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【他】『心音サイフォン・質疑・成長スレッド』

395『音仙』:2021/06/06(日) 21:55:06
>>394(喜古美礼『ビトウィーン・2・エンズ』)

>1.『球体』の『固定』というのは、どんなに勢いがあっても『急停止』できるものなの?

「基本的には、そうなります……が、
 勢いが継続的に付加され続けていて、
 それが固定力より上なら、停まりません。
 例えば、『超人的』な力(パB)の者が、
 手に取って運んでいる場合など……ですね」

>2.『固定』を解除する事で、『固定』前にかかっていた勢いは再度復活する?

「これは、しません」

>3.『過去再現』の『無生物』は『実体化スタンド物質』という事で『一般人』に視えたり、
> 『写真』に撮ったりできると思うけど、『生物』の場合、
> 『象徴ヴィジョン』に近いという事はもしかして視えたり撮ったりは不可能?
> (スタンドはさすがに視えないし写真にも映らないあつかいだと思うけど)。

「ああ……すみません、語弊がありました。
 干渉できない性質は、所謂象徴ヴィジョンのそれですが、
 一般人に見えるものであれば、通常通り視認も撮影も可能です」

>4.『生物』の衣服も『生物』あつかいだと思うけど、手に持ったものもやっぱりそう?
> 運転しているバイクや車なんかはどうかな。

「衣服や手荷物は、生物扱いのようです。
 乗り物まで行くと、無生物扱い……つまり、
 身に付けているかどうかが基準なのでしょうね」

>5.スタンドは『生物』あつかいだけど、『スタンド物質』は『無生物』あつかいのようなので、
> この能力で『外に持ち出せる』対象という事でいいんだよね?
> 持ち出す場合、『スタンド物質』の射程や『特殊能力』はどうなるのだろうか。
> また、『器具型スタンド』とかは『無生物』の対象範囲?

「スタンド物質は原則、通常物質同様に持ち出せます。
 能力は『作用』はしますが、『発動』は出来ない……つまり、
 発現後は常に何かの能力を発しているスタンド物質ならそれは作用するのですが、
 オンオフが必要な場合は、大元のスタンドがいないため、使えません」

「そして、器具型のスタンドは大抵はダメージフィードバック……
 ああ、ええと、本体にダメージが伝わる作用がありますから、
 その場合には無生物とみなす事は出来ないでしょうね」

>6.『炎』なども再現可能なようだけど、この止まった炎には
> 熱や延焼を起こす能力があり、スタンドにも効果がある? また『帯電』なども再現可能?

「これは……止まった炎は熱くはありますが、
 それ以上燃え広がる事は、ないようですね。
 止まった電気もまた、触れると痛いですが、
 触れた所以外に電気が流れる事はありません」

>7.火がついてたり、(可能なら)帯電した無生物をそのまま持ちだす事も可能?
> その場合、『固定』を外した時点でそれらの状態が『進行しはじめる』事となる?

「これは可能ですし、性質もその認識通りですね」

>8.『再現』した食事を食べる事も可能だよね?
> その場合、射程外に出たり能力解除したらカロリーゼロ?

「食べる事はもちろん可能ですが……
 解除して無かったことに、とはいきません。
 これは不思議な話ではあるのですが……
 スタンドの出す食べ物は、こうなりがちですね」

396喜古美礼『ビトウィーン・2・エンズ』:2021/06/06(日) 23:31:20
>>395
なるほどねェ。だいぶ理解が進んだよ。
教えてくれてありがとう。また、なにかあれば確認にきます。

397『音仙』:2021/06/06(日) 23:34:46
>>396(喜古美礼『ビトウィーン・2・エンズ』)

「エエ、いつでもまたどうぞ…………
 お茶菓子くらいは出させていただきますから、ね」

398『Electric Canary Garden』:2021/06/07(月) 00:09:35

ある日、『りん』宛ての郵便物が届いた。
送り主は『星見FM放送』。
何かの手違いか、何故かここに送られてしまったようだ。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1619194604/30

(※りんPCが訪れた際に渡して頂けると幸いです)

399『音仙』:2021/06/07(月) 22:31:12
>>398(『Electric Canary Garden』)

「…………」

『どこにも届くはずの無かった』それを、
『ここに届けた』のは『友人』の一人だった。
『風見亜角』の『能力』には、良く助けられている。
彼自ら『りん』の下に『届け』なかったのは、
ここに届けてくれただけ親切と思おう。

          スッ

『中身』が食べ物ではない――――
つまり常温保管で問題ないものと知ると、
それを『机』の端にそっと置いておいた。
来たらすぐに渡せるように――――

或いは、こうしておけば、あのおそろしく、儚く、健気な少女が、
『次にまた訪れる』事を、保証してくれるような気がしたから。

400氷山『エド・サンズ』:2021/06/09(水) 00:01:44
「最近はとくに暑い日が続いていて、もう夏も近いんだなーって感じですよね
 私もこないだ、銭湯で長湯していたら体調を崩しちゃって
 ・・・・『音仙』さんも気を付けてくださいね」

「ところで、いくつかお聞きしたい事が」

・氷山への『大捕物』で『装着』を選択する場合、
 『捕縛縄』などを腕や足に巻き付けた状態を『装着』として発現する事は出来ますか?

・『装着』状態で同時行動を行う際に、『エド・サンズ』と背中合わせになって、
 感覚共有で全方位の視覚を確保しつつ、自身の背中側の敵に対処するというような、
 頭で処理するのがかなり難しそうな事も出来ますか?

・氷山への『大捕物』で手に出した『陣笠』を改めて普通に着装した場合、
 同時行動の能力を使う事はできますか?

・『陣笠』や『鎖帷子』を『装着状態』で出す際に、
 紐などをしっかり閉めない半脱ぎ状態で出す事は出来ますか?

・『弓』や『さすまた』などの武器型の『捕具』を『装着状態』として出す事はできますか?

・火薬を使った銃の類を出す事は出来ないという事ですが
 『捕火方』という、筒の形をしていて、点火によって先端から激しい煙と火花が散る『捕具』を出す事は出来ますか?

401『音仙』:2021/06/09(水) 02:11:31
>>400(氷山『エド・サンズ』)

「ええ……長袖でいられる季節も、既に過ぎてしまったのでしょうね」

「銭湯――――――― ……そう、ええ、気を付けます。
 とはいえ、私は出不精ですし、クーラーも躊躇いませんので、
 キミの方こそ、熱中症には気を付けてくださいね」

>・氷山への『大捕物』で『装着』を選択する場合、
> 『捕縛縄』などを腕や足に巻き付けた状態を『装着』として発現する事は出来ますか?

「これは出来ませんね。
 使う側としての状態が装着であって、使われる側の状態では発現出来ないようです。
 マァ、『サンズさん』も、キミを捕縛するのは本意ではないのでしょうしね……」

>・『装着』状態で同時行動を行う際に、『エド・サンズ』と背中合わせになって、
> 感覚共有で全方位の視覚を確保しつつ、自身の背中側の敵に対処するというような、
> 頭で処理するのがかなり難しそうな事も出来ますか?

「ええ。むしろ、それこそが同時行動の真髄とも言えますね。
 思考もまた行動。本来ならキミの処理能力や、同時行動の困難さで不可能な事が、
 独立した思考を持つスタンドとの連携さながらに可能となる……キミの新たな武器です」

>・氷山への『大捕物』で手に出した『陣笠』を改めて普通に着装した場合、
> 同時行動の能力を使う事はできますか?

「大捕物として出した捕具を装着しているなら、使えますね」

>・『陣笠』や『鎖帷子』を『装着状態』で出す際に、
> 紐などをしっかり閉めない半脱ぎ状態で出す事は出来ますか?

「これは……『捕らわれる形での発現』が出来ないのと同様、出来ないようですね。
 キミへの『装着発現』は、あくまでキミの身を守り、キミが共に戦うためのもの、なのでしょう」

>・『弓』や『さすまた』などの武器型の『捕具』を『装着状態』として出す事はできますか?

「防具だけでなく、武器型の捕具でも可能なようです……ね」

>・火薬を使った銃の類を出す事は出来ないという事ですが
> 『捕火方』という、筒の形をしていて、点火によって先端から激しい煙と火花が散る『捕具』を出す事は出来ますか?

「これは不可能なようですね。ソレは捕具というよりは、『忍具』だからでしょう。
 以前の話と併せて言えば、『臨時で捕具として使われたもの』に分類されるようです」

402氷山『エド・サンズ』:2021/06/10(木) 23:58:13
>>401

「この部屋はいつ来ても快適でいいですね!」

『ア〜〜、余計ナお節介カモシレネェガ、アンマリ外ニ出ネェノモ身体ニ悪イト思ウゼ
 若イ奴ハモット外ニ出テダナァ・・・・』

「言い方が爺くさいですよ、『さんずさん』」

403小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/21(月) 20:19:56

今日、久方振りに『ここ』を訪れた。
初めて訪れた時も、その後も、
バッグの中には常に『鎮静剤』を忍ばせていた。
『スーサイド・ライフ』に本体を傷付ける事は出来ない。
だからこそ、『鎮静剤』が必要だった。
自分にとって、なくてはならないものだった。

  「――……ご無沙汰しております」

しかし、『今』は違う。
自分自身を傷付ける事の出来る『第二の刃』がある。
それが『鎮静剤』を手放した理由の一つ。

  「また『これ』をお持ちしました……」

          スッ

  「……覚えていらっしゃいますか?」

話を始める前に、持参したものをテーブルに置く。
以前(>>7)持ってきた自宅の庭で栽培した『ラベンダー』。
あれから、長い時間が経ったように感じる。

  「今日は……『お尋ねしたい事』があって参りました」

  「切り離した『私の手』から――
   『ビー・ハート』を発現させる事は可能でしょうか?」

  「『スーサイド・ライフ』で切り離した部位は、
   『スーサイド・ライフ』を解除すれば消え、
   『ビー・ハート』で切り離した部位は、
   『ビー・ハート』を解除すれば消える……」
 
  「……そういった認識で間違いないでしょうか?」

404『音仙』:2021/06/22(火) 00:33:50
>>403(小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』)

「エエ……お久しぶりです、小石川さん。
 それは……いつ頃だったでしょうか?
 以前にもいただきましたね。
 生憎、花の命は長くはないもの……
 前のそれは、もう、枯れてしまいましたが」

        コト

テーブルに置かれた鮮やかな花に目を細める。

「枯れて、咲いて、繰り返しこそ花なのでしょう。
 ………………私個人の感想を言うなら、
 また、咲いているところを見られて良かった」

所感を述べると、質問に耳を傾け、
その答えをゆっくりと話し始めた。

>「切り離した『私の手』から――
>『ビー・ハート』を発現させる事は可能でしょうか?」

「ええ、可能です……
 キミがまた『荒事』に巻き込まれた時には、
 とても強力な武器の一つになるでしょうね」

>「『スーサイド・ライフ』で切り離した部位は、
> 『スーサイド・ライフ』を解除すれば消え、
> 『ビー・ハート』で切り離した部位は、
> 『ビー・ハート』を解除すれば消える……」
> 「……そういった認識で間違いないでしょうか?」

「こちらも、キミの考えている通りです。
 能力解除は、それぞれの刃に対応していますね」

405小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/06/22(火) 23:29:11
>>404

花は種を残し、種は花になる。
それは一つの循環。
人と人の関わりにも似ている部分があるように思えた。
今の自分にも、
『出雲』や『イズ』や『笹暮』から受け取ったものがある。
いつの日か、私が誰かに渡す種が、
その人の心に花を咲かせる事もあるのだろうか。

  「よく分かりました……」

返ってきた答えを頭の中で反芻し、小さく頷く。
『荒事』――いつかまた身を置く機会が訪れるかもしれない。
それでも自分のすべき事は変わらない。
『未来』のために、前を向いて生きる。
そう決めたのだから。

  「……また参ります」

  「――ありがとうございました」

挨拶と共に頭を下げて、静かに部屋を後にする。

406ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/04(日) 06:37:38
それは、ソラが戦いに赴く前日の事だった

「あ、あのさ…私の事覚えてる?
 ソラって言うんだけど…
 ちょっと『ステインド・スカイ』について聞きたい事があるんだけど」

「例えば、ガラス片や割れた酒瓶を核にしたとして
 それはスタンドにも突き刺さる物なのかな?」

「それと、核にしたガラス片なんかが人体とかに突き刺さった場合、それは『雲』に覆われて固定されるの?」

「あ、後もう1個…『雲』の個別解除は視界内でないと出来ないんだったよね?
 じゃあ、『雲』を一斉解除する場合、『ステインド・スカイ』自体を解除するって扱いで『杖』のヴィジョンを一旦消す必要はある?
 それとも、『雲』だけを消す事は出来る?」

「何でこんな事聞くかっていうと、何となく、この後死ぬ予感がするんだよね…
 出来る限りの事はするつもりだけど、もし死んだら…
 いや、忘れてくれていいよ…その時は私がお空の雲になるってだけの話だ」

407ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/04(日) 07:03:53
>>406
「ちょっと言葉足らずだったか
 1つ目の質問は核にした物体が『浮上』する時にスタンドに干渉出来るかって問題ね」

408『音仙』:2021/07/04(日) 12:45:16
>>406-407(ソラ『ステインド・スカイ』)

「キミのことを忘れる日はありませんでしたよ。
 勿論……『ステインド・スカイ』についても、ね」

>「例えば、ガラス片や割れた酒瓶を核にしたとして
> それはスタンドにも突き刺さる物なのかな?」

「エエ、実体化スタンド物質の雲を纏う核もまた、
 スタンドに干渉できる状態になっているようです」

>「それと、核にしたガラス片なんかが人体とかに突き刺さった場合、それは『雲』に覆われて固定されるの?」

「それは、浮上が妨げられた場合と同じですね。
 つまり突き刺さったところで固定され、
 雲に覆われることになります……
 もちろん固定は空間に、ですので、
 傷口に刺さったままになる効果はありませんけど」

>「あ、後もう1個…『雲』の個別解除は視界内でないと出来ないんだったよね?
 じゃあ、『雲』を一斉解除する場合、『ステインド・スカイ』自体を解除するって扱いで『杖』のヴィジョンを一旦消す必要はある?
 それとも、『雲』だけを消す事は出来る?」

「雲の『一斉解除』なら、視認は不要で、雲だけを消せますね」

>「何でこんな事聞くかっていうと、何となく、この後死ぬ予感がするんだよね…
> 出来る限りの事はするつもりだけど、もし死んだら…
> いや、忘れてくれていいよ…その時は私がお空の雲になるってだけの話だ」

「………………スタンド使いは、惹かれ合う運命。
 いつか危険と遭遇する日も来るでしょうし、
 その先にある何かを掴み取る日も来るでしょう。
 それはここを出てすぐかもしれないし、
 明日かもしれない、10年後かもしれない……
 だから、それに備えるのは、とても正しい事」

「……………ソラ。キミがそれを切り抜け、
 またここを訪れてくれることを祈っています。 
 その時まで、キミを忘れる事は無いでしょうね」

409ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/04(日) 18:05:10
>>408
「貴方にそう言ってもらえると、何か嬉しいな…ありがとう
 そうだな、私も生きてまた貴方に会いたいし、精々死なないように頑張るよ」

410ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/05(月) 18:02:58
「あのさ、今、自分の体に大量のガラスが突き刺さった場合の戦い方のシミュレーションをしてるんだけど
 自分の体に突き刺さったガラス片を『浮上』させて、敵に突き刺したとするじゃん?
 この場合、敵に突き刺さったガラス片は『雲』に覆われてその空間に固定されるわけだよね?
 その時、敵が動いたらどうなるの?」

411『音仙』:2021/07/05(月) 18:20:17
>>410(ソラ『ステインド・スカイ』)

>「あのさ、今、自分の体に大量のガラスが突き刺さった場合の戦い方のシミュレーションをしてるんだけど
> 自分の体に突き刺さったガラス片を『浮上』させて、敵に突き刺したとするじゃん?
> この場合、敵に突き刺さったガラス片は『雲』に覆われてその空間に固定されるわけだよね?
> その時、敵が動いたらどうなるの?」

「固定されているのは空間であって、
 敵の体でないとは、前に教えた通り……
 つまり、そのガラスは、空間に固定された刃です。
 敵がより深く刺さるような方向に動けば体を貫くか、
 あるいは、骨かどこかで止まるでしょうし……
 逆に離れる方向に動けば、ガラス片は抜けるでしょうね」

412ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/05(月) 19:02:19
>>411
「思ったよりエグいな…
 よし、この技は『グラス・ザ・ヘッジホッグ』と命名しよう(クソダサネーミング)」

413ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/06(火) 16:43:10
「いや、やっぱりもうちょっと捻るべきか…?」

「あ、そうそう、斜め上に射出するような感じで『浮上』ってさせられる?
 それと、『浮上』する物に摑まって移動するみたいな使い方って出来る?」

414『音仙』:2021/07/06(火) 17:23:57
>>413(ソラ『ステインド・スカイ』)

「聴くは一瞬の恥、聴かぬは一生の傷……
 能力を掘り下げるのは、大事なことですよ」

>「あ、そうそう、斜め上に射出するような感じで『浮上』ってさせられる?

「これは出来ませんね。
 浮上は、あくまで上方向にのみ動きます」
> それと、『浮上』する物に摑まって移動するみたいな使い方って出来る?」

「これも…………出来ないようです。
 足場にできるのは、あくまでも、
 既に雲となったものだけ……なのでしょうね」

415ソラ『ステインド・スカイ』:2021/07/06(火) 18:03:43
>>414
「なるほど
 そうなると、やはり己の足に頼るしかないか」

416一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/07/13(火) 22:55:42
「見てください! しぼまない究極スフレパンケーキが! 食べてください! 食べましょう!」

「おっと、それはそうと『鎮静』の反応とかアリーナデビューしてきました。『アリーナ』は良かったですよ!」

「『殺意』が衝突する瞬間に互いの精神が交わる感覚。いいですね!」



「食事と引き換えに七篠先輩ハウスに侵略してきました。冷房! 最高です! 冬もお邪魔しましょう。そうしましょう」

「小林先輩の友人ヤジさんと遭遇しましたが『夢世界』で死んだ影響でしょうか? 記憶は朧気で何か懺悔していると」

「今は不安定だとしても再び、私のことを思い出してくれるはず。私のスタンドでも無理なのが歯痒い」

【学生寮】七篠先輩ハウス乗っ取りに成功。小林先輩の友人ヤジさんから事情聴取。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647077/434-458


「武器を切り替えながら再発現するスタンドに襲撃されました。最後は意地で食らいついて手足を切断するも『自害』で逃亡」

「ただ、追われていた遊部先輩が怪しくて…」

「『鎮静』で苦しむような素振りを見せた方は初めてです。それほどの『悪感情』を持っている、となれば…」

【湖畔】『フラジール・デイズ』と交戦。手足を斬るが自害を許してしまう。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1591247432/792-812


「なんかベンチの下に居ました! あっちぃので二人して合鍵で侵入しました」

「今の町の話をしたり私のデザート軍団を『交換』して最後はナイちゃんの強化!」

「で、好き放題して七篠先輩の部屋で寝ちゃいました!」

「最後に七篠先輩が渡したの、あの、あれはまさか…」

【学生寮】ナイちゃんと邂逅。学生寮侵入!
七篠先輩も加わりナイちゃん強化クエスト!
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647077/569-603


「『復讐者』さんと意見の擦り合わせでバトル、となる直前で義父のインシュリン注射で台無しとなりました。惜しい」

「彼女、復讐者に向いてませんよ。真っ直ぐですが『騙し』やすい」

「一度は止まらせて余裕を持たせねば。『復讐心』だけで生き残れるほど星見町は甘くない」

「けど、夏は熱いから秋にします…」

【学生寮】一抹『インダルジェンス』vs赤月『サクソン』不発。次回へ
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647077/604-615

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049803/448-451


「とんでもない新規派閥に捕まって大変でした」

「なんで勝てた? 『インダルジェンス』の持てる全てを駆使した気がしますよ。格上殺しにも慣れてきましたね…」

「それとは別に爪弾き者たちの居場所の盛り上げに関われて良かったです。ああいった場所も必要ですからね」

「これからは彼女たちを『監視』します。良からぬ者たちから守るために」


絶大な強化と遠隔操作の劣化。そして、自己炎上をも武器とする四木との試合。
圧倒的なスペック差と能力差を埋めるは技量。
危難:CC『揺蕩う紫煙は変毒為薬』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/2-76


「『こうなってる』だろうと思って行ったらヘタレてましたね。才能と性格がベストマッチ!することは稀」

「頑張って七篠先輩が私を拘束するには一年足りないです。スタンド使い5人ぐらいと交戦して立派にならないと!」

「それにしても歳上に甘えられるのはどうなのでしょう。12歳中学生に…」

【学生寮】『男性』に怯える七篠先輩の部屋に侵入して宥める。『鎮静』によって正常化して夢の世界へ。
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647077/649-660

417『音仙』:2021/07/18(日) 23:54:29
>>416(一抹 貞世『インダルジェンス』)

「……ああ、これはこれは、良い物を持ってきてくれましたね。
 お茶を入れましょう。一番いい茶葉で」

                  キィィィィィ ――――――――

「友人が増えることは、良い事です。
 戦友であれ、学校の先輩後輩であれ、通りすがりの奇縁であれ、
 そこに違いはないこと…………キミに友達が増えて、私も嬉しい」

                ィィィィイィィ ―――――――

「そして、闘いもまた、キミの力を磨くには良い機会になるでしょう。
 いえ、『闘技』というべきですね……『アリーナ』。
 100%信用のおける相手とは限りません……特にその派閥は或いは、
 毒となるかもしれません。ですが……心配をする程、キミは弱くない。
 …………その『襲撃者』についても、きっと問題には、ならないでしょう」

                 ィィィィィィィィィィィ
 
「もちろん……まだ『子供』であることは捨ててはいけませんが、
 スタンド使いとしての力は、『年齢』に比例するものではありません。
 むしろかつての『戦い』を経ていないスタンド使いの中では、有数の実力がある。
 キミなれば……闇を制する事が、あるいは、赦しとなる事さえ、出来るのでしょう」

             ―――――――――  ン

「さあ。見えますか? ……キミのヴィジョン、その両腕。
 動作の質こそ変わってはいないでしょうが、見た目が少し変わっていますね。
 エエ、刃は今まで通り。新たに芽生えた力は、『より深い鎮静』。
 悪感情に限らず、あらゆる感情をまとめ、苦痛さえ安息の中へ沈める。
 ――――ゆえに精神は力を奪われ、あらゆる『スタンド』は『無力化』される。
 これで終着点ではないのでしょう。ですが、間違いなく『新たな段階』です」

               「『名』は」

「――――――『ディヴァイン』。
 『ディヴァイン・インダルジェンス』。
 どうかその名が皮肉とならない旅路が、キミの前に続きますように」

―――――――――――――――――――――――――――――――――    

『インダルジェンス』は成長した。
その名は『贖宥状』――――全てを赦す手。

手で『頭』に触れる事でより深い鎮静を行い、
一時的に対象の精神を『完全安息』にする。
完全安息の対象は痛みや苦しみを忘れ、
また、ありとあらゆる感情が抑制され、
さながら起きながら眠っている状態となる。

即ち――――スタンドを動かす精神エネルギーも、
この能力を受けている限りは途絶える事となる。

『ディヴァイン・インダルジェンス』Divine Indulgence
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――――――
                 一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』→『成長』。

418『音仙』:2021/07/18(日) 23:54:47

手で触れた者の悪感情を、触れている限り『鎮静』する。
手の甲から『刃』を伸ばし、『苦痛を伴わない』斬撃が可能。
そして、『頭に触れた』場合に限り、鎮静はより深くなり、
相手の心を起きていながらにして、安息の中に沈める。
その状態において、あらゆる『スタンド』は『動く力を失う』。

『ディヴァイン・インダルジェンス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.手で触れた本体含む『生物』の『悪感情を落ち着かせる』ヴィジョン特性を有する。
3.焦り、不安、緊張、苛立ちといった『悪感情』に類するものを軽減する。
  どこからどこまでが『悪感情』かは、一般的な常識の範疇。
 (判定側が『悪感情』だと判定できるものに限られる)
4.軽減の度合いは相手の精神・性格次第でもあるが、好転は確定。
  多くの場合『指定した悪感情』は、振れている限りは和らげられる。
5.触り続ければ効果は持続し、手を離せば潮が引くように解除される。
6.明確に差し迫った危険への、正常な危機感を損なわせるほどの効果はない。
7.恐怖心や緊張、不安から危険への対処が遅れるのを防ぐことは出来る。
8.表層的な感情を和らげるだけで、根本から消すわけではない。
  →原因が残っているなら手を離せば再発し得る。
9.好感情を植え付けるわけでもない。
  不信感は緩和出来るが、無条件の信用はさせられない。
10.どういった悪感情を緩和するのかは、ある程度指定できる。
  判定者がいる場合、『悪感情』の種類を明記する事を推奨する。
 (明記が無い、判定者が指定を理解出来ない場合、『悪感情全般』を対象とする。
  あらゆる悪感情に効果があるが、本体の意図しない悪感情も緩和されかねない)
11.なお、鎮静効果に依存性などは無い。非常にクリーン。

【慈悲の刃】
1.このスタンドは、両手の甲から刃を伸ばす事ができる。
  伸び方は真っ直ぐ伸ばした腕と平行する形。片腕のみの展開も可能。
2.刃の長さは『20cm』まで伸縮可能。幅は手首程度。厚さは包丁並み。
  硬さは鋼鉄並み。切れ味は『パB』相当。両刃。伸ばしても重みなどは無い。
3.刃の伸縮は『パスBC』で行われる。伸ばしながら刺す・切る事も可能。
4.刃のダメージフィードバックは、完全に折れた場合のみ前腕の骨に来る。
  前腕の骨が治るまでは、刃も折れた状態になっている。
  やや欠けた、ひびが入った程度なら、『12時間』もすれば元に戻る。
  完全に折れた場合のみ、その折れた刃はスタンドを解除するまで消滅しない。
5.この刃による攻撃は、対象の苦痛や、斬られた(刺された)感覚を伴わない。
6.機械などでも、切り付けた傷に対する『感知』機能が働かない。
7.出血や、肉体の損傷はする。あくまでも感覚がないだけ。
  また視認や切り付ける音など触覚・痛覚以外の感覚では感知できる。
8.刃の展開中も上記のヴィジョン特性は持続するが、刃部分に『沈静効果』はない。
9.切り傷が完治するまで苦痛はない。
  ただし傷口の痛覚が消えているわけではない。
  切り付けた傷に苦痛がないだけで、その部位を殴られるなどすれば痛い。
10.すでに苦痛を感じている部位(負傷部位など)を切り離す事で、
   痛みの原因を身体から取り除く『切除手術』のような事が可能。
   苦痛を感じない性質はメスにも適するが、当然出血や部位喪失は相応に危険。

【安息】
1.上記のヴィジョン特性について、対象の『頭部』に触れた場合、任意でこちらを発動できる。
2.触れている間、対象の『あらゆる感情』を一括で鎮圧し、なおかつ、苦痛を遮断する。
  深い悲しみなどの悪感情はもちろんだが、平時の鎮静と異なり、激しい喜びなどの好感情も鎮静する。
3.結果的に、安息状態では、相手は起きていながら安らかに眠っているような状態になる。
4.気を強く持てば体を動かす事は可能だが、その動作は緩慢(スピード一段階低下)になる。
5.正方向の感情も鎮静されるため、精神的な力は極限まで弱まり、『スタンド』が『操作不能』になる。
6.苦痛以外の知覚は失われず、目を開けているなら前は見えるし、耳も聴こえる。気力を振り絞れば、会話も可能。
7.操作不能は強制解除を意味しない。既に発動している能力も、オフにはならない。
8.ただし、発動を意識しなければ解除されるような能力であれば、解除される。
9.手を離すと、安息状態は解除される。他の部位に手を動かす形なら、通常の鎮静に移行出来る。

419一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/07/19(月) 08:29:23
>>417-418
「沢山の良き先輩に恵まれましたとも。
 一人だけヘタレで目を離せない方が居ますが…
 部屋をナイちゃんと占領しているから大丈夫」

「あの派閥、まぁ、うん、勝手に登録されてました…
 タダヒト派と縁が有るので逃がしたくないのでしょう
 良い機会ですから私なりの方法で乗っ取ります」

「どうやら『インダルジェンス』は新しい段階に至った
 ようですね。両腕の見た目が変化している…」

「しかし、私の旅路は終わらない。実の両親たちが邪悪
 だろうが、善き人だろうが……どのような人物でも
 対等に渡り合えるように研鑽は怠らない…」

「と、言うことで食べながら質問タイムです」

・以前の質問で本体にDFが有るスタンドに触れても『鎮静』は発動するようでしたが、『安息』も同じく本体にDFが有るスタンドの頭部に触れたら『安息』は発動可能ですか?

・頭部を持たない異形のスタンド(球状のヴィジョン)、器具型スタンドは本体の頭部でなければ『安息』の発動は不可能?

・『安息』状態の敵にスタンド解除などの指示をした場合、素直に応じてくれますか?

420『音仙』:2021/07/19(月) 12:12:21
>>419
「…………少なくともスタンドについては、
 研鑽と研究は裏切らない。
 『闘争』の中に切り込むのであれば、なおさらね」

>・以前の質問で本体にDFが有るスタンドに触れても『鎮静』は発動するようでしたが、『安息』も同じく本体にDFが有るスタンドの頭部に触れたら『安息』は発動可能ですか?

「可能です。もっとも……
 頭に触れられるなら、頭を傷付ける事もできる。
 『戦い』には必ずしも万能ではありませんので、
 発動しない、という選択もあるでしょうね」

>・頭部を持たない異形のスタンド(球状のヴィジョン)、器具型スタンドは本体の頭部でなければ『安息』の発動は不可能?

「エエ、そうなります……
 さながら『按手』のように……頭である事が重要なようです。
 あるいは、単に脳が詰まっているからかもしれませんけど」

>・『安息』状態の敵にスタンド解除などの指示をした場合、素直に応じてくれますか?

「それは、場合によるでしょうね。
 通常の鎮静より説得を聞き入れてもらいやすいのではないか、
 とは、思いますが……スタンド使いの心は千差万別ですから」

421一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/07/19(月) 13:17:41
>>420
「回答感謝です。しばらくは中学生らしく遊んでみます
 と、言っても七篠先輩の部屋に行ってしまい…」

「ついでに最中派閥の監視。しばらくは戦闘より遊んで
 夏休みを満喫してきます!」

『音仙』の部屋から出て学生寮を目指す。
まだまだ不安定な七篠先輩に『安息』を与えるために。

422一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/08/24(火) 17:19:23
「ちょっと友達のスタンドに手首を掴まれているのですが『鎮静』のヴィジョン特性は手首にもありますか?」

「『慈悲の刃』はパBの殴打を何発ぐらい耐えられますか?」

423『音仙』:2021/08/24(火) 18:08:42
>>422(『ディヴァイン・インダルジェンス』)

>「ちょっと友達のスタンドに手首を掴まれているのですが『鎮静』のヴィジョン特性は手首にもありますか?」

「今、キミが実感している通り……
 つまり、手首に鎮静作用はありませんね。
 少なくともキミのスタンド能力の中では、
 手首は、手には含まれないという事です」

>「『慈悲の刃』はパBの殴打を何発ぐらい耐えられますか?」

「これは……ケースによる、としか言えません。
 キミの姿勢、殴打の入り方、何で殴打されたか、
 刃が固定されていれば折れやすいでしょうし、
 腕ごと宙ぶらりんなら、暖簾に腕押しでしょう。
 あまりにも多岐に渡りますので一概には、とても」

「強いて言えば……厚みも素材も包丁に近いですし、
 一撃で破壊する事は、素手なら不可能でしょうね」

424一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2021/08/24(火) 18:38:09
>>423
「じゃあ、やはり一戦交えるしかありませんね
 回答に感謝です!」

425扇原映華『シルバーダスト』:2021/08/28(土) 00:52:34
あまり活用出来ているとは言い難いところですが、
どうしても確認しておきたいことがあったので

・『圧力の漏出』について、『加圧』された対象が何かの容器だった場合、
 その中身が『風』の代わりに飛び出すことはありますか?
 また『減圧』によって『吸引』した場合、元の中身と混ざる形になりますか?

426『音仙』:2021/08/30(月) 00:22:48
>>425(扇原映華『シルバーダスト』)

>『圧力の漏出』について、『加圧』された対象が何かの容器だった場合、
>その中身が『風』の代わりに飛び出すことはありますか?
>また『減圧』によって『吸引』した場合、元の中身と混ざる形になりますか?

加圧・減圧共に物体の内部構造を変化させる効果は無いため、
元々内部に何かが詰まっている物体であれば、後者はその認識が正しい。
前者については原則的に圧力が漏出するのみだが、
その漏出に巻き込まれて、空いた穴から中身が噴出する可能性はある。

427扇原映華『シルバーダスト』:2021/08/30(月) 00:55:03
>>426
なるほど、まず『圧力』有りきなのですね。
ありがとうございます。

428<削除>:<削除>
<削除>

429一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/01(水) 17:38:46
「スヤァ……ムニャムニャ……」

ただいまセルフ『安息』で寝ていますが質問です。

・本体に『安息』を使うとどうなりますか?
・『安息』中に一部の感情だけ少し開放したりは可能?
・『安息』時に催眠術のようなことは可能でしょうか?

430『音仙』:2021/09/01(水) 19:23:14
>>429(一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』)

>・本体に『安息』を使うとどうなりますか?

手が頭に触れると共に『ディヴァイン・インダルジェンス』が操作不能になるが、
強制解除されたり、既に発動した能力がオフになったりはしないので、
本体が気を強く持ってその状況から抜け出すことを選ばない限り、そのままになる。

>・『安息』中に一部の感情だけ少し開放したりは可能?

不可能。
全感情の抑制が『安息』の効果。

>・『安息』時に催眠術のようなことは可能でしょうか?

意のままに操るという意味なら不可能。
感情が抑制されても、理性や知性は消えず、
また、肯定的な感情を植え付けられるわけでも無い。

ただし感情を取っ払って話を聞かせられるので、
話術や話題によってはそれに近い結果は生み出せる。

431一抹 貞世『インダルジェンス』:2021/09/01(水) 19:26:08
>>430
「ムニャムニャ…グゥ…スヤァ……」
回答感謝です。

432夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/09/13(月) 22:28:37

「――――ジャマするぜ??」

『しあい』みにいったらナンかバタバタした!!
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1619780204/414-432
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/150-180

『ユメのセカイ』パート3!!
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/194-400

「このマチひろしといえども、
 3かいも『ユメのセカイ』にいったヤツなんて、
 そうはいねーだろ!!
 しかもゼンブ『ちがうトコ』だし」

「『ユメのセカイ』には『ニガいオモイデ』があったから、
 イロイロとフクザツだったんだけど、ソレもオワリ!!
 スッキリそうかい!!ミントあじ!!」

「まぁ、なんていうか――――
 ひさしぶりにおもいっきり、
 ココロゆくまで『ボウケン』できてたのしかったなって!!」

「あ、『フェミレス』しってる??
 アリスの『オススメスポット』なんだけど。
 こんどイッショにいかない??」

433『音仙』:2021/09/13(月) 23:56:10
>>432(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)

「――――――キミが来て、邪魔な時なんてありませんよ」

                    ギィ ・・・

「お茶を飲みますか? ……良ければ、お菓子も」

「『夢魔』…………『最中派』。
 とても難儀な存在に、遭遇したようですね。
 私も……耳にしか挟んだ事はありませんけど、
 まあ、キミが楽しめたなら、それに越したことはないです。
 どんな夢だって、光がある所に、闇はあるものですから。
 それさえも、楽しめるなら、本当に……それに越したことは、ない」

               「さて――――」

        キィィィィイィ
             ィィ ―――――― ・・・

「……『ドクター・ブラインド』は、変化の兆しをより明確にしています。
 爪が伸びるとか、感覚がより鋭くとか……
 そういったごく身近な次元の、変化ではなく。
 きっと。さなぎが蝶になるかのような、大きな変化になるでしょうね」

                「――――個人的には、楽しみです。
                 キミに死地に飛び込んでは欲しくないですが、
                 増していくキミの光を、こうして、聴ける事は」

      シュルルル ・・・

「フェミレス……それも、聴いた事はあります。
 ふふ……何分、出不精で。足を運んだ事は、ありませんけど」

「―――――― ……キミの誘いなら、そう無碍にも出来ませんね、エエ」

434りん『フューネラル・リース』:2021/09/14(火) 14:35:28
「メリークリスマス!」

サンタクロースの衣装を着たりんが
ずかずかと押し入って来た

「おねえさん、今ね
 お化けを退治するためにクリスマスをやらなきゃいけないんだって」

季節外れのシャンメリーを『音仙』の前に置く

「だからね、うちらもクリスマスやろうよ」

そして一枚の押し花を『音仙』に渡す

「はい、プレゼント
 これね、うちの頭の鈴蘭が千切れちゃった時に作った押し花
 おねえさんに持っててほしいんだ

 うちがいなくなった後も、覚えててほしいから…」

「あのね、聞いてほしい事があるんだ」

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1549033452/477-512

「最近ね、何度も花を抜かれそうになってね…
 あの…変な声が聞こえるようになってきたんだ…逃げるなとか、現実を見ろとか…」

「それと、この前屋根から落ちた時、変な物見ちゃったんだ
 うちが死ぬ瞬間…」

先程までのお祝い気分から打って変わって、暗い面持ちになる

「あの、あの…
 物を『交換』出来るっていう子がいるんだけど、その子の力で
 …うちの『鈴蘭』と何かを『交換』しちゃったら……
 どうなるの…かな……?」

動悸が激しくなり、不安そうな目で『音仙』を見る

「それと…それと…
 この前、うちのスタンドっていうのが『成長』するかもしれないって言われた時
 凄く嫌な予感がしたんだ…何か、変わっちゃう気がして…」

その場に体育座りになり、自分の膝に顔を埋める

「うちは変わりたくない…けど、変わらなくっちゃいけないのかなぁ…?」

「怖いよおねえさん…うちは、どうすればいいの…?」

435藤原 しおん『ウィスパーズ』:2021/09/15(水) 07:02:51
>>473(りん『フューネラル・リース』)

「―――――――メリークリスマス。かわいいサンタさんですね」

「『終わらない夏』のスタンド……
 エエ、既に、『聴き』及んで、知っている話です。
 こうしてキミが来てくれたのは、嬉しいサプライズですけどね」

              「――――『鈴蘭』の押し花」

「…………これが無くたって私は、何も忘れませんよ。
 ですがいただいておきましょう。大切に、させていただきますね」

                 シュルルル

「クリスマスに『お返し』のルールはありませんが……キミは、いい子だから。
 プレゼントが、届いていましたよ。本当にごくささやかな物ですけど」

背後の『ウィスパーズ』から蔓が伸び、棚から小さな『ポチ袋』を取る。

『500円分のクオカード』。
以前、りん宛てにラジオ局から届いていた粗品だった。
そこに、音仙が購入した同額の『図書券』も、沿えていた。

「………………花が無くなれば、キミは『再び死ぬ』。 
 私はその『交換の能力』を深くは知りませんし、
 キミの能力も、全ては知りませんから、
 必ずそうだとは言い切れませんが………………
 決して分の良い賭けには、ならないでしょう。
 試さないほうが、私は良いと思います」

                キィィィィィィィイイ ―――――――――――― ・・・

「――――――――――キミの能力、『フューネラル・リース』。
 『以前よりは』聴こえています。ですが……その全貌は、未だ私にも知りえない領域です」

「ましてその『成長』が何を齎すかは、誰にも分からない。
 ……ですが、成長してどうなるか分からないのは、誰でも同じです。
 …………『変わる事』を恐れる。それもまた、人間の在り方なのだと、思っています」

                 ―――――――――――  ィィィィィィ   ィン 

「一つだけ。分かる事があるとすれば。
 キミが一度死んでいるのは事実でも、そこから蘇った『生きている今』こそが『現実』です。
 キミの能力は『キミの魂がありつづける』ための能力であり、
 変化を望めども、怖れども。スタンド能力の『本質』となる部分は、変わらない」

「あとは――――心が変わりたくないなら、変わらないために、己を強く持つしか、ないでしょう。
 …………………私のもとに通う事がそのための支えになれるなら、お茶の準備は欠かしませんよ」

436りん『フューネラル・リース』:2021/09/15(水) 16:57:01
>>435
「わぁ、ありがとうおねえさん!」

『音仙』から渡された『クオカード』と『図書券』を受け取り
大事そうにそれを手繰り寄せる

「えっへへ、おねえさんからのプレゼント
 うちの宝物にするね」

そう言うと『図書券』を鈴蘭柄のバックに大切な物のように仕舞い込み
そして…『クオカード』をじっと見つめて、もう一度『音仙』の顔を見て言った

「あ、あのね、おねえさん
 やっぱりこれ、もうちょっとおねえさんが預かってて、くれないかな?
 それがあれば、うち、またここに来る理由が出来るし
 何か、うちとおねえさんの絆って感じがするんだ」

そう言ってりんは、再び『クオカード』を『音仙』に預ける

「…おねえさん、やっぱりうち怖いよ…
 死んじゃうかもしれないって思うと…
 うちはずっと生きていたいよ、『人間』として…」

声を震わせながら、何とか言葉を紡いでいく

「うちが『生きている今』が『現実』…
 へへへ、おねえさん、ありがとう
 おねえさんと話してると、いつも安心させてくれるね…」

「もしかしたら、いつかは『覚悟』を決めなきゃいけない時が来るかもしれない」

「それでも…うちは自分がどんなに変わっても、『うちであり続けたい』」

「おねえさん、『その時』が来たら…おねえさんに見守っててほしい」

「うちは何度だって、おねえさんに会いに来るよ」

「おねえさん、大好きだよ…」

437藤原 しおん『ウィスパーズ』:2021/09/16(木) 04:02:30
>>436

「――――――――……ええ、かまいませんよ。
 でも、預けたなら、必ず取りに来てくださいね?」

           スッ ・・・

髪の隙間から覗く両目で『りん』を見据え、
クオカードをゆっくりと手元に引き戻す。

「『変化の時』は、来ることも、来ない事も、
 絶対という物はありませんから。
 ……だからこそ、今から『覚悟』しておいたなら。
 キミの『フューネラル・リース』は、キミという存在を保つでしょう」

             キィィィィイィ ――――  ・・・

「――――それが別の苦悩を生むこともあるかもしれない。
 それでも。生きている限り、今だけが現実だから。
 死にたいと思わないなら。生きたいと思うなら……
 仮にどれだけ変わっても、変えても。世界が変われど自分の魂だけは変わらない」

藤原しおんの言葉には、年輪のように刻まれた自信――――等は無い。
きっとその時々に心の奥底で奏でられた感情を、音として紡いでいるだけだった。

「私もキミのことを。
 今では真っ直ぐ、好きだと言えます。……いつでも、また。
 ここは、キミの帰る場所の一つで、そして、きっと全てではない。 

 ――――――――実りのある人生を。満足のいく生き方を、出来ますように」

438『音仙』:2021/09/16(木) 04:20:17

―――――――――『フューネラル・リース』について。
藤原しおんは己の能力で概要を『以前よりは』把握出来た。
現状では不確かな部分が多すぎる事もあり、『りん』には伝えていない。
また、『りん』自身が能力について自覚する事も、今の所は無いだろう。

『死亡発動型』のスタンド。
その能力の本質は――――『魂の        』であり、
発現せずとも毎晩0時に『魂』の『      』を取っている。

本体が『死亡』する時、亡骸の上に『花の環』として発現。
次の瞬間には、死体が『    』になり『  』する。
白と黒の『     』は、渦巻きながら『人型』にまとまり、
ヴィジョンである『花の環』は、その頭上に浮かんでいる。

この『人型』は動く際には『環』を残して崩れ、『花の嵐』の如く『   』で移動する。
死亡した本体の抱いた『      』という『渇望』が、
このスタンドの有する絶大な能力――――『   』の根源であるため、
『納得』の行く死や、『  』による死では、発現してすぐ消えてしまうが、
『  』や『事故』による『非業』の死ならば、何日でも何kmでも駆け抜ける。
ただし、死を『  』すら出来なかった場合は発現自体が出来ない。

『花の嵐』は自分が『死んだ要因』となった―――――――
またはそれに関連する『    』の『   』から内部に流れ込み、『  』し、
『  』を作り替えたそれに、『      』を取っていた『魂』を『      』。
これによって、その『   』を身も心も『         』。
反面、烈しい抵抗にあうなどして、『環』が『  』されると、『  』してしまう。

『  』に変わった『   』は一部にその『   』の要素を残しはするものの、
おおむね『  』という存在の『体』と『魂』を得て、見た目も生前に酷似したものとなる。
『 』のある『   』を対象にした場合、『記憶』や『人格』についても『    』可能だが、
余りにも『 』が小さすぎたり、『  』だったりすると、『  』や『  』は散逸する部分がある。

この『     』が死んだ場合についても、もちろん能力は同じように発動されるため、
生きたいと願いながら死ぬ限り、命は何度も咲き誇る。ただし『 』が摩耗していく可能性はある。

『フューネラル・リース』Funeral Wreathe
破壊力:― スピード:― 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

『???』
破壊力:?   スピード:?  射程距離:∞
持続力:? 精密動作性:?   成長性:A

                              【フューネラル・リース】⇒未だ『詳細不明』。

439宗像征爾『アヴィーチー』:2021/09/18(土) 15:58:43

「――元気そうだな」

扉を開け、久方振りに『藤原しおん』と対面を果たす。
七ヶ月間に及ぶ入院期間を経て退院した直後。
『防空壕』に向かう数ヶ月前だった。

「今後の為に幾つか『質問』がある」

「『拾った物』や『奪った物』が、
 『本体の所持品』に含まれるかどうかを確認したい」

「それと、『能力』を使うに当たって、
 対象が『生物』である必要はあるか?」

440『音仙』:2021/09/18(土) 21:35:53
>>439(宗像征爾『アヴィーチー』)

「エエ、キミも元気になったようで何よりです」

>「『拾った物』や『奪った物』が、
> 『本体の所持品』に含まれるかどうかを確認したい」

「入手手段は問いません…………………が、
 もちろん、あまりにも無茶な場合については不可能でしょう。
 例えば、『地球の空気に触れている』からといって、
 空気を吸い込んだ相手に能力を使用する事は出来ません。
 拾うにせよ奪うにせよ、キミが実際に保持している必要がありますね」

>「それと、『能力』を使うに当たって、
> 対象が『生物』である必要はあるか?」

「いいえ。例えば…………………ええと。
 そういう物があるのかどうかは知りませんけど、
 自動で動くロボットに対しても、発動出来ます」

441宗像征爾『アヴィーチー』:2021/09/18(土) 23:26:24
>>440

自身の『右手』を見下ろし、
返ってきた答えを頭の中で反芻する。

「――助かる」

「もう一つだけ聞きたい。
 『ある所持品』に傷を付けられた時、
 それを引き金にして『能力』を発動したとする」

「その後に『同じ所持品』に『別の傷』を付けた場合、
 『ノコギリザメ』を放つ事は出来るか?」

442『音仙』:2021/09/18(土) 23:41:26
>>441(宗像征爾『アヴィーチー』)

>「もう一つだけ聞きたい。
>『ある所持品』に傷を付けられた時、
>それを引き金にして『能力』を発動したとする」

>「その後に『同じ所持品』に『別の傷』を付けた場合、
> 『ノコギリザメ』を放つ事は出来るか?」

「…………解釈が正しいか分かりませんが。
 『同じ所持品で、能力を二回使えるか』でしょうか?
 それでしたら、問題なく可能です。
 自分の物は、何度傷付けられても、怒りを覚えるでしょう」

443宗像征爾『アヴィーチー』:2021/09/18(土) 23:50:30
>>442

「言い方が悪かったようだな」

「その解釈で構わない」

続く藤原の言葉を聞き、右手を軽く握る。

「――感謝する」

立ち上がり、扉に手を掛ける。

「また来させてもらう」

そう言い残し、部屋から出て行った。

444妖狐『キン・コン・ユウ』:2021/09/26(日) 08:21:15
童女に化けた999歳の古狐が『音仙』の元へとやって来る

「結構早い再開じゃったな
 ちと訪ねたい事があるんじゃが…えーと…」

「あー…最近物忘れ酷くなって気がするな…
 …あーそうそう」

「人に化けたままで犬共と会話出来るんじゃったかのう?
 してた気がするんじゃが…」

「狐の姿の時、嚙む力もDだったか…?
            バケモノ
 老いぼれとはいえ、まだ人間を噛み殺す程度の力はあると思うが…」

「人に化けた状態で更に別の人に化ける
 いわば『重ね着』のような事は出来るか?」

445『音仙』:2021/09/26(日) 12:08:41
>>444(妖狐『キン・コン・ユウ』)

>「人に化けたままで犬共と会話出来るんじゃったかのう?
> してた気がするんじゃが…」

「これは可能です………………が、
 発話は人の声帯で犬語を話す事になるので、
 場合によっては意図が完全に伝わらなかったり、
 伝えるのに時間が掛かることもあるでしょうね。
 聞く分には、何ら問題なく聞き取り可能です」

※可能だが、犬の側からは『カタコトの会話』に近い感覚になる。

>「狐の姿の時、嚙む力もDだったか…?
>            バケモノ
> 老いぼれとはいえ、まだ人間を噛み殺す程度の力はあると思うが…」

「いえ……キミの動作はおおよそキツネ並ですので、
 噛む力についても、他のキツネと同じくらいです。
 鋭い牙で強く噛めば…………『骨を砕く』にも十分。
 あえてアルファベットで言うなら、『C』になるんでしょうね」

>「人に化けた状態で更に別の人に化ける
> いわば『重ね着』のような事は出来るか?」

「尻尾が残ってますから、可能です。
 ……ただし化けるのを解除した場合には、
 必ず本来の姿である『狐』に戻りますから、
 『重ね着』というよりは『着替え』かも、しれません」

446妖狐『キン・コン・ユウ』:2021/09/26(日) 18:42:13
>>445
『音仙』の話をぼんやりとボケ老人のように聞きながら相槌を打っている

「おお、そうであったなぁ
 この姿だと上手く犬語が話せぬ故に、
 犬めらに気を遣わせてしもうて心苦しかったのじゃ
     バケモノ
 まったく人間の姿は不便なものよぉ」

「ふぇっふぇっふぇ、次々と襲い掛かって来る人間共を
 食い殺して血に染めて来たこの牙はまだまだ健在のようじゃのお」

「我は狐界のふぁっしょんりーだーじゃからな
 変化のストックはいっぱい持っておるが、
 『重ね着』出来ぬならこんなに持ってても仕方ないかのう…」


「回答大義であった、礼を言おう
 また其方と話せて楽しかったぞ」

「しかし我も老いぼれたものよ…
 人間を殺すにも一工夫しなくてはならんな…はぁ」

「何だか自信が揺らいできおったな…」

小さく溜息をつく童女の背中は
しょぼくれた老人のように小さく哀愁が漂っていた

447世良久 逢生『バーンド』:2021/09/29(水) 05:21:13
質問です。

・大剣が武器として機能しないまで破壊尽くされたら手放せますか?

・『解禁』は自動? 任意ですか?

・スタンドを発現していない状態で『アリーナ』『エクリプス』の者と遭遇しても勝手に『解禁』が行われますか?

・『解禁中』の『バーンド』は完全自立型と化すようですが『射程距離』を無視した行動は可能でしょうか?

・『解禁中』はスタンドに意思を半ば呑まれるそうですが『バーンド』の意思や行動をPLがロールすることは可能ですか?

・『自動攻撃時』のみスBになるようですが飛び道具を叩き落としながら相手に攻撃するような行動は『自動攻撃』の内に入りますか?

448『音仙』:2021/09/29(水) 12:25:20
>>447(『バーンド』)

>・大剣が武器として機能しないまで破壊尽くされたら手放せますか?

武器として機能しない、の定義による。
本体の主観で、という意味なら『手放せない』。
柄まで砕けたなど、持てないレベルなら手放せる。

>・『解禁』は自動? 任意ですか?

するに相応しい相手だと『確信』したならば、自動で解禁される。
メタ的には、何か理由を付けて『確信しない』事で解禁を制御可能。
PC視点でも『確信しないように自分を誤魔化す』ような形となる。

>・スタンドを発現していない状態で『アリーナ』『エクリプス』の者と遭遇しても勝手に『解禁』が行われますか?

発現権は本体にあるため行わない事が出来るが、
その状況で発現すると、発現と同時に解禁される。

>・『解禁中』の『バーンド』は完全自立型と化すようですが『射程距離』を無視した行動は可能でしょうか?

不可能。
ゆえにこそ、このスタンドは本体を『歩かせる』。

>・『解禁中』はスタンドに意思を半ば呑まれるそうですが『バーンド』の意思や行動をPLがロールすることは可能ですか?

PCが意思を呑まれた結果は『敵へと歩く』行動で、
言動や意思については、ロールすることが可能。

スタンドの行動は判定者が判定するのが望ましいが、
双方納得の上、詳細に基づいて動かすのであれば、
PLがスタンドの行動決定を行うことも可能。

>・『自動攻撃時』のみスBになるようですが飛び道具を叩き落としながら相手に攻撃するような行動は『自動攻撃』の内に入りますか?

敵の攻撃を剣で防ぐ場合は『スC』だが、
スBの自動攻撃が防御にも繋がるなら『バーンド』はそれを選ぶ。
ただし判定はGM次第なので、必ず最善(とPLが思う)の動きをするとは限らない。

449世良久 逢生『バーンド』:2021/09/29(水) 16:02:25
>>448
「今の『この子』を理解した…そうか、僕の代わりに『報復心』で焼かれ続けている。昔のように…叱ってくれたり相談事も…」

「今の僕には『バーンド』の事は分からない。
 だから彼の心を『聴いて』くれたことを感謝するよ…」

「『現実逃避』も良い。だが、やはり、僕の心が『確信』を得たら…迷わない…」

自分の断片的な記憶から分かる『アリーナ』は利益第一主義だ。
だから利益を度外視してでも持たざる者を救うなら、その者は自分にとって『アリーナ』の者ではない。関係者だ。
僕にとっての『アリーナ』構成員は利益のみを追い求める者だ。それなら『確信』を得られる。

「お礼をしたいが今は何もない。今の星見町を見て歩い
 て良いものを見つけたら持って来る…」

部屋を出ていく際に小さく一礼して出ていく。

450『音仙』:2021/09/30(木) 04:58:35
>>449(世良久 逢生)

「礼を言われるほどのこともしていません……が、
 何か買ってきてくれるなら、甘いものでもお願いします」

                 「お茶に合いそうなものを、ね」

    ギィィ

          バタン

「――――――……『迷わない』。
 『選択権』が彼にある事を、私も祈っています」

「どれほど『人の形』に取り繕うとも、
 一度焼け溶けた精神は、そう簡単には……ですが。
 彼が『例外』だというのなら、それもまた、素晴らしい事でしょうから」

451夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/10/17(日) 17:58:50

「――――――で!!
 いまソトがタイヘンなコトになってるワケよぉ〜〜〜。
 そんで、みんなでアレとかコレとかイロイロやってるトコ」

椅子に座るなり世間話がてら、
町を騒がす『夏』の事について一通り喋った。

「あ、『おみやげ』あるよ!!」

          コトッ

テーブルの上に『白ウサギの置物』を置く。
幸運のシンボルとして知られる『ベニテングダケ』の傍らに、
リアルな造形のウサギが佇んでいる。
『クリスマス商品』と一緒に買った品だが、
これは『クリスマス』とは無関係で、
気になったからカゴに入れただけである。

「ハナシかわるんだけどさぁ、
 『ケハイ』をかんじるってあるじゃん??
 なんとなく『ナニかいるようなきがする』っていうか。
 アタマあらってるときに、
 なんとなく『うしろ』がきになるっていうか…………」

「いや、ソレはちがうか!!」

「ナンのハナシだっけ??
 そうそう、『ケハイ』のハナシ。
 『ドウブツ』は、そういうのにビンカンっぽいよ」

「イヌとかさぁ、カイヌシがかえってくるまえに、
 ゲンカンのまえでまってたりするでしょ。
 そういうヤツのコト」

「このまえテレビでみたんだけど、
 『ケハイのショウタイ』は『セイデンキ』なんだって。
 イキモノのカラダのナカには『デンキ』がながれてて、
 ソレがカラダのソトにも『しみだしてる』らしいよ。
 『セイタイデンイ』っていうみたいなんだけど」

漢字で書くと『生体電位』らしい。
でも、カンジはよめないから『パス』だ。
ダレか、この『ボール』をうけとってくれ!!

「チョットかんがえたんだけどさぁ、
 『ドクター』でソレわかったりしないかなぁ。
 『チョージンテキショッカク』で」

「『セイデンキ』って『バチッ!!』とくるでしょ??
 そんなカンジで『ピリッ』とこないかとおもって」

「――――どう??」

452『音仙』:2021/10/18(月) 03:00:07
>>451(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)

「エエ、騒動自体は……聴き及んでおります。
 『夏の魔物』という存在は初耳でしたけど、
 残念ながら……私が大っぴらに支援をすることは、立場上、難しい。
 私の居るここも星見町である以上、部屋に飾り付け程度はしますが、 
 能力を用いた支援は……キミには奇妙に聴こえるかもしれませんが、
 『アリーナ』に、許されないでしょう。無論、露見すれば……の話ですが」

          「彼らの一部には『1つ2つの命』よりも、
           『パワーバランス』を重んじる、
           そういう意図も、存在はしていて……
           それが全て間違いとも言い切れません、ので」

      スッ ・・・

藤原しおんは土産に――――『蔓』ではなく手を伸ばし、自分の傍に引き寄せた。

「――――素敵なお土産のお返しにする話でも、無かったですね。
 エエ、有難く飾っておきましょう。……さて、質問への答えですね」

「『生体電位』――――確か『準静電界』とも、言うんでしたかね?
 私も動画サイトかテレビかで一度見たことだけある気がしますが……
 いずれにせよ、それを感じるのは……人間からは失われている感覚、
 あるいは埋没している感覚……『第六感』と、言えるのでしょう。
 耳や体毛にそれを感知する機能がある……とも聞いたことはありますが、
 いずれにせよ、それは『触覚』とは異なるメカニズムでしょうね」

「ああ、つまり……残念ながらサメやナマズのような『生体電位』の感知はできません。
 『気配』のような、目に見えず音にも匂いにも無いものを感じ取りたいなら、
 余程集中していれば、『歩行による地面の振動』……を、触覚で感じ取る事なら、
 もちろん阻害するような要因が他に無い、という前提ですが……可能、かもしれませんね」

             「――――とはいえ、『第六感という未知の世界』については、
              キミが行き着く可能性の一つではあるでしょう。
              いずれにせよ……いつも新たな冒険の中にいるキミが、
              どうか今回も前に進み続けられますよう、陰ながら応援はしてますよ」

453夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/10/18(月) 18:01:39
>>452

「あぁ〜〜〜『シンドウ』ね!!
 チョットまえ
 (ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1625483444/287)
  にもおもったんだけど、きくのわすれてたな!!」

「『ディスカバリーチャンネル』の『アニマルプラネット』でみたんだけど、
 ゾウさんは『あしのうら』で『シンドウ』をかんじるらしいよ。
 『とおくでアメがふった』コトもわかるんだって!!
 スゴいよね〜〜〜」

『シンドウ』からスイリすると、
この『アメ』は『ストロベリー』だ!!
いや、もしかしたら『ラズベリー』かもしれない…………!!
『ベリーけいとう』をショウサイにクベツするのは、
プロのゾウさんでもムズかしいとされているのだ。

「でさでさぁ〜〜〜。
 『あるくのがわかる』ってコトはさぁ、
 ソレよりおおきなうごきだったら、
 もっとハッキリわかんない??
 ダッシュしてるとかジャンプしてるとか」

「まぁ、ソレだったら『オト』きいたほうがはやそうだけど。
 でも、まわりがうるさいときだってあるかもしれないし。
 『アリーナ』とかチョーうるせーしな!!」

「あとは…………『あし』だけじゃなくて、
 イッショに『て』とかもつかったほうが、
 ジッサイわかりやすくなったりする??」

454『音仙』:2021/10/18(月) 21:13:55
>>453

「私も『ディスカバリーチャンネル』はよく見ます。
 ただ……ゾウほどに正確、とは行きませんね。
 アレは骨伝導で振動を耳に……まあ、詳しくはないですが、
 人間とは異なる体ゆえに可能な部分もあるのでしょう」

「『ダッシュ』や『ジャンプ』程の振動なら、
 恐らくですが、素足や素手……
 出来ればその両方を地面に着ければ、
 阻害する要因でもない限り、『感じ取る』事は可能でしょう。
 ポイントは手足の数以上に、集中力と、『素肌』である事。
 手袋越しに使う手の頼りなさは分かりやすいでしょうけど、
 靴を履いた足で振動を感じるのは、中々難しい……はずです」

「…………『音も無く迫る相手』というのは、
 足音をまず殺す……つまり強く踏まず、振動も小さい。
 そういう歩き方をするのが道理でしょうから、
 使いどころは限定されはするでしょう。
 ですが、出来る事を一つ増やすたびに世界は広くなる。
 それがスタンド使い……と、キミにはもう、百も承知でしょうね」

455夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/10/19(火) 19:20:15
>>454

「しっつも〜〜〜ん!!」

「だいたいはわかったんだけどさぁ。
 『わたしがハダシにならなくてもよくない??』
 っておもうんだけど、そのヘンどうなの??」

「『ドクター』がジメンに『あし』つけてれば、
 ソレでわかるとおもってたんだけど。
 『スタンド』ってクツはいてないよね」

「あ、コレってまちがってる??
 もしちがってたらいってほしいなぁ〜〜〜。
 スゲーだいじなコトだからさぁ。
 カンジンなトコでミスって『デッドエンド!!』』とかヤダし」

「いや――――イマためしたほうがはやいな!!」

         ズギュンッ

「しおんちゃん、チョットゆらしてみてくんない??」

『ドクター・ブラインド』を発現し、完全に地上に降ろす。
これで両足が床と接触している状態だ。
説明されたシチュエーションは、
『自分に移植した事』を前提としているように感じられた。
では、『移植しない場合』はどうなのか。
それを確かめたい。

456『音仙』:2021/10/19(火) 20:29:37
>>455(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)

「…………………ああっ、 エエ、そうですね。
 象の話に気を取られて……生き物で考えていました。
 さっきのは、『キミ自身が』行う場合の話ですね。
 答え合わせ、は……責任をとってやりましょう」

      パサ

「能力を使うのは、おおげさですが……
 『実際に意味のある』…………事を伝えるには、
 これが一番いい、というのがありまして、ネ」

膝にかけたブランケットを畳んで、
机の上に置いた――それから。

      シュルル   シュルルル    

「ヴィジョンの準備は出来ているでしょうか?
 ………………………少し驚くかもしれませんが、
 今から起きる事は、すぐに済む事です。
 ――――『ウィスパーズ』」

         シュルルル

             『―――― ・・・』

複数の『蔓』で夢見ヶ崎を『囲んだ』かと思うと、
次の瞬間――『何も聞こえなくなった』。
聴覚が…………と言うよりは『音が消えている』。

     スッ

藤原しおんはゆっくり左手を机の下に入れる。
右手は口元に当て…………人差し指を立て、静粛を促す。

         そして。

             ______/\____

地に足をつけた『ドクター・ブラインド』は、
藤原の座る『椅子』の下辺りからの『振動』を感じた。
目で見た光景からの連想、という訳でもない。
間にある大きな木の机の下は、何も見えない。

「…………さて、どうでしょう。
 ちょっと、揺らしてみましたけど」

足裏に伝わった感覚――なにか『硬いもの』で床を『叩いた』ような。

「…………キミの欲しかった答えは、得られましたか?」

そういう振動。『体重を預けた足』とは明らかに違う種類のものだ。
結論――『ドクター・ブラインド』が足に地面をつければ、それでも『可能』である。

457夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/10/20(水) 15:24:30
>>456

    「 お お お お お っ 」

           「  う  お  ぉ  ッ  !  ?  」

『未知』を目の当たりにして、思わず感情的な声を上げる。
今まで何度となく会話してきた相手だが、
こんな経験は初めてだ。
好奇心で胸が高鳴るが、今は『そういう時』ではない。

             ソ ッ

両目を閉じて、『超人的触覚』に意識を集中させる。

「――――――『NARU-HODO』」

「よぉ〜〜〜く分かった!!
 ナイス!!グッジョブ!!だいとうりょう!!」

          バ ッ

「コレでもう、『おもいのこすコト』はないな!!
 いや、いまのナシ!!やっぱりイッパイあった!!」

次の瞬間、『ドクター・ブラインド』が消える。
『答え』は得られた。
椅子から立ち上がり、太陽のように明るい笑みを浮かべる。

「いや〜〜〜すっごいベンキョーになった!!
 『しらないコト』って、まだまだたっくさんあるよね!!」

『ドクター・ブラインド』に目覚めてから、
『聴覚』や『嗅覚』に頼る場面が多かった
大抵の場合、それだけで事足りるというのもあったからだ。
あまり使ってこなかった感覚には、
『探求の余地』が残されている事が理解できた。

「じゃ、またアソビにくるから!!」

「サイキンなにかとイロイロいそがしくてさ〜〜〜。
 『アレ』とか『コレ』とかしなきゃいけなくて」

「しおんちゃん、ありがと!!」

                タッ タッ タッ タッ タッ

そして、軽やかな足取りで部屋を出て行くのだった。

458『音仙』:2021/10/20(水) 17:09:45
>>457(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)

感情的な声も全て『聞こえない』――
が、内なる感情の発露には、何ら問題はないだろう。

「自分に出来ることを一つ増やすたびに。
 …………『増やせる事』も増えていく。
 能力に『限界』は必ずあるものですが、
 状況ごとに取れる応用の幅は無限にもなり得ます」 

       「いつでも、また来てください。
        ……楽しみにしていますから」 

    ギィ …

「さて、あとは私も…………
 陰ながら、1日の冬を楽しみましょう」

459夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/10/27(水) 12:43:12

『Xデー』の前日――――――。

「――――――『またきちゃった』」

「これからひつようになりそうだから、これだけきいときたくて」

「『オト』とか『コエ』とか『ニオイ』とかあるじゃん??
 それを『くべつするチカラ』のコトおしえて」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/83
 上記レス内において以下のような質問があったため、

※『超人的感覚』に『感覚の鋭敏化効果(補聴器や望遠鏡的効果)』があるのは分かるのですが、
※『識別能力』的なものも向上するのでしょうか。
※(『足音』で老若男女分かったり、様々な話し声から特定の声を聴き分けたり、
※細かい色合いの区別がついたり、混ざった匂いを分解して種別把握したりとか)

この点に関して改めての確認をお願いします)

460『音仙』:2021/10/27(水) 16:22:33
>>459(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)

「エエ……お答えしましょう。何度でも……いつでも」

――『夢見ヶ崎明日美』はあの日聞いた回答を回想する。

>※『超人的感覚』に『感覚の鋭敏化効果(補聴器や望遠鏡的効果)』があるのは分かるのですが、
>※『識別能力』的なものも向上するのでしょうか。
>※(『足音』で老若男女分かったり、様々な話し声から特定の声を聴き分けたり、
>※細かい色合いの区別がついたり、混ざった匂いを分解して種別把握したりとか)

例によるが、ただ遠くが見えたり小さい音が聞こえたりするだけではなく、
『色覚』『嗅ぎ分け』『聞き分け』のような五感の一環の機能も併せて鋭敏化する。

悪臭や騒音など、常人でも『苦痛』になる情報を浴びた場合は常人以上に強く効くが、
単に超人的感覚よって得た知覚情報が多すぎて処理しきれず混乱する、という事はない。
(スピードBのスタンドが、移動時に速すぎて混乱するという事が無いのと同じ)

だが、その結果として『それが何の匂いか』『何歳の足音か』『何色なのか』を判断するのは、
あくまで五感ではなく『知識や経験』になるため、能力では向上しない。
夢見ヶ崎が有する知識と経験と、得た情報に基づく『推測』が限度となる。

461夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2021/11/27(土) 06:39:11

「しおんちゃん――――――」

            ガチャ

ゆっくりとドアを開けて、隙間から顔を覗かせた。

「――――――いる??」

      ストン

いつも通りに入ってきて、いつも通りに腰を下ろす。

「もしかしたら『きいてた』かもしれないけど」

『昨日の事』だ。
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/74-319)
五人で『魔物』を止めて、その後は『夏のクリスマス』を楽しんだ。

「とりあえず『おわった』」

「まぁ、なんていうか――――」

「『ジブンにやれるコト』はやれたかなって」

「ダイタイそんなカンジ!!」

そして、いつも通りに明るく笑った。

462『音仙』:2021/11/27(土) 22:56:36
>>461(夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』)



―――――――――――――  ガチャ 


             ・・・ガチャ


どうやら『鍵が開いていない』ようだ。
ふと顔を上げると、『CLOSE』の札が下がっていた。
とはいえ『部屋の灯り』は灯っているようで、
おそらく、一時的に何かの理由で閉めているのだろう。

待合用の……あまり使われているのを見ない、
小さなソファに、お誂え向きのサイドテーブル。
そこには、もう『季節外れ』になった……
本来はこの後に来る、『トナカイの置物』と、
それから……赤と緑の包装の、飴が置いていた。


        『真夏のクリスマス』
      『問い合わせ作戦』
        『学生寮の戦い』
      『フーヴィアン派』
      『フツーじゃないクリスマス』

         『不思議の国』
     
     『夏の魔物』  『親友』  

          『 約束 』
 
             ――――――『光』


『やれること』は全てやった。それは、もう、過ぎ去った昨日。

            ・・・その『結果』も、もう、決まっている。

だが、部屋が開いていないばかりはどうしようもない。
入室したあとの言葉は一旦呑み込み、
『夢見ヶ崎明日美』は『その時』を、もう少しだけ待つことになる。

463りん『フューネラル・リース』:2021/12/07(火) 18:31:03
「こんにちは〜、おねえさん」

頭から『鈴蘭』が咲いた少女、りんが『音仙』の元へと訪れて来た

「見て〜おね〜さん、献血したらこれもらっちゃった♪」

腕に付けているちょっと高そうな時計を見せびらかすりん

「あのね…
 今日は、おねえさんにお願いがあって来たの」

『音仙』の傍へ歩み寄り、自らの弱点ともいえる
頭の『鈴蘭』を『音仙』に差し出す

「えっと、あの
 うちの頭の花…触ってみてくれる?」

りんは今一度確認したいのだ
『頭の花の感覚』の事を

誰かに触られたらくすぐったかったりするのか
熱かったり冷たったり、痛みや温もりを感じたりするのか…

「こういう事お願い出来るのって、おねえさんだけだから、えへへ」

464『音仙』:2021/12/08(水) 04:21:31
>>463(りん『フューネラル・リース』)

「献血……ええ、よく似合っています。
 キミは自立しているから、
 十分、身の丈にもあっていて……」

            ジ ・・・

腕時計を眺めていたが、
差し出された『鈴蘭』に手を伸ばす。

「――――――……エエ、いいですよ」

「キミにとっては、重大な判断のはず。
 私に任せてくれる事を、感謝しましょう」

            ス

             『フワ』

          「……さて、どうでしょうか?」

『りん』は――――確かに感じ取った。

自分の身体の一部のように、『触れられた』のが分かる。
否、『自分の身体の一部』なのだ。
這う指が触れ、体温も分かる。痛みは無いが、
これは音仙が、努めて柔らかな触り方をしているからだろう。

「神経が通じているわけでは、ないのでしょうが……
 キミの能力の一環として、感覚が繋がっているのでしょうね」

『いつからそうだったか』は分からない。
最初からそうだったのかもしれないし、
最初は違ったのかもしれないが……
少なくとも今、『花』も人の体の一部として、皮膚感覚を有するようだ。

465りん『フューネラル・リース』:2021/12/08(水) 19:00:28
>>464
「…」

音仙の指が自分の花に触れるのを感じる
花が傷付かないように、
柔らかく優しい手付きに安心感を覚え身を委ねるりん

「えへへ
 おねえさんの触り方、優しくて好きかも…」

花を通じて、彼女の温もりを感じながら
『花の感覚』を再確認するりん

「今日はありがとう、おねえさん」

「また遊びに来るね」

また音仙に
―――――『生きて会いたい』

そう思うりんであった

466ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/12(日) 10:03:02

            「ミャア」

     テトテトテト

野生のラッコが入ってきた。
何か聞きたい事があるのかもしれない。
『ハッピー・スタッフ』の『ラジオ』は、
『スタンド音声』なのかどうか知りたいのかもしれない。

467『音仙』:2021/12/13(月) 09:15:38
>>466(ラッコ『ハッピー・スタッフ』)

「…………! ああ、どうも。
 ……………………なるほど。
 そういう事でしたら、『そうです』よ。
 奇妙な能力ではあるのですが、
 彼が持ち歩くのは『スタンドのラジオ』。
 キミや、彼のようなスタンド存在や、
 他のスタンド使いには聞こえますが、
 一般的な生物……他のラッコや、
 人間達には聞こえないようです」

「………………と、いう答えでよかったですかね?」

468ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2021/12/13(月) 15:22:03
>>467

      「ミャー」

             ゴソ

あまり知られていないが、ラッコの体には『ポケット』がある。
そこから取り出した『アワビ』が床の上に置かれた。
『国産』だ。

                トテトテトテ

そして、ラッコは立ち去っていった。

469小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/22(水) 00:41:21

取り急ぎ質問させていただきます。
『部位』が五つある状態で、さらに切り離しを行った場合、どうなるでしょうか。

470『音仙』:2021/12/22(水) 01:20:30
>>469(小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』)

>『部位』が五つある状態で、さらに切り離しを行った場合、どうなるでしょうか。

もっとも古くに切り離した部位1つが、灰のように崩れる。痛みなどは無い。
(※能力解除時に切り離したままの部位に起きるのと同じ現象)
これによって、同時に切り離している部位の枠が1つ空くため、新たに切り離せる。

その後、実際に能力を解除した際に、
その部位も体側の切断面から再生する。
この再生も『再生時間』の合計に含まれる。

よって、原則的には五つある状態では一旦1つをくっつけ直し、
その後で新しく切り離すことが推奨される。

471小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2021/12/22(水) 01:26:35
>>470

迅速な回答に感謝します。

472ソラ『ステインド・スカイ』:2022/01/12(水) 19:59:40
「どうも、今日は寒いね…」

そんな事言いつつ、どこかそわそわした様子で入室する

「あぁ、あのさ、覚えてる?
 今日、約束してた事」

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1463236020/376

「まぁ、覚えてないならいいけど
 一応、こっちは覚えてたから…」

「あぁ、そうだ
 料理教室でケーキの作り方習って作ってみたんだけど
 良かったら、一緒にどう?」

そう言い、手に持っているバスケットからケーキを取り出す
シンプルで王道なイチゴのショートケーキだ
講師が良かったため見た目も良いし味も美味いはずだ
ただ一つおかしな点があるとしたら
イ チ ゴ が イ チ ゴ 状 に 並 べ ら れ て い る 事 だ
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/638-655にて習った物)

「まぁ、食べながら話でも
 いや、いらないなら別にいいけど」

「あんたと会ってから1年くらい経つけど
 色々あったような、そうでもないような」

「『自由』を求めて人様に迷惑かける
 勘違いした田舎者の馬鹿女を八つ裂きにしてやった事もあったし」
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1606787541/349-489)

「『夏』に囚われて周りに迷惑かけながら死のうとする
 哀れな構ってちゃんの自殺志願者に
 顔面を二度と見られないようにぐちゃぐちゃに破壊された事もあったな」
(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/71-321)

「まぁ、そんな事もあったけど…
 何も響かなかったし、結局、自分に物語は無いって事くらいしか分かんなかったわ」

「この世で一番無意味な存在だと思うよ」

「けど、貴方に会って名前も、居場所も、思い出も
 色んな物を貰ったのだけは、良かったと思えるよ
 貴方に会えた事だけは…幸運だったと思う」

473藤原しおん『ウィスパーズ』:2022/01/12(水) 21:41:24
>>472(ソラ『ステインド・スカイ』)

「ああ! ……どうも。暖房を利かせていますから、ごゆっくり」

「これは…………………ぜひ、いただきましょう。
 ……キミは紅茶は? コーヒーの方が好きでしょうか」

           「それと」

「…………私の方でもケーキを用意していて。
 良ければ。……チョコケーキですけど。口に合えば」

                 コト ・・・

             「さて」

「『一年』……私にとっても色々な事がありましたけど」

「キミの暮らしを、戦いを、『聴いて』きました。
 『アリーナ』……『夏の魔物』……その被害者。
 この町は……過去のような戦乱の中にこそなくとも、
 一歩踏み込めば、全てを聴く私すら全ては知らない領域がある。
 ……本当に、一筋縄ではいかないものとばかり遭遇してきましたね」

「…………人の生きる意味は、他人が定義するものではないから。
 私が安易に、キミの思うキミの意味を作る事は出来ないけど」

          「私にとってキミは無意味ではない。
           無価値でも……イエ。
           価値などそこには関係はないでしょうね」

「キミはきっと、これからも時々、無茶をしてしまうけど。
 ……私はキミに生きていてほしいから、
 そのことが足かせにならない程度に……覚えていてくださいね」

                 「……ああ、それと」

「――――『スタンド』の変化にも、兆しは見えています。
 これまで『氷点下』だけだった能力対象が、
 おそらく『異なる天候』を呼び起こす何かを含むようになるでしょうね」

                     「…………」

「……ソラ。今日、ここに来てくれて。
 ……傷ついても、元気でいてくれてありがとう。
 キミが望むのであれば、私はこれからも……キミの居場所であり続けましょう」

474ソラ『ステインド・スカイ』:2022/01/13(木) 19:16:07
>>473
「コーヒーの方が好きかな
 ブラックが良い、甘いのとよく合う
 けど、貴方が淹れてくれるなら紅茶でもコーヒーでも良いよ」

藤原しおんが淹れてくれた飲み物を飲みながら
彼女と話をする

「……貴方に生きていてほしいって
 そう言ってもらえるなら、まぁ
 ちょっとは生きてる甲斐があるかって思えるよ」

藤原しおんの用意してくれたチョコケーキを食べる

美味い

食べ物を美味いと感じるのは生きてる証拠だ
…ソラにとって生きる目的も価値も見出せないが
美味い物を食う為に生きる、取り敢えずはそれでも良いかと思えた

それに

「貴方が生きててほしいって言ってくれるなら
 …まぁ、なるべく死なないように頑張るさ」

「変化の兆しが見えるって事は、
 自分の中で少し変わって来てるって事なのかな
 別に変ってる自覚は無いけど…」

チョコケーキの甘い余韻を、飲み物で流し込む

「こっちこそありがとう
 何も無かった自分を拾ってくれて、居場所になってくれて
 貴方という居場所がいてくれるから、生きていられるよ」

475熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2022/01/24(月) 19:12:22

―――これは熊野風鈴が自身の『才能』を自覚した直後の出来事。

『お嬢様! エエ、お嬢様!
 貴女様ハソンナ物騒な事ヲ気ニスル必要ナンテゴザイマセン!
 お嬢様ノ人生ニ降リカカル「厄災」ハ全テコノ私、「フォー・エヴァ・ロイヤル」ガ取り除イテサシアゲマス
 ダカラ、お嬢様ハ何モ気ニスル事ナク、旦那様ノ言う事ヲシッカリト聞イテ、大人シク・・・・』

「ふ、ふふふ・・・・」

『お嬢様・・・・?』

意気揚々と声を上げる熊野のスタンド『フォー・エヴァ・ロイヤル』
しかし、その言葉は吹き出す様な彼女の笑い声に遮られる

「うふふふふ・・・あははは!
 そうね・・・・あなたの力があれば危険なんてなんて事もないわ!」

「だから、どこへでも行ける!
 危険な香りのする場所へも・・・・恐ろしくて仕方がない場所へも・・・・どこへでも!
『エヴァ』・・・・あなたの力があればどこへでも!」

『ゾ、ゾオォ〜〜〜〜〜ッ!! ナントイウ事デショウ!
 お嬢様ヲ護ルタメに目覚メタトイウノニ逆効果ニナルナンテ!
 コ、コウナッテハ仕方ガアリマセン・・・・私自身、私ノ能力を理解シテ、
 お嬢様ヲ御守りシナクテハッ!』

『フォー・エヴァ・ロイヤル』は自身の能力について尋ねる
それは概ね下記の様な内容であった

・『赤絨毯』は実体化していないスタンド物質という事でいいでしょうか?
 一般人の目には見えないという解釈であっていますか?
・『赤絨毯』は常に『1m×1mの正方形』を最小単位として追加されていくという事でしょうか?
・最初に『赤絨毯』を展開する時、自身が立っている場所は常に正方形の中心になりますか?
 それとも、『1m×1mの正方形』の端に自身が位置するように展開する事が出来ますか?
・本体が歩く先に『赤絨毯』を設置する事は出来ますか?
・絨毯は通常の炎で燃えますか?
・歩く際に『赤絨毯』を発生させないように歩く事は出来ますか?
・『赤絨毯』の上で『フォー・エヴァ・ロイヤル』が行動した時、『都合の良い』結果にする事はできますか?
・『都合の良い』結果として、以下の事例を引き起こす事は出来ますか?
 『切腹をしたけど、奇跡的に全ての大血管・臓器を避けて致命傷を避けている』
 『切腹をしたけど、とてつもない奇跡が起きて毛細血管一つ破らず、出血も起きない』
 『切腹をしたけど、漫画レベルの奇跡が起きて細胞一つ壊さなかったため、刃物を抜いたら繋がった』

476『音仙』:2022/01/24(月) 20:19:04
>>475(『フォー・エヴァ・ロイヤル』)

気苦労の多い従者は、『音仙』からの回答をいつでも思い出せる――――

>・『赤絨毯』は実体化していないスタンド物質という事でいいでしょうか?
> 一般人の目には見えないという解釈であっていますか?

『実体化している』。
本体が上を歩けるのもそのため。
よって、一般人にも視認できてしまう。

>・『赤絨毯』は常に『1m×1mの正方形』を最小単位として追加されていくという事でしょうか?

その認識で正しいが、例外はある。
詳細にある通り、動かせない障害物があれば、
その部分には赤絨毯が発生しないため、
例えば10cm先に壁がある位置に踏み出すと、
その方向には10cm分の赤絨毯しか追加されない。

>・最初に『赤絨毯』を展開する時、自身が立っている場所は常に正方形の中心になりますか?
> それとも、『1m×1mの正方形』の端に自身が位置するように展開する事が出来ますか?

中心になる。端から展開は不可能。

>・本体が歩く先に『赤絨毯』を設置する事は出来ますか?

不可能。
赤絨毯を敷くのは『フォー・エヴァ・ロイヤル』。
己の歩む運命の道を自ら敷く事は出来ない。

>・絨毯は通常の炎で燃えますか?

実体化スタンド物質なので燃えるが、
あくまで絨毯なので特別燃えやすいなどはない。

>・歩く際に『赤絨毯』を発生させないように歩く事は出来ますか?

可能。特に条件などはなく、意識一つでオンオフできる。

>・『赤絨毯』の上で『フォー・エヴァ・ロイヤル』が行動した時、『都合の良い』結果にする事はできますか?

不可能。
運命の道は従者のためにあるものでは無い。

>・『都合の良い』結果として、以下の事例を引き起こす事は出来ますか?
> 『切腹をしたけど、奇跡的に全ての大血管・臓器を避けて致命傷を避けている』

切る部位を無作為に決定したなら、可能。

> 『切腹をしたけど、とてつもない奇跡が起きて毛細血管一つ破らず、出血も起きない』

刃物のサイズと切った部位次第。
現実的に起こり得るのであれば、可能。

> 『切腹をしたけど、漫画レベルの奇跡が起きて細胞一つ壊さなかったため、刃物を抜いたら繋がった』

不可能。
それが出来る刃物があるのなら、可能。

477熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2022/01/24(月) 22:20:21
>>476

『ナルホド・・・・私ガ出ス「赤絨毯」ハ一般ノ方ニモ見エテシマウトイウ事デスネ
 お嬢様ヲ不用意ニ危険ニ晒サナイタメニモ、使いどころハ考エテ行カナケレバナリマセンネ』

478リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/02/23(水) 22:28:33

             コトッ コトッ コトッ

         コトッ

「ウフフ、こんにちは。遊びに来たの」

「ねえ、お話しましょうよ。ウフフフフ」


供与ありがとうございました。
いくつか質問させて下さい。

・『リトル・メリー』は、スタンド会話ではない通常の会話は可能ですか?
・『魂を全て移した人形』は、スタンド会話および通常の会話は可能ですか?
・『魂を一部移した人形』は、スタンド会話および通常の会話は可能ですか?
・紙を人の形に切った『紙人形』は『人形』に含まれますか?
・『擬人化された動物のキャラクター』なども『人の形』に含まれますか?
・『老舗人形屋』の設定はこちらで決める事ができますか?

479『音仙』:2022/02/24(木) 08:49:06
>>478(リトル・メリー『メリー・バッドエンド』)

「ああ……どうも、エエ。お話は望む所です。是非ゆっくりと」

>・『リトル・メリー』は、スタンド会話ではない通常の会話は可能ですか?

可能。
不思議な話だが、一般人にも聴こえる声で話せる。
スタンド能力の一環なのかもしれない。

>・『魂を全て移した人形』は、スタンド会話および通常の会話は可能ですか?

どちらも可能。

>・『魂を一部移した人形』は、スタンド会話および通常の会話は可能ですか?

これも可能。

>・紙を人の形に切った『紙人形』は『人形』に含まれますか?

含まれない。
人間の形には一定の『立体感』が必要。

>・『擬人化された動物のキャラクター』なども『人の形』に含まれますか?

『獣人』レベルだと含まれない。
『獣の耳や尻尾がある』程度だと、含まれる。

>・『老舗人形屋』の設定はこちらで決める事ができますか?

決めていただいてかまわないが、
あまり超常的な設定を付加するのは非推奨。
不安な場合、一度確認していただけるとありがたい。

480リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/02/24(木) 20:10:41
>>479

「この前、新しい『お友達』ができたわ。『天音ちゃん』っていう子」

       「ウフフフフフフフフフフ」

「ねぇ、『音仙』さん。『マダム』を知ってる?」

「『お人形屋さん』よ。私達を大事にしてくれるの。とっても優しい人」


回答ありがとうございます。
問題がなければ、ひとまず以下のような形にさせていただきたいと思います。

『老舗人形屋』
・店の外観は、大正時代を思わせる『和洋折衷風』の造り。
・静かな通りにひっそりと佇んでおり、知っている人は知っている。
・店内には洋の東西を問わず、多種多様な人形が展示されている。
・店主は『老婦人』だが本名は不明で、客からは『マダム』とだけ呼ばれる。
・人形に関する豊富な知識と卓越した技術を持つ。
・『フランス人』らしい。
・本人が製作した人形の販売や壊れた人形の修理、アンティークドールの鑑定などを行っている。

481リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/02/25(金) 00:16:39
>>480

もう一つ質問させて下さい。

・能力の持続時間は、具体的にはどれくらいでしょうか?

482『音仙』:2022/02/25(金) 01:33:18
>>480-481(リトル・メリー『メリー・バッドエンド』)

「どちらも知らない名前、ですけど……
 キミにとって心を許せる人間が、
 キミが恨む人間の数よりも多くなる事を、
 私は願ってます。エエ、本当に」

>『老舗人形屋』
何ら問題ないので、運用していただいて構わない。

>・能力の持続時間は、具体的にはどれくらいでしょうか?
『魂の一部を人形に移す』のは『6時間』。
『魂の全てを人形に移す』は『3日間』。

483リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/02/25(金) 16:42:29
>>482

「ウフフフフ、ありがとう」

「私、覚えてるの。初めて『私達』が来た時に歓迎会を開いてくれた」
 
「とっても嬉しかったわぁ」

「でも、みんな急に意地悪になっちゃった。
 私の『姉妹』は頭を砕かれて、手足をもぎ取られて、火の中に投げ込まれたの」

「だけど、守ってくれた人もいたわ。だから私は壊されなかった」

「人間って不思議ね」

自分が誰なのか知らない。
いつからいるのかも分からないけれど、古い記憶は残ってる。
親愛と憎悪。

「メリーは『音仙』さんも好きよ」

      コトッ

「また遊びに来るわ」

               コトッ コトッ コトッ

484りん『フューネラル・リース』:2022/05/01(日) 21:07:18
「こんばんは〜、おねえさん」

頭から鈴蘭が咲いた少女、
りんが鈴蘭の花束を持ってやって来た

「えへへ、今日はね、鈴蘭の日なんだよ!」
「だからこれ、あげる!」


「えっと、今日来たのはそれだけじゃなくって…
 あのね、聞いてほしい事があるの」

何か、言いたくないような、でも聞いてほしいような
複雑そうな表情で語る

「うちね、この前、何だが知らない場所で寝てた事があるんだけど…
 どうやってそこまで来たかとか、何があったかとか、思い出せないんだ」
「けど、何か体の方はすっごく元気になってて」

「それから…その…」

そこまで言うと俯いてしまい、
言葉を詰まらせてしまうりん

少しの沈黙の後、意を決したように話を再開する

「あのね、後で知った事なんだけど
 うちが寝てた廃ビルで、人が死んだんだって…」
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1647262289/32-38
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1647262289/40

「それとね…
 風鈴さんっていうんだけど、
 その時のうちの事知ってるっぽい人に会ったんだけど」
「その人うちの花を乱暴にしたりして、何か怖くって…」

基本的に、人間の悪性も含めて人間を愛するりんが
珍しく人間に対して嫌悪を示している
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/869-879

「本当はもっと早くおねえさんに相談したかったんだけど
 おねえさんに聞いたら…何て言われるのか怖くって来れなかったよ…」
「でもね、この前、くるみちゃんっていうんだけど、ラジオ番組やってるおねえさん」
「その人にね、悩みがあったら聞いてくれるって言われて、その人に相談してみようかなって思ったんだけど
 やっぱり怖くて出来なかったよ…」
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/770-784

「けど、それから色々考えて
 やっぱりこのまま一人で抱えてちゃ駄目だと思ったんだ」
「だから聞くね」

「あの廃ビルの事件とうちって、関係あるのかな」

485『音仙』:2022/05/06(金) 10:56:57
>>484(りん『フューネラル・リース』)

「――――――――…………ああ! こんばんは。
 どうもありがとう。そんな記念日があったんですね。
 記念には疎くて……エエ、あとで花瓶に活けておきましょう。 
 少しでも長く、元気に咲いているように」

              スッ

「……………………まず結論から言いましょう。
 私には、『わかりません』でした。
 キミがその日に『廃ビル』を訪れたのは間違いありませんし、
 『風鈴』さんも、その日その場にいたのは間違いありませんが」

          キィィィィィ ―――――――――――――――

         「…………ただ、そこまでですね」

「私の『ウィスパーズ』は…………決して万能ではない。
 キミになら、これくらいは言ってしまっても構いませんが、
 私は『町の音』を聴けます。ですが『高所』の音はよく聴こえない。
 少なくともビルの低層でキミに『何か』が起きたという様子はなく、
 そして何より……キミの心の中に、その日の『心』が無い」
 
「何か、綺麗に消し去ってしまったかのように……跡形すらも」

                「『嫌な事』があったから――――
                 記憶を消して自分を守ろうとした。
                 そういう風に考える事が、出来るでしょう。
                 それが『風鈴』さんに関係するかは分からない」

「ですが、だからこそ、『完全な無関係』ではない……私は、そう考えています」

                       「それで」

「『りん』……キミはどうしたいですか?
 その日の真実を知りたい? それとも……その、怖い人を遠ざけたい?
 ……どちらにしても、私に手伝える事は、それほど多くはないでしょうが」

「選ばなくっても構いません。
 『忘れた』事がキミのためなら、これからも、忘れたままでいる事も一つの道でしょう……」

486りん『フューネラル・リース』:2022/05/06(金) 20:24:10
>>485
「おねえさん、聞いてくれてありがとう
 おねえさんに聞いてもらっただけで、ちょっと楽になったよ」

……

「…あのね、おねえさん…」

「『嫌な事』があって、
 心を守るために忘れたんなら、
 うちは『思い出したくない』よ」

「でも、でもね」

「これは多分、逃げちゃいけない事なんだと思うんだ」

「思い出したらきっと、凄く後悔するし、嫌な思いもすると思う」

「けど、ちゃんと向き合わないと前に進めないと思う」

487『音仙』:2022/05/08(日) 05:47:07
>>486(りん『フューネラル・リース』)

「キミが、『強さ』を見せてくれるのだから、
 …………子供に接するのではなく、
 一人の、今を生きる『スタンド使い』に接するべきでしょうね」

            キィィィイィ――――

「とはいえ……やはり、私にも当日起きた事は分かりません。
 『風鈴さん』がそこに関わっている可能性は非常に高いですし、
 件の『転落死事件』も、無関係というのは都合が良すぎますが」

「それについては……机上の空論を並べても、仕様がない」

                  ィィィィーーーーーーー ・・・

「事実だけを伝えます。
 『スタンド使い』であるキミが、
 『向き合う』ためには……まず、『能力』を知らなければ」

              フューネラル・リース
「キミのスタンドの名は『葬送の花渦』」

「私は以前よりも、更に深く、その力を深く聴けています。
 キミの能力は――――― ……『死ぬことで発動する』」


            「そしてキミは。
             『再び生きる』」


「そしておそらく――――それは『自殺』では、いけない。
 あくまで『生きようとして』でも『その道が絶たれた』時、発動する能力」

「『死亡発動型』……極めて珍しいですが、類例がある、
 間違いなく私たちと同じ『スタンド使い』です。
 もちろん……生きているキミが無力であるかと言えばそうではない。
 『鈴蘭』……可憐で、そしてきわめて危険な花。その『危険』がキミの武器」

「戦いなんてしないに越したことはないですが、
 『戦う能力』も……その日起きたことが原因か、
 それともキミ自身の心の成長か……以前より、『育って』いるようですね」

488りん『フューネラル・リース』:2022/05/08(日) 20:36:38
>>487
  フューネラル・リース
「『葬送の花渦』…」

自身のスタンドの名を聞き、
その名を口にする

「『死ぬことで』……」

『死ぬことで発動する』

前にも『音仙』からは、
『自分は一度死んでいる』事を聞かされている
受け止め難い事だが…
受け止めなくちゃいけない事実だ

「あはは…
 やっぱり、一回『死んでる』事言われるのは、きついね…」

……

「へへ…
 成長してるって気はあんまりしないけど…
 おねえさんが言うなら、してるのかな?」

「おねえさん」

「うちは人間を傷付けるのは嫌」
「でも、うちを殺してその人を人殺しにするのはもっと嫌」
「何より、『生きたい』って思う、心の底から」
「だから、うちを殺そうとしてくる人とは、戦わなくちゃいけないと思う」

「そのための力がうちにあるなら…
      ――――『聴かせて』」

489『音仙』:2022/05/09(月) 23:18:31
>>488(りん『フューネラル・リース』)

「『殺す力』など無いに越したことはないですが、
 『スタンド使い』として自分を定義した時、
 それもまた、向き合うべき要素に違いありません。
 ……キミの選択を、私はとても強いと思う」

        キィィィィィィ――――――――

                  ――――― ・・・ ン

「さて。 ……見えている通り。
 今までのキミは、ただ体液に毒素を込め、
 それをもって威嚇をするだけでした。
 あくまで身を守るための『毒』
 さながら、スズランの花そのもののように。
 もちろん工夫で戦う事は出来たでしょうが」

「ですが――――今のキミは、もっともっと『人間らしい』」

             「毒を『武器』にし、敵と戦える」

      シュルルルル

――――――――――――――――――――――――――――

     『フューネラル・リース』は『死にあらがう』。
     ありあまるエネルギーと失われた経験が、
     『りん』が『生きる』ための力に結びついた。

     本体の頭に生えている『鈴蘭』について、 
      咲いている花を『白い花弁』に変えて、
     本体の付近に限って操作する事が出来る。
   これにより、今まで以上に敵に毒を与えやすくなった。
    花弁に変えて失われた花は、一晩経つと再生する。

――――――――――――――――――――――――――――


「そうは言っても、本懐はやはり『死後の黄泉返り』にあるのでしょう。
 一般的なスタンドには、純粋な戦闘ではかなり劣る……それでも」

「『簡単には殺させない』」

「――――それが、その『花』に込められた意味合いなのでしょう」

490りん『フューネラル・リース』:2022/05/10(火) 20:45:27
>>489
「これがうちの新しい力…」

『音仙』から
『フューネラル・リース』の新たな能力を聞いたりん

「えへへぇ〜、ちょっと使ってみようかな?」

早速、その力を試してみようかと思ったりんだったが

「あ、でも
 今使っちゃったら明日まで戻らないのかな?」

何時、誰が襲ってくるか分からない
武器は無駄遣いせず温存しておいた方が良いだろう
それに今、近くに『音仙』がいる
もし操縦を失敗したら彼女を傷付けてしまうかもしれない

……

「…あのね、おねえさん」

「うちね、『死にたくない』じゃなくて
 『生きたい』って思うの」
「何が違うのか上手く言えないんだけどね…」

「うちは、誰にも殺されないし、殺さないよ」

「きっと難しい事だと思うけど…
 でも、『人として生きたい』から」


「おねえさん、
 今日も聞いてくれてありがとう」
「おねえさんと話ししてるとスッキリするよ」

「じゃあ、またね!おねえさん!」

そうしてりんは去って行く
今度は、『音仙』ともっと楽しい話が出来る事を願って

491『音仙』:2022/05/12(木) 01:54:45

頭に『すずらん』が生えている少女。
その体液に、すずらんの毒を混ぜることができる。
咲いている花を白い『花弁』に変えて操れる。

『りん(3)』
破壊力:D スピード:C 射程距離:―
持続力:― 精密動作性:C 成長性:―

『死亡時』に発動し、『死の嵐』を呼ぶ。
嵐の後、条件を満たすと『りん』が再誕する。
その本質は『死』ではなく『生』である。

『フューネラル・リース』
破壊力:― スピード:― 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

無数の花弁により構成された『死の嵐』。
全容は不明。今は『未熟』な点が見られる。

『???』
破壊力:? スピード:A   射程距離:∞
持続力:E?∞ 精密動作性:B 成長性:A
 
【基本情報】
1.『りん(3)』の肉体は、スペックも体質も知性も、人間の10歳女児と同じ。
2.肉体は常時『実体化したスタンド物質』であり、スタンドを知覚可能。
3.『りん(3)』の頭には『すずらん』が咲いている。 明記の無い点は通常のすずらん同様。
4.光合成で生きられたりはせず、食生活や新陳代謝などは人間に等しいが、
  日光浴をすると、普通の人間以上に気分がよくなる(スペック変動などは無い)
5.根は『りん(3)』の頭部と融合している。引き抜きは頭部の破壊(ほぼ即死)を意味する。
6.茎も花もやわらかく、打撃には常識の範囲で『しなる』。
  そのため『破壊力C』程度なら直撃でもない限りは耐える。
7.自然な時間経過によってすずらんが散ったり枯れたりはせず、『常に咲いている』。
  ただし除草剤など、『根まで枯らす』ような成分をまともに受けてしまうと枯れる。
  『日光を一切浴びない』生活が長く続いた場合なども、枯れる可能性はある。
8.すずらんが損傷した場合、一日ゆっくり日光浴し、8時間以上眠る生活で再生する。
  花は一日、茎は三日ほどたてば、おおむね健康な状態に戻る。
9.茎の損傷中は吐き気や倦怠感に襲われて満足に動けず、『パス精DDC』相当になる。
  花の損傷だとやや気分が悪くなる(悪心止まり)が、スペックには問題は生じない。
10.枯れたり、何らかの方法での除去などで『すずらん自体』が『無くなる』と、例外なく『即死』する。
  花が無事だとしても、肉体の方の失血など通常の死因によって『死ぬ』可能性もある。

【すずらん毒】
★体液とは生物学的な定義ではなく、『唾液』や『汗』等の『分泌液』を含む便宜的な呼称。
1.『りん(3)』は己の『体内の体液』に、すずらんの有する範囲で『毒性』を混ぜられる。
2,混ぜる際には一呼吸ほどの間、しっかりと『頭のすずらんを意識する』必要がある。
3.体内において、一度に毒性を混ぜておける体液は『1種類』まで。
  毒性を混ぜてから体外に出た体液は、カウントには含まない。
4.体内の毒の効き目や種類は調整できる。薬効(強心など)だけを引き出す事も可能。
5.毒性の調整や毒性を混ぜる液の変更は、動作無しに一呼吸ほどの間で可能。
6.どのような毒性も、『りん(3)』には症状を及ぼすことはない。薬効についても同じ。
7.毒性は最大でも『気を失う』程度。『動物が即死する』ような症状は起こせない。
  (代表的な症状の『心臓麻痺』を起こすことは出来るが、『死ぬ』ことはない)
8.体外に出た体液について『射程距離』は無いが、『1時間』ほどで毒性は消える。

492『音仙』:2022/05/12(木) 01:55:33

【微風】
1.頭のすずらんに咲いた『花』を『白い花弁』に変えて、操れるようになった。
2.この『白い花弁』は『パス精ECC』。『射程距離』は『5m』。持続時間は『3分』。
3.花弁は、発生させた時点で体液に付与させていた毒性そのものを有する。
4.花弁は同時に『1枚』だけ発生させ、操作する事が出来る。
5.操作時、花弁そのものが動くというよりは『風に乗って動く』ような軌道をする。
6.すずらんに咲いている花の数を問わず、一日に花弁に変えられる数は『4つ』まで。
7.この能力で花が減る分には『気分が悪くなる』事は無い。

【花の嵐】
1.『りん(3)』の死亡時、判定者は『心音サイフォン』の質疑スレにその旨を投下する事。
2.ミッションの場合、そのGMにのみ能力詳細を受け渡す。
  GMが希望する場合『音仙』がPLとして操作を引き継ぐ。
3.場スレなどで判定者がいない場合は、原則『音仙』が引き継ぐ。
4.『死亡しやすくなる』効果は無いため、低危険度での死亡は他のPC同様に『無い』。
5.場スレで死亡した場合、その場より危険度Aの場スレ導入ミッションを開始する。
  (この詳細開示後に『りん』の殺害を行ったPCは、危険度Aに同意をしたと見なす)
6.一連の流れのあと、『りん』PCは、場合により『復活』する事がある。
  復活した場合、直前の『0時』までの記憶だけが残っている。
7.もちろん復活『しない』可能性もある。現時点では詳細不明。
  これには、『生きようと思う意志の有無』が関係する可能性が高い。
8.りんはこの『花の嵐』についての知識を『音仙』から聞いた以上は一切有していない。
  心や記憶、夢などを介して能力を知る事は不可能。
  事実そのものを調査するような能力なら可能性はあるが、確実とは言えない。
9.スタンドに目覚めてから、現在までの発動回数は『2回』。
●この項目の認識をPLは把握しておいてよい。

493『音仙』:2022/05/12(木) 02:09:13
>>490(りん『フューネラル・リース』)

「今理解している通り――――
 無駄遣いは避けた方がいいでしょうね。 
 でも……練習をしたいのであれば、それはいい事です」

         「練習でスタンドが強くなる事は無いですが、
          スタンドを使う本体は……強くなれるから」

     ギ …

「……『終わるのがいや』と『もっと続けたい』」

「似ているようで……イエ、本質的には同じでも、
 そのニュアンスは、全然、違うような気がします」

              「……殺されず、殺さない。
               キミの言う通り難しい事ですが、
               それが出来るなら、それに越したことはない。
               スタンド使いであるからと言って、
               私たちの心は人間と同じなのですから」

「ええ、また会いましょう……りん。
 いつでも、なんでも。話に来てください、ね」

                   ギィィ ――――――


                           ・・・   バタン


     「――――それでも『人』は、
      その時が来れば、他を『殺す』」

            キィィィィイイィイィイ ――――――
   
「『熊野風鈴』も……『宗像征爾』も。
 『藤原しおん』も……『エクリプス』の大半ですら、間違いなく『人』なのだから」

494リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/05/31(火) 04:47:40

「ウフフ、こんにちは。遊びに来たわ」

      「見て、素敵でしょう。鋭くて尖ってて」

小さな両手で『黒曜石』を持ち上げてみせる。

           「ウフフフフフフフフフフフフフ」

「一緒にお話しましょうよ。わたしの事を教えてあげる」

「あなたの事も教えてね。『好きな食べ物』を聞きたいわ」

「メリーは人間の事を、もっとたくさん知りたいから」

―――――――――――――――――――――――――

・『リトル・メリー』を『生物』として扱うというのは、
 『生物を対象とした能力が通用する』というような意味だと考えていい?

・『リトル・メリー』に『食事』、『呼吸』、『睡眠』の必要はある?

・『リトル・メリー』の触覚は人間と変わらない?

・『リトル・メリー』自体が全損した場合、『魂』はどうなる?

・他のスタンドが『黒い影』を掴む事は可能?

・『黒い影』の揺らめきは、敵との距離までは分からない?

・より詳しく言うと、『腐食』した部分はどういう状態になる?

495『音仙』:2022/05/31(火) 13:27:15
>>494(リトル・メリー『メリー・バッドエンド』)

「ええ、こんにちは。
 それは――――石ですか?
 成る程、確かによく尖っています。
 ああ、確か黒曜石と言うんでしたっけ」

                  ジ …

「私のような人間を知っても、
 それ程面白いかは分かりませんが」

「……そうですね、シチュー。クリームシチューが好きです」

――――――――――――――――――――――――――――――
>・『リトル・メリー』を『生物』として扱うというのは、
  『生物を対象とした能力が通用する』というような意味だと考えていい?

おおむね正しい。
意図としては『無生物を対象に発動する能力』は『効かない』という事。
(メタ的には、『生物には使えない』事でバランスを取っている能力が多いため)

>・『リトル・メリー』に『食事』、『呼吸』、『睡眠』の必要はある?

『食事』『呼吸』は不要。それをするための器官自体が無い。
ただ、口に食べ物を当てると味を感じる事が出来る。
『睡眠』は精神を休めるためにも人間並みに必要。

>・『リトル・メリー』の触覚は人間と変わらない?

変わらない。

>・『リトル・メリー』自体が全損した場合、『魂』はどうなる?

1%も残らず、消える可能性が高い(通常のPC同様『死亡』扱いとなる)

>・他のスタンドが『黒い影』を掴む事は可能?

可能。

>・『黒い影』の揺らめきは、敵との距離までは分からない?

具体的な数値という意味なら、分からない。
ただし近付くほどに揺らめきが激しくなるため近付いている事は分かる。

>・より詳しく言うと、『腐食』した部分はどういう状態になる?

文字通り『腐った』ような状態になる。
無生物でそもそも腐らないものの場合、経年劣化したような状態が近い。

496リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/06/02(木) 06:50:58
>>495

人間は好き、人間は嫌い。
リトル・メリーの精神は、その狭間で揺れ続けている。
どちらに傾くかは、メリー自身にも分からなかった。

         「『クリームシチュー』」

    「ウフフ、『音仙』さんの事が分かってとっても嬉しいの。
     メリーは食べられないけど、『味』は分かるから」

  「いつか、一緒にお食事してみたいわ」

『親善大使』――それがリトル・メリーに与えられた『使命』。
多くの人間と『友達』になる事が、この国に来た目的だった。
今さら意味があるのかは分からない。

それでも、メリーは『友達』を求めている。

――――――――――――――――――――――――――

・ダメージフィードバックのあるスタンドに、
 『黒い影』が触れた場合、その本体も『腐食』する?

497『音仙』:2022/06/02(木) 11:05:08
>>496(リトル・メリー『メリー・バッドエンド』)

「……ええ、是非。
 人形と一緒に食事を取るのは興味深いですし、
 キミと話しながらご飯を食べるのも、楽しそうです」

>・ダメージフィードバックのあるスタンドに、
 『黒い影』が触れた場合、その本体も『腐食』する?

特殊な状態を付与する能力ではなく、
そのような形のダメージを与える能力なので、
ダメージフィードバックは通常のルール通りに発生する。

498リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2022/06/03(金) 01:03:56
>>497

  「ウフフフフ――――」

             「とっても嬉しいわぁ」

     「ねえ、『今夜』はダメ?」

ねだるように小首を傾げる。

「メリー、『お泊り』してみたいわ。
 『音仙』さんと、もっと一緒にお話したいの」

    「『明日』になったら帰るから」

            「――――だから、お願い」

499小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/06/11(土) 23:25:25

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1653187672/82

上記にて、『ビー・ハート』で『シヴァルリー』の左腕を落としました。
その腕が握っている『脇差』は、鉄PCの意思で解除可能でしょうか?

500『音仙』:2022/06/11(土) 23:46:09
>>499(『シヴァルリー』)
視認していれば、『脇差』の解除は可能。

501小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/06/12(日) 00:03:25
>>500

回答ありがとうございます。
もう一つお願いします。
『脇差』が解除された場合、
その元となった『殺傷力』はどうなりますか?

502『音仙』:2022/06/12(日) 00:07:40
>>501(『シヴァルリー』)
詳細に従います。

>8.解除時は刀は『霧散』する。統合していた殺傷力は元の刃に戻っていく過程を経ず、一呼吸後に再生する。

503小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/06/12(日) 00:11:29
>>502

お手数お掛けします。
読み間違いがあるといけないので、
念のためにお聞きした次第です。
再生するというのは、
『シヴァルリー』が保持している状態に戻ると解釈してよろしいでしょうか?

504『音仙』:2022/06/12(日) 00:13:30
>>503(『シヴァルリー』)
お気になさらず。
再生とは『元の刃に殺傷力が戻る』という意味になります。

505小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/06/12(日) 06:47:44
>>504

了解しました。
回答ありがとうございます。

506夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/06/19(日) 08:57:25
>>462

                  「あ〜〜〜〜」

           「あ〜〜〜〜」

    「マイクテスト……マイクテスト……」

「ただいま、おきゃくサマのおよびだしをもうしあげます。
 『しおんちゃんサマ』、『しおんちゃんサマ』、
 『フシギのクニ』からかえってきた『アリス』が、
 『しおんちゃんのおへや』でオマチカネでございます。
 『ボウケンのオハナシ』が『ヤマほど』ありますので、
 ぜひともおこしくださいませ」

    「つーワケでぇ〜〜〜〜〜〜!!」

     「しおんちゃ〜〜〜〜〜〜ん!!」

    「いらっしゃいますかァ〜〜〜〜??」

前に来た時は『不在』だったため、今『再訪』した。
頭の上には、ペラペラの『奇妙な生物』が乗っかっている。
『チェシャ』と名付けられた『ハンカチ猫』だ。

  「『こんかい』は――――」

     「『マジの』!!『マジで』!!『マジに』!!」

          「『イロイロあった』な〜〜〜〜」

「あ、これ『チェシャ』。
 『アリスのハンカチ』からうまれたみたい。
 こんな『フシギなイキモノ』がみつかるなんて、
 『うれしいゴサン』ってヤツだな!!」

「『ハーリキンチェック』って、『どうけし』からきてるらしいよ。
 『チェシャ』も『シンシュツキボツ』な『トリックスター』だから」

             「フニャ……」

「まぁまぁ、かたくるしいアイサツはこのくらいにして…………」

「しおんちゃんに『きいてほしいハナシ』が――――――」

     「いッッッッッッッぱ〜〜〜〜〜〜い!!」

              「――――――あるからさ!!」

それから堰を切ったように、勢い良く喋り始める。
『昨日までの事』と『今日起きた事』。
それを『全部』聞いて欲しい。

507『音仙』:2022/06/19(日) 23:07:34
>>506(夢見ヶ崎明日美)

「―――――――エエ、私でしたら、ここに」

                ギ ィ ・・・

ドアの先の『音仙』が、半ば髪に隠れた双眸で見返す。

「『チェシャ』――――聴いて想像していたよりずっと、可愛いですね」

「ええ。聴いていたんです。『夏の終わり』まで……
 私はなるべく、少しでも、全てに近い音を聴いていました。
 今この時は、『特異点』。多くの使い手が交わり、音を変える。
 勿論、聴こえていない事も多いでしょうし」

「私が言うのもなんですが、『百聞は一見に如かず』とも言います」

              「だからこそ」

                       シュルルルル

「さあ――――間近で見ていたキミの心を、『聴き』ましょう」

              ルルルル ・・・

『ウィスパーズ』の蔓達が夢見ヶ崎を囲む。
椅子に座る以外の事を遮る。
実際、今、それ以外は必要が無いだろう。

「それ以外の時間は、きっと、全て、過ごすだけ惜しくなる」

508夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/06/20(月) 14:42:22
>>507

あっ、これ『アレ』だ。
こないだのヤツ(>>458)だろ??
ナニしゃべってもきこえないんなら、
アレとかコレとかバラしちゃってもわかんないってコトだな!!

――――――――――――――――――――――――――

アリスの○の○は○○○だけど、実は○○○○○○○○で、
本当の○の○は、○○○だったりする。

――――――――――――――――――――――――――

こんなヒミツをバクロしてもゼンゼンきこえないってコトだ!!
フハハハハッ!!
もしセイカイだったら、ドリンク1ぱいサービスしてやろう。

509『音仙』:2022/06/22(水) 00:33:05
>>508(夢見ヶ崎明日美『????』)

外界の音は遮断され、そこには心音のみが満ちる。
『音仙』は――――目の前の『供与者』は、
両目を閉じ、耳元に手を遣り、音のみで心を満たす。


          キィィィィィィィ―――――――

                     ィィィィィィィイイイイ


     「……」
 

    イイイイィィィィィィィィィ____________

                      イ  ィ ィ ・・・

  『シュル』
    『シュル』

やがて無音は、僅かな物音の中に収束する。
『蔓』達は引っ込み、『音仙』が顔をあげる。

「――――キミは」

「―――――――キミは『光』の世界に、行くのですね」

漸く、口を開いた。

心情をそのまま言葉にしたような、あいまいで、直接的な。

「スタンドを出さずに……キミの話が聴きたい。
 私は心を今、聴きました。
 ……夏の終わりを巡る戦い。
 やれることをやったキミは、改めて今。
 ……何を思って、ここへ来てくれたのでしょう?」

「あの時。初めてここに来たキミと、どう違うのでしょう」

         「キミの――――旅の話を、この耳で聴きたい」

……それから、ゆっくりと考えたであろう言葉がぽつぽつと続いた。

510夢見ヶ崎明日美『????』:2022/06/22(水) 15:13:56
>>509

「初めて会った時の事、覚えてる?」

『ドクター・ブラインド』を目覚めさせた者――
『音仙』の言葉を受けて、緩やかに言葉を返す。

「『ドクター・ブラインド』は、
 『見えない目を補うための能力』だって言ってくれたよね」

「生まれつき備わっていて、『目覚め』を待っていた力。
 『それを今になって起こすのも』…………って」

生まれて初めて、『ここ』を訪れた時の事を思い出す。
この椅子に座って『心の声』を聴かれ、
『ドクター・ブラインド』を引き出された時の事を。
『自分の目で世界の全部を見たい』という『夢』を語った。

「本当なら『ドクター』は、
 『見えなかった頃の私』が持つべきものだった」

「私が『闇の世界』にいた頃に目覚めるべきものだった」

     「――――って事だよね?」

自分の中で眠っていた『ドクター・ブラインド』。
その存在を自覚した時に言われた言葉だった。
随分と昔の事のように感じ、何だか『懐かしさ』を覚える。

「『光を得る前の心』が生んだ『才能』が、
 『光溢れる世界』の『アリス』に追い付くように」

「しおんちゃんの言葉を聞いた時、思ったんだ。
 『ドクター・ブラインド』が、
 少しずつ『今の私』に近付いて来るなら――――」

    「いつか『追い付く』事があるのかなって」

角膜移植で『視力』を得てから、
色んな所へ行って、色んなものを見てきた。
その時、自分の傍らには、常に『ドクター・ブラインド』がいた。
一歩一歩、共に『光の世界』を歩み続けてきた。

「しおんちゃんさ、
 『ドクター』は『伸びやすい方じゃない』って言ってたでしょ。
 だから、そんなにすぐ『何かある』とは考えてなかったんだ」

「もしあったとしても、それはずっとずっと先の事で、
 きっと『遠い未来のお話』なんだろうなって思ってた」

脳裏に去来するのは、これまでの『冒険』の軌跡。
光り輝く『夢の欠片』。
その一つ一つが大切な『宝物』だった。

「せっかくだし、ちょっと振り返ってみようかな」

          ――――スッ

おもむろに『サングラス』を外し、それから『昔話』を始める。

511夢見ヶ崎明日美『????』:2022/06/22(水) 15:15:39
>>510

「えっと――――『冒険』の始まりは『アリーナ』だっけ。
 『アルカラ』って名前で飛び入り参加して、
 『ベリル』と戦ったんだ」

「それから、街中で『カレン』を追い掛けた。
 『白い本』を持ってたんだけど、
 それが何か『スゴいもの』みたいでさ」

「『アリーナ』の『テスト』みたいなのを受けた事もあるんだ。
 変わった経験が出来て、面白かったなぁ」

「それから、いつだったか『夢の世界』に招待された。
 『エアリー・フェアリー・ナンセンス』っていう、
 『マシンガンのスタンド』を使って戦ったんだ」

「『幼稚園』みたいな場所で、
 子供達を世話するバイトをした事もあったよ。
 『エクリプスの亡霊』も出てきたけど、
 皆と一緒に過ごせて、とっても楽しかった」

「一番『ヤバい』と思ったのは、
 『二回目の夢の世界』に行った時。
 イカれた『殺人鬼』と戦って、
 最後は『真っ黒焦げ』になっちゃったし」

「久し振りに『アリーナ』に顔を出した時、
 『レーン先生』と対戦したんだ。
 何が何だか分かんなくて、すっごい苦労させられた」

「『アリーナ』って言えば、『観戦』に行った事もあってさぁ。
 ゴタゴタしてたみたいだから、
 ちょっとだけ『口添え』してあげたっけ」

「『三回目の夢の世界』では、『サキュバス』を退治したんだ。
 『今までに見た事のない世界』だったから、
 アレはアレで悪くなかったかな」

そこまで語り終えると、手の中でサングラスを弄びながら、
少しの間を置いた、

「それで――――『夏の終わり』。
 本当に色々あって、やらなきゃいけない事や、
 考えなきゃいけない事が沢山あった」

「どれくらい役に立てたか分からないけど、頑張ったよ。
 だって、『友達』のためだから」

サングラスを掛けていない『見えない目』で、
『音仙』を見つめる。

「一つ聞いていい?
 しおんちゃんにとって、『私』ってどういう存在なのかなぁ」

「『夢見ヶ崎明日美』は、『音仙』から見てどういう存在?」

512『音仙』:2022/06/26(日) 00:06:18
>>510-511(夢見ヶ崎明日美『????』)

「――――――『スタンド』というものは、
 本来、人間的な成長を経たとしても、
 それほど大きく変わるものではありません。
 」

      「私の『ウィスパーズ』で目覚めさせる限り、
       その能力は、心のどこかで根付いた物。 
       それでも、心の輪郭と、潮流と同じではないから」
 
「烈しい戦いを。人生が変わる程の出会いを。
 或いは人生と人生を交差を繰り返し、
 その中で己を知った一握りの者だけが、ゆっくり音を変える」

ゆっくりと、音仙は言葉を重ねていく。

「その中において」

「キミと『ドクター・ブラインド』は……今思えばとても特殊な例だったと言えます。 
 キミの後にも多くのスタンド使いを目覚めさせてきました。
 ですが、キミのような事例は、今となってもほとんど聞き覚えが無い」

「かつて抱いていた心の、残滓――――今の心とは『最初から違ってた』」

じ、と目を見る。
そして――――『夢見ヶ崎』の話を聞きながら、相槌すら打たない。
話を引き出す何かはいらない。それより、聴く事に集中したい、

「そんなキミが、戦いを知り、様々な異なる人生と舞台を覗き見て、飛び込み、
 夢すらも楽しみ、命の危機を伴う世界を何度も味わい、
 誰もが震える強敵を、穢れた悪意を、許せざる敵を、立ち向かい、斃し、友を守り」

             「その中で頽れず、ずっと……光へ歩いて来た」

「『音仙』にとって――――キミは、いつまで聴いていても飽きない存在です。
 『藤原しおん』にとって――――キミは、この町で出来た新しい友達です」

           キィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイ――――――――――

「――――キミの望む答えかどうか分かりません。
 ですが、いずれにせよ、ここでキミの望みは一つ叶う。
 そしてキミはきっとこの先にもたくさんの音を私に聴かせてくれる。
 『ウィスパーズ』で集める町の音として。この『耳』が聴く冒険の話として」


      「羽化のときが来ました。
       当然、背後にはキミの歩んできた道は消えない。
       ですが……この先の道を往くのは、盲目の医師ではなく、
       溢れるばかりの光だけが、目の前に広がる新たなる名医」

 
                      「さあ。発現してください。
                       美しき夢の世界を切り拓き、
                       まだ見ぬ明日の道を歩む。
 
                       ――――キミの、新たな『ドクター』を」

513夢見ヶ崎明日美『????』:2022/06/26(日) 17:38:56
>>512

「『人と人の関係』ってさ、『正解』はないと思うんだよね」

返ってきた言葉を聴き、過去を顧みるようにぽつりと語る。

「自慢じゃないけど、いっぱい知り合ってきたから、
 何となく分かるんだ」

『戦い』だけじゃない。
数え切れないくらいの『日常』を過ごしてきた。
それも大切な思い出だ。
『普通』があるから『不思議』がある。
『帰ってくる場所』がなければ、『不思議の国』も存在しない。

「聴きたかったのは『しおんちゃんの言葉』だから。
 私がどう思うかとかは関係なくさ」

「だから、それがどんな言葉でも、私は『嬉しい』よ」

            ニコッ

心中に満ちる感情を込めて、無邪気に笑った。

「私、ちゃんと覚えてるんだ」

「私の中の『ドクター・ブラインド』を教えてもらった時の事を」

客観的に見れば、『遥かな旅路』だった。
長い長い冒険の物語。
だけど、まるで昨日の事のように、鮮明に思い出せる。
それはきっと、この旅が、
心の底から『楽しい』と思えるものだったからだろう。
そして今、一つの『到達点』に達した事を感じていた。

  「『その目で、耳で、お確かめ下さい』」

        「『キミの、新たな世界を』」

             「――――そう言ってくれたよね」

そして、『冒険の旅』は、これからも『続いていく』。
『アリスの冒険』に終わりはない。
この『不思議の国』で、この『光に溢れた世界』で。

    「だから、見せてもらいたいんだ」

                 ――――――スチャッ

『サングラス』を掛け直すと、視界に『光』が戻ってくる。
『バタフライ型』と呼ばれる、
『リボン』のような形の大きなフレーム。
『アリスの瞳』を思わせる『ブルー』のレンズ。

  「『光の国のアリス』の――――」

       「『夢見ヶ崎明日美』の『新しい世界』を」

呼吸を整え、精神を集中する。
そして、『発現』する。
『新たな世界』を。

514『音仙』:2022/06/29(水) 00:34:06

            「――――『暗闇の中』」

「キミ自身がかつてそうあったように、
 『ドクター・ブラインド』はそこで生まれました。
 キミと共に歩んできたその力は、
 キミの見た光を、その心の中で浴びてきました」


『明確な違い』は。

        ――――見える事だ。

「だから、キミと共に。今のキミに見合うように、隣を行くように変化した」

今まで……『ドクター・ブラインド』と違い、『そいつ』は『視覚』を有する。

「『光の国のアリス』……
 キミが夢見るそれは、キミの心が叶えてくれる」

       『ヴィジョン』も、変わっている。
       人型ではあるが、変わっている。

           シュル―――― ・・・

その全身を飾るのは、色鮮やかな『光』を集めたような、半透明のリボン。
『かつて知らなかったもの』――――光。色。その結晶。

特に、頭部からは『金色の髪』のように幾本ものリボンが流れ――――
      
       「私が名付けるのではなく……
        その名前は、既にキミの中に」

両目にも、目隠しのように――――『ブルー』のリボンが巻き付く。
スタンドの視界はこのリボン越しなのだとわかる。
これが、過度の光を遮っている。

              『いま』を反映した新たな性質。

そして、その手をあげれば、両手の爪も『変わっている』。
華美に変化したそれは――――『ネイル』だ。
メスの切れ味と形状はそのまま、『取り外せる』ようになっている。

              ・・・そして、出来る事も少しずつ、心に溢れて来る。

>>513(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

   DR.ALICE
「『ドクター・アリス』」

「――――闇の中で育った夢は生きたまま、光の道を歩む。キミの新しい世界です」

515夢見ヶ崎明日美『ドクター・ブラインド』:2022/06/29(水) 21:29:47
>>514

『夢見ヶ崎明日美』は、生まれた時から『闇の中』にいた。

    『空の青』が分からない。

         『森の緑』が分からない。

              『血の赤』が分からない。

『青色』が、『緑色』が、『赤色』が、
『どんな色なのか』も分からない。
『夢見ヶ崎明日美の世界』は『暗闇の世界』。
どこまでも果てしなく続く『闇』で塗り潰されていた。

これからも、ずっとそうなんだと思っていた。
別に平気だと思っていた。
けれど、心の何処かで『憧れ』を感じていたのかもしれない。

ある日、手術を受けて『見える』ようになってから――
『世界』が変わった。
正確に言うと、変わったのは自分の方だ。
しかし、まるで世界そのものが変わったように感じられた。

最初は眩しすぎて『何も見えなかった』。
でも、徐々に目が慣れてきて、
しばらくすると『世界』が浮かび上がってきた。
その時、眼前に広がっていたのは、
とても信じられない光景だった。

神々しい程の『光』と『色』に溢れた『未知の世界』。
知っているのに知らない世界。
『光ある世界』に圧倒され、自然と涙が零れ落ちていた。

そして思った。
『自分の目で世界の全部を見てみたい』と。
ここは『不思議の国』で、
そこに飛び込んだ自分は『アリス』なのだと。

          そう――――――『光の国のアリス』だ。

516夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/06/29(水) 21:31:12
>>515

                        『見える』。

                    「そっか――――」

               『光』が見える。

          「今、分かったよ」

      『スタンドの目』を通して『世界』が見える。

  「――――『追い付いた』んだって」

『ドクター・ブラインド』にも『見える時』はあった。
だが、それは『存在しない視覚』を移植した時に生じる、
『仮の視力』。
『他人の光』を一時的に『借りた』ものでしかなかった。
しかし、今は違う。
正真正銘、『自分だけの光』を手に入れたのだ。

「もし、『ドクター』に『自分の意思』があったとしたらさ」

       「どう思ってるのかなぁ」

傍らに立つ『スタンド』を見つめる。
生まれ変わった姿を。
そのヴィジョンは、まさしく『光の国のアリス』。

          「きっと」

「『昔の私』と同じように感じたんだと思う」

『精神の羽化』を終えた『新たな姿』は、
同時に『夢見ヶ崎明日美』も想起させた。
これまで本体とスタンドの間に存在していた『タイムラグ』。
長い旅を経て、その『差』が埋められた事で、
『心』と『体』が重なり合い、
名実共に完全な『シンクロ』を果たした事を実感する。

「初めて『光』を知った時の私と同じように」

          ス ゥ ッ

『ドクター』の両手を持ち上げ、変化した『爪』を眺める。
『カラフルなネイル』――
その色彩は『本体自身の爪』と重なるものだ。
これも『今の自分が反映された結果』なのだろうと感じた。

  「そうだよね――――」

         「『ドクター・ブラインド』」

                    「――――ううん」

『長く付き合ってきた名前』を口にした後、
小さく首を横に振った。
『光』を得た『今の姿』には、その名前は似合わない。
『もっと相応しい名前』があるはずだ。

    フ ァ サ ァ ッ

  「『私』の――――――『光の国のアリス』の分身」

               シ ャ キ ッ

              「――――――『ドクター・アリス』」

                     シ ャ キ ィ ッ

『リボン』で構成された『金髪』をなびかせながら、
『ネイル』を閃かせた『ドクター・アリス』が『構え』を取る。
それと共に、『新たな力』が心の中を満たし始めた。
かつての自分を追うように『闇の世界』から脱却し、
『光の世界』に『到達』した『精神の象徴』。

          ド ク ン ッ

自身の内側から響く『心音』の導きに従い、
『魂の鼓動』と向き合おう。

517『音仙』:2022/06/30(木) 18:43:33
>>515-516(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)


「『ドクター・アリス』――――
 その能力は『今までのそれ』を引き継ぎながら、
 取り外せる爪によって『利便性』を向上させ」

     「敵対者にも……闇では無く、
      『光』を与えてその視界を焼く」


      キィィィィィィィィィィィ

          ィィィィィィィィィィィ

              ィィィィィ ――――― 


「そして……いま、キミ自身の心が理解する通り」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のヴィジョンを持つスタンド。
光で構成されたような、半透明でカラフルなリボンで各部が飾られる。
特に特徴的なのは頭部から髪のように伸びる金色のリボンと、
その両目を覆うように巻き付いた青色のリボンであり、
これらについては『特性』や『能力』にも関係している。

非情に鋭敏かつ精密な『感覚』を有し、探知に優れるが、
唯一視覚だけは平凡で、また本体と同様に光に弱い。
ただ、目を覆っているリボンが『遮光』の役割を常に果たしているため、
このスタンドについては光を気にせず通常通りの視界を確保している

また、両手の十指には『ネイル』が付いており、
これについても、『光』が固まったような半透明の外観。
単に指を彩り、またネイルらしく取り外せるだけではなく、
手術用メスを思わせる鋭い切れ味で『武器』となる。

能力も、ネイルで傷付けた対象に発動する。
――――対象に『五感』に関する『手術』を施術する能力。

一つは、『ドクター・アリス』の感覚の内1つを他者に移植する事。
超人的な聴覚や嗅覚、味覚は他者にとって強化にも、足かせにもなり得る。
また、このスタンドの有する『光に弱い視覚』を他者に与えることによって、
目を閉じたり、サングラス等で『遮光』しない限り、光に目を焼かれる状態に出来る。
移植であるため、発動中は該当の感覚は『ドクター・アリス』から消え、能力解除で戻る。

一つは、他者の感覚の内1つを『ドクター・アリス』に接続する事。
相手が聞く音を一緒に聞き、同じ匂いや味を感じ、触れた物の感触を知り、
そして見ている光景を共有する事が、リアルタイムで可能となる。 

接続射程は長いが、接続対象とスタンドの間には頭部から金の『リボン』が繋がり、
これは実体が無く千切れはしないが、何かで遮られている間は感覚共有がストップする。

『ドクター・アリス』DR Alice
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:E

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

「『与えるだけ』ではありません。
 『ドクター・アリス』は……
 他者の『感覚』を、その身に共有する術も持つ」

          「決して『万能』ではありませんが、
           ……キミは、己の脚が届かない世界をすら歩めるでしょう」

518夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/06/30(木) 22:59:46
>>517

        スゥゥゥゥ………………

『ドクター・アリス』から流れ込む魂の鼓動を、
自身の身体で感じ取る。
『自らの精神』と対話した事で、『答え』を受け取った。
文字通り、『ドクター・ブラインド』を更に進めたような能力。
自分が心に抱く『夢』――『世界の全部を知る』ための力だ。
改めて、この身に『新しい力』が宿った事を実感する。

「『光』――――――」

これまで、『ドクター・ブラインド』の『視覚移植』は、
対峙する者を『盲目』に変えていた。
与えたのは『闇』。
それが『夢見ヶ崎明日美の世界』だったからだ。

「やっぱり『そういう事』なんだ」

『ドクター・アリス』は、逆に『光』を与える。
初めて『視力』を得た時に感じた『光の眩しさ』。
この力の『根幹』となっているのは、
『そこ』なのかもしれないと感じられた。

「ちょっとずつ分かってきたよ」

何故なら、『今の夢見ヶ崎明日美の世界』には、
『光』が溢れているのだから。

「えっと、しおんちゃん」

「悪いんだけど――――試しに『共有』してみてもいい?」

『移植手術』は慣れたものだ。
しかし、『新たな能力』に関しては未経験。
そこは自分にとって『未知の世界』であり、
『不思議の国』に他ならない。

「『初めて』だから、どんな風になるのか見てみたくってさ」

許可がもらえたら、『感覚共有』のテストをしてみたい。
これまで通りの精密な動作で『ネイル』を振るう。
目立たないように、ほんの少しだけ薄っすらと傷を付け、
『視覚共有』を試みる。

519『音仙』:2022/07/01(金) 01:36:55
>>518(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

「『そういう事』――――なのでしょう。
 キミの納得が、キミとスタンドの全て。
 私の聴かせるそれは私が編集した音です」

          ―――― スッ

藤原しおんがゆっくり、手を挙げた。
それはつまり、『ドクター・アリス』の手の高さにだ。

「エエ、どうぞ。気にしないで」

それだけ言うと、切り傷を受け入れた。
警告も注意も無いのは、信頼だろう。

          チュ ミ
             ン

そして――――薄い『傷』と共に、『それ』がつながった。

『ドクター・アリス』の頭部から伸びる金のリボンが、
一本だけ藤原しおんの手に接続されている。

「これで手術は完了、という事ですね。
 どうでしょう……キミの顔を、他人の目で見てみた感想は」

言葉通り、『見えている』のは――――『夢見ヶ崎』自身の顔。

それはつまり、藤原しおんが今見ているものだ。

              その表情は、言うまでも無いのだろう。

520夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/01(金) 19:49:13
>>519

   「ふふっ」

          「『鏡』みたい」

                    「面白いなぁ」

『人の目を通して見る自分』は、
『昨日までの自分』とは少し違って見えた。

「『他人は自分を映す鏡』って言うよね。
 だから、『今の自分』が良く分かったよ」

         ジィッ

「今までと同じような違うような…………」

        「何となく不思議な感じ」

『音仙』を見つめる視線が『リボン』に移り、
金色のラインを伝って、傍らの『ドクター・アリス』に至った。

「でも、多分もしかしたら『違ってる』のかも」

「うん――――きっとそうだよ」

深く頷いて、『ドクター・アリス』を解除する。

「よし!!さっそくでかけてこよう!!
 『アリス』のまえには『あたらしいセカイ』がまっている!!」

         ガタッ

満面の笑みを浮かべ、勢い良く椅子から立ち上がった。

    「あ、『チェシャ』もいく??」

             ツンツンツン

                「フミュ……」

つつかれた『ハンカチ猫』が、頭上で小さな鳴き声を上げる。

「よかったら、しおんちゃんも『きいて』てよ。
 ゼッタイたのしいとおもうからさ!!」

「――――――じゃ、また!!」

こうして、夢見ヶ崎明日美は『音仙』の部屋を出て行く。
向かう先は『光の世界』。
『新たな冒険』が待つ『不思議の国』だ。

521『音仙』:2022/07/02(土) 06:48:25
>>520(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)


「エエ……ぜひ、『聴かせて』いただきます。
 私にはキミを追う足はありませんが、
 キミの物語を追い続ける事はできる。
 この『ウィスパーズ』のおかげで……」

「さあ……行ってらっしゃい。
 今までと同じ、新しい世界に」

     「そして……また。
      キミから直接聴ける日も、待っています」


             ギィィィ ・・・

                    バタン


                         夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』 →『成長』。

522『音仙』:2022/07/03(日) 15:43:49

爪で切った相手に五感を『移植』したり、
爪で切った相手の五感を己に『接続』し、
リアルタイムで共有したりする事が出来る。
このスタンドの感覚は非常に鋭敏で精密だが、
視覚だけは平凡、かつ光に非常に弱いため、
視覚移植を受けた相手は視界を光に焼かれる。

『ドクター・アリス』
破壊力:D スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:B 成長性:E

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと感覚リンクを有する。
2.メスのような切れ味で、長さ『3cm』ほどの『ネイル』が指先に着いている。
  これらのネイルは任意で取り外し可能。射程距離『5m』を超えると解除される。
  外しているネイルの位置は、なんとなく方向だけ把握する事が出来る。
3.『五感』のうち、視覚を除く四感が『鋭敏』である(精密動作性B)
  ただし人間に無い能力がある、というわけでは無い。
  色覚や嗅ぎ分け・聞き分け能力など五感の一環と言える能力も高い。
4.視覚については『平凡』。また、本体同様に『光』に弱い。
  ただし目に巻き付いた蒼のリボンが遮光の役割となり、正常な視界を得られている。
5.いずれの感覚についても、それで得る情報量は自然に処理できる(混乱などはしない)
6.ネイルの破損は、本体の爪そのものにフィードバックする。
7.先述した意図的なネイルの取り外しについてはダメージではない。
8.ネイルは折れても解除されず、スタンドを解除するまで残る。
  強度は、『パワーC』の全力が直撃すればへし折れる程度。

【移植】
1.対象をネイルで傷つけた時、スタンドの感覚を対象に移植できる。
  同じ相手に複数の感覚を移植する事も、問題なく可能である。
  なお、一度の切り傷で移植できるのは一つの感覚だけ。
2.移植した感覚は、一時的にこのスタンドからは失われる。
  なお、本体からは失われない(移植による一時的喪失はフィードバックしない)
3.移植された対象が生物なら、このスタンドと同等の感覚を得る。
4.対象が無生物の場合でも、感覚の移植はできる。
  ただし脳や精神がないため知覚の受け皿がなく、
  知覚した情報はすべてこのスタンドにフィードバックする。
5.無生物の場合は、傷をつけた部分に感覚が発生する。
  生物の場合は対象の対応する感覚を上書きする形になる。
6.同じ感覚を同じ相手に連続で移植するには『1分』の間を空ける必要がある。
7.持続時間は『10分』で、射程距離は『15m』まで。それを超えると解除。
8.移植の任意解除は可能。解除されれば、感覚は即座にスタンドに戻る。

【視覚移植】
1.視覚も他の感覚と同じく移植が可能だが、影響が異なるため別記する。
2.視覚を移植した場合、視力は平凡なため対象に強化は発生しない。
3.そして、このスタンドの視覚の『光に弱い』性質も対象に移植される。
4.結果として照明のある部屋程度の明るさですら視界が焼かれ、何も見えなくなる。
5.視覚の移植に限り拒絶反応が起こり、『10秒』で解除される。
6.あくまで光に目を焼かれる結果のため、周囲が暗闇であったり、
  あるいは即座に目を閉じたり、サングラスを掛けていたりすれば、
  目を焼かれなかったり、焼かれても軽度のダメージで済んだりはする。
7.ただし移植が解除されても、『光に焼かれたダメージ』は対象の目に残り、視界を封じる。
8.他の感覚同様、視覚移植をしている間、このスタンドから一時的に視覚が失われる。
9.無生物への発動は遮光のない視覚によるダメージがスタンドにフィードバックされるだけに終わる。

【感覚接続】
1.対象をネイルで傷つけた時、『移植』の代わりに発動可能。
2.対象の五感の内一つをこのスタンドに接続し、リアルタイムで共有されるようにする。
  共有は一方向で、『ドクター・アリス』側の感覚は相手には共有されない。
3.この能力は、同一の対象に対して、1つの感覚にしか発動できない。
4.同時に接続状態に出来る対象は1つ。いつでも任意解除は可能。
5.基本的には生物に発動するが、カメラやマイクで映像・音声を捉える無生物なら、 
  それらを視覚や聴覚と捉えて接続状態に出来る。
6.接続している対象には、爪で傷付けた箇所に頭部の『光のリボン』が繋がる。
7.この光のリボンは実体化しておらず、原則として破壊などはされない。
8.リボンの全体が光を通さない物体に遮られている間、接続は一時的に中断される。
8.接続時に限り、光のリボンは最大で『100m』ほどまで伸長する。

523夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2022/07/04(月) 18:48:55

           (・ω・)「フミィ」

『チェシャ』と名付けられた『ハンカチ猫』が入ってきた。
『代理』で来たらしく、一枚の『メモ』を口に咥えている。
書かれているのは、概ね以下のような内容だった。

――――――――――――――――――――――――――――――

・ネイルを着けていない状態で人型を発現し、
 その後でネイルを発現する事は出来る?
・ネイルの個別解除は可能?
・射程外に出たネイルは、すぐに再発現できる?
・ネイルの取り外しは、実際に手を使って取る必要がある?
・取り外したネイルを使って相手を切った場合でも、
 能力は発動できる?
・光のリボンの普段の長さはどれくらい?
・光のリボンは、性質としては、
 象徴ヴィジョン(基本的に干渉不可)であると思っていい?

524『音仙』:2022/07/04(月) 19:37:10
>>523(『ドクター・アリス』)

>・ネイルを着けていない状態で人型を発現し、
  その後でネイルを発現する事は出来る?

『不可』

>・ネイルの個別解除は可能?

『不可』

>・射程外に出たネイルは、すぐに再発現できる?

一旦スタンド自体を解除して再発現する必要がある。

>・ネイルの取り外しは、実際に手を使って取る必要がある?

自動で取れたりはしないが、
精密動作性と触覚の鋭さから、
手を見ずに指先の動きだけで取るのは容易。

>・取り外したネイルを使って相手を切った場合でも、
  能力は発動できる?

『可能』。

>・光のリボンの普段の長さはどれくらい?

下記の通り象徴に過ぎないため、
特にこちらでは決めない。
強いて言えば『アリス』のイメージ通り、
背中にかかるロングヘアくらいの長さ。

>・光のリボンは、性質としては、
  象徴ヴィジョン(基本的に干渉不可)であると思っていい?

『正しい』。
能力発動中に遮られても千切れないのはそのため。
あくまでデザインの一環のようなものである。

525小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/07/06(水) 23:54:33

   ガチャ――

            コツ コツ コツ……

  「……ご無沙汰しています」

         スッ

いつも通りの喪服姿で、この場所を訪れた。
深く頭を下げ、見慣れた椅子に腰を下ろす。
やや間を置いてから、控えめに口を開いた。

  「お聞き及びかもしれませんが……」

  「――ご報告に参りました」

そう言うと、静かに両目を閉じ、『音仙』に身を委ねる。

―――――――――――――――――――――――――――――――

【ミッション】『サマー三連星』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1606787541/349-487

第三章:『真夏のクリスマス作戦』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1617983099/344-509

『サソリにオリオンの足を刻め』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1606787541/490-501

第四章:『Xデー当日』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1617983099/502-650n

第五章:『おばあちゃん家に行こう!〜再訪〜』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/322-753n

最終章:『星見町と終わらない夏』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/754-981n
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1653187672/3-214n

526『音仙』:2022/07/07(木) 00:15:10
>>525(小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』)

「もちろん…………全て聞いておりました。
 イエ、まあ、聞こえなかったところも、
 かなりありますので…………
 キミから直接聴けるのはありがたいですが」

            キィィィィィィィィィィィ・・・

灰色の髪が目に掛かったまま、
『音仙』は安楽椅子に深く腰掛けている。
『ウィスパーズ』……彼女のスタンドの蔓が、
小石川の『心音』をゆっくりと聴取する……

「…………エエ、勿体ぶらず言っておきましょう。
 キミと……キミの有する『特別な才能』は、
 今はそう簡単には……変わる状態ではありません。
 少なくとも、あの夏の多くの経験を経てなお、
 今はまだ……変わる兆候すら、聴こえてはいない」

『スーサイド・ライフ』と『ビー・ハート』。
二つの慈悲を形容する刃は、揺るがない。

「キミが得た……味わった経験は決して、軽いものでは無い。
 ですがそれでも、一度成長したスタンドは……一般的にですが、
 更なる段階に向かうのに、最初の成長以上の契機を必要とします」

…………『成長』は『まだ』無いようだ。

何か他に聞くことがなければ、『音仙』の答えはそこまでだろう。

527小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2022/07/07(木) 01:53:07
>>526

           スゥッ

緩やかに、閉じていた目を開く。

  「……聞いていただきたい事があります」

  「あなたに聞いて欲しいのです」

自分が『スタンド使い』になってから、
最も長く関わってきた人物。
それが『音仙』だ。
だからこそ、彼女に話しておきたい。

  「『サマー・フォーエヴァー』が、
   最後に書き残した『絵日記』……」

  「彼は『加害者』でしたが……同時に『被害者』でした」

『8月6日』。
誰にも話していない。
知っているのは自分と『音仙』だけだ。

  「私は……」

  「私は……もっと何か出来たのではないかと……」

  「……そう思い始めると、止まらなくなります」

  「ですが――どれだけ後悔しても……
   『過去』は変えられません」

ぽつりぽつりと、一言ずつ言葉を紡ぐ。

  「だからこそ、これからの事を――
   『未来』の事を考えるつもりです」

  「私は弱い人間です……。
   今度の事で、それを思い知らされました」

  「それでも……それでも、
   何か出来る事があるかもしれないと……」

  「せめて、手の届く範囲の『悲しみ』を、
   少しでも減らすために……」

  「『これから先の世界』で、『後悔』をしないために……」

          スゥゥ……

深呼吸の後に、再び口を開く。

  「私は――『私に出来る事』をします」

  「あなたに、それを聞いていただきたかったのです」

何かを求めてはいない。
ただ知っておいて欲しかった。
それが、自分の背中を押してくれる。

528『音仙』:2022/07/09(土) 00:59:20
>>527(小石川文子)

「『聴きましょう』……」

即答が出来た。

『小石川文子』は『音仙』の側から見ても――――
『この町では』……最も付き合いの長いスタンド使いの一人。

「聞くというのは……私が最も得意な事です。
 そして覚えておくことも……苦手ではありません、エエ」
 
『音仙』はただ小石川の話を聴いている。

「…………」     「キミは」

                   「……いえ」

『慰め』や『説法』を彼女はそれほど得意としないし、
それを求めていないのも、なんとなく分かっていた。

「…………ええ。聴き終わりました。ありがとう」

そう添えると、少しだけ目を閉じ、考えた。

「キミが『何かできたのか』……それは、私にも分からない。
 無数の人間の思惑、善意と敵意が混ざり合う世界で、
 最後に浮かぶ模様は、それを描く誰にも予想は出来ない。
 ……そしてキミ自身が出した答えの通り、
 それを後から再検証する方法はなく……出来るのは」

         「絵図を描いたその手を、
          そこにいて、去ったものを、
          『忘れない』事だけ…………」

         ・ ・ ・ ・ ・

「キミは……無敵ではない。
 膝をつく事もあるでしょうし、
 頭を抱え、首を垂れるときもある。
 それでも、行動力があって、
 人を思いやる気持ちもあって、
 応えてくれる仲間も、たくさんいる」

「……キミがそうあろうと思っている限り、
 キミに出来ることが、この世界に無くなることはない。
 キミが手を伸ばし続けるたび、出来ない事はまた現れるでしょうが」

              「『そこで終わり』ではない。……それだけです」

529グリム『グリム・ランタン』:2022/07/13(水) 20:18:31
メモ書きが置かれている・・・。

『女神様へ。
 直接会う勇気が持てない自分をお許し下さい。
 やや難しい仕事に取り組むかもしれませんので、
 自分の能力についてさらなる理解を深めるため、幾つか伺いたい事がございます』

1:『終わり』について・・・。
『生物』であれば『死亡』というのは分かりやすいのですが、
『無生物』の『破壊』とは『どのラインから』になるのでしょうか?
『紙』一枚を取っても、『切れる』『破ける』『濡れる』『燃える』等・・・一部分が欠けるだけでも『破壊』と呼べますか?

2:見た目は大きくあるが、部位としては薄い箇所があるもの・・・。
例えば『膨らんだ風船』や、『一冊の本』、『洋服』等に蝋燭を埋め込む事は出来ますか?

3:『終わり』に繋がる『ダメージ』は『蓄積』されるかとは思いますが、衝撃なども含めて『蓄積』されますか?
解除により『終わり』を迎える際、『蓄積』された衝撃などは一気に開放されるのでしょうか?

4:既に『破壊』されているものがそれ以上に『破壊』されないようにする事は可能ですか?

5:『点火』し、『終わり』を免れている物はスタンドに干渉できますか?

530『音仙』:2022/07/13(水) 21:31:50
>>529(グリム『グリム・ランタン』)

次に『グリム』がここを訪れた時、メモ書きの返信が置かれていた。

    『グリムさんへ。
     仮の名前を手に入れた事をお祝いさせて下さい。
     私はそれほど大きな存在ではありません。
     ですが、あなたの疑問に答える事は出来ます。
     旅路の中で能力について分からない事が出来たら、
     またいつでもどうぞ。もちろん、書置きでも構いません』

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

>1:『終わり』について・・・。
>『生物』であれば『死亡』というのは分かりやすいのですが、
>『無生物』の『破壊』とは『どのラインから』になるのでしょうか?
>『紙』一枚を取っても、『切れる』『破ける』『濡れる』『燃える』等・・・一部分が欠けるだけでも『破壊』と呼べますか?

無生物の破壊は『本来の用途の機能不全』または
『全体の半分以上が破損(汚損)する』ことが対象となります。

>2:見た目は大きくあるが、部位としては薄い箇所があるもの・・・。
>例えば『膨らんだ風船』や、『一冊の本』、『洋服』等に蝋燭を埋め込む事は出来ますか?

可能。蝋燭は内部に入り込んでいるような形になります。
中を覗けば蝋燭は見えますが、象徴的なヴィジョンのため撤去や破壊は不能です。

>3:『終わり』に繋がる『ダメージ』は『蓄積』されるかとは思いますが、衝撃なども含めて『蓄積』されますか?
>解除により『終わり』を迎える際、『蓄積』された衝撃などは一気に開放されるのでしょうか?

ダメージは『訪れなくなる』だけで蓄積はされていますが、
少なくとも現時点では、破損やダメージではない衝撃などは蓄積されません。
蓄積されるのは衝撃の結果として生じたダメージの部分となります。
よって、解除で終わりを迎えても急速に吹き飛んだりはしないでしょう。

>4:既に『破壊』されているものがそれ以上に『破壊』されないようにする事は可能ですか?

それ以上の損壊を防ぐ事は可能です。

>5:『点火』し、『終わり』を免れている物はスタンドに干渉できますか?

できません。

531扇原映華『シルバーダスト』:2022/07/13(水) 22:22:48
質問です

・壁や床などに『圧力レバー』を設置した場合、『圧力』を与えられますか?
 与えられる場合、その面全体に与えられる?あるいは範囲が決まっている?

532『音仙』:2022/07/13(水) 22:58:28
>>531(扇原映華『シルバーダスト』)

>・壁や床などに『圧力レバー』を設置した場合、『圧力』を与えられますか?
> 与えられる場合、その面全体に与えられる?あるいは範囲が決まっている?

現時点では『床』や『壁』は大きすぎて不可能。
レバーを設置すること自体は可能。
『加減圧』が出来るサイズ制限は『一般的な成人男性』ほど。

533???『リヴィング・イン・モーメント』:2022/07/17(日) 18:37:17
(※時系列としては、夏ミ以降の一年程過ぎた頃と考えて良いでしょうか?)

……ギィ

 扉を開き、現れたのは薄汚れたパーカーとジーンズ。同じく汚れた靴で
頭はフードで隠し、顔も汚れた包帯で覆った人物だ。

「…………」 ゴソゴソ

服の裏に入れてる、牛乳瓶らしい中に水道水らしいものが入った液体を取り出す。

     ――ズギュン   キィィン

 『お久しぶり』 『です……』

 瓶の中には、一匹の『ブリキの金魚』が発現される。
そこからスタンドを介し挨拶がなされた……。

534『ノスタルジアトピア』と『ヘルメース』:2022/07/19(火) 22:50:35
>>533(???)

ここは………『音仙の部屋』ではない。
それに気づいたのは、ドアを潜ってからだ。

     「『ヘルメース』……  
      『旅』ッ!『交通』ッ!
      そして『伝令』の神。
      俺様のスタンドはその暗示ッ」

        「貴様より『音仙』へ至る、
         その『旅程』を再編した。
         貴様が今此処にいる理由だ」

『立っている』のは『男』だ。
ボサボサの髪、猫背、そして鋭い目付き。

広い、ゴミ捨て場のような空間だった。
悪臭は、あるとすれば鉄錆のような臭いだけ。
視線を走らせれば、そこにあるほとんどのものは『遊具』だ。

       遠くからは軽やかで明るい、
       そう、ちょうど『遊園地』のような、
       そんな音楽が、何処か虚ろに響く。

――――――間違いなく『星見町』ではない。

 「俺様は『風見』…………
  『音仙』の『使い』だ。
  彼奴は今の貴様に会う気は無い。
  それが、善良な者の謀を乱す可能性がある故」

              「皆無」「絶無」

彼の背後――『メリーゴーランド』らしき機構の上に、、
行進の先導のような大きな帽子を被った『少女』が座り、
値踏みするような目で『金魚』を見下ろしている。
 
    「いずれにせよ、まずは『名』を名乗れ。
     用があるのなら、礼を尽くし接しろ。
     『音仙』と違い、俺様は甘くない。
     だが――――フン。邪険にするつもりも無い」

                  
             ・・・『音仙』はここにいない。

そしておそらく―――『あれから一年後』の今。
再び『藤原しおん』と相まみえる事は、出来ないのだろう。

それでも――――『風見』はあえて『金魚』をここに招いたのだ。

                   ・・・出来る話はあるのかもしれない。

535 ???『リヴィング・イン・モーメント』:2022/07/20(水) 10:13:48
>>534

何時もの部屋ではなかった。鉄錆の香り 遠くから聞こえる活気づいた旋律

>俺様は『風見』……『音仙』の『使い』だ。
 彼奴は今の貴様に会う気は無い。
 れが、善良な者の謀を乱す可能性がある故

『……』「あぁ……」

少し野太いような掠れ声が喉から生じる。そして、言われた通り
『礼』を尽くす為に、地面に膝をつき正座の姿勢へ移りながら手元も
貼り付け、首を垂れる。所謂、『土下座』の姿勢だ。

牛乳瓶に入れた水の中でブリキの金魚は何も言わず漂っている。
 包帯で覆われた唇から、声が漏れ出る。

「『小林 丈』……そう、かつては呼ばれていました。
だが、友との約定にて……その名は、今は使うことを自分は由としてないです」


「……今、此処に居るのは。多くの仲間に、愛する人たちに
要らぬ業苦を与える事になった、名無しの屑が……自分です」

「おめおめと、この町に舞い戻ってしまいました。
誰にも何も伝えぬまま、薄情で人でなしである事を理解しながら……」

「……でも、一目。小林 丈が居なくなった後の人々が
幸せでいるかどうしても確認したかったから」

「それが理由で……今の町の出来事を知りたくて。
……いま、自分は此処にいます」

536『ノスタルジアトピア』と『ヘルメース』:2022/07/20(水) 12:41:30
>>535(???『????????』)

 
    「おいッ! 礼を尽くせとは言ったが、
     そこまでしろと言っていない。 
     だが、良い心がけと言ってやる。
     頭をあげろ。ここは埃っぽい故」

       ザッ

『風見』は屈みこみ、『小林だった男』を覗き込む。


   「町に大きな変わりなどない。
    喪われた命を信じず、
    貴様を探すものがいる。
    喪われた命に引きずられ、
    魔道に堕ちた者もいる」

   「――――覚悟の上だろう。
    仮初でも世を去るならば、
    それが何を生むのかは」

彼は『後悔』にも『憐憫』にも寄らず、
鼻を鳴らして、縮めていた足を再び伸ばした。

「あなたのお友達は、『お前自身の目で見ろ』!
 きっとそう言ったんじゃないのォ〜? 
 あなたしおんちゃんに全部聴いてェ、それでまた隠遁生活に逆戻り?」

          「『そうじゃあない』気がするけれどねぇ」

パレードのような少女は、後ろからそう投げかける。
応える義理は無いかもしれない。
小林には小林の考えや、危機感によって行動しているのだから。

       「何であれ構わん。
        ほとぼりが未だ冷めていない以上、
        此奴にも正当性はあるだろう」

          「だが――――」「仮名」「偽名」

          「そういうものは『無い』のか?
           俺様は貴様を何と呼べばいい」


瓶の中の金魚は、何も言わず――――そして。『かつてとは違う』。
あるいは『名も無き男』は、その事は重々承知なのだろうが。

537ノエ『????????』:2022/07/20(水) 18:43:00
>>536

「……誰かに真っ当に名乗れる呼称など無いのですけれど
仮に呼ぶのであるなら。『ノエ』と」

こう名乗る理由は簡単だ。丈の名を崩し、簡単にカナで分けた。

奇妙ながら、この名はヘブライ語で『放浪者』と意味し今の自分の
現状と合致している。

フランス語では『休息』 韓国語では『お前』

『小林 丈』と言う人生を休み、誰に呼ばれるにしても今の自分に
相応な名前がないからして、誰からも、お前と呼ばれる事が似合いだ。
 我ながら随分とぴったりだと思う。海外の普通にノエと名付けられた
人々を蔑むつもりは毛頭ないのだけれど。



「……そう、ですか」

『風見』さんの言葉に、安堵なのか、整理出来ない自分自身への苛む気持ちが
入り混じった複雑な溜息をつく。


>あなたしおんちゃんに全部聴いてェ、それでまた隠遁生活に逆戻り?

>『そうじゃあない』気がするけれどねぇ

「……取り返しのつかない事を、してしまいました」

「『最善』であろうと、その時は信じ。けど、結果は『最悪』であったのかも、と」

「きっと顛末を一年の間に知った人なら。もっと違った形で愛する人を
助ける為の契約を違ったものに出来た筈だ。頼る存在も誤っている。
頼る方法も、助ける為のやり方も、何もかも自分を犠牲しようとする方法が全て」

村田さんが『殺意』の中で全て教えてくれた。かつて、夢の中で一抹君が
見せた刃が自分自身に、生きる意味を説いてくれた時のように。

あの時の『私』は、自分のいない世界に黄金の意思『ジョジョ』は続くと
盲信していた。誰もそんな事を肯定などしないのに。

「…………『償いたい』んだ。エゴかも知れないんですけど」

「利用してしまった最中派の方たち、全ての未来への責務を与えてしまった村田さん。
一緒に夏の魔物を討つ旅路に同行して、そして裏側で協力してくれた皆にも
謝って、怒られて。殴られるのも構わない、けど最後は笑って仲直りしたい。

そして誰よりも、親友や一抹君がきっと私のした事に憤って
悲しんでるだろうから」

 両手の拳を握りしめ、下げた頭を上げて告げる。

「――もう、道は違えない。『今この瞬間』だけでない。
自分は……オ、レは『今この瞬間の先』にある光も含めて取りこぼしてはいけないんだ。
その光の中に自分をないがしろにしてはいけない」

「これからは、只の『グラス(硝子)』の器で時流に任せて底に堕ちない。
必ず、今度こそ幸せになるよ。目に映る人々と共に」

538『ノスタルジアトピア』と『ヘルメース』:2022/07/20(水) 19:59:27
>>537(ノエ)

      「『NOE』と転ずれば、
       ノルウェー語で『何か』
       あるいは、ハワイにて『霧』
       フン。今の貴様に相応しいだろう!」

          「――――――『ノエ』!」

   ザッ


      「俺様には貴様の能力を知る由は無い。
       だが、『スタンド』は精神の力だ。
       貴様の『願い』『信念』『決意』ッ」

            「それは嘘にならん。
             嘘の心でなくば。
             だが――――貴様は、
             『音仙』に会いに来たのだ」

    「―――――その心に嘘があるなら、そうはするまい」


『風見』は一歩引き、歯を見せて笑みを浮かべる。
獰猛な笑みだが、狩人が獲物に向けるそれではない。              
寧ろ――――『狩人同士』で、見せる。そんな笑いだろう。

               そして。

「しおんちゃんに会えるようになるまでは〜。
 あなたが来ようとすれば、ここに繋がるようにしておくわァ〜」

                 「俺様がするのだッ。
                  自分の手柄のように言うなッ」


「あなたに思う所はあるけどぉ、今の言葉は『夢がある』……味方になってあげるわ。
 ただし、あたし達はしおんちゃん以上に『外』にどうこうできたり、したいわけじゃない」

『遊具』から、軽やかに少女が飛び降りて来る。

「しおんちゃんの、代・わ・りィ〜〜〜。それくらいならしたげるって話よぉ〜〜〜ン」

そして指を立て、空虚な目に笑みの色を入れて、そのように伝えて来た。

        もっとも。『ノエ』は既に――――己を、『知っている』だろう。         

―――――――――――――――――――――――――――――――――

ブリキの金魚のような、『6体』の群体型のスタンド。
本体が触れた『液体』の中に発現され、
原則的に、『跳ねる』程度しか液体外に出られない。
視覚、そして聴覚のリンクを持ち合わせており、
また特殊な事に、遠隔でのスタンド解除が可能。

能力は…………己を『ガラス玉』に『封じ込める』事。
この金魚は、任意で周囲の液体を球形に『固め』、
自らを封じ込める形で『ガラス玉』を形成出来る。
それは水槽ではなく、内側までガラスで密閉されし『標本』。
このガラス玉に入っている場合、スタンドは液体から脱し、
射程内であれば空中に浮かべて操作する事も可能となる。
ただ、この状態は周囲が硬質なガラスで満たされるため、
『視覚』こそ硝子越し程度に残るが、『聴覚』はリンクしなくなる。

ガラス玉を形成した後、密閉された『金魚』は少しずつ死んでいく。
さながら『死滅回遊魚』の如く…………自ら入り、封じたその領域は、
金魚が生き永らえることも、脱れることも叶わぬ『硝子』の『牢獄』。
金魚が死ぬか、能力を解除すればガラス球は元の液体に戻る。

それでも末期の輝きか、操作性能は上昇しており、
敵に撃ち込むことが可能である。言うなれば硝子の『弾丸』。
威力こそ並程度で、金魚の死で解除されるため持続力も劣悪だが、
高速操作できる硝子は、液体への回帰も含め十分な武器となる。
死ぬまでに解除が間に合ったなら、再利用する事も可能。

出口無き『牢獄』でありながら闇を穿つ『弾丸』でもある『硝子』。
然して穏やかに揺蕩う『水槽』は今は作れず。

ゆえに『仮初』の名は。

『ゼロ・モーメント』Zero Moment
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

『死滅回遊弾』
破壊力:C スピード:B 射程距離:B(30m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:なし

―――――――――――――――――――――――――――――――――
                    →『ノエ』だけが、己に出来る事を知っている。

『まっとうな成長』を得るに十分な苦難は超えて来た。
それは拒否され、歪な形の変化とはなったが――――
消そうとした過去が、より大きな苦難の未来を穿つだろう。

この場を立ち去るに十分な理由は出来ている。無論、来た当初以上、邪険にはされないはずだった。

539ノエ『ゼロ・モーメント』:2022/07/20(水) 23:29:05
>>538(『変化』の結果、有難う御座います。後ほど、質疑させて頂きます)

 ピキ……ピキピキピキピキピキッ

「これが……『ゼロ・モーメント』」

以前は『水槽』の中で、陸(世界)の中での諍いを見守る術しか無かった。

「…………すまないな、随分、迷惑をかける」

きっと、本当ならば。『リヴィング・イン・モーメント』の新たる力を
『ゼロ』でない『∞』の可能性の別の形に出来ただろう。
その未来を奪ってしまったのも、他でもない自分自身なのだから。

この硬質なガラスの塊は『小林 丈』の『罪と罰』の証だ。

「願わくば……また、穏やかな凪の中で漂う世界を取り戻そう」

今は、まだ自分はノエ『放浪者』でしか無い。
確かな答えと、居場所を掴み取るまでは。

だが約束しよう、自分自身へ。これからは自分も含めた黄金色の未来の為に。

「有難う、お二人とも……音仙さんにも、自分が感謝を告げてたと」

「……いや」

「いずれ、自分から直接伝えます。それが、『小林 丈』なら
そうしなければいけないですから」

 向かおう、街に。愛する人たちの住まう場所へ。

辛い運命が待ち受けていると思う。もしかすれば予測不可能な災難で
何も掴む事なく野垂れ時ぬ不運だってあるかも知れない。

けれど、進もう。この『ゼロ(出発点)』から。

 
ノエ『ゼロ・モーメント』⇒歩き始める……。

540『ノスタルジアトピア』と『ヘルメース』:2022/07/21(木) 02:03:22

玩具の金魚のような小さな群体型のスタンド。
液中に発現し、周囲の液体を『ガラス玉』に変えて己を封じ込める。

『ゼロ・モーメント』Zero Moment
破壊力:D スピード:C 射程距離:B(30m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

『死滅回遊弾』
破壊力:C スピード:B 射程距離:B(30m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:なし

【基本情報】
1.玩具の金魚のような、『瓶ラムネ』の中のビー玉ほどの大きさのスタンド。
2.群体型であり、同時に発現出来るのは『6体』まで。持続時間は『2時間』ほど。
3.ダメージフィードバックは存在しない。視覚と聴覚のリンクを存在する。
  複数の金魚の視界を得る場合、複数のテレビの同時視聴に近い感覚。
4.本体が液体、または液体の入った容器に触れる事で、液中に発現される。
  生物は『容器扱い』出来ないが、『死体』であれば問題なく可能である。
5.液中から出れば(出ていれば)一拍後に強制解除される。液中なら操作は自由。
6.強制解除された場合、『30秒』は同時発現可能数が1つ減った状態になる。
7.液体が毒物や高温など生存が困難な性質でも、このスタンドは問題なく行動可能。
8.金魚が解除されると、対応する『ガラス玉』も解除される。なお、解除は遠隔で可能。
  なお、『金魚を残してガラス玉だけを解除する』という事は現状では出来ない。
9.金魚が完全に『破壊』されると、その後『3日間』は同時発現可能数が1つ減る。
10.金魚の視界は、液体そのものがどのような色や濃度であっても遮られない。

【ガラス玉】
1.金魚が触れている液体を球状に集め、『ビー玉大』〜『ソフトボール大』程のサイズに固定。
  その後、球状の液体が硬質化し、金魚を密封する硝子標本のように『ガラス玉』を形成する。
  なお、異物をはじき出すような効果は持ち合わせていないので、異物は混入し得る。
2.異物や空間自体の広さなどの影響で、ガラス玉を形成する隙間が無ければ形成は不可。
3.金魚は、形成しているガラス玉ごと自由に操作する事が可能。
  ただし、密封の為ガラス玉ごとしか動かせず、中の金魚だけを動かすという事は一切できない。
4.ガラス玉の形成中、金魚の操作のスペックは『パス精CBC』に達する。
  ただし聴覚リンクが途絶え、視覚も『分厚いガラス越し』のように、かなりぼやける。
5.空中に浮かべる事も可能だが、何らかの理由で金魚が空気中に出ると、一拍後に強制解除。
6.金魚が解除される、または後述の理由などで『破壊』『死亡』すると、ガラス玉は元の液体に戻る。
7.ガラス玉の強度は同サイズのガラス玉相応。また、元の液体の性質問わず質感はガラスである。
8.ガラス玉が液体に戻るとき、『元の液体』の保っていた状態にそのまま戻る。
9.ガラス玉自体が完全に破壊された場合、ガラス破片などは残らない(全て液体に戻るため)
10.周囲に『ガラス玉』を形成し得る液体がある場合タイムラグ無く形成が可能である。

【死滅回遊弾】
1.ガラス玉形成から『約10秒後』に金魚が死亡し、破壊されたのと同じ扱いとなる。
2.死亡までに金魚を解除してしまえば(ガラス玉を液体に戻せば)、助命は可能。
  ただしこの時、扱いは『強制解除』同様、『30秒間』の発現数減少が生じる。
3.再発現すれば、ガラス玉形成後の死亡までのカウントはリセットされている。
4.金魚が死亡した場合も、当然ながらガラス玉は元の液体に戻る。
5.死亡までの時間は目安。大きく外れはしないが、厳密なタイマー計測などとは違う。
6.この性質は歪な成長が生んだものである。

【水槽】
×:使用不能。

541ノエ『ゼロ・モーメント』:2022/07/24(日) 14:23:18

・以前のリヴィング・イン・モーメントでは難しいようでしたが。
今の『ゼロ・モーメント』ではソフトボールサイズのガラス球を宙に展開し。
一時的に、それを足場にして飛び越すのは難しい向こう側へ渡りきる。
と言うのも可能でしょうか? また、二階建て程度の高所、骨折する程の
ダメージから落下した際に、ゼロ・モーメントを掴んで落下の勢いを
減らすなどの行動は可能でしょうか?

・『ゼロ・モーメント』もリヴィング・イン・モーメントのように
ソフトボール大でガラス球を展開する際に、複数のゼロ・モーメントを
入れた状態のままにする事は可能ですか?

542『ヘルメース』と『ノスタルジアトピア』:2022/07/24(日) 14:53:55
>>541(ノエ『ゼロ・モーメント』)

>・以前のリヴィング・イン・モーメントでは難しいようでしたが。
>今の『ゼロ・モーメント』ではソフトボールサイズのガラス球を宙に展開し。
>一時的に、それを足場にして飛び越すのは難しい向こう側へ渡りきる。
>と言うのも可能でしょうか? また、二階建て程度の高所、骨折する程の
>ダメージから落下した際に、ゼロ・モーメントを掴んで落下の勢いを
>減らすなどの行動は可能でしょうか?

以前それが不可能だったのは、
『リヴィング・イン・モーメント』の『水槽』が薄く、
それゆえに非常に脆かったのが原因。

よって、どちらも『可能』ではあるが、
『スタンドのルール』でスタンドで本体は運べない。
『ゼロ・モーメント』はその例外にはならないため、
足場にする事は出来るが、『乗ったまま動かす』は不可能である。

>・『ゼロ・モーメント』もリヴィング・イン・モーメントのように
>ソフトボール大でガラス球を展開する際に、複数のゼロ・モーメントを
>入れた状態のままにする事は可能ですか?

可能だが、全員が死滅するだけ。ほぼ意味はない。
複数個体を入れても操作性能が上がるなどはない。

543扇原映華『シルバーダスト』:2022/09/06(火) 18:25:18
質問です

・『圧力の漏出』に伴う『風』や『吸引』の『強さ』は
 最大に加圧・減圧した場合でどれぐらいになるのか?

544『音仙』:2022/09/06(火) 19:42:08
>>534(扇原 映華『シルバーダスト』)
>>543

>・『圧力の漏出』に伴う『風』や『吸引』の『強さ』は
> 最大に加圧・減圧した場合でどれぐらいになるのか?

どちらの場合も、最大加圧時の風の勢いは『パスBC』相当。

545勇者『リィン・カーネイト』:2022/10/01(土) 14:21:10
勇者が訪れたのは音仙の元だろうか?
また別の誰かの元なのか
あるいは、答えてくれるのは『リィン・カーネイト』か?

どこの誰かは分からないが勇者は問う

「聖剣の事で聞きたいんだけど
 もしも誰かと聖剣を『交換』したりしたら『所有権』とかはどうなっちゃうの?」

普通なら交換する事すら出来ないだろうが
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1630107603/499-515
このようなスタンド能力が関わって来る場合、どうなってしまうのか

546『リィン・カーネイト』:2022/10/02(日) 21:32:29
>>545(モモゾノ)

《ワタシは、そんな事はしないで欲しかったけど。
 まあ、したところで、あの聖剣はあくまで勇者であるキミに授けた者。
 只の子供が手にしたところで何にもならない。
 少なくとも…………その子は聖剣を手にしたかもしれないけど、
 仮に能力で出したりしても、出した途端に消えちゃうだろうね。
 所有権はあるけど、使用権はないって感じ?》

            キラキラキラキラ

       《……ま、どんな能力なのか詳しく知らないから、
        その能力の特質次第では違うかもしれないけど。
        そこはその子に能力を目覚めさせた人のみぞ知る、だろうね》

         キラキラキラキラ

《ともかく……キミは聖剣を失ってしまった。けど、勇者には受難くらいあるものさ!
 失われたなら、また与えればいい。ワタシはそれが出来るからね》

              キラキラキラキラキラキラ
 
《いいかいモモゾノ、同じ事が二度はないように。それだけは伝えておくよ》

547勇者『リィン・カーネイト』:2022/10/03(月) 17:56:58
>>546
「あ、ご…ごめんなさい」

『リィン・カーネイト』に注意を受ける勇者

「もうしないよ…」

軽率に聖剣を渡した時点でもう見限られてもしょうがないのだが
見限らずにもう一度聖剣を授けるのはただの温情なのか?
それとも、多少面倒でもユウリ・桃園・シャルロットを勇者に仕立て上げなければならない事情があるのか?

そして聖剣はそんなに幾つも授けられる物なのか

何にしても、ユウシャはまだ勇者の資格を失っていないようだ
勇者は再び与えられた聖剣を大事そうに抱えながら眠りについた

548ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』:2022/10/08(土) 13:21:05

申し訳ありませんが、音仙とは面識が無く、妖精の存在を知ってるはずもないので、
PLとして質問させていただきます。


「『所有権』はあっても『使用権』が無いため出してもすぐ消える」とのことですが、
>桃園以外の人間が持つと即座に解除
とあるので、『所有権』があっても手にしたら消える、というのはわかりますが、出すだけで消えるというのはどういう理屈ですか?
一応、スタンド物質の『交換品』は(射程など)ナイが本体のように扱われるのですが、本体と勇者が別判定なため?
(別判定だとしても、存在する事自体ができない理由は?)
妖精が察知して逆召喚で『聖剣』を取り戻しに来る?

消える場合、すぐ消える、のすぐは『一瞬』という理解でよいですか?

『ベター・ビリーブ・イット』のスタンド物質の『交換品』は数制限などは、本来の持ち主と共有ですが、
桃園は新たな『聖剣』を与えられるため、桃園の剣とは数制限が重複しせんか?

場スレで『交換』した分の『聖剣』は、とりあえず『所有権』を返還しましたが、
桃園は『聖剣』を2本持っていることになりますか?
あるいは>>545-547の流れが、時系列的に場スレ後になるはずなので、
『再交換』で『所有権』を返してもらったため、
新しく『聖剣』を与えられた事自体が無かったことになりますか?

『聖剣』が破壊された場合、桃園はダメージを受けますが、
『交換品』の『聖剣』が破壊された場合でも、桃園にダメージがいきますか?
それとも新たに『聖剣』が与えられているため、『交換』した古い『聖剣』とはダメージフィードバックが切れていますか?

549『リィン・カーネイト』:2022/10/09(日) 01:42:38
>>548(ナイ)
まず回答の前提として、『ベター・ビリーブ・イット』の挙動は複雑であり、
供与者ではない私にはその挙動を完全に把握出来ているとは限りません。
また、『リィン・カーネイト』は特殊なスタンドでありメタ時空での質疑は本来想定していない為、
一部質問については『答えられない』という形を取らせていただきます。

>「『所有権』はあっても『使用権』が無いため出してもすぐ消える」とのことですが、
>>桃園以外の人間が持つと即座に解除
とあるので、『所有権』があっても手にしたら消える、>というのはわかりますが、出すだけで消えるというのはどういう理屈ですか?

『答えられない』。
『リィン・カーネイト』の能力詳細により、『そうなる』。

>一応、スタンド物質の『交換品』は(射程など)ナイが本体のように扱われるのですが、本体と勇者が別判定なため?
>(別判定だとしても、存在する事自体ができない理由は?)

『ナイ』は『聖剣を発現する条件』自体を『満たしていない』ため。
本来モモゾノ以外が『聖剣』を所有・発現することはないため能力詳細に含めていないが、
『モモゾノ』以外はそもそも『聖剣』の発現を維持する事が不可能である。
『交換』した聖剣は『ナイ』のスタンドのようになるため発現だけは可能だが、
大元の『リィン・カーネイト』が有する性質自体が変わるわけではないため、
これにより『聖剣を発現は出来るが、条件エラーを起こして即解除される』事が起きる。

>妖精が察知して逆召喚で『聖剣』を取り戻しに来る?

これは『いいえ』。

>消える場合、すぐ消える、のすぐは『一瞬』という理解でよいですか?

『はい』。

>『ベター・ビリーブ・イット』のスタンド物質の『交換品』は数制限などは、本来の持ち主と共有ですが、
>桃園は新たな『聖剣』を与えられるため、桃園の剣とは数制限が重複しせんか?

『答えられない』が、桃園の剣の発現は『問題ない』。

>場スレで『交換』した分の『聖剣』は、とりあえず『所有権』を返還しましたが、
>桃園は『聖剣』を2本持っていることになりますか?

下記の理由により『ならない』。

>あるいは>>545-547の流れが、時系列的に場スレ後になるはずなので、
>『再交換』で『所有権』を返してもらったため、
>新しく『聖剣』を与えられた事自体が無かったことになりますか?
 
『リィン・カーネイト』はメタ的な存在ではないため、
時系列を無視する事はできず、『無かった事になる』。
>>546-547のやり取り自体が無かったことになる)

>『聖剣』が破壊された場合、桃園はダメージを受けますが、
>『交換品』の『聖剣』が破壊された場合でも、桃園にダメージがいきますか?
>それとも新たに『聖剣』が与えられているため、『交換』した古い『聖剣』とはダメージフィードバックが切れていますか?

そうした理由ではないが、交換品の聖剣のダメージはモモゾノにフィードバックしない。
また、当然『ナイ』に対してもダメージフィードバックはしない。

550ナイ『ベター・ビリーブ・イット』『D・L』:2022/10/10(月) 10:44:03
>>549

回答ありがとうございます。

551ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2022/11/09(水) 15:32:17

一羽の小鳥――『羽衣セキセイインコ』が飛んでくる。

     「モードチェンジ」

          バサバサバサバサバサァ

                     「ハーピー」

                       トスッ

椅子の上に降下した直後、『ハロー・ストレンジャー』を発現。

「ごきげんよう、『音仙』さん。
 『ハーピー』――――ではなく『ブリタニカ』ですわ」

「ワタクシ、『スタンド戦闘』の経験に関しては、
 豊富な方ではありません。
 ただ、『研究』にも必要かと考えたモノで、
 少々『やって』参りました。
 所感としましては、『ニンゲンのスタンド使い』相手にも、
 想定以上に『やれる』実感を得られましたの」
 
「いずれ訪れるかもしれない『次の機会』のために、
 ちょっとした『ディスカッション』を行いたいのです。
 この能力の『全て』を知るのは、
 ワタクシ以外ではアナタしかおりませんから」

―――――――――――――――――――――――――

・『ハロー・ストレンジャー』は実体化したスタンドだが、
 『体重』は非常に軽いと思っていい?

・『滑空』の際に、本体の意思で、
 『降下速度』を調整する事は出来る?
 (速度を下げて滞空時間を延ばすor速度を上げて急降下)

552『音仙』:2022/11/10(木) 12:23:11
>>551(ブリタニカ)

「ああ、ようこそ……キミ用のお菓子を用意していました。
 まあ、私が食べるためでもあるんですが……約束通りに。
 ドライフルーツとナッツの詰め合わせです。砂糖も塩も無し、の」

             「私には少し甘さが足りませんが、
              キミが食べるにはきっと、ちょうどいい」

         コト…

「『スタンド使い』であっても戦士である必要はありませんが、
 いずれ、避けられない戦いもあるかもしれない。 
 ……『アリーナ』と深く交流を持つのなら、特にね。
 戦場を常に選べるなら、キミは今のままでも十分に戦えるでしょうが、
 どのような場所ででも変わらない『強み』は、研鑽と研究の中に生まれるもの」

             キィィィィィィィ ―――――――――――――

「それでは、エエ、話し合いを始めましょうか?」
 
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

・『ハロー・ストレンジャー』は実体化したスタンドだが、
 『体重』は非常に軽いと思っていい?

その認識で正しい。
具体的な体重は体形などの要素も絡むため明示しないが、
おおむね、『幼稚園児』並の体重しか有していない。

・『滑空』の際に、本体の意思で、
 『降下速度』を調整する事は出来る?
 (速度を下げて滞空時間を延ばすor速度を上げて急降下)

滑空は能力と言うよりはヴィジョン特性に近い(完全な物理現象とも違う)
よって意思一つでは不可能。姿勢の制御により、ある程度は可能。
腕を広げて羽毛を広く風にさらせば減速が可能である。

553ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』:2022/11/10(木) 20:24:38
>>552

「ワタクシ、遠慮なく頂戴いたしますわ」

          ソッ

「『ニンゲン用』のモノは、我々には味が濃すぎるようです。
 舌の発達具合は近いのですが、
 『発声』と『味覚』は必ずしも重なり得ません」

摘み上げたドライフルーツとナッツを、交互に口に運ぶ。

「これは『良い味』です。『同胞達』も満足する事でしょう」

   ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・ ・・・・・・

「――――――アナタの『御意見』、大変参考になりました。
 ワタクシの『力』、闘争の中で活かす方向性を、
 『今回の機会』で見出せたように感じられます」

            ガタ

       「では、またいずれ」

                    フ ッ

椅子から立ち上がり、『ハロー・ストレンジャー』を解除。

   「ソレデハ ミンナ」

           「マタ アウ ヒ マデ」

                      「サラバ」

                   バサバサバサバサバサァ

554ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2022/12/29(木) 12:46:47

        テト テト テト テト テト

『S県I市』から『星見町』に帰ってきた野生のラッコが入室する。
どうやって戻ってきたかは分からない。
自力で帰ってきたのかもしれないし、
ひょんな事から道連れとなった人間達が、
密かに手助けしてくれたのかもしれない。

            「ミャー」

ポケットから『S県I市のマスコット』を取り出して見せる。
『わさび』をモチーフにしたキャラクターだ。
『旧Aトンネル』で色々あった思い出の品だった。

――――――――――――――――――――――――――

以下は、ラッコが聞こうとしている事かもしれない。

『ラジオ』の操作は、本体には全く出来ないのだろうか。
それともオンオフ程度なら可能だろうか。
チャンネルを切り替えたり、
ボリュームを上げ下げするのは不可能だろうか。

555『音仙』:2022/12/29(木) 16:11:37
>>554(ラッコ『ハッピー・スタッフ』)

    「……ああ、キミでしたか。 
     ドアを開けておいてよかった」

「それは?…………お土産、でしょうか?
 それとも自慢をしているというだけ?
 …………ええと、『I市』の土産ということは、
 おそらく……町の誰かから貰ったのでしょうけど」

まさか『ラッコ』が他の市にまで進出しているとは、
『音仙』とて能力を使わねば知る由もない事だった。

「そこを聴くのも野暮かもしれませんが……
 ここに来てくれたということは、
 キミも『聴かれる』事を望んでいるのでしょうから」

          シュルルルルルルルル

「…………遠慮なく、エエ。堪能させていただきます」

――――――――――――――――――――――――――

>『ラジオ』の操作は、本体には全く出来ないのだろうか。
>それともオンオフ程度なら可能だろうか。

操作は不可能。
ただしラッコがそれを希望すると考えられる場合、
『ハッピー・スタッフ』が自発的にオンオフをするが、
思考を読んでくれたりするわけではないため、
何かのアクションでその意思を伝える必要がある。
(※ミッションでは、GMが判定する)

>チャンネルを切り替えたり、
>ボリュームを上げ下げするのは不可能だろうか。

これについても同上。

556美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/02/22(水) 19:56:27

「――こんにちは」

扉を開けて入室し、『音仙』の対面に腰を下ろす。
ここに来るのも随分と久し振りだ。
『電気カナリア』のキーホルダーが付いたキーを玩びながら、話を切り出す。

「近くを通ったので寄らせてもらいました。
 今日は質問じゃなくて、なんていうか、ちょっとお喋りをしに」

「『プラン9・チャンネル7』――」

肩の上に『機械仕掛けの小鳥』を発現する。

「残念ながら、あまり活かせてないのが現状なんですよね。
 まぁ、無理に使わなきゃいけない差し迫った理由はないんですけど」

『そういう能力だ』という自覚はあった。
それに加えて、美作自身の『モラルの高さ』も影響している。
『メディアに携わる者』としての倫理観が、公衆道徳に反する能力使用を許さない。

「悩んでるって訳じゃないんです。
 ただ、こう……上手く説明できなくて」

美作は『自己表現欲求』が強い。
そして、『プラン9』は自身の一部。
その力を充分に発揮したいという考えは、ずっと頭の片隅にあった。

「一度だけ『アリーナ』の『興行』に参加する機会があったんですよ。
 あの時は本当に気持ち良かったなぁ。
 ギャラリーに囲まれたステージの上で、自分なりの『パフォーマンス』を披露して……」

「大袈裟かもしれませんけど、『この為に生きてる』って感じ。
 『もっともっと欲しい!』――そう思いました」

あれが『最初で最後』。
それ以降、全力で能力を奮うチャンスには出会えていない。
せっかく引き出されたスタンドも、今のままでは宝の持ち腐れだろう。
『ヴィンテージワイン』なら、寝かせていれば価値が上がる。
しかし、使われない才能は錆びついていく。

「『私自身が輝きすぎてる』っていうのもあるかもしれませんね!」

「なぁんて……あはははは……」

『魔物事件』の時もそうだった。
『プラン9』が活かされた場面は皆無に近い。
ほとんどは『本体の働き』によるものだ。

「――私ばっかり話しちゃってますねぇ。
 でも、『心の中』を吐き出せてスッキリしました。
 こういう事が言える相手は多くないですから、すごく助かります」

557藤原しおん『ウィスパーズ』:2023/02/23(木) 23:50:12
>>556(美作くるみ)

「エエ…………もちろん、歓迎しますよ。
 『ここ』は質問をするための場ではありますが、
 『私』は、質問以外のお話も……キミとするのは好きですので」

              ス…

「キミは心の音を解放して……少しでも楽になり、
 私は興味深い音を手に入れ、大いに嬉しくなる」

読んでいた文庫本を机に置き、『藤原』は笑みを浮かべた。
そうして美作が話し終えると、ゆっくりと……二度ほど頷いて。

「……キミのような能力はとても便利で、かつ、あまり類を見ないものですが、
 多くの力が『熱戦』というわかりやすい形で衆目を集められるのと違い……
 キミの気質とは逆の、『冷たい戦い』を得意とするものでもある」

「少なくとも『喝采』を集めるような『強さ』ではありませんからね」

『プラン9・チャンネル7』。
美作くるみという人間の性格や欲求……表や裏の姿に反するように、
その力の本質は社会を抉り、暴き出す静かな破壊こそを得意とする。

        『目立ちたい』『注目されたい』

そうした欲求を叶える事には決して向かない。
少なくとも、使い手が『善人』である以上は。

「……アリーナであればそうした特殊な場を設けることも出来るとして、
 それは『恒常的に』用意されているわけでは……ありませんし、
 『敵が気づいた時には勝っている』……そうした性質を持つキミの能力が、
 本当の強さを発揮できるシチュエーションを用意し続けるのも……難しい。
 キミが感じる歯痒さは、同じ『情報』タイプのスタンド使いとして理解できます。
 ……私はあまり、目立つのが好きなわけではないですけど」

アリーナが提供する『戦い』とは、
結局のところ『見て楽しめる戦い』であり、
用意された『競技』も『見せる前提』だった。
 
「……………そう。『私達のような能力者』を、様々な組織が求めている」

ポツリ、と、少しの逡巡の後に『藤原』は付け加える。

「表の名声を持つキミが立ち入ることは、決して勧めない闇の領域ですが……
 この町を、彼らの統治を脅かすのは決して『魔物』ばかりではない。
 そこでなら……キミは最大の力を振るう機会を得られるでしょう。
 もっとも、浴びられるのは決して、爽やかな声援ではないでしょうが」
         
髪に半ば隠れた目が美作に向ける感情は不明瞭だ。
見守るような…………あるいは案ずるような。
少なくとも、背中を押す力強い信頼ではないだろう。

「『闘技場』の『長』達の根底は必ずしも清らかなスポーツマンではない。
 ……望むのが『喝采』か、それとも『苦難』を超える先にある『納得』か」

      「アリーナとのつながりを深めていけば。
       いずれキミは必然として……選ぶ機会に突き当たる。
       あるいは、その両方を掴む為の道を探す機会に」

予言、というほど確信に満ちた物言いでは無い。
頷くよりゆっくりと首を振り、『藤原』は前髪の先を指で弄った。

「……私はキミのラジオのファンです。それだけは改めて伝えておきます、ね」

558美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/02/28(火) 00:20:46
>>557

『高いモラル』と『強い自己表現欲求』。
相反する二つの側面が、美作くるみという人間を構成している。
例えば、『利己主義的な人間』なら、世間を騒がせる為に手段を選ばなかったかもしれない。
あるいは、『注目を嫌う性格』だったとすれば、静かな生活に満足していただろう。
少なくとも本人にとっては、何の問題もなかった。

   だが――現実は『どちらも違った』。

ゆえに、相反する境界線の狭間には、処理しきれない『ストレス』が生じ得る。
即座に爆発するような類の衝動ではないにしても、時間と共に少しずつ『蓄積』していく。
『才能』を持った『弊害』と言えるのかもしれない。

「実を言うと『昔の私』は、今みたいな風じゃなかったの。
 どちらかといえば、『引っ込み思案』で大人しいタイプだった」

「でも、ある時から『ラジオ』を聴くようになって……。
 しばらくして『投稿』を始めたわ。
 『パーソナリティー』に応援されると、『元気』と『勇気』を分けてもらえたから」

「自分に『自信』が持てるようになると、だんだん思うようになったっけ。
 『大きな舞台で自分を表現してみたい』って」

「だから――まぁ、一時期は『ステージ』に立ってたんだけど……」

流れるように紡いでいた言葉が、空気の中に溶けて消える。

「だけど、今の仕事は『天職』だと思ってる。
 何だか『回り道』しちゃったみたいだけど」

         クスッ

『時間を無駄にしてしまった』などとは考えていなかった。
『アイドル時代の経験』は、『パーソナリティーの仕事』にも、大いに活かせたからだ。
真っ直ぐパーソナリティーを目指していたとして、それが実現できた保証もない。

       「――でしょうね」

投げ掛けられた言葉を反芻しつつ、頷きながら同意を返す。
『プラン9・チャンネル7』は『貴重』だ。
今まで出会ったスタンド使いの中に、似たような能力の持ち主はいなかった。
だからこそ、潜在的な『需要』は多いだろう。
そして、それは必ずしも倫理に沿う場所とは限らない。

「どうするかは『その時』になってみないと分からないけど……」

    「今日、あなたとお喋り出来て良かった」

        「『ありがとう』」 

            スッ

心なしか晴れやかな表情で、座っていた椅子から立ち上がる。

「これ、邪魔じゃなかったら。番組の『ノベルティグッズ』です」

         チャリッ

スクーターのキーから『電気カナリアのキーホルダー』を外し、手近な所に置いた。

「――また来ますね」

扉を開けて『音仙』を振り返り、『自分の居場所』に戻っていく。

559リトル・メリー『メリー・バッドエンド』:2023/03/10(金) 05:55:15

「ウフフフフフフフフフフ」

「こんにちは、メリーよ」

「最近、メリーは町外れの『教会』にいるの。
 ヨハネちゃんっていう友達がいて、メリーに優しくしてくれるのよ」

「でも、『そうじゃない人』もいたわ。
 乱暴で意地悪な男の人。
 やっつけてあげようと思ったのに、失敗しちゃった」

「ウフフフフフフフフフフ」

「それでね、今度は上手く出来るように考えてたら、
 とってもとっても『楽しい事』を思い付いたの」

「ちゃんと出来るように、しおんちゃんとお話したいわ。
 だけど、メリーとしおんちゃんの秘密にしてね」

「ウフフフフフフフフフフ」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

3.人形の定義は『人の形である』事と、意識がない事。

『メリー・バッドエンド』における『人形の定義』で、
上記の条件以外の『制限』はないものと考えていい?

560『音仙』:2023/03/10(金) 16:03:51
>>559(リトル・メリー『メリー・バッドエンド』)

「ああ、どうも……お元気なようで。
 友達が出来るのは良いことです。
 教会にいるキミは、想像するだけで『似合う』感じがしますね」

         「……そして」

「私としては……『無事が一番』という考えではありますが、
 だからこそ……襲い来る危険は、払わなくてはいけません、ね。
 ええ、ここでの事は誰にも話しません。私の無事のためにも」

    シュルルルル

          「では、始めましょうか」

---

>3.人形の定義は『人の形である』事と、意識がない事。
>『メリー・バッドエンド』における『人形の定義』で、
>上記の条件以外の『制限』はないものと考えていい?

意識がない事については絶対条件だが、
『人の形』という言葉には解釈の幅があるため、
『全例を挙げる』事は困難になるものの、
基本的にはその理解で問題はない。

即座に挙げられる反例としては、
①『二宮金次郎像』など、銅像をはじめ、土台と一体化しているもの。
②サイズがあまりにも小さすぎ、肉眼で『人の形である』と判断できないもの。
③人には存在し得ない部位が多いなど、明らかに異種族がモチーフであるもの。
 ただし猫耳があるフィギュア、大きなタグがついたままのぬいぐるみなど、
 『飾り』程度に収まる追加部位であれば『その部分は動かせないが』能力対象にはなる。

561美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/03/18(土) 15:56:18

「こんにちは、『音仙』さん。
 今日は『質問』を持ってきました。
 それから、ちょっとした『報告』も兼ねて」

「この間『私の話』を聞いてもらったでしょう?
 きっと、あれが良かったのね。
 改めて『自分』と向き合う事が出来たから」

「あなたなら、多分もう知ってるとは思うけど、
 『セルフプロデュース』の一環として、『新しい活動』を始めたの。
 目覚めた『能力』を活かしながら、社会にも役立つ活動をね」

最後に会った時と比べると、美作は生き生きしているように見えた。
今まで発散できなかった『欲求』を、『モラル』に反さない形で、
上手く『昇華』させる方法を見つけたからだ。
『音仙』と交わしたやり取りが、そのきっかけをもたらしたのだろう。

「順番が逆になっちゃったけど、
 『プラン9・チャンネル7』について教えて欲しい事があって。
 さらに『理解』を深めて、もっと『プラン9』を輝かせたいんです」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

通常は機能しない状態の機器でも、『音声を出力する機構』が無事であり、
『音響機器』のカテゴリーに含まれるなら、能力対象にする事は可能?
(例:一部が壊れているorプラグが抜けているorバッテリーが切れているなど)

562美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/03/19(日) 16:58:57
>>561

・『音響機器』から出力された声の大きさや聞こえ方は、対象となる機器の種類や性能と関係する?

・肉声の代わりに『スタンド音声』で語り掛ける事は可能?

563『音仙』:2023/03/19(日) 21:23:26
>>561-562(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

「奏でたい音の幅が広がれば必要な鳴らし方も増える。
 手札が増えるほど……多くの道を見出す事が出来る」

       「引き続き、応援しています……エエ。
        まずは質問に答えましょうか」

>通常は機能しない状態の機器でも、『音声を出力する機構』が無事であり、
『音響機器』のカテゴリーに含まれるなら、能力対象にする事は可能?
(例:一部が壊れているorプラグが抜けているorバッテリーが切れているなど)

『可能』。
ただしカメラに付与される視覚などの、音響以外の機能が動いたりはしない。
電源の入っていないままの機器から音が出る、といった形になる。

>『音響機器』から出力された声の大きさや聞こえ方は、対象となる機器の種類や性能と関係する?

出力元が音響機器である以上、そうなる。
その機器ではどうやっても出せないような音量は出ない。

>肉声の代わりに『スタンド音声』で語り掛ける事は可能?

可能。出力機器がスタンドの影響下に置かれるため。

564美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/03/20(月) 11:55:26
>>563

目の前の『音仙』と肩の上の『プラン9』を交互に見つめる。
それと同時に、自分の『過去』と『現在』に思いを馳せた。
『アイドル』と『パーソナリティー』。
『歌唱』と『弁舌』に共通するのは『声』がもたらす影響力だ。
一人の『スタンド使い』として、美作くるみに出来る事を、全て引き出したい。

「なるほどね。参考になったわ。
 確認したいから、もう少しだけ教えてくれる?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・カメラやマイクなど、視覚や聴覚に当たる機能を能力下に置く為には、
 それらが通常の状況で使える状態でなければならないと考えていい?

565『音仙』:2023/03/20(月) 15:00:11
>>564(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

「エエ……ぜひどうぞ。
 本番に備える大切さは、仕事も趣味も同じですね」

---

>・カメラやマイクなど、視覚や聴覚に当たる機能を能力下に置く為には、
> それらが通常の状況で使える状態でなければならないと考えていい?

その認識で正しい。
このスタンド自体に『動力を担う』ような効果はない。

566美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/03/20(月) 17:07:51
>>565

「ありがとうございます。
 お陰様で『プラン9』に対する理解を深められたわ」

「『カナリア』としての活動なんだけど、
 近い内に『次の段階』へ進めようと思ってるの。
 もっと能動的に『才能』を活かせるように」

        プラン
  「その為の『計画』も、ある程度は出来上がってる」

         スッ

椅子から立ち上がり、『プラン9』を解除する。

「楽しみにしていて下さいね。
 あなたも大切な『リスナー』の一人ですから」

           「それじゃあ、また」

567美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/03/26(日) 20:57:30

         ――――――ガチャ

「こんにちは。
 『報告』がてら、また寄らせてもらいました」

「ここで話を聞いてもらってから自分なりに色々と考えてみて、
 『スタンド使い』としての『新しいチャレンジ』を始めたんです。
 自分しか出来ない事、自分だからこそ出来る事を」

「それと、もう少し確認しておきたい事があって」

「ええと――――――」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

・例えば、音楽を鳴らしているスマホから本体の声を出力した場合、
 流れている音楽は途切れず、そこに本体の声が混ざる形になる?

・移動中の機器を能力対象にする場合、対象の位置を把握しておく必要があるが、
 把握の方法は直接の視認に限らない?

568『音仙』:2023/03/27(月) 01:34:36
>>567(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

「エエ、いつでも歓迎してます。
 よくやっているようで……キミが楽しそうで、とてもよかった」

「その背中であれば、押すのに躊躇は要りません、ね」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

>・例えば、音楽を鳴らしているスマホから本体の声を出力した場合、
> 流れている音楽は途切れず、そこに本体の声が混ざる形になる?

その認識で正しい。
ただし、音楽に声が掻き消される事はない。
(音楽の中で喋るのに慣れた美作の技能もあってか、不思議と聞き取れる)

>・移動中の機器を能力対象にする場合、対象の位置を把握しておく必要があるが、
> 把握の方法は直接の視認に限らない?

その認識で正しいが、『確信』は必要。

569鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/05/17(水) 01:36:09
「どうもどうも! ちょっくら聞きたいことがあるけど大丈夫か?」

・自分の拳同士を打ち合わせて両拳を『赤熱』させることは可能ですか?

・相手の衣服を殴打して『赤熱』させた場合は服のみが『赤熱』する?
それとも下の皮膚も『赤熱』するのでしょうか?

・『赤熱部』の根性焼きされる感覚に痛みは伴いますか?

・『黒煙』の勢いはどれくらいでしょうか?

570鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/05/17(水) 02:21:31
>>569
追記:『赤熱』を重ねるには『赤熱』した場所にどの程度、殴打が重なっていればいいのでしょうか?
例えば『赤熱』させた部分に半分ぐらい殴打が重なるように打ち込めば『赤熱』を重ねられますか?

571『音仙』:2023/05/17(水) 07:37:25
>>569-570(鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』)

「能力の『本質』はキミの心の中……
 ですがそれを聴き、キミに聴かせて、答えましょう」

>・自分の拳同士を打ち合わせて両拳を『赤熱』させることは可能ですか?
『今のところは不可能』。
熱を通さない装甲は、自らの能力による赤熱化を防ぐ。
戦いを繰り返す中で可能になり得る。

>・相手の衣服を殴打して『赤熱』させた場合は服のみが『赤熱』する?
>それとも下の皮膚も『赤熱』するのでしょうか?
前者の解釈が正しい。
なおかつ、服は対象の一部とみなされるため、
その下にある皮膚に熱が浸透したりはしない。
(赤熱化した服を脱ぐべく手で触れたりしたら焼ける)

>・『赤熱部』の根性焼きされる感覚に痛みは伴いますか?
『伴う』。
焼失を伴わない分、耐えられる余地はある。

>・『黒煙』の勢いはどれくらいでしょうか?
『タバコの煙』程度。
密閉空間でもなければ、早々充満はしない。

>『赤熱』を重ねるには『赤熱』した場所にどの程度、殴打が重なっていればいいのでしょうか?
>例えば『赤熱』させた部分に半分ぐらい殴打が重なるように打ち込めば『赤熱』を重ねられますか?
その認識で『正しい』。
寸分違わず同じ位置を殴る必要はないが、
最低でも『半分』以上が重なる箇所の必要がある。

572鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/05/17(水) 13:08:03
>>571
「大雑把に分かった! にしても我ながら本当にシンプルだな…」

回答ありがとうございます。

573一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2023/05/29(月) 02:04:55
「こんにちは。今年は変わり種の厄災に遭いました
 土産物は有りませんが土産話なら沢山」

「憑依されたら最後、『夏の風物詩』へと対象を変貌
 させる『夏の魔物』というスタンドかさえ怪しい怪異。
『夢』にて死を繰り返した私は精神干渉への抵抗値が
 極端に低く良いように使われてしまいましたよ」

「咄嗟に『人柱』になった時は死を覚悟しました。
 しかし、今までの繋がりが町のスタンド使いたちを
 動かして私を救いました。『無価値』の私を…」

「この恩は町を守ることで返すとしましょう」

すべては様子のおかしな氷山先輩を保護した事がきっかけでした。奇妙な影法師と氷山先輩の変貌と凶暴化。『鎮静』から解き放たれた氷山先輩を七篠先輩と鎮圧して『元凶』の潜む民間に向かうことに…
【場】『自由の場』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/292-350

夕立先輩とヤジ先輩に救援要請を出した私は日野おばあちゃんのお家を訪ねました。
屋内を捜索した私は強い『違和感』を放つ『日記』を入手。
それは『被害者』の身内が残した『日記』。
ここで私が氷山先輩を信用して……『夏の魔物』が過ぎ去ってしまえば、『夏の風物詩』化は確定する…
しかし、近くに『夏を満喫する者』が居れば…私は迷うことなく『決断』をしました…
【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】
危険度:A 難易度:E〜A 『サマー・フォーエバー!』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1617983099/174-340

氷山先輩への劣等感と『夏の衝動』や闘争本能が合わさり学生寮を襲撃。
かつて『決闘』を約束した赤月先輩を相手に夏の力を使うことなく勝利。しかし、駆けつけた七篠先輩を傷つけることが出来ず捕まってしまいました。

【個】『学生寮 清月館』
危険度:A 難易度:E〜A 『サマー・フォーエバー!』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453647077/711-786

『夏の魔物』に従う私、それを防止すべく集まった6人のスタンド使いたちの戦い。
各個撃破していきますが夢見ヶ崎先輩の言葉が私を揺るがし…
【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』【場】
危険度:A 難易度:E〜A 『サマー・フォーエバー!』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/71-321

『記憶』を失った私の病室に知り合いが三人。
お陰で欠けた『記憶』は修復できました。
……『スキ』って気持ちはなんでしょうね。
夢見ヶ崎先輩や七篠先輩に小林先輩。
彼等に返せるものを私は知らない…
【ミ】『ワックワーク・フィールドワーク』第二話【場】
【大きな後日談】『一抹の目覚め』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1655987686/26-75

「私は『無価値』ではなかった。マイナスからゼロになれました」

「そして、次こそは誰も失わぬように刃を研いでおかねば…」

574『音仙』:2023/05/29(月) 02:52:26
>>573(一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』)

「まずは……キミの無事の帰りを、祝福しましょう。
 お菓子でも食べますか? 水饅頭か、クッキーか」

     シュルルルル
        シュルルルル

「あの夏。キミは『氷山』さんを助けようとし、
 その過程で『魔物』の『特殊』極まる能力に呑まれ、
 そして……………『魔物の心』に、突き動かされ。
 本来の『ディヴァイン・インダルジェンス』に、
 『魔物』の特質を重ねた『二重奏』によって……
 キミの心を超えた力で、多くの剣戟を交わした」

      「得難い経験ではあったでしょう。
       でも……それは『被害者としての経験』
       キミの心を正しく磨くものではなく、
       むしろ……『削ぐ』物でさえある」

        キィィィィィィィィーーーーーーー ・・・

「いや、本当に削れたわけではありませんけど、ネ。
 比喩表現です。……少なくとも、結果的には。
 ま、『ディヴァイン・インダルジェンス』は、
 まだまだ……そこに到達してからの時間も短い。
 命懸けの死闘とはいえ、一度や二度では、
 確実に何かの変化が起きるという物でもありません」

      シュルルルル

「……でも、キミ自身の心情に大きな変化があるのは『聴こえ』ます。
 『魔物』との一種の合一がキミのスタンドに揺らぎを持たせたのも、事実。
 刃を磨く。その気が心に響き続けるなら……そうは遠くもないでしょう」

         シュルル

        「星見町は皆のおかげで夏を超え、
         今は……一定の平穏を取り戻しています。
         ですが、エクリプス残党の不穏な動きは加熱し、
         いずれ『閾値』を超えても……不思議はない」

「とはいえ、キミはまだ、若く……無限の可能性が残されていますから。
 『恩返し』や『刃』にこだわらずとも、『無価値』なはずはない。
 でも、それがキミの歩む礎になるなら……その時は力を貸してください、ね」

575一抹 貞世『ディヴァイン・インダルジェンス』:2023/05/29(月) 03:24:41
>>574
「そういえば、氷山さんどうしたんだろう…」

また学生寮の冷蔵庫に封印されていたなれば…
まぁ、もう春の終わりだから大丈夫…大丈夫だろう…!

「色々な人が助けてくれたんですよね。本当に信じられない
ここできたら『無価値』なんて…言ってられない…」

「エクリプスの残党! ならば、迷惑をかけた分だけまた戦わねば!
 それでは失礼します! また強くならぬば!」

576美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/06/05(月) 19:58:20

「『自分の価値』を『低く見る』つもりはないわ」

「だけど『パーソナリティー』としてはともかく、
 『スタンド使い』としての美作くるみは、大した『引き出し』は持ってない」

「それを理解した上で来たの。
 今後『キャリアアップ』を目指すとしても、
 『今どの程度か』は把握しておきたかったから」

        スッ

           「こんにちは」

改まったお辞儀をして、椅子に腰掛けた。

「ええと……一度『アリーナ』に出場して――」

(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1511075107/757-873)

「それから、おかしな『ゲーム』に参加させられた。
 生憎『尻切れトンボ』で終わっちゃったけど」

(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1653187672/303-444)

「『魔物関連』で『能力』を使った事といえば、
 『不法侵入スタンド』を捕まえた時くらいかしら」

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1619194604/58-62)

(ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1607077443/597-616)

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1586906856/772-788)

「結局『最前線』には一度も立たずじまい。
 傍から見たら『舞台裏』でバタバタしてただけかも。
 本当に大勢の人が動いていたんだものね。
 だから、あれは『皆で頑張った成果』」

   「でも、一つだけ聞かせて欲しいの」

     「『美作くるみがいなかったら解決できなかった』と思うのは、
      『自分の価値』を『高く見過ぎ』かしら?」

577『音仙』:2023/06/06(火) 13:29:22
>>576(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

「――――いいえ。
 キミには、キミが思うだけの価値があります。
 キミの『才能』は物事を直接は動かさず、 
 しかしキミの存在が『動かす者たち』を『運ぶ』
 みんなで頑張るためには、みんなを頑張らせる、
 頑張る場を教えてあげる存在が必要なのですから」

      キィィィ ーーーーーー ・・・・ン

「……『もうひとつ』」

「『今のキミ』がその『才能』を活かし、
 何かを成し遂げたとすれば。
 キミがさらに次の段階に進む時が来るでしょう」

    シュルル

     「『ファン』に対して……貢がせる。
      その能力領域は、今のキミなら、
      すでに『破れる殻』になっている」


  「別の『レスポンス』を引き出す……
   そういった形が予想はできますが、
   …………いずれにせよ」

         シュルルルルル

「無理はしないで欲しいですが……『音仙』としては、楽しみです」

578鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/06/08(木) 03:35:28
「ちょっと良いか?」

・花火などの勢いよく煙を出すものに殴打して『赤熱』で着火した場合は『黒煙』の勢いも同じぐらいのものとなりますか?

・服の上が『赤熱』した場合、その下にある肌に『根性焼き』され続ける感覚は伝わるのでしょうか?

579『音仙』:2023/06/08(木) 03:54:41
>>578(『2NDハンド・ファイア』)

「エエ、かまいませんよ」

>・花火などの勢いよく煙を出すものに殴打して『赤熱』で着火した場合は『黒煙』の勢いも同じぐらいのものとなりますか?

『なりません』
物理現象としての発煙と、能力の黒煙は『別』になります。

>・服の上が『赤熱』した場合、その下にある肌に『根性焼き』され続ける感覚は伝わるのでしょうか?

前回の質疑内容がここにも適用されます。
服は対象の一部とみなされるため、
その下にある皮膚に熱が浸透したりはしません。
『赤熱した服』を後から着た場合については、伝わります。

580鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/06/08(木) 03:56:18
>>579
素早い回答ありがとうございました。

581美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2023/07/04(火) 16:53:34

「――――こんにちは。
 ちょっと近況報告しておきたいと思って」

「ここ最近の中で一番酷い目に遭ったわ。
 近くに助けてくれる人がいたから、最悪じゃあなかったのは幸いだけど。
 私の才能も多少は役に立ったんじゃないかしら」

(ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1659501857/217-235)

「他愛のない日常の延長だけど…………まぁ、一応ね」

582『音仙』:2023/07/04(火) 20:22:52
>>581(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

「ああ、どうも。
 それは……まだ聴いていませんでした。
 ――――ご無事でなにより、とだけ、言わせてください」

         「ただ……その、まあ」

「『成し遂げた』事であるのは否定しませんが、
 『才能』の背を押すほどでは、なかったのかもしれません……ね」

「とはいえ、スタンド使いとの繋がりは……きっと意味があるものですし。
 『能力の変化』を齎さないとしても、奏でる音に価値が無いはずはないですけど」

583御影憂『ナハトワハト』:2023/08/05(土) 18:31:51

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1670240046/353

『ナハトワハト』の『すり抜け』について質問を。
上記のレス内において、『霧状』に変化した状態で、
外部の音が正常に聞こえるかどうかという主旨の疑問が提示された。
これに対する回答を願いたい。

584『音仙』:2023/08/05(土) 21:17:14
>>583(御影憂『ナハトワハト』)

>『ナハトワハト』の『すり抜け』について質問を。
>上記のレス内において、『霧状』に変化した状態で、
>外部の音が正常に聞こえるかどうかという主旨の疑問が提示された。
>これに対する回答を願いたい。

前提として、供与者はミッションの状況を(読んでいても)正確に判断はできず、
基本的にミッション中の疑問はGMに判定を任せているのは>>2の通り。

その上で、特に外的要因などが無いと仮定するなら『聞こえる』。
能力詳細に特別に記載が無い通り、すり抜け中に知覚が失われたりはしないため。

585御影憂『ナハトワハト』:2023/08/05(土) 21:27:25
>>584

回答に感謝。
GMに委任する旨は理解していますが、
GM側からも明確な判定が出されていない為、
判断基準の一つとして供与者側の見解を知る必要がありました。
手間を取らせて申し訳ありません。

586『音仙』:2023/08/05(土) 21:44:29
>>585(御影憂『ナハトワハト』)
類例が出ないようルールについては改めて触れましたが、
今回の例についてはGMも把握できていない点でしたので、
質疑に持ちこんだのは個人的な見解として『正しい』と思います。
引き続きミッションを応援しております。

587鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/09/04(月) 22:40:24
かなりおひさ〜。『アリーナ』の見学前に能力を突き詰めておこうってさぁ!

『炸裂』の衝撃は全方位? 打ちつけた拳の方向だけ?

スタンド発現後にグローブをして拳を打ちつけたらグローブに『赤熱』は宿りますか?

拳を打ちつけて『赤熱』した場所はどれくらい破壊されると解除されますか?
例えば、砂場の『赤熱』ヶ所の砂に蹴りを入れたら熱は即座に霧散する?

『赤熱』は水で消えますか?

『赤熱』以外で生じた熱にも本体は耐性を得ますか?

588『音仙』:2023/09/05(火) 05:47:23
>>587(鷲見)

「『アリーナ』は暴力に長けた能力者と、権謀術数の協奏する場所。
 一筋縄ではいかないでしょうが、己を知って向かえば……悪くはならないでしょう、エエ」

>『炸裂』の衝撃は全方位? 打ちつけた拳の方向だけ?
打ちつけた拳の方向だけ。『方向含め、打ちつけた拳通りの威力が炸裂する』のがより正しい。
また【基本情報】3や【炸裂】3にあるように『炸裂』で伝わるのは打撃威力のみ。
衝撃は殴った時点で伝わっているため、改めて発生はしない。

>スタンド発現後にグローブをして拳を打ちつけたらグローブに『赤熱』は宿りますか?
『片手にグローブをしてもう片手(徒手)でそれを殴る』なら『宿る』。
『グローブをした手』での殴打では能力自体が生じない(棒などの道具を介したのと同じ扱い)

>拳を打ちつけて『赤熱』した場所はどれくらい破壊されると解除されますか?
>例えば、砂場の『赤熱』ヶ所の砂に蹴りを入れたら熱は即座に霧散する?
形状を止めなくなれば解除される。
ただし微細な欠けなどは問題にならない。
後者の例なら、される。

>『赤熱』は水で消えますか?
消えない。

>『赤熱』以外で生じた熱にも本体は耐性を得ますか?
【基本情報】9にあるように、発現中の本体は耐熱性を得ている。

589鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2023/09/05(火) 13:58:15
>>588
回答ありがとうございます。

590勇者『リィン・カーネイト』:2023/10/05(木) 18:56:56
勇者の目の前にいるのは音仙か妖精か?
どちらであっても聞く事は変わらないだろう

「聖剣を貰ってから結構経つよね」

ブン!ブン!

聖剣の素振りをしながら話を掛ける
少しは様になっているだろうか?

「あれから沢山修行して、それからヒーローとも戦って」

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1684715663/2-263
の出来事を思い出す

「ちょっとは強くなったかなって思うんだけど、どうかな?」

591『リィン・カーネイト』:2023/10/05(木) 19:17:56
>>590(桃園)

《やあやあ、勇者モモゾノ!
 いつも素晴らしい向上心だねェ。
 キミは間違いなく実戦で一段磨かれた。
 日々の修行も身を結んでいる。
 その調子なら、星に至れる日も夢じゃない》

     キラキラキラキラ

『音仙』は目の前にいないし、
あれから、その元に行こうとしても、
どうにも行けなくなってしまっている。
『勇者』を導くのは『妖精』なのだ。

《とはいえ……うーん、いや、準備はしておこうか。
 モモゾノ、勇者に必要なのは剣と魔法以外で何だと思う?》

質問への答えをややはぐらかされた上に、
なにやら意味深な質問を返されてしまった。

……とはいえ、ここは素直に答えるのが吉かもしれない。

592勇者『リィン・カーネイト』:2023/10/06(金) 21:15:25
>>591
若干答えになっていないし、話が逸れているし
質問に質問で返されてしまったが
妖精の問いに剣を振る手を止め、真剣に考える

「う〜ん、そうだなぁ…」
「それって一つじゃなくても良いかな?」

この欲張りな勇者は、
勇者に必要な物と聞かれれば一つじゃ足りない
必要な物など幾らでも浮かんでくる

「やっぱり、装備は剣だけじゃ足りないよね!
 弓とか槍とかも鉄板だけど…
 現代勇者なら重火器なんかも良いよね!
 銃や火炎放射器なんかも良いよねぇ」

「でも、武器だけじゃなくて何かを守る力も必要かな
 今も聖剣のおかげで凄い硬いけど、
 それだけじゃ守り切れない事もあるかもしれないし」

現にこの間のヒーローの攻撃をその身に受けた時、
その身にまともに受けてしまったせいでまんまと能力にかかってしまった

「それに、仲間も必要かなって思うな
 一人で戦い抜く勇者もいるけど、私の場合は支えてくれる仲間がいた方が良いと思う」

歴史的にも孤立無援、孤軍奮闘で戦い抜いた勇者といえる人物は存在する
しかし、ユウリの場合はどうだろうか…?

「後、ありきたりな答えかもしれないけど
 勇者に必要なのは心かな」

どんな偉業を成したとしても、その精神の持ちよう次第では勇者とはいえないし
逆にちっぽけな事しかしていないくてもその精神によっては勇者と呼べる…かもしれない

593『音仙』:2023/10/06(金) 22:40:36
>>592(桃園)

《いや〜〜〜、流石だねェ勇者モモゾノ!
 ほとんど全部正解と言っていいよ!
 そういうわけで、キミに目指してほしいのは……
 仲間を見つけること! それもただの仲間じゃない。
 この前の『ヒーロー』みたいな、スタンド使いさ》

『仲間』が一番の正解だったようだ。
言い当てられたからか、饒舌に話を進める妖精。

《キミに今授けているのは『聖剣』だけど、
 キミが掴み取れる可能性は実は他にもある。
 『聖杖』『聖弓』……『聖銃』もあり得るかもね。
 どれも『聖剣』と違った『能力』も持ってる筈だよ》

    《それを得るには、適した仲間がいる!
     仲間とは『難敵に共に立ち向かう』相手さ》

つまるところ、単なる経験値ではなく、
『誰かと共闘しての経験値』が必要なようだ。

《ま、拳を交わし合ったら仲間……みたいなァ、
 ちょっと野蛮めな価値観でやっても大丈夫かもしれないけどねェ》

もしくは『誰かと戦った経験値』だろうか?
『広神』がそこに含まれていなさそうなのは、
この話が出たタイミングの問題なのかもしれない。

《残念ながらワタシにも今はアテが無いからね。
 キミの方で、そういう相手や機会を探すのが近道になるはずだよ》

ともかく仲間を得れば『新しい武器』や『力』が得られる……
どこまで真に受けられるかはともかく、そういう方針のようだ。

594勇者『リィン・カーネイト』:2023/10/08(日) 20:58:58
>>593
「う〜ん、仲間かぁ…」

スタンド使いの仲間
そう都合良く見つかるものだろうか?

スタンド使い同士は引かれ合うという性質があるため
スタンド使いとの遭遇自体は難しくはないだろう
だが共闘となると…これが難しい

           ソロ
戦いというのは基本、単独の方がやりやすい
それに相手にも都合というものがある
勇者に合わせて仲間になってくれるスタンド使いなど、そうそう見つからないだろう

レベルを一つ上げるのにあまりにも困難!
勇者の道とはここまで険しいものなのか

だが、この険しい道のりを乗り越えてこそ勇者だ

「ちょっと難しそうだけど、頑張ってみるよ!
 聖銃、聖戦車、聖迫撃砲…楽しみだなぁ」

捕らぬ狸の皮算用
まだ手にも入っていない新たな装備に思いを馳せる勇者

まぁ、いざとなれば多少強引にでも仲間認定してしまえば良いか

595アヤメ『ジ・アルビオン』:2023/10/11(水) 19:31:51
質問。

【基本情報】について
1.『鎖』の正確な長さは?
  (『同時発動可能数(12)』×『任意解除時の鎖の縮小数(一回につき20cm)』で『2m40cm』なのだろうか?
   違うのならば正確な長さを教えて頂けると助かります)
2.『射程外』に出た『大剣』は『強制解除』されるという認識でよいのだろうか。
  もしそうなら、『不変化』された物質の能力も解除される?
【不変】について
1.基本的な確認で申し訳ないが、『不変化』された物質について確認したい。
①元の性質を有したまま、外観や質感のみが『大剣』と同質になり、今以上の変化を受けなくなる
②元の性質は失われ、『大剣』と同質の『骨のように固い』物質に変化する

2.『鎖』で傷をつけた物質も『不変化』される?
3.『不変化』は『自動発動』?それとも『任意発動』?
4.『不変化』される時間(スピード)はどの程度?
5.能力射程距離から離れた『不変化物質』は強制解除される?
6.『スタンドそのもの』や『スタンド能力』によって生成、変化された物質を『不変化』しようとした場合、どうなるのだろうか?

【『人型スタンド(DFあり)』の場合】
①『スタンド』を伝わり、傷を負った『本体(肉体)のみ』が『不変化』される。
②『スタンド』を伝わり、傷を負った『スタンドと本体』が『不変化』される。
③『不変化』の対象外である。
④その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

【『人型スタンド(DFなし)』の場合】
①『不変化』出来るが、当然『本体』への影響はない(『不変化』の影響範囲は『生物』と同等)。
②『不変化』の対象外である。
③その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

【『器具型スタンド』の場合】
①『スタンド』そのものが『不変化』され、当然『本体』への影響はない(『不変化』の影響は『通常物質』と同等)。
②『不変化』の対象外である。
③その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

【スタンド能力による物質の場合】
①通常物質と同様、問題なく『不変化』できる。
 この際、『不変化』の影響下にある為、本体による『強制解除』も、能力の発動も出来ない。
②通常物質と同様、問題なく『不変化』できる。
 この際、『不変化』の影響下にあるが、本体の意思によるものや
『スタンド物質』の条件次第(能力射程外や時間経過など)で解除されたり能力の発動も出来る。
③『不変化』の対象外である。
④その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

7.『不定形の物質(液体や火等の液体や気体)』についてお訊ねしたいが、
 これらを『不変化』することは出来る?
 加えて、『不変化した物質内』に『不定形の物質』が混入していた場合、どうなる?

例1.【中身が液体で満たされた容器】
①中身ごと『不変化』されているのでひっくり返そうが『零れない』し『壊れない』。
 また、別の『液体』等の別物質を注いでも『層』ができるようにして『混ざらない』。
②『容器』は『不変化』されているので中身は『零れない』し『壊れない』が、
 『液体』は『不変化』の対象外なので、内部では通常の物理法則の作用を受ける。
③その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

例2.【中身が『気体』で満たされた容器】
①中身ごと『不変化』されているので『容器』から『漏れることもない』し、
 別の『気体』等の別物質を注いでも『層』ができるようにして『混ざらない』。
②『容器』は『不変化』されているので中身は『漏れない』し『壊れない』が、
 『気体』は『不変化』の対象外なので、内部では通常の物理法則の作用を受ける。
③その他(可能ならば、詳細をお願いしたい)

例3.【着火済みのライター(ジッポ・マッチ類)】
①『炎』ごと『不変化』されているので、『不変化された炎』は如何な手段でも『消えない』し、他の物質に『燃え移る』こともない。
②『炎』は『不変化』対象外なので、『不変化』対象が燃焼することはなく簡単に『消える』し、他の物質にも『着火』できる。

596『音仙』:2023/10/11(水) 21:30:48
>>595(アヤメ『ジ・アルビオン』)

>【基本情報】について
>1.『鎖』の正確な長さは?
>  (『同時発動可能数(12)』×『任意解除時の鎖の縮小数(一回につき20cm)』で『2m40cm』なのだろうか?
>   違うのならば正確な長さを教えて頂けると助かります)
失礼しました、書き漏れです。
鎖の長さは『2m』ちょうど。
同時発動数全てに対して任意解除を行うには足りない。

>2.『射程外』に出た『大剣』は『強制解除』されるという認識でよいのだろうか。
>  もしそうなら、『不変化』された物質の能力も解除される?
『強制解除』される。それはつまり能力の全解除に等しいため、不変化も解ける。
詳細にある通り、鎖の一片でも射程内にあるなら解除はされない。

>【不変】について
>1.基本的な確認で申し訳ないが、『不変化』された物質について確認したい。
①元の性質を有したまま、外観や質感のみが『大剣』と同質になり、今以上の変化を受けなくなる
が、正しい。

>2.『鎖』で傷をつけた物質も『不変化』される?
される。
ただし明確に『傷』が付く必要がある。

>3.『不変化』は『自動発動』?それとも『任意発動』?
『任意発動』。

>4.『不変化』される時間(スピード)はどの程度?
傷つけ次第、『瞬時』。

>5.能力射程距離から離れた『不変化物質』は強制解除される?
『不変化』が解除されるか?という意味なら、される。

>6.『スタンドそのもの』や『スタンド能力』によって生成、変化された物質を『不変化』しようとした場合、どうなるのだろうか?
>【『人型スタンド(DFあり)』の場合】
>④その『スタンドのみ』が不変化する。
   不変化は基本的にフィードバックしない。

>【『人型スタンド(DFなし)』の場合】
①『不変化』出来るが、当然『本体』への影響はない(『不変化』の影響範囲は『生物』と同等)。
が、正しい。

>【『器具型スタンド』の場合】
①『スタンド』そのものが『不変化』され、当然『本体』への影響はない(『不変化』の影響は『通常物質』と同等)。
が、正しい。

>【スタンド能力による物質の場合】
③不変化は問題なくできる。
 元の物質の性質は保つ為、本来の持ち主が能力を発動することも可能だが、
 『能力影響下にある』のは確かな為、任意解除は出来なくなる。
 また、『不変化』に干渉するような、例えば破損や燃焼を伴うような能力は不発になる。

>7.『不定形の物質(液体や火等の液体や気体)』について
原則だが、現状では不変化できない。

>例1.【中身が液体で満たされた容器】
②『容器』は『不変化』されているので中身は『零れない』し『壊れない』が、
 『液体』は『不変化』の対象外なので、内部では通常の物理法則の作用を受ける。
が、正しい。

>例2.【中身が『気体』で満たされた容器】
②『容器』は『不変化』されているので中身は『漏れない』し『壊れない』が、
 『気体』は『不変化』の対象外なので、内部では通常の物理法則の作用を受ける。
が、正しい。

>例3.【着火済みのライター(ジッポ・マッチ類)】
②『炎』は『不変化』対象外なので、『不変化』対象が燃焼することはなく簡単に『消える』し、他の物質にも『着火』できる。
が、正しい。

597アヤメ『ジ・アルビオン』:2023/10/13(金) 12:59:18
>>596
回答に感謝。
続けて質問を。

・部分的、あるいは限定的な『不変化』は可能?
(1mの棒を半分のみ『不変化』、広げた『布』を折り曲げられない様に『不変化』等)
・基本情報にある>7.実体化しており、重さが『約30kg』ある。
というのは、『大剣』のみでの重さだろうか。それとも『鎖』込みでの重さ?

598『音仙』:2023/10/13(金) 13:42:02
>>597(アヤメ『ジ・アルビオン』)

>・部分的、あるいは限定的な『不変化』は可能?
>(1mの棒を半分のみ『不変化』、広げた『布』を折り曲げられない様に『不変化』等)
前者は『可能』。伝播が発生する際に具体的にイメージすれば、そうなる(精B相当)
後者は不可能。

>・基本情報にある>7.実体化しており、重さが『約30kg』ある。
>というのは、『大剣』のみでの重さだろうか。それとも『鎖』込みでの重さ?
鎖込みでの重さ。

599アヤメ『ジ・アルビオン』:2023/10/13(金) 13:54:30
>>598
回答感謝

600宗像征爾『アヴィーチー』:2023/10/15(日) 01:18:18

「――――――俺に出来るのは『命』を削る事くらいだ」

『藤原しおん』の正面に腰を下ろし、
普段と変わらない淡々とした口調で話し始める。

「そう考えて戦ってきたが、傷が増える度に『借り』を作ってきた。
 あまり多くなりすぎると、死ぬ前に返せなくなる。
 『生き死に』というのは、得てして人の思い通りにはならない」

「昨日まで生きていた人間が、何の前触れもなく命を落とす。
 この世にいないだろうと思っていた人間が、今でも生きている」

不意に言葉を切り、『後遺症』が残る左手を一瞥する。

「『新たな目的を見つけるには新しい道具が大事だ』と言ったな。
 『目的』と呼べるかどうかは分からないが、『それらしいもの』を見つけてきた。
 一つの『義理』として、『力を引き出した人間』には話すべきだろう」

「その前に確認したい事がある。
 『自分の身体』については概ね理解できた」

「『スタンドの動作』に影響が出ているのなら、
 『次の仕事』を受けるまでの間に、正確な状態を把握しておきたい」

601『音仙』:2023/10/15(日) 11:34:39
>>600(宗像征爾『アヴィーチー』)

          キィィィィィィィィ ―――――――――― ・・・

「…………『命』は削れば削るほど、ままならなくなるもの」

「キミが選んだ道です。……武器を与えた私に出来るのは、
 背を押す事は出来なくとも……
 それを否定せず、最後まで聴いている事でしょう……ね」

        『ピシッ ・・・』


「『スタンド』のダメージは本体に還元されますが、
 本体の身に起きた異常もまた、スタンドへ還元される。
 …………キミの腕は、たとえどんな治療がされて無かったことになっても、
 『いずれ忘れる傷』ではなく、キミの人生の契機として刻まれた」

                    『ピシ』

「『アヴィーチー』の左手……そこに入ったその『罅』が、
 崩壊の前兆か、それとも……『孵化』の前兆か」

『宗像征爾』は理解できる。
『アヴィーチーの左手』は繊細な動作を損なっているが、
それは『一時的な物』である事――――『期限』は時間ではない事。

           『契機』だ。
           次の戦いの果て、あるいはその最中、
           罅は広がり、満ち、そして『砕ける』          

「今はただ、『精度』を損なう程度の影響です。
 …………その先にある答えがわかるのは、キミが……道を、もう一歩進んだその時でしょう」

重要なのは――――砕けた中、露になるのが『虚無』か、それとも、『新しい道具』か。

                         今ここではわからない。だが、『先がある』事は分かった。

602『音仙』:2023/10/15(日) 11:39:49

『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型スタンド。
なんらかの相手による傷害(損害)をスイッチに、右腕を自動操縦スタンドの『ノコギリザメ』として分離することができる。
分離した『ノコギリザメ』は『シャークトレード』(悪徳交換)を強制し、等価以上の傷害(損害)を相手に与えるまで暴れまわる。

『アヴィーチー』(人型)
破壊力:B スピード :C   射程距離 :E(1m)
持続力:C 精密動作性:C(左手:D) 成長性:C

『ノコギリザメ』
破壊力:A スピード :B 射程 :A(100m)
持続力:A 精密動作性:E 成長性:C

☆基本☆
1.『ノコギリザメ』の意匠の右腕を持った人型スタンド。DFがあり、視聴覚リンクはない。右腕のみDFがない。
2..右手の手の甲辺りから、先端が丸型で両刃の『ノコギリ』が生えている。鋸部の強度は鉄製のノコギリ程度。手は存在する。
3.人型状態では『ノコギリ』は任意で伸び縮みできる。長さは0〜1m。伸縮のスペックは『パスBC』。発現時の長さも任意。
4.右腕は完全破壊されても10分ほどで完全再生する。ただし、『ノコギリザメ』の存在中は再生しない。
5.右腕が戻っていない状態で解除は出来ない。必ず追尾を終了させる必要がある。
●現在、このスタンドは『左腕』のみ精密動作性が『D』に低下している。

☆ノコギリザメ☆
1.人型の右腕を根元から分離することで生まれる自動操縦スタンド。分離の際手の五指などは引っ込むように消える。
2.発動と同時に口吻の『ノコギリ』は、高速で回転を始める。破壊力:Aはこの『回転ノコギリ』によるもの。
3.非常に低知能だが、自我を持っている。(例:シアーハートアタック)
4.目が悪く、匂いによって相手を認識する。痛覚はない。聴覚もない(聞く耳を持たない)
5.その特性上、『知能』や『視覚』や『匂い』の面で騙されることがある。
6.ただし『ノコギリザメ』は己の嗅覚を信頼しているため、嗅覚以外への騙しの効果は安定しない。
7.『シャークトレード』(悪徳交換)の強制が能力。詳細や条件などは以下。
8.分離から後述の『追尾』の開始までには、『一呼吸』程、匂いの探知に要する間が存在する。
 よって敵の目の前で切り離した場合でも、『即座に引き裂く』ような状態になる事はない。
9.分離できるのは発動条件を満たした場合のみ。
10.破壊力Bの攻撃に1〜2発は直撃を耐える強度がある。

☆発動条件
1.何らかの相手により、本体もしくは本体の所持品が傷害や損害を受けた事を認識した際に発動できる。
※実際に保持しているのであれば、『拾った物』や『奪った物』も本体の所持品に含まれる。
2.ダメージフィードバックの関係上、このスタンド自身の傷も本体の傷と認識される。
※同一の所持品が再び傷付けられた際にも、同じように能力を発動できる。
3.基本的には物理的な損害が条件だが、金銭的な損害も発動条件として含まれる。
4.本体が傷害(損害)を受けたことを認識することがスイッチなので、ある程度、過去の事象に対しても発動可能。
 例:家に帰ったら花瓶が割れていた。
   →花瓶が割れたのは過去だが、本体が認識したのは家に帰った時なので発動可能。
   →匂いに基づいた追尾を始める。
    (ただし、低知能であるので、必ずしも犯人に行きつくとは限らない。
     特に嗅覚への誤魔化し、誘導などを疑う事はほとんど『出来ない』レベル)
5.ただし『認識したのに意図的に無視した傷害』を後からまとめて発動条件にするなどは不可能。

☆追尾条件☆
1.傷つけた相手に対し、等価以上の傷をつけようと、追尾する。
※追尾する対象が『生物』である必要はない。
2.追尾中のスピードは時速60km(スピード:B)ほど。小回りはあまり効かない。(精密動作性:E)
3.警察犬並の嗅覚によって追尾する。その追尾は一直線であり、暴走的。
4.傷害(損害)の内容を呟きながら追尾する。このつぶやきはスタンド音声。

☆終了条件☆
1.傷つけた相手に対し、等価以上の傷をつけることで追尾は終了する。
 精密動作性:Eなので、少しやりすぎてしまうことがある。
2.傷つけた相手が等価以上の傷や価値あるものを差し出すことで追尾は終了する。
 なお、これらの価値の判断は本体ではなく、『ノコギリザメ』が判断する。
3.本体の意思による解除で、追尾は終了する。
4.追尾が終了した『ノコギリザメ』は一直線かつ暴走的に本体の元へと戻る。
5.完全に破壊される、または動けない状態が5秒続くといった理由で強制解除されると、終了する。
6.完全破壊や消滅といった要因を除く強制解除の場合、『4〜5秒』もすれば右腕は再発現する。

☆ロール上の注意点☆
1.『ノコギリザメ』は自動操縦かつ低知能の自我があるので、判断に困った場合はGMもしくは第三者に判断を委ねること。

☆■■■☆
×.『孵化』していない。

603宗像征爾『アヴィーチー』:2023/10/15(日) 12:46:02
>>601

傍らに立たせた『アヴィーチー』に左拳を握らせ、
感覚を確かめるように何度か腕を振るう。

「あんたの言う通りらしいな」

全身に負った傷は、既に完治している。
だが、『左手の痺れ』は消えていない。
最後の一瞬、俺の牙は奴の命に食らいつき、奴の爪は俺の命に達した。
その後は『どちらが先か』だ。
結果的に爪は外れたが、奴の残した『爪痕』は刻まれ続けている。 

「話の続きだが、
 今まで引き受けてきた『副業』を、
 より『正式な形』で始めるつもりだ」

椅子から立ち上がり、藤原に向けて一礼する。

「――――世話になった」

左腕に『罅』の入った『アヴィーチー』を解除し、
その場から立ち去っていく。

604『音仙』:2023/10/15(日) 16:03:21
>>603(宗像征爾『アヴィーチー』)

「……聞かずとも、聴かずとも、分かりましたけどね」


            ギィィィィ

「それでも、あまり聞きたくは無かった。
 ……けれど、否定はしません」


      バタン

「『気を付けて』とも……
 最早言う必要はないのかもしれませんが。
 『その道』を歩くキミであっても、
 決して……キミの目が閉ざされないことを祈りましょう」

605ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2023/11/02(木) 19:59:20

この町では珍しくない野生のラッコが入ってきた。

         「ミャー」

・『ハッピー・スタッフ』は出し入れのみ自由であり、
 発現後は本体の周りを旋回しているが、
 初期配置(例えば本体の正面など)は決められる?

606『音仙』:2023/11/03(金) 00:26:21
>>605

「あら。……キミでしたか、猫か何かかと。
 息災のようで何よりです。
 そろそろ、キミが過ごしやすい季節が来ますね」

>・『ハッピー・スタッフ』は出し入れのみ自由であり、
> 発現後は本体の周りを旋回しているが、
> 初期配置(例えば本体の正面など)は決められる?

『発現』は本体の意識がトリガーなので、決められる。

607ラッコ『ハッピー・スタッフ』:2023/11/06(月) 16:54:21
>>606

出身地であるアラスカの厳冬期には、
気温がマイナス40度を下回る事も珍しくなく、
それに比べると星見町の冬は温暖な環境だが、
一年の内で最も故郷に近い季節であり、
ラッコが過ごしやすいのは確かだろう。

      「ミャア」

            テト テト テト

しばらく休んだ後、ラッコは来た時と同じように帰っていった。
その途中、大通りで『一人の人間』に遭遇する。
ちょっとしたやり取りがあったのだが、それは別の話。

608夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2023/11/14(火) 23:59:22

  ――――――ガチャッ

    「しおんちゃ〜〜〜〜ん!!」

           トッ トッ トッ

       「『アリス』がきたよ〜〜〜〜!!」

                  ストンッ

扉を開けて入室し、普段通りの場所に腰を下ろす。

「ねえねえ、きのうマチで『ガイコツ』にソウグウしてさぁ。
 『スミス』っていうナマエで『マジョ』にばけてたの。
 なかなかユカイなヤツだったな!!」

「で、ハナシしてるときに『フトかんがえたコト』があるんだよねぇ〜〜。
 ガイコツって『メダマ』ないじゃん??
 もしアイツに『シカクイショク』したら、どんなカンジになるかなぁ??」

「グルメたんていアリスのスイリによると、
 『10ビョーカンだけキクんじゃない??』っておもってるんだけど、
 しおんちゃんテキにはコレどう??」

609『音仙』:2023/11/15(水) 03:34:36
>>608(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

「ああ、どうも……お元気そうで何よりです。
 ガイコツの件は『聴いて』いました。……干渉する気はありませんし、
 キミなら『危ない』という事もそうそうはないのでしょう、ネ」

「質問の答えですが、相手が感覚を受容できる生物なのであれば、
 たとえ目が無かろうが、あるいは視覚そのものを有さなかろうが、
 『ドクター・アリス』は光を与え、それは目を焼くほど目映い――――この部分は変わりません。
 ……サングラスをあらかじめ貸し与えるなどすれば、『視覚の補助』も行える、という事です」

「そしてこの部分モキミの想像通りでしょうが、
 『解除後』は、そもそも目がないので目へのダメージは残らない。……そういう結果になります。
 とはいえ無防備に光を浴び続け、脳までダメージが達した場合は、また別でしょうけど、ね」

610夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2023/11/15(水) 16:34:56
>>609

全体的に見て、『ドクター・アリス』は、
『ドクター・ブラインド』の『上位』に位置する。
使い勝手の欠点を挙げるとするなら、『効き目』がありすぎる事だろう。
解除した後もダメージが残る性質は、
本当に倒さなければならない『敵』に対して強い反面、
『そうでない相手』には撃ちづらくなった。

「 『 N A R U - H O D O 』 」

しかし、『スミス相手』なら、わりかし気軽に撃っても大丈夫そうだ。

「『ノーミソやける』っていうフシギなヒビキはチョットきになっちゃうな!!
 でも、スミスってノーミソあるかなぁ??
 メダマもないようなヤツだし、
 アタマのナカもカラッポだったりしそうだよねぇ〜〜」

「ありがと!!
 またナンかあったらくるからさ!!
 あ!!『コレ』もってきたんだ!!」

        ト ン

「『リンスズランアリスブタモドキタケ』」

それは勝手に付けた『通り名』だ。
いわゆる『ポルチーニ』と呼ばれるキノコの入った袋がテーブルに置かれる。
正確には『ヤマドリタケ』か『ヤマドリタケモドキ』のどちらかだろう。

「トモダチの『りんちゃん』とイッショにとってきたキノコ!!
 ちゃんとアリスが『チェック』しといたよ!!」

手土産を残し、足取り軽く部屋から立ち去っていった。

611りん『フューネラル・リース』:2023/11/22(水) 16:28:50
ある日の事

音仙の傍でひとひらの白い花が
風に乗るようにしてひらひらと舞っている

「あれから結構練習したんだけど、ちょっとは上手くなったかな?」

花を動かしながら音仙に話しかける


「おねえさん、この花の事もっと聞きたいんだけど」
「例えば、頭痛とか心臓麻痺とか、気絶するような毒をこの花に付けて」
「それって、花に触ったら効果があるの?やっぱり食べさせいと効かない?」

「あんまりやりたくはないんだけど、
 生きる為に、殺させないために知っとかなきゃいけないと思うから」

612『音仙』:2023/11/24(金) 05:26:07
>>611(りん『フューネラル・リース』)
 
                     シュル シュル

「……エエ、とても。すでに操作は意図するままですね。
 もう少し練習すれば……あるいは、枚数を増やすこともできる、かも。
 ただ……キミの花が有する毒性は、やはりスズランの域を出ないもの。
 花に触れて『手がかぶれる』ようなことはあったとしても、
 摂食により発生するような『毒性』には、摂食が必要になるでしょう、ね」

        「……」

風に揺れる花を見る。
嵐が来れば吹いて消えるような小さな花。

「キミの在り方は強い。とても……素晴らしいものです。
 自分を守るだけでなく、好奇心で身を亡ぼす他者をも守ろうとしている。
 残念ながら……キミの『特別な才能』は自らの手で戦う事には向きませんが、
 キミに出来る事があるとすれば、きっと、『味方』を増やすこと」

「……私はキミの味方ですが、同時にキミの敵の味方にもなりえる、そういう人間ですから」

613りん『フューネラル・リース』:2023/11/24(金) 15:54:23
>>612
シュルシュルと舞っていた白い花は、
糸の切れた人形のようにふわりと床に落ちる
鈴蘭を花弁にして操れる時間は3分間しかない

「ありがとう、おねえさん」
「おねえさんが話を聞いてくれてるだけでも、うちは救われてるから」
「おねえさんがうちの敵の味方でも、うちのとっては一番の味方だよ」

りんには『味方』と呼べるものがどれくらいいるだろう?

音仙はりんを害しようとする人間の味方にもなり得る存在だ
それでも、何時だって自分の話を聞いて、答えてくれる音仙は
りんにとっては信頼出来る『味方』だ

614朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』:2023/11/26(日) 20:18:48
「お久しぶりです。
 今日はちょっとお話をしたくなりまして、
 こうして足を運びました」

「いかがですか?ラベンダーティーと一緒にお話をゆっくりと。」

彷徨のD
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1612673497/221-897
「別荘に足を運んだ際に不思議な出会いを経験しましたね。
 そしてその時に小石川さん…かつての友人と再開することが出来ました。
 この出会いはかけがえのないものでした。」


『おばあちゃん家に行こう!〜再訪〜』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/322-753

『星見町と終わらない夏』
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1631985077/754-981
ttp://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1653187672/3-214
「そして終わらない夏、真夏のクリスマス作戦で多くの人々と出会いました。
 私は必死で駆けずり回るばかりでしたが、悲しいようで寂しいような出来事でした…
 そして、このときから姿を見せなくなった方もいますね。」
「今でもとても心配です…」

『輝けるもの必ずしも金ならず』
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1600335547/465-560
「そして過去を振り返る機会にも恵まれました。
 もう一人の友人との出会い…私の過去はつらいものばかりでなく
 良き友人と巡り会えたかけがえのない時間でも会ったと思い返すことが出来ました。」

「あなたにスタンド能力を授かったこと、感謝しています。
 こうして色んな人と出会うことが出来たのですから。
 …改めてありがとうございます。」

615『音仙』:2023/11/28(火) 00:52:37
>>614(朱鷺宮 笑美『トループス・アンダー・ファイア』)

「ああ、どうも……お久しぶりです。
 ラベンダーティーですか、大変良いご趣味で。
 ……合うお茶うけをあいにく切らしてしまっているのですが、
 思い出話は蜜の味。焼き菓子で口を乾かす必要も、ないかもしれませんね」

                   シュルルルル

「『振り返る』『回想する』――――ノスタルジーは、時に苦い思い出をも淡く着色し、
 もとより美しい思い出であれば、それをより引き立てるもの。
 もっとも、苦みをより強調してしまう事もあるでしょうが……
 キミの向き合った過去が、キミによってかけがえのないもので、何よりだと思います」


       キィィィィ ――――――――――――  ン ・・・


「……お礼に何か、今、改めて授けられるものはないか、と思ったのですが。
 残念ながら、そういったものは『まだ』ないようですね。決して遠くはないのでしょうが、
 『戦闘』にも長けるキミの才能は、やはり、それを使い尽くしてこそ次の段階に進むのでしょうね。
 いえ、キミがそうした形での進歩を望んでいるかどうかは、分かりませんケド」

「…………『姿を見せない』知人を探すのであれば、その過程で、別の思惑に遭遇する事もあるでしょう。
 出会いは時に、危険をもたらすこともある。どうかこの先もキミが、明るい道を歩めますように」

616小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』:2023/11/29(水) 17:25:22

久方振りに『音仙』の下を訪れ、丁寧に頭を下げてから椅子に腰を下ろす。

  「お聞き及びかもしれませんが、
   まだ紹介していませんでしたので……」

      ソッ…………

  「私の『同居人』です」

側にあるテーブルの上に、耳を立てた『帽子猫』を乗せる。

  「――『撫子』と名付けました」

         シ ャ ラ ァ ッ

そして、左手に『スーサイド・ライフ』を発現する。

  「実は……今まで聞いていなかった事があるのです」

             ス パ ァ ン ッ !

  「……このように『首から上』を切り離した時、
   『首から下』を『部位』として動かす事は不可能なのでしょうか?」

これまで確認しなかった理由は、明らかに『本体』より大きなものが、
果たして『部位』と呼べるかどうかという疑問があったから。
『部位』の定義は『身体の一部である事』。
『一部』とは『全体の中のある部分』を指す。
それが広義なのか狭義なのかによって、解釈には差異が生じる。
今までは『狭義』で捉えてきたが、能力の理解を更に深める為に、
改めて明確にしておく必要があると感じていた。

617『音仙』:2023/12/04(月) 03:29:36
>>616(小石川文子『スーサイド・ライフ』&『ビー・ハート』)

「――――――私が言う事でもありませんが、
 『百聞は一見に如かず』という言葉もあります。
 動物の可愛さというのは、その好例かもしれません、ネ」

           ジ ・・・

「さておき……『質問』に応えましょう。
 聞かれなかったから話さなかった事ですが、
 これは――――『出来ません』
 『明確に小さい』側の部位指定はできない、という事です。
 ただ、まあ、大体ですが……『倍以上』の差がないなら問題はないでしょうね」

618りん『フューネラル・リース』:2023/12/05(火) 21:08:03
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/439-467
りんが音仙の元へ訪れたのは上記の出来事のすぐ後の事だった

「うち、戦おうとしたけど全然歯が立たなかったよ、えへへ…」

「おねえさんが前に言ってたみたいに、うちは味方がほしい」
「でも…それだけじゃ駄目だよね」

「だから…うち、もっと強くならなきゃいけないと思う」

それは宗像に言われたからだけではない
味方が増える、という事は
その人達も危険な目に合わせる可能性もある
だから、自分自身の力で危機を退け、人間を守れる力を得なければならない

己も他者も生かす活人の道を往くのは楽ではないだろう
だがりんは楽な人生を送りたいのだ
毎日楽しく生きるための苦労なら背負い込み事も吝かではない


「あの…おねえさん」
「うちの鈴蘭の事ね…」「言われたんだけど」

「うちの頭の鈴蘭を抜いたら怪物が出て来るって」
「廃ビルで起こった事件がそれなんだって」
「前に話した時、廃ビルの事件とうちは無関係じゃないかもしれないって言ってたよね?」

「うちは怪物とか……そんなの信じられない」
「……信じたくないけど」

「でも、何かがあるのは確かだと思う」
「それから逃げちゃ駄目な気がする」
「きっとずっと逃げ続けた方が楽だと思うけど…」
「ちゃんと向き合おうと思うよ」

「うちの中の何かが誰かを襲うなら、ちゃんと向き合って抑えられるようにならなきゃいけないと思う」

619『音仙』:2023/12/08(金) 23:59:31
>>618(りん『フューネラル・リース』)

「…………多くのスタンド使いにとって、
 常に存在する味方。それは自分のスタンド」

              ギ ・・・

安楽椅子に背を預け、『りん』の顔を見る。
初めて彼女がここに来た時、目には『花』のほうが先に映った。今は違う。

「前にも伝えたとおり、私はキミを守る事は出来ない。
 けれど……いえ、だからこそ……私の私情で。
 キミに『教えない』べきでは、もはやないのでしょうね」

       シュルルルルルルルル ・・・


「『フューネラル・リース』…………今なら、私はその詳細をより深く聴きとれると思います。
 そしてそれをキミに聴かせることも。……キミが望むのなら、私はそれをする、努力をします」

                 シュル

無数の『蔓』が『りん』を囲む。

「もちろん、知ったからといって、キミの能力が戦闘に向かない事実は変わらないでしょう。
 それに、すべてを知ることができるとも限らない。
 ですが……知らないまま前に進む事は出来ない。スタンドは、己の心に寄り添い立つ力だから」 


「選ぶ権利はキミにあります。……どうしますか?」

620りん『フューネラル・リース』:2023/12/10(日) 18:15:24
>>619
「…本当はね、やっぱり怖いな」
「やっぱり、聴くのは怖いよ」

見れば、
りんのその小さな体が小刻みに震えるのが分かるだろう

「だから、えっと、お願いしたいんだけど…」
「手、握ってくれる?」
「そうしたら、勇気が出ると思うから」


「聴かせて、おねえさん」
「『フューネラル・リース』の声、聴かなきゃ」
「うちが人間として…それだけじゃない」
「うちがうちとして生きるために」

その音はりんに何を語るのだろう?
りんはそれに耐える事は出来るのだろうか?

621『音仙』:2023/12/11(月) 02:43:42
>>620(りん『フューネラル・リース』)

「ええ。『聴いて』ください」

ゆっくりと手を握る。蔓が『花』を守るように包み込む。

「キミは既に、『好奇』や『正義』が作る渦の中にいる。
 聴かなかったとして、それは、また起きてしまうかもしれない。
 そしてキミは、自分が知らないなら何が起きてもいいとか、
 そうしたタイプのエゴは、きっと持つことはない……とても良い子だから」

「『聴いて』―――そして、どうかキミの『才能』を受け止めて。
 キミはこの才能を持つ人間。『フューネラル・リース』の本体、『りん』」

             キィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイイイイ ―――――――――――――――― 

                 「その事実は、絶対に。
                  誰もが好奇で踏みにじれない、
                  ……真実の花なのですから」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『死亡発動型』のスタンド。
その能力の本質は――――『魂のクラウドサーバー』とでも言うようなもの。
発現せずとも、毎晩0時に『魂』の『バックアップ』を取っている。

本体が『死亡』する時、亡骸の上に『花の環』として発現。
次の瞬間には、死体が『花弁の塊』になり『崩壊』する。
白と黒の『無数の花弁』は、渦巻きながら『人型』にまとまり、
ヴィジョンである『花の環』は、その頭上に浮かんでいる。

この『人型』は動く際には『環』を残して崩れ、『花の嵐』の如く『超高速』で移動する。
死亡した本体の抱いた『まだ、生きていたい』という『渇望』が、
このスタンドの有する絶大な能力――――『生き返り』の根源であるため、
『納得』の行く死や、『自殺』による死では、発現してすぐ消えてしまうが、
『他殺』や『事故』による『非業』の死ならば、何日でも何kmでも駆け抜ける。
ただし、死を『  』すら出来なかった場合は発現自体が出来ない。

『花の嵐』は自分が『死んだ要因』となった―――――――
またはそれに関連する『生命体』の『   』等から内部に流れ込み、『浸食』し、
『肉体』を作り替えたそれに、『バックアップ』を取っていた『魂』を『インストール』。
これによって、その『生命体』を身も心も『本体へと作り変える』。
反面、烈しい抵抗にあうなどして、『環』が『  』されると、『  』してしまう。

『本体』に変わった『生命体』は一部にその『   』の要素を残しはするものの、
おおむね『りん』という存在の『体』と『魂』を得て、見た目も生前に酷似したものとなる。
『脳』のある『生命体』を対象にした場合、『  』や『  』についても『引継ぎ』可能だが、
余りにも『脳』が小さすぎたり、『  』だったりすると、『  』や『  』は散逸する部分がある。

この『新たな肉体』が死んだ場合についても、もちろん能力は同じように発動されるため、
生きたいと願いながら死ぬ限り、命は何度も咲き誇る。ただし『 』が摩耗していく可能性はある。

『フューネラル・リース』Funeral Wreathe
破壊力:― スピード:― 射程距離:E
持続力:A 精密動作性:― 成長性:A

その『人型』は、己の目的を知らしめるように『そう』叫び、
切なる願いより生まれ、目的を遂行するために行動する。
採りえる行動や、詳細な性質、戦闘傾向はいまだ不明。
確かなことは、それはいかなる怪物であれど、『りん』の味方である。

『VESSEL』
破壊力:?       スピード:A  射程距離:∞
持続力:一瞬〜∞ 精密動作性:?  成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                                りん⇒『己の特別な才能』を、改めて把握する。

622りん『フューネラル・リース』:2023/12/12(火) 19:01:51
>>621
音仙を通して『フューネラル・リース』の声を聴く
全てではないが……『フューネラル・リース』の事が分かった

音仙に前にも教えられた『死亡発動型』
そして、宗像が言っていた怪物というのは本当だった

あの日、りんは死に『フューネラル・リース』が動いた
つまり、廃ビルの死亡事件というのは…


実際に聴かされると、一人で受け止めるのはとても難しい…
それでも、最後までちゃんと聴く事が出来たのは
音仙が手を握り、蔓が花を包んでくれたからだ
その安心感が、『フューネラル・リース』と向き合う勇気を与えてくれた

「分かったよおねえさん」
「『フューネラル・リース』の事」

「今のうちが居るのは、『フューネラル・リース』が誰かを襲っちゃったからなんだよね…」

静かに流れる涙がりんの手を握る音仙の手に零れ落ちる

「おねえさん」
「生きてちゃいけない怪物かな?」

「それでもね…うちは生きたいよ」
「人間として、人間と一緒に生きたいよ」
「でも…他の誰かも犠牲にしたくない…」
「どうすればいいかなぁ…」

『フューネラル・リース』はりんの才能でありどうしようもなくりんの味方だ
りんの『人間として生きたい』という強い想いがそうさせているのか

「おねえさん」
「うち、生きてて良いかなぁ…」

りんの生きたいという想いは揺るがない
それでも、誰かにその生を認めてもらいたい

宗像はりんを守る事を約束してくれたが、
それは『フューネラル・リース』を封じるためだ
りんにもそれくらいは分かる

そういうのとは違う…
『フューネラル・リース』の正体を知り、
それでもその生を肯定し祝福してくれる人が欲しい

しかし、音仙はどうだろうか…

623『音仙』:2023/12/13(水) 23:42:14
>>622(りん『フューネラル・リース』)

「『生きてていい』」
「それ以外の答えはありません。
 エエ……少なくとも私には、ね」

端的な答えは必要に迫られたものではなく、
藤原しおんがごく自然と、そう思ったからだった。

「今のキミが、『フューネラル・リース』の…………
 その能力の上に生きているのは確かです。
 それは残酷な現実であり、あるいは罪かもしれない」

手は離さないまま話を続ける。

「でも。少なくとも…………直近の例において、
 『フューネラル・リース』が人を襲ったのは、
 キミの故意ではなく、『非業の死』こそ原因のはず。

 キミが抱える爆弾を便利な道具として扱ったり、
 すすんで死を咲かせているならともかく……
 『ただ人として生きること』を望んでいる以上、
 それを、どうして否定できるのでしょう?」

       ジ…

『フューネラル・リース』は『死』により咲く花だ。
制御の面で限りなく危険性を秘めた能力ではあるが、
同時に『一方的な殺傷性』の意味では限りなく低い。

「それでも」

 ・・・・・・・・・
『殺されずとも殺せる能力』はいくらでもある。


「……キミの『能力』によって生まれた犠牲がある。
 それは事実だから……受け止める必要はあります。
 無関係な人間を巻き込んだ可能性が高い以上、
 キミを『危険分子』と扱う人間はいるでしょうし、
 『罪』には罰をと、応報に動く人間もいるでしょう。
 ……私は、それを決して理不尽だとは思いませんし、
 キミにとっては向き合うべき因果になります」

『だから犠牲は已むを得ない』とは言えない。
廃ビルの一件の『責任』の所在とは別の話として、
『りんの能力によって死んだ人間』は確実にいるのだ。

「そう、向き合うべきです。…….『生きて』。
 キミが生きる事を望むなら…………まず、私はそれを肯定します」

624りん『フューネラル・リース』:2023/12/14(木) 19:50:22
>>623
「……ありがとう、おねえさん」
「うち、生きるよ」

元より生きる事には迷いは無かった
だが、孤独で心細さは感じていた
事情を知った上で生きて良いと言ってくれた事
それはどれだけりんの心を救ってくれたことだろう

「今、うちが生きてるのは
 『フューネラル・リース』が誰かの命を奪ったから」
「『フューネラル・リース』が命を奪った事の償いがしたい」
「償いって、どうすればいいのかは分かんないけど……
 とにかく、そのためにも生きたい」
「死んだりするのは、違うと思う」

「『フューネラル・リース』」
「今は難しいかもしれないけど、もっとちゃんと向き合って分かり合いたい」
「うちは『フューネラル・リース』を見てもないけど
 分かり合えると思う」
「『フューネラル・リース』はうちの味方だからね」

「だからおねえさん
 『フューネラル・リース』の声を聴くために、また力を貸して」

625『音仙』:2023/12/14(木) 23:06:52
>>624(りん『フューネラル・リース』)

「エエ、それがいいでしょう。
 望みが自衛であれ、復讐であれ、償いであれ、
 楽しみであれ、死んで叶うことは、まずありませんからね」

            シュルルル

「『声』を聴くことは、私にとっても価値がある事。
 加えて言えば……キミと話すことにも。
 必要でしたら、いつでもどうぞ。
 聴いた先にあるキミの人生を、よりよく生きるために」

626りん『フューネラル・リース』:2023/12/15(金) 20:34:23
>>625
「死んで花実が咲くものかだよね!」

死に花を咲かせる、という言葉もあるが
生きて花実を咲かせる方がりんには性に合っている

「死んだらおねえさんに鈴蘭料理を作ってあげる事も出来なくなっちゃうしね」

こいつ、まだ音仙に鈴蘭を食べさせる事を諦めていないようだ
その夢が叶う日は果たしてくるのだろうか…

「あ、じゃあ…
 じゃあまたね、しおんちゃん!」

627『音仙』:2023/12/17(日) 05:02:23
>>626(りん『フューネラル・リース』)

「エエ。その通りです。
 『死に花』の美しさに価値を見出すのは、
 あくまで『遺された側』であるべき……
 花が綺麗だから死んでもいいなんて事はありえない」

「そして、少なくとも私には……
 キミの亡骸に咲く大輪より、
 『食べられるスズラン』の方が、
 よほど大きな価値があるものです」

「エエ、それではまた。どうか、キミの戦いが、生きて実を結びますよう」

628熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/11(木) 23:53:17
「ふ、ふふふふ・・・・・あははは・・・・
 ありがとう!『音仙』さん!」

宗像征爾との死闘の直後、救急車で病院に運ばれるまでの僅かな間に
熊野風鈴は『音仙』の下へと訪れていた
流れ落ちる血はそのままに、喜びと感謝の念を胸に抱いて

「貴女がくれた『力』のおかげで、人生が変わったわ!
 私・・・・今、とっても楽しいの!」

そう言うと熊野は楽しげに近況を語り始める

一つは『とある花の少女との一件』
少女を殺し、その後に現れた『花の怪物』から逃げた事・・・・
逃走の過程で5人の人間が死んだ

ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1621051851/724-749
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1647262289/2-45

もう一つは『宗像征爾』との戦い
『花の少女』を追い詰める熊野に対して、正義感に燃える宗像を返り討ちにした事・・・・
互いの命に迫る、死闘の記憶
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1665841153/490-538
ttps://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/comic/7023/1453049803/491-516

「ああ・・・・楽しかったなぁ
 これからもきっと、もっと楽しい事が起きるんだろうなぁ」

629『音仙』:2024/01/12(金) 06:52:47
>>628(熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』)

       シュルルルルル

血を拭うタオルを貸すことはなく、
かといって傷口を抉る事もなく、
座ったままに『蔓』を伸ばして、『聴く』。

「『死闘』は能力を急速に磨き上げる。
 ……キミにおいては、それを楽しむ事も出来る。
 やり方は…‥私個人は、あまり感心しませんが、
 マア、具体的な否定をする事もないでしょうね。
 キミにも、キミの人生を楽しむ権利がある……」

          キィィイィィン

「……『フォー・エヴァ・ロイヤル』
 今はまだ『兆し』の段階ではありますが、
 キミの心がくびきから解き放たれたのなら、
 遠からず、『能力』に変化が出る兆しはあります。
 ……全てが『良い話』と断言はしかねますけど、
 キミなら、『悪い話』さえ楽しめるのでしょう」

「…………ひとまず、その『傷』
 ここに長居をするべきではありませんね。
 死ねば楽しめない。……どんな道を歩くにせよ、ね」

630熊野『フォー・エヴァ・ロイヤル』:2024/01/12(金) 20:45:59
>>629

「ふ、ふふ・・・・」

流れ出る血液を己の両手で受け止めながら、薄く笑う
傍に立つ『従者』は一言も言葉を発する事無く、その様子を見つめていた

「ご忠告、ありがとう
 ええ・・・・楽しみの為なら、ちゃんとした生活を送らないと、ね」

「また・・・・会いましょう
『音仙』さん・・・・」

631夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/01/20(土) 07:05:39

「ねぇねぇねぇ、しおんちゃんしおんちゃん。
 『ウサギみたいなオンナのコのウワサ』しってる??
 もしみかけたら『ハッピー』になれるんだって!!」

「そんで『アリスとウサギをイッショにみる』と!!
 なんと!!そのヒトは『2ばいハッピー』になる!!」

  「――――――だってさ!!」

              「ん〜〜〜〜〜〜」

「ハナシかわるんだけどさぁ、
 『ネコ』って『よる』でも『ハッキリみえてる』ってホントかな??
 『アリス』が『ネコ』と『シカクキョーユー』したら、
 『まっくら』でも『よくみえる』ってコトにならない??」

「スマホでも『せきがいせんカメラアプリ』とかあるじゃん。
 そういうのと『シカクキョーユー』するのってどう??」

「あと『ワシ』とか『タカ』はスゲー『シリョク』がイイって、
 こないだ『ディスカバリーチャンネル』の『アニマルプラネット』でみた!!
 そういうイキモノと『シカクキョーユー』したら、
 いつもより『チョーよくみえる』とかしない??」

632『音仙』:2024/01/20(土) 20:45:21
>>631

>「ねぇねぇねぇ、しおんちゃんしおんちゃん。
> 『ウサギみたいなオンナのコのウワサ』しってる??
> もしみかけたら『ハッピー』になれるんだって!!」
>「そんで『アリスとウサギをイッショにみる』と!!
> なんと!!そのヒトは『2ばいハッピー』になる!!」

「エエ………………噂程度には。
 真実がどうあれ……日常に楽しみを作ることは、
 毎日をハッピーに生きる秘訣と言えるでしょう、ね。
 少なくとも、私はキミと話すのは楽しいですし」

>「ハナシかわるんだけどさぁ、
> 『ネコ』って『よる』でも『ハッキリみえてる』ってホントかな??
> 『アリス』が『ネコ』と『シカクキョーユー』したら、
> 『まっくら』でも『よくみえる』ってコトにならない??」
>「スマホでも『せきがいせんカメラアプリ』とかあるじゃん。
> そういうのと『シカクキョーユー』するのってどう??」
>「あと『ワシ』とか『タカ』はスゲー『シリョク』がイイって、
> こないだ『ディスカバリーチャンネル』の『アニマルプラネット』でみた!!
> そういうイキモノと『シカクキョーユー』したら、
> いつもより『チョーよくみえる』とかしない??」

全てその認識で正しい。
むしろ、それが『ドクター・アリス』の『真髄』。
広き世界を捉える目は、あらゆる繋がりの先にある。

633宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/24(水) 22:16:53

見慣れた扉の前に立ち、『部屋の主』がいるかどうかを確認する。

自分自身の事というのは、意外に分からない部分が多い。
今、俺は一つの疑問を抱えている。
それに気付いたのは少し前だった。
何故そうしたのかが分からない。
その答えを見出す為に、俺は『藤原しおん』に会う必要を感じた。

おそらく、俺が求める答えは俺自身の中にある。

634『音仙』:2024/01/24(水) 22:45:23
>>633(宗像)

          ・・・  しん。

と、静まり返った廊下に『宗像』は立ち尽くす。
『音仙』は部屋の中にいるような気はした。
曲がりなりにも経験を積んだ直感が示すのか、
それとも『供与する者』の存在感がそうさせるのか。
しかし表札は『休業』を示してもいる。
『藤原しおん』は、来訪者を望んでいるのだろうか?


       ・・・


ドアとの間を妨げるものはない。


『音仙』の力を借りれば『己』を知れるかもしれない。
だが、それは『占い』や『カウンセリング』ではなく、
己の心の奥底の声を『自覚させる』行為である。
『宗像征爾』という人間が『望む答え』だけではない。
望まない答えも突きつけられる可能性がある。
あるいは『望み』などという尺度の外にある、
『受け入れられない答え』がそこにあるかもしれない。

少なくとも・・・『音仙』は、『願いを叶える者』ではないのは確かだ。

635宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/24(水) 23:20:06
>>634

『不在』を示す物がない事を確かめてから扉を開け、椅子に腰を下ろす。

「一つ『分からない事』があって来た」

『能力』について聞きに来た事は何度かある。
だが、今日は違う。
もっと根本的で重要な問題だ。

「最初に断っておくが、この疑問は『スタンド』とは無関係だ。
 だが、『スタンド使い』である前に、一人の人間として、あんたと話がしたい」

『藤原しおん』を正面から見る。
俺自身の中から答えを引き出す為には『対話』が必要だ。
しかし、誰でもいい訳ではなかった。
現状、俺の『副業』を知る人間は藤原しかいない。
だからこそ、藤原を『対話の相手』として選んだ。

「――――構わないか?」

『本題』に入る前に言葉を区切り、一拍の間を置く。

636『音仙』:2024/01/24(水) 23:25:52
>>635

「…………………………エエ、構いませんよ」

『音仙』はそこにいた。
『宗像』に笑みを向けることはない。

「私にキミが選んだ道の助言はできませんし、
 スタンド抜きでは、キミの心は分からない。
 そんな相手に話して……分かることがあるなら」

       「話しても、構いませんよ」

『聴かせてください』と彼女は言わない。
髪に半ば隠れた目が、『宗像』に視線を向け言葉を持つ。

637宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/25(木) 00:36:28
>>636

「――――感謝する」

椅子に掛けたまま一礼し、おもむろに口を開く。

「前に話したように、俺は『殺し屋』を始めた。
 まだ『駆け出し』だが、そう名乗る以上は、
『それに相応しい行い』をしなければならないと考えている」

「前提として『殺し屋は依頼を受けて殺す』人間だ。
 裏を返せば『頼まれない殺し』はしない」

「だが、俺は『ある人間を殺そうとした』。
 しかも、誰かに頼まれた訳でもなかった」

「『殺し屋』が『頼まれてもいない殺し』をやる。
 その時は疑問に思わなかったが、改めて考え直すと『辻褄が合わない』」

   「『なぜ俺は殺そうと思ったのか』」
 
               「俺が分からないのは『それ』だ」

『熊野風鈴を殺せ』という依頼は受けていない。
それならば『殺す理由がない』筈だ。
しかし、俺は殺そうとした。
全く『矛盾』している。
人間は『合理性』だけで生きてはいないという事実を、
まざまざと再認識させられた。
あるいは、こうした『非合理』こそが人間の本質なのかもしれない。
その根拠として、俺の中に『ある仮説』があった。

「ただ、俺の中で『何か』が引っ掛かっているのは分かる。
 おそらくは、それが『答え』になるだろう」

細切れに裂かれた『写真の切れ端』を、テーブルの上に並べていく。

「『馨を殺した人間』を目の前にした時も、似たような感情を抱いた。
 つまり、『最も考えられる仮説』としては、
 俺に『人間らしさが残っていたから』という結論になる」

『馨の命を奪った少年』と、『熊野の姿』が重なり合い、俺の身体を突き動かした。
そのように考えれば、理屈の上での筋は通る。
ただ、それは俺に『人間らしさ』が残っている事が前提の話だ。

「しかし、この仮説にも自信はない。
 俺の中に『人間らしさ』が残っているのかどうか――――」

『裂かれた写真』を見た時も、
俺の心には『怒り』も『悲しみ』も湧かず、ただ『破片』を拾い集めた。
そんな人間に『人間らしさ』が残っているとは、自分自身ですら俄には信じ難い。
それでも『可能性』があるとするなら『精神の象徴』が裏付けとなるだろう。

「一方で、こうも考えられる。
 もし、俺に『人間らしさ』が残っていなければ、
 『アヴィーチー』は発現したのだろうかと」

『別のスタンド』が発現していたか。
それとも『スタンド使いになる事』自体がなかったか。
いずれにしても俺には分からない事だ。

「あんたの『主観』で構わないから答えてくれ」

「『人間らしさ』が全く残っていなかったとして、
 その時の俺に『アヴィーチー』は発現したか?」

638『音仙』:2024/01/26(金) 18:38:27
>>637(宗像征爾『アヴィーチー』)

「……キミが『人間らしさ』を本当に失ったというなら、
 そうも悩んで、休業を掲げた私のところに駆け込んだりはしないのでは?」

              「ああ、イエ、嫌味ではありませんけど……」

 簡単に、音仙は断じた。

「聴いていない以上、キミが殺意を抱き戦いを挑んだ理由は分かりません。  
 義憤か使命感か……憐憫や、なにか贖罪のような感情なのか?
 そしてその結果、キミが積んできた多くの戦闘経験を覆すかのように、
 『策謀』の力によって正面から敗北を喫した事への……
 敗者が抱いて当然の悔しさや怨恨、戦士が抱くような畏敬、
 ……なにより。踏み躙られた怒りが『本当に無い』のかも、
 当然、『ウィスパーズ』の助けなしには、私にはわからない事です」

「キミ自身にも、分かっていないのでしょうからね」

じ、と視線を向けたまま、言葉は続く。

「だから何か分かることを……私の『仮説』を言いましょうか。 
 つまり、私にはやはり、キミは人間らしく見えます。
 人間らしさとは、美しい物や温かいものだけではないから。
 なにかに駆り立てられるように命を賭けた戦いに身を投じ、
 己の尊厳にもなりえるものを奪われても、怒りや悲しみを抱かず、
 合理的な、システムとしての『殺し屋』に身を落とすことをためらわない。
 戦いの前に写真を預けるのも、『合理』だったのかもしれません。
 ここに話を聞きに来たのも、あくまで、合理だったのでしょうか?
 でも……間違いなく『他』のためには『合理』に反して燃え盛ったのでしょう」

           「『セルフネグレクト』と、
            『人間らしい感情』は同居するものです」

「あえて言うなら……キミがすり減らし、
 今も失おうとしているのは……『人間らしさ』ではなく、
 『自分や、自分の人生のために向ける心』なのではないでしょうか?
 それはキミの境遇を思えば当然かもしれません。でも……
 キミはある種、必要以上に、自分からそれを捨てようとしているのでは?」

仮説には検討が必要だ。検討は個人では難しい。
そういう意味で、『ここに来た』のは必要だったのかもしれない。
悩みを抱えて歩く路程にも、意味はあるにせよ――――

「……マ、私とキミの仮説に結論を出す必要は、ここではないでしょう。
 そのうえで質問に答えるなら、『発現しなかった』でしょうね。
 キミが言うような意味であれ、言葉通りの意味であれ、
 『人間らしさ』がかけらもない人間にもスタンドは目覚めますが……」

         「キミの能力は『怒声』を上げる『復讐者』」

「そのようなスタンドは……『発現しなかった』でしょう。
 キミの能力は過去の埋火。今は埋もれていても消えやしないとはいえ、
 灰が積もり、冷めてしまえば、火も消えるもの。…………エエ、断言します」

639宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/27(土) 00:35:53
>>638

「そう―――――だな」

「『自分とは何なのか』という疑問に、今すぐ『結論』を出す必要はないだろう。
 それが出来るほど簡単な問題だとも思っていない」

「ここに来たのは『自分』が信用できなくなったからだ。
 『自分が信用できない』というのは、思っていた以上に厄介だと分かった。
 『自分自身から距離を置く事』は出来ない」

「『休業中』に押し掛けたのは、
 いい迷惑だっただろうが、今回は大目に見ておいてくれ」

写真の切れ端に視線を落とし、藤原の言葉を頭の中で反芻する。

  「俺には、決して『許せない人間』がいた。
   今の俺は『そいつ』と同じだ。
   だから、俺が『俺自身』を許す事はない」

        「それだけは、これからも変わらないだろう」

破片の一つを手に取り、黒い瞳が見下ろす。
『熊野の意図』は読める。
しかし、それは叶えられない。

「『奴を狙う理由』は『なくなった』。
 いや、『理由は最初からなかった』。
 気付くのは遅れてしまったが――――」

「『残り火』を掘り起こせたのは、悪くない経験だった」

視線は『破片』から『左腕』に移る。

「『形見』を寄越した男にも、『義理』を欠かさずに済む」

『依頼なし』で殺せば、『殺し屋の道理』から外れてしまう。
『自己矛盾』を解消した今、『殺意』は完全に消え失せた。
やるべきなのは、『熊野を殺す事』ではなく、『りんを守る事』だ。

「『他人は自分を映す鏡』だと言うが、
 あんたの言葉には『そうかもしれない』と思わせるだけの説得力がある。
 多くの人間と関わっていけば、『新しい気付き』を得られるかもしれない」

「今後、気長に考えてみる事にする。
 少なくとも、最初の『取っ掛かり』として、ここに来たのは間違いではなかった」
 
写真の破片を左手で一ヶ所に集め、それらを右手で受け止めて回収する。

「何か礼をしたいが、あいにく土産は持ってきていない。
 その代わり、俺から見た『藤原しおん』の印象を伝えておく」

藤原に向き直り、自らの言葉で語り始める。

「あんたは『スタンドを目覚めさせる力』を持ち、
 それを行使して『スタンド使い』を生み出している。
 『何故そうするのか』は想像するしかないが、『心の声を聴く』というのは、
 あんたにとって『なくてはならないもの』なのだろうと思う。
 『スタンド使いが増える』のは結果であって、
 おそらくは『声を聴く』方が大事なのではないかというのが俺の考えだ」

「俺の知る限り、『藤原しおん』は極めて思慮深い人間だ。
 他人とは常に一定の距離を保っていて、そうする理由も理解できる。
 『目覚めさせる』には客観的な見方が必要だろうし、
 この町にとっては『微妙な立場』だ」

「あんたが目覚めさせた事で生じる問題もあるだろう。
 もちろん救われる人間もいる筈だ。
 それを踏まえた上で、自分自身と『折り合い』をつけている」

「あんたは『心の声を聴く事』を止める気はないだろう。
 しかし、『災い』を望んでいる訳でもない筈だ。
 そうでなければ、俺に『仕事』を頼んだりはしなかった」

「――――強い『人間味』を感じるのは『その部分』だ」

椅子から立ち上がり、改めて一礼する。

「この次に来る時は『手土産』を持参するつもりでいる。
 あまり気の利いた品は用意できないが、『カステラ』でも構わないか?」

640『音仙』:2024/01/27(土) 20:32:39
>>639(宗像征爾)

「自分を大事にしない事に、キミは確たる理由を持っている。
 『殺し屋になる』というのも、自暴自棄なのではなく、
 勿論……『殺手のマテリア』の贅沢な暮らしに惹かれたわけでもなく、
 しっかりと考えて、その結論にいたったのでしょう。改めてそう感じました」

「……それを変える事を望んでもいないでしょうけど、
 今のキミから『今後、気長に』という言葉を聞けて良かったです、エエ」

それは『生き急ぐもの』からは決して出ることがない言葉だからだ。
『音仙』が浮かべていた表情の険しさが、わずかに和らいだのを感じた。

「私自身がどんな存在か――――おおむね理解はあっています。
 マアその、思慮深いかどうかはさておきますが、
 でも、せっかくです。少しだけ補足をしておきましょう」

「……『心の声』を聴いているのは、いくつか理由があります。
 好きだから。半端に目覚めた状態や、素質を眠らせた状態では危ないから。
 あるいは私の知らないところでスタンド使いが増えるのが、怖いから。

            ・・・
 そして…………私にも『探し物』があるから。
 町の音を収音する、私の成長しきった『ウィスパーズ』をもってしても、
 それを見つける事は出来ない……そういうものがあるからです」

             ギィ


「ずっと昔から探しています。

 …………『紅鏡町』という町を、ご存じですか?」

そのような町は恐らく聞いたこともないだろう。
架空の地名だろうか?

『宗像』が立ち上がると、『藤原しおん』は小さく頭を横に振る。

「……イエ、忘れてください。『カステラ』は、エエ。大好物です」

          「キミは……ええと。
            コーヒー派でよかったでしょうか?」

641宗像征爾『アヴィーチー』:2024/01/28(日) 05:42:41
>>640

部屋から退出しようとする途中で、藤原の問い掛けを受けて立ち止まる。
『心の声を聴く理由』に関して、ある程度の予想はしていた。
それらは概ね間違いではなかったらしいが、
『特定の何かを探している』とは考えていなかった。

「――――『知らない』な」

一度も聞いた事のない地名だった。
『ウィスパーズ』の全貌は把握していないが、以前の仕事で協力を得た経験から、
『情報収集』に長けた能力である事は知っている。
それでも見つけられないというのなら、『見つからない理由』があるのだろう。

「あんたに見つけられない『探し物』を、その分野の『素人』に掴めるとも思えない」

「ただ、もし何処かで耳にする事があれば、それも『手土産』に加えておく。
 今まで世話になってきた分、それぐらいはさせてもらう」

『アリーナ』なら、何かしら知っている事があるかもしれない。
しかし、藤原には手を出しにくい領域だろう。
『桜島派』の『吾妻常喜』には、ちょうど報告しようと思っていた事もある。
連絡を取った時に『紅鏡町』の名前を出す程度なら、大した手間は掛からない。
吾妻も食えない男だが、少しでも反応があれば手掛かりの足しにはなる。

      「ああ――――」

俺は『穏やかに暮らしてはならない』。
いつか病院で『一抹貞世』の頭を撫でた時、
長く忘れていた『何か』が心の片隅に生じたように感じた。
しかし、すぐに『錯覚』だと切り捨てた。
それを許容するというのは『安らぎに身を委ねる』という事だ。
すなわち『俺自身』を許す事になり、同時に『憎むべき相手』を許す事になる。
だからこそ、俺が『安らぎ』を感じる事はあってはならない。
生きている限り苦しまなければならない。

  その為に、俺は生きている。

               「一つだけ『注文』がある」

『自分自身が信用できない』という感覚は、
他の誰かが信じられない事よりも遥かに息苦しいものだ。
何処に行こうが『自分』は追ってくる。
そして、何時また裏切られるか分からない。
俺が『怪物』について話した時、『りん』も同じような気持ちを味わったのだろうか。
『だから理解できる』とは言わない。
本当の苦しみは、それを経験した当人しか分からないだろう。
だが、考える時間は終わった。

    俺は『俺に出来る事』をするだけだ。

「コーヒーを用意する時は『ブラック』にしてくれ」

ささやかな注文を伝え、『次の目的』に向かって部屋を出ていく。
藤原ほど困難ではないだろうが、俺にも『探し物』がある。
かつて出会った『直せる男』を見つけ出し、『約束』を果たさなければならない。

642『音仙』:2024/01/28(日) 15:32:32
>>641(宗像征爾)

「私は『聴く』だけ……頼りとしている能力ではありますが、
 キミが想像する程万能というわけではありません。
 たとえ『万』を聴く事が出来ても、
 『百』の視界には敵わない……というのは卑下しすぎですが」

       「『紅鏡町という言葉』だけなら……
        知っている者がいるのは把握しています。
        例えばアリーナはその一つでしょう。
        ほしいのはその先、ですね」

注文を追加で付けるのは図々しいようだが、
『図々しさ』とはある種『体重を預ける』ようなことだ。
今の『宗像』は極めて危ういバランスの上にいる存在だが、
少なくとも『音仙』からは一定の信頼を受けている。

ひとまず、『吾妻』相手にカードを切る必然性は無くなったが、
もちろん音仙が知る以上の何かを持っている可能性もあるはずだ。

「――――ブラックでしたら、
 ただ淹れるだけでよければ。簡単な注文ですね。
 キミが豆だの挽きかただのを指定してくるなら、
 まあ……それはそれで、面白くはありますけどね」

            「それでは、行ってらっしゃい」

643夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/02/10(土) 04:03:13

「しおんちゃんしおんちゃん、チョット『こみみ』にはさんだんだけどさぁ。
 またまたまた『シアイ』にでるコトになったっぽいんだよね〜〜〜〜」

      「『ダレ』が??」

                「『わたし』だ!!」

  「つーワケで!!ちょっとカクニンしとこっかな!!」

             「――――と、おもってさぁ〜〜〜〜」

>これらのネイルは任意で取り外し可能。射程距離『5m』を超えると解除される。

「コレって『アリス』から『5m』なの??
 それとも『アリスのアリス』から『5m』??
 スゲーいまさらだけど、チョーだいじなコトだよね」

644『音仙』:2024/02/10(土) 07:51:49
>>643(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

「ああ、そのことは――――まだ聴いておりませんでした。
 どのような相手と戦うにせよ、自分を知って損はしませんからね」

          シュルルルル 

「質問の答えは『ドクター・アリス』を起点にした『5m』です。
 ネイルはスタンドの一部である以上、そうなるようですね」

回答を終えても、『藤原』はぽつぽつと言葉を続ける。

「……キミの『ドクター』は必ずしも、
 『アリーナ』の……特に、多くの派閥がC級戦で採用する、
 通常のリングでの一対一を『適所』とはしないスタンドです。
 『ベリル』さんのようにキミに似た能力傾向を持つ相手や、 
 『レーン』さんのように『嵌める』事に勝機を持つ相手と異なり、
 『一対一の性能』と『攻防のセンス』に長ける相手となれば、
 知覚により出方を探り、視界を奪い、感覚を攪乱する。 
 ……能力で出来るそれの、その先が求められるでしょう」

        「アリーナの美点は敗北が許され、
         それが次の戦いに向けての研鑽になる事。
         そして、何より勝利が称えられることです。
         そのどちらになったとしても……キミらしく、楽しんで来て下さい」

645夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/02/11(日) 03:52:01
>>644

    「ほうほう」

           「ふむふむ」

                  「なるほどなるほど」

「『アリス』のカノウセイは『そこなしぬま』だからな!!
 どんだけしずんでいっても、まだまだ『ソコ』がみえない!!
 しおんちゃんのコトバで、『ミズをえたイソギンチャク』みたいにゲンキでた!!」

「『ランキング』??とか、あんまキョーミないんだけどさぁ〜〜〜〜。
 『しらないハバツ』??っぽいから、ソレみにいきたいってカンジでさぁ〜〜〜〜。
 ついでに『アリス』の『あたらしいカオ』もみてみたいよねぇ〜〜〜〜」

「そーいうコトで!!アリスはたびだつのであった!!ジカイにつづく!!」

646鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2024/02/23(金) 13:23:13
急ぎじゃない。ちょいと質問だ。

・『赤熱』は蹴りでも起こせますか?
・『炸裂』は蹴りで起こせますか?
・『赤熱』させた場所は分かる?
・『赤熱』は個別に解除できますか?
・人型ヴィジョンの手、腹部、腕を『赤熱』させた時は本体の肌に直接、『赤熱』が引き起こりますか?
・『赤熱』を4つ重ねたとします。これは4つ重ねた1つの『赤熱部』と扱われ、新たに2つ目の『赤熱』を別の場所に付与できますか?

647『音仙』:2024/02/23(金) 18:42:13
>>646(鷲見)

>・『赤熱』は蹴りでも起こせますか?
>・『炸裂』は蹴りで起こせますか?
起こせない。赤熱現象はこのスタンドの拳でのみ引き起こせる。

>・『赤熱』させた場所は分かる?
なんとなくの方角程度(精D)は分かる。高度や距離などは分からない。

>・『赤熱』は個別に解除できますか?
視認していれば、個別でも解除出来る。

>・人型ヴィジョンの手、腹部、腕を『赤熱』させた時は本体の肌に直接、『赤熱』が引き起こりますか?
赤熱による根性焼のダメージは皮膚に直接フィードバックするが、赤熱そのものはフィードバックしない。
なお、『赤熱箇所があるスタンド』は

>・『赤熱』を4つ重ねたとします。これは4つ重ねた1つの『赤熱部』と扱われ、新たに2つ目の『赤熱』を別の場所に付与できますか?
出来ない。【基本情報】の8にある通り、そもそも3つまでしか重ねられない。

648『音仙』:2024/02/23(金) 18:46:42
>>647(途中送信した部分の追記)

>・人型ヴィジョンの手、腹部、腕を『赤熱』させた時は本体の肌に直接、『赤熱』が引き起こりますか?
赤熱による根性焼のダメージは皮膚に直接フィードバックするが、赤熱そのものはフィードバックしない。
なお、『赤熱箇所があるスタンド』をそのまま解除した場合、解除時にすべての赤熱箇所は炸裂する。

649鷲見 健治『2NDハンド・ファイア』:2024/02/23(金) 19:16:45
>>647-648
回答ありがとうございました。

650夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/02/24(土) 17:48:37

「ねぇねぇねぇ、カメラが『みっつ』とか『よっつ』とかついてるスマホってあるじゃん。
 もし『シカクキョーユー』したら、ゼンブがイッペンにみえちゃうのかなぁ??
 あとさぁ、ソレってカメラがキドウしてなくちゃダメ??」

     「――――ためしたほうがはやいな!!」

「アリスのスマホ、『トリプルカメラ』なんだよね〜〜。
 こないだキシュヘンしてきた。
 で、イマからスマホに『シカクキョーユー』してみようとおもうんだけど、
 どんなカンジになるとおもう??」

           「んっと――――」

「イッコ『ぼうえんカメラ』なんだけど、とおくがハッキリみえるとかない??」

651『音仙』:2024/02/25(日) 02:29:12
>>650(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

「『視覚がないもの』は対象外になりますが……
 生き物が目を閉じていても能力対象になるように、
 カメラ機能が今OFFなだけなら、対象に出来ます。
 ただしOFFのカメラは何も写していないので、
 視覚的情報は得られない、という事にはなりますね」

  「トリプルカメラでどうなるか、については……」

「今、キミが感じている通りですね。
 『伝達』は器官一つ一つごとに作用するのではなく、
 対象の有する『感覚』全てを得るというものです。
 3つのレンズが仮に存在するとしても…………
 写す光景が一つなのであれば、得られるのは一つ。
 スマホを望遠カメラに切り替えれば、視界もそうなります」

「そういうわけですが…………ご納得はいただけました?」

652夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/02/25(日) 20:55:30
>>651

  「――――『わかった』!!」

           「じゃ、いってくる!!」

                   「まったね〜〜〜〜!!」

653夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』:2024/03/27(水) 21:40:17

「しおんちゃんしおんちゃん。
 ジツはスゲーだいじなコトがあるんだけどさぁ。
 まぁまぁ、ちょっとみててよ」

『ドクター・アリス』が『ネイル』を取り外し、指弾の構えを取る。

「コレでビシッてやったら、『アリス』とおんなじスピードでとんでくとおもうんだけど、どうおもう??
 マエやったときはできたんだけど、イマもできるかな??」

654『音仙』:2024/03/28(木) 02:36:16
>>653(夢見ヶ崎明日美『ドクター・アリス』)

         ジ…

「なるほど……そうですね。
 『投擲』同様、『指弾』もスペックが乗るものです。
 特に、『精度』に優れるキミのスタンドであれば、
 狙いの難しさについては克服できますし…………
 軽く小さなものしか飛ばせない点についても、
 キミの『ネイル』であれば、何ら問題はないでしょう」

「……ああ、『投擲』同様と言いましたが、  
 投擲の威力は『スペック』だけではなく、
 『物の重さ』によっても決定されてくるものだから……
 ネイルに限らず…………とても軽く小さなもの、
 例えば『ベアリング弾』などもそうだと思いますが、
 『威力を乗せる』のは指弾の方が向くかもしれません。
 ……いずれにせよ『破壊力』に乏しい性質を考えると、   
 衣服を容易く貫通させるようなことは出来ないはず。
 しっかり『効く当て方』の工夫は、必要になりますね」

655ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/04(木) 18:29:54
こそっ

音仙に元へやってきたソラ
何か緊張した様子だが

「こんにちは…」

いつもなら音仙の方がサイフォンで飲み物を淹れてくれるだろう

「あぁ、今日は…
 こっちで淹れていいかな?」
「ハーブティーを淹れようと思うんだけど…」

手に持っている紙袋の中身がハーブティーの葉だろう

「お茶請けも、まぁ、作って来たんだけど…」

656『音仙』:2024/04/04(木) 19:19:56
>>655(ソラ『ステインド・スカイ』)

「ああ……こんにちは、『ソラ』
 キミの活躍はいつも『聴いて』います……けど、
 顔を見せてくれると、聴くだけより嬉しいですね。
 百聞は一見にしかずと……私が言うのもなんですが」

           シュルル

『蔦』を操り、飲み物の準備をしようとしたが、
『ソラ』からの申し出を受け、ゆっくりとそれを止める。

「それは……エエ、ぜひ。ご馳走になりましょう。
 お茶請けも楽しみです。
 ちょうど今、煎餅以外切らしていたので……」

        フ…

口元には小さく笑みを浮かべ、
髪に半ば隠れた両目も、喜色を浮かべていた。

「ソラは……ハーブティーが、お好きなのですか?」

紙袋に視線を向けつつ、『茶道具』が必要なら貸し出すだろう。

657ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/05(金) 16:44:51
>>656
「知り合いが淹れてくれたのを飲んでから、気に入って」

音仙が茶道具を貸してくれるというなら、喜んで厚意に甘えよう
ただ、カップは自前の物を使う

「ちょっと待っててくれ」

音仙に借りた道具を用いてハーブティーを淹れていく
透明なカップに注がれたのは、鮮やかな水色の液体
花の優しい匂いが漂ってくる

マロウブルーというハーブティーだ
正直、煎餅とは合わないだろう

「飲んでほしくて、練習したんだけどどうかな?」

658藤原しおん『ウィスパーズ』:2024/04/05(金) 17:45:38
>>657(ソラ)

「趣味の素敵な知り合いを持ちましたね。
 ……水色の飲み物というのは珍しい。
 このカップだと、増して綺麗に映えますね。
 キミの趣味が素敵だから、類が友を呼んだのかも」
 
       カチャ

少しだけ音を立てながら、カップを手元に寄せた。
マナーがどうこう言う人間はこの場にはいない。
そういう席でもないだろう。親しい同士なのだから。

「お茶というのは奥が深いですよね。
 香りも、色彩も。味は……不思議と、
 私の舌には似て感じるものが多いですけど……」

         ス…

「ああ喋っている内に冷めてはもったいない。
 いただきましょうか…………」

口元に器を運ぶ。
マロウブルーのお茶はわずかなとろみを持ち、
華やかさで視覚を存分に喜ばせてくれる反面、
味というほどはっきりした味はしないけれど――

「…………美味しい。エエ、とても……優しい味ですね」

        
         そう零して、二口目を口にした。

659ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/06(土) 14:50:13
>>658
こういう場では堅苦しい事は言いっこなしだ
楽しく、美味しく茶を楽しむのがマナーというものだろう

「薄いでしょ?」

味が薄いというのは飲みやすいとも言えるが
人によっては物足りなさを感じる

「俺は、この薄さ好きだけど」


はちみつとカットレモンをテーブルに置く

「薄かったら、これで調節してみてくれ」

入れるのははちみつ以外の選択肢もある
味が薄いという事は、それを自分色に染めやすいという事だ


そして、マロウブルーの特徴は色が変色する事だ

「それ、色が変わるんだよな」

最初は青空のような透き通った青色だったものが
時間の経過とともに紫色に変化するのだ

「色が変わると、藤色っぽくて…
 それも好きなんだよな」

「…そろそろお茶請けを出すか」

660『音仙』:2024/04/06(土) 18:42:19
>>659(ソラ)

「エエ、まあ、濃くはないですが…………
 きっと、舌だけで味を楽しむものではないのでしょう」

               ス

「とはいえ、せっかく用意してくれたことですし……ね」

はちみつとをひとすくいだけ溶かしいれる。
レモンは――――いったん、そのままにしておいた。

                 ズズ

「藤色。……ふふ、そうですか」

甘くなった紅茶を口に入れつつ、ソラの話に耳を傾ける・・・

「テレビか、動画サイトで……色変わりする紅茶を見たような。
 もしかすると、それがこれだったのかもしれません。
 ……百聞は一見に如かず、そして一見も……この目で見るのが、一番」

            「ああ、味わうのはもっと、かも?」

お茶請けに視線を再び向ける。

「お皿と……フォークは必要ですか?」

『蔓』を少しだけ動かし、必要なら取ることをアピールしておいた。

661ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/07(日) 17:57:21
>>660
「いや、これはスプーンだな」

袋からカップを2つ出すと
皿に乗せてとん、と一叩きする

ぷるん

そんな擬音が聞こえてきそうな
柔らかく震える物体が皿の上に鎮座していた

青いゼリーだ
青という色は通常、食欲を減衰させる効果があるが
ゼリーとなると話が変わる
清涼感のある透き通った色をしているのは、ゼラチンではなくアガーを使用したからだろう

青空を思わせるようなゼリーの中には寒天が散りばめられている
音仙の方には、白い雲が
ソラの方には、藤の花が
雲はミルクで、藤の花は紫キャベツで着色したのだろうか

「マロウブルーをゼリーにするのは難しかったから
 バタフライピーをゼリーにしてみたよ」

マロウブルーもやろうと思えばゼリーにする事は可能だが
今のソラの技術では難しいようだ

「…食べながら話がしたいな」

662『音仙』:2024/04/08(月) 10:09:57
>>661(ソラ)

「綺麗ですね。お店で売っているぐらい……
 キミがこのために試行錯誤してくれた事が、
 私にとっては……いっそう、嬉しくなります」

『インターネット』で検索をすれば、
あるいはデパートの地下にでも行けば、
似たようなものは目に出来るかもしれない。
だが、同じものを目にすることは決して出来ない。

「……『話』」

それを食べる前に、『しおん』は茶を一口だけ含み……

             コト

「あえてそう口にしたということは……
 『雑談』を嗜みたい、というわけではないのでしょう」

カップをソーサーに置き直し、『ソラ』を見つめる。

「『話』をしましょうか。……私はもちろん、『聴く』側です」

背後の『音響機器の大樹』……『ウィスパーズ』。
数本の蔓がゆっくりと伸び、『音仙』と『ソラ』の周囲を取り囲む。

663美作くるみ『プラン9・チャンネル7』:2024/04/08(月) 17:33:39

「こんにちは、音仙さん。今日は『質問』を持ってきました」

「私は『プラン9・チャンネル7』を、『時代と共に進化するスタンド』だと思ってるの。
 『新しい機器』が開発されて普及する度に、『能力対象』は増えていくでしょう。
 例えば、『20年前』にはなかったような物も今はあって、
 今はない物でも『20年後』には登場するかもしれない――――」

「ここからが本題なんですけど、現代の『カーナビ』は主に二種類が主流ですよね。
 一つは『AV一体型カーナビ』で、もう一つは『ディスプレイオーディオ』。
 厳密に言うと、後者はカーナビじゃなくて、
 スマホと連携してナビアプリを利用する事が前提の機器なんですよ。
 私の車に積んであるのも、このタイプです」

「それで、このディスプレイオーディオは、
 スマホ連携で『ハンズフリー通話』や『メッセージの送受信』も出来るんです。
 多分、私が何を聞きたいかは、もう分かって頂けてるんじゃないでしょうか?」

             スッ

「ええと…………『ディスプレイオーディオに関する質問』」

スマホを取り出し、あらかじめメモ帳アプリに記録しておいた内容を読み上げる。

「誰から電話が掛かってきたか分かる?
 誰に電話を掛けたか分かる?
 誰にメッセージを送ったか分かる?
 誰からメッセージが届いたか分かる?
 送受信したメッセージの内容が分かる?
 アドレス帳と同期させていたらアドレス帳の中身が分かる?」

「――――以上です。
 最後の質問以外は『保存されているデータ』に含まれませんが、
 『過去三日間の使用記録』で分からないかと思うんですけど、どうでしょうか?」

「限りなくリスクをゼロにして情報を得る方法を考えてみたんです。
 『誰も乗ってない車』なら、普通は気付かれる事がないですから。
 もちろん犯罪をやる気はありませんけど、
 いざという時の為に『自分の能力』は知っておきたいので」

664『音仙』:2024/04/08(月) 22:43:34
>>663(美作くるみ『プラン9・チャンネル7』)

『美作くるみ』は『音仙』からの回答を思い出す――

>誰から電話が掛かってきたか分かる?
>誰に電話を掛けたか分かる?
>誰にメッセージを送ったか分かる?
>誰からメッセージが届いたか分かる?
>送受信したメッセージの内容が分かる?
>アドレス帳と同期させていたらアドレス帳の中身が分かる?

『ディスプレイオーディオ』はもちろん『音響機器』であるため、いずれも可能。
アドレス帳について、『同期させていたら』という前提も正しい。

ただし、『ディスプレイオーディオ』の普及率は、
2024年現在、まだまだ支配的な状況とは言えないため、
『車なら確実に備えている』といった物ではないのは留意が必要。

本体に再生機能がある『ドライブレコーダー』の録音録画内容など、
別の情報源も併せて活用するのが『無難』かもしれない。

665ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/08(月) 23:01:00
>>662
「いや、そんなに堅苦しい話じゃないよ…
 お茶を飲みながら、気楽に聞いてもらえればいいんだ」

薄味のマロウブルーを一口飲んで言う

自分達を取り囲む『ウィスパーズ』の蔓を見る
少し緊張するが……
真剣に自分の声に耳を傾けてくれている
そう分かるから、嬉しい


「まずさ、聞きたいんだけど…」
「貴方と最初にあった時と比べて…
 俺って変わったかな?」

まだ本題ではないが、ソラにとっては大事な話かもしれない

カップを二人の視線の間に入るように持ち上げる
時間とともに色が変わるティー
今の色は、どんな感じだろう?

666『音仙』:2024/04/08(月) 23:18:57
>>665(ソラ『ステインド・スカイ』)

「おっと……失礼、勇み足でした。
 足ではなく耳なのですが……それはともかく」

       シュルル

蔓が少しだけ縮むが、『聴いている』事に変わりはない。

「キミは『変わり』ましたね。
 ……もちろん、良い意味で」

短く区切り、爽やかなゼリーをひとすくい食べ、
飲み込んでから…………話を続ける。

「もちろん『心の音』の話ではなく、
 私から見た印象の話です。
 キミの本心とは食い違うかもしれませんが……」

「かつてのキミは…………儚く見えました。
 ここに来るまでの出自を考えれば当然ですが、
 触れるだけでも、崩れそうなほどに。
 言葉にも……今よりずっと、不安が滲んでいた、
 そんな覚えがあります。……今とはまるで違う」

ゆっくりと紡がれる言葉は、どの瞬間も、
『藤原ソラ』のためにある物だった。
会話である以上それは当然かもしれないが、
用意した言葉を並べているだけではない。

「キミ自身は……どう考えていますか?
 ここに初めて来た時から、キミは自分の……
 空のキャンパスを、何色かに染めることが出来たでしょうか……?」

667ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/09(火) 19:25:32
>>666
とても柔らかく、一掬いするとふるふると震えるゼリー
マロウブルーとは違い、かすかな豆の香りがする
バタイフライピーもマロウブルーと同じくとても薄味だが
このゼリーには甘くなり過ぎないギリギリの甘さと
柑橘のような風味で味付けがされている

「…自分でも何か変わった気はするんだ」
「でも、具体的にどう変わったかっていうのは
 自分じゃよく分からない」

その表情は不安とも困っているとも戸惑いとも
どうとでもとれそうな表情をしている

「何かさ、キャンパスに絵具を塗っていくんだけど
 何か描いたらすぐ取り替えて、また白い紙に絵具を塗って…
 それを繰り返してるって感じがする」


「でも、最初は青と藤色の絵具しかなかったのが
 最近は色の種類が増えて来たっていうか…」

前だったら音仙くらいしか人の事を気にしなかったが
今では多少なりとも他人を気にするようになって来た
そんな自分の変化に戸惑いを感じているといったところか


「前にさ、貴方とはいつまでも一緒にいられないって言ったじゃん?」
「…それで、自分なりに自立して変わろうと思ったんだよ」
「でもさ、変わっていくと、逆に思うんだよ」
「貴方と…母さんとずっと一緒にいたいって」

668『音仙』:2024/04/10(水) 02:08:21
>>667(ソラ『ステインド・スカイ』)

「ごくわずかな色で、美しい絵を描く画家もいます。
 ですが…………そうした人たちの多くは、
 別に、他の色だって使うことはできた。
 『多くから選択できる』ことは、
 決して『その中のひとつを選ぶこと』と背反しない」

言葉をゆっくりと選びながら話すその様子は、
かつて『スタンド』を与え、名を与えた時にも近い。

「キミが……二色の世界に留まるのではなく、
 たくさんの色を手に入れて、
 それでも、その二色を大切にしてくれるなら。
 私という足枷に縛られず、どこにでも行けるけれど、
 帰る場所として私を覚えていてくれるのなら、
 私は…………それを、心の底から、嬉しく思います」

       「ありがとう、『ソラ』」

それだけ、意味のある会話だと思っているから。

         シュルルルルルルル

             ルルル

     「だから、『ウィスパーズ』……
      私のスタンドで、
      キミの心音を改めて聴きましょう」

『蔓』が『ソラ』の周囲にゆらめく。


「変わった心は時に『能力』さえも進化させる。
 ――それが、キミの世界により多くの色彩を与える事を祈って」


特に阻止をしないなら、『ウィスパーズ』は行使される。

669ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/10(水) 20:53:17
>>668
「…最初は、何のために生きてるのか分からなかった」
「無駄に生きてて、何のために存在してるのかも分からなかった」
「っていうか、今でも分からない」

「でも、今はそれだけじゃない」

「自分の中に色が増えてくと、この色が
 藤色が大事だって事が分かるようになったよ」
「自分が生きてる意味は分からないけど
 母さんと居ると楽しい」
「だから、今は貴方と居るために生きてる」

「ずっと、帰る場所でいてほしい」


周囲に『蔓』が揺らめいているが、ちっとも不安は感じない
だって、音仙が聴いてくれるんだから
むしろ安心するような、何か暖かいものをソラは心に感じていた

670『音仙』:2024/04/14(日) 22:52:40
>>669(ソラ『ステインド・スカイ』)



       キィィィィィィィ――――――――――― ン



「……さあ、聴き終わりました。
 スタンドの『変化』は、得てして心情だけでなく、
 経験した『戦い』や『岐路』にも左右されるもの。
 キミの『ステインド・スカイ』は広い可能性を持ち、
 それゆえに…………『まずは』この色を身につけた」


―――――――――――――――――――――――――――


『ステインド・スカイ』は『ソラ』が経た戦いと、
日常の中で得た色彩により『第二の天候』を発現する。 

条件となる無生物の性質は、『電力』を蓄えている物体。
これを核とした雲は『帯電』した『雷雲』として浮かび、
触れたものに電撃を浴びせかけるだけでなく、
電量に応じた『落雷』を発生させることが出来る。

威力こそスタンガン程度だが、隙を作る事に長け、
これまで以上に『有利な戦場の構築』が可能となった。

『ステインド・スカイ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:C 精密動作性:C 成長性:A→B

――――――――――――――――――――――――――――

   
       「それが、藤原ソラ……キミの『新たな境地』」


「……雪に続き、雷。あくまで悪天候であることは、
 キミ自身がまだ『苦難の旅』の中にいる証か、
 それとも、帰る場所の……その、大切さを、
 深く知ったがゆえの『険しい外界』の象徴でしょうか」

「どちらにせよ……キミのこれからを描く、助けになるはずです」

671ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/15(月) 19:49:48
>>670
『ウィスパーズ』により聴き取られた
『ステインド・スカイ』の新しい『天候』

          『雷』

ここまで、荒々しい戦いを続けてきたソラが
その色を得るのは納得の結果かもしれない


「悪天候か…」
「確かに、心の中で雪が降ったり雷が落ちたりするけど」
「でも、今は凄く安心出来る気分だ」
「どんな吹雪が吹いても、でっかい雷が落ちても
 帰る場所……貴方の傍にいれば安心出来る」

少し時間が経ち、ちょっと冷めたマロウブルーを一口飲み
徐に席を立つ

「だから、さ、その…」
「抱き締めてくれない?」
「いや…成長したお祝いって事で」

照れながらも音仙の前で素直な欲求を示す
これもある意味、成長と言えるのだろうか

672藤原しおん『ウィスパーズ』:2024/04/16(火) 11:55:18
>>671(藤原ソラ)

              ツル…

ゼリーを食べながら、『ソラ』の様子を見る『音仙』。

あるいはあの『夏』の記憶が、
『雷雲』というイメージを能力に結び付けたのか、
それとも単なる偶然なのか………いずれにせよ。
重要なのは新しい力を『どう使うか』の方だろう。

「一つだけ……言っておくとすると、『帰る場所』は、
 一つでないといけないという決まりはありません。
 どうかキミの思うまま、歩み続けてほしい」

           ギィ…

         「けれど……今は」

腰掛けた安楽椅子の角度をゆっくりと変え、
座ったまま、空いた空間にほうへと体を向ける。

「…………………………おいで、『ソラ』」

            ポン


膝にかけたブランケットを叩く。
『しおん』の方から抱きしめに来ないのは、
あくまで『ソラ』のための時間だからだろうか。

いずれにしても、それ以上講釈を言うでもないようだ。

673ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/17(水) 18:33:17
>>672
『帰る場所』は幾つあったって良い
どこに帰るかもソラの自由だ
だから

 ・・
「ここを選ぶのも自由だよね」

音仙の元へ歩み寄り
そっと音仙…藤原しおんに抱き着いた

「どんな色に染まっても、居場所が増えても
 この色が……ここが一番の特別だと思う」
「だから、ずっと居場所でいてほしい」

これまでにない安らかな表情を見せる

「好きな食べ物ってある?
 今度作って持って来るよ」

「それで、その…
 もう一つお願い…」
「撫でて…ほしい…」

674藤原しおん『ウィスパーズ』:2024/04/17(水) 19:13:05
>>673(藤原ソラ)

「キミは時に驚くほど大人びているから……
 こういう姿を見られるのは……嬉しいです。
 キミからすると、気恥ずかしいかもしれませんし」

         ス…

「私も…………不慣れな部分は、あるのですけど。
 これから続けていけば、いつか慣れるでしょうね」


頭を撫でる手指は細く、弱い。
抱き着いた体も大人としては相当にか細く、
そこに『供与者』の姿はない。

「私は……クリームを使った、温かい料理が好きです。
 例えばクリームシチュー……グラタンも良いですね。
 持ってくるには少し不便かもしれませんが、
 いつか、食卓を囲めれば……それも嬉しく思います」

        「『名付け親と子だから』ではなく、
         他でもない……キミと私だから、ね」

675ソラ『ステインド・スカイ』:2024/04/19(金) 16:09:27
>>674
ソラがこんな姿を見せるのは音仙に対してだけだ
気恥ずかしさというのはあるだろうが
彼女の前でだけは、子供みたいになれる

撫でられる白い髪は意外と触り心地がよく
絹のようにふわっとしながらさらさらとしている
肌もしっとり、つるっとしてぷにっとしている
化粧だとかをしているわけではないが、髪や肌の手入れは意外としっかりしているようだ


「クリームシチュー……グラタン
 俺も好きだな」
「一緒に作りたいな」
「デザートにクレームブリュレも作ってさ…」

か細く弱い手指だが、それが優しくて心地良く
次第にまどろみに誘われ、音仙に無防備な姿を晒す


最初は名付け親だったから、或いは最初に見た人だったからかもしれない
けど、今はそれだけじゃない
藤原しおんという個人に敬愛を抱いている

676藤原しおん『ウィスパーズ』:2024/04/19(金) 17:47:10
>>675(藤原ソラ)

やがて音の消えた部屋の中、
『しおん』はそれ以上の感情は言葉で表さなかった。

      それを言葉よりずっと、
       早く深く伝える温度があるから。


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