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ミドルイースト、中東情勢

37NINJA300:2016/09/29(木) 11:31:26
アルジェリアからの報道によると、石油輸出国機構(OPEC)加盟国は28日の非公式
会合で、低迷する原油相場の押し上げに向け、産油量を減らすことで合意した。減産合意は金融危機に見
舞われた2008年以来約8年ぶり。OPECは長引く原油安の中で増産を続けてきたが、石油収入に依存
する国家財政の悪化を受けて方針転換した。
 8月のOPECの産油量は日量約3324万バレル。ロイター通信などによれば、会合で各国は、3250万
〜3300万バレルに制限する方向となったという。国別の生産上限については11月のOPEC総会での決定
を目指すが、調整は難航も予想される。
 OPEC内では、欧米による制裁解除を受けて増産を続けるイランと、盟主サウジアラビアが対立。しかし、
サウジが最終局面でイランに一定の譲歩を示し、合意が実現したもようだ。
 イランのシャナ通信は、同国のザンギャネ石油相が会合後、「素晴らしい決定が下された」と述べたと伝え
た。OPECは減産効果を高めるため、ロシアなどのOPEC非加盟国にも協力を呼び掛ける。
 OPECは15年、各国の意見の隔たりを背景に、産油量の上限となる「生産目標」を棚上げし、事実上
の機能不全に陥った。今年4月にはロシアとともに生産水準を据え置く「増産凍結」を模索したが、物別れ
に終わっていた。


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