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【場】『 私立清月学園 ―城址学区― 』

1 『星見町案内板』 :2016/01/24(日) 23:57:56
『H城』の周囲に広がる『城址公園』の敷地を共有する『学び舎』の群れ。
『小中高大一貫』の『清月学園』には4000人を超える生徒が所属し、
『城郭』と共に青春を過ごす彼らにとって、『城址公園』は広大な『校庭』の一つ。

『出世城』とも名高い『H城』は『H湖』と共に『町』の象徴である。

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                 ミ三ミz、
        ┌──┐         ミ三ミz、                   【鵺鳴川】
        │    │          ┌─┐ ミ三ミz、                 ││
        │    │    ┌──┘┌┘    ミ三三三三三三三三三【T名高速】三三
        └┐┌┘┌─┘    ┌┘                《          ││
  ┌───┘└┐│      ┌┘                   》     ☆  ││
  └──┐    └┘  ┌─┘┌┐    十         《           ││
        │        ┌┘┌─┘│                 》       ┌┘│
      ┌┘ 【H湖】 │★│┌─┘     【H城】  .///《////    │┌┘
      └─┐      │┌┘│         △       【商店街】      |│
━━━━┓└┐    └┘┌┘               ////《///.┏━━┿┿━━┓
        ┗┓└┐┌──┘    ┏━━━━━━━【星見駅】┛    ││    ┗
          ┗━┿┿━━━━━┛           .: : : :.》.: : :.   ┌┘│
             [_  _]                   【歓楽街】    │┌┘
───────┘└─────┐            .: : : :.》.: :.:   ││
                      └───┐◇      .《.      ││
                【遠州灘】            └───┐  .》       ││      ┌
                                └────┐││┌──┘
                                          └┘└┘
★:『天文台』
☆:『星見スカイモール』
◇:『アリーナ(倉庫街)』
△:『清月館』
十:『アポロン・クリニックモール』
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777 斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』【高2】 :2020/06/04(木) 06:13:04
>>776

 「さてな」

演奏は続けられる、余った指を連弾の如くとして音を震わせながら……デメリットは途方も無く大きい
それでもこの場所にはメリットがある、『大抵の人間には邪魔されず』『入れる人間はスタンド使いのみ』
実に手軽な『スタンド使い』の診断装置だ、予想以上にこの学園にはスタンド使いというものは多いらしいのだから。

 「しかし、生きている間にさえ煩わしい物は多々あるのだから――」
 「死後はそれ以上に『ルール』に従わなくてはならない、そういう事もあるだろう。」

そしてこの場所で演奏している限りは、そのルールは殆ど適用されない
……正確に言えば『ルールが一つに纏められる』のだ、その点には嘘をつかずに済む。

 「その点は人間だとしても、そう変わりはない筈だ」
 (――意味があるかは兎も角。)

転調、うねり
旋律に感情を込める。怒り。嘆き。他人には吐き出せない物を鍵盤へと。

 「そう言う其方も、そう短くは無さそうだが……図書室当たりの騒動も消え失せた。」
 「『是正』と言ったな 其方の手か?」

778 白町 千律『ハード・タイムス』【高3】 :2020/06/04(木) 23:26:09
>>777

「際限なく増える『死者』がこの世に在るなら、
 それを縛るためのルールもまた、存在する。道理です」

「論理的な考え方をするのですね、素敵です」

所感を示し、紅茶を口に含んだ白町だったが、
図書室の騒動――その言葉に、顔を上げて静かに笑む。

「それに、ふふ……お耳が、早いのですね」

「その件は、生徒会に知れているのでしょうか?
 だとすればその問題意識と、『共有』の早さ。
 組織として、実に素晴らしい……あるいは」

        『シュルルル…』

背後に浮かんだヴィジョンは『蜘蛛』――
それを想起させる、細く、長い手足の『人型』だった。
余韻を持たせることもなく、すぐに消える。
 
「あなた個人が有能なのであれば、それも素晴らしい」

「どちらでも構いません。どちらにせよ……ククッ。
 そのご明察の通り、わたくしが、是正したのです」

実際には一人で、ではない。
中務千尋の協力は必要なピースだった。
理解しているが、あえて名を出す事はしない。

「顛末に関心がおありですか? それとも、『スタンド案件』そのものに?」

白町は他者への好意を隠さず示すが、それは盲信を意味しない。

779 斑鳩 翔 『ロスト・アイデンティティ』【高2】 :2020/06/05(金) 00:01:20
>>778

 「――いいや。」

演奏の最中に氷の如く透き通る声が響く
それは雨音にかき消されぬ冷たさだった

 「引き起こされた『事態』そのものは『私刑』に等しい行い、止めてみせたのは見事と称賛はする……するが、その上で」

思案するように目を瞑り、ほうと息を吐く

 「終わった『記録』に興味は無いな、私が欲しているのは今を生きている『結果』だ。」

かのスタンドが残っていれば、何かしらの変化があったかもしれない
だがそれもついえた以上は過去形に過ぎないことだ、『奇跡』に届かないのであれば興味は無い

それは『彼ら』の共通認識だった。

 「――とはいえ、手腕の方には多少の興味もある」
 「出来れば当事者から聞きたい物だな……雨のやまぬ内に。」

この場所での雨の切れ目は、この空間の終わりを意味する
中に入っている物がどうなるか?生涯解する事は無いだろうが……

今しばらく、この演奏が続くのは誰でも予想できる事だ
今は『梅雨』なのだから。

――私が演奏を終えた次の楽譜は、2本の腕で賄えるといいのだが。

780 白町 千律『ハード・タイムス』【高3】 :2020/06/05(金) 01:13:35
>>779

「ふふ……本当に『論理的』なのですね。素晴らしい。
 わたくし、あなたの事を好きになってしまいますよ」

笑みに歪んだ口から幾度も漏れるのは、
熱に浮かされたような言葉ではあったが……
編みたての、オーダーメイドの言葉とは感じられない。
口にする『好意』が事実でも、その真意は白町のみ知る。

「ええ、よろこんで。風紀として話せる範囲は、わたくし話します」

中務については伏せる、という意味だ。
協力者はいた。しかし彼女の名や、素性は出さない。

「一度は抑えた。ですが『再発』の可能性も、ゼロではありません。
 生徒会が『アレ』の倒し方を知ることは、学園治安の是正になるのです」

もっとも、風紀委員としても生徒会としても、それは公的な記録ではない。
学園のスタンド使い……知ってこそいても、その世界は決して、『公』にはならないものだ。

雨の中にだけ存在する演奏の中で、白町は『図書室の件』についてを、つらつらと語る・・・・・・

781 村田瑛壱『ディズィー・スティック』【高2】 :2020/06/07(日) 16:33:48
カツ
             コツ
      カツ
                   コツ

「『職員室』ってよぉ〜〜〜〜〜」

 「なんであんなに入るとき緊張すんだろうなぁ〜ッ」

「別に悪いことしてるわけでもねぇのになあ〜〜〜〜〜〜〜」

摩耗した靴の踵を鳴らして歩く、下校の途中らしい学生が一人。

あなたはこの『学生』をを見たことがあるかもしれないし、ないかもしれない。

782 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 17:50:34
>>781

ヤジ「ほぉ〜ん。『エクサーツ』って奴はそんなに強かったか」

「えぇ。決闘方式となると、持ち込める限界もありますし
そもそも危険物となれば流石に、ね」

ヤジ「まっ、相性ってのが存在するしな。
前見たいにテグスを使うのも良いんじゃねぇかと思うんだが」

校門付近で、壁に凭れ掛かるようにして二人の青年が雑談に興じている。
一人は制服を着崩して茶色くメッシュの髪に煙草を咥えている。
 もう片方は、バンカラに制服を纏う華奢で少し独特な雰囲気だ。

カチ カチ……。

ヤジ「ちっ、ついてねぇ。ジョー、ライターかマッチ」

「寮に置いてますよ」

ヤジ「おいおい、ライターは何時持ち歩いても役立つもんだぜ
……んっ、おーい!」

 火ぃ、持ってないかーっ? と、不良らしき一人が貴方に声を掛けた。

783 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』【高2】 :2020/06/07(日) 18:07:19
>>782

「(ガッコの中で堂々と火ィ求めるたぁ、中々に太ぇ野郎だ…)」

ジュ ボウッ

「…ホラよ。センセーがたに見つかると面倒だからよ。
さっさとすましちまいな」

近寄っていって、ライターを取り出して火を差し出す。
こいつも『喫煙者らしい』が、口からも身体からもタバコの臭いはしない。

784 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 18:29:39
>>783

ヤジ「おっ サンキュー」 ボッ ス―ッ……フー 「ふぃー」

「君ねぇ。親友
禁煙しろまでは言いませんが、初対面の方に火を借りるぐらいに
中毒になっているのは感心しませんよ」

ヤジ「固い事言うなよ。短い人生 酒や煙草の味を限りなく
楽しめる時は楽しむってのが、俺の筋でね」

破顔しつつ、美味そうに吸う不良を相方は諫めてる。その言葉を
飄々と躱しつつ、半分程吸い終えた不良は貴方に聞いてきた。

ヤジ「火ぃ貸してくれた、あんた……えぇっと、俺はヤジって言うが。
あんまり俺が知る溜まり場では見かけないな? 最近始めたん?」

こっそり、学校で喫煙するような仲間なのでは。とライターの所持から
勘くぐり、初対面な事から貴方にそう尋ねる。

「貴方に付き合って何度か嗜みますけど、やはり私は余り好かないですね
葉巻もキセルも、しっくりきませんし……あぁ、自分は小林ですよ」

ヤジ「無理して付き合わなくて良いってジョーは。
…………ふむ」

まじまじと、口に咥えた煙草を離しヤジと名乗った男は
不躾に貴方の上から下までを見る……急に何だろうか?

785 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』 :2020/06/07(日) 18:34:29
>>783

786 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』 :2020/06/07(日) 18:44:18
>>783
「俺は『村田』だ。」

「ガッコの中じゃあ吸わないってだけだ。バレたとき面倒だからな。
携帯灰皿持ってねぇってことはねぇよな?・・・持ってなきゃ使いなよ」

ライターを懐にしまいこんで、代わりに円筒形のものを差し出す。

「・・・なんかついてるかい。今日はわりときちっとした格好してるつもりなんだが。」

787 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 18:48:24
>>786

ヤジ「いや、持ってるぜ 灰皿は勿論。マナーだからな……
――ところで、これ何に見える?」

そう、彼はおもむろにポケットからビー玉のようなものに
『ブリキの金魚のヴィジョンのスタンド』が入ったものを掲げた。


「…………」

小林は、そんな彼の挙動に注意を払うでもなく。呆れた面持ちで
村田とヤジを交互にゆっくり視線を送っている。

788 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』 :2020/06/07(日) 18:56:31
>>787
「・・・・なんだいそりゃ・・・ああ、『とんぼ玉』か?」

ビー玉のようなものに顔を近づけ、まじまじと観察する。

「小さいころに親に連れられて、製作体験なんかやったの思い出すなぁ〜〜〜〜ッ」

「これ、アンタがつくったのかい?」

789 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 19:15:59
>>788

ヤジ「その答えは、いいえ さ。なぁ『スタンド使いさん』」 フワッ……ガシッ。

僅かに、そのビー玉は宙に浮き それを再度手の平に掴む。

ヤジ「勘が当たったぜ」ニヤ

ヤジ「なんかちょいと、ただの素行不良と違うなーって背筋に走ったからよ」

小林「親友」

その相方の呼びかけは、淡々としてたが有無言わせぬ強さが滲んでいた。
真顔の声掛けに、彼は少し獰猛に近かった笑みを打ち消すと。へいへいと
頭を掻いて、貴方に話を続ける。

ヤジ「いや、スタンド使いだからどうこうって訳じゃねぇのよ。
単純に、使い手なのか? 否か? って事を知りたかったのが俺の目的。
それ以上、あんたに対して危害加えようとか一切ねぇ」

嘘なら、この煙草を丸呑みしたらぁと冗談めいた呟きを
溜息で小林は返しつつ、同じく貴方に話を引き継ぐ形で口開く。

「彼はね、少々特殊な力を持ち合わせた方達で興行する組織で
働いてましてね。その一環で、この学園にどの程度、使い手がいるか
大凡でも構わないので調査をしてるんですよ。
 とは言え、この学園。結構いると思いますけどね」

ヤジ「いや本当。曲がり角でパン咥えた女子とぶつかるよりも
高い確率で出会えるよな」

どうやら、不良青年は特殊な組織の一員だとの事だ……。

790 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』【高2】 :2020/06/07(日) 19:32:52
>>789
「…はぁ?」

『何を言ってるんだ』という顔だ。

「カンが当たったとかどうとか言ってるとか悪いが、俺はあんたらの言ってることがひとっつも理解できねえ。」

「スタンド使いだとか組織だとか、一体なんのことだ?オカシな勧誘ならお断りだぜ。」

「だいたいなんだい『スタンド使い』って。俺が『矢沢永吉』にでも見えるってのか?」

この村田という男、『視えて』いるようだが、『スタンド』についてはさっぱり知らないらしい。
…『視えるはずのないものが視えている』ということすらも。

791 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 19:45:58
>>790

ヤジ「あぁん??」

その反応に不良青年も似たような表情を浮かべる。だが、直ぐに怪訝さを
打ち消して ……なりたて? いや何かの干渉で見えるだけ? と
早口で何かしら呟いてから、眉間に皺よせて尋ねる。

ヤジ「えっとよ。今まで何か普通の人には出来ないような事が出来たりとか……
いや、この言い方だと主観が交じって混乱するか。
 えっとよ、自分の体から人の形してるけど人じゃない物体が出るだとか
突然手の平から何か産み出せるようになったとか。
 妙に直感が鋭くなる等の何処かしらの日にちを跨いで急に妙な才能に
目覚めたとか、そう言う心当たりってない?」

小林「とりあえず、一気に全部聞くのはやめてください。
えぇっと、村田さん。
 貴方がさっき水槽の中に見えた金魚などは、本来存在しないものを
存在してる幽体……これを通称『スタンド』と呼称してるんです。
私が説明するより専門家であり、恩師とも言えるべき方のほうが
色々と通じると思いますので。宜しければ『音仙』さんと言う方の
連絡先を教えますが……」

不良青年は貴方に矢継ぎ早に質問し、片割れは貴方に音仙と言う
謎の人物のいる住所を教えてくれた……。

792 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』【高2】 :2020/06/07(日) 20:07:43
>>791

「・・・『信じられねぇ』な。何もかもがだ。気悪くしないでくれ。わかるだろ。」

すべてを黙って聞いた後、眉間にしわを寄せ、苦々しい表情で答える。

「その・・・『幽体』っつうのがどういうものなのか、今もって俺にはさっぱりわからないし、
急に『お前は霊能者だ』みたいに言われても、信じろってのが無理な話だ。」

だが、と切って続ける。

「心当たりがないわけじゃない。」

「・・・数か月前、『原因不明の高熱』で死にかけてな。医者と家族が言うにはしばらく昏睡状態だったらしい。」

「『臨死体験』で『超能力』に目覚める・・・そんな話は聞いたことのある話だ」

「あんたらがウソついてないんだとすりゃ、そこに原因があるのかもしれない」

793 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 20:24:40
>>792
(※スタンドの発現を、より自分好みの演出で今後にしたいようでしたら
このままこの邂逅は有耶無耶な感じで次レスで〆させて頂きたいと思います)

ヤジ「『原因不明の高熱』……それかもな」

ヤジ「信憑性が無いかも知れんが『スタンド』ってのは
精神の発現、具現化なんだ。たまに制御出来ずに暴走するタイプもある
 さっき言った通り、人の形をしてるが人では絶対ないって言う形もあるし
剣とか銃とか、自然だったり人工物だったり何でもありさ。
……んで、そう言う力はな。『一般人には見えない』 少なからず例外は
存在するものの、大体は幽霊同様スタンド使いでないものはスタンドを
見る事は出来ない……それが、殺人鬼だったり心に黒いもん抱えてる奴なら」

考えれば、わかる程度にゃ凄惨だろ? だから組織を作って自衛も込めて
商売もしようって言うのが居るのさとヤジは煙草を咥え直し嘯く。

ヤジ「……『エクリプス』ってのが昔、そう言う奴等を束ねて
この町を表向きは麻薬なり新興宗教なり装って、裏で能力で支配しようとしてた。
だが、黄金の意志を持つ人々と。『アリーナ』の一助で壊滅したんだ。
 詳しく話すには、此処は目立ち過ぎるからまたの機会にするが」

小林「……残党も街に潜んでる事もありうるようですが。
安心して下さい。この町には正義感強い方々が多くいますし
私達も、何があれば村田さんの助けになりますから……」ニコッ

不良コンビは、町の歴史を語りつつ貴方に手を差し伸べる事を誓う。

ヤジ「あぁ、それと『スタンド』は精神の塊だ。
危険な時に咄嗟に出て防衛して制御可能になった事例もあるし。
自分で瞑想なりで精神修行をして緩やかに発現したって例もある」

もし自分の力を目覚めさせたいようなら前者はともかく後者で
座禅なり試すのも良い方法だとヤジは勧め。

小林「『音仙』さんは、スタンドの仕組みなどに大きく通じてます。
ですので、気が向くようでしたら相談してみれば良いですよ。
きっと、助けになってくれる筈です」

小林は『音仙』への紹介を再度念押しした。

794 村田 瑛壱『ディズィー・スティック』【高2】 :2020/06/07(日) 20:36:21
>>793

「・・・耳を洗いたくなるような話だこった」

自分でも知らぬ間に、とんでもない厄介ごとを抱えてしまったらしい。
今知った事柄は、おそらくそのスジの人間がかぎつければタダでは済まないものだろう。
そして自分はそれに対処する『術』を持たない・・・『今のところは』。

「あんたらの好意は喜んで受け取ろう。その・・・『音仙』って人にも、すぐに連絡をしてみるよ。」

「自分で自分のことがわからないままなんじゃあ・・・夢見がよくないからな。」

795 小林 丈『リヴィング・イン・モーメント』【高3】 :2020/06/07(日) 21:01:41
>>794

ヤジ「しっかし、発現の自覚ない奴とはなぁ」

「君は少し無防備すぎる。通り魔めいた事件は今は耳にしませんが
そのような性質の人物と巡り会うかも知れないんですよ」

村田を見送りつつ、耳の穴を指で軽く掻くヤジへ小林は忠言する。

ヤジ「それでも『そう言う奴』だって知る事が出来る。
虎の尾かどうかは、触れて見なければわからないんだからな
……安心しろよジョー 俺達は『ジョジョ』なんだ。
今は聳え険しくても、何時かは頂上まで行けるさ」

「そう 願いたいものですね」

村田を見送った二人は、暫し時間を置いて学園を出る。
 『ジョジョ』 気高くも手を伸ばすのには遥か彼方の場所へと向けて

796 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/08(月) 00:24:20
昼休みとなり自由気ままに過ごす生徒たちの喧騒から離れた図書室。
そこに逢瀬は居た。机の上に大量の本を積み上げて。

「内なる無神経を啓発しろ。世界一鈍感な男になれ」

一種の開き直りだ。だが、人間が『地獄』から逃れる術は他に無い。
大抵の人間は『地獄』へと堕ちる。
生まれて死ぬまでに脳へと刻まれる他者の『死』は、確実に精神を疲弊させるし、老いは緩やかに余裕を削ぐ。
きっと『地獄』は脳の中にあるのだろう。
人は寿命で死ぬのではなく自分自身の心に殺されるのだ。

「眠たい。寝たくない」

起きていたい。夢は嫌いだ。
誰か来てくれさえすれば眠気も晴れるだろうか。

797 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/08(月) 00:53:35
>>796

「ここは寝る場所じゃないわよ」

そう、声が聞こえた。
積み上げた本の塔、その向こうに立っている人間がいる。
手には大量の本を持ち、それを本棚に収めていく。

「なにか、お悩みでも?」

798 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/08(月) 07:47:58
>>797
「うーん、大した悩みじゃないよ。
 どうやって美しく『破滅』するか。
 それを考えてただけだよ」

今しがた読み終えたばかりの物を本の塔の上に置く。
本読みなら多少は知っているかもしれない有名作品だ。
死者の国を夢見る特殊部隊の男が後進国に虐殺の嵐を巻き起こす言語学者を追う、という内容だった。

「邪魔かな? すぐに出てくよ」

本を片付けようと立ち上がった逢瀬の左頬の大きな火傷が少しだけ髪の間から見えるかもしれない。
首筋、腕、にも大小の火傷が見える。

「………」

一家心中から生き残り高校三年まで昏睡状態だった男子学生が現れた。
既に学校中の噂となっているが虐めの標的にはなっていない。
部活内で後輩から金銭を巻き上げる運動部の上級生に捕まるも、無傷のままで生還し、絡んだ上級生も無傷という不思議な事件も起きているらしいが…

「あっ、サプリ飲むの忘れた」

799 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/08(月) 22:18:21
>>798

慣れた手つきで本棚に本を戻していく。
小鍛冶明は図書委員だった。

「別いいたいのなら、いればいいわ」

自分の決めることじゃない、と言葉を続けた。
白い肌、黒い髪に黒い目。
冷たそうな人間だった。

「……」

横目で逢瀬の姿を確認する。
どこかで聞いた人のような気もするが、自分が相手のことをよく知らないことを理解している。

「貴方、美しく破滅したいの」

「どうして」

淡く微笑みながら、確かに逢瀬にそう言った。

800 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/08(月) 23:24:15
>>799 
「うん、なら居座らせてもらうね」

積み上げられた本の中から一冊の小説を手に取る。
紹介文にユートピアの臨界点と書かれた本だ。
そこそこ有名な小説なのだが、これを書いた作者は既に死んでいる。

「私は夏休みとか蝉が好きなんだ。
ほんの一瞬だけど輝きを放つ美しい姿に憧れと恐怖を感じる」

「けど、ずっと美しいままではいられない
桜は綺麗だけど散れば小汚ないゴミ。
人生も桜と一緒。それ以上生きていると醜くなってしまう前に散ってしまいたい」

主人公たちが自殺を図るシーンで手が止まる。
彼等には美しくなれる未来が待っているのに勿体ない。

「こう見えても精神年齢は小学生なんだ。
一家心中で独りだけ生き残って残されたのは火傷だけだよ。まさに現代へと蘇った『化石』みたいだよね?」

「全てに置いてかれた挙句、将来はどうなるのか分からない。でも、あっさり将来を決めつけて死ぬのは両親と同じで醜い」

「人生で一番美しい時を、それ以上は醜くなってしまうという一瞬に到達したい」

「そういえば、君は将来の夢とかあるのかな? 参考にしたいけど駄目かな?」

801 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/09(火) 00:22:55
>>800

「貴方にはそんな瞬間が来るのかしら」

微笑みを浮かべたまま、小鍛治はそう言った。
くすくすと小さく笑いながら。

「その夢は果てないわ」

「貴方が美しさの絶頂だと思える日が本当に来るのかしら」

小鍛治明はそう発する。
果てのない夢を実現するためにどこまで上がるのか。
その果てを見るのはいつになるのか。

「私の夢。そういうのはあまりないけれど」

「強いて言うなら、幸福であることよ」

「自由で私ひとりがただそこにいる」

小鍛治の手の中に現れたものがある。
銃剣が付けられたショットガン。

「そのためならなんだってやるわ」

802 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/09(火) 02:25:13
>>801
「かなり傲慢で奇妙な夢だけど…夢…
 そうか、これが『夢』なんだ。
 曖昧な願望でしかなかった、これが」

「私自身が美しくなくてもいい。
 誰かを美しくするための『破滅』
 そうすれば、私の『破滅』も美しく…」

昔から作り上げた物を破壊するのが堪らなく好きだった。
何度も壊しては作り壊しては作り続けた。
理由を両親に聞かれても衝動的なものを伝えられるわけがなく、今の今まで自分も分からなかった。
きっと自分は始まりから終わりまでが完璧なものを作りたかったのだろう。

「君の幸福は君独りだけが佇むものなのかな?
うーん、でも気高い感じがするね。
石ころのように沢山転がってるワルの求める自由とは違う感じ」

「穢らわしく飢えない。気高く飢える。
 そんな感じだといいなぁ」

本を閉じて小鍛治の方を向く。
知らぬ間に銃剣付きのショットガンを手にしている事に気がつき、驚いたように瞬きをする。
何となく自分の持つ力と根が同じ気がした。
意思の力。スタンドと呼ばれる存在。

「銃剣付き…? 格好良いスタンドだね。
 シンプルに強いって感じだ」

「私の『ガンジャ・バーン』より率直。
 そして、銃は独立のイメージが強い
 君の夢の内容からして多数相手に有利
 となる能力を持ってそうだ」

「ショットガンだからね」

自分の爪先を軽く小突いて『ガンジャ・バーン』の花を発現。
独特だが不快ではない甘い香りがするかもしれない。

「大体は、私のスタンド能力も分かるんじゃないかな?」

ふらふらと窓からの風に揺られる花は力強さの欠片もない。
ただ、甘い香りを放つだけの貧弱なスタンドにしか見えないが…

803 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/10(水) 01:18:39
>>802

「そう、破滅は美しい」

頷きながら、言葉を返す。

「だって、しがらみは邪魔でしょう」

「なんてことの無い人のために時間を浪費するのは悲しいわ」

その顔と同じくらい冷たく言葉が流れ込む。
ひとつひとつ、さも当たり前かのように振る舞うのだ。

「これはね、『ショットガン・レボルーション』」

「貴方のそれは……破滅を呼ぶんでしょう?」

「だって貴方、そういう顔をしているもの」

花には触れなかった。
ただ、銃をくるくると回しているだけだ。

804 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/10(水) 20:54:36
>>803
「…いや、私はそう思わないよ。
 だが、孤独を貫いた末の『破滅』は
 気高く美しい一面も持っている」

「敢えて私は繋がりを作ろうと思うよ。
 私が人生で最も美しい瞬間、その一瞬を
 誰かに覚えてもらいたい」

この点に関しては好みの違いで優劣は無い。
もしかすると彼女も、私のように決定的な『破滅』を経て生き残ったのかもしれない。
無関心で冷たい感じが父に似ているが人嫌いなのだろう?

「ヘンリー・ダーガーを知ってるかな?
17歳で孤児院を脱走し、19歳から清掃員を始め、1万5,000ページ以上のテキストと300枚の挿絵から成る物語を40年も費やし完成に近づけた方だよ」

「死後、彼の遺品を整理する大家は
 『非実在の王国で』という原稿を発見。
 所詮は身寄りの無い下宿人のゴミ。
 だけど、大家は『価値』を見出だした」

「『孤独』な男の『破滅』が価値を得た。
 彼の『孤独な破滅』は一種の美に昇華
 されたんだ」

「私は彼を美しいと思うよ」

      ポコッ
             ポコッ

逢瀬が発現した『ガンジャ・バーン』と呼ばれる花が2つに増殖した。
ちっぽけな花のヴィジョンに力強さは無い。
しかし、『増殖』の速度が異常だ。

「本体の生死に関係なく増殖する『無差別型スタンド』」

「『ガンジャ・バーン』を摂食すると、その生物は『草食恐竜』に近づいていく。
そして、次第に瀕死の『草食恐竜』そのものに成り果て、最後は『草食恐竜の化石』へと変貌させられてしまう」

「植物が『草食恐竜』を『絶滅』に追いこんだ学説を再現する。それが『ガンジャ・バーン』の能力」

こいつの事を私は気に入っている。
扁平足の者が自分のそれを補うデザインまでピッタリ好みの靴を手にしたような…

「ところで、そんなに私は不吉な感じの顔をしてるのかな? 不細工なんだ…」

805 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/10(水) 22:15:17
>>804

「……そう」

破滅。
逢瀬の願望を聞いて、やっと小鍛治は目線を逸らした。

「知ってるわ」

「読んだことはないけれどね」

図書委員だからか、それとも彼女の性質なのか。
それから、咲いている『ガンジャ・バーン』へと銃剣を向けた。

「……別に、そういう意味じゃないわ」

「貴方の持つスタンドですもの、破滅を呼ぶものでも不思議じゃないでしょう」

「少なくとも貴方の目はそう言ってたし、この花を見る表情もそういう感じだったんじゃないかしら」

くるくると銃がまわる。
『ガンジャ・バーン』から逢瀬の胸元へ照準が切り替わる。


「『ショットガン・レボルーション』の効果は『革命』強さか速さを逆転させる」

冷たい目が逢瀬を見ていた。

「まだ眠いのなら、これで起こしてあげましょうか」

806 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/10(水) 23:36:03
>>805
「長い眠りから目覚めた気でいたけど、
 君のお陰で半分ぐらい『目覚めた』」

                 ポコッ
    ポコッ    
             ポコッ

                    ポコッ

『ガンジャ・バーン』の花が四本に増えた。
このまま放置すると始末が面倒だ。
学生鞄から瓶を取り出して花を摘み取り密閉空間に封じ込める。
生殖を封じられた『ガンジャ・バーン』の花はボロボロとヴィジョンを消失させていく。

「そういった観察眼は歳上には敵わないね
 もし、『ショットガン・レボルーション』
 とやらが複数に効くなら『無敵』に近い」

「しかし、私の『ガンジャ・バーン』と少し相性が悪い。 森林を食い尽くす『草食恐竜』という圧倒的な強者。
 その弱肉強食より上の次元で進化と繁殖と進化を繰り
 返した『ガンジャ・バーン』とは…」

「それとこれとは話が別で今、撃たれたら
 私は確実に死ぬ。間抜けな感じに」

ちょっと自分の間抜けさがツボに入って少し笑う。
笑ってる場合じゃないが面白いのだから仕方ない。
最初から戦うつもりで繁殖させた状態の『ガンジャ・バーン』は無敵に近い。
彼女に支配した弱っちい鼠だとか鳥を差し向ければ、強弱など関係なく『鱗』で弾丸を防ぎ、逃げる程度はできるかもしれない。
今さっき枯らしてしまったが。

「どんな願望を持ったら強弱の革命なんて
 不思議な能力に目覚めるのか。
 私が教えた代わりに少しだけ教えてくれ
 ないかな?」

807 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/11(木) 19:46:55
>>806

「そう、それは良かったわね」

表情は変わらない。
本当に目覚めたことを良かったことと思ってるかは彼女のが知っている。

「別にここで内臓をばらまいてもらわなくてもいいのよ?」

「銃弾の威力も反転してしまうから、子供くらいの力しか出ないのよ」

もちろん、速度を反転すれば通常の弾丸相当の威力にできるが。

「どんな願望?」

それを聞かれて小鍛治は黙った。
少なくとも、そんなことを考えたことは無かった。
自分にとって『ショットガン・レボルーション』は自分の手や足と同じものだ。
あるのが当然の代物。

「気付けば持っていたわ。だから、どこまで私の精神に絡みついてるのかは分からない」

「強いて言うなら、革命とは強さの逆転だからじゃないかしら」

「私には他人の強さなんて関係ないもの」

「私は私の思う通りにするわ」

808 逢瀬 泰葉『ガンジャ・バーン』 :2020/06/11(木) 22:55:52
>>807
「君の傾向からして強い怒り悲しみなどの
 方向性が強く出ているとは思えない。
 どちらかと言えば自然体の君の在り方
 が反映されているようにも思える」

「何者にも自分の在り方を歪められたく
 ないけれど、君の自由な在り方は社会の
 方からすると少数派に過ぎず、それに
 打ち勝つべく無意識にそれを発現した
 のかもしれない」

「君の強さは弱肉強食より上の次元だ。
 他人の強さなんて気にしないぐらいに
 君は強いんだ」

彼女の他人の意など気にも留めない生き方に多少は憧れる。
意識せずとも気高く生きられるというのは精神が成熟している証。
おそらく彼女にそんなつもりはないだろうが。

「名前を教えてもらってもいいかな?
 私の名前は逢瀬 泰葉。高三だよ。
 中身は小学六年生だけどね」

腕時計の時間を見ると昼休みの終わりが近い。
自分の読んだ本を片しながら彼女の顔を見る。

「『破滅』以外にも美しいものを見つけら
 れて良かった。
 君の『気高い孤独』が不変であることを
 祈っておくよ」

「あと、少し微笑んでたのも綺麗だった」

それだけ伝えると図書室を出て行く。
ほんの少し甘い香りを残して…

809 小鍛治 明『ショットガン・レボルーション』【高三】 :2020/06/11(木) 23:33:53
>>808

「そう。ありがとう」

逢瀬の言葉に小鍛治は素っ気なく返した。
彼女は自分の性質に自覚的なのかもしれない。
どこまでも自分の道を歩くなら、自分の道を理解しないといけないから。

「小鍛治明よ。小さな鍜治屋は明るいで小鍛治明」

「さようなら、逢瀬くん」

810 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/14(日) 21:18:12

   ―――ヒュッ!
           ストッ!


        ―――ヒュッ!
               ストッ!

―――深夜、清月学園校内の弓道場
普段は物音ひとつない静謐な空間であるはずのそこに弓弦の音が静かに鳴る
見ると制服姿の女子が一人、矢を射っている

『コノ前負ケタノガクヤシイカラッテヨォォ〜〜
 何モコンナトコロデ練習スル事モナインジャネェカァァ〜〜〜?』

「何を言っているんですか?
 街中で弓矢の練習なんて危ないですし、警察に通報されちゃいますよ
 ここなら人目もつきませんし、静かに練習できます」

人影の姿は一つ
だが、『特別な才能』の持ち主がいれば囁くような男の声も聞こえるかもしれない

811 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/14(日) 22:08:54
>>810

    バササササササァッ

一羽の『ハゴロモセキセイインコ』が夜空を舞う。
学校付近を通りかかった時、奇妙な『音』が聞こえた。
『研究の余地あり』――そう判断する。

      フ ッ

高度が5mを切った時点で、
『正体』を秘匿するために『ハロー・ストレンジャー』を発現。

      ス ィ ィ ィ ィ ィ――――――ッ

                      トスッ

      グライド
上空から『滑空』を行い、音もなく弓道場に着地する。
月明かりに照らされて、その姿が徐々に露になっていく。
古代ギリシャ風の装束である『キトン』を身に纏った、
青・白・紫のポンパドールヘアの女。
両腕は『羽毛』で覆われ、背中には『翼』が備わり、
踵には『蹴爪』が生えている。

「――――こんばんは」

月光の下で、『鳥人』のような女が声を掛ける。
『学校関係者』とは思えない。
そもそも『深夜』なのだから尚更だ。

812 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/14(日) 22:27:08
>>811
「あっ どーも、こんばん・・・・・・わ?」

突然現れた奇妙な風体の女性
和やかに挨拶をされたためつい、普通の挨拶を返してしまうが・・・・

ワンテンポ置いて気が付く
まず、普通ならこんな時間・こんな場所にいるはずのない女性であり
そもそも、『恰好』がとても怪しい・・・・異様である

「そっ そういえば聞いたことがあります・・・・・・ッ! 『清月学園七不思議』!
深夜に弓道場で練習していると突然現れる『女性のお化け』っ!
あれ? 弓道場でしたっけ?音楽室でしたっけ? まあいいや!
逃げようとすると時速120kmで追いかけてくるけど、落ち着いて話をすれば大丈夫とかいう、あの!


あれ?ポマードを投げつけるんでしたっけ・・・・? まあいいや!」


「こんばんわ、いい天気ですね?」

早口でうろ覚えの噂話を呟いていく、詳細は全然覚えていない
そもそもこの学園に七不思議なんてあったかも割と怪しい
うろ覚えの噂話をもとにまずは天気の話を切り出した!(夜だけど)

813 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/14(日) 22:50:21
>>812

この女が『七不思議』かどうかは不明だ。
しかし、怪しいのは間違いない。
もし誰かが見ていたとすれば、
『七不思議の一つ』に加わっていたかもしれない。

「はい、今夜は空気が澄んでおりますから。
 この時間は気温も下がっていて過ごしやすいですね」

    ザッ

「ただ、コンディションを崩しやすい時期でもありますから、
 体調管理には気を遣いませんと」

          ザッ

「『病気』になると大変でございますから」

                ザッ

「どうぞ、お気を付け下さい」

一歩ずつ近付きながら、挨拶に対して丁寧な挨拶を返す。
ごく普通の自然な光景。
ここが『深夜の学校』であり、
目の前にいるのが『鳥人のような女』でなければ。

「――失礼ですが、ここで『何』をなさっておいでで?」

手の中にある『弓』を見つめる。
見た事があるような気もするが、今一つ記憶が曖昧だった。
何か……『遺伝子』に刻み付けられているような……。
遠い昔の『旧いイメージ』。
不思議と、そんな感覚を覚えた。

814 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/14(日) 23:07:54
>>813
「これはご親切にどうも
最近は暑い日が続いててクーラーを使う日も多かったですからねー
今日みたいな日にもエアコンを使ってたら冷えちゃうかもですね」

(ちょっ ちょっとずつ近づいてきてる・・・・!
 でも、『お化け』にしては凄く理性的で穏やかなような・・・?)

『深夜の学校』 『鳥人のような女』
非常に怪しげな要素であるが、『怪談話』としてはありえなくもない話である
突然の状況に困惑しつつも『怪談話』の真っただ中にいる事に多少の興奮を覚える


「これですか? えーっと・・・ちょっと事情があって『道具』の練習がしたくなりまして・・・
公園とかで練習すると警察を呼ばれたりしますからねー
ちょ〜〜〜・・・っとこっそり忍び込みましてコソ練してたわけですよー」

手に持った『弓矢』を『鳥人』に見せる
『矢』には矢じりはついておらず、代わりに松ぼっくりのような構造物がついている
『蟇目鏑』と呼ばれる非殺傷用の矢である

815 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/14(日) 23:27:37
>>814

「『コソ練』」

「『コソ練』――なるほど、『コソ練』ですか」

繰り返し発音し、『新たな言葉』を記憶する。
『言葉』とは『知性の欠片』。
それらを集積する事が、『人間研究の進捗』に繋がる。

「『こっそり忍び込む泥棒』の事を、
 『コソ泥』などと呼んでおりますね」

「すなわち、『こっそり忍び込んで練習する事』を、
 『コソ練』と呼んでいらっしゃる訳ですか」

「お蔭様で、また一つ『勉強』になりました」

そして、『弓』から『矢』に視線を移す。
頭脳の片隅に引っ掛かっているものが何なのか。
それが少しずつ分かりかけてきたような気がした。

「よろしければ、使って見せて頂けませんでしょうか?」

「――――私、『コソ練』に『興味』がありますので」

顔を上げ、少女に視線を向ける。
少女とは別に、『男の声』も聞こえてはいた。
しかし、今は放っておく。

816 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/14(日) 23:47:58
>>815
「・・・・『コソ練』
そ、そうですね〜、本当はこっそりとやる練習の事なんですけど
実際、私、こっそりと忍び込んじゃってるわけですし うん、それも『コソ練』です!」

こっそりと忍び込む部分を強調されると少しだけ罪悪感がチクリとする
だがまあ、ばれなければ『コソ練』の枠内でいいだろうと自分の中で納得する

「使ってる姿・・・・・ですか? わかりました
えぇっと・・・・まずはこうやって思い切り引いて・・・・ んっ・・・ ぎっ!」

『射』の姿を見せるために弦を引き絞る氷山
だが、弓の張力に筋力が負けているように見える
練習を始めたのは最近の事なので筋力も技量もまったくの『素人』なのだ!

「はっ!」

       ―――――ヒュッ!
                   ストッ!


放たれた矢は『的』とは全然見当違いの方向へ飛んでいく


『マッタクヨォォ〜〜〜ッ 全然駄目駄目ジャネェカァァ〜〜あきはヨォォ!
 弦ハモットコウ「グッ!」ト引キ絞ッテ 目線ハ両目デ「ガッ」ト合ワセルンダゼェ!』

ズズズズ・・・


最初に聞こえた『男の声』が再び聞こえる
いつの間にか・・・・氷山の背後に『人型のヴィジョン』が出現していた
彼は今の氷山の『射法』に不満を隠そうともしない口調だ・・・・

817 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/15(月) 00:13:17
>>816

「なるほど、これが『コソ練』ですか」

      グルゥ――――――ッ

「大変興味深いものを拝見させて頂きました」

見当違いの方向へ飛んでいった矢の軌道を、
体ごと動かして見送る。
弓矢の『実射』を目の当たりにしたのは初めてだった。
よって、『失敗した』とは思わなかったようだ。

「――――…………」

         グ 
            リ ィ 
                ン ッ

無言のまま、オーバーな程に首を大きく傾げる。
『鳥類』の眼は、『哺乳類』と違って、
『顔の側面』に備わっている。
これは、より広範囲を見渡すためだ。
その反面、正面方向を見る事は不得手としている。
こうして顔を傾ける事によtって、
ある程度は欠点をカバーする事が可能になる。
もちろん、これは『鳥の状態』の話であり、
『ハロー・ストレンジャー』を発現している今は、
『必要ない動作』だった。
しかし、『体に染み付いた癖』というのは、
なかなか抜けないものだ。

「――大変興味深いものを拝見させて頂きました」

818 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/15(月) 00:30:59
>>817
「あー・・・だいぶ変な方向に飛んで行っちゃいましたね・・・
いやもう、数本しか射ってないはずなんですけど、腕がもうプルプルして・・・

・・・・・というか、『さんずさん』の指導がいい加減なだけじゃないですかね」

最後の方は小声で後ろの『スタンド』に聞こえるように言う


>         グ 
>            リ ィ 
>                ン ッ

『鳥類』が行うぐるりと首を回す動作は・・・・人間が行うとすごく怖い
一般的に鳥類の頸椎の数は人間よりも多く、構造的に可動域が広くなるという
スタンドに頸椎などはないだろうが、それでも鳥類レベルの首の動きは脅威であるだろう

「ひっ!」

だからびっくりして驚いても仕方がないことだ ケッシテ『ヒヤマ』ガビビリナワケデハナイ

「あ、あの〜〜何かお気に召さないことでも・・・?」

>「――大変興味深いものを拝見させて頂きました」

「はっ はい! お見苦しいものをお見せしてしまい申し訳ありませんでした!」

819 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/15(月) 20:01:28
>>818

『鳥』を思わせるような『首を回す動き』。
それを『鳥』がやるのなら自然な動作だ。
しかし、今は仮にも『人間に近い姿』をしている。
そして、ここは『深夜の学校』。
そのシチュエーションが不気味さを更に加速させていた。

「『お連れの方』――――」

         ジ ィ ッ

「随分と『逞しい体つき』をなさっておいでのようで」

奇妙な角度に首を傾げたまま、言葉を続ける。
その視線は少女ではなく、
その背後に立つ『エド・サンズ』に向いていた。
この『鳥人のような女』――『スタンド』が見えている。

「――――『グッ!』で『ガッ!』ですか」

「『様子』を『音』で『表現』する。
 いわゆる『擬態語』と呼ばれる表現形式ですね」

         グ リ ィ ン ッ

「『とても個性的なパーソナリティ』をお持ちのようで」

言い終えた直後、首の角度が元に戻った。
未知のものを見かけると、つい『この癖』が出てしまう。
同族の中でも高い知能を有し、
『先進的鳥類』を自称しているが、
やはり『本能』には抗い難いものがある。

820 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/15(月) 21:10:34
>>819
「ひぃぃぃいい・・・・『さんずさん』・・・・この方、スタンドが見えてますよぉ・・・
魂の形であるスタンドが見えるって事はやっぱり・・・・『本物のお化け』!」

――思い込みによる勘違いはそう簡単には正せない
結果、最初の思い込みである『お化け』という発想がさらに補強されてしまった

>「『様子』を『音』で『表現』する。
> いわゆる『擬態語』と呼ばれる表現形式ですね」


『オ、オウ・・・・改メテ言ワレルト照レルゼ
マア、観客モイル事ダシ、折角ダカラ俺ガ手本ヲ見セテヤルゼ!』

『お化け』を恐れる氷山とは対照的に
『エド・サンズ』はブリタニカをあまり恐れていないようだ


   ズギャッ  ァァン!


『エド・サンズ』の掌中に『弓と鏑矢』が出現する

『コウヤッテ・・・・「グッ」トヤッテ・・・』

       ギチギチギチ・・・・・

『「ガッ!」ダ!』

      シャッ!
                       ――――ズドッ!

ピンッとした姿勢で矢を放つ
放たれた矢は真っ直ぐに突き進み、遠くの『的』へと当たった
先ほどの氷山とは違い、堂に入った見事な『射法』だ

821 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/15(月) 22:41:50
>>820

「なるほど――これが『正しい見本』という訳でございますね」

『エド・サンズ』の傍らに立ち、
流れるような一連の動作を見守る。
女の声色には『感嘆』が窺えた。
同時に、この『道具』の『用途の一つ』を思い出す。
『狩猟具』――
古来この『兵器』によって多くの『同族』が狩られてきた。
それを間近で見る事が出来たのは、
なかなかの『収穫』だった。

「『素晴らしいもの』を見せて頂き、『感謝』を申し上げます」

    スゥッ…………

「お返しに、私も少々『芸』をご披露させて頂きましょう」

            パ
              チンッ

静かに片手を持ち上げ、指を鳴らす。
数秒ほど、無音の時間が流れた。
やがて、遠くから『羽音』が聞こえてきた。

  バササササササササササササササササ

     サササササササササササササササササッサ

        ササササササササササササササササササ

          ササササササササササササササササササササ

              ササササササササササササササササササァッ

現れたのは『鳥の群れ』だった。
種類の異なる多数の『野鳥』が、
『群れ』を成して集まってきている。
『鳥が人を襲う映画』のような光景だ。
しかし、そうはならなかった。
『群れ』は女の周りに集まり、全員が大人しく留まっている。

「――私は、このような『芸』をしております」

822 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/15(月) 23:11:02
>>821
『マッ コンナモンカネェ?
オイ、「あきは」、今ノチャント見タカ? 「弓」ッテノハコンナ風ニ使ウンダゼ?』

「はぁ〜〜、いつ見ても惚れ惚れするような綺麗な姿勢ですねー
『お姉さん』にも気に入ってもらえて何よりですよ」

自分の『スタンド』の行いに感心している
ふと気づくと『弓矢』は瞬き一つの間に消えてしまっていた


>「お返しに、私も少々『芸』をご披露させて頂きましょう」

>  バササササササササササササササササ


「え?  きゃっ 『鳥』が・・・・ッ!」

――突如、集まる鳥の群
『往年のサスペンススリラー映画』を思い出すような光景だ
あまりに古い映画なため、氷山自身はその映画を見たことはないが・・・
それでもその『恐怖』は人類の本能レベルで根付いている

「と、『鳥』がこんなにたくさん集まって・・・・『鳥のお姉さん』」
「・・・・・・ッ!?」

『鳥』・・・・そして、『女性』・・・・ッ!
氷山の脳裏に一つの『怪談話』が思い起こされる・・・ッ!

「『姑獲鳥』・・・っ」

――――『姑獲鳥』という妖怪がいる
なんでもその妖怪は『他人の子供』をさらってどこかに連れていくのだとか


「(子供をさらう妖怪・・・・もしかして・・・だから学校に・・・・!?)
 ひ、ひぃぃぃいい、まさか・・・・・まさか・・・・っ!
 『芸』というのはまさか『鳥で人をさらうこと』なのでは・・・っ!?」

不気味な行動を繰り返すブリタニカの姿を見て、氷山の正気は少しずつ削れていく
そして・・・・とうとう妄想とでも言うべき妄言が自然と口から零れ落ちてしまった

823 ブリタニカ『ハロー・ストレンジャー』【インコ】 :2020/06/15(月) 23:45:48
>>822

   ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド ド

深夜の学校で相対する『少女』と『鳥人』。
目の前に立つ女は、確かに『妖怪』じみている。
『姑獲鳥』であったとしても不思議はない――のかもしれない……。

「『コソ練』のお邪魔をして申し訳ございませんでした」

            ザッ

「そろそろ失礼して――私は『巣』に戻らせて頂きます」

  バサササササササササササササササササササササササササササ

   サササササササササササササササササササササササササササ

   サササササササササササササササササササササササササササ

    サササササササササササササササササササササササササササ

   ササササササササササササササササササササササササササササササァッ

女が挨拶すると、待機していた鳥達が一斉に羽ばたいた。
乱舞する群れが『カーテン』のように女の姿を覆い隠す。
鳥達が飛び去った後、女の姿は煙のように掻き消えていた。
『ハロー・ストレンジャー』を解除し、
『鳥の群れ』に自らを紛れ込ませたのだ。
そして、『同族』と共に夜空へ舞い上がった。

         「バイバーイ」

最後に、『小さな声』が聞こえた気がした。
『人のような声』だったが、『微妙に違う』ような……。
もしかすると、本当に『人外』だったのかもしれない……。

824 氷山『エド・サンズ』【高一】 :2020/06/16(火) 00:00:25
>>823
「はぁ・・・っ はぁ・・・・っ
あれは・・・・・いったい・・・・なんだったのでしょうか・・・・っ?」


――――後日。


生徒A「ねえ聞いた? あの『噂』」
生徒B「聞いた聞いた!『弓道場に出る鳥女』でしょ!」
生徒A「あれって実際にあった話なんだってね! あたしの友達の友達が言ってた!」
生徒A「夜の学校で『コソ練』してるとどこからか『鳥女』が現れてその子をさらっちゃうらしいよ!」
生徒B「でも『鳥女』って何なんだろうね? 私が聞いた話だと『子供を取られた母親の霊』って話だけど」
生徒A「あたしが聞いたのは『インコのお化け』だって話だよ」

生徒B「・・・・・『インコ』? まっさかぁ〜〜〜っ あんなにカワイイのが人をさらうわけないじゃん」
生徒A「だよねぇ〜〜〜!」
   ・
   ・
   ・
   ・
生徒AB「「ぎゃはははははは!」」


氷山あきは『エド・サンズ』⇒しばらく『鳥』がトラウマになるがなんとか復帰
              『再起可能』!


『弓道場の鳥女』     ⇒『学校の七不思議』として新たな噂に加わるが・・・
               人の噂も七十五日・・・・いずれは忘れ去られるかもしれない

825 黒羽 灯世『インク』【中3】 :2020/07/04(土) 02:19:37

『黒羽』は今日、持ち上げられに持ち上げられた。
『部の取材活動』の最中に押し付けられたため、
『仮に当たったら部の活動費にする』事を約束していた『宝くじ』。
それがなんと、『250万円』もの莫大な資金に化けたのだ。

(さすがにここまでの『大金』になるとは、
 想像もしていなかったけれど……
 私のおかげで『新聞部』は数年は備品に困らないのだわ!)

(…………ほしくなかったと言えば、嘘になるけど。
 でも、『部活動』で貰ったものだし……『10万円』は手元に残せたし)

さらに――いくら『部活動』で得たとはいえ、
黒羽が『手に入れた』資金だったのは間違いない。
最終的に、『10万円』は確保出来た。
(もっと貰う事も出来たが、『功名心』が勝った)


「―――――フフッ!!」


――――『10万円』。
なんだかんだ『中学生』の黒羽には『十分すぎる』。
そういうわけで、上機嫌で校内を歩いていたのだった。

826 黒羽 灯世『インク』【中3】 :2020/07/05(日) 02:42:30
>>825

――――そして部室に戻っていった。


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