「短期的に政策を変更する強い根拠はない」としながらも、「インフレが低水準を維持し、失業率が上昇すれば利下げが適
切である」との見解を表明。これまでずっと変更がなかった声明文の最終段落に
「The Board will continue to monitor developments and set monetary policy」
なる文言を追加した意味がここにあるというものですね。
オージーは当然のように下落。豪ドル円は一時79.90円まで値を下げています。中銀の金融政策に対する声明文について
は、これまで何度も市場では議論されているわけですが、やはり、「中銀から市場への正式なメッセージ」であることを
過小評価してはならず、だからこそ、市場参加者は声明文の一語一句を全て比較して、その変更された意味を常に感じと
らなければならないのかもしれません。