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ミカサ「温泉…ですか」

1名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/14(月) 10:37:09 ID:95QNiF7k0
*ミカサが卒業試験前に足首の怪我をしてしまい、キース教官に治療して来いと言われて温泉に行く話。
*付添人はエレンです。エレンとミカサで温泉いってきまーす!
*途中でちょっぴりお色気展開あるかも? 



ミカサ「温泉…ですか」

始めその言葉を聞いた時、ミカサは信じられない思いで一杯だった。

ミカサ「しかし、いち訓練兵にそのような贅沢は…」

キース「わしも、この時期でないなら提案はしない。ましてやアッカーマン、貴様の進路希望は調査兵団だっただろう?」

ミカサ「はい…(正しくは、エレンと同じ兵団だけど)」

キース「で、あるならば、将来に遺恨を残すべきではないと考える。憲兵団や駐屯兵団を希望するのなら、わしもここまでは言わない。勿論、無理にとは言わないが…幸い、移動距離も馬車で半日程度だ。その程度であれば、体の負担も少なかろう」

ミカサ「そうですね…しかしやはりひとりで行くとなると…少し…その…抵抗が…(エレンと離れたくない)」

キース「怪我人をひとりで行かせるほどわしも非情ではないぞ。一人くらいなら付き添いに誰か連れて行っても良い」

ミカサ「!」

キース「医者の見立てだと全治二週間程度だったな…温泉に入って足をしっかり治して来い。なんとしても、卒業模擬戦闘試験までには体を完治させてくるんだ。いいな」

ミカサ「はっ…!(敬礼)」

308名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 12:40:24 ID:95QNiF7k0
アルミン(隠してたからね……)

ミカサ「こういう事は、皆、同じなのよね? そういう感情を持つ事は、変な事ではないのよね?」

アルミン「まあ…個人差はあるけど、多かれ少なかれ、皆、通る道だよ。何も変な事じゃない」

ミカサ「良かった……(私、変じゃないのね)」

エレン「……((((;゚Д゚))))」

エレンは無言でブルブル震えていた。

ミカサ「拘束された、エレンを見て、ちょっとだけ興奮したのは、変じゃないのね」

アルミン「うん、変じゃないよ。僕もちょっとだけ興奮した」

エレン「お前ら?! Σ(゚д゚lll)」

アルミン「いや、そもそも亀甲縛りを言いだしたのはエレン、君だよ? 僕らは何も悪くない」

ミカサ「うん、悪くない」

二人にフルボッコされるエレンだった。

アルミン「でも何故、突然亀甲縛りなのさ。何がどうなって、そうなったの」

エレン「夢だよ」

アルミン「夢?」

エレン「そういう夢を、見ちまったんだよ! あーもう、これ以上、言わせないでくれよ、アルミン!」

アルミン「へえ……(ニヤニヤ)」

夢で、見たのか。と、すれば………

アルミン(エレンは、潜在意識の中で、ミカサのことを、自分の思い通りにしたいって思っているのかもしれないね……)

多分、現実ではうまくいかないから、その反動でそういう夢を見ちゃったのかな? とアルミンは予想する。

アルミン(つまり、エレンは相当、ミカサに対して独占欲を持っているってことなのかな?)

恐らく、そうなのだろう。

本人が、どこまで気づいているかは知らないが。

アルミンがニヤニヤしていると、エレンは、

309名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 12:50:09 ID:95QNiF7k0
エレン「仕方ねえだろ……俺、男だし。そういう事も、たまにはある。アルミんだって、あるくせに……」

ミカサ「え? アルミンにもあるの?」

アルミン「(ドキッ)いや! ないよ! 僕はさすがに夢で亀甲縛りは出てこないよ?!」

エレン「嘘つけよ、アルミン。お前、クリスタが看護婦の格好で、看病してくれる夢見たことあるって、前に言ってたじゃねえか」

アルミン「うわああああん! ((((;゚Д゚)))) (ばらさないでよ!!)」

ミカサ「? それは別にエッチではないのでは?」

エレン「いや、十分エロいだろ。クリスタが、裸の自分の全身を丁寧に拭いてくれるんだぜお。アソコも含めて」

ミカサ「………なるほど(それなら、エッチだ)」

アルミン「もうやめてくれよ! 何で三人で猥談話すはめになってんの?!」

エレン「はははっ…本当だなっ…こういう話すんの、初めてかもな」

エレンは腹を抱えて笑ってしまった。

ミカサ「確かに、初めてかも…(ポッ)」

アルミン「ミカサの前だし、もうやめよう……男の汚い部分を、女の子に見せるべきじゃない…(ズーン)」

ミカサ「別に汚いとは思わないけど……」

アルミン「ミカサ、君の優しさが時に人を傷つけることもあるってことを、覚えてて欲しい……(しくしく)」

ミカサ「ガーン……(ショック!)」

エレン「まあもういいか、この話はやめようぜ、この辺で。夢は夢でも、別の夢の話をしよう」

ミカサ「別の夢?」

エレン「ああ! だっていよいよだろ? ここを卒業したら、やっと夢の一歩目を踏み出せるんだぜ!」

そうだった。

明日はいよいよ、解散式だ。

エレン「巨人を駆逐できたら、外の世界を探検する。きっと、外の世界には、もっと面白いもんがいっぱいあると思うぜ!」

エレンは夢想する。アルミンから聞いた、本の世界を。

310名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 12:58:13 ID:95QNiF7k0
エレン「もしかしたら、白い温泉以外にも……バラ色の温泉だってあるかもしれねえ……もし見つけたら、今度こそは三人で一緒に入ろうな!」

アルミン「え? 三人で一緒に入るの? (混浴?!)」

エレン「ダメか?」

ミカサ「私は構わないけど」

アルミン「いや、僕はちょっと…恥ずかしいなあ…せめて水着で入るならいいけど」

エレン「おう! 十分だ。水着なら、ついでに海にも入れるしな!」

アルミン「気が早いなあ…エレンは(クスッ)」

エレン「悪いかよ」

アルミン「ううん。全然。それでこそ、エレンだよ」

アルミンは笑った。そうだ。

この三人で、いつかきっと、外の世界に出よう。

そうすれば、夢は全て叶うと。



この時の彼らはまだ知らない。

その後、過酷な運命が、突如再び、彼ら三人に訪れることを。


それでも、彼らは夢を見た。

若者らしい無限の夢を。


アルミン「頑張ろうね、エレン。君達の、未来の為にも」

エレン「おう……! ……………ん?」

アルミン「僕も及ばずながら、力になるよ(ウインク☆)」

アルミンはそう言って、一度だけ、二人に向かってウインクをした。





その意味をエレン達が知るのは、翌日のことである。







(ここで一旦、おしまい☆)

311名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 13:06:32 ID:95QNiF7k0
「従順なミカサが見たい」という呟きを拾い、
妄想が一気に爆発した結果がこれだよ!!

1巻でエレンに言われて髪切っちゃう、
しかも髪の長さを自分で決められないミカサだから、
普段は多分、きっといろんなことを、
エレンに丸投げしてんじゃないかという妄想も含めて書いてみました。
(*メニュー決められなかったり、浴衣を自分で選べないあたり)

酔っ払ったエレンもエロかったけど、
素面の方がもっとエロかった気がするのは、
気のせいではないような気がする(笑)。

このあとは、おまけを書くかどうか迷ってる。

リヴァハンのおまけと、
ちびエレンとミカサのおまけ書いてもいいですか?

312名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 13:09:17 ID:95QNiF7k0
あ、他になんかリクエストあれば、適当に書き込んでていいですよ。

313:2013/10/29(火) 15:27:11 ID:PzhpYAxI0
感動

314名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 15:41:31 ID:bzu8VKoo0
乱交

315名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 15:41:39 ID:s3sEz2Fc0
書きたまへ

316名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 15:42:38 ID:s3sEz2Fc0
書きたまへ

317名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 15:52:04 ID:E.8KmwBs0
エレン攻めミカサ受けでエロ
お願いします

318名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 17:01:02 ID:95QNiF7k0
>>314

乱交ものはさすがに書いたことないwwwwww
えっと…エレン総攻めって考えていいのかしら?

>>315
おまけ書いていい?
リヴァハン需要あんのかな? と思ってたんで、まあいっかw
ちょっと書いてみよう。

>>317
また似たようなエロ系を書いていいってことでファイナルアンサー?

319名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 18:29:59 ID:.yNffPnk0
正直リヴァハンはどうでもいいがちびエレンとやらには興味を唆られる

320名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 18:37:38 ID:CAzGKzCY0
温泉はどこ!?
でも、おもしろいから、よし

321名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/29(火) 19:01:53 ID:E.8KmwBs0
317です
似たようなのでいいです
エレミカでお願いします!

322名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 00:13:06 ID:95QNiF7k0
>>319
すまぬー先にリヴァハンのおまけからいくわー。
先に書いちゃったんで。

ちびエレンは、あれです。
幼いエレンが初めてミカサに欲情するシーンを追加するだけです。
(多分、短いと思う)

323名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 00:14:58 ID:95QNiF7k0
>>320
温泉シーンが少なすぎてすみませんwww前半にしか書いてないwww

>>321
エレミカ、別のパターンのエロってことでOKすね。
よし。頑張ってネタ考えてみる。

324名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 00:25:59 ID:95QNiF7k0
(ここからおまけ①)
*リヴァハンのおまけ。需要ないかもだが、ちょっと思いついたので書いてみる。






エルヴィン、リヴァイ、ハンジの3人が宿に泊まった翌日。

ハンジは案の定、二日酔いに陥っていた。

ハンジ「おえええええええ…」

桶に胃の中のものを吐き出している。

リヴァイ「ちっ……汚ねえな」

ハンジ「おえええええ…(←反論する気力もない)」

リヴァイ「お前は毎回そうだな……巨人の捕獲に失敗した後は、いつもこうなる……(ため息)」

ハンジ「だってえ……飲まないとやってらんないんだもん…」

おえええ…と繰り返し、吐きながら、また布団に逃げるハンジだった。

ハンジ「あと、もうちょいだったのに…」

リヴァイ「そうだな。惜しかったな」

ハンジ「どうしてこう、うまくいかないことばっかなのぉ……おえええ……」

リヴァイ(…………)

気持ちは分からんでもないが………

その度にこう、酒に逃げられては、後の片付けが面倒だ。

リヴァイは、呆れるしかなかった。

リヴァイ「………ちっ」

舌打ちして、ハンジの背中をさすってやる。

ハンジ「あら、珍しい。リヴァイ、やさしー♪」

リヴァイ「さっさと吐くもん、全部吐け。そしたら落ち着くだろ」

ハンジ「そだねー♪ おえええええ……」

そして一時間くらいそうやっていたら、ようやく落ち着いたハンジだった。

ハンジ「あーすっきりした。水のもーっと」

とりあえず、吐くものを吐いたら、少し元気になったハンジだった。

リヴァイ「よし、もう大丈夫だな。今日中に帰るぞ」

ハンジ「無茶いわんでよ! さすがにまだ馬には乗れないって!」

325名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 00:38:20 ID:95QNiF7k0
リヴァイ「馬でなくとも、馬車でもいいだろ。とっとと帰って、次の壁外調査の準備に取り掛かるぞ」

エルヴィン「まあ、リヴァイ。そこまで慌てる必要はないよ。次の遠征まであと三週間はある」

その時、エルヴィンがリヴァイ達の部屋にやってきた。

エルヴィン「トロスト区を出発するまで、まだ時間はある。それまでは少し、我々も体を休めようじゃないか」

リヴァイ「……ってことは数日、ここに滞在するつもりか?」

エルヴィン「金なら心配するな。必要経費で落とせる。2、3日くらい、ここの温泉で体の疲れを癒そう。リヴァイ、ハンジ、君達はそれくらいの恩恵を受けてもいい程度には、人類に貢献してくれているからね」

ハンジ「さすがエルヴィン! ありがとー!」

リヴァイ「ちっ……」

リヴァイはやれやれと思った。




そして次の日になると、ハンジはすっかり元気になっていた。

エルヴィンの部屋にお邪魔する。

ハンジ「やっほー! エルヴィン! 部屋風呂借りにきたよー! 入らせてくれるー?」

エルヴィン「ああ、いいよ」

ハンジ「やっほーい♪」

恥じらいもなく、裸になると、ハンジは子供のように温泉に突撃した。

ハンジ「いや〜ん、これは、気持ちいいわ〜♪ 白い湯……これ、成分気になるね〜」

ついつい、湯の中に何が入っているか気になってしまうハンジだった。

エルヴィン「リヴァイは入らないのかい?」

リヴァイ「………エルヴィンは」

326名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 00:50:27 ID:95QNiF7k0
エルヴィン「私はもう、昨日十分、一人で入ったからね。二人で入ってきたらどうだい?」

リヴァイ「………それもそうだな」

リヴァイはその場で裸になると、一度かけ湯だけして、湯の中に入った。

ハンジ「あ、リヴァイも入るの? じゃあ、スペースあけるねー。(ちょい移動する)」

リヴァイ「別にいい……」

リヴァイはゆっくり足をつけ、腰まで湯に浸かった。

リヴァイ「ふむ……悪くない」

ハンジ「でしょー? 宿泊のばして良かったよね! やっぱり温泉地にきたら、入っとかないと!」

リヴァイ「………なんか、そこにいろいろ書いてあるな」

リヴァイは壁に書かれていた説明文に気づいた。

ハンジ「あ、本当だ。なるほど、美肌効果、腰痛、肩こり、リウマチ、神経痛などなど、効果があるみたいだよ」

リヴァイ「神経痛か……まあ、確かにたまに筋が痛むことはあるからな」

ハンジ「ええ? そうなの? それはいけないね。リヴァイも年なんだし、体に気をつけないと!」

リヴァイ「お前もな」

彼らの場合は体を酷使し過ぎるが故の、筋の痛み、である。

腱鞘炎に近い痛みは、体のそこら中にあるのだ。

しかし調査兵団に所属する以上、泣き言は言ってられない。

ハンジ「あ? バレた? そーなのよ。最近、机仕事が以前より増えて、腰と肩こりが酷くて……って、言わせないでよ」

リヴァイ「自分で言ったんだろうが」

ハンジ「てへ(ゝω・)テヘペロ」

327名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 01:00:07 ID:95QNiF7k0
エルヴィン「ははっ……ハンジの気持ちは、私もわかるぞ」

ハンジ「でしょー?」

リヴァイ(………)

リヴァイは面倒な仕事は全部、二人に押し付けているのでノーコメントだ。

エルヴィン「さて……私はちょっと、野暮用があるから、少し席を外すよ。二人共、ゆっくりしておくといい」

リヴァイ「どのくらいで戻る?」

エルヴィン「一時間もかからんだろう。一応、部屋には外から鍵をかけておくから、二人が上がる頃には戻るさ」

そう言って、エルヴィンは部屋を出て行ってしまった。

リヴァイ「…………」

ハンジ「いい湯だな〜ハハン♪」

リヴァイ「なんだその歌は」

ハンジ「え? 知らない? 昔、流行った歌だよ」

ハンジは続けて歌う。

ハンジ「いい湯だな〜ハハン♪ さよならするのは辛いけど〜時間だよ〜ハハン♪ 仕方がない♪ 次の回まで〜ごきげんよう〜♪ ババンババンバンバン♪」

リヴァイ「何の歌だ。それは」

ハンジ「さあ? 私も詳しくは覚えてない。けど、小さい頃、このメロディーをよく聞いてたから、なんとなく、風呂に入るときは歌いたくなるんだよねー♪」

リヴァイ「ほう…」

ハンジ「リヴァイも歌おうよ」

リヴァイ「俺はいい……」

ハンジ「つれないねーちぇー」

ハンジが口を尖らせて苦笑する。

その様子を、リヴァイはじっと見つめている。

リヴァイ「………」

ハンジ「?」

328名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 01:12:27 ID:95QNiF7k0
リヴァイ「いや、おまえ、湯に入る時くらい、眼鏡外さねえのか?」

ハンジ「あ! 忘れてた! それもそうだね」

ハンジはそう言って、眼鏡を外して、風呂の縁に置いた。

ハンジ「でも眼鏡がないと、よく見えないから危ないんだよねー視力悪くなっちゃったし」

リヴァイ「俺の顔も見えんのか」

ハンジ「うん……その距離だと、ボヤけてるね」

リヴァイ「ほう……では、この距離では?」

少しだけ、近づく。

ハンジ「まだまだ、はっきり見えないよ」

リヴァイ「これでもまだ、見えねえのか? (ズイッ)」

ハンジ「あ! やっと見えた!」

もうほとんど、顔がくっつくゼロ距離に近い。

ハンジ「そう、この距離ならやっとはっきり見えるー…………!」

その時、リヴァイは二人きりなのをいい事に、ハンジに襲撃するようなキスをした。

ハンジ「んー?! (ちょっと、突然、何?!)」

舌を絡ませる大人のキスに、さすがのハンジもちょっとだけ狼狽えた。

リヴァイの胸をドンドン叩いてやめさせる。

ハンジ「ちょっと! 不意打ち、卑怯だよ! びっくりしたじゃない!」

リヴァイ「ああ……すまん、つい」

ハンジ「もう! そういう悪ふざけはやめて欲しいんだけど! 私だって一応、女なんですけど?!」

リヴァイ「ああ……知ってる」

ハンジはその瞬間、「え?」と思った。

ハンジ「いつもちっぱいだの、男の成り損ないだの言ってるのに…?」

リヴァイ「それも事実だろ」

ハンジ「しれっと酷い事言うよねー! 全く……キスなんて、何年ぶりにしたのかしら…?」

計算するほど、遠い記憶だった。

329名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 01:20:54 ID:95QNiF7k0
リヴァイ「ほう……初めてじゃなかったのか」

ハンジ「リヴァイ……それはさすがに失礼だよ。私だってねえ…調査兵団に入る前は、結構……いろいろ、男の人と付き合ったことくらい、あるんだから」

リヴァイ「そいつは初耳だな」

ハンジ「でも、だいたい私の本性を知ると、向こうから『別れよう』って言われちゃってたけどねー…」

リヴァイ「まあ、そうだろうな」

ハンジ「はあーおかげで、嫁に行き遅れですよ。まあ、私はこの仕事に身を捧げるって決めてるから、別にいいんだけどねー」

リヴァイ「まだ、間に合うだろ」

ハンジ「もう無理だって! 私、リヴァイにちょい下くらいだもの、年が! 子供産むのも、きついんじゃないかなー」

この時代、女性は二十代前半までに第一子となる子供を産むのが主流の為、二十代後半に入っているハンジは、少し遅いと言える。

(*ハンジの年齢は正確には判明していませんが、分隊長という役職から大凡を計算してここでは二十代後半とします)

リヴァイ「ガキは欲しくねえのか?」

ハンジ「子供? そりゃ欲しいよ! でもねー、育てるとなると、仕事休まないといけないでしょ? 両方を選ぶことは出来ないからねー。諦めるしかないよー」

ハンジは少しだけ残念そうに言った。

ハンジ「巨人の謎を解き明かすまでは、自分のことは後回しでいいよ。私は、そう決めてるんだ」

リヴァイ「………」

リヴァイはそんなハンジを、真剣に見つめながら言った。

リヴァイ「なあ、ハンジ」

ハンジ「ん?」

リヴァイ「子供、作らねえか?」

ハンジ「んん?」

リヴァイ「今、ここで」

ハンジ「はあ? ちょっと、人の話聞いてたの? 私は……」

330名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 01:33:14 ID:95QNiF7k0
リヴァイ「俺達がいつまで、現役でいられるかなんて分からんだろうが。だったら……次の世代に、希望を残してもいいんじゃねえかって、思うんだが」

ハンジ「………え、ってことは何? 私が、リヴァイの、子供を産むってこと?」

リヴァイ「そう言ってる、つもりだが?」

ハンジ「ちょ……冗談やめてよ!! 私、無理だって! だったらもっと、若い…ほら! ペトラとか、どうかな? あの子、可愛いし、リヴァイのこと、好きっぽいし!」

リヴァイ「ああ…まあ、ペトラでも悪くないんだがな。遺伝子の力を考えりゃ、俺とハンジの掛け合わせの方が、最強の子孫、残せそうだろ?」

ハンジはこう見えても、女性軍人の中ではトップクラスの運動能力を持っている。

確かに、リヴァイとハンジの間の子なら、強い人間が産まれる確率は高い。

ハンジ「そういう問題なの?! いや、ちょっと待って!! それ以前の問題があるよ! 私、ここ最近、生理きてないんだ! 半年くらい! だから多分、ヤっても無理だと思うよ?!」

リヴァイ「そんなもん、ヤってみねえと分からんだろ…(ユラリ)」

ハンジ(目が本気だ! え…待って?! もしかして、エルヴィン、この為に席を外したの?!)

実は、その通りだったりする(笑)。

リヴァイ「まあ、どうしても無理だって言うなら仕方ねえが。俺は、悪くない選択だと思うんだがな…」

ハンジ「リヴァイの中には、恋愛をするっていう選択肢はないのかい…?」

リヴァイ「恋愛? ああ……ヤるのに、そこまで必要な要素だとは思わんが……俺は、それなりにハンジのことは好きなんだがな」

ハンジ「へ?!」

思わず、素っ頓狂な声をあげてしまったハンジだった。

リヴァイ「? どうした」

ハンジ「初耳なんですけど……」

リヴァイ「でなけりゃ、てめーの汚い髪なんか触るかよ。今日はマシな方だが、いつもはもっとフケだらけだろ」

ハンジ「ですよねー……って、そうだったの?」

リヴァイ「何度も言わせるな。で? どうする? 俺は、エルヴィンが戻ってくるまでにはヤリたいんだが?」

ハンジ「…………………」

多分、ヤったとしても妊娠する確率は限りなくゼロに近いと思う。

でも、それは決してゼロ%ではないわけで。

あと、久しぶり過ぎて、多分、いろいろ不都合もある。

それに、相手はリヴァイなわけで。

さて……どうしよう?

331名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 01:35:37 ID:95QNiF7k0
というわけで、選択肢です。
どっちでもいいけど、リヴァイとハンジのエロシーン見たい方、いる?
誰もいなければ、エロは無しのシナリオで書きます。
需要があったら、エロでいくよ(笑)。

332名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 21:57:39 ID:95QNiF7k0
んーなんか、リヴァハンは思ったより需要なさげかな?
では、ここから先はエロなしルートで書いてもいいかな?

333名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 22:06:26 ID:VzGja/cU0
そのままでおねがいします。

334名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 22:45:26 ID:95QNiF7k0
うーん、気持ち的にはエロ無しの方が書きやすそうな気がしてきた。
ごめんなさい、エロ無しで続き行きます! ごめんね!

335名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 23:26:12 ID:95QNiF7k0
ハンジ「……………リヴァイ、ちょおっと、手、触らせて♪」

その時、ハンジは何か思いついたように、リヴァイの右腕を手に取った。

リヴァイ「? ………いっ!」

すると、ある部分を触った途端、リヴァイが苦痛の表情を浮かべたのだった。

しかしそれはハンジの予想の範囲内。

ハンジ「はは〜ん、リヴァイ、あんたちょっと、手首が腱鞘炎に成りかけてるね! なるほど、そういう事か」

リヴァイ「…………」

ハンジ「全く……あんたでも弱気になることあるんだね。ここだけじゃないでしょ? 傷めてるとこは」

リヴァイ「(ギクッ)………何のことだ?」

ハンジ「実は突き指もしてるとか? あちこち体痛いんでしょう? 本当は」

リヴァイ「…………まあ、痛くないと言えば嘘になるな」

骨折まではしていないにしろ、あちこちガタが来始めているのは事実である。

ハンジ「………だからか。急にそんな気分になったのね。リヴァイでも、そんな事あるんだね」

リヴァイ「……………」

ハンジ「うん……あんたの言う事、一理あるよ。私だって、あと何回、壁外調査に行けるかなんて分からないからね。でもね……」

判事はリヴァイの手を取って、続けた。

ハンジ「リヴァイはまだ充分戦える。あんたは、人類最強の男なんだから、そんな弱気でいちゃダメだよ。次の世代じゃない。私達の代で巨人との決着を付けないでどうするの。でないと、先に死んでいった奴らに見せる顔がないじゃないか」

リヴァイ「………そうだな」

ハンジの言う通りだと思った。

リヴァイ「悪かった。気の迷いだ。もう忘れろ」

336名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 23:37:33 ID:95QNiF7k0
ハンジ「うん、忘れる。だいたい、リヴァイと私の子孫なんて、ちょっと想像するといろいろ怖いしね」

リヴァイ「おい、どういう意味だそれは」

ハンジ「えーそのままだよー。私のマッドな部分と、リヴァイのドSっぷりの両方の要素が出てきたら、手のつけられない子供になりそうじゃない?」

リヴァイ「……あんまり、想像はしたくねえな」

ハンジ「でしょー? だから私とはやめた方がいいって! それでも、どうしても子供欲しいなら、もっと若くてピチピチした女にしときなさい! いくらでもいるでしょ? リヴァイの周りには!」

リヴァイ「…………」

リヴァイはノーコメントだった。

まあ、振られてしまったのだから、仕方がない。

リヴァイ「先に、あがるぞ」

リヴァイは何処か吹っ切れたように、そう言ってハンジより先にあがった。

ハンジ「え? もう? カラスの行水だねー」

リヴァイ「長風呂は元々好きじゃない……ま、お前はもう少し入って、体の垢を落してこい」

ハンジ「うん、そうするよ」

そしてハンジはその後、一人で温泉を充分楽しんだのだった。

リヴァイが着替えて、一度内鍵を外して、ドアを開けると、すぐそこにエルヴィンが立って待っていた。

エルヴィン「おや? 早かったね。もう終わったのかい?」

リヴァイ「ああ…見事に振られたよ」

エルヴィン「そうか……だと思ったよ。リヴァイはこういう話になると、急に不器用になるからね」

リヴァイ「俺としては、充分、頑張った方なんだがな……」

そんな風に愚痴るリヴァイに、エルヴィンはついつい苦笑するしかなかったのだった。





(おまけ①おしまい☆)

337名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 23:43:25 ID:95QNiF7k0
リヴァイ振られエンドになりましたwwwww
なんか、リヴァハンはくっつかなくても充分好きだ。こういうのでもいいや。

次はちびエレンのおまけいきまーす。

338名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/30(水) 23:55:37 ID:95QNiF7k0
(おまけ②ちびエレンのおまけ)
*幼い頃のエレン、アルミン、ミカサのお話です。場所はシガンシナ区のどこか。


アルミン「エレン、やめようよ〜」

エレン「いいんだよ、少しくらい」

アルミンは建物の陰に隠れて、ひとりぼっちのミカサの様子を少し遠い場所から覗き見ている。

エレンは「ここで少し待っとけ」とミカサに命令して放置し、こっそり隠れているのだ。

エレン「ふん……あいつ、最近、俺が便所に行くのにも後ろをついてくんだぜ? たまには離れないと、あいつの為にもよくねえんだよ!」

アルミン「でも……ああもう、既に落ち込んでるよ? もう一時間も放置してるんだから……」

そう、二人はミカサに「少し待っとけ」と言いつつ、もう一時間も放置しているのだ。

その間ずっと、物陰に隠れて、ミカサの様子を見ている。

アルミン「そろそろ、いいんじゃないかな? ミカサも反省したんじゃない?」

エレン「いや、まだだ! あと一時間は放置してやる!」

にししと悪い笑みを浮かべて、エレンはミカサをこっそり見守っている。

そんな時、アルミンは「僕、もう知らない」と言って家に帰ろうとした。

エレン「お、おい、アルミン! 待てよ!」

アルミン「やだよ、僕、これ以上、エレンに加担したくない。家に帰って、本でも読んだほうがましだ。続けるなら、一人でやりなよ」

エレン「うっ……」

アルミンがそういう以上。これ以上、手伝わせるのは無理だと思ったエレンだった。

エレン「分かったよ。じゃあそろそろ許してやるよ」

エレンは渋々、ミカサの元に戻った。すると……

エレン「ミカサ、遅くなったー……?!」

ミカサは、エレンがやってきた途端、泣き出したのだ。

エレン「わー! 泣くなよ! 何で泣くんだよ!」

339名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:04:34 ID:95QNiF7k0
ミカサ「だって……エレンが……なかなか……戻って……こない…から…ヒック…」

アルミン(だから、言ったのにもう…)

アルミンは呆れるしかない。

エレン「そんくらいの事で泣くなよ!」

ミカサ「だって……だって……わああああああん!!」

ミカサがわんわん泣き出してしまい、エレンはびっくりしてしまった。

まさか、ここまでミカサが動揺するとは思わなかったのだ。

エレン「しまった! どうしよう!? アルミン!」

アルミン「謝るしかないんじゃない?」

エレン「悪かった! ミカサ! 俺が悪かった!」

エレンは謝り倒したが、一度泣き出したミカサを止めることは出来なかった。

オロオロするエレンだった。

エレン「ああもう、泣き止んでくれよ…ミカサ」

ミカサ「うううう……(必死に堪えてる)」

エレン「くそっ……こうなったら!」

その時、咄嗟に思いついたのは、ミカサの涙を吸い上げる事だった。

口で直接、掬い取るようにして、エレンはミカサにキスをしたのだ。

ミカサ「………」

その動作にびっくりして、ミカサも泣き止んだ。

エレン「お? 泣き止んだな? よしよし」

ミカサ「…………」

ミカサは、何も反応出来なかった。

エレン「もう泣くなよ。こんくらいのことで泣くな。俺は必ず、戻ってくっから」

ミカサ「………うん」

ニコッと、小さな笑顔を見せたミカサに安心したエレンだった。

エレン(……………)

その瞬間、エレンは何故か、心臓が跳ねたのを感じた。

エレン(………?)

今のは、何だ?

340名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:26:46 ID:95QNiF7k0
良く分からない、体の感覚に戸惑う。

下半身が、特に変だ。もぞもぞする。

ミカサ「今日はもう遅いから、帰ろう、エレン」

エレン「お、おう……アルミン、悪い!」

アルミン「いいよ! また、明日ね!」

そしてそこで二人は家に帰ることにした。

エレンはミカサの手を引きながら……

先程感じた、体の変化にはてなを浮かべていた。






それからエレンは、ミカサが泣いたら、キスをして誤魔化すようになった。

キスをすると、すぐに泣き止むし、泣き止んだ後は、必ずと言ってもいいほど笑ってくれるので、つい調子に乗って、わざと泣かせることもしばしばだった。

そんな風に、毎日を過ごしていたら、ある日突然、その変化は訪れた。

エレン(あれ…?)

今、また、ミカサの笑顔を見たら、下半身が反応した。

今度は、今までより強く、激しい。

だからつい、前傾姿勢になってしまう。

ミカサ「どうしたの? エレン、お腹痛いの?」

突然、エレンが前かがみになったので、ミカサは心配している。

エレン「いや、腹は痛くねえ…痛くねえんだけど……」

ミカサ「けど?」

エレン「何か、体が変だ。ミカサの笑顔を見たら、変になった」

ミカサ「私のせい……なの? (ガーン)」

ミカサはその言葉が大変ショックだった。

エレン「やめろ! そういう意味じゃねえよ! つか、ミカサが笑わなくなったら、俺がつまらんから、絶対やめろ!」

ミカサ「……そうなの?」

エレン「ああ…! こんなのは、気合で治す!」

エレンは本当に、深呼吸で興奮を鎮めてしまった。

エレン「ほらな! もう治った! 大丈夫だ!」

ミカサ「良かった!」

341名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:35:40 ID:95QNiF7k0
エレン「じゃ、もうそろそろ寝るか!」

ミカサ「うん!」

そして二人はいつものように一緒のベッドで眠った。

ミカサの眠る顔を見ていると、またキスがしたくなってきた。

だから、エレンは軽く頬にキスをする。

ミカサ「……ん? エレン?」

泣いていないのに、キスをしてくれるとは思わず、ミカサがとろーんとした眼で聞き返す。

エレン「なんか、急にしたくなった。ダメか?」

ミカサ「ううん、もっとしていい」

エレン「そっか! じゃあ、キスするぞ! (ちゅっ)」

エレンは無邪気にミカサにチュッチュと繰り返してキスをした。

頬と額に。何度も、何度も。

ミカサ「ふふ……」

ミカサは嬉しくて、ついつい微笑んでしまう。

その反応が楽しくて、エレンも調子に乗ってしまう。

エレン「口にも、していいか?」

ミカサ「うん、していいよ」

エレンは、ミカサが頷いたので、口と口を合わせてみた。

エレン(なんか、気持ちいい……)

頬や額も楽しいけれど、口と口のキスが一番楽しかった。

バードキスを、何度も繰り返す。

ミカサ「ん…エレン……」

ミカサもうっとりした表情になっている。

それを見た瞬間、エレンの下半身がまた、大きく反応した。

エレン(…?!)

さっき治った筈なのに、また復活した。

おかしい。体が、変だ。

ミカサ「……?」

突然、キスをやめたエレンに、ミカサは小首を傾げている。

ミカサ「どうしたの? エレン?」

エレン「……………」

342名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:42:34 ID:95QNiF7k0
エレンは、なんとなく理解した。

本能的に、これ以上は、やってはいけないと体が感じたのだ。

エレン「きょ、今日は、これでおしまいだ。ミカサ、おやすみ」

ミカサ「…? おやすみ」

よく分からないけど、エレンがやめたので、ミカサは先に寝た。

エレンはそんなミカサを抱きしめながら、一緒に寝たのだった。



そして翌日、エレンは自分の体の変化を誰かに相談しようと思った。

やっぱりここは、アルミンに最初に言うべきだろう。

アルミンはふむふむと、聞いてくれた。

そしてある結論を導いてくれた。

アルミン「エレン! それは、病気じゃないよ!」

エレン「本当か?!」

アルミン「うん! 確か、それは『ぼっき』と言って、男の子は皆、大人になったら経験することなんだ。エレンの体が、大人になりつつある証拠だよ! 良かったね! おめでとう!」

エレン「そうか! 俺、ちょっと大人になったのか! やった!」

早く大人になりたいエレンは、その事を素直に喜んだ。

アルミン「ああ! でも困ったね。ぼっきをするようになったら、ミカサとはもう一緒の布団に寝ない方がいいと思う」

エレン「え…そうなのか?」

アルミン「うん…もし、そのせいで子供が出来たら困るもんね」

エレン「え? 俺、まだ子供なのに、子供作れるのか?」

アルミン「えっとね…子供を作るにはね…」

そこでエレンは初めて、子作りの仕方を勉強した。

エレン「へー! 人間って、そういう仕組みになってんのか。さすがアルミン! 物知りだなあ」

アルミン「エレンのお父さんなら、もっと詳しく知ってると思うよ? 僕は概要しか分からないけど」

エレン「がいようってなんだ?」

アルミン「だいだいのところって、意味だよ!」

343名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:52:23 ID:95QNiF7k0
アルミンが説明したのは、本当に基本的な部分だけだった。

まだ9歳の彼らにはその本当の意味を知るのは早すぎる。

エレン「そっか! 父さんが帰ってきたら、聞いてみる! ありがとうアルミン!」

アルミン「いいって! (やった! 役にたてた!)」




そしてその日の夜、エレンの父親が家に帰ってきたので、早速エレンは自分の体の変化を報告した。

すると、グリシャは少し困ったように言った。

グリシャ「そうか…もうそんな時期なのか。だったら今日から、ミカサとは一緒に寝ない方がいいな」

エレン「父さん、俺、ちょっと大人になったんだよな? そうだよな?」

グリシャ「ああ…そうだ。まだ完全ではないけれど、少しずつ大きくなっているよ。エレン、夕食の後に少し、男同士の秘密の話をしようか」

エレン「うん!」

そして連は夕食後、グリシャの部屋で大切な話を聞くことになる。

グリシャ「エレン、お前は男の子だ。これから先、そういう下半身の変化を、何度も経験することになるだろう。それは、子供を作るために必要な「合図」だから、あんまり人に知られないようにしないといけないよ。本当に子供を作りたいと思った時の、パートナー以外にはね」

エレン「分かった! 今はまだ、早すぎるもんな!」

グリシャ「そうだね。あともう一つ、注意することがある。これからはミカサともあんまり触れ合ったらいけないよ」

エレン「え…どうして?」

グリシャ「うん、ミカサに汽水sたら、下半身が反応したんだろう? それは、エレンがミカサを異性として認めている証拠なんだ」

エレン「それは、いけないことなの…か?」

グリシャ「今は、ね。エレンとミカサは、今は兄妹みたいなものだから、一緒に暮らしている間は、そういう事をしてはいけないよ。兄妹は、そういう事をしちゃイケナイ関係なんだ」

344名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 00:53:09 ID:95QNiF7k0
もう眠いので一旦ここで切ります。すみません…。
またねノシ

345名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 01:00:21 ID:95QNiF7k0
>>342
訂正
そしてエレンは夕食後、グリシャの部屋で大切な話を聞くことになる。

眠いので変換ミスした。もう限界っぽい。すまぬ。

346名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 12:14:49 ID:95QNiF7k0
エレン「そう……だったんだ」

知らずに沢山ミカサと触れ合ってきたエレンは、罪悪感を覚えた。

グリシャ「うん…どうやらミカサより、エレンの方が一足先に、大人になってしまったようだね。これからは、エレンにも個室が必要になるな。明日、荷物を置いている部屋を整理するから、エレン、手伝ってくれるかな?」

エレン「もちろんだ! 父さん! ありがとう! 俺、ついに自分の部屋が持てるんだな?」

グリシャ「ああ、そういう時期が来たんだよ。だから、これからはミカサとは少し距離をおいて接していかないといけないね」

エレン「う……俺は別にそれでもいいけど、ミカサの奴はまた泣くかもしれない……」

グリシャ「そうだね。でも、いつまでもミカサを甘やかすわけにはいかないからね。辛いだろうけど、もう、一緒に寝てはいけないよ。母さんには私から話しておくから、今夜は父さんと一緒に寝よう」

エレン「父さんと? 久しぶりだな!」

グリシャ「そうだね。もう少しいろいろ、話しておきたいこtもあるから……続きはその時に話そう。エレン、ミカサに今日から一緒に寝れないことを伝えてきなさい」

エレン「はーい!」

そしてエレンはミカサいその事を伝えた。

すると案の定、ミカサは涙目になった。

ミカサ「エレンは、私のこと嫌いになったの?」

エレン「ちげーよ! 俺は、ミカサのこと好きだぞ!」

ミカサ「じゃあなんで一緒に寝てくれないの?」

エレン「俺、今日から大人になったんだ。だからミカサと一緒に寝ちゃダメだって、父さんが言ったんだ! ミカサも我慢しなくちゃダメなんだぞ!」

ミカサ「嘘……エレンはまだ子供なのに」

エレン「嘘じゃねえよ! 父さんに話したら、まだ完全じゃないけど、少し大きくなったって、言ったんだ! お前より先に大人になったんだよ!」

347名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 12:24:54 ID:95QNiF7k0
ミカサ「……ううう」

カルラ「ミカサ、エレンのいう事は本当なの。今日は、私と一緒に寝ましょう」

その時、カルラは泣きべそをかくミカサを連れて、寝室に戻っていった。

罪悪感はあったが、これでいい筈だ。

これもミカサの為なのだ、と自分に言い聞かせるエレンだった。




それから先は、エレンは父親のいいつけ通り、ミカサと少し距離をおくようにした。

しかしどんなに振り払っても、ミカサはエレンの後をついてくるし、お節介を焼く。

それが少しうっとおしくも感じるが、あんまり突き放すと泣き出すので、エレンは渋々、ミカサと一緒にいるようになったのだ。

エレン「おい、ミカサ…」

ミカサ「何? エレン」

エレン「あんまり、俺にひっつき過ぎるなよ。距離、あけて歩けよ」

ミカサ「……これくらい? (少し離れる)」

エレン「もうちょっと! そうそう、そんくらい」

エレンはミカサと一歩半くらいの距離を取って歩くようにした。

そして遂に個室が完成し、貰えることになったので、少し狭いけど、エレンは夜はそこで一人で寝ることになったのだ。

たまに我慢できず、ミカサが部屋にやってくることもあったが、エレンは何度も追い返した。

エレン「(小声)だーから! ダメだって! 夜中に入ってくんなって、何度も言ってるだろ?」

部屋にやってくるミカサにそう言うが、ミカサもミカサで頑固だった。

ミカサ「やだ…一緒に寝たい。一人じゃ嫌だ」

ミカサもエレンと同じ時期に一人で寝るよう、小さな個室を貰ったのだが、気がつくとほとんどエレンの部屋で過ごすことが多かった。

エレンは困ったなあと思った。

エレン「どうしても、一緒に寝たいのか?」

ミカサ「うん」

エレン「俺と一緒に寝ると、子供が出来るかもしれねえぞ?」

348名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 12:33:08 ID:95QNiF7k0
ミカサ「? 何で? エレンは、子供がどこからくるか知ってるの?」

エレン「ええっとな……ミカサ、お前、股の間から、血が出たこと、ある?」

ミカサ「? ない…」

エレン「あ、そうなのか? だったらまだ、お前子供だな。………んー、だったらいいのかな?」

両方大人にならないと、子供が出来ないとちゃんと説明を聞いたエレンはそう解釈してしまった。

エレン「……ま、いっか! ミカサが大人になるまでは、一緒に寝てもいいかもな! よし、父さんと母さんには内緒だぞ? こっちこい!」

ミカサ「うん!」

そして結局、ミカサに折れて、エレンは一緒に寝ることにしたのだった。

エレン「……久しぶりにキスしてもいいか?」

ミカサ「うん! して!」

ちゅ〜っと、頬や額にキスをする。

ミカサ「口も…」

エレン「ん……」

ねだられてキスをする。

するとやっぱり…

エレン(あ……また、反応した)

最近は全然ぼっきしなかったのに。

ミカサに触れたとたん、復活した。

ドキドキする。どうしよう…。

ミカサ「エレン…?」

エレン「………」

本当に、いいのかな? と思ってしまう。

こういう事、していいのかな? と。

でも、キスをすると、ミカサは喜ぶし…。

喜ぶ顔は見たいし…。

エレンが迷っていると、今度はミカサの方からエレンにキスをした。

ミカサ「もっと、して」

エレン「……分かった」

ミカサが喜んでいるから、いっか!

と、思い、エレンは何度もミカサにキスをした。

ミカサ「気持ちいいね」

エレン「ああ! なんか、ふわふわする」

ミカサ「ふふ…私も」

しかし、それは何度も続かなかったのである。

349名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 12:44:57 ID:95QNiF7k0
そう、遂にはその事が、カルラにバレてしまったのである。

カルラ「エレン……あんた、ダメでしょ! もうミカサと一緒に寝たらダメだって言ったでしょうが!」

エレン「……ごめんなさい」

ミカサ「怒らないで! 私が、悪い。私が、無理やりお願いしたから…!」

エレン「おや、俺が悪い。追い返さなかったから、俺が悪いんだ。ミカサは悪くねえ」

カルラ「………」

こういう時は何故か男らしくなるエレンにカルラも渋々ため息をついた。

カルラ「ミカサに、何した? 正直におっしゃい」

エレン「………キスは、した」

カルラ「(はあ)……それだけだね?」

エレン「? それ以外、何すんだよ」

カルラ「なら、いいよ。でも、今日からはちゃんと、一人で寝なさい。ミカサもね、いいね!」

ミカサ「……はい」

ミカサはさすがにそれ以降、エレンと一緒に寝ることはなかった。

その様子を見守りながら、カルラは再びため息をついた。

カルラ「あなた……これから先、あの子達、大丈夫かしら?」

グリシャ「ん? んー……まあ、無意識に惹かれあっているのなら、止めることは出来ないよ。大丈夫、エレンは男の子だ。幸い、ミカサより早く心が成長している。エレンはちゃんと考えることが出来る子だよ。時期がくるまで、ミカサを守ってやっていけるさ」

カルラ「はあ…そうだといいんだけど……」

カルラはそれでも心配した。エレンはミカサに、キスはしてしまったのだから。

グリシャ「エレンは強い子だから、大丈夫さ。きっと、ミカサを大事にするよ。僕達の子供なんだから」

そう言って、グリシャは我が子の成長の早さに苦笑いしながら見守っていたのだった。

350名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 13:03:05 ID:95QNiF7k0
それからエレンは時が経つにつれ、ミカサとの距離をとるようになるが、その度にミカサはエレンを追いかけるようになる。

ミカサの誘惑に何度、下半身が反応したか分からないが、その度にエレンは耐えた。耐えに耐え抜いたのだ。

父親との約束を、守る為に。

後日、グリシャはエレンに言った。

グリシャ『エレン、ミカサはまだ幼いから、ミカサが精神的に大人になるまでは、エレン、お前が我慢するんだぞ』

エレン『ミカサが大人になるまで…? あいつが大人になったら、また触ってもいいのか?』

グリシャ『ああ、その時が来たらきっと自然に分かる日がくるからね。それまでは、ダメだよ』

エレン『ミカサの体が、大人にならないうちは触っても大丈夫なんじゃないのか? 俺、そう思って、触っちまった…』

グリシャ『そうだね。でも、それはしてはいけない事だから、今は我慢するんだよ。我慢しなくちゃいけない意味は、自然といつか分かるようになるからね』

エレン『そうなのか? 分かった! 父さん! 俺は大人だから、我慢するよ!』

グリシャ『よしよし』

グリシャはそう言って、エレンを大人扱いしたのだった。






その後、エレンはその時の記憶が薄れ、遠い記憶になったけれど……。

エレンは、自分からミカサには触れないという約束を、酒の失態で破ってしまうことになる。

エレンは、ミカサと触れ合うようになってから、父親の会話を思い出し、あの時の言葉を理解する。

そしてその意味を噛み締め、今更ながら、本当、あの頃からミカサのことが好きだったんだなあと思い出してしまった。

エレン(だってしょうがねえだろ……こいつ、俺のこと、相当好きなんだから)

351名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 13:08:16 ID:95QNiF7k0
たった一時間、傍を離れただけで、号泣するような弱い女の子だったのだ。

今はさすがにそんなことはないけれど、放っておくとすぐ寂しがるのは今も変わらない。

肉体は男よりも強くなってしまったけれど、精神的には脆い部分もある、そういう女の子だ。

ついててやらないと、危なっかしい。

だからあえて、傍にいてやっているのだ。

勘違いしないで欲しい。

俺がダメだから、あいつがいるんじゃない。

あいつは、俺がいないと、ダメなのだから。

と、エレンはいつも自分に言い聞かせている。




エレン(あーやばい。やっぱ、ミカサの唇、好きだ)




そう思いながら、横で眠るミカサに、昔のように、チュッチュと、バードキスをする、エレンだった。






(おまけ②ちびエレンのおまけ、おしまい)

352名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 13:12:01 ID:95QNiF7k0
そんなわけで、おまけでした。
ちびエレンの方はもう温泉関係ないけど、
そんなの関係ねえ! って感じで書きました。

エレンは母親の言うことには反発しても、
父親の言うことは素直に聞いてる感じですよね。パパっ子だったのかなと。
そう思います。はい。


この後、何書こう…。
まだエレミカの新ネタ、なんも具体的には思いついてないや…。

なんか、とっかかりがある方が、書きやすいんですけどね。
ちょっとネタ探しに旅に出てきますノシ

353名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 13:50:10 ID:uV99lw720
おつおつ

チビ達の話も良かった
早く帰って来いよ

354名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 14:14:14 ID:PboSMkIc0
乙!
ちびエレミカかわええ

355名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/10/31(木) 16:41:00 ID:95QNiF7k0
>>353
おお…ありがとう! サンクスです!
今回、いっぱいエロシーン書いたから既にネタが枯渇してます(笑)。
いっそ、現代学生パロとかの方がいろいろやれそうな気もするけど、
ネタがかぶりそうな気もします。どうしようかな〜。うーん。

>>354
ちびエレミカ、いいっすよね。妄想止まらない(^q^)

356名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/11/04(月) 14:20:36 ID:dPa.DxRw0
続きよろー

357名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします:2013/11/04(月) 15:27:58 ID:95QNiF7k0
>>356

え?! 温泉のお話はここでおしまいっす。
おまけもこれでおしまい…。

あ! そう言えば言ってなかったか!
しまった! ごめんなさい!

今は、エレンと江蓮のファンタジー書いているので、
手が空いてません。すみません。

何かリクエストがあれば書いてて下さい。善処はしますですよ。


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