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ミカサ「私は友達が少ない」

27メンタルゼロ:2014/08/21(木) 16:48:50 ID:LN32TLM20
翌日

エレン「はぁ〜、なんか体がダルいなぁ…」(妙なストレスたまってるからか?)

アニ「エレン」

エレン「おぉ!な、なんだアニか、急に驚かせるなよ。っていうか、珍しいな。お前から話しかけてくるなんて…」

アニ「ふふん、これを貸してあげようと思ってね」ジャーン

エレン「げ!?これは昨日の官能小説…」

アニ「昨日一晩かけて全部読んでみたんだけど、なかなかよくてね。あなたもぜひ見るべき…いや、壁内中の人間が読むべき本だよ」

エレン「おまえ、一晩で全部読んだのか!?すげえな…よくみたらお前、目の下に熊があるし…」(目付き悪いお前だから余計に怖い…)

アニ「当然だよ。あんたも絶対に読みな。わかったね」

エレン「あ、ああ…また気が向いたら…」

アニ「ダメだよ!絶対に読んで感想文まで書いてきな!」

エレン「えぇーーーッ!!!!?」

アニ「あ、そろそろ講義の時間だね。いくよ!」

エレン「はぁ…巨人を駆逐したい…」

28進撃の名無し:2014/08/21(木) 17:16:49 ID:RPrqemKMO
エレアニはよ

29メンタルゼロ:2014/08/22(金) 03:10:42 ID:1lV6NzH.0
活動開始から3ヶ月目

エレン「…」

ミカサ「…」

アルミン「ふ、二人ともどうしたの?最近なんだか疲れてるみたいだけど?」

ミカサ「…そんなことない」

エレン「…俺は多少あるっちゃある」

アルミン「ど、どうしたの…?珍しいな…エレンの口から疲れただなんて」

エレン「あぁ…まあ肉体的にっていうよりは精神的っていうか…」

ミカサ「エレン」チラ

エレン「…」(ああ、言わねえよ。秘密にしといたほうがいいんだよな)

アルミン(あやしい…)

ミーナ「アニ…なんか最近雰囲気変わったよね?なんかギラギラしてるっていうか…」

アニ「そ、そんなことないよ!なにいってんだい、まったく///」

ミーナ「でもなんだか近頃ずっと目を合わせてしゃべえてくれないし、下とか向いちゃって…」

アニ「べ、べつに変な所とかみてないよ!?///」

ミーナ(あやしい…)

アニ(やっぱりばれてるのかい…うまく隠してるつもりなんだけど…。それにしても気になる、リアルではどうなっているのか…)

アニ「…ミーナ」

ミーナ「?」

アニ「そ、その…男女交際した人達が…その結婚するとするだろ?」

ミーナ「う、うん」

アニ「で、子供ができて私達がいるわけじゃない?」

ミーナ「そうだね、あんまり想像できないけど、お父さんもお母さんも昔は恋したり付き合ったりしてたんだもんね」

アニ「そ、そうなんだよね…まったく想像もできないよ…///」

ミーナ「それがどうしたの?」

アニ「えっと…それでさ、そういうのっていつ訪れるんだろうね、私達にも…」

ミーナ「えー、アニてば恋煩い?らしくないと思ったらそういうことかー」

アニ「ち、ちがうよ!私はその…心理学!心理的な部分に興味があって…」(言えない…ハレンチな官能小説に興味がありますだなんて言えない…!ここは遠回しにゆっくりと…)

ミーナ「それなら、フランツとハンナを観察してみたら?あの二人ずーっとラブラブじゃん」

アニ「フランツとハンナ…か」

30メンタルゼロ:2014/08/22(金) 03:35:10 ID:1lV6NzH.0
エレン「ふぅー、今日の自主訓練もいい汗かいたなー」ガチャ

アニ「おはよう」

エレン「お、アニ。おはよう!」(また官能小説読んでるのか…クールな顔して読書してる姿は絵になるけど…読んでるものがあれじゃあな…)

アニ「休みの日にも自主トレかい?早朝からご苦労だね」

エレン「ああ、俺は巨人を駆逐しなきゃなんないからな。いくら時間があっても足りないくらいだよ」

アニ「…」ペラ

エレン「…」

アニ「…」

エレン「なあ、アニ」

アニ「なんだい?」

エレン「その本ってなんで読んでるんだ?」

アニ「巨人バカなだけあって無知だね。これは読書。物語を読んで感情を豊かにしたり知識を得たりするためだよ」ペラ

エレン「俺は未開人か…!なんのためにこの活動中に本を読んでるかって聞いてるんだよ!」

アニ「何度も言ってるだろ?趣味をもって共通の話題作りに役立てるためさ」ペラ

エレン「それでその共通の趣味の人間には会えそうなのか?」

アニ「…!」

エレン「本を読むのに夢中で忘れてるようだけど、友人関係やコミュニケーション能力を高めるなら、まず流行りの本とかに目を向けるべきじゃないのか?」

アニ「う、うるさいね!わかってるよそんなの!」

アニ「ふぅ…まあいいけどよ…」

アニ「…」

アニ「エレン…」

エレン「?」

アニ「その…聞きたいことが…」

ミカサ「おはよう」ガチャ


アニ(…くそ)ッチ

エレン「よう。おはよう、ミカサ」

ミカサ「それでは今日の活動について…」

コンコン

ミカサ「…?」

エレン「はい、だれですか?」ガチャ

???「あの、友達が作れるっていう貼り紙をみたんですが…」

ミカサ「…!」

アニ「!?」

エレン「ク、クリスタ!?」

クリスタ「あ、エレン!ミカサ!それにアニ!」

ミカサ「意外な訪問者…いや、入部希望者」

アニ「交遊関係は良好そうなのにね」

エレン「…まぁ取り合えず座れよ」

31メンタルゼロ:2014/08/22(金) 03:59:30 ID:1lV6NzH.0
ミカサ(確か、私のエレンスコープではエレンはクリスタに絡むのが少し苦手なはず。取り合えず話を聞いてみよう)

ミカサ「クリスタ、よくこの活動内容と場所がわかった。誉めてあげる」

ミカサ「でも、なんで貴方のような女の子がコミュ障のこの活動に入ろうと思ったのか、その動機を聞かせて」

アニ「いつも男どもの視線を釘付けにしてるし、あんあたみたいな人のために堂々と身体はれる子がコミュニケーション能力を高める理由がわかんないね…」

エレン「なにかあったのか?」

クリスタ「実は…私も人の役に立ちたくて頑張ってるんだけど、どうしても友達とまではいけないの…」

クリスタ「理由は…わかるでしょ?」

エレン「ああ…」

ミカサ「ユミル…」

アニ「あのそばかす、いつも一緒にいるからね」

クリスタ「そうなの…ユミルが私によくしてくれたり、心配してくれてるのはわかってる。でもそのせいで友達ができないんじゃないかって、最近になって気づいたの…」

ミカサ「確かに、ユミルの警戒網はやりすぎてる感がすごい」

アニ「あんたが言うかね」

エレン「具体的には何があったんだ?」

クリスタ「うーん、なんだか休みの日にみんな誘って街に出ようとしたときも、頑なに拒否するし…」

クリスタ「ライナーは私を見る目がやらしいとか」

アニ「あってるよ」

ミカサ「それは誰の目にもあきらか」

クリスタ「サシャに話しかけると急にユミルがサシャの事をいじめるし…」

クリスタ「なによりユミルってあんな性格だから、周りにただでさえ人が寄り付かなくて困ってたの…」

エレン「気の毒だな…」シミジミ

アニ「自分と重ねてるね…あんた」

ミカサ「わかった。どうやら入部資格は満たしてる模様。クリスタ、あなたを今日から正式なメンバーとして認める」

クリスタ「よかった、ありがとう」キラキラ

ミカサ「…!」ドキッ

アニ「…!」グサッ

エレン「?」

32メンタルゼロ:2014/08/22(金) 09:51:35 ID:1lV6NzH.0
ミカサ「…///」(やっぱり少し可愛いかも…)

アニ「…///」(ユミルの気持ちが少しだけ理解出来てしまいそうだったよ…)

エレン「…でもよ、それってユミルから知られることなくここにきたって事だよな?」

クリスタ「う、うん…」

エレン「よくこれたな…」

クリスタ「ユミルにはバレてないと思う…なにせさっき教官に怒られて部屋に呼び出されてたから…」

アニ「なにやらかしたんだい…」

クリスタ「サシャが食糧庫で盗んだ物をユミルがカツアゲしてたんだって…」

ミカサ「…」

エレン「悪女ってやつか…」

アニ「あいつら、もう帰ってこられないんじゃない…?」

クリスタ「…たぶん、大丈夫だと思う。ユミルってこういう時に抜け出すの上手だから…」

エレン「まるでダメ夫の亭主関白だ…」

ミカサ「ユミルの頼りになるところでもある」

アニ「…つまり、ユミルをあんたから引き剥がすことから始めないといけないね」

ミカサ「そう、この活動は他人に知られてはいけないのが決まり」

エレン「そうだな…ってできるのかよ!ユミルが戻ってきたら絶対に参加できないぞ、クリスタ…」

クリスタ「…できるだけ参加するようにする!だから、この活動の仲間にしてほしいの!」

ミカサ「仕方がない。一度入部を認めたものを見捨てるわけにはいかない。こっちもクリスタがより多く参加できるように協力しよう」

アニ「…やれやれ」

ミカサ「これも人助け。こうやって仲間との信頼を深めあってこそ友達が増えていくというもの…のはず」

エレン「そこは自信持てよ…」

33メンタルゼロ:2014/08/23(土) 01:43:40 ID:Ei7Fyxp60
エレン「でもよ、ユミルは友達がクリスタだけなんだろ?」

クリスタ「…う、うん」

ミカサ「それがどうかしたの?」

エレン「と言うことは、友達が少ないって条件はクリアできてるんだから、別に誘ってもいいんじゃねえか?」

ミカサ「それにはもうひとつ条件がある。」

エレン「…あ、そっか。あのチラシの意味を回読しなきゃいけないのか…」

ミカサ「そもそも、ユミルは友達を増やそうとなんて思っていないはず。クリスタがいれば十分という思考が伝わる。それにクリスタが入ったからここに入りたいというのも、この活動の輪を乱す。それがユミルならなおさら」

アニ「でも、いつかはバレるよ。クリスタにあんだけくっついてるんだ。もしかしたらもうすでに嗅ぎ付けてるかも…」

クリスタ「…やっぱり、迷惑かな…?」

ミカサ「…そ、そんなことはない。私達が頑張ればいいだけ。それにクリスタはもう部員。何も心配しなくてもいい///」

クリスタ「…ありがとう///頑張るね♪」グス

アニ「…///」ドキッ

エレン「…ま、まあせっかく久しぶりに部員が増えたんだ。活動日時とか、これからの内容とかを話し合おうぜ」

クリスタ「うん、それでみんなはいつもどんな活動をしているの?」

ミカサ「…それは、雑談したり」

アニ「主にあんたが一方的にね」

エレン「筋トレしたり、宿題したり」

アニ「あんたが一人でやってるだけだけどね」

ミカサ「官能小説をひたすら読み続けてる阿波ずれに胸を悪くしたり」

アニ「は?」

ミカサ「あ?」

エレン「…とまあよくこいつらが言い合いになって喧嘩してるのを俺が呆れて傍観してるって感じかな」

クリスタ「つまり、なにもしてないんだね」

一同「グサッ」

クリスタ「ご、ごめんなさい!そうだよね、その内容をこれから私を含めて話し合うんだもんね!」アタフタ

34メンタルゼロ:2014/08/23(土) 02:00:37 ID:Ei7Fyxp60
ミカサ「でも、取り合えずユミルは充分に警戒してほしい。あと、来週の休みの朝は荷物運び以外は自由行動だったはず。その日は外出しよう」

エレン「外出ってなんだよ。珍しいな」

ミカサ「その日はちょうど模様しものがある」

クリスタ「あ、夏のお祭りだね♪」

アニ「下町かい?それなら動機の連中と鉢合わせになるかもしれないよ」

ミカサ「大丈夫、実はそんなこともあろうかとこのチケットを手にいれておいた」

エレン「なんだよこれ?…特別優待券?」

クリスタ「これ、お祭りの中でも特別な人しか入場できないお祭りの優待券じゃない!」

アニ「どうしてあんたがそれを?」

ミカサ「先輩の憲兵団の上司がくれた。ぜひうちに入ってくれと勧誘されて」

クリスタ「さ、さすがだね!ミカサのエリートさは上司にまで伝わってるんだよ!」

エレン「いいのかよ、そんなの俺たちまで使っちゃってよ…」

ミカサ「一応4人用らしい。」

アニ「ま、貰えるもんは使わせてもらえば?」

クリスタ「やった!なんとしてもユミルを巻いてくるから!楽しみにしてるね♪」

アニ「…まぁ、人混みは私は苦手だけど、こういうのも慣れとかないとね。小説にもこういうイベントで仲良くなるシチュエーションはよく見るし」

35メンタルゼロ:2014/08/25(月) 15:33:36 ID:lSeNw2Ec0
ミカサ「それでは当日の朝8時集合」

エレン「了解」(なんだか嫌な予感しかしないな…)



4日後

ユミル「おい、エレン」

エレン「あ?なんだよユミル、めずらしいな」

ユミル「クリスタの事で聞きたいことがあるんだけどよ」

エレン「クリスタがどうかしたのか?」

ユミル「クリスタのやつ、なんだか最近やけにミカサになついててよ。それにアニとも楽しそうに喋ってるし…」

エレン「それがなにか変か?」

ユミル「おかしいだろ?アニだぜ?ミカサには時々話しかけてるの見てたけどよ。それになに話してたか教えてくれねえし」

エレン「そりゃ、お前にいう必要がない事だったりじゃねえか?ミカサとアニのプライベートな内容なら他人に言いふらす話じゃねえし。クリスタにだってプライベートがあるんだし、あんまり深入りしすぎるのもよくあいんじゃねえか?」

ユミル「んー…」

エレン「それに、アニと仲良くしてるんだって、クリスタのコミュニケーション能力がずば抜けてるからかもしれねえだろ?クリスタにはみんな気を許しちまうんだよ、きっと」

ユミル「だといいけどよ」

エレン「あ、お前!ミカサやアニとの話の内容をクリスタに聞いて、あいつらの弱味を握ろうとか考えるなよ!」

ユミル「誰がそんなことするかよ!芋女ならともかくあの二人にそんな事しねえよ」

エレン「どうだかな…おーい、アルミーン待ってくれよー!」タタタタ

ユミル(あやしい…)

36メンタルゼロ:2014/08/25(月) 19:20:44 ID:lSeNw2Ec0
ユミル「…と、いうことでだ」

ミーナ「なによ?」

ユミル「お前話聞いてなかったのか?クリスタの動向を探るんだよ!」

ミーナ「なんで私が…そんなに気になるんならユミルが行けばいいじゃない」

ユミル「それができりゃ苦労しねえよ」

ミーナ「…でもそう言えば」

ユミル「なんだよ?」

ミーナ「アニもなんだか最近へんなの」

ユミル「アニが?」

ミーナ「うん、なんか恋煩い?かなぁって…」

ユミル「恋煩い!?そ、そりゃいつ頃からだ!」

ミーナ「私がなんとなく気付いたのは…数週間前?」

ユミル「おいおい、こりゃ読めてきちゃったよ…読めました。はい、読めちゃったよぉー」ボーゼン

ミーナ「??」

ユミル「あのな、おそらく私の中では…アニとクリスタは付き合ってる」

ミーナ「えー!百合?それは…」

ユミル「ないって言い切れるか?」オドオド

ミーナ「…まさか…アニ…」

ユミル「ああ、こんなことならあいつに官能小説なんか薦めるんじゃなかった…」ガクッ

ミーナ「アニ…ひょっとして…それで」

ユミル「くそっ!くっそーーーーっ!」ダダダダダ…

ミーナ「あ、ユミル!」

ミーナ「…キャラまで変わっちゃって…かわいそう…よっぽどショックだったんだ…」

37メンタルゼロ:2014/08/25(月) 21:24:16 ID:lSeNw2Ec0

ユミル「ミカサーーーーッ!!」

ミカサ「どうかしたの?ユミル」

ユミル「アニがどこにいったか知らないか!?」

ミカサ「さっきクリスタと一緒にいたのを見た」

ユミル「…!」ガビーーーン

ミカサ「…?」

ユミル「どどどっどどどこでだだだだ!?」

ミカサ「落ち着いてユミル。『ど』で噛むのはわかるけど『だ』でどもるのは訳がわからない。そのあとの言葉はない」

ユミル「お、お前に言語力についてとやかく言われたくねえよ!」

ミカサ「馬小屋に向かっていた」

ユミル「馬小屋!?馬小屋に二人っきり…」

ミカサ「うん、掃除をアニが手伝ってあげるのだろう」

ユミル「…掃除を…手伝う…?」プルプル

38メンタルゼロ:2014/08/26(火) 05:35:35 ID:a0Swv8z.0
ユミル「おヴォーーーーい!芋女ぁーッ!」ダダダダダ

ミカサ「…泣きながらサシャの方に急いで向かっていくユミル…なんだかシュール」クスッ

サシャ「ど、どうしたんですか!ユミル!?」

ユミル「あぅ…ひっぐ…クリスタがぁ…アニが…馬小屋がぁ…」

サシャ「え?クリスタがなんですか?アニと馬小屋がどうしました!?」

ユミル「アニとクリスタが馬小屋で…掃除をしてるっていうのは…どういうことだ…」ヒッグ

サシャ「馬小屋?二人でですか?」

ユミル「…」

サシャ「ひょっとして!」

ユミル「…!」ビクッ

サシャ「みんなに内緒で馬小屋の掃除と見せかけて二人でいかがわしいことを…!」

ユミル「うわぁぁぁあああああっ!!」ダダダダダ

サシャ「…まったく、二人で美味しいものを食べにいったりとかなんて…ってあれ?ユミルー、どこですかぁー?」キョロキョロ


ダダダダダ…

コニー「ん?なんだあれ?」

ユミル「バカ野郎ーーーーッ!」ダダダダダ

コニー「な、ユミル!なんだよ急にバカ野郎て!そんな泣きながらけなされるようなことしたか!?」

ユミル「…お前は…バカだから…いぃ…」グスッ

コニー「はぁ!?なんだよそれ!意味わかんねえよ!」

ユミル「ホントに…意味がわからねぇ…くそッ!くそッ!…くそッ!」

コニー「どうしたんだよ!早く何があったか言えよ!不細工な顔が余計に不細工じゃねえか」

ユミル「…」

ユミル「…もう…いい…どうでも…」

コニー「…はぁ?」

ユミル「私がバカだったんだよ…しかたねぇ」

コニー「おう、お前はバカだよ。俺よりな」

ユミル「それはねえけど…じゃあな…」トボトボ


その後数日、ユミルは行方不明になっていた所を憲兵団に見つかり保護された。そして、しばらくの間クリスタと絡むこともなかったという

39進撃の名無し:2014/08/31(日) 15:53:16 ID:umYwGo7o0
うーん

40進撃の名無し:2014/09/10(水) 23:54:45 ID:z/LA1o5c0
寮の前 待ち合わせ場所にて


ミカサ「エレン、おそい」

エレン「わりぃ、わりぃ…ってまだ十分前じゃねえか。みんなもう揃ってんのか」

アニ「あたしはミカサより5分はやくきたよ」

クリスタ「わたしはアニの10分後!」

ミカサ「私はエレンの20分前」

エレン「どうしてお前ら、そんなクイズみたいな言い方なんだ…?」

エレン「と、とりあえず、もういくか!」

ミカサ「うん、いく。早く行かないと」

アニ「ふん、まあ私は祭なんてどうでもいいんだけどね。あんたらがいきたいって言うから来てあげたけど」

クリスタ「あれ?アニもてっきり行きたがってたかと…」

ミカサ「そう、じゃあ無理せずにかえるといい


アニ「な!?…ちょっ!」

ミカサ「なに?いきたいの」

アニ「…」

エレン「…」(ここまで来ていきたくないわけないだろ…)

アニ「…そ、それは…」

ミカサ「…なに?聞こえない」

クリスタ「いっちゃいなよ…正直に」ボソ

アニ「…い、いきたい」

ミカサ「ん?」

アニ「私もいっしょにいきたい!」

41メンタルゼロ:2014/09/11(木) 13:59:34 ID:gftB0yvw0
ミカサ「もっとハッキリと!誠意を込めて!」

アニ「私も一緒にいきたい!お願いしますッ!」

ミカサ「イヤだ」

アニ「はあ!?」

ミカサ「あなたの気持ちはわかった。でも私はあなたと行きたくない」

アニ「な…!」

ミカサ「どうしても行きたいなら頭をさげるといい」

アニ「お…お願いします。連れていってください…」プルプル

ミカサ「よく言えました」

アニ「じゃあ…!」

ミカサ「でも断る」

アニ「どうすりゃいいんだよ!このバカ!」

42メンタルゼロ:2014/09/12(金) 14:46:52 ID:pEkgliOo0
アニ「ぜ、絶対に私もいくからね!…っていうかなんで祭に行くのにあんたの許可がいるんだい!」

ミカサ「このチケットは私が貰ったもの。いく人を決めるのも私の自由」

エレン「おい、もういこうぜ…」

クリスタ「そ、そうだね…」

エレン「はぁ…せっかくの祭だってのに…」トボトボ


下町 祭広場

クリスタ「わぁー!すごーい!」キラキラ

ミカサ「人がいっぱい」

アニ「屋台やってるね。あれは焼鳥?いい臭いがする」

エレン「あ、おいミカサ。お前が好きな焼きリンゴが売ってるぞ」

アニ「や、焼きリンゴは私も好きだよ…き、奇遇だね///」

ミカサ「…どうも」

クリスタ「あ!あっちには大きな飴が!」

エレン「あ、はぐれんなよ!はしゃぎ過ぎてどっかにいっちゃわないようになー!」

ミカサ「エレン、今日はなんだかお兄さんみたい」

エレン「は?」

アニ「たしかに、なんか保護者って感じだね」

エレン「そうか?訓練の時は頭に血が上ってるからな。今はお前らの方がテンション上がってるし、俺がおさえ役になるのは当然だろ」

アニ「いや、特にクリスタとなんか兄妹ってかんじ。まあ、この中では私が一番歳上だけどね」

ミカサ「というか、この中で一番年下はエレン」

アニ「へぇ、そうなんだね」

エレン「ああ、まああんまり気にしたことねえけど」

43メンタルゼロ:2014/09/12(金) 15:01:36 ID:pEkgliOo0
エレン「ほら、そんなことよりお前らはいいのか?クリスタが行っちゃうぞ」

ミカサ「うん」

アニ「…」トボトボ


一時間後


クリスタ「もうお腹いっぱい…///」

エレン「よく食べたな、クリスタ。御菓子とか好きなんだな」

クリスタ「うん、女の子は甘いものが好きなんだよ♪」

エレン「そうなのか?そう言えば訓練兵になってから甘いもの食べる機会なかったよな」

クリスタ「そうだね。エレンは甘いもの好き?」

エレン「俺はまあ嫌いじゃないって感じだな。でも一番好きなのは母さんが作ってくれたシチューだ」

クリスタ「お母さんか、亡くなってからも母親の味が好きだなんて、きっとお母さんも天国で喜んでるよ♪」

エレン「だといいな…って、ミカサとアニは?」

クリスタ「離れてから時間がたったね。どこにいったんだろう?」

ミカサ「あれは私の勝ち!」

アニ「なにいってるんだい!どう見ても私の勝利だろ!」

ミカサ「あれだけミスった癖によく言う!」

アニ「最後に勝てばいいんだよ!」

ミカサ「最後に勝ったのはわたし!」

エレン「うわ…すっごい景品の山…」

クリスタ「もってかえるの大変だね…」ハハハ

アニ「探したよ!エレン!」

ミカサ「景品が邪魔で勝負の続きができない!手伝ってエレン!」

エレン「あのなぁ…」

44メンタルゼロ:2014/09/19(金) 23:43:29 ID:olmIupTQ0
アニ「…ふぅ」

エレン「ん?なんだアニ、疲れたのか?」

アニ「べ、べつにそんなことないよ!…ただ何て言うか…その」

エレン「…?なんだよ、つまらないか?」

ミカサ「どれだけ勝負しても私に勝てるわけがない。それはつまらいないに決まってる」

アニ「勝ったのは私だっていってるだろ!」

クリスタ「そ、そうだ!一通り遊んだわけだし、そろそろ」

ミカサ「帰ろう」

エレン「そうだな」

クリスタ・アニ「えぇーーーッ!?」

エレン「なんだよ、まだなにかあんのか?」

ミカサ「もう遊んだし食べたし、もうここに用はないと思う。帰ろう」

アニ「も、もうちょっと色々と…!」

クリスタ「そ、そうだよ!ほらっ!あそこでもうすぐパレードがあるみたいだし!」

ミカサ「パレード…」

45進撃の名無し:2017/06/23(金) 08:14:59 ID:c98B.IOY0
乙です
面白い!
続き楽しみに待ってます


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