしない・・・・ただ辞めるだけなのだ

「が、頑張れ―――――っ! 『マサ』さぁぁ――――んっ!」

だから、氷山は応援する相手を変えた
これが『引退試合』なのであれば・・・・その『最後』には『花』を持って欲しいと思ったからだ

364 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/08(火) 00:43:20
>>362
>>363

「え!? うそーっ、最後って――――――」

          ――――『引退試合』

氷山の言葉に目を大きく開き、
突貫するマサの姿に改めて身を乗り出す。 

「――――――最後ならしょーがない、しょーがない!
 でもでもマサさん、マサさんは勝てずに終わりじゃーないでーーーす!!」

円谷はこだわりがない。
他人にもこだわりを押し付けない。
やめるときはいつか来る。

「かっこよくて強ーい東雲さんに勝って、きれーなフィニッシュですよ!
 いけいけマサさーん! やっちゃえやっちゃえ! 終わり良ければすべて良しー!」

変わらずマサを応援する。やめるときはいつか来る。そしてハッピーエンドであるべきだ。

365 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/08(火) 01:23:54
>>361(太田垣)
>「で…東雲クンどうなった?息してんスかね?」

     「お互い、死力を振り絞ってる……!
      もうすぐ、この試合が決まる――――」

『エミカ』も『太田垣』と同じ心境だ。
互いに見守る中、既に『試合』は佳境へと向かっている。

>>363(氷山)
>>364(セララ)
>「『最後の試合』って・・・・!
> まさか、これがマサさんにとっての『引退試合』になるって言うのですか!?」

>「え!? うそーっ、最後って――――――」

      「『マサ』さん、仕事がノってきたって言ってたけど――――」

      「クソッ!  まだあの関西弁を黙らせてねぇんだぞ!」

『マサ』の零した言葉は『氷山』と『セララ』だけでなく、
周囲の観客達にも波紋を広げ、動揺の声が上がっている。
それを振り切るように、二人は声を振り絞り、『声援』を送った。

>ALL

     「やはり『水切り』かァッ!!」

    グオォォンッ!
              ――――バシャァァ!!

『東雲』は下手を振るい、強烈な『鉄砲水』を『マサ』の顔面へと浴びせる。
『マサ』は止まらず、『ザ・ナショナル』は低い姿勢を伸ばし、『カエルアッパー』を打ち上げる。

      「なぁにが最後じゃあッ!諦めるのが好きなヤツらじゃのお!!」

      「わしはジジイになろうと、『ケンカ』は止めんけぇのぉッ!!」

      「その学生服がまぶしいなぁ、『東雲』はん!
       ワイも、その心意気一つだけで、挑みたかったわぁ!」

      「生きていく上で、ワイは思ったよりも背負いすぎちまったんや!
       でもなぁ、『後悔』はないでぇ! 最後の最後、このアリーナで!」

      「アンタみたいな、ゴッツイ『男』とヤれたんやからなぁ!」

右拳のアッパーを『東雲』はギリギリまで引き付けて避けようとする。
だが、『速い』。無論、『東雲』は既に『拳』を突き出した。

      「が、頑張れ―――――っ! 『マサ』さぁぁ――――んっ!」

      「かっこよくて強ーい東雲さんに勝って、きれーなフィニッシュですよ!
       いけいけマサさーん! やっちゃえやっちゃえ! 終わり良ければすべて良しー!」

      ≪『東雲』選手、僅かに速い!
        『後の先』! 既に負傷した身ではありますが、
        それでも尚、その白亜の拳は、真っすぐに『マサ』選手を――――≫

              バキャァァァ!!

      ≪顔面を、打ち据え≫

      ゴォォ――――
                    ド  ッ

『ザ・ナショナル』のアッパーが『東雲』の身体を思いっきり打ち上げた。
『東雲』を追うように『ザ・ナショナル』が水切りの反動で飛び上がり、
水飛沫を煌めかせながら、『水』から脱した一人と一体が、何者も届かぬ空にて対峙する。

       ≪――――両者、『空中戦』!≫

       「――――着水までに、試合は決する」

『鼻筋』のひしゃげた『マサ』が倒れ込み、その身を水面へと投げ出す。

366 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/08(火) 19:33:45
>>365
「…………ッ!
もう、どっちも『仕込み』はない、そのはずだ……!
最後には、『スタンド』の『スピード』と『パワー』、
そして『覚悟』が勝敗を分ける………!」

一瞬の交錯によって弾き飛び、
そして空中にて最後になるであろう激突を迎える両者に、
思わず身を乗り出して声援を送る。

「ブン殴れッ! 『東雲』ッ!」

367 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/08(火) 20:38:31
>>365
「へえ………そっスか」 


 「………ガンバ!」

何であれ、それしか言う事はない。
アツい奴らの様子を、ただ、観る。

368 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/08(火) 22:15:12
>>365

「『ザ・ナショナル』ーーー!

       マサさんにーっ!

  ・・・・
 『勝ち逃げ』させたげちゃってくださーい!!!」


一瞬の攻防に投げられる言葉は一つだ。
席から立ち上がって、空中の『交錯』から視線を逸らさない。

369 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/08(火) 22:22:32
>>365

「・・・・・・!」

東雲の語る『心意気』もわかる・・・
それでも・・・・人には『心意気』だけではやっていけない事もある、という事を
氷山は理解してしまっている・・・・だから

「『マサ』さ――――ん!
  最後なら・・・・勝って終わりにしてくださ―――い!」

だから、最後まで・・・・『終わり』の瞬間まで『マサ』を応援する事に決めた

370 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/13(日) 22:43:22
>>366(塞川)
>「…………ッ!
>もう、どっちも『仕込み』はない、そのはずだ……!

     「いや、――――『マサ』さんはアレを出していない。
      『B級』に王手を掛けた『必殺技』、……今なら出して来る!」

身を乗り出した『塞川』に倣うように、
『湯河原』と『菅谷』も金網にしがみつき、空中の接戦を見守っている。

>>367(太田垣)
> 「………ガンバ!」

     「スゴイ空中戦。お互いに一歩も譲らない……。
      あの時と同じ、滾るような熱量の中で生きている……」

『エミカ』も生唾を飲み、金網にしがみついて観戦をしている。
周囲の男達も立ち上がり、同じように金網に張り付き始めた。

>>368(セララ)
>>369(氷山)

     うおおおおおおぉぉぉぉ―――――

周囲の観客達が立ち上がり、金網へと殺到していく。
先日の試合とは違う。純粋なる『闘志』のぶつかり合いに惹かれ、
居ても立っても居られない観客達が、空にて対峙する二人に声援を送る。

そして、それは『セララ』や『氷山』も同じだ。
そう遠くない終結に向けて、力の限りの声援を送った。

>ALL

      「が、ふっ………!!」

『東雲』は白粉を散らせながらも、その両脚が扉を蹴る。

        ダァンッ!

     ≪『東雲』選手、吹っ飛ばされては終わらなぁい!
       壁を蹴った、向かう先はぁ――――≫

     ≪『ザ・ナショナル』!!  既に拳の間合いです!≫

『東雲』は『ザ・ナショナル』目掛け、組んだ両腕を思いっきり振り下ろす。

    「おどれ程の男が、んな寂しいこと言うなや!!例え『アリーナ』がなくなろうと、
     わしは『マサ』さんからの挑戦はいつでも受けたるけぇ!!」

        ガスゥッ!!

    「『ザ・ナショナル』ーーー!

           マサさんにーっ!
      . . . .
     『勝ち逃げ』させたげちゃってくださーい!!!」

    「『マサ』さ――――ん!
     最後なら・・・・勝って終わりにしてくださ―――い!」

    「見っともねぇ終わらせ方にするんじゃあねぇーぞ!」

    「最後の最後、カッケェところ見せろっつうの!」

      うおおおおおおぉぉぉぉ―――――

    「───花を、持たせるつもりはねぇわぁッ!何度でも、奪いに来いやァァァッ!!」

    「上等やぁ、この拳で――――最後を飾ったるわあ!」

両者の拳が激突する。力に劣るも、両脚を付けた『東雲』と、
力は勝るも、空中故に力を伝えきれない『ザ・ナショナル』。
この空中戦。この状況下において、両者のパワーは互角。

          バシュルルルルルゥゥゥゥ――――!!

    ≪あ、あれは……水中の『有刺鉄線』!!≫

    ≪飛び上がったその『衝撃』が水を伝わり、
      『有刺鉄線』を押し退け、跳ね飛ばしたぁぁぁ――――!!≫

激戦で千切れた、六本の『有刺鉄線』が左右正面三方向から伸び上がり、
宙を舞う『東雲』を絡め取らんと、『ザ・ナショナル』を透過しながら躍りかかる。

    「――――あの一戦で『ニコン』を追い詰めた『必殺技』、

      サーペンティン・プリズン
     『 大 刑 蛇 締 監 獄 』。……これが決まれば、空中での脱出は不可能ね」

『監獄』と称された多方向からの拘束の功績を、『キューコ』が静かに告げる。
狙いの甘さを『本数』でカバーし、すぐにでも『東雲』の四肢に絡み付くだろう。

    「空中に逃げ場はあらへんで!
     ――――『東雲』ェ、この一撃が西からの土産や!」

『マサ』は朦朧としながらも、『東雲』を見据えている。
『腎臓』のダメージが酷い。持って数秒、その程度か。

371 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/13(日) 23:16:11

『有刺鉄線・・・・! ナルホド、「マサ」ノ奴考エタナ!
 最後の衝突ノタメニ、アンナ場所ニ隠シテヤガッタノカ!』

「逃げる隙間を絡めとる『最後の奇策』・・・・!
 これが決まれば――――――」

『マサ』の放つ最後の策・・・・
その攻撃が上手く決まる様に、両手を握りしめて祈りを捧げる

372 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/13(日) 23:57:43
>>370
 「ウオッ スゲッ…」

マサは……もっと…『セコ』い闘い方も出来るはずだ……
なのに…相手と『対面』し、『大技』を使う…
東雲は逃げない。真っ向から受ける。
知ってるぞ。…ファイター共の特有の奴だ。

「そうか…エミカ…そうなんだな…

 …熱量
 …『心の滾り』に… なるほどね…」

「…従っちまうんだな 皆」

クールじゃいられないんだ。
崩れるように椅子にもたれかかり。
金網に殺到する観客を見下ろす。
あの男を見る。

「 必殺技…だが東雲は止まらない」

俺はなぜだか『確信』してしまった。

373 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/14(月) 02:48:37
>>370

「なにあれーっ!? すごーい! 『必殺技』ー!?
 マサさん――――マサさーん!!」

『意地』だけで立っていたのでは無かった。
『まだ残していた』のだ。この瞬間のために。

「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

セララはずっと勝ちを応援していた。
だから最後の瞬間まで、『西』の男の名を叫んで決着を見上げる。

374 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/14(月) 21:16:24
>>370
宙を舞う『有刺鉄線』に、自らの見込みが甘かった事に気づいた。
この『マサ』という男は………。

「『跳躍』の動きがそのまま、次の一手になっている……!
これが、このレベルの攻防が出来ても『Cランク』だってのか……!」

「だが奴のダメージも大きい。
この攻撃、切り返せなくとも凌げば……!」

375 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/18(金) 23:25:20
>>371(氷山)
>>373(セララ)
>『有刺鉄線・・・・! ナルホド、「マサ」ノ奴考エタナ!
> 最後の衝突ノタメニ、アンナ場所ニ隠シテヤガッタノカ!』

『東雲』を絡め取り、その剛腕を最大限に活かすための『トリック』。
その成功を『氷山』は祈る。最後の奇策は、無事に決まるのか……。

>「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

『セララ』は高い声を荒げ、『マサ』に声援を送った。
周囲からも声援が飛び交い、『マサ』への期待が止まない。

>>372(太田垣)
> …熱量
> …『心の滾り』に… なるほどね…」

>「…従っちまうんだな 皆」

『スタンド』には『持続力』や『射程距離』が存在する。
――――それ以上に、『認識』という制限がある。
誰にも見えない力は、誰にも賞賛されない。
それを活かす場は現代社会には存在しない。

町の外れの地下に押し留められた『アリーナ』も、
人目には映らず、衆目には通じず、――――だからこそ、熱狂を生む。
押し殺された『力』の奔流は、一晩で誰もを『ヒーロー』にする。

>「 必殺技…だが東雲は止まらない」

――――誰もが『マサ』の勝利を望む中、『太田垣』は理解していた。

>>374(塞川)
>「『跳躍』の動きがそのまま、次の一手になっている……!
>これが、このレベルの攻防が出来ても『Cランク』だってのか……!」

        Bランカー
     「『海の壁』は分厚く遠い……。
      だが、そこで終わる俺達じゃあない」

     「『菅谷』も『マサ』さんも、……あの『東雲』もだ。
      この激戦を制するならば、『東雲』は壁を超えるやも知れんぞ!」

激情が支配する『アリーナ』の中、冷静に事態を見届ける『塞川』。
『湯河原』も汗ばんだ手を握りながら、試合の趨勢に目を離せない。

>ALL
     「─────チィッ…『ザ・ナショナル』!既に用意しとったんかッ!」

迫る『有刺鉄線』が『東雲』の四肢に殺到し、両腕に喰い込んだ。
中空に浮かぶ『ザ・ナショナル』が大きく拳を振りかぶる。


     「マサさああーーん!! 勝ってーーーーー!!!!」

     「これで終わりなら、西の生き様見せろっつうの!」

巨岩をも砕く撃腕が、『東雲』の胴体へと襲い掛かる。

     「この一撃、網膜に刻んだるわァァァ―――――!!」

     「うおおおおぉぉぉぉぉぉッ!!!」

拳に巻き付いた『有刺鉄線』は、『岩塩』の解除によって緩む。
『ザ・ナショナル』の首元へと伸びる掌が、僅かに届かない。が――――

            ギュゥゥゥ――――ンン!!

     ≪『東雲』選手、ここで『加速』ッ!!
       な、なんで『空中』で、身体が伸びて――――≫

     「伸び切った『有刺鉄線』を、手繰って引き寄せた……」

『東雲』が腕を伸ばし、身体が捻じれた時、
体躯の回転によって伸びた腕、掌が『ザ・ナショナル』を掴み、

          i /
         力  ギャァァァンッ!!

その頭突きが『ザ・ナショナル』の顔面を叩き伏せる。
『ザ・ナショナル』の拳は『東雲』の脇腹を抉るも、

           ガスッ
                   ゴスッ!!

頭突きの一撃一撃が、『マサ』の花道を枯らしていく。
『マサ』の鼻柱が捻じれ、息も絶え絶えになりながら、
『ザ・ナショナル』は両腕を『ザイオン・トレイン』に組み付け、

     「上等やぁ――――
      絶対に、離さへんでェェェ――――!!」

          ヒュォォォォォ―――――

『ザ・ナショナル』の両腕が『東雲』の胴体を締め上げる。
粘り気を帯びた脂汗を流し、『マサ』は全歯を食いしばって猛攻に耐える。
無論、それは『東雲』も同じだ。互いに組み合い、床へと落下していく――――


          バッシャァァァァァ―――――ンンッ!!

376 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/19(土) 03:00:30
>>375

「わーーーっ!! すごいすごいすごい!!
 あれってどっちが勝ってるの!? 氷山ちゃん分かる!?」

       「やばーい!!落ちちゃう!!
        マサさーーーーん!!!」

壮絶な空中戦、いや、空中での肉弾戦が、
決着したのであろう、ということは分かった。

身を乗り出して、水飛沫の先を見たい。
マサの花道が通ったのか?
それとも東雲の漢気が上回ったのか?

「――――どうなったの、どーなったのー!?」

           あとは――決着を見届けたい。

377 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/19(土) 10:00:03
>>375-376

「ああっ!」

大胆で派手な『空中戦』の後、戦いは泥臭い『接近戦』に移った
お互いに拮抗しているように見えるが、戦況はやはり・・・・

「一見すると五分五分のようにも見えますが
 体勢を考えますと・・・・東雲さんの方が」

隣に立つセララに戦況についての所感を伝える
自分の応援していた『マサ』は、今まさに『負け』の瀬戸際に立っている、と

「『マサ』さん!」

だからこそ・・・・最後に伝えたい応援の言葉がある

「『悔い』の無い戦いを!」

378 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/19(土) 19:23:17
>>375
「やっぱりな… 東雲クン!
  …………やるじゃねーか!!!!」

リングに向かってで大声で褒めておく。
根拠のない確信はあったが、
不安もあったっちゃあった。よかった。

 「……もつれこんだっスね 
  あとは『意地』と『運命』スか… たぶん策は品切れだろ…」

 「勝利の女神はどっちに微笑むやら…
  ………(それっぽい事言ったぜ!というドヤ顔)」

…椅子に深くもたれかかったまま、
冷えちまったお好み焼きを齧る。
結局これは『大阪風』なのか『広島風』なのか?
自分には…俺にはわからない。
もうノンビリ観戦で見届けるモード。

   ムシャ

 「…うん…納得はできたっス
  できたが…よくやるわ 
  頑張るなあ 彼ら」

 「アツいね」

379 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/20(日) 22:16:49
>>375
「水場へと落下したッ!
つまり、奴の『能力』が来る。
『ザ・ナショナルズ』の……『撥水』とでも言うべき『能力』ッ!」

(何が来る……? だが、決着は近い。
密着した場は『パワー』がモノをいう。
そして『水場』……こいつは、きついか………? 『東雲』ッ」

380 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/21(月) 22:56:28
>>376(セララ)
>>377(氷山)
『セララ』は『金網』越しに繰り広げられる、二人の闘いを見守る。
互いに全力を振り絞った熱戦。両者の息も絶え絶え、勝ち残るのは誰だ。

>「『マサ』さん!」
>「『悔い』の無い戦いを!」

そして、『氷山』は健闘を祈るように声援を上げた。
両腕のベアハッグを極める『ザ・ナショナル』だが、
その威力が乏しいのは明らかだ。――――全力が出せるのならば、
既に『東雲』がオチていてもおかしくはないからだ。

>>378(太田垣)
>「…うん…納得はできたっス
>できたが…よくやるわ 

> 「アツいね」

     「うん……。来て、良かった……」

『エミカ』も伏せがちだった目を見開いて、試合を観戦している。
獣性のぶつかり合い、撃的なる闘いが間もなく終わろうとしている。

>>379(塞川)
>つまり、奴の『能力』が来る。
>『ザ・ナショナルズ』の……『撥水』とでも言うべき『能力』ッ!」

     「ああ、『水場』まで息が持てば、『マサ』さんが……」

     「――――甘いッ、つうの。
      二人とも『余力』を残しちゃあいねぇ……」

     「二本の脚で立てるのは、一人だけだぁ!」

『撥水』のスタンド能力に一縷の望みを賭ける『湯河原』だが、
『菅谷』が断言する。――――この試合、決着は間近だ。

>ALL

       バキャッ!   バキィ!

          ボヒュォォォ――――

『ザ・ナショナル』の両腕が、一段深く喰い込んだ。
『肋骨』の粉砕。その結果であるのは明らかだった。
『東雲』の呼気が搾り取られ、現世を惜しむ断末魔のように響き渡った。

      「マサさーーーーん!!!」

      「どっちだッ!?   どっちが残るんだッ!?」

      「東雲クン! …………やるじゃねーか!!!!」

観客達にも、『セカイ』にも、その結末はまだ誰にも解らない。
『東雲』と『マサ』、両者の内に残る『闘志』こそが行く末を決める。

      「そのままブッ倒れろやァッ!!」

――――『東雲』の炎は消えていない。
『ザ・ナショナル』の鼻っ柱を目掛け、

           ゴスゥ!!

その額を叩き付ける。
『ザ・ナショナル』のヴィジョンが罅割れ、『マサ』の両膝が崩れ、

          バッシャァァァァァ―――――ンンッ!!

       ≪ああ、これはぁ―――――!!≫

水音と共に、『セカイ』の電子ボイスが響き渡る。
『東雲』の太胴を締め上げていた『ザ・ナショナル』が消える。
そして、『マサ』もまた、自らが産み出した水の底へと倒れ込む。

      ≪し、試合終了です!!≫

給水口からの放水が止まり、水がじょじょに引いていく。
何処かの排水口が稼働したのだろう。扉は閉ざされたままだ。

      ≪勝者は、――――『東雲』選手です!
        水中から空中への激闘、ゼロ距離での攻防!
        決して『有利』とは言えないステージでの奮闘は、
        ……見事な『終幕』を飾りました!≫

      ――――― パチ
                     パチッ

『セカイ』の実況が終わり、小さな拍手が聞こえる。

381 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/21(月) 23:31:56
>>380

「あ・・・・ぁ・・・・!」

鈍い音とともに『ザ・ナショナル』が叩き割れ、その姿が急速に薄れていく・・・
最後に立ちあがっていたのは『東雲』であり、この瞬間に『勝敗』は完全に決した

      ≪し、試合終了です!!≫

試合終了の合図が聞こえる
『マサ』は最後までやり切ったのだろうか? それはわからない・・・・
やがて、『東雲』の勝利を讃える様に小さく拍手が上がる
氷山はその音を聞きながらも、どこか現実感のない感覚で闘技場を眺め・・・・

     パァァァンッ! バチバチバチバチバチッ!!

『オイオイオイオイオイ――――ッ! お前らヨォォ―――ッ!』

そこに一際大きな破裂音が鳴り響く
『エド・サンズ』がその強力なパワーで大きく手を叩いた音だ

『決着ガツイタンダゼ!? お互いニ一歩モ退カネェ凄ェ試合ダッタ!
 ダカラヨォォォ〜〜〜! 讃エヨウゼッ!』

『「最後」マデ良い勝負ヲ見セテクレタ「マサ」ト!
 「最後の最後」ニソレヲ上回ッタ「東雲」ヲヨォォ〜〜〜〜ッ!』

「・・・・・・・ッ!!」

「そうですよ!」

      バッ!

          パチパチパチパチ!

自身のスタンドに喝を入れられたかのように氷山の顔が上がる
そして、勝者である『東雲』を讃える様に大きく拍手を上げた

382 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/21(月) 23:38:54
>>380
「勝った……………のか。
正に『死闘』だったな。
勝敗を分けたのは………いや」

誰にともなく呟くが、一旦言葉を切って、二人へと拍手を送る。
分析や御託は、今は無粋だろう。

383 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/22(火) 00:14:32
>>381

激突の果て、最後に立っていた男の姿は――

「あーっ!! 『ザ・ナショナル』がいなくなっちゃったー!?」

         「てことはてことは」

「わーーーーっ、東雲さんの勝ちだー!
 あーあ、マサさん、これで負け逃げになっちゃいましたよー!
 あたし、なんか悔しーです! でもでも、今回もすっごい楽しかったーーー!!」

応援していたのはマサだが、
楽しんでいたのはこの試合そのものだ。
 
「あはーっ、マサさーーん!!
 最後まですっごいすごかったよ! ありがとネーっ!」

      パチパチパチパチパチパチ!

「東雲さんもー、『男気』! かっこよかったでーす!!」

表情を心に満ちる笑いで満たし、
『去りゆくもの』と『先に行く者』の花道を、拍手で飾る。

384 太田垣良『ザ・サードマン』 :2021/06/22(火) 02:19:30
>>380
お互いもうボロボロだってのに、殴り合う男たち。
水溜まりでもつれあい、能力戦もなにもあったもんじゃない。
周囲を見回す。惜しみない笑顔と拍手。
男、女、キッチリした奴、怪しい奴、俺と同じくらいの年頃の奴、
お客の皆々様もわざわざ物見遊山に
こんな『裏』ッ側の世界までいらっしゃる変わり者達で、
さぞいいものが見れたのだろう、ずいぶん滾った顔をしてらっしゃる。
金網では遮断することのできない闘いの世界に引き込まれている。
なんだ? 熱だ。人を引き付けてやまない『迫真』だ。


「そうスね… 俺、いいもの見れた 
 ほんの僅かに……でも確かに……」

より知ることができたんだと思う。すこし熱くなった頬に手を当て、

「…エミカ、お疲れ。
 怖かっただろうに、でもちゃんとここまで歩いてこれたんだな
 いいもん見れた?そりゃ良かった。
 しっかり食うんスよ マッチメーカー気取りの男は疑ってかかれな…
 ……?何を言い出してるんスかね自分は……
 ………うん…今日はありがとう」


「…東雲……お疲れさん。
 こんな事よくやるよ… あんときだってそうだ
 歯を食いしばって、絶対に譲らない。
 相手が誰だろうと拳が揺るがない…
 …強いぜ、お前ならなれる…チャンピオンとか、何かに…
 ……本当に、おめでとう」


俺はいつのまにか立ち上がっていた。軽く手を叩こう。
リングを1…2…3……秒見つめ。
……帰るか。じゃあな。

(返事とか呼び止めとかなかったらマジ普通に帰る!)

385 『その拳はデルタを描く』 :2021/06/23(水) 23:47:14
>>381(氷山)
>>383(セララ)
『塵手水』とも聞き違える程の、『エド・サンズ』の強烈な拍手。
その爆竹にも似た音の弾けに背を押されるように、
周囲の観客達も『拍手』を響かせ、『声援』を送っていく。

>>382(塞川)
>勝敗を分けたのは………いや」

『塞川』は何を告げるもなく、二人へと拍手を送る。

>>384(太田垣)
『金網』を越えて伝わる激闘の熱、それが『太田垣』の頬を焦がした。
『エミカ』に別れを告げ、『東雲』に健闘を伝え、
『太田垣』は『観覧席』から去っていく。

>ALL
全力を振り絞った『東雲』はその場に立ち尽くし、
彼を称えるように『拍手』が鳴り響く。

    『オイオイオイオイオイ――――ッ! お前らヨォォ―――ッ!』

    『決着ガツイタンダゼ!? お互いニ一歩モ退カネェ凄ェ試合ダッタ!
     ダカラヨォォォ〜〜〜! 讃エヨウゼッ!』

    『「最後」マデ良い勝負ヲ見セテクレタ「マサ」ト!
    「最後の最後」ニソレヲ上回ッタ「東雲」ヲヨォォ〜〜〜〜ッ!』

    「あはーっ、マサさーーん!!
     最後まですっごいすごかったよ! ありがとネーっ!」

      パチパチパチパチパチパチ!

    「東雲さんもー、『男気』! かっこよかったでーす!!」

『東雲』と『マサ』、激闘を終えた二人にエールが送られる。
拍手の音が波打つように広がり、それに負けじと観覧席から声援が飛び交う。

    「『東雲』ェェ――――!!  気合い入ったぞォォ――――!!」

    「最後の最後まで、アツい殴り合いだったっつうの!」

          わああああぁぁぁぁ―――――

接戦を称える野太い賛辞が鳴り止まぬ中、
『キューコ』は無線マイクを手にし、『東雲』へと放り投げる。

    「――――『勝者』は立ち、『敗者』は倒れる。
     ……『トウグモ』、言葉がなければ『マイク』を捨てて」

386 円谷 世良楽『リトル・スウィング』 :2021/06/24(木) 04:02:27
>>385

「あははーっ東雲さん東雲さーーーん!
 マサさんに勝ったんですからー!
 フィニッシュはかっこいーあいさつで閉めちゃってよー!」

文字通り拍手を惜しまず、
そして声もまた惜しまない。

「あー楽しかった楽しかった!
 ネ、氷山ちゃん! サンズさーん!
 今日もあたし、見に来てよかったなーって思いまーす」

『設営の謎』こそ僅かに残ったが、
セララにとってはそれはもう些事。
マサの敗北も悔しくはあるが――――『見に来てよかった』。

              ・・・あとは勝者の言葉だけ、聴いて帰ろう。

387 氷山『エド・サンズ』 :2021/06/25(金) 00:23:57
>>385-386

「そうですね・・・・セララさん」

東雲の勝利にテンションが変わらないセララとは対照的に
氷山の方は拍手こそ盛大に上げているもののコメントのテンションは低い
切り替えるにはまだ少し時間がかかりそうだ

『悪イナァ、嬢ちゃん!
 あきはノ奴、ドーヤラ、「マサ」ノ奴ニ随分ト肩入れシチマッタミテェデナ!
 マッ、オモシレー戦いハ見レタンダ!
 コノママ楽シイ気分デ終わりニシヨウゼ!』

『設営の謎』に多少気がかりは残るものの
試合を見る限り、特にこの戦いに影響を与えていないようだし
それ以上に、白熱した試合を見た事に気を取られているため、考えは及ばない

388 塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』 :2021/06/25(金) 21:04:55
>>385
「そして『マイクパフォーマンス』か……
しかし、あの実況……何考えてんだ?」

不満げに呟いて、椅子に深く腰掛けて『東雲』の言葉を待つ。

389 『その拳はデルタを描く』 :2021/07/07(水) 21:44:16
>ALL

     スゥゥ

『東雲』はマイクを手にし、握り締めた。
倒れ伏した『マサ』の語りを踏襲するように、叫んだ。

>「・・・・・・仕方ないのォ!『マサ』サンの遺言とあっちゃあ、何も喋らんわけにはいかんけぇ!」

>「勝ったのは、わしじゃあッ!!…つまり、本当に美味いんは『広島のお好み焼き』っちゅうことじゃ!」

       うおおおおおぉぉぉぉ――――

観客席から勝者を称える声援が響き渡る。
その地鳴りにも似たファンファーレを全身に浴びながら、
『東雲』は最後の力を使い果たし、ゆっくりと床へと倒れていく。

――――こうして、今日の試合はこれにて幕を下ろす。


氷山『エド・サンズ』
太田垣良『ザ・サードマン』
円谷 世良楽『リトル・スウィング』
塞川唯『クリスタライズド・ディスペア』  →  『お土産』として『もみじタコ焼き』を持たされる。

『もみじタコ焼き』:
まるでこの勝敗を予期したのか?
『掌』にも似た『もみじ饅頭』の分厚い生地に収まる『タコ足』。
『拳』にも似た『タコ焼き』の中には甘しょっぱい『塩餡』が込められる。

390 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 21:47:03


ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/
『揺蕩う紫煙は変毒為薬』


――試合、『観覧席』。

アリーナの試合会場は、基本的に『満席』が当然な、観客の熱気に満ち溢れた狂熱の戦場であるが、弱小派閥の、まして『午前』の部――即ち、一日の『前座』ともなれば、観客席に空きが生まれる可能性がある。
相撲で言えば、序幕同士、競馬で言えば第一レース。スター選手が出るわけでもない。
楽しむものはいるだろうが、それを本命とする客は少ない。それが、弱小派閥の試合であった。
試合を待つ客たちの『賭け』に伴う熱気も『超常の闘争』に対する渇望も、通常の『アリーナ』に比べれば希薄と言ってもいいだろう。
故に――客席が『穴ぼこだらけ』になることを阻止する為に、最中派閥は一計を案じた。

「いいことを思いつきました、ワタクシの派閥の宣伝も兼ね、アリーナに纏わるスタンド使い達を『招待』してしまいましょう!」

それは、『他派閥』の誰かかもしれない
あるいは『仕事』を受けた経験のあるスタンド使いかもしれない。

いずれにしても、『穴ぼこ』を埋めるためにチケットは撒かれた。
――『七割』程度は、席が埋まっていた。

(基本的にこちらでのアクション、歓声を『拾う』と言う形で進行いたします)
(『アリーナ』に関係した事があるキャラクターであれば、チケットが送られている可能性がありますので登場制限はありません。『派閥』キャラとか出ても面白いかもしれません)

――もしも、誰か『招待』を受けているのなら。
2mの『鉄壁』に囲まれた戦場に足を踏み入れた戦士たちの姿を、周囲上方に設置された席から見たことだろう。
そして、今。

戦いの始まりを、見ることだろう。

391 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/08(木) 22:46:32
>>390

「一抹くん!?」

 焦げ茶の髪を背中に流した少女――七篠が『アリーナ』にやってきたのは『チケット』が――以前仕事を受けたコネによるものか――届いたからだ。
 埋まりきっているともいえない会場へやってきた七篠は驚いた。
 リングに現れたのはよく部屋に遊びに来る少年の姿だったからだ。

――『アリーナ』の人と仲良さそうだったのはこういうことなんだ…。

 不思議と納得した七篠は声を張り上げる。

「一抹くん、頑張ってくださいー!
 怪我しないでー!」

392 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 22:57:17
――柱の影に隠れたヨーマは、物憂げな様子で『石柱』に『副流煙』を吹きかけている。
煙草を指で摘んで紫煙を吐く姿は、男装も合わさって色っぽさがある。

『実況』はそれを叫ばない。一抹の『仕込み』をヨーマに伝えるように叫ばないように。
ただ、『観客達』だけが互いの行動を理解している。

393 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2021/07/08(木) 23:19:41
>>392

「以前、僕が見た『アリーナ』と違って・・・」

休日の午前、普段であればスーツを着ていたであろう三刀屋の服装は
TPOを合わせて紺のスラックスに明るい色合いのポロシャツという出で立ちとなっていた

「随分と『退廃的』な雰囲気の会場だ
 あの少年と、煙草のお姉さんが闘う訳みたいだけど・・・・
 まあ、『スタンド使い』に年齢差は関係ないらしいけどねぇ」

ふと気づくと少年の友達らしい女の子(>>391)の声援が聞こえた

「うん! それじゃあ、僕も少年の方を応援してみようかな
 がんばれー!『イチマツくーん』!」

394 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/08(木) 23:23:04
>>390

竹刀袋を背に負った、学生服姿の少年が『アリーナ』を訪れた。

「…『タダヒト』さんの派閥とは、違うようだ」「これが『アリーナ』の試合か」

『スタンド使い』の戦いを間近で観られるのは、貴重な経験だ。
自分はこれからも『スタンド』を用いて戦う事が想定される。ならば、その経験はきっと役に立つ。
そう思って届いたチケットを手に、ここまで来たのだが。

「─────、一抹くん」「まさかキミが」

年下の友人が、『アリーナ』に選手として出てきている。驚きはあるが、しかし同様に、共に修羅場を潜り抜けた彼への信頼もある。
ここは一旦席へと座り、成り行きをまずは見守ろう。

395 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/08(木) 23:59:57

彼には見えなかったであろうが『君達』には見えた光景がある。
『掘削』『破壊』の最中――ヨーマが煙草を一本『捨てて』、新たに『火を点けた』事。
そして、『破壊』の後――「モクァ!」――ヨーマが繰り出した攻撃は、たった一発の「打撃」であったこと。

――おい、あれ、A相当じゃねえのか……

そんなざわめきが、一部の客席から漏れる。
――観客たちは、湧き始めた。

396 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/09(金) 00:24:47
>>395

「きゃっ」

 七篠の喉から小さく悲鳴が漏れる。
 女性が石柱を砕いたのを見て、思わず出たといった様子だ。

――……『リルトランク』じゃ、絶対にこんなことできない…。

 『リルトランク』は七篠と大差ない力しか持っていない。こんな風に『石柱』を一撃で破壊するなど到底不可能だろう。
 『オジロ』の時に『バイク』(スタンド能力)に轢かれそうになった七篠だが、それと同じくらいの力(パA)に見えた。

「『バイク』みたい…! 一抹くん、避けてっ!」

397 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/09(金) 20:41:35
>>395

「ふむ。『タバコ』を用いて、身体能力を向上させるタイプの『スタンド』か…?」
「だがあの『パワー』に『スピード』…真っ向勝負では、流石の『インダルジェンス』でも少々分が悪いか」

だが『スタンドヴィジョン』は出していない。あるいはそれとも出せないのだろうか?
人間の得意な技能に限界があるように、人間の精神が生み出す『スタンド』にも同じく得意不得意がある。
極めて強力な能力を振り回すスタンドは、ヴィジョンを持たないこともある。
それも人間同様、たまに万能の天才とも言うべきスタンドもあるだろうが、
例外を最初に考える意味は薄い、と自分は考える。
ならば、正面のスペックで一抹くんが押し負けていても、勝ち筋は必ずあるはずだ。

「一抹くんッ!相手は強烈なパワーだ、『直撃』は避けるんだ!」

398 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/09(金) 22:38:54

攻防――炸裂。
双方の流血――観客からも興奮が流れ出す。
智謀策謀、そして暴力――応酬の果ての鮮血こそが、アリーナを彩る原初の美しさ。
君達の声は、『瞬間』の攻防故に間に合わなかった。しかし、思いは届いたはずだ。
興奮の中で掻き消える事無く、真っ直ぐに。
そして、歓声の中、異なる『興味』を感じさせる声もある。

「少しは盛り上がってきたな」

白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女である。
眼鏡の奥の吊った瞳には、興奮は無く、代わり『興味』がある。

「『似たタイプ』と見えなくもない『筋肉の偽神』を呼んだ方が盛り上がる試合になると思っていたのだが……なるほど、『拾い物』にも福があるか」

くすりと笑みを口元に浮べる女は、楽しそうに試合を見ていた。

399 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/09(金) 23:15:44
>>398

 血が舞ったのを見て七篠は一瞬目を伏せた。
 ヨーマも、すこしだが一抹も。どちらからも出血があったのだ。
 『オジロ』と戦った後や『寮』に戻ってきたときにボロボロだった一抹が思い出される。

――そんなことに、ならないで…。

 七篠は祈るような心地で試合を見続けている。

400 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 00:59:45

スタンド名の開示に湧く中で、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘と共に、スマートフォンに映るとある女の『データ』が映されている。

「百目鬼小百合」

ぼそり、と呟かれたその名は、ヨーマの対戦相手から『外された』女の名前だった。

「能力のトリガーが露骨なヨーマでは、決して『勝てない』女だ。『端と端』で試合をスタートさせたとしても、ヨーマが『二本目』に行くことはないだろう。万が一勝つにしても、短期」

女は溜息を付いて首を振った。

「それではつまらん……『決着』の後も、面白くはならないだろうしな」

その時、ふと、何かを思い出したかのように、薄い笑みを浮べた。

「もっとも……『鬼の小百合』を呼ぶ度胸は、ないだろうな……」

401 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 11:42:06

燃える妖魔、待つ白髪鬼
迫る激突に息が飲まれる会場内でで、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘の最中、。

「さて、どうなるか」

ぼそり、と呟かれた言葉には、疑問と――期待が籠もっている。

「仕切り直しの途端に、最終章だ。泥仕合が避けれた事は、ありがたいが……」

女は足と腕を組み、迫る激突を注視する。

「ヌードマッチか……なったらなったで客は湧くだろうが……」

そして、溜息が漏れた。

402 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 12:03:05
>>401
「ぜ、『全裸になろうとも』!?」

 七篠は衣装を燃やしたヨーマと、レフェリーの言葉に驚愕する。
 そして一拍遅れて響く野太い歓声にびくっと身体を震わせる。

――男の人って、そんなに『好き』なの…?
――一抹くんはまだ中学生なのに…悪影響がありそう…。

「……一抹くん! 早く勝って!」

403 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 14:28:48

迫る終焉に息が飲まれる会場内でで、異なる空気を纏った女がいる。
白黒の『千鳥格子柄』の、レディーススーツを着た、硬そうな雰囲気を持つ女。
眼鏡の奥の吊った瞳の先には『闘技場』の死闘の最中、彼女は一人、立ち上がった。

「鬼の小百合への万が一、彼はそれに気付けなかった」

ぶつり、と呟かれた言葉、彼女の瞳には、とあるもしもが映っていた。

「ヨーマの煙は『スタンド』をも劣化させる……『警棒』も、強度を下げてしまえばヨーマを砕く威力は無く、『持続力』を下げられれば……正確な能力の持続時間と、『最高速度での連続行動時間』を把握できない隙を付ければ……本体も、若くはない……喫煙癖も『解除条件』への到達を難しくするだろう」

つぶやきながら、女は『前』に向かう。鉄に覆われた、超常の鉄火場に。

「物質の変性と自己強化――あの偽神とヨーマの能力は、性質は異なるが『似ている』。ぶつかりあえば、どちらが勝ったことか」

つぶやきながら、彼女は歩く。
戦いは、すぐに終わる。彼女の仕事は、これから始まるのだ。

404 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 15:19:21
>>403

 『副流煙』が身体にも物にも効果を及ぼすという言葉を聞いて七篠の脳裏にはすこし前の攻防が思い返された。

> 『慈悲の刃』は『副流煙』に触れ――直後、巻き上がった『砂塵』によって『副流煙』は掻き消えた。

――もしかして、一抹くんのスタンドももう…劣化してる!?

「一抹くん! ダメ!
 『もう劣化してる』!『副流煙』を浴びてるの!」

405 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 17:29:27
「……え、この歓声の『意味』って…」

 七篠は周囲の野太い歓声に気圧され、青ざめながらリングを見ている。
 時折目を逸らそうとしながらも、心配から見ずにはいられないようなそんな曖昧な様子だ。

「い、一抹くん、だめですよ!?
 えっちなのは…!」

 一抹もまだ年若く、そういう年齢だ。
 興味を持っている可能性があると理解しながらも、七篠は制止するように声を上げる。

406 三刀屋『ブラック・アンド・ホワイト』 :2021/07/10(土) 17:41:43

「うわー・・・・凄い事になってきたねぇ」

周囲に満ちる男達(いくらかの女性も含まれているが)の歓声
これから行われようとしている『ショー』が彼らの期待を煽っているのか
三刀屋は幾分か距離を置いて彼らを見ていた

「この前見た『試合』と比べて、だいぶ性質が違うみたいだ
『アリーナ』といっても、組織の雰囲気は派閥によって全然違うようだし
『ここ』の売りはこんな感じ・・・・というわけだね」

無論、三刀屋とて男として目の前の光景に興味がないわけではない
だが・・・・流石にこの惨劇で興奮するというのは、流石に大人としての倫理観が許さない
近くに高校生くらいの少年少女達がいる事に苦笑しながら、
客席を含めた会場全体を俯瞰して見ている

407 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/10(土) 20:59:54
「…勝負は『一瞬』だったな」

他の『アリーナ』の試合を見たことはないが、ここまでの短期決着は珍しいのではないか。
一抹くんの肉を切らせて骨を断つスタイルが故か、それとも敵スタンドの持続力か。
あるいは、何かしらの興行的な理由があるのだろうか。
何にせよ、一抹くんは無事に勝利することができた。ほっと胸を撫で下ろす。

「しかし、この『アリーナ』は………」

『興行主』も、『選手』も『観客』もそれを求めているなら、部外者の自分がどうこう言うつもりはない。
水商売も同じく、個々の需要と供給が成り立ち、法律に反することがなければ問題はないのだろう。
ただ個人的な好悪の話ならば、好きではない。

一抹くんの返事は想定内であるが故に、驚かない。
選手の出てくる場所はどこなのだろう?そこで彼を待って、勝利の記念にご飯でも奢るのもいいか。

408 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 21:27:52
>>407 ほか 皆様に

『ウェー……』

スタンド使いである君は、君達は、呟くように漏れたその『声』を聞いたかも知れない。
アリーナの客、『全員』がスタンド使いという訳ではない。その様な油断をしているのだろうか?
君が、もしも声の『方角』を見たのならば、珍しいモノを見るだろう。
サイケデリックで毒々しい『斑色』の髪をした少女である。
少女は清月の制服を着ているが、夏服である事を見ても、随分とスカートの丈が短い――改造制服だ。
異形の制服を着た彼女は、スタンド会話で誰かと会話しているようだ。

『なに? あーしの対戦相手来たの……うぇっ……“リピーター”っしょ?……やだなぁ……あーし、今出てる子みたいのならともかく……あー、もうあそこ入ったの? 確か……』

彼女は、スタンド会話で『倉庫近くの駐車場』の場所を告げた。

『そうそう、そこ……もう入ったんだ。ウチらの派閥、あそこしか行き帰りの送迎車置けないからなぁ……はーはいはい、解りましたよ、主演女優のあーしも準備しますよっと』

その念話と共に、拍手に包まれる周囲を尻目に、彼女は席を立った。
――行き帰りの送迎車が来る『場所』を君は知った。
『リピーター』は既に到着しているので、鉢合わせることはない。だが今、向かえば、喝采を浴びている勝者の帰り道に『出会う』事は可能だろう。

409 七篠 譲葉『リルトランク』 :2021/07/10(土) 22:08:16
>>408

 七篠は聞こえたスタンド会話を頼りに、一抹が来るであろう送迎場所に向かった。

――勝ったのはいいけど、また危ないことしてた…。
――それに、『こんなところ』に『わかって』来てたのなら流石に止めないと…。

 七篠が何故か『チケット』を入手したように、よくわからないままここに来て試合をした可能性を信じながら歩いていく。

410 鉄 夕立『シヴァルリー』&『C・セッション』 :2021/07/10(土) 22:11:35
>>408

「・・・・・・・・・・」

声の方を振り返れば、そこにいたのは同じ学園の女生徒だ。
改造されている制服のせいで、年齢が分かり辛い。
少女の外見は中等部相当か、それとも高等部に見えるだろうか。

(…あんな子まで、『アリーナ』で戦っているのか)

それが本人の意思によるものならば、致し方ないだろう。自分も剣道を始めたのは小学生からだ。
もっとも、流石に『アリーナ』に比べれば剣道は遥かに安全な競技だと思うが。
しかし戦う覚悟が双方にあるのなら、容易く止めることはできないのはどちらも同じだ。
送迎の場所を教えてくれた彼女がせめて無事であることを祈りつつ、立ち上がってそこへ向かうとしよう。

411 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/10(土) 23:08:07
>>409
>>410
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/

君達は、彼と出会った。
語らう時間は、存在する。

そして、撒かれたチケットは『午前』の試合を埋めるためのもの。
招待された君達は、退場を余儀なくされるだろう――『リピーター』と『少女』の試合に興味があろうとも、チケットは前売りなのだ。

412 『揺蕩う紫煙は変毒為薬』 :2021/07/11(日) 14:02:48
午前の試合は終わりを告げ、清掃を兼ねた“一時退場”が行われる。
最中派名物を見れなかった客たちの落胆の声もあったが、概ねに客たちは楽しんでいたようだ。
試合場を出た君は、倉庫近くの自販機前にて、若者達の、こんな会話を耳にしたかも知れない。

「そんで、お前、『次』は見るの?」
「あったりめぇだろ、ヨーマは前座だよ、前座……あいつ……『ヤミー』が本命だよ」

『ヤミー』……その名前を呼んだ男の声には、暗い興奮が宿っていた。

「まぁ、有名人だよな。SNSでも話題になったし……けど、スタンド使いだろうと“残し”たら状況証拠でアウトだわな……でも、連続で五年は出るの早くねえか?」
「知らねえのか、自首したんだよ」
「ウッソだろお前、『ヤミー』が?」

若者の片方は、僅かながらに声を潜めたが、君にはそれが聞こえた事だろう。

「これは『噂』なんだが、当時の『フーヴィアン』派……昔の名前忘れたんだよ。ともかく、昔の『フーヴィアン』派のアリーナで、犠牲者を集めた『秘密試合』が行われたらしいんだよ」
「……それって」
「ああ、『海外逃亡』を勝利報酬にしたサシの勝負って体裁だったらしいが、被害者救済を兼ねた『オシオキ』だよ。自首した時、『歩けねえで這いずってる』有様だったたんだと……『そうなるまで』を見たら、女共もヤミーに『厳罰』を望む気にもなれなかったんだろ。『再接触』は死刑ぐらいはヤミーに言ったろうしな」

話を聞いていた若者の顔は、僅かに青くなっている。
ひょっとしたら、『心当たる』なにかに覚えがあるのかもしれない。
それを見たもう一人は、歯を見せて笑った

「ま、『噂』だよ、『噂』……ビビるもんじゃねえ。『やらかし』のケツ拭きを引き受けてる連中なら、やりそうではあるって話だ。金にはならねえ試合をやるかって言われると、やらねえだろ」
「……どっちみち、スタンド事案だしな。立件出来た件数が少なかったのかもしれねー。思い出したくもねーし、裁判がセカンドなんたらになるってアレで、証言を拒む被害者もいるって話だしなー……多分、そうだろ、うん……」
「どっちにしろ、だ。五年も立てば傷も癒えるって訳で、『罰を受けずに』ヤれる場所も提供されたって訳で……」
「俺らとしちゃ、おもしれえ見世物を何度もありがとう、か」
「その通り。あの『鉄拳』だろうとよ……本番前に、早めの昼飯行くか!」

若者達は、嗤いながら去っていく。
君は、何かを思ったかもしれないし、思ったかもしれない。そもそも、聞かなかったかもしれない。
いずれにしても、君は第二試合を見ることは出来ないのだ。君は、帰路に付いた。


――午前の試合、終了。

413 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/22(木) 14:55:46
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/

『入場』は既に始まっている。
『観覧チケット』を持つものであれば、既に入れるだろう。
客席は『どの位置』でも空いている。

∴∴∴∴∴∴赤赤赤∴∴∴∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴■□□□□□□□□□□□■∴
∴∴■□□□□□□□□□■∴∴
∴∴∴■□□□□□□□■∴∴∴
∴∴∴∴■■□□□■■∴∴∴∴
∴∴∴∴∴∴青青青∴∴∴∴∴∴

□=1m面積
■=リング外への境界である『鉄壁』=2M 
∴=『観客席』

君が、君達が、どこに座るかは、自由だ。
――どの段階で訪れようとも。
ただし、午前と午後――どちらでも座る位置は変わらない。
誰かと話したいのなら、最初に訪れている誰かの側によるのも、いいだろう。

414 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/22(木) 15:42:33

『黒いロングヘア』の女が足を組んで座っている。
昼間の屋内だというのに、
目元の見えない『黒いサングラス』を掛けている。
また、『白衣』を羽織っているのが特徴的だ。
『闇外科医』。
不思議と、そんな言葉を見る者の心に抱かせる姿だった。

―――――――――――――――――――――――――

「――――『アルカラ』」

「私の『名前』は知ってると思うけど」

入場の際、黒服に短く告げた。
『フーヴィアン派』の『闘技場』で試合を行い、
『二戦二勝』の『C級ファイター』である。
この『変装』について深く気にする必要は皆無だ。

―――――――――――――――――――――――――

ここに来たのは、楽しみでもなければ応援のためでもない。
一重に『研究』のためだ。
イメージトレーニング。
自分と参加者を重ね合わせ、自らの戦い方を再構築する。
今ここにいる自分は『そういう人間』だ。

415 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』 :2021/07/22(木) 16:49:14
>>413
「他の選手は持ち物検査をどうやって誤魔化かな…」

ウルフカットの白髪。透き通った肌は血管が薄く見え、淡い青色に微かなエメラルドの反射が混じる瞳でリングを見渡す。

「最中さんの派閥だから簡単に持ち込めそう…」

416 『ロケットギャルと最弱の盾』 :2021/07/22(木) 19:16:14
君達は、場の照明が落とされたのを見た。
ざわざわと、声が響き出す。『最中派閥』の試合においては前例のない演出だ。
『ステュアート派』の客が運悪く混じっていたのであれば、既視感を抱いただろう。
――最も、次の演出には、顔を顰めたであろうが。

「ミ・ナ・サ・マー!!!」

拡張された声が響くと同時、カラフルなスポットライトが闘技場の床を舐め――やがて『赤コーナー』へと収束する。そこには、溝口最中の姿があった。

「本日は、最中派閥の興行試合に訪れて頂き、誠にありがとうございます、賭けの結果がどうあれど、皆様がご満足する『闘技』が行われますこと――お約束いたします!」

最中は、中央に向かってあるきながら、全方位に愛嬌と手を振りまく。
期待の声が飛ぶ、下卑た野次が飛ぶ、お前も出ろと言う欲望が飛ぶ。全てを浴びながら、最中は中央へと辿り着いた。

「では、本日の闘技――改めて、ご紹介いたします!」

ドラムロールが鳴り響く中、最中が指差した先――電光掲示板に、こう記される。

『サクソン』VS『アップアップ&アウェイ』

「第一試合――ニュールーキー『サクソン』VS4戦目の『アップアップ&アウェイ!』――後者の彼女に関しては、皆様の記憶にも新しいのではないでしょうか!」

どっと、笑いが響く。最中派閥の客は『リピーター』が多い。彼、彼女達の多くは、先の惨劇を記憶している。

「しかし、今度は女性同士――異なる戦い、結末はどうあれ、異なる光景が待ち受けていることでしょう!」

観客達が一気に湧いた。最中派閥には『同性専門』のスペシャリストもいる。
彼らが見せる痴態――特に、ルーキー相手のそれは、客の邪悪を満たして余りある。

「そして、メインイベント――第二試合!『スペシャルマッチ』!」

電光掲示板が『カラテ・チャンプ』VS『リーチ・クイーン』を示す。
――観客達から大いなる歓声が湧いた。

「賭けの比率はなんと1:99! 奇跡の大穴、果たしてなるか! ならなかった場合――『事故死』は起きてしまうのか!? ああ、ワタクシとっても怖い!」

――ウソつけ。
――楽しみにしてるくせに。
――俺たちは、それを見に来たんだよ。

観客達の声が響く。最中はありがとうございます!と叫びながら、声を張り上げる。

「あり得るか、奇跡。打ち勝つか、ルーキー! 2試合目も、ご期待あれ!」

最後に一礼した最中は――告げる。

「では――これより始まる第一試合、お楽しみください!」

そう言い残し――『赤コーナー』へと去った。

417 アルカラ『ドクター・ブラインド』 :2021/07/22(木) 19:18:40
>>416

『試合開始』はゴングが鳴ってからだが、
勝負は『その前』から始まっている。
確かめるべきは『自分の状態』と『相手の状態』、
そして『周囲の状況』。
それらを考え合わせれば、自ずと『道』は開けるものだ。

「――――『遮蔽物』はないようね」

『闘技場』という場において、
『ドクター・ブラインド』には『切り札』がある。
会場の『大歓声』を利用した『一撃必殺』。
問題は、どうやって『そこ』まで持っていくか。

「さて、どうしようかしら」

『ドクター・ブラインド』の射程は『5m』。
近距離型の中では、そこそこ長い方だ。
本来なら、その長所を活かしたい所だが、
このフィールドには『遮蔽物』がない。
つまり、常に『面と向かった状態』が続くという事。
本体の安全を維持しながら、
スタンドだけで立ち回る戦法が使えない。

「とりあえず両手に『土』を確保しておくわ」

自分なら、試合開始と同時に、
『ドクター』の両手に『土』を握らせる。
接近して『能力』を仕掛けるための目潰し用だ。
『土の匂い』を付ける狙いもある。
この開けたフィールドで役立つかはともかく、
やっておいても損はない。
非力な『ドクター』では、威力のある投擲は困難だが、
軽いものなら問題ない。
『スピード』と『精度』は超人的だ。
命中させられる可能性は高い。

「それから、『蹴り』で土を飛ばす事も出来るわね」

手数は多ければ多い程いい。
ただ、投擲と違って移動と両立出来ないのが欠点だ。
相手の『性能』にもよるが、
あと一歩で『斬れる』辺りで行うのがベストか。


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