(*)ハードロック工業 - Wikipedia
ハードロック工業株式会社(Hardlock Industry Co.,Ltd.)は、大阪府東大阪市川俣に本社を置く工業用ナットの製造販売業である。1974年創業。
創業者で現社長の若林克彦が、大阪工業大学卒業後に設計技師として企業に就職後、1961年に戻り止めナットをさらに改良した「Uナット」を開発し、それを元に独立、同社の創業となる1974年に、緩まないナットの代表的製品として知られる「ハードロックナット」を開発。これが阪神電鉄のレール固定に採用されたのを切っ掛けに、多数の企業で採用されるようになり、シェアを上げる。
同社の「ハードロックナット」はクサビの原理を応用し、凹凸一対から成り立っており、滅多なことでは緩むことがないことから、その技術力を買われ、多数の企業に採用されている。また「ハードロックナット」は、同社の特許商品であると同時に商標登録もされており、現在では国内外の鉄鋼・建設・重工業分野でシェアを有する企業の一つである。
工業が盛んで、町工場の多い東大阪で生まれた企業として知られ、近年では「元気な中小企業」として雑誌等で取材されることも多い。
2010年のバンクーバー五輪のボブスレー日本代表チームが使用するそりに、同社のナットが採用された。