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【2108】日本甜菜製糖、って、どう?

1名無しさん:2014/11/19(水) 11:16:49
【2108】日本甜菜製糖、って、どう?
http://www.nikkei.com/markets/company/index.aspx?scode=2108

2名無しさん:2014/11/24(月) 03:54:17
日本甜菜製糖株式会社(にっぽんてんさいせいとう)は日本の製糖会社。北海道を生産拠点として製糖事業をおこなっている。略称は「日甜(にってん)」または「ニッテン」。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%9C%E8%8F%9C%E8%A3%BD%E7%B3%96
概要[編集]
『すずらん印』ブランドの砂糖を製造販売している。社名にもある甜菜(ビート)を原料とした製糖が主力である。その他、甜菜栽培の為に開発されたペーパーポット(紙製で筒状になった作物移植用集合鉢)、製糖の際の副産物である糖蜜からイーストを生産するなど総合的な商品開発を行っている。
主な部門としては、砂糖部門(ビート糖等)、イースト部門、飼料部門(乳牛・肉牛用配合飼料等)、紙筒部門、その他部門(農業機械の販売、ラフィノース等の食品素材の製造販売、不動産賃貸等)がある。
2006年3月期の売上構成は砂糖事業69.3%、その他食品事業5.1%、農畜産事業19.1%、不動産事業2.4%、その他の事業0.8%となっている。
創業直後の経営難で(初代)日本甜菜製糖が1923年(大正14年)に明治製糖(現・大日本明治製糖)に吸収合併され[1]、それが第2次世界大戦中の戦時統合により北海道製糖と統合して発足した[1]経緯から、現在はその子会社として発足した明治ホールディングスが大株主となっている。

3名無しさん:2014/11/24(月) 03:54:31
創業時の苦難[編集]
明治政府の北海道開拓の中で近代的な基幹産業の一つとして位置付けられていた甜菜を原材料とする製糖業は、原材料と製糖工場の双方共に軌道に乗らず明治時代の内にいったん途絶えていた[2]。
ところが、第1次世界大戦の勃発によって砂糖価格が急騰したため、明治の元勲松方正義の子息松方正熊帝国製糖社長が北海道での製糖業の振興に取り組んでいた父の遺志を継ぐ形で1919年(大正8年)に北海道製糖を設立し、これとは別に翌年の1920年(大正9年)には山口清太郎が社長を務める(初代)日本甜菜製糖が設立されるなど甜菜を使った製糖業の復活への取り組みが始まることになった[2]。
後に合併して当社=(2代目)日本甜菜製糖となる両社の内、北海道製糖は十勝国河西郡大正村(現帯広市稲田町)の一角に後の帯広工場を建設し、(初代)日本甜菜製糖は十勝国上川郡人舞村(現清水町)の一角に後の清水工場を建設して製糖に乗り出すことになった。この両工場は偶然にも日産約540tとほぼ同規模の生産能力であった[2]。
明治期の失敗要因として原材料の甜菜の栽培面積が過小であったことやその輸送手段が不十分であったことなどもあると考えた両社は、北海道製糖は十勝鉄道、(初代)日本甜菜製糖は河西鉄道という子会社の運営による原材料輸送を主眼とした鉄道網を2社合計で100㎞を超える規模で敷設すると共に、その沿線などで自社農場および委託栽培を行って生産を軌道に乗せようとした[2]。 なお、この原材料の運搬を主眼に敷設された鉄道網は旅客輸送も行っており、地域住民の足として通学などに利用されていた[2]。
こうした努力にもかかわらず、天候不順の影響もあって北海道製糖の初年度の生産量は242tと一日の生産能力の半分以下に留まり[2]、もう一方の(初代)日本甜菜製糖は業績不振から創業4年目の1923年(大正14年)には明治製糖(現・大日本明治製糖)に吸収合併されて消滅することになるなど[1]、その復活の出だしは順調にはいかなかった。

4名無しさん:2014/11/24(月) 03:54:47
開拓に伴う成長から戦時体制下での経営統合へ[編集]
しかし、その後は北海道開拓の一環として寒冷地に向く甜菜の栽培が奨励されて北海道製糖の帯広工場と明治製糖の清水工場の2工場のみでは処理しきれ位ほど生産が増大したため、北海道庁の指導の下で明治製糖が上川管内士別町(現士別市)に、北海道製糖は釧路管内標茶村(現標茶町)にと各々工場の増設を行って1937年(昭和12年)には製糖量が40,000tを突破するところまで成長を遂げた[1]。
もっとも、その後は日中戦争の勃発によって軍需が優先された結果として肥料不足が深刻になって原材料となる甜菜の栽培量が激減して大正時代並みに戻ってしまうようになり、この甜菜製糖事業は再び苦難の時代を迎えることになった[1]。
その後、戦時体制の流れの中で企業統合が進められることになり、1944年(昭和19年)に北海道製糖が明治製糖の傘下に入って北海道興農工業に社名を変更して甜菜製糖事業は1社に集約されることになった[1]。
北海道興農工業は帯広工場と磯分内(標茶)工場、士別工場の3つについては甜菜製糖事業にあて、清水工場については軍の命令で航空燃料用ブタノール工場に転換する作業を進めていたが、戦争が終結したため実際の転換は行われずに終わった[1]。
第2次世界大戦後の発展[編集]
この北海道興農工業が1947年(昭和22年)に社名を(2代目)日本甜菜製糖に改称したのが、現在の当社である[1]。
戦時統合により、日本国内における甜菜製糖事業を一手に引き受ける独占企業となっていた当社は、自由経済への移行に伴って輸入品との競争にさらされる危険を避けるべく、甜菜の政府買い入れを定めた立法措置の確保に乗り出した[1]。
この道内の関係者を巻き込んだ運動が功を奏して北海道選出の衆参両院議員全員による「甜菜生産振興臨時措置法」の法案提出が実現し、可決・成立に漕ぎ着けるなど政治力も活用して経営基盤を固めた[1]。
こうした立法措置もあってその後は製紙業やセメント製造業などと並んで「三白景気」と呼ばれた製糖事業の繁栄の波に乗り、1957年(昭和32年)からのわずか5年間で道内各地に6つの工場を新増設して9工場を擁するまでに成長することになった[1]。
この時期には単なる規模拡大のみならず、紙筒管を用いて作った紙のポットで苗を育てて移植するという甜菜の新たな栽培方法を開発普及させることで、甜菜の単位収量を第2次世界大戦直後の2t/haから昭和40年代には5t/haからへ増収を図ると共に、清水紙筒工場を建設してその生産にあたるなど事業の多角化と効率化も進められた。
また、製糖事業でも原材料を北海道産の甜菜のみに限定せず、下関精糖工場で他の原料による製糖事業を開始するなど本業周辺で多角化を進めた[1]。
1963年(昭和38年)の粗糖の輸入自由化以降は以前の様な高収益は見込めなくなったものの、甜菜の作付面積が50,000haを超えると共に40t/haまで単位収量が増大したことを生かして1966年(昭和41年)には士別製糖所の設備増強をし、1970年(昭和45年)には1日に3,600tの原料処理能力を持つ芽室製糖工場の操業を開始するなど事業規模の拡大を図った[3]。
その後1日に5,600tの原料処理能力へ芽室製糖工場の設備の増強を図ったのを機会に芽室製糖所に改称し、同じ原料の集荷地域内で並行して操業していた創業の地の帯広工場は1976年(昭和51年)に生産を停止することになった[3]。
こうした設備集約の他にも、原材料の処理と精製工程を直結せず、原料から採れるビート糖液をタンクに貯留して、適宜精製工程に流す「濃厚汁製糖法」を採用するなど生産コストの削減にも取り組んで、事業を維持している[3]。
操業を終了した帯広工場跡地には、1998年(平成10年)11月27日に(2代目)イトーヨーカドー帯広店を核とする商業施設が開業している[4]。
また、2008年(平成20年)に日清丸紅飼料との合弁会社「とかち飼料」(本社広尾町)を設立するなど事業の一層の多角化が進められている

5名無しさん:2014/11/24(月) 03:55:01
沿革[編集]
1919年(大正8年)6月 - 北海道製糖株式会社設立。
1920年(大正9年)
4月 - (初代)日本甜菜製糖株式会社設立。
12月 - 北海道製糖帯広工場完成。
1921年(大正10年)10月 - 日本甜菜製糖清水工場完成。
1923年(大正12年)6月 - 明治製糖株式会社が日本甜菜製糖を吸収合併。
1936年(昭和11年)
10月 - 明治製糖士別工場完成。
12月 - 北海道製糖磯分内工場完成。
1944年(昭和19年)
2月 - 北海道製糖が明治製糖の傘下となる。
9月 - 北海道興農工業株式会社に改称。
1947年(昭和22年)9月 - 北海道興農工業が日本甜菜製糖株式会社に改称。
1949年(昭和24年)5月 - 東京証券取引所第1部に上場。
1954年(昭和29年)9月 - 下関精糖工場完成。
1959年(昭和34年)10月 - 美幌製糖所完成。
1960年(昭和35年)7月 - 本社を帯広から東京へ移転。
1962年(昭和37年)2月 - 帯広製糖所内に配合飼料工場新設
1962年(昭和37年)9月 - 清水工場内に紙筒工場新設。
1969年(昭和44年)- 磯分内工場を閉鎖、ホクレンに譲渡。
1970年(昭和45年)10月 - 芽室製糖所完成。
1977年(昭和52年)3月 - 帯広製糖所を廃止。
1982年(昭和57年)10月 - 総合研究所発足。
1989年(平成元年)10月 - ビート資料館開設[5]。
1991年(平成3年)10月 - 士別製糖所でラフィノース、ベタインの生産を開始。
1996年(平成8年) - 芽室製糖所でラフィノースの生産を開始。
1998年(平成10年)11月 - 旧帯広製糖所跡地に「ニッテンスズランプラザ」が完成[4]。
2001年(平成13年)3月 - 下関精糖工場を閉鎖、精製糖の生産を関門製糖に委託。
2004年(平成16年)9月 - 旧帯広製糖所跡地に「フレスポ・ニッテン」完成[6]。
2008年(平成20年) - 日清丸紅飼料と合弁で「とかち飼料」を設立

6名無しさん:2014/11/24(月) 03:55:18
連結子会社[編集]
十勝鉄道(北海道帯広市、不動産事業その他)
スズラン企業(北海道帯広市、ボウリング場・ガソリンスタンド・その他)
※以上総合研究所に併設
ニッテン商事(千葉県千葉市、砂糖事業、その他食品事業)
関連会社[編集]
関門製糖(福岡県北九州市・関門営業所内、砂糖事業を行う大日本明治製糖との共同出資会社で、50%出資。)
その他[編集]
サークル機工(北海道滝川市)
とかち飼料(北海道広尾郡広尾町)

7名無しさん:2014/11/24(月) 03:56:05
日本甜菜製糖 株式会社
Nippon Beet Sugar Mfg. Co., Ltd.
種類 株式会社
市場情報
東証1部 2108
略称 甜菜糖、日甜
本社所在地 日本の旗 日本
〒108-0073
東京都港区三田3-12-14
設立 1919年6月11日
業種 食料品
事業内容 ビート糖の製造、その他食品
畜産品の製造
代表者 代表取締役会長 松久直史
代表取締役社長 小笠原昭男
資本金 82億7941万4800円
(2013年3月31日現在)
発行済株式総数 153,256,428株
売上高 単体 555億39百万円
連結 581億89百万円
(2013年3月期)
純資産 単体 517億46百万円
連結 559億67百万円
(2013年3月期)
総資産 単体 755億73百万円
連結 784億46百万円
(2013年3月期)
従業員数 単体 574人、連結 701人
(2013年3月31日現在)
決算期 3月
主要株主 明治ホールディングス 9.60%
みずほ銀行 4.63%
ニッテン共栄会 4.46%
東京海上日動火災 3.99%
農林中央金庫 3.36%
(2013年3月31日現在)
外部リンク http://www.nitten.co.jp/index.html

8名無しさん:2014/11/24(月) 03:56:34
ビート資料館(旧日本甜菜精糖帯広工場)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E7%94%9C%E8%8F%9C%E8%A3%BD%E7%B3%96#mediaviewer/File:Beet_museum.JPG

9名無しさん:2014/11/24(月) 03:57:15
お砂糖の原料 てんさい(ビート)とさとうきび
http://www.nitten.co.jp/product/sugar.html

10名無しさん:2014/11/24(月) 03:57:58
どちらの原料からも同じお砂糖が生産されています。
ビートは北海道農業の基幹作物として畑作の輪作体系に取り入れられています。
生育期間は約6ヶ月、春先に植え付けられ、秋に収穫されます。
その後生産地近くの製糖工場へ運ばれお砂糖が作られています。
さとうきびはその多くを海外(タイ・豪州など)から粗糖として輸入され、 国内消費地近くの工場できれいに精製されお砂糖が作られています。
当社ではビート糖を芽室製糖所、美幌製糖所、士別製糖所で生産し、精製糖は関門製糖(株)に生産を委託しております

11名無しさん:2014/11/24(月) 03:59:06
http://www.nitten.co.jp/product/pdf/mpyeast.pdf
・ニッテンMPイーストのご紹介
http://www.nitten.co.jp/product/pdf/hfyeast.pdf
・ニッテンHFイーストのご紹介

12名無しさん:2014/11/24(月) 03:59:27
ニッテン ドライイーストの使い方
http://www.nitten.co.jp/product/useyeast.html

13名無しさん:2014/11/24(月) 04:00:01
事業内容と当社製品の特徴

酪農経営の安定と発展のために、当社研究所において長年にわたりルミノロジーをベースとして独自に研究開発した飼料を製造・販売しております。
ニッテン配合飼料の理念は乳牛の潜在的能力を科学で引き出し、健康に生産を続けられる飼料をお届けすることにあります。

[乳牛の能力を科学で引き出す]

当社製品の特徴は次の通りです。

第1にストレスを軽減し、ルーメン内細菌の増殖を促して消化率を高め、生産性の向上に寄与するイースト菌を配合してあることです。
第2に厳選吟味した原料を最も効率のよいルーメン発酵が行えるよう組み合わせてあり、粗飼料によって使い分けることができます。
第3に糖蜜にはケーン糖蜜以外にビート糖蜜も使用しており、甘味に特に反応する乳牛の嗜好性をより高めてあります。
また、ニッテン配合飼料は、進歩の著しい酪農に関する情報と技術をいち早くお客様にお届けするよう技術スタッフをそろえ、情報ネットワークにも取り組んでおります。

関連部署
名称 所在地
南十勝営業所 帯広市稲田町南9線西13番地
北十勝営業所 帯広市稲田町南9線西13番地
中標津営業所 標津郡中標津町桜ヶ丘2-35
標茶営業所 川上郡標茶町開運7-68
美幌営業所 網走郡美幌町字鳥里91
士別営業所 士別市西3条北4-382-1
総合研究所 帯広市稲田町南9線西13番地
関連会社
名称 所在地
とかち飼料(株) 広尾郡広尾町会所前六丁目5番3
http://www.nitten.co.jp/product/feature.html

14名無しさん:2014/11/24(月) 04:00:35
牛の第一胃で消化されにくいオリゴ糖のDFAⅢは飼料として加工しやすく、砂糖の半分の甘味で、
乳牛の嗜好性を低下させることなく給不できる。乳牛にDFAⅢを給不することによる低カルシウム
血症予防は、腸の上皮細胞間隙からのカルシウム吸収を高める画期的な技術であり、分娩時の血中カ
ルシウム濃度低下が抑制され、その後の回復も早く、その効果は加齢による影響を受けない。
低カルシウム血症は経産牛の約60%で起こっているが、DFAⅢの給不により、治療・廃用・死
亡など、経済損失の大幅な軽減が見込める。現地試験において、低カルシウム血症の関不が大きいと
いわれる乳熱、ダウナー症候群、胎盤停滞、第四胃変位など、分娩前後(周産期)の疾病が減少した。
これらの疾病にかかる治療費は、従来の飼養方法で管理した対照年は100頭当たり60万円で、DF
AⅢを給不した試験年は19万円に減少した。
http://www.nitten.co.jp/product/pdf/award.pdf

15名無しさん:2014/11/24(月) 04:01:15
牛がエサを背中にかける行動は、何が原因なのか?
飼料の放り投げ行動(feed tossing、fodder flinging)として知られ
ており、以下の知見が報告されています。
①牛の動きが制限されて、体をうまく掻けない場合に行う。
②ハエを追い払う行動として行い、断尾した牛で増える傾向が認
められている。
③飼槽が狭い場合や、床より高い位置にある場合に増える。
対策としては、以下の項目が考えられます。
①施設の改良−牛が動きやすいストール、床の高さに合わせた飼
槽など。
②ハエ忌避剤を利用する。
③ブラシをまめにかける。
放り投げられた飼料は無駄になるばかりではなく、環境を汚す原
因にもなります。
大切な飼料が牛の胃袋に納まるよう、対策をご検討ください。
http://www.nitten.co.jp/product/pdf/tossing.pdf

16名無しさん:2014/11/24(月) 04:01:40
DFAⅢは乳牛の低カルシウム血症の改善が期待できます
DFAⅢとは
DFAⅢはDifructose anhydride Ⅲの略でフラクトース(果糖)2分子が結合した(図
1)オリゴ糖です。軟白野菜としても利用されるチコリ(図 2)の貯蔵物質である
イヌリンを原料に製造されます。砂糖の半分の甘味があり、難消化性で、カルシ
ウムをはじめとするミネラルの吸収促進効果がヒトやラットで確認されています。
http://www.nitten.co.jp/product/pdf/dfa_f.pdf

17名無しさん:2014/11/24(月) 04:02:13
ペーパーポット®は特殊加工した紙で作られた折たたみ式の育苗鉢です。
通気性、浸水性に優れ、良く揃った健苗ができ、てん菜、野菜、タバコ、材木、水稲などの育苗に広く使われています。特に、日本では機械移植体系が確立したてん菜は、安定的収量を求めてほとんどペーパーポット®を使用しています。

近年は連結紙筒(チェーンポット®)がネギ類中心に多く利用されています。
http://www.paperpot.jp/

18名無しさん:2014/11/24(月) 04:02:47
チェーンポット®の株間を伸ばしてほしいという要望にお応えし、株間の長いロングピッチ チェーンポット®(通称:LP)を開発し、販売を行っております。
平成18年2月から株間15cmタイプを、平成18年11月からは株間10cmタイプを発売いたしました。

従来のチェーンポット®(CP303)は、株間が5cmに固定され、主にネギ用の用途に限られていましたが、ロングピッチタイプの登場により、葉菜類や花卉類など多くの作物に応用が可能となりました。
従来のチェーンポット®と共通した播種器や簡易移植器が利用できることも、大きな特長です。
http://www.nitten.co.jp/product/lp_pot.html

19名無しさん:2014/11/24(月) 04:03:19
ラフィノースの特長

ラフィノースは北海道の大地で丹精込めて育てられたビート(甜菜)から抽出・精製された世界で唯一の高純度結晶オリゴ糖です。秋の収穫時期になり気温が低くなるとビート自身が凍結を防ぐために細胞内にラフィノースを蓄え始めます。厳しい自然環境の中で生まれた不思議なオリゴ糖です。
http://www.nitten.co.jp/product/raffi.html

20名無しさん:2014/11/24(月) 04:03:43
ベタインは、ビート(砂糖大根)から分離精製された、化学的に純粋な天然の物質です。「既存添加物名簿収載品目リスト」(旧厚生省生活衛生局長通知)のなかでは、調味料に分類されています。ベタインは、動植物界に広く存在しています。動物では、エビ、カニ、タコ、イカ、貝類などの水産物に多く含まれ、“甘味”と“うま味”に深くかかわっています。また、植物では麦芽、キノコ類、果実、特にアカザ科に多いことが知られています。ビートもアカザ科の仲間です。 ベタインは塩基性含窒素化合物で、ビート糖の副産物である糖蜜からクロマトグラフ法によって取り出され、精製結晶化して得られます。
http://www.nitten.co.jp/product/betaine.html

21名無しさん:2014/11/24(月) 04:04:02
ビートファイバーは、甜菜(ビート・砂糖大根)の根に含まれ、温水で砂糖を抽出した後に残る繊維分を、食品向けに洗浄・乾燥・粉末にした天然の食物繊維です。野菜に含まれる食物繊維の特性があり、水に不溶の食物繊維として、繊維分が不足になりがちな現代人の食生活をサポートします。原料の甜菜は全て北海道産を使用しています。
http://www.nitten.co.jp/product/fiber.html

22名無しさん:2014/11/24(月) 04:04:31
天然甘味料 スイートオリゴ

スイートオリゴは北海道特産のてん菜(ビート)からビート糖を製造するときの副産物である糖蜜から分離した液状の天然甘味料で腸内ビフィズス菌を増殖させる効果をもつオリゴ糖(ラフィノース他)を含有しています。

スイートオリゴの特長

1.オリゴ糖含有率

ラフィノース他のオリゴ糖を約10㌫含有しています(固形物あたり)。

2.色合

スイートオリゴは糖蜜由来の薄いカラメル色を有しています。また、スイートオリゴは還元糖が多く含まれることから、メイラード反応を示します。このため着色性などに気をつける必要がありますが、カラメル色・褐変等を必要とする焼き菓子類の焼き色付けなどに適しています。

3.甘味度

甘味度はショ糖の約7割です。上質で風味豊かな甘味を持っています。

4.ショ糖の結晶析出抑制

スイートオリゴ中のラフィノースがショ糖の結晶析出を抑制することが確認されいます。ショ糖結晶析出を嫌う食品に利用できます。

スイートオリゴの用途

甘味素材として
菓子パン、スポンジケーキ、ジャム、アイスクリーム、飲料などに
煮豆、甘露煮など煮物の甘みや照り付けに

その他の幅広い食品に砂糖代替の甘味料としてご使用できます。
又、その他の甘味料と組み合わせたご使用も可能です。
http://www.nitten.co.jp/product/oligo.html

23名無しさん:2014/11/24(月) 04:04:53
機能性食品:ラフィノース100
http://www.nitten.co.jp/product/raffi_99.html

24名無しさん:2014/11/24(月) 04:05:20
お砂糖:商品案内

すずらん印のお砂糖
http://www.nitten.co.jp/product/guide.html

25名無しさん:2014/11/24(月) 04:05:50
甜菜って何?

舌に甘い

初めての方は、「甜菜」って何だ?と思われたことでしょう。

甜の字は、「舌に甘い」と書きます。 「甜菜」は北海道特産の、砂糖の原料になる植物です。

砂糖といえば、「さとうキビ」を思い浮かべますが、フランス、ドイツなどのヨーロッパでは、砂糖といえば甜菜糖のことをさします。

あまり知られていませんが、全世界の砂糖消費量の約30パーセント、日本では約25パーセントが、甜菜から作られた砂糖で占められています。

当社の砂糖は、家庭向けには主に北海道で販売されているため、全国的には知名度が低いのですが、業務用に出荷された砂糖が、チョコや菓子、飲料類などを通じて全国の皆さまのお手元に届いているのです。


大根?

この甜菜、ビート(SUGAR BEET)とも呼ばれます。

分かりやすいよう砂糖大根と説明することもありますが、どちらかというと外見はカブに似ています。この根の部分に蓄えられている糖分を取り出して、砂糖を作ります。

見た目は大根やカブのようですが、分類上はほうれん草と同じヒユ科に属します。

北海道では、まだ雪の多い初春に種を蒔き、苗を育て、雪解けを待って畑に移植、短い夏を経て成長し、収穫の秋を迎えます。

北国の風にそよぐ青葉は、大地を緑のじゅうたんで敷きつめ、黄金色に輝く小麦やジャガイモの清楚な花とともに、北海道の代表的な田園風景を演出します。

砂糖は正真正銘「舌に甘い」、100%ピュアなお砂糖です。


大地の恵み

ほうれん草と言えばポパイでお馴染み、元気モリモリの代名詞。同じヒユ科の甜菜も様々な能力を秘め、実に有益な植物の一つです。

甜菜のうち砂糖の原料とならない葉の部分は、畑にすき込んで緑肥として再利用されます。

根の部分は砂糖の原料となるのはもちろん、その絞りカスはビートパルプと呼ばれ、雪に閉ざされる北国の冬の貴重な牛の餌として販売しています。

「ビートパルプ」は、通常生あるいは乾燥したものですが、当社では独自に配合飼料工場を持ち、このビートパルプやビート糖蜜を原料の一部に使うなど特色ある配合飼料を生産し、道内で販売を行っています。

また、砂糖を作る過程で生まれるビート糖蜜を利用して、イーストの製造販売も行っています。


機能性食品

この他に、甜菜が秘める様々な機能を生かし、天然オリゴ糖のラフィノース、調味料などに使用される食品添加物ベタイン等の生産を行うなど、新素材としての分野でも非常に有望であり、目下用途の拡大に努めているところです。

このように捨てる部分のない甜菜は、まさしく北の大地の恵み、リサイクル社会を先取りした環境にやさしい植物です。
http://www.nitten.co.jp/column/whats.html

26名無しさん:2014/11/24(月) 04:06:12
甜菜糖(ビート)の歴史

甜菜糖はドイツ生まれ

甜菜糖が発見されたのは、今から約250年前の1747年のことです。

ドイツの化学者マルグラーフが、甜菜の根から砂糖を分離することに成功しました。

甜菜は、カスピ海やコーカサス地方の原産で、家畜の飼料として用いられていた言われています。

それまで、甜菜から甘い汁が出ることは分かっていましたが、これがさとうキビからとれる砂糖と、同じ成分であるとは知られていなかったのです。

世界初の甜菜糖工場が設立されたのは、1801年のことでした。


育ての親はナポレオン

甜菜糖の製造が急速に広まったは、ナポレオンによる「大陸封鎖」がきっかけです。

トラファルガー沖海戦でイギリス軍に敗北を喫したナポレオンは、イギリスとその植民地の物産を大陸から締め出しました。たちまち砂糖の価格は暴騰しました。

そこで甜菜糖の製造が大いに奨励されたのです。


日本の甜菜はパリ万博から

日本で甜菜が初めて栽培されたのは、西欧に遅れること約半世紀余り、明治3年(1870年)のことです。

西欧に追いつくことを最大の目標にした明治政府は、農業の近代化にも力を入れ、亜麻や大麦など西洋作物の種子を輸入しては、東京開墾局で試作させていました。甜菜もその一つです。

当時大々的な開拓を図っていた北海道で、栽培を試みることにしましたが、いくら気候が似ている北海道といっても、そううまくはいきませんでした。

転機となったのは、明治11年フランスのパリで開かれた万国博覧会です。

明治政府からパリ万博に派遣された勧農局長松方正義(後に総理大臣)は、西欧諸国での甜菜糖業の隆盛を目の当たりにし、日本への本格的な導入を決意しました。

帰国した松方は甜菜糖業の導入に奔走し、北海道の紋別(現在の伊達市)に官営の製糖工場が建設され、明治14年の1月に操業を開始しました。

この官営工場は、やがて民間に移管され、道庁などの保護を受けながら営業を続けましたが、農業・工業の両面で技術が未熟だったため、明治29年には事業を放棄し、解散する羽目に陥りました。

27名無しさん:2014/11/24(月) 04:06:25
札幌ビール園で乾杯

この間、明治21年には、道の援助により札幌に新しい製糖工場が建設されました。

しかし、この製糖工場も紋別の工場と同様に事業としては成り立たず、明治34年には閉鎖されたのです。

以後、細々とした試験研究を除き、甜菜糖業は約20年間にもわたり歴史の表舞台から姿を消してしまいました。

この札幌製糖の工場は、後にビール工場として生まれ変わりました。

これが、現在の札幌観光の定番スポット「サッポロビール園」の前身です。

赤レンガの重厚なたたずまいの中、グイッと飲みほすビールはちょっとほろ苦く、しかし実に爽快です。


十勝(とかち)で復活

甜菜糖事業が再び歴史の舞台に登場するのは、大正8年のことです。

北海道に甜菜を導入しようとした松方正義の夢は破れましたが、その子息松方正熊は帝国製糖社長として、甜菜糖業の企業化を企画、機が熟するのを待っていました。

また、台湾で実績を積んだ糖業資本も、北海道・朝鮮・満州の甜菜糖業に強い関心を示しました。

第一次大戦の戦勝国として、日本経済は活気を呈したことを受け、大正8年と9年に相次いで甜菜糖事業の新会社が設立されました。

松方正熊が興した北海道製糖と、旧日本甜菜製糖の2社です。

両社は、それぞれ十勝国の帯広と清水に工場を建設し、操業を開始しました。

甜菜糖業は約20年ぶりに復活しましたが、期待に反し現実は厳しく、両社とも創業直後から早くも経営難に陥るなど、苦難の道を歩みました。

後に両社は実質的に合併して、現在の日本甜菜製糖に受け継がれています。

28名無しさん:2014/11/24(月) 04:06:58
ジュースなどの原料に、「異性化糖」の表示を見かけます。
異性化糖って何ですか?

異性化糖は、ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)を主成分とする液状糖です。
異性化糖製品には日本農林規格(JAS)が制定されていて、果糖含有率(糖のうちの果糖の割合)が50%未満のブドウ糖果糖液糖、50%以上の果糖ブドウ糖液糖、そしてブドウ糖果糖液糖あるいは果糖ブドウ糖液糖に10%以上の砂糖を加えた砂糖混合異性化液糖があります。
異性化液糖はとうもろこし、馬鈴薯あるいは甘しょ(サツマイモ)などのデンプンを原料に作られています。

そこから、どういう方法で異性化糖を作るのですか?

異性化糖をデンプンから作るためには、三種類の酵素反応を必要とします。
一番目に、ブドウ糖がたくさん結合して構成されているデンプンに、水と液化酵素(アルファーアミラーゼ)を加え、95℃前後で分解します。これは液化といって大きな分子のデンプンをある程度小さく分解する作用があります。
液化終了後55℃程度まで冷却し、二番目に糖化酵素(グルコアミラーゼ)を加えて、さらに小さくブドウ糖にまで分解します。
三番目に60℃で異性化酵素(グルコースイソメラーゼ)を加えて反応させます。その後、精製・濃縮すると、果糖分42%のブドウ糖果糖液糖を得ることができます。
さらにクロマトグラフィーという分離装置を用いることによって、果糖分55%のものも作れます。これらの製造に使用される酵素は、いずれも安全な微生物の作り出すものです。
一方、砂糖は甜菜(ビート)、あるいは甘蔗(サトウキビ)から熱水抽出・精製して作られ、酵素反応は行われません。
同じ甘味料でもずいぶんと作り方が異なるものです。

甘みなどは砂糖と同じなのですか?

砂糖はブドウ糖と果糖が一個ずつ結合した炭水化物です。
一方、異性化糖はブドウ糖と果糖を主成分とするものです(結合はしていません)。砂糖の甘みの強さ(甘味度)を100とすると、ブドウ糖の甘味度は65〜80、果糖は120〜170です。
その結果、異性化糖の甘味度は、果糖分42%の異性化糖が70〜90、果糖分55%の異性化糖が100〜120とされています。
ただし甘味度は温度の影響も大きく、特に果糖の場合高温では砂糖の60%の甘味度しかなく、40℃で砂糖とほぼ同一、それ以下の温度では砂糖よりも甘くなる傾向があります。
従って、ブドウ糖と果糖の混合物である異性化糖の甘みの質は、これらの性質に左右されます。また、ブドウ糖と果糖のいずれも砂糖より甘みが口中に残りにくい性質があります。

スーパーマーケットなどで、「異性化糖」そのものは見かけませんが、どういう使われ方をしているのですか?

異性化糖は固形化・粉末化が難しく、砂糖のように袋詰めにできないので、一般消費者向けにはほとんど販売されていないと思います。もっぱら食品製造メーカーなどの大手ユーザーに販売されています。
異性化糖の価格は安く、果糖分55%の異性化糖の場合で砂糖の約7割程度です。食品分野では、清涼飲料・パン・缶詰・乳製品などで砂糖と同様に大量に使われています。
また、低温で甘味度が増し、清涼感も強くなることから、冷菓にも広く用いられています。
http://www.nitten.co.jp/column/syrup.html

29名無しさん:2014/11/24(月) 04:07:31
三温糖は健康にいいの?

上白糖やグラニュー糖などに比べ、三温糖は高級品ですが、三温糖の名前の由来を教えてください。

もともとは「砂糖の汁を三度煮詰めて作る砂糖」ということで三温糖と言われました。
実際、精糖工場ではグラニュー糖や上白糖を製造する時に煎糖した後の蜜を材料にして三温糖を作ります。
煎糖(せんとう)とは、糖液をぐつぐつ煮詰めていって水分をとばし、糖を結晶化させることで、その結果、砂糖の結晶と残りの液(蜜)ができます。
つまり、三温糖の材料となる蜜は上質の砂糖を作った後の残り液なのです。
この蜜には色素やその他の不純物が多く含まれているので、これをさらに煎糖した三温糖の製品は黄褐色で純度も低くなります。上白糖よりも水分も多くなります。
三温糖の外観は黒砂糖に少し似ているため、黒砂糖に似た製法の砂糖を考えがちですが、専門的には三温糖は分蜜糖(遠心分離操作などで砂糖の結晶と蜜を分離したもの)であって、含蜜糖(糖液を煮詰めて固めたもの)である黒砂糖とは異なります。

なるほど、それで三温糖と呼ばれるのですか。
製品になるまでコストがかかるから、値段も高いということですか?

上白糖は三温糖より品質(純度)が高く、一般に値段も高くなります。
しかし、上白糖は食卓などで大量に消費され、商品の回収率が早く、大量輸送・大量仕入れができるので、結果的にスーパーや小売店では安くなることがあります。
また、業務用の30㎏大袋づめの場合では上白糖の方がいくらか高いのですが、家庭用の1㎏の小袋の場合には、需要量の多い上白糖が自動包装されるのにひきかえ、需要量が少ない三温糖は、すべて人手に頼らねばならず、同値か三温糖の方が高くなる場合があるのです。

三温糖はミネラルが豊富で健康に良いと聞きました。どんなミネラルが含まれているのですか?

ミネラル(灰分)として主にカリウム、ナトリウムが多いと思われます。しかし三温糖の組成を見てみると、蔗糖95.4%、転化糖2.10%、水分1.60%で、ミネラルは約0.3%を占めるにすぎません。
これだけ量が少ないと、普段使用している砂糖を全て三温糖に切り替えたとしても、摂取できるミネラルの量は微々たるもので、健康のためのミネラル補給とはいきません。他の砂糖に比べて三温糖にミネラルが多いということに間違いはありませんが、豊富であるとは言えないのです。
しかし、微量に含まれるこのミネラルのおかげで、三温糖はこくのある甘さを呈し、独特の風味をもっています。従って、煮もの・漬け物・みそ料理には三温糖が昔からの定番です。

甜菜(ビート)から三温糖は製造できないのですか?

理論的には、甜菜から三温糖を製造することは可能です。
しかし、製造したとしても、甜菜特有のにおいと味が残るため、一般的には好まれないと思います。
このことは重要で、サトウキビ由来の原料糖を一切使わずに、甜菜由来の原料糖のみから三温糖を製造するのは、工業的(商業的)には困難だと思います。
http://www.nitten.co.jp/column/brown.html

30名無しさん:2014/11/24(月) 04:08:39
甜菜は、生で食べられますか?

甜菜(ビート)はどのようなものですか?

ビートはホウレンソウと同じアカザ科の植物で、地上部にはホウレンソウを大きくしたような葉がしげります。
別名サトウダイコンとも呼ばれるように、根が肥大し、そこに砂糖が蓄えられます。根の形は、丸大根やカブに似ています。
秋に収穫し、根と葉を切り離し、根は製糖工場に運ばれて砂糖の原料となります。葉は家畜の飼料として使ったり、堆肥や緑肥のいわゆる「土作り」として、良質の有機質資材として畑で利用されます。
また、砂糖を取った後の根は、ビートパルプといって家畜の飼料として利用されます。

甜菜(ビート)は生で食べられますか?どんな味がするのでしょうか。

甜菜は生でも、加工された状態でも食卓に上ることはありません。
根を生で食べると、甘い味があり口当たりは良いのですが、あくが強く、土臭いと形容される不快な後味が残ります。
煮込んだ場合には煮汁があくで黒ずみ、根には残ったあくによる土臭さがあり、やはり食用には向きません。
煮だした汁は黒く、土臭いのですが、甘みがあり、終戦後の砂糖が貴重品だった時代には自家製の甘味料として利用したこともありました。
漬け物にするとか油で揚げるといった料理法を聞いたことがありますので、工夫次第では食べることができるかもしれませんが、一般的ではありません。
葉は一見ホウレンソウに似ており、ゆでて食べると甘みがあります。しかし、やはりあくが強く、食用にはしません。

以前どこかで食用ビートという言葉を聞いた記憶があります。
確か缶詰で、ビートが入っていると書かれていたものを見かけたのですが…

肥大した根を食用とする食用ビートは確かにあります。
日本語でカエンサイ、英語ではテーブルビート、あるいは単にビーツといいます。
普通栽培されるのは赤い色の品種で、外見はハツカダイコンを大きくしたような色と形です。
根を輪切りにすると中まで赤く、濃い赤色の輪が木の年輪のように同心円状に並んでいます。生のままあるいは下ゆでしたものをサラダや煮込み料理に使用します。
また、野菜ジュースの原料としても使用されています。味は甘みがあり、甜菜同様に土臭さもあります。日本では馴染みの薄い野菜ですが、欧米ではよく利用されており、ボルシチというロシアのスープには欠かせないものです。
甜菜の仲間は変異に富んでいることで有名です。栽培されている甜菜の仲間には、砂糖を取るための甜菜、根を食用とするカエンサイの他に、根を家畜の飼料とする家畜ビート、根は肥大せず、葉を食用とするフダンソウがあります。
フダンソウは、ホウレンソウと同じように料理して食べることができ、「うまい菜」の商品名で家庭菜園用の野菜として販売されているので、食べたことのある方がいるかもしれません。
http://www.nitten.co.jp/column/eating.html

31名無しさん:2014/11/24(月) 04:09:10
砂糖は人工的に作れますか?

自然甘味料が売り物のキシリトールは、現実にはほとんどが化学合成(水素添加法)で人工的に作られているそうですね。
砂糖は、吸収されると分解してブドウ糖と果糖になると聞きましたが、逆にブドウ糖と果糖から人工的に砂糖を作ることもできますか?

キシリトールは、キシロース(木糖)という糖に化学的処理で水素を添加することで、キシロースの化学構造の一部を変化させて作られています。
これとは少し違いますが、人工的に砂糖を作ることも可能です。
砂糖合成酵素(スクロースシンターゼ)いう酵素を利用し、果糖とブドウ糖から酵素的処理で砂糖を合成します。
しかし、反応効率、原料となる果糖とブドウ糖の費用、酵素の費用、分離工程などを考えると、現在市販されている砂糖よりも、非常に高価になってしまいます。これでは工業的に成り立ちません。
自然界で甜菜やサトウキビ等の植物は、非常に効率良くたくさんの砂糖を蓄積させる仕組みをもっています。ですから、植物にたくさん砂糖を作ってもらい、それを頂いた方が大量にコストも安く手に入るわけです。
このようなわけで、人工的に合成した砂糖は実際市販されていません。あくまでも、実験室レベルの話です。

砂糖の精製は、化学合成とどう違うのですか?

精製工程と化学合成工程は、大きく違います。
砂糖は、植物が炭酸ガスと水を原料に太陽の光を使って作られた物質です。砂糖の精製工程は、砂糖の化学構造を全く変化させることなく、砂糖以外の不純物を取り除いて結晶化する操作です。
化学合成工程は、原料となる物質の化学構造を化学的処理や酵素的処理で変化させる操作を行います。
砂糖は、植物中にはじめから存在しているものを、きれいにして取り出しているだけです。

他の甘味料で、人工的に(化学合成で)作られているものを教えてください。

人工的に作られているという意味を、原料の物質の化学構造が変化しているととらえた場合は、酵素的処理も入りますが、ここでは化学的処理で作られているものを紹介します。

アスパルテーム
アミノ酸であるアスパラギン酸とフェニルアラニンのメチルエステルを、縮合という反応をさせて作っています。
サッカリン
十九世紀末に発見され、1901年から使用されている、最も一般的な甘味料です。水に溶けにくいサッカリンと、水に溶けやすいサッカリンナトリウムがあります。
スクラロース
平成11年に、安全性が確認された甘味料で、砂糖を原料に作られています。砂糖の600倍の甘さがあります。
http://www.nitten.co.jp/column/artificial.html

32名無しさん:2014/11/24(月) 04:09:37
ビートとヒユ科の仲間たち

ビートが属するヒユ科の「ヒユ」って、どんな植物なのですか?

「ヒユ」というのは漢字では「莧」と書きます。ヒユはもともと若い茎や葉を野菜として利用する植物ですが、最近は殆ど目にすることはなくなりました。ただし、ヒユのうち葉が赤や黄色にきれいに着色するものは「ハゲイトウ」として観賞用に栽培されており、秋の花壇を飾っています。このほか、畑地や道路端のありふれた雑草の「イヌビユ」や「アオゲイトウ」もヒユ属の一員です。

ヒユとビート、見た目は全然違いますが、ヒユ科には他にどんな作物がありますか?

ビートは従来「アカザ科」に分類されていましたが、新しい分類体系ではそれまでの「ヒユ科」と併合し、新たに「ヒユ科」として分類されています。
新しい「ヒユ科」は世界におよそ2200種ほどがありますが、このうち「ビート」がかつて所属していた旧「アカザ科」はおよそ100属1400種ほどがあり、特に乾燥地に種類が多く、また高塩分に対する耐性が高い種が多くあります。旧「アカザ科」の仲間には、「ホウレンソウ」、「ホウキギ」、「オカヒジキ」、「アッケシソウ」(別名サンゴ草)などがあります。「ホウキギ」はその名の通り箒に利用されていますが、その実は「とんぶり」の名で食用とされ、見た目が似ていることから畑のキャビアという愛称があります(味も似ているかのコメントは差し控えさせていただきます)。
旧「ヒユ科」はおよそ70属800種ほどがあり、「ハゲイトウ」の他にも観賞植物として「ケイトウ」や「センニチコウ」が広く栽培されてあります

ほうれん草以外は、あまり似たところが無いようですが、ヒユ科の植物でお砂糖を蓄えている植物はビートの他に有りますか?

砂糖はショ糖(「スクロース」)から出来ていますが、ショ糖は植物に広く含まれていて、ヒユ科の植物にも含まれています。しかし、蓄えている量は僅かでしょう。

では、ビートやサトウキビの他に砂糖が採れる植物はありますか?

椰子(やし)からとった椰子糖や、サトウカエデからとったメープルシュガーが比較的有名です。このほか、モロコシからも砂糖が作れます。これらの植物からとった砂糖は、精製した砂糖にするよりも、液体状(シロップ)のまま利用することが多いようです。
http://www.nitten.co.jp/column/chenopod.html

33名無しさん:2014/11/24(月) 04:10:09
砂糖の9不思議

砂糖の効用
砂糖は、「食べ物に甘みをつけるため」使うものだと、思っていませんか?
いいえ、それだけでは、ありません。
砂糖は、色々と不思議な力をもっています。
砂糖の代表的な働きは、次のとおりですが、昔からこれらの機能を上手に使いこなしていたことがわかります。

親水性 肉に砂糖をもみこむと、砂糖が、たんぱく質(コラーゲン)と水分とを結びつけて、肉を柔らかくする働きがあります。
泡の安定 卵白に砂糖を加えて泡立てると、砂糖が卵白の中の水分と結びついて、しっかりとした泡のメレンゲとなります。
浸透性 果実酒をつくるときに、砂糖を加えるのは、砂糖の浸透圧で、フルーツの香りと味を引き出すためです。
ゼリー化 ジャムをつくるとき、砂糖を加えるのは、くだものに含まれているペクチンをゼリー化するためです。
でんぷんの老化防止 すし飯に砂糖を加えると、固くなりません。
砂糖には、でんぷんをしっとりと柔らかく保つ働きがあるからです。
発酵の促進と
メイラード反応 砂糖は、イーストの発酵を活発にし、パンをふっくらさせます。
おいしそうな焼き色と香ばしさを出すのも、砂糖の働きです。
温度による変化 約105℃でシロップ、約115℃でフォンダン、160〜165℃でべっこう飴、195℃以上でカラメルになります。
脂肪の酸化防止 ケーキやクッキーのバター風味は、砂糖に守られています。
砂糖には、脂肪の酸化を防ぐ働きがあるからです。
防腐性 砂糖は、カビや細菌の繁殖に必要な水分と結びついて、繁殖できないようにします。
http://www.nitten.co.jp/column/utility.html

34名無しさん:2014/11/24(月) 04:10:33
ビートの花っていつ咲くの?

ビートの花って、いつ咲くのですか?

ビートは二年生の植物ですので、冬を越えた二年目に「とうが立ち」、七月上旬から中旬に、小さな黄色い花をつけます。
菜の花にちょっと似ています。

ちなみに、サトウキビの花は、ススキのような白い花をつけます。
http://www.nitten.co.jp/column/beet.html


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