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【ミ】『想貌』
80
:
『スリル!』
:2019/03/03(日) 21:41:21
>>79
≪……クズがッ!
『吉仲』、貴方はもう、『生きて』すらいない。
唯、『死』をバラまくだけの貴方は、既に死んだも同然ッ≫
「『甦る(リ・ボーン)』って言ってるだろーが、
別にテメェの身体でもいいんだぜ、話を訊かねぇヤツだな」
ググ・・・ッ
『キック・イン・ザ・ドア』に対抗出来るだけあり、、
『平石』の首を締め上げる、ヴィジョンのパワーは相当だ。
「そのまま『締め上げろ』、
――――『ファブ・カトル』、そのままだ……」
『吉仲』が命じるままに、『チャオ』はヴィジョンで首を締め上げる。
このままでは『死』も危うい中、『平石』はヴィジョンのガードで、
首を握る腕を押し上げながら、『歯車』を踏みつける。
グゥンッ!
『歯車』は抵抗なく、『トラック』に押し込まれる。
そのまま『減速』に移行するが、――――『想定』よりも下がらない。
「ブレーキが利かないってことはだなァ、
テメェのトラックが、『ユービック』の支配下にあるってことだ」
「『加速』は止まらねェ、そうだろォ? チャオォ?」
「. . ォ ァ、ァ ア ・ ・ ・」
『停止』を指示する『キック・イン・ザ・ドア』と、
車体を加速させる『ユービック』、『スタンド能力』同士が『拮抗』している。
このままでは、『平石』の『意識』が無くなるのが先か――――
≪『ロンドン・コーリング』ゥ !≫
ブ ワ ァ ァ!
『ロンドン・コーリング』が、その脆弱な腕を振りかざし、『ファブ・カトル』に殴りかかる。
が、『ファブ・カトル』は対の腕を振り回し、『ロンドン・コーリング』を振り払った。
この一瞬、首に掛かる手のガードが緩む。
ブ ロ ロ ロ ・ ・ ・
車体の『減速』により、周囲の状況も把握できるようになった。
隣接する車線にいる何台かの車両が、トラックに近づいてくる。
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