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エレン13変化(エレミカ寄り)
1
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/04(金) 08:14:06 ID:95QNiF7k0
*ミカサの誕生日をエレンがお祝いするお話です。
(現実世界ではミカサの誕生日はだいぶ先ですがそこは気にしないで下さい)
*途中でアンケートを募集します。(集まらなかったら自分の趣味に走ります)
*エレミカ寄り? ミカエレなのか自分でもよく分かりません。すみません。
それではスタート!
187
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:11:31 ID:95QNiF7k0
エレン「うぐっ…(ギクッ)」
ユミル「一生、隠すつもりか? ソレを」
エレン「……ああ隠すさ」
きっぱりと、答えるエレン。
エレン「こんな事、ミカサが知ったら傷つくだろ」
ユミル(むしろ滅茶苦茶喜びそうなんだが…まあいいや、面白いから言わない)
エレン「ミカサは俺の家族だ。大切な家族なんだ。だから、俺が守る。俺自身が、あいつを傷つけるような事があっちゃいけない」
ユミルは思わず口笛を吹く。
こいつは相当重症だと、思った。
ユミル「そう思うなら、もちっと自分を大事にするんだね」
ユミルは嘆息を混じえて言った。
ユミル「ミカサは聡い子だから、エレンの異変はすぐ気づく。その真相は分からなくとも…なんとなく理解できるんだろうよ。エレン、あんた自身の傷こそが、ミカサを苦しめる材料になるんだぜ」
エレン「………」
ユミル「思いつめたら、またミカサが心配すんぞ。何…もしバレても『悪い悪い! キスしちまった!』って軽いノリで笑って誤魔化しちまえ、な?」
ユミルはくしゃっとエレンの頭を触って慰めた。
ユミル「ま、この話はここまでだ。後で、作った衣装、全部渡しに行くから、スペース作っておけよ。サシャの芋の着ぐるみは収納に困るだろうけど…」
エレン「そうだった…それがあったな」
もういっそ、今後はクッションとして使用したほうが有効活用出来る気がする。
そう思う、エレンだった。
188
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:16:23 ID:bzu8VKoo0
なんだかんだでユミル優しい(´∀`)
189
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:24:56 ID:95QNiF7k0
そして二人は食堂に戻ると、少し遅い夕食をそれぞれの定位置の席で食べ始めた。
アルミンは既に食べ終えて一旦、寮に戻ったらしく、待っていたのはミカサだけだった。
エレンを待っていたミカサは言った。
ミカサ「エレン…ユミルと何を話していたの?」
エレン「衣装の事だ。後で全部渡しに行くから、スペース作っておけって。サシャの芋の着ぐるみ、置くスペース作らねえとな…」
ミカサ「………」
エレン「ん? なんだ? ミカサ」
ミカサ「なんでもない」
エレン「どうした? 珍しいな、言えよ。遠慮なく」
ミカサ「……私も」
エレン「ん?」
ミカサ「私もあれ…着てみたい」
エレン(ぶふーっ!!!)
思わず、水を吹き零すエレン。
ゲホゲホ…
気道に入りかけた。
ミカサ「大丈夫? エレン…」
エレン「大丈夫だ…なんだ? そんなに気に入ったのかあれ」
ミカサ「あれだけじゃない。他の衣装も全部…エレンが着たのだから…私も着たい」
エレン「プラグスーツと水着はサイズ違うから、無理だってユミルが言ってたぞ」
ミカサ「頑張ればなんとか…」
エレン「そこは頑張るな…頼むから。他の衣装で我慢しとけよ」
ミカサ「分かった…エレンがそういうのなら」
190
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:39:59 ID:95QNiF7k0
そこでエレンは、メイドふくやセーラー服とか言っていた女装を思い浮かべた。
今度は、ミカサバージョンで。
エレン(………うん、やっぱりこっちの方がしっくりくるな)
女の子の衣装は、やはり女の子が着るべきである。
エレンがミカサに知られないよう、ぐっと小さなガッツポーズをとっていると、
ミカサ「エレン…」
エレン「何?」
ミカサ「私は、勘違いをしていた…」
エレン「ん…?」
ミカサ「てっきり皆は…来月のエレンの誕生日に合わせて、プレゼントの服を作っているのだと…思っていた」
エレン「えっ……」
ミカサ「自分だけ、仲間外れにされていると…そう、思っていた……ので、自分の誕生日の直前まで…ずっと思い悩んで…いた」
エレン「そうだったのか…」
様子がおかしかったのは、そのせいだったのか。
ようやく合点がいった。
ミカサ「まさか…私の為に…皆が動いてくれるなんて夢にも思わなかった。だから…皆にはお礼を言った…すると皆は『エレンが言い出したことだから、気にしなくていい。むしろエレンに礼を言え』と言ってくれた…ので、改めて言わせて欲しい…エレン…ありがとう」
ミカサの長い言葉をじっくり聞いて、エレンは優しく笑った。
今の言葉でようやく、実感が湧いてきたから。
エレン「楽しかったか? ミカサ」
ミカサ「夢のようだった…だから本当に、夢の中にまで出てきた」
エレン「ん?」
ミカサ「小さなエレンが13人、出てきてくれた。一緒に暮らしている夢を…見てしまった。あの後」
エレン「それは壮観だったろうな…」
思わず、プッと吹き出すエレンだった。
ミカサ「14人目のエレンも最後に出てきた。少し大人になったエレンだった。その…大人のエレンは…私に………き……」
エレン「き…?」
ミカサ「これ以上は、言えない(赤面)」
エレン「なんだそりゃ? 気になる切り方すんなよ…」
ミカサ「こ…これだけはエレンにも言えない…」
エレン「ふ〜ん(珍しいな。ミカサがこんな言い方すんの)、ま、どうしてもって言うなら聞かねえよ。いい夢見れたんなら、それでいい」
ニカッと笑うエレン。
それを傍で見ていた外野(主に女子)は「エレンって本当、たらしだな(しかも無自覚の)」と思っていた。
191
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:51:38 ID:bzu8VKoo0
普通気づくだろw
192
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:56:21 ID:95QNiF7k0
サシャ「あ! ミカサ! パン…その半分残してるパン…!」
その時、既に夕食を食べ終えた筈のサシャがミカサにすりすり近寄ってきた。
ミカサはそのパンをそのままサシャに差し出した。
ミカサ「あげる…」
サシャ「ありがとうございます!!!(モグっ)」
エレン「早ええよ!! 毎回!」
ミカサ「いいの…サシャは恩人…」
パンを頬張るサシャを横目にミカサは微笑んだ。
ミカサ「サシャの作ってくれた料理…とても美味しかった」
サシャ「(モグモグ…ごっくん!)自信作ですから! でも…まさか全部食べてくれるなんて思いませんでした!」
ミカサ「あの旨さには抗えなかった…(ブルッ)」
ミカサは頬を紅色に染めて、何かを思い出しているようだ。
その表情は、何処をどう見ても(エロス)感じているようにしか見えない。
エレン(うっ…)
エレンはうっかり、いろいろ思い出してしまった。
エレン(おちつけ…落ち着け…)
もう一人の自分に言い聞かせるエレンだった。
サシャ「でも、一口くらいならエレンにも『あーん』って食べさせるかもって思ってましたから…それが見れなくて残念です」
ミカサ「………………ああ!(驚)」
そうか、その手があったか。
というより、何故、その時思いつかなかったのか。
ミカサ「ごめんなさいエレン…一口くらい、あーんさせれば良かった(落ち込む)」
エレン「いや、別にいいから。あーんとか恥ずかしいだろ」
サシャ(何を今更…)
ミカサ「でも…! でも…! (悔しくてハンカチ噛みたい)」
エレン「そう落ち込むなよ。またいつか、食える機会はあるだろう…多分」
サシャ「むう…また作ればいいですね! 今度こそ、あーんさせましょう!」
エレン「どうしてそこに拘る…(目が据わってる)まあ、食いたいのは俺もだけど………旨かったし(ぼそっ)」
サシャ「え? あれ? 私、エレンに食べさせましたっけ?」
エレン「…(ハッ…しまった!)」
おーっと、エレン凡ミスキタ━(゚∀゚)━!(笑)
193
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 17:59:06 ID:95QNiF7k0
>>192
訂正
(エロスを)
を、が抜けてました。
194
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 18:13:03 ID:95QNiF7k0
サシャ「あれー? あの時、エレンには味見させなかった筈…ごふうううう!?」
エレンは慌ててサシャに自分の残りのパンを詰め込んで、口を封じた。
エレン「はは…何言ってんだ? サシャ? 前もって…そ、そう、前の日に俺も食べさせたじゃないか(超棒読み)(話を合わせろサシャ!)」
サシャ「んんん?!(そんな筈ありません! あれ結構、作るの大変なんですよ! 私とミカサ以外は、知らない筈です! あの料理の旨さは!)」
エレン「(いいから! 残りの飯、全部やるから!)忘れてたのか? サシャ…しょうがねえ奴だなあ…ははは…」
サシャ「(ごっくん)(分かりました! 合わせます!)そうでした! すっかり忘れてました! すみません!」
エレン「そうだよ…ったくよお…(あぶねー…危機一髪)」
そのやりとりを怪訝な表情で見つめるミカサ。
ミカサ「そう…知ってたの。エレン」
エレン「ああ!」
ミカサ「前日に知ってたのね。あの肉(ベーコン)とじゃがいものハーモニーを」
エレン「そうだよ! その二つのハーモニー、絶品だったよな!」
ミカサ「……(嘘付いてる)」
明らかにエレンの発言には矛盾があった。
それは、ミカサとサシャしか知らない事実と、エレンは知らない事実が、そうさせているのだが…。
ミカサ(どうする? ここで追求を続けるべき? それとも…)
迷った。エレンが明らかに変な行動をとっている。隠したい事がある証拠だ。
ミカサ(エレンは『旨かったし』と言った。それはあの肉の「旨み」を知らなければ出てこない言葉…でも、食べていれば『アレ』の存在も口から出てくる筈…言わない、という事は、エレンはそれを知らないという事になる)
そう。ベーコン、じゃがいもの他にもうひとつ、あるものが含まれていたのだ。
(*食激のソーマの1巻に答えが載ってます)
*逆転裁判のBGMを各自、好きなように脳内再生して下さい。
ミカサ(どうする? ここはエレンに矛盾をつきつけるべき…?)
>>195
の方、選択してください。
1.矛盾を突きつける。
2.今はつきつけない。
195
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 18:16:25 ID:bzu8VKoo0
Wow.Ψ(°ο°)Ψ
196
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 18:36:31 ID:.yNffPnk0
1にしてみるか
197
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 18:55:40 ID:95QNiF7k0
あらら…
>>196
の方が代わりに答えてくださったので、
1ルートでいいですか?
では、1ルートで続きを書いていきます。
今日は多分、ここまでです。
続きはまた明日〜( ´ ▽ ` )ノ
198
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/08(火) 19:01:48 ID:95QNiF7k0
>>191
エレンは、ミカサを落とそうと意識してミカサに笑いかけているわけではないので、
(しかし傍から見ると、たらしているように見える不思議)
無自覚なたらし野郎という意味で書いてました。
ちょっと説明不足だったかな? (´Д`;)ヾ ドウモスミマセン
まあ、正直、エレンはあんまり考えないで行動して、
ミカサのツボつきまくってるんですけどね。
199
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 06:42:28 ID:95QNiF7k0
******************
ここから一気に投下していきますー。
******************
1.矛盾を突きつけるルート。
と、その時、アルミンがひょこっと食堂に訪れた。
アルミン「あれ? 二人共まだ夕食とってたの? 早く入らないと、後からだと体冷やしちゃうよ?」
2月なのだ。夜はそれなりに寒い。
冷え込む前に風呂を済ませた方がいいと思い、アルミンは一足先に入浴を済ませてきたのだ。
(*北の方には温泉もあるという公式のデータがあるので、ここでは仮に入浴の習慣があることにします)
エレン「そ、そうだな…風呂入ってくっか」
エレンは明らかに話題が変わったことにほっとしている。
ミカサ(ダメ…!)
このままだとエレンに逃げられてしまう。
だけど引き止める話術など、ミカサは持っていない。
食堂を出ていこうとするエレン。
今、ここで追求しなければきっと、この件はうやむやに終わってしまう。
ミカサ(そうだ…アルミン!)
自分では口でエレンには勝てない。
でもアルミンならきっと。
話せば、真実を解明してくれる筈…!
ミカサ「待ってアルミン!」
アルミン「え? 僕?(なんだろ急に)」
ミカサ「こっちに来て」
ごにょごにょごにょごにょ…
ミカサは出来る限り詳細に、アルミンに事情を説明した。
その様子を、滝の汗を浮かべながら見守るエレン。
アルミン「ふむふむ…あーなるほど。そういうこと」
ミカサ「アルミン! これだけで分かったの?」
アルミン「いや、僕もまだ全部が分かったわけじゃないけど…可能性を絞り込むことぐらいなら、僕にも出来ると思う」
その瞬間、エレンは恐怖した。
ミカサは、最強の弁護人を手に入れたのだから。
アルミン「エレン、風呂に入る前に、少しお話しようか(☆☆キュピーン)」
アルミンの笑顔がこんなに怖いと思ったのは初めてだ。
エレン(まずいまずいまずいまずいまずい…)
今、ここで逃げ出さないと、負ける。
戦ったら…100%負ける!
200
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 06:49:39 ID:95QNiF7k0
エレン「いや、ほら、風呂入らねえと…!」
がしっ…!
アルミンの手が、エレンの肩に食い込んだ。
アルミン「時間は取らせないってば…それとも何? 今、ここで僕が質問したら何かまずいことでもあるの?(^^)ニコニコ」
エレン(お前、もうだいたい分かってて言ってるだろー?!)
絶対、何かを、確信、している。
このままだと自白させられる…!
エレン「べべべべべ別に…何もねえけど…?! でも、早く風呂入りたいんだよ! あ、明日でいいだろ? な? そんな急ぐことじゃ…(ガタガタ)」
アルミン「エレン」
エレン「(ビクッ)………ッ」
アルミン「僕は、今、ここで、君に、質問したいんだ。………いいよね?」
エレン「……はい」
アルミンの圧力にもう、抗う力はエレンには残っていなかった。
エレンは、法廷にひっぱり出されてしまったようなものである。
(*以下、逆転裁判風のイメージで脳内補完して下さい。
201
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:07:45 ID:95QNiF7k0
(*各自、好きな逆転裁判のBGMを脳内再生して下さい)
【逆転アルミン開廷】
弁護人アルミン「名前と、職業をお願いします」
容疑者エレン「エレン=イェーガーです。104期訓練兵です(何故ここから…?)」
弁護人アルミン「君にいくつか確認したいことがある。まず、サシャの作った『なんちゃってローストポーク』についてだけれど…君はこの料理を、ミカサの誕生日の前日に前もって、試食した。間違いない?」
容疑者エレン「間違いありません…(嘘だけど)」
弁護人アルミン「では、この料理については詳しく知っていると…そう解釈していいのかな?」
容疑者エレン「はい…(ベーコンとじゃがいもだろ?)」
弁護人アルミン「ではもうひとつ。この料理に使われていると思われる材料について、説明出来るかな?」
容疑者エレン「ベーコンと、じゃがいもです」
弁護人アルミン「他には?」
容疑者エレン「え?」
弁護人アルミン「そのふたつだけ? 他には、何もなかったのかい?」
容疑者エレン(えっ…これってどういう意味だ? まさか、それ以外の材料、使ってたっていうのか…?)
恐らく、そうなのだろう。
ここは正解を当てないとよけいに怪しまれる!
容疑者エレン「どうする? 当てずっぽうで言って外したら、ますます怪しまれる…サシャ! こっそり教えてくれ!)
目で合図を送ろうとするエレンに、アルミンは先手を打った。
弁護人アルミン「おっと…ここでサシャは発言したらダメだよ。僕は今、エレンに聞いてるんだから」
サシャ「………(ううう…ごめんなさいエレン!)」
えれん(ぐっ…! 読まれたか…!)
弁護人アルミン「答えられないの? こんな簡単な問いに?」
容疑者エレン(簡単…だと? ってことは、食感ですぐ分かる食べ物が入ってたってことか?)
エレンは必死に記憶の糸を手繰り寄せて考えた。
肉汁の中に何か、他にヒントはなかったか…?
容疑者エレン(思い出せ…どんな微かなことでもいい…! 思い出せ…!)
肉汁以外の何か、何かなかったか…?
容疑者エレン(ミカサの口の中に残っていたのは、肉汁と…何か刻んだもの…だったような)
強い味はしなかった。
ただ、時々こりっとした食感…小さな粒のようなものはあった気がする。
容疑者エレン(何かを刻んで、じゃがいもと混ぜてあったんだろうな。それを当てないと…ここで俺は負ける!)
エレンはかつてないほどに熟考した。
そうだ、香り!
あの匂いは、恐らくその系統の何かだ。
導き出した答えは……
容疑者エレン「なんか…きのこっぽい…ものかな」
依頼人ミカサ(当てた…!)
エレンはギリギリで正解を導き出した。そのおかげでミカサのモヤモヤが晴れた。
依頼人ミカサ(なんだ…私の思いすごしだったみたい…)
エレンは嘘をついていなかったことがこれで証明された。
すっかり気が済んだミカサは、ほっと息をついた。
容疑者エレン(良かった。この様子だと、世界したみてえだな)
弛緩した空気が流れた、その時、サシャは言った。
202
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:12:11 ID:95QNiF7k0
>>201
訂正
→容疑者エレン(ぐっ…! 読まれたか…!)
脱字と変換ミス
→容疑者エレン(良かった。この様子だと、正解したみてえだな)
変換ミス。世界→正解
203
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:20:09 ID:95QNiF7k0
>>201
訂正2
→容疑者エレン(どうする? 当てずっぽうで言って外したら、ますます怪しまれる…サシャ! こっそり教えてくれ!)
独白です。かっこが間違い。
204
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:28:52 ID:95QNiF7k0
証人サシャ「正解です! 脂を吸いやすい繊維質のキノコ類を刻んで練りこみました」
容疑者エレン「やっぱりキノコだったのか(良かったー(´∀`))」
証人サシャ「はい! ただ、キノコも最近、収穫量が少なくなってきているので、ひとつしか完成させられなかったんですけど」
弁護人アルミン「ひとつしか…完成していない?(ざわっ…)」
証人サシャ「はい! 時期があるんですよ。今は旬ではないので、どうしても収穫数が少ないんですよね。数が少ないと単価が跳ね上がるから、今回はミカサにあげる一回分しか作れなくて………あ!」
そこまで言って、サシャは自分が失言した事に気付いてしまった。
証人サシャ「ち、違いますよ! そ、そう…その一回分の、半分! 半分を、エレンに前日に食べて貰ったんです! だから、ミカサは完成品の半分の量しか食べてないんですよ!(本当は自分で食べたけど)」
弁護人アルミン「サシャ…それは本当かい?」
証人サシャ「本当です!(嘘だけど)」
弁護人アルミン「じゃあ今度は、サシャに質問するよ」
証人サシャ「な…なんでしょうか…(アルミンが怖いです…((((;゚Д゚)))))」
弁護人アルミン「君はミカサにあげるものを、自分では、一口も試食しなかったのかい?」
証人サシャ「し……してませんよっ(ううっ…嘘です! ごめんなさい!)」
弁護人アルミン「それは変だね」
証人サシャ「(ギクッ)…何が変、なんですか?」
弁護人アルミン「ミカサが気を失う程の絶品料理を目の前にして食いしん坊のサシャが全く手をつけないなんてありえない…!(ビシッ)(ゆさぶるコマンド発動)」
証人サシャ「(はぐわああああっ…日頃の行いが仇に)そ、そうですね。確かにその通りですけど…エレンとミカサ、二人が食べたら、もう私の食べる分は残ってないですよ…」
容疑者エレン「そ、そうだぞアルミン! 何も矛盾はないだろ?!(滝汗)」
弁護人アルミン(本当にそうだろうか…?)
205
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:40:03 ID:95QNiF7k0
アルミンはここから、長考に入った。
弁護人アルミン(ミカサは初め、エレンがキノコの存在に全く触れなかったことに違和感を覚え、おかしい…と感じた。
エレンは本当は…試食なんかしてないのでは、と思ったのも、直前のサシャとエレンのやりとりがあまりに不自然だったからと聞く。
でもエレンは『旨かったし』と、一瞬、答えてしまった。つい、うっかりという風に。
いや…そもそも事前に食べていたのなら、それを今まで隠していた事の方が不自然だ。別に隠すような事じゃない。
それなのに何故、今、このタイミングで露見した?)
アルミンはもう一度、ミカサの証言の細部を思い出した。
ミカサは会話のほとんどを覚えていたので、それを脳内イメージしてみる。
以下、再現映像。
サシャ「あ! ミカサ! パン…その半分残してるパン…!」
ミカサ「あげる…」
サシャ「ありがとうございます!!!(モグっ)」
エレン「早ええよ!! 毎回!」
ミカサ「いいの…サシャは恩人…」
ミカサ「サシャの作ってくれた料理…とても美味しかった」
サシャ「(モグモグ…ごっくん!)自信作ですから! でも…まさか全部食べてくれるなんて思いませんでした!」
ミカサ「あの旨さには抗えなかった…(ブルッ)」
サシャ「でも、一口くらいならエレンにも『あーん』って食べさせるかもって思ってましたから…それが見れなくて残念です」
ミカサ「………………ああ!(驚)」
ミカサ「ごめんなさいエレン…一口くらい、あーんさせれば良かった(落ち込む)」
エレン「いや、別にいいから。あーんとか恥ずかしいだろ」
ミカサ「でも…! でも…! (悔しくてハンカチ噛みたい)」
エレン「そう落ち込むなよ。またいつか、食える機会はあるだろう…多分」
サシャ「むう…また作ればいいですね! 今度こそ、あーんさせましょう!」
エレン「どうしてそこに拘る…(目が据わってる)まあ、食いたいのは俺もだけど………旨かったし(ぼそっ)」
弁護人アルミン(特に矛盾があるようには思えない。なのに何だろう…この違和感は)
206
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:42:32 ID:95QNiF7k0
アルミンの長考が改行したらよけいに読みづらくなったので再投下。
アルミンはここから、長考に入った。
弁護人アルミン(ミカサは初め、エレンがキノコの存在に全く触れなかったことに違和感を覚え、おかしい…と感じた。エレンは本当は…試食なんかしてないのでは、と思ったのも、直前のサシャとエレンのやりとりがあまりに不自然だったからと聞く。でもエレンは『旨かったし』と、一瞬、答えてしまった。つい、うっかりという風に。いや…そもそも事前に食べていたのなら、それを今まで隠していた事の方が不自然だ。別に隠すような事じゃない。それなのに何故、今、このタイミングで露見した?)
アルミンはもう一度、ミカサの証言の細部を思い出した。
ミカサは会話のほとんどを覚えていたので、それを脳内イメージしてみる。
以下、再現映像。
サシャ「あ! ミカサ! パン…その半分残してるパン…!」
ミカサ「あげる…」
サシャ「ありがとうございます!!!(モグっ)」
エレン「早ええよ!! 毎回!」
ミカサ「いいの…サシャは恩人…」
ミカサ「サシャの作ってくれた料理…とても美味しかった」
サシャ「(モグモグ…ごっくん!)自信作ですから! でも…まさか全部食べてくれるなんて思いませんでした!」
ミカサ「あの旨さには抗えなかった…(ブルッ)」
サシャ「でも、一口くらいならエレンにも『あーん』って食べさせるかもって思ってましたから…それが見れなくて残念です」
ミカサ「………………ああ!(驚)」
ミカサ「ごめんなさいエレン…一口くらい、あーんさせれば良かった(落ち込む)」
エレン「いや、別にいいから。あーんとか恥ずかしいだろ」
ミカサ「でも…! でも…! (悔しくてハンカチ噛みたい)」
エレン「そう落ち込むなよ。またいつか、食える機会はあるだろう…多分」
サシャ「むう…また作ればいいですね! 今度こそ、あーんさせましょう!」
エレン「どうしてそこに拘る…(目が据わってる)まあ、食いたいのは俺もだけど………旨かったし(ぼそっ)」
弁護人アルミン(特に矛盾があるようには思えない。なのに何だろう…この違和感は)
207
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 07:58:17 ID:95QNiF7k0
もやもやする、形のない根拠が、そこにあった。
弁護人アルミン(ん…?)
アルミンは、その違和感の焦点を見つけた。
エレン「どうしてそこに拘る…(目が据わってる)まあ、食いたいのは俺もだけど………旨かったし(ぼそっ)」
決定的な矛盾、ではないが、このセリフはいささか不自然な気がする。
弁護人アルミン(普通、一度既に試食しているのなら、ここは『まあ、もう一回食いたいのは、俺もだけど…』というセリフにならないかな)
でも、だったら何故『旨かったし』という矛盾したセリフが出てきたのだろうか。
ミカサも首をひねっていたポイントである。
パズルのピースはまだ足りない。
仕方がないので、別のアプローチをしてみる。
容疑者エレン「も、もういいだろ? 話は…(早く逃げてえ)」
しかし既にエレンは逃げ腰だ。
弁護人アルミン「待って。まだ聞きたいことは残ってるよ」
容疑者エレン(勘弁してくれえ)
弁護人アルミン「そうだね…もう一度、今度はエレンだ。事前に試食した時のことを詳しく説明出来るかな?」
容疑者エレン「(げっ…一からつくり話かよ)なんで? そんなことを聞く必要がある?」
弁護人アルミン「だってサシャもミカサも気絶するほどの絶品料理だったんでしょ? エレンも食べた時のこと、鮮明に覚えているんじゃないの?」
証人サシャ「強烈でした」
依頼人ミカサ「あんなの…初めて(ポッ)」
容疑者エレン「(まじか…)それはそうだが、それを話したら、何か解決するのか? はっきり分からねえと、こっちも答えたくない」
弁護士アルミン「そうだね…エレンがそれを答えてくれれば、真相の全てが分かると思う」
容疑者エレン(げっ…?!)
弁護士アルミン「イコール、これを拒否すれば、エレンは真相の一部を隠蔽したいということの証明にもなるよ(笑)」
容疑者エレン(ぐは…拒否できねえ!)
こんな風に言われれば、話さないと、後暗いことがありますよーと自らバラしたようなものである。
逆説的なアルミンの攻撃に、エレンのHPはもう底を尽きかけていた。
容疑者エレン「これで最後にしてくれないか? 時間もあんまねえし」
弁護士アルミン「いいよ。これで最後にする」
容疑者エレン「分かった…だったら話す」
そして、エレンは二度目の証言を始めたのだった。
208
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 08:00:48 ID:95QNiF7k0
一気に書き込みすぎて手首いてええ(´;ω;`)
少し休憩してから再開します。あともうちょっとで終わるよ。
209
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 08:55:19 ID:95QNiF7k0
容疑者エレン「サシャの料理を試食したのは、前日の夜だった。二人でこっそり調理場に忍び込んで、作って貰ったのを食べた。以上だ」
弁護人アルミン「本当に前日の夜? それ以外の時間ではなくて?」
証人サシャ(あっちゃー…まずい、まずいですエレン! やばいですう!)
サシャは一人、わたわたしている。
何故ならその証言には明らかな矛盾があったからだ。
弁護人アルミン「おかしいね…」
容疑者エレン「な…何がだよ?」
弁護人アルミン「確かサシャは、エレンから聞いた限りでは衣装を三着作っていた筈。他の子より負担が大きいのに、前日にそんな時間的余裕があるのかな?」
容疑者エレン「は、早めに完成させてたんだろ…?(答えを間違えたか?)」
弁護人アルミン「それにそれだと、完成した料理はミカサの口に入るまでに24時間近く経ってしまう。調理後にそんなに時間が経ったら、いくらなんでも気絶するほどの美味な料理が作れるかな? スープをメインにしたものならともかく、肉料理だよ? 出来立てが一番美味しいんじゃないかな?」
証人サシャ(そうですう…! いくらなんでも時間が空きすぎです!)
これは料理に精通していない者がやらかす凡ミスであった。
証人サシャ(鶏がら等のスープのだしを取るのには、逆にそれだけの時間が必要ですが、肉料理は煮込み系なら兎も角、焼くのがメインの料理はそこまで旨みが持ちません! 私が作ったのは、当日、皆が夕食を食べている時間帯ですよ! おかげで自分が正規の夕食を食べ損ねてしまいましたが(だから味見したのもある)…幸い、調理後に食堂に戻ったら、最後まで残っていたジャンが、スープだけは恵んでくれました…)
その直後に、サシャは寝てしまったのである。
弁護人アルミン「まあいいや。ここから先はサシャに聞こう。どう? エレンの言っていることに矛盾はないかい?」
証人サシャ「………」
容疑者エレン(頼む、うんって頷いてくれ)
証人サシャ「む……」
容疑者エレン(頼むサシャ…! 毎日パンやるから!)
サシャは自分の良心にはもう、逆らえなかった。
証人サシャ「ごめんなさい。エレン…私、言います」
容疑者エレン「?!」
証人サシャ「矛盾点、あります。矛盾だらけです。私は当日の夕食の時間を使って、調理場をこっそり借りて…調理をしました。ミカサに食べさせる時間帯から大凡を逆算して…その時間帯しかないと思ったので…」
弁護人アルミン「だろうと思った…三着も衣装を作った上に、料理まで作ったんだもの。スケジュール的にみても、もう直前に作るしか方法はないよね。……さて、エレン。もう言い逃れはできないよ」
容疑者エレン「……」
弁護人アルミン「何を隠す為にサシャに嘘をつかせたのか…まあだいたい予想はしてるけど、僕から言ったほうがいい?」
容疑者エレン「いや…待ってくれ。……分かった。自分で言う」
エレンは、項垂れた。
自分の罪を遂に認めたのである。
【逆転アルミンパート終了】
210
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:04:06 ID:95QNiF7k0
とりあえず、内密な話になるので場所を移すことにした。
エレン、アルミン、ミカサ、サシャの四人は今は誰もいない座学室に移動した。
エレンを取り囲むように席に着くと、ようやく彼は事実を話し始めた。
エレン「魔が差したんだ…」
アルミン(本当の罪人みたいなこと言ってる…(汗))
エレン「本当に、魔が差したとしか思えねえ。あの時の空気みたいなものに…」
アルミン(空気ねえ…)
いろいろと突っ込みたいけれど、とりあえずおいておく。
エレン「最後の衣装に着替えて、ミカサにサシャの作った料理を食わせた後、ミカサが気を失って…慌てて体を支えた直後に、キース教官の見回りが来たんだ」
サシャ「あの時はひやひやしたですよ〜(><)」
エレン「教官の足音は…多分、5分か10分くらだったかな…ずっと続いて、皆、その間、身動きが取れなかった。俺は咄嗟にミカサと一緒に布団の中に隠れて、そのまま足音が消えるのを待った。そん時…」
ごくり、と喉を鳴らしてエレンは続けた。
エレン「…………ミカサに、キスした」
211
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:16:08 ID:95QNiF7k0
サシャ「え?」
アルミン「へ?(今、なんて言った?)」
エレン「だから…キスしたんだよ。料理の肉汁の味は、その時に知ったんだ。いや、肉汁を知る為に、キスしちまったと言ったほうが正しいかもしれねえけど」
アルミン「………………………………………………………」
予想のはるか斜め上をいかれてアルミンは言葉を失った。
アルミン「僕はてっきり、ミカサが食べた跡の皿をこっそり…ぺろっと嘗めたんだと思ってた」
サシャ「あ…すみません。それは私が代わりにやりました(テヘッ(´∀`*))」
アルミン「そうすれば、肉汁の旨みだけを知ってることになるし、矛盾も消える…ああでもそうか、それだけだとここまで隠そうとするのは不自然か。エレンの性格を考えると」
皿に残った肉汁を嘗めるのは、行儀が悪いとは分かってても、ついついやってしまう。
肉が貴重品だから尚更だ。
アルミン「そうか…そうだったんだ。ごめん…」
アルミンは真実を聞いて後悔した。
エレンの正確ならば、この事は一生、胸にしまいたかった筈だ。
それを無理に暴いたのは、自分だ。
そして、この事を聞いたミカサ本人はどう思うのだろうか。
ミカサの方に視線をやると、当の本人はきょとんとしていた。
ミカサ「エレン…それは本当なの?」
エレン「ああ……(まともに見れねえ)」
ミカサ「私に、キスしたの…?」
エレン「……ああ!(何度も言わすな!)」
ミカサ「どうしても、したかったの?」
エレン「ああ! その通りだよ! 殴るなり、ぶつなり、好きにしてくれ!!」
ミカサ「? 言っている意味が分からない。何故、私がエレンをぶたなければならないの?」
エレン「俺、それだけのことをしたんだぞ?! 気失ってるのをいい事に…その…好き勝手やっちまって……(罪悪感)」
ミカサ「だから、どうしても、したかったんでしょう? ならば、仕方ないじゃない」
アルミン、サシャ、エレンは三人同時に「え?」とミカサを注目した。
当の本院は、普段と全く変わらない涼しげな表情で続けた。
ミカサ「その程度のことで、私は傷ついたりしない。それは、蚊に刺された程度の些細なこと。むしろ何故、今まで隠していたのかが、全く理解出来ない…」
ミカサはそういい終わった後、非常に落ち込んで見せた。
212
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:20:17 ID:95QNiF7k0
>>211
→エレンの性格ならば、この事は一生、胸にしまいたかった筈だ。
また変換ミスです(多くてすみません)
213
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:36:31 ID:95QNiF7k0
ミカサ「私が…全部一人でサシャの料理を食べてしまったから…? それが原因なの?」
エレン「どうしてそうなる…」
ミカサ「だって一口でもエレンに食べさせれば、エレンは多分、満足した! 私が欲張ったせい…」
エレン「いや…あの…ミカサ?(何かズレてるぞ?)」
ミカサ「私は卑しい…本当に卑しい…やっぱり皆で、一口ずつ食べるべきだった…でもあの時は、勝てなかった…! 肉汁の誘惑に…!」
サシャ「分かります! その気持ち、分かりますよおおミカサ!」
二人はそこで何故か手を取り合った。
サシャ「肉汁には勝てませんよね?! 最強です!」
アルミン(あれ? なんでいつの間にか肉汁の話に…?)
サシャ「だから、しょうがないですよ! エレンも、肉汁の誘惑に負けたんですから! それで良しとしませんか? 全員仲良く負けちゃったんですし!」
アルミン(ええええ…)
どんなまとめ方だよ、という心のツッコミは、とりあえず仕舞っておくアルミンだった。
エレン「そ、そうなのか…?(何か違う気がする)」
サシャ「そうですよ! 肉汁の誘惑に負ければ、キスくらい誰だってしますって! 私もやりかねません…ふふ…(じゅるり)」
アルミン(いや、それは違う。絶対違う)
仮にエレンが肉を食ったとして、その後に彼にキスをしたくなるかと言われれば答えはNOである。
アルミンはさすがに、前者は否定した。
後者は…サシャならやりかねないとは思ったけれど。
エレン「うう〜ん(頭痛い)」
ミカサ「エレン…もう終わった事をいつまでも気にするのは良くない。考え込むのはやめて」
エレン「(本当にこれで良かったのか?)……ミカサ」
ミカサ「何?」
エレン「俺は償いをしなくてもいいのか?」
ミカサ「何に対して?」
エレン「自分の罪悪感……だな。わりぃ…これは俺が決めることじゃねえ」
ただ、すっきりしたいだけの自分を叱咤した。
こんな言い方をすれば、ますますこじれるのは分かっているのに。
エレン「俺が勝手に楽になりたいだけなんだ…罰を受けて、それで許されたいと思ってる」
ミカサ「…つまり要約すれば、私がエレンに何か罰を与えれば、エレンは気が済むの?」
エレン「そうだな…それがいい。どんなことでもいい。なんかしろ」
ミカサは雷撃を受けたような衝撃を受けた。
ミカサ「ど、どんなことでもいいの…?(ごくり)」
念の為に聞く。もう一度。
エレン「何度も言わすな…思いつかないならいい(プイッ)」
ミカサ「待って! ………だったら」
ミカサは、生唾を飲み込んでから、言った。
罰と言うより、自分の望みを叶えるために。
ミカサ「目を閉じて……少しの間、動かないで」
214
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:51:13 ID:95QNiF7k0
エレン「分かった(ビンタでかまわん!)」
男らしく受け入れたエレン。
次の瞬間、ミカサは素早く距離を詰めて動いた。
アルミン(わぁお!)
サシャ(きゃあ! ミカサ! 大胆です!(指間チラリ))
今度はミカサから、エレンに、
その強引な口づけを与えたのだ。
エレン(んんんんん?! ちょっと待て!?)
思わず、目を開いたエレン。
ミカサ「ダメ! 目を、閉じて!」
エレン「まて! こら! ちょ…おい! アルミンとサシャに見られて…! ん…」
ちょっとディープで長いキスにさすがのアルミンも半眼になった。
アルミン「あー僕達、帰っていいかな? いいよねもう(棒読み)」
サシャ「後は二人でごゆっくり…( ̄∀ ̄)ニヤニヤ」
そう言って、本当にさっさと帰る二人であった。ピシャリ。
エレン「えっ…ちょ…これ…どういう展開?! アルミン!」
アルミンはエレンに何も言わず、本当に教室を立ち去った。
ミカサに一度キスをやめさせて、息を荒げるエレン。
エレン「何がどうなってこうなる?!(赤面)」
ミカサ「これでおあいこ…」
エレン「はあ?!(何が?!)」
ミカサ「平等にすればいい。単純な理屈だと思う」
エレン「いや、だから、それがおかしいんだって…」
ミカサ「どうして? エレンは私にキスをした。だからあ、私からもキスをすればいい。他に何が必要?」
エレン(もう…考えるのが面倒くさくなってきた)
エレンは折れた。
心の中の何かが折れた。
ミカサ「まだ足りないなら、続きをしよう、エレン(`・ω・´)キリッ」
エレン「いや、もう十分です! ありがとうございました!(何故か敬語)」
エレンはミカサをなんとか説得してそこで止めさせた。
自分の家族は、いろんな意味で最強だと思った瞬間だった。
ミカサ「来月が楽しみ…」
エレン「はあ?ε=(・д・`*)ハァ…」
ミカサ「エレンの誕生日は、私も頑張る…ので、期待してて欲しい」
そう言って、ミカサはエレンの頬にもう一度、キスをした。
もう、これでいいよ。
来月は何もいらねえよ、
と、思わずにはいられないエレンだった。
とりあえず、一旦ここでおしまい。
215
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 09:53:50 ID:95QNiF7k0
終わったああああああああああああ\(^ω^)/
いろいろツッコミどころ満載のエレミカ(最後ミカエレだけど)になったけど、
とりあえず、終わったよ(´;ω;`)
残りはおまけ的エピソードを書けたら、後で時間のある時にでもゆっくり投下するよ。
でも、本編的なお話はここでおしまいだよ。
今までありがとう!
次、またどこかで会えたら嬉しいです(((o(*゚▽゚*)o)))
216
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 15:55:52 ID:Y5OsfERI0
おつおつ
217
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/09(水) 17:15:48 ID:d2rpFKqA0
すごく良かった
乙!
218
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 00:25:34 ID:95QNiF7k0
(おまけ①)
そして少しの月日が流れて…
エレン(ええっと…この店で買うもんはこれで全部かな?)
以前、買ってきて欲しいと頼まれていた本等を、ようやく今日、買いに行けることになった。
ユミル、クリスタ、エレンの三人が本日の買い出し当番である。
エレン(にしても知らんタイトルばっかりだな…皆、よくこんなにいっぱい本を読めるな…尊敬するぜ)
エレンはアルミンが作ってくれたリストを確認しながら籠に入れた大量の本を会計しに行こうとする。
が、その時、それをユミルが止めた。
ユミル「お、おい…エレン…お前、まさか、その本全部買っていくのか?(滝汗)」
エレン「ああ…なんか結局もう、男子全員分のお使いになっちまってな…金なら大丈夫。大量に持ってきてるし」
結局、あの日エレンが独房にぶちこまれた(一晩だけだが)せいで、勝負に負けた側が後から抗議し始めたのだ。
そして話し合いの結果、博打の件はなかったことになり、代わりに男子全員分のお使いを、エレンが請け負うことになったのである。
ユミル「いや、金の心配してんじゃない。つか、エレン、それ会計しに行ったら店員に変な目で見られるぞ」
エレン「はあ? 何でだよ。こんだけ大量に買ってやってるのに?(どっさり)」
その数、少なく見積もっても20冊近くある。
ユミルはその本の中にある『電影少女』『爆裂ハンター』などのタイトルを見ながら「古いのが好きな奴もいるんだな」とどうでもいい事を思った。
まあ、その二つの作品はまだいい方として、だ。
中には本格的なバリバリの官能小説も混ざっている。
見過ごすのには、あまりにエレンが不憫に思えたのだ。
ユミル「そういう問題じゃない。まさかお前、この本のジャンル、知らないで買おうとしてたのか?」
エレン「さすがに全部は把握してねえよ」
ユミルは取り敢えず、汗を拭いながらどう説明するべきか悩んだ。
ユミル「えっとな…お節介かもしれないが、聞け。いいから、聞け。お前の買おうとしてる本、全部エロ系作品だぞ」
エレン「……はあ?!�堯�゚д゚lll)」
これ全部が?!
ユミル「そうだ。しかもかなりマニアックな作品も混ざってやがるぞ。これだけの量を一気に買ったら、まず間違いなく、店員から白い目で見られる。悪いことは言わん。今日はせめてその半分くらいの量にしとけ」
エレン「ななななんあ…!(あ〜い〜つ〜ら〜!ヽ(`Д´)ノ)」
帰ったら、マジで覚えとけ…!
ぐぐぐっと拳を作るエレンだった。
219
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 00:39:38 ID:95QNiF7k0
ユミル「今日は優先して買わないといけない奴の分だけにしとけ。アルミンとか、その辺の」
エレン「……アルミンは後回しにしてやる(怒)」
エレンはすねた。アルミンの分の本を、本棚に戻す。
ユミル「…ん? ハイスクールD×D…? ぶっ…!!!! あいつ、そんなの読んでんのか?! ぷぷぷ…! 人は見かけによらねえなあ…」
エレン「…これもそういう系なのか?」
ユミル「主人公が『おっぱいの為に闘う学園ファンタジー』だからな」
どんな作品だよ!? とツッコミたくなったエレンだった。
(*主人公の声はエレンと同じ梶さんです)
ユミル「アルミン…あいつ、見かけによらずゲスい奴だな。今日からゲスミンと呼んでやろう」
エレン「………(今回だけは味方出来ねえな)」
エレンは無言でいくつかの本を適当に戻すと、
エレン「ユミル…ありがとな。なんかいつもフォローして貰ってる気がすんぜ」
ユミル「ん? フォロー? 何の話だ」
エレン「お前、よくいろんな奴の事を、客観的に見てんだろ。それでいて、深入りもしねえ。丁度いい感じでフォロー出来る。そういうのって、なかなか真似出来ねえよ」
ユミル「んー…ま、身近に一番フォローしなくちゃならん奴が一人いるからねえ………癖になってんのかもな」
ユミルは、少女コーナーで物色しているクリスタを横目でチラチラ見ながら言った。
ユミル「毎日やってりゃ、自然とそうなっちまうんだろうな……多分」
エレン「クリスタのことか?」
ユミル「そ。私の天使は、危なっかしいからね」
と、言いながらお、男二人組にナンパされかけているクリスタに気づき、急いでクリスタの元に戻るユミルだった。
エレン「…………」
チラリ。
籠の中の本を手にとって見る。
エレン(そりゃな…俺だって、そういうのに全く興味ねえわけじゃねえんだよ)
とりあえず、今日は買っていけそうな作品だけ、買っていく。
吟味しながら、つい内心毒つく。
エレン(でもな…その…やっぱり一気に買っていけるほどの度量はねえ。他の奴らには悪いが…今日はこんだけにしとこう)
そう思いながら、とりあえず5、6冊の本だけ籠に入れて会計しにいくエレンだった。
(おまけ①おしまい)
220
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 14:44:28 ID:95QNiF7k0
(おまけ②)
そして、エレン達が買い出しに行っていたのと同じ日の午後の休憩時間。
アルミン(にしても…まさかあのエレンがねえ…)
思わずニヤニヤ笑みが零れるアルミン。
先日、エレンの方から(うっかり?)ミカサにキスしてしまったというミカサの誕生日事件について思い出す。
アルミン(空気に呑まれたとかなんとか言ってたけど…絶対違うよねえ…ふふっ)
実際、もし自分が似たような状況になったとしても、ミカサ相手だったらそんな事は絶対しないと言い切れる。
……クリスタだったら話は別だけど。
アルミン(相手によるってこと…分かってないんだろうなあ…いや、分かってて認めたくないだけなのかな? なんにせよ、エレンももう少し素直になれればいいんだけどねえ)
そんな風に例の事件を思い出しながらアルミンは苦笑していた。
アルミン(でもエレンには、知らなかったとは悪い事しちゃったかな…)
自分が触れなければきっと、真実は露見しなかった筈だ。
いや、というか最初からエレンが「皿舐めちゃった! ごめん!」とでも嘘を言っておけば、バレることはなかった筈だ。(むしろそっちが普通の発想だ)
それが出来なかったということは、よほどエレンは余裕がなかったのだろう。
やってしまった事はもうどうしようもないが、アルミンはちょっぴり複雑だった。
頭を掻きながら廊下を一人で歩いていると、見慣れない格好をしたミカサが慌ててアルミンの方に近づいてきた。
そのミカサの姿に、周りの訓練兵全員がざわめき立つ。
221
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 14:53:55 ID:95QNiF7k0
ミカサ「あ、アルミン。丁度良かった。探していた」
アルミン「み…ミカサ? どうしたのその格好…?」
ミカサ「私の誕生日の時に、皆がエレン用の服を作った。これはそのうちのひとつ。私も着れるサイズなので…エレンにも好きな時に勝手に着ていいと言われたので、試着してみた。……似合っているだろうか?」
アルミン「当たり前じゃないか! とてもよく似合ってるよ!(感激)」
ミカサは猫耳と紺色のセーラー服を着て、廊下を走っていたのである。
ミカサ「そ、そうだろうか…(〃ω〃)」
アルミン「猫耳とセーラー服の掛け合わせかあ…王道中の王道だね!(これ作った人とは気が合いそうだ)ん? ちょっと待って? 最初はこれを、エレンが着たってことは…」
アルミンはまだ、衣装については詳しくは知らなかったので、この時まではまさか、エレンが女装させられていたとは思わなかったのだ。
ミカサ「そう…エレンも着た。エレンの匂いはまだ染み付いている……ので(ポッ)」
アルミン(うわ…お。ミカサ嬉しそうだな)
ミカサ「もうちょっとだけ…着ていようと思う。午後の訓練が始まるまでは、この格好でいようと思う」
アルミン「うん、いいんじゃないかな」
222
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:11:30 ID:95QNiF7k0
アルミンはにっこり笑うと、ミカサはそこで「アルミンにも誕生日の時のお礼が言いたい」と言い出した。
アルミン「え? 僕? 僕は特になにもしてないよ? むしろミカサの誕生日の時、何もできなくて申し訳なかったよ」
ミカサ「そんな事はない。私はアルミンからも十分、プレゼントを貰った」
アルミン「???(プレゼントを渡した覚えはないけど)」
ミカサ「あの時、『真実の解明』というプレゼントを貰った」
アルミン「ああ! あれ?! アレの事を言ってるの?」
ミカサ(こくり)
アルミン「いや、まあ…あれはたまたま僕が居合わせたから出来たことだし…エレンも嘘が下手くそだったから……たまたまだよ」
ミカサ「そんな事はない。私一人じゃ、エレンに逃げられていた。アルミンの協力があったからこその、成果だと思う」
アルミン「(う〜ん…その分、エレンには申し訳なかったけどね)そう言って貰えるなら、嬉しいよ」
ミカサ「エレンは、アルミンも自由に衣装で遊んでいいと言っていた。アルミンに是非着て貰いたい服がある」
アルミン「え?! 僕も!? でも、サイズが大分違うから、ぶかぶかになると思うよ?」
ミカサ「多少大きくても問題ない…(むしろ萌える)一度だけでもいい……ので」
アルミン「まあ…そこまで言うのなら、いいよ」
そういう訳で、アルミンも衣装で遊ぶ事になった。
223
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:20:47 ID:95QNiF7k0
アルミン「………」
アルミンは部屋からすぐには出られなかった。
他の男子を一度、締め出して着替えたソレは、人前で着るのには勇気がいるものだったから。
アルミン(これを…エレンは着たんだ…女子の前でやったんだ…本当、君は勇者だよエレン!)
ミカサ「もういい? アルミン(ドア越し)」
アルミン「ちょっと待って! あと少しだけ!(微調整中)…よし、入ってきていいよ」
そう。アルミンも、メイド服を着てみたのである。
少しだけ、大きかったが許容範囲だろう。
ミカサ「やっぱりアルミンも可愛い(ポッ)」
アルミン「いや、まあ…その…(照れちゃうよ…もう)」
ミカサ「エレンとはまた違った意味で萌える…(ポッ)」
アルミン「も、萌え? 今、ミカサ、萌えって言った?Σ(゚д゚)」
ミカサ「? 萌え、ではないの?」
アルミン「いや、合ってるけど! ミカサからまさか『萌え』なんて単語を聞くなんて思わなかったよ」
ミカサ「アニが教えてくれた。女装男子は、萌えなのだと」
(*アニファンの方、本当、ごめんなさい(土下座中))
アルミン(アニが?! 予想外にも程があるよ!)
224
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:31:59 ID:95QNiF7k0
あの普段クールなアニにそんな隠れた趣味があったなんて…。
ちょっと俄かには信じられないアルミンだったが…。
ミカサ「一緒に…宿舎の中を歩こう。アルミン」
アルミン「ええ?! 皆にも見せるの?! ちょっと…恥ずかしいなあ…(〃ω〃)」
ミカサ「皆もきっと喜ぶ…」
そして移動途中…。
昼の休憩時間、一人で空き地で野良猫達と戯れて遊んでいたアニは、その衝撃的絵を目に入れて、ねこじゃらしを放り投げて、木の影に隠れてしまった。
アニ(なななんあななんあなな…何あれ?!(°д°))
アルミンと、ミカサである。
二人は先日の衣装を着て、外を歩いていたのである。
ミカサは猫耳セーラー、アルミンはメイド服で。
アニ(のなsfdんflsんfなk;fんkdlb;dklshbdssdf……)
その衝撃に、アニの頭の中は爆発した!
ミカサ「おかしい…何処にもアニがいない。アニにも見せたかった…のだけれども」
アルミン「本当にアニは女装男子萌えなの…? 僕、まだ信じられないんだけど…」
ミカサ「(こくり)女装男子を虐めてみたいっていう願望があるとかないとか言っていた…」
アルミン(ねじ曲がってるなあ…本当なのかなあ…?)
ミカサは嘘を言っているようには見えないが、そんな事を思いながらアルミンはようやく、木の影に隠れているアニを見つけた。
225
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:41:24 ID:95QNiF7k0
アルミン「あ、やっと見つけた! こんなところにいたのか、アニ」
アニ「fんそfsdんfsdんfsdんfklsんfks…(こっちに来ないで! 萌え死ぬ!)」
ミカサ「良かった…アニにも見せられた。どう…? アルミンも似合うでしょう?」
アニ「ふぁおsdhfsdfkjsdfkskdfksjdfks…(助けて!)」
アルミン「(言葉にならない程動揺してる。本当だったのか…)そうか、アニって意外な側面を持っていたんだね。クールなようでいて、実は女の子らしいところもあったんだ…」
アニ「お、おかしいなら、笑うがいいさっ(プイッ)」
アルミン「(ちょっと可愛い…)別に笑わないよ。萌えなんて人それぞれだし。僕だってそういう部分は持ってるし。別にいいんじゃないかな? 人に迷惑かけなければ…」
アニ「あ、あんたは…女装が苦にならないのかい?(恐る恐る)」
アルミン「程度によるよ。そりゃ少しは恥ずかしいけど…これくらいなら、許容範囲さ。ま…僕はそこそこ可愛いしね(ウインク&キラ☆)」
そういうキャラなのだという自覚はあるらしい。
アルミンの答えに、アニは内心、ちょっぴり喜んだ。
アニ「そ、そうかい…そりゃあ良かった…(顔を背ける)」
視線を逸らして照れながら言うアニであった。
と、その時…!
226
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:49:01 ID:95QNiF7k0
エレン「あー! アルミン!\(◎o◎)/! お前も着てみたのか! 似合ってんなあ!」
買い出しから帰ってきたエレン達が、アルミン達と合流したのだ。
クリスタ「すごい! アルミン可愛い!(萌える!)」
ユミル「ほう。まるでアルミンの為に作ったような代物になってんなあ…」
アルミン「え? いや、それはさすがに大げさだよ…」
クリスタ「ううん! アルミン似合ってるよ! やだもう…脳内に焼き付ける!(ジーッ)」
アルミン「そ、そんなに見つめられると恥ずかしいよ…(やったあああ! 役得キタ━(゚∀゚)━!)」
エレン「もうあれだ。メイド服はアルミンにやってもいいかもな」
アルミン「貰っても困るよ?!(置き場所とか)」
エレン「俺は猫耳セーラー服だけでもいいや(ミカサ用に)」
アルミン「人の話聞いてる?! エレン!」
ゲラゲラ…と笑いが起きて、一同は爆笑した。
その様子を遠くから…
見つけてしまったジャンがいた。
ジャン(なにあれえええ?! ミカサが猫耳セーラー服を着てる…!?)
その場で大量の鼻血を出して倒れる、ジャン。
マルコ「?! ジャン?! 突然、大丈夫か?! ……生きろ!」
それを慌てて介抱するマルコであった。
(*マルコは完全にとばっちり)
(おまけ②おしまい)
227
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 15:53:27 ID:95QNiF7k0
なんか、ついついアルミンにもメイド服を着させてみたくなったのだ…。
あと、アニが休憩時間に一人で猫と戯れている場面を急に書きたくなったのだ…。
(アニはなんとなく、猫だけは好きそうな勝手なイメージです)
またおまけも長くなったけど、今度こそ終了…(多分)。
長い間、ありがとうございました!
次回作も頑張っていくよ!
228
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/10(木) 16:37:36 ID:bzu8VKoo0
乙!
次回作期待
229
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/12(土) 14:58:42 ID:95QNiF7k0
>>228
サンクス!
何か次回作のリクエストあれば、書けそうだったら書いてみるよw
出来るだけ受け付ける方針で頑張るので、下に書いていいですよ。
まあ、思いつかない場合は、また自分で好き勝手にやりますけどねw
230
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/12(土) 17:18:49 ID:eYYJO9ao0
なら最新話の(マフラー巻いてくれて〜〜→何度でも巻いてやる、これからもずっと)のあれでギャグっぽいミカエレ頼む
読んでなかったら普通にすまん
231
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/13(日) 01:55:00 ID:95QNiF7k0
>>230
マフラーネタでギャグですね。ちと考えてみます〜ありがとう!
232
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/17(木) 17:41:21 ID:/KKyfWMI0
エレンがミカサにキスする場面で1か4みてみたいなぁ〜壁|釗ω・)チラッチラッ
233
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/18(金) 13:01:02 ID:95QNiF7k0
>>232
んん?
これって別ルートの話を読んでみたいってことですか?
その発想はなかった…まじか…(゚д゚)
今、別のお話書いている最中なので、ちょっと考えるだけ考えてみます。
234
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/10/18(金) 13:30:38 ID:95QNiF7k0
>>230
「何度でも巻いてやる!」のタイトルで、リクエスト完了したのでお知らせします。
リクエストありがとうございました!
235
:
名無しに代わり進撃の巨人ちゃんねるがお送りします
:2013/11/21(木) 20:48:23 ID:XSg2HZEc0
>>232
すみません。別ルート書こうかなと思ったけど、
それよりこの話の続編書きたい気分になってきたので、
続編に挑戦してもいいですか?
タイトルは「エレンのお願い13か条」というタイトルで書くつもりです。
ちょっと準備中なので待ってて下さい。
236
:
進撃の名無し
:2014/02/03(月) 13:05:51 ID:ads8CHCc0
次の次のは、まだですか?!
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