0384 中国燃気 (チャイナガス）

452：まぶ：2012/12/18(火) 15:40:00 ID:cOW.iyJc0: （ダウ・ジョーンズ）中国の都市ガス大手、中国燃気控股(0384.HK)は、ロンドン上場のフォーチュン・オイル(FTO.LN)が保有する中国のガス資産を4億米ドルで買収することで合意した。対象は山西省の炭層メタン鉱区、ガス管設備、中国7省の天然ガスプロジェクト。買収代金は現金のほか、オプションを割り当てる形で支払う。フォーチュン・オイルが17日付の声明で明らかにした。

　フォーチュン・オイルは「当社は中期的に見込まれる中国のガスセクターの成長による恩恵を受けるために、中国燃気の長期株主になるつもりだ」とし、資産売却で得た資金は債務返済に充てると述べた。

　フォーチュン・オイルは実業家のダニエル・チュー氏が支配している。代金の一部として受け取るオプションをすべて行使した場合、同社と中国燃気の創業者、劉明輝氏の中国燃気に対する持ち株比率は現在の18.4％から22％に上昇する。

　中国燃気はパイプラインを通じて中国の600万以上の顧客にガスを供給している。

　フォーチュン・オイルのガス資産の買収は、環境汚染の少ないエネルギー源の需要が拡大しているこの機に乗じる中国燃気の計画の一環。背景には中国政府が石炭や原油への依存度を下げることなどで、温室効果ガスの排出量を減らそうとしていることがある。政府は第12次5カ年計画（2011～15年）でエネルギー構成に占めるガスの割合を2020年までに現在の約4％から10％に引き上げる目標を掲げている。

　CIMBのアナリスト、マイク・イップ氏は「中国の天然ガス供給業者の13年予想株価収益率(PER)が平均20倍であるのに対し、フォーチュン・オイルは10倍にとどまることを踏まえると、買収価格は妥当と言える」と述べた。フォーチュン・オイルの時価総額は1億8106万ポンド（約246億円）。

　また「現在中国で優良なガス資産を見つけるのはとても難しいため、今回の取引は中国燃気にとってプラスになるとみている」と語った。

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