VISIONとは、船の設計から建造までをシミュレーション出来るソフトウェアで、名村造船所が東京大学の支援により開発したものです。(Virtual Integrated system for ShipBuilding InnovatiON)
船の3次元モデルを利用して、船体形状の確認、区画配置や構造配置の検討に始まり、建造の為のブロック分割や施工要領の検討、組立や工程計画のシミュレーション、そして各種物量の推定と、船を造る上で必要な様々な情報がVISIONによって効率的に求められます。
さらに、ブロックを組み立てる定盤や、ブロック置き場の配置計画が容易に出来るため、設備の有効活用や効率化に大きく貢献しています。 http://www.namura.co.jp/business/ship/vision.html
NAMURA ART MEETING '04-'34 は、現在から2034年までの30年間を芸術のひと連なりの現場ととらえ、芸術活動と隣り合う社会や個人が、<出来事>を共有しつつ未来を創造するという実験です。
本プロジェクトの拠点となる名村造船所跡地が位置する木津川河口地域(大阪市住之江区)は、重工業の盛衰を伺い知ることができる場所です。NAMURA ART MEETING実行委員会は、元造船所の広大な敷地に立ち、工業地帯の風景を目の当たりにしたときに発足しました。なぜなら、しばらく休眠していたこの地が、<わたしたち>を翻弄する既存の価値から解放され、未来を自由に思い描ける場所として映ったからです。そして、それは芸術が取り戻すべき姿をも象徴していました。
現時点において、名村造船所跡地30年の<芸術>実験 NAMURA ART MEETING '04-'34 のスケジュールは白紙です。しかしながら、今後30年間継続する活動は、常に新しい芸術の提示、考察、検証、記録を課題とします。また、<MEETING>には、芸術のみならず、社会を構成する多様、多層的な出来事や人々が遭遇し、合流するという意味を含みます。そして、その中で、芸術が、経済、教育、政治などの制度や機構への示唆や具体的な方策へと転換する可能性をも探ります。今後30年間の芸術の変遷を追うことも、本プロジェクトの意図なのです。
芸術によって新しい価値観や意味を見いだす実験 NAMURA ART MEETING '04-'34 は、多くの賛同者、協力者によって実現しています。今後プロジェクトを継続する中で、次々と多様なつながりがうまれることを期待しています。本プロジェクトが、未来を構築しようとするすべての個人にとって有為な手がかりとなることを願います。
つまり、<わたしたち>とはいったい何者なのかと問い続けるために。
エコビックス社は、エンジニアリングや発電などを幅広く手掛けるジャクソン(JACKSON)グループの傘下にあります。同グループはエコビックス社のほか、ブラジルの大手エンジニアリング会社であるエンジェビックス社(ENGEVIX Engenharia)、クリーンエネルギー発電会社のデセンビックス社(DESENVIX)、インフラ関連の運営を手掛けるインフラビックス社(INFRAVIX)を統括する持株会社です。エコビックス社は2010年、ブラジル国営石油公社ペトロブラス社向けに、沖合のプレソルト層油田から石油を採掘する同国のプログラムをサポートするFPSO(洋上浮体式生産・貯蔵・積出施設)船体8隻を建造するために設立されました。2012年8月には、ブラジル政府向けにドリル船3隻を受注しています。
同社はラテンアメリカで3番目に大きな年金基金のFUNCEF(Fundação dos Economiários Federais)と共同で、南部のリオグランデ・ド・スル州(Rio Grande do Sul)にある造船所(持株会社名:RG ESTALEIROS)を運営。同造船所は従業員5,000人強で、2,000トンのガントリー・クレーンを備えた国内最大のドライドックを持っています。