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【供】『心音サイフォン』

1『音仙』:2016/05/14(土) 23:18:56

人は誰しも……本音を隠して生きている。
押し殺された声は、深くへ、深くへ沈んでいく。

・・・・そんな心の水底は、醜くて、とても聴くに堪えないけれど。
ささやくような『才能』の『産声』が、埋もれているかもしれない。
そういう『きれいなもの』だけを抽出することが、私にはできる。

長々と失礼しました私が『音仙』こと『藤原しおん』です。
ここは……キミの『心の声』を『聴いて』あげるための場所です。
さあ、どうぞ。その『椅子』に、お掛けになって……ごゆっくり。

【供与の手順】
#1.行列を見ながらでは、私の心が乱れてしまいます。
    前の方の番が終わるまでは……外で待っていてください。
   (※志願は常に『一人ずつ』受け付けます。よくリロードしてください。)
#2.部屋に入ったら……私の前にある、この椅子に座って下さい。
    そしてどうか、リラックスして、心を開いて。
#3.思うままに、キミの中にある『心の声』を教えてください。  
    それをキーにして、キミの心の奥底を聴いてみましょう。
    【即物的な欲求、深い欲望、切望、悩み】……何でもどうぞ。
#4.ああ……『お名前』と『性別』『年代』は、キミの口から教えて下さいね。
    その方が、ノイズが減りますから……よろしくお願いしますね。
#5.その他、何か言いたいことがあれば言ってくれても構いません。
    もっとも、必ず応えられるとは限りませんけれど……聞くことは出来ます。
#6.ああ……もし私がキミの『特別な才能』を見つけられなくても、
    どうか責めないでください。私のことも。キミ自身のことも。 
#7.もし何も目覚めなかったとしたら? ええ、そうです。
    何事もなく……今まで通りの日常に戻っていいのです。
   (※生存はしますが、一般人PCとしての活動は原則許可しません。
     また、そのPCを用いて再度志願することも、原則許可しません。)

……話が長い? 重要なのは、#1と、#3〜5ですね。

―――――――――――そして、テンプレを用意します。
1.名前
2.性別
3.年代
4.心の声
(5.もしあれば、何か言いたいこと)
―――――――――――――――使わなくてもいいですけど。


・・・他にも気になることが?結構、ではもう少し続けましょうか。
(※質疑、成長などは>>2にて。)

217『音仙』:2018/09/30(日) 22:08:30

指先から伸びるコードが刺さった機械などを操作できる。
操作後、対象の内部にスタンドエネルギーが残留し、
それを介して対象にその後行われた操作や入力を傍受できる。

『ボーダー・リーヴァー』
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.本体の両手の人差し指から伸びる『コード』。両手のそれらは同時に伸ばせる。
2.破損状況は対応する指にダメージフィードバックする。
3.無生物にのみ先端の端子が刺さり、固定される。固定の強さはパC。任意で取り外し可能。
4.生物には特別な事は起きず、ただ当たるだけ。
5.伸長・巻き取りは『パス精CBC』。
6.引っ張りや摩擦には強い耐性(破壊力Bでも耐える)がある。
  また紐状なのでたわみがあれば打撃にも強い。ただし切断には弱い(破壊力Dでも危険)
7.コードの長さは『9m』。最大まで伸ばすと突っ張るような感覚が指にある。

【操作】
1.コードが突き刺さった無生物に機能があれば、それを操作出来る。
2.何に刺さったか分からない状態では操作不可能。
3.対象の操作方法は、直観的に『説明書を読んで分かる範囲』まで分かる。
4.専門的な技術、体質を要するような操作や、パスワードの開錠などは不可能。
5.また、機能の存在自体を知らなければ、その操作方法は分からない。

【潜伏】
1.このスタンドで操作した機械にはスタンドエネルギーが残留する。
2.この状態で機械に対して行われた操作、入力等は全て本体がリアルタイムに把握出来る。
3.任意のタイミングで、機械の傍にエネルギーを人型スタンドとして発現させられる。
  発現を行えば、リアルタイム把握は不可能になる。任意解除は出来るが残留状態に戻す事は出来ない。
4.この人型スタンドは機械の側から0.5m以上離れられないが、操作は自在。
5.視聴覚リンクを有し、ダメージフィードバックは無い。
  ただし非常にもろく、パCの打撃で部位が霧散する。
  頭部や胴体などクリティカルな部位が霧散すると消失する。
6.スペックはパス精CBC。ヴィジョンの維持時間はコードを繋いでいた時間に等しい。
7.スタンドエネルギーは常に最新から『2つ』の接続先にのみ残留する。射程『30m』。持続時間『1時間』。
8.同時に2体のヴィジョンを出す事は出来ない。常に1体のみ。
9.ヴィジョンの維持が切れる、または撃破されれば、残留していたエネルギーも切れる。任意解除も可能。

218『音仙』:2018/10/02(火) 03:21:53
>>217(訂正)
スペックの表記が誤記で一貫していないため統一します。
ご迷惑をおかけしますが、こちらの詳細でお願いします。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

指先から伸びるコードが刺さった機械などを操作できる。
操作後、対象の内部にスタンドエネルギーが残留し、
それを介して対象にその後行われた操作や入力を傍受できる。

『ボーダー・リーヴァー』
破壊力:C スピード:B  射程距離:C(9m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.本体の両手の人差し指から伸びる『コード』。両手のそれらは同時に伸ばせる。
2.破損状況は対応する指にダメージフィードバックする。
3.無生物にのみ先端の端子が刺さり、固定される。固定の強さはパC。任意で取り外し可能。
4.生物には特別な事は起きず、ただ当たるだけ。
5.伸長・巻き取りは『パスCB』。精密動作性は本体相応。
6.引っ張りや摩擦には強い耐性(破壊力Bでも耐える)がある。
  また紐状なのでたわみがあれば打撃にも強い。ただし切断には弱い(破壊力Dでも危険)
7.コードの長さは『9m』。最大まで伸ばすと突っ張るような感覚が指にある。

【操作】
1.コードが突き刺さった無生物に機能があれば、それを操作出来る。
2.何に刺さったか分からない状態では操作不可能。
3.対象の操作方法は、直観的に『説明書を読んで分かる範囲』まで分かる。
4.専門的な技術、体質を要するような操作や、パスワードの開錠などは不可能。
5.また、機能の存在自体を知らなければ、その操作方法は分からない。

【潜伏】
1.このスタンドで操作した機械にはスタンドエネルギーが残留する。
2.この状態で機械に対して行われた操作、入力等は全て本体がリアルタイムに把握出来る。
3.任意のタイミングで、機械の傍にエネルギーを人型スタンドとして発現させられる。
  発現を行えば、リアルタイム把握は不可能になる。任意解除は出来るが残留状態に戻す事は出来ない。
4.この人型スタンドは機械の側から0.5m以上離れられないが、操作は自在。
5.視聴覚リンクを有し、ダメージフィードバックは無い。
  ただし非常にもろく、パCの打撃で部位が霧散する。
  頭部や胴体などクリティカルな部位が霧散すると消失する。
6.スペックはパス精CBB。ヴィジョンの維持時間はコードを繋いでいた時間に等しい。
7.スタンドエネルギーは常に最新から『2つ』の接続先にのみ残留する。射程『30m』。持続時間『1時間』。
8.同時に2体のヴィジョンを出す事は出来ない。常に1体のみ。
9.ヴィジョンの維持が切れる、または撃破されれば、残留していたエネルギーも切れる。任意解除も可能。

219名無しは星を見ていたい:2018/10/08(月) 17:35:44
1.城井 達己
2.男
3.17歳
4.
『意志と責任のバランスを取るように』と、そんなことばかり母さんは言っていたように思う。
直接そう表現されたことは無かったけれど、俺がうんと小さい頃から、
母さんが怖い目をして言うのは決まってそんなことだった。

だから俺はこれまで、きちんと、とは言わないまでも、
それなりに言いつけを守って来れたと思う。
過ぎた事は望まない。自分の始末は自分で付ける。

そうやって責任を取り続けている間に、 とうとうバランスが崩れちゃったんだよな。
責任の方に天秤が、傾いちゃったんだよな。
強く望むものがなにも、無くなっちゃったんだよな。

だから俺はもう一度取り戻さなきゃいけないと思うんだ。
これは自分の手には負えないんじゃないか、とんでもないことになってしまうんじゃないか、
そう思えるような何かを。

そこに責任を乗っけて行くのが、多分俺の人生って奴になるんだと思う。

220『音仙』:2018/10/13(土) 23:14:32
>>219(城井 達己)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ……人生は人の思うまま。キミの心の音の積み重ね。
 心の底からなにかを『しなければいけない』と思うなら、
 それは本当に、『しなければいけない』のでしょう。
 まあ、別に、キミの人生がどうなるかって話なので、
 しないならしないで人生は続いていくんでしょうけど……」

「……ええと」

「『サクリファイス・セオリー』……キミの力の名です。
 それ自体がはたして『とんでもないこと』なのか、
 それとも…………『それ』に近付くための力なのかは、
 キミの考え次第ですが、どちらにせよまずは、知る事から」

             キィィィィーーーーーーーーーーーーーーン

「無限の力ではありませんが……
 責任を取る時を考えれば、それが良いのでしょう。
 逆側に天秤を倒してしまわないよう、お気をつけて……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

傾いた天秤の紋章が刻まれた人型のスタンド。
近距離パワー型で、高度なスペックを有する。
反面搦め手には欠け、能力は強大ながらリスクを秘める。

その能力とは――――『無責任』な存在の『責任』を背負いこむ事。
この場合の責任とは『痛み』や『苦しみ』であり、
それを持たない無責任な存在とは『無生物』の事を指す。

なんらかの無生物にこのスタンドが触れる事で、
その物体が受けるはずの『ダメージ』は、
全てこのスタンドの本体が背負い込む事が可能になる。

単体では無生物を我が身を差し出して攻撃から守るだけだが、
この能力には続きがある――――それは『責任』に伴う『力』。

このスタンドは責任を背負っている全ての無生物に対しいつでも、
それに『意志』――――このスタンドの分身を伴わせる事が出来る。

当然増えれば増える程背負っている弱点も増えてしまう上に、
無生物たちは動く事すら出来ず、解除にも多少なりとも手間がいる。
絶大な力を発揮すればするほど、それは絶大な責任として収束する。

『サクリファイス・セオリー』Sacrifice Theory
破壊力:B スピード:B  射程距離:E
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――
                       城井 達己→己の『特別な才能』を聴き、把握。

221『音仙』:2018/10/13(土) 23:17:48

触れた無生物の傍に分身を作り出すことが出来るが、
その無生物が受けるダメージを本体が肩代わりしてしまう。

『サクリファイス・セオリー』
破壊力:B スピード:B  射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.触れた『無生物』に対し、『責任を背負う』状態になる事が可能。
3.同時に発動できる限度は最新『4つ』まで。5つ目に発動すると最も古い物は解除。
4.能力射程は『30m』。持続時間は『1時間』ほど。
5.責任を背負っている無生物が受けたダメージは、このスタンドの本体が代わりに受ける事になる。
6.あくまで肩代わりするのはダメージ。それを伴わない変化などまでは責任を取れない。
7.ダメージに無生物の材質は関係ない。『豆腐』も『鉄塊』も、同じスペックの一撃では同じダメージを受ける。
8.一度背負った責任は、再度物体触れ直す事、射程外、および背負っている全責任を放棄する事でしか解除できない。
9.本体の身体より大きな無生物の『責任を背負う』事は出来ない。

【分身】
1.責任を背負っている無生物から1m以内に、このスタンドの分身を作り出せる。
2.分身を作り出せるのは、対象を直接視認している場合に限る。また発現できる位置も視界内。
3.分身はダメージフィードバックと視聴覚リンクを有し、このスタンドとは独立して操作できる。
4.同時に発現できる分身の数には制限はない。
5.ただし同時に複数の分身を操作するにあたり、何か特殊な感覚の強化などは無い。
  このスタンドそのものと同じ動作をさせるなら問題ないが、別々の動作を全力で行わせるのは困難。
6.このスタンドと異なる動作をしているとき、分身は精密動作性が1段階低下する。
  また、違う動作をする分身が他にいれば更に1段階低下する。『E』を下回る事はない。

222名無しは星を見ていたい:2018/10/23(火) 01:57:23
1.来生 克己
2.男性
3.22
4.心の声
 人は死の『重さ』に耐えられないし、その影響力から逃れる術を持たない。
 軽い人は重い人の死に振り回された挙句、酷い場合は潰れてしまう。
 事故物件とか見晴らしの良い道路で死人が相次ぐのも『重さ』の影響なんじゃないか、って。
 その恐ろしさを身を以て体験する内に見出した持論ですが。
 家族、親戚、友人が死に絶え私だけが生き残ってしまった。
 この不幸が『才能』と呼ぶべきものか自分でさえ分からない。
 マクドゥーガル博士曰く、魂の重さは21グラム。
 こんな僕の魂にも、21グラムの重さに見合う『きれいなもの』が存在するなら…

223『音仙』:2018/10/30(火) 13:42:39
>>222(来生 克己)

「―――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの才能、『ディープ6』がキミを生かしたのではなく、
 キミ自身が……『死者』と……どこか、訣別出来る意志を、
 あるいは背負い歩き続けられる強さを持っているから生きられた。
 私はそう思います……なにせ、キミの才能は美しくも、とても残酷」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーン

「生きる事を助ける力ではなく…………死の安寧を、
 あるいは死の冒涜を司る力……なかなか珍しいですが、
 キミのものです。キミが望むように使えばいい……
 もちろん、相応の『重み』はありますが、それもまたキミのもの」

           「…………どうか、自重で沈みませんように」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。ぼろ布を纏っており、両袖から『水』が出る。
服の袖口や裾の破れ方は、どことなく『クラゲの触手』を思わせる。

ありとあらゆる『死体』にその『水』を掛ける事により、
その死体はこの世界から綺麗さっぱりと『消失』する。
代わりのように、その骸に等しい嵩の『魂の淀み』がその場に溢れ出す。

どれほど清く正しく生きた者でも、本能に生きる獣でも、
このスタンドが水を掛けた死体からはその『淀み』が生まれる。
淀みは『黒い靄』のような姿であり、物理的な干渉を受け付けない。

例外は何かの『信仰』に基づき、『儀礼的』な『葬儀』が済んだ死体。
もしくは『食肉』をはじめ、何か別の命の役に立つため『加工』された死体。
そうした死体は、このスタンドの能力を受け付けず、何も起こらない。

生物はそれが『危険』であると見ただけで理解できる。
それは動くものを無差別で引き寄せ、自らの中に引きずり込もうとする。
引きずり込まれたものは、淀みに呑み込まれるかのように『消失』してしまう。

その一連の行為を終えれば、『淀み』もまたきれいさっぱり『消失』する。
もしかすると、『あちら側』へ何かを持って行きたいだけなのかもしれない。

『ディープ6』Deep Six
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                来生 克己→己の『特別な才能』を聴き、把握。

224『音仙』:2018/10/30(火) 13:52:30

死体に水をかけ、入り込んだ物を『消滅』させる黒い靄に変える。
なにかを消し飛ばした黒い靄は、それ自身も同じように消滅する。

『ディープ6』
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.両手の袖は清浄な水が出る。勢いは『パスDD』で、軽くひねった蛇口程度。
  至近距離から浴びせれば多少の牽制程度にはなるが、痛みなどは与えられない。
3.水を出さない事も当然可能。出さない事によるリスクなどは無い。
4.水は清浄(混ざりものがなく無毒)以外に特性や個性はない。ただの水。
5.水を出す量に限界は無いが、出しっぱなしでいるとだんだん喉が渇いて来る。
6.この水を『死体』に掛ける事で、能力が発動する。

【水葬】
1.死体の定義は『死んだ動物の肉体』であり、欠損度等は関係ないが、
  大きさが過剰に減っている場合は後述する『引き寄せる力』に影響する。
2.食肉など、『なにかの目的のために利用された死体』は『死体』ではない。
3.何らかの信仰に由来する葬儀を行った死体も、能力対象外。
4.水は全体の半分程度〜それ以上を濡らす量が必要である。
5.発動条件を満たした場合、死体はその場から消失する。

【淀み】
1.死体があった場所に、死体と同じサイズの黒い靄のようなものが出現する。
  物理的な干渉は受けず、空間に固定されるような形で、動かしたりは出来ない。
2.この靄は『パワーE〜A』で、半径5m以内の『動くもの』を引き寄せる。
3.引き寄せる力に拮抗し、踏みとどまり続ければ動くものと認定されず引き寄せは終わる。
4.引き寄せる力があってはじめて動き始めたものがもしあれば、それは動くものとは認定されない。
5.靄の引き寄せる力は、元の死体の重さに依存。『死体を動かすのに必要なパワー』と同じになる。
  (虫などはE,小動物がD,人間や大型犬がC,牛や馬などがB,ゾウ・キリンなどがA,といった具合)
6.同時に靄にしておけるのは『4つ』の死体まで。それ以上は『出来ない』。
7.靄の個別解除は不可能。何かを『消滅』させて消す必要がある。もしくは『スタンドごと』解除すれば全て消える。
8.本体およびこのスタンドは、『引き寄せる力』を無視して行動する事も出来る。無視しない事も出来る。
9.靄の射程はスタンドから『20m』。持続時間は『5分』ほど。

【消滅】
1.『靄の中に全体が完全に収まり込んでしまった』動くものは、靄に取り込まれて『消滅』する。
2.逆に、小さい靄に入り込んで『靄の半分以上を満たした』動くものも、靄に収まる部分が『消滅』する。
3.生物は直感的に『靄は危険である』と把握できる。これは『本能』に近いが、反射的に体が動いたりはしない。
4.上記のような条件を満たして何かを消滅させた靄は、それ自身も消滅する。
  ただし『靄に対して小さすぎる物』――人間に対する『カプセル剤』ほどの比率の場合、消滅しない。
  例えば、引き寄せ中に『砂粒』などを取り込んだからといって消滅する事はない。

225名無しは星を見ていたい:2018/11/01(木) 07:26:50
1.大袖徹
2.男
3.26歳
4.
『一人では無理でも、皆で力を合わせればなんだって出来る』。
よく言われることだし、その通りだなとも思う。
学校でも言われたし、社会人になってからも。家族も友達も「その通りだ」って言う。
たとえば、背を伸ばしても届かないところにあるものが欲しいとして、道具もないとして、
二人いたら、肩車とかおぶったりとか、何でもいい。そうすれば取れる。力を合わせれば。
確かにそうだ。本当にそうか? 俺は頼まれたら肩を貸したし、踏み台にもなった。
でも誰も、俺を上にあげて、欲しいものを取らせてくれたことは無い。
力を合わせるためには、そういう、下のやつが必要なんだろうなと思う。
口のウマいやつは、「縁の下の力持ちだ」とか言って自分が上に行ってしまう。
俺がなにかでウマいことやれても、「あとは任せとけ」ってなもんで掻っ攫ってしまう。
自分がそういう役回りで、世の中がうまくいって、周りの人が気分よくやれるなら別にいい。
ただ思うだけだ。『みんなで力を合わせれば』。くそくらえだ。

226『音仙』:2018/11/09(金) 05:44:49
>>225(大袖徹)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 少し時間がかかりましたが……『グレイテスト・リワード』。
 キミの才能の名です……その性質は、『協力』への唾棄とも、
 あるいは……本質を捉えているとも、言えるかもしれませんが。
 マア、解釈はキミ次第なので……好きなように、向き合うと良いでしょう。
 少なくとも、使い道はあるはずですから……みんなで力を合わせずとも、
 あるいは、その、気が変わって……力を合わせてみよう、と思ったとしても」

      キィ

        ィィィーーーーーーーーーーーーーーーン

「才能はキミを裏切りません、期待が全て叶うとは……限りませんけど」

「あるいは呪いのように、キミの終わりまで、共にあり続けるでしょう。
 ……もしかするとそれこそが、最高の『協力者』なのかもしれません、ネ」

                     「それでは……お気をつけて」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか『ハゲタカ』を思わせる頭を持つ人型のスタンド。
細身でパワーには欠けるが、速度と精度に長けており、
射程距離と能力を活かした『小細工』を得意とする。

手で触れた棒状・柱状のものに『枷』を取り付ける事が出来る。
枷はそれだけでは単なる鉄の輪で、重りにしかならない。
対象に出来る太さは最大で電信柱程度、最小では『小指』程度まで。

この枷が取り付けられたもの同士が明確に接触した瞬間、
両者の枷の間には『透明な鎖』が生み出され、接続される。
この鎖は強度に欠け、人を長くつなぎとめるには向いていない。

枷は常に『順位付け』されており、上位の枷をつけたものは、
鎖を介して下位のものへ、形の無いなにかを『押しつけ』られる。

形が無い物の例としては――『痛み』『疲労感』など、自覚出来る『感覚』。
または、客観的にその実在を証明できる『五感で得た情報』や『データ記録』。
あるいは内包・または帯びている炎や電流、空気などの不定形の存在も含まれ、
最後に、『明確な形を伴わない』物に限るが、スタンドの影響なども含まれる。

反面、『喜怒哀楽』など、感情や思考は個々人の主観でしかなく、能力の対象外。
また、受け取ることが出来ない押しつけ、例えばただの柱に感覚を押し付けたりは出来ないが、
機械のメモリー内の映像データを視覚と記憶力を持つ生物に送るなど、多少の融通は効く。

なお、自分とこのスタンドに枷はつけられない。

『グレイテスト・リワード』The Greatest Reward
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                           大袖徹→己の『特別な才能』を聴き、把握。

227『音仙』:2018/11/09(金) 05:50:42

触れたものに枷を取り付け、枷が付いたもの同士が触れ合うと鎖で繋ぐ。
枷には序列があり、高い側は低い側へ鎖を介して『形の無いもの』を押し付けられる。

『グレイテスト・リワード』
破壊力:D スピード:B  射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手で触れた棒状のもの、最大で『電信柱』、最小で『小指』程度の対象に、
  それをぴったりと囲むようなサイズの鉄の『枷』を取り付ける事が出来る。
3.枷の最大設置数は『4個』で、射程は『15m』。
4.枷は鉄並みの強度と、相応の重量を有する。
5.枷の重さだけで崩壊するようなものは対象に取れない。
6.枷を取り付けたものが破壊されるなど、対象から取り外れた場合は解除される。
7.任意解除も可能。視界内に収めている必要がある。
8.本体、およびこのスタンドには枷は取り付けられない。

【鎖】
1.枷を付けた対象同士が接触すると、両者の枷の間に『透明の鎖』が現れる。
2.鎖の長さは、『1m・2m・3m』の内接続に必要な最低限の長さ発現。
  強度は『破壊力C』でも数発で壊せる程度で、B以上なら原則一撃で済む。
  『破壊力D』であっても、固い物で連打するなどすれば破壊は可能である。
3.枷と枷の間に3mより長い距離がある場合、鎖を発現する事自体が出来ない。
4.鎖はちぎれると解除される。ちぎれない分には、破損しても解除はない。
5.本体およびこのスタンドに枷を付ける事は、現状では出来ない。
6.一つの枷とつなぐことが出来る鎖は1本だけ。現状で、三つ以上の枷は鎖でつなげない。
7.鎖の任意解除も、視界に入っているものであればいつでも可能。

228『音仙』:2018/11/09(金) 05:50:52

【序列と押しつけ・前半】
1.本体の意志で、取り付けた枷の間に『序列』を設定できる。
  デフォルトでは『最初に取り付けたもの』が最高位。
  変更はいつでもできるが、変更に関わる枷全てが視界内にある必要がある。
  (1位のものを4位にするなら、現在1位と4位である枷両方の視認が必要)
2.高い序列の枷ほど『輝き』を帯び、低いほど『錆びた』ような色合いになる。性能は特に変わらない。
3.鎖で繋がっている間、その二者の内で序列が高い枷をつけている側は、
  内包する・または帯びている『形のないもの』を、低い側に押し付ける事が可能。
4.鎖で繋がった序列が高い側が生物であればこのルールを直感的に把握して使用できる。
5.無生物なら、このスタンドがその枷に手で触れる事で、自由に押しつけを起動する事が出来る。
  生物の枷については、押しつけの権利は対象にあり、このスタンドが触れても勝手には起動出来ない。
6.共有ではなく押しつけのため、押し付けたものは序列が高い側には存在しなくなる。
  ただし『電信柱』内の『電気』など、すぐに再度満ちるものなら際限なく押し付け続けられる。
7.形のないものは、鎖の中をホースを流れる流体のように通って、枷を介して押し付けられる。
  鎖は内部を通る形の無いものによって破壊されたり、何らかの変化を受けたりはしない。
8.具体的には炎や電気、空気など不定形物は枷まで到達するとそこから放射され、感覚系などは枷から内部に流れ込む。
  スタンド能力についてはケースバイケース。ほとんどの場合、枷に到達すると下位のものにその作用が移転する。
9.押しつけの速度は、何を押し付けるとしても『スピードC』。途中で鎖が消えれば中断され、元の持ち主へ逆流する。

【序列と押しつけ・後半】
1.例としては、『炎』『電流』『気体』(液体は不可)などの不定形のものや、
  本人が明確に知覚している『感覚』および『その瞬間の五感情報』などの感覚系、
  そして何らかのスタンド能力で受けている『外見上の形が無い変化』が『押しつけ可能』。
2.『客観的に知覚出来ないもの』『実存が証明できないもの』『権利と機能』は押し付ける事が出来ない。
  (生体電流や第六感、感情・思考・意思、『魂』、スタンド操作権・人権等、あらゆる身体機能)
3.形状、機能、生命の有無などで、『低い側にそもそも受容の余地がない』なら、押しつけは不可能。
  ただし機械の『録音データ』を人間の『聴覚』に押し付ける(映像を視覚に、でも可)など、
  ある程度適合する余地があるのであれば、『受け入れ側が自壊しない範囲』で押しつけ可能。
4.『形の無いもの』だけが対象であり、痛覚の大本となる負傷や、疲労感の原因である筋肉疲労等は残る。
   同じように『その瞬間瞬間の五感情報』は押し付けられるが、『五感そのもの』は押し付けられない。
5.スタンド能力の影響については、それが『物質』や『外見の変化』を伴わないなら押し付けられる。
  (例:『人型生物の身体を10kg重くする錘』が取り付けられているなら押し付けられない。
     『人型生物の身体を10kg重くする能力』がかかっているだけなら、それは押し付けられる。
      ただし『無生物』や『人型でない生物』など、条件を満たしていない=受容の余地がない相手には押し付けられない)

229名無しは星を見ていたい:2018/11/24(土) 01:39:51
1.天白 真尋
2.男
3.18
4.糸って、不思議ですよね。
ワイヤーとかピアノ線とか細いものだったら物が切れますし。
でも丈夫で引っ張ってもすぐにちぎれなかったり。
蜘蛛の糸なんて綺麗で不思議な糸ですよね。
蜘蛛の巣ってすごく綺麗な形をしてますし。

後は……運命の赤い糸とか裏で糸を引くとか、そういう言葉があって、人の世界によく馴染んでるのかもしれないですね。
強くてしなやかで丈夫な糸。
それがあれば色んなことが出来ると思いませんか?
人を繋ぐ糸とか、そういうのが見えたら、僕が裏で糸を結んだり切ったり、僕の糸を飛ばしたりして、綺麗な蜘蛛の巣を作るのに。
そんな不思議な僕だけの糸があればいいのになぁ……

230『音仙』:2018/12/01(土) 09:50:43
>>229(天白 真尋)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 極めて特異な才能……ええ、まさしくキミだけの『糸』と呼んで、
 差し支えはないのではないでしょうか、この『アルビノ・ホリデイ』は」

「マア、『単分子繊維』とか、『赤い糸』とか、
 そういう……『糸そのもの』の異能ではなく」

       キィ
         ィィィ

                ィィーーーーーーーーーーーン

「…………張り巡らせた網の間を飛び、暗躍する。『糸蜘蛛』ですけどね」

「扱いが容易い類の力ではないですし……その『暗躍』は能力だけでなく、
 キミの発想や行動力、それに知恵も大いに必要にはなるでしょう。
 フィクションの『糸使い』が、たいてい技巧派として描かれ……
 そうではないものは、『噛ませ犬』になりがちな、その宿命通りに、ね」

              「…………それでは、行ってらっしゃい」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

美しくも見える、純白の『蜘蛛』のスタンド。
本体の全身に浮かぶ『蜘蛛の巣』の上のみ移動できる。
このスタンドは口から糸を弾丸のように放つことが出来る。

着弾点に生まれる『蜘蛛の巣』に触れた、または直撃した人間の頭上には、
空間に描かれるかのように、着弾点に似た円形の『蜘蛛の巣』が現れる。
そこには対象の個性、本質、好み等に応じた『虫』が捕われている。

この虫の位置は常にスタンドを通して把握する事が可能であり、
これにより、対象の居場所は見えない場所でもリアルタイムで把握できる。

そして―――このスタンドは巣から他の巣へ飛ぶように移動できる。
その状態から蜘蛛の巣に捕われている虫を『喰らう』ことで、
その人間の意識をごく短時間だが『乗っ取る』事が可能である。

希少な能力だが、乗っ取りの最中は本体の肉体が停止し、
また乗っ取った人間のスタンドを使用・解除したりは出来ない。
最大限活用するなら『策略』か『仲間』は必須。

『アルビノ・ホリデイ』Albino Holiday
破壊力:E(C) スピード:B(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C   精密動作性:C(C)  成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               天白 真尋→己の『特別な才能』を聴き、把握。

231『音仙』:2018/12/01(土) 09:58:11

糸の弾丸を吐き出す蜘蛛。
弾丸は着弾点に『蜘蛛の巣模様』を作り出し、
生物が触れるとその頭上にも蜘蛛の巣模様を生じさせる。

生物の頭上の蜘蛛の巣には何らかの『虫』が捕われており、
このスタンドでそれを喰らう事で短時間対象の意識を乗っ取る。

『アルビノ・ホリデイ』
破壊力:E(C) スピード:B(B) 射程距離:B(30m)
持続力:C   精密動作性:C(C)  成長性:D

【基本情報】
1.本体の体表上に発現する蜘蛛のスタンド。大きさ『てのひら』ほど。
  ダメージフィードバックは『利き手』全体に来る。視聴覚リンクあり。
2.発現中、本体の全身に『蜘蛛の巣』のような模様が浮かぶ。一般人にも見える。
3.模様は体表の最も表側に浮かぶ。衣服を着ているなら、服の上には浮かぶが素肌には浮かばない。
4.蜘蛛の口吻部から、『拳銃弾』に似た『糸の弾丸』を放てる。
  連射は出来ず、『深呼吸1回』程の間は必要。パス精CBC。有効射程『8m』。
5.着弾点を中心に直径30cmほどの『蜘蛛の巣模様』が広がる。特に粘性などは無い。
  模様が原形をとどめないほど着弾点が破壊されれば、その時点で模様はかき消える。
6.このスタンドは、本体の体表、着弾点、および生物の頭上に現れる『蜘蛛の巣模様』の上しか動けない。
  模様の上以外の場所に接地すると、このスタンドは強制解除される。その時は模様もすべて消える。
7.本体の体表や生物の頭上のもの含め、このスタンドは『蜘蛛の巣』と『蜘蛛の巣』の間をジャンプできる。
  最大距離は『1m』までで、ジャンプ中に糸の弾丸を撃つ事も可能だが、空中で動き回ったりは出来ない。
8.同時に残して置ける蜘蛛の巣模様は『5つ』まで。それを超えると古い順に消えていく。射程は本体から『50m』。

【捕虫と乗っ取り】
1.生物に命中した場合、着弾点でなくその頭上の空間に、同じく直径30cmの『蜘蛛の巣模様』が広がる。
  生物が、無生物に広がる蜘蛛の巣に触れた場合も、無生物の模様が消えた上で同様の状態になる。
2.頭上の蜘蛛の巣模様には『虫』が必ず捕われている。虫の種類、デザインは対象次第。
  基本的に干渉できない存在で、攻撃などはすり抜ける。このスタンドは虫の位置を常に把握出来る。
  (虫の種は対象がPCであればそのPL、NPCならGMが決定する。決定権を放棄した場合このスタンドの本体が決める)
3.この『頭上の巣』へとジャンプすれば、捕獲されている虫を捕食する事が出来る。
  捕食は虫の種を問わず巣への到達から『5秒』かかる。
  虫が抵抗する事はないが、蜘蛛が追い払われれば失敗する。
4.虫を完全に食いつくす事で、一時的にその生物の意識を乗っ取り、肉体を操作する事が出来る。
5.乗っ取りはこのスタンドの本体の精神を対象の精神に上書きするような形。
  乗っ取りの最中は対象の意識は消えており、抵抗される事や混じり合う事は基本的に無い。
  そのため、その状態で精神に悪影響を及ぼすような行動をすれば、それに苦しむのは100%自分。
  仮に自殺などすれば『肉体も死ぬ』ので対象を殺せるが、『精神も死ぬ』ので自分も死ぬ。
6.対象の操作中、本体自身の肉体は動かせない。また、蜘蛛の操作もできなくなる(対象の頭上の巣で留まる)
7.意識を乗っ取る(本体の意識で上書きする)都合上、対象のスタンド能力を使用する事は出来ない。
8.乗っ取りから『10秒』で対象の蜘蛛の巣がはじけ飛び、蜘蛛は『1m以内』の巣へジャンプする。巣がなければ強制解除。
  その瞬間消えていた対象の意識は復活し、本体の意識も自分の肉体に戻るが、互いに『眠りから目覚めた』ような感覚が残る。
9.同じ相手を再度乗っ取るなら改めて捕食が必要。

232名無しは星を見ていたい:2018/12/26(水) 07:45:45
1.鉄 夕立(くろがね ゆうだち)
2.男
3.17
4.人生は、幸福へと向かうためにある。そう以前読んだ本に書かれていた。
  でも自分は、将来の夢はまだ持てていない。お金持ちになりたいとか、そういう目標もない。
  部活には真剣に打ち込んでいるけれど、人と競うのは苦手で、あと一歩のところで勝利に繋がらない。

  そんな自分にも、最近本当にやりたいことができた。自分の大切な人たちの、あるいはその人たちの
  大切なものを守りたい。自分の幸福が分からなくても、そういった人たちの
  人並みな幸せを守る─────オレはそのための『盾』になりたい、です。

233『音仙』:2018/12/29(土) 01:41:25
>>232(鉄 夕立(くろがね ゆうだち))

「――――――はい、聴き終わりました。
 ありがとう……ええ、とても『素直』で『素晴らしい』声です。
 まあ、突き詰めはしませんが……キミのような『願い』は、
 多くの人間が秘めながら……こうして、『行動』に移せはしない。
 あるいはいざとなって移そうとしても、その時に力が無く、果たせない」

         キィィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「『シヴァルリー』」

「キミの才能の名前ですよ。噛みそうな名前ですけど……ええ。
 意味するところは他を守る者であり、同時に……『武』を担う者。
 危険から人を守るためには、誰かがそれを『引き受ける』必要があるのは、
 ……悲劇ではありますが、どうしようもない事実として、時に立ちはだかる」

「その時、キミが壁を切り開く事を望むなら……この力はきっと、役に立つ」

                  「……それでは、行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――

騎士を思わせる、スマートな人型のスタンド。
破壊力と精密性を両立し、速度も平均的な物を備える。

視界に捉えた『刃』の殺傷力を奪って『なまくら』にし、
どれ程の達人でも何一つ断つことが出来なくしてしまう。

奪う際には刃から、その刃と形状を同じくする『殺傷力の刃』が飛び出し、
このスタンドに切っ先を向けて飛来。それを吸収し蓄えるまでが一つの過程。

刃の定義は広く、『人を傷つけられる』程度の切れ味があるか、
あるいは『実際に切り傷をつけた』『切断した』のを見れば、
刃として認識し、『殺傷力』を奪ってしまう事は可能である。

蓄えている殺傷力は、いつでも元々の『刃』の形で、
このスタンドの手から発現して自由に扱う事が出来る。
あまりスタンドから離れると解除されるが、投擲や手渡しも可能。
殺傷力の刃を解除すれば、奪った時とは逆に、元の刃に向けて殺傷力が飛ぶ。

『シヴァルリー』Chivalry
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――
          鉄 夕立(くろがね ゆうだち)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

234<削除>:<削除>
<削除>

235『音仙』:2018/12/29(土) 02:15:27
視認した『刃』から殺傷力を奪い、なまくらにする。
奪った殺傷力は、その『刃』の形を成して手に発現出来る。

奪う際にも殺傷力が刃の形を成してこのスタンドに飛来し、それを吸収する。
その飛来経路に無生物があっても透過し、生物がいれば容赦なく切り裂く。

『シヴァルリー』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型。本体とのダメージフィードバックを有する。また、視覚のみ有する。
2.このスタンドの視界内に存在する『刃』から、『殺傷力』を奪う事ができる。
3.刃の定義は『パワーD相当以上の鋭さ』を持つ刃物であることか、
  実際に何かに『切り傷』を付けた、または『切断』『両断』したのを見ること。
4.つまり『紙』や『手刀』などは刃物でないため通常は刃ではないが、
  後者の条件を満たしたことを視認すれば、その瞬間から刃物扱いできる。
5.殺傷力を奪われた刃物は、何に命中してもダメージを与えられない(パワー:なし 相当になる)
6.同時に刃の殺傷力を奪っておけるのは『4つ』まで。持続時間は『10分』で、能力射程は『20m』。
7.一度殺傷力を奪い、解除して殺傷力が戻った刃から再度奪うには『1分』のクールタイムが必要。
8.スタンドそのものが解除された場合、蓄えていた殺傷力は霧散し、『一呼吸後』に刃の殺傷力が回復する。

【殺傷力を奪う過程】
1.奪った殺傷力は、幽体のように刃から抜け出し、
  その刃の形でこのスタンドに切っ先を向けて飛来する(パスBC)
2.途中にある無生物は透過し、生物には命中する。このスタンドに触れると吸収される。
  壊される、生物の体に阻まれるなどすれば霧散し、一呼吸後に刃の殺傷力が回復する。
3.能力の任意解除は可能。解除した瞬間、奪っていた殺傷力は刃に戻っていく。
4.戻っていく際も、幽体のようにスタンドから抜け出して、
  刃に切っ先を向けて飛び(パスBC)、刃に触れれば吸収される。
5.無生物は透過すること、そして生物には通常通り当たるのも同じ。
  途中で阻まれれば霧散し、一呼吸後に刃の殺傷力が回復するのも同じ。
6.刃から飛び出した、または刃に戻ろうとしている時の殺傷力は、『パC』の全力打撃で霧散させられる。
7.霧散した場合の刃の殺傷力回復は、飛来の過程が無い。

【手で扱う際の殺傷力の刃】
1.奪っている殺傷力は、このスタンドの中に蓄えられており、いつでも内容を把握出来る。
2.奪っている殺傷力を元々の『刃』の形で、このスタンドの手に発現し、扱う事が出来る。
  ただし確実に手で持つものでない(例えば刃が着いた靴など)場合、該当する部位に現れる。
3.同時に発現できる刃は『2つ』まで。視認していれば任意解除可能。
4.この殺傷力の刃は『スタンド体』で、一般人には見えず、干渉もされない。
5.投擲したり、人に渡したりもできる。この場合の射程は『4m』。超えると霧散する。
6.刃に『スタンド能力』など特異な効果がある場合、それは殺傷力の刃にも備わっている。
7.なお、無生物を透過する効果はない。『扱う』為に形を強く与えているのが原因と思われる。
8.手で扱っている際の殺傷力の刃の強度は、元となった刃に準拠する。

236鉄 夕立『シヴァルリー』:2018/12/30(日) 01:53:25
>>233

椅子から降りて正座し、己の膝に手を置いて深く頭を下げる。

「お手伝い頂き、ありがとうございました」
「─────『シヴァルリー』」

頷き、その名前を呼んだ。そして姿を確認すると、ヴィジョンを消失させる。

「なるほど」「『バ』、ではなくて『ヴァ』、なので上の歯を下唇に付けるのが正しいのですね」
「噛まないように、慣れるまで練習させて頂きます」

> 「危険から人を守るためには、誰かがそれを『引き受ける』必要があるのは、
> ……悲劇ではありますが、どうしようもない事実として、時に立ちはだかる」

「・・・・・『引き受ける』ことなど、大切な人が傷付けられる悲劇に比べれば、いくらでも」
「ですが」「・・・壁を、切り開く・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・」

己が手を見つめ、そして目を閉じ深呼吸をする。そして再度深く頭を下げると、立ち上がった。

「いずれ、この恩は必ず返します」「何かオレにできることがありましたら、仰って下さい」
「ありがとうございました」

そうして外へと出ていった。
ちなみに藤原しおんとは、最初から最後まで何故か一度も目を合わせなかった。

237『音仙』:2018/12/30(日) 02:03:02
>>236

「言いづらければ、シバルリーでも。
 別にかまいませんよ……エエ。
 キミの心の声が、正しい名を知るなら、
 その力はキミのものです。どんなときでも」

「でも、『ヴァ』の方が『良い』です。好みですけど、ネ」

          クス…

椅子に座った灰色の髪の女は、
ヘッドホンを手で弄びながら語る。

その背後には、『音響機器』を組んだ樹が聳える。
これが、鉄にとっての『騎士』と同じ存在なのだろう。

「…………」

「『力』の遣い方は、『自由』です。
 一生使わないまま、終えても良い。
 守る事だけに、使って行っても良い。
 誰もが『勇者』である義務なんてない」

「選択肢がある事は、『残酷』ですが……
 選択肢の存在を知らずに終わるより、
 きっとたくさんの音を奏でる生き方になる」

その表情から感情はうかがい知れないが、
少なくとも愉悦や、上位者の無関心ではない。

「…………その言葉は、ええ、ぜひ覚えておきます。
 けれどキミは、忘れても良い……『そのとき』が来ても」

     「ねえ……好きに、生きていれば、良いんです」

外に出る扉を潜れば――――新しい世界が、鉄を待つ。

238名無しは星を見ていたい:2019/01/04(金) 01:14:06
1.花城 知切(はなしろ ちぎり)
2.男
3.27
4.金が欲しい。
  欲しいものがあるっていうよりは、欲しいものが出来た時のために金が欲しい。
  自分が本当は何が欲しいのか分かんねーからとにかく金を得たい。
  そのために飛び込んだ格闘の世界。
  拳一つで成り上がり、円もドルも稼いできた。
  だが、まだ足りない。
  もっともっと、肘の高さを追い越すくらい札束を積み上げるんだぜ。

239『音仙』:2019/01/09(水) 23:16:13
>>238(花城 知切)

「――――――はい、聴き終わりました。ええ、ありがとう。
 金銭への執着……多かれ少なかれ誰でも富は欲しいですけど、
 キミのそれは人一倍のようで……そのために鍛えられた体、技。
 心も、十分に追いついていたようです……キミには『才能』があった」

「格闘家らしい……ええと、戦いの能力でありながら、
 リングの上でただ只管に『殴り合う』だけではないこの力。
 もちろん、格闘家だってテレビバラエティに出たりしますし、
 その、詳しくはないですが……グッズで儲けたりもするんでしょうし、
 格闘家であるからこその『強かさ』も、関わっているのかもしれませんが」

「ともかく」

        キィィィーーーーーーン

            「『ノーハニー・ノーマニー』。
             もうキミの物なので……あとはご自由に。
             稼ぐ道具になるかは、知りませんけど……
美味しい思いは、出来るのではないでしょうか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体の拳に纏う『グローブ』のようなヴィジョン。
グローブは本体の腕の動作精度を飛躍的に向上させ、
またハンドスピードに限り、速度も超人の域になる。
パンチの動作であれ踏み込みなどには作用せず、
あくまで『手の動き』に限られるのが特徴である。

拳を握った際の外見は『ハチの巣』のようにも見え、
事実、その能力は『ハチ』を使役する事である。

意識して拳を素早く動かせば、『ハチ』が飛び出す。
ミツバチのような見た目で、攻撃力等は存在しないが、
本体が指示した物へ飛び、その『価格』を『蜜』にして奪う。
1匹につき奪える最大は『1万円分』で、量に換算すると『1000g』程。
より細かな額を調整して奪う事も可能で、レートは『10g100円』である。

蜜をハチが蓄えたまま、巣であるグローブに帰還すると、
グローブの中に『価格の蜜』が蓄積され、自由に出せるようになる。

蜜の出し方は『液体』と『固体』の二通りがあり、
液体の場合は水鉄砲のようにも扱え、目潰しなどの小技にもなる。
固体の場合は握りしめる動作と共に手の内に発現され、
最大で片手で握れるサイズの『蜜の結晶』として発現出来る。
ある程度の硬さはあるので飛び道具に出来なくもないし、運びやすい。
なお、奪った価格はしばらくすれば元に戻るが、それで蜜が消えたりはしない。

『ノーマニー・ノーハニー』No Money No Honey
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

『ハチ』
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:―

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               花城 知切(はなしろ ちぎり)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

240『音仙』:2019/01/09(水) 23:19:40

手に纏うグローブのスタンド。ハチの巣のようなデザイン。
拳を振るうとハチが飛び出し、ハチは指示した物の『価格』を奪う。
奪った価格は『蜜』として蓄えられ、グローブから放出できる。

『ノーマニー・ノーハニー』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:D

『ハチ』
破壊力:E スピード:B 射程距離:B(20m)
持続力:E 精密動作性:D 成長性:―

【基本情報】
1.グローブ型のスタンド。腕のスピードと精度を『B』にする。
2.オープンフィンガーグローブであり、五指は使用可能。
3.ハチの巣を思わせる外見で、握りこぶしを作った際の見た目は特に酷似する。
4.意識した上で『スB』で拳を振るうと、グローブから『ハチ』が飛び出す。同時に出しておけるのは『3匹』まで。
5.見た目はやや大きめのミツバチ風で、本体が指定(口に出す必要はない)したものへと飛んでいく。
  耐久性はミツバチ相応で、攻撃を回避などはするが動作は単調。ダメージフィードバックは無い。
6.指定した対象にハチが到着すると、その『価格』を奪い取り、『蜜』として蓄える。
  量としては『100円』で『蜜10g』が基準。それより細かく奪う事は出来ない。
  逆にマックスは『10000円』で『蜜1kg』。1度の到着でこれ以上奪う事は出来ない。
  『1000円』までは一瞬で奪えるが、それ以上になると1000円ごとに『だいたい1秒』かかる。
7.蜜を蓄えたハチは一目散に出てきたグローブに戻る。
  これにより、グローブに『蜜』が蓄積される。
  なお、蓄えた蜜の量でハチのスペックが変わったりはしない。
  (まともに動けなくなってしまうような量の蜜を蓄えたりはしないのだ)
8.奪った価格は『だいたい30分後』には回復する。それで蜜が消えたりはしない。
9.価格は『性能』とは別で、壁や宝石などが価格相応に脆くなったりはしないが、
  誰の目にも価格が失われたことがわかる。機械等で判定しても、奪われた後の額になる。
10.同じ対象から複数のハチが価値を奪う事も可能だが、限度以上には奪えない。
11.奪うのはあくまで『価値』ではなく、『価格』。
  その辺にある石など、『価格がない』ものから価格を奪う事は出来ない。
  生物からも、それがペットなどで商品価値を持たない限りは、価格を奪えない。
  また、『サービス』など、目に見える形が無いものの価格を奪う事も出来ない。

【蜜の利用】
1.グローブに蓄えている蜜は、『液体』か『固体』として放出する事が出来る。
2.放出した蜜も、10gにつき100円の価格を有する。これも『見たら誰でもわかる』。
3.液体として放出する場合、グローブの任意の位置から放出可能。最低で『10g』単位での消費になる。
  勢いはスペックの範囲で調整でき、パスCBなら水鉄砲のように放てるし、低くすれば滲むように出せる。
4.個体として放出する場合、一呼吸ほどの『拳を握る動作』で手のひらに『蜜結晶』が生まれる。
5.蜜結晶は『ビー玉程』〜『野球ボール程』サイズ。
6.蜜の消費量と作れる結晶の相関はだいたい以下の通り。重さは『消費量』に等しい。
  蜜で出来ているが、べたついたりはせず、質感や強度としては『溶けていない飴玉』に近い。
  『破壊力C』の連打で壊せるし、硬い物を使うなどすれば一撃で壊す事も出来る。
  『10g』・・・ビー玉ほど。
  『100g』・・・ピンポン玉ほど。
  『1000g』・・・野球ボールほど。
7.いずれの場合も、蜜の性質は本物の蜂蜜に近く、特殊な効果などはないが『高級感がある上品な甘さ』。
8.蓄えている蜜、放出した蜜含めて、任意解除は可能。ただし食べるなどで消費した後の蜜は解除できない。

241『音仙』:2019/01/09(水) 23:21:48
>>239(続き)

             「……あっ」

    「……その」

「……今、私は『ノーハニー・ノーマニー』と言いました。
 言ってしまいましたが……これは、『反対』ですね。
 正しくは『ノーマニー・ノーハニー』なので……その、
 私の二の舞にはならないように、お気をつけくださいね」

                  「……エエ、すみません」

242名無しは星を見ていたい:2019/01/20(日) 20:05:06
1.【名前】空織 清次(くおり きよつぐ)
2.【性別】男
3.【年代】30代
4.【心の声】一年前に事故で娘を失った。すべてわたしの不注意が招いた結果だった。
 それが原因で妻との関係も破綻し、振り払えぬ過去を脱ぎ捨てるようにこの街に越してきた。

 昔から服を縫ったり織ったりするのが好きで、妻と娘の三人で暮らしていた街では
 『剥鯨』という名前の小さな仕立て屋を二人で営んでいた。
 剥製と鯨、どちらもわたしたち夫婦が好んだものだった。
 家族で過ごした日々は慌ただしかったけれど穏やかで繊細な幸福に満ちていた。
 その思い出も、娘を失ったあの瞬間のドス黒い記憶に押し流されて泡のように消えつつある。
 いまのわたしは空っぽだ。魂を取り除かれた無臭の死骸。
 臓物の代わりにアルコールを詰め込んだ哀れな剥製に、わたし自身が変わりつつある……。

 できればこの街で、人生への情熱をもういちど取り戻せたらと思っている。
 小さいけれど実直な仕立て屋をこの街で開いて、悩める人々にふさわしい服飾を供する、
 あの喜びの中でもういちど生きていたい……。

243『音仙』:2019/01/25(金) 01:29:59
>>242(空織 清次)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 人は『あやまち』を犯すもの……エエ。誰もがそうですが、
 キミのように大きなあやまちを犯した人の心の音は、
 実に濁っていて……とてもとても、聴くに堪えないものになりやすい」

          「ですが」

「その中で抑圧されている『声』は、得てして『特別な才能』を生む。
 ……キミがこれを『変わらないあの頃』の象徴として受け止めるか、
 それとも『これから』の道しるべとして受け止めるかは、お任せします」

         キィィィイイイイイイーーーーーーーーーーーーーーーー

                          ン ・・・


「『エラッタ・スティグマ』。キミの才能です……キミの好きに使うといい」

            「あ、その、もちろん『節度』はありますケド、ね」

――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか機械的な外見の人型のスタンド。
各部に『糸車』か『車輪』を思わせる意匠を有する。

右手で触れたものを『糸状』にしながら分解し、
それをヴィジョンの内部に蓄えておく事が出来る。
蓄えられる量は『自転車一台』ほどにもなり、
十分な準備さえできるのであれば『切らす』事は無い。

糸に変えながら分解する都合触れた途端にとはいかず、
破壊目的であればやや時間のかかる能力ではあるが、
蓄えた『糸』を扱う事こそがこのスタンドの『本領』である。

『糸』は、左手の指や掌から勢いよく『放出』したり、
掌に触れている物にミシンの如く高速で『刺繍』を施したり、
複数の物に同時に物に触れていれば『縫合』する事も出来る。

生物やスタンド、不定形物は分解の対象自体に出来ないが、
他はどんなに硬いものも柔らかい物も糸として取り込み、扱える。
そして糸はこのスタンドから離れて少し経てば、元の物体の性質を取り戻す。
?
『エラッタ・スティグマ』Errata Stigmata
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――
          空織 清次(くおり きよつぐ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

244『音仙』:2019/01/25(金) 01:34:00

右手で触れている無生物を糸状に分解し、ヴィジョンに蓄積。
左手から放出する、触れている部分を『縫う』などに用いられる。
なお、この糸はスタンドから離れて少し経てば元の物体の性質を取り戻す。

『エラッタ・スティグマ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:A 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。視聴覚リンクとダメージフィードバックを有する。
2.右手で触れている物を、触れている部分を中心に、
  『スピードC』で分解していくことが出来る。
3.触れてから分解が始まるまでは『1呼吸』ほどの間がある。
4.ただし、触れ続けて分解できるのは一般的な『自転車』程度まで。 
  それより大きい物は触れた部分を中心に、その範囲のみが分解される。
5.分解できるのは無生物、かつ形がある物。条件さえ合っていれば硬さなどは無関係。
6.分解する際、対象は『糸』状になって右手から吸い込まれ、糸として蓄積される。
  蓄積されている糸は見た目などには反映されず、解除した場合その場に全て散らばる。
7.糸は体積にして『自転車一台』程度までを蓄積しておける。
8.これ以上蓄積できない、という状態では分解自体が行えなくなる。
  つまり分解と蓄積はワンセット。
9.蓄積されている糸は、大まかに分解した物体ごとで分けられている。
  後述の放出や縫込みの際、どの糸を使用するかは選択する事が可能だが、
  糸を切り替える際は必ず『1呼吸』ほど、糸を出せない時間が生じてしまう。

【糸の放出・縫込み】
1.左手の指先、および手のひらから、蓄積している『糸』を出す事が出来る。
2.元の素材が何であれ、このスタンドから離れるまでは『糸』としての性質を保つ。
  このスタンドから『1m』以上離れ、一呼吸ほど経つと『元になった物体』の性質を取り戻す。
3.出し方は放出と縫込みがあり、自由に選択する事が出来る。
4.放出は『パス精CCA』で、手を向けている先へと放射される。
5.放出中は自由なタイミングで途切れさせる事が出来るが、
  特に意識しないのであれば糸切れまで、1本の繋がった糸として放出され続ける。
6.縫込みは『左手で触れている部分』に、『ス精CA』で『ミシン』のように『糸』を縫い込んでいく。
  ただしこれについては『パCでは針が刺さりすらしない』ような固すぎる物には施す事が出来ない。
7.触れている部分については、同時に全部分を縫い込める。手の平で触れれば『手形』を刺繍する事も可能。
8.縫込み方は自由。美しい『刺繍』を施す事も出来るし、荒々しく縫う事も出来る。
9.左手で二つの、かつ重なっている物に触れた場合、その二つを無理やり『縫合』する事も可能である。

245名無しは星を見ていたい:2019/01/25(金) 17:26:18
1.名前 成田 静也(なりた しずなり)
2.性別 男
3.年代 15歳
4.何故かは知らないが音に過敏で小さいときはよく耳を塞ぐ事が多かったんだ。
今はまあマシになったが無駄にデカい音をぶちまける奴はムカついちまって
「少しでいい静かにしてくれ!」って思いを我慢してたてんだが
環境が変わったせいかそろそろ限界だ、何とかしたいんだ

246『音仙』:2019/01/30(水) 01:01:33
>>245(成田 静也)

「…………はい、聴き終わりました。ありがとう。
 音の専門家である私に、まさにうってつけの話ですね。
 いえ、その、別にキミの聴覚を弄ったりは出来ないですし……
 何か解決策があるのかというと……それは私ではなく、キミの『才能』なのですが」

            キ ィィィーーーーーーーーーーン   ・・・

「……………才能の名前は、『モノディ』。
 類い稀なほどのスピードで音を狩りとり、あるいは己のものにする……
 言葉にすれば単純な能力ですが、エエ……使い道はそれなりにある、かと」

「……その、同じ『音』のスタンド使いとして、少しシンパシーを感じますね。
 まあ、キミのは『無音』で……私のは『集音』という違いはありますが、
 それでも、ネ。音にまつわるスタンドは、そう多くはないので……エエ。
 何かお困りごとがあれば……いつでも、ここに来てくださいね。お茶くらいは出すので」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。意匠は『フクロウ』を思わせる。
超高速の動きと、過敏なほどの『超聴覚』が武器。

能力は――――『音』を狩る事。

このスタンドの手は『音核』をつかみ取ってしまう事が出来る。
音核は『音を発する機能』を持つ物体であれば必ず存在し、
つかみ取るかどうかについてはこのスタンドの手による接触時に任意。

取った音核は放置の他に『握りつぶす』か『飲みこむ』かを選べ、
握りつぶした場合は一定時間、その対象は音を発する事が出来ない。
飲みこんだ場合は、それに加え、『このスタンドがその音を獲得する』。

『モノディ』Monody
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                       成田 静也→己の『特別な才能』を聴き、把握。

247『音仙』:2019/01/30(水) 01:03:11
手で触れた対象の『音核』を抜き出す。
対象が発する音は全てその核から鳴り響く。

核を握り潰せば、対象は数分間『発音能力』を失う。
核を飲み込めば、短時間『発音能力』を奪い取れる。

『モノディ』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.ダメージフィードバックと聴覚リンクを有する。聴覚は『精B』相当。
  物音に敏感で遠くの物音や小さな音も逃さないが、大きすぎる音には弱い。
2.今音を発している、または過去『1分』以内に発したのを確認したものに対し、
  このスタンドが手で接触すると、対象の『音核』を抜き取れる。
  ただの石など、『衝突音』や『破砕音』しか発せない物は能力対象にならない。
3.音核は、対象が発する音(※後述)の『発生源』である。ピンポン玉に似たサイズ。
  このスタンドの手でのみ干渉でき、手放している間はその空間から動かない象徴ヴィジョン。
  また、音核を抜かれた対象自身が触れれば、即座に対象の中に戻る。
4.原則一つの物体には一つだが、スタンド使いならスタンドは『別枠』。
  スタンドの音核には、スタンド会話や能力関係で発する音が含まれる。
5.スタンドの音核は、ヴィジョンに触れなければ取ることができない。
  本体と一体化している場合、本体に触れた際にどちらの核を取るか選択出来る。
6.核を抜き取った段階で、対象が発する音が対象からではなく、全て核から発生するようになる。
7.核を抜き取れる対象のサイズは『ピンポン玉』〜『軽自動車』程度。
  そこから外れるものについては、そもそも能力対象に出来ない。
8.核は抜き取ってから『約4分』、またはこのスタンドから『10m』離れると消え、対象の中に戻る。
9.後述の飲みこんだものも併せて、抜き取っておける核は『4つ』までになっている。
10.握りつぶした核については、このカウントには含まれない。

【音核の扱い】
1.核を『握りつぶす』ことで、対象は音を発せなくなる。踏み潰したりは出来ない。
2.この場合も潰してから『約4分』後には対象の中に核が再生し、音も元通りになる。
3.核をスタンドの口から『飲みこんだ』場合は握り潰した場合の効果に加え、
  対象が発せる音を、このスタンドから自由に発せるようになる。
4.人間の『骨が折れる音』や機械の『バグった音』など、『自然には発せない』音は発せない。
5.元がスタンド音声でない限り、一般人にも普通に聞こえる。
6.複数の核を飲んでいれば、それら全ての音を発し分けられる。同時に発する事も可能。
7.飲みこんでから『約1分』経てば核は消化され、対象の中に核が再生。音も元通りになる。

(※)
この能力でいう音には、風切り音、衝突音、靴音、ボタンを押す音、楽器の演奏など、他の物と干渉して鳴る音も含む。
ただし機器のボタンを操作した事で再生される『音楽』や殴られた人間の『悲鳴』といったリアクションなどは、含まれない。

つまり『対象自身が意図して発した音』と、『対象が何かに接触・干渉する事で生じる音』は含まれるが、
『対象が何かに接触・干渉した結果、受けた側が新しく鳴らす音』は含まれないということ。

248『音仙』:2019/01/30(水) 04:28:03
手で触れた対象の『音核』を抜き出す。
対象が発する音は全てその核から鳴り響く。

核を握り潰せば、対象は数分間『発音能力』を失う。
核を飲み込めば、短時間『発音能力』を奪い取れる。

『モノディ』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(4m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.ダメージフィードバックと聴覚リンクを有する。聴覚は『精B』相当。
  物音に敏感で遠くの物音や小さな音も逃さないが、大きすぎる音には弱い。
2.今音を発している、または過去『1分』以内に発したのを確認したものに対し、
  このスタンドが手で接触すると、対象の『音核』を抜き取れる。
  ただの石など、『衝突音』や『破砕音』しか発せない物は能力対象にならない。
3.音核は、対象が発する音(※後述)の『発生源』である。ピンポン玉に似たサイズ。
  このスタンドの手でのみ干渉でき、手放している間はその空間から動かない象徴ヴィジョン。
  また、音核を抜かれた対象自身が触れれば、即座に対象の中に戻る。
4.原則一つの物体には一つだが、スタンド使いならスタンドは『別枠』。
  スタンドの音核には、スタンド会話や能力関係で発する音が含まれる。
5.スタンドの音核は、ヴィジョンに触れなければ取ることができない。
  本体と一体化している場合、本体に触れた際にどちらの核を取るか選択出来る。
6.核を抜き取った段階で、対象が発する音が対象からではなく、全て核から発生するようになる。
7.核を抜き取れる対象のサイズは『ピンポン玉』〜『軽自動車』程度。
  そこから外れるものについては、そもそも能力対象に出来ない。
8.核は抜き取ってから『約4分』、またはこのスタンドから『10m』離れると消え、対象の中に戻る。
9.後述の飲みこんだものも併せて、抜き取っておける核は『4つ』までになっている。
10.握りつぶした核については、このカウントには含まれない。

【音核の扱い】
1.核を『握りつぶす』ことで、対象は音を発せなくなる。踏み潰したりは出来ない。
2.この場合も潰してから『約4分』後には対象の中に核が再生し、音も元通りになる。
3.核をスタンドの口から『飲みこんだ』場合は握り潰した場合の効果に加え、
  対象が発せる音を、このスタンドから自由に発せるようになる。
4.人間の『骨が折れる音』や機械の『バグった音』など、『自然には発せない』音は発せない。
5.元がスタンド音声でない限り、一般人にも普通に聞こえる。
6.複数の核を飲んでいれば、それら全ての音を発し分けられる。同時に発する事も可能。
7.飲みこんでから『約1分』経てば核は消化され、対象の中に核が再生。音も元通りになる。

(※)
この能力でいう音には、風切り音、衝突音、靴音、ボタンを押す音、楽器の演奏など、対象が他の物と干渉して鳴る音も含む。
ただし『対象が機器のボタンを操作した事で再生される音楽』や、『対象に殴られた人間の悲鳴』といったリアクションなどは含まれない。

つまり『対象自身が意図して発した音』と、『対象が何かに接触・干渉する事で生じる音』は含まれるが、
『対象が何かに接触・干渉した結果、受けた側が新しく鳴らす音』は含まれないということ。

249名無しは星を見ていたい:2019/02/02(土) 22:35:04
1.矢貫 湊
2.男
3.29歳
4.
『あいつらよりはマシ』だ。
 
いい大学出てる癖にロクな仕事に就けなかったあいつより、
学歴なんか無くても何度職場を変えても、
最後に正規雇用の身分にありつけた俺の方が『マシ』だ。
 
俺よりずっと歳食ってる癖に、
後輩に威張り散らすしか能の無いあいつよりも、
日々を慎ましやかに生きてる俺の方がずっと『マシ』だ。
 
資格試験に何度も挑戦してるあいつよりも、
子育てに失敗したあいつよりも、
舌先三寸で世の中渡ってるあいつよりも、
俺の方が、俺の方が、俺の方がずっと『マシ』だ。
 
上を見たって仕方無いのに、下を見たらキリが無い。
それでも較べないとやっていけなくて、
結局俺は俺自身が何なのか考えたこともなくて。
 
こんなことを語って聴かせてる俺は、
一体、何よりマシな何なんだよ。

ああ、もう、畜生。
何一つ伝えられない俺に、何があるっていうんだよ。畜生。

250『音仙』:2019/02/07(木) 21:35:00
>>249(矢貫 湊)

「―――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 キミの心そのものは、『唯一』ではあっても『特別』ではありませんが、
 それでもキミには『ありました』。運なのか、遺伝なのか、環境なのか、
 それとも……キミの心の奥底に燻ぶる、キミ自身知らない激情によるもの、か」

           キィ

             ィィィィーーーーーーーーーーー ン

「『ノーバディ・アンダースタンド』……」

「特別な才能……『スタンド能力』の世界には明確な『上下』は無く、
 この力は、まぎれもなく『キミだけのもの』……比較するまでもなく」

     「そこに可能性を見出すか……それとも更なる『迷い』の種になるか、
      私には保証できませんから……使い方も付き合い方も、キミに任せますよ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

どこか『タイル』を思わせる装甲に覆われた人型スタンド。
それなりに丁寧な動きができ、その他のスペックも不足はない。

能力は、『敷き物』を敷き詰める事。
地面、空間問わず、手で触れ『払う』ような動作で敷くことが可能。
デザインや種類は自由自在だが、必ず表面は赤く、裏面は緑になる。
壁に敷いたり、縦に敷いたりは出来ないが、その発現速度は『一瞬』で、
悪路の補強にも、敵の進路を阻むのにも、『空中の足場』にもなり得る。

敷き物の赤い『表面』は踏まれる用途に耐えるためか、
重さや衝撃を和らげて受け止め、反対側への伝達を防ぐ。
衝撃については大人の打撃まではほとんど無力化し、
それ以上のものでも『重機』の一撃でもなければ軽減する。
重さについては分かり易く『半分程度』軽減といったところ。

ただし、緑色の『裏面』からの攻撃や荷重には致命的に弱く、
一撃で破れてしまう上にそれらを『倍増』させて反対側に伝えるため、
もし上に立っているときに下から突き上げられるなどすると極めて危険。

最後に――――このスタンドが触れることで、表裏は即座に入れ替わる。

『ノーバディ・アンダースタンド』Nobody Understands
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        矢貫 湊→己の『特別な才能』を聴き、把握。

251『音仙』:2019/02/07(木) 21:37:39
表が赤、裏が緑の敷き物を発現できる。
赤面は衝撃や加重に強いが緑面は度を越して弱く、
それどころかそれらを倍増させて反対側に通してしまう。
このスタンドが敷き物に触れれば、いつでも表裏を逆転させる事が可能。

『ノーバディ・アンダースタンド』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージと視聴覚のリンクを有する。
2.空間または床・地面を手で払う動作で、敷き物を『瞬時』に発現できる。
  壁や天井には発現出来ないし、『敷いた状態』以外での発現も出来ない。
  例えば空間に敷くとしても、地面に垂直に『立てる』ような形(縦)では発現出来ない。
3.破壊力Cで持ち上がらない物が置かれた場所には、発現出来ない。
  破壊力Cで持ち上がる物の場合は、敷き物はそれの下に潜るように敷かれる。
4.空間に敷く場合、『パスCC』で障害物を押しのけながら発現。
  この破壊力で押しのけられない物がある場合、そこには発現できない。
5.手で払った箇所を、敷き物のどの部分にするかは任意。ただし位置次第では自分も押しのけられる。
6.破壊力Cでは持ち上げられない重さ、サイズの敷き物は発現出来ない。また、サイズは現実に存在する範囲。
7.同時に設置できる敷き物は『3枚』まで。射程は『スタンドから30m』。
8.ござ、ホットカーペット、ランチョンマットなども発現出来る。
  定義は『床に敷いて、上に人が乗るためのものか』どうか。
9.ホットカーペットの起動など、敷き物の機能は電源など無しで作動させられる。
  ただし遠隔起動などが出来るわけではなく、操作は直接行う必要がある。
10.敷き物の面積の半分以上が汚れる、破れるなどすると、解除される。切れ端などは即座に解除。
  なお、任意解除は視認していれば可能。
11.空間に敷いた場合も床に敷いた場合も、『高さを変える』ような動かし方は出来ない。
   横に滑らせる事が出来るが、高さだけは『パC』で固定されており、無理に動かそうとすると破れかねない。

【レッド】
1.敷き物の表面は赤、裏面は緑で、このデザインは変えられない。
2.敷き物にスタンドの手で触れると、いつでも表裏の色を入れ替えられる。
  カーペットが裏返しになるのではなく、色とその性質が裏表逆になる、というだけ。
3.赤い表面は衝撃や荷重に強く、反対側の床や空間にそれらを通さない。
4.具体的には『破壊力C』までの衝撃をほとんど『無い(破壊力E相当)』かのように遮断する。
5.これによってか、空間に敷いた赤い敷き物の上は何の問題もなく歩ける。沈んだりもしない。
6.破壊力Bについては、『破壊力C相当』にまでは弱められる。Aには効果無し。
7.仮に表面から敷き物が破れても、その一撃だけは弱められる。
8.加重は一律『半分』にまで軽減する。100kgの人間が乗っても『50kg』分しか伝わらない。

【グリーン】
1.逆に緑の裏面は、極めて衝撃や荷重に弱く、反対側に倍増して伝える。
2.裏面から破壊力D以上で攻撃される、または『約10kg』以上の加重がなされると、一発で穴が空く。
3.そして裏面から表面へ突き破る攻撃の破壊力をワンランク上に引き上げる。重さの場合単純に『倍』になる。
4.破壊力Eは攻撃とみなされず、穴も開かないし倍増もしない。
  ただし仮に破壊力Eで穴を開ける方法があるなら、その時は『D』に上昇する。
5.倍増は持続せず、裏面を突き破った攻撃や動作が収束すれば、即座に元に戻る。
  重さの場合、突き破った物が接地するなど、何らかの理由で勢いを失うまで続く。

252名無しは星を見ていたい:2019/02/11(月) 23:03:50
1.名前
黒峰 唯
2.性別

3.年代
26
4.心の声
……。
…………。
……眠い……。
……。
Zzz……。

253『音仙』:2019/02/16(土) 22:32:00
>>252(黒峰 唯)

「はい、聴き終わりました――――――ありがとう。
 これは……珍しいタイプの『スタンド能力』ですね。はい……
 キミの特別な才能は、やはり『眠り』にこそある、という事なのか、
 いえ、単純な能力でこそあるのですが……私自身、これは初見ですね」

「『眠っているときが本番』……その名は『オールナイト・トレイン』」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーン

「……この声も、果たして寝ているキミには届いているのかどうか。
 キミのスタンドを怒らせないうちに…………今日は、お帰り願いましょうか」

       キィィン!

               「……おはようございます。
                 出口はあちら……アアッ、
                  また寝ないでください……」

                            キィィーーン

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

一人用サイズの『ベッド』のような見た目のスタンド。
頭側には『獣の顔』があり、四隅の脚は毛皮に覆われている。
四足獣を思わせる見た目通りに自由に操作する事ができ、
またベッドを思わせる見た目通り、人間が上に寝転がれる。
基本的には高い精密動作性と、見た目に反した素早さが武器。

このスタンドの使命は搭乗者、つまり眠るものの安眠を守る事。
どれほど激しく動いても上に寝ている人間はそれを感じないし、
ありとあらゆる『寝具』を発現して『ベッドメイク』が可能。
特にマットレスの素材や枕の種類などは極めて精密に調整出来る。

ただし寝具はベッドであるこのスタンドから大きく離して使う物ではなく、
射程が長いわけでもなければ、このスタンドが操れるというわけでもない。

最も特異なのは、このスタンドは本体が寝ていても行動できる点。
このスタンドの上で寝ている場合に限るが完全自動操縦に移行し、
ヴィジョンに天蓋のようなものが現れて本体を外界から遮断。
眠りを妨げるものを排除するべく、自発的な行動を開始する。
この自動操縦中はスペックが極めて攻撃的・暴力的なものになり、
眠りを妨害すれば味方にでも攻撃してしまうなど危険性が高まる。

この状態の解除条件は『本体の起床』か、『天蓋が開け放たれる事』。
前者を能動的に満たすなら、目覚まし時計を置いておくのが確実な手段。
後者については本体が自発的には行えないため、仲間の協力が必要。

なお、特に眠りを邪魔するものがないのであれば、非常におとなしい。

『オールナイト・トレイン』Allnight Train
破壊力:C(A) スピード:B   射程距離:E(1m)
持続力:A   精密動作性:B(D) 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                  黒峰 唯→己の『特別な才能』を……寝ていたが、聴いていただろうか?

254『音仙』:2019/02/16(土) 22:48:52

ベッド型の四足獣のスタンド。
実体化しており、本体含む人間が上に乗って寝る事も出来る。
ヴィジョンの上に『寝具』等を発現する『ベッドメイク』が能力。

本体がこのスタンドの上で寝ると『自動操縦』になり、暴力的なスペックに変化。
目を覚ますまで本体の眠りを妨げる存在を排除するべく、攻撃的に行動する。

『オールナイト・トレイン』
破壊力:C(A) スピード:B   射程距離:E(1m)
持続力:A   精密動作性:B(D) 成長性:E

【基本情報】
1.本体が寝返りを打てるサイズの一段式シングルベッドのスタンド。常時『実体化』している。
  本体含め、『破壊力C』に収まる範囲でなら、人間や物を載せて動き回る事が可能。
  このスタンドの動きによる振動や衝撃などは、上に載っている人間には伝わらない。
  また、上に載っている人間の動きや重みは、このスタンドの動作に支障を来さない。
2.脚は四本。頭側はフェンスがある。天蓋は存在しない。それ以外のデザインは自由。
  実在するベッドの範囲でなら特殊な機構も可能だが、発現時に指定しておく必要がある。
  なお、ベッドに備わった機構はスペック通りに自由に操作する事が出来る。
3.頭側に『獣の顔』が付いている。脚と顔、フレーム部分は本体にダメージフィードバックがある。
4.マットレス、掛布団、まくらなどの付属寝具にはダメージフィードバックは無い。
5.マットレス、掛布団、まくらなどは自由自在にデザイン、素材を変更できる。マットレスのみ、解除は出来ない。
6.また、ベッドの上に乗る限りで追加の寝具を発現する事も出来る。ベッドに乗り切る量・重さなら発現に限界数は無い。
7.そうした『ベッドメイク』として発現した物体は全て実体化したスタンド物質。射程は『スタンドから3m』。
8.ベッドの上で使う『寝具』または『眠りを助ける道具』であることが、発現の条件。なお飲食品は例外なく不可能。
9.身に着ける寝具の場合、ベッドの上に乗っている人間に対しては、『装着させた状態で発現』する事も出来る。

【安眠】
1.本体がこのスタンドの上で眠りについた場合、このスタンドは解除されず『自動操縦』化する。
  なお、重度のダメージによる意識の喪失、昏睡の場合については、この変化は発生しない。
2.本体の意識が消えた瞬間にヴィジョンに『閉じた天蓋』が追加発現され、本体の姿を外界から遮断する。
3.本体就寝中のこのスタンドは『自動操縦』で、眠った本体は一切このスタンドに干渉できなくなる。
4.自動操縦としての行動は、『本体を起こそうとする』ものへの『体当たり』や『蹴り』による自動攻撃。
  こうした攻撃や動作の精密動作性は『D』相当。頭が悪いというわけではなく、動きが『荒っぽい』。
  ただし起こそうとするものが一切ないのであれば、その場で沈黙しながら周囲を見渡している。おとなしい。
5.物音を立てる、声を荒げるなど『うるさくする』存在にはまず攻撃を仕掛けに行く。
  ただ近くにいるだけで静かにしているのであれば、基本的には無視する。
6.向こうから攻撃を仕掛けに来る、『天蓋を開けようとしてくる』ものにも攻撃を仕掛ける。
7.攻撃を繰り返しても無効化、回避され続ける、殴り負けるなど、『勝てない』と判断すれば『逃走』を選ぶ場合もある。
  このスタンドの意思は『本体の安眠』に特化しており、倒せない=眠りの邪魔を防げない相手からは離れたがるため。
8.本体が起床すれば自動操縦は終わり、再び本体が操作できるようになる。天蓋も消える。
9.天蓋の中での騒音、すなわち『本体が仕掛けた目覚まし時計』などを止めるすべは、このスタンドに無い。反抗もしない。
  よって、自動操縦状態の解除を任意で行いたいのであれば、そのような準備をしておくのが吉である。
10.また、天蓋を外から無理やり開けられた場合、その時点で本体は強制的に起床し、自動操縦も解除される。
   この場合の寝起きはかなり悪い物になる(熟睡している所を叩き起こされるような感覚だと思えばいい)
11.本体は寝ている夢の中で『なんとなく』現状を把握出来る。もちろん把握出来るだけで、操作などは出来ない。
   ただし二者択一的な状況になっているときなどに、本体の意思が行動に反映される可能性は『ありえなくはない』。

★自動操縦モードの操作はGMや判定者が行うが、PCは『夢で見ている』体で状況を把握し、リアクション出来る。
 操作の権限は常にGMや判定者にあるが、このPCのリアクションをくみ取り行動に反映するのは、『任意で可能』。

255名無しは星を見ていたい:2019/02/21(木) 01:39:23
1.高宮 一三(たかみや いっさ)
2.女
3.21
4.
うぅ……ぐすっ……ぐすっ……
何が生きてるだけで丸儲けだよ、こっちは生きてるだけで大損だよ全く……
行く先々で事故起こすし、アイドルになれたと思えば入る事務所はことごとく潰れるし……
やっと腰を落ち着けたと思ったら地下アイドルで変なキャラ付け……
こんなんのせいか子供の頃からあだ名は死神なんだ……ぼくが何したんだよ……
一三は十三じゃないし……
何がデス・サーティーンだよ……舐めやがってくそう……
こうなったらホントに死神になってやるかんな……
みんな消えちゃえばいいんだ……!
はぁ……

5.「うん、まぁ、こういう所に来て何かが変わるとも思わないけれども。
初めまして音仙、姓は高宮、何者でもないぼくが来たよ。
ぼくの本音が分かるかい?」

256『音仙』:2019/02/26(火) 23:52:27
>>255(高宮 一三)

「はい――――――『本音』を聴き終わりました。ありがとう」

「人は……誰でも仮面をかぶって生きるもの。心の声は、沈めるもの。
 ……エエ、キミのそれ……それほど深くにはありませんでしたね。
 気付いてほしくて、叫んでいたからこそ…………浮かび上がったのか。
 あるいはそこが、その、キミの深みだったのかもしれませんけれど、
 いずれにせよ……心という井戸は、深ければいいというものでもないですし」

「話も……短い方がいい。完結に行きましょう」

                「……ああ、ただ」

「これは私の答えではなく、キミそのものでもない。眠っていた一つの可能性です」

          キィィィーーーーーーーーーーン

「『リプレイサブル・パーツ』――――死神の刃には少しばかり小さいですが、
 暗夜の道を切り開くには…………この形の方が向いているのではないでしょうか?」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いわゆる『鎖鎌』のヴィジョンを持つスタンド。
鎖の先は『ハート形』に見える分銅で、鎖は伸縮自在。
この武器の扱いにのみ、怪物のような力と速度を与える。

鎖を最も縮めた状態はただの鎌だが、最長は極めて長く、8mにもなる。
当然扱いの難しい武器ではあるが、少なくとも修練した達人並に『扱える』。

能力は――分銅の命中箇所に『同じ分銅』を取り付けること。
そしてこのスタンドに元から着いている分銅と新たに取り付けたそれらは、
いつでも『切り替える』事が可能。切り替えを選べば即座に鎖が繋ぎ直される。

取り付けた分銅は単なる『スペア』ではなく、鎖につながれていない時は『錘』である。
付着している対象に『重圧』を与える効果があり、重さは『本体と離れる程強くなる』。
逆に接近すれば重さは減じ、本体に触れれば消える。また本体と交流している間は重みが無くなる。

『リプレイサブル・パーツ』Replaceable Parts
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         高宮 一三(たかみや いっさ)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

257『音仙』:2019/02/26(火) 23:53:08
鎖鎌のスタンド。鎖分銅を命中させた部分に『同じ分銅』を付着させる。
鎖の先はいつでも付着させた分銅に切り替えられ、その際は即座に鎖が繋ぎ直される。
なお、付着している分銅は『本体からの距離』が離れるに従い、強い重圧を対象に与える。

『リプレイサブル・パーツ』
破壊力:B スピード:B 射程距離:C(8m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:E

【基本情報】
1.片手で扱えるサイズの鎌のスタンド。刃渡りは、約20cmほど。
  この武器を扱う手の動きに関して、『パス精BBC相当』に強化される。
  精密動作性は人並みだが、『鎖鎌を扱う技術』については問題無く網羅できている。
  狙った場所に分銅を当てる、絡める、引っ掛けるなどは、邪魔が入らなければ可能。
2.ダメージフィードバックは利き腕。柄が腕で、刃が手首から先。
3.柄の刃がない側からは鎖が伸びており、その先端は分銅になっている。
4.分銅のサイズについては掌に綺麗に収まる程。ハート形で、色は本体の好きな色。
5.鎖と分銅にはダメージフィードバックは存在しない。強度や質感は『鉄』相応。
6.鎖や分銅が壊れた場合、解除してから24時間すれば再生する。それまでは再発現しても壊れている。
7.鎖の長さは、鎖か分銅に手で触れていれば0〜8mの範囲で調節出来る。調整のスペックは『パスBB』。

【分銅】
1.分銅がパスCC以上の勢いで命中した箇所には『同じ見た目の分銅』が付着する。
2.この分銅は、鎌の柄を持っているとき、鎖の先に付着した分銅と『入れ替える』事が出来る。
3.入れ替えた場合、元々鎖と繋がっていた分銅は消え、新しい分銅との間に鎖が即座に繋がれる。
  遮蔽物がある場合は繋ぎ直す事が出来ないが、長さが足りるなら『迂回させる』事は出来る。
  ただし、迂回も含め鎖の長さの限度である8m以上距離がある分銅に鎖を繋ぎ変える事は当然できない。
4.新しい分銅は付着先からは分離する。ただし、分離させない事も出来る。
5.分銅の付着は小さな『リング』のような物で行われており、これは破壊力Bあれば引きちぎれる。
6.リング部分は対象に癒着している為、無理に引きはがそうとすれば対象にも損傷が生まれる。

【分銅の重み】
1.分銅そのものには重みはないが、取り付けられたものは重みを感じ、重圧を受ける。
2.その重みは『本体との距離』に比例し、『1m』離れているごとに『1kg』上昇する。
3.分銅部分が重くなる、というよりはその対象全体に『重圧』がかかるようなイメージ。
4.分銅が複数付着しているならば、その分だけ対象に掛かる重圧は重複する。
5.分銅の射程は『100m』。持続時間は『10分』。同時発現可能数は『4つ』まで。位置は把握出来る。
6.分銅は、取り付けられたものが本体に触れればその瞬間解除される。本体の任意解除も可能。
7.生物の場合、本体と会話するなど交流している間は分銅の重圧を感じずに済む。
8.重圧は感覚だけではなく実際に受けるため、あまりに多すぎれば押しつぶされる事になる。

258名無しは星を見ていたい:2019/03/27(水) 17:42:08
1.名前
塩見 竜胆(しおみ りんどう)
2.性別

3.年代
27
4.心の声
煙たい。
私の周りの空気が変わったみたいに煙たい。
息苦しくて生き苦しくて肺がひっくり返りそう。
そのうち自分の周りに煙が見えて、私自身も煙に巻かれて同化するような気持ちになる。
本当に煙になるなんてことはないんだろうけど。
これは何なんだろう。
この煙たさは何なんだろう。
5.素性:犯罪者あるいは通り魔

259名無しは星を見ていたい:2019/04/04(木) 02:45:25
>>258(塩見 竜胆)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう」


           キィィーーーーーーーーーーー

「『ブラックシープ・シンドローム』」

                 ィィィィィィィィ

「社会の『煙たさ』に順応できない人間は、合わない空気に苦しみ続けるか、
 なんとかして比較的空気の合う場所を見つけるか、さまよい続けるか……
 それとも……自ら空気を入れ換えるか…………エエ、あるいは乱暴な方法でも」

                 ィィィーーーーーーーーーーーーーン ・ ・ ・

「『分煙』――――『認識の排斥』を引き起こすこのスタンドの使い道は、
 決して剣呑なものだけではないでしょうが……そういう使い方も、できなくはない」

「…………『犯罪』を裁くのは、私ではなく『法』の仕事ですが、
 『スタンド犯罪』となれば話も変わってきてしまいます、ので。
 その……『重々気を付けてください』ね。私も、音は、多いほうがいいので」

                       「では……行ってらっしゃい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ミイラ男を思わせる、スマートな体型の人型スタンド。
指先は赤熱したような外見だが、触れて熱い訳ではない。

能力は――――『分煙』すること。
指先から噴き出る煙を全体に浴びせる事で、
対象は色を失い『セピアカラー』に変化する。

この状態を分煙されていると定義し、
されていないものから正しく認識されなくなる。
見た目は黒ずんだ塊に見え、言葉ははっきりと聞こえず、
文字などで表現しても、その上から炭を擦り付けたように読解不可能になる。

唯一、電波などを介在し行う間接的なやり取りではこの状態は緩和され、
また分煙されたもの同士は色のセピア化以外何の影響もなく交流できる。

『ブラックシープ・シンドローム』Black Sheep Syndrome
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:E

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
             塩見 竜胆(しおみ りんどう)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

260『音仙』:2019/04/04(木) 02:55:46

指先から煙が出る人型のスタンド。
煙を浴びたものはセピアカラーに変色し、『分煙』される。
分煙されたものは、されていないものからの認識が不明瞭になる。

『ブラックシープ・シンドローム』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:E

【基本情報】
1.人型。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.指先の赤熱部は、特に熱いなどは無い。煙が出るだけ。
3.特に意識せずとも、指先から火のついたタバコ程度の勢いで煙を出せる。
4.意識すれば、最大で消火器のように『パスCB』程度の勢いで煙を放射出来る。
  この放射の射程距離は、指先から『5m』ほどまで。
5.煙の放射中は、本体は『息を吐き続ける』ような状態になる。
6.十指のうち特定の指からのみ放射する事も出来る。スペック等は変わらない。
7.煙には後述の能力を有する以外での、即座に有害な要素はない。

【分煙】
1.全体(対象の面積の大部分、約7〜8割ほど)に煙を浴びせた存在は、『セピアカラー』に変化する。
2.この状態を、『分煙された』状態とする。
3.能力射程はスタンドから『15m』で、持続時間は『10分』。
4.能力は個別解除可能。能力対象に出来る数に特に制限はない。
5.対象に出来る最小サイズは煙草一本ほど、最大では人間一人分ほど。
6.このスタンドの本体は能力対象にできる。
7.スタンド使いに使うと、効果はスタンドにもフィードバックする。
  このスタンド自身についてのみ、フィードバックさせない選択が可能。

【分煙効果】
1.分煙された存在は、同じく分煙されている存在以外に詳細を理解されなくなる。
2.分煙されていない者には姿が『そういう形の黒い塊』にしか見えなくなる。
  これは無生物からもそう受け取られ、顔認証などは使えなくなる。
3.また、分煙されていない者には対象が発する言葉も不明瞭にしか聞こえない。
  これも無生物からも同様で、声認証や、音声操作が使えなくなる。
4.においは『タバコ臭さ』に変換され、触感もどこか炭に触れるようなもの。
  これらにより、『五感』で分煙された存在を見分けるのは非常に困難といえる」。
5.筆談や文字入力も、それらの表現が炭を擦りつけたように黒ずんで読解出来なくなる。
6.メールの送信、電話など、直接でなく電波などを介在するものは認識可能。
  拡声器など、音を単に拡大するものはこの条件には含まれない。
7.無生物の場合も、それが何なのか見た目で把握出来なくなる。
?8.分煙された存在同士は、セピアカラーになっていること以外正確に互いを認識できる。
9.このスタンドと、本体である塩見はいつでも『分煙』された存在を正しく認識できる。

261名無しは星を見ていたい:2019/04/04(木) 15:23:30
1.生駒 駿介
2.男
3.二十台後半
4.いや、どうもどうも。
  とりあえず俺の職業をお話しますよ。
  昼はウェイター、夜はバーテンやってて、いわゆるフリーターってヤツですね。
  だが、それは世を忍ぶ仮の姿。
  『本業』は、闇に葬られた真実を明らかにする『フリージャーナリスト』さ。

  ……なんてカッコつけたこと言ってるけど、現実ってのはそう甘くはない。
  『本業』だけじゃ食っていけないから、さっき言ったように副業をやってるワケです。
  生活はギリギリですが、まぁどうにかやってますよ。
  副業の方も、取材のネタを探すにはなかなか役立ってますしね。
  実を言うと、ちょっと前まで新聞社に勤めてたんですが、色々あって辞めちまって。

  『組織の力』に比べると、『個人の力』ってのは小さくて弱い。
  だけど、個人だからこそ伝えられる真実もあるし、組織に属していると暴けない真実もある。
  会社を辞める前、俺はそれが身に染みた。
  だからこそ、俺は『フリージャーナリスト』として、この世の隠された真実を明らかにしたいと考えてる。
  俺自身が思う、俺の『根っこの部分』は大体そんな所ですよ。

262『音仙』:2019/04/10(水) 01:49:01
>>261(生駒 駿介)

「――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ジャーナリスト……いいですね、エエ。とても素晴らしい。
 いえ、その、『ペンは剣よりも強し』なんて言いませんけど、
 私も、その……憧れていたことがあるので。ジャーナリストにね」
 
    「結局は、マア、色々ありまして……
     このような『カウンセラー』か、
     『情報屋』まがいのことで、 
     生計を立てているわけなのですが」

「現実の『苦さ』を知っていてなお、その『道』を諦めずに進む。
 その姿勢……『後ろ向き』な理由から溜まる才もあれば、
 『前向き』な理由に後押しされ浮かび上がる才もある、
 と言ったところでしょうか……彼の名前は『スヌーピィ・トラック』」

           キィィーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

「どこか『堅実』というか、華やかさとは無縁の能力ですが……
 キミが『フリージャーナリスト』として『足で稼ぐ』のなら、
 彼は……それなり以上には役立ってくれるのでは、ないでしょうか?」

                   「……それでは、ご健闘を」

――――――――――――――――――――――――――――――――

四足歩行のオオカミのようなヴィジョンのスタンド。
嗅覚が鋭く、また見た目通りに『牙』と『爪』を持つ。
また、長い射程に比して平均的なスペックを有しているが、
当然ながら人型スタンドとは違い『物を持つ』などは不可能。
口で咥えれば無理ではないが、武器を自ら封じることになる。

能力は――――『マーキング』。

すなわち『このスタンドの匂い』を染み付かせること。
口から出る『唾液』か、肉球から分泌する『汗』を付着させる、
あるいは生物相手等なら何らかの手段で『取り込ませる』ことで、
その物体にはこのスタンドだけが感知できる匂いが染み付く。
取り込ませた場合は、染み付くどころか対象自体が匂いを帯びる。
唾液と汗では匂いが異なり、これによりマーキングを区別できる。

このスタンドは、匂いを辿り『マーキング』元まで高速移動できる。
その間は操作する必要はなく半ば『自動操縦』に近いが、
制御できないのではなく『操作すること自体は可能』であり、
減速をさせたり、追跡を中断・再開することも自由自在に可能。
ただし追跡に無関係な寄り道については、移動速度は通常通りになる。

なお、汗と唾液が接触すると『反応』を引き起こし、
このスタンドでなくても即座に把握できる異常な『悪臭』になる。
それぞれを取り込んだ物体同士の接触でもこれは発生し、
これによってさらに容易な追跡が可能となるだけでなく、
状況や相手の立場によっては『社会攻撃』を可能とする。

『スヌーピィ・トラック』Snoopy Track
破壊力:C スピード:C(B)射程距離:B(50m)
持続力:B 精密動作性:C   成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――
                生駒 駿介→己の『特別な才能』を聴き、把握。

263『音仙』:2019/04/10(水) 01:54:40
唾液と肉球の汗、二種の『マーキング』を追跡する。
二種の液が混合・接触すると、追跡の域を超えた『悪臭』が生じる。

『スヌーピィ・トラック』
破壊力:C スピード:C(B)射程距離:B(50m)
持続力:B 精密動作性:C   成長性:D

【基本情報】
1.犬型のスタンド。鋭い牙と爪を持つ。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.嗅覚に優れている。まじりあう匂いから特定の匂いを『かぎ分け』たり出来る。
  本物の犬と同じで、遠くの匂いを嗅げる、というわけではない(3〜4m範囲程度)
3.口からは唾液、四肢の肉球からは汗を分泌することができる。
  これらはスタンド物質で、このスタンドのみ感知できる匂いを有する。
  唾液はほぼ水に近い液状で、勢いは『パスEC』。汗は僅かに粘性があり肉球で触れた場所に付着。
4.これら分泌液の射程は本体から『3km』。持続時間は『12時間』ほど。任意解除自由。
5.取り込んだ場合、歩いた道、途中で触れたものなど、すべてに匂いの痕跡が残る。
  付着しているだけの場合は、通った経路がなんとなくわかる程度に残り香がある。
6.この『移った匂い』に関しては、移ってから『1時間』せずに解除される。
7.このスタンドは『分泌液の匂い』に限り、どれほど離れていても嗅ぎつけ、
  スピード『B』で匂いのもとに向かって『自動追跡』を行える。
  自動追跡は『操作が不要』なだけで操作不能になるわけではなく、
  あえてスピードを緩める事や、追跡の中断と再開などは自由自在。
8.追跡の際は『分泌液そのものの匂い』を最短距離で追うが、
  道などに『移った匂い』を逐一辿るようにして追うこともできる。
9.同時に複数の対象をマーキングすることもできるが、
  匂いは『唾液』と『汗』で二種のため、それ以上の対象をマーキングするのは困難。

【混合液】
1.唾液と汗を『混ぜる』と、その部分からすさまじい『悪臭』が発生する。
2.この悪臭を放つ混合液はスタンド物質ではなくなり、一般人でも感知することができる。
3.臭いの傾向としては『腐肉』のそれを非常に強くしたようなもの。
4.唾液と汗自体の接触でも起きるが、それぞれを『取り込んだ』者同士の接触でも起きる。
5.また、唾液を取り込んだものにこのスタンドが肉球で触れることでも、
  その逆に汗を取り込んだものに牙や舌で触れることでも発生させられる。
6.この悪臭は『10分』ほど持続し、水などで液を流せばもう少し早く落ちる。

264名無しは星を見ていたい:2019/05/10(金) 21:01:03
1.名前  繁在家 美知(はんざいけ みち)
2.性別  女
3.年代  20代
4.心の声
なんとなく生きてきて、それでも人生はずっと進んでた。
上手く行ってた――って言うつもりはない。
高校、大学、就職。それなりに成功した。でもそれなりで、誰かが望むベストじゃなかった。
それでも、立ち止まることはあっても、なんとなくで人生は進んでた。これからも、そう思ってた。

だけどまあ、それは何時までも通用しないようで――世間は私に色んな『覚悟』を求めてくる。
自分、家族、恋人、会社――全てをひっくるめて、『将来』の事。
ああ、私はなんにも『決めたい』なんて思わないのに。

265『音仙』:2019/05/10(金) 22:51:48
>>264(繁在家 美知)

「はい―――――――聴き終わりました、ありがとう。
 覚悟を求められる機会が『0』という人間は、まずいないでしょう。
 ゼロ。人生の数字を決めつけるのは、まあ、無理ですけど……エエ。
 だからこそ『覚悟』しなきゃいけない、わけですし……はい」

「とはいえ、覚悟の機会については、普通に考えて『0』にはならない。
 なぜなら……時間は、私たちの人生は、『進む』以外の道がないから。
 立ち止まって考える時間は有限だから……道を決める『覚悟』がいる
 あるいは他人に決めてもらうにせよ……それはそれで、『覚悟』がいる。
 何も決めないまま、ぼんやりと過ごす……それにも一種の『覚悟』がいる」

「覚悟、覚悟、覚悟。私にまで求められては、たまったものではないでしょうから」

「そろそろ本題に入りましょうか。エエ――――キミの『特別な才能』」

             キィィィーーーーーーーーーーーーンン

「『ウィアー・ローリング・オン』」

「決まった数字なんてものがおよそ存在しない、この人生で……
 前にでも後ろにでも、何もかも進むしかないこの世界で……
 キミの特別な才能は『360度』を、『その場で回転する』……それだけ。
 進める事も戻る事もしない。『その場で回るだけ』……キミも、キミと対峙した者もね」

         「それだけ、だけに……『意味』はキミにお任せしましょう。ええ。
          あえて『決める』気はしないなら……それも、いいんじゃあないですか?」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

円柱をイメージしたような人型スタンド。
殴ったものを『360度回転』させる能力。

殴られたものは物理的中心、または本体が設定した軸を中心に、回転する。
能力範囲に収まらない大きい物体、もしくは本体が範囲を小さく設定した場合、
回転扉のように一部だけが対象となる。

本体、このスタンドはいつでも任意で自らの体を『360度回転』させることが可能。

『ウィアー・ローリング・オン』We're Rolling On
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                繁在家 美知(はんざいけ みち)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

266『音仙』:2019/05/10(金) 22:54:06

円柱をイメージしたような人型スタンド。
殴ったものを『360度回転』させる能力。

『ウィアー・ローリング・オン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E(1m)
持続力:D 精密動作性:C 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.殴ったものを『360度回転』させる。回転のスペックは『パスBB』。
3.殴るの定義(触れるとの違い)は握りこぶしである事と、『パスCC以上』の勢いで当てる事。
4.回転にあらがうことはできない。パワーで踏ん張っても、強制的に必ず回転する。
5.外部から力で無理やり回転を止める場合、『押しとどめて3秒』ほど経過すれば回転が中断する。
6.回転している対象が生物なら、回転しながら出来る動作なら体を動かすことは自由。
7.本体およびこのスタンドは、殴る必要なく、いつでも自分自身に軸を設定して回転できる。
  ただし考えた瞬間に回転できるわけではなく、意識して『一呼吸』ほどのタメは必要になる。
8.このスタンドを含む本体とスタンドについて、360度回転は『フィードバック』しない。

【回転の設定】
1.360度回転の軸は、殴るときに決定できる。
2.回転の軸を決めずに発動したなら、対象の物理的中心を通って足場に垂直に交差する軸が設定される。
3.自分で設定する場合、軸は地面に垂直である必要はない。
4.ただし、360度回転し始める時点で物理的に回転不可能な場所・角度に、軸を設定することはできない。

【回転の制限】
1.能力対象にできる最大サイズは『1辺が2mの立方体』ほど。最小では『本体の拳』ほど。
2.最大より大きい対象の場合、殴った部分を中心にして最大サイズ分だけが『回転扉』のように360度回転する。
3.『あえて』殴った部分を中心に一部だけを『回転扉』のように360度回転させることも可能。
4.360度回転それ自体が対象を損傷させることはない。回転酔いで気分が悪くなる可能性はある。
5.一部だけが回転扉のようになった場合も、そこが損傷したりはしない。生物で例えれば、出血などもない。
6.『固定されていて、対象自身のパワーでは振りほどけない』場合は回転させられない。
7.同じ対象を連続で回転させるためには、『回転し終えて一呼吸』ほどのクールタイムが必要。
8.一度始まった回転を任意でストップさせる事は出来ない。外部の邪魔がなければ必ず360度回転する。

267名無しは星を見ていたい:2019/05/10(金) 23:46:28
1.彩木 操(さいき みさお)
2.女
3.17
4.絵を描くのは好きだねェ!祖父の部屋にあった画集を見て育ったよ。
 画材は油彩、水彩、水墨、Gペン、フォトショップに3D、色々挑戦してる。
 高校生のコンテストではたまに賞を取ったり……でも、自分としてはどうにもしっくりこなくてねェ。

 理由はわかってる――問題なのは「キャンパス」だ。
 最近気づいたんだがコイツら、小さくて狭すぎてどうにもならないぞ!
 410×318mmの6号キャンパスやワコムの21.5インチ程度じゃ、ボクの一筆(ストローク)ははみ出しちまう。

 いっそ、『この町そのものを画布にする』くらいじゃないとダメかな?
 自分の中の思いっきりをぶつけてみたいんだ。

268『音仙』:2019/05/11(土) 02:16:44
>>267(彩木 操)

「はい―――――――聴き終わりました、ありがとう。
 キミは、良いですね。とても……『シンプル』できれいな『音』。
 ああ、いえ、『単純』と言っているわけではないんですよ……
 純粋だ、と。エエ、もちろん私も聞き逃しているような、
 キミだけの『曲線』も、あるのかもしれませんけれど……ね。
 キミの『特別な才能』は、その純粋な『芸術性』の発露、かも」

   キィィーーーーーーz

「その名は、『レインボウ』。あらゆる『スプレー』を生み出す……そういう能力。
 薬品、美容、生活のあちこちに顔を出す道具ですが、キミには何より『塗料』でしょうね。
 まあ、キミの普段使いの道具とは、勝手が違うかもしれませんが――――――――」

                  ーーーーーー  ン !
 
「――――『町をアートに変える』先人たちが好んで用いる道具なのも、また事実。
 エエ。最近話題の何某のように……まあ、その、もちろん……『犯罪』なんですけどね。
 ただ、人を惹きつける芸術は、白黒ハッキリした中だけに生まれるものではないですし……
 ああそのあたりは、キミからしてみれば言ってきかされるまでもない事かも、しれませんけれど」

          「ともかく。私も『芸術』を愛する者の端くれ…………
           キミに『新しい道具』を渡したことを、きっと後悔はしませんよ。
           ……この部屋を塗りつぶしたりしない限りは。その、そこはお願いしますね」

―――――――――――――――――――――――――――――

繊細そうな人型スタンド。
手元からあらゆる『スプレー』を出すのが能力。

『スプレー』は『実体化スタンド物質』。
市販されているものならば『スプレー』の種類は問わない。
一度に出せる『スプレー』は『七』。

『レインボウ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――
       彩木 操(さいき みさお)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

269『音仙』:2019/05/11(土) 02:28:47

手元から『7つ』まで『スプレー』を発現できる。

『レインボウ』
破壊力:C スピード:B 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.手から『中身が満タンのスプレー』を出せる。同時発現可能数は『7』。
3.発現の勢いは瞬間だが『破壊力なし』のため、物を持っていると出せない。
4.両手から同時に発現したりもできるが、片手から一度に2つ発現したりは出来ない。
5.片手ごとに、1つのスプレーを出せば次を出せるのはだいたい『5秒』後から。
6.スプレーの射程は『30m』。誰でも扱える。位置は意識していれば把握可能。持続は『1時間』。
7.スプレーは内容物を含めて『実体化スタンド物質』。視界内なら任意解除可能。
8.『市販品』の範囲で種類、色、素材、サイズなどは自在。ただし、片手で持てるサイズ・重さに限る。
9.壊れたり内容物を完全に使い切ったスプレーは、その『一呼吸後』解除される。解除されたことは把握できる。

【内容物の扱い】
1.噴霧する前の内容物はすべて、スプレーを解除すれば同時に解除される。
2.一度正規の手順で噴霧した後の内容物は原則、スプレーを解除したり射程を越える事では消えない。
3.壊れた際に『漏出』『飛散』した内容物は『噴霧する前』の扱いのため、『スプレーが消えると同時に消える』。
4.3について逆に言えば、壊れたスプレーが消える『一呼吸後』までは、その内容物も残留している。

270名無しは星を見ていたい:2019/05/22(水) 22:13:50
1.八重樫 梅子(やえがし うめこ)
2.女性
3.15歳
4.
お父さんはよくあたしを殴りました。
理由は諸々あったのでしょう。仕事がうまくいかなかったですとか、酒に酔って気が大きくなっていたですとか。何もなくても突然殴られることも多かったです。
だけど、理由なんてあたしには関係ありません。きっかけがなんであれ、お父さんはいつも足腰が立たなくなるまであたしを殴りました。
父のことが嫌い、か……まさか、そんなことはありません。あたしにとって、これ以上ない最高のお父さんです。
お父さんはグズでノロマで頭の悪いあたしを、この世の誰よりも必要としてくれたのです。
あたしのお腹に沈み込む拳のひと振りごとに、心が満たされていくのを感じました。
あの痛みのひとつひとつが、ああ、無価値なあたしでも生きていていいんだって、あたしを肯定してくれていたのです。

だけど最近、お父さんはあたしを殴ってくれなくなりました。
今日は殴らないの、って尋ねてみても、ごめん、ごめんと言葉を濁らせて……もう半年も殴られていないように思います。
不安でたまりませんでした。お父さんに必要とされなかったら、誰があたしを認めてくれるのでしょう。
少しでも殴りたくなるように、たくさんお酌をして酔わせても、無茶なお小遣いの催促をしても、何をしても嘘くさく笑うばっかり。
どれだけやっても暖簾に腕押し。あたしは焦りました。焦って、追い詰められて、最後の手段として、自分の喉元に包丁を突きつけて、死んでやるって言ってみせたのです。
それでも、お父さんはあたしを殴ってくれませんでした。顔を真っ赤にして、あたしを羽交い締めにして、耳元でうーうーと唸るだけでした。
もう、お父さんはあたしなんていらないのでしょう。だから、死んだってどうでもいいのです。
あたしはもう、誰からも必要とされていないのです。

ねぇ、教えてください。どうしたら、また殴ってもらえるのでしょうか……?

271『音仙』:2019/05/29(水) 00:43:29
>>270(八重樫 梅子)

「はい、聴き終わりました――とても、その、良いですね。ありがとう。
 いえ、他人の人生を面白がってるわけでは、ないのですけど……エエ。
 こう人の心をたくさん聴いていると、たまにキミのような『傑作』がある」

「もちろん、それが特別な才能とイコールとは言いませんが……ね。
 ごく普通の人間に、特異を極めたような能力が宿ることもあるし……
 数奇な人生の持ち主に、一切なんの兆候も存在しない事もある。
 そこに何が重要なのか……それはいまだに分かりませんけど、
 エエ、一つ言えるとすれば……『渇望』ははっきりとした形を取りやすい。
 生まれ、育って、ここに来て。キミの心奥に溶け残り続けた『才能』」

        キィィィィーーーーーーーー   ン

「『デビルズ・アコンプリス』」

「起こす結果自体は、そう奇抜なものでもありませんが……
 それがほんの片鱗か……それとも、これだけあれば、十分なのか。
 使い方はお任せします……キミの渇望を満たす、道具にでも」

「あるいは……他の、飢えられる何かを見つけるための、導にでも」

―――――――――――――――――――――――――――――――

赤と青が散りばめられた、人型のスタンド。
高いパワーと精度、並の速度で格闘戦をこなせる。
能力は――『打撃』のダメージを半分こされること。

このスタンドで触れたあらゆる物体に、
ヴィジョンを一部だけ憑依させてしまえる。
憑依対象に与えられた打撃のダメージは、
『半分』が部位を通し本体にフィードバックし、
対象には『もう半分』のダメージだけしか残らない。

『打撃』の定義は広く、手で殴りつけるだけでなく、
足蹴にする、物で叩きつける、指での打鍵等も含まれる。

そして、部位からフィードバックするダメージを意識して集中すれば、
『対象のどの部分が、何で、どう打たれたのか』把握する事が可能。
その精度は高く、相手が振るう凶器の大体の材質を把握する事も、
打鍵されたキーから、タイピングされた文字列が何であるか把握する事も可能。

『デビルズ・アコンプリス』Devil's Accomplice
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――
         八重樫 梅子→己の『特別な才能』を聴き、把握。

272『音仙』:2019/05/29(水) 01:05:13

ヴィジョンの一部を触れた対象に『憑依』させる事で、
対象が受けたありと『打撃』ダメージを半分こしてもらえる。
その時、無生物のどこが、何で、どれくらいの打撃を受けたのかを把握出来る。

『デビルズ・アコンプリス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.触れた物体に、ヴィジョンの部位の一部を分離して憑依させられる。
  生物も能力の対象に出来るが、固体でないものは不可能。
3.憑依させられる部位の最小単位は指。最大はヴィジョンの全体。
4.憑依の射程は『20m』で、持続時間は『1時間』。同時には『3つ』まで。
  射程や持続時間を超えると強制解除され、『1分』はその部位が再発現しない。
5.部位を憑依させた無生物の位置や状態は直感で把握出来る。
6.憑依の任意解除はいつでも自由。即座にスタンドの元に戻ってくる。
  憑依させていたのが全身の場合は、本体の側に再発現する。

【憑依・憑依対象の制限】
1.胴体だけを憑依させるなど、ヴィジョンが分裂するような憑依させ方は出来ない。
2.同じ対象に二重で憑依はさせられない。ある人物とそのスタンドなど、
  ダメージフィードバックで繋がったものも『同じ対象』として扱う。
6.対象に出来る最小のサイズは、部位問わず一般的なピンポン玉程度。
5.対象に出来る最大のサイズは、憑依させる部位の大きさ次第。基準値は以下の通り。
指一本→一辺が20cmの立方体まで。スマホなど。
手一つ→一辺が1mの立方体まで。太鼓など。
四肢一本→一辺が2mの立方体まで。人間、サンドバッグなど。
全身→一辺が5mの立方体まで。乗り物、ちょっとした部屋など。
6.前腕部など、基準と基準の中間ほどのサイズの部位の場合、
  憑依対象にできる物体のサイズは『上回っている基準』に等しい。
7.触れた物体の『一部だけ』を憑依対象にも出来る。
  その場合は、どの部分を範囲にするかを明記する事。

【打撃の半分こ】
1.部位を憑依させた対象が『打撃』を受けると、そのダメージの『半分』は、憑依させた部位が引き受ける。
2.『残りの半分』のダメージは、通常通りにその対象自身が受ける。
3.打撃に伴っての何らかの変化などについては半分こされず、100%対象だけが受ける。
例)スタンド能力、火の付いた棒の打撃による着火、スタンガンによる通電など。
4.半分の定義はだいたいそれくらい、という事。厳密な数字は出さなくても良い。
5.部位が引き受けたダメージは、通常通りに本体の部位にフィードバックする。
6.対象の50%以上の損壊か、部位が動作不可能になるほどのダメージを引き受けると、憑依は強制解除される。
7.歩行やパソコンのタイピング、ゲームのボタン入力など、打撃のつもりでないが、
  結果的に『打っている』……という物も半分こして引き受け、フィードバックする。
8.ゆっくりと『押す』のは打撃に含まれない。最低『スD』程度の勢いは必要。
9.逆に『叩く強さ』は打撃か否かの判定には関係ない。『パE』でも打撃は打撃。

【打撃の把握】
1.対象がどこに、どの程度の破壊力の、どんな材質による打撃を受けたのかは、
  部位からのフィードバックがあった際に、そのダメージを意識すれば把握できる。
2.ただしこれは、本体がフィードバックしたダメージを知覚できた場合に限る。
  例えば対象が受けた打撃が『パワーD』未満だと、その更に半分しか引き受けないため、
  実際にはフィードバックしていても、人間の感覚では相応に集中していないと知覚できない。
3.把握の精度は高く、パソコンの『キーボード』のタイピングが対象なら、
  どんな文字列を入力しているのか程度はリアルタイムで容易く把握できる。
4.鈍器などで殴られたなら、その質感の把握なども可能。
  ただし金属名など、素材の名前が突然頭に浮かんだりはしない。

273『音仙』:2019/05/29(水) 01:36:22

―――――――――――ああ。キミの心は、既に目覚めているようですね。

C.名前。
D.性別。
E.年代。
F.自分の能力についての、声。
G.自分の人生についての、声。
A.その他(何かあれば)

―――――――――――――――・・・気のせいかも、しれませんけれど。

#1.これは……その、『ここに来る前からスタンド使い』な、貴方向けの話です。

#2.キミは、たぶん私の『共犯者』ではありませんけど……
   この場所に来たのも、なにか縁があるのかも、しれません。
   これまでの事……これからの事、よければ聴かせてもらえませんか?

#3.項目Fでは……『自分の能力を知っている』物として、
   どんな能力なのかをある程度指定してくれて構いません。
   ……ただしスタンド名やスペックを明記している場合、
   無条件で『私はそれを聴かない』物と考えてください。
   それと……単に、思い入れを話してくれるのでも、楽しいですね。

#4.なぜ、キミは、ここに来る前からスタンド使いなのか……?
   『生まれつき』『謎の男に目醒めさせられた』『隕石が当たった』
   『気づいたら』『言いたくない』『聴くも涙、語るも涙の物語』
    ……目覚めた経緯については、もし語りたいなら、項目Gでどうぞ。
    あ、ええと、『前に私から貰った』というのは、ありませんから……ね。
    私、一応人の顔は……もとい、音はちゃんと覚えてる方なので。ホントですよ。

#5.それとは無関係に、単に過去のことを語ってくれても……
   興味深く、聴かせていただきます、エエ……面白い話なら、ですけど。

#6.そう…………場合によっては、私はキミの音を『聴きません』よ。
   つまらない音、理解のできない音。私が目醒めさせたならともかく、
   キミは私の共犯者ではないので……最後まで聴く義理は、ない。
   いえ、捨てたりはしませんよ。エエ……キミはここから帰って。
   多分、その、それなりの人生を生きているんでしょうが……
   この町の物語の中に、名前が出てくる事は…………無いでしょうね。
   (※生存はしますが、PCとしての活動は原則許可しません。
     ただし、ミッション等のNPCとしての流用については許可します)

#7.それ以外のルールは……エエ、他の方にも伝えている通りです。
   (>>1-2のルールについてもご参照の上で志願をお願いします)

274名無しは星を見ていたい:2019/05/29(水) 20:18:17
(新形式で志願願います。不具合があれば指摘のほう願います)

C.アウラ・S・レイ
D.女性
E.十代後半
F.羽の無い天使様ね。私と一緒に狭い場所で一緒に
寄り添ってくれる大切な存在よ
G.生まれは地下アーケード街のコインロッカー21番
押し込まれてた後遺症らしく、今も右腕は動かないわ。
ロッカーには他にイニシャル入りの首輪があって
それが今の私の名前のSよ。
『天使様』は物心付いた時には見えてたわ。
たまに、私の境遇を可哀そうって言う人がいるけど
とっても不思議なの。だって、私は生きて色んな事が出来るし
体験も夢も選べる。天使様も見守ってくれるし寂しくないもの
A.キリスト教(プロテスタント)系の女子高に通っているわ。
育ての両親に、独り立ちの練習がしたいって言う我儘で
今は叔母と二人で暮らしてるの。

275『音仙』:2019/06/03(月) 00:57:05
>>274(アウラ・S・レイ)

「――――――――――――――エエ、興味深いお話でした」

「お帰りはそちらから……ああ、キミの能力については、その、
 変な言い方ですが……私もおかげで、相当詳しくなれましたから。
 もし何か聴きたいこと――――話したいことがあれば、またいつでもどうぞ」

               ギィィィ


「…………ああ、扉はそのままでも良いですよ」

                             バタ ン ・・・
 
「―――――――――――――ふう」

    ジジ ジジジジ ・・・

「『ミ・パライソ』……『閉所』への恐れが生んだ守護天使なのか、
 それとも……ある意味で、『閉所』を原点とする『恐れの具現化』なのか。
 そもそもの『発現条件』に……限定があるスタンドは珍しいものです。
 多くは『発現』自体は自由で……『発動』の制限で制御するのが、多数派ですが」
 
「それに……そう。彼女の腕とある意味同じ……『隻腕』の『近距離パワー型』。
 全てにおいて大きなハンディですけど……それが『代償』なのか、この『動作性能』の高さ。
 ああ――――私の目覚めさせた中には存在しないタイプ。やはり、たまにはこういう遊びも良い」

                      ガチャッ

「………………いえ、独り言じゃあないんですよ。
 キミに聞かせていたつもりです。振り向くのが、億劫で……はぁ。
 そうだ。先ほど『キャラメル』を置いて行ってくれた人がいるんです……お茶にしません?
 ……エエ、出来れば『開放的』な場所で。天使を連れた彼女が、いきなり襲ってきてもいいくらいに」

                  「……ええ、では、行きましょうか」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ステンドグラスのような意匠を持つ人型のスタンド。
本体の体を反映しているかのように、『右腕は存在しない』。
折りたたまれた右腕のような意匠は背に存在するが、飾り。
『能力』に関しても多大な『欠点』を併せ持っているが、
多くの近距離型が到達しえない、圧倒的なスペックでそれを補う。

――――『閉所でのみ発現できる』能力。

このスタンドは『箱の中』『ロッカーの中』『缶の中』など、
密封、ないし隙間の極小な『閉ざされた空間』の中でのみ、発現できる。
本体もそこにいるのであれば、このスタンドは傍に現れるし、
本体がいなくても、閉所であれば発現されることが可能である。
ただし本体のいない閉所に発現する場合は、その外壁に触れる必要があり、
またその場合はスペックも低下してしまうが、それでも『比較的』強力ではある。

発現中は閉所を構成する壁や天井などの仕切りは全て、
見た目だけだがステンドグラスのような意匠と化し、極めて荘厳。
また、このスタンドは閉所に合わせてそのサイズを縮小でき、
例えばだが小さな『お菓子の箱』の中にでも発現できる。

いずれにせよ、『閉所ではなくなった』瞬間にスタンドは解除されるが、
このスタンド自身の手で閉所の壁を打ち破ることも、解除と引き換えだが可能。

『ミ・パライソ』Mi paraiso
破壊力:B(C) スピード:A(B)  射程距離:0.2m(10m)
持続力:E 精密動作性:A(B) 成長性:E

※()内は『本体がいない閉所』に発現した場合。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                              →それが、アウラ・S・レイの『特別な才能』。

276『音仙』:2019/06/03(月) 01:14:54

閉所にのみ発現できるスタンド。右腕はない。
閉所でさえあれば、狭くともそこにサイズを合わせられるし、
閉所でさえあれば、そこに本体がいなくても行動させれる。

『ミ・パライソ』
破壊力:B(C) スピード:A(B)  射程距離:0.2m(10m)
持続力:E 精密動作性:A(B) 成長性:E

※()内は『本体がいない閉所』に発現した場合。

【基本情報】
1.右腕の存在しない人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.本体の側か、本体が触れた物体の内部に発現させることができる。
3.このスタンドは『閉所』でしか発現すること自体出来ない。
4.発現すると、壁や天井、床など、閉所を構成する『仕切り』が内側外側問わず、
  元の形状や色合い、素材のまま全て『ステンドグラス』風の見た目になる。
  ただしガラスなど外が&外から透けて見える物は透明度が失われ、見えなくなる。
  この外見的変化は、一般人であっても問題なく認識できる。
 (ロッカーに閉じ込められていた本体が発見されたのは、この変化のお陰かもしれない)
5.このスタンドは『閉所』ではない場所に出ると強制解除される。
  このスタンドが解除されれば、4の状態変化は即座に元に戻る。
6.発現が本体のいない閉所の中であれば、『10m』まで本体から離れることが可能。
  その代わりに、スペックはパス精ともに1段階低下し、『BAA』から『CBB』になる。
7.本体が同じ閉所の中にいるなら、本体の側を決して離れない(射程0.2m)
  また、もし何かの理由で『本体がいなかった閉所に本体が入ってきた』り、
  逆に『本体もいた閉所から本体が出て行った』りすると、即座にスペックが変動する。
  (閉所に入ってきた際にスタンドが本体から離れていたら、いったん解除されてから本体の側に現れる)
8.閉所が狭い場合については、体形などはそのまま、腕を振り回してつっかえないサイズまで縮小する。
9.閉所の定義は、以下の通り。
☆開いている部分がない。完全密封。開こうと思えば開ける部分はあってもかまわない(ロッカーや箱など)
  またはごくわずかな隙間はあるが、そこから覗き込んでも中がロクに何も見えない程度(空き缶など)
☆窓ガラスなどで外から中が見えても、閉じてさえいれば閉所。
  また先述したように発現後はステンドグラス調になり、見えなくなる。
☆広い場所でも条件をちゃんと満たしているなら閉所だが、『50平米(約15坪)』を超えると対象外。
  また、『閉所の中にある閉所』などの場合、『発現した閉所』が崩れれば、仮に外側にまだ閉所があっても一旦解除される。

277名無しは星を見ていたい:2019/06/03(月) 18:48:24
1.名前
はーい、ヨシエって言いまーす。
2.性別
女の子だよー。
3.年代
えっとねー、7歳!
5.言いたいこと
ここって何するところですかー?

4.心の声
邪魔して悪いな。
こいつの事は勘弁してやってくれ。
散歩の最中に偶然迷い込んじまったんだ。
もののついでに俺の話も聞いてくれねえか。
アンタに俺の声が聞こえるならだけどな。

俺の名はディーン。
今、ヨシエの隣に座ってるチワワさ。
ナリは小さいが、れっきとしたオスだ。
年は、そろそろ2歳になる。
アンタら人間にたとえると、二十代半ばって所だな。

俺が言いたいのは、俺自身の事じゃあなくヨシエの事さ。
ヨシエの両親は仕事であちこち飛び回っていて、何ヶ月も帰ってこないことも珍しくない。
家にいるのは、親が雇ってる家政婦と俺だけだ。
その家政婦だって常にいる訳じゃあないからな。
いつも一緒にいるのは俺だけだ。

ヨシエは寂しい思いをしているが、親や家政婦に心配かけまいとして明るく振る舞ってる。
だから、俺はヨシエの支えになってやりたい。
だが、それだけじゃ駄目だ。
何日か前に、家政婦が出かけた隙を狙って泥棒が入りかけたのさ。
家にはヨシエしかいなかったが、その時は俺が追い払ってやって無事に済んだ。

知らせを聞いた両親は警備会社と契約して防犯装置を取り付けさせただけだった。
娘に対しては、いつものように電話してきただけで終わりだ。
その時、ヨシエを本当に守ってやれるのは俺だけしかいないと思ったのさ。
……長々と退屈な話を聞かせちまったな。
この声がアンタに届いていれば、だが。

278『音仙』:2019/06/09(日) 04:41:47
>>277(ヨシエ)

「…………はい、聴き終わりました。
 どうやら本当に、偶然迷い込んだだけみたいですね……ええと。
 ここは『おはなし』を聴いたり……聴かせたりするところですよ。
 キミには……あまり楽しいところでも、ないかもしれませんが……
 マア、話し相手が欲しければまた来てください。ああ、その、『犬もご一緒に』ね」

「……手ぶらで帰すのもなんですし、『カステラ』でも食べますか? どうです?」

              「いずれにせよ……お帰りは、そちらからです」

279『音仙』:2019/06/09(日) 04:45:58
>>277(ディーン)

《――――――さて。私の『ウィスパーズ』……『心の声』を聴く部分もありますが、
 動物言語は訳せない……ただし、『スタンド使いの動物』だけは例外です。
 原理はよくわからないんですが……そういう『質疑』を、かつてやりました。
 あまり、役に立ったことは無かったんですが……今日のためだったのかもしれませんね》

           キィィィィーーーーーーーーーーーーーーーン

《親の『保護』にも、決まった形というものはありません。
 ご両親の仕事がなければ、『ヨシエ』さんもキミも生きられない……
 決して褒められたものではないでしょうが、蔑むほど悪い環境ではない》
 
《…………なんて利口な話が聞きたいわけではないでしょう?
 下を見たところで始まらない……重要なのは『キミの望むやり方』。
 つまり、キミの考える『本当』は『近くで守る』ものだということ。
 それを現しているのでしょう――――この力の名は、『ワン・フォー・ホープ』》

《キミをつなぎとめる『リード』と一体化して発現する、この力。
 犬であるキミには届かないところに届く『手』であり、
 ――――そしてキミの『敵』を縛る『拘束衣』にもなり、
 何より、キミの主人が何かに『立ち向かう』ための『鎧』にもなるその力。
 エエ、『なる』のはスタンドだけではなく……『キミそのもの』もです》

        《それでは―――――――――行ってらっしゃい。
         ああ。もし可能でしたら……一人で来てくれても良いですよ》

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

リードと一体化した、『光の紐』のスタンド。
先端は小さな手のような形状になっている。
リード無しでも発現自体は出来るのだが、
実体を損なうため、能力の大部分は失われる。

自由自在に操作でき、『第五の足』あるいは、
『第一の手』として駆使する事が可能であり、
一般小型犬の域を超えた行動の幅を実現するが、
能力の本質はその先――『手をつなぐ』事にある。

紐の先端と手を繋いだ人間と『融合』し、
犬人一体の『纏うタイプ』と化す能力。
本体は『耳』『尻尾』を備えるスーツに姿を変え、
犬の嗅覚や犬語の理解を装着対象に授けるほか、
光の紐は繋いだ側の手に巻きつき、これも操作が可能。

装着者がスタンド使いでなければ強制的に装着することができ、
肉体を対象の意を汲み取らずに操作することさえできるが、
拒む意思がある場合、操作のスペックは通常の人間にも劣り、
とてもではないが『社会戦』を演じる事には向いていない。
どころか人間の真似をするだけでも一苦労。真価は、受容の中にある。

『ワン・フォー・ホープ』One For Hope
破壊力:C スピード:B   射程距離:リードの長さ次第
持続力:A 精密動作性:D〜B 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
               ディーン→己の『特別な才能』を聴き、把握。

280『音仙』:2019/06/09(日) 04:52:29
首輪のリードと一体化した光の紐のスタンド。
自由に操作でき、先端は手のようになっている。

この『先端の手』で人間と『手を繋ぐ』と、
本体が『纏うタイプのスタンド』に変化し、
対象の人間に装着されて様々な恩恵を与える。

『ワン・フォー・ホープ』
破壊力:C スピード:B   射程距離:リードの長さ次第
持続力:A 精密動作性:D〜B 成長性:D

【基本情報】
1.本体のリードと一体化して発現するスタンド。実体化している。
2.リードが付いていない場合は、発現は出来るが実体化しない。この場合は長さは一律2m。
  実体化していないため後述の『手をつなぐ』のがほぼ不可能に近い状態になる。
3.解除すると、破損状態などは元のリードに引き継がれる。
4.発現時はリードが光の紐のようになり、持ち手側の先端が五指を備えた『手』のような形状になる。
5.このリードはパス精CBCで、体の一部のように操作可能。
6.紐はちぎれると解除され、リードを変えなければ再発現不可能。
  強度については、元のリードに準ずる。これは手の部分も同じ。
7.犬用として販売されたリードでなく、単なる紐などでも発現のために代用可能。
8.先端の『手』は幼児の手ほどの大きさ。これで他人と『手を繋ぐ』と、能力が発動する。
  手をつないで意味があるのは人間に限り、また『スタンド』で手をつないでも意味はない。
9.リードを手で持たれた状態で発現すれば、最初から手をつないだ状態になっている。

【スーツ化】
1.リードの先端と手を繋いだ人間に、スーツ化させた己を『装着』する事ができる。
2.相手が一般人なら、抵抗されずに即座に装着出来る。
3.スタンド使い相手であれば、魂の許可が必要となる。
  装着中でも、魂レベルで拒まれれば即座に変化が解け犬の姿に戻る。
4.装着時は、本体は犬耳と尾を備えた『纏うタイプ』のスタンドスーツと化す。
  本体が変化しているためか実体化したスタンドであり、一般人にも視認可能。
5.本体側の意思による任意で、いつでも元の犬に戻れる。
6.犬に戻った場合は、装着者のすぐ側の任意の位置に本体が出現する。

【装着時の能力】
1.装着状態では、装着者は一般人でもスタンドを視認・干渉可能になる。
2.スペックは破スCB。精密動作性は、装着者が本体を受け入れているか次第。
  『完全に心から』受け入れていればB、拒んでいればD、どちらでもなければC。
  本体の『飼い主』など、特別な関係でなければ『B』になる可能性は低い。
3.基本的には対象自身の意思で行動し、本体は装着されているだけ。
  ただし相手が一般人なら、対象の肉体を本体が強制操作することも出来る。
4.3の強制的な操作の場合、拒絶反応が起き、精密動作性は『D』で固定。
  また、人間語を発声させるとどうしても発音などが不自然になり、
  動作含め、普通の人間から見れば即座に『不審』であると気づかれてしまう。
  なおスタンド使いに関しては、強制的に操作することは出来ない。
5.装着者の受けるダメージは本体も受ける。肩代わり、ではない。
6.本体は、装着者の感覚を通して周囲の状況を把握する事が可能。
  また、装着者とのみ、念話のような形でリアルタイムで意思疎通ができる。
7.装着者は犬語を完全に把握出来るようになり、発声・対話も可能となる。
8.装着者の嗅覚は常に精密動作性B相当となり、細かな匂いも嗅ぎ別けられる。
9.装着者が手を繋いだ側の腕には、『光の紐』が巻きついている。
  根元は手の甲に接続されており、体の一部のように自由に扱う事ができる。
  ただし、先端は手のような形状ではなく、普通の『紐』に近い。
10.装着者がスタンド使いの場合、『纏うタイプ』でなければそのスタンドの発現は自由。
  後から纏うタイプを発現すると、このスタンドによる『ディーン』のスーツ化は即座に解ける。
  纏うタイプを発現している対象が『ディーン』のスーツ化を受け入れると、纏うタイプが解除される。

281名無しは星を見ていたい:2019/06/11(火) 00:43:31
C.エマ ……色々な名前で呼ばれていたけれど それが私の名前
D.女
E.(指を折って数える)26歳
F.色々なものを作った 物語を紡いだ 象徴を産み出した   
  今はもう何も残ってないかもしれないけれど
G.気が付けばそこにあった
  神様がくれたものなのか 元々力が私にはあったのかは 解らない
  目覚めてからは楽しかった 時には怒ったり泣いたりした 
  けれど 私はその日々を誇りに思っている
A.ずっと遠くから来た もうそこには帰れないくらい遠い場所
  この街で私はゆっくりと 残された日を過ごしていこうと思う

282『音仙』:2019/06/17(月) 14:02:30
>>281(エマ)

「エエ――――ここは確かに『穏やか』な町では、あります。
 少なくとも……ああ、深くは聴いておりませんけれど、
 キミのかつていた『どこか遠い場所』よりは、ずっと。
 でも、耳障りな音や、興味深い音にあふれた町でもありますから。
 『隠居』のつもりなら……そうはいかない、かもしれませんよ」

        「それでは……また、この町のことでも、
          キミの能力について、おさらいがしたいときでも、
           どうぞお気軽に――――いつでも、お待ちしております」


                ・ ・ ・ ・  バタン。


「ふう――――――――『ソルトフラット・エピック』」

「アレは………………はたして彼女自身の心情によるものか、
 外的要因か、それとも何か計り知れない理由でもあるのかもしれませんが」

「……少なくとも今は、この町に溶け込み……静かに生きる選択も、できるのでしょうね」

           「……最も、彼女の物語はまだ、能力同様『完成』はしていない。
            それを、エンドロール後の不要な続章とみなすか……
            それとも、一つの可能性として追い求めるかは、彼女次第ですが」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

白磁を思わせる純白の人型スタンド。
能力そのものの攻撃性は高くないが、神速の動作を有する。

手で撫でた『表面』の『図柄』を記録し、触れた所に『印刷』する能力。
ヴィジョンそのものの平凡な精密動作性に比し、印刷の精度は高い。

また印刷を行う際、その表面をきわめて『フラット』にする効果があり、
これは印刷を解除するまで持続し、解除と同時に元の『凹凸』を取り戻す。

固体の表面に限らず、『液体』や『気体』への印刷も可能で、
その場合、対象が流動すればプリントは崩壊してしまうのだが、
空気の自然な流れ程度では崩壊しないよう、微弱ながら固定効果がある。

――――なお、『精神図の印刷』は、現在は使用不可能。

『ソルトフラット・エピック』Salt Flat Epic
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                    →それが、エマの『特別な才能』。

283『音仙』:2019/06/17(月) 14:03:51

手で撫でた表面の『図柄』を記録して、触れた所に印刷する。
印刷を行った面は『凹凸』を失い『フラット』になり、
印刷した図柄を解除すると同時に、その『凹凸』は元に戻る。

『ソルトフラット・エピック』
破壊力:C スピード:A 射程距離:D(5m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.手で撫でたところにある『図柄』や『文字』など表面上の外見をスタンドに『記録』出来る。
  一つの図柄として記録したい場合については、一筆書きのように連続して撫でる必要がある。
3.記録しておける図柄の限度は、だいたい『A4コピー紙』で100枚(約6平米)分ほど。
4.記録の際、精密動作性Bの範囲で、『あえて記録しない』部分を選択することもできる。
5.記録している図柄は、本体は常に把握できる。
6.スタンドを解除すれば記録している図柄も消えてしまう。
7.記録している図柄を、触れた『面』に『印刷』することができる。

【印刷】
1.触れた面に、記録している図柄を自由に印刷できる。
  複数の図柄を一気に印刷は出来ず、再度触れなおす必要がある。
2.手で触れた所を始点(図柄の端部分)にして印刷が始まる。速度は非常に速い(ほぼ一瞬)
3.印刷する面に対する図柄の『向き』は、本体の任意。
4.印刷の大きさは、元の図柄の大きくする分には2倍、小さくする分には0.5倍まで変更可能。
5.能力射程は『50m』で、持続時間は『1時間』。同時に印刷しておける範囲の限度は、記録して置ける限度と同じ。
6.触れてさえいれば液面、および『空気』を面とみなし印刷を行う事も可能。
7.固体以外に印刷した場合、印刷が行われた液体、気体はその位置に『パE』で固定される。
  それ以下のパワーでの水の流れや空気の流れで印刷が自壊する事はないが、それを越えれば自壊する。
  攻撃を防ぐ盾にはならず、『図柄が勝手に崩れないようにするため』の固定に過ぎない。
8.固体であれば面の破壊や剥離および上書き、液体や気体であれば面の霧散や流動など、
  いかなる原因であっても印刷した図柄が原形をとどめなくなると、その印刷は強制解除される。
9.印刷に『かすれ』など、コピー機でありえるような『乱れ』などは生じない。

【平坦化】
1.印刷が施された面は、触れている部分を中心にして平坦化し、『凹凸』が一瞬で消える。
2.大きすぎる凹凸は消えず、そこで面がさえぎられ、途切れているものと認識される。
3.基準としては、触れた部分から掌を面に沿って動かしたとき、
  その手首を『90度』曲げないと手が止まってしまうような凹凸は消えない。
  僅かに手首を曲げれば、あるいは動かさずとも沿って動かし続けられるような凹凸なら、消える。
4.消えるのは面の一部、または面に固定されている物による凹凸のみ。上に置かれているだけの物は消えない。
5.印刷が解除されれば、対応する平坦化も解除され、元通りの形状に強制的に、かつ一瞬で戻る。

【精神図の印刷】
×.現在、使用不可能。かつては使えていた可能性がある、人の『象徴』を産み出すための力。
  もし『成長』でもすればまた使えるかもしれないが、それを望んでいるかは、『音仙』は聴かない。

284名無しは星を見ていたい:2019/06/18(火) 22:41:16
C.志羽 徹
D.男
E.17
F.俺はくだらない人間だけれど、この『能力』があれば
あの人の敵を倒せる、役に立てると、そう感じていた気がする。

G.この『スタンド』に目覚めた過程、その事を考えた時。
俺の去年の『記憶』が抜け落ちている事に気づいたんだ。
確かに俺は、一昨年まではこんな『能力』を持っていなかった。

おぼろげな感覚として、あの人に会って、
それが契機となって『目覚めた』……そんな気がする。
そして、俺はその人の事を絶対に忘れてはいけなかった。
その筈だったのに。

A.あの人の事は、もう何も思い出せない。
今は、俺の中から喪われた感覚の大きさ……
それだけがあの人の実在を証明する唯一のものだが、
何としてでも、空白の記憶を取り戻したい。
何を犠牲にしてでも。

285『音仙』:2019/06/19(水) 01:27:08
>>284(志羽 徹)

           キ

                ィィィィーーーーーーーーーー ・ ・ ・  ーーーーーン

「とても、興味深いですね―――――――――――キミの『記憶』について。
 私の『ウィスパーズ』は、『心音』を聴きとる事ができるわけですが、
 確かに……今のキミの、心の奥底にさえ、その時の『心象』は奏でられていない。
 まあ、その、私は……記憶、それも消えた記憶の読み取りはまるで本業ではないですし、
 かなり回りくどいやり方でやっているので、単に『聞き逃し』かもしれませんけど……
 少なくとも……私がキミの力になれるのは、ここまで、という事になります。エエ……申し訳ないですが」

「とはいえ、キミの『ウェイティング・フォー・ラブ』が『後天的』な力なのは間違いない。
 そうなれば…………それを『与えた』か『目覚めさせた』何者かがいる可能性は、高いでしょう。
 キミの『気のせい』ではなく…………実際に、そういうことがあった、と考えるのが自然です」

           「ああ、もう行かれるのですね。エエ…………どうかお気をつけて。
            記憶の受け皿である、キミ自身を犠牲にすることの無きよう・・・」

   ・・・

        ・・・ バタン


「…………『取り戻したい』という、強い意志。
 あのスタンドの持ち主であるのは納得ですが……さて。
 アレを与えた何者かは、私のように……『目覚めさせるもの』なのか。
 それとも………………『与えるもの』なのか。……前者であることを祈りますが」

             「……エエ。少し調べてみた方が良い、かもしれませんね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

『手首』から先が切り落とされたかのように存在しない、人型のスタンド。
物を『掴んで』『引き寄せる』能力。

念じることで、『手首』の断面の直線状にある物を『掴んだ』状態で『手』が出現する。
この状態の『手』は『掴む』以外の行動が取れず、『手を離す』ことで消滅する。
『生物』は掴めず、『掴む』物は本体が視認できている必要がある。
一度掴んだ後は、射程から出るか能力を解除するまでは『掴み』続ける。

そして、『手首』と『手』は任意のタイミングでで『引き寄せ合う』。
掴んでいる物が本体より軽ければそのまま『手』の方が、
逆ならば『手首』……つまりスタンドと本体の方が、
同じぐらいならば双方が磁石のように『引き寄せられて』いくだろう。
くっついたあとも強固なパワーで引き合い続けるが、当然『手を離す』ことで『手』は消える。

『ウェイティング・フォー・ラブ』Waiting for Love
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(能力射程:10m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B
(『引き寄せる』力はスタンドのスペックに準ずる)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                          →それが、志羽 徹の『特別な才能』。

286『音仙』:2019/06/19(水) 01:32:23

人型のスタンド。『手首』から先――『手』が存在しない。
物を『掴んだ』状態の『手』を出現させ、それと手首を引き合わせる能力。

『ウェイティング・フォー・ラブ』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(能力射程:10m)
持続力:B 精密動作性:B 成長性:B
(『引き寄せる』力はスタンドのスペックに準ずる)

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。手首から先は『存在しない』。
2.念じることで、手首の断面の直線上『10m以内』にあるものを『掴んだ』状態の『手』が出現する。
3.この手は、物を掴んだ状態でのみ存在でき、物から手を離すと解除される。
  また、一度掴みさえすれば、手首の断面と手が直線上で結ばれている必要はない。
4.現在は、基本的に『生物』は掴めない。また、本体が視認できていない物も掴めない。
5.物を離すことによる解除だけでなく、掴んだままの手を離さずに解除する事も出来る。
6.とっかかりのない平面は掴めないが、『破壊力B』で『指を食い込ませれば掴める』なら可。 
  例えば『土壁』など。コンクリートや岩などは、さすがに指の力では相当『無理』がある。
7.掴む強さは手を出現させるときも、出現させて掴んでからでもいつでも調整可能。
  握りつぶすこともできるし、柔らかく保持する事も可能。その精密動作性はB相当。
8.任意のタイミングで、手首の断面と手を『引き寄せ合わせる』事ができる。
9.掴んでいる物が本体より軽ければ、手が掴んでいる物ごと手首の断面に向けて引き寄せられる。
  掴んでいる物が本体より重ければ、本体とこのスタンドが手首に向けて引き寄せられる。
  同等の重さなら互いに引き寄せ合う。いずれにせよ、引き寄せ合うスペックは『パスBC』。
10.最終的には手と手首の断面がくっつくが、くっついていても引き合い続けている。
   ただし、その状態からでも物を離せば『手』は消えるし、任意で消すことも出来る。

287名無しは星を見ていたい:2019/06/20(木) 13:50:36
C.釘宮雅(くぎみやまさ)
D.男
E.27
F.私の視界内で能力が発動する……らしい。
あと見たことないね、人型の……みたいなのは。

G.二年前に大きな病気をやって死にかけたんだけど、その時かな。
何かを連れて戻ってきてしまった訳だ。

A.ねぇ、目覚めてる身としてこんなことを言うのは変かもしれないけど、これって随分オカルティックな話だと思わないかな。
私たちは呪われてるんじゃないかって思っちゃうよ。
もしこの町にそんな人たちがたくさんいるなら、大変なことになりそうだね。

288『音仙』:2019/06/24(月) 00:01:20
>>287(釘宮雅)

「……………………ええ、なるほど……とても『興味深い』お話しです。
 『呪い』とは言いえて妙と言いますか、キミの場合は……いえ、その、
 なにも『彼女』を否定するわけではないんですけど……ね?
 いかにも、といいますか、その、『オカルティズム』に溢れた能力だな……と」

              「エエ……『彼女』」

    キィィィン

「『見えない』ものはどこにいるのか――――答えは、『死角』」

「『スタンド使い』にとっての、死角とはどこか―――――答えは、そう。『背後』です」

                    キィィーーーー ・・・

「まあ、その……『彼女』のおかげでキミの背後は死角とは言い切れませんし、
 害も……キミには無さそうなので、いいのではないでしょうか…………?
 キミがたくさんいたら、それはもう、ものすごいことになりますけれど、
 幸いにして……キミのような『自立型』のスタンド使いは多くありませんし、
 キミの『彼女』も、その中では比較的おとなしい部類でしょう……『ミュオソティス』」

           「…………エエ、それでは、何か困りごとがあれば、また。
             あ、いや、『除霊』とか『縁切り』は専門外ですので、
              末永く……それと出来るだけ上手く、お付き合いくださいね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
本体の背中にべったりと張り付くように隠れているスタンド。
性質上、本体は首を180度回しでもしないとこのスタンドを視認できない。
他人からのみ見えるそのヴィジョンは――――『女性的な幽鬼』を思わせる。

能力は、『釘を刺す』こと。

本体が『見つめた』相手に、このスタンドは『釘』を投げつける。
釘は本体が見つめている限り対象を『追尾』し、見つける箇所を打ち抜く。
途中で目をそらしたり、他の物に目移りすればその分の釘は追尾を失い慣性で飛ぶが、
同じものを見つめ続ける限りは、見つめている箇所が変わっても問題なく、
常に『今見つめている箇所』に向けてリアルタイムで追尾が行われる。

釘が突き刺さった対象は、本体に『見られる』のを『忌避』するようになる。
具体的には、視線を浴びると気温への感覚が狂い、加速する『寒気』に襲われる。
視線から逃れれば即座に温度感覚は戻るが、無抵抗で浴び続ければ『凍死』の可能性すらある。

このスタンドは『完全自立型』だが、本体が意識すれば『釘を投げさせない』事は可能。
本体自身には『見つめ続けた場所に自分の背後から釘が飛んでいくスタンド』に感じられ、
さながら『呪い』のようだが――――『彼女』は誰よりも本体に忠実で、尽くしてくれる。

『ミュオソティス』Myosotis
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(背後のみ)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           →それが釘宮雅(くぎみやまさ)の『特別な才能』。

289『音仙』:2019/06/24(月) 00:07:52

完全自立型。本体が見つめている対象を『追尾』する釘を投げる。
釘が刺さっている対象は、本体の『視線』を浴びると『寒気』に襲われる。

『ミュオソティス』
破壊力:B スピード:C 射程距離:E(背後のみ)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.完全自立型のスタンド。本体の背後に隠れるようにして立っている。
2.本体自身には角度の問題で見えない。鏡にも当然映らない。姿は『女性的』で、無言。
3.後述する行動ルーチンに従い動く。やめてほしいなら、スタンドを解除するしかない。解除は自由。
4.行動はやるかやらないかの二択。知性などがあるかどうかは、現状では『不明』。
5.ダメージフィードバックや視聴覚のリンクは存在しないが、破壊されれば『一晩』で再生する。
  またフィードバックがないとはいえダメージの概念はある。ヴィジョンの強度は人間の女性並。
6.背後から迫ってきて、かつ攻撃してくる相手や、飛び道具には格闘で反撃する。
  それ以上の『でしゃばる』ような真似はせず、本体の正面から向かってくるなら敵にでも手を出さない。
7.ただし後述の『釘の追尾』が行われているときは、反撃などもせず全て追尾にリソースを割いている。

【嫉妬】
1.スタンド発現中に本体が『約5秒間』連続で見つめていた対象に、彼女は『五寸釘』を『パスBC』で投擲する。
2.五寸釘は実体化したスタンド物質。これは問題なく本体にも視認できる。
3.五寸釘は、『本体が対象を見つめ続ける限り』、障害物は避けながら常に視線の先を追尾し続ける。
  射程や持続時間は『見つめている限り』無限。『監視カメラ』など、1つまでなら物を介して見つめてもいい。
4.対象となる物体上の見つめている箇所が変われば、追尾する先が変わる。
5.対象そのものから視線を外す、あるいは意識して目を閉じる、視界が塞がるなどすると釘は追尾性を失い、慣性で飛ぶ。
  まばたきなど、意識的ではなく、かつ極めて短い時間視線が切れただけならば、追尾性は消えない。
6.同時に存在していられる釘は『3本』まで。追尾性を保つのは当然最新で見つめている物への『1本』だけ。
7.追尾中の釘は、何かに遮られそうになると『迂回』するが、もし誤って他の物に刺さった場合、
  それがパスBBで動かせ、かつ釘の先端が裏側から貫通しているなら、そのまま対象を追尾し続ける。
  もしそこから動かせないか、釘の先端が埋没してしまったら、その釘については『そこに刺さる』。
8.釘は物理的破壊力も持つが、『刺さっている』物体・生物に更なる効果を及ぼす。
9.なお、すでに釘が刺さっている対象に、さらに釘を投げる事はない。釘の任意解除は釘が見えていれば可能。
10.どんなものであれ、『釘が刺さらない』と後述の能力は発動せず解除される。
   また、刺さる前に『撃墜』され勢いを失った場合も同じ。
   軽く弾かれた程度で勢いが死んでいなければ、再追尾する。

【寒気】
1.すでに釘が刺さっている対象がさらに本体から見つめられていると、今度は『寒気』を感じる。
2.具体的には、『周囲の気温が低く感じる』ようになる。
3.視線を浴び続ける限り、『1秒につき1度』ずつ対象にとっての気温は低下する。
  この効果の下限は、観測上の世界最低気温である『マイナス89度』に等しい。
4.対象や本体に『気温や見つめられてからの時間を正確に把握する能力』を付与するわけではない。
 (※GMは秒数カウントや現在気温について、明らかに不自然でなければ厳密にはカウントしなくてもかまわない)
5.この場合も、『まばたき』程度では『視線が途切れた』事にはならない。視線から明確に外れる必要がある。
  また、本体は対象を目が疲れるほど凝視する必要はなく、いわゆる『視認』の状態であれば能力は発動し続ける。
6.本体からの視線が途切れれば、対象の感じる気温は即座に元通りになる。
  物陰に入る、不意を突いて急に大きく動く、目を閉じさせる、視界をふさぐなどが有効。
7.刺さった釘は固定され、無理やり引き抜くには『パC』、肉体を傷つけず引き抜くにはそれに加え『精B』は必要。抜けた釘は解除される。

290名無しは星を見ていたい:2019/07/12(金) 19:03:56
1.比留間 彦夫(ひるま ひこお)
2.男性
3.三十代前半

5.「私には、子供の頃から抱え続けている悩みがあります。
   私は物心ついた時から、人生に楽しみを感じた事がありません。
   これまでの私の人生は、まるで炭酸の抜けたサイダーや味のないスポンジケーキのようなものでした。
   毎日を生き生きと過ごしている人達が羨ましい。
   出来る事なら、私も彼らのようになりたい。
   生きる喜びと呼べるような何かを、私は見出したいのです。
   ここに来れば、そのヒントが得られるのではと感じたのですが……」

4.幼い頃から、私にとって何よりの楽しみは『嘘』をつく事です。
  ありもしない偽り言を口にする度に、深い悦びを感じる。
  まるで芳醇なワインのように、心に染み渡る罪悪感が心地良いとでも言いましょうか。
  しかし、誤解しないで下さい。
  私は嘘つきですが、決して詐欺師ではありません。
  人からお金を騙し取るとか、誰かを酷い目に遭わせようなんて事は少しも考えていません。
  ただ純粋に、『嘘』をつく事が好きなだけです。

291『音仙』:2019/07/19(金) 00:03:33
>>290(比留間 彦夫)

「――――――はい、聴き終わりました。ありがとう」

「さて……『嘘つき』には、特別な才能を持つ人が多い印象がありますね。
 もちろん……エエ、筋金入りの、とただし書きはいりますけど。
 多かれ少なかれ、嘘つきの一面は……もちろん私も、持っていますからね。
 ええ。それを暴き立てるのが……私の『ウィスパーズ』の一端でもあります」

「『生きる喜び』……それを真の意味で見つけるのは、結構難しい。
 テレビゲームや読書、スポーツ、何にしても真にのめり込むのは、
 それはそれで一つの才能で……私もそうなんですけど、
 多くの人は、生きる喜びを得る手段を……自分では中々決められない。
 色々やってみて、飽きて、また次を。その繰り返し。
 一つや二つの趣味は見つかりますけど、それで喜びの全ては埋められない」

「生きる喜びを知るキミに、特別な才能があるのは道理ですね」

         キィィィィィーーーーーーーーーーーーン ・・・

「『オルタネイティヴ4』」

「騙すための能力ではなく、騙しを糧とする……そういう能力。
 もっとも、嘘一つない潔白の兵士としても使えなくはないですが、
 それこそ…………味のないスポンジケーキ、と言ったところです。
 さあ……行ってらっしゃい。好きな事を、好きなだけするといい」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

手に発現する『カード』のスタンド。
五枚存在し、四枚はハート、クラブ、ダイヤ、スペード。
そして残りの一枚はジョーカーの図柄を持ち、全て実体化している。

このカードの表面を意識して翳すと、カードは兵士に変化する。
兵士は対応するカードの『図柄』が刻まれた白い鎧を着ており、
これも実体化していて、同時に二体までを変化させておける。
兵士は本体の意思のままに操作可能で、群体型のような挙動を見せる。

そしてこのカードの裏面を上にして物体の表面に置く、
壁に貼り付けるなどすると、カードはそこに固定され、
それに他人が触れると、『図柄』の無い『黒い兵士』に変化する。

この黒い兵士の性能に特に通常の兵士と違いはないが、
変化元となったカードの『図柄』を言い当てられると、
その瞬間に、無条件で強制解除されてカードに戻ってしまう。

だが、仮に図柄の予想が『間違っていた』なら、
兵士の体に変化元の『図柄』が浮かび上がり、
通常の兵士に比べ、強化された状態へ変化する。

強化の内容は『図柄』によって異なるが、
いずれも超人的なスペックが付与され、
また『ハート』の場合は射程距離が延長される。

なお、五枚目のカードは『ジョーカー』。
これのみ表を翳しても何も起きないが、
裏面を仕掛けた場合は他と同じ黒い兵士になり、
二体の発現制限とは別枠で発現し続けられる特性、
またダメージフィードバックを有さない特性を持つ。

ジョーカーに対する図柄の言い当てを間違えられた時、
浮かび上がる図柄は『任意の図柄』を選ぶことができるが、
それに伴うパワーアップは発生しない。仮初の嘘でしかない。

『オルタネイティヴ4』Alternative 4
破壊力:C(B) スピード:C(B)  射程距離:C(B)
持続力:E 精密動作性:C(B) 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
        比留間 彦夫(ひるま ひこお)→己の『特別な才能』を聴き、把握。

292『音仙』:2019/07/19(金) 00:10:52

カードのスタンド。表をかざすと白い兵士に変化する。
裏を向けて設置しそれに誰かが触れると黒い兵士に変化するが、
その場合、変化の元となったカードの図柄の『予想』を受ける事で、
的中させられれば解除されてしまうが、外されれば強化を得られる。

『オルタネイティヴ4』
破壊力:C(B) スピード:C(B)  射程距離:C(B)
持続力:E 精密動作性:C(B) 成長性:C

【基本情報】
1.片手に発現される実体化した『カード』。手から離すことも可能。射程は『9m』。
2.破壊されれば、そのカードは『1日』再発現されない。強度は『プラスチック』風。
3.カードの表面は、スペード、ダイヤ、クラブ、ハート柄が1枚ずつと、
  『ジョーカー』のような柄の物が1枚存在し、この5枚1セットでのみ発現出来る。
  ただし、破壊されたカードがある場合、それは別となる。
  裏面の柄は共通で、四隅にスートのマーク、中央に道化師のような顔が描かれている。
4.表面を外側に向けて翳すと、『ジョーカー以外』のカードなら『白い兵士』に変化する。
  兵士の胸にはそれぞれ、変化元となったカードの図柄が刻まれている。
5.兵士のスペックは一律『パス精CCC』で射程はカードと等しい。自由に操作可能。
  視聴覚リンクは存在するが、複数体の視聴覚を同時に受けるには集中力が必要。
  実体化しており、発現時間は一律でカードを翳してから『3分ほど』。
  ダメージフィードバックは存在するが、群体型のため、一体につき『4分の1』。
6.任意解除可能。その兵士はその場で消え、対応するカードとして手に再発現される。
  人間が気絶するダメージを負えば強制解除され、そのカードは破壊された扱いとなる。
7.同時に存在できる兵士は『2体』まで。後述の『ジョーカー』は数に含まれない。
  ただし、ジョーカー含む3体を同時に操作しようとすると、
  精神的に集中が必要で、片手間での3体同時操作は不可能。
8.カードは『裏を向けて』置くことで、その場所に『貼り付ける』事が可能。
  この時、GMにもレス中には『どのカードを置いたか』を明言しなくても構わないが、
  暗号スレやメール欄への記載などは必須。設置時点で『決めておく』必要がある。
9.貼付け自体は『破壊力A』でも剥がせないが、何らかの理由で表が見えると、
  その瞬間にカードが解除されて、兵士の任意解除時のように手元に再発現される。

【伏兵】
1.裏向きで張り付けたカードに生物が触れると、『黒い兵士』に変化する。
  この兵士は、触れた生物の目の前に基本的には発現されるが、
  スペースが無いなどで発現出来ない場合、横などにも発現され得る。
2.黒い兵士は図柄が無いが、どの図柄かを言い当てられると解除される。
  任意解除した時と同じく本体の手元にカードとして再発現されるのだが、
  この方法で解除されてから約『10分』は、手元に再発現されなくなる。
4.相手が言い当てようとしたが的中させられなかった場合、兵士は『パワーアップ』する。
  パワーアップした黒い兵士は解除されるまで図柄が浮かび上がり、言い当ては意味をなさない。
5.パワーアップした場合、スペックは以下のようになる。
  クラブ・・・破壊力が『B』になる。
  スペード・・・スピードが『B』になる。
  ダイヤ・・・精密動作性が『B』になる。
  ハート・・・射程距離が『B(20m)』になる。
6.貼り付けた後のカードや、黒い兵士も任意解除することが可能。
  元の兵士の場合と同じく、消失後にカードとして手元に再発現される。
7.スートの図柄およびジョーカー以外の『存在しない図柄』であるという言い当ては、
  たとえどれだけ真剣な予想の上でも、原則的に何も起きない。

【ジョーカー】
1.ジョーカーは先述のように表面を使えないため、裏面での設置にのみ使用できる。
2.ジョーカーも、裏面設置後に触れられると黒い兵士が出るのは同じ。
3.予想を当てられると解除される仕様も、他のカードと同じ。
  このカードのみ『ジョーカーだ』と名指しされなくても、
  四つのスートのどれでもない、と当てられれば解除される。
4.違うのは、一つは『ダメージフィードバック』が無い点。
  利点ではあるが、ダメージを受けても本体に届かないため、
  明らかに他の兵士とは『異質』であるとバレやすい。
5.もう一つは、予想を外された場合、『任意のスートの図柄』を浮き出させられる。
  ただしパワーアップは発生せず、あくまで見た目だけがそのスートの黒い兵士になる。
6.このジョーカーの黒い兵士は、先述の通り発現数二体までの制限に引っかからない。
  よって、能力を知る相手には、三体目がいればジョーカーがいるのを看破される。

293名無しは星を見ていたい:2019/08/18(日) 10:50:33
1.藤堂 聖十郎
2.男
3.20代前半
4.欲望のままに、凡ゆる性癖を人に植え付けたい。
5.近接パワー型がいいです。

294『音仙』:2019/08/27(火) 21:12:57
>>293(藤堂 聖十郎)

「………………………はい。キミの心から『これ』を聴き取るのは、
 中々苦労しましたが……エエ、ようやく聴き終わりました。ありがとう」

「性癖……他者の記憶や意思、精神を司るような才能は、概ね『非力』なもの。
 中には特例もありますが……ね、例えば、キミがその一人です。
 もっとも……『ミッショナリー・マリー』、この力が働くのは、
 本来はあくまで物理的な対象で……精神面への働きについては、
 キミの飽くなき『布教願望』がもたらした副次的な効果なのでしょう」

           キィィィーーーーーーーーーーーーーーーーーン ・・・

「さて――――『欲望』のまま、自分の道を行くのは並大抵のことではありません。
 まして、その道に『他』が欠かせないのであれば、なおさらのことでしょう。
 ……私にできるのは、その一歩目、いえ、一歩目を踏み出すための『靴』を履かせることだけ」

                「それでは…………良い旅路を」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。生々しく肉体的だが、頭部と両手のみ機械的。
スペックもそれなりに高度だが、能力は『情報』に適する。
反面、その両立のためか射程、持続力など他の点は劣悪。

掌で触れた『記録メディア』のデータを抜き出して保存し、
その状態で他の物に触れる事で『流し込む』ことが出来る。
その際、データは対象とスタンドの腕の間を通る光の流れのように可視化される。

メディアではない物に流し込むことも試みる事は出来るが、
データは消えてしまううえ、対象には内部からダメージが及び、
与えられるダメージもスタンドの破壊力に劣るため単純な意味は薄い。

そして――――最大の特色は、『脳』という原初の『記録メディア』の存在。
他人の脳については魂からの許可なくしては抜き取りは出来ないが、
自分自身の脳からであれば気軽に記憶や想像を記録データを抜き出すことができ、
イメージの伝達に言葉を介する事なく、『自分の認識そのまま』伝える事が出来る。

また、発動には頭に触れる事になるため基本的にはそのまま打撃を打ち込む方が早いが、
大量のデータを流し込めば一時的に相手の処理能力をパンクさせられる可能性もある。
確実性は低いが、この手段を用いれば相手に特定の嗜好を強く印象付ける事も不可能ではない。

『ミッショナリー・マリー』Missionary Mary
破壊力:B スピード:C  射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:E

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                        藤堂 聖十郎→己の『特別な才能』を聴き、把握。

295『音仙』:2019/08/27(火) 21:17:55

ありとあらゆる記録メディアからデータを抜き出し、他のメディアに流し込む。
記録メディアは主に人間の発明だが、原初のメディアは生物の『脳』である。
他人の脳には流し込むだけで、原則的に抜き取れるのは自分の脳に限られる。

『ミッショナリー・マリー』
破壊力:B スピード:C  射程距離:E(1m)
持続力:E 精密動作性:B 成長性:E

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有する。
2.射程距離は本体から1m。
3.掌で触れる事で『記録メディア』に干渉し、データを抜き取る・または流し込む事が出来る。
  その際には記録メディアとスタンドの手の間に走る『光の流れ』のような形で可視化される。
4.記録メディアは『磁気テープ』『磁気ディスク』『光ディスク』『フラッシュメモリ』など、
  一般的な種類に限らず、『記録する機能を持つ』物が対象。その中には生物の『脳』も含まれる。
5.脳を対象にした場合、『抜き取り』は『本体』か、『魂の許可を得た他人』に限られるが、
  流し込む分には『頭部に触れる』事さえできるのなら、無条件で即座に可能である。
6.メディアに直接触れず、メディアが格納・搭載されている機器に触れれば発動できる。
  ただし、生物の『脳』を対象にする場合、前述したように『頭部』に触れる必要があり、
  また同じように『人間より大きいもの』が対象であれば、格納・搭載部分に触れる必要がある。
7.スタンドの頭部に触れても、その本体の頭部に触れたことにはならない。

296『音仙』:2019/08/27(火) 21:18:05

【抜き取り】
1.抜き取りの際はデータを把握したうえで『具体的な内容』を指定するか、全て抜き取るかの二択。
  抜き取るのは『データ』に限られ、『機能』を奪ったりは出来ないし、『動き方』などをデータとして抜いたりも出来ない。
  『対象を成り立たせる機能およびそれに必要な元からあるデータ』と『後から追加(保存)されたデータ』は、このスタンドにおいては別。
2.『元のデータを残す』か『元のデータを残さない』かについても指定する事が出来る。
  残さない場合抜き取りは『一呼吸』程で終わるが、残す場合はデータ量次第だが『最長で10秒』。
3.抜き取ったデータを自在に閲覧するような能力は無い。『抜き取り』と『流し込み』が専門。
4.パスワードなどでロックされたデータも抜き出せる。抜き出してしまえば、そのような物も解除される。
5.スタンドの中に保存して置けるデータ量に特に制限はない。ただし持続時間は『10分』。
6.持続時間を超えたデータは、元の記録メディアが存在するならそこに戻ってしまう。
  存在しない場合、戻る場所を失って消滅する。
7.抜き取っていたデータは、スタンドを解除すればすべて元に戻る。流し込んだ後のデータは戻らない。
8.自身の脳の記憶データをすべて抜き出すと、本体は当然『記憶喪失』のようになるが、
  意識という機能は残っており、また『ミッショナリー・マリー』の能力や扱い方は問題なく把握できている。
9.このスタンドが流し込んだメディアを再度抜き出すことも可能。
  ただし本体も含めて人間の脳が対象の場合、記憶は時間と共に摩耗していくため、完全に抜き出せるとは限らない。

【流し込み】
1.抜き取ったデータは、他の記録メディアに流し込める。互換性が無いメディアでも可能。
  ただし、互換性が無い場合流し込んだ先のメディアでは再生出来ない可能性は高い。
2.記録メディアではない物に流し込むと、『破壊力C』相当の衝撃を内部から与えられるが、
  殴打した方が破壊力は高く、データも消えてしまうため、単純な攻撃が目的であれば意味は薄い。
3.脳にデータを流し込んだとして、それによって即座に内容を全把握できるわけではない。
  その物事について考えたとき、流し込んだデータがまるで元からあった記憶のように思い浮かぶ。
  生物の脳に英単語をすべて詰め込んだとして、英会話に際してそれを適切に引き出せるかどうかは対象の知性次第。
4.洗脳などは直接的には出来ないが、ある嗜好に基づくデータを大量に流し込めば、
  対象のその嗜好に関する知識を充実させ、興味を抱くように誘導する事も出来る。
  また、単純に処理能力を超えた情報量を押し付ける事も可能だが、その結果は状況や対象次第。
5.本体の望みである『性癖の植え付け』に関しても、本体の使い方や話術次第。
  単純に性癖にまつわる画像などを大量に流し込んだだけで感化される人間もいれば、不快感を覚えて逆に性癖に反発する人間もいる。
  方法の見極めさえすることが出来れば、大量の知識を瞬時にインプットする事が出来、自分のイメージも伝えられるため、いわゆる『布教』の道具にはなり得る。
6.流し込んだデータは時間経過で解除されたりはしないが、生物の脳の場合は特に、『記憶が薄れていく』のに特別抗えたりはしない。
  先述したように記憶するだけでそれを引き出す知性を与えるわけではないため、その場の暗記ならともかく長期的な『学習』についてはあまり向いていない。

297名無しは星を見ていたい:2019/09/11(水) 09:58:20
C.尾月 李下(おづき りか)
リカオンって呼んで
D.女性
E.十代後半
F.これは……銃かな 拳銃とかじゃない『猟銃』
まだ撃った事ないんだ。『狩り』以外で撃つなんてご法度でしょ?
G.あの時の記憶はぼんやりとしてるけど。
マタギの祖父とH山に入って、軽い怪我を何かでして下山したら
高熱を一週間程出して。……それ以来、狩りに余り同行出来なくなったから
決して良い思い出では無いね。

A.御山には掟がある。生きる為以外で狩りをするのは禁忌だ
私達は生かされ生かしている。そして、『狩り』は私の人生の一部なんだ

298『音仙』:2019/09/18(水) 20:52:43
>>297(リカオン)

「エエ、とても…………興味深いお話でした。
 銃、キミは力を『武器』として考えながらも、
 その武器に一種、『神性』……のような物を見ている。
 マタギという生き方……なのか、キミの信念なのか。
 よければまた……お話しを聞かせにきてください、ネ」

         ギィィーーーーー   バタン

「狩りに課した『禁忌』…………生かし、生かされるという考え方――――
 彼女の『人生観』は、『狩猟』に対する向き合い方そのもの。
 狩人としての誉れを、道具の扱いや殺した獲物の大きさより、
 自然との共存……調和に抱いている、のでしょうね。とても素晴らしい」
 
「試行錯誤せずとも凶悪な殺傷力を発揮し得る能力ではありますが……
 少なくとも……エエ、『殺めることを楽しむ』人間ではないことは、
 彼女の才能……ええ、『掟』と『法』に、縛られた『女神』……
 『アタランテ・オーバーチュア』を見れば、火を見るより明らかといったところ。
 そう、見れば。聴かずとも…………ね。いえ、もちろん、必要な事は聴いてますけど」

「…………え? 彼女自身が持つ、『銃そのもの』ではない、のは意外?
 そう、でしょうか。私には……これも、『そうあるべき』に思えますよ。
 なにせ彼女にとっての『銃』は……そう。気持ちひとつで気軽に撃てる、道具ではないんですから」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

各部が草花で飾られた、女性的な人型のスタンド。
半自立型で原則的には操作に従って動いてくれるが、
本体も固く契る『禁忌』――即ち益無き狩りに手は貸さない。
無生物への攻撃には特に躊躇しないが、生物への攻撃には理由を求める。
とはいえ、自然とそうした価値観に生きる本体であるからこそ、
高潔な意志を持つ『彼女』が素直に操作されてくれるのだろう。

その能力は、ありとあらゆる『狩猟道具』をその手に発現する事。
銃器は勿論、各種の罠や網など、『日本の法によって禁じられていない道具』なら自在。
性能は現実のそれに即し、『本体』以外の人間にそれを貸し与えたりはできず、
本体に貸し与える際にも、彼女自身の対生物攻撃時と同じく『理由』を必ず求める。

そしてこのスタンドが発現した狩猟道具で『仕留めた』生物などは、
即座に『毛皮』『食肉』など、『加工後』の状態に変化させる事ができる。
元のサイズを超えさせたり、他の材料を混ぜた加工品にしたりはできず、
直接に狩りの役に立つわけではないが、狩猟の『成果』を体現する能力である。

『アタランテ・オーバーチュア』Atalanta Overture
破壊力:C スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                   →それが、『リカオン』の特別な才能。

299『音仙』:2019/09/18(水) 21:03:43

半自立型で、日本の法に認められたあらゆる『狩猟道具』を発現できる。
対生物の攻撃や、本体への道具の貸与の際は『理由』を求めて来る。
彼女の道具で仕留めた獲物は、即座に『加工品』に変える事が可能。

『アタランテ・オーバーチュア』
破壊力:C スピード:C 射程距離:E(1m)
持続力:A 精密動作性:A 成長性:C

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックのみを有する。
2.半自立型。本体の操作を受けて動くが、禁忌に抵触する操作は、原則受け付けない。
3.禁忌とは、『妥当な理由もなく生物を攻撃すること』。益無き狩猟はしない。
  一見禁忌に思えても、本体が確固たる『理由』を持っていれば協力してくれる。
(Ex.無害な犬に見えても、本体はそれが人間の味を覚えた人食い犬だと確かな根拠の上で知っている)
4.禁忌に抵触する操作を理由なく試み続けると、最悪の場合は強制解除される。
5.本体の生命について極まった緊急時である場合などは、その状況自体が『理由』にはなりえる。
6.明らかに説明不要な場合を除き、本体が『理由』の根拠を提示した上で
  自分の納得だけではなく、『スタンドの納得』を得る必要がある。
 (=レス中で理由を明示し、それにGMなど判定者が納得する必要がある)
7.操作の介在しない部分では、高潔で隙の無い性格。現状、会話はしない。
  なお知性は本体に準拠し、本体が推測出来ないことはこのスタンドも不可能。
8.飲食や睡眠は不要だが、自らが狩猟した獲物を食す事はむしろ歓迎している。
  これに関して、カロリーや満腹感のフィードバックは存在しない。

【狩猟道具】
1.同時に『2つ』まで、日本国内の法で禁じられていない『狩猟道具』を発現出来る。
2.銃器、網、罠などが代表例で、実体化したスタンド物質。『生物』は発現できない。
  性能については、射程を除けば実在する道具に準拠し、道具そのものに特殊な効果はない。
3.道具発現の射程は『50m』。ただし銃器類は銃そのものは手放せず、弾丸の射程となる。
  後述するが、本体に貸与する場合のみはスタンドの手から離せる。
  但し貸与を受けた本体が手放してしまうと、タイムラグなく即座に解除される。
4.持続時間は『30時間』に及ぶ。射程が持続時間を超えると強制解除。
5.道具を任意解除する場合、視界に納めている必要がある。
6.銃器類はあえて空砲にしないなら弾が込められて発現し、弾切れで解除される。
7.銃器類の弾丸など、道具と一緒に発現された付属品は、同時発現数のカウント外。
  ただしあえて弾丸だけで発現した場合については、カウントされる。
8.狩猟に使えなくはないが狩猟道具ではないような物は、発現の対象外。
9.狩猟道具は、このスタンド以外では本体のみ自由に扱える。他の人間やスタンドは扱えない。
  本体が道具を借り受けて扱う事も出来るが、借りる際には『理由』を求められる。

【加工】
1.獲物を狩猟道具で仕留める、あるいは狩猟道具で捕らえた状態で仕留めると、
  本体の任意でその獲物を即座に『加工品』に変化させることが出来る。
2.加工品は、完成状態の約8割以上がその獲物の素材が元で作られたものに限られる。
3.加工品には使われなかった余剰の素材は、加工完了後にどこかに消える。
4.スタンドはそれを満足気に見るが、どこに行ったかは『神のみぞ知る』。
5.一体の獲物を複数種の加工品に変化させる事も可能。干し肉となめした皮、など。
6.加工品の品質は『完璧』で、獲物の素材から引き出せる最高のポテンシャルに加工される。
  あえて腐敗・劣化させるなどは、やはり『理由』を明示しなければ不可能。
7.肉にせよ毛皮にせよ何にせよ、加工品を複数個に小分けする事も可能。
  ただし、獲物の狩猟に協力した人数+1の数までしか小分け出来ない。
  (ミンチに加工するなど、加工の結果としてバラバラにする事は可能である)

300名無しは星を見ていたい:2019/09/27(金) 01:47:57
1.『ラフィーノ石繭』――が芸名の、『末石まゆ』      
2.女
3.30代
4.オカルトなんて信じてないのよ。
 あたし、職業:占い師で、かなり当たるって評判よかったりするんだけど、
 それはひとえに『事前調査』とか『口先』とかで実現してる、いわば『いかさま』。
 もちろんこれでメシ食ってんだから必死よ。変装技術とか株価の読み方とか必死で学んだわ。あたしはもはや探偵よ。
 評判が評判を読んでどんどん『大口だけどヤバそーな相手』とかも増えてくんのね。
 で、もはや「下手な占いをしてみろ、お前を殺す」みたいな顧客が出てきちゃったりしてるの。
 脅迫状とか、呪いのオカルト器具っぽいものとか、しまいには死骸が、あたしんところに届いちゃったりして滅入ってる。
 いやでもさーーーーーー あたし一般人よ?でも潜入調査もハッタリも限界に近いわ。立場上誰かに相談ってのも不味いの。
 もはや藁にでも縋りたいの。でも孤立無援よ。打つ手なしなわけ。

 あたしさっき『タロット』引いてみたんだけど、何が出たと思う?
 『悪魔』よ。邪な心、詐欺、悪循環、疲れ、喪失と解釈できるわ。
 あたしの状況にぴったしね。いや、オカルトなんて信じてないけど。信じてないけど!

 …もはやオカルトに縋るぐらいしかないのよ〜〜〜〜〜っ うえぇ〜〜〜〜ん!!

301『音仙』:2019/10/05(土) 05:20:22
>>300(ラフィーノ石繭)

「―――――――――――はい、聴き終わりました。
 まあ、信じようと信じまいと、『あるものはある』のですけど、
 信じなければ見えないものもあり……見ないと信じられないものもある。
 まさに『オカルト』の世界……ほとんど『探偵』と言っていいキミには、
 足を踏み入れながらも相いれない世界だったでしょうけど……目を開いて」

「見えますか? ……それがその、『ミスティカル・ガイド』の世界……『温度視』。
 私の体温も見えるでしょう。ええ、キミより少し高い。それはつまり……気づきましたか?
 エエ、風邪気味でして……そう。体調を見ただけで把握できるのは、キミの仕事には役に立つはず。
 そして人間の体温は、『ストレス』ですら加熱する、とか。エエ、それすらも今のキミには判別できる」

「まあ、ともかく、真実そのものを見通す力ではなく、その手助けをする力というのが……
 オカルトを信じないキミらしい、キミだけのオカルトと言える、でしょうか?
 どちらかと言えば『身を守る』術に長けているのも……ここに来た動機を聴けば、納得と言ったもの。
 まあ、私は占い師ではないので、スタンドと結びつけてもキミの人物像は把握しきれませんけど」

                   キィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイイイイ ―――――――― ン

「とりあえず……後はこの力に、存分に縋ってください。これはもう、キミのものですから……ネ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

水晶のごとき両目を持つ、人型のスタンド。
このスタンドの視界は物体の『外気温との温度差』を『色』として捉えており、
この温度視の本体への共有は常時ではなく、必要な時にのみ得られる。

本体の職業柄か『人間観察』は特に得意とする分野であり、
対象の『ストレス』に伴う微細な体温上昇さえ、察する事が可能。
これによりどんな話題・状況にストレスを感じるかを把握することで、
いわゆる『コールド・リーディング』を効率的に進行できる。

本質となる能力も当然、『温度』に関わる。
このスタンドが『見ながら触れた』ところに、『水晶』を生やせる。
水晶の『色』は、スタンドが見て触れた部分の『温度の色』と全く同じであり、
どのような状況でも、その色を保つ――即ち温度変化を起こさない。

温度変化を伴うようなあらゆる環境、攻撃、干渉は完全に無効化される。
反面、水晶とほぼ同じ温度を持つ物による干渉には非常に弱く、
鉱物とは思えないほど簡単に崩れてしまい、手折るのすら容易である。

『ミスティカル・ガイド』Mystical Guide
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                           末石まゆ→己の『特別な才能』を聴き、把握。

302『音仙』:2019/10/05(土) 05:29:06
『温度』を『色』として視認する人型スタンド。
色を見ながら触れた場所に、同じ色、即ち同じ温度の『水晶』を生やす。
この水晶は決して温度変化を起こさず、また温度変化を伴う干渉を無効化するが、
反面、ほとんど同じ温度を伴う干渉に対しては極めてもろく、簡単に崩れてしまう。

『ミスティカル・ガイド』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(2m)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックと視聴覚リンクを有する。
2.視覚のリンクについては、必要としない時は共有しない状態になっている。オンオフ自在。
3.このスタンドの視界は『外気温との温度差』を『色』でとらえる。
  なお、『具体的に何℃なのか』を数字で知る能力ではない。
4.『外気温』とほぼ同じ温度なら『紫』で、低いと『青』く、高いと『赤』くなる。
  外気温との差が大きくなるほど色の濃さも増し、僅かな濃淡をも見分けられる。
5.1℃に届かないような微細な温度変化でも、極僅かに色は濃くなる。
  本体が色覚で把握出来るわけではないが、直感的に濃くなった事が分かる。
6.気体や、スタンドなど実態のないものには色が付かない。透明でも固体や液体には色が付く。
7.人間は、『ストレス』で体温が上昇するとされる。
  このスタンドの視界は、微細な色の変化でそれさえも察知できるが、
  ストレスで体温が上がったのと風邪で上がったのを区別する能力は無いため、
  状況や会話の流れなどから本体自身が推測することになる。
8.GMはPCの視界にあると思われる全ての物の色を描写する必要はない。
  極端に言えば、PCが明確に『見た(見たい)』と描写している物だけで構わない。

【水晶】
1.スタンドの視界で見ながら手で触れた『固体』の表面から『水晶』を生やせる。
  同時発現可能数は『3つ』までで、視認で任意解除が可能。
  能力射程は『10m』で持続時間は『一時間』ほど。実体化したスタンド物質。
  温度を持たない(=色が付かない)存在、例えばスタンドなどには生やせない。
2.生え方は『水晶』にあり得る範囲で自由。触れ続ければ大きくなる。伸長速度は『C』。
3.一度生え終えた水晶に後から触れ、さらに大きくしたりは『不可能』。
4.最大では『1m』まで伸ばせる。重さも相応に存在する。
  ただし、生やした部分が重さで崩壊するようなサイズには出来ない。
5.硬度や質感も水晶(石英)相応。破壊されても自動解除はされないが、本体は破壊を感知出来る。
6.水晶は生やした部分の『温度の色』と同じ色をしており、また同じ温度を持つ。
7.水晶、および水晶を生やした部分は、温度変化をしなくなる。つまり色が変わらない。
8.水晶は『温度変化を伴う』干渉を無効化する。生やした場所には無効化効果は無い。
  人体など『水晶と異なる温度』を持つ物体の攻撃は効かない(パワーE未満の干渉と扱う)が、
  単に触れ(させ)たり、触れて何らかの効果を及ぼしたり、効かなくても殴る事自体は一応可能である。
9.この場合の『異なる温度』は、数字で言えば誤差が1℃以上あること。
10.ほぼ誤差のない同じような温度の干渉に対しては、極めて脆い(土並。パDの渾身の一撃で折れる)

303名無しは星を見ていたい:2019/10/07(月) 17:38:30
C.蝶名林ルロイ紗英
D.男
E.二十代後半
F.爆発、かな。使い勝手? まぁ、言いっこなし
G.神様が教えてくれたんだ、このスタンドのことを。
……いや、変になったわけじゃない。
でも本当にガキの自分にはその人が神様に思えたってだけの話。
こいつがいなければ俺は怪しい宗教にでもはまってただろうよ。
A.退屈は嫌いだ。刺激のある生活でないととても耐えられない。

304『音仙』:2019/10/13(日) 05:00:56
>>303(蝶名林ルロイ紗英)

「とても……『興味深い』お話でしたよ。
 私以外にも『スタンドを与える』存在は……いますからね。議論の余地も無く。
 現に私もそういう存在に、『志願』し……この『ウィスパーズ』を与えられた。
 年齢と時期から察するにスタンド使いとしてはキミのほうが『先輩』になるのでしょうかね、
 だからどうだという訳では無いですけど……エエ、『歴史』はある種の『力』ですけどね」

「またいつでもいらしてください――――キミも知らない事が、私には分かる、かも」

            ギィィ --- ・・・

                           バタン


「…………いえ、私達とは『違い』ますね。エエ、いつの世にも『与えるもの』はいる。
 神の如き全能の力を持つものも……私のように『スタンド』の延長でしかないものも。
 マア、私は与えているというわけでもないのですけど……それは、一旦置いておいて。
 だからこそ、力の形は『画一的』ではない……私が聴いたことのない『才能』が、燻っている」

「彼の『ボブモ』もその一つ……『破壊的』で、『使い勝手』には難がありますが……
 だからこそ、とても『刺激的』で……彼には欠かせない、確かな信仰なのでしょうね」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

体が『プラスチック爆弾』で構成された人型スタンド。
『像』は人型を基本としているが、『手』で加工することで粘土状に自由な形状を取ることができる。
『手』で加工した部分のみ『起爆』が可能となる。

『ボブモ』BOBMO
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:A

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                     蝶名林ルロイ紗英→己の『特別な才能』を聴き、把握。

305『音仙』:2019/10/13(日) 05:07:28

人型のスタンド。プラスチック爆弾で構成されており、実体化している。
本体の手で粘土のように加工でき、加工した部分は『起爆』可能になる。

『ボブモ』
破壊力:C スピード:C 射程距離:C(6m)
持続力:E 精密動作性:C 成長性:A

【基本情報】
1.人型のスタンド。ダメージフィードバックを有している。
2.ヴィジョンは固まった粘土のような質感で、『実体化』はしていないが、本体のみ自由に『触れられる』。
3.このスタンドは、本体の手で粘土のようにこねて、形を『加工』できる。加工した部分は『起爆可能』になる。
  スタンド自身の手では、現時点ではこねる事は出来ない(=本体から離れた所での加工は出来ない)
4.最低限の加工、例えば模様を入れる、出っ張らせるなどでもしなければ、触れるだけでは起爆可能にはならない。
5.一度加工した部分を、さらに加工する事も出来る。複数個所を同時に加工する事などにも特に制限はない。
6.部位はどのように変形させても元の部位にダメージをフィードバックさせる。
7.複数の部位をこね合わせ、混ぜてしまったりすると、そこに受けた攻撃が両方にフィードバックする。
8.形を変えたからといって機能は増えない。翼を成型しても動かせばしても飛べないし、銃身を成型しても物は撃ちだせない。
9.形そのものが機能である場合については問題ない。『腕』を成型すれば、問題なく動かせるし、物をつかめる。
  また、どのような形であれ、そこを『動かす』事自体は基本的に可能。ただし『腕を10本同時に動かす』などは、相応に集中力がいる。

【爆発】
1.爆発の威力は『プラスチック爆弾』相当――――すなわち、『破壊力A』。
  これは言わば『スタンド爆発』であり、スタンドにもダメージを与えられる。
2.爆発の規模は一度に起爆した『部分』の大きさにより、大まかに5段階に変化する。『現在は』以下のような形。
  基準値の間程度のサイズの起爆部分であれば、爆発規模もおおむね間くらいになる。
  当然、その部分をこねる時間が必要であり、また起爆した部分は『消える』ため、大きくすればするほどリスクも大きい。
  
  『指より小さい』      ・・・  『起爆部分のみ』。接触している部分だけを巻き込める。
  『手でひとつかみほど』   ・・・  『半径0.5m』。接触していなくても爆発に巻き込める。
  『腕一本(部位一つ)ほど』 ・・・  『半径1.5m』。近距離にいる人間を複数巻き込める。
  『半身』          ・・・  『半径3m』。このスタンドの射程の半分以上が巻き込まれる。
  『全身』          ・・・  『半径5m』。射程圏外ギリギリでなければ本体も巻き込まれる。

3.起爆させた部位は、解除して『1時間』ほど経過してから再発現すれば元に戻っている。
4.『C-4』などと同じく、衝撃で暴発したりはしない。『起爆を意識する』ことでのみ即座に爆発する。
5.起爆の瞬間、起爆部位は『発光』する。より細かく言えば、『起爆を意識した瞬間に』発光し、間を置かず爆発する。
6.このスタンド自身は、このスタンドの『爆発』でダメージは受けないし、痛みもない。本体は巻き込まれればダメージを受ける。
7.爆発の規模の範囲であれば、スタンドそのものの射程圏外であっても爆発の威力は届く。

【切り離し】
1.加工の中で、部分をスタンドから切り離すことが出来る。切り離した部分を切り離した後に加工する事も可能。
2.現時点では切り離した部位にはダメージフィードバックは無いが、操作もさせられない。位置だけは把握できる。
3.切り離した部分も、意識すれば爆発させられる。ただしこの場合、意識してから『若干』のタイムラグがある。
4.具体的に言えば、『発光』してから『大きく一呼吸』ほど。発光に気付けば、『1〜2m』くらいなら距離を取るのは難しくない。
5.切り離しっぱなしにしておける個数は、『2つ』まで。射程距離はスタンド自体と同じで、持続時間は『1分』。
  超過すれば強制解除されてしまい、爆発させた場合と同じく、解除しても『1時間』ほどはそこが消えた状態になる。

306『音仙』:2019/10/13(日) 12:54:48
>>304(メール欄抜け)

307名無しは星を見ていたい:2019/10/20(日) 23:40:10
C.ブリタニカ(種族名は羽衣セキセイインコ)
D.メス
E.人間でいうと二十台
F.自分の能力についての、声。
我々インコは、『人語』を喋ることの出来る鳥として知られておりますわね。
ところで、『ブリタニカ百科事典』をご存知でしょうか?
人間の世界では、非常に権威ある百科事典として知られている書物ですわ。
そして、私の名前でもあります。
まるで百科事典のように数々の『言葉』を記憶し、同時に『発話』することができる。
『ブリタニカ』――私に相応しい名前だとは思いませんか?
こんな私だからこそ、この力が身に着いたのだと考えておりますの。

G.自分の人生についての、声。
私は、いわゆる野良ですけれど、幸い今のところ食事には不自由しておりません。
体が空いている時は、知識を深めるために色々な場所を飛び回っていますわ。
人の言葉を借りるなら、私は野生化したペットと思って下さいませ。
もう少しで売られる所でしたが、自力で逃げ出しました。
私は、人間で言う箱入りで一生を終えるのが嫌でしたの。
たとえ身の安全が保障されていなくとも、広い世界を自由に飛んでみたかったのです。
知識欲の強いタイプなのかもしれません。
自由の代償として多くの苦労を重ねましたし、それは今でも同じ事ですわ。
ですが、大空に舞い上がる度に、決断するだけの価値はあったと感じておりますの。

A.「コンニチハ。ゲンキデスカ?ゴハンタベマシタカ?」

「オオバコトカ イヌムギトカ。アナタノ ウンメイ ウラナイマスワ。
ナンカ ナヤミデモ アルノカイ?キュウニ フッテキタネェ〜。
ケンドーブニ ショゾクシテイマス。オレノウワサデモ シテンノカネェ。
パワースポットニ キョーミガ オアリデスカ?」

「アリガト。アリガトネー。アリガト」

308『音仙』:2019/10/27(日) 00:56:18
>>307(ブリタニカ)

                 バタン ・・・

「――――――――ああ、行ってしまいました。
 鳥は『自由』ですね、イエ、私が不自由なだけかもしれませんが。
 ………………彼女の気質は間違いなく『自由』を愛するものでしたが、
 スタンドは『自由気まま』……というよりは、『自由の価値』を重んじるもの。
 心が語っていたように、『広い世界を飛ぶ』ためなら苦労は惜しまない……
 そうした性質が、あの『ハロー・ストレンジャー』を産み出したのでしょうね」

「古来より……『鳥に憧れる人間』が後を絶たないのは、
 鳥になりたいからではなく、未知の世界へ飛び立つため……
 あの『ブリタニカ』が人間の姿を取るスタンドを持つのも、
 人間へのあこがれではなく……鳥と人間、その両方を超えた大空への切符」                

           「そう考えるのは……ロマンチストが過ぎるでしょうか……」

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

本体が『格納される』タイプの人型スタンド。操作は自由に可能。
ヴィジョンは『人間の女性』に類似し、実体化もしている。
発現した瞬間、本体はこのスタンドの『頭部』に格納される。
ヴィジョンにダメージフィードバックは存在しないのだが、
頭を狙った攻撃は『鳥』というひ弱さもあって致命傷になり得る。

背中に生えた『羽衣』と、腕を覆う『羽毛』、両足の先が『蹴爪』になっている点、
および羽衣から『インコっぽい匂い』がする点など、『人間らしさ』には若干欠けている。
あくまで本体を格納するためだけの存在で、内部構造までは再現されておらず、
触れた・見たときの質感は完全に生き物だが、実情としては精巧な『人形』に近い。

備わった羽衣や羽毛は飛行には使えないが、『滑空』程度なら緩やかに可能であり、
飛行中にスタンドを発現し飛行能力を失っても、これである程度まで軟着陸できる。

このスタンドの武器は――――『翻訳』と『再現』。

発現中の本体は、己の思考を普段の『鳥語』だけでなく『人間語』で発話することができ、
人間とも自然に会話できるが――――あえて『鳥語で人間の言葉を真似して発話する』という、
オウムらしい『再現』行為を行うことも可能で、これがこのスタンドの『能力』のキーとなる。

他人の言葉を『再現』すると、このスタンドの『外見』も言葉を発した人物を『再現』する。
羽毛や羽衣、蹴爪なども消えていき、完全なる『人間の姿』に擬態する事が可能。
一言だけの再現ではすぐに『外見』は元に戻ってしまうが、会話の中に『再現』を織り込み、
継続して再現し続けることが出来れば、その人物の姿を無制限にまねし続けることが出来る。
当然、再現する単語を選ばなければ『不自然』な会話が生まれ、正体は露見しかねない。

『ハロー・ストレンジャー』Hello, Stranger
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(格納)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
                                    →それが、ブリタニカの『特別な才能』。

309『音仙』:2019/10/27(日) 00:57:19



頭部に本体を格納する『実体化した人型スタンド』。
鳥語を人語に翻訳出来るが、あえて『鳥語で人語を再現する』ことで、
その再現もとになった人間の姿を、このスタンドのヴィジョンに再現できる。

『ハロー・ストレンジャー』
破壊力:C スピード:B 射程距離:E(格納)
持続力:C 精密動作性:C 成長性:B

【本体】
1.本体は『羽衣セキセイインコ』である。
2.飛行能力を有するが、パワーは人間より著しく低い(概ね『E』相当)
3.インコの中でも知性が高く、人間社会の文化をある程度以上把握できている。

【基本情報】
1.人型のスタンド。発現した瞬間、本体はこのスタンドの頭部の中に格納される。
  格納される頭部の中は、外的要因がない限り『羽衣セキセイインコの生息に最適』な環境を保つ。
  外部が高温、低温、および何らかの危険な状態にあっても、これは変わらない。
2.格納された瞬間から、本体はこのスタンドの体を操り、目や耳、五感で周囲を知覚するようになる。
  視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚は把握できるが、ダメージフィードバックが無いため痛覚は無い。
3.スタンドは実体化している。ダメージフィードバックは存在しない。スペックは『パス精CBC』。
4.外見は『20代の人間女性』に見える。ただし背の首回りに『羽衣』があること、
  両腕が『羽毛』に覆われていること、両足の足首より先が『蹴爪』になっていることが異質。
5.衣服も『羽毛』で形成される。服のデザインは、スタンドを発現しなおせば変更する事も可能。
6.腕の羽毛、および首周りの羽衣により『5m』ほどまでの高さからなら『滑空』し『軟着陸』出来る。
7.実体化した人型は人間に近い質感だが、『内部構造』などは存在しない。『実体化したスタンド』に過ぎない。
8.羽衣の辺りからいわゆる『インコ臭』がする。悪臭ではないが特徴的なので、『人間じゃない』とバレる可能性はある。
 
【発話】
1.このスタンドには『翻訳』能力があり、『人語』と『鳥語』を自由に発話し分けることが出来る。
2.本体の思考をそのまま『人語』として出力できるし、従来通り『鳥語』として発する事も出来る。
3.そして、あえて鳥語で人語を『再現する』事も出来る。これは後述する『能力』にも関わる。
4.人語と鳥語の発し分けは、『単語単位』で切り替え可能。一文字ごとに切り替えたりは出来ない。

【再現】
1.鳥語で今迄に聞いた人語を『再現』(要:ソースとしてURL)することで、その言葉を発した人間の姿をヴィジョンで『再現』することが出来る。
  ただし最初の再現についてのみ『単語一語』ではなく、『2つ以上の単語で構成された発話』を再現する必要がある。
2.その場にいる人間など『リアルタイム』での再現の場合、ヴィジョンが服装なども含め、ほぼ100%その人間の姿に変化する。
  このとき、羽衣、羽毛、蹴爪などといった鳥の特徴を残す器官も一時的にスタンドのヴィジョンから消失する。
3.その場にいない人間の言葉、つまり過去に聞いた言葉の再現の場合、『限りなく似ているが、よく知ってる人間にはバレる』程度の再現率。
4.見た目のうち、『外からは見えない部分』は、『その場にいる人間』の場合のみ再現できる。
5.言葉を一つ再現するたびに、短時間だけ再現できる。同じ言葉を連続で再現しても伸びないが、別の言葉を再現すれば伸びる。
6.メタ的に言えば、『毎レス1つ以上は対象の言葉の再現を挟んでいれば』その相手の姿を維持し続ける事が出来る。
  また、『単語2つ以上で構成された発話』を再現した場合は、次の1レスは再現を挟まなくても維持する事が出来る。
  但し、極端に経過時間の長い、または短いレスであるとGMが判断する場合は、GMの裁量で変動させてもよい。
7.同じ発話を再現に複数回使用する事は出来ない。『一旦再現を途切れさせた場合』は、『30分後』には再利用が可能になる。
8.におい、スタンド能力、特殊な体質、持病、雰囲気、口調など、見た目と無関係な部分は再現できない。ただし『声』だけは真似られる。

310名無しは星を見ていたい:2020/01/06(月) 20:57:20
C.百目鬼 小百合
D.女
E.50代
F.この力の使い道は、大半が仕事だったね。
知恵では負けてないつもりだったけど、女は力じゃあ男に劣る。
だけど、これのお陰で誰にも文句は言わせなかった。
陰では『鬼の小百合』なんて呼ばれた事もあったけどねえ。
仕事かい?『警察官』だったよ。
退職して、今は警備員をやってるけどね。
そして、この力は今でも役に立つ。
G.昔、ある事件に出くわした。
これが見えるようになったのはそれからさ。
今まで仕事一筋の人生だったけど、悔いはない。
自分なりに、この町のために尽くしてきたと思ってる。
そして、これからもそうしたい。
A.この力は世のため人のために使う。
幸いな事に、墓場に行くには、まだまだ猶予があるからねえ。
煙草を止めれば、もっと寿命が延ばせるんだろうけど。

311『音仙』:2020/01/13(月) 23:17:23
>>310(百目鬼 小百合)

「なるほど…………エエ、なかなか興味深かったです。
 どうもありがとう。……『スタンド使い』でありながら、
 それを元の『仕事』に……それも、いわゆる『社会正義』のために使う。
 とても、素晴らしい志です……ハイ。ぜひ今後も、『正しい道』を……イエ。
 私のような者があえて言わずとも、キミはそうするでしょうけれど、ネ」

               ギィ・・・

                      バタン

「フゥ……………………『鬼の小百合』……彼女には、『適切』な評価でしょう」

「彼女の『ライトパス』はとてもシンプルなスタンドでしたが、
 それが『時代』によるものか、それとも単に彼女の精神性ゆえなのか。
 どちらにしても、『後天性』のスタンド使いでありながら、あれだけの経験値……」

       「……なにより、『正義感』……エエ、大きな存在です。
         繋がりが出来て良かったと、考えるべきでしょうね。
          ……ここを捜査しに来たというわけでは、なさそうでしたし」

――――――――――――――――――――――――――――――――――

人型のスタンド。両肩に『白百合』を象った紋章が刻まれている。
神速と手にした武器により、白兵戦では無類の強さを誇る。
ただし破壊力は一般的な範疇に収まるため、力負けは喫しえる。

武器――――今は、手に『警棒』を持っているのがこのスタンドの特徴。
伸縮式の警棒は収納時で20cmほど、伸長すれば55cmになり、
そのリーチは素手の相手との戦いにおいては圧倒的な優位性を誇る。

能力は『道』を描くこと。すなわち『警棒』の先端にて光の線を描き、
それに触れた物を『線の端』まで、このスタンドに等しい速度で進ませる。
この能力による移動に『破壊力』は存在せず、接触事故などは起こりえない。

強力な能力ではあるが、描ける線はスタンドの射程に等しい『2m』
手が届かないような遠くにまで攻撃を仕掛けたり、追いやったりはできない。

『ライトパス』 Right Path
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

――――――――――――――――――――――――――――――――――
               →それが、『百目鬼 小百合』の特別な才能。

312『音仙』:2020/01/13(月) 23:18:48
特殊警棒を持つスタンド。
警棒の先端で物体上に光る線を引くことが出来、
この線に触れた物体を線のどちらかの端まで移動させる。

『ライトパス』
破壊力:C スピード:A 射程距離:E(2m)
持続力:B 精密動作性:C 成長性:D

【基本情報】
1.人型のスタンド。射程は『2m』でダメージフィードバックを有する。
2.手に『特殊警棒』を持つ。スピードAで伸縮可能。
3.特殊警棒は柄も含め、最短時20cm、最長時55cm。鍔は無いタイプ。
4.特殊警棒の質感は鉄製に近い。『破壊力A』の一撃にも耐える強度を有する。
5.特殊警棒にダメージフィードバックなどはなく、仮に破損した場合『一晩』眠れば元に戻る。
6.特殊警棒を手放す事は出来ないが、持ち変えることくらいはできる。
7.何らかの理由で特殊警棒を手放すと、棒だけ解除される。『一呼吸』程待てば、手の中に再発現出来る。

【正道】
1.警棒の先端で物体に触れると、そこに赤色の光を発する線を引くことが出来る。
2.この光る線は一般人にも視認する事が可能。暗闇でも目立ち、密かに引いておくのは困難。
3.空間に線を描いたりは出来ない。また、液体など線が持続しないところにも描けない。
4.線の長さは『2m』までで、能力の射程はスタンドから『10m』。
  持続時間は『2分』で、『2本』まで引いておくことが出来る。いつでも解除は可能。
5.線にしっかりと触れている物体を、スピードAで線の『どちらかの端』まで動かす事が出来る。
  重さは『その時点で破壊力Cで動く』必要があるが、そうでさえあれば制限はない。
6.この移動それ自体は破壊力を持たず、移動する物体を遮るものがあればそこで止まってしまう。
7.移動している物体の破壊力が喪失するわけではないので、その物体自らが遮るものを排除する事は出来る。
8.本体やこのスタンド自身を移動させる事は出来ない。他の人間については、移動させることが出来る。
  ただし移動には破壊力(=強制力)が無い関係で、2mをスAで動く間に反応し、即座に動けるなら逃れ得る。
9.一度移動に使用した線は消失する。繰り返して使用する事は出来ない。

【拘束】
×『端の無い線』すなわち『円』を描こうとした場合、線と線が繋がらず、円が成立しない。

313名無しは星を見ていたい:2020/01/21(火) 13:58:08
1.神谷硝子
2.女
3.14
4.子供の頃はさ、ヒーローってホントに信じてて……
でも当たり前だけどそんな都合のいいのなんていなくて。
私、色々あって引きこもりでさ……でもお母さんが社会復帰しろって。
お母さん、もう私の面倒見られないから……
……私が私のヒーローになるしかないよな。
私の心に火をつけて、頑張らないとな。
5.「えっと……ハグ、しないか? 幸せのサインだ」

314『音仙』:2020/01/31(金) 23:58:10
>>313(神谷硝子)

「―――――――――――――はい、聴き終わりました。ありがとう。
 ハグをしながら『聴いた』のは、なかなか無い経験でしたね。エエ。
 誰かを『抱きしめ』……『抱きしめられる』というのは良い事です。
 いえ、その、誰にでも、という訳ではもちろんありませんけど……
 赤子から、エエ、大人になっても『抱擁』にこそ安心を感じる人間はいる。
 スキンシップ、という概念の……私たちの価値観での、一つの究極系でしょうか?」

        キィィ

「だからこそ――――そこに『才能』の拠り所を求めるのも不思議ではない。
 名は『デミリタライズド・ゾーン』 ……そうですね、意味するところは、『休戦地帯』」

              ィィィン ・・・

「地帯とは言いますが、『世界』に働きかけるのではなく、キミが変わる力。
 休戦……対等の均衡によるものか、それとも戦力差による一方的提案か。
 さて……そろそろ、ハグは終わりにしましょう。『幸せ』のきっかけはこの才能か、
 それとも才能が目覚めて変わるキミの世界か……楽しみにさせていただきます……エエ」

―――――――――――――――――――――――――――――――――――

薄墨色の纏うタイプのスタンド。
高い身体能力を有する反面、搦手には欠ける。
その能力も、単体で敵を倒す事には向いていない。

能力は『抱きしめる』ことで『力』を分け与えること。
腕力、速度、精密性と全方位に優れるこのスタンドは、
自らの手によって理不尽な『悪』を阻み打ち倒すだけではなく、
己より弱き者にそれを分け与える事で、対象を悪から守る。
逆に、己より強い存在を抱き締めればその力を奪い取ってしまう。

なお、己より弱い点と強い点を併せ持つ対象に対しては、
どちらを選択するかは任意。ただし奪いながら与える事は不可能。
また、いずれの場合も力の受け渡しを伴う抱擁については、
どれほど強く行おうが肉体へのダメージは一切発生しない。

『デミリタライズド・ゾーン』 Demilitarized Zone
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

―――――――――――――――――――――――――――――――――――
                         神谷硝子→己の『特別な才能』を聴き、把握。

315『音仙』:2020/02/01(土) 00:09:01
纏うタイプのスタンド。高いスペックを誇る。
抱き締めた自分より弱い相手にスペックを分け与える。
自分より強い相手を抱きしめた場合は、逆に力を奪い取れる。

『デミリタライズド・ゾーン』
破壊力:B スピード:B 射程距離:E
持続力:D 精密動作性:B 成長性:C

【基本情報】
1.纏うタイプのスタンド。
2.これを纏ってのあらゆる動作は『パス精BBB』相当を発揮出来る。
  動作に限るため、感覚器官などについては普通の人間と同じ。
3.纏った状態での全力の動作は本来より早い疲労を招く(持続D)
  スピードが『A』に達していれば疲労はさらに加速する傾向がある。
4.生物、または生物型のスタンドを『抱きしめる』事で能力を発動する。
5.複数の対象を同時に抱き締めても、能力は一度に一人にしか使えない。
6.能力の射程は『30m』で持続時間は『10分』。超過すると、対象に用いた分は元に戻る。
  それによってスペックがAを超えたり、Eを下回ったりすることは無い。
7.能力の個別の任意解除は対象を視認している時のみ可能で、全解除はいつでも可能。
8.能力発動を伴う抱擁は、対象へのダメージを伴わない。
9.能力対象にしておける限界数は、スペックで『分け与える』『吸収する』合わせて『4つ』まで。
  また、持続力や射程距離、成長性については、少なくとも現段階では能力の対象外である。

【力の均衡】
1.自身より低いスペックを持つ相手に対し、自身の当該スペックを『割り振れる』
2.割り振りの結果として自身と相手が同等、または力関係が逆転するとそれ以上割り振れない。
3.割り振った相手の位置は、常に感知しておくことができる。
4.複数項目で自分より低い相手に対しては、複数スペックを同時に割り振れる。
5.1つのスペックを1段階割り振るごとに『呼吸一回』ほどの時間は必要。

【力の均衡】
1.自分より高いスペックを持つ相手から、そのスペックを吸収する。
2.吸収の結果として相手と自身が同等、または力関係が逆転するとそれ以上は吸収出来ない。
3.力を吸収した相手の位置は、常に感知しておける。
4.複数項目で自分より高い相手でも、複数スペックを同時に吸収は出来ない。
  (分け与えるのに比べて負担が大きい。高所から低所に流し込むより、その逆の方が『大変』)
5.吸収で得た分のスペックを、他者に割り振る事も可能。
6.自身より低いスペックと高いスペックを併せ持つ単一の相手に対し、
  割り振りと吸収を同時に行う事は不可能。抱きしめ直す必要がある。
5.1つのスペックを1段階奪い取るごとに『呼吸一回』ほどの時間は必要。

316名無しは星を見ていたい:2020/02/17(月) 00:48:19
1.十字路 荒野(ジュウジミチ コウヤ)
2.男
3.17歳
4.まったく自慢にならない話をするけど、俺は『優柔不断』だ。
 自分に自信がないというか……『本当にそれでいいのか?』って考えすぎてしまうところがある。

 そんな俺だけど、最近ひとつ決断をした。
 小学校から続けていた『野球』をやめたんだ。結構、悩んだ結果なんだけど。
 少し前に足を折ってね。全治三か月。
 リハビリもして、今じゃ普通に歩けるけど……筋肉は衰えたし、練習量も随分差がついた。
 元々そんなに才能があったわけじゃないし、プロを目指せるほどじゃないんだから、『やめ時』だなって思った。
 寂しいというか、後悔や未練だってあるにはあるけど、仕方ないことだったと思う。遅かれ早かれだしね。

 ……ところが、困ったことがある。
 今まで色々悩みつつも野球に打ち込んできた俺が急に野球をやめちゃったもんだから、なにをしたらいいのかわからない。
 時間を持て余す……ぐらいならいいんだけど、そろそろ『進路』だって真面目に考えなきゃだろ。
 でもなにをやろうとしても、なんとなく乗り切れないというか……『優柔不断』な面が出てきちゃうわけだ。

 ズバッと決断できたらカッコいいんだろうなって思うよ。
 ピッチャーだって『直球勝負』が一番カッコいいもんな。俺はキャッチャーだったし、そういう指示は出せなかったけど。
 ……お姉さんは、どう思う?


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